神風英男

じんぷうひでお



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開催日 会議名 発言
02月22日第164回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  本日は、予算委員会の場におきまして、防衛施設庁の官製談合の問題について質問をさせていただきます。  連日、この施設庁の官製談合の問題、大変な広がりを見せておりまして、施設庁発注の工事というのはほぼすべてにおいて官製談合が行われてい...全文を見る
○神風委員 今調査中であるから途中経過は御報告できないということでありますが、ある意味では全くお手盛りの調査委員会ではないかと思うわけでございます。ちょうど九八年に、旧調達実施本部において行われた処理と同じパターンではないか。当時は、秋山防衛事務次官、当時の事務次官が調査委員長を...全文を見る
○神風委員 そこで、まず、防衛施設庁発注工事の入札における平成十六年時点での平均の落札率、これを教えていただけますか。
○神風委員 最近の報道によりますと、建設業界に、少なくとも六十社に対して防衛施設庁OBが計九十三人天下りしており、その中の五十四社が防衛施設庁発注工事を受注していた。特に十億円以上の大型建設工事では、二十一件のうち十九件を天下り企業が独占している状況であった。また、このうち、随意...全文を見る
○神風委員 そこで防衛庁長官に伺いたいわけですが、仮に適正な入札が行われていたとしたら一体どれくらいの経費を浮かせることができたというか、逆に言えばどれくらい損失額をこうむっているのか。それについてお答えをいただきたいと思います。
○神風委員 いや、仮にこれが適正に入札が行われていたら恐らく相当の経費が浮いているわけでありまして、その金額については防衛庁長官としては一番関心がある問題ではないかなと思うわけですが、もう一回御答弁いただきたいと思います。
○神風委員 今回の問題、今回の事件の大きな問題というのがまさにそこにある。ある意味では官製談合の本質的な問題というのが、ある部分ではそこにあるのではないか。つまり、今回のツケを支払わされるのはあくまでも納税者である国民であるわけでして、そういった国民に損害を与えたという意識が非常...全文を見る
○神風委員 そういった認識はいつごろお持ちになられたんでしょうか。
○神風委員 九八年当時はお持ちでなかったんですか。
○神風委員 いや、論議の中心であったかどうかは別にして、その落札率の高さあるいは落札率がどれくらいかという御認識はお持ちでしたか。
○神風委員 防衛庁の方でああいう事件が起こって、一緒に、施設庁の方でのそういった落札率に関心は当時持たれなかったんでしょうか。
○神風委員 ちょっと施設庁長官の方にも伺いたいわけですが、こういった落札率の高さ、またこの官製談合についての認識をお持ちであったのかどうか。  会見の中では厳正に対応しているということを述べられておりますが、内部でのチェック体制というのはどういうふうになっているのか、あるいは、...全文を見る
○神風委員 いや、余計なことは結構ですから、これまでそういった認識があったのかどうか、これまでの内部でのチェック体制はどうなっていたのか、その二点だけ端的にお答えいただけますか。
○神風委員 防衛庁長官は、今回の事案、構造的あるいは恒常的な問題であると認識されておりますか。
○神風委員 国土交通大臣に伺いたいわけですが、国土交通省の方からごらんになったとき、今回の官製談合事件はどのように映るのか。また、国交省の平均の落札率と比較しての認識をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○神風委員 調査委員会の方で今調べている中で、一体何割程度が官製談合であったと推測をされているのか、お答えいただきたいと思います。
○神風委員 先ほど入札監視委員会についてのお話もありましたが、本当に何も今回の事件について把握をされていなかったと。  平成十六年度の入札監視委員会の運用経費を調べてみますと八十一万円余りではありますけれども、何の役にも立たない監視委員会であれば即廃止すべきであると思いますが、...全文を見る
○神風委員 それは、入札監視委員会を廃止するつもりはないという意味でしょうか。
○神風委員 今回の事件について、額賀長官御自身も施設庁の特殊性ということについて言及をされているわけでありまして、確かに防衛庁よりも歴史が古いといったような歴史的な背景もあるかとは思いますが、防衛庁職員の採用の仕方にも問題があるのではないかと思うところがございます。  防衛庁1...全文を見る
○神風委員 これまでの事件についても、ある意味で深くかかわってきたのは建設部長。建設部長は技官として防衛庁1種という形で採用されて、一方、施設部長の方は事務官として国家1種の採用である。ここに相当大きな溝があるわけでして、こういった採用の仕方自体から改革をしていかないとなかなかこ...全文を見る
○神風委員 ぜひ、文字どおり抜本的な改革を行っていただきたいと思うわけであります。  自衛隊法六十二条には、防衛庁、施設庁の職員が離職後二年間以内に離職前五年間に在職していた各庁と密接な関係にある企業に再就職する場合、長官の承認を得る必要があるとされているわけでありますが、この...全文を見る
○神風委員 ちょっと確認ですが、その基準の中で、企業の売上額に占める防衛庁との契約額の割合で、この依存度が二五%未満であるという理解でよろしいでしょうか。
○神風委員 実際に、これまで年間にどれぐらいの数の方が長官の承認を受けられていて、また、そのうち不承認という方はどれぐらいいらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。
○神風委員 不承認のケースはゼロであるということでありますが、先ほどの、依存度で二五%未満ということに照らせば、恐らく大半の大手の企業、防衛庁出身者が天下りをするような企業は二五%未満に入ってしまう。概算ではありますけれども、例えば、三菱重工にしても川重、三菱電機、日本電気、そう...全文を見る
○神風委員 九八年の旧調達実施本部による背任事件を受けて、こういった退職後二年間の再就職に厳しい条件をつけて再発防止を図ったということでありますが、今回は、それをクリアするために、公益法人、財団法人である防衛施設技術協会、こういった公益法人をトンネル組織として使う中で、いわば官僚...全文を見る
○神風委員 こうした公益法人を使った天下りシステム、これは、ある意味で、かつて調本の天皇と呼ばれた上野さんという副本部長さん、これが財団法人防衛生産管理協会を中心に展開されたシステムであった。  この防衛生産管理協会は、ココム違反事件の後に、業界大手二十三社から一億六千万円の寄...全文を見る
○神風委員 委員長、防衛庁長官の方に答弁をお願いしているわけですから、参考人に答弁を私は求めておりませんので、ぜひ長官の方にお願いしたいと思います。
○神風委員 今回の防衛施設技術協会、ここを核にした談合システム構築の手本にしたのが、まさにこの防衛生産管理協会のことであったわけでありまして、なぜ、当時、防衛生産管理協会あるいは調本のこういった関係についてメスが入れられなかったんでしょうか。防衛庁長官にお答えいただきたいと思いま...全文を見る
○神風委員 現在二十二ある公益法人については、まだ何らの方向性も出ていないということでしょうか。
○神風委員 九八年当時の防衛庁背任事件を教訓にして、防衛庁では、長官を本部長とする調達制度改革本部というものが改革に乗り出したということでありまして、九八年の十一月には、防衛調達改革の基本方向を決定した。  その改革の柱というのが、調達制度改革、また防衛庁職員の再就職、いわゆる...全文を見る
○神風委員 当時、九八年に調本の事件が起きて、その一番の改革の目玉として原価計算部と契約本部とを分離した、相互牽制が働くような形にしたわけでありますが、その一方で、今回、十八年度の予算関連法案として設置法の一部改正というのが出てくる。その中では、逆に、これまで分離されていた原価計...全文を見る
○神風委員 一月の三十一日の会見でも、長官は御自身の進退について、私の責任は、施設庁を解体するつもりで新しい体制をつくり上げて、防衛庁を生まれ変わらせていくことが私の仕事であり責任であると思っていますと述べているわけでありますが、結局、八年前、調達実施本部と防衛施設庁、今回はそれ...全文を見る
○神風委員 最後に北側国土交通大臣にお伺いしたいわけでありますが、八年前、公明党さんは問責決議案に賛成されたわけでございます。今回もほとんど同じ談合の構造、そういう中で、額賀防衛庁長官の責任、どうお感じになられているか、お答えいただければと思います。
○神風委員 ありがとうございました。
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○神風分科員 民主党の神風英男でございます。  本日は、皇室典範の改正について質問をさせていただきたいと思います。  昨年の十一月に皇室典範に関する有識者会議が報告書をまとめられました。その中で、女性・女系天皇を容認する、また長子優先という大変大きな改革の二つの柱が示されてお...全文を見る
○神風分科員 公式には平成十六年ということであろうと思うわけでありますが、新聞報道によりますと、内閣や宮内庁のOBらによって、皇室典範の改正を念頭に置いた極秘の検討会が九七年四月から開かれていたという報道がございます。研究者を集めて月一回程度の割合で開いていたということであるわけ...全文を見る
○神風分科員 この極秘の検討会でまとめられた内容というんでしょうか、骨子というのはいかようなものであったのか、事務方で結構ですので、教えていただければと思います。
○神風分科員 まとめられた骨子は不明であるということでしょうか。
