白浜一良

しらはまかずよし



当選回数回

白浜一良の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第1号
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○白浜一良君 初めに、地球環境ファシリティーについてお伺いいたします。  大臣にまずお伺いしたいんですけれども、昨年十月一日にG7に参加されまして、そのときの新聞報道でございますが、非常に活発な意見があったけれども、武村大臣は原稿を読むだけだった、日本は寡黙な金持ちと、そのとき...全文を見る
○白浜一良君 そんなことはもうわかっています。
○白浜一良君 意欲はいいんですが、私の言いたいのは、そこら辺はG7での議題じゃないということはわかっていますよ。ただ、これだけ大きなお金を拠出されるから明確なお考えのもとにやっていただきたいということを私は言っているだけでございます。  地球環境は大事だと、それに応じて日本はち...全文を見る
○白浜一良君 ですから、先ほども御指摘ございましたが、世銀の広報誌という意味じゃなしに、実態はこうなんですよと、これだけ巨額なお金を拠出しているわけですから、これは実際こういうふうに使われ、こうなってますよというぐらいちゃんときちっと調べて――世銀のPR広報誌にそんな悪いこと書く...全文を見る
○白浜一良君 しっかりやってください。  ちょっと関連して大臣にお伺いしますが、この間の二月三、四日ですか、カナダのG7へ行かれましたですね。あの今回のG7の成果は何だったんですか。ちょっと簡単に言ってくれますか。
○白浜一良君 これも報道によるんですが、その中で、まあメキシコの例もあるんでしょう、IMFの短期融資制度を創設したらどうかとアメリカが提案をした、ヨーロッパの各国は慎重意見が多かった、こういうふうに報道されておるんですが、これは日本として何か御意見を申されましたですか、このことに...全文を見る
○白浜一良君 いや、私は大臣がどういう御意見を述べられたかを聞いているわけでございまして、この問題に対して。結果として検討となった、それは結構ですよ。でも、そういう議論の中でどういう御意見を述べられたかということを私は聞いているわけですよ。もう一回言ってくれますか。
○白浜一良君 もう一点伺いますけれども、この時期のG7として考えれば、当然阪神大震災の大きな資金需要の問題もある、それは当然世界的な話題ですね。と同時に、アメリカ・クリントン大統領が減税政策を発表されましたね。このクリントン政権の減税政策と財政赤字削減の関係性というのはもっと議論...全文を見る
○白浜一良君 ちょっとテーマを変えまして、漁業共済の関連でお伺いしたいと思います。  一般会計から繰り入れをされるわけでございますが、漁業共済は非常に加入率が低いですね。これはどういう理由で低いんでしょうか。
○白浜一良君 さきの阪神大震災に関連いたしまして、兵庫県は非常にノリの生産高が高いんですね。これが非常に致命的な打撃を受けたというのがよく報道されているんですが、この被害総額とかは承知されておりますか。
○白浜一良君 もう一点確認しますが、要するに、四月までは採取期だから、それが終わらぬと、そういう共済の支払いとかそういうことも四月いっぱい終わってみないとわからないということなんですか。
○白浜一良君 その辺は迅速な対応でお願いを申し上げたいと思います。  それから、災害に関連して大臣にちょっと何点かお伺いしたいんですが、昨日予算委員会集中審議がございまして、いろいろ答弁をされているわけでございますが、復興債の質問が出ておりました。それに対して、あらゆる財源の可...全文を見る
○白浜一良君 わかりました。  もう一点確認したいんですが、阪神高速に対する助成のテーマも出ておりました。同じように、これはもうそういう御理解されておるんですかね。例えば神戸市の公社でやっている神戸港の復旧事業、これも大変な事業ですよね。それから地下鉄も壊滅的になっておりますが...全文を見る
○白浜一良君 適切に対処してください。  それから次に、先ほども出ておりましたが、きょうの新聞で減免法の改正点の内容が出ておりましたが、これは第二次補正と一体の法律なんでしょうけれども、二月十六日から御存じのように確定申告が始まりますね、全国的には。ですから、こういう内容はでき...全文を見る
○白浜一良君 鋭意進めていらっしゃるんでしょう。それはわかりますよ。いつとは言えないでしょうけれども、十六日から確定申告が始まりますよね。それは兵庫県は関係ないんですが、全国的にそういう時期になりますから、ああ、こういう内容になるんだなと早くわかった方がいいですよね、被災民の方々...全文を見る
○白浜一良君 できるだけ迅速に、そういう趣旨に沿ってお願いを申し上げたいと思います。  それから、もうこれは何回も大きな問題で取り上げていると思うんですが、被災地の住宅ローンの問題、非常にこれは大きな問題で、私も伺った話なんですけれども、二年前に家を買った。頭金は二千万、相当蓄...全文を見る
○白浜一良君 西村さん、そうおっしゃるけれども、本当にローンが長く残った場合は、後で建てかえるよりも負担がしんどくなって考えられなくなりますよ。だから、ちまたにも言われておりますが、もう破産宣告した方が早い、ローン破産した方がさらからもう一遍考えられる、こういう話がよく出ているん...全文を見る
○白浜一良君 大臣、いわゆる激甚指定で国金なんかの指定の金利三%を下回るような、例えば中小企業向けでですよ、それはそこまで含めてもう考えていらっしゃるわけですよね。決まっていませんが、要望も強いし考えていらっしゃるわけだから、通常の災害時以外に、それに対応した形で考えていくんだと...全文を見る
02月17日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○白浜一良君 前回の当委員会で、二月十六日から所得税の申告が始まりますから、所得税の軽減のさまざまな対応を早期にということできょうのこの審議になっているわけでございますが、所得税に関しては今回若干の措置がとられるわけですけれども、被災地関連の企業、もう大変な被害を受けているわけで...全文を見る
○白浜一良君 まあそういう答弁になるんでしょうけれども、企業でいいましたら一月決算のところもあるでしょう、二月決算のところもあるでしょう、三月決算のところもたくさんあるわけで、確かに猶予措置はありますよ。猶予措置はあるんですが、全国展開している企業なんかにとりましたら一部被災です...全文を見る
○白浜一良君 そういう御答弁でございますが、これ二次補正は無理ですよね。当然二次補正の関連としては無理ですよね。それで、七年度の本予算は組み替えをされないという政府側のお考えですから、これは関係ないと。ということは、平成七年度の補正、いつの段階で組まれるかわかりませんが、そういう...全文を見る
○白浜一良君 一日も早くということで、当然大蔵省にもいろんなそういう要請が行っていると思いますけれども、やっぱり被災地の企業にとっては深刻でございまして、どうか迅速に早目におまとめをいただいて国会で審議をさせていただきたい、このことを要望しておきたいと思います。  それで、いろ...全文を見る
○白浜一良君 わかりました。  それで、今もお話しされましたけれども、いわゆる繰り戻しの制度でございますが、赤字法人対策ということでこれは今適用されておりませんね。本則では一年繰り戻しができる、こういうふうになっているわけでございますが、地元の要望は三年ぐらい繰り戻してくれと、...全文を見る
○白浜一良君 回りくどい言い方だから、僕ら頭が悪いから理解できませんわ。  これは租税特別措置として停止されている意味はあるんですけれども、おっしゃっているようにそれはよくわかっていますよ。ですから、もう法律全体を本則に戻すということは、それはいろいろ論議はあるでしょう。だけれ...全文を見る
○白浜一良君 本当に前向きにね。  それからもう一つ、繰り越しの方もあるんですね。これは五年間になっているんですね、欠損金の繰り越しは。今回のダメージから見たら、地元の企業からいろいろ私ども聞くのは、これは五年間では——五年間でいけるのもあるでしょう、けれども五年間でやっぱりい...全文を見る
○白浜一良君 それはそれで考え方として理解できますが、何とか延長してもらいたいという現場の強い声もあるということをよく認識しておいていただきたいと思います。  ちょっと細かく本当は聞きたかったんですが、もう時間がないので、最後に地価税です。これ一月一日付ですから、地価税は。これ...全文を見る
03月01日第132回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○白浜一良君 白浜一良でございます。  きょう私は、行政改革、特に特殊法人の整理合理化がテーマでございまして、若干の時間議論をさせていただきたいと思います。  まず総理に最初に確認したいことがございます、行政改革ということで。  消費税率を三%から五%に平成九年度から上げる...全文を見る
○白浜一良君 それは時代とともに効率的にしていかなきゃいかぬ、それは当然そういう意味もありますが、歳出削減という要素も強くあるんでしょうね、当然。あるんですね。それを私は確認したかったんです。  もう一つ確認したいことは、今、総理がお述べになりましたが、特殊法人の問題が先行して...全文を見る
○白浜一良君 長々と御答弁をされましたが、地方分権をおっしゃいましたけれども、これは地方分権と一緒で、私の言った質問の中で言えば、それとパラレルな関係で要するに中央省庁も見直さなあきませんよね。これもやっぱり時代に合うように、地方分権をすれば中央の構造も変わるわけですから、今おっ...全文を見る
