田村智子

たむらともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数2回

田村智子の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第177回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第2号
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○田村智子君 本日は本当にありがとうございます。  まず、島田参考人にお聞きしたいんですけれども、団塊の世代の退職に伴ってそういう皆さんに移住していただこう、これは一つの方策かなというふうに思いますけれども、ケアハウス、優良田園住宅などを造って呼び込んでいく。そうすると、その十...全文を見る
○田村智子君 ちょっと角度の違う御質問を額賀参考人になんですけれども、宿泊者数の各県別の資料をまず見せていただいて非常に驚いたのは、東京都が第三位の大阪の三倍以上。  これ、もちろん底上げをして少ないところの宿泊者数を増やしていく、観光の分野で、というのは必要かなと思うんですけ...全文を見る
○田村智子君 はい、いいです。ありがとうございました。
02月16日第177回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第3号
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○田村智子君 ありがとうございます。  三人の方に同じ質問をしたいと思います。  私、お話をお聞きしていて共通しているのが、土地の活用であったり、利用であったり、ここがこれからどういうふうに展開されていくのかというのが非常に大切なポイントじゃないかと思ってお聞きしていました。...全文を見る
02月23日第177回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号
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○田村智子君 今日は本当にありがとうございます。是非、内子町、長浜市にも伺って、現場でいろいろお聞きしたいと思います。  今日、済みません、質問はまず河島参考人にお願いをしたいんですが、実はこの調査会でおととい、昨日と岡山に視察に行きまして、その際もバスガイドさんから、瀬戸内の...全文を見る
03月09日第177回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  国民健康保険料・税の滞納世帯が三年連続して二割を超えました。我が党地方議員の元には、高過ぎて払えないという相談とともに、突然財産を差し押さえられたという深刻な相談が相次いでいます。  まず、国保料・税の差押え、二〇〇五年と比較して直...全文を見る
○田村智子君 延べ件数も金額もこの五年間で二倍以上に増えています。  それでは、収納率の方はこうした差押えで改善をしているんでしょうか。お答えください。
○田村智子君 収納率は過去最低なんです。どんなに滞納処分を強化しても滞納は減るどころか増えている。大臣、これはなぜだとお考えですか。
○田村智子君 現役世代の収入が本当に落ち込んでいて、そして国保料・税が高過ぎる、これはもう明らかだと思うんです。実際、国保新聞の市町村アンケートを見ましても、収納率低下の要因として多くの自治体が、長引く不況、所得の減少で納税資力が低下、失業者は払えないと、こう答えています。  ...全文を見る
○田村智子君 今御説明いただいた施策は、自民・公明政権時代の延長なんですね。離職者のための軽減策というのも、これは例えば非正規労働者が期間満了で雇い止め、こうなった場合の失業には適用がされない。そういった手を打って、問題は実際に国保料・税が引下げになっているのかどうかと。大臣、も...全文を見る
○田村智子君 国庫負担の割合を引き上げるというふうに私たち求めてまいりましたけれども、本気で国保料・税引き下げるという、こういう取組が事実上ないということだと私は思います。  それどころか、昨年五月、厚生労働省は、広域化支援方針策定要領、これを通達で示しました。この中で、保険料...全文を見る
○田村智子君 保険料引上げと明記がされているんですね。じゃ、この広域化というのは市町村国保を統合していこうと。これ統合すると、各市町村が行っている一般会計からの繰入れはできなくなってしまう。広域化の準備として、一般会計からの繰入れやめて保険料もっと上げなさいと、そして赤字解消のた...全文を見る
○田村智子君 もちろん技術的助言ですからね、指導ではないのは分かっています。ただ、政府の方針として、一般会計繰入れによる赤字の補填分については保険料の引上げと、こういう方向を明記しているんですよ。これ否定できないんです、ちゃんと書いてあるんですから。  現に、この通達を受けてど...全文を見る
○田村智子君 構造的というのは、低収入の方、高齢者、失業者、こういう皆さんが入っているんですから、国や自治体が支えるという方向を出さない限り、これは負担の軽減には絶対なりません。負担は重いままで何が行われているか。徴収強化の旗振りが行われて、強権的な滞納処分も急増しています。 ...全文を見る
○田村智子君 国がやるべきは、徴収強化とか保険料を引き上げるような通達出すことじゃないです。非人道的な差押えをやめさせるような指導こそやらなければなりませんし、私たちは国庫負担の大幅な引上げを求めている、このことを強く主張して、質問を終わります。
03月10日第177回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  非正規の働き方や雇い止めが今も増え続けていて、現役世代の生活保護が急増するなど深刻な問題が広がっています。医療や年金など社会保障制度の空洞化を防ぐためにも、安定した正社員としての雇用が大切だと考えますが、総理、いかがでしょうか。
○田村智子君 正社員が望ましいと。私は、とりわけ女性の皆さんが結婚や出産をしても正社員で働き続けることができるかどうか、これは今、人口減少の下で本当に重要になっていると考えます。  そこで、今日取り上げたいのは日産自動車で起きていることです。  日産自動車は、昨年十月、事務職...全文を見る
○田村智子君 六か月の契約で、あなた妊娠しましたから契約更新しませんなんて言うわけないんですよ。だけど、契約更新が事実上行われない。こういうことはいっぱい今社会の中にあふれています。  私、日産はなぜ彼女たちに六か月雇用と、どんなに更新しても二年十一か月で打切りと強調したのか。...全文を見る
○田村智子君 彼女たちはこの不利益な契約を結ばされているんです。二年十一か月で打切りだということを認めなければ、そもそも契約従業員にもなれないんです。そこで働くこともできないんです。私、こういうやり方に対して政治が法律で規制することもできないんですよ、今。不利益があったらと言うけ...全文を見る
○田村智子君 調べるということも言えないんですよね。  彼女たちはどんなに頑張って働いても正社員になれない。待っているのは、退職金さえない雇い止めなんです。これは、私は企業の利益も損ねることにつながると思います。有期雇用は一時的な仕事に厳しく規制をして、正社員で雇うのが当たり前...全文を見る
03月24日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  東日本大震災はかつて経験したことのない大災害です。それだけに、被災者の皆さんの命を守る、暮らしを再建する、そのために必要であれば現行の法制度の枠や限界を超える、そういう策を講ずることが国会や政府に求められていると思います。その立場から...全文を見る
○田村智子君 昨日、省の方に確認をしましたら、派遣している医療チームからの報告の仕組みはないということだったんですね。一番避難所の中にも入っている皆さんなので、これ是非検討をしていただきたいと思うんです。  被災地では、避難所や病院の状況をエリアでつかもうと、そして対策をしよう...全文を見る
○田村智子君 昨日のNHKの番組「時論公論」の中でも、避難所への医師の割り振りができていない、コントロールができていない、医師のいない避難所もあると思われる、行政と医療団体の指示系統が別なのかと、こういう問題点も指摘をされているんですね。是非、本省の皆さんも本当不眠不休で被災地支...全文を見る
○田村智子君 本当に二週間が既にたっているんですね。だから、もう本当は受け入れていてもいいんじゃないかという事態だと思っています。率直に言えば、事態の深刻さから見れば余りにも遅いんじゃないかというふうに本当に危機感を持っています。  患者さんが亡くなられた病院というのがニュース...全文を見る
○田村智子君 だから、県も被災地なんですよ。もう大変な事態だと思うんですね。だから、もちろん県と相談はするんだけれども、厚生労働省がやっぱり主導的にそのことを進めなければ、これ一刻の猶予もならないんです。これ、大臣、どうぞお答えください。お願いします。
○田村智子君 その決意で、本当に一刻も早くということでお願いしたいと思いますし、あわせて、建物は大丈夫だったという介護施設でやはり燃料不足深刻になっています。仙台市宮城野区の介護保険施設宮城野の里でも、施設は大丈夫だと、しかし燃料が届かないと、入居者が毛布だけで寒さを耐えていると...全文を見る
○田村智子君 是非そのことを医療機関にもお伝えいただいて、安心して受入れができるように進めていただきたいと思います。  もう一点ですけれども、今度、被災者の方が医療機関にかかった場合の窓口負担の問題です。  これは厚労省が早くに、窓口負担について五月まで支払を猶予すると、その...全文を見る
○田村智子君 これは特に被災地外の病院がやっぱり厳密にやろうというふうな動きになりかねないんですよね。そうすると、医療機関にしてみれば、あなたの家、全壊ですかなんて聞けないですよ。じゃ、聞かないで確認取らなかったら医療機関の方でその患者負担分もかぶらなくちゃいけないんだろうかとか...全文を見る
○田村智子君 原発の事故にも共通することなんですけれども、危機的な状況であればあるほど正確な情報を関係者にちゃんと知らしめて、そして理性的な対応を求めると。それはやっぱりそういう理性的な対応というのはできるはずです、医療機関にだって。ですから、在庫の公表を含めてやっぱり対策をお願...全文を見る
03月25日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  昨日に引き続いて、被災者支援についての質問を行います。  体育館などでの集団での緊急避難から一日も早く生活の場を保障するということも求められています。仮設住宅の建設だけでなく、民間住宅を借り上げて仮設住宅の指定をする、あるいは公的機...全文を見る
○田村智子君 雇用促進住宅がいち早く入居が始まっていますので、今後、公営住宅とかあるいはUR団地が活用できるようになれば、やっぱり入居実績のあるこの雇用促進住宅がどうだったかということが参考になっていくと思うんです。是非、被災者に寄り添った支援を進めていただきたいと思います。 ...全文を見る
○田村智子君 緊急災害対策本部、大臣がいらっしゃいますので、これは早くもう入居可能なところから本当入居を進めていかれるように、是非本部の中で早急にお話し合いいただきたいと思いますが、一言お願いします。
○田村智子君 被災地では、多くの方々が当面の収入のめどがないと、こういう不安も抱えておられます。  この当面の生活費ということについていえば、雇用保険の失業手当あるいは労災保険の休業補償、この支給が急がれると思います。この点でも、厚生労働省はいち早く、震災で事実上働くことも賃金...全文を見る
○田村智子君 この原発事故は、東京電力の責任が問われるというのは当然だと思います。同時に、やっぱり原発推進行政を進めた国の責任も問われているわけで、やはり避難している方々が一日も早く当面の生活費が受け取れるよう、失業手当についても前向きに検討していただきたいと思います。  この...全文を見る
○田村智子君 実際の給付までということを考えますと、特別な手だてが幾つも求められていると思います。中でも体制をどう取るかと。大変大きな被害で給付の対象となる方が相当数おられると。実際、仙台市内でハローワークが二十二日に開庁したら相談者が余りに多くて諦めて帰る方もおられたと報道され...全文を見る
○田村智子君 どうぞよろしくお願いします。  もう一つ、実は計画停電に伴う雇用の不安というのも起きてきています。計画停電が行われている首都圏は非正規の労働者も多くて、時給制、日給制の方々など、賃金が大幅に減るのではないか、あるいは解雇されるのではないかなど、非常に切実な不安が今...全文を見る
○田村智子君 最後に一問なんですが、昨日、医療費の窓口負担のことでお聞きをいたしました。医療関係者の中にはまだ、あの通知はほとんど被災者はもう無料というか、当面は猶予ですね、していいよという通知だとは思うんですが、医療機関の中には、被災者だと判断をして猶予、まあ事実上の免除になる...全文を見る
