白浜一良
しらはまかずよし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月24日 | 第142回国会 参議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○白浜一良君 公明の白浜一良でございます。 緊急の政策課題につきまして総理と議論してみたいと思います。 まず、冒頭に景気の問題、これは大変深刻でございます。私も大阪に住んでおりますが、地元に帰りましたら、一生懸命働いている中小企業の皆さんも、景気が悪い、その上に銀行からの...全文を見る |
○白浜一良君 総理は、昨年、財革法を本院で議論しているときに、個人消費は緩やかながら回復をしている、設備投資も回復傾向にある、民間需要を中心に景気回復基調は続いていると、これは十一月七日の本院での総理の答弁なんですよ。この時点では総理はそうおっしゃっていたんです。 これは私、...全文を見る | ||
○白浜一良君 いや、この十年度予算の問題はまた後で言いますから。要するに、平成九年度の予算をつくられて、一年間総理が行政の最高責任者として運営してこられて、結果的にこういう深刻な景気状況になっているということを私は申し上げているんです。 ちょっと経企庁長官に伺いますが、十—十...全文を見る | ||
○白浜一良君 十年度のことはこれからやりますと言っているでしょう。要するに、私は平成九年度の問題点を言っているわけですよ。 総理、昨年も一・九%経済成長する、そういう見込みで、これは当然見込みでございます、それをベースにして予算を組まれて執行されてきた。今、経企庁長官から話が...全文を見る | ||
○白浜一良君 データが出てみなければわかりません。それは私も認識しております。 ただ、私がここで申し上げたいのは、この結果責任はだれがとるのかということなんです。例えば民間企業でしたら、事業計画をつくって、利益が何ぼ上がったかというのは年度決算で全部わかるわけです、全部されて...全文を見る | ||
○白浜一良君 余り水かけ論になってもあれなので。 では、そうおっしゃるんでしたら、この平成十年度の予算はどういう予算なのかということを申し上げたいと思います。 いろんな問題点がございますが、私はこの平成十年度の予算、昨年十一月に成立しました財政構造改革法の縛りを受けまして...全文を見る | ||
○白浜一良君 では総理、伺いますが、要するに衆議院の予算の段階から政府のお立場では考えていないということですよ。それはよくわかります。だけれども、自民党の、与党の最高幹部の皆様方が補正予算をしなきゃいかぬと。本予算を審議している、まして衆議院を通過していない段階、衆議院で審議され...全文を見る | ||
○白浜一良君 これまた水かけ論になりますから、もうこれ以上やめます。ちょっと具体論をいろいろ申し上げたいと思います。 冒頭、私申し上げましたが、銀行の貸し渋りが大変問題になっているということで、銀行二十一行に一兆八千億余り公的資金を導入するというのが決まりましたが、そのように...全文を見る | ||
○白浜一良君 ちょっと待ってください。 それで、大臣がそのことを大蔵大臣におっしゃったんですか。 | ||
○白浜一良君 大蔵大臣に伺いますが、要するに一兆八千億少しですね、いわゆる自己資本比率、国際決済銀行という立場からいいますと八%の基準があるわけで、単純に計算しますと、貸し渋りという観点からいえば、要するに資金の余裕が生まれるのは二十二兆円ぐらい生まれるわけです。そうですね、計算...全文を見る | ||
○白浜一良君 私は、単純に計算して二十二兆余りになるんですが、それは確かに一挙にそこまで膨らむとは思いません。だけれども、金融安定化緊急措置法のときも、すべてが貸し渋り対策という意味じゃないですが、貸し渋り対策というものも大きな柱であったわけで、そういう意味では、年度末六兆とおっ...全文を見る | ||