○白浜一良君 わかりました。  それで、二月十一日におまとめになりました特殊法人の問題でちょっと具体的に伺いたいんですが、これは総理、一つだけ法人の廃止を決められたんですね。社会保障研究所ですか、これは本当に小さなところで、職員数が二十一ですか。総理、これはどうなんですか、それ...全文を見る
○白浜一良君 私は、改革された中で要するに廃止は一法人でこういう小さなものだということの判断を聞いただけの話でございます。  それで次に、民営化されているところがございますね。組織の見直し等も含めて四法人あるわけでございますが、ちょっと具体的に私は伺いたいんですが、例えば自治省...全文を見る
○白浜一良君 そうですよね。そういう具体的なところに手をつけないと民営化した意味がないわけです。  では次に、もう一つ具体的に聞きますが、営団地下鉄、これも民営化の方向が打ち出されましたですね、運輸大臣。これも随分補助金とか無利子貸し付けというのはたくさん出ているわけです。これ...全文を見る
○白浜一良君 要するに、全国に地下鉄があるから、そういうものに補助金を出していらっしゃいますわね。それはそれとして、少なくとも無利子貸し付けなんかは七号線、十一号線ができて民営化された段階ではなくなるということですか。
○白浜一良君 だから、そういうことでしたら民営化された意味がないじゃないですか、どこかに具体的に形にあらわれてこないと。
○白浜一良君 もう全然。  私、何も一挙にやれとか言ってませんよ。そういう具体的に無利子の貸付金が減るとか、今も補助金も両方やっていますからね、営団地下鉄に関しては。そういうことが縮小されるとか、そういう目に見えてこないと民営化したって何の意味があったんやろうと、こういうふうに...全文を見る
○白浜一良君 そういう答弁になるんでしょうけれども、例えば今の問題で言いましたら、両事業団にそれぞれ百九十四億、千百二十一億ですか、平成五年度ですか、補助金が出ておりますが、こういうのもやっぱり当然減少されていくんですかね、これは。
○白浜一良君 それは今の段階で言いにくいんでしょうけれども、減らす、今すぐだとか、そう言うと後々困りますからね。  だけど、総理、これどうですか。せっかく物すごい大きな成果ということで二月十一日まとめられましたけれども、確かにこれからでしょう。いろいろ統合されたり民営化されたり...全文を見る
○白浜一良君 僕はそんなこと聞いていないよ。そんなふざけた話はない。僕は……(発言する者多し)
○白浜一良君 蚕糸事業団と畜産事業団が統合することがよくないなんて僕は言ってませんよ。(発言する者多し)  委員長、言っていないことを答えているんだから。言いましたか、僕がそんなことを。
○白浜一良君 僕が全然聞いていないことを答えないでください。僕はそんな、統合しちゃいかぬというようなことを一言も言っていないじゃないですか、別に。どんな意味があるんですかということを聞いているだけであって、内容として。  だから私、冒頭申しましたけれども、総理、消費税は今の計画...全文を見る
○白浜一良君 いや、だからそれはわかっています。わかっているんだけれども、そういう総理がずっと一貫しておっしゃってきた経緯からいえば、少なくともそれは三年以内でしょう。そのぐらいはわかりますよ、三年以内という言葉の意味ぐらいは。私は平成九年の四月までにやっぱりきちっと言うべきじゃ...全文を見る
○白浜一良君 そんなことはわかりますけれども、私は、少なくとも九年の四月までにやったらどうですかと提案申し上げているわけで、それ以上言われへんわということですわな。(発言する者あり)いや、だからそう言ってるんやから、そういうことも言われへんわけやから。  ちょっと今おっしゃいま...全文を見る
○白浜一良君 いや、だから民間レベルで国金とか環衛公庫がやっているようなそういう基準に合わせたらどうですかということを私は申し上げているんですよ。  これは大蔵大臣は関係ないんですか。余り関係ない。総務庁ですか。
○白浜一良君 勉強する、そんな難しいことと違いますやろ、こんなの。  もうちょっときちっと、言えませんか、統一していきますと。民間レベルと合わさないと。実際どういうふうに、二十四日のこの閣議決定できれいな文言書いてあるけれども、財務諸表も含めてそういう透明性を図っていく、情報公...全文を見る
○白浜一良君 それで、ちょっともう時間がないので簡単に聞きますが、損益計算書も今、勘定式という形態になっているんですね。これが非常にわかりにくいと一般の専門家からも言われているんですよ。これを報告式に改めるべきだというこういう御指摘もございますが、これもちょっと答弁ください。
○白浜一良君 また次に議論しましょう。そんなの全然納得できません。  最後に、ちょっとテーマは変わりますが、兵庫県の大震災、私は大阪なんですが、大阪も一部大変被害があったわけでございます。それで先日、私は八尾空港に視察に行ってまいりまして、いろ  いろ現状の問題点を聞いてまい...全文を見る
○白浜一良君 それで、運輸大臣、これ理解してほしいんですよ。  十七日、あの大震災が起こった以後も、それは人員の問題もあるでしょうが、八時から十九時半までの管制しかしていないんですよ。しかし、実際は取材のヘリコプターが行く、自衛隊のヘリコプターも行く、もう大混乱だったんですよ。...全文を見る
○白浜一良君 いや、万全の処置をとっていませんのや。いてないんやもん、夜中。もうよろしい。  もう時間がないのでこれで最後にいたしますが、国土庁長官が所管ですから、あと総理にもちょっと御意見を伺いたいんですが、八尾空港があったから非常に助かったんです。それで、補助滑走路を全部つ...全文を見る
○白浜一良君 終わります。    〔理事伊江朝雄君退席、委員長着席〕
03月10日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○白浜一良君 まず、議題となっております繰り入れの特例法案につきまして基本的なことをお伺いしたいと思います。  大臣、ここ何年か、歳入不足ということもございますが、いたずらに赤字国債を出せないと、そういう理由もあるんでしょう、しかし、いろんなやりくりをされてこういう繰り入れの特...全文を見る
○白浜一良君 だから、わかりにくいということが、単にわかりにくいということじゃなしに、財政の健全性という面からだめだと言っておるのですよ、要するに。わかりにくいからだめだと言っているんじゃないですよ。赤字は赤字とはっきりしておる方がわかりやすいんですね。  だから、やりくりする...全文を見る
○白浜一良君 そういう言葉をのみ込むところが何か難しいところですな。  政府税調の加藤会長ですか、新聞でコメントされておりました。こういう隠れ借金はやめるべきだ、赤字は赤字としてきちっと明確にして、あとはそういう歳入歳出含めてどうするかということは政治家の判断にゆだねるべきだと...全文を見る
○白浜一良君 健全でないんですけれども、これを論じたら、おっしゃっているように歳出をカットするか増税するか、いずれかそういう論議にもなってくるわけでございまして、きょうはその論議はやめたいと思います。  もう一つ加藤会長が指摘されているのは、政府税調というのは総理の諮問機関らし...全文を見る
○白浜一良君 いや、それは制度的にはそうなんでしょうけれども、これは地方税を含めてそうなんでしょうけれども、要するに税制と財政は一体にして検討すべきだという御指摘だと思うんですよ、機関として。今の政府税調が地方税も入っているとか、そういう意味ではわかりますよ。建前としてはわかりま...全文を見る
○白浜一良君 それで、何点か具体的な内容に関しましてちょっとお伺いしたいんですけれども、まず決算調整資金の繰り戻しの延期というのがございますね、五千六百六十三億円。大体決算調整資金の繰り戻し制度そのものが、決算でいわゆる欠損金が出た場合に二年度以内に補てんするという制度ですよね。...全文を見る
○白浜一良君 いや、長々と説明いただきましたが、それはわかっています。やむを得ざるというところが認識が甘いのと違いますかというふうに言っているわけでございまして、私が言うまでもございませんが、決算調整資金に関する法律附則第二条第二項、非常に厳格に規定されていますよね。「国債の償還...全文を見る
○白浜一良君 今、株式売却収入五千四百億ですか、国債整理基金の特別会計のお話をされたから関連して聞きますけれども、まずJTが二千百億円、NTTが三千三百億円、こういう景気が悪いときにこれが本当に売却できるかどうか、これがまず第一の疑問です。これひとつ後で答えてくださいよ、これは仮...全文を見る
○白浜一良君 その株式売却の話ですけれども、適切な売却と、そう聞いておきます、これ以上言っても何も出ないから。こんな円高でどんどん株価が下がっていますよ。それは難しいですよ。その辺がわかるようなやっぱり説明が欲しいなということでございます。  それから、今のいわゆる見通しの問題...全文を見る
○白浜一良君 しかし、もうこれほとんど残高ないですから、今のままではこういうやりくりは来年度からできませんね。厳しくなりますね。これだけを指摘しておきたいと思います。  もう余り時間がございませんので、大臣、予算委員会で私質問して積み残しのことで一点だけもうちょっとお考えを伺い...全文を見る
○白浜一良君 非常に前向きな大臣の御答弁だというふうに理解します。よく会計検査院と御相談いただいて、ディスクロージャーというのは時代の流れですから、きちっとわかりやすい内容にしていっていただきたいと思います。  いろいろ質問通告をしたんですが、あと十五分ぐらい時間がございますか...全文を見る