○神風分科員 この極秘検討会に発足直後からかかわられた内閣法制局元幹部の方、恐らくこれは大森政輔内閣法制局長官であろうかと思いますが、その方によりますと、有識者会議で検討材料とされた資料は過去の成果である、有識者会議のメンバーは料理を食べる人であってもつくった人ではないと述べられ...全文を見る
○神風分科員 二月の十七日の、これは産経新聞の報道によりますと、内閣官房と内閣法制局、宮内庁などで構成する政府の非公式検討会が、二〇〇四年の五月の時点で既に女性・女系天皇容認を打ち出しており、さらに皇室典範に関する有識者会議の設置や議論の方向性についてもこの非公式検討会の中で決め...全文を見る
○神風分科員 二〇〇四年の十二月の有識者会議の設置の時点で、二〇〇五年の秋には結論を出す、二〇〇六年、つまり今通常国会において皇室典範改正案を提出して小泉総理の任期中に成立をさせようという政治日程が今回の動きの中ではるかに先行していたような印象があるわけでございます。皇室典範の改...全文を見る
○神風分科員 そこで、この有識者会議のメンバーについてでありますが、メンバーは十人の有識者の方々が名を連ねられているわけでございますけれども、このメンバーの方々というのは、どういった基準であるいはどういう理由でだれがお決めになったのか、あるいはどなたかの御推薦によって決められたの...全文を見る
○神風分科員 それでは、この十人のメンバーの中で、日本の皇室の伝統や歴史についての専門家の方というのはどなたになるんでしょうか。
○神風分科員 橋本元総理も、この有識者会議のメンバーについて、果たしてあの人たちが本当に国民を代表する人選だろうかと強い疑問を表明しておられるわけでありますが、これについて、安倍官房長官、御感想をお聞かせいただきたいと思います。
○神風分科員 この有識者会議の開催状況についてでありますが、平成十七年の一月の二十五日に第一回目が開催をされて、それから十一月の二十四日までの間に十七回の会議が開催されたということであります。  各メンバーの出席状況というのもいただきましたが、全回出席の方、あるいは一番少なくて...全文を見る
○神風分科員 ということは、今回のその有識者会議の審議時間、トータルでいうとおおよそ三十四時間であるという理解でよろしいですか。
○神風分科員 今回の有識者会議の議論の中で、皇位継承の安定性に重点を置いて、歴史観であるとか、あるいは国家観といったものを余り考慮されずにこの案が作成されたというような言及があったわけですが、なぜ歴史観であるとか国家観について考慮をされなかったのか、その点を教えていただきたいと思...全文を見る
○神風分科員 今回、皇室の御意向あるいはお考えはお伺いをしていないわけですが、これについては、なぜそういう措置をとられたのか。もともとは九七年にそういったいろいろな方策を調査するようにというような指示を出された橋本元総理も、皇室の意見を聞かないということに対しては無礼であり少なく...全文を見る
○神風分科員 少し皇室会議について伺いたいと思います。  皇室会議の議による審議事項として皇位継承の順序変更等というものがあるわけでございますし、また皇室会議には皇族の代表がお二人入っていらっしゃるわけでありますから、今般の皇室典範の改正においても、本来であれば、皇室会議を開い...全文を見る
○神風分科員 今後、皇室会議にこのような権限を持たせて、例えば皇室典範の改正といったような場合には皇室の御意向を伺うというお考えはございますでしょうか。安倍官房長官にお願いしたいと思います。
○神風分科員 昨年の七月の二十六日の有識者会議では、女性・女系天皇容認ということと、旧皇族復帰による男系男子維持の両論を併記した論点整理というものが公表されていたと思います。にもかかわらず、わずか三カ月後の十月の二十五日には、吉川座長が、旧皇族の復帰について現代に受け入れられるか...全文を見る
○神風分科員 今回の議論の中で、よくかぎ括弧でくくった形で女性・女系天皇という表現が使われるわけであります。これはマスコミの表現の仕方にも随分大きな原因があるのかなと思うわけでありますが、女性・女系天皇という形で一くくりに表現をされますと、大半の国民の皆さん方は、単に女性の方が天...全文を見る
○神風分科員 新聞各紙の世論調査を見ても、女性・女系天皇を容認するかという設問に対して、昨年の十一月時点で賛成の方が七七%、反対が六%であったものが、ことし二月の二日から五日にかけて実施された調査によると、賛成が六三%で一四%低下をしている、また反対が二一%、つまり三倍以上、一五...全文を見る
○神風分科員 今回の一連の議論の進め方について、それを見てみますと、やはりこの天皇制というものを制度としてあるいはシステムとして維持していこうという視点のみから、いわばやはり初めに結論ありきの中で議論が進められているというように思えてならないわけでございます。  つまり、現状の...全文を見る
○神風分科員 ありがとうございました。
03月23日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  久しぶりに農水委員会で質問をいたしますが、きょうは、一般質疑ということで、国営土地改良事業を中心に質問をさせていただきたいと思っております。  私ごとで恐縮でありますが、私の生まれは茨城県というところでございまして、まさに農業県で...全文を見る
○神風委員 今、お手元に資料をお配りしているかと思いますが、そちらの写真をごらんいただきたいと思います。  この写真というのは、まさに昨年の平成十七年四月十三日の農水委員会において、農業経営基盤強化促進法の一部改正法案の審議に際して、参考人としてお越しをいただきました福島県の大...全文を見る
○神風委員 私は大臣にその見解を伺ったわけでありまして、引き続き伺いますが、写真で判断できなければ現地に行っていただきたいと思うわけであります。  逆に、それではこの農地で何の作物がとれるとお考えですか。
○神風委員 実際にここで栽培をされているのはソバ、あとはタラの芽だけで、だけというかそれくらいしかつくれない状況であります。  四番目の写真が実際に遠藤社長が栽培をされているタラの芽の写真でありまして、やっとことしで三年目になってこういう状況になっている、ここまでするのに、先ほ...全文を見る
○神風委員 こうした農地を貸し付ける場合には、少なくとも作物がとれるような状態で、開墾費用とかも民間企業の負担ではなくて、きちんと整地をした上で貸し付けるべきであろうと思うわけでございますが、それについてはいかがですか。
○神風委員 というと、この状態というのはそれに合っているとお考えですか、今の写真の状態というのは。
○神風委員 今の答えを聞きまして、本当に農水省の方というのはどういう感覚を持っているのかと疑うわけでございます。  こうした遊休農地のうち、こういうふうに、農業上の利用の増進を図る必要がない、あるいはもう図れないというような判断を下された場合には、ある意味で、例えばグリーンツー...全文を見る
○神風委員 今の大建工業さんが一番今苦労されている面というのは、やはりお金の面、資金面でございます。  そういう意味で、農業に参入をしたこういった建設会社のような場合、低利であるとか、あるいは無利子の農業資金を借りたくてもなかなかそれが借りられない、あるいは金融措置が何もないと...全文を見る
○神風委員 認定農業者になればということでありまして、例えば大建工業さんの場合にもそういうことをほとんど最初は御存じないわけであります。ですから、昨年の九月にできたというパンフレットも見せていただきましたけれども、いかにそれを周知徹底させるかということが必要であろうかと思いますし...全文を見る
○神風委員 この農業経営基盤強化措置特別会計、先ほど申し上げたとおり予算の執行率が非常に低い、異常に低い、ある意味では隠れ予算と言ってもいいような特会であったわけでありまして、そうした批判が非常に多い中で、逆に食管の特別会計と一緒にする中で、最初に特会の確保ありきという中でこれが...全文を見る
○神風委員 基本的には、やはり行政改革という観点からいえば、一般会計に戻すのが筋であろうかと思うわけであります。  昨年の十月三日の予算委員会でも、民主党の松野議員がその点を当時の岩永大臣に随分指摘をしていたところでございますが、一般会計にするつもりというか、検討ということは文...全文を見る
○神風委員 この新しい特別会計の規模は幾らになりますか。
○神風委員 この特別会計の問題というのはこれからもいろいろ質問をさせていただきたいと思っているわけでありますが、きょうは少しまた話を土地改良の方に戻したいと思っております。  お手元の方にB4判の表の資料を二枚お配りしているかと思いますが、これはちょっと私がこれまでの間、いろい...全文を見る
○神風委員 これが十年経過せずに、五年であるとかあるいは六年であればわかっていたわけですよね。いかがですか。
○神風委員 というと、十年たつとそれはデータを消却するわけですか。消滅してしまうわけですか。いかがなんですか。
○神風委員 そうすると、その後、その事業の成否というか、その成果をどうやって農水省としては検証されるんですか。全くデータがない状況で、三十年、あるいは、何千億円、一千億円以上かけている国営土地改良事業というのも相当多いわけでありまして、その検証というのは、もうそれ以降なされないと...全文を見る
○神風委員 大臣、この点、どういう御見解でいらっしゃいますか、どういう感想をお持ちですか。
○神風委員 それでよしとされるお考えですか、そういう状態がいいんだと。しかし、今これだけパソコンも発達している、データの保存なんというのは何十年でもとっておけると思いますけれども、それで十年間たったらばデータを消却してしまう、後はもうそれについて何ら検証はできないんだという体制で...全文を見る
○神風委員 いや、直接結びつかないといっても、それではどうやってそれを検証されるわけですか。どれくらいの経費がかかって、どれくらいの効果が上がったのかということを、二十年後、三十年後に調べたいと思ったときには、その検証の仕方というのは全くないわけでしょうか。
