田村智子

たむらともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数2回

田村智子の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第180回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  被災地の雇用の問題についてお聞きをいたします。  昨年の被災地における人口動態が明らかになりまして、地元のメディアも大きく取り上げています。石巻市からの転出は五千四百五十九人、気仙沼市は二千三百七十五人が転出と。特に若い世代が仕事を...全文を見る
○田村智子君 産業の復興には二年、三年と掛かるんだと、グループ補助金だってやっと一部の事業者が受け始めたところなんですね。今目の前で失業給付切れていく。今すぐ仕事をつなぐという点ではどういう政策考えているのか、お答えください。
○田村智子君 政府の雇用政策いろいろ見たんですが、今すぐ雇用をつなぐということでは緊急雇用事業、これ県に基金を積んで行っています。  私、その条件ですね、どんな条件になっているのかと、宮城県のその募集の一覧ずっと見てみました。そうすると、例えば県の事務補助、一日五千四百九十円で...全文を見る
○田村智子君 だから、雇用がつなげるように賃金や勤務条件の改善に国も真剣に取り組むべきじゃないかとお聞きしているんですよ。
○田村智子君 それを是非やっていただきたいのと、同時に、今グループ補助金などを受けて確かに事業所が立ち上がり始めています。ここで従業員の方、再雇用していくと、これも安定した雇用に直結する大切なことだと思います。被災者の方も元の職場で働きたいと、こういう要望が強いともお聞きしていま...全文を見る
○田村智子君 事業規模の小さいところでは、一人以上、一人にはならないですよね。本当にこれは八割以内という要件が現場では厳しいという声になっているんです。  総理も、津波で産業が壊滅的なダメージを受けたその地域を視察に行かれた、水産加工業者で立ち上がった事業所を御覧になったと、私...全文を見る
○田村智子君 生産量はゼロ、事業収入もゼロ、事業再開には新たな借金も抱える、一度途切れた取引がどこまで回復できるかも分からないと、この状態で給料を払うわけですよ。人件費補助を受けられるかどうかと、これは本当に切実な要求なんです。  そもそもこの再雇用への人件費補助、厚生労働省ず...全文を見る
○田村智子君 本当に復興を政治の責任で遅らせるようなこと、あっちゃいけませんよ。一日も早い産業復興、地域復興と言うのならば、ちゃんと現場の声にストレートにこたえる、現場行ったんですから、総理。これ、約束してください。
○田村智子君 制度をつくっても被災事業者が使えなかったら意味ないんです。是非、線引きすることなく支援していくと、これ、踏み込んでやっていただきたい、強く要望したいと思います。  次に、原発事故の被害に遭った中小業者への賠償金に関連してお聞きをいたします。  原発事故で営業も暮...全文を見る
○田村智子君 当事者の方からお話聞いたら、違いますよ。これ、震災後一度も年金事務所と相談ってなかったんですよ。それで、賠償金払われると分かって、Aさんが面談したときに、賠償金も払われるから私、支払いたいと思うと言っていたんですよ。それがいきなり予告通知で差押え全額なんて、これ、お...全文を見る
○田村智子君 今日はもう一問聞きたかったんですけれども、実は国税庁が、中小業者に支払われた賠償金のうち事業利益の減収分についても税金掛けると、こういう方針もあるんですね。このことについてもしっかりと再検討を願って、質問を終わります。  ありがとうございました。
02月08日第180回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  お一人お一人に時間内でお聞きしたいと思います。  まず、山内参考人、先ほどの御質問のお答えにもあったんですけれども、ソーシャルキャピタルを破壊しない政策の吟味という提起はなかなか意味が深いなというふうに思っていまして、それは、これま...全文を見る
○田村智子君 先にちょっと、洞口参考人にお聞きしたいんですけど、サンサンメイトに農家の女性だけが加わる。面白いなと思ったのは、事前にいただいた資料の中で、その女性たちが、サンサンメイトが産直の商品を売るために家族協定を結んで、自分も農家の経営者の一人であるという自覚とそれから物理...全文を見る
○田村智子君 地域の中での女性の立場の変化というのは何か。
○田村智子君 最後に、白波瀬参考人に。  今のような意思決定過程に多様な人が入ると。これがなかなか、ずっと問題提起されながらうまくいっていないんですよね。男女共同参画の指標なんかでも、女性議員が何人になったかみたいな指標はあっても、それが、それはもう本当に意思決定過程を見る物差...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。
02月15日第180回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第3号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。どうもありがとうございました。  まず、牧野参考人にお聞きします。  私も長野県人なんですが、飯田のりんご並木は存じ上げませんで、大変不勉強で申し訳なかったなと思うんですけれども、このりんご並木の歴史が本当に今も市民の皆さんの中に語り継...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  次に、平野参考人になんですけれども、先ほど変わり者だからというお話があったんですけれども、しかし、皆さんの取組、このマイスター60の取組というのは、やっぱり一般的な企業の中でも大いに学び生かすべき点があるんじゃないだろうかというふうに思...全文を見る
○田村智子君 最後に、今村参考人にお願いします。  お話聞いていて、自己肯定感が少なくて、そういう子供たちに自己肯定感持ってもらって、社会を構築する力を誰もが持っている、あなたも持っている、それを育てる活動をしてくださっているんだなということがよく分かりました。本来は、それは中...全文を見る
02月22日第180回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は、質問の順番に御配慮いただきましてありがとうございます。  三人の参考人の皆さん、大変勉強になるお話、ありがとうございました。  まず、白倉参考人にお聞きをしたいと思います。  事前にいただいた資料の中に、子供たちへの教育...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  実は、日本は大変森林も豊かなんだけれども、林業とそのまちづくりというのを、これからの私たち考えていかなきゃいけないなというふうに思っていまして、一つの参考として是非お話を伺いたいと思っておりました。  それから、戸辺参考人にお聞きをい...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  最後に、関根参考人ですけれども、大変ユニバーサルデザインが生かされた実例というのが本当に全ての人に対して住みやすい、使いやすい、そういう町や施設になるんだということがよく分かりました。  御紹介あった平田の仮設住宅、私たちも視察で先日...全文を見る
02月24日第180回国会 参議院 本会議 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  民主党政権が自ら作り執行した初めての決算である二〇一〇年度決算。この審議では、政権交代に託した国民の期待は何だったのか、それにこたえる政治は行われたのかが問われなければなりません。  二〇一〇年度から始まった高校授業料の無償化は、期...全文を見る
03月05日第180回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。一問一答で時間内でお聞きしたいと思います。  まず、岩田参考人にお聞きをいたします。  今の国債の問題が日本が本当に国際的に見ても危機的状況というのは、確かにGDP比で非常に危機的な状況にあると、私たちもそう思っています。そして、御指摘...全文を見る
○田村智子君 高田参考人にお聞きしたいと思います。  一つは税収の構造なんですけれども、今、税収を上げなければいけない、国債に頼ってばかりではいけない、税収の比率をもっと上げなきゃいけないという議論が相当されていて、しかし、そのときになぜか消費税のことばかりが言われるわけですね...全文を見る
03月16日第180回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  深刻な保育所待機児童の問題について質問いたします。  四月を目前にして、子供の保育をどうするのか、今この瞬間も苦悩をしているお母さん方が大勢おられます。足立区では、認可保育所に申し込んだけれども不承諾、入れないと、こういう通知を受け...全文を見る
○田村智子君 それでは、今この社会保障と税の一体改革で提案されている子ども・子育て新システムで本当に待機児童問題が解決するのかと。これ、そうならないんじゃないかという、保育関係者からのもうたくさんの声が上がっているんですね。  その理由の一つは、待機児童解決の根拠となる法律の規...全文を見る
○田村智子君 それで、義務を負うと、待機児童に対しても義務を負うんです。だから、待機児童を何百何十何人までずっと把握し続けて、年度の途中にも判定会議を持って、認可保育所に空きがあれば新たな入所決定しています。これでも足りませんから、子供と保育所への支援はこの法規定に基づいてもっと...全文を見る
○田村智子君 これ、答えになっていないんですよ。  全ての保育を必要とする子供たちに保育を与えると。だったら、市町村の義務を外すことはないじゃありませんか。現に保育が受けられない子供がいる、それに対して市町村は直接に保育を行う義務がある、この規定はとっても重いものなんですよ。こ...全文を見る
○田村智子君 保育を直接に行う義務というのは削除するってはっきり書いてあるんですよ、書いてあるんですよ。これ、新システムの中心的な問題ですよ。  これ具体的にお聞きしたいと思うんですけど、じゃ新システムになったら自治体は、待機児童出たと、保育所に入れない子供もいると、これはやっ...全文を見る
○田村智子君 いや、答えていないんですよ。待機児童をつかむのかって聞いているんですよ。待機児童を一人一人つかむ、そしてその保育を、市町村が保育を行うと、ここまで結果に責任を持つのかって聞いているんです。保育所整備の義務は今の法律にもあるんです。今の法律にもあって、なおかつ保育を行...全文を見る
○田村智子君 保育の実施の義務というのは本当に重い規定なんですよ。例えばこれまでも、保育所待機になっちゃった、入れなかったという方々が裁判に訴えた例があります。そのときに裁判所は、この子たちが認可保育所にたとえ入れなくても何らかの措置を市町村が直接に講じなければならないと判断して...全文を見る
○田村智子君 責務を負うというだけでは、例えば裁判で訴えて、それじゃ市町村の義務が認められて慰謝料を払えるか。そうならないですよ。あっせんというのは、限りなく、こういうところに保育所ありますよ、こういうところに保育ママさんいますよと、情報提供に近いですよ。市町村が保育を行うという...全文を見る