○白浜一良君 ということは、高橋さんの記憶違いだと、こういうふうに理解していいということですね。
○白浜一良君 だから、これは本当に逸脱した公務員として、まして大蔵省といえばそういう官僚中の官僚というか、非常に大きな役割を果たされているわけで、そういう方の行動というのは、非常にそういう面では、国民から見ましてもやっぱり社会的規範としての厳しい目で見られるのはやむを得ないことな...全文を見る
○白浜一良君 わかりました。月曜日までにお会いになって、それなりの判断をされた上で月曜日に一定の見解を述べられると、そういうふうに承りました。  それと、これも午前中いろいろ議論されておりましたが、これもちょっと高橋、鈴木両証人と長銀側のコメントの違いを感じるんですね。九三年で...全文を見る
○白浜一良君 ちょっと局長違うんですよ。要するに高橋証人が昨日おっしゃっているのは、長銀がイ・アイ・イの最大の出資銀行だったから、それはそうなんですよ。だけれども、東京協和信組の出金入金を細かくチェックをしていた、報告もしていた、こういうことだからそれはイ・アイ・イと関係ないんで...全文を見る
○白浜一良君 承知をしていないというのは、そうしたら昨日、高橋証人も鈴木証人も虚偽の証言をしていたか、誇張されて言っていたかということですか。
○白浜一良君 そこが絶対だめですよ。九三年に調査されて、昨年も調査されて、それは東京都からも相談されたでしょう。それが行き詰まって、二つの信組を清算して東京共同銀行をつくろうと、ここまで日銀とも相談されて大きなスキームをつくられたわけだから、最もピークにある時期の経営の実態につい...全文を見る
○白浜一良君 なかなか表現しにくいところなんでしょうけれども、それは本当に理解しがたいですよ。  それで、ちょっと違った観点から言います。きょうも新聞に報道されていましたけれども、共同銀行に民間の金融機関も出資しますね。それできのう説明会をされたんですか、そういう報道をされてお...全文を見る
○白浜一良君 それは局長、そんな公式の場でこういう意見は言いませんよ。そんな大蔵省に刃向かったら困りますやん。やっぱりある程度レールを引かれたらそれに乗っていかざるを得ないということですよ。だけれども、これは個々に記者が取材しているから間違いないですよ。こういうお考え、感想という...全文を見る
03月16日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○白浜一良君 私は、ただいま可決されました平成七年度における財政運営のための国債整理基金に充てるべき資金の繰入れの特例等に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、平成会、新緑風会、二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたしま...全文を見る
03月24日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○白浜一良君 私ども新進党で地元の業界、団体からいろんなヒアリングをいたしまして、新進党として政府に震災対策の税制改正要望を出しまして、一応ベースといたしましてその中から随分取り入れていただいたという若干の評価はしております。その上でちょっと何点か確認をさせていただきたいと思いま...全文を見る
○白浜一良君 今の一番後段のお話ですね。それは税制だけじゃないんだけれども、国民の関心も防災という意識が非常に強くございますから、いわゆる災害に強い町づくりと一般的にもよく言われますが、そのために、それは税制だけじゃございません、全体的な施策が要るわけでございますが、例えば構造的...全文を見る
○白浜一良君 考えていかれると、そういうふうに理解しておきます。  それから、具体的な内容でちょっと二点ばかり伺いますが、法人税のいわゆる繰り戻しですね。  これは私、二月の委員会でも申し上げたわけでございますが、あのとき私、地元の要望を踏まえて申し上げて、三年ぐらいやってく...全文を見る
○白浜一良君 そこが非常にわかりにくいんですね。おっしゃるとおりで、二年目さかのぼるときには損失額の二分の一だから、そこが非常に私わかりにくいと思うんですよ。本当言うとそこまで全額で入れられたらいいんだけれども、今いろいろ御説明されましたけれども、本則が一年だから、それを基準に考...全文を見る
○白浜一良君 もうこれ水かけ論争になるからやめますけれども、もう一歩やっぱり具体的な措置をすべきだということを言っておきます。何となく多少幅を持った対応措置というのを考えられたようだけれども、要するに企業経営の実態という観点からいうと、それは多少救済されるでしょうけれども、なかな...全文を見る
○白浜一良君 いや、そういう説明をしてもらってもしょうがないんです。一生懸命営業努力して、意欲があって、だけれども実際問題、営業上の売上高が三〇%ダウンしたとか四〇%ダウンしたとか、一生懸命営業努力して必死でそこまで支えたという場合は、全然これは恩典はないわけですね。もうほっとい...全文を見る
○白浜一良君 いや、そうじゃないんだって。一生懸命意欲を持って商売した人がいるんですよ。だから、そういう人は要するに恩典がないということを言っているだけの話です。  それで、ちょっと角度を変えて言います。要するにこの地価税の減免措置だけれども、いろいろ規定されているけれども、こ...全文を見る
○白浜一良君 いや、だからそこがあかぬ。一月一日の評価で地価税が決められて、今はそれだけの価値がないと、価値がない部分はそれぞれ地価税の減免措置をとったんだと言っているけれども、この地価税の減免措置で充当しない部分があるということ、対象にならないところで被害を受けているのがいっぱ...全文を見る
○白浜一良君 私は、現実的なそういう対応という面から見ると、なかなかその対象にならないような当該地域があるということだけ主張しておきたいと思います。  時間もございませんので、あと何点かちょっと確認しておきたいと思います。  大臣、地震保険でございますが、これ損保の方といろい...全文を見る
○白浜一良君 いや、これは損保の方に聞いたらそう言ったから、何で建更と違うんだと言ったらそういうことを言ったから僕聞いただけです。  あと、最近の金融問題でちょっと一、二点お伺いしておきますが、ベアリング社のベアリング証券の破産がございました。今このデリバティブ取引が物すごく問...全文を見る
○白浜一良君 まあ、しっかりやってくださいよ。これは大きな問題ですよ。時間がないのでもうそれ以上はやめます。  最後に、銀行局長来ていただきましたので、一つだけ。嫌らしい質問はしません。  先日、新聞報道を見ていましたら、大蔵省が要するに信金、信組に不良債権の公開せえと勧めて...全文を見る
05月19日第132回国会 参議院 本会議 第24号
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○白浜一良君 私は、平成会を代表いたしまして、ただいま議題となりました保険制度改革関連二法律案に対し、総理並びに大蔵大臣に質問いたします。  まず、最近の経済情勢についてお伺いいたします。  我が国経済は、政府の景気回復の過程にあるとの認識にもかかわらず、一向にそれを肌で感じ...全文を見る
05月23日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○白浜一良君 まず、冒頭に大蔵大臣にお伺いしたいと思います。  たびたび主張されておりますが、五十六年ぶりの改正だということでございますし、具体的に言えば、今回の改正は平成元年から六年間をかけておまとめになったということで大変な御苦労があったと思うわけでございますが、今回一応ま...全文を見る
○白浜一良君 先ほどの質疑でもございましたけれども、今回の改正が第一段階の改正である、ですから第一段階の定着を見てというふうに先ほど答弁されておりましたけれども、第一段階ということは、これは後でもう少し具体的に聞きたいと思うんですけれども、例えば業態別の子会社方式で相互参入する、...全文を見る
○白浜一良君 この問題、今はこれ以上やるつもりはございませんけれども、第一段階第一段階と何回もおっしゃっているから、第一段階ということは次の段階があるということですものね。そういう観点で、相互参入というテーマに即しては、じゃ次の段階というのはどういうことなのかということを私は一応...全文を見る
○白浜一良君 そういうことなんでしょうけれども、ブローカーのことはさておき、輿外的に昨年六月の審議会報告でわざわざ指導調査権限を持つ自主規制機関ということが内容の中に盛られているわけで、今の実態で効果があるんだとおっしゃっても、それは効果があるならわざわざこういう報告も出ませんも...全文を見る
○白浜一良君 これもこれ以上はやめますけれども、わざわざ審議会の報告に盛られているから私は聞いているわけです。なぜかといいましたら、いろいろおっしゃっていますけれども、法制化しないと自主規制が甘くなるというそういうお考えの方もいらっしゃるわけで、当然そういう視点に立ってこの審議会...全文を見る
○白浜一良君 今、私の理解では四点ばかりいろいろおっしゃいましたけれども、そういう意義づけはされるんですよね。これは銀行、証券のときもそうでございましたが、それなりに意義づけはされるんです。実際、実態面で申しましたら、確かに新商品が多様化されて出てくる。まあいいことですね。いいこ...全文を見る
