田村智子

たむらともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数2回

田村智子の2021年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月14日第203回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  一月七日、四都県に緊急事態宣言の発令、一週間もたたない昨日、十一都府県に拡大。しかし、その前日には茨城県知事からも宣言の検討が必要と会見がなされました。都道府県知事から突き上げられるようにして緊急事態宣言が発令される、政府としての判断...全文を見る
○田村智子君 それはおかしいですよ。法律で政府対策本部長が報告するとあるんですから、自民党がそれに反対したって、政府の側から菅総理が説明をすべきだというふうに対応するのが当たり前のことじゃないですか。なぜそれをやらないのか。  もちろん議員会館に文書は配られましたよ。じゃ、この...全文を見る
○田村智子君 答弁になってないですよ。  特措法三十二条で、政府対策本部長が国会に報告すると定めているんですよ。そのことを聞いているんです。
○田村智子君 菅政権も、文書配ればそれでいいと、議員会館のポストに入れればそれでいいと、そういう判断だということですよね。  菅総理は、一か月で必ず収束させる、まるで精神論ですよ。どうやって感染収束させるのか、緊急事態宣言下で暮らし、事業、雇用をどう守るのか、国会で質疑に応じる...全文を見る
○田村智子君 予備費で対応すると言いますけど、昨年も何度も予備費使えと言っても全然具体化しなかったじゃないですか。大体、デジタル化とか国土強靱化とか、補正ですから、補正の予算で問われているのですか。補正予算で緊急事態宣言に応じた対策組まなくてどうするのかということなんですよ。これ...全文を見る
○田村智子君 そのように厚労省が、昨年九月以降ですよ、医療機関、高齢者施設での行政検査を行うよう自治体に通知を言わば連打している、これは私も承知しています。問題は、それが実施されているかどうか。現在ちゃんとその検査が行われているかどうか、その実施の状況についてどう評価されています...全文を見る
○田村智子君 私たちも地方議員などを通じて調べたところ、今回、緊急事態宣言の対象となっている地域であっても、医療機関、高齢者施設での定期的な検査を自治体として行うとしているところは少数です。極めて少ない。昨年十二月の時点ですけれども、東京二十三区でも五区しか確認ができませんし、そ...全文を見る
○田村智子君 そうなんです、自治体が判断しなければお金が出ないんですよ。出す義務がないんですよ。医療機関は今費用を持ち出しで職員の検査をしているとも聞いています。赤字で給料の支払にも窮しているのに検査費用も持ち出し、これでは頻回の一斉検査には踏み出せないでしょう。  感染者が発...全文を見る
○田村智子君 ちょっと事態は大変逼迫していまして、医療のクラスター感染が一番多いじゃないですか。  そこで、ちょっと具体的にもう提案をしたいんですよ、仕組みを。  医療・高齢者施設等での検査について厚労省が費用の目安とか頻度の目安、例えば感染症が頻発している地域では一週間に一...全文を見る
○田村智子君 何度も指摘しているように、都道府県でというふうになって行政検査となると保健所を介するんですよ。その保健所が今感染者への対応でいっぱいいっぱいじゃないですか、入院調整とかそういうことでね。だから、そういう自治体負担をできるだけ軽減して、厚生労働省が通知で示した検査が現...全文を見る
○田村智子君 これ、公費負担の仕組みが医療も介護もあるんですよ、あるんですよ。これ生かさずしてどうするかということなので、真面目に検討いただきたい。  高齢者施設からは本当に悲鳴とも言えるSOSが次々と寄せられています。近畿圏のある老健施設で年末から年始にかけてクラスターが発生...全文を見る
○田村智子君 現行の支援では介護の崩壊も起きかねないんですよ。感染症への対応ができる人の派遣も含めて、何とか対策取らなければならないと、そういう事態が刻一刻と起きているんだと。是非、臨機応変に支援策を講じてほしいと思います。  それから次に、生活困窮への対応、これもいよいよ求め...全文を見る
○田村智子君 制度を担ってきた全国社会福祉協議会は一括で免除してくれという要望を出していると。これ非常に重要だというふうに思うんですね。  今御説明あったとおり、今回の特例貸付けは、厚労省は、償還能力の乏しい者に貸付けを行ってもよいのかという自治体の質問に対して、新型コロナウイ...全文を見る
○田村智子君 早く一括免除だという方針をまず示していただきたい。そうでなければ安心して貸し付ける制度にならないということを重ねて要望しておきます。  あわせて、住居確保給付金の拡充を求めたいんです。  住居喪失を防ぐ制度としてこれも大変活用されていますけれども、申請は生涯で一...全文を見る
○田村智子君 これ、相談会行っても、本当に、鍵付け替えられちゃった、それでもう住まいを失っちゃうという人、何人も来るわけです。  ですから、今言ったような制度、いろんな拡充とともに、やっぱり本当に広く広報してほしいんです。電光掲示板で渋谷に流すとか、そういう方々がおられるだろう...全文を見る
02月02日第204回国会 参議院 本会議 第5号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律案について、菅総理に質問いたします。  本法案の最大の問題は、新型コロナの感染抑制のためと称して、感染症法に患者への罰則、特措法に事業者への罰則を創設すること...全文を見る
02月03日第204回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  特措法に新たに加えようというまん延防止等重点措置についてお聞きします。  緊急事態宣言に至らなくても、新型インフルエンザ等のまん延を防止するためとして、特定の区域の特定の業態の事業者に営業時間短縮などの協力要請を行うということなんで...全文を見る
○田村智子君 今聞いていても本当によく分からないんですよね。大体、今回の緊急事態宣言も、政府は東京についてさえもステージ三という判断全然しないままにいきなり緊急事態宣言、ステージ四になったんですよね。  これまで一年間ぐらいの間に様々な知見を得てきたって西村大臣言われている。そ...全文を見る
○田村智子君 その東京都が、緊急事態宣言が明けてから、昨年のですね、事業者に対してどのような協力要請してきたのか、一覧にしてまとめてみました。これらの期間は、感染状況をずっと見てみると、緊急事態宣言明けてからも、これ、ステージ二で感染者数は漸増、ステージ三で急増で、恐らく緊急事態...全文を見る
○田村智子君 これまでは罰則なしですもの、罰則なしで協力をお願いしますと言ってきたのを今度は取締りもやるわけですよ、自治体が。営業していればそこ取り締まるんですよ、罰則付きで。その関係性変わってきちゃうでしょうということなんですよ。それが社会的な分断、地域的な分断、差別、これ助長...全文を見る
○田村智子君 罰則について聞いているのに何も答えていないじゃないですか、そういうところに罰則付けるのかと。  それじゃ、その支援ですけど、こういうところって、これまでの答弁の中でも、衆議院の答弁でしたか、緊急事態宣言が明けても重点地域を指定すれば、そのままそこは自粛要請、要請を...全文を見る
○田村智子君 これ、緊急事態宣言終わりました、だけど重点区域というふうになったら、重点措置のところとなったら、そこは延々緊急事態宣言が続くことになるんですよね。当然そこは人の流れじゃなくて、だって周辺は解除されているんだもの、人の流れはほかに行きますよね。そんな営業時間の短縮が例...全文を見る
○田村智子君 その要請された時間以上の影響が出るんですよ。今だって、ランチもやめましょうと言われて、もう要請されている時間以上の影響出ているじゃないですか。  それで、この罰則が創設されれば、私は、今の危惧に何も応えてないですもの、社会的分断、業種や地域への差別が深刻になるんじ...全文を見る
○田村智子君 私たちも議員団で知事会の方に来ていただいてお話聞きましたけど、これ、保健所や自治体担うことになりますよねと言ったら、いやいや警察がやるでしょうと答えたんですよね。  本当に知事会の中でどういう議論して、このことをやることで、通報を受けて自治体や保健所がどういうこと...全文を見る
○田村智子君 これ、最終的な司法判断というのはそれはやむを得ないんですけれども、これ、もっと言うべきですよ、現に起きちゃっているんだから。こういうことをやっちゃいけないよと、感染したということをもって解雇するようなことをしちゃ駄目だよと。雇用期間を途中で、雇用期間の途中なのに、感...全文を見る
○田村智子君 それからもう一点、傷病手当の対象外の方、自営業者の店主はこれ対象外なんですね。雇用調整助成金も対象外なんですよ、雇主だから。本当に所得保障ない立場なんですよ。  総理は、私が、濃厚接触で二週間こういう方が自宅待機みたいになったときどうなるんですかというふうに聞いた...全文を見る
○田村智子君 だから、ないんですよね。こういう不安にどう応えていくんだということなんですよ、罰則とか議論するんじゃなくてね、と私は思いますよ。  もう一つ、今、入院できない、療養施設に入所できないと、これは本当に大きな不安になって、だから感染が怖い、差別も助長されるみたいなこと...全文を見る
○田村智子君 反省なくしっかり進めるということはできないと私思うんですよね。こういう問題の検証ないままに、感染症法には、宿泊療養だけじゃなくて自宅療養も法的に規定をすると。で、宿泊療養を法的に規定するんだけれども、療養施設の確保というのは努力義務にとどまると。これは本当にいかがな...全文を見る
○田村智子君 午前の、午前というか昼の審議のときにも、過去に振り返っても反省が必要でしょうということをいろいろ指摘しましたけれども、この新型コロナもそうなんですよ。  さっき指摘したとおり、夏の時点で、第二波で既に感染者こんなに増えていて、この想定ではパンクするよと指摘をした。...全文を見る
02月03日第204回国会 参議院 内閣委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  ちょっと質問の順番を変えます、これまでの議論を聞いていて。患者への罰則についてまずお聞きいたします。感染症法の患者に対する罰則です。  福島議員の質疑で、入院拒否など今回のこの罰則の対象となり得るような事例について、自治体に照会掛け...全文を見る
○田村智子君 私が聞いているのは、厚労省の判断と大臣の判断なんですよ。様々な感染症の歴史を受けての厚労省と大臣の判断を聞いているんですよ。  不安に駆られると、そうなんですよ。それは、その不安感で、今感染者は危険な存在だと、隔離をしろと、逃げ出さないようにすべきだと、うそがない...全文を見る
○田村智子君 一般的な差別禁止の規定を置いて、一方で罰則なんですよ。患者に対する罰則なんですよ。  それで、やっぱりこれ保健所と患者の関係性をおかしくしますよ。私権の制限というのは、罰則が私権の制限じゃないですよね。本来、任意の入院でなければならないものが入院をしてくださいねと...全文を見る
○田村智子君 一月五日の連絡協議会、私、当事者ですけれども、政府から考えが示される前に与党側からそういう考えが示されて、私はその場から厳しく批判しましたよ。聞き流されただけじゃないですか。野党の意見を取り入れた、違いますよ、聞き流しただけなんですよ。  それで、やっぱり本当にこ...全文を見る
○田村智子君 これまた、こういう法律出してくることもあってなんですかね、報道の中で、だから民間病院が受け入れていないことがあたかも今の医療の逼迫を生んでいるかのような報道も散見されるわけですよね。今の聞けば、この法改定やっても実効性あるんだろうかという話になっちゃいますね。本当、...全文を見る
○田村智子君 八月に感染の最大数というのを想定していろんな計画というのを作っているんだけど、その時点で既にその想定数を超える感染者が出ている自治体がたくさんあったんですよ、幾つもあったんですよ。あったんですよ。だから、そういう一つ一つのことへの反省もなく進めるのかということが問わ...全文を見る
○田村智子君 終わります。
02月03日第204回国会 参議院 本会議 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  冒頭、河井あんり氏の議員辞職について一言申し上げます。  疑惑報道から一切の説明がないまま今日に至りました。それを許した自民党の責任も問われます。本人及び総理が国民に説明することを強く求めて、以下、会派を代表し、新型インフルエンザ等...全文を見る
03月04日第204回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  総務省接待問題についてお聞きします。  内閣広報官だった山田氏及び谷脇総務審議官がNTTから高額な接待を受けていたと報じられ、谷脇氏は事実と認めました。  総理、三月一日に山田氏が辞任をしたとき、このことは御存じでしたか。
○田村智子君 これ、報道した週刊文春は、内閣広報室や総務省を通じて事実確認を質問、事実確認の質問をしたが、回答を得られなかったとしているんですね。  これ、東北新社による総務省接待が大問題になっているさなかのことですよ。当然、総理の耳に入っていたと思うんですけど、全く知らなかっ...全文を見る
○田村智子君 これ、内閣府もどうなっているんですかね。  これ、山田氏が退院されましたら、事実確認は当然行いますね。
○田村智子君 なぜ事実確認されないんですか。
○田村智子君 総理、それでは菅政権はこういう接待問題の究明をする立場にないということになりますよ。いかがですか。
○田村智子君 じゃ、先に谷脇参考人にお聞きします。  二〇一八年に二回、二〇二〇年に一回、NTT社長などから接待を受けたんですね。
○田村智子君 誰から会食の連絡を受けたんですか。
○田村智子君 二〇一八年、NTTのどなたから、どこからですか。
○田村智子君 御自身のことですからね、ちゃんとお答えください。  その会食の目的は何だったんですか。
○田村智子君 NTTからこれ以外に会食、接待を受けたことはありませんか。
○田村智子君 これ東北新社の問題で、これ以外に倫理規程に反する会食はないということを繰り返し答弁されていたんですけれども、これ報道を読めば、これ明らかに倫理規程に反する、そういう接待だったと言わざるを得ないですよね。虚偽答弁だったんじゃないんですか。
○田村智子君 明らかに五千円超えているでしょう。  そうすると、そんな認識だと、ほかの事業者とも倫理規程に反するような、その疑いがあるような会食や接待あったんじゃないんですか。過去にブログで会食のことまでいろいろ書かれていらっしゃいますよね。これ見直して全部調べ直した方がいいん...全文を見る
○田村智子君 本件について総務省からの報告を本委員会に行うことを求めます。
○田村智子君 総理にお聞きします。  これ、また虚偽答弁だった疑いがあるんですよ。東北新社による接待も、音声が報道されて、倫理規程違反の接待が繰り返されたことをやっと認められたんですよ。しかし、高額接待はまだ隠されていた可能性、極めて、極めてこれもう濃厚ですね。そうすると、この...全文を見る
○田村智子君 あのね、人ごとじゃ駄目だと思いますよ。  携帯料金値下げというのは菅政権の、菅総理の目玉政策ですよね。谷脇氏は言わばその推進力のような役割を果たしておられた。直接の利害関係者であるNTTから高額の接待を受けていたと。これ、またも、ばれなければいいんだといって隠して...全文を見る
○田村智子君 これ、谷脇総務審議官、もう一点お聞きしたいんですが、総理に、このままその任に就けるんですか。
○田村智子君 総務省は放送、通信などの許認可権限を持ちますよね。その政策というのは事業者の経営に対して直接の影響を与えますよ。まして、デジタル化だ、そして今、今言ったその携帯料金の値下げだと、まさに政権の目玉政策を今まさに進めようとしているわけですよ。  そのときに、事業者との...全文を見る
○田村智子君 これは、もう菅政権としてはこのずぶずぶの事業者との関係、まともに究明するつもりがないのかと、こう言わざるを得ないんですよ。元々、お友達の政治家が事業者を優遇するなんという政治は、政治家から省庁に持ち込まれてきたという経緯もありますからね。これで霞が関がどんどん壊され...全文を見る
○田村智子君 では、コロナの問題で質問いたします。  首都圏の緊急事態宣言は二週間程度の延長ということで、午前の委員会でも、総理はその理由として医療の逼迫を挙げられました。宣言の解除に向けて、国民に協力をお願いするだけでなく、感染の波を起こさないために、検査をどうするのか、医療...全文を見る
○田村智子君 一点確認したいんですけど、国や自治体が新型コロナ患者の受入れを要請してもこれに応えない医療機関は病院名を公表するという特措法の改定が行われたんですけれども、じゃ、患者の受入れが可能なのにやらなかった医療機関が幾つもあって、それが医療崩壊の原因だというような考え方を持...全文を見る
○田村智子君 受け入れられるのに受け入れられない病院があったのが医療崩壊の原因だと考えているのかと聞いているんです。
○田村智子君 民間医療機関に責任を押し付けるような議論というのは違うと思うんですよね。  これ、受入れ可能な病院は既に患者を受け入れて、他の医療機関はコロナ対応に看護師を派遣したり、コロナ以外の患者の転院の受入れやったり、救急搬送を受け入れたり、発熱外来担ったり、そうやって地域...全文を見る
○田村智子君 だから、減収補填やって、その上でコロナ対応のお金を上乗せで出せばよかったんですよ。  四兆円積んだという、そういう答弁を私たち何度も聞いてきて、その大部分は緊急包括支援交付金ですよね。では、都道府県への交付額、あっ、総額ですね、それから都道府県の交付額、医療機関か...全文を見る
○田村智子君 これ今、第三次補正の額入れなかったんですけど、第三次補正まで入れると三・八兆円超えるんですね。ところが、医療機関に届いたのは僅か三二%、三三%ですね、約。しかも、直近のこの交付決定の資料には二つの注意書きがありますね。これ説明してください。
○田村智子君 これ長々答弁されたんですけど、つまり、埼玉県、神奈川県などはこれ以上お金は必要ないと、交付ができなかったんですよ。大阪府、京都府、愛知県など五府県は既に届いたこの額の一部を返金すると、これが減額申請ですよ。驚きましたよ。  今私が挙げた府県は、全部緊急事態宣言です...全文を見る