○田村智子君 終わります。
03月31日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  子ども手当が経年で安定した制度となるよう、また保育、学童保育など条件整備との両立が図られるよう、今後私たちも積極的な提案をしてまいります。そのことを申し上げまして、この場では被災地の保育所について急ぎ改善が求められている点について質問...全文を見る
○田村智子君 被災地の保育所は本当に混乱をしたんですね。三月十一日までの日割りしか運営費が出ないんじゃないかと、こういう動揺も広がりました。先ほどお話ししたように、実際に解雇をしてしまった保育所もあります。是非、そういうことにならないんだということを徹底していただきたいし、阪神・...全文を見る
○田村智子君 事務連絡が幾つも出される問題は以前にも指摘をいたしましたが、最初から心ある措置ということをとるように、是非厚生労働省に改善を求めたいと思います。  もう一つ、急いで改善求められる点をお聞きしたいんですけれども、被災地外の自治体による支援について一点お聞きいたします...全文を見る
○田村智子君 これは神奈川県だけでなく東京都でも同じような事例が見受けられます。是非全国的に目配りをいただいて、それぞれの自治体がやっぱり我が事として心ある支援ができるよう、是非踏み込んで改善を行っていただきたいと思います。  もう一つ、これも急ぎの問題なんです。雇用の問題です...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、国民生活等の混乱を回避するための平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律の一部改正法案に賛成する立場で討論を行います。  非正規雇用の急増、子育て世代の収入減などを背景に、子供の貧困は深刻さを増しています。日本共産党は、国際的...全文を見る
04月12日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  大震災からの復興は被災により仕事を失った方々や若い皆さんの働く力に懸かっていて、職業能力開発の事業はますます重要になっていると考えます。まず、被災地の公共職業訓練への補助を求めたいと思うんです。  既に昨年度までに地域職業訓練センタ...全文を見る
○田村智子君 県立の施設についても是非支援をお願いしたいと思います。  今回の法案は、雇用・能力開発機構が直接行ってきた職業訓練や教育をできるだけ地方や民間に委ねていくという二〇〇八年十二月の自民・公明政権時の閣議決定に沿って、国の職業訓練事業をスリム化しようというものです。こ...全文を見る
○田村智子君 私がこの機構でというふうに求めているのは、やはり他の公共職業訓練あるいは民間と比べても、雇用・能力開発機構が行ってきた職業訓練というのは大変質的に高いものがあって、大変高く評価をされているものだからです。  平成二十年度の業務実績評価を見ても、離職者訓練では、訓練...全文を見る
○田村智子君 離職者訓練では、訓練修了後三か月以内に八割近くが就職をしていて、しかもそのほとんどが正規雇用だと。在職者訓練でも、受講生、事業主とも九八%、ほぼ一〇〇%が能力の向上に役立ったとアンケートに回答しています。  私も、横浜市にあるポリテクセンター関東を視察しましたけれ...全文を見る
○田村智子君 実際、都道府県立の職業訓練校を見ても、例えば東京では、九八年十七校あったものが現在十二校。更に一校廃止される計画です。神奈川県も、集約化だといって、十校あったものが五校になり、更に二校になってしまうと。こういう流れの中で地方移管を進めれば、やはり全体として新たな統廃...全文を見る
○田村智子君 講座や受講生の数をそのままということは、一人の指導員の授業数が増えたり、一クラスの人数が増えるということです。  現状でも、指導員の方にお話を聞きますと、自主的な残業は毎日のようにあると。また、本来国は一年ごとに再訓練の機会を持ってほしいという方針持っているはずで...全文を見る
○田村智子君 私のしごと館など批判の多かった分野は既にもう廃止をしているわけですね。ポリテクセンターやポリテクカレッジというのは全くそれとは別の分野です。  私、実際に授業の様子も見てみて、この指導員、若い方もいっぱいおられます、ベテランの方もいっぱいおられます。その一人一人を...全文を見る
○田村智子君 この基金事業は、同時に年度の緩和も県知事からの要望の中にあると思います。今年度で終了ということではなく、是非二年、三年ぐらいのスパンで基金事業を行ってほしいという要望もありますけれども、いかがでしょうか。
○田村智子君 本当に震災の復興というのは、被災地の方々がどれだけ仕事を得ることができるかと。元に戻るようですけれども、それも目の前の仕事だけではなくて、特に若い皆さんにとっては、職業能力の開発をして、その突然断たれた進路を次につなげることができるようにと、そういうことを含めての事...全文を見る
○田村智子君 昨日、厚生労働省の担当官の方にお聞きをしましたら、阪神・淡路大震災のときの枠を参考にというふうにおっしゃっていたんですね。  しかし、阪神・淡路大震災のときには災害復旧費という仕組みがありました。しかし、これは民間病院の救急部門に限定をされていました。  また、...全文を見る
○田村智子君 はい。  そのNHKの番組の中でも、お医者さん回っていったら、もう患者さんが涙を流して、やっと安心できたというような場面も流れたわけです。是非、開業医の皆さんの要望を丁寧に聞き取って、それにこたえていただきたいと思います。  終わります。
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人雇用・能力開発機構廃止法案及び二つの修正案に反対の立場で討論を行います。  反対の理由の第一は、本法案が公共職業訓練に対する国の責任を大きく後退させるものだからです。  日本国憲法第二十七条は国民の勤労の権利を保障し、IL...全文を見る
04月19日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  福島第一原子力発電所は事故の収束のめどもいまだ立たず、半径二十キロ圏外でも飯舘村など一市二町二村が計画的避難地域とされました。この地域の住民の皆さん、また様々な事情で二十キロ圏内にとどまっている方々、屋内退避地域の住民の皆さん、いずれ...全文を見る
○田村智子君 それでは逆に責任が明確にならないと思うんですね。  いろんなところに聞いたんです。そうしたら、内閣府に原子力被災者生活支援チームがあると。これは内閣府の下に厚労省、文科省、経産省が集められている。どこが住民の健康に責任を持つのか、これはやっぱりはっきりさせなきゃい...全文を見る
○田村智子君 ちょっとそれでは余りに無責任だと思いますね。住民の皆さんからも、自分がどれだけ被曝したのか分からない、避難の必要が本当にあるのかどうか、こういう声が上がっているんです、現に。大体、海外から何万という数の線量計が実際にあって、それ全部福島原発の中で使うなんということに...全文を見る
○田村智子君 大体推測ができるんだというふうにおっしゃるんですけれども、例えば二十キロ—三十キロの圏内の中でも外に出て働いていらっしゃる方、実際いるわけですよ。個々人の行動によって全く被曝の量って変わってきてしまって、やっぱり事実に基づいて住民の皆さんが判断できるようにしなければ...全文を見る
○田村智子君 手洗いの水も十分でなくて、給水車が来ていても不安だと、もう指の先だけちょっと洗っているというような状況もお聞きをいたしましたので、是非大型の給水のタンクなども厚生労働省の方で個別に対策を取ってほしいと思います。  避難所の食事についてもお聞きをしたいことがあります...全文を見る
○田村智子君 そのとおりで、自治体負担分は事実上ないですよね。一日一人当たり目安として千十円、必要だったらそれ以上ちゃんと支給されるということでよろしいですよね。うなずいていただければいいんですけれども。──はい。そのことがなかなか徹底がされていないんですよ。  だから、この大...全文を見る
○田村智子君 日本共産党、田村智子です。  戦傷病者の妻への特別給付金の支給は、戦争とその後の人生の労苦に対する補償であり、私たちも賛成です。戦争による傷病が今日なお新たな病気や障害をもたらしている、このことを重く受け止めなければなりませんし、日本は戦後補償にいまだ多くの課題を...全文を見る
○田村智子君 国から個別案内するようになったのはごく最近のことだということですね。それまでは、例えば転居して届かなければ政府広報や都道府県広報でしか知りようがなくて、請求しなかったがために、その期間の給付金を受け取れないだけではなくて、その後の受給資格も失ってしまうと。これは余り...全文を見る
○田村智子君 資格を失ってしまえばもうどうしようもない方がいらっしゃるわけですね。是非救済措置というのは検討していただきたいと思います。  また、戦後補償ということでいえば、空襲、空爆など、民間の犠牲者が受忍義務というこの他国に例を見ない考え方で、全くその補償が棚上げされ六十六...全文を見る
○田村智子君 自治体が行うものも被災県の県から国に請求が行って基本的に自治体の負担分はないと、ボランティアについても同じように県からの要請、被災県からの要請があれば費用負担は国からなされるようになると、この仕組みがある。これは是非私たちも大いに徹底をしていきたいと思います。  ...全文を見る
○田村智子君 一棟全てではなくて、一棟全て丸々借り上げでなくていいんですね。
○田村智子君 ではない場合。
○田村智子君 申し訳ないです。  民間アパートの場合、一棟全部借り上げないと仮設扱いにならないんじゃないか、そんなことは事実上無理なんですね。空いている部屋を仮設住宅として借りるということも可能かどうかということをお聞きしたいと思います。
○田村智子君 仮設住宅とすることで入居する方には災害救助法の支援が様々に行われるので、是非、特に公営住宅なんか積極的に仮設住宅としての入居というのを進めるよう都道府県に働きかけていただきたいと思います。  この入居の際なんですけれども、非常に自治体対応に差があるんですね。例えば...全文を見る
○田村智子君 大変御丁寧にありがとうございます。その日赤のいわゆる家電六点セットは、是非仮設住宅への入居でない方についても御協力いただけるように働きかけをお願いしたいと思います。  もう一点、議論になっています仮設診療所のことについて私もお聞きをいたします。  被災地の当面の...全文を見る
○田村智子君 併設するなどのこともできるのではないかと思っています。  こういう当面の対策とともに、やはりそこで開業をしていた医療機関、開業医さんの復興というのは、これは同時並行で行われるべきだと思います。これ前回も取り上げました。これを進めるためには、やっぱり開業医さんを含め...全文を見る
04月25日第177回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  被災地の病院、診療所の再建について質問いたします。  先週末、私も宮城県石巻市などを訪ねました。二十二日の日には医療チームの避難所訪問にも同行をいたしまして、北上町の中にある三か所の避難所でお話を伺ってまいりました。医療スタッフの皆...全文を見る
○田村智子君 早期に復旧が可能ということは、逆に言えば、被災が大きいというところは一次補正では取り残されてしまうと、私はそういうことだと思うんです。  実は、厚生労働省の数字だけでなくて、例えば共同通信の報道では、各地の医師会を取材して調べてみたら、診療所を含めると、全壊と思わ...全文を見る
○田村智子君 今、その補助率の問題だけでなく、これだけ不十分な補助率であっても、実はその補助の対象にもならない病院も出てくるわけです。  一つは、公立病院が全壊をしてその建て直しが必要だという場合、今の制度では財政支援の枠組みがありません。全くの対象外になってしまいます。  ...全文を見る
○田村智子君 総理にお聞きをしたいんですけれども、結局、私も厚生労働委員会で何度か大塚副大臣とやり取りしてきたんです、今回示された中身というのは阪神・淡路大震災のときの枠を全く出てないんです。阪神・淡路のときと比べても病院の被害の規模はとても大きいし、自治体の負担もとても大きくな...全文を見る
○田村智子君 私、やっぱり被災した病院、診療所の再建というのが本当に求められていると思うんです。私も津波で壊滅的になった町に立ちました。そのときに、本当にここに元々暮らしがあったんだ、町があったんだ、それが奪われていったんだと。その奪われたものの大きさや痛みを一番分かっているのは...全文を見る
05月01日第177回国会 参議院 財政金融委員会、厚生労働委員会、国土交通委員会連合審査会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  国民年金の国庫負担分の二分の一への引上げは消費税増税をやらなければできないかのような議論、これには合意できません。法人税減税や証券優遇税制の見直し、不要不急の大型公共事業や軍事費など、歳出の見直しで二分の一への引上げを行うべきだと私た...全文を見る
