田村智子

たむらともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数2回

田村智子の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月06日第183回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。どうもありがとうございます。  まず、奥谷参考人にお聞きをいたします。  今、女性の社会的地位向上に本当に大きく寄与されている皆さんの女性起業家の応援の活動を大変感銘を受けてお話をお聞きしました。紹介された事業は、利益追求型というよりは...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  新参考人に次にお聞きしたいんですけど、やはり住んでいるからこそ地域活性化と一体不可分なんだというのが自営業者や地元中小事業者の役割だと思うんですね。そこが先ほどお話のあった、もうからないから撤退するという大手のやり方とはまさに対極にある...全文を見る
○田村智子君 あと一分ありますので、済みません。  先ほど新参考人のおっしゃられた商店街の問題と生存権を重ねた御意見というのは大変感銘を受けました。その一言を付け加えたいと思います。  近藤参考人に最後、一問お聞きしたいと思います。  先ほど、私も綾瀬の駅を使っている一員で...全文を見る
02月21日第183回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○田村智子君 非正規雇用の労働者が過去最多の三五%を超えたと、十九日、総務省が発表いたしました。不安定で低賃金な働き方の拡大に歯止めを掛けるということは、賃上げとともに景気回復にとって喫緊の課題です。昨年、労働契約法が改定をされまして、本年四月一日を起点に有期契約の期間が五年を超...全文を見る
○田村智子君 雇用の安定を図ると。ところが、この法改定を受けて、四月一日から就業規則を変えて契約の更新回数に上限を設けるという動きが民間事業所だけでなくて政府のお膝元からも聞こえてきています。  文部科学大臣、大阪大学が示している有期契約者の就業規則改正案は御存じでしょうか。
○田村智子君 これ、私も資料でお配りいたしましたので見ていただきたいんですけれども、現行では、更新回数の定めがない教職員あるいは上限を六年や十年としている職員も、一律、通算で五年を超えないと、これを原則とすると変えてしまうわけです。しかも大阪大学は、これは労働契約法の改正があった...全文を見る
○田村智子君 賃金をどうするかというのは、これは無期転換してから検討すればいいということだと思うんですよね。  これ私、重大だと思うのは、大学の教育や研究の必要性から就業規則の改定を行っているものでは到底ないんですね。例えば、大阪大学では現に十年以上既に語学の講義を担当している...全文を見る
○田村智子君 これ大阪大学だけではないんです。私が少し調べただけでも、神戸大学、私立では早稲田大学でも同様の就業規則の改定を検討していることが分かりました。  今、大学の教職員、研究員の半数あるいはそれ以上が有期雇用だと思うんですね。そういう方々を二〇一八年三月までに言わば総入...全文を見る
○田村智子君 これ、雇用の在り方はもう個別個々の事情だと思うんです、講義も研究も違うんですから。一律に五年というふうに就業規則改定されることのないよう、私、是非、文部科学大臣に十分な注意を払っていただきたいというふうに思っています。  それでは、厚生労働省のお膝元ではどうかと。...全文を見る
○田村智子君 これ、是非注視していただきたいというふうに思っています。  日本年金機構は、実は就業規則をこういうふうに改定する前、早々と今年三月で既に二千八人のアシスタント職員を雇い止めにしようとしています。これは機構発足時に就業規則に契約更新の上限を定めたことが理由で、社会保...全文を見る
○田村智子君 私はそのことに合理性があるのかとお聞きをしているんですよ。業務が続くのになぜ二回更新というふうに最初から決めてしまうのかと。日本年金機構だって、厚生労働省は意見言うその権限持っているわけですから。そこをちゃんとしっかり正すこと、必要じゃないですか。    〔理事小...全文を見る
○田村智子君 ちゃんと実態を見てください。今言いましたでしょう。業務は縮小しないんです、来年は、しないんですよ。だから、新たに雇い入れる人をわざわざ前倒しで人件費を二重に払って業務の引継ぎをやらせるわけですよ。そうしたら期待権が生じるからなんということを大臣が言っちゃったら、これ...全文を見る
○田村智子君 その期待権が生じてしまうから二年十一か月で雇い止めという問題が自動車産業とか電機産業とかでいっぱいあって、私たちはそのことを何度も問題にしてきましたよ。そんなことをやっていたら、非正規雇用の拡大は止まらないということを何度も指摘してきましたよ。それを認めるような発言...全文を見る
02月26日第183回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○田村智子君 生活保護の生活扶助基準額が今年八月にも引き下げられようとしています。この削減案は子供さんのいる世帯での引下げ幅が大変大きい。小学生、中学生の子供二人の母子世帯で生活扶助がどうなるのか、厚労大臣、お示しください。
○田村智子君 それがどう削減されるのか。
○田村智子君 この生活扶助費というのは、食費、水光熱費、被服費など、家賃を除く基本的な生活費が全部含まれているわけですね。それが今年の夏からこのように削減をされたらどうなるのか。  静岡県在住、中学二年の男の子、小学四年の女の子がいる母子世帯のお母さんに生活の実態をお聞きいたし...全文を見る
○田村智子君 これ特別な事例なんかじゃないですよ。私、幾つもの母子世帯のお母さんの調査しましたけれども、大体食費は一週間で七千円から一万円、子供さん二人、三人いらっしゃる母子世帯、生活保護を受けている方、同じような状況でしたよ。この方も、子供さん発達障害持っておられるからというこ...全文を見る
○田村智子君 子供さんのいる世帯はみんな下がるんですよ、これ、出していただきましたけれども。私、第一・十分位と、言わば非常に苦しい世帯と言わば消費実態比較するような形でゆがみを正すというのは、本当に政治の方がゆがんでいて、両方にしっかりとした支援策が必要だということを申し上げたい...全文を見る
○田村智子君 これ、今回の基準の引下げで就学援助に影響が出ないようにすると、そうやって説明をされながら、国の財政措置は全く白紙なんですよ。影響が出ないなんということは全く検討がされていないんですよ。しかも、今、国の算定基準というのは生活保護基準以下の収入の人しか見ていない。地方自...全文を見る
○田村智子君 最後に。最後に一言だけ。
○田村智子君 こういう家計が困窮している子供にまで食費や被服費を切り詰めることを求めているんです、現に。このゆがんだ政治こそを正すべきです。  生活保護基準の引下げの中止を求めて、質問を終わります。
○田村智子君 日本共産党を代表し、二〇一二年度補正予算三案に反対の討論を行います。  我が党は衆参の予算審議を通じ、賃金引上げ、安定した雇用、社会保障の拡充こそデフレ不況から脱却し、経済財政を再建させる道であることを示してきました。  ところが、本補正予算は、緊急経済対策とし...全文を見る
02月27日第183回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は、三名の方からいっぱい学ぶお話をお聞きできて本当に良かったと思っています。  まず、佐藤参考人にお聞きをしたいと思います。  私、このいただいた資料、事前にいただいた資料も読みまして、ママさんサポートセンターという取組が非常...全文を見る
○田村智子君 本当に学べるお話で、ありがとうございました。一度、是非視察に伺いたいなと思います。  ありがとうございました。
03月13日第183回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第3号
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○田村智子君 どうもありがとうございました。日本共産党の田村智子です。  今の質問につながるようなんですけど、津田参考人にまずお聞きをしたいと思います。  実は、子どもの権利条約は、私も批准のころから、とりわけ子供の意見表明権のことで運動にかかわってきた経緯がありまして、その...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  山崎参考人にもお聞きしたいんですけれども、お話をお聞きして、市民参加ではなくて市民参画という取組なんだなということを非常にやはり感銘受けてお聞きをしていたんですけれども、これは、家島は島全体の取組というふうにもなるのかなと思うんですが、...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  最後、じゃ、吉田参考人になんですけれども、第三セクターをどう発展させるか、継続させるかも含めてだと思いますけれども、全国の自治体の悩みかと思います。  それで、その第三セクターの鉄道同士での経験の交流や、先進的な取組の交流や、お互いに共...全文を見る
○田村智子君 どこが音頭取りするかという問題も出てくるのかなと思うんですけど、国にもできることがありましたら、是非頑張りたいと思います。  どうもありがとうございました。
03月21日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  まず初めに、TPP交渉参加についてお聞きをいたします。  野党時代の田村大臣と私は一緒に日比谷野外音楽堂でTPP交渉参加断固反対の鉢巻きを締めまして、頑張ろうと拳を掲げたことを鮮明に覚えております。前のめりの安倍総理に対して田村大臣...全文を見る
○田村智子君 外務省に確認をしたいと思います。  二〇一一年二月の日米経済調和対話協議で、薬価や医療機器の価格についてアメリカはどのような主張をしましたか。
○田村智子君 これはもうちょっと丁寧に御説明いただきたいんですけれども、新薬創出加算についてはどういう中身で要求がされていて、市場拡大再算定ルールについてはどのような中身が要求されているんでしょうか。
○田村智子君 つまりは、新薬の高い薬価はずっと維持をすると、そういうルールの恒久化を求め、市場拡大再算定ルールとか外国平均価格調整ルールのようにアメリカにとって薬価や医療機器の価格が引き下がる方向のルールは廃止をしてくれと、少なくとも引下げを抑える改正をしろと、こういうふうに求め...全文を見る
○田村智子君 かつて野党時代に、大臣、ブログの中で言っているんですけど、もうルールを決めるには遅過ぎると、〇八年、〇九年の時点ならまだしも、そうでない、こんな最終盤で交渉に入るということは非常にもう難しいんだって、御自身、ブログの中で書いていらっしゃるんですね、二〇一一年十一月三...全文を見る
○田村智子君 そうすると、確認したいんですけれども、評価療養という制度、これ保険適用にしていくということを前提にしながら併用を認める制度ですね、この評価療養という枠組みは規制緩和の名の下に変更することはあり得ないと断言できるんでしょうか。
○田村智子君 今度は大臣にお聞きします。  三月一日の記者会見で、良い医療技術、良い薬というものが一般の方々に恩恵がないというのも問題だと、保険者、被保険者、国民の皆様方が理解をいただけるような範囲の中で新しい医療の技術の発展というものに対して、保険というものに対しての恩恵とい...全文を見る
○田村智子君 例えば、移植などがそんなにたくさんこうやって費用が下がっていくというのは余り考えられないわけですよ。だから、高いままの保険外診療というのが拡大されていく、拡大されていく方向だと。これは規制改革会議の中でも明確に書かれているわけですね。じゃ、そういうものがどうやって普...全文を見る
○田村智子君 既にアメリカからの要求の一つで保険が来ています。アメリカが既に日本でたくさん販売したがん保険について、かんぽは入ってくるな、私たちの圧迫になるという主張を既にやっているわけですね。そうすると、民業圧迫という問題が、やっぱり政府の後ろ盾があるかんぽに対してそうやって攻...全文を見る
○田村智子君 私たちも家庭的保育や認可外の保育施設も大変重要な役割を果たしてきたというふうに思っております。しかし、この間、認可保育所の不足という問題を脇に置いて、認可外での受入れを推進してきたこと、厚生労働省が二〇〇〇年に待機児童の定義を変えて、認可外での保育が受けられれば、認...全文を見る
○田村智子君 そうなんです。この間、ずっと厚生労働省も東京都も待機児童減っているって言ってきたんですよ、こういう数字だから。  東京都でいうと、二〇一〇年の四月一日は八千四百三十五人、連続して減って二〇一二年は七千二百五十七人、一千二百人減少したって発表なんです。でも、実際には...全文を見る
○田村智子君 今私が言った、申し込んでも入れなかった人数というのは公表されていないので、私たちが独自に調べて出てくる数字なんですよ。自治体によってはもう公表していない自治体があるわけですよ。これ、駄目です。つかむというふうに変えていただきたい。新しい制度の下では保育のニーズをつか...全文を見る
○田村智子君 済みません、もう時間ですけれども。  やっとそうやってはっきり出てきたんですよ。ずっとこの間聞いて、同じなのかと、申立てができるのかということを言っても、はっきり答えていただけなかったんです。不服審査法に基づいての申立てができるというふうには答えていただけなかった...全文を見る
03月28日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○田村智子君 これまでの委員会審議の中で各党の委員の皆さんが求められたように、私も、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会が提案をしている四ワクチン、また、これに加えてロタの予防ワクチンについて定期接種化に早期に踏み切ることを求めたいと思いますし、そのためにも、医薬品メーカーの言...全文を見る
○田村智子君 報道を見てみますと、杉並区の中学生の方の事例など、子宮頸がんワクチンの接種に伴って、複合性局所疼痛症候群など重篤な健康被害が生じていると、にもかかわらず救済対象とならないということに、これは私も問題を感じています。  この間、Hib、小児用肺炎球菌、子宮頸がん予防...全文を見る
