庄司中
しょうじあたる
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月12日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第2号 議事録を見る | ○庄司中君 午前中には経済動向とか、そういう点でお話しになりましたので、私は最近とみに懸念を増しております物価問題を中心にして質問をいたしたいと思います。 御承知のとおり、日本の経済は緩やかな調整過程に入っておりまして、そして湾岸戦争も終わりましたし、そしてバルブの調整も行っ...全文を見る |
○庄司中君 今のお話を聞きますと、主として国内の卸売物価、つまり物ですよね。主として原油の話でありますけれども。 もう一つ、例えば経済がサービス化を強めてまいりまして、サービスの経済に占めるウエートが大きくなっている。大きくなってきますと、消費者物価に影響してまいりますのは、...全文を見る | ||
○庄司中君 SPIを消費者物価指数の先行指標だというふうにしますと、これからの消費者物価指数について一つの懸念材料となっていくというふうに受け取ることができるだろうと思いますけれども、その辺はそういうふうに受け取っていいのかどうかお答えいただきたい。 | ||
○庄司中君 ありがとうございました。 それでは、物価に作用します個別な要因につきまして質問をしてみたいというふうに思います。 企画庁の方のさっきのお話ですと、原油の動向というお話がございました。午前中の質問の中にもその点がかなり触れられておりまして、そう心配するような状態...全文を見る | ||
○庄司中君 需給関係で価格が決まるというのは、大体今までも石油ショックの後そういうふうになってきましたけれども、一方的においては、やっぱり上がったり下がったりは困るよという話も実はあるわけですね。そしてまた、それを支える幾つかの要因も実はあると思うんですよ。 そこで、もう一つ...全文を見る | ||
○庄司中君 これからの原油の需給関係、当面の需給関係だけじゃなくて、恐らく湾岸戦争後の各国の政策みたいなものが絡まって、これが価格の形成にかなり大きい作用を及ぼすんじゃないかというふうに考えられます。 それから、私が物価に非常に懸念を持ちますのは、何といいますか、原油だけじゃ...全文を見る | ||
04月09日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第5号 議事録を見る | ○庄司中君 私は、まず委嘱審査としまして、二つの点をお伺いしたいというふうに思います。 第一点は、通産大臣でございますけれども、ウルグアイ・ラウンドの問題でございます。 御承知のように、四年かかりましたウルグアイ・ラウンドは、昨年の十二月でECとアメリカの農業問題の対立を...全文を見る |
○庄司中君 問題は、やっぱり交渉態度といいますか、交渉をどういう形でやっていくかという問題だろうというふうに思います。 例えば、ガットの交渉の経過を見てみますと、六〇年代はケネディ・ラウンドまで大体関税ですよね。それから、七〇年代になりまして東京ラウンドになりまして、貿易障壁...全文を見る | ||
○庄司中君 大臣から、ウルグアイ・ラウンドにつきましては、早期に終わるように日本としてもリーダーシップをとっていきたいというふうなお話がございました。まさにそのとおりだろうというふうに思います。 ただ、交渉のやり方とか枠組みとかということを考えますと、かつてのように日本がまだ...全文を見る | ||
○庄司中君 ありがとうございました。 次の問題に移りたいと思いますけれども、これは特許庁長官にお願いをしたいと思いますけれども、アメリカが特許のハーモ条約というのを八五年からやっていますね。 ところが、ここで大きなポイントになっておりますのは、私が承知しておりますのは、ア...全文を見る | ||
○庄司中君 そのアメリカの提案の中で、いろいろな国内事情があるという御答弁でございましたけれども、その国内事情の中に、例えば報道でもちょっと触れておりますけれども、先発明主義の方がアメリカにとってはいいという。といいますのは、私が考えますのは、例えば今猛烈にやはり特許の出願に日本...全文を見る | ||
○庄司中君 以上で委嘱審査を終わりまして、これから商標改正案の質問に移っていきたいというふうに思います。 商標の問題を少し調べていきますと、実は私やっぱり一番先にくるのが一種の当惑でございまして、当惑といいますのは、なぜサービスマークの制度の導入がここまでおくれたんだろうかと...全文を見る | ||