○田村智子君 それじゃもう一度、答えていない具体的な問題。だって、待機児童がこれだけいるんですからね。待機児童に対して市町村はその人数をつかんで、そしてその子に保育がちゃんとなされるというところまでちゃんと法律に明記して、市町村はそういう義務を負うんだということを明記するんですか...全文を見る
○田村智子君 答えてくれていないんです。市町村は、それじゃ待機児童の人数、つかむんですか。
○田村智子君 それでは、待機児童の人数つかむと、このことを新システムにはっきり書き込むんですね。市町村は必ず待機児童の人数つかむと書き込むんですね。
○田村智子君 今大臣言ったんですよ、待機児童の人数はつかみませんって今、人数を……(発言する者あり)済みません、もう一度お願いします。ちょっとやじがうるさくて。
○田村智子君 人数をつかまなかったら、これは待機児童が何人いるかをつかまないということなんですよね。待機児童が何人いるかということはつかまないと。  だから、保育を利用したい人がどれぐらいいるかなということはつかむと。だけど、一人一人、保育が現に受けられていない人、子供たち一人...全文を見る
○田村智子君 分かりました。もう希望的観測なんですよ、今のを聞いていても。いっぱい多様的に増やすから大丈夫ですよと、それで法律上は市町村の義務を削除して子供たち一人一人に対する責任をこれ大きく後退させていく。  私、今の議論を今本当に保育先探しているお母さんたちが聞いたら怒ると...全文を見る
03月22日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  社会保険病院などを運営する地域医療機能推進機構の発足が、先ほどの質問にもありましたけれども、二〇一四年四月一日と閣議決定がされました。私も、これは是非前倒しを検討していただきたいと思っています。  同時に、それまでの間、RFOが存在...全文を見る
○田村智子君 その譲渡の対象となった病院について、具体にお聞きをしたいと思います。  昨年十二月二十一日、譲渡決定の大臣通知が出された川崎社会保険病院です。新機構設立の法律ができて以降、県も市も譲渡を受けないと。どこが譲渡先となるのか分からないままでこの譲渡、売却の決定が行われ...全文を見る
○田村智子君 今お話にあった昨年十一月二十五日、これは川崎市といいますか、川崎市長個人名なんですね。川崎市長個人が大臣あてに要望書を出した、これが全ての出発点なんですよ、具体的な決定の。  この要望書を私も読みました。病院が赤字で医療従事者の確保が困難であると、これを主な理由と...全文を見る
○田村智子君 累積赤字が多かったというぐらいの話しか見えないんですよね。それを解消しようと思って一生懸命努力していたさなかなんです。  実は、川崎市長そう言ったというけれども、私は、川崎市長も責任ある判断を下したのか、大変疑問なんです。三月七日、川崎市議会で我が党議員の質問に答...全文を見る
○田村智子君 私、もう一歩踏み込んで求めたいんですけれども、やっぱりこの病院の場合、一般入札なんですよ、売却だから、県も市も手を挙げていないから。そうすると、職員の皆さんの不安というのは一般入札されるという事実がある以上拭えないんですね。  川崎の社会保険病院の職員の皆さんって...全文を見る
○田村智子君 知っていたというなら、私、重大だと思いますね。厚労省のその決断が、大臣の決断が、現に迷惑を与えるような事態をこれ引き起こしているんですよ。  大体、十一月二十五日に市長が要望書を出して、市長に意向を確認に行ったのは十二月十二日ですよ、お聞きしたら。それで十二月二十...全文を見る
○田村智子君 地元が要望を出しているのは、もうとんでもない事態になっちゃったからなんですよ。とんでもない事態の引き金を引いておいて、地元から要望があったから民間譲渡を進める、早く進めるんだと。これはもう開き直りも甚だしいと私言わざるを得ないと思います。  今お聞きしたように、R...全文を見る
○田村智子君 これまで私紹介した事実を見ても、これ自治体が、市長が明確に民間譲渡を認めたともはや言えないような状態、この川崎の問題というのは非常に無責任なやり方で私は決定が下されたと言わざるを得ないと思っています。何より厚生労働省が、大変な苦労をしながら働いている医師や看護師の気...全文を見る
○田村智子君 あっせんをして調整をして、あっせんした子供については応諾義務を保育の施設の方に課すと、これは必要なことだと思います。  問題は、あっせんも受けられなかった子供、これについては後々の計画を作って入れるようにしていくということですけれども、やっぱり目の前で入れない子供...全文を見る
○田村智子君 保育所を本当に増やす、サービス広げるって、これは私も全然否定しないんです。ただ、現に目の前に待機児童がいてどうするか、これ今も課題なんです。だから、新しいシステムをつくる場合に一歩も二歩も踏み込んでこの子をどうするかということをやってほしい、これがお父さん、お母さん...全文を見る
○田村智子君 ごめんなさい、最低基準は引き上げるということになるのかどうか、ごめんなさい、ちょっとよく分からなかったんでもう一度お願いしたいんですけれども。面積の基準など最低基準を引き上げるのか。
○田村智子君 私、この場ではちょっと面積基準のことだけちょっとお聞きをしたいんですけれども、今待機児童の多いところではその最低基準を小さくするような、本当にそれぞれの条例でもっと面積基準を狭めていいという動きがどんどん強まっているんですね。  二〇一〇年十月に、社会福祉法人が運...全文を見る
03月22日第180回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○田村智子君 お聞きをいたします。日本共産党の田村智子です。  今日は、安全保障の問題で外交と防衛力ということが基本になるのかと思いますが、若干防衛力の方に重きが置かれた御意見が続いたのではないかというふうに思います。  お一人に一問ずつ質問させていただきます。  国境の紛...全文を見る
○田村智子君 今日は御意見をお聞きする場ですので、論争というふうにはしたくはないんですけれども。  そういう説明がなされていなければ説明を求めて、落ち着いた環境で話し合うという努力が私は必要だというふうに思うんですよ。そういう場が、いろんなチャンスがありながらやってきてないんじ...全文を見る
○田村智子君 もう一点、岡本公述人、今の御意見の中で、イラク戦争は結果として誤りであったというふうに今御意見いただいたと思うんですけど、そうすれば、やはり日米同盟と言っている以上、そして米軍基地が、日本に巨大な部隊がある以上、日本の政府としても、日本の国会としても、やはりそのイラ...全文を見る
03月27日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  初めに、被災地の失業給付について、これまでも取り上げてきましたけれども、もう一度取り上げたいと思います。  この三月から四月にかけて広域延長給付が切れる方が大変多くなる、とても心配な事態です。これまでに仕事に就けないままに失業給付が...全文を見る
○田村智子君 今の就職状態が一か月間ほどで劇的に変わるということはちょっと考えにくくて、そうなりますと、恐らく八千人から一万人近い方が仕事が見付からないままに失業給付が切れると、こういうことが考えられるんですね。緊急雇用創出事業も、来年度に向けた具体化はまさに今やっているところで...全文を見る
○田村智子君 努力されているということは本当に認めるんですけれども、被災地の方が支援が途切れたと、こう感じるようなことがあってはならないと思うんです。そういう政策判断は、やっぱり本当に慎重にしなければならないというふうに思うんですね。  被災地の中でも、復興がスタートする時間っ...全文を見る
○田村智子君 手いっぱいということだったんですけれども、是非これ、積極的に要望にこたえる方向で引き続き検討していただきたいと思います。  それでは、雇用保険についてお聞きをいたします。  雇用状態の厳しさは、被災地だけでなく日本全国の問題です。  資料で一枚お配りをいたしま...全文を見る
○田村智子君 今、失業者の五人に一人ぐらいしか失業給付を受けられていないんじゃないかというのは、これはもう社会的に言われていることなんですよね。だけど、これでセーフティーネット十分だというふうに言われちゃうと、それでいいのかなと、労働行政としてのやっぱり立場が問われるんじゃないか...全文を見る
○田村智子君 個別延長給付という制度、とても大切だと思うんですけれども、例えば、今延長するものもリストラされたという方が対象なんですよね。  私、先日若者たちがハローワークの前で行った調査という、その報告も見せてもらったんですけれども、自分から辞めますと言って辞めたという人も、...全文を見る
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今回提案をされた派遣労働法の改定は、政府案、修正案とも日本の雇用形態がどうあるべきかということを問うものであって、十分な審議時間が必要な内容だと考えます。今日は、リーマン・ショック後派遣切りに遭って、現在も裁判を闘っている方々も傍聴に...全文を見る
○田村智子君 リーマン・ショックが一つの原因となって派遣切りが起きた、ここに大きな問題があるんだというその認識があったということが、趣旨説明でも本会議の議論でもこれは明らかに示されたと思うんですね。  それでは、私は提案者の方にお聞きをしたいと思います。  この修正案というの...全文を見る
○田村智子君 切られた後のこの手当てをどうしていくか、それでは駄目なんですよ、やっぱり。  派遣切りというのは、直接雇用での有期雇用で切っていくというのは大問題ですよ。しかし、実際に派遣切りが過去に起きたことをこういうふうに片付けるわけにもいかないような事情がありますよね。いす...全文を見る
○田村智子君 もう一度製造業派遣については、私、原点に戻ってちゃんと議論しなくちゃいけないと思うんですね。  製造業への労働者の派遣、これそもそもが禁止だったんですよ。派遣労働が原則自由化された際にも、製造業への派遣、これ禁止しなきゃ駄目だと、先ほどからお話ありますね、ネガティ...全文を見る
○田村智子君 非常に製造業の割合が大きいと。派遣法の一番の原則的なところは、この派遣労働者が常用代替になっていったら駄目だ、こういっていろいろ規制掛けてきたわけですよね。常用代替を起こすような派遣は駄目だと。  実際、製造業派遣が解禁をされて、労働者の割合も非常に大きいところで...全文を見る
○田村智子君 ちょっと今の答弁、よく分からなかったんですけど、過去の議事録を読んでみますと、今大切なことをちゃんとお答えになっていないんですね。  実際には、相当に製造業の中に偽装請負がはびこってしまって、これを適正な請負にするためには派遣労働者を受け入れていいと、こういう法律...全文を見る
○田村智子君 今回、本当に修正案で、僅かな規制も削除をして検討にしちゃったんですよ。どう検討されるか分からないですよ。  私は、派遣切りで裁判まで訴えた皆さんにいろいろお話聞いてきました。勝訴するためにと全力尽くしていますけど、元の職場に帰れるかどうか分からないんですよ。そうい...全文を見る
○田村智子君 だったら、こんな修正案がこの国会に出ているということは、私は本当におかしいと思います。  時間がないので、日雇派遣についてもお聞きをします。  政府案では、派遣期間が二か月未満の登録型派遣を禁止すると。日雇派遣、二か月未満の派遣は駄目だというふうにされたのか、そ...全文を見る