○田村智子君 これ、年度内届かない、返せということでしょう。そうなるって今お認めになった。  これ、埼玉県では、新型コロナの患者受入れのためのベッドを空ける空床補償ですね、そのための費用というのは昨年のうちに、年度内、今年三月分まで医療機関に概算払したんですよ。非常に積極的に払...全文を見る
○田村智子君 今の答弁は、必要なものは払ったという答弁ですね。  日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会の三団体は共同で病院の経営状況の調査結果を発表しています。  四月、五月に大きく落ち込んだ経営状態は六月以降改善が見られたが、十一、十二月と再び厳しさが増している、新...全文を見る
○田村智子君 それではまた医療機関に届きにくい交付金となっちゃいますよ。メニュー決めて、事業を決めて、煩雑な手続やって。  何で減収補填ができないんですか。
○田村智子君 医療機関の赤字というのはそのまま人件費に跳ね返っちゃうんですよ、利益幅少ないんだから。当たり前のことじゃないですか。それを減収補填の意味が分からないと。ちょっともう信じ難いですよね。  それで、これからワクチン接種本格的に始まれば、診療所も含めて一層地域医療全体の...全文を見る
○田村智子君 緊急事態宣言以降の急激な減収は何にも補填されていないんですよ。赤字抱えて、巨額の借金抱えているんですよ。だから減収補填をしてくれって、医療機関これだけ言っている。自民党も要求している。政府・与野党連絡協議会では、田村厚労大臣も大臣になる前同じようなこと言っていたじゃ...全文を見る
○田村智子君 これ、緊急対応ができないほどに体力を奪ってきたんですよ。ここにも反省がないのかということですね。  さらに、公衆衛生体制の弱体化も見てみたいんです。これ、真剣な反省と政治の転換が必要です。保健所、地域保健法の改正以降、国が交付税で算定している職員数、保健師数とも大...全文を見る
○田村智子君 来年度と再来年度は増やすということなんですけれども、だけど、これだけ減っているんですよ。二十年前の水準に戻らないんですよ。抜本的に強力に強化していく、こういう検討されないんですか。
○田村智子君 職員数全体は減っているんですよ、激減しているんですよ。今、保健師じゃない人もみんな、保健所、一生懸命対応に当たったでしょう。全体の職員数を増やさなきゃ駄目なんですよ。  それで、これ、お話あったとおり、答弁あったとおり、専門職の養成が必要なので一朝一夕ではない、こ...全文を見る
○田村智子君 このベッド数の削減、このまま進めるということなんですか。
○田村智子君 だから、これを見直したのかと聞いているんですよ。これを、グラフで示しているもの。
○田村智子君 一年前にも提起したけど、見直さないんですよ。このまま進めるんですよ。  社会保障審議会医療部会は、十二月二十五日に、新型コロナウイルス感染症対応を踏まえた今後の医療提供体制について報告書まとめています。地域医療構想は基本的枠組みを変えず推進するというものですが、で...全文を見る
○田村智子君 えらい簡潔ですね。読まなかったところ読みましょう。私たちは、実は今、年末年始に向けて病床の確保をしようと一生懸命なわけであります、その病床の確保をしようとしている相手方の病院の皆様に再編整理の話を持ちかける、あるいは調整するなどということは全くナンセンスでありますと...全文を見る
○田村智子君 これ、高度急性期って重症者の患者とかを受け入れてきた病院ですよね、ベッドですよね。これ減らしていって、感染症対策とどうやって両立させるのかですよね。  それで、自主的、自治的言うけれど、今、交付金とおっしゃった。そうなんです、今年度、この病床削減をもう強力に後押し...全文を見る
○田村智子君 しかも、厚労省の資料には、今年度八十四億、来年度百九十五億、ベッド減らすための予算ですね、消費税増税分を充てると書いてあるんですね。  もう入院できずに亡くなった方があるわけですよ。重症者の受入れでこれだけ逼迫しちゃったんですよ。そして、知事会や市長会は、そのこと...全文を見る
○田村智子君 今、ダウンサイジングと言われた。そうなんですよ、これやると、医師、看護師が大幅に減少すると、こういうこと起こっちゃうんですよ。専門職が一度減らされると緊急事態に対応ができなくなる、それが医療崩壊、この冬の教訓じゃないんですか。  総理、お答えください、これでいいの...全文を見る
○田村智子君 もう本当に、医療崩壊なぜ起きたのか、これ根源に迫るような検証をやらなきゃいけないし、もう率直に言って、やっぱりこの政権に命を守るということを任せるわけにいかないというふうに言わざるを得ません。  次の問題に行きます。  選択的夫婦別姓の実現を求める意見書が採択さ...全文を見る
○田村智子君 これ、意見述べたんじゃないんですよ。意見書採択するな、これは地方議会に対する介入じゃないですか。
○田村智子君 つまり、丁寧な言葉の圧力ですよね。  この五十人の中に丸川珠代氏の名前があるんですね。丸川大臣は国会で問われて個人の考えだと言い、菅総理も個人として様々な考えを持つのは当然というふうに答弁されました。  では、総理は、丸川大臣が選択的夫婦別姓の意見書を上げるなと...全文を見る
○田村智子君 そういう事実があったとしても丸川大臣をやっぱり任命するのは正しかったという今の御答弁ですね。  これ、同姓を強制する法律によって女性は結婚したら名字を変えるのが当たり前とされてきた、その当たり前によって不利益や苦痛を受けてきた女性がいる、同姓も別姓も法律で認めよう...全文を見る
○田村智子君 昨年十一月六日、予算委員会で我が党の小池晃書記局長が、総理が過去に読売新聞のインタビューで、選択的夫婦別姓に理解を示し、不便さや苦痛を感じている人がいる以上、解決を考えるのは政治の責任だと述べたことを紹介しました。総理は、その発言に政治家として責任を持つと答弁されま...全文を見る
○田村智子君 家族の在り方云々言って、当たり前を仕方がないと受け入れろって、女性たちは、多くの女性たちが名字変えてきたわけですよ。その当たり前を問い直そうという運動が今起こっているわけですよ。私は、本当にこれはもう適任なんて、適材適所なんてどうして言えるのかというふうに言わざるを...全文を見る
○田村智子君 仕事を失うということは、もちろん男性にとっても女性にとっても極めて深刻です。しかし、ここまで激しいジェンダーギャップがあるということに私は衝撃を受けました。  なぜ多くの女性が仕事を失うことになったのか。これ、総理の認識伺いたいんです。
○田村智子君 私、丸川大臣には答弁要求をしておりません。  総理、いかがですか。
○田村智子君 非正規雇用の七割が女性なんですね。宿泊、飲食産業では従業員の五割以上が女性の非正規雇用なんですね。それが、コロナ危機によって非正規で働く女性たちが雇用の調整弁にされた、構造的にはそういうことだと思いますが、どうですか。
○田村智子君 これはやっぱり景気悪化で事実上雇用の調整弁ですよ、どう見たって、これね。  昨年の緊急事態宣言というのは何の給付金もないまま営業自粛要請がやられたので、もちろん事業者、経営者の皆さんもとても苦しい立場だったと思います。しかし、その緊急事態宣言が出された途端、その四...全文を見る
○田村智子君 その正規雇用の実態についても後で取り上げたいと思うんですけど、私、やっぱりアベノミクスで雇用状況の改善を安倍総理は自画自賛していましたよ。観光立国と女性活躍を結び付けた政策というのも強力にやられました。だから、飲食、宿泊、そこで女性の非正規増えていったわけですよね。...全文を見る
○田村智子君 私、この中で女性が担う業務が正規雇用から非正規にと、給料の安い働き方に置き換えられてきたんじゃないかと、この問題提起したいんです。  事例示します。バスガイドの女性、バス会社の正社員で働いてきた。ところが、二〇〇〇年、小泉構造改革の規制緩和で運輸業や旅行会社の新規...全文を見る
○田村智子君 今の、バスガイドの方に届くメッセージでしたか。これ、このバスガイドの方、本当に高校卒業からずっとガイドの仕事に誇り持って働いておられた。だけど、正規でもう働けないんですよ、派遣会社かフリーか、正規で雇うような会社が地方の中になくなっちゃったから。  そういう雇用の...全文を見る
○田村智子君 ガイドだけじゃないんですよ。事務職とか窓口業務とか銀行の窓口とか、どうですか。かつては正規職員でしょう。それ今、非正規でしょう。契約社員、派遣社員、当たり前。こうやって女性たちが非正規が当たり前という構造をつくってきたんじゃないのかと。そこでのコロナ禍だから休業支援...全文を見る
○田村智子君 私、今日、ちょっと構造的な掘り下げたところの議論したいんですよ。  例えば、看護師の仕事は医師の補助的業務であると、介護や保育は元々女性の家庭労働だからと専門性や経験を評価しないと、こういうことがこの低賃金の構造の中に表れているんじゃないでしょうか。だけど、医療や...全文を見る
○田村智子君 構造的なものを変える、どうですか。
○田村智子君 これ、小手先ではこれだけの構造変わらないですよ。  民間企業での女性の賃金も私は寝たままなんじゃないかと思うんですよ。いまだに就職するときに、残業も単身赴任もやりますという総合職か、それができないなら一般職と、で、初任給もその後の給与改定もずうっと差別されていく。...全文を見る
○田村智子君 今、女性活躍推進法、出されました。確かに企業は報告の義務があるんですよ、役員何割とか女性何割、それから勤続年数がどれぐらいか。だけど、賃金については報告の義務求めてない。雇用形態の違いも報告求めてない。  私、そもそも、女性活躍推進法は名前変えた方がいいですよね。...全文を見る
○田村智子君 男女共同参画局は、今回そのコロナ禍の女性の問題検討するときに、本当に苦労されて男女の違いの資料作られたってお聞きしましたよ、統計がないから。統計取るぐらい言えないんだったら、本当に担当大臣の資格ないですよ。  女性は家計の主たる担い手ではなく補助の立場、だから非正...全文を見る
○田村智子君 シングルマザーの方にお聞きすると、本当にコロナで仕事がなくなったからといって、本当にシフト減とかもう来なくていいとか言われちゃうわけですよ。私たちは家計の主たる担い手なのに一体どうしたらいいのか、そのことを考えてくれる人がどこにもいないのかという訴えなんですね。で、...全文を見る
○田村智子君 本当に、どうしたら収入増やせるかという政策に本気で取り組むこと求められていると思うんですよ。これは、非正規で現に働いていますから最低賃金の引上げがどうしても必要なんです。だけど、そうやって求めると中小企業が大変だからといってなかなか難しいと。シングルマザーの方に聞い...全文を見る
03月16日第204回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  首都圏の緊急事態宣言が延長され、折り返し地点を越えました。しかし、東京都など新規感染者数がまた増え始めており、感染の波が繰り返されるのではないかと危機感を持たざるを得ません。どうやって感染者数を減少させていくのか、これ、政府として何を...全文を見る
○田村智子君 有症状者の検査については後で聞きたいんですけど、私も、無症状のところをどうするか、これはもう新型コロナの特質なんだと思うんですね。  それで、衆議院の予算委員会で立憲民主党の小川議員が自らの感染の経験から質問をされておられました。事務所スタッフなどがマスクをしてい...全文を見る
○田村智子君 これ、疑い、可能性のあるところはちゅうちょなく徹底的に検査やるべきと、西村大臣、この発信が必要だと思いますが、いかがですか。
○田村智子君 今まで自治体に、できる、できると言っているんですよ。できるじゃないと思うんですよ。やるべしという発信を是非お願いしたいと思うんです。  それで、医療をたちまち逼迫させてしまうのが高齢者施設、医療機関などでのクラスターで、一たびウイルスが侵入すれば重症化のリスクも極...全文を見る
○田村智子君 感染が現に広がっている地域などではどうでしょうか。二週間に一回では私はちょっと危ないと思うんですけれども。
○田村智子君 先ほどももう御答弁があったので質問しないんですけど、高齢者施設等は三月中に少なくとも一回。菅総理は三月五日に約三万の施設とおっしゃって、これは高齢者施設で二万二千、障害者施設も含めて約二万九千というふうにお聞きしているんですけれども、これ、三月中で一回って、ここまで...全文を見る
○田村智子君 いや、その状況で結局検査が行われないままクラスターがずっと続いてきちゃっているわけですよね。だから何らかの基準を示すことが必要じゃないかという提案をしてきているわけなんですよ。  これ引き続き検討していただきたいんですけれども、医療機関に至っては三月中の検査の対象...全文を見る
○田村智子君 ちょっとこの間のクラスターの反省があるのかなということになってしまうんですよね。どうやって定期で頻回の検査をやるのか、ここに国が責任を持たなくてどうするのかということなんです。  これ、質問している間もうなずいておられるので、今答弁が苦しいのかもしれませんけれども...全文を見る
○田村智子君 是非、本当に定期検査になるように、なってこなかったんですから、なるようにちょっとギアを変えていただきたいと。そうでなきゃ、また感染の波は起こりますよ、本当に。  それから、感染の波の抑制のためには、やはり感染がどこから広がっているのか、どこを抑えることが必要なのか...全文を見る
○田村智子君 政府も、こうした提言を受けてモニタリング調査、一日一万件、十三都道府県が対象というふうに打ち出されましたけれども、これはどのような検査を一か所どのくらいの規模で行うということになるんでしょうか。
○田村智子君 感染源や、あるいは感染の予兆を把握するということを目的としているわけですから、これは、やっぱり感染リスクが高いと思われる場所や集団、そこを対象にしてできるだけ網羅的に検査を行っていくということが、何というんですか、感染源を本当つかんで、そこでも波を抑えていくというた...全文を見る
○田村智子君 兆しつかむと同時に、やっぱりそこで陽性者をしっかり保護するということも一体にやっていくことがやっぱり有効だというふうに思うんですね。そうすると、その際に、やっぱり今、時給や日給で働いている人多いんですよ、飲食関係等々。そうすると、陽性だった場合にたちまち生活費の現金...全文を見る
○田村智子君 こういう対策やりますということが、国民にとっては、そうやって感染を抑えられていくのかと。もちろん検査だけでは無理だと思います。予兆があるようなところには補償と一体で何らかの行動規制というのが求められてくると思うんですけれども、そういう戦略をやっぱり示していくべきだと...全文を見る
○田村智子君 うちの事務所で計算してみましたら、一日一万件だと四十五日分ぐらいじゃないかなという計算になるんですよ、うなずいておられますけどね。そうすると、これ、どうしても小出し小出しの、しかも十三都府県ですか、でやるとなると、になって、せっかくモニタリングやりますよといっても、...全文を見る
○田村智子君 次に、有症状者の検査の方をお聞きします。  これ、診療所や病院に発熱外来を設置する、あるいは通常診療と分離をして、プレハブやテントなどを駐車場などに造って特別な診療体制をつくる、そのための補助制度として、インフルエンザ流行期に備えた発熱外来、発熱患者の外来診療・検...全文を見る
○田村智子君 端的に言えば、国の補助制度は終わっちゃうということなんですよね。  だけどね、変異種のことも含めて、いよいよ有症状者への検査を安全に行って確実に診療に結び付けて、地域全体でその感染の状況というのも把握していく上でも、私は、この特別の体制、特別の補助金というのはます...全文を見る
○田村智子君 これ、四月以降も体制の維持をとお願いしながら、国からその特別な体制を維持するための補助金は終わりますと、通常の診療報酬のところとか通常の感染予防事業の予算でというのは、これ駄目ですよ。駄目ですよ。  基本的対処方針の中にも、この発熱者、有症状者に対する対応というの...全文を見る
○田村智子君 その東京オリンピック・パラリンピックについてお聞きします。  今年夏の開催というのは新型コロナウイルス感染症の対策と矛盾するのではないかと、今年夏は中止することも含め、開催ありきではなく、IOC、組織委員会、東京都との協議をと、一月二十一日、衆議院本会議で我が党志...全文を見る
○田村智子君 その三点は党としての見解であって、求めたのは、開催ありきではなく、関係者との協議を行うべきではないですか、ゼロベースで、それが要請でした。そのことについてお答えください。開催ありきではない協議をやったのか。
○田村智子君 だから、開催ができるのかどうかという協議はしていないということなんですよね。開催のためにどうするかという協議ですよね。  政府や東京都は、コロナに打ちかったあかしとしての東京オリンピック・パラリンピックというふうに強調されているんですけど、それはつまり、日本と世界...全文を見る
○田村智子君 感染状況は注視するけれど、どういう感染状況でも開催するということなんですよね。  それで、私も、国民の皆さんは、本当にアスリートの皆さんのことを考えると何とか開催できないかと、それは私だってそう思いますよ。だけども、開催に不安を覚える、新型コロナ対策と矛盾してしま...全文を見る
○田村智子君 事務方にお聞きしましたら、調整会議をもう一度この感染状況を受けて行うということは予定していないということだったんですよ。個別個別で、個別個別で出された課題についてアップデートしていくというお答えだったんですよね。それでいいのかということだと私は思いますよ。  では...全文を見る
○田村智子君 これ、規模感も示せないんでしょうかね。それでどうやって水際対策やるのかなんですけれども。  先ほど、幾つかの既に世界的なスポーツ大会が行われたということで、一つのモデルになるのがテニスの全豪オープンだと言われています。これ、選手も大会関係者も全員チャーター便で入国...全文を見る
○田村智子君 ですから、全豪オープンの大会の主催者は非常に東京オリンピックはこれで開催できるのかという危惧の念を示されているという報道もあるわけですよね。  水際対策についても、オリンピック、パラリンピック関係者、これ緩和される可能性が高いんじゃないでしょうか。報道陣も含めて二...全文を見る
○田村智子君 これ、選手は囲い込むから安全だって考え方なんですけど、報道関係者囲い込むことなんかやったら、報道の自由との関係にもなっちゃうわけですよね。こんなことできるのかと思いますよ。  それに、その選手村は、お聞きしたら、検査センターつくって最低でも四日に一度は検査するとい...全文を見る
○田村智子君 もう昨年のうちから、東京都医師会からは、難しい、困難だということが言われているわけですよね。非常時のときにもう一つの非常時がやってくるようなものなんですよ。これ、地域のコロナ対策の医療機能というのはますます役割分担を含めて求められてくる、経験のない国民的規模のワクチ...全文を見る