○田村智子君 是非そこを何とか検討の余地がないかなということを要望としてお伝えしたいのと、もう一つ、今回の杉並区のような事例のやはり丁寧な調査と検証、これは是非被害者の方に対しても、大臣、お約束をいただきたいなと思うんですが。
○田村智子君 それも含めて。
○田村智子君 是非お願いをしたいと思います。  今日は、先ほども、今度の法改正で国立感染症研究所がワクチンの安全性やらいろんな情報収集も、大臣いわく、研究員挙げて取り組むというふうなことも言われておりましたので、その国立感染症研究所についてお聞きをしたいんです。  この感染研...全文を見る
○田村智子君 ところが、この国立感染症研究所は今大変な困難に直面をしております。  二〇一一年八月、国立感染症研究所機関評価報告書では次のような指摘があるんです。  現在の体制が多くの点で問題を含んでいると考えざるを得ない。これは、決して研究所側に原因のある問題ではなく、研究...全文を見る
○田村智子君 これ、予算の減額のシーリングから外すことに反対する国民いないと思うんですよ、感染症に対する対策の研究やっているようなところが。  もう一点、深刻な問題として指摘をしたいのは定員削減なんです。  評価報告書では、全ての感染症に対応するには研究者が圧倒的に足りない、...全文を見る
○田村智子君 定員削減の枠から外すことの検討は、大臣、どうですか。
○田村智子君 これは新規採用の抑制というのも今大問題になっていまして、今年度の十一人の新規採用に対して、来年度、僅か六人なんですね。定員削減で人が減る、しかも任期付きでしか採用ができないと。安定して働けない、予算も不十分、こうなりますと、優秀な人材が集まらなくなるという危険性も出...全文を見る
○田村智子君 いや、いいです。
04月03日第183回国会 参議院 共生社会・地域活性化に関する調査会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今、各委員から、福島への視察で大変厳しい意見をそれぞれの自治体からいただいたというお話がありました。私もそういう意見、本当に受け止めて、これから私たち国会議員も仕事をしていかなければいけないなというふうに思っています。  それで、先...全文を見る
○田村智子君 インフラのハードだけでなく、是非ソフトの支援というのは踏み込んで行っていただきたいと思っています。  次に、個人情報の問題にかかわって私も質問したいと思うんですけれども、行政が収集している情報を緊急時や災害時に活用することが重要だというのは、それはもうそのとおりだ...全文を見る
○田村智子君 このことにかかわってなんですけれども、高齢者の情報というと、やっぱり一番つかまなきゃいけないのは、独居老人、独り暮らしの方がどこにいらっしゃるのか、どういう状態かってことをつかむというのはそうなんですけれども、今いろんな事件を見てみますと、やっぱり介護している方が倒...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。
○田村智子君 「次世代へつなげる活力ある地域社会」というテーマにふさわしく、実践に根付いた意見を参考人の方々からお聞きすることができました。参考人の皆様、また福島への視察で地方議会のさなかにもかかわらず御協力いただいた皆様に、冒頭、心から感謝を申し上げます。    〔会長退席、...全文を見る
04月24日第183回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  総理は、先週十九日に成長戦略の方針を発表して、その中で、二〇一七年度までに四十万人分の保育の受皿を確保すると、そう表明をされました。杉並区、足立区、大田区、さいたま市、東大阪市などで、認可保育所への入所不承諾に対してお母さんたちが次々...全文を見る
○田村智子君 待機児童二万人というんですけれども、資料を見ていただいたとおり、東京都で認可に申し込んで入れない方って、私たちの調査でも六万人を超えているわけですね。四十万人のうち、やはり認可保育所をつくってほしいというこのお母さんたちの声にこたえることが必要だと思うんですけれども...全文を見る
○田村智子君 この四十万人のうち、認可でどれぐらいということは見込んでいるんでしょうか。
○田村智子君 私も家庭的保育室などが大切な役割を果たしてきたということは認識をしているんですけれども、例えば東京都では、この間、認可保育所増設は脇に置いて、認可外の施設で待機児に対応しようとしてきたと。これが重大な事態をもたらしているというふうになったことはもう明らかなんですね。...全文を見る
○田村智子君 もう一点お聞きしますが、横浜市への未利用国有地の情報提供の件数はいかがでしょうか。
○田村智子君 これ、情報提供はある、土地はある、だけれども高くて手が出ないという実態なんですね。公務員宿舎や庁舎跡地、また物納された国有地を保育所建設のために活用する場合、価格の規定はどうなっているでしょうか。優遇措置はありますか。
○田村智子君 価格はどうですか。
○田村智子君 聞いた説明と違います。私が聞いているのは時価ですというふうに聞いていますけれども、違いますか。
○田村智子君 これ時価なんですよ。時価なんです。  世田谷区では、国有地活用で保育所を三か所つくりました。そのうちの一か所は、土地賃貸料は年間一千七百万円を超えるため、区が借り上げをして、保育事業者に運営費で賄えるよう九十六万円で提供していると。自治体の負担、大変重いんです。 ...全文を見る
○田村智子君 先ほど総理も御答弁いただきましたけれども、四十万人の保育受皿、この施策の中に国有地の活用ということがしっかり書かれているんですね。でも、これは、活用が進まない理由を解決しなければ絵にかいたもちになってしまいます。  総理は記者会見の場で、保育の実施主体である市町村...全文を見る
○田村智子君 総理も国有地の活用と言われたからには、それが活用できる何らかの検討が必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○田村智子君 認可保育所をつくろうと思ったらまとまった土地が必要です。国有地の活用は本当に必要なんですね。これがなかなか公的活用、保育だけでなく特養ホームなども含めてなんですけど進まないと、未利用国有地が今度民間デベロッパーに売却されて大規模マンションが造られて、子育て世代が増え...全文を見る
○田村智子君 待機児童対策については規制改革会議でも検討がされています。認可保育所の基準にかかわってどのような議論が行われているか、御説明ください。
○田村智子君 保育士資格者の割合や面積基準、最低基準について議論が行われたと思いますが、いかがですか。
○田村智子君 保育士資格者の割合下げろとか面積基準を自治体上乗せ分下げろとか、こういう議論が行われていて、大変心配する声が起こっています。  厚生労働省にお聞きいたします。厚生労働省が行った保育所における死亡事件の事例調査について御報告をお願いします。
○田村智子君 この基準を満たすということは子供の安全を保障する条件だという認識が規制改革会議のメンバーにあるのかということが大変疑問なんですね。杉並で運動に立ち上がったお母さんたちも、困っていると声を上げたことが規制緩和の動きにつながったとすればショックだと、規制緩和による解消策...全文を見る
○田村智子君 終わります。
04月25日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  では、それを受けまして、丸川政務官の広告、登場されたことについてお聞きをいたします。  いろいろ広告がどこの広告かということが議論になっていますけれども、結果として、ヒューマントラスト社の広告で、同社の社長と対談をした、監督官庁の政...全文を見る
○田村智子君 これは日々の働き方ですから、恐らく労使協定という枠の外に置かれた労働者の皆さんがこのキュリカを使っておられるというふうに思うんですね。違法なんですよ。  そんな違法行為をこんなあからさまにやっているのかと思って、キュリカについてヒューマントラスト社のホームページを...全文を見る
○田村智子君 実際に誤認している方がいっぱいいますし、恐らく丸川政務官も対談したときには誤認をされたのではなかろうかというふうに思うわけですね。  もう一点、これは基準局長に確認をしたいのですが、労働条件通知書、これは法令に従うと誰が作成をすることになっているのか、お答えくださ...全文を見る
○田村智子君 その答弁を受けて、ヒューマントラスト社の企業向けのページ、まとめんCAを紹介するホームページのページを打ち出したので御覧いただきたいんですけれども、ここには、まず打ち出しからして、「派遣法改正後も今までと同様の業務効率運営が可能日雇派遣を」と、こう書かれていて、ちょ...全文を見る
○田村智子君 是非調査を行っていただいて、法令違反をお勧めする、自らも犯すというような企業は厳正に対処をしていただきたいと思っていますし、そういう企業の広告に結果としてあなたは登場したんだということをやっぱり深く受け止める必要があるんじゃないかと思うんですね。  私、こういう広...全文を見る
○田村智子君 かなりそうやって真っ正面から御答弁されると、じゃ、ちょっと聞きたいんですけれども、じゃ、そういう派遣の指導対象かなと思われるヒューマントラスト社の広告に結果として出てしまったということはどのように認識されておられるわけですか。
○田村智子君 そうなんですね、御自身の問題はどうなのかというふうに本当に思うんですけれども。  実態は、一部企業を指導していけばいいような事態じゃないんですよ。今も違法派遣というのは増え続けてしまっていて、ここに厳正に対処するということが厚生労働省には求められているわけで、労働...全文を見る
○田村智子君 規制を強化すれば問題が起こるんだという発言とはそれは矛盾すると思うんですね。それで、先ほど言ったように、派遣大手も違法派遣が後を絶たないと。ここの問題が全く解決されていないのに、規制を強化したことが問題だという発言を繰り返されていると。私はもうこれは、議員として発言...全文を見る
○田村智子君 再就職支援を大規模に民間人材ビジネスを使って進めようというと。そこにはお金も出すんだと。当然、民間人材ビジネス、派遣業を含む、ここの何というか業務が拡大する、その利益になるということは明らかな仕組みだと思うんですよね。  それで、予算のことを聞きたいんです。この助...全文を見る
○田村智子君 予算がどういうふうになるかというのは、検討と言いつつお答えいただけない。恐らく巨大な助成金にならざるを得ないんじゃないかというふうに思いますよね。  私は、これは電機リストラのようなことを今進められている、大規模に進められている、これが政府が助成までして一層進める...全文を見る
○田村智子君 違う。私が言っているのは、もちろん追い出し部屋のことを呼んで聞いてもらったと、一歩前進だと思っているんですけど、私は新たな問題提起しているんですよ。この追い出し部屋が再就職支援だといってやられているんですよ。それで、大臣が提案しているように、民間人材ビジネスを入れて...全文を見る
○田村智子君 聞いていることになかなかお答えいただけないんですね。  大臣が提案されているんですよ、産業競争力会議にね。産業競争力会議でどういう議論があるかというのはあるんですけれども、大臣が労働を移動させるために、労働者を移動させるために国が助成金を出して民間人材ビジネスによ...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  金融審議会保険商品・サービス提供等の在り方に関するワーキング・グループで、保険の現物給付や新たな保険商品の開発、保険商品の募集、販売の在り方についての議論が行われています。  ワーキング・グループでは、生命保険の現物給付の導入につい...全文を見る
○田村智子君 これ、現物給付に限りなく近い商品が契約の変更も新たな保険商品の認可も行わずに販売されることになりそうなんです。  これはどういうことかというと、例えば直接払いと提携事業者の情報提供サービス、これを組み合わせて、医療費の三割負担の自己負担分も見ますよとか、介護保険の...全文を見る
○田村智子君 急いでください、もう時間ないので。
○田村智子君 これ、結局、情報提供がちゃんとされているかとか、ちゃんと提携事業者を確保しているかということしか検査ができなくなっちゃうんですよ。どういうサービス提供するかの中身のチェックができないというふうになってしまうんですね。これは私、非常に問題あるんじゃないかなというふうに...全文を見る
○田村智子君 その保険で手当てする公的保険のところが非常に不十分だという声がいっぱい上がっていて、だから民間保険に流れているという事態もあると思うんですね。  私、もう一つ危惧するのは、やはり高い保険料が払える方は、そういう自己負担分を民間保険会社に払ってもらったりとか、あるい...全文を見る
○田村智子君 最後に一言だけ、済みません。  やはり今こうやって日米の保険会社が本当にすさまじい勢いで保険商品を売るわけです。事実上、現物給付に近いというものまで売ってくる。私は、それが逆に公的医療保険の範囲の拡大を妨げるような、民業圧迫を主張してというような事態にもなりかねな...全文を見る
○田村智子君 まず厚労省にお聞きをいたします。  指定薬物の規制は二〇〇七年の薬事法改正で導入をされました。これは食品衛生法を参考に制度設計がされたと説明をお聞きしていますけれども、立入り等の要件について違法薬物を発見したときとした理由や収去規定を盛り込まなかった理由、また、そ...全文を見る
○田村智子君 事案についても併せて。
○田村智子君 提案者にお聞きをいたします。  今回、それでは指定薬物の取締りについて、収去規定の追加、それから立入り要件の緩和、指定薬物事案を麻薬取締官等が取り扱えるようにしたその理由を、済みません、端的にお願いします。
○田村智子君 私も、害悪の大きさを考えれば、これは指定薬物を麻薬や覚醒剤、大麻などと同じように規制していくことは必要だというふうに思っています。一方で、やはり指定薬物事案の場合、外形的には合法的に営業しているようなお店などで販売がされているわけですね、ハーブ屋さんみたいな感じで。...全文を見る
○田村智子君 済みません、もう一点だけなんですけれども、元々は取締りの強化ということで、私は、やっぱり閣法で出すべきだったんじゃないかということは一言言っておきたいというふうに思うんですね。  私、ちょっと違和感があるのは、やはりこういう違法ドラッグが薬事法に位置付けられている...全文を見る
05月02日第183回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  公述人の皆さん、ありがとうございます。  東アジアの緊張を軍事的に解決しようとすると莫大な軍事費が必要になっていくんだなと、そうなると今の憲法の立場で外交努力をしていくことが本当に求められるんだということを私的には再確認ができました...全文を見る
