庄司中

しょうじあたる



当選回数回

庄司中の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第126回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○庄司中君 貴重な御意見ありがとうございまする。  まず高梨先生にお伺いしたいというふうに思います。  先生がおっしゃられましたように、これから中長期に見た場合には、今までの政策の視点を変えまして労働供給に需要を合わせていく、それ以外に方法はないだろうと思います。そこで、中長...全文を見る
○庄司中君 小川先生に質問させていただきます。  さっきも申し上げましたように、労働省の雇用政策研究会の労働力需給の推計がございまして、その中にケース二というのがございます。そのケース二といいますのは、育児休業制度を実施する企業の割合が九五年に一〇〇%になっていること、それから...全文を見る
○庄司中君 次に、河口さんに。  高梨先生が触れられましたように、現在公的年金の受給年齢の延長問題が出ていますね、六十歳から六十五歳に引き上げると。先生が指摘されましたように、年金問題といいますのは労働力率の問題と非常に関係を持っているわけです。例えば、年金制度が成熟をしてまい...全文を見る
03月25日第126回国会 参議院 労働委員会 第2号
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○庄司中君 私は、現在深刻の度を増しております雇用問題を中心にして質問していきたいというふうに思います。  雇用問題は、毎日の新聞、テレビの報道でいろんな問題が報道をされておりますけれども、だんだん心配になる状態に来ているというふうなことを感じております。ところが、マクロの指標...全文を見る
○庄司中君 マクロの指標は、表向きは今申し上げましたように、大臣の御答弁にもありましたけれども、割合いいわけです。ところが、中身をずっと手繰ってみますと、必ずしもそうじゃないという面があるだろうというふうに思います。大臣も非常に今後の雇用情勢を心配のようでありますけれども、マクロ...全文を見る
○庄司中君 一つの問題は、私はやっぱりバブル経済の崩壊という一面があるんじゃないだろうかというふうに思います。例えば、情報サービスの雇調金の適用が非常にふえているという背景には、金融とか証券とかの情報投資が激減したという背景があるだろうというふうに思います。それから、不動産もそう...全文を見る
○庄司中君 バブルの崩壊をきっかけにしてサービス業、サービス関係の雇用問題というふうになりますと、今までは主としてブルーカラーが中心でありましたけれども、ホワイトの分野に雇用対策の視点を移していかないと、今度の雇用対策というのはうまくいかないんじゃないだろうかその辺の感じを持って...全文を見る
○庄司中君 雇用調整助成金の活用問題につきましては、また後でちょっと触れてみたいというふうに思います。  ここで要望をしておきたいのは、今度の不況の性格がブルーと同時にホワイトにかかってきている。ですから、管理職の問題もその背景があるから出てくるというふうに私は理解いたしますの...全文を見る
○庄司中君 もう一つ、心配な状況といいますのは、この総務庁の統計の求職理由別失業者というのをずっと時系列でとってみますと、前年同月比で非自発的失業というのがふえてきているわけです。非自発的、自分でやめないわけです、やめさせられたという、そういう失業の部分が非常にふえているわけです...全文を見る
○庄司中君 今お話が出ましたけれども、昨年の秋からずっと事業者団体に向けてのヒアリングをやっていらっしゃいますけれども、その特徴みたいなことをちょっとここで述べていただきたいと思います。
○庄司中君 今局長がおっしゃいましたように、まず雇用調整といいますのは残業を削減するところから始まりまして、中途採用をやめるというところまできていますね、実際。私もその調査結果を読ませていただいたわけですけれども、建設業だけを除きまして企業種何らかの雇用調整対策をやっている、これ...全文を見る
○庄司中君 雇用調整に対する企業の慎重な態度というのはよくわかるわけです、四つぐらい挙げられましたけれども。しかし、今現在ではそうでありますけれども、これがもっと経済が悪くなってくるとでもいいますか、例えば二番底というふうな意見も出ているわけで、その可能性だってあるんだということ...全文を見る
○庄司中君 大体、業種別、地域別の動向はわかりましたけれども、もう一つ私たちが心配をしておりますのは、残業を少なくするとか中途採用者の採用を取りやめるとかという次に何が出てくるかという問題です。例えば、新聞報道なんかをとってみますと、まずパートが切られてしまうというのがあります。...全文を見る