○神風委員 少し以前は悪徳リフォームというのが話題になりまして、今は耐震偽装というのが非常に社会的な問題になっております。そういう意味では、この国営土地改良事業をマイホームの建築に例えれば、最初、工期が三カ月であったものが一年に延ばされて、しかも、設計が当初の四分の一ぐらい削られ...全文を見る
○神風委員 土地改良の場合は、一般の公共事業とは違うわけですよね、性格は。一つには、事業の発意が受益農家であるということ、もう一つは、公共事業でありながら受益者負担を伴う、この部分が普通の公共事業とは全く違う。  そういう中で、先ほどもお話ししたように、福島県の例えば母畑地区で...全文を見る
○神風委員 この国営土地改良事業、土地改良事業の場合、三分の二の同意が得られればそれで強制的にその事業をされてしまう、中には、反対をしていても強制的にそういう負担を押しつけられる農家が非常に多いわけでありまして、幾ら何でも当初の五倍、そういった金額の負担を強いられる、しかも、それ...全文を見る
○神風委員 この土地改良についても、正確な実態調査がいろいろな面で必要であろうかと思っておりますので、ぜひそういった実態の調査を進めていただきたいと思うわけであります。  そして、そういった実態調査をしないで、逆に言えば、平成五年度から平成十八年度の十四年間において総額四十一兆...全文を見る
○神風委員 ちょっと時間がなくなってしまいましたので、最後に、農水省の中で、土地改良の完了の日というのは一体いつ来るんだろうかということが非常に疑問であるわけです。ある意味では、土地改良を日本全国やってもアメリカの生産性の向上には遠く及ばないわけでありますし、では、生産性の向上を...全文を見る
○神風委員 一番肝心なのは、生産性の向上云々よりも、農業所得あるいは農家の所得がどれだけそれによってふえるかということが一番大事な視点だと思いますから、ちょっともうきょうは時間がなくなってしまいましたので、また改めて時間をいただいて質問をさせていただきたいと思います。  ありが...全文を見る
04月21日第164回国会 衆議院 安全保障委員会 第7号
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○神風委員 おはようございます。民主党の神風英男でございます。  本日、防衛庁設置法の一部改正ということでございまして、質問させていただきたいと思っております。  きのう、二月の予算委員会に引き続いての質問からということでお話ししていたんですが、時間がなくなるといけませんから...全文を見る
○神風委員 今のお話ですと、有効に機能していると。ですから、分けたことによって、現状で何か問題があるんでしょうか。あるいは、分けたことによって役所の中で、使い勝手が悪いとか、何らかの不都合が発生しているということがあるんでしょうか。
○神風委員 今、英米のお話が出たわけでありますが、まさにこの九八年、調達背任事件が起こった後の改革の方向の中でもその例が取り上げられております。米国においては、監査、いわゆる原価計算、日本でいう原価計算が極めて重視されており、契約を締結する部門とは独立して、調達契約に関する原価計...全文を見る
○神風委員 そういうと、やはり何か、今回の法案というのは非常に不思議な感じがするわけですね。装備本部の新設の中で、これまで分けていた契約部門と原価計算部門をあえてまた再統合しようと。  しかも、今回、施設庁の方でああいった官製談合事件が起こって、先般、談合再発防止に係る抜本的対...全文を見る
○神風委員 多少昔の話についても伺いたいわけですが、調本事件が起こって、当時、調本の天皇であるとかあるいは原価計算の神様と呼ばれた上野さんという当時の副本部長さんがいらっしゃった。この方が原価計算の基準作成と契約実務をやっていて、その方に集中してしまったと。この原価計算の基準作成...全文を見る
○神風委員 その当時の体制でも、ほかに四人の副本部長さんがいらっしゃったわけですよね。この四人の副本部長さんというのは、当時のその上野さんのいわゆる専横ぶりというんでしょうか、それに対して何ら対応することができなかったんでしょうか。
○神風委員 私はこの実務経験というものがないものですから、この職場の実態がよく、いま一つつかみ切れないというか、わからない部分があるんですが、ちょっと類推しますと、原価計算の基準作成業務というのがある意味では一番技術を要するというのかキャリアを要するというのか、そういうポジション...全文を見る
○神風委員 今回の改正案の中でも、基準作成の副本部長さんだけは別枠で設置をされる形になるわけですが、想像すると、やはり基準作成の方に権限が相当集中するのではないかなという気がするわけであります。これまでは、少なくとも組織として原価計算と契約実務が分かれていたわけでありますけれども...全文を見る
○神風委員 そのリスクを負っても、やはりライフサイクルコストからの要請がそれは強いということですか。今のお話を伺っても、私は、同じ組織になれば、それは情も移るし、いろいろな面で、組織が別枠であったときに比べればそういう相互牽制機能というのはやはり減ずると思うわけですよ。ただ、その...全文を見る
○神風委員 先ほどアメリカの話が出ましたけれども、アメリカでは今でも分かれているわけですね。国防兵たん庁と国防契約監査庁に分かれている。分かれていながら、ライフサイクルコスト管理は先進的になされているわけですよね。それがなぜ日本ではできないのでしょうか。
○神風委員 それにあわせて、ライフサイクルコスト管理ということであれば、むしろ技術研究本部、技本といわゆる原価計算部との統合の方が急がれるはずではないかなと思うわけでありますが、実際には、平成二十一年まで待たないと技本の開発部門が統合されないということになっているわけです。これは...全文を見る
○神風委員 今、CX、PXの開発の途中であるからというお話であったわけです。であれば、組織をいじるという問題はあるのかもしれませんが、なおさらライフサイクルコストの管理の面から統合された方がいいのではないかなと。  逆に、CX、PXの開発に当たっては、このライフサイクルコスト管...全文を見る
○神風委員 これまでの議論を聞いていても、技本と原価計算部を統合することは非常に私も納得はいくんですが、契約本部というのは別個の組織にしておいた方が本来的にはやはり相互牽制機能というのは働くんだと思うわけです。  逆に言うと、ライフコスト管理の面から、何で契約本部まで統合しない...全文を見る
○神風委員 防衛庁長官、今の点はいかがですか。防衛庁長官の御見解を。
○神風委員 なかなか納得しづらい面もあるんですが。  ちょっとライフサイクルコスト管理の面で伺いたいんですが、例えば、今、F15の近代化改修というのをやっていますね、一機当たり五十億円かけて。これはライセンス生産ですから、一機当たり今百十億円。その中で一機五十億円かけて近代化改...全文を見る
○神風委員 ちょっとF2の問題もあわせて伺いたいんです。  F2、政治的な話はこの際わきに置いておいて、日米共同開発案の中でF15、16、FA18、これらが一応選定をされて、その中からということに決まってF16という形になったわけですが、なぜこのF16になったのか。  このF...全文を見る
○神風委員 今のお話では、F15か16という形で選定がされたということでありますが、これは、例えば三菱重工など五社から成るFSX民間合同研究会の調査報告書ではFA18が一番最適であるという判断であったわけですよね。結構、専門家の中でも多くの方が、このFA18の方が改造には適してい...全文を見る
○神風委員 それに対しては、装備本部としては、何ら介入するというか関与する余地はないという理解でよろしいんですか。
○神風委員 ちょっと防衛庁長官に伺いたいんですが、このF2、当初の計画段階では開発費として千六百五十億円、最終的にはこれが三千二百七十四億円になってしまった。また、一機当たり当初五十四億円の予定であったものが百二十億円。いわばF15を超える高価な飛行機になってしまった。調達の導入...全文を見る
○神風委員 今の現場の声、パイロットの声というのは、あくまでもそれは装備をつけないで飛ぶとあの飛行機はいい飛行機だということであって、装備をつけるとあの飛行機は相当に無理がある飛行機であろうというのが大方の専門家の認識でありますから、その点だけは御認識をいただきたいなと思います。...全文を見る
○神風委員 先ほど佐藤議員からもコスト削減目標を設定するべきだというようなお話がありましたが、仮に装備本部が新設をされてそういったコスト管理ができた場合、逆に想定としてどれぐらいの全体としてコスト削減ができるだろうという予測なのか、その点を教えていただきたいと思います。
○神風委員 わかりました。  次に、今回の改正によって、米軍施設・区域に係る事務のうち、防衛及び警備の見地から特に重要な事項についての企画立案事務は防衛庁内部部局の所掌事務になるとされるわけですが、この特に重要な事項というのは、具体的にその内容は何なのか、またどういう範囲なのか...全文を見る
○神風委員 昨年九月二日に、海上自衛隊の岩国基地で、解析隊新庁舎が建設費約六億円をかけて完成して本格稼働をした。ただ、この解析隊は特殊任務を担う飛行隊であり、新庁舎には同飛行隊が収集したデータ分析を行う装置も設置されている。ところが、そのわずか二カ月後の十月二十九日、いわば日米安...全文を見る
○神風委員 こういった事態になったのは、防衛庁と施設庁との関係の問題であるのか、あるいは防衛庁と米軍との連携のミスなのか、その点はいかがですか。
○神風委員 今回、中央即応集団がつくられて、司令部が朝霞の駐屯地に置かれる。私の選挙区でもあるんですが、そちらに約二百人の司令部付隊ができるということでありますけれども、米軍の再編中間報告では、この中央即応集団をいわばキャンプ座間に設置するとされている。朝霞駐屯地で発足しながらも...全文を見る