○田村智子君 つまり、事業としての見直しはやっていないということで、結局このままでは五%の留保というのは、国の直轄事業でいえば工事の発注を若干後ろにずらしていって帳じり合わせで五%留保するということで終わってしまうと思うんです。私、それでいいのかなということを震災を受けて考えなけ...全文を見る
○田村智子君 そんなこと言っていたら被災地への重点化なんかできないですよ。東京と東北は全く違います。既に網の目のように道路が張り巡らされているのがこの首都圏です。しかも、今直下型というお話ありましたけれども、東京外郭のこの十六キロというのは大深度の地下なんです。そこが安全だという...全文を見る
05月02日第177回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  まず、液状化の被害への支援についてお聞きをいたします。  現在、この液状化の被害認定が、家屋の被害認定など現行制度では十分でないということで、内閣府での検討が行われていると了解をしております。既に地震発生から二か月近くがたっているわ...全文を見る
○田村智子君 国庫の補償が本当に急がれるということはもう当然なんですけれども、実はこの液状化の問題大変複雑でして、私も千葉県の幾つかの市を訪ねてその状況を見てまいりましたが、一つ、その修復を行う場合に、例えば家の高さと道路の高さが明らかに違っている場合があるんですね。多くは家が重...全文を見る
○田村智子君 財政的な支援ではもう一点、地盤の強化がどうなるのかということが大変住民の皆さんの不安になっております。高さを合わせて修復したとしても、本当にそこに住み続けて安心なのかと、再び液状化という問題が起きれば、道路の修復したけれども、またお金掛けて直すことになるじゃないかと...全文を見る
○田村智子君 是非よろしくお願いいたします。  もう一点、次に石巻市などで起こっている冠水の被害について取り上げたいと思います。  私も四月二十一日に石巻市に伺いまして、ちょうど大潮の時期だったものですから、もう海岸から三百メートル、四百メートル離れたような住宅街でも二十セン...全文を見る
○田村智子君 補償のことはもう一つの方で今から聞こうと思っていたんですけれども、お答えいただきましたので。本当に私も見てきたんですけど、床上、床下浸水がこんなに一週間ごとにやってきて、しかもそれが数日続くなんという事態、これもまた新たな事態ですので、是非被害の認定や補償というのは...全文を見る
05月10日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  東京電力福島第一原発では建屋の中に入っての作業も始まりました。放射線量が相当に高い場所もあるとの報道もありますので、作業に当たっている方々の安全と健康管理に万全を尽くさなければならないと思います。  厚生労働省は三月十五日に、電離放...全文を見る
○田村智子君 五年間で百ミリシーベルトを超えないように指導していくと。この指導は大切だと思うんですが、例えば事業者がその指導に従わなかった場合には罰則規定というのはどうなるんでしょうか。
○田村智子君 それでは、改めてお聞きしますが、通常、年間五十ミリシーベルト、五年間で百ミリシーベルトを超えて作業に当たらせた場合、この場合には罰則はどうなっていますか。
○田村智子君 これ、緊急時で二百五十ミリを超える被曝をさせた場合にも、同じように懲役六か月、罰金で五十万円以下の罰金と、これ罰則あるんです。  ところが、今回、緊急時の被曝と通常時の被曝線量というのが別建てになってしまっていて、これ極端な例を挙げれば、緊急時で二百五十近い被曝を...全文を見る
○田村智子君 ちょっと今、答弁ずれていたと思うんですね。法令上はそういう規定になっていないとお答えがあったと思うんですけど、どうですか。
○田村智子君 ここは是非、大臣、副大臣、よく聞いてほしいんですけど、望ましいんですよ、指導するなんですよ。法令上はそういう仕組みになっていないんですよ。だから法令上も、だから緊急時に対応する仕組みになっていなかったんですよ、率直に言えば。これ是非検討していただきたいということを重...全文を見る
○田村智子君 三分の二を超える方々が東京電力の社員ではないわけですね。そういう方々がいろんなところで仕事をされる、そのときに被曝線量を全体としてどうカウントしていくのか、これは五年間掛けてつかんでいかなきゃいけない問題なんです。五年間掛けて指導していかなきゃいけないんです。だから...全文を見る
○田村智子君 今、二か所ということだったんですけれども、小名浜に一台仮置きのものがあると。今、福島第一の中では使えなくなっているということで、これは、皆さん本当に内部被曝まで確認していくというので、これで足りているのかどうかというのも今後確認していかなければならないと思います。 ...全文を見る
○田村智子君 是非、東電任せにせずに、電離則で上限を引き上げたのは厚生労働省ですから、まずしっかり健康管理ができるようにルール作りをやっていただきたいというふうに思います。  私、大変危惧しているのは、先ほどお聞きしても、通常の被曝の年間の上限である五十ミリシーベルトを超えた方...全文を見る
○田村智子君 東電にしっかり責任を持たせることと同時に、やっぱり今のこの地震対応での政府のチームというのは、これ事故が収束したら解散になるでしょう。そうしたら、五年間にわたってその健康管理、もっと長く健康管理を行っていくということを考えれば、これは政府の中にしっかりとした部署も持...全文を見る
○田村智子君 終わります。
05月12日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  雇用保険対象外となっている方々への職業訓練や訓練中の手当の支給は、私たち日本共産党も求めてきたことであり、法制化には賛成です。  私は、これまで街頭での労働相談活動などにも取り組んできましたけれども、例えば、一旦住まいを失ったと、こ...全文を見る
○田村智子君 そうすると、法案に書かれていないんですけれども、中身もそういうものになってくるんですね。お聞きをしましたら、給付金は十万円と、受給要件としては年収が二百万円未満、金融資産が三百万円未満などを決める方向だと聞いています。  なぜ十万円なのか、なぜ全国一律十万円なのか...全文を見る
○田村智子君 この月十万円では例えば都市部では生活できないと、このことは衆議院の審議にもなっていました。その中で厚生労働省は、離職者への支援制度として創設された住宅手当との併給も認めないと答弁をしています。そうなると、月十万円、これでやっていこうと思うと、一定の貯金がなければ職業...全文を見る
○田村智子君 今回の特定求職者というのは、長く働いていなかった方なんですね。就職できるかどうかも分からない方がお金を借りることができるのかどうか。実は東京都の制度の中でも、就職支援で貸付金の制度があります。就職できたら返さなくていいという制度で、これ、できなかった人がこれを借りた...全文を見る
○田村智子君 現段階ではこの月額十万円と、その他の手当はないと、ここはどうも動かないようですので、そうであるならば私は、必要な方には生活保護との併用、これは積極的に行うべきだと考えます。衆議院での議事録を見ますと、何か今回の制度が生活保護に代わり得る制度だと、こういうふうな議論が...全文を見る
○田村智子君 生活保護を受けている方もこの求職者支援法の枠組みで支援ができるということを確認しました。  それでは、職業訓練を受講して月十万円の手当も受給していたと、だけれども、もう本当に貯金も底をついちゃってこのままでは生活できない、こういう場合にこの方が生活保護を申請する、...全文を見る
○田村智子君 この支援の枠組みをもって申請が却下されるということはないと、これも確認ができたと思います。  なぜこういうことを確認するかというと、本当に今、必要な方が申請しても受けられないという制度に生活保護が現場ではなっているんですね。私は、生活保護というのは入口も出口も広い...全文を見る
○田村智子君 私、これ法制化するからには本当に腰を据えて支援活動をやっていただきたいと思うんですね。今増やしますと言った方が例えば定員外だったりすると、担当者だと言っていた方が一年でいなくなっちゃったりとか、そういうことがあっては駄目だと思うんですよ。この間、ずっと国家公務員減ら...全文を見る
○田村智子君 これは大変重要な答弁だったと思います。是非、自立支援センターですね、特に、そこにそのことを周知していただいて、大いに活用ができるように援助をいただきたいと思います。  次に、職業訓練についてお聞きをいたします。  この求職者支援法案では、厚生労働大臣が全国ベース...全文を見る
○田村智子君 国の公共職業訓練を担う独立行政法人雇用・能力開発機構、十月からは高齢・障害・求職者雇用支援機構となりますけれども、この機構も都道府県ごとに公共職業訓練のニーズを把握してその訓練の計画を立てるということになります。同じような時期に都道府県の労働局、それから都道府県ごと...全文を見る
○田村智子君 求職者支援法の方でも、つなげていって公共職業訓練にたどり着くという方もこれ想定をしていますので、是非有効な会議になるように進めていただきたいと思います。  この協議会に是非私は求職者の要望や意見を反映するというシステム、これも考えていただきたいというふうに思うんで...全文を見る
○田村智子君 受講中のトラブルやその後のトラブルというのは、やっぱりお金が絡むだけにこれはあり得るんですね。是非、ここにそういうとき相談したらいいよという窓口は分かりやすく設けていただきたいというふうに思います。是非、法制化するからには、現場で役立つと。本当に困難な方がこのセーフ...全文を見る
○田村智子君 是非お願いしたいと思います。  既に瓦れきの撤去あるいは仮設住宅の建設などの公共事業、これ行われていて、被災者の雇用確保にも取り組まれているんですけれども、仮設住宅でいえば、一気に大量に造らなきゃいけないという事情もあってか、やはり大手企業が受注をすると、こういう...全文を見る
○田村智子君 国の公共事業の基準となる労務単価というのを見ていくと、一万円切るようなものはないわけですね。ですから、やっぱり地元の被災地の方がちゃんとした収入をもって仕事ができるよう、今後とも取組を強めていただきたいと思います。  ありがとうございました。
05月18日第177回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  被災地の公共事業、仮設住宅の建設などについてちょっとお聞きをしたいんですけれども、こうした復旧の工事、あるいは仮設住宅の建設というのが被災された皆さんの生活の保障として大切だということはもちろん言うまでもないんですが、同時に、やっぱり...全文を見る
○田村智子君 政務官も是非。
○田村智子君 実態調査と言っていただいて大変うれしく思います。  例えば、一一〇番の電話をどこかにつくるとか、是非被災者の皆さんにもこういう実態があったら教えてくださいということでつかんでいただいて、解決に是非御尽力いただきたいと思います。公共事業をめぐっては、元々重層的な構造...全文を見る
○田村智子君 やっぱり回答する側も、毎回同じ調査で、例えば温かい食事が週に一回ぐらいだって丸をしても、それで解決されるわけじゃないんですよね、集計されるだけという。そうしていると、回答している側も、一体何のための調査なんだろうという気分が生まれてくるんじゃないかという気もしている...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 地域活性化という課題の中では、やっぱり私は、各地域の地形であるとか気候であるとかを生かした第一次産業の復興というのは本当に大切な課題だと考えています。  農業は集約化、大規模化することでコスト削減をして強い産業に育てようという一つの大きな方針があると思いますが、こ...全文を見る
○田村智子君 私も日本のこの農業、農作物のその品質の高さというのは本当に世界に誇るものだと思っています。ところが、その高い品質に見合った価格で流通がしているかということもまた、今のこの日本の流通機構の中での大問題になっていると思うんですね。これは御答弁いただかなくてもなんですけれ...全文を見る
○田村智子君 このアンケートの中でも、是非それが地域ぐるみで、実際にそのところで農業をやっている方々の力が入ってできるようにという希望があると思いますので、是非進めていただきたいと思っています。  あと国土交通省の関係でお聞きをしたいのが、地域の足の確保の問題です。お配りいただ...全文を見る
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  地域活性化をテーマに参考人の方々から、また視察で伺った岡山県の皆様から実践に根差した貴重な御意見をいただき、私も問題意識を深めることができました。  一つは、地域の産業についてです。やはり地域に働く場があるか、その地域固有の産業が育...全文を見る