○白浜一良君 おっしゃるとおりなんですけれども、ただ、この改正案で何となくこういう数字だけを見ると、自由化とか規制緩和とか言いながら何かまたたくさん政省令の範囲ができるなどいう感じもするわけです。  逆に言うたら、いわゆる自由化という観点から申しましたら、今回の改正案でどういう...全文を見る
○白浜一良君 まあそれは大綱的な内容ですわね。  それで、これは先ほどもちょっとお話がございましたが、いつからそういう子会社なんかができるのかというようなお話もございましたけれども、この法律の改正案の施行は附則で一年以内に政令で決める、こう書いていますね。これは言いにくいかもわ...全文を見る
○白浜一良君 そのとおりで、まだ法律が成立していませんからそういうことは言えないでしょうけれども、今、金融制度改革法の例をおっしゃったように、やっぱり年度が一つのめどでしょうね。それ以上は言わんときますわ。  次にお伺いしたいのは、先ほどもお伺いしましたが、自由化という一つの今...全文を見る
○白浜一良君 それはそうですわ。だれがそんな悪くなることを目的に頑張れますか。皆よくなろう思って頑張りますのや、それでもあかん場合があるからこういう制度をつくるんでしょう、そんなことは当たり前ですよ。  ただ、ちょっと私は今の話で確認したいんですけれども、生保の例で業界では二千...全文を見る
○白浜一良君 それはそうですね、そのとおりです。ただ、資産と契約高の比率がどこが基準かというのは何かあるんですか。やっぱり何か定めないとその不足部分というのはわかりませんものね。何かそういうのは定められるんですか。会社によって違うかもわかりません。だけれども、こういう運用をする場...全文を見る
○白浜一良君 いやいや、そう言っているのと違うよ。保険の契約額どこの保険料のいわゆる蓄積しているのがあるでしょう。要するにこの比率が悪化するとだめということでしょう。経営が悪くなるということでしょう。だから、その不足分、一定の基準から不足分がこの二千億の範囲内であったらいいと言わ...全文を見る
○白浜一良君 いや、そういう個々の保険の問題を言うているのと違います。保険会社の経営の健全性の問題を言っています。十年物とか三十年物とか一つの商品のことを言っているのと違います。私は保険会社の経営全体を言っています。要するに全体の契約高があって、その中で責任準備金が一定ある。それ...全文を見る
○白浜一良君 今のお話でようわかりました。  だから、そういう資産の目減り分しか考えていらっしゃらないわけですね。そこを会社経営全体の中で、何というか、競争が激しくなるからできるだけ料率を下げて、契約額が大きい方が得ですものね、そういう商品も開発されるかわかりません。だからそう...全文を見る
○白浜一良君 それは原則なんだからようわかります。ただ、競争が激しくなってそういう成り立たぬような商品が開発されないか、売り出されないかということを私言っているだけの話です。だから、原則ではそういう商品はないんだということでしょう。わかりました。当然、そんな商品が売り出されるとは...全文を見る
○白浜一良君 何かわかったようなわからぬような話でございますが、これからいろいろ具体的に起こってくる問題でございます。  それで、ちょっとこれは細かな話かもわかりませんが、生保に関して言いましたら、戦後飛躍的に拡大されて、国民の立場に立ちますと、将来に対する安心度というか、そう...全文を見る
○白浜一良君 そうするために何か具体的なお考えがございますかということを言っているわけで、そうすることが大事なのはわかっているわけでございます。何か具体的なそういう対策というか案があるかということを私伺いたいわけでございますが、何かありますか。
○白浜一良君 ちょっとそのことに関連して伺いたいんですが、今回、第三百条ですか、いわゆる禁止行為を特定されておりますが、保険に関する苦情、トラブルが毎年ふえているんですよね。そういう意味で、契約者というんですか国民の方というんですか、当然保護されていかなきゃならないわけでございま...全文を見る
○白浜一良君 今度はまたちょっと違う角度からお伺いしたいんです。私もこれ聞いた話でございますが、競争が激しくなると、変な契約者を顧客に持つとトラブルし会社の利益にならないから、そういう利益を担保していくためにアメリカなんかでは、あなたは保険に入れないと、契約者の選別をされるという...全文を見る
○白浜一良君 まあそういうことでしょうね。  関連してですけれども、今回、三百九条でクーリングオフが法制化されまして、こういうことは実態的にはなされているんでしょうけれども、こういうことに関するトラブルもまたあるわけですね。そういう面では、今回法制化されたということは消費者保護...全文を見る
○白浜一良君 まあそれは意義があると思います。  関連して申上げますが、先ほど冒頭に申し上げたんですけれども、保険というのは難しくて、会社の経営実態ということもそうでしょうし、それから保険の内容というんですか、いいか思いかという判断は非常に難しくて、当然全般的ないわゆる情報開示...全文を見る
○白浜一良君 それではもう少し具体的な話を何点か伺っていきたいと思います。これは法律が成立してないので難しいかもわかりませんが、相互参入の見通しです。時期の問題で先ほども少しお話がございましたが、しかし実際はどの程度の、例えば生保の会社でございましたら生保の会社が損保の子会社を持...全文を見る
○白浜一良君 まあそうでしょうね。そういうことだと思います。  そういう免許の申請のあった子会社というのは、基本的にはもうお認めになるような流れですか。特別何かお考えはありますか。
○白浜一良君 それから、それぞれ生保全社が省令で定める生保の子会社を持つことができる、損保も省令で定める損保の子会社を持てると、こういうふうに規定されているわけですね、百六条ですか。この大蔵省令で定める生損保会社というのはどのような会社を意図されているんですか。
○白浜一良君 そうですね。  それならこういうケースはどうですか。例えば生保会社が既存の損保会社を子会社にすると、こういうケースはあり得るんですか。
○白浜一良君 今のお話を聞いていたらそれはあり得るということですね。競争原理というのは、一応は考えの上では基準にされているわけですが、どうせつぶれるんだったら吸収しても一緒や、なら競争促進を損ねぬと。簡単に言ったらそういうことですね、難しい話をされていますが。  ですから、既存...全文を見る
○白浜一良君 それから、これも冒頭に申し上げました相互参入の形態としてのいわゆる持ち株会社方式とかユニバーサルバンク方式とか、金融の方が、銀行、証券、信託が子会社方式で相互参入したんですが、特に最近、金融界でもこういう声がちらちら起こっているんです。  これは銀行局長の方がいい...全文を見る
○白浜一良君 もう少し伺いますけれども、時間の経過が浅いからその程度のお話しかできないとは思いますが、少なくとも金融制度改革法案の審議の中では、相互参入の形態に関しましては、業態別の子会社方式というのはこれは一段階の形態であって、それからまた新しい方に移行するんだという議論は少な...全文を見る
○白浜一良君 これは答えにくいかもわかりませんが、今回は生損保の相互参入ということに保険がなりました。将来的に考えれば、銀行も証券も保険もという総合的な形態をいずれ考えていかにゃいかぬわけで、保険は保険で相互乗り入れを今回の改正案でやる、証券、銀行の方が先行したと。それを全体とし...全文を見る
○白浜一良君 それ以上おっしゃりにくいとは思うんですけれども、いずれ保険も含めて金融全体の相互参入の問題が出てくるわけで、今の段階での経緯は私はよくわかっていますけれども、今いわゆるユニバーサルバンクとか持ち株会社というのはテーマとしてはぽつぽつ出てくるわけです。するしないは別で...全文を見る
○白浜一良君 わかりました。  ちょっと保険部長に具体的なことを伺いたいんですが、親会社と手会社の間のクロスマーケティングですか、これは可能なんでしょうか。
○白浜一良君 できるということですね。できるということでございましたら、子会社方式とはいえ、実質的にはこれは生損保が合体した会社ができたようなことと実態的には同じですわね。そういうふうに思いますが、それは違いますか。
○白浜一良君 そう思うんだけれども、その独自性というのが、クロスマーケティングをやれば、それは独自性はないのと違いますか。子会社の営業店がいっぱいできると。営業店というか支店というんですか、それで親会社があると。両方で両方の商品を売れるということであれば、足した数だけそういう店舗...全文を見る
○白浜一良君 これも実態面でどうなっていきますか、流れを見なきゃあかんとも思いますが、非常に不安というか、ちょっと紛らわしいなと思われるので確認したわけでございます。  先ほどの話に戻りますが、銀行、証券と保険も含めた総合的な金融の分野を考えまして、その相互参入という形態の段階...全文を見る
○白浜一良君 今それぞれお伺いしましたが、なかなかやっぱり難しいでしょうね、よっぽど頑張らないと。  もう時間もなくなってまいりまして、あとちょっと何点かポイントだけ伺いたいと思うんですが、まず、ブローカー制度に関しましてちょっと二点ばかり聞きたいんです。これ保証金を供託しなき...全文を見る
○白浜一良君 まあ今はその程度ですかね。  もう一つ、いわゆる賠償責任保険契約というのが導入されているんですが、大蔵大臣の承認を受けたときはその契約の保険金額に応じて保証金の一部を供託しないことができると、こういう規定になっているんですね。この制度を設けられた理由というのは、ブ...全文を見る