○田村智子君 御意見としてはありがとうございました。  ただ、このサンフランシスコ平和条約をやはり完全な主権回復の日として政府が式典を今後も行うということについては、やはり先ほどお話のあった日米安保条約とまさに一体化して結ばれたということで考えると、これは大きな問題があるんじゃ...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  もう一点、先ほどTPPの問題について御発言をいただきました。  TPPの原則は例外なき関税撤廃及び非関税障壁の撤廃と。これはお話あったとおり、日本の農業や食の安全はもちろんですけれども、政府が関与する医療制度とかあるいは産業全体に非常...全文を見る
○田村智子君 内容について私ももう一点お聞きをしたいんですね。  実は、私もこれまで農業、食料の問題だけではないという立場で、厚生労働委員会の方では、TPP参加によって日本の薬価とか公的医療保険の制度が大きな影響を受ける、その危険性が高いということを取り上げてきました。ところが...全文を見る
○田村智子君 終わります。ありがとうございました。
05月07日第183回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  医療費の三割負担は国民生活に大変重くのしかかっています。そこで、子供の医療費無料制度について質問をいたします。  国民健康保険料や保険税の滞納を理由に保険証が取り上げられて病院にかかれないという問題を我が党はこれまで何度も国会で取り...全文を見る
○田村智子君 大臣が今言われた制度では、私が挙げた事例はほとんど救済ができないんですよ。新型インフルエンザが高額治療になるわけないわけですからね。だから、私は今のお話で大臣からは、子供たちがお金の心配なく必要な治療を受けられるようにしたいと、制度の改善したいという答弁をやっぱりお...全文を見る
○田村智子君 私は、命にかかわることなので、ほかにいろいろ子育て施策やっていますからということで、これ済まされるわけにいかないと思うんですよ。  国に試算をお願いしますと、就学前まで無料にして国が負担二分の一にしたら幾ら掛かるかと、一千二百億円だと。これ多いと見るか少ないと見る...全文を見る
○田村智子君 これに取り組んでいる自治体からは効果が幾つも言われているんですね。先ほど医療費が掛かるとおっしゃいましたけれども、一人当たりの医療費でいえば、先ほど言ったみたいに、慢性的な疾患を継続的に診てもらえるようになるので重症化が防げるから、そう考えると重症化して医療費が膨ら...全文を見る
○田村智子君 これ、財源というのでもう本当に腹立たしいのは、消費税増税で十三兆五千億円、これ増税になるんですね。ところが、こういう医療費の三割の窓口負担、小学生以下は大人とみんな一緒ですよ、三割負担。これに対して何の手だても取らない。私、今大変深刻な事例を紹介しても、やはり財政上...全文を見る
○田村智子君 大変情けない。  総理にお聞きしたいと思います。  例えばドイツでは、二〇〇四年に外来の医療費負担導入しました。でも、その際にも、医療費負担を理由に親が子供を病院に連れていくことをちゅうちょしてはならないとして、十八歳未満の医療費は無料にしたんです。フランスでは...全文を見る
○田村智子君 全国の自治体と一緒に引き続き頑張りたいと思います。  終わります。
05月09日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○田村智子君 今日は、生活扶助基準の引下げについてまずお聞きをいたします。  これは、最も所得の低い第一・十分位の消費と生活保護世帯の消費の比較に加えて、生活扶助相当CPI、物価指数に沿って引下げを行おうというものです。    〔委員長退席、理事津田弥太郎君着席〕  これま...全文を見る
○田村智子君 私は、生活の実態、やっぱりちゃんと調査をすべきだというふうに思っているんですね。やっぱり生活保護基準の設定の考え方というのは、確かにこれまで何度も変更されてきているんです。だけど、生活保護受給世帯への影響が大きい、低所得世帯に波及する影響も大きいと。だからその都度慎...全文を見る
○田村智子君 これは基準引き下げるんですから、数の有無はあるかもしれませんけど、やっぱり出てくる、その可能性否定できないわけですよ。それで医療費の負担ができなくなるという人を出さないために、これは、きめ細かいと言いましたけど、対策ないまま基準の引下げってやるべきじゃないと思います...全文を見る
○田村智子君 この無料低額診療事業の多くは済生会とか公益財団法人立の病院で行っているので、確かに院内処方ができるんですね。しかし、私たちの下に、実際薬が出せないという現実があるという報告もあるわけです。そうすると、この問題で困っている医療機関が多くの数字の中に埋もれてしまうような...全文を見る
○田村智子君 もう一つ、国民健康保険法四十四条による医療費自己負担軽減制度についてお聞きをいたします。  この四十四条減免について、厚生労働省は二〇一〇年に国の特別調整交付金の対象となるという基準を示しました。これによって自治体でも基準を条例や規則で定めるという動きが広がりまし...全文を見る
○田村智子君 これは大分進んでいるんです。  しかし、やっぱりこれは法律で一部負担金を支払うことが困難であると認められる者に対して医療費自己負担を減額免除するということを定めているわけで、ということは、この法律に基づいて国民が求めれば、自治体あるいは保険者は、これ減免をどういう...全文を見る
○田村智子君 最後に一言要望したいと思います。  やっぱりこれ、国の基準、余りに不十分なんです。災害が起きたときとか倒産したときとか、いきなり収入が減ったとき、三か月ぐらいと、それで減額免除。これですと、私が今までずっと問題にしてきている、ずっと低所得、医療費三割負担ができない...全文を見る
○田村智子君 駐留軍関係離職者等臨時措置法について質問をいたします。  この法律のそもそもの趣旨というのは、在日米軍の撤退や部隊の縮小、基地の移転という、その場に基地がなくなるということを想定して、そのために離職を余儀なくされた日本人に対して特別給付金を支給したり再就職のための...全文を見る
○田村智子君 そうなんですね。そうすると、その米軍の基地内の言わば業務管理上の都合での解雇だと。その中には、件数は多くはないけれども、その解雇は不当であるといって争っている事案もあるとお聞きをしています。となると、法の元々の趣旨とは違うような運用、アメリカ側の一方的な都合で解雇を...全文を見る
○田村智子君 これ国内で働いている方ですから、当然、私、国内法の適用というのは、これ本当に厚生労働省の側から強く働きかけてちゃんと取り決めさせなきゃいけないというふうに思うんですね。この三六協定とか、あるいは就業規則の届出という最も基本的な労働法がいまだ何か適用になっていないと。...全文を見る
○田村智子君 そうやってずっとずるずると来ているんですね。治外法権ですよ、こんなの。これは許されない事態だというふうに思うんですね。  それで、ごめんなさい、これはちょっと通告していなかったんですけど、聞いていて、例えば労働契約法なんですけど、これもやっぱり協議中だと。これは、...全文を見る
○田村智子君 これ、だから、ずるずるずるずる後ろに行けば行くほど無期転換権ってどんどんどんどん先延ばしになっていってしまうという事案なんですよ。こんなのずるずるやっている話じゃないと思うんですね。  これやっぱり厚生労働大臣にお伺いしたいんですね。  国内で働いている方であり...全文を見る
○田村智子君 終わります。
05月15日第183回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○田村智子君 福島第一原発の事故収束作業に延べ五百十人を違法に派遣したとして、長崎県内の三つの事業所に改善命令が出されています。本件の概要を御報告ください。
○田村智子君 これ、作業を請け負ったと見せかけて、実際は労働者を送り込んだだけの偽装請負、それから、今御報告になかったんですけど、もう一つ、自社に派遣された労働者を別の会社に派遣する多重派遣も、これ改善命令出されています。それから、派遣禁止の建設業への違法派遣と、これらが一度に行...全文を見る
○田村智子君 このアンケートというのは東電から元請企業を通じて労働者に配付されたもので、言わば雇主の目がある下で実施されたという側面は否めないんです。それでも、今あったとおり、作業指示している会社と給与支払の会社が違うという回答が約五〇%だと、事故収束の作業の多くは派遣が禁じられ...全文を見る
○田村智子君 これ、例えば富岡労基署は月一回免震重要棟で雇用相談とか行っているんですけれども、これ東電の目がある下で労働相談を行っても、なかなか労働者は実態告発はできないですよね。私は、東電や元請企業が責任を果たすということは、これ当然のことなんですけれども、もっと政府が直接的に...全文を見る
○田村智子君 周知だけじゃ駄目なんですね。具体的にできることを今提案したわけですから、是非検討してください。  それから、経産大臣にもお聞きしたいんですけれども、現場からは、東電は事故収束に必要な人員確保の予算をちゃんと組んでいるのかと、こういう疑問の声も起こっているわけです。...全文を見る
○田村智子君 これ、一昨年も私、予算委員会で、突然人員削減の計画が発表されたという問題を取り上げて、しっかり見ていきたいということを、当時、民主党政権ですけど、経産大臣に答弁いただいています。是非具体的に進めていただきたいと思うんです。  最後に、総理にもお聞きをしたいんですね...全文を見る
○田村智子君 根っこの改善が絶対必要だと思いますので、引き続き質問を続けていきたいと思います。  終わります。
○田村智子君 日本共産党を代表して、二〇一三年度予算三案に反対の討論を行います。  理由の第一は、消費税増税を前提とした予算だからです。安倍内閣は消費税一〇%への大増税を進めようとしていますが、これは国内消費を冷え込ませ、経済の停滞、税収減を引き起こし、我が国の財政危機を一層深...全文を見る
05月21日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  法案の質問の前に、感染の拡大が止まらない風疹の問題について一問だけお聞きをいたします。  国立感染症研究所は、今年の全国の風疹患者数がゴールデンウイーク前の四月二十八日までに累計五千人を超えたと発表しました。これは過去五年間で最多だ...全文を見る
○田村智子君 これやっぱり国立感染研がこれだけ風疹の問題を報道しているということは意味があると思うんですね。先天性の風疹症候群を、かつてたくさん子供さん生まれてしまったという、この反省をやっぱり教訓にしてでのことだと思うんです。  今日も予防医療の議論されていましたけれども、お...全文を見る
○田村智子君 私も、やっぱり一番の原因になっているのは労働者の賃金が下がり続けていることだというふうに私も思います。今国会、我が党、経済政策として賃上げと、大分議論やってきました。非正規雇用の拡大に歯止め掛けることも求めてきました。特に中小企業での賃金引上げは、もう省庁の垣根を取...全文を見る
○田村智子君 社会保障制度改革国民会議の議論にはなかなか任せられないなという思いがありまして、また、消費税一〇%の財源と。でも、その中には全然協会けんぽへの支援なんて元々制度設計の中にもないわけですから、本当にそういう路線ではないことを考えなければいけないということを私たちもどん...全文を見る
○田村智子君 それでちゃんと現状として正されたのかということなんですけれども、実は私の事務所に今年の四月に入ってこういう相談がありました。ある医療機関が、保険証を確認したにもかかわらずレセプトが戻されたと、おかしいなと思って健康保険協会に調査の依頼をしたら、今年四月、協会から回答...全文を見る
○田村智子君 そういう御答弁を受けてのことなんですけれども、そうしますと、現在、資格喪失日以降受診していると、これはもう医療機関が幾ら保険証を確認したということを主張しても、機械的にレセプトを戻されているようなんです。しかし、これ医療機関の方に瑕疵があるかというと、ないと思われる...全文を見る
○田村智子君 それでは次に、無保険の問題について質問いたします。  これまで我が党は国保料や国保税の滞納を理由に正規の保険証が取り上げられて無保険となってしまっていると、こういう問題を国会で何度も取り上げてまいりました。しかし、無保険はこうした保険証の取上げだけではありません。...全文を見る
○田村智子君 これ、いろんな実態が今広がっていると思うんですね。若い人たちの中からも、定職に就かないまま国保の加入手続もしていないというような事例も私たちも聞いているんです。  実は、高知市の潮江診療所、無料低額診療事業を行っているところですけれども、ここが、二〇〇九年十月から...全文を見る
○田村智子君 現行の制度はよく分かるんですけれども、やっぱりそういう実態をまずつかんでほしいんですよ。無料低額診療を実施している病院や診療所というのは窓口負担がないわけですから、無保険の方は十割負担なんかできないわけですからやっぱりそういうところへかかる可能性あるわけで、その診療...全文を見る
○田村智子君 対策立てるときにはまず実態をつかむことが本当に必要だと思うので、是非文部省と相談をして取り組んでいただきたいということを強く要望いたします。  次に、国民健康保険に加入しようとしても窓口で認められなかったというケースについてお聞きをいたします。  これは東京都中...全文を見る
○田村智子君 この方は、幸い我が党区議団と出会えて相談した日に遡って加入ができましたので、手術して自己負担百五十万と言われたんですけれども、これ何とか問題解決に至ったんですが、このようなことがないように是非窓口への周知を行っていただきたいというふうに思います。  やっぱり、長く...全文を見る
○田村智子君 でも、この問題をクリアする一つの手法として、二〇一一年二月から日本年金機構と市町村との間で覚書を締結すれば市町村も退職被保険者の資格喪失情報を把握できるようになったと。年金機構がお知らせすることができるようになったんですね。  ちょっと時間がないので。しかし、この...全文を見る
○田村智子君 終わります。
05月23日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  その理由の第一は、協会けんぽへの国庫補助率一六・四%を二年間の暫定措置としていることです。  本法律では、協会けんぽへの国庫補助は本則で一六・四%から二〇%とされています。...全文を見る