05月19日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  生肉による集団食中毒は、四人が亡くなり、五月十六日現在でもいまだ二十四人の方が入院をし、うち二十二人が重症という、本当に重大な事件です。亡くなった子供さんはほんの一口味見をしただけだと報道もされていて、御家族の悲しみや苦しみはどれほど...全文を見る
○田村智子君 今回のような重大事件がいつ起きてもおかしくないということだったと思います。  そこでお聞きしますが、厚生労働省は、今回の食中毒事件発生以降、この事件を起こした焼き肉店やその本社、あるいは牛肉を販売した食肉卸業者に対して直接の行政指導や監督を行いましたか。
○田村智子君 直接の指導や監督は行っていないと。保健所も自治事務として行っているんですよ。  じゃ次に、厚生労働省は、生食用の肉が非常に流通していると、このことを報道されて、焼き肉の業界とか食肉卸の業界などに対して直接何らかの行政指導を行っていますか。
○田村智子君 直接指導監督やっていないんですよ。私も農水省から資料もらったんですけれども、農水省が厚労省の通知を業界に通知しているんです。  食品衛生法では、厚生労働省の食品検査の体制は輸入食品に限定をされていて、国内で流通する食品の衛生管理について監視指導、これは全て都道府県...全文を見る
○田村智子君 罰則付けるだけでは、私、駄目だと思うんですね。  今回の事件を起こした焼き肉店は、四県に店を持つチェーン店です。そのうち、金沢市内の五店舗については、昨年の時点で金沢市の保健所が生肉提供の場合はトリミングをするようにと指導をしています。ところが、運営をする本社のフ...全文を見る
○田村智子君 農水省などは、食品の規格についてJAS法で自ら指導監督する権限持ってやっているんですよ。もちろん、事を未然に起こさないための罰則規定必要ですけれども、私はそれだけでなく、もっと厚生労働省責任果たすべきだと重ねて強く要望したいと思います。  じゃ、都道府県しっかりや...全文を見る
○田村智子君 国に配置の基準がないということなんですね。  それじゃ、もう一点だけ数字をお聞きしますけれども、今、総数で七千八百二十人と、その皆さんが年間監視指導している件数はどれだけありますか。
○田村智子君 たった七千八百二十人でこれ指導監査したのは三百五十二万あるんですね。それだけの検査扱っているんですよ。  実は、事件が起きた富山でいうと、監視指導員は九十七人です。専任の方はいません。東京に食肉の卸業者、板橋区、大和屋商店あります。じゃ、この大和屋商店にはいつ審査...全文を見る
05月20日第177回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  東京電力福島第一原発は、二か月以上がたっても深刻な放射能漏れが続いており、一刻も早い事態の収束が福島県民、国民全体の切なる願いです。同時に、作業員の皆さんの命と健康がないがしろにされるようなことがあってはなりません。  三月十一日か...全文を見る
○田村智子君 内部被曝量の判明は、たった四十人なんですよ。驚きます。内部被曝量というのは専門的な検討が必要で、ホール・ボディー・カウンターで測っただけでは分からないというんですね。それでは一体、全員の内部被曝の判明というのはいつまで掛かるんですか。
○田村智子君 私、これ前に厚生労働委員会で取り上げたときには、一か月間の中で必ず測るという、そういう内規取り決めたということも聞いていたんですね。これ全然遅過ぎますよ。  しかも、重大なことに、この七千四百人ですか、このうち東京電力の社員というのは三分の一以下だと思いますよ。そ...全文を見る
○田村智子君 名前が分かっても、もうどこにいるかも分からないような状態になっている方がいらっしゃると思うんですね。これ、本当に作業が遅れているんです。  作業員の皆さんの不安というのも本当に大変なもので、例えば、休憩時間にはマスクを外していた、自分は大丈夫なのか、食事取っていた...全文を見る
○田村智子君 十四台、これから用意するんですね。  じゃ、ちょっとお聞きしたいんですけれども、これまで測定した千四百人という方は一体何台のホール・ボディー・カウンターで測定をされていたんですか。
○田村智子君 柏崎刈羽まで行くというのは本当に時間が掛かるんですね、物理的にこれ難しいです。だから、事実上、小名浜にある二台でしか内部被曝を測定するという体制が取られていなかったということだと思うんですよ。遅れるのは当たり前なんです。  こうした無責任なやり方というのが、私は東...全文を見る
○田村智子君 そうやって口で約束しますって言うんですけれども、私本当に危惧するのは、さっき名前つかみますって言ったけど、つかみますであって、つかんでないでしょう。協力企業についても、これは元請は分かるかもしれませんよ、何十社。その後どこに仕事が行ったのか、どれだけの企業がかかわっ...全文を見る
○田村智子君 これは副社長にも是非、末端の事業所までちゃんと資料として出す、お約束いただきたいんですが、いかがでしょうか。
○田村智子君 総理、お聞きいたします。  こういう状態に作業員の皆さんは置かれているんですね。私、まず驚いたのは、自分が内部被曝どれだけしているかと分かったのが四十人しかいないんですよ、四十人しかいない。それで、どんどん現場からいなくなっている。これは、やっぱりしっかり政府が作...全文を見る
○田村智子君 終わります。
05月23日第177回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は、産業として活用するだけの技術に日本の原子力発電所、達していないと、そういう御指摘を受けましたから、今後、国会の中でも日本の原子力発電所全体をどうしていくのかということを真剣に議論をしていかなければならないと思っています。  ...全文を見る
○田村智子君 済みません、もう一点だけ。  ありがとうございました。是非今度はその提言が生かされるように、やっぱり政治の責任が問われていると思います。  小出参考人にお聞きしたいんですけれども、先ほど格納容器の専門家は格納容器だけと、その周辺のことは知らないというか分からない...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。
06月07日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  東京電力福島第一原発の作業員の内部被曝の問題、この委員会でも、また先日の予算委員会でも私、取り上げてまいりました。内部被曝測定の遅れによって大量被曝を見逃すことになるのではないかと、こう危惧をしていたのですが、五月三十日、中央制御室で...全文を見る
○田村智子君 五百二十二名のうち、たった七人だけだったんですね、福島第一で働いていた方は。  ホール・ボディー・カウンターの計測は、結局、五月十日、分かっている時点では、一千四十三名ではなくて、約半数の五百二十八名だったということなんです。これ、もう虚偽だとさえ言える数字を東電...全文を見る
○田村智子君 では、内部被曝の測定によって二百五十ミリシーベルトを超えていた、この二人の労働者についてお聞きをいたします。  この二人が内部被曝線量の測定をしたのはいつで、また、この二人の内部被曝量は確定をしているのかどうか、確認をいたします。
○田村智子君 放射性物質を吸い込むなどしたと思われるのは、三月の水素爆発のときだと思うんですね。それから実に一か月以上がたってから内部被曝の測定が始まると。同時に、その最初の計測から七週間が経過して、いまだに被曝量の判断がされていないということなんですよ。最初の暫定の数値が分かる...全文を見る
○田村智子君 まだ四十名なんですよ。これ、いつまでこんな事態続けるのかということだと思います。  今回、二人と同じ時期に同じ条件で働いていた労働者、これもっといるはずです。水素爆発が起きた時点で一号機から四号機の中央制御室にいた労働者、これどれだけいますか。そのうち、被曝量が多...全文を見る
○田村智子君 五十二名が二十ミリシーベルト、内部被曝、恐らく超えているだろうと。これ、緊急作業だからと無理やりに上限が二百五十ミリシーベルトに引き上げられた。これさえも超えるという危険性がこの二人の方以外にもあるということなんです。  何でこんなに内部被曝量、判断遅れているのか...全文を見る
○田村智子君 とにかく、もう私は東電任せということは本当に駄目だと思います。これはこの間、厚生労働省が例えばこの二人の被曝についても六月三日に確定値出せと言ったって、出さないわけですよ。どんなに日付区切ったって、これやってこない。やってないんだったら、何が問題かということを厳しく...全文を見る
○田村智子君 私、ここまでやったけどもうつかめなかったということが絶対にないようにしないといけないというふうに思っているんですね。そのためには、私、東電にデータ出させる、これ必要なんですけれども、やっぱり相当な事業所が入っているわけですから、例えば元請の事業者からもしその作業員の...全文を見る
○田村智子君 是非、健康管理、本当に今後長く続くことですから、しっかりと報告を取っていただきたいと思いますのと同時に、やっぱりこれで被曝して、原発で長年働いていた方がもう原発で働けなくなって仕事を失うという事態が今後考えられると思うんですね。是非そういう仕事を失うということがない...全文を見る
06月09日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  介護保険が導入されて十年が経過しての言わば節目の改定となります。介護現場の皆さんは、直面する困難を解決するという、そういう改定を望んでおられます。この十年間で浮き彫りになったのは、一言で言えば保険あって介護なしという深刻な事態だと思っ...全文を見る
○田村智子君 今数字あったとおり、そもそも政府は系統的な待機者の調査をやっていないんですよね。介護保険が導入された年どうかという数字は出てこないわけです。私たち日本共産党は、独自に全自治体への調査をしてきましたけれども、介護保険制度が始まった二〇〇〇年度の待機者は十万五千人なんで...全文を見る
○田村智子君 圧倒的にこれは特養足りないんだという認識で臨まないといけないと思うんですね。先ほど待機者の数字をお聞きしたときに、緊急度の高い方は六・七万人というお答えだったんですけれども、要介護度四から五の方ですよね、で在宅の方と。だけれども、さっき紹介したような認知症の方、これ...全文を見る
○田村智子君 資料でもお配りをしたんですけれども、本当に二〇〇六年の改定で急増しちゃったんです。四万人増えちゃったんです。それまでも決して少なくないです、十万人ぐらいで推移していますけれども、急増をしたと。介護保険制度の改定が、介護の社会化どころか介護の自己責任を進めてしまって、...全文を見る
○田村智子君 要支援一、二の方や要介護一、二って方は、軽度と言われているけど、これ絶対軽度ではないって私は思っているんですね。これはまた後で議論をしたいと思います。  結局、この十年たっての節目の改定、これは、本当はホームヘルプサービスや訪問看護、この利用上限見直してほしいと、...全文を見る
○田村智子君 この十年間で一・四倍にも引き上げられているんですね。さらに、次の介護保険料は五千円超えるんじゃないかと、この壁っていうことが言われるようになっている。年金の受給額はじりじりと減らされて、国民年金の平均は約五万三千円です。国保料、所得税、住民税、どんどん負担増になって...全文を見る
○田村智子君 今回の法改定では保険料の引下げ、あるいは引上げを抑える、そういう手だては取られているでしょうか。
○田村智子君 財政安定化基金を取り崩す、一部取り崩すという施策が、市町村の基金取り崩すというのはこれ盛り込まれているんですけれども、今正直に副大臣お答えになったとおり、これ引下げにはならないだろうというふうに思われるんですね。恐らく極端な引上げを抑えるぐらいにしか保険料負担に充て...全文を見る
○田村智子君 今回の改定に、だから現場から失望の声が上がってしまう、これはやむを得ないことだと思います。  では、今回の改定で新たに加わってくる事業についてお聞きをします。  介護予防・日常生活支援総合事業、これは介護予防や配食、見守り等の生活支援サービスなどを総合的に提供す...全文を見る
○田村智子君 結局、法改定の前と後とでは、自治体の判断でやるというところで変わりはないということになるんですね。やるかどうかは自治体の判断だと。じゃ、何のための法改定なんだろうかというのは、私は本当にこれがよく分からなかったんです。  いろいろ読んでみると、この総合事業の中に今...全文を見る
○田村智子君 サービスの内容の定義というのは八条の二のところにあるんですね。予防訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション等と、こう書いてある。定義は一緒なんですよ。  じゃ、一体その指定と付くのと付かないのは何が違うのか。法律いろいろ読んでいくと、指定介護予防サ...全文を見る
○田村智子君 いや、今要支援の方が受けている介護の中身が変わる可能性があるんですよ。私は何も、何か悪い方に悪い方に取っているんじゃなくて、法律そのものに基づいて、提案された法案に基づいて確認をしているんですね、今。  今、そういう指定とそうじゃないのは、基準を法令で定めないんだ...全文を見る
