田村智子

たむらともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数2回

田村智子の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
08月06日第175回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  八月六日という日に国会での初質問に立つことになり、感慨を深めております。私が政治の道を歩むきっかけは、原爆被害とどう向き合うかという葛藤でした。核兵器廃絶始め平和の実現、そして民主主義発展への志を忘れず議員の任を全うする決意を申し上げ...全文を見る
○田村智子君 これまでの主張を変えるというのは、これは裁判所の和解勧告受けても当然のことで、原告の皆さんはとにかく時間がないんだ、このままでは命が尽きてしまう仲間がいるんだと、こういうせっぱ詰まった思いなんです。九月一日の次回協議前に話合いの場を持つということは最低限の責任ではな...全文を見る
○田村智子君 大臣御自身も、法案の廃案を受けて六月十六日、全国の病院長あてに手紙を出されています。私としては、臨時国会に法案を再度提出し、その速やかな成立を図り、地域住民の皆様に御安心いただけるよう、また医療の現場に不安や混乱が生じないよう、最大限の努力をしてまいりますとお書きに...全文を見る
○田村智子君 地域住民の合意が必要だという答弁いただきました。  この委員会には、社会保険病院等の現在の持ち主である年金・健康保険福祉施設整理機構、通称RFOの廃止を二年延長する法案が付託されています。これはあくまで暫定的措置としなければなりません。  RFOは保養施設などの...全文を見る
○田村智子君 地域住民や自治体からは今の形で存続をという要望が出されているんだと、これは確認しなければならないと思います。  私は、社会保険病院、厚生年金病院のやっぱりネットワークを生かしていく、それで医師不足を集団で補っていく、看護師の養成を集団でやっていく、大規模改修もお互...全文を見る
09月13日第175回国会 参議院 厚生労働委員会 閉会後第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日はまず、医療費の負担軽減についてお聞きをいたします。  国民健康保険法第四十四条は医療費本人負担の減額、免除について定めていますが、この制度の活用は一部の自治体にとどまってきました。昨年度、モデル事業として三十自治体で取り組まれ...全文を見る
○田村智子君 医療保険での対応も必要だと思います。  既に、減免制度を実施している自治体では、収入基準も生活保護の一一〇%から一三〇%にしていたり、入院だけでなく通院にも適用できるなどしています。自治体の判断で国の基準をより拡充できると、厚生労働省の通知でもこのことを明確にして...全文を見る
○田村智子君 これまで医療費の減額、免除が広がらなかった大きな要因は、財政的な裏付けが明確でなかったということがあると思います。モデル事業では、減免した医療費の二分の一は特別調整交付金で国が補助をしています。この財政措置はこれからも続けていくと確認してよろしいですね。
○田村智子君 次に、熱中症対策についてお聞きします。  消防庁のまとめによれば、七、八月、熱中症によって四万五千九百四十九人が救急搬送されています。そのうち、既に死亡していた方が百五十八人、昨年の三か月間の約十倍に上ります。こうした事態に厚生労働省はどのような対策を取ってこられ...全文を見る
○田村智子君 予防法の周知だけではこういう被害を防ぐことはできません。事態はもっと深刻です。  共産党東京都議団の調べでは、熱中症による住居内での死亡者、九月六日までに二十三区で百三十人、そのうち分かっているだけでも五十五人の方がクーラーを持っていませんでした。  七月、東京...全文を見る
○田村智子君 その制度が本当に知られていないんです。是非危機感を持って周知してください。また、返済は月々千円とか二千円ぐらいでよいとか、柔軟な対応をするよう各自治体に周知していただきたいと思います。  同時に、新たな支援策が必要ではないか、この検討をしていただきたいんです。その...全文を見る
○田村智子君 是非、低所得者同士を比べて結果を出すようなことはやめてほしい、本当に一般世帯の中での夏季の電力消費がどうなのかということも含めて検討していただきたいと思います。  生活保護の皆さんも、今でもおふろは三日に一回とか、食事は一日に二回しか取らないとか、そのおかずも納豆...全文を見る