○田村智子君 オリンピックの中だけ安全、安心なんてことをやったら、私は、アスリートと国民の分断、これがつくられることにもなりかねないと、このことを強く指摘しておきたいと思います。  残りの時間で、総務省の接待問題なんですけれども、まず、坂井官房副長官、NTTによる接待、これ受け...全文を見る
○田村智子君 御自身で費用を負担されたんですか。
○田村智子君 それを接待と言うんだと私は思うんですけれどもね。  官房長官、坂井副長官への聞き取りというのは行ったんですか。
○田村智子君 その報告だけでいいということなんでしょうか。  今のNTTをめぐる総務省に対する接待、この問題で、官僚だけではなく政務三役もということになっていますけれども、そういう視点からの言わば聞き取りや調査ということの対象にはならないということなんですか。
○田村智子君 大臣規範はもちろん、私はそれにも、私は、何というか、逸脱だと思いますよ、本当に、供応接待受けているわけですから。それから、国家公務員の倫理法、倫理規程、これも厳しく問われなければならないでしょう。  でも、事はそういう個々人の問題ではないんですよ。特にNTTという...全文を見る
○田村智子君 その組織の問題としてという認識がおありであるならば、私は今の総務省の官僚に対する調査だけでは駄目だと思いますよ。それは、歴代の関わった方、接待を受けた方、これお一人お一人ちゃんと調査をして聞き取りをして、どのような接待があったのか、どのような会話がなされたのか、その...全文を見る
○田村智子君 これ、そういう総体の組織的な調査というのが行われなければ、行政がゆがめられたのかどうかということの判断はやりようがないと私は思うんですよね。  NTTでいうと、携帯料金の値下げをめぐっては、ドコモが完全子会社化になったその経緯について他の携帯電話の企業の皆さんが要...全文を見る
03月22日第204回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  三月十六日の本委員会で、霞が関の国家公務員約五万一千人の在庁時間調査結果について国民民主党の矢田議員が質問をされました。河野大臣は、これまで国家公務員はかなりの時間、サービス残業を強いられていたことがはっきり分かりましたと答弁をされま...全文を見る
○田村智子君 つまり、一か所や二か所ではなく、一人や二人ではなく、まさに一定程度の規模で不払の超過勤務があったということなんですね。  サービス残業というのは払われるべき手当が払われなかったということで、一般職の職員の給与に関する法律、いわゆる給与法第二十五条では、手当不払は一...全文を見る
○田村智子君 その超勤命令があって手当が払われるという問題については後でもう一度議論をしたいというふうに思うんですけれども、これ、サービス残業が国家公務の下で行われていても、だから、それが違法行為ではないということになってしまうというのは、私はこれは民間企業との関係でもそのままで...全文を見る
○田村智子君 今の、在庁していればあったとみなしてと、これも非常に画期的な答弁だというふうに思うんですね。  人事院にお聞きします。  民間企業では、不払残業が発見されたら、労基署への訴えがあった当事者にとどめずに、ほかの労働者についても調査をし、法令違反があれば厳しく是正指...全文を見る
○田村智子君 民間企業では、そういうサービス残業、不払残業を今後発生させないためにも、起きた事例について徹底的に調査を行い、先ほどヤマト運輸で言ったように約二百三十億という残業代を、時効になる以前のものなんですね、約二年分払わせると。これがその後の残業代不払を抑えていく力になるわ...全文を見る
○田村智子君 私が求めているのは違うんですよ。例えば、この在庁時間調査が、結果が出た、じゃ本当に超勤手当が払われた時間数はどれぐらいなのか、こういう調査が必要じゃないかということも私は求めているんですけど、いかがですか。
○田村智子君 そうしたら、その命令なき超過勤務という方に論を進めていきたいんですけれども、これまで国家公務員のサービス残業はないという前提での答弁ばかりだった。それは、給与法で超過勤務とは命令に基づくものであり、手当の支払も命令を要件としていた、超勤命令ですね。だから、法に基づか...全文を見る
○田村智子君 先ほど河野大臣が、在庁していればもう超勤命令があったとみなすというふうに答弁されたのは非常に画期的だというふうに私思ったんですけれども、民間企業は確かにそういう運用なんですよ。指揮監督下で業務を行っていると客観的にみなされれば、これはもう労働時間にカウントされて、時...全文を見る
○田村智子君 そうしますと、是非、これ給与法のこの仕組みそのものの見直しということも私求められてくると思うんですよね。やっぱり法律が、超勤命令に対して手当を払うという法の条文になっているんですよ。だから、これまで闘われた裁判、不払のその超勤をめぐる裁判ですね、例えば、二〇〇三年八...全文を見る
○田村智子君 では、人事院、いかがでしょうか。
○田村智子君 これ、事前に超勤命令を出すというのが物理的に困難な場合もあると思うんですよね。そうすると、黙示の命令、そういう状況であった、超勤命令が本来出されるべき状態であった、そこも含めて認めていかなければ、これ、不払残業はなくならないですよ。この問題は引き続き議論していきたい...全文を見る
○田村智子君 私は、マネジメントの大切さも否定しませんし、業務内容によって必要な効率化を行うことも否定しません。  ただ、今、政府が取り組んでいることというのは、まず定員合理化計画が先にあるというやり方に思えるんですよ。定員合理化計画によって、今もまず毎年機械的に前年比で二%の...全文を見る
○田村智子君 いや、業務によってじゃないですよね。先にだって府省に全部人事局が割り振るじゃないですか、これだけ合理化してくださいねって。それが実態と合っているのかということなんですよね。  この新型コロナの対応で、厚生労働省の本省、検疫所、国立感染研など、来年度大幅人員増ですけ...全文を見る
○田村智子君 これまで私、何度も取り上げてきたのが厚生労働省のハローワークですけれども、約半数の職員が今や期間業務職員なんですね。コロナ禍で業務が増えている下で、ところが、大量に今年度末、任用を打ち切って、その職を公募に掛けるということが行われたようですね。ハローワークで大量雇い...全文を見る
○田村智子君 ハローワークの業務というのは、相当な知識を必要としますよね。相談に来る方にどういう支援策があるのか、それから職場の開発というのもあるわけですよね。なかなか困難事例を抱えている方を、例えば長く引きこもっていたような方に就職をしてもらおうと、こういうのも期間業務職員担っ...全文を見る
03月23日第204回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  デジタル改革関連法案準備室、九月末に発足したと聞きますが、昨年十月、十一月に行われた在庁時間調査はどのような集計になっていますか。
○田村智子君 異常な長時間ですね。  提出されたデジタル改革関連法案の関係資料というのはこれなんですね。(資料提示)現行法の条文をどう変えるか、関係する法律が、条文がこれだけある。この中に四十五か所の間違いがあったということなんですけれども、これ一体、何本の法律に関わるんですか...全文を見る
○田村智子君 関係する法案入れれば、二百本超えるんじゃないですかね。
○田村智子君 これまでの法案審議の在り方に照らせば、例えばこの基本法そしてデジタル庁設置法、これをまず議論して、成立させて、で、基本計画に基づいて様々に何実施していくのかと、そういうやり方が私は普通だと思いますよ。  これだけの法案にするというふうに取り決めたのはワーキンググル...全文を見る
○田村智子君 これ、閣議決定でこういう方針でって決まってから事実上一か月ぐらいでしょう。物理的に無理なものを推し進めようとしている、その中で生じた四十五か所もの不備ではないのかと。  どれだけ無理を押し通しているのかの一例としてお聞きします。  マイナンバー法の改正法案、これ...全文を見る
○田村智子君 分かった方いらっしゃいますかね。  これ、施行期日も一緒なんですよ。デジタル庁設置の日に、今のマイナンバー法の改正も同じ日に施行されるんですよ。だけど、施行期日一緒だけれども、その同じ日にまずデジタル庁が設置されたということの前提の上にマイナンバー法が改正されてい...全文を見る
○田村智子君 先ほど、在庁時間で平均で百八時間でしょう、一か月で。勤務時間外が百八時間ですよ。職員にどれだけ無理を押し付けているか、そして立法府をどれだけ軽視しているか。このやり方自体が大問題だということを指摘して、質問を終わります。
03月25日第204回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  三月十八日、衆議院で医療法等改正法案の審議が始まりました。公立・公的病院を再編統合する、重症患者を受け入れる高度急性期のベッド二十万床を減らす、そのために消費税増税分を充てて給付金制度をつくる、こういう中身が盛り込まれた言わば病床削減...全文を見る
○田村智子君 この埼玉県の計画見ると、高度急性期と急性期のベッド合わせて七千三百以上減らす計画なんですよ。分けてと言いながら、分けずに今やれというのが衆議院で審議されている法案じゃないですか。今すぐ減らしていけという、そういう計画ですよ、二〇二五年度までなんですから。  私も何...全文を見る
○田村智子君 法案の中にはそれを進める給付金制度までつくるってしているんですよ。  総理、新型コロナの検証しなきゃ駄目なんですよ。その前に立てた計画でいいはずがないんですよ。どうですか。
○田村智子君 今、コロナの下で法案出しているから聞いているんですよ。これ、与党にも問われていると思います。法案このまま通すのか。通しては駄目だということを強く申し上げたい。  今、この国会には、新型コロナの下でどうしてこういう法案がというのがほかにもあるんですね。七十五歳以上の...全文を見る
○田村智子君 これはもう新型コロナだけの問題じゃないと思うんです、私は。  今、この国会で提出された法案、七十五歳以上で独り暮らしだと二百万円以上で医療費が二倍になるんですよ。高額所得でも何でもないですよ。(資料提示)  これ、こういう方針出してきた全世代型社会保障検討会議の...全文を見る
○田村智子君 現実に負担している額はその現役世代より圧倒的に重いんですよ。既に重いんですよ。  それで、二割負担になるとどうなるかです。厚労省の試算、パネルにしました。八十五歳以上は一割負担でも年間九万円を超えています。現役世代よりはるかに重い。それが、様々な軽減措置をとられて...全文を見る
○田村智子君 それ、社会保障の給付が高齢者って、当たり前じゃないですか。病気になりやすいし、介護も必要とするし、年金で生活していくんだから。それを負担を重くすること自体が、高齢者、年を取っていくことへのペナルティーですよ、それは。  改めて、それじゃ確認しますけれども、この後期...全文を見る
○田村智子君 今の七百円というのは、事業主が二分の一、それから個人が二分の一ですから、一人当たり国民ということで考えれば年間三百五十円ですよ。年間、現役世代三百五十円の軽減のために八十代以上の高齢者に三万六千円もの負担増、そんなことを現役世代は望んでいるんでしょうか。私は断じて望...全文を見る
○田村智子君 そうなんです。会社員の皆さんなどが入るその医療保険の保険料と比べれば本当に重いんですよ。それをどうするかということがずっと問われてきたんです。安倍総理もそういうふうにお認めになった。  ところが、ここに挙げた自治体、これでも国保会計の赤字に対して一般会計からお金を...全文を見る
○田村智子君 国がそういう手当てをしても保険料の負担が重過ぎるんですよ。だから、自治体は独自の努力でお金を入れて、中には国保料の引下げに、僅かですけれども踏み出していると、こういう自治体もあるんですよ。その繰入れをやめろと求める、それは保険料の引上げにつながっていくじゃないですか...全文を見る
○田村智子君 本当にそうやって棚上げ棚上げなんですよ。  そもそも、この年収二百万円以上じゃ足りないと、もう七十五歳以上原則二割だって求めているのは日本経団連ですよ。団塊の世代が七十五歳になる前に早くやれと尻をたたく。社会保障費抑制しろと言う。そういう皆さんは、自分たちの利益に...全文を見る
03月26日第204回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、原子力発電施設等立地地域の振興に関する特措法の一部改正法案に反対の討論を行います。  本法案は、二〇〇〇年に成立、二〇一〇年に期限延長となった本特措法を更に十年延長するというものです。  二〇一一年に起きた東京電力福島第一原発事故によ...全文を見る
04月01日第204回国会 参議院 議院運営委員会 第17号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  新型インフル特措法等の改正法案では、感染症法の罰則規定で政府案に誤りがあったことが成立後に国会に報告されました。衆議院での修正で罰則規定全体が削除されたことで、誤りも削除されていたということなんですね。  この特措法の改正は、昨年末...全文を見る
○田村智子君 必要な体制と言いますけど、その新型インフルに関わる部署がどれほどの長時間労働だったかというのは新聞でも大きく報道されましたね。  そして、デジタル関連のところもです。  昨年十月、十一月に在庁時間調査、霞が関の国家公務員に対して行われている。私、聞きました、デジ...全文を見る
○田村智子君 先ほど、デジタル化すればミスがなくなっていくんじゃないかと言いましたけど、今回起きたミスの一つは、総務省のe―LAWS、電子化されていた法律の条文を取ったら間違っていたと、そこが間違っていた。これ、デジタル化するのも人海戦術なんですよ。誤りなく入力する、慎重に、それ...全文を見る
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  二月二十六日、大阪府などを対象とする緊急事態宣言を解除するに当たり、今後、感染拡大の予兆をつかむということを菅総理も西村大臣も強調されました。無症状者に対するモニタリング検査はその柱の一つだったわけですが、では、大阪府でどのように実施...全文を見る
○田村智子君 これ、一日当たりにしますと、最初の週で百十八のキットを配ったと。多いときで三百七十幾つぐらいですかね、というキットの配り方に、単純に一日当たりにしてなるんですよね。  内閣府、内閣官房に来ていただいて、どういうふうに配っているのかとお聞きしましたら、人通りの多いと...全文を見る
○田村智子君 内閣官房にいろいろお聞きしましたら、とにかく大臣も一日一万件と、これキット配布数ということらしいんですけれども、これになかなか達しないものだから、もうきゅうきゅうとしているというのが実態だということがよく分かりました。専門家とどんなふうに相談してどんな戦略立てている...全文を見る
○田村智子君 終わります。
04月06日第204回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  コロナ禍で、外国人労働者や技能実習生が帰国できないまま行方不明や不法滞在となってしまうという問題が起きています。これは、日本の受入れ機関が法令にのっとった責任を果たしていないことが大きな要因だと考えます。  資料の二ページ目、三月五...全文を見る
○田村智子君 三月末に退職をした二百六人のうち、相当数が非自発的失業だと思われるんですね。  都道府県労働局も今の第三者管理協議会の構成員です。これ、どのような対応をしておられるのでしょうか。当事者に対する相談の専門窓口を設けるなどしていますか。
○田村智子君 今繰り返されている第三者管理協議会というのは、何かそういう会議体みたいなものが置かれているわけじゃないんですよね。特区の自治体と内閣府と都道府県労働局と入管庁と、そして経産省、ここがそれぞれに対応しますよという、それだけなんですよね。とても丁寧な対応をしているとは考...全文を見る
○田村智子君 不法滞在にならないだけの手当てをしたというだけの対応になっているんですよね。支援に全然結び付いていないんですよ。  実は、更なる雇い止めも危惧されるんです。資料の三枚目、三月二十三日の東京新聞です。二月十六日、ニチイ学館の日本人従業員が二人一組でフィリピン女性が住...全文を見る
○田村智子君 報道の内容が法令に違反していないなんてことはあり得ないですよね。こんなこと許されないですよ。  今日の東京新聞を見てみますと、家事支援事業の黒字化のために、スタッフ評価制度により契約不更新、雇い止めの実施という、そういう内部文書をニチイ学館が作成していたというふう...全文を見る
○田村智子君 是非この特定機関に対して厳しい指導、私は取消しも含めて行うべきだと思いますが、同時に、帰国していない女性たちが大勢いらっしゃるわけですよ。この方たちを不法滞在にしてはならないと思うんです。個別具体的、全員に丁寧に対応すべきです。それができないのなら、何のために四省庁...全文を見る
○田村智子君 同時に、このような雇い止めが起きたのがなぜなのかということも質問したいんです。  内閣府に確認いたしますが、ニチイ学館に対して、受け入れた外国人の稼働率が低いことを問題にして稼働率の改善計画というのを出させてきたのではないですか。
○田村智子君 となると、今年三月の大量雇い止め、非自発的失業が発生すること、これ、あらかじめ内閣府も第三者管理協議会もこれつかんでいたんじゃないかということなんですよ。  で、問題は、この稼働状況の改善、これが、ニチイ学館の問題だけではなくて国家戦略特区にとっての重大事態だった...全文を見る
○田村智子君 ワーキンググループと内閣府の全国展開ありきの対応がニチイ学館の大量雇い止め、人権侵害を促進したと、これ指摘せざるを得ないんですよ。そして、それを法務省、厚生労働省が事実上放置した。今一生懸命対応されているということですから、対応してほしいんですけれどもね。  国家...全文を見る
○田村智子君 先ほど紹介したワーキンググループでは、委員の一人はこう言っているんですよ。事業者によっては雇い過ぎたということがあるということも御懸念の材料にあるかもしれませんが、それは率直に言って事業者ですから、例えば、原料を買い過ぎたというのは幾らでもあることであって、それは経...全文を見る
○田村智子君 残り時間が少なくなってしまったんですが、新型コロナ対応について質問いたします。  緊急事態宣言の解除から一か月で、大阪府では過去最多の新規感染者となりました。東京都でも感染急増が大変危惧されます。国民の中に諦めが広がらないように、政府として感染拡大を抑制するために...全文を見る