○白浜一良君 私どもがなぜしつこく言いますかといいましたら、私どもは二月に実は全国十一都市、特に中小企業の多い都市でこの貸し渋りの実態調査をしたんですよ。そこでいろんな結果がわかったんです。一つは、総理、聞いておいていただいたらいいのですが、中小企業庁の発表では、貸し渋りは事業数...全文を見る | ||
○白浜一良君 私どもは、調査ポイントは二百数十ではございますが、中小企業の集積した厳しいと思われるところを調査したから高く出るのは当たり前なんです。それを楽な全国平均して、だからその違いがあるんだと、そんなことは意味ないわけです。中小企業が集積しているところ、そういうところが大変...全文を見る | ||
○白浜一良君 これ以上議論はやめますが、せっかく政府としてそういう体制をつくられても、必要な方に告知されなければ仕方がないわけで、大変難しいこともあろうかと存じますが、しっかりお願いしたい。 きょうは新日銀総裁に来ていただいていますので、金利の問題でちょっと御意見を伺いたいん...全文を見る | ||
○白浜一良君 日銀のこれは専管事項ですから、それは確かに景気の動向を踏まえてというのはよくわかります。しかし、そういう面でいいましたら、お年寄り、年金生活者が蓄えて蓄えて蓄えた預金、その金利を当てにして生活している方もたくさんいらっしゃるわけです。確かに企業に対する、企業の事業内...全文を見る | ||
○白浜一良君 日銀総裁という立場でなかなか申し上げにくいこともあるんでしょうが、それ以上は申し上げません。 ただ、今答弁されている中ではっきりしていることは、総理、もう超低金利が長過ぎると。景気の動向は、当然それがベースですから、その相関関係はございますが、金利も上がった方が...全文を見る | ||
○白浜一良君 私は、税というのはそれは直接税も間接税も含めて、資産課税もございますし、それはトータルにどうするかという議論は議論としてやるべきなんです。 ところが、私が申し上げたいのは、今のこの景気の落ち込みの一番大きな原因は何かと申しますと、個人消費の落ち込みなんですよ。こ...全文を見る | ||
○白浜一良君 日銀総裁、もう結構でございます。御苦労さまでございます。 いや、だから、私どもはそういう赤字国債をどんどん発行して後世にツケを回していいんだ、そんなことは別に言っていないわけです。どうしたら今の景気を浮揚できるかという、その観点から申し上げているわけです。 ...全文を見る | ||
○白浜一良君 総理、財革法を昨年十一月に成立された。財政を健全化するということはこれは大事です。それは私もわかります。だけれども、毎年赤字国債を前年度よりも減らすんだということ、それも大事でしょう。それで結果的にGDPの比率を一定程度に抑えるんだ、そういうことも大事でしょう。しか...全文を見る | ||
○白浜一良君 よくわからない答弁なんですけれども。私は極めて単純に申し上げているわけで、財革法の法の趣旨からすれば、建設国債であれ特例公債であれ、それはもう借金には違いないわけでございます。 では総理、逆に申し上げます。財革法がございますね、これは景気が今後どのような状況にな...全文を見る | ||
○白浜一良君 いや、答えにくいと言ったって、私は聞いているわけでございます。きちっと答弁していただかないと困ります。 要するに、私は別に財革法を改正されるのか改正されないのかというようなことを聞いているわけじゃないわけです。この一年間の経済運営、財政運営を考えたときに、少なく...全文を見る | ||
○白浜一良君 そういう一般論で私は申し上げているわけじゃないわけで、要するに、この仮定の話にもなかなか総理は答えられないんですが、四月以降も景気が大変落ち込んでくる、大幅減税が必要だと、こうなったときにこの財革法との関連が出てまいります。 今のこの時点では、本年度に赤字国債を...全文を見る | ||
○白浜一良君 では、角度を変えて聞きます。 十年度予算は十年度予算といたしまして……(「角度を変えても同じことだと思うよ」と呼ぶ者あり)いやいや、十年度予算は十年度予算といたしまして、今の段階では総理はそういう所得税なり法人税なり、また私どもは消費を喚起する意味で四兆円程度、...全文を見る | ||