○田村智子君 四月二十五日の委員会質疑で、私は、ヒューマントラスト社は法令違反を犯していることを指摘をいたしまして、調査と是正指導を求めました。丸川政務官も、問題があれば正すのは当然だとお答えいただきました。  給与即日払いサービスと銘打ちながら、実際は手数料徴収をする貸付制度...全文を見る
○田村智子君 これ単なる個別案件ではないんですよ。丸川政務官が広告に出た企業で、この委員会はそのことが不適切であるということに基づいて行われている委員会なんですよ。調査したのか、是正指導したのか、ちゃんとお答えください。
○田村智子君 ヒューマントラスト社のホームページ、全く変わっていません。相変わらず、給与即日払い制度キュリカ、銘打たれています。企業に違法行為をあっせんする偽装日々紹介のまとめんCAも掲示をしたままなんです。問題を指摘してから一か月なんですよ。参考人としての出席も求められている経...全文を見る
○田村智子君 いや、聞いたことに答えていないんですよ。  じゃ、疑いでもいいんですけど、明らかにもう違法だろうと疑われることの営業活動に今もあなたが使われている可能性があるわけなんですね。  大臣、午前中の質疑で、この委員会が法案審議ができないような状態になっていることは大変...全文を見る
○田村智子君 いや、それだけで済まないですよね。それだけで済まないんですよ。そんなことは国民的に知られないんですよ。国民的に、全国的に知られているのは、ヒューマントラスト社の広告に丸川政務官が出たということなんですよ。そのままでいいのかってことなんです。大臣、もう一度お願いします...全文を見る
○田村智子君 切り離された問題ではないんですね。その重大性をもっと認識していただかなければならないと思います。  この対談の企画は日雇派遣への規制に相当な関心を持って行われたというのは、阪本社長が改定派遣労働法について日雇派遣原則禁止のことだけ取り出して話をしていると、こういう...全文を見る
○田村智子君 全く私が聞いていることとかみ合わない御答弁なんですよ。阪本社長との対談企画に応じるか否かと。これは丸川政務官、午前中の審議で、自分は一切判断していないというちょっと驚くような御答弁でしたけれども、日程は勝手に事務所が押さえて対談の可否は厚労省が判断したと。これは驚く...全文を見る
○田村智子君 各党で意見が違うのは当たり前のことなんですけれども、政務官なんですよ。政務官という立場は、改定された中身が、私たちも不十分だと思っていますけれども、全然不十分だと思っていますよ。でも、少なくとも政務官という立場は、改正されたものを周知徹底するという立場であるべきなの...全文を見る
○田村智子君 やっぱりこの広告違うんですよ。だって、派遣制度の在り方に関する研究会の中で、これまでも議論あったとおり、日雇派遣は独立したテーマになんかなってないし、この委員会での附帯決議の中で日雇派遣については周知徹底を図るという附帯決議しかないんですよ。にもかかわらず、見直しと...全文を見る
○田村智子君 政務官としてはそういう御答弁が当然なんですけど、この対談の中身はそうなってないです。特出しにして日雇派遣を研究会のテーマであるとあなたは言ってしまっているんですから、テーマになってないのに。  この間、ずっと丸川議員は、政務官になる前であっても、日雇派遣はニーズが...全文を見る
○田村智子君 そういう、何というのかな、政務官として、やはり私、この広告は明らかに日雇派遣を特出しにした見直しを阪本社長が主張する広告であることは間違いがないんです。それで、日雇派遣の労働者の現実の問題を労働者の立場で語ることもなくですよ、語ることもなく、規制の掛け方という問題に...全文を見る
○田村智子君 大臣のそういう認識だということになるとますます不安にもなってくるんですけれども、いずれにしても、冒頭で私が指摘しました違法性が相当に疑われる企業の広告に丸川政務官が登場をして、その営業活動をいまだ応援している可能性があると。これを正すためには対外的にこの広告が不適切...全文を見る
05月28日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○田村智子君 発言の順番に御配慮をいただきましてありがとうございます。感謝申し上げます。日本共産党の田村智子です。  この障害者の雇用の促進等に関する法律、そして精神保健及び精神障害者福祉に関する法律、この二つの法律は内容が大変異なるものです。前者は、障害があっても差別されるこ...全文を見る
○田村智子君 精神障害者に対する雇用率制度の適用は既に八年前の改正で行われていて、法定雇用率をクリアしているかどうかと、これ見るときの実数には既に精神障害者の方も含まれているわけです。実際、この改定が行われた翌年、ハローワークにおける就職件数を見ると一千八百九十件、これが二〇一一...全文を見る
○田村智子君 これは権利侵害が行われないように、しっかりと実施していただきたいと思います。  次に、差別の禁止についてお聞きをいたします。  法案では、雇用にかかわって、障害を理由とした差別的取扱いを禁止するという条項が新たに加えられました。そして、この条文では、募集、採用、...全文を見る
○田村智子君 大切な御答弁だったと思います。  法案では、この差別的取扱いの禁止を実効あるものとするために、事業主に対して障害の特性に配慮した合理的な措置を講じなければならないと定めていますが、同時に、この合理的な措置については、事業主に過重な負担を及ぼすこととなるときは、この...全文を見る
○田村智子君 これは経営状況を全く無視しろとは言わないんですけれども、障害者の差別禁止というのは、本来経済状況に左右されることなく保障されていかなければならない基本的な権利ということになっていくと思うんです。  そうなると、すぐに障害者の方が求めるような対応、一〇〇%はできない...全文を見る
○田村智子君 この使用者が行うべき措置についてもう一点お聞きをしたいんですけど、これ、事業主が直接障害者に対して何かということだけでなく、職場の同僚や上司などによる差別的な言動が行われないようにと、こういうことも事業主が講ずべき措置として重要な内容だと思いますけれども、これも、ど...全文を見る
○田村智子君 次に、この法律による障害の範囲のことについてお聞きをしたいと思います。  難病、慢性疾患の患者の皆さんは、障害者基本法によって障害者の範囲に含まれることになりました。今回の法案では、障害者雇用促進法が施策の対象とする第二条一項に定義する障害者に「その他の心身の機能...全文を見る
○田村智子君 ここ、済みません、断続的、周期的ということが入ってくるかどうかというのは難病患者の皆さんにとって大変重要なところなので、そこについても御答弁ください。
○田村智子君 対象になるということで確認ができました。  実雇用率の算定には現在も雇用義務がない身体障害者を加えて算定していますけれども、精神障害の方加えていますけれども、身体障害者に難病を加えたと。そうすると、この難病、慢性疾患の方々も雇用率算定に加えていくということが必要だ...全文を見る
○田村智子君 難病や慢性疾患の患者さんは、一部、内部障害者として障害者の手帳をお持ちの方もいらっしゃるんですけれども、これなかなか対象にならないという方がいらっしゃるんですよ、本当に重症化しないと。例えば、肝炎の患者さんは、事実上もう肝臓が機能しないという程度にならないと手帳の交...全文を見る
○田村智子君 先ほど指摘をした、例えばうつ病を発症した労働者が短時間労働を申し出ても認められない、これ現実にある問題ですし、ハローワークで障害者に対する求人情報と実際の労働条件が異なっている、これ指導されても正されないというようなケースというのも私たちも聞き及んでいるわけです。で...全文を見る
○田村智子君 今御説明いただいたのは非正規、定員外の職員の皆さんだと思うんですね。これは、事業主に対して雇用率達成の指導を行うとか、あるいは障害者から求人情報と実態が違うという相談があった場合に事業主を指導するとか、これはやっぱり常勤職員の任務なんですよ、役割なんですよね。  ...全文を見る
○田村智子君 いずれにしましても、本当に支援をやっていく体制が取れるかどうかというのがこの法改正が生きるかどうかということに懸かってくると思うんですね。今指摘しました問題、是非検討いただきたいというふうに思います。  もう一つ、支援の体制ということで、就業・生活支援センターのこ...全文を見る
○田村智子君 これは、大臣、問題あるなというお顔でお聞きになっていたようなので、ちょっと何らかの検討が必要だと思うんですけれども、どうですか、一言。
○田村智子君 もう一点だけ支援体制についてお聞きします。  社会福祉法人が第一号ジョブコーチ、これは事業所に派遣したりいろんなところに派遣して、就労を継続できるようなお手伝いとか、あるいは就職するときのお手伝いとか、いろんな活動を行っています。こうした派遣については独立行政法人...全文を見る
○田村智子君 これ、雇用納付金が減少していると。雇用納付金というのは、法定雇用率を達成しなかった、できなかった企業が支払っている納付金なんですよね。これが減っているということは法定雇用率を達成する企業が増えているということで、喜ばしいことなんです、障害者の雇用が進んでいるというこ...全文を見る
○田村智子君 是非、財政的な構造の矛盾ですので、これは踏み込んだ検討を行っていただきたいと思います。  次回の委員会で取り上げようと思っているんですけど、精神保健福祉法についても今日一部お聞きをしたいと思います。  この法案では、午前中にもありました、保護者制度は廃止をされた...全文を見る
○田村智子君 当事者の方の苦しみというのは、これはやっぱり私たちには分からないほど深いものがあると思うんですよね、家族の関係ですから。そういう問題が解決できるという、そういう保障に見えてこないわけですよ。  私、一つ重大だなと思っているのは、やはり、どういう法改正を行うかという...全文を見る
○田村智子君 これ、患者の権利擁護という観点で、だったら指定医一人じゃなくて二人にしたらどうかと。今人数が非常に足りなくて大変だという御答弁もされたように聞こえたんですけど、そうですよね。  そうしたら、例えば日弁連などは、それだったら、入院の措置のときは一人になったとしても、...全文を見る
○田村智子君 じゃ、次回引き続き質問したいと思います。  ありがとうございました。     ─────────────
05月30日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  本日は本当にありがとうございます。  私、まず精神保健福祉法の方からお聞きをしたくて、池原参考人からまずお聞きをしたいと思います。  おとといの質疑の中で、やはり代理人がなぜ法制度の中に盛り込まれなかったのかということが一つの審議...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  もう一点、保護者制度を廃止したけれども、家族等の同意で医療保護入院が引き続きできると。このときの家族等が、おじさんやおばさんでもいいと、一緒に生活をしていない方も同意の対象になり得るわけですね。このことによってどのような状況が想定されるの...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  次に、本條参考人に、本当に今御意見をお聞きしていても苦渋の思いがにじんでおられるなというふうに感じているんですけれども、同じことをちょっとお聞きをしたくて、家族等の同意ということについてどのようなお考えをお持ちか、まずお聞かせください。
○田村智子君 もう一点、医療保護入院の場合も、措置入院や緊急入院ではないということで、やはりこうした本人の意に反した入院というのはできる限り減らしていくような努力というのが求められていると思うんです。  例えば、家族への支援がもっとこういう面で充実させられていたらとか、地域での...全文を見る
○田村智子君 医療機関に対する御要望などもありましたら、せっかくの機会ですので、お聞かせください。
○田村智子君 ありがとうございました。  それでは、障害者雇用のことで石原参考人にお聞きをいたします。  いただいた資料を見てみまして、確かに職場定着というのが一つ大きな課題になっていくんだなということを感じたんですけれども、特にやはり、やはりと言ってはいけないですね、精神障...全文を見る
○田村智子君 やっぱり人的支援が非常に大切になってくるということなんでしょうかね。事業所にも出向いていって理解も広げたり、こういう、何というんですか、やり方にしてみたらどうでしょうかとか、相談に乗ったりとか、そういう面の充実が求められるというふうに理解してよろしいでしょうか。
○田村智子君 最後になんですけれども、私、就業・生活支援センター、おとといの質問の中でも取り上げたんですけれども、大変多岐にわたる、職場開拓から、家族の相談にも乗って、まさに就労したいという意欲を引き出すような支援から、大変多岐にわたるものを僅かな人員でやっていることに驚いたのと...全文を見る
○田村智子君 どうもありがとうございました。  終わります。
○田村智子君 二十八日の委員会に続けて、精神保健福祉法の法案についてお聞きをいたします。  前回、私、保護者制度を廃止する一方で医療保護入院に家族等の同意を必要とする新たな法整備をしたということは、家族の苦しみや本人とのあつれきなどをつくることになるということを指摘をいたしまし...全文を見る
○田村智子君 一緒に今日審議されている例えば雇用促進の法案でいいますと、精神障害者の方のその雇用率の算定基準に入れるのは、まずは法文に書き込んで、その上で五年とかというふうにやっているわけじゃないですか。今回、ところが、法文の中にそもそも入ってこないというのは、やっぱりそれは私は...全文を見る
○田村智子君 その家族等の同意のことで、先ほど大臣の答弁聞いていてちょっと一点確認したいんですけど、これは民法に規定する扶養義務者を指していて、つまりは本人から見て三親等の範囲の中のお一人が同意をすれば法整備上は入院が可能であるということでいいわけですよね。
○田村智子君 そうすると、離れて暮らしている人が連れていくことは難しいから、なかなか近しい人の判断がやっぱりなければという御答弁だったんですけども、法整備上は違うんですよね。法律上は離れている人が同意でもいいわけですよ。そうすると、近しい人の判断を排除し得るという改定にもなってし...全文を見る