○田村智子君 西村大臣、これこそ私はCMが必要だと思うんですよ。本当に検査を受けましょうという呼びかけ、モニタリング検査もどうか協力してくださいという呼びかけ、これどんどんやってほしい、検査に行こうと。どうですか。
○田村智子君 それで、資料一を見ていただきたいんですけど、高齢者施設では、PCR検査、これ三月中に一回はやってください、その後も、四月以降定期的な検査をということを厚生労働省呼びかけておられる。  じゃ、医療機関はどうなのか。これ、医療機関のクラスター、この資料の一番下の青い部...全文を見る
○田村智子君 国立病院機構と国立高度専門医療研究センターを対象に、全日本国立医療労働組合が組合の支部を通じて調査を行いました。  PCR検査を定期的に全職員に実施していると回答したのは一施設、特定の職場のみ定期的検査行っているが二施設、最も多いのは、検査を実施していない、これが...全文を見る
○田村智子君 終わります。ありがとうございました。
04月08日第204回国会 参議院 内閣委員会 第10号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  法案では、ストーカー行為をした者への禁止命令等を送達で行うこととしています。書類を送るという意味ですけれども、これまでと同様に直接交付、その場で禁止命令を手渡すということが最も迅速な対応であり、被害防止にとっても望ましいと考えます。 ...全文を見る
○田村智子君 是非お願いしたいと思います。  次に、付きまとい行為として文書の連続的送付行為が加わります。これまでは、既に連続して電話を掛けたりファクスや電子メールを送付する行為というのは規制の対象なんですね。文書が入っていなかったのかと私もちょっと驚いたんですけれども、法改正...全文を見る
○田村智子君 確認いたしますが、その文書というのは白紙であっても、相手や自分の名前だけでも、あるいは文字ではなく記号であっても対象となりますか。
○田村智子君 白紙だと誰が送ったか分からないということかもしれないんですけど、推測もできるわけですから、この件も是非考えていただきたいんですね。  メールは、文章のない空メールであっても既に規制の対象です。有識者検討会の議論を見ますと、加害者が警察からメールの送付をしては駄目だ...全文を見る
○田村智子君 これ、大臣についてもお聞きしたいんですね。ストーカー事案に関する相談件数は毎年二万件を超えています。一方で、ストーカー規制法に基づく禁止命令等は直近で年間一千五百四十三件、警告は二千百四十六件なんですね。もちろん、問題になりそうな行為は何でもかんでもとにかく広く規制...全文を見る
○田村智子君 今日、議論が集中していますストーカーとは何かということもまさにそういう検討の中に入ってくると思うんですけれどもね。  これ、自らもストーカー被害を受けた文筆家の内澤旬子さんが発起人となって、評論家の荻上チキさんらがストーカー被害のインターネット調査や政策等を提言す...全文を見る
○田村智子君 ストーカー規制法は刑事罰を科すという法律ですから、私も慎重な検討は必要だと思います。ただ、この本法案が成立しても、GPSによる監視は恋愛感情などとは無関係の怨恨が動機となった場合にはやっぱり規制の対象にならないわけで、それでいいのかという議論は確かにあると思うんです...全文を見る
○田村智子君 懲役刑まで科される場合って、ストーカー規制法というより、実際の傷害罪とか殺人罪とか、そういうことになる場合が多々あるということなんだろうというふうに思いますけれども、やはりそういう加害者に対する更生教育の効果とか再犯防止につながっているかというのは、是非、法務省と警...全文を見る
○田村智子君 今の医療機関ということなんですけど、例えばギャンブル依存症でも、医療機関での保険診療というのはまだ本当に限定的なんですよ。それで、治療ではなくてカウンセリングというふうになると、費用は一時間で数千円から一万円など本当に重くなってしまうんですね。  アエラの二〇一九...全文を見る
○田村智子君 次に、コロナ禍との関係での警察行政についてお聞きをしたいんです。  DVや児童虐待から逃れるために家を出てしまう、仕事を失って生活に行き詰まる、今こういう若い女性が増えているという指摘もあり、厳しい状況に置かれていると思います。  コロナの前から、十代、二十代の...全文を見る
○田村智子君 福岡県警は昨年七月にスカウト行為の一斉取締りも行ったということなんですね。これ、県迷惑条例違反で逮捕がされているんですけど、コロナで仕事を失った女性に仕事を紹介しようと思ったという供述も報道されています。  私の事務所で新聞報道をざっと調べたところ、昨年四月の緊急...全文を見る
○田村智子君 今年二月には、東京都世田谷区でもスカウト会社社長ら八人の男性が職安法違反で逮捕されています。  職安法第六十三条は、公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行った者又はこれらに従事した者に対して、一年以上十年以...全文を見る
○田村智子君 二〇一九年、六件ということなんですけど、私、もっと本気で取り締まればもっと被害を防ぐことはできるんではないだろうかと思えるんですよ。  職安法にある公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務というのは個別の判断ということなんですけれども、判例を見てみても、アダルトビデオへの...全文を見る
○田村智子君 これ、本人が同意した契約書もあるんだと言われてしまって、本当に多くの女性たちが泣き寝入りのような状態にも置かれているんですよね。長時間その場に拘束するようなことをして、もう契約書書かざるを得ないような状況に追い込んでいって、契約書があるのにあなた何で断るんだというふ...全文を見る
○田村智子君 先ほど事例で挙げました福岡県の一斉検挙の中では、実はスカウトする側に十代の男性というのもいたんですよ。逮捕された側に十代の男性というのがいたんですね。  私、やっぱり、職安法が懲役刑も含めて刑罰の対象にしているということを、これは女性だけでなく男性の側にも私は知ら...全文を見る
04月14日第204回国会 参議院 本会議 第15号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりましたデジタル改革関連五法案について、菅総理に質問いたします。  昨年九月、総裁選挙に勝利した菅新総裁は、デジタル庁創設を目玉政策として掲げました。ここから異例のスピードで新法二法案、現行法二百十七本に影響を与える改正法...全文を見る
04月15日第204回国会 参議院 内閣委員会 第12号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今回の銃刀法の改正でクロスボウを一般的な所持の禁止対象とすると、これはもう重大犯罪が起きていますので、私たちも当然のことだと考えます。  その上でお聞きしたいのは、なぜ今国会までこうした改正の提案がなされなかったのかということです。...全文を見る
○田村智子君 二〇〇八年には衆議院内閣委員会で泉健太議員が、クロスボウなどを凶器として幾つも事件が起きていると、報道を読むと、頭をぶち抜くなど非常に凶悪で凄惨な事件なんだということも紹介しながら質問されているんですよ。銃刀法での規制が必要ではないかという問題提起に、警察庁の答弁は...全文を見る
○田村智子君 先ほど必要な対応もしてきたところだということなんですけど、有識者会議の報告書を読みましたら、矢ガモ事件を契機に、クロスボウを販売する業者などが安全普及協議会をつくり、その自主規制にまずは任せたと。しかし、協議会は活動していない、クロスボウの輸入、製造、販売の全体を統...全文を見る
○田村智子君 実態がよく分からないところで規制を掛けるわけですから、これなかなか大変だと思うんですね。  法施行後、そうすると、違法な所持とならないように、どういうふうに呼びかけて、どうしてくれということになるんでしょうか。特に廃棄などはどういうふうにするんですか。
○田村智子君 先ほど来指摘があるとおり、クロスボウは国内で製造がされていないので、ネットで買った人がほとんどじゃないかと思われるんですよ。そうすると、やっぱり、皆さん指摘されたとおり、法施行前にネットで売っちゃうということが相当に考えられるわけですよね。  やっぱりここは注意喚...全文を見る
○田村智子君 これは、出品者に対しても、警察などに持ってきてくださいという呼びかけが必要だと思うんですよね、安全に廃棄するから。だから、粗大ごみでぽんと捨てられて、何か中身が見えるような捨てられ方で、あっと興味持って拾われちゃったりとかということも私はとても怖いと思うんですよ。持...全文を見る
○田村智子君 古物営業法とネットの関係というのも是非今後検討していっていただきたいというふうに思います。  それで、今日は、残る時間、警察行政に関わって質問をいたします。  二〇〇七年、佐賀市で、知的障害を持つ安永健太さん、当時二十五歳が、自転車で蛇行運転をしているとして、サ...全文を見る
○田村智子君 無罪判決が確定していたとしても、警察官による保護の結果、直前まで元気だった安永健太さんは命を落とされたわけですよ。だから、なぜそのような結果となったのか、どうしたら防げたのか、障害者施策の到達点を踏まえて、警察行政としての検証が必要だというふうに私は思うんです。 ...全文を見る
○田村智子君 今御答弁あったとおり、真にやむを得ない限度。この安永さんは、ううとか、ああとか、この警察官の問いかけに対してそういう声を発することしかできなかった。腕を振り回したり足をばたつかせたりしていた。これが押さえ付けて後ろ手の真にやむを得ない限度なんだろうかということは、是...全文を見る
○田村智子君 この日本自閉症協会のパブリックコメントがどう生かされたのかなと思って、その警察庁における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領を定める訓令、これインターネットで見ることできましたので見てみました。  もっとそこからひも付けられて具体化したものはあるとは思...全文を見る
○田村智子君 コミュニケーションが難しくて、それが理解されないというのは障害の特性なんですよね。精神錯乱ではないんですよね。この障害者の団体の方や安永さんを支援されてきた皆さんの訴えというのは、是非ちょっともう一度重く受け止めていただきたいということを繰り返しておきたいと思います...全文を見る
04月20日第204回国会 参議院 内閣委員会 第13号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  デジタル社会とは、行政手続のデジタル化だけではなく、行政機関などが保有する個人情報を官民共に大規模に利活用していくことで実現するのではないですかと本会議で菅総理にお聞きをしたんですけれども、明確な答弁をいただけませんでした。  改め...全文を見る
○田村智子君 それぞれに保有するものを利活用していくんだと。  官民のデータ利活用はこれまでのIT戦略の柱の一つで、そのための法改正は繰り返されてきました。二〇一六年の行政機関個人情報保護法の改定によって、各府省庁と独立行政法人は、保有する個人情報ファイルについて非識別加工情報...全文を見る
○田村智子君 十四日の本会議で菅総理は、今年度は開示できる箇所が非常に限られていること等を総合的に勘案し、提案募集を行わないこととしたと答弁をされました。  提案募集の対象ファイルであるという記載を、では、削除したのはいつのことで、今の説明だと適法だということなのに、なぜ対応を...全文を見る
○田村智子君 開示できる情報が非常に限られている、そんなの初めから分かっていますよね。初めから分かっていることです。  三月八日に原告団、弁護団が提案募集を撤回するように申入れをした、だから三月二十三日に方針を変えたというのが実際のところじゃないんですか。
○田村智子君 横田基地騒音訴訟、小松基地騒音訴訟に関わる計十八ファイル以外にも二十二ファイルが提案募集の対象とされています。これらはほとんどが基地周辺の住宅に対する防音工事、空調工事の実績なんですね。氏名、住所、工事内容、工事費用、施工業者など、中には八項目しかないファイルがある...全文を見る
○田村智子君 個別の検討なんですよ。どんな基準なのか全く分からないんですよ。基準も分からずに民間に提供しようという、これ全く説明になっていないですね。  横田基地騒音訴訟の原告団の個人情報ファイル簿見ますと、ある方のファイルは、記録項目は百十二項目に及ぶんですよ。住所、生年月日...全文を見る
○田村智子君 省庁の言ったとおりのことをただ是認しているんですよね。  平井大臣にお聞きします。  横田基地訴訟の原告であることは、本来、当事者以外に明かされることがあってはならない情報です。これが一方的に訴訟の当事者である国から民間利活用の提案募集に掛けられるんですよ。非識...全文を見る
○田村智子君 それでは、文科省にもお聞きします。  国立大学八十六法人のうち、入試ファイル、授業料免除ファイル、それぞれ提案募集をしている大学法人は幾つありますか。
○田村智子君 私たちの事務所が数えたら、ものとちょっと数字が違うので後でもう一度確認したいというふうに思うんですけれども、この授業料免除ファイル、ある大学のものを見ますと、母子、父子家庭であるかどうか、障害者がいるかどうか、生活保護世帯であるかどうか、被爆者がいるか、長期療養がい...全文を見る
○田村智子君 この場ではあえて大学名は出しませんけど、ある大学の入試業務のためのファイルというのを見ますと、八十項目に及んでいて、試験の調整前得点とか、入試の詳細な情報が分かるものになっているんですよ。健康診断情報も入っていました。また、別の大学では、学生支援課の精神保健相談、心...全文を見る
○田村智子君 では、全部削除ですよ。住所と氏名とマイナンバーですよ。これ、非識別加工してどうやって提案募集するんですか。こんなものまで入っているんですよ、提案募集可の中に。全然チェックなんかできてないんじゃないんですか。  ちょっと大臣にお聞きしたいんですけど、個人情報保護委員...全文を見る
○田村智子君 問題ない、問題ないという答弁ばかりなんですけれども、確かに今私が具体に取り上げた事例は行政機関個人情報保護法の規定にのっとっているというのが政府と個人情報保護委員会の見解なんです。  この法律の条文はとても複雑で、私も読み解くのにちょっと大変苦労をして、十分読み取...全文を見る
○田村智子君 だから、地方公共団体も同じことをやることになるんですよ。非識別加工するから大丈夫だという答弁なんですよ。国よりも大量に個人情報を保有しています。機微なデータも含まれています。それを、非識別加工すればいいんだと、そうすればもう個人の情報とは言えないんだといって利活用の...全文を見る
○田村智子君 ないということですね。ないんですよ。  二〇一七年から始まっている提案募集で、非識別加工個人情報が提供されたのは、今のところ、住宅金融支援機構が保有する約百十八万人分のデータ、これが住信SBIネット銀行に提供されたと、この一件だけなんです。住宅ローンのAI審査モデ...全文を見る
○田村智子君 非識別加工しても、その情報は生きた人間に由来しているんですよ。その情報の一つ一つは人格を形成しているんですよ。だから、個人情報は個人の尊厳、個人の権利と深くつながっている。それが非識別加工するからいいんだというのは私はとても危険な考え方だと思います。特定されないと言...全文を見る
○田村智子君 個人の権利利益の保護というのがプライバシーの保護と、プライバシー権とかというのとイコールになっていないところに非常に問題意識を感じるんですよ。ただ、プライバシー権などの基本的人権、やっぱりここの脅威、リスク高まっているということはお認めになる。だったら、それどうする...全文を見る
○田村智子君 今の十分性認定についてはまた後日たっぷり議論したいというふうに思うんですけれど、不十分点がいっぱい指摘されていますし、何より、先ほど私が言ったような個人情報に対する哲学がない。EUと日本は決定的に私は違うというふうに思います。  では、デジタル改革の議論でプライバ...全文を見る
○田村智子君 それでは、ワーキンググループが取りまとめた基本原則案の資料、これこのまま、ほぼそのまま確認されていますので、これが法案にも盛り込まれているということなんですけれども、資料で配付をしました。  以下の十原則を日本のデジタル社会を形成するための大方針とするというふうに...全文を見る
○田村智子君 繰り返しの答弁の中では、確立した概念になっていないということが繰り返されているんですね。  しかし、例えば、早稲田大学江沢民国家主席講演会名簿提出事件というのが裁判であるんですけれども、これ、大学が講演会に参加を申し込んだ学生の名簿の写しを本人の同意も取らずに警視...全文を見る
○田村智子君 関与することは重要と、ここ止まりなんですね。  それで、確立した考え方になっていないというんですけど、それをいつまで続けるのかなんですよ。だって、デジタル社会を形成しようというんでしょう。ビッグデータ化して、個人情報をビッグデータ化してどんどん利活用しようというこ...全文を見る
○田村智子君 だから、そういう誤解を解くような議論をすればいいんじゃないですかと思いますよ。  先ほど、自分の、だから個人情報に関与することは重要だと言った。だけど、重要だと言いながら、先ほど私から提案募集のことをいっぱい紹介しましたけれども、いや、こんな個人情報ファイルが、私...全文を見る
○田村智子君 それ、お答えになっていないんですよ。そういう要配慮個人情報につながるような、この人は例えばがんなんじゃないかとか、病気なんじゃないかとか、妊娠しているんじゃないかとか、そういう情報に行き着くようなプロファイリングは違法ではないですか。違法というか、禁止されるべきでは...全文を見る
○田村智子君 時間が来てしまいましたので、じゃ、次回にまた取り上げたいというふうに思いますけれども、これまでの答弁聞いていても、本当に個人の権利利益の保護にもなっていないんじゃないのかと、これでデジタル社会になれるんですかという危惧が一層深まったということを申し上げて、質問を終わ...全文を見る
04月27日第204回国会 参議院 内閣委員会 第15号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  おとといから四都府県では緊急事態宣言が発令をされて、休業要請を含む厳しい要請が出されています。まん延防止等重点措置がまん延防止にならなかったわけですから、これは特措法を審議した本委員会に政府は説明をする責任があると私は思います。オリン...全文を見る
○田村智子君 じゃ、個人情報保護委員会にお聞きしますけれども、まず二点、じゃ、確認します。  念のために確認なんですけど、要配慮個人情報の取得はなぜ本人同意を必要としているのか。その観点から見れば、妊娠という、これは私は要配慮個人情報だと思います。これを取得する目的のプロファイ...全文を見る