○白浜一良君 それから、ソルベンシーマージンでいろいろ午前中から話が出ていますが、一つだけ伺いたいのは、このソルベンシーマージンが非常に低いところはもうこの相互参入を認めないぞと、そういうお考えも具体的にはございますか。
○白浜一良君 わかりました。  小川局長、ずっといていただいて申しわけございません。質問順番がございまして、申しわけございません。これ一番頭にしたらよかったんですけれども。  保護基金の問題で、これは各保険会社が積み上げていくんですが、今のところはいわゆる寄附金扱いになるんで...全文を見る
○白浜一良君 小川さん、どうも済みません。長時間申しわけございません、大事なお立場でございますのに。  もう時間が参りましたので、大蔵大臣、いろいろ議論したいことがあったんですが、もう最後でございますのでお伺いしたいんです。  共済がございますね。これは大蔵省の所管でないもの...全文を見る
05月30日第132回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
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○白浜一良君 私は、ただいま可決されました保険業法案及び保険業法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲民上連合、平成会、新緑風会、二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。  保険業法案及び保険...全文を見る
10月18日第134回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○白浜一良君 まず初めに、総理に確認したいと思います。  予算委員会で一貫して、沖縄の大田知事が代理署名を拒否されている件で、これは大事な問題でございまして、二十四、二十五日、防衛庁長官が行かれるということでございますが、昨日も答弁ございまして、誠心誠意対応する、これは当たり前...全文を見る
○白浜一良君 そうしたら、防衛庁長官が行かれるときには具体的なそういう内容はない、知事とお話しされてから、それから政府として案をまとめるんだと、こういうことですか。
○白浜一良君 だから、そのお話し合いが終わってから、要望を聞いた上で、実態を見た上で、それから政府としてまとめるんだということですか。総理がまとめる責任あるんですから。
○白浜一良君 そういう協議がされているのはわかりますけれども、そういう段階じゃないんですよ。具体的にどうするということを言わないと、沖縄県民のそういう心情は晴れないんですよ。  だから、具体的に申し上げましたら、総理、二つしかないんです、これ。具体的に、今回少女暴行事件がござい...全文を見る
○白浜一良君 外務大臣、それじゃ聞きますけれども、専門家の委員会でやっていると。それいつまでも協議してもしょうがないわけで、いつごろまでに取りまとめられる予定ですか、いわゆる協議そのものは。
○白浜一良君 だから、取りまとめというのはやっぱりタイミングというのがあると思うんです。例えばですよ、総理が今度国連総会に行かれると伺っておりますが、それまでにはまとめたいなとか、それから防衛庁長官が沖縄へ行かれるまでに何とかまとめたいなとか、今度大阪でAPECがございますが、そ...全文を見る
○白浜一良君 それ以上おっしゃらないと思いますね。  それで総理、私伺いたいんですが、今の専門家委員会というのはいわゆる地位協定の運用改善という観点から何ができるかという協議をされているんですね。地位協定そのものの見直し、申しわけございませんが、社会党の久保書記長はいわゆる地位...全文を見る
○白浜一良君 ちょっと今の発言は正確じゃないんですね。要するに、専門家委員会というのは運用改善の中身をお話しされているわけで、その協議が調わない調う、それはありますよ。だけども、それはあくまでも運用改善なんですよ。  ですから、総理の今の御発言を私なりに解釈しましたら、そのまと...全文を見る
○白浜一良君 ですから、私くどいように申し上げますが、だからその推移、結果を見て、そこまで踏み込む場合があると、こういうふうに理解していいということですね。
○白浜一良君 そのように理解をしました。協定そのものの見直しもあるということでございます。  それからもう一つ、沖縄県民の具体的な要望というのは、これは基地の問題でございまして、何とかやっぱり基地が縮小されないかと。これは当然、私どもは日米安保条約というのは日本の安全保障にとっ...全文を見る
○白浜一良君 じゃ、外務大臣に伺いますが、二十三事案あって三事案プラスされたと。要するに、具体的な返還のプログラムというか日本政府としての意向というもの、それは当然アメリカはアメリカの考えがあるでしょう、だけれども日本側の意向としては、その二十三プラス三という範囲なんですか。それ...全文を見る
○白浜一良君 これは総理、もう既に御存じだと思いますけれども、この二十三事案プラス三でございますが、これすら具体的に完了しているのが九つなんですよ。それで、あと四事案が予定されているだけ、十三じゃないんですよ、十三は完了していないんですよ、別に。だから、その全体の二十三事案プラス...全文を見る
○白浜一良君 既に委員会でも議論ございましたけれども、これ全部返還されたとしても、防衛庁長官がこの間答弁されていました、沖縄の基地が占める比率は七五%が七三%になるだけ。外務大臣、そこのことを私は言っているんですよ、そこの県民の受けとめ方はどうかなと。  だから、これは非常に難...全文を見る
○白浜一良君 どうか防衛庁長官、そういう具体的な米軍との協議に入れるように、おっしゃるとおりです、そういう流れでしっかり頑張っていただきたい。  次に、私は金融問題に関しまして最初に総理に。お聞きします。  住専を初め金融不安の問題で、何とかしなきゃいかぬ、年内に取りまとめる...全文を見る
○白浜一良君 今のお話を総合しますと、預金者の保護、これは当然ですね。それから、いわゆる経営責任もおっしゃいました、内容的にはね。私はそれでは足らないと。こういう経緯に至った大蔵行政の、大蔵省がすべて悪いという意味で言っているんじゃないですよ、でも結果的に後手後手になったり、手を...全文を見る
○白浜一良君 おっしゃるとおりで、よく理解できます。  それで、具体的な事例を通してちょっと大蔵省に伺いたいんですが、大阪の木津信用組合、これが破綻したわけでございますが、非常に私理解できないことがあるんですね。  大蔵大臣、この木津信はもう今までから経営実態は不安定だとずっ...全文を見る
○白浜一良君 そうじゃない、答えていないんだ。(「答えていないよ」「ちゃんと答えろよ」と呼ぶ者あり)
○白浜一良君 そういう答弁ではだめなんですよ。  言いますよ。ことしの二月に大阪府から自主再建は不可能ですというレポートが行っているんですよ、大蔵省に。もらったでしょう。どうですか。
○白浜一良君 レポートを受け取ったかどうか聞いているんだ。
○白浜一良君 そんなうそ言ったらだめだよ。大阪府の信組管理監室長という人が話をしているんですよ、ちゃんと。これ、うそですか。これは表に出たものじゃないけれども、三つつくって一つは大蔵省に提出しましたと言っているんです。そんなうそ言ったらだめだよ。
○白浜一良君 まあ、西村さん言いにくいでしょうけれども、私ちゃんと聞いているんです、出しましたと。三通つくって一通が大蔵省へ行っているんです。これ、あくまでもしらを切るの。これ、あくまでもしらを切るんだったら表に出てくるよ、これ。
○白浜一良君 余りむきになって言うことじゃないから、こういうことは。  大臣、私が言いたいのは、もう自主再建は無理だという話になっていて、そして当時は東京も協和とかいろいろ大変だったんでしょう。そういうこともあったんでしょうけれども、結局手が打ててないんですね、打ててない。 ...全文を見る
○白浜一良君 それは大臣、もう少し認識をしっかりしてもらわなきゃ困ると思いますよ。例えば信組だって、それは府県に責任ある言いましても、例えば東京協和でも安全でもそうでしょう、破綻してしまったら、大蔵、日銀が出てやるんじゃないですか、ちゃんと。もっと事前の対応をできるはずなんですよ...全文を見る
○白浜一良君 今後のことも含めて、私は別に一方的に責めているわけじゃないんですよ。やっぱり反省するところは反省する、総括するところは総括して、そして今後のこういう金融不安の問題に迅速に対応できる、そういう大蔵の行政でなければならないという観点から私は申し上げているわけです。  ...全文を見る
○白浜一良君 ちょっと総理、これに答えてくれますか。
○白浜一良君 もう一つ、銀行局長、いわゆるディスクロージャーのことで伺いたいんです。  地銀の一部まで開示していくとおっしゃいましたけれども、公的資金を導入して金融問題を解決するときに、信組まで含めて何年できちっとやると、これを絶対公約すべきです。その計画をはっきりしてください...全文を見る
○白浜一良君 話題を変えまして宗教法人審議会に関しまして、昨日も議論がございましたが、文部大臣、少し議論をしたいと思うんです。  総務庁長官にちょっと伺いますけれども、審議会で答申をまとめたり報告書をまとめたりする、その後でその審議会の委員の皆さんから抗議が出たり申し出があった...全文を見る
○白浜一良君 所管の総務庁長官が異例だとおっしゃっている。  文部大臣、この審議会の報告書の取りまとめ、どうですか、まず言ってください。
○白浜一良君 それは反対意見を言わざるを得ないような取りまとめだったということなんです。  それで……(発言する者多し)