○田村智子君 やっぱり法律がどういう形になっているかということが重要なわけですよ。午前中もやっぱり弁護士からの指摘がありましたけれども、例えば相続絡みの、認知症の方の入院をめぐって相続絡みでというようなこととか、親戚同士、家族同士の様々なあつれきやどろどろとした問題が、これは法律...全文を見る
○田村智子君 危惧は本当に拭えないというふうに言わざるを得ないと思うんです。  それで、先ほど、だから地域移行を本当に支援して、入院も短期で終わるようにという御答弁だったんですけれども、じゃ、その地域移行の支援策についてお聞きをしたいんです。  厚生労働省は、精神障害者アウト...全文を見る
○田村智子君 これは来年度一般事業化ということなんだけれども、まだそれをどうしていくのかが分かっていないということなんですよ。先ほどの大臣の答弁とちょっと距離感があり過ぎるなというふうに感じるんですね。  もう一点、精神障害者地域移行・地域定着支援事業、これ、例えば地域移行推進...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 私は、ただいま議題となっております障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、日本共産党を代表して、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりです。  これよりその趣旨について説明いたします。  この修...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案に賛成、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  以下、反対する法案について、その理由を述べます。  理由の第一は、保護者制度は廃止す...全文を見る
06月04日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  戦没者等の妻、父母への特別給付金の法案審議では、これまで何度も申請の時効を理由に少なくない未受給者が生じていることが問題になってきました。やむにやまれぬ思いで国家賠償訴訟を起こした皆さんは、未払となった方がどれくらいいるかということを...全文を見る
○田村智子君 今日の質疑でも指摘されましたけれども、申請主義だと。対象者に対して過去五回は通知されるとか請求書類が送付されるということもなく、対象となる方は都道府県の広報などを見て自覚的に市町村に請求をして、それで初めて特別給付金支給の手続が取られるという、こういうシステムだった...全文を見る
○田村智子君 これはやれることをやってこなかったと思うんですね。特別給付金の対象者というのは、軍人の遺族の方への恩給、軍属の遺族の方への遺族年金、このどちらかの受給資格を有する者とされています。恩給も遺族年金も二か月ごとの支給で、氏名や住所というのは当然記録がされています。  ...全文を見る
○田村智子君 これ、本来は政府として支給を行うという制度ですから、やはり一人の漏れなく特別給付金届けようという姿勢に欠けていたというふうに言わざるを得ないと思うんです。  これまでこの法案審議されるたびに請求権を喪失した方の問題というのは指摘をされていました。十年前にリストを送...全文を見る
○田村智子君 ここで大臣にお聞きをしたいんですけれども、これまでやっぱり国会で何度も指摘されてきたんだけれども、やはり請求権を喪失させないという努力が足りなかったというのは、これは明確だと思うんですよ。厚労省の言わば不作為によって請求漏れが生じてきたというふうにも言えると思います...全文を見る
○田村智子君 これはやっぱり政府の責任において通知するということはできたはずだということは指摘せざるを得ないんですね。その反省の上に立つからこそ、今も各議員の方からもありましたけれども、やはり請求権を喪失した方について何らかの手だてというのを是非検討していただきたいと、これは要求...全文を見る
○田村智子君 今回、国の管理にする、所有にするというので、非常に大切なことだと思うんです。やはり、戦争の事実を伝える貴重な資料を国が管理をして次世代に伝えていくと。  その点で大変立ち遅れているのが国内の民間人の戦争被害と。これは総務省の担当ということで今日来ていただきましたけ...全文を見る
○田村智子君 これ、総務省の方にお聞きしましたら、国内でいろんな資料収集やっていらっしゃるんですよ。全国の慰霊碑とかもずっと全部記録にしていこうというふうにやっていらっしゃるんですけれども、担当者はお一人なんですよ。  市町村合併によって戦争被害についての記録を担当していた部署...全文を見る
○田村智子君 終わります。
06月13日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  本法案は、厚生年金基金の代行割れ問題を基金の解散で解決を図ろうというものです。この代行割れの問題の多くは、バブルの崩壊による運用益の大幅な減収によって発生をしたものです。大企業の単独基金のように、企業に体力のあるところは既に代行割れを...全文を見る
○田村智子君 これまでの政策について一点、その責任のことをちょっと問いたいんですけれども。  基金解散時に基金を構成していた事業所に最低責任準備金の納付を割り振ると、これを事業主の連帯債務としてしまった、これやはり大きな問題として指摘をせざるを得ないと思うんです。倒産、廃業した...全文を見る
○田村智子君 今御説明あったとおり、だから強化したその二年後には廃止、今回で連帯債務は廃止されるというわけなんですよね。だから、連帯債務というのを課して、解散も地獄、残るも地獄のような事態をやっぱり政策的につくったということは、これは指摘せざるを得ないわけです。  今回はまた最...全文を見る
○田村智子君 これまで基金に加入している企業というのは、ちゃんと厚生年金保険料も払ってきたし、三階建て部分の上乗せ保険料もきちんと払ってきたと。ただ、その基金運用の穴埋めを、これをその中小企業に負わせるということなんですよね。私は、この基金解散したことによって企業倒産と、中小企業...全文を見る
○田村智子君 後納によって無年金から抜け出すことができると、これは大切なことだと思います。無年金の方っていろんな事情がある方ですので、そういう事情の方がやはりちゃんと年金が受け取れるようになれば、これ生活保護受給を回避できるとか低所得の状態が改善する可能性があるわけですから。ただ...全文を見る
○田村智子君 もちろん、本人にとって借金となるので返済が可能かどうかという問題はありますし、貸付けの財源も限りがあるので、これは個別には社会福祉協議会の判断だというふうには承知していますけれども、今回の法改定によって無年金者が新たに生じる可能性は現にあるわけですね。それに、後納も...全文を見る
○田村智子君 では次に、六月十一日、マスコミでも一斉に報道されました、旧社会保険庁職員の分限免職処分取消しについてお聞きをいたします。  社会保険庁の廃止、日本年金機構の発足に際して、社会保険庁の職員五百二十五人が分限免職処分、民間企業でいえば解雇となりました。このうち七十一人...全文を見る
○田村智子君 ほぼ異議の申立てのしようもないわけですから、受け止めるしかないということではあるんですけれども、もうちょっと聞きます。  この人事院の判定では、面接票に記載されたAからDというこの評価で、任用となった職員よりも評価が上あるいは評価が同等だったのに分限免職となった事...全文を見る
○田村智子君 面接そのものについての記述がなくても、判定の中で人事の公平性、公正性の観点から妥当性を欠くと、これは明記がされているわけですよ。これ重く受け止めなければ駄目ですよ、大臣。  人事院の判定というのは私たち一〇〇%支持するということではなくて、社保庁から日本年金機構に...全文を見る
○田村智子君 それは、もう裁判ではないんですからね。これもう、例えば六人、これ復職だというのを不当だということなんかできないわけですよ。行政処分を下したことに対して行政機関がそれは駄目だと、間違っていたと判定下したんですから、ちゃんと重く受け止めてもらわなかったら困るというふうに...全文を見る
○田村智子君 これ違いますよ。支給開始年齢を今の六十五歳まで引き上げるってやりましたけれども、それを更に六十七歳、六十八歳に引き上げようという議論でしょう。これ、元々民主党の政権も支給年齢、開始の繰上げということを打ち出していましたけれども、それに対して、民主党政権時代、自民党議...全文を見る
○田村智子君 一言だけ済みません、最後に。  六十五歳の引上げだって、六十五歳までの定年延長をやった企業なんかほとんどないと。再雇用になっちゃって収入が減ってどうなるんだということが今日も読売新聞一面に出ていましたけれども、そういうときに更なる年齢の引上げと、これでまた社会保障...全文を見る
06月18日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  私も、質問の順番についての御配慮に感謝を申し上げます。  前回、十三日の質疑で、私は、社会保障制度改革国民会議が示した議論の整理案の中で、年金支給開始年齢の引上げについて早めに議論に着手すべきと記され、会長を務める清家篤氏が記者会見...全文を見る
○田村智子君 そうすると、国民会議で議論されている中身というのは、もう今年度から制度の改定について話し合うような中身を話し合うわけなんですよね。だから、その中で支給開始の年齢について早めに議論に着手すべきというふうに書かれること自体、私は重大な問題だなというふうに思うんです。 ...全文を見る
○田村智子君 今、物価下落時にも年金をマクロ経済スライドで抑えれば将来の年金に対して安心だということもおっしゃったんですけど、でも、前の自公政権のときに、百年安心だという設計を行ったと言っているわけですよね。言っているんですよ。その中で、六十五歳の年齢の引上げもやり、保険料率も引...全文を見る
○田村智子君 大臣の見解は分かるんですよ。ただ、国民会議というのはもう来年度の予算編成に向けて社会保障の予算をどうするかということを議論するためにつくったような機関ですよね。そういう中で年金の問題を議論されているということが非常に私は重大だということを指摘しておきたいというふうに...全文を見る
○田村智子君 私、細切れの労働契約でいつ仕事を失うか分からないと、こういう立場で働いている方々への対策って急務だと思っているんです。  ところが、この四月一日に施行された改正労働契約法、これを受けて、五年後の無期転換を嫌って有期契約の契約上限を五年とする動きが広がっているという...全文を見る
○田村智子君 幾つかの大学では聞き取りも行ったということもお聞きをしています。私、文科省が国立大学にどう対応するかということがこれ私立大学にも影響を与えることになるので、静観していては駄目だというふうに思っているんですね。  実は、この四月、早稲田大学では、非常勤講師の有期契約...全文を見る
○田村智子君 ところが、早稲田大学では、過半数代表者の選出の通知、これは大学構内の非常勤講師用のボックスに投げ込まれただけなんです。しかも、既に講義は終了して春休み中で、受験期間にも重なったので大学構内に非常勤講師がそもそも入れないと、こういう期間まであったとお聞きをしています。...全文を見る
○田村智子君 是非そういう立場で今後もよく見て必要な指導を行っていただきたいんですけれども、これは多くの大学、特に私立大学などでは、もう半分というより三分の二ぐらいが恐らく非常勤の教職員で占められているだろうというふうに思うわけですね。まさに大学の教育、研究を中心的に担っていると...全文を見る
○田村智子君 労働者の基本的権利にかかわる法律を地域によって適用除外なんというのはあり得ないことですので、是非こんな規制緩和はやらないということで頑張っていただきたいんですけれども。同時に、じゃ全国規模でどう解決するかと。これはやはり、機械的に五年上限で雇い止めではなくて、合理的...全文を見る
○田村智子君 大学にも是非それが適用されるようお願いしたいと思っています。  文科副大臣、ありがとうございました。副大臣への質問は以上ですので。
○田村智子君 じゃ、続けます。  実は、国連社会権規約委員会では日本の労働時間についても指摘がされています。相当数の労働者が著しい長時間労働に従事し続けていることを懸念する、長時間労働を防止するための措置を強化することを勧告すると、こういうふうになっているんですね。  実際、...全文を見る
○田村智子君 長時間労働も、実はこれでぼろぼろになって働けなくなるような、うつ病を発症するとか、こういう問題が多発をしていまして、やはり将来の無年金、低年金につながるような問題なんですね。  私、特に今長時間労働で若者を使い捨てるブラック企業ということが話題になっているだけに、...全文を見る
○田村智子君 これは正社員でワタミで働いていた方が、我が党の東京都委員会の雇用と就活対策室に実態をお話ししたいといって訴えてこられたんです。資料を見たら、時間外労働八十時間超える月がありました。四十五時間以上という月は二年間で六か月に及びました。年間で四百八十時間超の残業、割増し...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、厚生年金基金制度を廃止し、五%程度の健全とされた基金の存続は認める一方で、代行割れをしている四割の基金を始め、全基金...全文を見る
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  まず、提案者にこの法案の立法の趣旨についてお聞きをいたします。  この法案は、子供の貧困を家庭の自己責任で終わらせない、国や地方自治体が子供の貧困率や貧困世帯の高校進学率などの指標も明らかにして、子供の貧困の解消への責任を果たすとい...全文を見る
○田村智子君 先ほど民主党の石橋委員からも指摘があったんですけど、その大綱に定める指標、指標を改善するための施策というふうになるので、指標にどのようなものが定められるのかというのは一つ大切なことだと私も思っています。  条文では、子供の貧困率、生活保護世帯の高校等進学率等と、こ...全文を見る
○田村智子君 そうしますと、この法案が大綱に掲げることを求めている子供の貧困率や生活保護世帯の高校等進学率の改善のためにはやはり具体的な施策が求められてきて、ここは政策的にはいろんな見解があるかとは思いますけれども、例えば高校授業料の無償化の継続や拡充、給付制奨学金の実現、就学援...全文を見る
○田村智子君 それでは、具体の問題として就学援助のことについてお聞きをしたいと思います。  今日の日本の社会を見たとき、やはり失業状態にあったりなかなか安定した雇用に就けないような方々の状況を見てみますと、高校を中退をしてしまっているとか、もうそもそも高校に進学をしなかったとか...全文を見る