○田村智子君 これで終わりますが、その環境省では、公的な住宅ではクーラーの設置を義務付けることも必要ではないかと、こういう検討も行われていますので、今大臣御答弁あったように、是非、夏季加算であるとか、あるいは低所得の方への見舞金、一時金など、是非踏み込んだ検討をしていただきたいと...全文を見る
○田村智子君 はい、いいです。
10月21日第176回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  お産難民という言葉が使われるようになって何年もたちますが、産科の減少には歯止めが掛かっていません。産科医療の体制をどう立て直すのか、これは真剣に取り組まなければなりませんが、今日は現に地域のお産を支えている診療所や助産院についてお聞き...全文を見る
○田村智子君 新たな負担を押し付けるようなことが行政の側からあってはならないということについて、ちょっと大臣から見解をお聞きいたしたいんですけれども。
○田村智子君 この間、出産のための経済的な支援は前進をしました。出産育児一時金は昨年十月から四万円上乗せされて四十二万円に、あわせて、この一時金から出産費用が直接医療機関に支払われる制度が導入されて、入院時に大きなお金を用意する必要がなくなりました。これらは今年三月までの暫定措置...全文を見る
○田村智子君 岡本政務官、後で御答弁求めるところありますので、是非、次、大臣お願いします。  出産を扱う産院の実態からは、直接支払制度の運用に抜本的な見直しが急務になっています。今の直接支払制度では、医療機関への入金は退院後一か月、場合によってはそれ以上遅れる仕組みになっていま...全文を見る
○田村智子君 今御説明あった融資制度や月二回払いという手だてを取っても、なお事態は解決されていません。  厚生労働省があっせんをした独立行政法人福祉医療機構による融資の平均額は、一件当たり二千五百万円にもなります。しかも、産院への入金はエンドレスに遅れ続けるのですから、分娩扱い...全文を見る
○田村智子君 十二週過ぎれば必ず支払われるんですから、これは必ずこの事前申請は認めていただきたいと思っているんです。  直接支払制度導入の前の受領委任制度では、出産一か月前からの事前申請を認めていて、このときには退院後一週間からどんなに遅くとも三週間程度で医療施設への入金が行わ...全文を見る
○田村智子君 今御説明あったんですけれども、私、納得がいかないのは、そもそも出産育児一時金というのは妊産婦さん本人を対象に支払われるという制度ですし、保険適用でもない正常分娩に保険請求のような細目を記入させる、これは筋が通らないと思うんですね。その出産費用が妥当なものかどうか、そ...全文を見る
○田村智子君 是非モグラたたきにならないように、こういうことなんだという通知なりなんなりを厚生労働省から出していただきたいということも要求をしておきます。  私、今日、中小のお産施設取り上げたのは、やっぱり産院や助産院というのは日本中の出産の半数近くを担っているんですね。しかも...全文を見る
○田村智子君 人工授精にステップアップするのは、その前に医療的な行為も受けているわけですから、つなげていくと考えれば保険適用は是非前向きに引き続き検討していただきたいと思っています。  今御説明ありましたように、保険適用ではないけれども助成制度で経済的な負担を軽くするということ...全文を見る
○田村智子君 一回当たり二万円、それ以上が安いと言えるかどうかというのは、これはもう検討の課題だと思います。  今、助成制度がある現行の特定不妊治療助成制度についてもこれは改善が必要だと思います。現在は一回十五万円を年二回以内、最大五年間まで助成すると。先ほど御説明あったように...全文を見る
○田村智子君 年三回になれば少し要求にこたえられるのかなとは思うんですが、是非当事者の方の声を丁寧にお聞きいただきたいと思います。  最後に、もう一つ改善を求めたいのは、この特定不妊治療助成の申請用紙を指定医療機関に置くことができないかということなんです。  現行の制度では、...全文を見る
○田村智子君 はい。じゃ、最後に一言です。  不妊治療を受けているカップルは七組に一組だと最初に紹介しましたけれども、しかしその要求は顕在化していない、それだけデリケートなことなんだと思います。そうであるだけに、是非当事者の気持ちに寄り添った支援策を求めて、質問を終わります。 ...全文を見る
11月01日第176回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  生物多様性条約に基づく国際会議、COP10は、十月二十九日、議定書を採択して閉幕しました。日本は、次回会議の二〇一二年まで議長国を務めますから、生物多様性の保全へ本腰を入れた努力が求められるところです。  このCOP10に先駆けて、...全文を見る