○庄司中君 ありがとうございました。 そうしますと、サービス産業はそれほど発達していない、いわば途上国自身が既にサービスマークの制度を導入しているということになるわけでありますけれども、私がちょっと調べてみますと、例えばアメリカでサービスマークの制度を導入しましたのが一九四六...全文を見る | ||
○庄司中君 率直に遺憾の意を表明されまして、それがこれからの商標の運営についての決意だというふうに受けとめさせていただきまして、次に移りたいというふうに思います。 具体的な問題の一つは、二年前にニース協定の加入について外務委員会で承認について審議をいたしました。私もその議事録...全文を見る | ||
○庄司中君 基本的な考え方は同時に行きたいと、しかし体制があるからもう少しやってみて判断をしていきたい、簡単に言いますとそういうことでよろしいですかね。 それでは、次の問題に行きますけれども、このニース協定の問題ですけれども、どっちみちやっぱり国際分類に移行する、主たる体系に...全文を見る | ||
○庄司中君 今度の法律の改正といいますのは、つまり商品を対象にしていました商標ですね、今。それに今度はサービスを対象にしていく。サービスを対象にしていくという規定と、あとは経過措置しかない法律改正でございますので、その点について申し上げたいというふうに思います。 例えば、この...全文を見る | ||
○庄司中君 もう役務という言葉はちょっと変えられそうもないですから、お願いをいたしますのは、これから出願人が直接の対象になるわけでありますから、例えば特許庁で解説をつくられるとか、あるいはガイドラインをつくるとか、そういう場合には必ずこの役務とは何であると、法律自身が立法趣旨に基...全文を見る | ||
○庄司中君 大分時間がなくなってきましたので、急ぎ足で進みたいというふうに思います。 私は、やっぱりこういった知的所有権問題で一番大事なのは、それを処理する体制とか能力だろうというふうに思いますね。例えば、今まで国際摩擦にこの知的所有権が上がってきた場合に、何とか滞貨が非常に...全文を見る | ||
○庄司中君 私がやっぱり心配をしますのは、処理体制といいますかね、例えば先月の終わりにアメリカ通商代表部が九一年版の外国貿易障壁の報告というのを出しまして、相変わらず知的所有権のこれは役所の人手が足らなくておくれているのはけしからぬと書いてあるわけでありまして、そういうことはもう...全文を見る | ||
○庄司中君 ありがとうございました。 | ||
04月18日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第7号 議事録を見る | ○庄司中君 それでは、質問に入らせていただきます。 一番最初にお尋ねいたしたいと思いますのは、今度の独禁法の改正が国際関係への配慮から、それが一つの動機になっているというふうに伺っております。例えば、提案理由によりますと、「国際的により開かれたものとするため」という文句が特に...全文を見る |
○庄司中君 我が国の態度としまして、今おっしゃったことはアメリカは要請項目に挙げている、交渉のテーマにすると言っておりますけれども、我が国としてはあくまでもフォローアップの段階、フォローアップの課題としてこれから対応していく。相互理解というのはいろいろなレベルがありますから一概に...全文を見る | ||
○庄司中君 委員長は、今国際関係の中で二つの点を挙げられました。つまり、取引慣行が違うという点が一つと、それから制度が違うということですね。ドイツもアメリカも大体二つの施策ですよね。例えば、アメリカでいきますと損害賠償それから刑事罰、それから、ドイツでいきますと制裁金と損害賠償と...全文を見る | ||
○庄司中君 話は大体同じところに向かっていっていると思いますけれども、具体的な問題として考えてみますと、委員長も、独禁政策、競争政策の有効性、これが機能していないとだめだというふうに言われましたけれども、我が国の制度の場合には、さっきも言いましたけれども、アメリカ、ドイツと違って...全文を見る | ||
○庄司中君 過去の経過をちょっと振り返ってみますと、例えば課徴金問題はございますけれども、それを除きましても、刑事罰、これはもう専属告発制度でございますから、公取が告発しなければ訴訟になりませんよね。これが過去ゼロであったということです。一回もなかった。課徴金重視できたけれども、...全文を見る | ||
○庄司中君 委員長は、これからこうするということを言っているわけでありまして、五十二年から刑事罰がゼロである、それから損害賠償の勝訴が一件もない、しかも全体で六件だという評価を実は聞いているわけでありますけれども、時間の関係がありますから別にしまして、それは言いにくいことはよくわ...全文を見る | ||