○田村智子君 そういう基準は当然のことなんですね。事故は起きちゃいけないですし、プライバシーの保護とか、これは介護だけにかかわらず最低限必要な基準であって、やっぱり介護のサービスの質にかかわるような資格であるとか施設の基準とか、これないということはこれ否定できないわけですよ。わざ...全文を見る
○田村智子君 本人の意向は尊重だけなんですね。自治体の判断となれば様々な問題が起きかねないと、これはもうこれまでの介護保険の歴史が示しているんですよ。  例えば、これまでもローカルルール、問題にされてきました。必要な介護サービスが自治体独自の判断で切り捨てられる、こういう事態が...全文を見る
○田村智子君 違うんです。だから、非該当の方に自治体がいろんなサービス提供するのは私は全然否定しないですよ。今回、要支援の方を、わざわざ今のサービスと違うものというのを法の中に入れ込んでいるんですもの、法案の中に。ローカルルールだって、私たち、これまで国会の中で我が党の議員何度も...全文を見る
06月14日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今回の制度改定では、二十四時間対応の定期巡回・随時対応サービスの創設が掲げられています。おおむね中学校区域ごとにサービスの提供体制をつくろうというものです。例えば、寝たきりの方の褥瘡を防ぐためには夜間にも身体介護は必要で、家族の負担を...全文を見る
○田村智子君 取り戻してないですよ。二〇〇三年マイナス二・三%、二〇〇六年マイナス二・四%ですから、三%引き上げたってこのマイナスした分取り戻すなんてなってないですからね。  それで、衆議院の議論の中でも、この引上げというのは大幅な底上げが必要だと、四万円引き上げるんだという決...全文を見る
○田村智子君 政権公約で四万円と掲げたわけですし、衆議院の審議でも、大臣、決意述べられていますから、大幅な底上げを図ると、これ是非やっていかなければならないと思います。  同時に、今、介護報酬なのか、それとも交付金なのかという議論がありましたが、私は、介護報酬に組み込めば保険料...全文を見る
○田村智子君 高齢者の負担は既に限界だということを是非お認めになっていただきたいと思います。  こうした介護職員の労働条件が改善されない、このことが特に大都市圏では職員の確保を本当に困難にして、結果としてこの介護の利用したいという方々にとっても深刻な事態をもたらしています。 ...全文を見る
○田村智子君 本当に実態との乖離があると思うんですね。事務職の方だって一年でころころ変わったら、これ介護施設成り立ちませんからね。それは、実態を反映していないのは、消費者物価指数、これも東京二十三区は全国平均で比べても一〇%もの乖離があります。しかし、介護報酬では施設の運営費にこ...全文を見る
○田村智子君 もう施設自身の努力では限界なんだという声は本当に切実に起こっていますので、是非実態をちゃんと見ていただきたいと思います。  続いて、介護福祉士等にたんの吸引、経管栄養など一定の医療行為を業務として行えるようにする、この法改定についてお聞きをいたします。  本来こ...全文を見る
○田村智子君 それでは方向性がよく分からないんですね。そもそも認められてきた範囲というのは、やむを得ずなんですよ。本来、看護師さんとかをちゃんと置くべきなんですよ。それが足りないから、やむを得ず介護職員がやっていた。これを拡大していくようなことというのは、絶対に私はこれ、慎重にと...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 日本共産党を代表して、介護保険法等の一部改正法案に反対の討論を行います。  介護保険導入から十年が過ぎました。介護保険料はこの十年間一貫して上がり続け、次期改定で高齢者の保険料は全国平均で月五千円を超えることが予想され、負担はもう限界です。その一方で、特養の待機者...全文を見る
06月16日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  本日の委員会でこの後採決が予定されている障害者虐待防止法案に関連して質問をいたします。  虐待防止の施策を進める根拠法がないという事態は解決が必要であって、私も法案に反対するものではありません。  しかし、障害者の皆さんに関する法...全文を見る
○田村智子君 それでは、この場合、通報を受けた側の市町村や都道府県の対応がどうなるのかということも確認をしたいと思います。  医療機関等に対して市町村や都道府県が虐待防止の措置を直接行うという権限は今回の法案の中では書き込まれていません。しかし、相談など問題解決のための支援を行...全文を見る
○田村智子君 さらに、この法案では、実は官公署については何も定めがないんですね。医療機関等に求めている相談体制の整備や研修による啓発、こういう規定も官公署については全く対象にしていないんです。実際には、刑務所などの拘禁施設や警察の捜査に伴う障害者への虐待の事実、これは決して少なく...全文を見る
○田村智子君 本当にこれから相談体制や実際に保護する体制つくっていかなきゃいけないと。根拠の法律が作られることが契機となってそれが進むことを期待しますけれども、一方で、法案の中では体制整備のための費用負担についての規定がないんですね。それでも国はしっかりとした支援をやっぱり行うと...全文を見る
○田村智子君 最後に、障害者にかかわる問題で一点。  やはり虐待をやめさせるということは障害者の方にとって最低限度のことで、やっぱり受けてしまった虐待が許されない行為であり、障害者の方に何ら非はないんだと、このことを明確にして、自立の支援を行うという上では、例えば当事者の方の告...全文を見る
○田村智子君 次に、同じくこの委員会に付託されています独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法の改正法案に関連してお聞きします。  この法案によって、社会保険病院、厚生年金病院を整理することを目的とする現機構は、地域医療の機能推進を目的としてこれらの病院を運営する機構へと改...全文を見る
○田村智子君 経営の悪化とかというのは、一つの要因は、病院の経営がどうなるのかと、売却されてしまうのかどうかという不安定な状態に置かれた、これが大きな要因の一つだというふうに言えると思うんです。  川崎社会保険病院でも、整理機構の下で医師や職員がなかなか確保できない、六階、七階...全文を見る
06月16日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は大変ありがとうございます。  お話をお伺いいたしていまして、まず、長参考人が復興とは何かというそもそも論のところを相馬市長のお言葉も引いてお話しされた。私は、これは復興政策を考えていく上でも土台として非常に大切な問題提起ではな...全文を見る
○田村智子君 大変熱のある御発言、ありがとうございました。  私も、日本の経済の復興のばねにして日本を元気にするんだとか、そういうのは後から付いてくる結論だと思うんですね。今御意見を伺っていても、やっぱり現場からもっと要求を出していいんだと。その要求に今の制度の枠がこうだからこ...全文を見る
○田村智子君 藤井参考人にお聞きしますが、財源、復興の財源についてです。  私たちも、歳出の在り方の見直しだけだと限界があるなと、復興国債というのは必要だと考えています。国民が買うだけでなくて、やっぱり内部留保二百四十兆と言われている大企業も、今こそこの内部留保を復興国債に充て...全文を見る
○田村智子君 どうもありがとうございました。  終わります。
07月12日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今週末には第二次の補正予算案が提出されるということですけれども、厚生労働省所管の予算は僅か四十億円と、私、怒りさえ感じています。この間求めてきた医療機関の再建も雇用支援も全く反映されていない、待ったなしで求められている支援が先送りにさ...全文を見る
○田村智子君 今、一次で組んだ分がまだ使い切れていないと。だけれども、現場では何を心配しているかといいますと、岩手県の担当者や県の労働局の皆さんにお聞きをしましたけれども、皆さんおっしゃられるのは、この十一月から年末にかけて失業手当の給付期限が切れる方が相当数いらっしゃるというこ...全文を見る
○田村智子君 是非お願いしたいと思います。  次に、一次補正で創設をされました被災者雇用開発助成金についてお聞きをいたします。  震災で離職をした人を雇用した企業に年間九十万円、大企業の場合は五十万円の助成金を支給するという制度ですけれども、岩手県などからは条件緩和など制度拡...全文を見る
○田村智子君 是非、同じ枠組みで難しいのであれば、別の支援策をやっていただきたいと思います。  もう一点、この制度の中でやっぱり指摘したい問題は、この雇用開発の助成金は一次補正予算が成立した五月二日より前に採用した場合にも対象外とされていると、これ重大だと思うんです。  例え...全文を見る
○田村智子君 なかなか納得できない点もあるんですね。この特に五月二日の線引きというやり方は、今日は質問はしませんけど、仮設診療所の建設についても起きているんですよ。四月中に大変な努力をして仮設診療所を造って診療を始めた開業医さんおられるんですが、これも補助の対象は予算成立後だとい...全文を見る
○田村智子君 終わります。
07月14日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  予防接種についての質問の前に、緊急に求められています熱中症の対策についてお聞きをいたします。  昨年九月、低所得の方がエアコンを買えないとか、電気代が心配で利用を控えているという実態を取り上げまして、私もこの委員会で質問をいたしまし...全文を見る
○田村智子君 これは、一割から二割近い乖離があるということなんです。川崎市では、熱中症の救急搬送、前年比四・四倍。屋内にいたケースが昨年は一七%だったのに対し、今年は四四%と激増をしています。  実は、エアコンを持っている方も、昨年、私いろんな方にお話を伺ったんですけれども、も...全文を見る
○田村智子君 それ、急いでほしいんです。検討していて夏が本当終わっちゃうような事態になったらいけないと思いますので、すぐに検討をして文書で全ての自治体に徹底していただくようお願いをしたいと思います。  もう一つ対策で必要なのは、地域で涼しい場所をつくることだと、避難できるように...全文を見る
○田村智子君 異常とも言える事態ですので、是非緊急に、避難所を含めて積極的に進めていただきたいと思います。  あわせて、昨年、生活保護世帯に対する夏季加算、これ是非検討をお願いしたいと言いまして、検討をしたいと当時の長妻大臣に言っていただきましたので、是非重ねて要望をしておきた...全文を見る
○田村智子君 この不活化ワクチンの導入というのは既に二〇〇三年に提言がされていて、政府の審議会からも遅いという指摘がされているところです。是非、先ほど藤井議員からもありましたけれども、特例承認を含めて速やかな導入をしていくように改めて求めたいと思います。  実は、しかしそうはい...全文を見る
○田村智子君 先ほど山本議員からもありました定期接種されていないワクチン、Hibワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、私も是非来年度の公費助成制度を続けてほしいというふうに思っているんですが、これ来年度だけに限らず是非定期接種化、これが予防接種部会でも求められてい...全文を見る
○田村智子君 B型肝炎については、これ、医療費と予防接種費用の比較だけであって、働けなくなってしまうとか、そういう社会生産性についての損失は考慮されていないと、このことは一言申し上げておきたいと思います。  今お答えのあった中でも、特に経済効果が大きいとされる肺炎球菌ワクチン、...全文を見る
○田村智子君 最後に、私も、六月二十八日、基本合意が調印されましたB型肝炎訴訟について一問お聞きをしたいと思います。  この基本合意調印後、超党派の国会議員も参加をいたしまして原告団による報告集会が行われました。その際にも原告の方が大変強調していたのは、これは自分たちだけの問題...全文を見る
○田村智子君 国民を広く危険にさらしたんですよね。だから、かかってない人、国民に対してみんなでその費用負担しましょう、だから増税ですなんというのは全くお門違いな言い方だと私も思っているんです。  特に、七百名の原告団に対して支払われる和解金等は総額で百数十億円だと、これで増税が...全文を見る
07月25日第177回国会 参議院 予算委員会 第23号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  第二次補正予算案は、原発事故を起こした東京電力の存続を前提として異様なまでの救済策を裏付け、その負担は税金投入などで国民に肩代わりをさせようというものであり、反対です。また、被災者生活支援金の限度額引上げに踏み込まないなど、被災地支援...全文を見る