○田村智子君 この法律が成立をするわけですから、是非改めての周知ということを、自治体に対して周知するように求めていただきたいというふうに思います。  もう一点、その就学援助についてなんですけれども、実は二〇〇五年の一般財源化のときに当時の中山文部科学大臣は、これによって就学援助...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  就学援助の質問は以上ですので、副大臣、ありがとうございました。  続けてよろしいでしょうか。
○田村智子君 続けて、次に学童のことについてお聞きをしたいと思います。  法案では、貧困の状況にある子供やその保護者に対する生活の支援というのを義務付けています。幼少期においてはやっぱり保育所というのが大変重要な役割を果たしていて、じゃ学齢期ではどうかと。貧困世帯はやはり遅くま...全文を見る
○田村智子君 ところが、この学童は、国の制度として低所得者向けの利用料減免などの制度というのはないわけですね。ここが保育と全然違うところなんです。  それで、首都圏のある保護者会立の学童の先生にお話をお聞きしたんですけれども、例えば父子家庭のお子さん、小学校一年生の子供さん、う...全文を見る
○田村智子君 終わります。
06月18日第183回国会 参議院 内閣委員会 第13号
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○委員以外の議員(田村智子君) 委員外発言をお認めいただき、ありがとうございます。日本共産党の田村智子です。  昨年の障害者基本法、そしてこの障害者差別解消法は、今後の我が国の障害者施策の土台となる法律で、どちらも参考人質疑が行われないということは私は大変残念に思います。また、...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) その差別を解消するに当たって、この法案で、ではその差別とは何かという定義がないというのはやはり問題だと思っています。  差別の定義というのは法案の要とも言えるもので、障害者政策委員会や差別禁止部会でも時間を掛けた検討が行われてきました。差別禁止部...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) 次は、差別の解消をどう行うのかということについてお聞きをいたします。  紛争の処理は、公的行政機関が基本となります。それでは、その行政機関が紛争当事者となった場合にはどうなるのかと。例えば学校教育では、学校への入学やあるいは試験などで障害者の方へ...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) 民間事業者が紛争当事者の場合も、行政機関が紛争処理の役割を十分に果たしていくためには様々な課題が考えられます。例えば、車椅子や盲導犬を理由に食堂の利用やホテルの宿泊を断られたという場合、恐らく障害者の方は所在地の自治体に訴えるということが考えられま...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) 私も障害者差別解消支援地域協議会というのは大きな役割を果たすことになると思うんですけれども、残念ながらこの設置が努力義務となっていて、予算措置というのも不明確なんですね。やはりここは国としても予算措置をしっかりとって、十分な見識や経験を持つ方がこの...全文を見る
○委員以外の議員(田村智子君) 終わります。
06月20日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  安倍総理は、昨日のG8サミット後の記者会見で記者からの質問に答えて、財政健全化に向けては社会保障も聖域とせず予算縮減を行うということを強調いたしまして、無駄の削減としては生活保護制度だけを挙げられました。  また、先週閣議決定された...全文を見る
○田村智子君 私たちも、例えば老齢加算を廃止をしてしまったと。これ検証が必要で、大変な高齢者の皆さんの生活苦が広がっているというふうに思いますから、そういう検討は必要だと思います。しかし、全体として社会保障の予算縮減という方向の中で、見直すとまで書いている、これはやはり生活保護の...全文を見る
○田村智子君 今の御答弁で、古い書きぶりを新しい書きぶりに直したということは事実上撤回されたというふうに私は受け止めたいというふうに思います。これ、非常に重要な条文なので、無責任な答弁してもらったら困るわけですよ。  それで、先ほど、午前中の答弁の中では、要式行為ではない、非要...全文を見る
○田村智子君 そうすると、これは裁判でも争いになっている事例がいっぱいありますのでお聞きをするんですけれども、法案でいうと二十四条七項、現行法ですと四項になるんですけれども、保護の申請をしてから三十日以内に通知がないときは、保護者は保護の実施機関が申請を却下したものとみなすことが...全文を見る
○田村智子君 これ、非常に争いになりますので、しっかり徹底をしてほしいんです。口頭で言ったと、それを書き留めたかもしれませんけれども、ちゃんと確認をして口頭で言ったということが確認されたら保護の申請だと、そこを起点だということを、これ、厳格に徹底をしていただきたいというふうに思い...全文を見る
○田村智子君 先ほど口頭でもということで御答弁いただいているんですけれども、これ法律の中では修正がされて、特別な事情というふうにやられているわけですから、一般的に口頭での申請を認めるということではないと思うんですね。記載事項をここまで法律に書き込んだと。これでハードル高くならない...全文を見る
○田村智子君 増えていますよ。増えてないことないですよ。
○田村智子君 違います、違いますよ。
○田村智子君 私は幾つかその申請書類って手元に持っていますけれども、例えば収入要件書けなんてないわけですよ。保護を申請する理由を書けというのはありますよ。だけど、保護を申請する方のその収入の状況を書けというだの、そういう書類持ってない自治体は幾つもありますよ。
○田村智子君 例えば、宮城県保健福祉事務所長殿と、こう書かれているものを私持っていますけれども、括弧して添付を必要とするというふうに書いてありますけれども、でも、申請書そのものにそういうことを記載しなさいということは書かれていないわけですよ、宮城のものは、書かれていないです。これ...全文を見る
○田村智子君 申請した後の調査なんていうのは現行法でもちゃんと条項があるわけですよ。問題は、申請をしたものを受け取るのかどうかということがこれまでも物すごく問題になってきた。だから私、聞いているんです。  生活保護の申請をめぐって、これまでも窓口で申請認めないということが度々問...全文を見る
○田村智子君 起きているということを認めると。それでは、なぜそういう水際作戦、教示義務違反、申請権の侵害などが起きているのかと、ここについての認識はいかがですか。
○田村智子君 これ、組織的に起きていないと言えるのかどうかというのは大変私は疑問を持っていまして、先ほども議論になっていました生活保護の相談者のうち、申請にまで至ったのは半数程度だということが厚生労働省の監査の結果として数字として示されて、そのことについての調査が必要だということ...全文を見る
○田村智子君 これ、お話聞くというところじゃなくて、ちゃんと数字として中身を調べるということを調査という形でやっていただきたいというふうに思います。  それで、こういう申請権を認めないという行政が裁判でも断罪される、舞鶴市のように不適切な対応を指導される、市民団体や弁護士などか...全文を見る
○田村智子君 つまり、現場で問題になっている水際作戦を是正する内容というのは法案の中には何もないんですよ。何もないままに、申請書提出しなさいとか、そのための事項はこれこれこうですということを書いたということなんですよね。これで要保護者の申請権を侵害するようなことはありません、安心...全文を見る
○田村智子君 残念ながら、大臣の決意というぐらいしかないわけですよね。これ、何のための法案だろうと、本当に求められる改正というのはそういうことじゃないでしょうということを私、言いたいと思うんです。  先ほど、口頭でも認めるようにするから現行と同じだということを言われていますので...全文を見る
○田村智子君 そういう御説明なんですけど、特別な事情のときには口頭で認めるということなんですね。  そうすると、その特別な事情が何に当たるのかということが非常に重要になってくると思います。  衆議院の質疑の中で、先ほどのように、申請の意思が明確に示されたと、舞鶴のような例です...全文を見る
○田村智子君 論外はそのとおりなんですけれども、ここが重要なんです。だって、三十日の起点になるかどうかという非常に重要なところなんですが、恐らくそれ以上答弁できないんですよね。  どうなんですか、これ。特別な事情と書いたら、渡されない、交付してもらえない、だけど自分は意思がある...全文を見る
○田村智子君 実態は、だから相談にとどめられちゃうわけですよ、言っても。申請だとどんなに言っても相談書類にしかならないという事例がいっぱいあるから水際作戦と言われちゃうわけですよね。相談じゃなくて申請だと言っているのに。  それじゃ、今、あってはならないとおっしゃったんですから...全文を見る
○田村智子君 この申請提出に関する修正は、特別な事情があるときはというふうに限定的になっています、口頭による申請ですね。これは、じゃ、その特別な事情というのを立証する責任は誰にあるのかと。衆議院の提案者の答弁の趣旨を見れば、立証責任というのは、やっぱり特別な事情が、これは、受け取...全文を見る
○田村智子君 ちょっと具体にお聞きしますね。  例えば、隠匿、わざと書類を隠すとか、そういう意図はなくて、純粋にその収入を示すようなものがないと。紛失をしたとか、あるいは必要書類をそもそも本人が所持していないという場合があるわけですよね。そういうときに、書類が添付できない特別な...全文を見る
○田村智子君 やっぱりこの特別な事情が何を指すのかということが非常に曖昧で、だけど、それは結局行政の側の判断になっちゃうわけですよ。自分は口頭でやりたい、だけど、あなた、いや、申請書類ちゃんと持ってこなきゃ駄目だと。こういうことにならないということが、現行法というか現行制度もそう...全文を見る
○田村智子君 これ、申請に行ったときに、その扶養義務者が明らかに扶養できる能力を持っているなんてどうして判断ができるのかと。調査しない限り、判断なんかできないと思うんですね。こういう申請が来ていますよということを扶養義務者に通告しちゃうわけでしょう。どうやってその扶養義務者が、通...全文を見る
○田村智子君 これ、まず決定に当たっても報告を求めるということになっているわけで、返還云々、保護が始まった後に仕送りができないんですか、どうですかということはあり得るとは思うんですけれども、その決定を下すかどうかと、保護を開始するかどうかの判断のときにもう、つまり申請があったらも...全文を見る
○田村智子君 これで保護申請諦めるって方が出ないって担保ないんですよ。  これ、続きは火曜日の日に質問をしたいというふうに思いますけれども、やっぱりハードル高くするという改正の中身だということは今日の質疑のやり取りの中でも私は指摘できるんだということを申し上げて、今日の質問は終...全文を見る
06月21日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○田村智子君 参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、佐藤参考人にお聞きをいたします。  大変、釧路市の取組が心のこもったというか心のある自立支援だということを今お聞きしていて感じたんですけれども、大変たくさんのプログラムで就労の支援や引きこもりの支援や社会とのつなが...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。そういうやっぱり人を置くような予算も必要なんだろうなと、こういうところは国もしっかり措置していかなければならないなと思います。  次に、藤田参考人にお聞きをいたします。  率直にお聞きします。今回の法案で、申請書の提出を原則として義務付ける...全文を見る
○田村智子君 昨日の質疑の中で、私、水際作戦のやり方の一つとして、申請書そのものを渡さないというやり方があるんだと。それから、紹介したのが、もう一つは、申請書を置いていったのに受け取らないと。今回、法律で申請書の提出があって初めて申請というふうになるときに、渡さない、受け取らない...全文を見る
○田村智子君 もう一点、藤田参考人にお聞きしたいんですけれども、今回、言わばセットのような形で生活保護法の改正法案と生活困窮者自立支援の法案が出てきています。  自立支援のこの法案の中身を見ると、一つ一つは確かに必要な制度が幾つもあるというふうに思っているんですけれども、非常に...全文を見る
○田村智子君 天野参考人に伺いたいと思います。  今、残念ながら、生活保護に対する一般の方々の相当悪意も含めた様々な偏見が残念ながら今広がるような事態になってきています。それで、今、民生委員の活動をされている中で、本来、生活保護の申請が必要なほど困窮をされている方と、そういう方...全文を見る
○田村智子君 そうしたら、最後、佐藤参考人にもう一度お聞きしたいんですけれども、先ほどケースワーカーさんの働きが非常に、ケースワーカーさんや間に入る支援員の方ですか、その専門性が担保されるような人数の体制と、あるいはその人件費、お給料、手当、なっているかどうか。そこの点で、やはり...全文を見る
○田村智子君 終わります。
06月25日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今国会は、与党が理事会や委員会の開会を妨害するということが実は繰り返し行われてまいりました。本来は委員会の円満な運営や、あるいはその委員会での質疑の促進に野党に協力を求めるというのが国会の与党の在り方ではないのかということを考えても、...全文を見る
11月05日第185回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  特別支援学校について質問をいたします。  まず、昨年、厚生労働委員会で質問をいたしまして、政府の宿題になっている特別支援学校の医療的ケアについてお聞きをいたします。  昨年四月、改定された社会福祉士・介護福祉士法が施行をされ、特別...全文を見る