○田村智子君 禅問答みたいなんですよね、それでは。だって、要配慮個人情報は本人の同意なく取得したら駄目なんですよ。違法なんですよ。  じゃ、その要配慮個人情報を得ようとする目的のプロファイリングはどうかと聞くと、そのプロファイリングをやった目的が何なのか、それは要配慮個人情報を...全文を見る
○田村智子君 改正された条文がどう運用されるかというのがガイドラインなので、そこにリクナビ事件がちゃんと例示されるかどうかということなんですが、お答えいただけない。  私は、個人情報保護委員会でのこのガイドラインの議論の資料を見ました。この制度の導入、この法改定の言わば契機とも...全文を見る
○田村智子君 初めて勧告を行った事例がガイドラインに出ないなんというのは、それ、総理の答弁とも違ってきますよね。大臣の答弁とも違ってきちゃいますよね。  二〇二〇年の改定、私のプロファイリングに対する質問に対して、二〇二〇年の改定がその懸念に応えるんだと答弁されている。ところが...全文を見る
○田村智子君 何を聞いても同じ答弁がなされているようにちょっと聞こえてくるんですけれども、個人情報保護委員会が設置される以前には、各省庁が所管する業務との関係で個人情報の取扱いについて民間事業者を監督していました。  二〇〇二年二月当時、厚生労働省のガイドライン、労働者の個人情...全文を見る
○田村智子君 このフェイスブック・ケンブリッジ・アナリティカ事件というのは本当に深刻な事件で、フェイスブックのいいねボタンがあるウエブサイトをそのフェイスブックのユーザーが閲覧をする、そのユーザーにはあらかじめ不正とも思われるようなアプリケーションが読み込ませているというのがある...全文を見る
○田村智子君 平井大臣、今のやり取り聞いていて、いかがですか。私は、やっぱり個人情報保護法の中に守るべき個人の権利利益とは何なのかが明確ではない、データ主体の権利性が曖昧である、プロファイリングについての規定がない、これは本当に問題だと思うんですよ。この遅れを、この対応の遅れをど...全文を見る
○田村智子君 これ、本当はガイドラインだけじゃ駄目、足りないんですよ。法規制をどうするかという検討が、本当はこのデジタル社会と言うのならば最優先で私は議論されるべきだと思います。  四月二十二日、日経の一面トップで、EUがAI包括的規制案、これを発表したということが大きく報じら...全文を見る
○田村智子君 世界をリードしてきたというのはちょっと驚きの発言なんですけど、また次回質問したいと思います。  ありがとうございました。
05月06日第204回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。今日はありがとうございます。  私のこのデジタル改革関連法案での問題意識は、一番は、このAI活用の時代における個人情報の保護というところにあります。この間、大分、個人情報保護委員会あるいは大臣とのやり取りをしたときに非常に感じたのが、やは...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  三木参考人にお聞きしたいんですけれども、もう一つその論点になったのが個人情報の自己コントロール権、それは概念としても確立していないということで、なかなか明確な答弁がない状態なんですね。  いただいた資料の中で、やはり平均的な自治体の条例...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  それで、そういう役割を今度、個人情報保護委員会が国に対しても独立行政法人に対しても地方自治体に対しても行っていくということになる整理なのかなと思っているんですけれども、宍戸参考人のところで、監視社会にならないための監視という提起がある。個...全文を見る
○田村智子君 同じようなことで三木参考人にもう一度お聞きしたいんですけれども、今度、だから、この法改正によって、今、個人情報ファイルを利活用を進めるために、匿名、非識別加工をして民間にその利活用の提案募集も掛けると。これは、原則情報開示請求を掛けて、非開示とならなかった、非開示と...全文を見る
○田村智子君 最後に、大久保参考人になんですけど、これは、私、本当にどうしてかがよく分からないのでお聞きしたいんですけれども、マイナンバーカードを一生懸命普及しようとされていますでしょう。それで、行政機関が独自にマイナンバーで様々なことを連携して、いろんな行政が効率化されるという...全文を見る
○田村智子君 どうもありがとうございました。
05月11日第204回国会 参議院 内閣委員会 第17号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  五月六日に行われた参考人質疑でも、監視社会とならないための監視ができるかどうかが非常に重要だということが参考人の方々からも述べられていたわけです。  それで、具体に今日は警察行政についてお聞きします。  刑事手続やそれ以外の警察行...全文を見る
○田村智子君 今答弁していただいた数字というのは個人が特定されている件数なんですね。つまり、顔写真で言えば一千百七十万人分、指紋は一千百三十五万人分。これ、どちらも全人口の約一割に及ぶということになります。  逮捕されたとき、顔写真や指紋を取られる。DNAは原則として任意提出で...全文を見る
○田村智子君 無罪が確定しても不起訴であっても削除されないんですよ。  今答弁で、誤認逮捕の場合は削除ということなんですけれども、じゃ、そのことを示す方針文書などはあるんでしょうか。確実に削除がされるという保証、これはどこにありますか。
○田村智子君 これ、文書上ないんですよ、規則に定め、ないんですよ、明文化されたものが。  誤認逮捕というのは、そもそも逮捕や被疑者として扱われることがあってはならないんですね、あってはならないんですよ。削除されるべきでしょう。ところが、削除を指示する文書もない。個別の判断という...全文を見る
○田村智子君 じゃ、個人情報保護委員会にお聞きします。  法改正後には警察庁に対する監督も行うことになりますけれども、これは私、きちんと対応すべき事案だと思います。いかがでしょうか。
○田村智子君 文書上、規則として示されているのは個別の判断しかないんですよ。これ、ちゃんと指導できるか、監督できるかだと思うんですね。  警察庁にもう一点お聞きします。不起訴、無罪となった場合でも、なぜデータベースから削除されないんですか。
○田村智子君 取得時に適法であったとしても、保有し続けることが適当であるかどうかというのは違うと思いますよ。検察官が処罰を求めなかった、犯罪の証明ができなかった、無罪となった、こういう個人について、データベースから削除されず、言わば終生容疑者扱いするということになりますよね。 ...全文を見る
○田村智子君 警察の方針というのはどんどんエスカレートしてきたと思うんですよ。これ、従前は、強姦や強制わいせつなどの性犯罪あるいは強盗や窃盗などで被疑者を逮捕した場合であっても、同種の犯罪について余罪を具体的に把握していなければDNA採取やDNA型データベースとの照合というのは実...全文を見る
○田村智子君 防犯カメラからは被疑者の顔写真でしょう、あっ、顔のデータでしょう。だけど、それを、警察が持っている膨大な顔写真データ、先ほど言ったように、無罪の人も起訴されなかった人も全部持っているわけですから、それに機械的にAIに掛けているという捜査ですよね。  容疑者としての...全文を見る
○田村智子君 だから、似ていれば容疑者扱いとなって、さっき言ったみたいに通信傍受とか尾行とか、そういう対象になり得るということじゃないですか。警察に登録された顔写真は、生きている限り、生きている限り削除されないんですよ。そうすると、じゃ、年取ってもその若いときの写真そのまま残って...全文を見る
○田村智子君 今の個人情報保護法では救済のすべがないということですね。  欧州人権裁判所が昨年二月、英国に対し、二〇〇八年、飲酒運転で逮捕、起訴された男性の顔写真、DNA、指紋などを無期限で持ち続けていたことについて、罪の軽重を考慮せずに永久に保持し続け、実質的に見直しの機会も...全文を見る
○田村智子君 じゃ、個人情報保護委員会にお聞きしますけど、今警察庁から、適用除外だから、無罪になった方が、私のものを、私のデータはもう削除してくれというふうに求めることできないという答弁だったでしょう。どうやったらこれ、権利の救済できるんですか。現行法では難しいんじゃないですか。...全文を見る
○田村智子君 だって、結果として、刑事処分受けなかった人のデータまでずっと持ち続けられているということなんですよ。だから大臣に聞いているんですよ。  個人情報保護委員会は現行法の下で監督するしかないんですよ。現行法でそれ救済の手段がないんですもの。だから、何らかの警察に対する個...全文を見る
○田村智子君 顔認証による捜査というのは、だって始まったばっかりですもの。DNAの採取なんて、迷子の犬のチラシ貼っただけでDNA採取なんですよ。私は、これを濫用と言わずして何と言うんだろうかというふうに思うんですけどね。  それで、やはりアメリカ見てみますと、ブラック・ライブズ...全文を見る
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  マイナンバーカードについてお聞きします。  マイナンバーカード普及のために、昨年、自民党は、健康保険証発行義務の緩和と将来的な健康保険証の廃止を提言しています。さらに、経済財政諮問会議で民間議員が、来年度中にほぼ全国民にマイナンバー...全文を見る
○田村智子君 そのマイナンバーカードの健康保険証としての使用、本人確認というのは、これ顔認証が原則なんですよね、顔認証。厚労省の国民向け資料を見ますと、暗証番号の使用ということは隅の方に小さく書かれていて、顔認証で自動化された受付ということが大きく目立つように書かれているんです。...全文を見る
○田村智子君 様々な問題が起きていることは認識をされていると、それでもこんなふうに急いでマイナンバーカードと健康保険証を一体化させて顔認証自動受付、これをやらなければならないほどの問題が今何か起きているんでしょうか。私、それ全く理解できないんですよ。  医療保険証の本人確認とい...全文を見る
○田村智子君 これは、普及する側の経済財政諮問会議の民間議員見てみれば、もうだって、健保組合などは紙の健康保険証の交付やめろということまで言っているわけですからね。これ非常に重大な問題なんです。  マイナンバーカードは交付のときから顔認証です。総務省は、全自治体で交付の際の本人...全文を見る
○田村智子君 それは二枚舌の言い方なんですよ。だって、大量に普及させて、それが原則にならなかったら費用対効果としても成り立たないですもの。私はそういう意味でも、監視社会という声が市民の中に起きていることは、これはやっぱりしっかり受け止めるべきだと、このことを指摘して、質問といたし...全文を見る
○田村智子君 四月二十二日、大門実紀史議員が質問の最後に、EUは、GAFAによる個人データの独占ではなく、個人が自分自身のデータを安全かつプライバシーが保護された状態で管理できる分散型データエコシステムのプロジェクトを始めているということを取り上げました。  平井大臣は、問題意...全文を見る
○田村智子君 セキュリティーというふうに言われましたが、やはり国内法以外の法令が適用されるリスクを排除するための対応だというふうに思います。  それでは、日本国内のデータセンターだから、アマゾンウェブサービスが米国資本であっても米国による執行管轄権は完全に排除されるのかどうか。...全文を見る
○田村智子君 あるんですよね。犯罪捜査という限定的であれ、日本の国内にあるデータを提供させる法の仕組みがアメリカにはあるんですよ。  アマゾンウェブサービスに対するアメリカ政府からのデータ提出要請、二〇一九年上期には、前年下期との比較で七七%増えているんです。二〇二〇年下半期に...全文を見る
○田村智子君 もちろん、米国のクラウド法に基づいてアマゾンウェブサービスが、いや、それはできないというふうに抗弁するということもアメリカの法律上では認められているんですよ。それによって捜査令状が取り消されるという場合もあるとは思います。  しかし、日本の場合も、犯罪捜査というと...全文を見る
○田村智子君 EUは、先ほど紹介したアメリカ政府とマイクロソフトの訴訟の判決時に、GDPRに違反するということを米国の裁判所に伝えると、毅然とした対応を取っているわけですよ。そして、GAFA支配ではない、個人データの主権を個人に取り戻すという方向に向かっているわけです。  私は...全文を見る
○田村智子君 緊急性と言いますけど、このワクチン接種の体制、いろいろ何か月も議論してきたわけでしょう。それで、個人情報保護法の扱いがこんなずさんなやり方だと。  これ、全体、今回のデジタル改革についても、やはりコロナ禍に乗じて、ちゃんとした議論もなくですよ、特に個人情報について...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、デジタル改革関連五法案に反対の討論を行います。  デジタル技術の発展と普及によって行政等の業務や手続を効率化すること、国民生活の利便性を向上させることは大切です。しかしそれは、行政機関が保有する膨大な個人情報の利活用を国民自ら監視、監督...全文を見る
05月12日第204回国会 参議院 本会議 第21号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました子ども・子育て支援法及び児童手当法の一部を改正する法律案について質問いたします。  本法案は、待機児童解消のため、今後四年間で十四万人分の保育の受皿を整備する、その財源確保のための改定だとされています。  これ...全文を見る
05月13日第204回国会 参議院 内閣委員会 第18号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  ワクチン接種についてお聞きします。  今の深刻な感染の状態からも、また海外のワクチン接種による効果を見ても、日本での接種が、安全性を確保しつつ、混乱なく進むことを私も願っています。  しかし、政府から発信される情報と現場の実態が乖...全文を見る
○田村智子君 ちょっと答弁になっていないですよね。だって、既に、現に九月の予約の方が東京都内でいるんですよ。  私、手元にある自治体の接種計画のスケジュール表を持っていますけれども、相当細かく小学校ごとに五月、六月、七月、八月、九月、全部入っているんですよ。これで予約取っている...全文を見る
○田村智子君 もう一点、本当によく分からないんですけどね、その総務省の調査の依頼の事務連絡にはただし書で、医療従事者の確保等を前提とした回答も含まれるというふうにあるんですけれども、これはどういうことなんでしょうか。
○田村智子君 そうすると、総理が昨日会見で言った八五%というのは、こういう努力が取られるという仮定を含んでいる数字ということもあり得ることになると思うんですよ。  河野大臣、私、こういう情報発信の在り方というのはちょっといかがなものかと思うんです。説明あったとおり、四月三十日に...全文を見る
○田村智子君 私、四月三十日の総務省の事務連絡見ましたけど、詳しく仮定なんか置いていないような調査依頼になっていますよね。いつまでにできますか、各自治体ごとでそれを何月までと書いてくださいというだけであって、こういう支援がこの自治体には必要ですというのを取るような調査票にもなって...全文を見る
○田村智子君 いや、ちょっと八五%という数字はどういう数字なんですかということに対するお答えになっていないと思うんですよ。答えられないんだと思いますよね、今の答弁聞いていると。いや、これは本当に混乱を生みますよ、こういうことをやっていたら。期待値で出したら駄目ですよ。  で、全...全文を見る
○田村智子君 総理が昨日言われた八五%はちょっとそういう状況だということを示された方がいいですよ、本当に。だって、自治体に混乱や不信感をもたらして、遅れているのは自治体の責任だというふうに住民捉えることになっちゃいますよ。国はまだどうやって支援するかも決めてもいないわけでしょう。...全文を見る
○田村智子君 そうすると、改善されて、それが直前だと困るという自治体からの要望なんですけれども、供給日というのは、どれぐらいのつまり余裕を持って自治体には伝わっているということになるんですか。
○田村智子君 是非お願いしたいと思うんです。  それから、今後の供給量についてなんですけれども、九月末までに全国民的規模での接種完了が見込めるワクチン供給できるというふうに河野大臣も会見でも述べられている。これ、自治体が今後確実に計画を立てていくためには、やっぱり供給量について...全文を見る
○田村智子君 じゃ、秘密のような協定はないということというふうに理解しますので、では、ロードマップを是非示していただきたいというふうに思います。  それで、その際に、先ほどの八五%と同じで、総理がこう言った、大臣がこう言った、供給量がここまででは駄目なんですよ。自衛隊含めて、圧...全文を見る
○田村智子君 次に、医療支援についてお聞きします。  二〇二〇年度新型コロナウイルス感染症感染拡大防止・医療提供体制確保支援補助金、これちょっと長い名前なんですけど、これ、国の直轄の補助制度で、様々な感染対策をやることについて直にお金が出るんですね。今年二月二十八日に受付が終了...全文を見る
○田村智子君 本当に遅いんですよね。この状況だと、感染拡大防止等事業は七月になっても終わるかどうかだという状況ではないでしょうか。  これ、申請したまま音沙汰がなくて、医療機関としては放置された状態になっているんですね。で、どうなっているのかと思ってコールセンターに問い合わせる...全文を見る
○田村智子君 是非、これ申請件数と処理件数を公表するとか、コールセンターに問い合わせたら個別事案の進捗状況についても回答いただけるとか、こういう改善が必要だと思いますが、いかがですか。
○田村智子君 西村大臣にお聞きしたいんですけど、この補助事業、年度末で終了でなく、私は事業継続を三月の委員会で求めたんですよ。だって、発熱外来のための特別の体制なんていうのは、まさに変異株の下で今求められている状況ですからね。それが年度末というふうに切られちゃったんですよね。通常...全文を見る
○田村智子君 私、済みません、河野大臣、ありがとうございましたと言うのを忘れてしまいまして、ワクチンの質問は終わっていますので、御退席いただいて構いません。ありがとうございました。
○田村智子君 済みません。  最後に東京オリンピックについて、これ西村大臣にも是非ちょっと残っていただいて聞いていただきたいんですけれども、緊急事態宣言の下で、五月一日から六日、水泳飛び込みのテスト大会、四十六の国と地域から約二百二十五人、約というか二百二十五人ですか、が入国し...全文を見る