○田村智子君 改めて確認しますが、東北三県の病院、診療所の被災状況、一次補正で組んだ災害復旧補助金の申請、どうなっているかお答えください。
○田村智子君 東北三県で被災した医療施設、分かっているだけで二千五百と、災害復旧費の申請は僅か二百四十。被災状況から見ると、これ余りにも少ないんですね。しかも、この余りにも少ない申請でも、一次補正で組んだ三十五億ではこれ九県全体では全く足りないんじゃないでしょうか。  大臣、こ...全文を見る
○田村智子君 今、災害復旧費を申請していないとおっしゃられましたけれども、そもそも申請することもできないんじゃないのかと。  先ほど政策医療に参加している医療機関には災害復旧費、補助率上げたと言いました。でも、これはへき地医療とか周産期医療とか救急医療に参加をしていなかったら、...全文を見る
○田村智子君 基金百二十億円といいますけれども、すぐに使える災害復旧の分は十五億しかないんですよ。しかも、例えば被災した病院の建て壊しの費用、これも全く国の補助ないです。医師不足の問題もあって、県はこの基金に手を付けられずにいるんですよ。  補助率を引き上げるとか、新たな補助の...全文を見る
○田村智子君 平野大臣、岩手出身の大臣としてお聞きしたいんですけれども、東北の沿岸部というのはこれまでも医師不足で大変な苦労をしてきた地域ですよね。国の支援策がないために被災地での再建を断念する医師がこれ以上増え続けたら一体どうなるのかと。高齢化の進んだ地域で生まれ育った町に住み...全文を見る
○田村智子君 本当に切迫感、危機感がないんですね。もう医師がこれ以上被災地から抜け出てしまうようなことがないようにと、これ三次補正待たずに、民間の医療機関にも補助もっと広げますよと、もっと国が支援策やりますよと、総理、これ約束していただけないでしょうか。
○田村智子君 本当に三次補正まで待っていられないんです。  私も七月の初めに陸前高田市伺いまして、県立高田病院の石木院長にお会いをいたしました。この病院は、陸前高田市の市街地にあって、全壊をしています。その翌日から、医療スタッフが避難をしたコミュニティーセンターが事実上の仮設診...全文を見る
07月28日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○田村智子君 質疑の順番に大変御配慮をいただき、ありがとうございます。日本共産党の田村智子です。  法案の質問に入る前に、先日取り上げました生活保護受給者のクーラーの購入について、もう一点要望したいことがあります。  生活保護を受けている方がクーラーの購入のために生活福祉資金...全文を見る
○田村智子君 どうもありがとうございます。是非活用されるように私たちも知らせていきたいと思います。  では、法案の質問に移ります。国民年金保険料の未納分を遡って納付できる年限を現行の二年から十年に延長する、これは国民の年金受給権を保障して無年金、低年金の問題を解決する上で必要な...全文を見る
○田村智子君 毎月払わずに、ためて払えばそれでいいんだという方が増えてしまうんじゃないかと、これは衆議院の方でも議論されていました。  しかし、後で納付する方というのは、納めなかったときの運用利息分を上乗せして割増しで払わなければならなくなりますよね。まとめて十年分、これ大変な...全文を見る
○田村智子君 この免除の制度というのはなかなか、収入が少ないからということで免除されるという方はまずないんですね。本当にもう無収入に近い、あるいは無収入の方、極めて限定的だというふうに私は理解しているんですけれども。  それから、今の御答弁の中にはなかったんですが、衆議院の議論...全文を見る
○田村智子君 影響はほとんどないと。  やっぱり未納月分を可能な限り減らしていく、で、無年金あるいは低年金の問題解決する、これがやっぱりむしろ年金財政だけでなく国の財政全体に対しても良い影響を与えるようになると思うんですね。  これから未納の方が増えてしまうんじゃないかという...全文を見る
○田村智子君 二十五年間どうするかが、なかなか三年以内に決着付くかどうかということもあるんですけれども。  私、やっぱり例えばもう毎月二か月分ずつとかで五年掛けて払いたいとかという方もこれ出てくるんじゃないかというように思えるんですよ。ですから、やはり経済的な理由で未納となって...全文を見る
○田村智子君 説明を聞いていますと、なかなか企業の側の拠出が伸びないと、うまくいっていないものを何とかして存続させようとするための措置というふうにも聞こえてくるんですね。  ちょっとお聞きしたいんですけれども、では、このマッチング拠出をやってほしいと、認めてほしいという要望は労...全文を見る
○田村智子君 経済、特に経団連からは何度も繰り返しこういう要望が上げられているんですね。金融証券市場にもっと資金が流れるようにと、これが要求の主な内容であって、高齢期の生活保障に責任を持つという、こういう立場からの要望とは私は言い難いというふうに思うんです。  この間、企業の福...全文を見る
○田村智子君 見解が食い違うところですけど、じゃ、三号被保険者の問題に最後質問を移したいと思います。  今回、三号被保険者の期間の取扱いに関する改正が行われています。会社員の妻などが、夫が一時的に離職をした後、再就職をしたと。このような場合には、三号被保険者から夫の離職で一旦一...全文を見る
○田村智子君 救済される方が現にいらっしゃるわけですね。これが、法の目的ではないんですけれども、波及効果として出てくる。  ただ、新たに受給権が生じても申請しなければ得られなくなるわけですから、是非、この法改正によって新たに障害年金受給の可能性があるんだということは周知徹底をし...全文を見る
○田村智子君 日本共産党を代表して、国民年金及び企業年金等による高齢期における所得の確保を支援するための国民年金法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  確定拠出年金制度導入に当たり、我が党は、年金の運用リスクを労働者に転嫁し、高齢者の所得を不安定にしてしまう、企業...全文を見る
07月28日第177回国会 参議院 内閣委員会 第14号
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○委員以外の議員(田村智子君) 委員外発言を御了解いただき、本当にありがとうございます。日本共産党の田村智子です。  障害者基本法の改正は、障害者を権利の主体として施策を前進させる一歩であると考えますが、障がい者制度改革推進会議での議論の途上で閣議決定の日程が優先されてしまった...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) 内閣委員会での答弁では、断続的なもの、周期的なものを含むとはっきりとした答弁がありますので、これが基本法の法文の解釈であると、この理解で是非施策を進めていただきたいと思います。  続いて、第四条にかかわってお聞きをいたします。  改正案では、障...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) 最後に一言申し上げます。  この基本法は、理念法であるにもかかわらず、先ほども指摘があったとおり、「可能な限り」という文言が何度も出てきます。国民に直接かかわる基本法で可能な限りという文言が記されている法律はほかにはありません。是非、この改正から...全文を見る
08月03日第177回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  先月二十一日、心臓機能障害者である小池勝則さんの過労死認定訴訟について、最高裁が国側の上告受理申立てを受理しないと決定をして、過労死を認定した名古屋高裁判決が確定をしました。  これは、愛知県のマツヤデンキ豊川店に二〇〇〇年十一月に...全文を見る
○田村智子君 国は、名古屋高裁が過労死を認定したことは医学的見地又は法令解釈に違反するんだと、こうして最高裁への上告受理申立てを行っていました。この申立てが受理されなかったということは、高裁判決へのこれらの批判は当たらないんだと、医学的見地や法令の解釈に違反はしていないと最高裁が...全文を見る
○田村智子君 確定した名古屋判決では、その判決の核心は何なのかと。重篤な内部疾患を持つ労働者がその症状を悪化させて労災が発生した場合、業務に起因性があったのかどうか。この判断は、平均的な労働者を基準とするのではなくてあくまで本人を基準とすべきだと、こういうことなんですね。  こ...全文を見る
○田村智子君 重要な事案だからと自ら言いながら、これが初めての事案であって恐らく今後に影響を与えると思ったから上告をされたわけですよ、ところが裁判に負けると口をつぐんでしまう。私、それでいいのかと思うんですね。これ、障害者の方が業務が過重であったと判断をどうするのかという大切な問...全文を見る
○田村智子君 是非やっていただきたいと思います。  確認をしたいんですね。この業務が過重であったかどうか、これ労災認定に当たっての判断、重篤な内部疾患を持つ労働者であっても、同じくらいの年齢で、同じくらいの経験があって、基礎疾患があったとしても日常業務を支障なく遂行できる労働者...全文を見る
○田村智子君 つまり、その人本人だけの判断基準じゃない基準持っているんですよ、同僚と比べて判断をすると。だけど、その同僚と言われる者の中には重篤な障害持っているような方は含んでないと。比べようがないんですよ、本当は。判断の基準がないってことなんですね。  であるならば、今回の名...全文を見る
○田村智子君 類型化するのは困難だと、名古屋高裁も先例としないということでは、一体どうやって、障害重い、特に内部疾患持っている方の業務の過重性を判断するんだろうかと、非常に疑問に思うんですね。  個別の判断だと言います、言うけれども、じゃ小池勝則さんについてどういう個別の判断を...全文を見る
○田村智子君 その業務が過重であったかどうかの判断基準は何もないままなんですよ、何もないままなんです。一方で、業務外のことについては、非常に特殊であって、リスクが本当に高いんだと。こんな見解をいつまでも取っていたら、本当に障害持つ方々、安心して働けないですよ。労災が起きたって、こ...全文を見る
○田村智子君 そうしますと、推計で約十二万人近い方々が、いろんな内部の障害、内部疾病持ちながら、例えばニトロ持ちながらとかペースメーカー入れながらとか、いろんな日常の生活上の配慮もしながら働いていらっしゃると思うんです。ところが、十二万人近い方が働いていると思われても、労災で認定...全文を見る
○田村智子君 今国会では障害者基本法の改正も行われています。その中では、障害者に対する差別は現に厳しく禁止をされています。そして、社会的障壁を取り除くための合理的な配慮を行うことが国に対して義務付けがされています。  今回のこの案件というのは、実はこの障害者基本法制定の前にもう...全文を見る
○田村智子君 重い病気を抱えていながらもやっぱり働き続けたいというふうに願う方は本当に大勢いらっしゃると思うんですね。そういう方々についてどういう業務が過重であるのかどうか。これは、例えば健康であった方が突然死をした。そのときに業務過重であったかどうかって、すごく労災認定の中では...全文を見る
08月11日第177回国会 参議院 予算委員会 第24号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  震災から今日で五か月目、改めて犠牲になられた皆様に哀悼の意を表したいと思います。  この大震災の下で保育所が果たした役割、大変大きいものがあったと思います。津波被害に遭った陸前高田の保育園では、お昼寝中の子供たちを起こして身支度をさ...全文を見る
○田村智子君 この大切な保育の制度を、今政府は子ども・子育て新システムで大きく変えようとしています。多くの保育関係者が、これは保育の質の低下につながるのではないかと、こういう危惧の声を上げているんです。  問題の一つは、株式会社、NPO法人、その他多様な事業者をどんどん保育に参...全文を見る
○田村智子君 質が本当に保障できるかどうか、具体的な事例も示してちょっと聞いてみたいと思うんですね。死亡事例の一つです。  二〇一〇年四月、川崎市。生後十一か月の飯山拓斗君が保育室に通い始めて六日目に突然死をしました。御両親は元気だった拓斗君がなぜと疑問を持って、うつ伏せ寝にし...全文を見る
○田村智子君 これ川崎市だけではないんですよ、死亡事故を繰り返しているのは。福島県郡山市、二〇一〇年、一歳の津久井りのちゃんが、泣いているのを無理やりうつ伏せ寝にされ頭の上まで布団をかぶせられ、その上におもしまで乗せられた状態で死亡すると。この経営者は名称の違う保育園で過去二度も...全文を見る
○田村智子君 現実に事故が起きているんですね。それで、もっと参入を広げてしまって、保育の経験のないようなところもどんどんやってくださいと、そうやって保育の施設を増やして待機児童を解消するんだという、この大きな路線が新システムの路線に敷かれているんですよ。それで命を守るという保障が...全文を見る