○白浜一良君 その利害得失を考えなきゃならない、それは一般論としてそのとおりでございまして…… | ||
○白浜一良君 いやいや、だから利害得失は考えるんですが、総理自身は今の段階ではそういう必要性を感じていない、こういうことですね。 | ||
○白浜一良君 今後のことはおっしゃらないわけで、これ以上議論が進まないわけでございます。いろいろな与野党の協議の中で、今回減税が、本予算は今審議しているわけですから当然別ですよ、だけれども、近々に景気対策の中でそういう必要があると我々は申しているわけでございますが、それはないとい...全文を見る | ||
○白浜一良君 厚生大臣、時間がないのではしょってお伺いいたしますが、午前中にも聞きました児童扶養手当、これが一部支給の所得制限が下げられたので八十億円負担が軽減される、予算全体として見ればですね。それから、難病も重症者以外一部負担を導入されて大変な負担なんですが、これが六十億。全...全文を見る | ||
○白浜一良君 そういう全体的なことはわかっているんですが、必要な方もいらっしゃるわけですよ、切られた中に。なぜこういうところの予算まで切るのかということを私は申し上げているわけでして、善処願いたいと思います。 それからもう一点、我が党が一生懸命やってきた臍帯血バンク、臍帯血の...全文を見る | ||
○白浜一良君 大臣、それを踏まえてちょっと前向きな答弁をいただけませんか。 | ||
○白浜一良君 よろしくお願いしたいと思います。 もう一点、社会保障関係の中で大事なことは、これから公的年金の問題、それから高齢者の介護の問題があるわけですが、我が党では少なくとも年金も介護も国の責任だと。内容をどういうふうにしていくかは別にいたしまして、国の責任においてしっか...全文を見る | ||
○白浜一良君 きょうはこれ以上議論する時間がないのでまたやりたいと思いますが、いずれにしても私が心配していますのは、若い方がもう年金を払っていらっしゃる。しかし、将来を見たら、本当に自分たちは支給されるのかという不安を抱えながらされているわけで、そこの展望がなければ若い人たちはも...全文を見る | ||
○白浜一良君 最後に大蔵大臣に伺いたいと思いますが、衆議院の審議の中で、いわゆる山一の問題で飛ばしに関しまして松野元証券局長と当時の堀田課長の発言の食い違いがございます。その事実を大蔵大臣としてはどう認識されているか。 そして、この件に関しましてきょうは議論できませんが、ぜひ...全文を見る | ||
○白浜一良君 発言が違うんです。どう思われているか。 | ||
○白浜一良君 それじゃ、関連質問。 | ||
04月07日 | 第142回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第8号 議事録を見る | ○白浜一良君 質問に入る前に、委員長にちょっとお願い申し上げたいことがございます。 理事の皆さんもいらっしゃるのに私、僭越でございますが、私も国会に来ていろいろな委員会に所属しておりますが、地行は初めてでございますが、これほど与党の皆さんの出席が悪い委員会はないと思います。こ...全文を見る |
○白浜一良君 それでは質問に移りたいと思いますが、まず警察関係につきまして御質問をしたいと思います。 日本の警察というのは国民の信頼もございますし、先進諸国と比べましても治安もいいという面では大変すぐれているということは私も十分承知しておりますが、その上で今後の警察行政のあり...全文を見る | ||
○白浜一良君 原則論はそういうことになるんでしょう。私もよく理解します。犯罪の予防等々に支障があってはいけないと。 それは当然そうなんですが、ちょっと事実関係としてこの滋賀県の事例、個別の懇談会費の支出額、支払先、旅費の支払先を明らかにするように答申したと、こういうことが書か...全文を見る | ||
○白浜一良君 慎重な言い回しで結構でございます。結構なんですが、その結構な分だけわかりずらい。 先ほど公安委員長がおっしゃったように、全体的にこの情報公開の流れというのは、先ほど私が言いましたけれども、やっぱり行政に対する国民の信頼性という意味で時代の流れなんです。 そう...全文を見る | ||