○神風委員 余りそういう税金の使い方はしてほしくないな、やはりきちんと目的と使い道が合致するような形でこれは使っていただきたいなと思いますが、長官いかがですか、今の件について。
○神風委員 ぜひそうしていただきたいんですが、同時に、防衛庁として〇七年度中に施設庁を解体して防衛庁本庁に吸収する方針を既に固めているということであるわけでありまして、施設庁解体ということになれば、そもそも論で言えば、この防衛庁設置法の一部改正案についても、なぜ今ここで議論しなけ...全文を見る
○神風委員 最後に長官に伺いたいんですが、例の二月の予算委員会の施設庁の官製談合事件をめぐる集中審議においても、長官は、防衛庁の省昇格について、昇格は検討しなければいけないが、その前に再発防止策を立てて、国民の信頼を得ることが第一だと述べられていて、防衛省設置法案の今国会提出は困...全文を見る
○神風委員 ありがとうございました。  時間が参りましたのでこれで質問を終わりますが、会計検査院の方には、お越しいただいたのに、ちょっと時間がなくなりまして、申しわけありませんでした。ありがとうございました。
04月26日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  本日は、参考人の皆様方には、大変お忙しい中、また遠いところをお越しいただきまして、本当にありがとうございます。時間も限られておりますので、早速質問の方に入りたいと思います。  まず、福西参考人にお伺いしたいと思いますが、集落営農が...全文を見る
○神風委員 先ほどのお話の中でも、集落営農と個別の担い手農家、認定農業者であるとかあるいは規模拡大を図っていくような農家との競合というのは現状ではないというお話でありましたが、これは全国的に見ると、結構いろいろな地域でそういう問題が起こっているのではないかなという気がしておるんで...全文を見る
○神風委員 先ほどのこちらのパンフレットを拝見しますと、農家数六十九戸で、専業農家は一戸、残り第二種兼業農家が六十八軒ということでございますから、そこに参画をされている大半の農家というのは、農外収入が一番大きな収入になっている。ある意味では、他産業並みの生涯賃金を獲得するという法...全文を見る
○神風委員 ありがとうございました。  次に、土門参考人にお伺いしたいんですが、土門参考人の場合には、農水省からまた実際の農業に携わられることになったというお話でございますが、先ほども時給についての、時間給約千円であるといったお話があったんですが、この時給についての概念、あるい...全文を見る
○神風委員 先ほどのお話の中でも三ヘクタールぐらいの農地を耕作されているということでありましたが、必ずしも大規模とは言えないわけでありまして、今でいえば、五ヘクタール以上、あるいは十ヘクタール以上でないと、なかなか専業でできないというお話が通常聞かれるわけですが、そういう中でどう...全文を見る
○神風委員 ちょっと、かつて農水省にいらっしゃったということも含めて伺いたいんですが、所得補償の財源としてどれぐらい必要だと考えていらっしゃいますか。
○神風委員 ありがとうございました。  時間が参りましたので、これで終わります。
05月17日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○神風委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出、農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律案等三法案に反対、山田正彦君外四名提出、食料の国内生産及び安全性の確保等のための農政等の改革に関する基本法案に賛成の立場で討論を行います。  政府案に反対する...全文を見る
05月30日第164回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  まず最初に、前回、四月二十一日の安保委員会に引き続いての質問から始めたいと思うんです。  昨年の九月に、海上自衛隊岩国基地で、解析隊新庁舎が完成をして本格稼働した。ところが、そのわずか二カ月後の十月二十九日には、いわゆる2プラス2...全文を見る
○神風委員 いや、その原因について伺ったのであって、どこら辺に行き違いの問題があったのか。  加えてお尋ねいたしますが、例の陸上自衛隊の中央即応集団、これについても、中間報告の後にキャンプ座間に移転になるということが発表されたわけでありまして、まずは朝霞の駐屯地で発足をしながら...全文を見る
○神風委員 そもそもこの在日米軍の再編というのは、米軍の世界的なトランスフォーメーション、いわゆる米軍再編に合わせて実施をされることになったと伺っておるわけですが、では、もともと米軍のトランスフォーメーションとして実施を予定していた部分、その範囲というのはどの部分で、逆に言います...全文を見る
○神風委員 ちょっと答えになっていないんですが。  それではまた伺いますが、アメリカのシンクタンクのランド研究所が二〇〇一年に、アメリカの空軍の委託によって「米国とアジア—新たな米戦略と戦力態勢に向けて」というリポートをまとめて、公表している。その中で既に、グアムをアジア全域へ...全文を見る
○神風委員 米軍再編の機会をとらえて沖縄の負担を軽減させるというのは非常によく理解できるわけでありますが、その費用の分担についての原理原則、どういう原理原則でそれを分担していこうとされているのか、その点、長官の方からお答えいただきたいと思います。
○神風委員 ローレス国防副次官が示された在日米軍再編の負担総額は三兆円近くに上るという見通しについて、これはアメリカの国内世論を意識した発言で、実際の金額はもっと少なくなるということが言われておるわけですが、実際のアメリカの国内世論という存在でありますけれども、一体どんな反発とい...全文を見る
○神風委員 今の回答のとおりではないかなと思うんです。これまでの日米間の経済摩擦についても、日本の方は非常にマスコミで騒がれるわけでありますが、アメリカ国内ではほとんどその存在すら知らないという状況があるわけでありまして、その点、冷静に対応をぜひお願いしたいと思うわけであります。...全文を見る
○神風委員 四月二十四日の内外情勢調査会の講演で防衛庁の守屋事務次官が、グアム移転経費を除き八年間で二兆円と試算をしていると述べたそうでございます。合計では約二兆七千百億円で、ほぼ三兆円になるわけでありますが、これは、ある意味で防衛庁内で既に積算あるいは試算がされているということ...全文を見る
○神風委員 そもそも今回の在日米軍再編についても、二〇〇四年の九月に守屋次官が小泉総理に、この米軍再編の機会をとらえて沖縄の負担を軽減させましょう、そういった訴えによって動き始めたということも聞いているわけでありますが、ある意味でその一番のキーパーソンであるわけであります。  ...全文を見る
○神風委員 ぜひ委員長にも、その点、御配慮の方、お願いしたいと思います。  今回、米軍の抑止力の維持また地元の負担軽減ということが大きな柱となっているわけでありますが、やはり同時に、自衛隊と米軍の統合化、一体化という状況も相当部分、今回の点で進展をしていくのであろうと予想がされ...全文を見る
○神風委員 今のお話ですと、ミサイル防衛だけに限らずすべてにおいてということでよろしいわけですね。
○神風委員 今回の在日米軍再編については、恐らくアメリカと日本との同盟関係に相当な質的な変化をもたらすものになるんだろう。つまり、アメリカ側のある意味で意図によりますと、日本に日米両軍の頭脳部が置かれることによって、結果的には我が国がアジア太平洋から中東、東アフリカ沿岸に至るアメ...全文を見る
○神風委員 今回の米軍の再編は、単に基地が再編されるという現象ではなくて、ある意味で、日米安保改定後、同盟関係の最大の転換であると思うわけであります。そうした本質的な認識を持たないままに基地再編という矮小化した議論に終始することは、過去に大きな禍根を残す結果になっていくのではない...全文を見る
○神風委員 どうもありがとうございました。
05月31日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○神風委員 おはようございます。民主党の神風英男です。  前回、三月の二十三日に、一般質疑の中で国営土地改良事業の問題について質問をしたわけでございますが、質問し切れなかった部分が相当あったものですから、本日はそれに引き続く形で質問をしたいと思っております。多少の繰り返しになる...全文を見る
○神風委員 そういう形で、ヒアリングなり、あるいは現場をごらんになったのであればわかると思いますが、あの状態は農地と呼んでいい状態なんでしょうか。
○神風委員 その先般の参考人質疑のときに、ほかにもワタミファームの武内社長も指摘をされていたわけでありますが、国営事業の大規模開発では、工事完了後も放置されたままの未利用地が多く、そこでは開墾が必要な状態で、そうした開墾費用と時間の負担が非常に大きいということをおっしゃられていた...全文を見る
○神風委員 そうしますと、例の雄国山ろく地区、あそこに最初に入られた遠藤社長は、最初から、工事完了の時点からああいう状態であったということをお話しされているわけでありますが、その場合、だれが一番責任があると言える状態なんでしょうか。発注者側というのは、あの場合だれになるということ...全文を見る
○神風委員 というと、あの現状の場合というのは、設計段階がああいう設計であって、設計に問題があったということなのか。それともう一つ、検査をするというのはだれが検査をされるんですか。
○神風委員 というと、最初の設計段階で石れきとかああいうものを除去する必要がないという設計になっていたという理解になるわけですか。
○神風委員 現場をごらんになったのであればわかると思いますけれども、五センチどころか十五センチ、二十センチの石がごろごろしている、そういう状態ですよね。ごらんになったわけですから、それは御理解いただけると思うんですが。  というと、最初の段階でもうそれはそういう計画であったとし...全文を見る