○田村智子君 それで、修正案ではその二か月は長過ぎると、三十日以内だと。先ほどお答えがあって、雇用保険加入の義務付けが三十一日以上だということだったんですけど、私、これは労働者の保護になるというふうにはならないと思うんですよね。  日雇派遣の方というのは、失業状態か分からないじ...全文を見る
○田村智子君 結局、根拠ないわけですよ。社会保険加入というのはまだ私、ちょっと根拠あるかなというふうに思うけれども、三十日未満を禁止、雇用保険加入期間が三十一日から、これは理由にもならない。私、言わば日雇で使いたいような事業者に押されて、もっと短くできないかと、まあ、さすがに十日...全文を見る
○田村智子君 これは専門二十六業務の中の十七・五業務と。つまり、専門性があるので、専門業務に登録型派遣が認められていて、仕事があるときだけの雇用契約でもそういう皆さんはスキルがあるから大丈夫ですよと、日々渡り歩いても大丈夫ですよというような規定だと思うんですね。  私、これもど...全文を見る
○田村智子君 こうやって曖昧に広げておきながら、あとは労政審で審議しますなんて、こんな無責任なことないと思いますよね。規制する幅を緩めちゃって、あとは労政審ですよと。法案の条文は非常に曖昧で、本当にこれからの検討なんていうのは、私は認められないですよ。  しかも、修正案で加えら...全文を見る
○田村智子君 何も高齢者に限定して議論をしたつもりはなくて、むしろ若者の使い捨てについて議論をしたつもりだったんですけれども。  いずれにしても、短期であるからこそ、直接雇用の責任を事業主に求めて、安全管理とか、そういうのをしっかりやらせるということが私は本来求められていると思...全文を見る
○田村智子君 これ、大臣に確認をしたいんですけれども、これ極めて限定的、本当に知りようがない、知り得る条件が全くないというふうに、極めて限定的だと考えてよろしいですね。
○田村智子君 厚生労働省にお聞きをしましたら、極めて限定的、例えば派遣元が無届けであるということを隠して詐欺的に派遣労働者を送っていたような場合など、そういう極めて限定的だということなので、是非そういう中身になるようにしていただきたいと思います。  しかし、それでも不十分な点が...全文を見る
○田村智子君 何だか曖昧な答弁で逆に不安になってくるんですけれども、これは本当にみなし雇用の適用というのがちゃんとなされるのかどうか。  これ、事業主が専門二十六業務だと主張し、違法派遣ではないと、こう主張すれば、これ、明らかにと聞いてもそういう御答弁だと、ますますみなし雇用の...全文を見る
○田村智子君 労働局の勧告や指導というのが、現実に事業主がこたえないという事例いっぱいあるんですよ。だから法律でちゃんと定めてほしい、専門二十六業務を限定的にしてほしい、それは当然の要求だと思います。これ検討されなければおかしいということを強く主張したいと思います。  もう一つ...全文を見る
○田村智子君 そうすると、派遣期間が契約が半年だったら半年になっちゃうのかということが疑問として出てくるわけですよ。これは、実態に即してということを衆議院の方での議論では大臣が御答弁なさっていますので、救済措置だということが明確になるような規定を是非やっていかなければならないと、...全文を見る
○田村智子君 政府案が半年と言っていることは、厚生労働省は半年で周知できるというふうに言っているわけですよ。  私ね、これ本当に遅きに失しているんです、今も。何でそう言うかというと、派遣切りの裁判を闘っている労働者の多くは偽装請負から派遣になって使い捨てられているんです。ソニー...全文を見る
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  政府提出の労働者派遣法の一部改正案及び三党提出の修正案に反対の討論を行います。  政府提出の法案は、提出から二年近くたなざらしにされた挙げ句、衆議院での突然の修正協議によって、昨年末、一気に成立が狙われたものです。であるならば、参議...全文を見る
03月28日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は介護保険の問題で質問をいたします。  第五期介護保険事業計画では、六十五歳以上の高齢者の介護保険料が全国平均で約二割の大幅引上げになる見込みです。これは年金支給額の減額と併せて大変な負担増になってしまいます。  高齢者人口の...全文を見る
○田村智子君 現場が実際どうなるかということだと思うんですね。実際、訪問介護や通所介護の事業所の試算を見てみますと、これもう二%から五%もの減収と、こういう試算が示されています。また、報酬そのものが減額となる入所系の施設ではもっと減収幅が大きくなるだろうと、こういうことが考えられ...全文を見る
○田村智子君 これ、現場とは相当な乖離のある御答弁じゃないかなというふうに思わざるを得ないんですね。  この処遇改善分が介護報酬に移される、恒久的な措置としてだというふうにおっしゃったんですけれども、これは当然利用料に影響が出てくるわけですね。そうすると、利用者の負担を増やすわ...全文を見る
○田村智子君 今指摘のあった十二月五日の介護給付費分科会、議事録読みました。  これは、指摘した調査とは別の二〇〇七年の調査を確かに資料として後ろに付けて配付をして、老人保健課長がその概要を説明しただけなんですね。議論ってやられていないんですよ。一人の委員が、いや、これはおかし...全文を見る
○田村智子君 そもそも、その四十五分を打ち出した調査、その検証というのもとてもずさんとしか言いようがないものですし、現場では大変な混乱が起きているし、一番危惧されているのは利用者さんの生活の質が著しく低下しかねないと、四十五分を基本にして見直せって求めているわけですからね。ヘルパ...全文を見る
○田村智子君 利用者さんの生活の質が決して下がることのないように強く要望したいと思います。  次に、お泊まりデイにかかわることです。  今度の介護報酬改定で、デイサービスの利用が終わったその後、同一建物に宿泊をして翌日またデイサービスを受けると、こういう場合には報酬に減算が行...全文を見る
○田村智子君 これは、事実上お泊まりデイを介護報酬の中に組み込むような、そんなふうにも見えるわけですね。  このお泊まりデイについては、一部の都道府県で実態調査を行われています。例えば、神奈川県の最近の調査では、宿泊サービスを行っている百二十二事業のうち十七事業で一年以上連泊を...全文を見る
○田村智子君 やっぱり劣悪な施設を含めて、何でこんなにお泊まりデイが広がってしまっているのか、これ本当によく見ないといけないです。ショートステイが必要なときに使えないと、入居施設が圧倒的に不足していると、多くの認知症の方がどうしたらいいかという状態になっていると思うんですね。特養...全文を見る
○田村智子君 先日、中村委員からも、本当に特養などを軽んじているんじゃないかという質問ありましたけれども、私もそういう政策では絶対駄目だというふうに思いますので、改めて要望したいと思います。  最後に、喀たん吸引についてお聞きをいたします。  昨年、介護保険等の改定によって、...全文を見る
○田村智子君 文科省に一点お聞きします。  こういう改定に伴って、文科省の方には、診療報酬に入れるべきかどうか、こういうようなことの検討がされたのかどうか、あるいは厚労省からそういう問合せがあったのかどうか、お答えください。
○田村智子君 これ大変私は無責任だなって思うんですね。先ほど、先生が配置されているようなところ、医師が配置されているような施設はと言いました、そこは診療報酬の外に置いたと。特養なんかは確かに診療報酬の外に置かれているんですけれども、しかし、特養なんかは日常的に、日常的というか、医...全文を見る
03月29日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  子ども手当は昨年の改定で支給額が引き下げられ、先ほどから議論がありますとおり、年少扶養控除の廃止と併せて多数の子育て世帯が負担増になってしまいます。厚生労働省の試算でも、夫婦、子供二人という世帯の場合で計算をしてみると、給与所得が政府...全文を見る
○田村智子君 国際的に見ても日本の現金給付、子供に対する現金給付が少ない、私たちもそう思います。現物給付も本当に充実させなければいけないと思います。やはり、そういう問題や子供の貧困の問題が確かに正面から論じられることなく多数の子育て世帯が負担増となるような恒久法を決めてしまう、こ...全文を見る
○田村智子君 保育料については、もう市町村が判断すれば、天引きされたものしか保護者の下には行かないわけですよね。今御説明あったとおり、これは、自治体の中で保育料の滞納による負担、この問題を何とかして解決しなくちゃいけないと、こういうせっぱ詰まった要望があるんだと、これは私も理解を...全文を見る
○田村智子君 先ほどまでの答弁と大分違う観点で答弁されているようにしか思えないんですね。子育て世代で少子化の原因になっているのも経済的な負担が一番重いからだと。それで、実際、月収の一割を超えて保育料で払うと。これを重いと認められないというのは、私はこれからの子育て支援が一体どうな...全文を見る
○田村智子君 そうしますと、負担減らないんですよ。児童手当で行った分から保育料を引いても、これ四万幾らなんて全然、それ児童手当も足りませんからね。児童手当は手元にない、そして負担は減らないと。これ本当に深刻な問題を残したままに新システムに見切り発車していくことになるなと言わざるを...全文を見る
○田村智子君 現在でも地方の持ち出し分は一兆円を超えていると。これは、認可外の保育施設やサービス、これは入れていないんです。そこにも地方はいっぱいお金出しています。これも考慮すれば一兆二千億円の持ち出し。この中には公立保育所の運営費を一般財源化した影響は含んでいません。  あれ...全文を見る
○田村智子君 大変長い答弁をいただいたんですけれども、国基準見直しをするつもりはないということが答弁の中では貫かれているんですね。  そうすると、地方自治体は保育施設を増やせば増やすだけ持ち出しはどんどんどんどん増えていってしまうわけなんですよ。こういう待機児童が多くて保育所の...全文を見る
○田村智子君 ウエートを置いても、実際の子育て世帯の家計で見れば、これは負担増避けられなくなると言わざるを得ないと思います。  この保育料に関してもう一つ質問をしたいんですけれども、子ども・子育て新システムでは、保育料を滞納した場合、子供への対応がどうなるのか、これずっと検討中...全文を見る
○田村智子君 保育料の応能負担というのは、今も応能負担なんですよ。それで、これからは滞納が生じにくいなんというのは、一体何を根拠におっしゃっているのかなと思うんですね。  この間ずっと、もう民主党政権になってからも、我が党は二〇一〇年ぐらいからずっと同じ質問を繰り返していて、ず...全文を見る
○田村智子君 なるべくないなんという適当な答弁は、ちょっと余りにひどいじゃないですか。滞納があるって、確かに親御さんにいろんな問題がある場合はあります。でも、どんな家庭環境に育っていようが、子供に対する権利というのは守らなきゃ駄目なんですよ。だから、退所させては駄目だというのが今...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、児童手当法の一部改正案に反対の討論を行います。  本法案は、単年度ごとにつないできた子ども手当を児童手当の改定として恒久制度にするものですが、その財源は年少扶養控除廃止による増税です。これでは、世帯収入四百八十八万円以上の子育て世帯は手...全文を見る
04月18日第180回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第5号