○白浜一良君 これ以上言ってもそれ以上答えはないと思いますのでこれでやめますが、時代の流れで、国民の信頼性という、日本は大変警察に対する信頼感は強いわけです。強いから治安が維持されているわけでございまして、そういう意味からも、健全な形での情報公開の流れにしかるべき措置をとっていた...全文を見る | ||
○白浜一良君 所得隠しの事実関係はまだわからないわけですな。そういう所得隠しで国税局が入ったというふうな報道を知っていらっしゃるというだけですか。 | ||
○白浜一良君 それで、これは事実関係でそこまでの事実認識でございましたら、それ以上の具体的な事実関係を承知されていないということでしょうから大変伺いにくいんですが、私、一方的に言いますわ。答えられる分だけ言ってください。 報道によりますと、三つ問題があるんですね。一つは、これ...全文を見る | ||
○白浜一良君 公安委員長にそこまで言われましたらもう次やめます。 いずれにしても、大事なお仕事なんで、全体が信頼性を失っているわけしゃない、ごく一部のそういう問題が起こると、そういう交通行政とか国民の信頼性とかいうことが全部揺らいでくるから、大事な部門だからその辺は慎重であっ...全文を見る | ||
○白浜一良君 修飾が多いから何かわからぬけれども。 要するに、昨年め十二月、それから一昨年の十二月にもこの研究会が答申をされています。それでは、表現の自由の観点から法的規制の必要はないという主張をされているわけですが、これは郵政の中でいろいろインターネットの情報通信のあり方を...全文を見る | ||
○白浜一良君 きょうはこれ以上議論するつもりはございません。いわゆるこの警察の大事な治安を守っていただくお仕事に対して、国民の信頼性が一番基本だという意味で、ちょっと幾つか問題提起をさせていただいただけです。 ただ、郵政の見解と今局長のお話がございましたが、整合されているとい...全文を見る | ||
○白浜一良君 これは民間の金融機関との関係ですから、お互いが了解すればいい話ですね。ところが、大きいのは資金運用部から借りているものですね、これが大変金利が高いものがございまして、これは大蔵的に言うと、それは全然できないと。当然そうですわね、これ。当然そうなんですが、だけども一方...全文を見る | ||
○白浜一良君 前半の一般論はもうそのとおりで、大蔵省の見解もよくわかるし、それを崩すとめちゃめちゃになりますからね、それはわかるんです。 私が聞きたかったのは後半部分のところで、一番最後のところ。要するに、国鉄も林野事業もそういうふうになったわけでしょう。だから自治体も、私も...全文を見る | ||
○白浜一良君 それ以上は言えないんでしょう。ただし、これ本当に地方の財政も大変なところがいろいろ出てくると思われます。ですから、その辺はより具体的により健全化を目指して自治省がリーダーシップをとっていただいて、しかるべき対応をしてほしい、そういう意味で今申し上げているわけでござい...全文を見る | ||
○白浜一良君 ちょっと説明不足やな。 | ||
○白浜一良君 もういいわ、時間がないんで。 それで、一部報道されているように、ダイオキシンの発生を抑えるためには大型炉がいいということで指導されている。一部報道によりますと、それは一日二十四時間フル稼働で、処理能力は日量百トン以上、可能な限り三百トン以上というふうに具体的な数...全文を見る | ||
○白浜一良君 そういう大型の焼却炉をつくるという、ダイオキシン対策としてはよくわかるんですが、今度は自治体の方から見ますと、そんな大型の焼却炉だけをどんどんつくれるという環境にもないわけで、これは自治省の立場でいうとどのように認識をされているんでしょうか。 | ||
○白浜一良君 もう時間がないので最後にいたしますが、今おっしゃったことがこの特別交付税の臨時枠新設という、その概念に当てはまるのでしょうか。それを伺って、あと大臣、せっかくでございますので、地方の焼却炉のあり方という点で最後にお話を伺って、終わりたいと思います。 |