○田村智子君 私、報道関係者も含めてそれ守らせるって、本当に現実的なのかと思いますよ。報道関係者も一切外出するなと、宿泊先と競技場だけと。いや、西村大臣、私、やっぱり分科会で真面目に議論すべきだと思うんですよ、もはや。  七月末に高齢者全員接種完了には、医療者の派遣をしてくれと...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  菅政権は、新子育て安心プランによって、二〇二一年度から二〇二四年度までの四年間で十四万人分の保育の受皿を確保するとして、その財源確保のために本法案が提出されました。本会議でも指摘したんですけど、本当にいいかげん受皿という言い方はやめて...全文を見る
○田村智子君 だから、すぐに充てる分でもないということですよね。特例給付を削減しても、すぐに充てる分でもないんですよ。そうすると、何の説明をされているのかなと私たち分からなくなりますね。だって、待機児童対策のために使うお金というのは今年度から増やします、そのための特例給付の削減で...全文を見る
○田村智子君 これ、差額が四百億ぐらいになるんでしょうか、三百数十億から四百億円ぐらいになるでしょうか。
○田村智子君 この二百三十七億円の減額というのは、児童数が減っていることで結局支給がされない、だから、支給する子供の数が減る、少子化による自然減ということになるわけですよね。  それで、今後も同じぐらいで恐らくしばらくの間は減っていくということも見込まれるんじゃないかと思うんで...全文を見る
○田村智子君 これ、うちの事務所の方で試算するとほぼ同じぐらいじゃないかなというふうにも思われるんですけれども、これ、事務費なども含めた児童手当の国庫負担は、二〇一五年度比では九百十五億円ももう減っているんですよ、今年度ね。給付総額では一千三百七十億円も減っているわけですよ。 ...全文を見る
○田村智子君 こういうふうに聞くと、今度は高齢化で予算の確保が必要だという言い訳をする。だけど、少子化は国難だ、少子化の対策のためにお金が必要だ、それで、子供のためのお金はその少子化で減っていくのに、それをただただ減らしちゃうのかということで、ちょっとこれ、大臣にもこの考え方やっ...全文を見る
○田村智子君 いや、私の質問にお答えになっていないんですよ。  安定財源の確保はいいですよ。それはそれで努力しましょうよ。だけど、子供の数が現に減ることによる予算減をそのまま認めちゃうのかということなんですよ。そんなことやっていたら、まず減ることが前提で、それからまた安定財源と...全文を見る
○田村智子君 やっぱり少子化による自然減をそのまま予算減にしないという方針持った方がいいですよ。高齢化に対してどうするかって確かに問われますけれども、そこで子供の数が増えていかなかったらまさに社会全体の危機に陥っちゃうわけでしょう、だから国難なわけでしょう。それは本当に真面目に考...全文を見る
○田村智子君 御理解し難いですね。本気で考えていただきたい。  それで、次に、短時間保育の問題、私も質問いたします。これ、本会議でも質問したんですけれどもまともにお答えがなかったのでね、ほぼ質問がかぶるんですけれども、是非よろしくお願いします。  従来、保育の質の確保のために...全文を見る
○田村智子君 そうすると、募集さえしていれば全員短時間保育士でもいいということになるわけですか。
○田村智子君 これ非常に危険ですね。  今自治体は、ちゃんと指導できるような状況にないところもあるんですよ、待機児童をやっぱり減らしたいというのが先に行くのでね。だから、規制の緩和の方へ緩和の方へ自治体の方から要求して進めちゃっている大阪のようなところもあるわけですよ。認可を無...全文を見る
○田村智子君 あり得るんですよ。  それで、これね、期限を切って常勤保育士確保を求めること、せめてそれぐらいのことやるべきだというふうに思うんですよね。いつまでも短時間でいいというわけにいかないと思うんですよ。  結果的に常勤保育士を必要な確保ができないと、で、是正命令、場合...全文を見る
○田村智子君 これ、本当にちょっと危険だと思うんですね。  今回の規制緩和を図る通知では、保育の基本は、乳幼児が健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境の中で健全な心身の発達を図ることと。で、利用児童数が年々増加する中で従来にも増して保育士の関わりは重要と、保護者との連携、あ...全文を見る
○田村智子君 私が危惧するのは、本当に人件費割合が異様に低い保育所が実際にあるわけですよね。  それで、じゃ、今言われた著しい低い処遇というのは、今年度から内閣府は、人件費として公定価格で示している、その額を示していますよね、地域ごとに示すようになりましたよね。それと比べて著し...全文を見る
○田村智子君 これ、やっと公定価格の中でどれぐらいを人件費として委託費の中に入れているかということを地域ごとに示すようにはなった。だけれども、じゃ、その処遇の水準になるようにという指導をするわけでもないんですよ。今、その経営実態調査によって、じゃ、実際に保育園でどれぐらいの人件費...全文を見る
○田村智子君 制度自体を悪くしてしまったら、適切な運用のレベルの話じゃないんです。  こういう規制緩和一辺倒は本当にやめるべきだと申し上げて、質問を終わります。
05月18日第204回国会 参議院 内閣委員会 第19号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  今日はありがとうございます。  今日、私、ちょっと大きなところでお聞きをしたいんです、せっかくの参考人質疑ですので。  そもそも児童手当とはどうあるべきなのか、その議論がないままに財源云々の話にちょっとなっちゃっているように思うん...全文を見る
○田村智子君 今の件で末冨参考人にもう一問お聞きしたいんですけれども、確かに子供の貧困の対策というと、一人親家庭というところにこの間ずっと議論が集中してきたようにも思うんです。このコロナ禍でも、やはり一人親家庭のところには児童扶養手当に上乗せしてすぐにお金をというふうな仕組みを取...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  それから、奥山参考人にお聞きしたいんですけれども、私も、子育てにおいて多機能な拠点を持っていろんな支援がやられていくことというのはとても大切なことだと思います。今の御説明の中で、一時預かりがなかなか利用実績が伸びていかないという御指摘があ...全文を見る
○田村智子君 最後、是枝参考人、せっかく男性で育児休業を六か月お取りになったということですから、こんな支援があったらと思ったことを率直にお話しいただければと思います。
○田村智子君 ありがとうございました。終わります。
○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  十三日の質問に続いて、待機児童対策の鍵となる保育士の確保策についてお聞きします。  新子育て安心プランは、魅力向上を通じた保育士の確保と銘打って、その施策の柱に短時間勤務の保育士の活躍促進ということを位置付けたんです。待機児童が存在...全文を見る
○田村智子君 根拠として挙げる調査としては、本当に私はいいところだけつまみ食いしたように思えるんですよね。短時間を望んでいないですよ。  だって、希望する労働条件、更に詳しく見てみると、保育士就業経験ありの方、年収三百万円以上を希望する方が五割を超えるんですよ。就業経験なしの方...全文を見る
○田村智子君 ですから、短時間を希望しているんじゃない、長時間勤務をどう解消するかなんですよ。  資料の三枚目から、ベネッセ次世代育成研究所が行っている幼児教育・保育についての基本調査、抜粋いたしました。これ、二〇一八年の調査結果ですけれども、二〇一二年との比較調査になっていま...全文を見る
○田村智子君 これ、制度設計が十一時間開所時間ということを、これ、そういう制度設計にしたんですもの、それで公定価格とかも見ていったわけでしょう。ただし、その十一時間を八時間勤務でどうするかということを考えないような、十一時間子供がこうやっていると、それに対しての子供の人数に対する...全文を見る
○田村智子君 明らかに公営でこれだけ非正規増えている。これはちょっとよく見る必要あると思うんですよね。  ただ、このベネッセの調査ってとても興味深くて、実は公営で非正規で働くその半数はフルタイムの非正規なんですよ。私立でも三割は、非正規の三割はフルタイムで働いているんですよ。だ...全文を見る
○田村智子君 議論がかみ合っているのか本当よく分からないんですけれども、大臣にお聞きしたいんですよ。  本当は保育士というのは以前は女性の平均賃金を引き上げる存在だったんですよ、公立保育所がしっかり人を雇っていたから、そして公私間格差是正の補助金があったから。ここが崩されてきて...全文を見る
○田村智子君 本当にもうこれ以上遅らせることのできない課題だということを指摘しておきたいと思うんです。  私、前回も、短時間保育ということ、また規制緩和をすると人件費を値切ることでもうけようとする事業者にインセンティブを与えてしまうんじゃないかという問題提起をしました。なぜこう...全文を見る
○田村智子君 お答えいただけますか、差押えの事例。
○田村智子君 これ、異例中の異例なんですね。  二〇一五年度決算を二年遅れで出してくる。二〇一七年度以降の決算は提出できない状態。その大きな理由は、役員への貸付金が巨額になっていることなんですね。要は、根拠なくその当時の理事長が勝手にお金を持ち出していたということなんですよ。流...全文を見る
○田村智子君 今ちょっともう時間が来ちゃうんでこっちから言いますけれども、二〇一六年からは理事会、評議会に千葉県、流山市とも一回も欠かさずに参加をされているんですよ。特別監査にも入って財務状況も把握していた。なのにこんな不適正を把握できなかったのか。これはちょっと通らないと思うん...全文を見る
○田村智子君 最後に坂本大臣にも一言いただきたいんですけど、これ公費ですから、それで、公費として出したものが結局ボーナスも払われないとか給与未払で訴えが起こされているという事態ですからね。これは、本当に適正な支出ができていないところに委託費渡し続けたという事案ですから、こういうこ...全文を見る
○田村智子君 残念ながら不適切な事例があるんです。で、不適切でないものでも、法人が別の事業に委託費を使うということが許されちゃっているんですよ。株式会社であれば配当金に回すことまで許されちゃっているんですよ。そういう下で短時間勤務ということを、短時間保育士ということをやることの意...全文を見る
05月20日第204回国会 参議院 内閣委員会 第20号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  質問の順番を変えて、先に、この間質問してこなかった男性の育休の問題から質問をしたいと思います。  先日の参考人質疑の中で、男性に対しても六か月の育児休業期間を設けている、法制度を持っているという国は先進国の中で日本だけだというふうに...全文を見る
○田村智子君 取れる条件のある人だけということをしていたらこれ広がらないですよね。それを環境整備だということだけでもいいのかということが問われると思うんです。  私、やっぱりフランスってすごいんですよね。二〇〇二年から、出産直後、父親になるために二週間の育児休業を取る、こういう...全文を見る
○田村智子君 勧告まではやっているということなんですけど、これやはり権利としてどう保障していくかということを考えなければならないと思います。  法制度上の穴もあるんですよね。例えば非正規の雇用者ですよ。有期雇用契約の場合に、育休が明けたときにも雇用契約があるということが、何とい...全文を見る
○田村智子君 これも、何か公務員の定員合理化の中で、いろんな部署がくっついたりするわけですよ。その中で起きたことだと私は思っているので、本当に体制の強化、是非進めてほしいと思います。  育休、産休の取得については所得保障が重要になります。保育所に入れなかったときに育休の延長認め...全文を見る
○田村智子君 これ、矢田議員も質問もされて、国会の中で何度も取り上げられている課題なんですけど、今の答弁だと、保険者の判断で、つまり自治体が条例などを作ればできますよって言いながら、これだけの課題があって難しいとおっしゃる。それは自治体だって同じじゃないですか。これだけの課題があ...全文を見る
○田村智子君 出産が多い年齢層である二十歳から三十九歳の女性で見てみると、国保の加入者は百九十一万一千人なんですね。同じ年齢層の女性は一千三百十四万一千人、ですから約一五%を占めているんですよ。ここに出産手当だけでなく育休給付もないと。そうすると、本当、自営業者の方お聞きしますと...全文を見る
○田村智子君 最後、三十分ぐらいまだ時間があるんですけど、是非大臣にちょっとお願いをしたいのは、やはり個々の政策の説明でよしとしないで、やはり少子化担当大臣って省庁横断で少子化という対策をいかに取っていくかという大きな立場での特命担当大臣だというふうに思うわけですよ。ですから、残...全文を見る
○田村智子君 やっぱり、それは皆の共通認識だと思うんです。共通認識で、特に、これまでも議論あったとおり、やっぱりその不利益って何かといったら、子育てに係る費用が余りにも負担が重過ぎる、そこが、子供のいない大人と子供のいる大人とを比べたら、いろんな生活を我慢しなくちゃいけなくなる不...全文を見る
○田村智子君 例えば、年収一千二百万円以上、子供のいる世帯といない世帯、いない人というふうに考えれば、これはやっぱり、それは生活全然違うし、お金の使い方全然違いますよね。それも全く同じように保障しろって求めているわけではないんだけれども、やっぱりそれは子供がいることへの不利益とい...全文を見る
○田村智子君 そう考えていないということが伝わるような、伝わるような政治や法制度にしていかなきゃいけないんですけど、そうなっていないというふうにちょっと言わなきゃいけないんですよね。  これも既に指摘がされていますが、改めて確認しますけれども、今回これで法案が成立すれば、所得制...全文を見る
○田村智子君 現時点では考えていなくとも、これ制度として聞いていますので、これ、法案、法律の条文上は所得制限を設けるという条文であって、それに対して附則の中で特例給付というのをつくっているので、今後、その特例給付に対して所得制限を今設けるというふうにしてしまったら、改定によってや...全文を見る
○田村智子君 だから、政令の改正は一々国会に提出して審議事項にならないので、今後は予算案の説明事項の中には入るでしょう、こうしますって、もし変わる場合。そうなれば、まさに今度は予算案という審議になりますから、財源確保という、そういう検討対象となる可能性が私高いと思うんですよ。児童...全文を見る
○田村智子君 私たち、よくその予算案を財務省から説明聞くときに、まずその予算の立て方の考え方というのを聞きますよ。そうすると、各省の前年度の予算を参考にして、そこから、例えば増やさないとか、あるいはこの分は増やしていいとか、こういうまず大きなスキームつくるじゃないですか。だから、...全文を見る
○田村智子君 その増やすというんですけれども、まず減らした上で、それで増やそうとするから、財源どこから持ってこようかなという話になって、いろいろいろいろ大変なことになるんじゃないですか。負担をどこに押し付けようかという話になってくる。だから、これは是非考えてください、与党も。まず...全文を見る
○田村智子君 まあ、子育て長過ぎるんですよね、本当に責任を持つ期間が長過ぎて、特に十八歳以降というのは本当に重くのしかかってくるわけですよ。  資料でお配りしたのは、参議院がいろんな経済や政治の情勢について様々な研究とかコラムを出してくださっているものなんですけれども、子供の減...全文を見る
○田村智子君 もう少し面白い議論をしたいなと思うんですけれども、大臣とね。  高校授業料の無償化も中間所得層ぐらいだと思います。中間所得層よりちょっと上ぐらいからは外れちゃうわけじゃないですか。で、高等教育の無償化というのは、真に必要とする人を無償にするというふうに制度設計をさ...全文を見る
○田村智子君 そういう政策が、真に必要なとか一定のこの範囲を限定的にやった政策である限り、私は率直言って、この少子化止めるって本当に難しいことになっていくと思いますよ。今、二十代、三十代の若者は、加速度的に結婚や子育てを自分の人生にとってのリスクと考えざるを得ないような状況になっ...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、子ども・子育て支援法及び児童手当法の一部を改正する法案に反対の討論を行います。  民主党政権による子ども手当制度は、初めて親や保護者の所得を問わず、中学卒業までの全ての子供を対象とした現金給付制度として創設されました。年少扶養控除の廃止を...全文を見る
05月27日第204回国会 参議院 内閣委員会 第22号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  私たちのことを私たち抜きで決めないでと、これが障害者政策の立案等々の基本だと考えます。本当は参考人質疑を行ってほしいところだったんですけれども、理事会の協議で、対政府質疑の中で当事者の方を参考人としてお招きしてよいということになりまし...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  本当に人との接触ということの制限がどれだけ視覚障害の方にとって不安と、それから、実際に心が折れるほどの苦しみをもたらしているかということを率直に語っていただきました。  二つ目の質問ですけれども、働く、就労における課題について、どのよう...全文を見る
○田村智子君 ありがとうございます。  全視協の皆さんは、駅などの交通バリアフリーについても大変積極的に取り組まれてこられて、実際に実態調査等々も行ってこられています。  今回の障害者差別解消法の改正では、これまで事業者に対して努力義務としてきた合理的配慮が義務付けとなります...全文を見る
○田村智子君 本当にありがとうございました。差別解消法の審議でこうした当事者の方の声を私たち議員と政府、大臣含めて聞くことができたのは、とても貴重な時間になったというふうに思います。  一つ一つのことについて政府にただしていきたいところなんですけれども、今日は朝日政務官にお越し...全文を見る
○田村智子君 是非よろしくお願いしたいと思います。駅員の配置、本当によろしくお願いしたいというふうに思います。  この障害者差別解消法にのっとった合理的配慮、これは参議院にも問われてきました。二〇一九年、横沢議員も当選されたんですけれども、同じときに、二十四時間の重度訪問介護を...全文を見る