○白浜一良君 御存じのとおり、文部大臣、昨日この審議会委員七名の方があなたに速やかな開催を求める申し入れ、七名ですよ、十五人のうち七名が申し入れされている。これがいわゆるあなたの言うごく一部の意見ですか。あなたはごく一部だとおっしゃっていますが、どうですか。
○白浜一良君 そうじゃない。答弁があやふやなんですよ。  文化庁次長、あなたはいわゆる反対を言った人は衆議院の審議で三名だとおっしゃっている。何か採決していないなんと一方で言ってみたり、いや反対は三名だけでしたとか言ってみたり。文化庁次長、どうですか、きちっと言ってください。
○白浜一良君 あなたは衆議院の委員会で三名というふうに明確にされているんですよ。数を数えていないと言ってみたり、いや反対は三名でしたとか言ってみたり。いいかげんだから私は確認しているんです。
○白浜一良君 要するに答弁がもうええかげんやから私は言っているんですよ。  時間がないからもう終わりにしますが、要するに、そうはおっしゃっておりますが、この力久さんという委員の方が三角会長に抗議文を出していらっしゃる。その内容を見たら、「最終報告書を決すべしとの意見が明確であっ...全文を見る
○白浜一良君 文部大臣に聞きますよ。大方の意見と言いますけれども、委員の半分が後で申し入れをするようなことが大方の意見ですか、これが。常識的に考えてどうですか、これ、文部大臣。
○白浜一良君 文部大臣、私はそのことを聞いているんじゃないんです。あなたが大方の意見とおっしゃっていると名が後になって再び申し入れするような実態、残る方は会長を除けば七人しかいらっしゃらない、半数。それを大方と言うんですか。このことを言っているんです。あなたが大方だと使っているの...全文を見る
○白浜一良君 いや、私は大方の意見というそこを聞いたんですよ。  それで、次言いますよ。一任を取りつけたと言いますけれども、その一任に対してもこの天台宗の杉谷さんという方が疑義をおっしゃっている。一任というのは、「慎重意見が半数を越えんとする審議会委員の意見を十分に考慮し、大臣...全文を見る
○白浜一良君 もう時間がないのでこれで終わりますが、杉谷委員は両論併記するという意味での一任だとはっきりおっしゃっているんですよ。これが非常に不明確だから、この審議会の最終取りまとめの議事をきちっと出していただきたい、このことを私は委員長において取り計らわれることを要求して終わり...全文を見る
11月27日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第3号
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○白浜一良君 宗教法人等に関する特別委員長佐々木満君は、中立公平であるべき委員長の職員に反し、委員会の運営について、理事会等における十分な合意形成も図らずに、一方的に十一月二十二日の委員会の開催を決めたのみならず、さらに欠席を承知で委員会を開会し、法案の趣旨説明聴取を強行した。 ...全文を見る
11月28日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第4号
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○白浜一良君 私は、きょうまず最初に取り上げたいことは、昨日から参議院におきまして本委員会で総括質疑が始まりまして、きのうの質疑を見ておりまして、特に自民党の皆さんの質疑の中で、いわゆる参考人招致に焦点を当てた質問をされている。それはまあどういう審議をされようと御自由でございます...全文を見る
○白浜一良君 いや、海外に交流で行かれる場合にこういう御案内されているわけですね。少なくともその書類の中には、この五年間ですよ、資料はあるはずですから、ホテルとか車両を頼んだことはありますかと具体的に言っているんです。調べているのはわかりますけれども、このぐらいわかるでしょう、言...全文を見る
○白浜一良君 これ調べて、すべてを公にされたら私はいいと思いますが、ないんです。ないんです。そんなことを依頼された……(「そんなことを聞くなよ」と呼ぶ者あり)いや、あなたが意図的にこういう部分を、わざわざホテルとか車両は要らない、これは当たり前でございますが、丁寧に明記されている...全文を見る
○白浜一良君 いや、いいです。
○白浜一良君 今そういうものがあったという事実を御報告いただきましたけれども、その中で非常に詳しい調査が出ているんですね。これはどこの部局になるか知りませんが、例えばこういう内容の部分があるんです。「ある筋によると、オウム真理教のメンバーは、彼等の認証を確実のものとするために、複...全文を見る
○白浜一良君 日本で起こった事件ですよ。それを何か評論家みたいなことを言わんといてくださいよ。それは捜査中だから言えないことはあります。そのぐらいわかっていますよ。だけれども、これだけ国民が不安を覚えた事件です。アメリカはここまで委員会をやって国民に対して公にしているわけですよ。...全文を見る
○白浜一良君 私は、警察の方が頑張っていないとかそんなことを言っているんじゃないんです。全力でやっていらっしゃる。ただ、こういう事実も含めてやっていらっしゃいますかということを聞いただけであって、サボっていらっしゃるとか全力を挙げていないとか、そんなことは私は一つも言っていないで...全文を見る
○白浜一良君 何のことかよくわかりません。これは私は国民の皆さんが聞いていて失望すると思いますよ。  じゃ、もう一つ聞きます。こういうレポートがあるんですよ。  「教団の資金源に、違法な薬物製造がある。この薬物製造については、後段で詳細な説明があるが、教団は多くの科学に熟知し...全文を見る
○白浜一良君 捜査の過程だからいろいろ表現しにくいことがあるのもよくわかるんですけれども、総理、私は率直に思うことがあるんですよ。  それは、三月二十日ですか、サリン事件が起こって、教団がその犯行に関与したということが立証されるまではなかなか捜査に踏み切ることは難しい、これもよ...全文を見る
○白浜一良君 捜査は捜査なんですよ。それを私どうこう言っているんじゃないんです。要するに、警察の方からも、政府と言ってもいいんですが、何か国民向けにPR、広報をしないとわからないんですね。だから、非常に情報が偏ってしまうというか、民放は民放でやられたらいいんです。それを私どうこう...全文を見る
○白浜一良君 これ以上議論はやめますが、これだけの大衆社会でございますから、国民に対する広報ということは、いかに警察行政であれ、私は大事であるということだけを言っておきたいと思います。  それで、次に申し上げたいのは、これは総理にもう一度確認いたしますが、今回の宗教法人法の改正...全文を見る
○白浜一良君 だから、きっかけであると。宗教法人に対するいろいろ関心が高まった、これでいいのかというきっかけになったと、それは私もわかります。  ところが、この国会の議論をいろいろ見てみますと、ここのところが非常にごっちゃになっているんですよ。何か今回の法改正がオウムの再発防止...全文を見る
○白浜一良君 そうじゃないんですよ。  例えば山梨県で建築基準法違反だと、そういうことがあれば、それは山梨県の職員が調べればいいんじゃないですか。別に東京都の宗務課の職員が調べるんじゃないんです、そんな法令違反を。だから、そこが非常に論理の展開に矛盾があるということを言っている...全文を見る
○白浜一良君 把握じゃないんですよ。そういう法令違反があったら早期にどう取り締まるかということが大事なことでございまして、それができなかった理由が、一つは宗教行事と言われたら入れないという理由と、もう一つは認証が東京都だったらそれ以外の他県では手が及ばないんだと、そういうことが理...全文を見る
○白浜一良君 いや、だから、別に宗務課でこういう法令違反を調べるものじゃないでしょうということを言っているんですよ。例えば上九一色村のサティアンの場合は、少なくとも犯罪立証されたのが、要するに建築基準法違反と大気汚染防止法違反ですか、これは立証されているわけですよ。こういうことは...全文を見る
○白浜一良君 だから、私が言ったでしょう。そういうことを聞いているんじゃないんですよ。私どもの基本的な立場というのは、オウム事件の再発防止、再犯防止、これが一番大事だと。宗教法人法の改正ということであれば、もし必要があれば、要するに時間をかけて多くの方々から意見を聞いてやればいい...全文を見る
○白浜一良君 私が申し上げていることとは違うんですよ。今回の法改正は、法改正のそれは文部大臣なりの意義づけはあるでしょう。だけれども、このオウムのような事件が起こってはいけないということとこの法改正がイメージがダブっているから、私はもう少し厳密に議論をしているわけでございまして、...全文を見る
○白浜一良君 だけれども、我が教団はこんな悪いことをしていますというような報告をするところは全然ないですよ。  結局、例えば解散命令にしたって何にしても、いろんな犯罪を立証しないとそんなことは証明できないんですよ。だから八十六条があるんですよ。だから、今回の問題はその八十六条を...全文を見る
○白浜一良君 それはわかるけれども、プルシャが落ちていた、オウム真理教に疑義があるということをどの程度お調べになったんですかということを私は聞いているんですよ。
○白浜一良君 それはわかっています。わかっているけれども、家の中にいろんな証拠物件というか、あるかないか捜査されるわけでしょう。そういう意味では、プルシャのバッジがあったということは大きな証拠じゃないですか、その証拠に対してどこまで徹底して調べたのかということを私は聞いているんで...全文を見る