○田村智子君 指定なんですよ。今認可という制度があるんです、ここはふさわしくないと思ったら認めないという、その制度を指定に変えちゃうんです。  それに、今だって、これから参入してくる企業だって、最初から参入するときに保育士の数が足りないような状態で申請するような企業はないですよ...全文を見る
○田村智子君 この間、待機児童が多いからといって国は何をやってきたかと。定員を超える保育所の入所を推進する、保育室の面積の基準の緩和も認めると。公立保育所への直接の国庫補助を廃止をして、公立保育所の数は減っています。その一方で、株式会社の保育参入をもっと拡大しようと。そのためには...全文を見る
08月25日第177回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  子育て支援として現に支給されている子ども手当が、この法案によって年度途中で多くの世帯で子供一人当たり月三千円減額されることになります。子供にかかわる政策が公ではない場所で、民主、自民、公明の三党の合意で変更されるというのは私は納得がい...全文を見る
○田村智子君 現にこの法案で収入が減ってしまうわけですよ、低所得者の方も。  これまで、一人親世帯に支給される児童扶養手当、これは政策的に減らされてきました。今年度は物価スライドでの減額も行われています。生活保護の世帯、こういう児童扶養手当を受け取っているような一人親の世帯、い...全文を見る
○田村智子君 これは低所得者の世帯にも収入が減ってしまうと、これお認めになりますよね。これをやったら多くの世帯でそういうことが起こるとお認めにならないですか。これ、小宮山副大臣、いかがですか。
○田村智子君 扶養控除の廃止によって減額になるという世帯も確かにあるんですけど、私、今問題にしているのは、そういう税金の非課税世帯ですよね、本当にもう一人三千円、月、減らされるだけでも影響を受けている家庭が現にあるという、これがどこまで認識されているのか、本当に腹立たしい限りなん...全文を見る
○田村智子君 聞いているのはそういうことじゃないんですよ。もちろん貧困率下げる目標を持っていかなきゃいけないんですけど、現に手当を減らすわけですよ。その減らすという政策決定を行う過程で子供の貧困という問題について検討したのかどうか、これをお聞きしているんです。
○田村智子君 これは三党にももちろん大きな責任あります。でも、同時に、政府はやっぱりこの子ども手当については単年度の措置でやってきたわけですよね。ということは、どうしていくのかという検討がやられていなければおかしいんです。この子供の貧困で調査もやっていると、下げていかなきゃいけな...全文を見る
○田村智子君 私は、子供の貧困については、これは絶対政府は目標も持って政策を進めていくことが必要だということを指摘しておきたいと思います。  実際にこの貧困問題の対策という点では、私、もう一点指摘したいのは、保育所、保育の制度、これが現に大切な役割を果たしていると思うんですね。...全文を見る
○田村智子君 保育料の滞納は子供の責任ではないと、保育に欠ける状態であれば保育所から退所させないと、こういう制度にしっかりなっているんですね。  それでは、今検討されている子ども・子育て新システムでどうなるのかと。現行の児童福祉法では自治体が保育の実施義務を負っていて、認可保育...全文を見る
○田村智子君 既にこの新システムの中でも位置付けられようとしている認定こども園、ここでは保育料滞納による退所、厚労省はこれを認めますよという通知を出していますよね。それから、児童・障害児入所施設、ここも利用料の滞納を理由とする契約解除や退所、これを認めるようになっています。新シス...全文を見る
○田村智子君 そう言いながら保育所の入所のシステムを本当に変えてしまうわけですね。自治体が直接実施の義務を負うというのを外してしまって保育所と親との契約にしてしまう、保護者との契約にしてしまう、民間と民間の契約になってしまうんですよ。ですから危惧が生まれてくるわけです。  この...全文を見る
○田村智子君 虐待が起きてからでは遅いんですね。経済的な理由を抱えている親、虐待なんかしていない方いっぱいいますよ。だけど、追い詰められて保育所からも退所になれば虐待事例が起こり得るでしょうと。だから、絶対排除しない今のようなシステムがこれは堅持されなければならない。ところが、い...全文を見る
○田村智子君 終わりますが、本当に子供の貧困の問題がこれだけ重大なときに、こうやって保育所の制度も貧困の問題がまともに検討をされずに変えられようとしている、子ども手当が減額をされようとしている、こういうやり方は本当に認められない。子供にかかわる問題は、十分な審議やって貧困問題の解...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、平成二十三年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法案に反対の討論を行います。  子育て支援の施策として現に支給されている子ども手当が、本法律案によって年度途中に三歳以上の子供一人当たり月三千円減額されることとなります。子ども手当...全文を見る
10月27日第179回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  昨日、日比谷野音で開催されましたTPP交渉参加反対の集会、与野党を問わずたくさんの議員の皆さんが参加をされ、私も参加をいたしました。ここでは日本医師会の代表も、日本の医療制度に重大な影響を与えかねないとしてTPP交渉参加に断固反対の決...全文を見る
○田村智子君 把握していてなお公的医療制度は協議の対象じゃないと言うのはおかしいと思うんですね。私がさっき指摘したところ、ちょっと私たちの直訳なんですけれども、ジェネリック薬及び革新的な新薬の市場参入について可能な限り最も公正な機会を確保するために、中央政府の医療費償還プログラム...全文を見る
○田村智子君 それは余りにも公的医療保険制度というのを狭くとらえていますよね。だって、中央政府の医療費償還プログラムの運用ってわざわざ書き込んでいるわけですよね。  これで平行線になってしまうと思いますので、それでは、政府は懸念事項の中で一応この医薬品の問題でも、米豪FTA、米...全文を見る
○田村智子君 事実として、FTAによって作業部会が持たれて、そしてその作業部会の後に医療の制度、薬価の制度が変わっているんです。今言われたように、新薬をF1という別枠にして高い卸売価格を保てるような制度変更が行われたんです。この変更によってオーストラリアでは一部の薬価、大変高騰を...全文を見る
○田村智子君 そういうのをごまかしと言うんですよ。国民にとっては、自分たちが受ける医療の制度がどうなるかということ、これがちゃんと説明できなかったらTPPに参加することがいいのかどうか判断が付かないじゃありませんか。重大な問題ですよ。  昨日、全国会議員に日本農業新聞配られて、...全文を見る
○田村智子君 これ急がれていますので、本当にそれやってくださいね。  大体民主党の政権は、社会保障と税の一体改革だとこう言って、今医療費に係る税の負担を抑え込む、こういうことを一生懸命やろうとしていますよ。患者の窓口負担も三割に、さらに定額負担、これやろうかどうしようかと、こう...全文を見る
○田村智子君 そういうのも詭弁だと思いますよ。参加を前提とした交渉になるんですからね、これは、当然のことながら。  実際にオーストラリアでも、これ参加表明している国の中でも世論を二分するような事態になっているんです。TPPに入れば更に薬価が引き上がるんじゃないのかと、人命の上に...全文を見る
○田村智子君 これ平行線になってしまいますけれども、少なくとも情報を提示するということはお約束いただきましたので、ちゃんとオーストラリアや韓国で何が起きているのか、懸念というのの中身は何なのか、国民の中にきちんと情報を提供していただきたい、このことを強く求めたいと思います。  ...全文を見る
○田村智子君 補助要綱がいまだに出されていないということなんですよ。これ、大変な遅れです。だから、学童へ行っても保育所へ行っても、厚生労働省の方針が見えないということを施設長の方々からは皆さん共通して述べていらっしゃった。  こうした対応の遅れが現場では具体的な混乱の原因にもな...全文を見る
○田村智子君 それでは確認したいんですけど、不十分な除染になっている施設が幾つもあるんです。さっきお話ししたように、壁だけになっちゃっている。そういうところはもう一度十分な除染をやることはできますね。確認したいと思います。
○田村智子君 これ、予算の仕組み上別建てになっていたとしても、施設にとっては建物除染も表土の除去もこれ一体で行うということは当たり前のことだと思うんですね。是非、厚生労働省には、児童福祉施設や学童保育所ではどのような除染が補助対象なのかと、これは厚労省の責任で自治体やその施設に対...全文を見る
○田村智子君 これ、早くにお願いしたいと思いますし、もちろん福島だけでなく、全国の学童保育所や保育所、児童福祉施設での基準になるものだというふうに思います。  で、私、本当に保育所の保育士さんたちやその保護者の皆さんの御苦労、苦悩、是非これ大臣にも厚労省の皆さんにもやっぱりお知...全文を見る
○田村智子君 最後にもう一点要求をしたいと思います。  こういう児童福祉施設などでの除染で大切なのは、線量が下がったかどうかだけじゃ駄目だと思うんですね。子供たちが安心して遊べるようになるということ、そのためにはやはり補助対象の拡充というのも必要になってくると思います。  私...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  是非、もう子供たちの体力の低下が現に見られているんです、七か月もこんな事態ですから。一刻も早く行っていただくことを重ねて要望して、質問を終わります。
11月21日第179回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  福島第一原発は年内にステップツーから次の事故収束に入る見込みとのことですが、細野大臣、ステップツー終了とは何を達成したことになるのでしょうか。
○田村智子君 エスカレートはさせないと、新たな放射性物質の放出は抑えると。しかし、冷却も汚染水処理も今後も続くわけですし、原子炉の状態は全く不明で、本格的な事故収束はまさにこれからだということだと思います。  ところが、先週金曜日、私、東電に確認したところ、十二月は、今現在一日...全文を見る
○田村智子君 これは三分の一を削減しようというふうに言っているわけですから、のんきなことを言っていられないんですね。  実は、私たちのところに事故前から第一原発で働いてきた二次請の社長さんから告発がありました。十月下旬、日立の一次請会社が二次請の社長さんを集めてこういう話をした...全文を見る
○田村智子君 のんきにしていられないというのには、既に十一月から人員削減がされているという訴えなんですよ。  二次請の社長さんいわく、十月以前の今四割ぐらいになっているんじゃないかと、こういう指摘です。東電は現場のことをほとんど知らない、だから心配なんだと。段取りも悪いと。機械...全文を見る
○田村智子君 既にこの十一月で現場を離れたそういう事業所の方は、もう十年、二十年福島第一原発で作業をしてきたと、こういう方々が何人もいらっしゃるんです。  長年勤めてきただけに、事故収束はもう東電と同じように責任を感じて一生懸命作業に当たってきた。ところが、そういう皆さんが予算...全文を見る
○田村智子君 是非やっていただきたい。特に日立の、第一原発統括する所長がこれ人員削減すると明言をした話をしているわけですから、きちんと下請の皆さんからも事情を聞いていただきたいと思います。  総理にも是非見解をお聞きしたいんですね。先日、事故の現場がマスコミにも公開をされまして...全文を見る
○田村智子君 今日、実は私、社長さんにもお聞きしようと思っていたんですが、金曜日に私が、千人規模の削減をすると東電本社に一時間にわたって説明を受けた、ところが予算委員会が始まる直前になって千人規模の削減はやらないと言ってきた。質問されると分かったら、土曜、日曜の二日間を挟んで、こ...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第三次補正予算案に反対の討論を行います。  反対の最大の理由は、復興国債の償還財源を所得税、個人住民税などの増税に求めていることです。庶民や中小業者への増税は内需を更に冷え込ませ、円高の影響と併せて日本経済に重大な打撃を与え...全文を見る
11月30日第179回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。本日はありがとうございます。  被災者が主役の復興ということに大変共感をしながら今お聞きをしていました。大滝参考人の、今、復興の計画作りの中から女性が入ることが非常に重要と課題と提言のところにも書かれていて、私もお聞きしようかなと思ったん...全文を見る