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○田村智子君 被災地の復興については、津波で洗われた地域を今後どのような土地活用をしていくかということが一つの大きな課題になっていると思います。  私もこの調査会で視察に伺った陸前高田市で寄せられた要望についてまずお聞きをしたいんですけれども、陸前高田市の市長さんからは、津波で...全文を見る
○田村智子君 高台移転の費用等を考えても、まとまってその土地をやはり国が支援して購入するというのは、一つの私は手法ではないかというふうに個人的には感じているんです。  また、陸前高田へ伺ったときにもその沿岸沿いに津波で被害に遭った建物がそのまま残された状態がずっと続いていて、や...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  被災地の復興に向けてというテーマを置いた今国会の調査会は、被災地の支援活動を行っている方々の意見陳述、また視察の際には陸前高田市長、釜石市長との意見交換など、被災地が直面する課題を現場に即して考える場となりました。御協力いただいた皆様...全文を見る
05月28日第180回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○田村智子君 どうも参考人の皆さん、御意見ありがとうございます。  地方分権、私たちは、憲法がうたう地方自治がやはりもっと光が当てられて、その実現に国の側も力を入れるべきときを迎えているんじゃないだろうかと、こういう問題意識でお聞きをしたいんですが、今日は是非行政の監視という立...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  続いて、山本参考人にですけれども、もし今の三位一体のことで御意見あったら一言お聞きしたいんですが、むしろお聞きしたいのは、今やはりこの災害からの復興ということで、復興庁ができることで施策がスピードアップするんだということが最大の、何とい...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  課題が多いんだなと本当に思います。今ある法律の転用ではない新たな仕組みが必要だということで、今後私たちも検討していきたいと思います。  最後に、市村参考人、私、長野県小諸市の出身で、長野の銘菓は小布施の栗菓子だというように帰省するたびに...全文を見る
○田村智子君 あとちょっと一分ぐらいあるので。  今のその県の側が硬直的に理解しているというのは、国の方針を逆に硬直的にとらえているという意味なのかどうか。
○田村智子君 どうもありがとうございました。
06月19日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○田村智子君 震災復興財源の確保を理由に、人事院勧告も無視した国家公務員の給与の大幅削減が強行されました。この法案が成立をしてからすぐに、政府は独立行政法人についても同様に職員給与を見直すよう要請したと聞いています。さらに、五月十一日の閣僚懇談会では、岡田副総理が独立行政法人等の...全文を見る
○田村智子君 この独立行政法人の医療機関には病院職員の人件費に充てる交付金は一円も出ていません。それでは、職員給与の引下げを要請して、その額を国に納めろということなんですか。
○田村智子君 全く道理のない要請なんですよね。  具体的に聞きます。労災病院取り上げます。  全国労災病院労働組合と労働者健康福祉機構との基本的協定は、職員給与は人事院勧告に準拠しないとしています。病院の業績や経営状況、医師、看護師の人材確保などを組合と機構が話し合って、職員...全文を見る
○田村智子君 聞いていて情けなくなる答弁ですが、一般論としてそれではお聞きします。  ある会社、A社としましょう、A社が労使で給与を決定した。ところが、親会社から給与引下げの圧力が掛かり、A社が一旦決まった給与を引き下げたいと提案し、労働者側の納得のないままに引下げが強行された...全文を見る
○田村智子君 私は誠実な交渉を経ないで一方的に引き下げた場合とお聞きしましたので、当然地労委で争うことができるということです。  労使紛争の火種を厚生労働省が押し付けているのと同じだと、こういう自覚を持っていただきたいと思うんですね。何も私は労働基準局長個人の問題にするつもりは...全文を見る
○田村智子君 もう感謝という言葉が空疎に聞こえてきます。  独立行政法人の病院で労働条件が後退したら医師、看護師の確保が一層に困難になる、そのことを各病院が大変危惧をしています。    〔理事梅村聡君退席、委員長着席〕  昨年、公務員給与大幅削減の方針が決定された直後、二〇...全文を見る
○田村智子君 大臣、言う相手が間違っていると思うんですよ、本当に。  給与の引下げがこんな形でもしも強行されれば新規募集は本当に困難になるでしょう。過労状態になりながらどうにか踏みとどまっている、そういう職員の皆さんがモチベーションを保てずに職場を去っていきますよ。こういう事態...全文を見る
○田村智子君 申し訳ないですけれども、厚生労働大臣をやっておられる資格があるんだろうかと私は率直に言わなければならないと思います。  これは、言う相手が違うと言ったのは、財務大臣とかに言うべきですよ。病院がこうだと、現場からもこういう声が来ていると、そのことをやっぱり真面目に真...全文を見る
○田村智子君 今七十歳以上のところの配慮で高額療養費と言いましたけれども、歯科で、歯の治療でそれに当たるという方はまずいないでしょう。  それで、実際にこの歯の状態が、これだけ歯の数が減っている、そしゃくに影響が出てくる、全身の健康状態悪くなる、こういうことももうずっと言われて...全文を見る
○田村智子君 患者の健康と国民の健康、そして、医療現場での医療の充実に厚生労働省がちゃんとした責任を果たすよう求めて、質問を終わります。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日、傍聴席にとても入り切れないほどの障害者の皆さん、関係者の皆さんがお集まりです。連日、議員会館の前で本法案の徹底審議、骨格提言を尊重した新法をと求めてきた皆さんです。  二〇一〇年十二月の自立支援法改正のときも、会期末を理由にし...全文を見る
○田村智子君 基本合意では新法制定時に見直すという約束だったんですね。今の答弁聞いていても本当に納得ができないんですよ。検討したけれども実現ができない、それが結論なのかなと。この優先原則をなくしていく方向で見直すというような答弁にならないわけですよね。それでは基本合意の約束、これ...全文を見る
○田村智子君 介護保険によるサービスは必ずしも障害者のニーズを満たしていないのに、六十五歳になったら介護保険のサービスを利用してくれと言われる、事業所も変えなければならない。高齢の障害者の方に現に不安や不都合を与えています。また、介護保険でも利用料の減免制度はあるとはいえ、一割負...全文を見る
○田村智子君 もう一度お聞きします。  日払い制度によって大変な混乱と困難が現に障害者の様々な施設の中にもたらされている、そういう反省がありますか。
○田村智子君 そういう御答弁だから当事者の方は本当に怒るわけですよね、基本合意はどこに行っちゃったんだと。  衆議院での修正についてもお聞きします。  政府案では、障害程度区分の見直しは三年後の法の見直しに先送りをしていましたが、修正された法案では、障害程度区分を障害支援区分...全文を見る
○田村智子君 ちょっとお答えになっていないんですね。限定したのはなぜかということをお聞きしました。  あわせて、じゃそれも答えていただきたいんですけれども、もう一つです。  その障害程度区分の見直しというのは、これは自立支援法出直しの議論でも争点の一つです。それだけに、この障...全文を見る
○田村智子君 今の答弁を聞いて大変不安になりました。  そうなると、障害支援区分の制定のときには、当事者の意見聞かずに政府がこれまでのことをデータをいろいろと見ながら制定してしまうということになるじゃありませんか。先ほどの別の議員の答弁聞いていても、これまでの二次判定の分析とか...全文を見る
○田村智子君 逆に言えば、三年後の見直しのときまで当事者意見を聞くということを法律上先送りしちゃったわけですよ。その間の見直しの中でどうやって当事者の意見を反映するか。もう総合福祉部会のようなことはやりたくないと言われているような気持ちになりますよね。それでいいのかという問題を提...全文を見る
○田村智子君 大切なことが全部先送りになっちゃうわけですね。  先ほど、これ質問全然準備もしていなかったし、答える人もいないからあれなんですけれども、障害者政策委員会についても、あたかも政府に批判的な意見を言う人をメンバーに入れるのはけしからぬと言わんばかりの質問がなされたのは...全文を見る
○田村智子君 自立支援医療は全然変わっていないんですよ。応能負担に変わったって、全然もう、何というか、この自立支援医療は全く手が付けられないと言ってもいい状態ですよね。  今お話のあった育成医療の中間所得層の負担軽減も、経過措置として負担の軽減が図られていて、だから三年ごとに継...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律案に反対の討論を行います。  本法案については、障がい者制度改革推進会議の下に置かれた総合福祉部会の骨格提言がどのように実現されているか、実...全文を見る
07月11日第180回国会 参議院 本会議 第19号
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○田村智子君 日本共産党を代表し、民主、自民、公明の三党合意による消費税増税と社会保障制度改悪を許さない立場で社会保障の基本的な問題について質問いたします。  社会保障制度改革推進法案は、社会保障の目指す方向として、自助、共助、公助の組合せ、家族相互及び国民相互の助け合いを掲げ...全文を見る
07月20日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  社会保障制度改革推進法案についてお聞きをいたします。  この法案は、社会保障給付費の増大、それに伴う財政の負担増を指摘して、受益と負担の均衡の取れた持続可能な社会保障制度の確立を目的として第一条に明記をしています。  社会保障費は...全文を見る
○田村智子君 これは私も十八日の質疑、速記録読みました。そこで三党協議に参議院から唯一加わったという自民党の宮沢議員が質問に立たれていて、大変分かりやすく法案のことを説明してくださいました。  重点化とか効率化とか適正化、これは給付の拡大をどう防ぐかという表現でありますと。重点...全文を見る
○田村智子君 今、過剰なというお話がありました。確かに十八日のこの審議の中でも、長妻議員、過剰介護というものがあるということまで答弁されて、私は耳を疑いました。  今、必要な介護が受けられずに苦しんでいる高齢者や御家庭、本当に大勢いらっしゃいます。立川市で高齢の親子が孤立死をす...全文を見る
○田村智子君 今の御答弁は運用の問題なんですよ。それは指導監査で正せばいいんです。この法案は社会保障の制度を変えるという法案なんですよ。おかしいですよ。  高齢者の人口が増えれば年金受給者は当然増えますし、体の機能は年齢を重ねれば衰えざるを得ない、介護や医療を必要とする人増える...全文を見る