○田村智子君 厚生労働省、今お聞きになったように、現場から要望の声が既に上がっています。私のところにも、教育の場で医療的ケアを担ってきた皆さんから、学校における医療的ケア実施の指示をするのが誰なのかということがこのままでは不明確だという声が届いています。これは、法整備をする前にも...全文を見る
○田村智子君 学校医というのは主治医じゃないわけですよね。指示書書くような立場にないわけです。在宅の施設、在宅で利用されている施設を見ると、学校以外は喀たん吸引等の指示は診療報酬の対象にすべからくなっているんです。学校だけが相変わらず公的な枠組みの外に置かれていて、主治医が指示書...全文を見る
○田村智子君 厚労省への質問は以上ですので、委員長のお許しがあれば、審議官、退席をいただいて構いません。
○田村智子君 続いて、特別支援学校の教育環境についてお聞きをいたします。  これまで国会では、特別支援学校の教室不足の問題が繰り返し取り上げられてきましたが、現状は遅々として解決をしていません。文部科学省のまとめによれば、二〇一二年五月一日現在、全国で四千六百三十三教室が不足と...全文を見る
○田村智子君 こうした実態の数字が示されるのは実は初めてのことなんです。  我が党の宮本衆議院議員が三年前の国会質問で教室間仕切りなどの実態を調べるべきだと、こう求めたこともありまして、全国的な数字が分かるようになったものです。私も実は資料一でお配りをいたしました。見ていただき...全文を見る
○田村智子君 これは来年度の概算では新たな施設助成の制度というのを盛り込んでいるとも聞いています、廃校の利用などですね。しかし、やっぱりこれが本当に進んでいくように、もう少し実態を見ていきたいんです。  例えば間仕切り教室なんですが、私も埼玉県の特別支援学校を視察した際に、パー...全文を見る
○田村智子君 特別支援学校も対象なんです。  愛知県のある学校では、音楽の授業も間仕切り教室で行うしかなくて、隣の教室に聞こえちゃうから大きな音を出さないようにと教員が指示せざるを得ないという実態があるとお聞きをしています。  初等中等局長にもお聞きをしたいんです。今、学校環...全文を見る
○田村智子君 間仕切りなんですよ、パーテーションで、私が言ったみたいに後ろからも音が聞こえると。文部科学省、調査しているんですから、初等中等局の担当と言えないんでしょうか。  じゃ、ちょっと大臣にお聞きしたいんですけれども、もう明らかに後ろから聞こえるんです。明らかに五十デシベ...全文を見る
○田村智子君 今ある基準に照らしておかしな実態があるわけですから、これ、初中局長も、実態が分からないというんだったら、これ数で取るだけじゃなくて、そういうところの教室が一体どうなっているのか、果たして今ある基準が満たされているのかということはしっかり調べるべきだということも、私、...全文を見る
○田村智子君 これ、地方公共団体がなかなか取り組んでいないという実態がある下で、要望にこたえるというだけではとても足りないんですね。今、元々造ったときの言わば標準の四〇%になっちゃったような学校、一体どうなっているのか。子供たちはもう詰め込みなんです。  千葉県の知的障害の特別...全文を見る
○田村智子君 お願いしたいと思います。  それで、こうした実態はなぜ起こるのかと。小中学校や高等学校には法令で一人当たりの面積など守るべき学校の施設の最低基準、設置基準が定められている。ところが、学校教育法施行規則で特別支援学校の設置基準は別に定めるとしながら、その基準自体がな...全文を見る
○田村智子君 最後に一言。  先ほど間仕切り教室などの実態も見たいということですから、今ある基準が本当に守られているのかどうか、それが守られていないとしたら、根本的問題は何なのかということは、是非実態踏まえて検討していただきたい。私は、最低基準は、これは最低のものを作った上で配...全文を見る
11月20日第185回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。よろしくお願いいたします。  まず中野参考人にお聞きをしたいと思います。  先ほど津波の対策について、海岸はずうっとつながっていると、しかし、それぞれの津波の対策というのはそれぞれの自治体ごとにつくって進めていかなければならない、それで...全文を見る
○田村智子君 大変貴重な問題提起といいますか、やっぱり、地域それぞれの自治体は、もっと厳密に細かくブロックの指定をしながら避難対策を取ると、だけど、大きく国が枠を掛けて大きな計画を立てるということがやっぱり必要だという御趣旨でよろしいでしょうか。
○田村智子君 同じ質問で田中参考人に。  このように悩みを抱えている自治体が多くて、高台避難が難しいような地域での津波の対策、どのようにしたらいいかということで、ちょっと御意見ございましたらお聞かせいただきたいなと思います。
○田村智子君 ありがとうございます。  もう一つ田中参考人にお聞きをしたいんですけれども、今度は首都圏直下にもちょっとかかわることなんですが、先ほど、まあそれにかかわらずだと思いますけれども、やはり地震の対策は事前被害の防止であり耐震化の推進が最重要だ、これもそのとおりだなとい...全文を見る
○田村智子君 続けて田中参考人、済みません、何度も申し訳ないんですけれども、今の問題では、例えば東京都の墨田区の白鬚の地区なんかは、ちょっと時間を掛けて地域の皆さんが本当に入った協議会を開いて、いかにして木造密集を解決していくか、それで東京都も都営アパートの改築などをそういう住民...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございました。  では、菅原参考人にお聞きをいたします。  先ほど、首都直下への備えとしての高速道路等々の補強、耐震化、これが非常に重要だと、そのとおりだと思います。これはどこかで出ている資料であるかもしれないんですけれども、改めてお聞きをしたいんです...全文を見る
○田村智子君 そうすると、なかなかあれですね、例えば東京でいえば、東京外環自動車道に大変多額のお金を使うけれども、まあほとんど国直轄でこれは造ることになると、予算的にはですね。  そう考えると、なかなか、どれぐらいの規模になるか分からなくて、じゃ、どれぐらいを首都高自身として用...全文を見る
○田村智子君 最後一点だけなんですけれども、首都直下が起きたときに帰宅困難者をどうするかということが一つ大きな問題になると思うんですけれども、今建設しようとしている東京外環、大深度の地下四十メートルという道路はそういう場合に使える道路だと考えていいのかどうか。地震が起きた直後にい...全文を見る
○田村智子君 以上でいいです。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  首都直下地震対策の法案についてお聞きをいたします。  人口と建物が集中する地域で発生する首都圏直下地震は、二〇〇四年の被害想定でも全壊、火災焼失棟数が最大八十五万、死者数が一万一千人という未曽有の大災害として予想されています。こうし...全文を見る
○田村智子君 今、この第六章の特定緊急対策事業推進計画、これも中身を読めばほとんど再開発のための規制緩和を規定しているのかなというような中身になっていまして、住民の命、財産を守ることとどうかかわるのかというのは、これ全く分からないような中身になっているわけですね。  じゃ、もう...全文を見る
○田村智子君 例えば、議員会館も建て直しました、省庁ももう中央合同庁舎がどんどんできて、これ耐震化は完成していると思ってもいいと思うんですよ。これ以上何を民間ディベロッパーを入れてやっていくのか。  法案の中身を見ますと、例えば帰宅困難者が一定期間滞在できる施設とか、あるいは備...全文を見る
○田村智子君 そのとおりなんですね。民間ディベロッパーなどが構成員になり得ると。しかも、これ規定を見ますと、この二つの協議会、これは開発の提案をした者、事業の実施者、こういう人たちが構成員として入っていない場合には、入れてほしいと要求もできる規定があります。その要求に対して、正当...全文を見る
○田村智子君 民間ディベロッパーなどの提案は、これ遅滞なくすぐに地方自治体は判断しなきゃいけないという規定があるわけですよね。そうすると、コストパフォーマンスが、むしろ自治体がいい案を出したりとか、それを検討して、これはこういう理由で不当だなんていう理由ができない限りは、これは申...全文を見る
○田村智子君 施策はそうなんですけど、そういう新しいものはないんじゃないかと言わざるを得ないんですよ。  昨年、自民党が提出した法案、同じ中身の法案ですね、これの中では、地方緊急対策実施計画に対して交付金とか補助率のかさ上げという措置が具体に盛り込まれていたわけです。ところが今...全文を見る
○田村智子君 時間になっちゃいまして、一言だけ、済みません。
○田村智子君 答弁が大変御丁寧でちょっと質問を残してしまいましたが、この住宅の耐震については、耐震化そのものについては地方緊急対策実施計画の中に書いてなくて、耐震診断の促進にとどまっていると。私、ここでも非常に、一番求められていることが結局自己責任にされちゃっているんじゃないかと...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、首都直下地震対策特別措置法案に対しては反対、東南海・南海地震特別措置法改正法案に賛成の討論を行います。  東京など首都圏においては、超高層ビル建設を柱とする都市再生などが進められ、一極集中の是正どころか新たな投資と開発が集中的に行われてき...全文を見る
11月26日第185回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  この法案は、公立高校の授業料無償化の制度を廃止するというものです。これまで自民党は、マニフェストなどでも、高校無償化に所得制限が必要だという政策を盛り込んでこられたはずです。ならば、公立高校の授業料不徴収を原則として、その適用除外とし...全文を見る
○田村智子君 不徴収条項に所得制限となれば全ての高校生の所得の把握が必要だと。今も就学支援金で恐らく全ての高校生、自ら九百十万円超えているから必要ないですよという方が出さないという例外があるのかもしれないんですけれども、全ての高校生から所得の確認を前提とするように法案を組んでいる...全文を見る
○田村智子君 可能だから授業料が発生するということですよね。差額分は徴収の対象となるということですよね、局長。
○田村智子君 東京都は、公立高校の授業料徴収条例を今も廃止していません。その年額は十二万二千四百円で、現行の就学支援金を三千六百円上回っています。法律から授業料不徴収の条項を削除し、就学支援金の支給額が現行のままであれば、東京の公立高校に来年四月に入学する高校生の多くが授業料の一...全文を見る
○田村智子君 期待なんですよ。今は不徴収条項があるから、標準額を上回るのを条例で書いていても徴収できないんです、東京都は。これ、このままだったら東京都は発生するということですよ。  これ、東京だけの問題じゃないんです。例えば大阪府は、授業料不徴収の法律ができる前、府立高校の授業...全文を見る
○田村智子君 繰り返し言うように、それは、不徴収条項が法律で定められているから各都道府県は徴収ができないというふうになったわけですよ。それを削除するからこういう問題が起きると言っているんです。この授業料不徴収条項の削除は、就学支援金の支給額にも影響を与えかねないと私は思います。 ...全文を見る
○田村智子君 現行法は、公立学校の基礎授業料月額というラインがはっきりした上でその他事情を勘案とあって、公立と私立の公平性から就学支援金がこの基礎授業料月額というのを下回ることはまずあり得ないんですよ。そのラインをなくしてその他事情を勘案ということになれば、就学支援金の額は毎年予...全文を見る
○田村智子君 それは大臣が個人的に考えていなくても、法律というのは一度できたら独り歩きしていくわけですよ。独り歩きしていくんですよ、その他事情を勘案という言葉も入れて。しかも、公立高等学校の授業料というのはこれまでだって幅ありましたよ。授業料不徴収になる直前でいっても、一番安いと...全文を見る
○田村智子君 今までの受給権者って、本当に申請出すだけで受給権者になれるんですよ。その申請出すこと、別に高校生に大変な負担でも何でもないんです。  もう一点局長にお聞きしたいんですけれども、全ての高校生にこういう就学支援金の支給が必要であるということを証明しろと義務付けたという...全文を見る
○田村智子君 だけれども、奨学金の返還というのは高校を卒業してからの返還ですよね。全ての高校生に就学支援金受けるため法律によって何かの届出義務付ける、法によって何かの行為を義務付ける、こんな法律、ほかにないわけですよ。  私、法案を条文に沿って調べるほどに悲しくなってきました。...全文を見る
○田村智子君 今まではそんな届出がなくても就学支援金を受け取れていたわけですよ。現行の法制度も就学支援金の加算の規定というのはあるんです。あるんですよ。現行法を変える必要ないんですよ、充実させるために。全然これ、国際人権規約の前進だなんて言える保証はこの法案の中に何もないです。そ...全文を見る
○田村智子君 労働問題として解決しなきゃいけない問題なんですけどね。税務署に届け出て相談して出してもらうようにしてと、こういう手間を、もちろん解決しなきゃいけない問題ですが、就学支援金を受け取るためにも必要になってしまうということです。  例えば、次です、DV、事実上の離婚状態...全文を見る
○田村智子君 今、虐待ということを本人自身も認めたくなくて、子供の場合ですよ、それを認めちゃったらもう自分自身が傷ついちゃうから認めたくない、こうやって虐待が見えなくされている、ネグレクトが見えなくされている、そういう状態だと思うんですね。それを高校生が届け出ることは可能だと。こ...全文を見る
○田村智子君 だから本人の所得で見る場合の状態というのが一体誰が判断することになるのか。局長、もう一度、今のドメスティック・バイオレンスとか親からの虐待の場合の本人の収入で見るという場合、一体誰が判断をすることになるんですか。
○田村智子君 これ大変なことですね、そういうことを義務付けて、高校生に届出義務付けて都道府県に判断してもらうと、こういうことを高校生がやっていかなくちゃいけないという法案になっているんですね。  私、これまでいろんな聞き取りやってきた中では、例えば、両親は高校に行かなくてもいい...全文を見る
○田村智子君 親の責任って、子どもの貧困対策法というのは、どういう家庭の状況、どういう親の下にあっても子供たちの貧困の問題の解決は国にあるんだ、自治体にあるんだという法律を大臣も一緒になって作ったわけじゃないですか。それを後退させるように、まず第一義的に親の責任なんだなんて、この...全文を見る