○神風委員 あそこで耕作されている遠藤社長というのは、あそこで生まれ育って、あそこの開発に実際に御自身で携われてきた方。ですから、完了した時点の現状というのをよく把握されている方であるわけですよ。その方が、今あそこでアグリ特区という形で入られて耕作をされている。ただ、その完了した...全文を見る
○神風委員 ちょっと今おっしゃったような内容がなかなか現場の方では浸透し切れていない部分もあるようでありますから、ぜひその対応の方もお願いしたいと思うんです。  あわせて、今の雄国地区の場合には、結局、全体の三割に相当する五十八ヘクタールが遊休農地となってしまって、平成十五年か...全文を見る
○神風委員 一般企業の農業参入という形で進められているわけでありますが、実態としては、先ほどのワタミファームの武内社長もおっしゃるように、新しく参入する会社にとって開墾が必要な状態である農地がほとんど、ほとんどと言っていいかどうかわかりませんが、それが大半、かなり多いというのが現...全文を見る
○神風委員 この地域だけに限らず全国的にそういった問題というのは相当あると思いますので、ぜひ前向きな御検討をお願いしたいと思います。  あとは、土地改良事業のある意味でそもそも論についてお聞きしたいんですが、遊休農地、耕作放棄地の問題でございます。  土地改良事業によって農地...全文を見る
○神風委員 今のは、過去十年間、文書の保存期間がある中でのデータですよね。そうではなくて、全体のデータを教えていただけますか。
○神風委員 これは、平成十六年五月十八日の第十一回食料・農業・農村政策審議会企画部会でのやりとりでありますが、やはり森本専門委員から同じような点を指摘されて、宮本農村振興局計画部長が、「基盤整備したところで耕作放棄がどれだけ発生しているかはちょっとデータとしてはございません。」そ...全文を見る
○神風委員 今のは中止になった事業であって、先ほど申し上げたように、雄国山ろく地区でも、全体の三割というのは耕作放棄で造成したにもかかわらず使われていないわけですよね。そういうところが相当ある。ワタミの社長さんに言わせれば、そういうところの引き合いが相当来ているということであるわ...全文を見る
○神風委員 すべて文書の保存期間が十年という規定に基づいているようでありますけれども、農林水産省の行政文書管理規則、保存期間が満了した行政文書の取り扱い、第五十一条、「保存期間が満了した行政文書は、保存期間を延長し、又は国立公文書館へ移管するものを除き、廃棄する。」という形で書か...全文を見る
○神風委員 ということは、これは廃棄をしなければならないという規定であって、廃棄をしているということは、それは農水省の中で断言できるわけですね。
○神風委員 かつては永久保存というような形もあったものが、今は三十年に短縮をされている。全体的にもその保存期間というのが、平成十二年からですか、短くなっているようでありますけれども、今御指摘をしたように、一体幾ら税金を土地改良にかけていて、一体どれぐらい無駄になっているのかという...全文を見る
○神風委員 いや、私もすべての文書を永久に保存しておいてくれと言っているわけではなくて、少なくともこれまでどれぐらいの予算、費用、経費をかけて土地改良を行いながら、それがどれだけ無駄になっているのか、あるいはどれだけ有効に使われているのかを把握していただけるぐらいの資料は保存して...全文を見る
○神風委員 いや、簡単に言えば、一方で耕作放棄がそれだけふえている中で、農地造成をする必要というのがあったんですか。
○神風委員 この第四次の土地改良長期計画は四年早めて平成十四年度で打ち切られて、十五年度から十九年度までの五年間の新たな土地改良長期計画が作成をされたということでありますが、その第四次長期計画との整合性というのが、資料を見ていてもこれは全くわからないわけであります。  例えば、...全文を見る
○神風委員 非常におかしな、投資額が進捗率で八二%、使った額が進捗率というのは、普通民間企業では逆立ちしても考えられないようなことではないかなと思いますが、八万二千ヘクタールはそれで完成されているわけですか。
○神風委員 計画の期間が十四年間、投資額も一兆四千百億円と決まっていて、十万ヘクタールを造成するという目標で、進捗率、投資額にしても八二%、もう予算を使っているわけですよね。その中でなぜそういう状況になるんですか。
○神風委員 諸般の情勢を言い出せばそれは切りがないわけでありまして、もう計画自体に問題があったという認識はありませんか。
○神風委員 ちょっと時間がなくなりましたので、最後にまた伺いますが、では、その十万ヘクタールの目標をこれからどうされるおつもりなんですか。これから十万ヘクタールやはり必要であるから、今二万三千ですか、それしかできていない、残り、造成をするということなのか、あるいはこれでやめるとい...全文を見る
○神風委員 時間が来ましたので、終わります。
06月06日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○神風分科員 民主党の神風英男でございます。  今の松原議員の質問に引き続きまして、改正道路交通法のことについて質問をいたしたいと思っておりますが、多少繰り返しになる点は御容赦をいただきたいと思います。  まず、今お手元の方にちょっと写真のコピーを資料としてお配りしているかと...全文を見る
○神風分科員 こちらに駐車違反取り締まり件数の推移という統計があるんですが、これを見ますと、平成三年のとき、駐停車違反というのが三百十二万二千二百二十四件であったものが、平成十五年に百六十八万四千二百六十八件に減少している。また、そのうちの放置駐車違反が、平成三年が二百八十五万三...全文を見る
○神風分科員 そういう中で、六月の一日からまさに改正道路交通法が施行になったわけでありまして、地元で皆さん方とお話をしていると、非常に疑問であったりあるいは不安に感じている部分が多いわけでございまして、きょうはそういったところをぜひ正確にお答えいただきたい。また、そういった旨を私...全文を見る
○神風分科員 今のお話ですと、それは事前に許可をとっていなければ、つまり、その場で何らかの事由を申し立てて、それが認められるということではない、そういうことでよろしいですか。
○神風分科員 今回、一般のドライバーの皆さん方も影響をもちろん受けるわけですが、最も影響を非常に受けるのが運送業界の方でございまして、今回、きょう質問するに際しまして地元の運送業者の方々にいろいろと御意見を伺ってきたんですが、やはり一番強い意見が、一般ドライバーと事業用ナンバー、...全文を見る
○神風分科員 それでは、ある意味ではわずか二・五%の青ナンバーの業者が、荷物の搬送等のために、そういった駐車のために引き起こしている渋滞というのはどのぐらいの割合になるのか、もしデータがあればお示しをいただきたいと思います。
○神風分科員 ちょっと委員長にお伺いしたいんですが、今回の業者へのヒアリングの中でおおむね大方の皆さん方がおっしゃっていたのが、荷物の運搬では大体十五分あれば大体の作業は完了するんだと。だから、青ナンバーについては十五分の時間の余裕というものを考えてもらえないのかという御意見が非...全文を見る
○神風分科員 今の委員長の御答弁の中にもありましたけれども、貨物の積みおろしであれば五分以内であれば認められるということで、この点、いろいろ警察の方とかにも御意見をお伺いしているときに、よく勘違いをされているというか、私もよくわからなかったんですが、この道路交通法の定義で、第二条...全文を見る
○神風分科員 今のに関連して伺いますが、そうしますと、これから警察官の取り締まりの方法というのは、これまでのようにやはりチョークを使ってやるのか、あるいは、もうそれは民間の駐車監視員と同じような手法に変わるのか、その点はいかがなんでしょうか。
○神風分科員 多少細かな質問で恐縮なんですが、民間の駐車監視員の場合には、今おっしゃったような形で、写真を撮って、そのデータを警察の方に送って、ステッカーが送られてきて、それを張る。ただ、警察官の場合には、その手続というか、それはないわけですよね。だから、逆に言うと、私が伺いたい...全文を見る
○神風分科員 あと、これは先ほど松原議員も伺っていた質問でございますが、委員長にあえて御所見を伺いたいわけでございますが、郵便小包の集配車については今回駐車規制の対象外となっているわけでありまして、そこで、宅配便業者との不公正、不公平というのを非常に感じるわけでございます。この点...全文を見る
○神風分科員 今回導入されました民間の監視員、ある意味でこの方々の放置駐車の取り締まりのノルマというのはないという形で伺ってはいるんですが、逆に、民間監視員導入によって、駐車違反取り締まり件数というのはどの程度増加をすると予想されていますでしょうか。
○神風分科員 都道府県は今回の新しい制度によって放置違反金という新しい収入が得られるわけでありますが、それが民間の委託会社への委託料の財源になると聞くわけでございます。  そうなりますと、取り締まり件数が余りないということになると、放置違反金の収入が減ってしまう、なくなってしま...全文を見る
○神風分科員 当初想定していなかったことが起こり得る可能性というのは十分あると思いますので、その点、十分な御検討をいただきたいなと思うところでございます。  また、先般の、これは五月三十一日の朝日新聞に載っていた記事でありますが、警察から任務を託された全国の七十四法人にアンケー...全文を見る
○神風分科員 民間の委託先が天下りの温床になるというおそれが、道路交通法が改正された平成十六年の国会審議でも既に指摘をされておって、当時の小野国家公安委員長も、警察に都合のいいところに委託できない仕組みとすることと、委託手続の透明性を確保することが重要だと答弁しているようでありま...全文を見る