○庄司中君 望ましい国際的な方向に向かいつつあるというふうなお話ですから、次の問題に移りたいというふうに思います。 今度の改正の一番ポイントになりますのは、やっぱり課徴金問題だろうというふうに思います。課徴金問題について伺いますけれども、課徴金の性格としては、カルテルとかそれ...全文を見る | ||
○庄司中君 二つ答弁をされましたけれども、前の方の問題に戻りまして、例えば違反利得が推定できない、つまりそういうものはあり得ない、あり得なかったというふうなことを言っていました。そして、だから一定率、抑止効果も数字を示すことによってあるというふうなお話でございました。私は、やっぱ...全文を見る | ||
○庄司中君 その経過の説明はいいわけでありますけれども、私が言っておりますのは、つまり推定方法があれば違反利得に近い数字が出る、近似値が出るじゃないか。それは、もう損害賠償の研究会の方でも推定の方法についてこれだけ述べているわけですから、推定の方法がきちんとしていれば、例えば課徴...全文を見る | ||
○庄司中君 わかりました。 それでは、時間がありませんので、刑事罰の問題に移らせていただきます。 例えば、ことしの一月二十九日、研究会をやられて、その趣旨なんかを読んでみますと、委員長がさっき言われたように、重大事犯については刑事罰の適用を考えておるというか、つまり刑事罰...全文を見る | ||
○庄司中君 もう一つ、法務省の刑事局との間に告発問題協議会というのをつくりまして、刑事罰の積極的な姿勢を公取が示しているわけであります。 例えば、最近のカルテルの事犯なんかを見ていますと、かなり巧妙になってきていますね。証拠を残さない、口頭だけのやりとりであるというふうに変わ...全文を見る | ||
○庄司中君 どうもありがとうございました。 | ||
04月23日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第8号 議事録を見る | ○庄司中君 私は、産業技術に関する研究体制の法律案について質問させていただきます。 まず、今回の法律改正の趣旨を読んでみますと、趣旨が二つあります。一つは、制度の国際的な調 和、主として特許等でございますけれども、それの国際的調和の面と、もう一つは、国際貢献という面がござい...全文を見る |
○庄司中君 もう少し具体的に入ってみますと、例えば今度の法律改正の中にありますように、さっきも言いましたけれども、帰属については五〇%以上ということですね。帰属につきましては、主要国と比べてみますと、アメリカにつきましては、外国企業と協力をしたときには国に帰属がある。それから、イ...全文を見る | ||
○庄司中君 もう一つ国際関係から見てみますと、この前の商標のときにもちょっと質問したわけでありますけれども、八五年から例の世界知的所有権機関がハーモ条約をずっと検討しております。恐らくハーモ条約の中にはこれに該当する項目があるかもしれないというふうに思われますが、つまりこの制度を...全文を見る | ||
○庄司中君 先ほどお答えがありました、つまり二国間では相互主義を適用していく、我が国の制度に対応するものを向こうが持っている場合に我が国がこういう取り扱いをするということをお話がありましたけれども、例えば考えてみますと、我が国はこういう制限を持っていたわけですね。帰属については一...全文を見る | ||
○庄司中君 今お答えがありますけれども、やっぱりケース・バイ・ケースで弾力的に相互主義を運用していただきたいということを申し上げておきます。 それから、国際関係だけじゃなくて、この制度に、利用の場合、実施の場合に、有償というのが入ってますね、さっきちょっと申し上げましたけれど...全文を見る | ||
○庄司中君 私が聞いておりますのは、ほかの主要国が無償なのに日本はなぜ有償にするのか、つまり、貢献度とかなんとかと別に、制度として有償にした理由ですよね、これが一体どうなのかということなんです。 | ||
○庄司中君 わかりました。次に進みたいというふうに思います。 今度の制度の改正というのは、今言ったような措置を国際共同研究だけに適用するということですね。つまり、国際共同研究に対する特例であるというふうになっておりますけれども、いわば共同研究というのは国際だけじゃございません...全文を見る | ||
○庄司中君 今、企業のインセンティブという話が出ましたから、もう少し詳しくお伺いしたいというふうに思いますけれども、現在やっぱり研究開発、研究の性格が変わってきておりますね。 大まかに言いますと、我が国はもうキャッチアップの時代は終わりまして、これからは目標のない独自的あるい...全文を見る | ||