○田村智子君 これは自民党の発議者にもお聞きをしたいと思います。  今のお話だったら、高度医療、これを、今保険適用になっていないのを広げると。じゃ、範囲の適正化というのは範囲を広げるという意味で使われているということなんですか。
○田村智子君 必要がなくなった医薬品は保険給付から外すということがあるということでよろしいんですか。もう一度確認をしたいと思います。
○田村智子君 では、もう一度確認をいたします。  混合診療が本当に広がっていく、日本医師会が危惧しているのも、全面解禁に向かうのではないだろうかと大変懸念をしています。こういう方向を検討するということは国民会議ではやらないと、混合診療についての検討は行わないと、これはお約束でき...全文を見る
○田村智子君 これは是非岡田副総理にも確認をしたいんですけれども、国民会議というのは、これは内閣総理大臣の下に置かれます。しかも、三党合意が前提になっているんですね。だから、混合診療については検討はしないと、国民会議の中で。いかがですか。
○田村智子君 三党に、それでは公明党の発議者の方にもお聞きをしたいんですけれども、三党合意が前提で国民会議だと。その国民会議の中に自民党の議員も、三党の議員が恐らく入るということでしょう、この間の質疑を聞いていると。混合診療については問題提起しないと、絶対に議論しないと、そういう...全文を見る
○田村智子君 大変慎重な言い方だったんですけれども、なぜこんなに私が混合診療にこだわるかといいますと、やはりかつても自然増を抑えるということを小泉政権下でやって、そのときに経済財政諮問会議の中でどんな議論がやられたか。  例えば、吉川洋議員、東大教授ですね、抑制すべきは公的医療...全文を見る
○田村智子君 医療費の抑制という、この方向が明確に打ち出された法案です。自然増も抑え込むということが今の答弁の中でも分かりました。医療費が増えるというのは、医療技術の進歩と長生きができる社会になったというあかしです。それを支えるために、私たちも高額所得者や大企業により税負担を求め...全文を見る
○田村智子君 歳出の抜本改革の見直しを提案しています。  是非、大手医薬品メーカー、これ利益率は他の製造部門と比べても断トツです。
○田村智子君 そこに対して減税、こんな恩恵続ける一方で国民にだけは負担を求めるなんというやり方は絶対認められない、このことを申し上げて、質問を終わります。
07月25日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第7号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  消費税増税は社会保障のため、介護、医療、年金、少子化対策の四分野に使うのだと総理は繰り返し主張をされています。そして、この特別委員会の質疑でも、消費税はおじいちゃんのため、おばあちゃんのためと安住財務大臣も繰り返し答弁をされておられま...全文を見る
○田村智子君 今お認めになったように、消費税増税やっても、利用料の負担を軽くするという、こういう改革案というのは何もないですね。これでは、先ほど来、在宅に、施設から在宅へだと、在宅のメニュー増やすというような議論をされていますけれども、そういうメニューが増えてもやっぱり、利用でき...全文を見る
○田村智子君 それは今の制度で、そして今のその制度があっても、先ほど御紹介したみたいに利用できていない方が現におられる。孤立死の事件にも結び付いているんですよ。  総理、何でこれやらないんですか。社会保障のためじゃないんですか。  総理、お答えいただけない。じゃ、いいです。小...全文を見る
○田村智子君 税と保険料と自己負担しかない、そうですよ。だから、もっと国庫負担割合を増やしてほしい、そういう意見あります。私たちは消費税以外にもそういう財源見出す道があるということを提案していますけれども、皆さんは、少なくとも消費税で十三兆五千億円増税するんだと、増税しておきなが...全文を見る
○田村智子君 聞いていることに答えていないんですよ。十三兆五千億も増税をしておきながら、それなのに介護の利用料負担が重くなることは仕方がないということなんですか。どうなんですか。野田総理、お答えくださいよ。総理の計画でしょう。
○田村智子君 制度の安定と言われますけれども、介護保険制度は、保険料というのは高齢者の方ほとんど天引きですよ。ずっと天引きされて払っていながら、利用料の負担が重くて使えていない。こういう制度が安定して継続されたって意味がないじゃありませんか。十三兆五千億も増税しながら、利用料の負...全文を見る
○田村智子君 これは大変もう平行線なんですけど、どんなにメニューが増えていっても、冒頭お話ししましたとおり、利用料の負担が重かったら目の前にメニューがあったって使えないという問題、ここが本当に解決しないまま残っていったら何のための介護保険の制度なのかって、このことを言わなきゃいけ...全文を見る
○田村智子君 所得がないから個室には入れなくて多床室の特養ホームに入らなきゃいけないと、そういう人にまで室料の負担を求める案なんですよ、結局これはね。  先ほど小宮山大臣は、これは法案に盛り込めなかった案だと、そのとおりなんですよ。先ほど私が示したメニューというのは、昨年の介護...全文を見る
○田村智子君 結局、消費税は五%から一〇%、負担増と、その上、介護の利用料負担は今より重くなると、そして介護保険料も、先ほど来指摘ありました二〇二五年には六十五歳以上の平均月額は八千二百円の大幅な引上げだと、これは厚生労働省の試算ですね。  総理、お答えください。これでどうして...全文を見る
○田村智子君 最後にお答えください。
○田村智子君 負担ばかりが押し付けられるということがよく分かりました。  終わります。
07月26日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第8号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  法案に入る前に、東日本大震災で被災された方々への国民健康保険、介護保険の自己負担と保険料の減免措置がこの九月で期限切れとなります。大変心配する声が被災地の皆さん、また医療や介護の関係者の方からも出されております。  厚生労働省は、昨...全文を見る
○田村智子君 ということは、十月以降、対象から外れる自治体が出てくるということだと思います。また、二割は保険者負担だと、こうなりますと、被災自治体も財政的には大変厳しいというところありますから、今後、被災者向けの減免を打ち切るようなところが出てくることもあり得ます。  震災から...全文を見る
○田村智子君 抑制ではないと。  そうすると、社会保障費は、前回の質疑でも取り上げましたけれども、高齢者人口が増えることに伴う増額があって、社会保険料も当分の間引上げが予想されると。国民所得は今激しく落ち込んでいるところに、消費税増税、そして国保料や介護保険料の引上げというふう...全文を見る
○田村智子君 では、今の話にもありました国民健康保険のことについてお聞きをしたいんですけれども、今、国民皆保険といいながら、国保料の納付率、これもう八八%と、九〇%を切ったままなんですね。世帯で見ると、二割の世帯が滞納、短期保険証の発行は百二十八万世帯を超えていると。資格証明書、...全文を見る
○田村智子君 一体改革でそうやって国保の中に入れるというお金は、先ほどからお話のあるとおり二千二百億円。先ほど御答弁いただきましたけれども、現在地方自治体が国保会計に年間三千九百億円の法定外繰入れを行っていると。行ってもなお保険料の引上げは避けられなくなっている。それだけじゃなく...全文を見る
○田村智子君 そうすると、先ほど来話しているとおり、二千二百億入れても全然足りない、三千九百億入れても引上げが続いている。だけどその繰入れの解消を求めるということになれば、消費税は増税するけれども国保料もやっぱり値上げが続いていくということになると、そういうことでよろしいですか。...全文を見る
○田村智子君 低所得者への対策は当たり前なんですけど、今本当に必死で働いている自営業者の皆さんが払えなくて滞納になっている。これがもっと引上げになる、で、消費税増税になって売上げが落ち込むと、これ、とんでもない負担増になっていく、国民生活の破壊になっていくということを言わなければ...全文を見る
○田村智子君 そうすると、市町村が保育をしなければならないという保育所での保育と、その他の保育の施策というのが言わば並列に、同列に置かれたというふうに考えてよろしいわけですか。  じゃ、田村議員にもお聞きしたいと思うんですけど、それでよろしいですか。自民党の議員にもお聞きしたい...全文を見る
○田村智子君 法律上、並列かどうか。
○田村智子君 何か聞いていることにすっきり答えていただけない。位置付けとしては並列に置いて、財政的支援もやるから、どっちもということになったんだというふうに理解できると思うんです。うなずいていただきました。  それで、この第二項、保育の確保措置なんです、第二項は。保育をしなけれ...全文を見る
○田村智子君 続きは次回にやらせていただきますが……
○田村智子君 保育の実施義務という法律上の書き方変えたって、これはやっぱり重大だと思いますので、このことを指摘して終わります。
07月30日第180回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  社会保障と税の一体改革と称して十三兆五千億円も消費税を増税するという法案がこの国会でまさに審議中で、その中では、社会保障分野でも国民の更なる負担増はやむを得ないという答弁が繰り返されています。  その一方で、政権交代後、一旦予算執行...全文を見る
○田村智子君 渋滞の解消ということなんですけど、国土交通省の交通量調査でも、例えば二〇〇五年と比べて二〇一〇年、全国的に自動車の交通量というのは減少していると。東京でいっても、東京都は三環状道路のうち圏央道は通りました。首都高の環状線も通りました。これで相当に渋滞は解消されている...全文を見る
○田村智子君 そうなんです。オリンピックに間に合わせようと思ったら、完成予定を八か月ぐらい前倒ししなきゃいけない。オリンピックに間に合うなんて保証は何もないわけですね。  建設費用についてもお聞きをいたします。この東京外環十六キロ、六車線の巨大なトンネルを二本掘ると、こういうも...全文を見る
○田村智子君 何で税金で……
○田村智子君 これ、答弁聞いてもよく分からないんですけれども、私、国土交通省に自分が理解できるように何度もお聞きをしました。  道路公団民営化の際、高速道路株式会社は、二〇五〇年九月までに料金やサービスエリアなどの事業収入と建設や補修などの支出とでバランスを取る。二〇五〇年、平...全文を見る
○田村智子君 もういいです、答えられないならいいです。  お答えになれないんですよ。一兆円ものお金を入れるんですよ。新東名や新名神は入れないんですからね。何で東京にだけそんな税金を入れるのかという話になると思います。  私、東名ジャンクションの予定地の世田谷区の喜多見の地域訪...全文を見る
○田村智子君 確認しますが、これは外環ノ2の道路の一キロ分として事業認可申請をしているわけですよね。
○田村智子君 これ、話し合いの会には国土交通省も正式な構成員として参加をしているんですよ。何のための話合いなのか。東京都は、道路を造るための説明会やっているわけじゃないんですよ。計画に沿って道路と緑地を整備するという案、計画を縮小して車道と歩道を整備する、もっと狭い道路ですね、こ...全文を見る
○田村智子君 外環ノ2ですよ。