○神風分科員 時間が余りありませんので、最後の質問になるかと思いますが、結構地元の皆さん方も疑問に思っていた点で、放置違反金について最後に伺いたいんですが、この放置違反金、逆に、出頭して反則金を払うと違反点数が加算されるわけでありますが、ある意味では、使用者として放置違反金を納付...全文を見る
○神風分科員 今回の改正道路交通法は、多くの皆さん方、市民に直結してくる課題でありますので、ぜひ柔軟な対応を推移を見きわめながら進めていただきたいと思っております。  ありがとうございました。
06月08日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第6号
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○神風委員 おはようございます。民主党の神風英男でございます。  先日、五月三十一日に農水委員会で国営土地改良事業について質問をいたしましたが、本日は、それに引き続く形で質問をしていきたいと思っております。  まず最初に、今回の特別会計の改革の中で、国営土地改良特別会計につい...全文を見る
○神風委員 先般の農水委員会で、国営土地改良事業によって一体どれぐらいの農地を造成しながら、そのうちどれぐらいが遊休農地化をしているのか、どれぐらいの面積で、どれぐらいの割合であるのか、全国的にその総計を示していただきたいという形で質問をしたわけでありますが、その回答としては、土...全文を見る
○神風委員 同様に、これも先般の農水委員会で、第四次土地改良長期計画について質問をいたしました。  この第四次土地改良長期計画というのは、平成五年度から十八年度、十四年間にわたって総額四十一兆円の事業費で進められたものでありますが、その中の農用地造成事業として、これは一兆四千百...全文を見る
○神風委員 ぜひ御検討の方、お願いしたいと思います。  第四次計画の農用地造成事業十万ヘクタールの目標について、今後どうしていく計画であるのかということを同じように先般質問をしたわけでありますが、それについては、農地の造成目標として、造成面積として平成二十七年までに約一万ヘクタ...全文を見る
○神風委員 最初、平成五年に第四次の計画がスタートして、十四年間という十八年までの目標でスタートして、それが十四年に打ち切られて、その後五カ年の計画に切りかわったわけですよね。これは、土地改良長期計画という形で五カ年の長期計画はある。それでは、その中では、当初第四次計画で示してい...全文を見る
○神風委員 農地造成という対象というか、その作業自体は同じ活動であるわけでありまして、何かお話を伺っていると、ルールが急に変わったから成果がよくわからないというような話に聞こえてくるわけです。  つまり、平成五年から始まった第四次長期計画のときには十万ヘクタールの農地が必要であ...全文を見る
○神風委員 そうしますと、今から振り返ると、第四次長期計画のときの十万ヘクタールという目標というのは、意味がなかったという理解でよろしいんですか。
○神風委員 この第四次の土地改良長期計画によりますと、平成十四年度までの投資額が一兆一千五百二十一億円でありまして、八二%の進捗状況であったわけでありますが、逆に、これから逆算というか推測をしますと、これから一万ヘクタールの農用地をつくっていくということになれば、約五千億円の事業...全文を見る
○神風委員 予算の試算がないということですが、ちょっと財務大臣に御所見を今の件でお伺いしたいと思います。
○神風委員 通常、普通の民間企業であっても何であっても、何らかの計画というか事業をなそうと思えば、どれぐらいの期間で、どれぐらいの目標があって、どれぐらいの経費というか事業費がかかるかという形で算定をされて進められていくと思うんですが、全くそういう構造にはなっていないということで...全文を見る
○神風委員 予算額の目標というよりは、どのぐらいかかるかというお金の手当ての見通しというのは普通あると思うんですが、それは全くないということですか。
○神風委員 ちょっと財務大臣に伺いたいんですが、目標があって、これだけの農地をつくろう、これだけの期間がかかりますよと。その中で、それでは一体どれぐらいの事業費がかかるか。それは、自給率の方が先に決まっていてそれに合わせるだけだから、幾らかかるかは想定できない、こういう状況で、財...全文を見る
○神風委員 それでは、ちょっと改めてまた伺いますが、平成十七年で既に三十八万五千ヘクタールが日本全国で耕作放棄地になっているわけですね。農地でありながらもうつくられていない、それが三十八万五千ヘクタールある。その一方で、新たにそれなりのコストというか事業費をかけて、これから一万ヘ...全文を見る
○神風委員 これまでの話を聞いていても、普通の人が聞いても、三十八万五千ヘクタールも耕作放棄になっている農地が日本全国でありながら、しかもそれがまだ増加をしている状況にありながら、さらに一万ヘクタールをつくると。先ほどの第四次計画の十万ヘクタールの目標ではありませんけれども、この...全文を見る
○神風委員 ぜひよろしくお願い申し上げます。  余り時間がなくなってしまいまして多少中途半端で終わるかもしれませんが、次に、農業集落排水事業について伺いたいと思っております。  この農業集落排水事業については、これまで行政指導によって基本設計の発注先を日本農業集落排水協会、現...全文を見る
○神風委員 行政指導は行われていないということですね。
○神風委員 このJARUSの件については、平成九年当時、知事会、市長会、町村長会、また県、市、町の議長会の六団体から、地方分権に関する国の意見についての問題点の中で次のように指摘をされているわけであります。日本農業集落排水協会による設計指導について、農林水産省はそれは市町村の判断...全文を見る
○神風委員 このJARUSの会員名簿を見ると、正会員として千十団体もの市町村が会員となっているわけでありまして、各市町村が農業集落排水事業を実施しようと思えば、ある意味では、このJARUSに入会しなければならないと思うような節があるのではないかなと思うわけであります。  正会員...全文を見る
○神風委員 あわせて、このセンターの場合には賛助員として企業や公益法人等も入会をされているということでありますが、これは何社ぐらいの会社が賛助員としてここに入会をされているんでしょうか。
○神風委員 これも同様に、例えば地域で農業集落排水事業を行いたい、とりたい、そういう企業がいた場合には、やはりこのJARUSに賛助員として入会しないとなかなか仕事がとれないのではないかというような思いがあるのではないかなと思うわけでありますが、そういったことにはなっていないですか...全文を見る
○神風委員 これは、農業集落排水事業においてJARUSの賛助員の場合と賛助員でない場合、その工事の受注の割合というのはどれぐらいになっているんですか。
○神風委員 この賛助員についても、入会金が三十万円、年会費は十五万円となっておりまして、企業から見れば、やはりこれは大きな負担につながっているのではないかなと思うわけであります。  先ほどの正会員の会費等も含めて、会費、賛助費、入会金の合計が一億二百九十六万円。これは平成十六年...全文を見る
○神風委員 これまでJARUSの歴代の理事長、常勤の理事長というのは構造改善局次長がずっと占めてこられたわけでありまして、それが今年度の総会では東大の教授にかわったということでありますが、ぜひこれからも前向きな検討をお願いいたします。  ありがとうございました。
08月11日第164回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○神風委員 おはようございます。民主党の神風英男でございます。  まず、これまで約二年半にわたりまして、延べ五千五百人の陸上自衛官の皆さん方には、本当に、摂氏五十度を超える厳しいサマワの地で大変な任務を無事に果たされて帰国をされましたことに、心から感謝と敬意を表する次第でござい...全文を見る
○神風委員 いや、今のような答え方をするから、この定義が非常にわかりづらくなってしまうわけであります。  恐らく、私の理解からすれば、この政府の定義を正確に当てはめれば、これはイラク全土が非戦闘地域であるという理解で間違いないことであろうかと思います。それはもう、これまでも議論...全文を見る
○神風委員 この問題は、実は平成十六年の十一月の十日にも、私は当時の大野防衛庁長官に質問をいたしました。結局、イラク全体が非戦闘地域ではないんですかという形で伺ったところ、その長官の答えというのが、「たびたび国会で御説明申し上げております。イラク全体につきましては、治安について考...全文を見る
○神風委員 先ほど来この定義についてはさんざん言及をされておりますから、私が改めてもう言うまでもないわけでありますが、恐らく、政府がきちんと今の現状のイラク全土が非戦闘地域なんだということを明言しないから、これはいろいろなところでやはり混乱が生じているんだと私自身は思います。 ...全文を見る
○神風委員 あくまでもこれは定義として出されているわけですから、私はその定義に照らした場合のことをお聞きしているわけでありまして、それに対してやはり明確にお示しをしていただきたいなと。今後、それを一定の定義として使っていく場合にもそれは必要なことだと思いますが、いかがですか。
○神風委員 ある暴力行為が戦闘行為であるかどうか、その概念に当てはまるのかどうか、そして、その地域が非戦闘地域であるかどうかを判断するのは、防衛庁長官ということでよろしいですか。
○神風委員 このイラク特措法の定義に照らせば、これから航空自衛隊の活動範囲というのがクウェート国内の飛行場施設及びイラク国内の飛行場施設という形で、いわばバグダッドを含めてイラク全土に拡大するわけでありますが、この定義に照らせば、それは正しいというか可能な対応なんであろうかと思う...全文を見る