○田村智子君 納得のいかないお答えなんですね。就学支援金の加算が必要だという立場に立てば、これは増額要求できないはずがないというふうに私は思うんですよ。これは、高校無償化の廃止、おっしゃったとおり所得制限の導入先にありき、先にありき、だからこういう法案が出てきたとしか言いようがな...全文を見る
○田村智子君 これは就学援助の高校生版なんだというような説明を私も受けました。それは必要なことだと思います。生活保護の制度には、生業扶助の中に高等学校等就学費というのが二〇〇五年度から計上されているわけです。これ、学資保険のあの裁判などを受けて、高校進学まで保護世帯の子供たちも保...全文を見る
○田村智子君 はい。  それを超えて高校生の生活支援も含めた給付制奨学金の制度というのが必要ではないか、このことを求めたいと思います。
○田村智子君 時間がないので終わります。     ─────────────
○田村智子君 日本共産党を代表して、公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律の一部改正法案に反対の討論を行います。  理由の第一は、公立高校の授業料不徴収条項を削除することです。  文科省は授業料相当額を就学支援金で支給するとしていますが、公...全文を見る
11月27日第185回国会 参議院 本会議 第10号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、公立高等学校に係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律の一部改正法案に反対の討論を行います。  本法案は、公立高校の授業料不徴収の条項を削除し、公立高校にも授業料を発生させた上で就学支援金を支給するというものです。 ...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 文教科学委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。質問の順番に御配慮いただきまして、ありがとうございます。  非正規で働く教員が増加をしています。文部科学省の調査では、二〇一二年度の臨時、非常勤などの教員は公立の小中学校で十一万三千人、これに特別支援学校や高校、また市区町村費による非正規...全文を見る
○田村智子君 これは、文部科学省が昨年、二〇一三年度予算の概算要求資料を作りまして、その中には、国の計画改善がないため、都道府県が先の見通しを持った計画的採用・配置が行えない、臨時的任用教員など非正規教員が近年増加傾向にあり、学校運営や教育の質の面で問題だと、自ら国の責任を認めざ...全文を見る
○田村智子君 つまり、任用期間終了時に同じ任命権者又は同じ自治体に再度任用されることとなっているが、再度の任用までに一日若しくは数日の空白期間があるという者の場合、引き続き健康保険、厚生年金の被保険者になるということだと思いますが、これも確認したいと思います、厚労省。
○田村智子君 学校現場では、三学期の残務処理を三月の後半までずっと行った後、新年度の新しい任用先が決まるまで待機をするということが広範にあるんです。自治体によっては、任用期間終了の時点では再度の任用が決定していなくても、空白が短期間である場合には資格を喪失させないという扱いをして...全文を見る
○田村智子君 これは実態を踏まえるんだという御答弁だったと思います。  私、質問主意書で、このような見解を是非厚労省に、明らかにして、そして必要な周知を図ってほしいということもお願いをいたしました。今こういう見解が示されましたので必要な周知を図っていただきたいと思うんですが、ど...全文を見る
○田村智子君 これ、日本年金機構などにそうした周知を行っていただくということでよろしいでしょうか、地方公共団体や年金機構に。もう一度お願いします。
○田村智子君 今御答弁があったように、現実に使用が継続しているか否かで健康保険の資格の得喪失を判断するという解釈は、御答弁のとおり、昭和二年からの一貫した健康保険上の解釈なんです。にもかかわらず、地方公共団体の一部は、実態として任用が継続しているか否かにかかわらずに機械的に被保険...全文を見る
○田村智子君 是非よろしくお願いしたいと思います。  厚労省と総務省の方への質問は以上ですので、委員長のお許しあれば御退席いただいて構いません。
○田村智子君 では、続けます。  次に、改正労働契約法にかかわる問題についてお聞きをいたします。  有期雇用契約の反復によって五年を超えて契約が行われた場合、無期雇用への転換を図ることとなりました。ところが、早稲田大学など大学や研究機関等で、この法改定を受けて、更新回数、契約...全文を見る
○田村智子君 私は、違法とは言っていないんですよ、脱法的というふうに言ったわけです。何でかというと、これは厚生労働省が労働契約法をなぜ改正したかというパンフレットにも書いてありますけれども、これは非正規労働者の雇用の安定を図るための措置なんだと、五年も働いていたらその職場にとって...全文を見る
○田村智子君 これは、教員の地位にかかわるような問題なんですよ。社会的権利にかかわるような問題だと私は思うんですね。しかも、国の法律の改定によって短期間に切り捨てられると。国の法律の改定によってなんですよ。これ、厚生労働省所管の法律だとしても、文部科学省にもかかわる問題ですから、...全文を見る
○田村智子君 これは、例えば東京都など、地域によって額が違うんです、生活保護の額が。世帯構成によっても違って、今の二百五十万、住民税非課税というだけでは漏れる人が出てくることは明らかなんです。  漏れることのないようにもう一度是非細かく見ていただきたいんですが、大臣、もう一回お...全文を見る
○田村智子君 時間がないので終わります。  是非、今後検討をお願いいたします。
12月03日第185回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日は、障害当事者また関係者の皆さんが七十名以上この議場で傍聴に来られました。障害者権利条約の批准が皆さんが本当に直面している障壁を具体的に取り除く力になると、このことを願ってのことだと思います。私もその立場で以下質問をいたします。 ...全文を見る
○田村智子君 端的にちょっとお聞きをしたいんですけれども、法解釈として、障害者権利条約の実施状況を監視し、必要な意見を総理大臣や関係大臣に述べることができると、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○田村智子君 障害者政策委員会が意見を述べるというのが大臣止まりということにはならないと思うんです。  そこで、これも確認なんですけれども、そうした意見は行政各部、支分局などに対しても必要な調査を行い、意見を述べることができるというふうに解釈できると考えますが、いかがでしょうか...全文を見る
○田村智子君 今、各行政機関の末端のところまでの意見が届くということは大臣通じてそうなんだというふうにお認めになったんですけれども、審議会についてはちょっと違うような御答弁だったように思うんですね。  ちょっと具体にお聞きをしたいんです。  十一月十一日の第八回障害者政策委員...全文を見る
○田村智子君 これは、雇用の問題というのは障害者差別の一つの焦点にもなるようなことですから、是非労政審にちゃんと意見を伝えていただきたいということを求めておきます。  もう一点、政策委員会についてのことですけれども、これ、条約が国内で効力を持ってから二年以内、その後は少なくとも...全文を見る
○田村智子君 これは、政府の報告書の言わば案が政策委員会に提出をされて、そこで練られるというふうに理解をしてよろしいでしょうか。
○田村智子君 そうすると、条約の実施状況がどうかということをやっぱりちゃんと監視している機関としての意見は、私は報告書の中に書くべきだというふうに思うんですけれども、そうはならないんでしょうか。
○田村智子君 反映させると。ちゃんと基本計画についてだけじゃなくて、法の解釈で、権利条約の実施の監視というのが法解釈で政策委員会の役割だというふうに先ほど御答弁いただいたわけですから、これ是非よろしくお願いしたいと思います。子どもの権利条約などを見ると、もう報告書って各行政機関の...全文を見る
○田村智子君 これは非常勤の方も含めて十五人ということで、障害の多様性ということを考えても、また施策の範囲も広いということを考えても、条約に位置付けられた役割の大きさを考えても、更に機能強化ということを検討すべきだというふうに思います。専門的な人材確保を今後努めていただきたい、弱...全文を見る
○田村智子君 お願いします。  次に、条約二十七条、労働及び雇用についてお聞きをいたします。  ここには、障害者が他の者と平等に労働についての権利を有することを認める、この権利には、障害者が自由に選択し又は承諾する労働によって生計を立てる機会を有する権利を含むとあります。 ...全文を見る
○田村智子君 そうしたことも含めて、ILOでは専門委員会が検討して見直しを求めるような意見をまとめているわけですから、権利条約批准は何のためにやるのかということを是非考えていただきたいと思います。  もう一つ、先ほど指摘をしました二〇〇七年の申立て、これを審査したILOの専門委...全文を見る
○田村智子君 ここで一番求められているのは、やっぱり最低賃金をどうそこに向かっていくかということだと思うんですよ。工賃倍増計画といいますけれども、さっきの就労継続支援事業B型の平均工賃は月額一万二千円で、倍増しても二万四千円と。まして、こういう就労の場というところに利用料負担の仕...全文を見る
○田村智子君 終わります。     ─────────────
12月05日第185回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  この法案が本委員会に付託をされたのは昨日夜九時九分です。これを受けて、夜十時二十九分に開かれた理事懇談会で、自民党は、重要な法案だから趣旨説明、質疑、採決を一気にと求め、民主党、みんなの党の理事がいないにもかかわらず、委員長の職権で本...全文を見る
○田村智子君 衆議院の議論の中では、研究者については、プロジェクト研究と労働契約法の無期転換、この期限が矛盾をするということが特例の理由として強調をされておりました。今、非常勤講師も対象となる場合があるということでしたけれども、なぜ非常勤講師をこの労契法特例の対象にするのでしょう...全文を見る
○田村智子君 個別に判断をすると言いながら、今のお答えをお聞きしますと、教育や研究に従事する者は、それはもう差があってはいけないからみんな範疇に含めるんだというようにも聞こえるんです。非常に対象が曖昧ですよ。労契法の特例という言わば法律の適用除外を設けるときに、こんな曖昧な定義を...全文を見る
○田村智子君 個々のケースを判断する基準です。
○田村智子君 答弁になっていないと皆さん分かりますでしょう。個々のケースだと言いながら、それじゃ何をもってこの人は研究者と見るのか、そうじゃないのかと、その判断基準は何かとお聞きをしているのに、何一つ具体的に出てこないじゃないですか。答えられないということでよろしいんですか。今以...全文を見る
○田村智子君 申込みがなければできるということでしょう。
○田村智子君 五年を超えて複数回の有期契約を結んだ際、これ無期転換を申し込むかどうか、これは個々の研究者や教員、あるいは講師の判断なんです。何も一律に切られるなんという法律じゃないですよ。切るか無期にするかどっちかだなんという法律ではないんです。  大学や研究機関がそれにもかか...全文を見る
○田村智子君 人材確保が困難になるのは、大学側が五年未満で一律に雇い止めにしようとするからですよ。  これ、労契法は最初から大学や研究機関を含むという前提で検討されてきました。その検討の過程では、昨年五月三十一日、科学技術政策担当大臣等政務三役と総合科学技術会議有識者議員との会...全文を見る
○田村智子君 大学関係者から五年で雇い止めにしなくちゃいけないんだのような声が起きているのは、その一番の原因は、それは独立行政法人に対する運営費交付金を削られ続けてきたと、これが一番の原因だということは、様々な大学側が出している文書を見ても、私もそうだなと思いましたよ。  例え...全文を見る
○田村智子君 そんなふうに若手の研究者を非常に不安定なまま十年働かせるとやっていたら、若手教員、日本からいなくなっちゃいますよ、若手の研究者。  今、住宅ローンも組めないというふうに答えているポスドクの方、若手研究者の方、七〇%以上いるというんですね。これ、日本学術会議基礎医学...全文を見る
○田村智子君 具体にお聞きします。  総理大臣を議長とする総合科学技術会議は、今ImPACT、革新的研究開発推進プログラム、これ推進しようとしています。これは、米国防総省の国防高等研究計画局、DARPAをモデルとしたもので、今年度の補正予算獲得に並々ならぬ決意を山本担当大臣が記...全文を見る
○田村智子君 この中には、防衛省、防衛技術本部との研究というものも含まれてくると思うんです。まず確認しますが、二〇〇四年以降、防衛技術本部と大学との共同研究の実績はどうなっているでしょうか。数字だけでいいです。
○田村智子君 この大学との共同研究が五件ということで、産経新聞などはこれ非常に少ないということを問題にしたんですね。衆議院の中では、東京大学が非軍事で研究目的をやっているのはけしからぬなんという、大学自治に介入するのかと思えるようなやり取りまであって、私非常に驚きました。  こ...全文を見る
○田村智子君 除外することを考えていないということは、あり得るということです。  ImPACTについて、第四回科学技術イノベーション予算戦略会議で青木議員は、ImPACTはデュアルユースが一つのポイントとなっていると発言をされています。さらに、防衛省・自衛隊のニュースを主とする...全文を見る
○田村智子君 はい。もう徹夜で準備したんですから、ちょっとぐらい見てください。
○田村智子君 それで、ほとんど、さっき言ったように防衛省との共同、言わば学と軍の共同というのは進んでこなかった。これを今度は一気に進めていくということにもなるんじゃないでしょうか。これは内閣府と提案者にお聞きをいたします。
○田村智子君 一言いただいて終わりますから。
○田村智子君 もっと審議が必要だということを申し上げて、終わります。
○田村智子君 はい。
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律及び大学の教員等の任期に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  まず、昨日以来の乱暴な委員会運営に断固抗議をするものです。...全文を見る