○田村智子君 これは、皆さん、おかしいですよね。おかしいですよね。道路というのはつながって道路でしょう。たった一キロだけ事業認可して、あとは分かりませんと、どうなるか分かりません。こんな無責任な事業の申請のやり方もないし、これ認可するなんていったら、私は、国土交通省は何のために話...全文を見る
○田村智子君 実は、この東京外環道の建設をめぐっては、民主党の衆議院の議員の皆さんやあるいは都議会の皆さんですね、選挙のときには、こういう建設には反対だという立場を明確に表明されて選挙を戦って議員になられた方が何人もいらっしゃいます。地下だって造っていいのかどうかと、造ってほしく...全文を見る
○田村智子君 これ、是非大臣も、一兆円ものお金掛けるところですから、現地に行って見ていただきたい。どういう地域に道路を造ろうとしているのか。そして、今これだけ公共事業を次から次からとやって、で、消費税増税なんということをやったら、やはり消費税増税は大型公共事業をいよいよ進めるため...全文を見る
07月31日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  この労働契約法案については、各労働団体やあるいは日本弁護士会など法曹界からも抜本的な修正を求める意見あるいは本法案の撤回を求める意見、多数寄せられています。これからの働き方というにとどまらず、日本社会全体に大きな影響を及ぼすこういう重...全文を見る
○田村智子君 十五分しかありませんので、短めにお願いします。  無期直接雇用が望ましいというのであれば、有期雇用を限定的にする法制度、これどうしてもつくらなければ駄目なんですよね。しかし、その決定的な施策であるいわゆる入口規制、これは労政審では労働者側と企業側の意見が対立したま...全文を見る
○田村智子君 やってもらわなければ困るんですけれども、何がやられるのか全く分からないんですね。  有期雇用の期間五年を超えて雇用契約が結ばれた場合、その契約の終了までに労働者が申し出れば無期雇用に転換すると、これは確かにこの法案の核心です。この無期雇用への転換までに何年掛かるの...全文を見る
○田村智子君 まるで折衷案で五年だと言わんばかりの法案なんですね。こんなことに労働者の人生、左右されたらたまらないと思います。  雇い止めの裁判などを闘ってきた労働組合からは、有期雇用の上限が五年というふうにされれば、企業はますます労働者を使い捨てしやすくなるんじゃないかと、こ...全文を見る
○田村智子君 これ、雇い止め法理って強制力はないわけですよね。  それで、これもう既に起きているんです。  株式会社シャノアール、これ、シャノアールやベローチェ等の喫茶店を全国展開している企業ですけれども、全国のチェーン店で約五千人の非正規雇用の労働者が働いています。このシャ...全文を見る
○田村智子君 現に新しい動きで、今まで不更新条項なんか入れていなかった企業がこうやってやっているんですよ。  例えばこのシャノアール、労働者が労働局などに訴えていったら、これ指導できるんですか。どうですか。
○田村智子君 これ、労働基準法違反だったら労働基準監督署が捜査権を持って会社に入ることもできるんですよ、是正指導を強く行うことできるんですよ。だけど、非正規の労働者はそういう範疇にも入っていない。  今回雇い止め法理を法制化したと言うけれども、これはどういうことかといったら、裁...全文を見る
○田村智子君 ということは、労働者が訴え出るということはできるんですか、できないんですか。誰が判断するのか、もう一度お答えください。  このクーリング期間の置き方は無期を回避するためだと、無期転換を回避するためだと、これは誰が判断するんですか、お答えください。
○田村智子君 非正規労働者の皆さんはいっぱい裁判で闘っているんですよ。闘って闘って、物すごい苦労して、だからこういう裁判が、法律に生かしてほしいんだと、こういう思いで闘っている方いっぱいいらっしゃる。結局裁判で闘えと、私、これでは一歩前進なんてとても言えないと。  まだまだ質問...全文を見る
○田村智子君 日本共産党を代表し、労働契約法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  非正規労働者は、今や日本の労働者全体の三人に一人を占め、その生涯賃金は正規雇用の労働者の半分にしかなりません。この劣悪な雇用条件の根本に有期契約の問題があります。正規雇用と同様に基幹的...全文を見る
08月03日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第13号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は五十分の質問時間をいただきまして、子ども・子育て関係の法案をしっかり審議をしたいと思います。  まず、七月二十六日の質問の続きで、児童福祉法二十四条、市町村の保育実施義務に関連してお聞きをいたします。  昨年来私がこの市町村...全文を見る
○田村智子君 これは現行法も同じ規定なんですね。たとえ公立であろうとも民間の認可保育所であろうとも、これは保育料の滞納をもって子供を退所させることはできないし、今丁寧に御説明あったとおり、保育料の徴収も、滞納分についてもこれは市町村が徴収を行うということになります。  それでは...全文を見る
○田村智子君 これ、他の法律で何らかの制約を課さない限りは、民間と民間の契約については解除が可能ということです。  法務省の方は、答弁、これだけを求めていますので、委員長のお許しがあれば御退席いただいて構いません。
○田村智子君 続けます。  現に、保護者との直接契約である私立の認定こども園については文部科学省と厚生労働省が連名でQアンドAを出していて、この中では、利用料の滞納を理由とした契約解除は可能だと、こういうふうに書いています。私、これ自体も児童福祉という視点を欠くものだと思ってい...全文を見る
○田村智子君 そうなんですね。これは契約解除ができてしまうということなんです。  それで、これ、ただ、このままでいいと私はとても思っていなくて、例えば、厚生労働省に聞きましたら、子ども・子育て支援法の第三十三条や第四十五条には、認可保育所以外での保育契約についても正当な理由がな...全文を見る
○田村智子君 今、代行徴収のお話がありました。私もそのことも聞きたいと思っていたんです。もちろんこれ、前提としては保育料を納める責任や義務というのが保護者にあると、これは私もそう思います。ただ、保育料の滞納の責任を乳幼児に問うわけには絶対にいかないわけですね。まして、子供が不利益...全文を見る
○田村智子君 ちょっと確認なんですけど、そうすると、退所をさせないということを前提と考えてよろしいのかどうか。
○田村智子君 そうすると、いろいろ聞きますと、その民法で契約解除ができるというものを縛るような法文上の規定というのは、やっぱりこれは作ったとは言えないんですね。今、発議者の方もうなずいておられますけれど、そうなんです。  そうすると、冒頭で私確認しましたように、市町村の保育実施...全文を見る
○田村智子君 これは私、是非確認したかったことなんです。今後の保育行政にとても重要なところだと思います。  私は、二十四条に定める市町村保育実施義務、これ残したということではなく、削除させなかったということだけでなく、やっぱり今こそ子供たちを守るためにもっと活用しなければいけな...全文を見る
○田村智子君 私これにこだわりますのは、実は、保育料の滞納が要因となって子供が保育所からいなくなる、年度が変わったら名簿から名前がなくなっていたと、こういうケースというのは決してレアケースではないんですね。悪質じゃなくたって、保護者の方が自分で申し訳ないなと思って滞納を苦にして次...全文を見る
○田村智子君 今、幼児の事故というのが本当に、報道で聞いていても、何でこんな事故がと思うことがあるわけですね。一人でお留守番をしていて、お母さん探していてベランダから落っこっちゃったとかね。  やっぱりこういうことに対して市町村が、そういう子供、保育の申込みがあった子供だけじゃ...全文を見る
○田村智子君 認可保育所の増設がというのはちょっとよく分からなかったんですが、増設はやっぱり必要だということでよろしいわけですよね。  同じ質問を厚生労働省というか少子化大臣にもしたいと思うんですね。やはり認可保育所を基本とし、待機児童対策を行うということでよろしいですか。
○田村智子君 それを認可保育所を基本ということで、私、一点確認をしたいんですけれども、今、小規模な認可保育所もこれ建設できるようになっている、認可できるようになっていると。ところが、なかなか、自治体に行きますと、誤解もあるんですよ。六十人以上でなければ認可保育所にできないとか、あ...全文を見る
○田村智子君 今の、認可の基準として、認可保育所として小規模な認可保育所も認めるということでよろしいですよね。
○田村智子君 私は、認可保育所をやっぱり抜本的に増やすという努力なしに待機児童の問題は解決できないということをいま一度強調したいと思うんです。  保護者が認可保育所の増設を求めてネットワークを立ち上げた足立区なんですけれども、足立区の方に聞いてみましたら、平成の時代に入ってから...全文を見る
○田村智子君 聞いたことに真っすぐに答えていただいていないんですね。  潜在的なニーズつかむのはそうなんですけれど、今顕在しているニーズが認可保育所に入りたいという申込みの数なんですよ。これは潜在じゃないんです。既に見えているニーズなんです。となれば、市町村はその見えているニー...全文を見る
○田村智子君 ここは是非市町村にもちゃんと徹底をしていただきたいんですね。やっぱり即効性も求められる、そのとおりなんです。いろんな小規模保育で待機児童をすぐに受け入れられるようにすると。だけど、そちらに力を入れたがばっかりに認可保育所が後回しなことになると、これは待機児童の解消と...全文を見る
○田村智子君 私も、一体的に行われなければこれは保護者にとっても市町村にとっても大変な負担が大きくなりますので、是非一体的に運用するということを求めたいと思います。  同時に、現行法では二十四条第二項に申込書の提出ということが規定されて、この規定があるから省令でどういう申込みの...全文を見る
○田村智子君 地域型も含まれるわけですね、地域型保育も含めた調整ですね。
○田村智子君 私の言い方が悪かったです。認可保育所以外の地域型保育についても調整を行って、あなたはここの入所をしてはいかがでしょうかというような指定を恐らく市町村の方がされるということになると思うんですね。  そうすると、私は何で認可ではなくてこっちなのという、やっぱりそういう...全文を見る
○田村智子君 是非、公正な基準が示されて、しかも保護者が分かるというものを示していただきたいと思います。  やっぱり保護者の希望に可能な限りこたえる調整になるためには、やはり今の保育所の申込みの状況を見てみれば、認可保育所の増設がどこまで進んでいるかということが問われるし、お話...全文を見る
○田村智子君 是非、国の基準そのものが本当に保育料が高いという基準になっているので、その見直しも求めたいというふうに思いますが。  また、調整については、例えば調整を受けたけれども不服だという場合に一体どうなるんだと、再調整が行われるのかなど、多々不安な点というのは残っているん...全文を見る
○田村智子君 それは是非約束していただきたいと思います。  その短時間の場合についてもお聞きをいたします。  これはまだ四時間とか六時間とかいろんなことが言われているんですけれども、今言われたとおり、保育の必要量の設定は一か月ごと、月を単位として行うと。そうすると、例えば短時...全文を見る