○神風委員 少なくとも、早急に変更をしていただきたいのは、この用語自体を、戦闘地域、非戦闘地域という用語をちょっと変えていただきたい。どういう言葉が適切なのかは私もわかりませんが、非戦争地域であるとかあるいは非国際紛争地域であるとか、少なくともそういう用語に変えないと、これはいつ...全文を見る
○神風委員 そういう状況下の中で、今回、航空自衛隊の活動が拡大をするわけでありますが、その理由として、「国連からの要請も踏まえ、」となっているわけでありますけれども、これは、国連から具体的にどういう形式でどういう項目についての要請があったんでしょうか。
○神風委員 そこで、空自の役割について少し具体的にお伺いをしたいわけでありますが、これは平成十七年の十二月十九日の本委員会で、額賀長官御自身が、これまでの航空自衛隊の実績として次のように答弁をされております。C130輸送機により、陸自部隊の人員、補給物資の輸送、それから人道復興支...全文を見る
○神風委員 イラク特措法の場合、大きく言えば、イラク国民を対象とする人道復興支援活動と多国籍軍に対する安全確保支援活動のこの二本柱で構成をされていたわけであります。それが今後、陸上自衛隊撤収後において、航空自衛隊の活動というものが多国籍軍支援のための輸送業務が中心となった場合には...全文を見る
○神風委員 そこでお伺いをしたいんですが、八月の四日に閣議決定をされました基本計画の変更、この冊子でありますけれども、その中で、九ページになりますが、「人道復興支援活動に関する基本的事項」の中で、一方、航空自衛隊の部隊については、国連からの要請も踏まえ、引き続き人道復興支援活動を...全文を見る
○神風委員 つまりは、安全確保支援活動もそのまま継続して行っていくという理解でよろしいですね。
○神風委員 この安全確保支援活動の実施要項の中で、物品に関して、先ほども議論になりましたが、弾薬を含んだ武器は輸送を行わないということが規定をされているわけでありますが、これはどのような手続で、どういう確認方法で守られているんでしょうか。
○神風委員 余り十分な回答ではありませんが、時間もありませんので。  航空自衛隊の派遣期間としても、この基本計画の中で本年の十二月十四日までという形で書かれております。これは、この期間ということで、この後は撤収ということになるわけでしょうか。
○神風委員 この航空自衛隊の活動期間について、国連の方からこれは何か要請があったのかどうかということと、もう一点、先ほどの、つけ加えられた航空自衛隊の部隊について、国連からの要請も踏まえ、引き続き人道復興支援活動を実施すると書かれているわけでありますけれども、ある意味で、今発売さ...全文を見る
○神風委員 国連からの要請というのは、何かあったんですか、現時点であるんですか。
○神風委員 航空自衛隊の撤収というのは、恐らく陸上自衛隊以上にそのタイミングが難しい作業になるのではないかなと思うわけでありまして、その点、ぜひ慎重に進めていただきたいと思っております。  ありがとうございました。
09月28日第165回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第1号
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○神風委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、浜田靖一君を委員長に推薦いたします。
○神風委員 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されることを望みます。
10月16日第165回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  前半、官房長官が記者会見のため不在ということでもありますので、まず、確認しておきたい事実関係からちょっと伺いたいと思います。  十三日のアメリカのメディアで、北朝鮮の核実験発表後に実験があったと見られる地域周辺の上空を飛んだ米軍機...全文を見る
○神風委員 これは確認ですが、日米間でこの調査のやり方について相当大きな違いがあるんでしょうか。
○神風委員 いや、調査のやり方というのは、例えばタイミングとか調査の回数とか、そういうものに相当開きがあるのかどうか、ちょっと教えていただけますか。
○神風委員 ぜひ、アメリカの方にもそういった確認をしっかりととっていただきたいなと思うところでございます。  そこで、現在、インド洋において、海上阻止活動として、テロリスト及びその関連物資の海上移動の阻止また抑止のための海上阻止の活動が行われているわけでございます。  こうし...全文を見る
○神風委員 これは、乗船検査というのは一切自衛隊は行っていないということでよろしいですね。
○神風委員 その際、この参加国、武器の使用というのはこれまであったんでしょうか。
○神風委員 これは、参加各国の武器の使用は全くわからないんでしょうか。事務方でも結構ですが、わかりませんか。
○神風委員 それでは、この参加国艦艇が行っている海上阻止活動というのは、いわば臨検という行為に当たるんでしょうか。
○神風委員 臨検に当たるのかどうか、それについて明確にお答えをいただきたいと思います。
○神風委員 今のは臨検に当たるんだと思いますが、長官、いかがですか。
○神風委員 最近、この臨検と船舶検査という言葉が非常に頻繁に登場するわけでありまして、我々も非常に混乱をするわけであります。  一般には、臨検というのは強制力を伴っている、あるいは船舶検査というのはそういった強制力はないんだというような簡単な、単純な区別をされている向きもあるよ...全文を見る
○神風委員 まさに昨日、国連の安全保障理事会で北朝鮮制裁決議案を採択されたわけでありますが、その決議案で、必要があれば船舶検査、この用語も正確にどういう形がいいのかわかりませんが、船舶検査を含む協調行動を求めるとなっているわけでありまして、ここではインスペクションですか、船舶検査...全文を見る
○神風委員 あと、諸外国の場合を教えていただけますか。
○神風委員 これは確認ですが、まさに北朝鮮制裁決議案で採択をされた船舶検査、この強制力というのは国によって違うということでよろしいんですか。
○神風委員 わかりました。  次の質問に入りますが、十月十三日の新聞報道で、ペルシャ湾でPSI訓練が実施をされるという旨の報道がございました。  これによりますと、北朝鮮やイランによる大量破壊兵器拡散を阻止するための米国主導による有志国連合の枠組み、大量破壊兵器拡散阻止構想、...全文を見る
○神風委員 日本のオブザーバー参加というのは、この北朝鮮による核実験実施発表の前からもう既に決まっていたという理解でよろしいんですか。
○神風委員 今回の北朝鮮の核実験実施の発表を受けて、防衛戦略上、何か対応措置というのがとられたのかなと思うわけでありますが、このPSI訓練もその一環であるのかなと思っていたんですが、必ずしもそうではないようでございますけれども、何か防衛戦略上、今回の発表を受けてとられた措置という...全文を見る
○神風委員 先ほど民主党の伴野議員の方からも最後の質問で、外務大臣は、今回の対応に関して周辺事態法でいくような発言があったということでございますけれども、一方、防衛庁長官の方は、周辺事態の認定というのは非常に難しいんだというようなお話でございましたが、長官の認識としては、今回、周...全文を見る
○神風委員 改めて外務大臣にお伺いをいたしますが、たしかきのうあたりの報道でも、周辺事態法でいくんだというようなお話があったと思いますが、いかがですか。
○神風委員 この周辺事態法、もともと北朝鮮あるいは朝鮮半島有事の場合を想定してつくられたものであろうかと思いますが、現在、北朝鮮の実態というのをどう分析されているのか。いろいろ情報があって、我々もなかなかその真相というのがつかみ切れないわけでありますが、今後どのような事態が起こり...全文を見る
○神風委員 官房長官はいかがですか。
○神風委員 まさに備えあれば憂いなしということであろうかとは思います。  そこで、今後、ある意味で、近い将来において、現在インド洋で実施をされている海上阻止活動といったようなことが日本海上においても実施をされる可能性というのは、当然想定をされるものだと思いますが、それについては...全文を見る
○神風委員 もう少し具体的にお答えをいただきたいんですが、現状で、インド洋で海上阻止活動を行っているわけですね。それと同じような事態というのが当然日本海の上でも起こり得る、そのための国連を通じての今の議論であろうかと思いますが、いかがですか。
○神風委員 そのあらゆる角度の中には、当然、日本海での海上阻止活動も含まれるということでよろしいですか。
○神風委員 これは言うまでもなく、日本の防衛上、戦略上の大変大きな環境の変化であろうかと思っております。  連日のニュース報道を見ていても、多くの国民がそういう認識でいるのであろうと思うわけでありますが、政府として、防衛上、戦略上、どれぐらいの重さというか、この環境の変化をどう...全文を見る
○神風委員 この認識に関して、先般、民主党の原口議員が政府の見解を求められました。テロ特措法の一部を改正する法律案の閣議決定時と、現在、特に、北朝鮮が核実験を行ったと発表している状況、十月の六日と十月の九日になるわけでありますが、防衛上、戦略上の環境の大きな変化があったと考えるが...全文を見る
○神風委員 こういうある意味で緊迫した状況の中で我々も今回の法案審議をしているわけでございまして、そこでお伺いをいたします。  この海上阻止活動によって実際に武器、麻薬等の押収が行われていると、具体的な成果について先ほどお話がありましたけれども、さらに、テロとの闘いについて、ア...全文を見る
○神風委員 なかなか直接的な評価というのは難しいのかなとは思います。ただ、この海上阻止活動、本当にどういうスケジュールでいつ終結するのか、その見通し、どう見ておられるのか、官房長官、いかがですか。