○庄司中君 要望としましては、やっぱり共同研究の分野をうんと広げていく、それがもう緊急な 課題になっているんじゃないかということを要望いたしまして、話がちょっと大きくなりますけれども、次の問題に移りたいというふうに思います。 例えば、我が国の研究開発費の水準というのを対GN...全文を見る | ||
○庄司中君 我が国の場合には、やはり何といいますか自然的な資源が少ないわけであります。国土が狭いわけであります。その割には人口が多いということでありますから、やはり私たち、我が国が生きていくためには知的創造力しかないわけでございます。むしろ、そこに力点を置いて、そっちの方を一生懸...全文を見る | ||
○庄司中君 次は、具体的な中身につきまして、技術的なことですけれども、お伺いをしたいというふうに思います。 例えば、帰属する場合に、国は五〇%以上ということでございます。そうしますと、共有するというふうになるわけであります。その場合の持ち分ですね、五〇%以上でありますから、六...全文を見る | ||
○庄司中君 その場合に、例えば基準を文章化するということが一つあると思います、やっていくのに作文をして。それから、こういう場合に非常に難しいのは、それを評価する側といいますか、その辺が非常に難しいんじゃないかということですね。つまり、これは有償か無償か、これは有償にしてもどの程度...全文を見る | ||
○庄司中君 わかりました。後でトラブルが起きないように慎重にやっていただきたいというふうに思います。 次の問題は、共同研究の体制の問題であります。 基礎研究の方にウエートがかかってまいりますと、ある意味では、先ほどもお話がありましたように、共通の目標と言いましたけれども、...全文を見る | ||
○庄司中君 もう一つやっぱり心配な材料としましては、これも科学技術白書でちょっと触れておりましたけれども、一方において、民間を含めまして研究人材といいますか、研究者の需要が非常に高まってきているということがございます。他方では、日本の経済のサービス化が非常に進みまして、今や実体経...全文を見る | ||
○庄司中君 かなり深刻なやっぱり長期的な課題だろうというふうに思います。 その課題の解決策としまして、女性の方に研究活動に参加していただくとか、それから研究にキャリアを持っていらっしゃるかなりの年輩の方を研究活動に吸収していくとか、あるいは例えば海外からの研究者をふやしていく...全文を見る | ||
○庄司中君 それでは、次へ進みたいというふうに思います。 今問題になっておりますのは、先端的な科学技術の開発、共同研究ということでありますけれども、例えば科学技術の国際化という点を考えてみますと、つまり先端のところだけを問題にするのと同時に、つまり技術移転を図るといいますか、...全文を見る | ||
○庄司中君 例えば、今度の国際共同研究の仕事は、主としてNEDOが担ってきておりますけれども、この法律ができましたのはたしか昭和六十三年だったかというふうに思いますけれども、それ以降の国際共同研究の状況、それから今度こういう制度を変えまして、ある意味じゃ共同研究へのインセンティブ...全文を見る | ||
○庄司中君 ずっと質問をしておりまして、政府委員の方からお話を伺いまして、今度の法律案の趣旨といいますのは、国際的調和と国際貢献の二つでございます。そして、具体的なテーマとしては、研究成果の取り扱いという、ある意味ではテクニカルな問題に限定をされておりますけれども、実はこの限定さ...全文を見る | ||
○庄司中君 ありがとうございました。 これで質問を終わります。 | ||
09月19日 | 第121回国会 参議院 厚生委員会 第6号 議事録を見る | ○庄司中君 私の質問は、問題を限定いたしまして、一部負担金の問題、それからスライド問題、それに関係する問題を中心に質問いたします。 先日の議論をずっと聞いていまして、かなり網羅的な議論が行われていたわけでありますけれも、例えば世代間の分かち合いの問題であるとかあるいは老人保健...全文を見る |
○庄司中君 結果としての五%、つまり総合的なバランスというお話でございましたけれども、一方では財政の長期的な安定ということをおっしゃっていますね。総合的なバランスで結果的に五%になったというお話ではございますけれども、制度の長期的な安定ということで当面五%で大体展望が開ける、展望...全文を見る | ||
○庄司中君 先日の議論とかなりニュアンスが違ってきておりますね。現役世代が一割だからその半分という言い方をされたわけであります。今の話ですと、結果的に五%になった、これで何とかバランスがとれる。しかし何といいますか、必ずしも展望は確かではないというお話だと思いますけれども、現役世...全文を見る | ||