○田村智子君 今日、本当に全視協のこの「点字民報」が非常に分かりやすく書いてくださった資料を提供いただいたので、是非皆さん見ていただきたいんですけれども、昨年十月から重度訪問介護サービス利用者等職場介助助成金、通勤援助助成金が創設をされたと。障害者を雇用する事業主が重度訪問介護サ...全文を見る
○田村智子君 私が提起した根本的な矛盾にはお答えになっていないんですよ。雇用率を満たしていない、つまり障害者の雇用をしていないという企業がいない限りはこの助成金は成り立たないんですよ。その根本的な矛盾の解決は国において求められていると。そのことを本当に、この場でこれ以上の答弁出な...全文を見る
○田村智子君 今、委託費の執行率ということを理由にしているんですけれども、これ、コロナ禍で、企業での研修や職場体験が中止をされたり、一時的に利用者が減少したと、その影響があるんですよ。また後で具体的に指摘しますけれども、委託費の使い勝手が悪くて、実際には法人の持ち出しがあるのに、...全文を見る
○田村智子君 今年度についてはやっぱり雇用保険財源がこれいっぱい使われる状態にあるのは仕方がないですよ、コロナ禍なんだから。是非、一般会計からの繰入れ等々をやって、この財源の逼迫をもって予算が減っていく、委託費が減っていくと、こういうことのないようにしていただきたい。  そもそ...全文を見る
○田村智子君 これ本当、監査が細か過ぎて、こういうふうに使いなさいというのに対して、今の、正規で三人雇いたいのに一人は非正規になっちゃうような監査になっているんですよ。不正に使われていたら別ですけど、そんな細かい監査がなぜ必要なのかということも含めて是非検討いただきたいんです。 ...全文を見る
○田村智子君 終わります。
06月01日第204回国会 参議院 内閣委員会 第23号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  会期末が迫っておりまして、質問の機会を今日まで逸しておりました日本学術会議に対する任命拒否の件について質問いたします。  昨年十二月十七日の質問で用いました資料を改めてお配りしています。日本学術会議役員選考会の審議概要メモです。これ...全文を見る
○田村智子君 大変興味深く読める、さっと読めるものだと思いますので、皆さんも是非この質問時間中にお読みいただけたらと思うんですけれども。  この質疑概要メモを基に、任命権者側、これは昨年十二月の質問で福井事務局長は杉田官房長官であるということを事実上お認めになりました、杉田官房...全文を見る
○田村智子君 官房長官、お答えください、お目通しいただいていますから。これ、推薦への介入ではないですか。
○田村智子君 それは審議概要メモ、ちゃんとお読みいただいてないですね。  二〇一六年、一八年共に、事務局長は官房副長官に理由を尋ねるけれども、理由は付さないとしか回答が得られない。これが意見交換でしょうか。意見交換じゃないですね。理由は付さない、順位を入れ替えろ、これは指示では...全文を見る
○田村智子君 それも違います。  二〇一六年には、結局三人とも推薦ができませんでした。順位の入替えを官房副長官が指示をしたからです。二〇一八年にも、三人のうち一人については順位の入替えを指示され、推薦ができませんでした、理由も付されないので。介入ではありませんか。
○田村智子君 介入されたから、判断して推薦ができなかったんですよ。これを介入と言わずして何なんでしょうか。推薦は学術会議の専権事項です。  二〇一八年のこの官邸の介入の対応を議論したのは、選考委員会、八月二十二日と九月十二日です。学術会議事務局が内閣法制局に日本学術会議法第十七...全文を見る
○田村智子君 だから、直接の要因は官房副長官が推薦に介入したからですよね。その経緯しか書かれてないですよね。始まりはそこなんですよ。任命すべき人数よりも多く推薦して、総理、官邸に選ばせろという要求ですよ。官房長官がこれまで私に対して繰り返してきた推薦と任命に関する一貫した法解釈と...全文を見る
○田村智子君 内閣府から提出された資料は、これまでの答弁と全く違うものなんです。全く違うものなんです。官房副長官からの介入から全てが始まって、法制局との協議が行われるようになった。そして、途中から憲法十五条一項が持ち出されてくるんですよ。本当にもう見苦しいですよ、このごまかしは。...全文を見る
○田村智子君 新型コロナについてお聞きします。  六月二十日まで緊急事態宣言が延長されました。感染の波が繰り返されることに、国民の中にはもう限界という声が起きています。  そうすると、この解除後の対策が今から問われると思います。ワクチン接種が若年層に普及するまでには時間が掛か...全文を見る
○田村智子君 尾身会長、もう一点、今の人流のことについてなんですけれども、今も期間中、宣言期間中だけど増えてきていることに危惧を、懸念を示されたと思うんですけれども、解除後、これらの技術を行っていけば人出は元に戻していいという判断にはならないんじゃないかと思うんですけど、いかがで...全文を見る
○田村智子君 テクノロジーという点で、私たちも検査はもっとできるはずだということを言い続けてきましたし、換気、CO2の問題というのも求めてきましたので、本当にそういう一体感のある取組を本気でやって感染の波を抑えていくことが求められていくと思います。  そうすると、どうしたって矛...全文を見る
○田村智子君 答えてないですよ。  だから、一刻も早く規模を示して、これで感染がどうなるか、計測を仰ぐべきじゃないかと聞いているんです。
○田村智子君 分科会に諮問すべきですよ。全然これじゃ東京オリンピック開いたらどうなるのかって分からないじゃないですか。余りに無責任ですよ、それは。いまだに人数も分からない、規模がどうなるかも分からない。  分科会に諮問するつもりありますか、規模が出てきたときに。
○田村智子君 スポンサー企業は人を集めたいでしょう、そのためのスポンサーですから。それで、数万人規模で外国から東京を訪れる、国内でもボランティアとか日本の関係者がどんどん集まる、宣言解除後の解放感もある、オリンピックのキャンペーンが始まる、それらが何をもたらすかなんですよ。国民が...全文を見る
○田村智子君 残る時間で、コロナ禍での予期せぬ妊娠、中絶の相談が本当に、特に十代で増えているということなので、この問題を取り上げたいというふうに思います。  私、二〇一八年には、この内閣委員会で高校生の妊娠というのは懲戒対象じゃないということを質問しました。二〇一九年には、経口...全文を見る
○田村智子君 原則入院での治験ということなんですね。安全性の上からは必要なことではあろうとは思います、後でちょっといろいろ質問していきたいんですけど。  妊娠継続に必要なホルモンを抑えるのがミフェプリストン、子宮収縮効果のあるミソプロストールとの組合せで中絶薬として、フランスで...全文を見る
○田村智子君 WHOのガイドラインでは、薬剤投与では今紹介した二つの薬の組合せ、これが成功率も高く安全で、薬剤の第一選択としています。実は日本でも妊娠九週未満で使用された場合の成功率九八%を超えるという報告があるということがWHOのガイドラインで指摘されているんですよ。全ての女性...全文を見る
○田村智子君 もう一つ検討していただきたいのがやはり保険適用なんですね。  経口中絶薬の承認を契機として、私は、外科的手法も含めて保険適用、これ積極的に検討すべきだと思いますけれども、そこの点はいかがでしょうか。
○田村智子君 経済的な理由から中絶をためらっているうちにもうそれができないという状態になってしまうという女性、多々いると思うんですよ。そういう人たち、やっぱり保険適用を進めることでこういう事態を私はなくしていくことが必要だと思います。  それから、価格なんですね、価格、経口中絶...全文を見る
○田村智子君 終わります。
06月03日第204回国会 参議院 内閣委員会 第24号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  もう、ちょっと一般質疑の機会がほとんどないようで、私の事務所にコロナ関係でたくさん問合せや要望が寄せられていますので、私も最初にちょっとコロナの問題で質問をさせてください。  まず、大阪府などの医療逼迫状況が引き続き深刻で、酸素吸入...全文を見る
○田村智子君 やっぱり在宅時医学総合管理料の算定で見てもらうのが一番シンプルなんですよ。できるだけ繁雑な作業にならないようにしていただきたいということも併せてお願いしたいのと、今、在宅酸素の吸入器、念入りな消毒も必要になっている。酸素濃縮器も不足していて、酸素ボンベだけ貸し出すな...全文を見る
○田村智子君 ワクチン接種の大規模接種会場の件は私も是非取り上げたいと思いまして、先ほどの答弁でなかなか難しいということだったんですけど、これ、全部の接種が終了して、予診票、そこには接種券がもう貼られているわけですけれども、これを全部回収して、そこでの事務作業が極めてアナログだっ...全文を見る
○田村智子君 河野大臣には質問しないんですけど、こういうネックになりかねない事態ですので、是非監督をお願いしたいと思います。  最後、もう一点だけなんですけど、モニタリング検査を是非うちでもというふうに手挙げが始まってきているんです。だけど、このモニタリング検査の予算執行が今五...全文を見る
○田村智子君 先日、尾身会長は、ここからはテクノロジーでどんどん抑えていくんだとおっしゃったわけで、これ是非、予算が終わったから終わりにしないでいただきたいということを言っておきたいと思います。  では、済みません、法案に入ります。  二年ごとに定年を一年ずつ延長するという法...全文を見る
○田村智子君 河野大臣、一時的な調整というのがどのぐらいのスパンかということを私、大変危惧しています。今後十年程度の間に六十歳を迎える割合は非常に大きくなっていく、定年の延長しないとなかなか業務が維持できない部分がある、六十歳を超える職員に知識や経験を生かして若手の長時間労働の原...全文を見る
○田村智子君 今の御答弁ですと、一時的というのも、定年が完成形になる十三年度ぐらいまでのスパンというふうに理解をします。是非定員増に向かうようにお願いしたいと思うんですね。  それから、定年延長とともに、フルタイム勤務を希望しない職員に対して定年前再任用職員制度が創設されます。...全文を見る
○田村智子君 是非、フルタイムで働きたいという希望をかなえられるような定員の措置をお願いしたいと思います。  それで、新しいこの定年前再任用職員制度は、これ定年前に一度退職をしてから短時間勤務としての採用となるんですね。そうすると、後からフルタイムで働きたいと希望しても、再任用...全文を見る
○田村智子君 是非今後検討していただきたいと改めて要求しておきます。  それで、橋本行革以来、国家公務員の定員削減、これ若手採用の抑制という形で行われてきました。資料の一は人事院の資料なんですけれども、非常にもう人員体制、本当にいびつなんですね。特に地方機関では、三十代の構成割...全文を見る
○田村智子君 もう少し具体に見たいんです。  資料の三枚目、これ、地方整備局のさらに出張所の状況を示しています。出張所、二〇〇九年度は六百三十一か所、そのうち一人体制というところはゼロです。二人の体制が三十五か所。二〇一九年度でいうと、地方整備局の定員削減によって六百二十一か所...全文を見る
○田村智子君 これ、最近の災害の発生状況を見ても、またその復旧のときに本当に国交省の人が足りないということは毎回災害のたびに私たち聞きますよ。ですから、一人体制はやっぱり解消すると、いつまでに解消するというような目標も持って私は定員増を要求していくべきだと思いますよ。  大臣に...全文を見る
○田村智子君 定員合理化やりながらも、実態としては人手が足りないからこの間は定員増になっていると。そうすると、一体定員合理化計画って何なんだよということに私はなっているというふうに思うんですね。  この間、超過勤務の問題は霞が関の働き方に焦点当たってきましたけれども、これは地方...全文を見る
○田村智子君 是非、やりがい持って、モチベーションも高めながら国家公務員の皆さんが働けるように、私たちもまた引き続き要請もしていきたいと思います。  終わります。
06月04日第204回国会 参議院 本会議 第28号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律案について質問いたします。  本法案は、政府が安全保障上重要とする全国の米軍基地、自衛隊基地、海上保安庁の施設、原発などの周囲約一...全文を見る
06月10日第204回国会 参議院 内閣委員会 第26号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  まず、先ほどの塩村議員に対する大臣の答弁を確認したいんです。  塩村議員は、沖縄での基地周辺の座込みなど、そういう参加者が調査の対象になるかという質問をしました。大臣は、土地等の所有などの権原を有する者に限られると、調査の対象はとお...全文を見る
○田村智子君 もう一度確認します。六条は条文上調査の対象を何も限定していませんが、この六条の調査というのは、土地の所有、賃借、こういう権原を持つ者だけの調査ということでよろしいんですね。(発言する者あり)
○田村智子君 これ、現況調査は六条に基づくという説明を受けているんですよね。現況調査、実際にどう使われているのか、その土地に行っての調査。そのときに、そこの人が、所有者なのか、賃借権を持つ人なのか、法人の役員なのかなんて分かりようがないじゃないですか。分かりようがないんですよ。現...全文を見る
○田村智子君 では、私は、今日は、注視区域がどのように指定されるのかということですね。  法案の立て付けをまず押さえておきたいんですけれども、まず第二条で重要施設それから国境離島等を定義する、その中から第五条にのっとって注視区域を指定し、さらに注視区域の中から第十二条にのっとっ...全文を見る
○田村智子君 それは、国際情勢や安全保障上の理由で拡大し得るという答弁なんですけれども。  国民保護法第百二条は生活等関連施設を規定して、その施行令二十七条で具体的に発電所、変電所、ガス精製施設等、浄水場など水道施設、一日平均十万人以上が利用する鉄道施設、電気通信施設、国内放送...全文を見る
○田村智子君 今言われたとおり、国民保護法の方は有事の立法だと。今回、これは平時の土地等の利用状況の調査なんですね。  ちょっと、大臣お答えいただきたいんですけど、だったら、条文上、原発と自衛隊共用空港と、こう書いて、それでいろんな情勢の変化が起きているんだったら、法改正で提案...全文を見る
○田村智子君 これ全然おかしいんですよ。だって、予防的措置であって、しかも時間を掛けて調査をする対象ですよ。区域の周りの広大な区域を時間掛けて調査しなきゃいけないでしょう。そんな、そんなもう国会にかけるゆとりもないと。あり得ないですよ。あり得ないですよ。これ政令に委ねるなんて本当...全文を見る
○田村智子君 全てが重要施設だと。そのうち、第五条で、周囲おおむね一千メートルの区域内で重要施設の施設機能を阻害する行為の用に供されることを特に防止する必要があるものを注視区域として指定することができるということなんですね。  それで、この間、この入らない自衛隊の施設って何なん...全文を見る
○田村智子君 この米軍基地の周辺というのでどこが指定されるのかというのは、これ沖縄にとっては、午前中の伊波議員の質問を聞いても本当に重大問題なんですけれども、これは東京も人ごとではないと思っているんです。  資料でお配りしました一枚目は、東京都内の在日米軍基地の一覧です。港区に...全文を見る
○田村智子君 宿舎だけでなく、ゴルフ場、キャンプ場についても、なかなか対象にはなり得ないという答弁もできないということなんですよね。  これ、私これまでの議論を聞いていても、全ての自衛隊の施設、在日米軍施設はまず重要施設なんですよね。その上で、機能を阻害する行為を特に防止する必...全文を見る
○田村智子君 大臣はランク付けじゃないと言いますけど、防衛省が区域指定の候補リストの提示を拒んでいるのも、まさにその理由が施設ごとの機能の重要性を示すことになってしまうということを理由にしているじゃありませんか。事実上のランク付けだと認めているようなものですよね、防衛省は。  ...全文を見る
○田村智子君 在日米軍は今、低空飛行とか夜間離発着訓練とか市街地でも行って、どんな危険な訓練しても、安全保障上米軍が必要だと判断すれば国内法はお構いなしだし、日米協定でさえもお構いなしという状況で、それに対して政府は事実上何の意見も言えない状況ですよね。政府が意見言って改善される...全文を見る
○田村智子君 あり得るんですよ。それで、アメリカ軍の運用状況をどこまで細かくそんな精査することができるかということですからね。  それで、ただ、この注視区域、特別注視区域では、市街地をめぐって、経済的社会的観点からという要素が、基本方針について定める第四条の中で括弧の中に入って...全文を見る
○田村智子君 これ、説明できないですよね。なぜこの地域が注視区域で、なぜここの地域が特別注視区域か、これ説明できなくなってくるんじゃないですか。結果で、結論的に言えば、アメリカ軍の意向等、米軍基地周辺でいえばアメリカ軍の意向等、それ以外のところでいえば内閣総理大臣のさじ加減だと言...全文を見る
○田村智子君 そうなんですよ。結局、審議会を置いても総理の判断だからという答弁なんですよね。  確かに国会同意人事を必要とする審議会等々見てみますと、審議会などを見てみますと、答申とか勧告、事前審査、不服審査、あっせん、こういう機能を持っているんですよ。一切そんな機能ないんです...全文を見る
○田村智子君 否定はされないわけですね。  法案の内容を知った市民団体からは土地収用の危惧の声が上がっています。  茨城県百里基地の資料を最後のページで付けました。ここは滑走路の横に並行している誘導路がくの字に曲がっているんですね。国際的にもこういう誘導路を持っているのはここ...全文を見る
○田村智子君 この土地収用についてはちょっと次回も一言述べておきたいというふうに思いますが、戦前から戦後に大転換が法律上あるわけですから、そのことを踏まえた議論というのが必要だと思います。  以上で終わります。
06月14日第204回国会 参議院 内閣委員会 第27号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  月や小惑星などの天体で、許可を得て水や鉱物などを採掘した者に、その意思があれば所有権を認めるという法案です。天体由来の物質の所有権を日本の法律で、しかも議員立法で決めるのかと、それ自体に私は大きな違和感、そんな権限が私たちにあるのかと...全文を見る