○田村智子君 この十年間で生育環境を維持するだけでなくて回復に向かわせると、これは相当な努力が求められる目標です。  具体的にお聞きします。東京都稲城市の南山、資料で配りました。ここは、新宿から電車で三十分足らずのところに広がる里山です。ここで今、大規模な区画整理事業が進められ...全文を見る
○田村智子君 ところが、現実には生息域が奪われているとしか言いようがありません。  この南山の開発事業では、東京都による環境影響評価にオオタカについての記述があります。造成工事により、特に草地環境はすべて消失をすると、生態系を構成している食物網が縮小、単純化すると、生息に厳しい...全文を見る
○田村智子君 本当にそのとおりなんですね。このままでいいのかという事態なんです。  環境省が示しているガイドラインでは、少なくとも絶滅危惧種が確認されているような地域では、影響を与えないようにまず回避をすること、影響をできるだけ少なくすること、それがどうしても避けられない場合に...全文を見る
○田村智子君 それでは、国家戦略二〇一〇で、生物多様性の危機の第一は人間による開発だと言っているんですね。これはやっぱり見直すことなしに危機から抜け出すことはできないと思うんです。どんなにすばらしい冊子で戦略を作っても絵にかいたもちになってしまうと。行政の不作為が問われることにな...全文を見る
○田村智子君 その指定理由がなくなったときというのはなかなか想定しにくいことで、公益上の理由によるものというのが保安林の指定解除の大きな理由になっていると思います。  ちょっと時間がないので、済みません、これ事前にお聞きをしましたら、公益上の理由というのは、もう用地を公的に必要...全文を見る
○田村智子君 この南山というのは地域を水害や土砂災害からも守る役割を果たしてきました。この里山がほぼ丸ごと崩すとどうなるのか。周辺住民の皆さんは全体像を示してほしいというふうに求めているんですが、いまだに説明がない。また、隣接する神奈川県川崎市でも、川崎の側に残土が高々と積まれる...全文を見る
○田村智子君 私たち日本共産党もこのスーパー堤防の見直しは必要だと繰り返し求めてきました。治水というとダムだスーパー堤防だというのではなくて、森林の保全や遊水地の活用、通常の堤防の整備、また下水など内水はんらんの対策など、総合的に取り組むべきだという提案もしてきました。  スー...全文を見る
○田村智子君 確認をしたいんですけれども、大本から見直すということですので、新たな地域でのスーパー堤防の事業は着手をしないと。これは、国交大臣、政治判断で御答弁いただけませんか。
○田村智子君 これ、やはり何のための事業仕分だったか、さっきゾンビという話もありましたけれども、やっぱり新たなところに着手しないというこういう決断をしなければ、仕分の意味がないというふうに思うんですね。  実は、江戸川区の北小岩地域、篠崎公園地域、スーパー事業の事業決定していま...全文を見る
○田村智子君 これは、進んでいる事業を止めるのではなくて、まだ着手されていない事業だと。蓮舫大臣も是非よく聞いていただきたいと思うんですけれども、実はこの江戸川区のやり方が大変に住民の皆さんを苦しめているんです。  篠崎公園地域では、買収というお金が絡む話が毎日のように区によっ...全文を見る
11月16日第176回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  質問に入る前に、前回取り上げました出産育児一時金直接支払制度について一言要望させていただきます。  先ほど御答弁あったように、昨日の社会保障審議会医療保険部会で厚生労働省は、医療機関への支払期間が短縮され、医療機関の事務手続も簡素化...全文を見る
○田村智子君 やっぱり法案に責任を持つ大臣に、この法案で使い捨て雇用が根絶できるのかと、これ、やっぱり実態をよく見て、法案の徹底審議を私たちも是非やりたいと思っていますので、是非機会はつくっていただきたい、ここで要望しておきます。  今、こういう違法だというふうに提訴している例...全文を見る
○田村智子君 つまり、専門二十六業務は派遣切りに遭いにくいと、雇用の安定が見込まれると、こういう認識だと確認できると思います。  実態がそうなのか。三菱東京UFJ銀行で起きている事例を紹介したいと思います。  ここで派遣で働いていたAさん、これは銀行の一〇〇%子会社であるUF...全文を見る
○田村智子君 じゃ、Aさんの仕事はこれに当たるのか。Aさんの仕事というのは銀行窓口の後方業務なんですね。お客さんとの直接のやり取りはありませんが、預金者のお金の出し入れや振り込み、通帳の記帳などの事務処理を行ってきました。これはどう見ても先ほど私が読み上げた業務取扱要領の一から八...全文を見る