○庄司中君 全体として雇用の調節弁と言われていますね、残業時間、それから中途採用、それからパートに来るとか期間工に来るとか、いわば弱い部分ですね。労働力からいきますと、就業形態別の対策を労働省がとっていかないと、業種全体とか地域全体とかという議論じゃなくて、就業形態別で対策をとっ...全文を見る
○庄司中君 例のことしは頻繁と出ました新規学卒者の採用の内定取り消し問題、これも広い意味からいきますと一種の雇用調整の一つだというふうに思います。昨年の秋ごろから内定取り消しが増加をしてきた。しかも、電話一本で取り消すとか 一万円の図書券で片をつけるという報道もあるわけであります...全文を見る
○庄司中君 女性が多いですね。男性よりも女性が波をかぶっているということは、これは大きな問題ですね。これは局長、みんな大学でしょう、実際。高卒はどうですか。
○庄司中君 労働省が緊急に事前通知制をとったということは非常によかったというふうに思います。その点は十分評価をしているわけであります。  大臣、こういうことがあると思うんです。労働契約という面から見ますと、一般的にはこうなっているわけです。応募者に対して使用者が採用決定を意思表...全文を見る
○庄司中君 非常に重大な問題でございますし、これからも起こり得る問題でございますし、その対策いかんによっては社会的に大きな影響をもたらすということでありますので、できるだけ大臣がおっしゃった中の前向きの部分を積極的に進めていただきたい、こういうふうに思います。  それから、実際...全文を見る
○庄司中君 平成五年度の雇調金の予算、どのくらいになっているかというのを知りたいのはこういうことです。八七年の円高不況のときに、一番近い時点では、雇調金が大量に使われたというふうに思いますけれども、それと比較しますと平成五年度の予算で雇調金をどの程度予算としてとっているか。この五...全文を見る
○庄司中君 この前大臣が三月二十二日の予算委員会で答弁されまして、雇調金をもっと弾力化していきたい、例えば手続を簡素化するとか、業種指定じゃなくても一社でも適用できるような弾力性を考えたいというお話がございました。  実際に私たちが見てみましても、例えば最近は業種に入らない企業...全文を見る
○庄司中君 やっぱりこういう時期でございますし、恐らく最大の不況だろうというふうに思います。そういう点ではあらゆる政策手段を使いまして、しかもそれを弾力的に思い切ってやっていただくというふうにしていただきたいと思います。  それから、この適用の仕方の中身をちょっと見てみますと、...全文を見る
○庄司中君 もう一つ、雇調金といいますのは雇用安定事業の一つであります。雇用安定事業自身をとりましても幾つかの施策が入っているわけでありまして、それから雇用保険制度全体から見てみますと、能開事業もありますし福祉事業もあるわけでありまして、私は現在の雇用対策という点から見ますと労働...全文を見る
○庄司中君 どうもありがとうございました。
04月14日第126回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第6号
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○庄司中君 まず、水野先生にお伺いいたしたいと思います。  時間短縮の問題で、労働生産性を高めないと成長率に非常に大きな影響を及ぼしますし、特に物価にマイナスの影響を及ぼすという指摘は全くそのとおりだというふうに思います。  時間短縮と労働生産性の関係を国際的な視野でちょっと...全文を見る
○庄司中君 次は八代先生にお伺いいたします。  先生は、ほかの論文で読ませていただきましたけれども、例えば日本型雇用システムのある意味じゃ効率性ですね、それと欧米の雇用システムの平等性とか公平性、これをミックスしたら今よりはもっといいものになっていくだろうというふうにおっしゃっ...全文を見る
○庄司中君 それでは、菅野先生にお伺いいたします。  先生の報告の中に、例えば時間短縮をとってみますと、政府主導型といいますか法主導型といいますか、先生詳しく説明をされましたけれども、我が国の時間短縮の取り組み、進め方の上でそれが非常に大きな特徴であるというお話があったわけであ...全文を見る
○庄司中君 ありがとうございました。
04月20日第126回国会 参議院 労働委員会 第6号
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○庄司中君 私は、主としまして駐留軍関係離職者の問題について質問をしたいというふうに思います。  駐留軍関係従業員の場合には、国際情勢の変化であるとか、アメリカ政府の施策の変更であるとか、あるいはアメリカ軍の配備の変更によって従業員の雇用が決まってくるという状態にあります。いわ...全文を見る