12月01日第179回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  社会保障と税の一体改革の中で提案をされています受診時定額負担についてお聞きをいたします。  これは高額療養費の負担軽減の財源だとして一回の受診ごとに百円、住民税非課税の方にも五十円という負担を今の医療費負担に上乗せして徴収しようとす...全文を見る
○田村智子君 保険料の引上げはもう厳しいということだということですけれども、それはもちろんそうなんです。だから私たち公費で賄うべきだというふうに求めているんですけれども。  厚生労働省からいただいた資料を見ても、二〇一五年度ベースの増額分、その高額療養費見直しの増額分三千六百億...全文を見る
○田村智子君 更に受診抑制が起こるということを認めているんですよ、これによって。今だって受診抑制が大変な健康格差までもたらしていると、こういう指摘がされています。  今日、資料をお配りいたしました。これは口腔の状態、歯の状態を示した資料なんですけれども、全日本民主医療機関連合会...全文を見る
○田村智子君 低所得の方だけではないんですね。全国保険医団体連合会が昨年行った歯科医療に関する一万人市民アンケート、一万人を超える方から回答を寄せていただいた。治療せず放置している歯があると答えたのは三六%、うち三割が費用が心配という理由を挙げておられます。  歯の疾患というの...全文を見る
○田村智子君 本当は断念するとまで明言をいただきたいところですけれども、是非その方向で進めていくことを強く要求したいと思います。  関連して、歯科の診療報酬についても取り上げたいと思います。  私、さきの臨時国会で過去二十五年間一度も改定されなかった歯科診療の項目を質問主意書...全文を見る
○田村智子君 現場のお医者さんたちは、患者さんの負担にならないように治療時間を短くする努力をされているわけですよ。呼吸器を付けている方が、その呼吸器外して二十分なんていうのは大変なことです。腰の痛い方にずっと上体を起こしていなさいというわけにもいかないんですよ。認知症の方が二十分...全文を見る
○田村智子君 最後に、介護報酬の改定についてお聞きをしたいと思います。  先ほどの質問にもありましたけれども、来年四月の報酬改定に向けて、生活援助の基準時間六十分から四十五分への短縮というとんでもない案が提案をされています。私もホームページから取りまして見てみたんですよ。生活援...全文を見る
○田村智子君 ちょっと聞き取りにくかったんですけれども、三月に実施したサービスについて答えなさいということを五月十六日に都道府県に出しているんですよ。当然、そこから介護事業者の手元に届いたのはもっと遅いでしょうから、五月下旬とか六月初めに三月のことを思い出して、あなたは誰々さんに...全文を見る
○田村智子君 大体、時間を計測するタイムスタディーという、そういう調査だってあるんですよ。ところが、今回はそういう調査は全くやっていない。しかも、この調査というのは元々何のためにやった調査かというと、利用者の状態とか同居家族の状態と、どういうサービスを提供しているかということの調...全文を見る
○田村智子君 終わります。
12月05日第179回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  スーパー堤防事業についてお聞きをいたします。  昨年十一月、事業仕分で廃止という結論が出されたスーパー堤防、国土交通省は一年間検討してどういう結論を出すおつもりでしょうか。
○田村智子君 廃止でも何でもないんですね。整備が最も困難な都市部に絞り込んで造るという方向が出されそうなんです。そういう事業が本当に必要なのか、私、改めて検証したいと思います。もちろんゼロメートル地帯での水害対策は必要ですし、津波被害もありましたから、今の堤防の高さで大丈夫かとい...全文を見る
○田村智子君 堤防の高さは変わらないんですよね。河川の側から見て、高さの三十倍を目安にして延々と河川から長く盛土をやっていく、これがスーパー堤防だと。国土交通省や河川事務所のホームページに何度も出てきます。  それでは、そういう三十H、高さ掛ける三十倍で延々と堤防を造りましたと...全文を見る
○田村智子君 これがなかなか出てこなかったんですよ、八キロというのが。  国土交通省は、三十H全然なくても計画した事業が終われば全部完成の中に入れていっちゃうんですね。これ、資料にお渡ししましたけれども、会計検査院の資料でやっと出てくるんです。この中で完成と書いてある部分が今の...全文を見る
○田村智子君 これ、本当造るのは荒唐無稽な計画とも言えるようなことになっちゃうんですね、住宅密集地で今後造っていくということになりますから。  国土交通省にいろいろお話をお聞きすると、いや、三十Hなくても堤防として強化されているから大丈夫なんだと、そういうふうに説明されるんです...全文を見る
○田村智子君 ちょっと質問したことに答えていないんですね。  たったこれだけのことが堤防事業だと言えるのかどうか、これ感想でいいですよ、一言お答えいただけませんか。
○田村智子君 何のための仕分だったのかと改めて思ったんですけれども、これ全然緩やかに下がってもいないんですよ。  じゃ、国土交通省、お聞きしますけれども、この下の小台ですよ、本当にマンションの敷地だけですよ、これ。これに事業費幾ら国は出しているんですか。
○田村智子君 これ、どう見てもマンションのために造った高台でしかないんですね。  事業開始から二十五年、改めてどこにスーパー堤防を造られたか。都心に近づけば近づくほど、大規模マンション建設とセットで整備されていることが分かっているんです。千葉県市川市のスーパー堤防、総戸数八百十...全文を見る
○田村智子君 国交省やるべきは、この被災した堤防をどうするかということをやるべきなんですよ。  私、もう一つ言いたいのは、このスーパー堤防事業を継続させることが逆に都市部に新たな水害を起こしかねないんじゃないのかと、このことを指摘したいんです。都内では三十Hで造るなんというのは...全文を見る
○田村智子君 二百年に一度とか数百年に一度の洪水に備えるって言っていて、それで雨が降ったら想定外でしたなんと言うのは、これはもう説明にならないですよ。  大体、私も現地視察しました。スーパー堤防の構造上の問題があると私思ったんですね。住民の皆さん、こう言っているんですよ。以前の...全文を見る
○田村智子君 済みません、ちょっと一言いただきたいんですけれども、現に水害起きているんですよ。これ、ちゃんと、ちゃんと調べて、スーパー堤防水害なんて起こすの駄目だって、これぐらいは言えなきゃ駄目なんじゃないですか、副大臣。副大臣に聞いているんです、副大臣に。
○田村智子君 分からないんだから、ちゃんと調べてください。本当に調べないと、都市部での水害、今後どんどん起きかねないと私思うんですね。  なかなか平行線の部分もあるんですけれども、私本当に許せないのは、この事業にしがみつけば都市部の中で町壊しが起こっていくということなんですよ。...全文を見る
○田村智子君 行政刷新大臣、最後に一問お聞きしますけれども、私、幾つか問題提起をしました。都心部に絞ると言うけれども、都心部で三十Hは無理だろうと。これ、造るとなったら、それこそ何百年、あるいは千年ぐらいの時間が掛かるかもしれないですよ。三十H、高さが十メートルの堤防だったら向こ...全文を見る
○田村智子君 終わります。
12月06日第179回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党、田村智子です。  今回の法案は、国庫負担二分の一をまたも暫定的に手当てするというものです。そもそも、本則二分の一負担とした二〇〇四年の改正では、段階的に国庫負担を引き上げ、二〇〇九年には二分の一を実現するという約束でした。そして、その財源だとして年金等...全文を見る
○田村智子君 私は説明してくれと求めたわけではなくて、政治家としてこんなことでいいんですかということをお聞きしたわけですよ。国民に対する約束を何度も何度も裏切っていけば、これ政治不信が広がるのは当たり前のことです。消費税増税案はこれ撤回すべきですよ。やはり、法人税減税中止するとか...全文を見る
○田村智子君 本当に、説明はいいですから、聞いたことに答えてほしいんですよ、高齢者の生活保障どうなるのかと聞いているわけですから。  二・五%分のマイナスのスライドを抑えてきたと。しかし、十年ほどのスパンで見れば、年金の支給額は既に徐々に切り下げられているわけですよね。  物...全文を見る
○田村智子君 下がっているんですよ、二%近くね。老齢基礎年金で見ると、満額で二〇〇〇年当時では年間支給額八十万四千二百円、それが現在七十八万八千九百円、ここから更に二・五%減となれば、今既に月六万六千円切っているような年金からも千六百円これ切り下げることになるわけですね。  そ...全文を見る
○田村智子君 どうやって保障するのかって全く伝わらないので、これはまた議論したいと思います。  今日は、この年金問題に関連してもう一点、社会保険病院、厚生年金病院の売却の問題についてお聞きしたいと思います。  これらの病院は、整理、売却を主たる任務とするRFOからいつ地域医療...全文を見る
○田村智子君 それを一日も早くということで是非求めたいということなんですね。といいますのは、やはり医師、看護師の確保を早くやっていきたいんだと、安定させてほしいと。しかも、自治体や住民の方々からは、新機構の法案が成立した後も繰り返し要望が出されてくるわけです。本当に社会保険病院、...全文を見る
○田村智子君 RFOが色分けするわけではないということ、これ確認できると思います。ところが、そのRFOが委託団体に対して法施行前に全国で二十を超える病院の譲渡、売却を考えていると、こういう説明があったと聞いているんです。色分けを行っている。地域医療を支える全国ネットワークの公的病...全文を見る
○田村智子君 はい。  私は、売却は必ずしも賛成じゃないです。だけれども、少なくとも年金の財源にするんだということを理由にこういう売却ということが盛り込まれたわけで、事実上売りたたく、こんなやり方やるべきじゃないと。  ちょっと一言だけ、済みません、RFOを強く監視していただ...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  基礎年金国庫負担割合二分の一を維持するのは当然ですが、本法案は、二〇〇四年の年金改正法の本則に戻るのではなく、今年度限りの暫定措置を定めるものでし...全文を見る
12月08日第179回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  北海道で五人の原告が提訴をしてから二十二年、ようやくB型肝炎救済法にまでたどり着こうとしています。これはひとえに、様々な苦しみを抱えながら政府や政党に声を上げ続けた原告の皆さんの力によるものだと思います。心からの敬意と、除斥問題解決へ...全文を見る
○田村智子君 従来の肝炎対策で救済する、それでいいのかということを問いたいと思うんです。  北海道での最初の訴訟は今までも質問にありました一九八九年、国の責任を認めた最高裁判決は二〇〇六年。それでは確認したいんですが、この判決を受けて、予防接種での注射針、注射器の使い回しによる...全文を見る
○田村智子君 私は、原告が五人だったからという答弁が確かに衆議院でも参議院でも続いているんですけれども、これ、人数の問題ではなかったと思うんですね。集団予防接種で感染の事実が確認をされたと。そうである以上、大規模に同じ危険にさらされた方、感染した方がいると、こう考えるのは当然のこ...全文を見る
○田村智子君 重く受け止めてというのは同じ立場であるんだということを、うなずいていらっしゃるのでそれを私確認したいと思うんですよ。  この二〇〇六年の最高裁判決を当時真剣に受け止めて、国民一人一人への注意喚起を行ったり救済策の検討を行っていれば家族の血液検査で母子感染を否定する...全文を見る
○田村智子君 基本合意になった裁判だって三年以上争っているわけですから、その間にお母さん亡くなられた方だっていっぱいいらっしゃいますよ。そういう反省をしっかりと政策で示していただくことを重ねて強く要望したいと思います。  関連して、私、ちょっと急を要する事態でもあって質問したい...全文を見る
○田村智子君 これは大変重大な事態なんですね。これ、東京ではもっと多いだろうと、半数ぐらいが受けていないんじゃないかというふうに言われているんです。  一方で、政府も注意喚起をしていますけれども、中国、これ新疆ウイグル自治区での集団感染が原因と思われますが、十一月三十日時点で十...全文を見る
○田村智子君 二十八年前に承認をされて、既に先進国で不活化ワクチンを使っていないのはもう日本だけと。これはこの委員会でも何度も取り上げられてきました。私は、以前の本委員会でも不活化ワクチンの特例承認を求めました。薬事法に定める特例承認の要件は、国民の生命及び健康に重大な影響を与え...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法案及びみんなの党提出の修正案に賛成の討論を行います。  注射針や筒の使い回しがB型肝炎ウイルスの感染を広げる危険性があると国が認識したのは、遅くとも一九五一年、最終的な使い回しの...全文を見る