○田村智子君 これ本当にすり替えというか拡大解釈というか、専門性というのと習熟というのは全く違う概念だと思うんですね。  例えば、この要領の一から八に示された業務というのは、これは派遣される前に時間を掛けた教育訓練が必要だなとこれ読めばだれでも分かると思います。また、一つの会社...全文を見る
○田村智子君 迅速かつ的確にやるために幾らかの経験、習熟が必要だというのは、これはもうどんな仕事についても言えることで、こんな解釈をされてしまったら、これは拡大解釈に厚生労働省が手を貸している、厚生労働省自身の拡大解釈で、言ってみれば専門だと言われている方々のこの身分を非常に不安...全文を見る
○田村智子君 業務取扱要領は確かに労政審などで審議をしてというふうになるんですけれども、この疑義応答集というのはそういうことを全然やっていないんですよ。省内で検討して局長通達で出して、それが銀行で働く労働者の身分に本当に深刻にかかわってきているんですね。だから、この疑義応答集は法...全文を見る
○田村智子君 そうした現行法さえもう無視されるような、現行法で守られるべき権利さえもないがしろにして捨てられていると。  Aさん、何で裁判に訴えたかと。これまで二度の銀行合併という困難も乗り越えて、銀行のために十年近く頑張ってきたんだと、そういう自分の人格や人生を否定するような...全文を見る
○田村智子君 最後、一言です。済みません。  やっぱり専門二十六業務というのは派遣切りの隠れみのになっているんですね。是非、政府法案、まだ足りません、派遣労働者の雇用の安定が客観的に保障される真に専門的なもので、労働者の交渉力があるものに厳しく限定をすると、これやらなければ、常...全文を見る
12月03日第176回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  国会の最終日に本法案がわずか三十分の審議で採決される、この委員会の運営にまず強く抗議いたします。  本委員会の理事懇談会では、十一月十八日に、次に開かれる委員会では内閣提出法案、雇用・能力開発機構廃止法案の審議を確認し、各党の質問者...全文を見る
○田村智子君 障害の範囲の見直しを含め緊急に必要な手だてを取る、これは当然のことです。しかしそれは、政省令の改正や予算措置でできるじゃないかというのが障害者の皆さんの声だと思います。しかも、本法案は、総合福祉部会が緊急に求めた四つの要望、これに沿うような施策になっていません。 ...全文を見る
○田村智子君 既に行われているものを更に進めるものになっているのかとお聞きしても、具体的なお答えがありません。非課税世帯の福祉サービスについて利用料負担を無料にしたと、これは応能負担への初歩的な一歩にすぎないのであって、この現状が応能負担だという現状認識は間違っていると思います。...全文を見る
○田村智子君 それでは現状を是認しているのと同じだと思うんです。何のためにこの法案出してきているのか分からない。当事者の皆さんからは、だから自立支援法を延命する法案だという批判が強いんです。  法案の第一条の目的規定を見ても、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害...全文を見る
○田村智子君 それではつなぎ法案だと障害者の皆さんに一生懸命説明されていることと実際の法案が違う中身になってしまうわけです。そこで、つなぎ法案じゃないじゃないかと、これでは今の自立支援法がこの法律によって延命されるんじゃないのかと危惧の声が起こるのは当然のことだと思います。  ...全文を見る
○田村智子君 お答えになっていないんですよ。  本当に児童にかかわる施設は大再編になってしまうんです。もしこの法案に乗っかって別の体系に移行していったら自分たちの施設はどうなるのかと、不安の声が現に起きています。例えば、放課後児童の事業をやっている施設のところでは、今は都道府県...全文を見る
○田村智子君 その総合福祉部会の議論を縛るような中身で出してきているということも本当に許し難いことだと思います。  残念ながらもう時間が来てしまいました。本当は、この法案の移動支援についてもお聞きしたいところでした。なぜ重度の視覚障害者に限って個別給付としたのか。地域生活支援事...全文を見る
○田村智子君 日本共産党を代表して、障害者自立支援法などの改正案に対して反対の討論を行います。  民主党政権と障害者自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団との基本合意では、自立支援法の立法過程において障害者の意見を十分踏まえることなく拙速に制度を施行したことが障害者の人間としての尊厳...全文を見る