○庄司中君 新しい政権の国防政策というのは、トータルな話じゃまだでき上がっていないだろうというふうに思います。  もう少し突っ込みまして、具体的な問題に入っていきますと、現在在日アメリカ軍が約四万五千人ぐらいいる。その半分以上が沖縄である。そして、沖縄の主力は第三海兵師団である...全文を見る
○庄司中君 現在明らかになっておりませんけれども、変わる可能性があるということだけは指摘しておきたいというふうに思います。  それから、防衛施設庁の方にお伺いいたしますけれども、いわゆる思いやり予算というのがありますね。昭和五十三年から実施をされておりまして、そのときには法定福...全文を見る
○庄司中君 労務費の負担が日本側にどんどんかかってくるわけでありますから、やっぱり従業員の処遇についても日本の雇用慣行になじむ形でできるだけ努力していただきたいというふうに思います。  もう一つ具体的な問題に入りますと、高齢化という問題と今申し上げました単能化という問題で非常に...全文を見る
○庄司中君 必ずしもいい成績を上げているというふうには思えませんけれども、一つ私が心配をしますのは、施設庁の方では在職者訓練をやっています。解雇の可能性がある人に対して集中的にやっているということであります。それが終わりまして、再就職ができない人は今度は労働省関係の職業訓練とか就...全文を見る
○庄司中君 あとは労働省への質問になりますけれども、最近の再就職の状態をずっと年代別、時系列的に見てみますと、例えば昭和六十年以降になりますと官公庁への就職が非常に少ないんです、離職者自身が少なくなってきているということもありますけれども。私が特に注目をしますのは、かつては自営業...全文を見る
○庄司中君 今話が出ました自営業ですけれども、例えば沖縄なんかとってみますと、あそこの経済というのは基地と観光の二つです。業種としてはサービス業になってくるだろうというふうに思います。そうしますと、自営業へのニーズというのは割合高いんだろうというふうに思います。しかも、あそこの失...全文を見る
○庄司中君 最後になりましたけれども、大臣、今お話を聞いていまして、クリントン政権になってから国防政策の大幅な転換があり得るという可能性を私は考えざるを得ないだろう。基地がなくなることはいいことかもしれませんけれども、残された人間の問題、これが深刻でございます。そういう点では、現...全文を見る
05月12日第126回国会 参議院 本会議 第15号
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○庄司中君  私は、日本社会党・護憲民主連合を代表し、ただいま議題となりました労働基準法及び労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  昨年六月閣議決定された生活大国五カ年計画では、その政策の目標を、「国民一人...全文を見る
06月01日第126回国会 参議院 労働委員会 第11号
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○庄司中君 きょうは、労働基準法それから時短促進法の改正の各党の質問がちょうど三巡しました。この間、各党委員からいろんな論点あるいは要望が出されましたし、それからその点が十分熱心に、かつ慎重に議論をされてきた、こんなふうに思います。  こうした審議を踏まえまして、ちょうど二巡目...全文を見る
○庄司中君 次は、特例措置の問題でございます。  ここでは、次の内客を含みます。  一つは、特例措置といいますのは、法のもとの平等の立場から基本的にはあってはいけない特別扱いが恒久化される状態を残しておくことはできない、そういう点から基本的には近い将来廃止すべきであるというふ...全文を見る
○庄司中君 次は、時間外・休日労働と深夜労働 の問題に入りたいというふうに思います。  一つは、時間外労働協定の適正化指針というのがございますけれども、この点について現在休日労働の規制が入っておりません。ですから、休日労働の規制を入れるということであります。  それから、指...全文を見る
○庄司中君 次は、割り増し賃金率の問題であります。割り増し賃金率の算定基礎の通常賃金でありますけれども、もう一時金を加える状態に来ているんじゃないだろうかということであります。  一時金の性格を考えてみますと、確かに戦前はボーナスといいますか、職員と工員、つまりブルーとホワイト...全文を見る
○庄司中君 次は、深夜労働の問題でございます。  例えば、深夜労働といいますのは十時から朝五時までというふうになっておりますけれども、深夜の労働というのは労働時間の面からいきますと量の問題というよりも位置の問題でございます。どこに位置するかという問題であります。それから、回数が...全文を見る