○田村智子君 ここにばらばら保育になるんじゃないかという危惧がどうしても生じてしまうわけです。  確かに、就労時間、勤務形態、病気の家族がいるとか、家族の介護が必要だとか、保護者の状況から保育の必要量というのがどうしても測られることになるんですね。しかし、それは子供にとってどう...全文を見る
○田村智子君 これは今も、お母さんが早めにお迎えに来て、それで家でゆっくり過ごすというのは、朝から預けてパートの方が早めにお迎えに来てと、これは個々でやられていることなんですね。短時間で、例えば四時間なり六時間というふうになったら、自分の仕事の時間と合わせると朝の集まりからは参加...全文を見る
○田村智子君 これ、例えば三歳以上になるともっと複雑になってきちゃうんですね。例えば三歳以上の子供の場合は教育と保育なんですよ。短時間でお母さんが午後からの仕事だった場合、だけど、ほとんどの教育・保育施設は恐らく午前中が教育という時間になると思うんですよ。そうすると、これ、どうい...全文を見る
○田村智子君 短時間保育をつくるということで、行事の問題というのは確かに議論になりました。クリスマス会とかに出られないということのないようにするのは当然だという答弁もあって、そのとおりだと私も思いました。  ただ問題は、それでは、短時間保育でやっている方がその時間を超えて行事に...全文を見る
○田村智子君 行事のあるときだけその時間をどこかから持ってくるって、まあそう美しくいく場合があればいいんですけれども、そうならなかった場合ってこれ出てくると思いますよ。例えばクリスマス会だって、その練習とかやっていますからね。練習に参加させてくださいと言われたら、やっぱりそれをや...全文を見る
○田村智子君 では、もう一点お聞きしたいんですけれども、短時間のお子さんと長時間のお子さんの場合、やはり給付される額というのは違ってくると思うんですよ。施設が受け取る額も違ってくると思います。じゃ、仮に短時間の方が結構多くなっちゃったという保育所が出た場合、これ保育所にとっては運...全文を見る
○田村智子君 これは、大切な点が結構後からの検討というふうになってしまうんですね。  私、保育の必要量はこれだけだと親の就労の条件から測ってしまって短時間と長時間というふうに分けると、これはやっぱり保育現場には様々な問題が生じてしまうと思うんです。今だって、八時間の保育の中で早...全文を見る
○田村智子君 保育が良くなるということを示さなきゃいけないというような口実に使われているような取扱いになっているんじゃないかと。こういうやり方では子供たちの保育の充実というのはできないんじゃないかと。  徹底審議、拙速な採決は行うべきではないということを主張して、質問を終わりま...全文を見る
08月06日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。今日はありがとうございます。  まず、菅家公述人と吉田公述人に同じ質問をしたいと思います。  先ほど吉田公述人から、エンゼルプラン、新エンゼルプラン、これは失敗だったという指摘をされていて、私もそうだなと思っているんですが、その一つの理...全文を見る
○田村智子君 社会保障制度のやっぱり根幹と言えるのが、どれだけ労働者の皆さんがまともに人間らしく働けてまともな給料を受け取れてということが絶対必要な条件だと思いますので、是非国会でもそういう議論をやっていきたいと思っています。  次に、池本公述人にお聞きをしたいと思います。 ...全文を見る
○田村智子君 永井公述人にも、大変うなずいてお聞きいただきましたので、今の国の幼稚園や保育園の最低基準についての御見解や、株式会社の使途制限について御意見ございましたらお聞きしたいと思います。
○田村智子君 最後に、鳫公述人にお聞きをしたいと思います。  子供の貧困の問題が、この社会保障制度の問題、議論しているときにほとんど議論がなくて、しかも、有効な対策というのが今出されている法案の中でほとんど見当たらないということに私も大変危惧を覚えています。子ども手当、児童手当...全文を見る
○田村智子君 終わります。ありがとうございました。
08月07日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。本日はありがとうございます。  伊藤公述人にお聞きをいたします。  先ほどの質疑の中で、経団連が提案をしている年金の新しいプランでも企業の負担分は変わらないということだったんですけれども、ちょっと確認をしたいんですが、基礎年金部分は保険...全文を見る
○田村智子君 個人の保険料分は消費税分で、やっぱり消費税を労働者側は払うわけですから、負担がゼロになるということではないというふうに思うんですね。今の御説明でもやっぱり納得がいかないんですが、ここで論戦しても仕方がないので、企業負担分はやっぱり軽くなるという設計だとしか思えないの...全文を見る
○田村智子君 今まで政府の出している成長分野ということだと思うんですけれども、国内全体の経済が消費税一七%の下でも成長するというふうにお考えなのかどうか、菊池公述人にもちょっとお聞きをしたいと思うんですけれども。  同じ質問です。消費税が経団連の言うように一七%ということになっ...全文を見る
○田村智子君 違った角度でお聞きをします。  今、大規模な電機リストラなどが続いていまして、四十代後半、五十代の方でも早期退職を求められるという事態が全国で広がってきています。これは、社会保障と税の一番の担い手となる世代が職を失うという事態なんですね。再就職につながらなければ非...全文を見る
○田村智子君 済みません。
○田村智子君 大変失礼いたしました。経済同友会の伊藤さん、ありがとうございました。  渡部公述人にお聞きをいたします。  私も、社会的連帯と所得再分配機能の充実、これが本当に日本の中で欠如をしていると思います。先ほどの、無年金、低年金になっても消費税分での最低保障年金があると...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  終わります。
08月10日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号
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○田村智子君 日本共産党を代表し、社会保障と税の一体改革関連法案に反対の討論を行います。  まず冒頭、本日の委員会での委員長不信任動議について、当の委員長が小会派の討論を認めないという運営を行ったことに重ねて強く抗議いたします。  今国会での消費税増税法案の採決はやるべきでは...全文を見る
○田村智子君 保育の市場化を進め、公的保育制度を後退させるものとなっています。保育施策への予算増を消費税増税の口実としながら、その額は七千億円。国の基準の低さから、現に地方自治体が単独で負担している一兆円にも届きません。しかも、保育所の建設費補助の規定が削除されており……
○田村智子君 待機児童対策などが安上がりな保育施策に傾倒する懸念があります。  政府の言う社会保障と税の一体改革では、日本の社会が良くなる道は見えません。我が党は、消費税に頼らず社会保障充実の道があることを対案として示してきました。
○田村智子君 消費税増税を許さず、国民とともに真の改革の道を歩む決意を述べ、反対討論を終わります。
08月27日第180回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  我が国の財政危機の大きな要因に国内経済の長期低迷、縮小があり、国民所得の急激な落ち込みがあると思います。やはり景気の回復には内需の拡大が不可欠で、そのためには、雇用の安定、個人所得の回復が待ったなしで求められていると考えます。  と...全文を見る
○田村智子君 これは、再就職支援をどんなにやっても、どんどんリストラされたら、これはやっぱりもとを何とかしなくちゃいけないという事態だと思うんです。  私、日立、東芝、パナソニックなどが相次いで撤退をした千葉県茂原市の状況を視察いたしました。茂原市は、今、人口も税収も急激に減少...全文を見る
○田村智子君 私、今もうこういう事態ですから、リストラ計画そのものが妥当なものなのかどうかということを、労働行政の側からも物を言うときだと思うんです。  パナソニックの茂原工場は、県と市から合わせて三十三億八千万円にも及ぶ補助金を受けていた企業です。こういう補助金は、当然地元の...全文を見る
○田村智子君 これは、立地するときには様々な条件付けていると思うんですね。ところが、撤退のときには本当にもう好き勝手なんですよ。これはこのままでは私いけないと思います。  この大規模リストラの中で起きている具体的な問題を取り上げます。  この人員削減の多くは希望退職という形で...全文を見る
○田村智子君 これ、NECは、こうした多数回の面談を繰り返すに当たって、こういうやり方は退職強要に当たらないと当局に確認をしていると労働者に説明までしていると。  労働基準局長に確認をしたいのですが、労働局や労働基準監督署がNECからの問合せを受けて、多数回の面談が退職強要には...全文を見る
○田村智子君 これ、私も厚生労働省に問い合わせたんですけれども、NEC本社のある三田労働基準監督署にも東京労働局にも、そもそもNECからの問合せはなかったという回答なんですね。先ほど最高裁判例を示していただきました。労働局や監督署が六回、七回にも及ぶような面談にお墨付きを与えるは...全文を見る
○田村智子君 これ、労働基準監督署が具体にこういう助言を出しているという事実があるわけですね。私、こういう中身をいま一度ちゃんと企業に徹底するべきだと思います。  これに照らせば、先ほど私が挙げたNECでの事例は明らかに退職強要です。勧奨ではありません。NECでは、今、希望退職...全文を見る
○田村智子君 是非お願いしたいと思います。  私が今回NECの事例で取り上げましたけれども、これ、一企業の問題ではありません。例えば、一万四千人のリストラを計画しているルネサス、この九月に希望退職を募ろうとして、今まさに面談が始まっています。これ、これまで私、厚生労働省にお聞き...全文を見る
○田村智子君 是非ともその旨を各県の労働局とそれから各労働基準監督署にも徹底をしていただきたいというふうに思います。中には、NECの労働者が労働基準監督署に相談に行ったのに、うちでは受け付けられませんといって労働局にたらい回しをするという事例まであったんですね。これでは駄目です。...全文を見る
○田村智子君 これは事が起こる前に、私は、先ほど示した五つのような場合というのをできれば分かりやすいパンフレットにして、相談のあった労働者にも示すし、企業に対しても具体的に示す、具体的に示すということが今本当に求められていると思うんです。  ルネサスやパナソニックのこの大規模リ...全文を見る
08月28日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  労働者の年金支給年齢引上げによって、来年四月以降、六十歳で定年退職し給与収入が途絶えると、一年以上にわたって無収入、無年金になる場合が生じてしまいます。さらに、二〇二〇年四月以降に六十歳となる労働者は全員、六十五歳になるまで厚生年金は...全文を見る
○田村智子君 そもそも、解雇事由に相当するような労働者が定年まで働いているということ自体がなかなかに想定しかねる事態なんですね。  修正提案者にお聞きします。  なぜ希望者全員の継続雇用に対してわざわざ想定も困難なような場合を考慮して例外規定を置くことが必要だったんですか。
○田村智子君 希望者全員というのは大変分かりやすいんです。それに対してわざわざ希望者全員でなくてもいい場合というような中身を求めて修正を行っているわけですから、これは私は事実上例外があるということを法律の中で書いているんだと言わざるを得ないというふうに思うんですね。  こういう...全文を見る