○白浜一良君 幹部から事情聴取したと。でも、これも報道によりますと、プルシャというバッジは最初は物すごく少なかった、ところが、オウムは追及されるから、何かたくさんあるように偽装されたというふうに報道されているわけです。幹部に聴取して、いや、うちではございません、ああそうですかと。...全文を見る
○白浜一良君 だから、真剣に行ってきて、こういう悲惨な結果になったわけですね。私は何もサボっていらっしゃるとかそういう意味で言うつもりはございません。もっと早期捜査、そういうものが未然にさまざまな不幸を防げるんですよ。  じゃ、ちょっと角度を変えて聞きます。  長野県の松本で...全文を見る
○白浜一良君 それはもう少し詳しく言わなだめですよ。  これも新聞報道によりますと、事件の翌日に自宅を強制捜査しマスコミに個人名を発表する暴挙に出た、マスコミにも当局があれだけ自信を持っていれば犯人に間違いないだろうとそのまま流し続けた、県警は任意の事情聴取という形をとりました...全文を見る
○白浜一良君 私がなぜこの問題を取り上げているかといいますと、これ以上の議論は時間がかかるのでやめますが、間違いだったんですね、河野さんは。これは大変な被害者の立場に立っていらっしゃる。ところが、これは大臣御存じかもわかりませんが、聞いておいてくださいね。  要するに、県警では...全文を見る
○白浜一良君 大臣、これは先ほど言いましたが、河野さんは野中前大臣がお見舞いに行かれたんですね。これは私も知っています。ところが河野さん自身は、具体的に取り調べたのが県警ですから、県警の皆さんからは県議会では謝罪されたかもしれないけれども、私自身には謝罪していただいていない、そう...全文を見る
○白浜一良君 くどいからやめますが、県警の方にもそういう趣旨のことを言ってあげてください。  そこで、私が今なぜくどく議論してきたかといいましたら、結局オウムのこの事件というのは、かつてなかったような事件であったとはいえ、また対象が宗教団体であったにせよ、もう少し八十六条に規定...全文を見る
○白浜一良君 えらい長々と答弁いただきまして、きょうはこれが本題じゃないんです。私はもう一つの方を聞きたかったんです。  人権という面で申し上げましたら、信教の自由というものを護憲という立場から見ましても皆さんは大変大事にしてこられた、そのように私は伺っています。そこで、例えば...全文を見る
○白浜一良君 そういう反省のもとに戦後のいわゆる宗教法人法、憲法もそうでございますし宗教法人法も制定されたわけで、総理みずから答弁されていますね。憲法二十条、これを根本にしていわゆる宗教法人法という法律ができているんだと、このようにおっしゃっているわけでございますが、そういう意味...全文を見る
○白浜一良君 一部自民党の幹部の皆さんが宗教というのは民主主義と相入れないんだと、そういう趣旨の発言をされていると報道されておりますが、総理はどうですか、宗教という問題と民主主義。  今のお話を伺ったら、信教の自由というのは基本的人権であり民主主義の基盤だと、こうおっしゃった。...全文を見る
○白浜一良君 もう少し厳密に言いますと、信教の自由といわゆる宗教団体みたいな関係で今ちょっとおっしゃったような気がするんですが、例えば自然崇拝みたいに一人で宗教心を持つ、こういう場合もございます。ところが、多くの方はあるいろんな教えの中で信者として存在されている、いわゆる教団の中...全文を見る
○白浜一良君 今のお話を伺っていまして、私ちょっと気になることがあるんです。要するに、それはいろんな宗派があって教えがあって団体がある、だからどういう活動をやっているかによって違うんだというようなニュアンスで今受けとめたんですけれども、そういうふうな各宗教団体の活動の内容によって...全文を見る
○白浜一良君 なかなか議論が深まらないので、角度を変えて総理に聞きます。  一部、きのうの議論なんかもそうなんですが、憲法二十条のいわゆる規定の解釈を変えるべきだと。何かきのう盛んに一方通行だ、一方通行だとおっしゃっていましたが、憲法の規定そのものは、あれは両方から規定している...全文を見る
○白浜一良君 これは総理でも官房長官でもいいんですが、要するに宗教団体に憲法上認められている政治活動の限界に対する統一見解、このように報道もされているし、きのうそういう趣旨の御発言をされました。これをちょっと確認しておきたいんですけれども、これは要するに従来のそういういわゆる二十...全文を見る
○白浜一良君 いわゆる憲法解釈の統一見解は今はあるわけですね、あるんですよ。そこを……(「統一見解はないよ」と呼ぶ者あり)統一見解はあるんです。  それで、その見解を拡大するか是正するかわかりませんが、その見解を検討するということですか。
○白浜一良君 質問は私がやっているんです。(「蛇が出てきた、本当のことが出てきた」「品格がないやじだな」と呼ぶ者あり)もっと品格のあるやじだったらね。  私、今の官房長官の答弁ではちょっとわかりにくいんです。  総理、どうですか。この見解は変えない、総理はそういう答弁をされて...全文を見る
○白浜一良君 じゃ、総理、これは……(「要らないじゃないか」と呼ぶ者あり)いやいや、大事だから言っているんですよ。変えようということを前提とした議論なのか、変えるか変えないかも含めた議論なのか、どっちなんですか。
○白浜一良君 非常に危険なものを感じます。(「論理的に検討することがどうして危険なんだ」と呼ぶ者あり)何言っているんだよ。憲法を恣意的に解釈してはいけないから私は言っているんだ。  それで、だんだん時間も差し迫ってきましたので、今回の法改正の内容についてちょっと二、三お伺いした...全文を見る
○白浜一良君 いろいろ御説明されましたけれども、いわゆる時間が足らなかった、それから審議会でテーマにはなっていたけれども詰まらなかったと、そういうことですね。そういう大事なものを欠落してなぜおまとめになるんですか、この改正案を。
○白浜一良君 いや、私が聞いているのは違います。先ほどいろいろ説明をされましたけれども、オウム事件を例にとると、いずれこの財産の問題が出てきて、解散命令したって、確定をするまではもうどんどん財産隠しをされるわけですから、非常に緊急性を要する。そして、非常に大事な問題は、いわゆる財...全文を見る
○白浜一良君 これまた水かけ論になりますからね。私は思うんですが、非常に大事な財産保全の問題は、それは他の公益法人との関係とかいろいろございます。そういうことを欠落しておまとめになったということに非常に疑義を感ずるわけでございます。これは私の主張です。  それで、逆に言いました...全文を見る
○白浜一良君 そうおっしゃいますが、例えば立入権ですか、これは審議会の取りまとめの中にはなくて今回の法改正の中に入れられたわけですね。これはなぜですか。
○白浜一良君 あなた、言葉の上ではそうおっしゃいますけれども、同意を得てと言ったって同意がなければどうするんですか。同意がなければ、はい、じゃあきらめますということになるんですか。
○白浜一良君 じゃ、もう一つ。  審議会報告でなかったいわゆる報告徴取に応ずる義務、これを過料をもって強制しているんですか。これも審議会報告にはないですね。これはなぜ入れられたんですか。
○白浜一良君 これ以上議論はやめますが、いろいろおっしゃっていることに本当に食い違いを感じるわけでございます。  閲覧請求権に関しまして若干お伺いしたいと思いますが、きのうもいろいろ議論が出ておりました。いわゆる帳簿の閲覧権、ただ商法で言えば非常に限定されておりまして、だれでも...全文を見る
○白浜一良君 相談がないということで、これは何か私は非常に問題を感じることがあるんです。例えば、文化庁の方から責任役員会の議事録というのはこういうふうにつくるんですよといういわゆる様式が出ているわけでございます。  小野さん、こういうものを信者に閲覧させるということですか。
○白浜一良君 このひな形を見ましたら、例えばだれだれから無利息でお金を借用しとか、何々工務店に工事を依頼するとか、こういう事細かなことが書かれているわけですが、要するにこういうことまで含めて一信者が閲覧できるということですか。
○白浜一良君 民主性を高めるとか透明性を高めるというのはわかりますよ。しかし、そんな個別具体的なことまで、きのうもあったような定義も不明確なような方が閲覧できるというのは、非常にこれからの、どの宗派も私はそうだと思うんですが、教団運営に混乱が起こるということは私は絶対言えると思い...全文を見る
○白浜一良君 いや、答えていませんね、小野さん。だから、審議会がこの場合はあかんと言うた場合に質問できますかということを言っているんですよ。
○白浜一良君 尊重するですか。  要するに、質問できるかできないかということを私は聞いているわけで、法律の建前としてそれができるんですかできないんですかと言っているんです。
○白浜一良君 尊重するという意味を聞いているんですよ。要するにできるのかできないのか。これは法律のいわゆる建前を言っているんですよ。これを言ってください。尊重するなんというような言葉を言われたらわかりにくいですよ。
○白浜一良君 じゃ私、具体的に言いますよ。  衆議院の審議であなたはこの質問をされたときに、「規定でもって、宗教法人から質問したり報告を求めるということは法律の権限としてはできません。」、あなたはこうおっしゃっているんですよ。これは議事録ですよ。できませんと言っているんですよ。...全文を見る