○田村智子君 提案者にもお聞きします。  日本はそのCOPUOSに参加して、現在は法律小委員会の議長も出しています。法案策定に関わってきた議連の皆さんは、当然このような国際動向はよく御存じだと思います。にもかかわらず、国際ルールの制定に尽力するのではなく、国内法で先に宇宙資源の...全文を見る
○田村智子君 また、所有権を認めるというのを先に作るわけですからね。  アメリカの宇宙資源探査利用法、これ、監督を条件として民間人や法人に対して商業目的の宇宙資源の所有権を認めるという法律なんですけれども、具体的な手続については全く規定をしていません。この法律の中で、連邦政府が...全文を見る
○田村智子君 国際的なルールもない下で審査ができるのかということですよね。  法案では、宇宙資源として水を例示しています。水そのものが生命維持に不可欠であり、酸素の供給源にもなります。地球からの補給が頻回にできない天体では最も貴重な資源と言えるでしょう。しかも、有限で希少な資源...全文を見る
○田村智子君 その希少性というのは、まさに希少なんですよ、それを採掘し所有する権利を先に決めてしまうということですから、そうするとかなりの矛盾があると思いますよね。  天体で採掘した宇宙資源を地球に移動させるには、大気圏突入時の衝撃や重力の影響などが大きいです。となれば、採掘現...全文を見る
○田村智子君 このような立法をなぜ行うのかなんですけれども、アメリカの動きに合わせたものと言わざるを得ません。宇宙資源の所有を認めるアルテミス協定、米国NASAが主導し、日本など八か国が締結して、月探査、火星探査に踏み出そうとしています。  米国は、国際法で禁止されていないこと...全文を見る
○田村智子君 最後に、現在、水など鉱物資源の調査結果は、研究グループに優先権はあるものの、原則公表です。これは、宇宙条約十一条が、科学的調査、探査の結果などを科学界に最大限情報提供することとしているからです。  しかし、採掘などの調整ルールがない下で宇宙資源の所有権を認めれば、...全文を見る
○田村智子君 終わります。
○田村智子君 私は、日本共産党を代表して、宇宙資源の探査及び開発に関する事業活動の促進に関する法律案に対して反対の討論を行います。  本法案の目的は、民間事業者が採掘した宇宙資源の所有権を認めることです。国際法上明確に定められていない宇宙資源の取扱いを国内法で一方的に定め、一部...全文を見る
06月15日第204回国会 参議院 内閣委員会 第28号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  重要施設として政令で指定する生活関連施設についてお聞きします。  自衛隊との共用空港というのは自衛隊施設に準ずる扱いだろうと思います。では、原発を指定する理由は何ですか。六月九日現在、稼働しているのは五十四の原子炉のうち七つだけです...全文を見る
○田村智子君 結局、そうすると、原発を指定するのはなぜかと。それは、核燃料を安全に保管するというのが原発の機能だというような法案になっているんですね。その機能を阻害されることを防ぐ、そのための法案という立て付けだというふうにしか理解できません。  既に原子力発電所など国内の核関...全文を見る
○田村智子君 核燃料を安全に保管する、それ以外の安全保障って何なんですか。何なんですか。
○田村智子君 だって、発電していないところは入らない、入るかどうか分からないって言ったじゃないですか。  原発の安全保障を脅かしているのは、柏崎刈羽原発見ても、原発事故を起こした反省もなく、決められた保守管理さえも経済優先で軽視している原子力事業者ですよ。絶対の安全などないのに...全文を見る
○田村智子君 だけど、基本方針では書くんでしょう。基本方針ではできるだけ具体的に示すっておっしゃっているじゃないですか。それは、基本計画か、基本計画を策定し、変更するときには審議会にもあらかじめ意見聞くんでしょう。何で国会に提案しないんですか。そんなの国会に提案して、国民の前で、...全文を見る
○田村智子君 だって、何とか何とかの行為等って何でも書くじゃないですか。情勢が変化したのなら、変化を受けて出せばいいじゃないですか。有事立法じゃないんですよ、これ。平時の立法じゃないですか。そんなの、情勢が変わって変化が起きたんだったら、国会にもう一度改正法案出せばいいだけの話で...全文を見る
○田村智子君 戦後、土地の利用というのは本当にまさに国民の主権になったんですよ。私たちが土地を持ち、土地を使い、土地を売り買いする、それは私たちの権利として保障されているんですよ。それを規制しようというときに何ら具体的なものを示さない、だから日本国憲法の下での法律の体を成していな...全文を見る
○田村智子君 まあ、あり得るという答弁ですよね。  電波妨害という行為を電波法はどう規制しているか。違法に無線局を運営すること、違法に無線局を開設することまでが禁止行為です。設備が電波を送信できる状態にあり、かつ、その操作をできる者が一緒にいることを無線局というふうに電波法では...全文を見る
○田村智子君 だから、既存法、例えば電波法で対象となりにくい準備行為段階であっても機能阻害行為を防ぐことが重要だと、こういう答弁ずっと繰り返されてきたんですよ。だから、購入しただけだって対象になり得るんじゃないのかと。  ちなみに、電波法で妨害電波出した場合の刑罰というのは、懲...全文を見る
○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、土地利用規制法案に反対の討論を行います。  この法案の前提となった有識者会議のメンバーであった吉原参考人が昨日の参考人質疑で、この法案によってプライバシー権への懸念材料というものが生まれては決していけない、歯止めの機能がどういうことがあり...全文を見る
06月15日第204回国会 参議院 本会議 第31号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました内閣委員長森屋宏君解任決議案に賛成の討論を行います。  今国会の内閣委員会は、法案に対する評価や賛否が対決しても、またデジタル改革法案など審議を尽くしたとは言えないにしても、与野党の協議を踏まえた委員会運営が行われ...全文を見る
07月15日第204回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第1号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  昨日の質問通告以降、状況の変化がいろいろありますので、西村大臣、ちょっとそういう質問への御答弁よろしくお願いしたいと思います。  まず、昨日の東京都の感染者数、第四波のピークを超えて一千百四十九人、デルタ株の蔓延、これまでにない速度...全文を見る
○田村智子君 いや、感染を抑えたいという強い気持ちならば対策本部で議論しましょうと言うべきですよ、言うべきだと思いますよ。もう飲食店への取締りばかりが西村大臣の問題意識なのかというふうに思えてくるんですよ。  昨日の衆議院内閣委員会では、酒類販売事業者への支援給付金について、申...全文を見る
○田村智子君 これ、一般的な都道府県への依頼文書じゃないんですよ。交付金の運用に関わる事務連絡なんですよ。まさに政府の方針として飲食店いかに取り締まるかと。そこに西村大臣に相当な問題意識があって、コロナ対策推進室も動いてきたんじゃないのかと。一連の動きはそのことを示しています。 ...全文を見る
○田村智子君 飲食店の相談に乗りながら徹底するなら分かりますよ。だけど、今言った、認証を受けておきながら守っていないという情報が来た場合には改善指導を行っていくんだと、都道府県に情報提供するんだと、そういうことを述べておられるんですよ。  飲食店がお客さんにマスクをと声を掛ける...全文を見る
○田村智子君 いや、飲食店の見張りや取締りですからね。私は、このコールセンターの設置だとか大手グルメサイトを利用してとか、これも撤回すべきだと思いますよ。支援ですよ、必要なのは。しかも、オリンピックの開催は強行なんですよ。もう、何というんでしょう、この矛盾。  私、今、国民の協...全文を見る
○田村智子君 これまで支援受けてきた人たちがこの不備ループに入っちゃっているんですよ。足運んでもらったらすぐ分かるって言っていますよ。手数料取って行政書士さんに確認してもらっている方もいるんですよ。  で、これ、何が不備か分からないからコールセンターに掛けると、今度はつながらな...全文を見る
○田村智子君 今言ったようなやつは、私さっき掲げたこれに全部入っているんですよ、請求書とか領収書とか。それでも不備ループなんですもの。  これ、女性一人で起業して、エステサロンを小さいながらも経営してきた、こういう方が、先ほど示した解読できないようなメールを送り付けられたらどう...全文を見る
○田村智子君 なぜか私の質問にはいつも冷たい御答弁なんですけど。  申し訳なかったということは会見などでも述べられていると思うんですけれども、これ、ファイザーのワクチンの七月以降の供給量が六月以前に比べて急速に減るということを政府が認識したのはいつなのか、また、そのことを明らか...全文を見る
○田村智子君 七月以降の入ってくる量ですよね、順次入ってくる量が六月以前に比べて、まあ六月に比べて特に急速に減ると、五、六ですね、これを認識したのはいつなんですか。
○田村智子君 今の説明聞いていても、本当に、じゃ、何でこんな大混乱起きているんだという話になっちゃいますよね。  資料の最後のページ見てください。  これ、私の事務所で、実際に二週間の一クールごとにどういうふうに入ってきたかというのをまとめたものなんですよ。それで、七から九月...全文を見る
○田村智子君 ちょっと時間が来てしまったので、要望なんですけど、そうすると、特別な医療体制を取って、看護師さんも新たに雇って接種のためにと頑張ってきた医療機関あるんです。ところが、キャンセルになってしまったと。自治体の大規模接種のキャンセルについての損失は国の補助金で負担すると言...全文を見る
07月29日第204回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第2号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  東京都への四回目の緊急事態宣言から二週間以上が経過しました。効果が現れる時期のはずが、昨日は二日続けて過去最多、新規感染者数は三千人を大きく超えました。オリンピックの開会と重ねた四連休の影響が八月にどう現れるのか、私は今危機感でいっぱ...全文を見る
○田村智子君 いや、二日続けて飛ばしちゃったら、いつ飛ぶかって分かるじゃないですか。自衛隊の最高指揮官は総理ですよ。菅総理が人出を真剣に抑えようと、そのつもりがあったのならば、私は中止の判断できたはずだと、そう指摘せざるを得ないんです。  東京の一日の感染者数過去最多、これが連...全文を見る
○田村智子君 総理の会見に危機感なんか感じられなかったですよね。翌日、新聞の報道を見れば、総理が言った新薬のことが大きく報道される、こういう事態ですよね。  私、是非、二十七、二十八日、この関係閣僚会議、一体どういう資料で報告されたのか、また、どういう議論が行われたのか、資料と...全文を見る
○田村智子君 新規感染者数が増え続けていくと、これ本当に抑え込まなければ、高齢者の感染の割合が減っても実数は増えるんですよ。重症者も同じです。酸素吸入が必要な中等症患者が入院できない、こういう危険性、さらには新たな変異株が発生し、その感染リスクと、こういうことも高まる一方になって...全文を見る
○田村智子君 選手村の食堂やトイレが足りないという情報も聞こえます。猛暑の中でマスクを密着させることも困難な様子を見れば、私はアスリートの感染リスクも高まっていると言わざるを得ないと思います。  メディアセンター、我が党の議員が視察したところ、報道関係者は外出時ノーチェックなん...全文を見る
○田村智子君 何千人になろうと、もう全然議論しないということですよね。大臣、手も挙げないんだもの。この命を守ることへの責任を投げ出していることになりますよ。  一体何のために今飲食店我慢重ねているのか、国民はいつまで我慢続けることになるのか。オリンピックを中止し、政府が行動変容...全文を見る
○田村智子君 発熱外来の補助金含めて、ちゃんとお金出してほしい。当たり前のことですよ。  あわせて、介護の問題もちょっと一言だけ、要望だけしておきます。  クラスター感染が発生した介護施設への財政的支援、これないんですよ、何にも。感染した職員の待機や利用制限、その後の利用者の...全文を見る
○田村智子君 今も、迅速にと。西村大臣もこの一時支援金については迅速な支給なんだということを強調されてきた。ところが、こういう書面だけで、しかも、電子申請、ここにこだわるがゆえに申請に多大な労力を要し、不備ループに陥ると。その解消を求めると、電子申請で証明できないから不支給決定に...全文を見る
○田村智子君 本当に改善してほしいんです。  具体の改善をもう一点お願いしたいのは、これ、申請時に誤入力をしたら不備扱いになって訂正ができない、新規申請をやり直す以外に手だてがないんですけれども、既に一時支援金は申請期間終了しているので、救済が一切行われていないんですね。救済措...全文を見る
○田村智子君 一時支援金の救済はやっぱり考えてほしいんですよ。そういう確認画面が出ないままやっちゃったわけですからね。  それから、月次支援金について、一時支援金の不備ループ対応への反省もなく審査が行われれば更に問題を深刻にすると思います。申請しても音沙汰がなく、コールセンター...全文を見る
08月19日第204回国会 参議院 内閣委員会 閉会後第3号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  七月十五日の内閣委員会で、私は、デルタ株蔓延の危険性を指摘しました。二十九日には、このまま新規感染者急増を続ければ、酸素吸入が必要な中等症の患者が入院できない事態になると指摘をいたしました。そして、五輪を中止し、政府が強い危機感を示し...全文を見る
○田村智子君 ピークの一日だけで医師百二十人、看護師百五十人、これだけいたらどれだけの命が救えるかということですよね。  選手とコーチだけで一万人が海外から来ます。IPCや競技団体役員など関係者一万二千人、国内ではボランティアだけで二万四千人超えます。これらの方は、ふだん会わな...全文を見る
○田村智子君 本当に統一したメッセージじゃないんですよ。これで人出を五割減ってどうしてできるのかということになっちゃいますよね。  五輪で警備やった方が東京から地元に戻って、警察官の方、地元で感染広がっている、こういう事例だって報告されているんですよ。まさに県境を移動して、こう...全文を見る
○田村智子君 それが、気を付ければ集まってもいい、出かけていいということになっちゃうということですよね。  昨日、東京都教育委員会、このこと検討しています。出席した四人の教育委員全員が感染リスクと熱中症のリスクから反対したんですよ。ところが、教育長が、現場から強い要求がある、こ...全文を見る
○田村智子君 これ、保護者に最終責任を押し付けると。もう責任放棄ですよ、子供の感染どう抑えるかということへの。それに、教育委員会や学校が今やるべきは、夏休み後どうするかということでしょう。これだけ十代の中で、十代以下で感染が広がっている。夏休みの後、どうするかですよ。コロナの下で...全文を見る
○田村智子君 八月三日の事務連絡に添付された資料が私が配付した資料の一枚目なんです。いわゆるポンチ絵と言われるものですね。ここには、入院施設、療養施設の確保ということについては書かれていないんですよ。事務連絡のとおりに書かれているだけなんですよ。入院は重症患者や特に重症化リスクの...全文を見る
○田村智子君 これは厚労省の政策として禍根を残しますよ。病床足りなかったら重点化、こんな事務連絡ですから。撤回すべきですよ。  墨田区保健所は、今年春の大阪の医療崩壊と、それから抗体カクテル療法が承認されるというこの動きを見て、すぐに軽症者治療の病床を確保し、いち早く治療につな...全文を見る
○田村智子君 国の確保事業の方でちゃんと時給の手当てをしなかったらこれ確保できなくなっちゃうんですから、是非検討していただきたい。  それから、抗体カクテル療法、レムデシビルなどの投与で重症化を防ぐ治療ができる。しかし、抗体カクテル療法は軽症のうちが有効で、軽症者をいかに治療に...全文を見る
○田村智子君 最後に、検査についてお聞きします。  十二日、分科会が政府に提出した提言では、検査陽性者を確認した際には、医師や健康管理者は、保健所の判断がなくても更に濃厚接触の可能性のある者に検査を促すこととあり、西村大臣御自身も、広く検査をということを繰り返し言われています。...全文を見る
○田村智子君 終わります。
09月09日第204回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第7号
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。  菅首相は、先週三日、コロナ対策に集中するため総裁選には出ないというふうに言われました。ところが、またも国会審議に出てこない。衆議院でも議論あったのでお聞きしたいんですけどね、今どこで、どんなコロナ対策を菅首相はやられているんですか。
○田村智子君 いや、今ここにも出てこないでどこにいるのかって聞いているんですけど、お答えできないんですか。できないようですね。  緊急事態宣言の発令、延長、解除など、菅総理になってから議運委員会での審議は今日で二十二回目です。そのうち、菅首相が出席したのは僅か二回です。国会での...全文を見る
○田村智子君 現行の支援金では足りないから、自民党内で持続化給付金って話になっているんでしょう。そんなの九月丸々掛けて党内で議論している場合じゃないんですよ。直ちに実行していかないでどうするかということですよね。  東京商工リサーチの調査では、飲食・宿泊業だけでなくて、アパレル...全文を見る
○田村智子君 あわせて、これが、個人が申請して個人にちゃんと給付金が届くというふうにならないと駄目なんです。  さっき濃厚接触者の方も休業支援金使えるというふうに言ったんですけれども、答弁ありましたけれども、これ、現場から起きている声は、休業支援金も、それからこの助成金も、申請...全文を見る
12月10日第207回国会 参議院 本会議 第3号
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○田村智子君 私は、日本共産党を代表し、岸田総理大臣に質問いたします。  まず、新型コロナ対策です。  感染第六波、インフルエンザとの同時流行、オミクロン株の市中感染、こうした事態を想定して、外来診療、入院医療共に体制の強化が求められています。  ところが、政府は、コロナ病...全文を見る