○庄司中君 次は、変形労働制に移りたいというふうに思います。  といいますのも、この問題は本委員会では一番議論されたテーマでございます。一回目も二回目も三回目も絶えず変形労働が先行する形で議論をされました。そういう点では、本委員会にとって非常に重要な課題であった、こんなふうに思...全文を見る
○庄司中君 次は、変形労働時間制の一カ月単位の問題でございます。  現行制度でいきますと、休日あるいは一週一日、労使協定、届け出等の規制が全くありません。割合自由にこれができる。つまり使用者にとっては使い勝手がいいということになるだろうというふうに思います。  実際には、これ...全文を見る
○庄司中君 次は、年次有給休暇のところへ入ります。  有給休暇の問題は、議論にありましたように高低付与日数の問題がございます。ILO条約の最低付与日数というのは、御承知のとおり三労働週十五日でございますので、これをとにかく満たすということを考えなければならないんじゃないだろうか...全文を見る
○庄司中君 年次有給休暇の中の次の課題は、出稼ぎ労働者とパート労働者の扱いをどうするかということでございます。  今度の法改正で、継続勤務要件というのが現行一年から六カ月と、これはようやく国際基準並みになったわけであります。しかも、最低付与日数が十日である。この二つを押さえます...全文を見る
○庄司中君 次は、みなし労働時間制の問題でございます。  みなし労働時間制の場合には二つありまして、一つは事業場外労働に関するみなし労働時間制であります。ここで一番心配になりますのはみなし労働制でございますけれども、仕事のノルマがふえていくということでございます。実際に、労働時...全文を見る
○庄司中君 次の問題は、中小零細企業に対する援助の問題であります。  年間千八百時間、それから週四十時間労働制が我が国に定着をする、定着をすることによって国民生活が変わってくる、こういうことが実現するかしないかはいわば中小零細企業がどうなるか、本当にできるのか、この問題にかかわ...全文を見る
○庄司中君 次の問題は、特別に現在長時間労働の状態にある業者に対する対策を強化しなきゃいけないんじゃないか。その特別の業種対策の対象になると思いますのは、道路貨物運送業における自動車運転者の問題でございます。これは、もうずばりそのまま御理解いただけるというふうに思います。それから...全文を見る
○庄司中君 今度は、林業労働者の問題であります。  今度の法改正によりまして、労働時間法制が林業にも適用をされるようになりました。御承知のように、林業といいますのは非常に今見直されている。つまり、市場メカニズムだけでは解決できないといいますか、処理できない林業の特性というのが今...全文を見る
○庄司中君 それから、先ほど問題が出てまいりましたけれども、労働問題というのは労使で成立をしておりますので、当事者である労使の協定というものがこれは基礎にならざるを得ない。ところが、先ほども議論の中に出てきましたように労働者代表という、つまり定義はあるわけでありますけれども、それ...全文を見る
○庄司中君 もう一つは、行政体制の充実という問題があるだろうと思います。  制度が変わってまいりますと、その変わったことを周知する、そして実態に生かしていくということが実は必要なわけでありますけれども、今度の改正、それから改正後のいろんな課題がございます。そういうものを果たして...全文を見る
○庄司中君 最後の問題になると思いますけれども、法の見直し規定を明記したらどうかという問題です。  率直に言いますと、例えば生活大国五カ年計画の柱といいますのは、あそこの計画の第一に出てまいりますのは労働時間の短縮です。労働時間の短縮、年間千八百労働時間制に向けての問題、これが...全文を見る
○庄司中君 特に、力を込めていただいて本当にありがとうございました。  私たちは、三日間この審議をしておりまして、実は労働行政の一つの大きな転換点というものを感じてまいりました。ある意味では、今回の審議というものが歴史に残る一つの節目になるのではないかという感じがいたします。 ...全文を見る
06月10日第126回国会 参議院 労働委員会 第13号
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○庄司中君 私は、ただいま可決されました短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、民社党・スポーツ・国民連合及び民主改革連合、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     短...全文を見る