○庄司中君 わかりました。そういうふうにやっていただきたいし、本来そういうものだろうというふうに思います。 それからもう一つ、先日の議論の中にあったわけでありますけれども、今のお話の中にもありましたように、各施設間の負担のバランスということになりますと、例えば老人病院の場合、...全文を見る | ||
○庄司中君 大体わかりました。 次に進みたいというふうに思います。 例えば、外来の場合には一カ月千円ということになります。これは一診療科目ごとに千円でありますから、科目が変わると千円ごと払っていかなきゃいけないということになります。先日の議論でも、高齢者の場合には病気が一...全文を見る | ||
○庄司中君 お答えは全部平均なんですね。ところが、高齢期の健康状態といいますのは個人的に物すごくアンバランスになるわけです。ですから、平均では全部切れないわけですね。僕は後から申し上げますけれども、例えば高齢者の生活実態なんかも全部平均でお答えになっていますが、物すごくばらつきが...全文を見る | ||
○庄司中君 私が今申し上げておりますのは、千円が受診科目が多くなったら大変だと、病気を持つということは個人差が非常に大きいから、限度額の設定はこの場合でも必要なんじゃないだろうかということを申し上げたわけです。生活実態の問題については後から申し上げたいと思いますが、アンバランスの...全文を見る | ||
○庄司中君 時間の制約がありますから、次に移りたいと思いますけれども、この一部負担金の問題は、負担すべき主体、負担をする高齢者の立場ということを考慮せざるを得ない。これからは負担感ということについて少し聞いてみたいというふうに思います。 例えば、入院が原案では二倍になりますね...全文を見る | ||
○庄司中君 もう一つ私が心配いたしますのは、負担をする側の負担感によって受診の抑制が行われるということになりますね。受診の抑制が行われますと、お医者さんに行かないで病気を悪くして、そしてトータルとしての医療費の拡大を招く、つまり医療経済にマイナスの影響を及ぼす。これはもうかねてか...全文を見る | ||
○庄司中君 さっき言いましたように、一年間前年比マイナスということですけれども、厚生省は資料を持っているなら、どうですか、前年比という関係ではどうなっていますか。 | ||
○庄司中君 問題は受診率だと思うんです。病気があるかないか、そしてその病気はどんなものであるか、そこからすべてが出発するわけでして、そこをほうっておきますと病状の重度化というのは避けがたいわけです。そのことを言っているわけでありまして、医療費がどうなったかではなくて、負担増が受診...全文を見る | ||
○庄司中君 これは国民経済の上からかなり大きい問題です。医療費がどんどん膨らんでくる高齢化社会の中で、負担と給付の関係を見る上でもこれはかなり大きい問題だと思いますので、積極的に調査を行ってそのデータを国民の前に示す、そして判断をしてもらう必要があるだろうというふうに思います。 ...全文を見る | ||
○庄司中君 意図したものではないけれども、需給関係といいますか、負担が多くなれば入らないとか出ていくとかということになりますよね。ですから、厚生省の意図いかんにかかわらず追い出し効果が出るんじゃないだろうかということです。そして、全体の医療状況なり保健状況なり福祉状況なんかを考え...全文を見る | ||
○庄司中君 私が結論づけましたのは、システムが非常に弱いから、貧弱だから負担増はなるべく避けなさいと、こういうことを申し上げているわけでありまして、そこのところを議論しますと制限がありますからい次に進みたいというふうに思います。 今度の一部負担金の問題でいきますと、負担感とい...全文を見る | ||
○庄司中君 私が言いましたのは、三面性よりもむしろ施策の対象になる人でありましても人間であり人権があるわけです。そこを尊重しなきゃいけない。だから、三面じゃなくてそれが前提になるはずだというふうに私は考えますけれども、厚生省は、こういうふうな高齢者観の一種の転換が求められていると...全文を見る | ||
○庄司中君 私が言っているのは、例えば高齢者自身に、高齢者団体に、高齢者グループに意見を聞く機会を持ったかどうかということを聞いているわけで、今の御答弁だと全く持っていないというふうに判断せざるを得ません。 先に進みます。 さらに、高齢者観と同時に、言葉の問題があるだろう...全文を見る | ||
○庄司中君 必ずしも満足はいたしませんけれども、これからおいおいその点についても議論をしていこうということを前提にしまして、次の問題に移りたいと思います。 今度は生活実態のところをちょっと見てみたいというふうに思います。先ほどからの御答弁で、統計上の平均も意味があるということ...全文を見る | ||