○田村智子君 私が大変危惧をしますのは、今でも企業側の身勝手な論理で現に深刻な解雇やリストラが行われているということなんです。  その解雇の理由についても、社会的に通用する常識の範囲なのかどうかと、これを争う裁判が幾つも起きています。例えば、日本IBMでは二〇〇八年から、相対評...全文を見る
○田村智子君 このIBMですね、ボトムテンだといって、もう退職勧奨の対象にしちゃっているわけですね。こういう事例が現に起きているんだ、解雇事由に値するようなことだというようなやり方を企業が行っているということ、これ是非よく理解していただきたいと思います。  食品メーカーの明治屋...全文を見る
○田村智子君 厚生労働省の資料では、継続雇用を希望したけれども基準に該当しないことを理由に離職した労働者は希望者の二・三%、定年到達者の一・八%という数字は示されています。しかし、どのような場合に基準に該当しなかったのか、離職を余儀なくされたのかと、こういう中身は分かってこないわ...全文を見る
○田村智子君 この基準をめぐっては裁判などでも闘われておりますので、やはりそうした具体の事例を是非踏まえていただきたいということを重ねて要望したいと思います。  修正された法案の第九条第三項には、心身の故障のために業務の遂行に堪えない者等の継続雇用制度における取扱いという文言が...全文を見る
○田村智子君 これは後でももう一度聞きますけれども、慢性疾患プラスどういう働き方をするかというのがセットなんですね、残業前提みたいに。非常にこれは重大な事例だと思いますので、大いに注視をしていただきたいと思います。  これは慢性疾患だけではないです。例えば、定年を前にして病気や...全文を見る
○田村智子君 解雇の事由に当たるということとか、あるいはその業務に堪えないということなども、本当に繰り返しますけれども、裁判例が後を絶たないわけですね。だから、例外があるかのようなことは法律の中に書かずに、希望者全員ということをすっきり法律で定めることが私は重要だったというふうに...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 日本共産党を代表して、高齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  高年齢者の雇用継続の施策を講ずることは、憲法に定める勤労の権利を保障する上で大切な国の責務であり、本来、年金支給年齢引上げの穴埋めとしてではなく、高年齢者の基...全文を見る
10月19日第180回国会 参議院 行政監視委員会 閉会後第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  私も国内立地推進事業費補助金について質問をいたします。  この補助金、総額二千九百五十億円のうち、千葉県や茨城県などを含む被災地での事業には僅か五百七十九億円、事業所の規模で見ても二千三百五十六億円、約八割が大企業に交付された、こう...全文を見る
○田村智子君 数値要件、全くないんですね。極端なことを言えば、被災地事業所からの部品調達が一%未満でもとにかくあればいい、あるいは直接じゃない、間接的に巡り巡って被災地事業所との取引になっていけばいいと、こういうことになってしまいます。こんなことが要件というふうに言えるのかどうか...全文を見る
○田村智子君 先ほどの答弁の中では、守秘義務もあるのでというようなこともおっしゃっていましたが、当該企業が拒否をしたら何年たっても公表できないということですか。
○田村智子君 もう一点確認しますが、大体、事業は経産省の説明だと四年ぐらいの間、一年から四年ぐらいだろうと言われています。そうすると、それまでの間には公表できるということですね。
○田村智子君 何年後になるかちょっとよく分からないんですが、これは約束されたということで確認をしたいと思います。  今の時点では──大臣が言っているんですから、それ駄目ですよ、事務方そんなのやったら。  もう一点、今の時点では個々の金額示せないということですけれども、それでは...全文を見る
○田村智子君 これ、一件が百五十億円のものがあると。しかも企業で複数案件を得て補助額を得ているところもあるということですから、一企業やその企業グループ全体で百五十億円を超えるような補助額を受け取っているということも、これ十分考えられるわけです。  こうした巨額の交付金の決定がど...全文を見る
○田村智子君 やっとそういうことが出てきたんですね。しかし、私、それでも不十分だと思います。もうこれ、交付は決定が終わっているんですね。先ほど交付額も示すと言っている以上、これはもっと情報開示、やはり名前の開示が私は必要だと思います、もう終わっているんですから。大体、研究機関とい...全文を見る
○田村智子君 こうやって、被災地と直接に関係があるかも分からない大企業には多額の補助金が出されると。その一方で、被災地で事業者の受けるグループ補助金、これは延べ申請一千三百二十九件に対して採択は僅か三百二十九件と、二五%を切っています。大問題になっています。  それだけではあり...全文を見る
○田村智子君 被災地への設備投資こそ補助をすべきだということを強く要求したいと思います。  この国内立地補助金に戻りますが、雇用の創出や国内雇用の維持を図る支援策だという説明もされています。確かに補助要件には、補助対象部門の国内雇用を震災前と同水準で四年間維持するもの、あるいは...全文を見る
○田村智子君 それでは、正社員は大きくリストラをして非正規に置き換えて雇用を維持したと、それでもいいと、また、派遣社員は直接の雇用関係にないから切っても問われない、補助対象の事業部門以外で大規模リストラを行って補助対象の事業所に移し替えてもこれは不問に付されるということですか。も...全文を見る
○田村智子君 今私が言ったようなことは全部やりたい放題なんですよ、できるということなんです。これ、想像じゃないんですよ。  例えばシャープ、グループ全体で国内二千人の正社員に今現在早期退職を迫っています。補助対象の三重県亀山市、奈良県天理市の工場に新技術の製品化、この事業を特化...全文を見る
○田村智子君 それ是非お願いしたいと思いますが、大体今行われている電機リストラも、震災云々ではなくてもう経営判断のミスだと言われているんですよ。これで補助金だけどんどん流し込んで事実上リストラを後押しするなんていうことはあってはならないと思います。  雇用の創出についてもちょっ...全文を見る
○田村智子君 私、調べるだけでは足りないと思うんですね。枝野さん、野党のときには、もう何というか、政府が物を言うべきだということまでおっしゃっているんですよ、直接に企業に物を言うべきだと。私もそういう段階に来ていると思います。  先日発表された厚生労働省の調査では、非正規雇用の...全文を見る
○田村智子君 終わります。
11月15日第181回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  昨日の党首討論で衆議院の比例定数削減を条件に十六日解散という動きが民主、自民、公明の三党でつくられて、そして、この党首討論の終了後、昨日午後六時ごろに突然本日の委員会開会をまたも三党の合意によって決定をいたしました。国民がどのようにし...全文を見る
○田村智子君 定率減税の廃止だって恒久的な財源だったわけですよ。年金財源だと言って、二兆八千億円、これ庶民増税を強行した。ところが、年金財源の拡充は僅か六千八百億円にすぎなかった。これは前政権のことですから、問題だって、民主党の政権、私、言ったっていいと思うんですよ。ところが、こ...全文を見る
○田村智子君 この十年間で既に支給額は二・二%引き下げられています。実際の手取り額はもっと目減りしているんですね。年金から天引きされる介護保険料、国保や後期高齢者医療制度の保険料、値上げに次ぐ値上げです。介護保険料は、制度発足時の二〇〇〇年には、一号保険料、これ高齢者の保険料です...全文を見る
○田村智子君 これ、既に相当な目減りなんですね。  私たち試算をしてみました。夫婦二人で月約二十五万円の年金を受給していたと、こういう世帯の場合、所得税、住民税、社会保険料が天引きされて、この間の増税でですね、実際に受け取れる年金額は十年前と比べると年二十八万円目減りをしました...全文を見る
○田村智子君 それは、現役世代の給与の減などが本当に問題で、国家公務員の給料もボーナスもどんどん減らしていくわけですよ。今度は退職金減らすといいますよ。それで今度は民間が公務員も減らしたんだからってまた減らすと。こっちに歯止め掛けないで、民間も減っているんだと、高齢者の下げ幅は少...全文を見る
○田村智子君 これ、言っていることとやっていることが違うんですね。だったら、児童扶養手当の削減、これやめるべきじゃないんですか。大臣、どうですか。
○田村智子君 もう聞いていてむなしくなるんですけれども、どこが本当にチルドレンファーストなのかと。もうこの言い方は、民主党の皆さん、やめていただきたいというふうに私思いますよね。今言ったみたいに、もう貯蓄もないんですよ。母子世帯の貧困というのは本当に今社会問題になっていますよね。...全文を見る
○田村智子君 本当に国民の暮らしの危機には目を向けないのかというふうに言わざるを得ないんですね。だったら、格差の解消をやればいいじゃないですか、格差の解消を。富裕層とか大企業とか、求めるべきところいっぱいあると私たち提案していますけれども、今日はそういう議論には時間がないのでやり...全文を見る
○田村智子君 そこで具体的に聞きたいんです。  日本年金機構のアシスト職員、非正規雇用で女性が多いとお聞きしますが、このアシスト職員二千八人が来年三月末で雇い止めをされようとしています。二千八人の大多数は、機構発足時に通常の業務に必要だという職員一万五千人の中に含まれていた方々...全文を見る
○田村智子君 甘いと思うんですよ。さきの通常国会で労働契約法の改定やりましたね。五年を超えて有期雇用契約が結ばれた場合、労働者が求めれば無期雇用への転換が使用者に義務付けられるわけですよ。  私、何度も聞きました。じゃ、五年前に更新の回数を上限定めて切られてしまう、そういうこと...全文を見る
○田村智子君 現に、もう三月に切ると言っているんですね、契約更新は二回までだといって。労働契約法改定の趣旨は何だったのか。労働基準局長、確認したいんですけど、これは合理的理由のない雇い止めをなくして雇用の安定を図るということが改定の趣旨だったんじゃないんですか。局長、短くでいいで...全文を見る
○田村智子君 労使の対等な話合いで決めるということなんですけれども、元々弱い立場の人に、契約の更新は二回までですよ、それでもいいですかといってやること自体、私たちは法案審議のときに物すごく問題にしたわけですよ。それに対して、そういうことがなくなるようにと副大臣が答弁をしているわけ...全文を見る
○田村智子君 済みません。  年金制度というのは非常に複雑で、やはり長く働いてもらう方、これ必要なんです。個人情報も扱います。責任持って働く方が必要なんですよ。国民の権利にもかかわる問題になってくるわけです。これ、お膝元のところでこんなことをやられたら民間に期待するなんて言えな...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案、年金生活者支援給付金の支給に関する法律案に反対の討論を行います。  まず、この両法案は、消費税増税で合意した民主、自民、公明党が国会審議とは別の場で修正し、今度は解散で三党が合意し...全文を見る