○白浜一良君 そこがこの法律の構成が悪いんですよ。  要するに、この法律では「宗教法人審議会の意見を聞かなければならない。」と、こういうふうに書いてあるんです。審議会の意見に従わなければならないんじゃないんですよ、聞かなければならないと。聞かなければならないというのは、それこそ...全文を見る
○白浜一良君 もう少し聞いていることを言ってくださいよ。  だから、法律の建前は「審議会の意見を聞かなければならない。」と。これは要するに尊重せないかぬということでしょう、ただそれだけのことでしょう。「聞かなければならない。」というのは、それは尊重しなきゃならないというのと一緒...全文を見る
○白浜一良君 あなたの言い方が非常に厳格じゃないから私は言っているんですよ、これ七十八条の二の問題で言っているんだから。  そこで、法文は、審議会の意見を聞かなきゃならない、できないとしたら意見に従うべきである、こういう規定なんじゃないんですか、法律的に。法制局長官どうですか、...全文を見る
○白浜一良君 だから、小野さん、法的な拘束を持つものじゃないんですよ。だから、あなたが衆議院で答弁された「法律の権限としてはできません。」というのは、これは間違った答弁なんですよ。(「そんなことない、行政庁としてはできないよ」と呼ぶ者あり)いやいや、今法制局長官が言っているんじゃ...全文を見る
○白浜一良君 そんなことはわかる。この規定以外のことで聞いて答えるのはあるんですよ。それはようわかっているんですよ。ただ、この七十八条の二の規定の問題を私は言っているわけです。  小野さん、もう一遍言ってください。あなたはできない、法律の権限としてはできないとおっしゃっているが...全文を見る
○白浜一良君 要するに、宗教法人から質問したり報告を求めるということは法律の権限としてはできません、規定でもってと。そのあなたの答弁がおかしいんじゃないですかと、法律の建前からいって。そのことばかりを言っているんですよ。不明確でしたとか、何か言いなさいよ。
○白浜一良君 文部大臣、この議論のやりとり、もうこれ以上は水かけになると思いますが、これは法文の解釈の問題だから、聞かなけりゃならないというのは法制局長官がおっしゃっているような意味なんですよ、この間かなけりゃならないというのは。  ところが、衆議院の議論の中ではちょっと不明確...全文を見る
○白浜一良君 これは本当におかしいですよ。同僚議員の時間もございますので私はこれで終わりますけれども、法律の意味、それが非常に不明確である。この改正案そのもの……(発言する者あり)いや答弁からそうなんだよ。だから、そういう改正案であるということを私は御主張申し上げて、私の質問は終...全文を見る
12月04日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第8号
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○白浜一良君 平成会の白浜一良でございます。  本日は、参考人の皆様、大変お忙しい中を本委員会の参考人質疑にお越しいただきまして、心から御礼を申し上げる次第でございます。私は持ち時間三十四分と限られておりますので、どうか御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。  まず、...全文を見る
○白浜一良君 ありがとうございました。  ちょっと飛んで恐縮でございますが、力久先生にはまた後で御質問したいと思いますので、まず山口先生に御質問したいと思います。  統一教会等の問題、霊感商法、霊視商法、また宗教界のさまざまなトラブルを一手に引き受けていただきまして、さまざま...全文を見る
○白浜一良君 宗教の名をかりてあくどく金もうけしようと言っているような団体がたとえ宗教法人であったとしても、財務諸表とか収支決算書を見て明らかにこれはもうおかしいということを示すと思われないんですね、当然粉飾するのは当たり前でございまして。ですから、この程度の法改正では大変難しい...全文を見る
○白浜一良君 これは同じ意見になるわけでございますが、なかなか私は実態面からいうと難しいだろうと、このように考えているということでございます。  そして、いろんなそういうトラブル、被害があるから、私は山口先生のおっしゃることはよくわかるんですよ、何とかせにゃいかぬという思いはわ...全文を見る
○白浜一良君 おっしゃっている点は私はよくわかります。  重複しますが、このカルトの問題とか霊感商法、霊視商法、本来の宗教活動に思えないような違法また破壊的なそういう団体に対する対応というのは、私はこれはこれで大きな問題として、宗教法人法、こう言っておってもそんなことは直接対応...全文を見る
○白浜一良君 もう少し具体的に。宮澤総裁に質問状を出されていらっしゃいますね。要するに、秘書さんが派遣されているとか、選挙のときに一生懸命統一教会の方が応援しているとか等々の質問状を出されましたですね。その回答はございましたですか、そこのところをちょっと教えていただけますか。
○白浜一良君 ということだけお伺いしておきたいと思います。  どうも山口先生、ありがとうございました。  それから次に、力久先生にお伺いしたいと思いますが、力久先生は最初の意見陳述でもいろいろ述べていらっしゃいましたけれども、宗教法人審議会の委員でもいらっしゃって、よくこの間...全文を見る
○白浜一良君 次に、二点目に挙げました拙速という面では、これは審議会の委員でいらっしゃったから一番よく御存じだと思いますが、報告をまとめられてから、会長一任だ、一任でないというような議論を国会で随分やったわけでございますが、何か力久先生初め七名の委員の皆さんがもう一度審議するよう...全文を見る
○白浜一良君 それで、国会で、これは衆議院も参議院もそうでございますが、この問題で議論をしたときに、文化庁の小野さんは、いや、大方の意見でまとまったんです。でも七名が慎重論、反対論。会長一人をのけたら十四名の委員、七名、七名で半々。この七名、七名で半々、これを大方と言うんですかと...全文を見る
○白浜一良君 当事者の話というのはやっぱりよくわかりますね。宗教界からいえば、十一名のうち七名が反対、慎重論であったという観点からいえば、半々でも大方という言葉は使いませんものね、これ。まして、十一名の中の七名ということは大方逆でございましてね、主張が。よくわかりました。  そ...全文を見る
○白浜一良君 もう一点ですね。これはそういうことがうわさされているわけでございますけれども、利害関係人でもそういう閲覧請求権があるということは、さてはその教団を食い物にしようというような暴力団初め総会屋的な人がいたとしたら、どんどんその利害関係人だと自分で決めたり、いや自分は信者...全文を見る
○白浜一良君 ありがとうございました。  最後に、力久先生にお話を伺いたいと思いますが、信教の自由というのは非常に大事な理念でございますし、当然宗教界の皆様方にとっても大事でございますし、本来は基本的人権、表現の自由等を含めて一般国民にとっても大事な概念でございますが、しかし一...全文を見る
○白浜一良君 どうもありがとうございました。(拍手)
12月07日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第9号
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○白浜一良君 公述人の皆さん、本当にお忙しいところをありがとうございます。平成会の白浜と申します。よろしくお願いします。  いろいろ意見をお伺いいたしまして、時間の制約もございますが何点か御質問をいたしまして、御高見を承りたいと思います。  まず中村先生、今回の改正案の信者そ...全文を見る
○白浜一良君 もう一点お伺いしたいのは、最後に信教の自由は基本的人権の根幹である、このように先生おっしゃいまして、そういう面では非常に傷つきやすいものなんだと。それで、裁判所にによる救済という視点でおっしゃいましたが、私どももそう思っておりまして、傷つきやすいからこそ法律でいろい...全文を見る
○白浜一良君 萩野先生は最後に伺いますのでちょっと飛ばして、小野先生にお伺いしたいんですが、私どもが今回の法改正で反対している大きな理由の一つは、拙速過ぎるというか、何か別の意図を持った法改正であるという観点で反対をしているわけでございます。そういう趣旨で申しましたら、オウム事件...全文を見る
○白浜一良君 今の話に関連するんですが、庄司先生に一つだけお伺いしたいんです。  それは、先ほどの御意見の中で、事件の展開の初期の段階で摘発できなかった行政、特に警察と監督官庁への不信感があることも事実ですと、このようにお述べになっているわけでございますが、私もそう思うんです。...全文を見る
○白浜一良君 萩野先生に何点かお伺いしたいと思いますが、先ほど情報開示の問題で、いわゆるこういうものは法律で規制するのは望ましくない、自主的にやるべきだと、このようにおっしゃいましたが、この辺のお考えをもう少し具体的にお聞きしたいと思います。
○白浜一良君 それから、いわゆるオウムのような事件を考えましたら、宗教法人法をいじくるだけでは何にもならない、このように先ほどおっしゃいました。しかし現実的に、オウムの事件は極端な例でございますが、宗教に名をかりたさまざまな違法というか違法すれすれというんですか、霊感商法とか霊視...全文を見る
○白浜一良君 最後に、もう一つだけ萩野先生にお願いしたいと思いますが、今回の参議院の審議で、法改正に対する議論もやりました。もう一つ出ていたテーマが宗教と政治のかかわりの問題でございまして、この宗教と政治のかかわりということに関しまして、先生の御意見を最後に承りたいと思います。