○庄司中君 ぜひそうしていただいて、そうしないと高齢者の生活実態というのはわからないということを申し上げます。 時間も来ましたから、最後に一つだけ申し上げますけれども、実は、今度医療費スライドから物価スライドに変わりましたね。そしてそのスライドは、八〇年代の物価の安定基調をあ...全文を見る | ||
○庄司中君 そうなりますと、何か歯どめが要る、これからを展望した場合に。そんなふうに考えますけれども、スライドの是非をひっくるめて検討する機会をぜひ持ってもらいたい、こんなふうに思います。 その辺をお願いをいたしまして、私の質問を終わります。 | ||
09月25日 | 第121回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○庄司中君 ただいまの議論を聞いておりまして、今度の地価調査の結果を大づかみにとって見ますと、東京がしぶとく下げ渋っているという感じがいたしますね。これはやっぱり東京の特別な地位が関係をしている。それから大阪が非常に大きく下がっている。しかし、地方は全体として上昇基調がありますね...全文を見る |
○庄司中君 位置づけについては明確な答えがなかったわけであります。現状評価、目標に対する位置づけというのは明言がなかったわけでありますけれども、そうしますと政策目標ですね、今お話がありましたように、収益率に相応した適正な水準ということでございます。ここには「利用価値に相応した適正...全文を見る | ||
○庄司中君 もう一つ、現状との比較でどうなるんだという質問をしているわけであります。例えば取得能力という点からいいますと、目標は五倍であると。現在はどのくらいになりますか。 | ||
○庄司中君 そうしますと、八倍と五倍という関係でありますから、つまり三割以上、この「中堅勤労者」という特掲部分を一つの目印にしますと三割以上下げないと政策目標に合わない、こういうふうに考えてよろしいですか。 | ||
○庄司中君 ぐるぐる回ってよくわからないわけですけれども、大体輪郭がつかめましたから次の問題に進みたいというふうに思います。 今度の地価上昇のときに監視区域制度というのはかなり大きな役割を果たしたというふうに思います。つまり、市場に何といいますか公的な介入をする、そして集中的...全文を見る | ||
○庄司中君 そうしますと、この制度というのは、高いものを抑制をする、下げたものはもうそのとおりということを終始一貫これからも貫いでいく。そうしますと、下がるのを下支えするという機能は全くないと、今のままでは。そういうふうに理解してよろしいですか。 | ||
○庄司中君 さらに先へ進みたいと思いますけれども、推進要綱の中では、例えば開発利益の還元という項目が非常に重要視されておりますね。国土庁が最近スタートしました土地政策審議会の今後の進め方の検討事項というのが四月八日に発表されております。私はやっぱり開発利益の還元というのは非常に大...全文を見る | ||
○庄司中君 それでは大蔵省にお伺いしたいと思います。 総量規制の問題については、さっきの議論でほぼ輪郭が明らかになったというふうに思いますけれども、例えば一方では、先ほどのお話にもありましたように、総量規制をやめなさい、つまりマイナス部分がこのように出てきているという意見も、...全文を見る | ||
○庄司中君 総量規制が現状では取引に影響を大きく与えるような状況じゃないというふうなお話でしょうかね。 それから、もう一つの例えば総量規制に対する反論といいますのは、住宅建設に対する資金の供給を絞りますと供給が制限されるじゃないかというふうな意見がやっぱりあるだろうというふう...全文を見る | ||
○庄司中君 今のお話を聞きますと、例えば総量規制を継続することについての反論に対して、ある意味ではその反論自身に根拠がないよというお話だろうと思います。 そうしますと、今の条件でいきますと継続する理由はまだ存在をするということですよね、年内まで一応継続するということになったわ...全文を見る | ||
○庄司中君 率直に地価動向について懸念をいたしますが、今実は地価対策として効果を持っているのは、ほかの省庁には申しわけないわけでありますけれども、金融政策なんですね、総量規制と金利ですよね。金利もだんだん下がっていきますけれども、この二つがやっぱり地価の抑制に一番効果を持っている...全文を見る | ||
○庄司中君 今までの一連の金融施策についてお伺いしましたけれども、これからも金融政策で地価対策を行っていくということの障害になる条件はほとんどないというふうに私は考えます。 時間の関係もございますから、次に建設省に移りたいというふうに思います。先ほども主として建設省の方から都...全文を見る | ||
○庄司中君 どうも、まだ議論したいことがございますけれども、時間がなくなりましたので改めての機会を持ちたいというふうに思います。 |