○神風委員 このテロ特措法では、対応措置を実施する必要がないと認められるに至ったときには、速やかに廃止をすることということになっているわけでありますが、この対応措置を実施する必要がないと認められるに至った状態というのはどういう状態であるのか。つまり、ある意味ではウサマ・ビンラディ...全文を見る
○神風委員 先ほど防衛庁長官が、当初テロとの闘いがこれほど長く続くとは思わなかったという話を聞きまして、私もびっくりしたんですが、そういう認識であったからこういう状態になっているんだなという、ある意味では納得したようなところもございます。(発言する者あり)いや、こういう延び方が、...全文を見る
○神風委員 実際、イラクの方では多国籍軍が治安維持活動を今でも継続されている。にもかかわらず、陸自の方は撤収の条件をきちんと示して撤収をしたわけでありますが、なぜそれがこの場合にはできないのか、いかがですか。
○神風委員 ちょうど昨年の十月の十七日ですか、同じように私もここで、一年間の延長に関して質問をしていたわけでありますが、これまでの議論を聞いている限り、また来年の十月の十六日か十七日ぐらいに、同じようなむなしい議論が、この委員のメンバーをかえながらも再開されているのかなと、非常に...全文を見る
○神風委員 自衛隊全体の戦力から見ても、必ずしも小さいウエートであるということではないと思います。逆に、今の北朝鮮による環境の変化を考えれば、自衛隊にそれほどの余裕はないというのが実感ではないかなと思うわけであります。現在の国連での議論にかんがみれば、インド洋から海上自衛隊の撤収...全文を見る
○神風委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。
11月02日第165回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  本日は、防衛庁の省昇格法案、その審議の前提として、今般の防衛施設庁の官製談合問題、その検証、またその改革について質問をしたいと思うわけでございまして、調査委員会の調査結果からお伺いをしたいと思っております。  この防衛施設庁の官製...全文を見る
○神風委員 昨日の本委員会でも、この官製談合事件、五十年代の半ばからもう発生をしていたというお話でありまして、調本事案がわずか八年前にあったにもかかわらず、また懲りもせず今回施設庁事案というものが発生をいたしたわけでありますが、防衛庁のある意味では根深い隠ぺい体質というのがあるん...全文を見る
○神風委員 この調査報告書の作成あるいは公表に至るタイムスケジュールについて伺いたいんですが、結局、この事実関係について、いつからいつまでこういう調査をして、あるいは、この報告書をいつからいつまでの期間で作成をして、当初、公表の日程というのはいつごろを想定されていたのか。どういう...全文を見る
○神風委員 今回のこの官製談合については、ことしの二月の予算委員会の方でも質問をさせていただいたんですが、そのときには、まだ現在調査中であるからということで、答弁を差し控えるという回答が大半でございましたので、きょうは、それに関して明確にお答えをいただきたいと思うわけであります。...全文を見る
○神風委員 では、今回調査対象となりました、まさに本件事案十件の発注工事の落札率、これはどのぐらいになりますか。
○神風委員 談合が明らかにあったこの十件の平均落札率が九三・六%、施設庁全体が九三・八%、ほとんどこれは変わらない数字であるわけです。わずかに〇・二%しか落札率が違わない。  ということは、逆に言えば、普通、自然に考えれば、すべての施設庁発注の工事に関して官製談合が行われていた...全文を見る
○神風委員 それでは、今回の施設庁事案、それ以降の施設庁の平均落札率というのは幾らぐらいになっていますか。
○神風委員 七・三ポイントもやはり下がっているわけですよね、官製談合事件の発覚以降の数字というのは。  やはり、これは先ほど防衛庁長官がおっしゃったようなもろもろの状況というのはあるかとは思いますが、七・三%、これだけの落札率が低下しているというのは、調査をしていないその十件以...全文を見る
○神風委員 平成十六年度発注の主要な工事の中で、一体何割程度が官製談合が行われていたという結果になっているんでしょうか。
○神風委員 五〇・六%というのは、最小に見積もって五〇・六%。つまり、半分以上は談合が行われていたということであるんだなと思うわけであります。  それで、防衛施設庁の総事業費、これは平成十六年度は、前回聞いた限りでは約二千二百六十億円、建設工事は二千五十六億円になるのかなと思い...全文を見る
○神風委員 前回も額賀長官からも同じような趣旨の答弁があったように記憶をしておりますが、やはりこれは国民の税金を相当部分無駄に使ってしまったという事実は変わらないわけでありますから、やはりその認識をもう少し持っていただきたいな、質問していてもその認識が非常に希薄であるなということ...全文を見る
○神風委員 今長官がおっしゃられたような構造というのは確かにあるんだとは思いますが、久間長官も第二次橋本内閣で防衛庁長官を既にあの当時務められていらっしゃいました。そのときにもう既にこの官製談合というのは構造的に行われていたわけであります。  その時点で、長官として、この施設庁...全文を見る
○神風委員 これは二月の予算委員会のときに北原長官にも同様な質問を伺いましたが、そのときには、全く認識をしていなかったという回答でございました。確かに、北原長官は平成十七年の八月に長官に御就任されているわけでありまして、それは無理からぬことであるかなと思うわけであります。  た...全文を見る
○神風委員 その調査項目はなかったというのは非常に解せないというか、私としては納得がいかない面もございます。今後はそういった面もきめ細かく調査を進めていただきたいなと思うわけであります。  次に、昨日の本委員会での高山議員の割り振り表廃棄の件に関連して、少し事実関係を整理して質...全文を見る
○神風委員 その直後、その事情を知った東京地検特捜部が任意で河野部長を調査したところ、証拠隠滅を認めた。このため特捜部が、一月の三十一日に行った本格的な家宅捜索に先立って、一月の十六日に施設庁を捜査した。その一月の十六日に、まさにきのうの答弁によりますと、当時訪米中であった北原長...全文を見る
○神風委員 これは、当時の河野部長から北原長官に電話で連絡が行って、北原長官が同じく訪米中であった額賀長官にそれをお伝えしたという理解でよろしいですね。
○神風委員 そして、その旨を額賀長官に報告したということでよろしいわけですね。
○神風委員 そして、その後、二月の二日に、河野敏明前建設部長は施設庁付に更迭をされる、指定職から十一級に降任というんでしょうか、されているわけでありますが、これはなぜですか。理由は何ですか。
○神風委員 これは非常に特異な人事異動というか、普通、イレギュラーな異動だと思うんですが、こういった場合に、手続上、通常であれば何か診断書みたいなものを提出するのかなと思いますが、その状況はどうなっているんでしょうか。
○神風委員 これは、この河野部長の場合ではない場合に、同じような手続でそういうふうな措置をされるんですか。また、これまでそういう経験というか、過去の例というのは何件ぐらいあるんでしょうか。
○神風委員 北原長官が記憶している限りでそういった例はほかにあるんでしょうか。
○神風委員 仮に、今後そういった事態が発生した場合、単に、河野部長ですか、そういった方が、こういう状況であるから職務を外してもらいたいというような場合に、診断書も何も提出も求めずにそういったことが行われるんですか。施設庁の方式というのはそういう方式なんでしょうか。
○神風委員 二月の予算委員会のときには、北原長官は、検察の捜査とは特段の関係がないということで御答弁をされているわけですが、今の事実関係を見て関係がないと思う人はだれもいないと思いますが、いかがですか。
○神風委員 結局、六月の十五日に、河野敏明施設庁付は、降任二級ですか、十一級から九級という処分を受けて、同日付で退職をしているということになったわけでありますが、きのうも高山議員の質問の中でありました、二月の二十二日、予算委員会で高山議員がこの証拠隠滅についての質問をされていた。...全文を見る
○神風委員 そこで、お伺いいたしますが、毎日新聞が当時の河野部長らによる談合割り振り表の廃棄を報じた二月六日、額賀長官が閣議後の記者会見で、その件に関しては報告を受けていないと述べておられます。これはどういうことなんでしょうか。二月の六日の記者会見の記録を見ても、そういうことにつ...全文を見る
○神風委員 今の、大臣に報告をしていなかったというのは、何を報告していなかったんですか。
○神風委員 いや、先ほどおっしゃっていたのは、総務部長ですか、建設部長から連絡があって、その旨、隠ぺいがあったらしいということについての報告はあったわけですよね。それをすぐに額賀長官にお伝えしたとさっきおっしゃったわけですよね。その報告をなぜ額賀長官が受けていないということになる...全文を見る
○神風委員 このときの記者の質問というのは違いますよ。施設庁の談合事件に関連して二日付で交代をした前建設部長が資料の廃棄を指示したというような報道がありますけれども、事実関係についてどう報告を受けていますか、それで答えとして、「そのことについては新聞で見ましたけれども、私自身は報...全文を見る
○神風委員 そんな、全体像については報告をしろなんて言っていないでしょう。全体像についての報告じゃないですよ。そういう事実があったけれども、それがどうなっていますか、どういう報告を受けているのかというのを記者から聞かれて、その報告さえも受けていないという形で答弁をしているわけです...全文を見る
○神風委員 今の言い方であれば、結局、調査報告書が出なければ何も言えないということですよね。すべてがわからない、すべて答えられない、そんないいかげんなことがありますか。逆に言えば、それを言わないために現在調査中ということでずっと逃げ回っていたわけでしょう。  それでは、逆に、何...全文を見る
○神風委員 はい。  そのときの記者会見で、その同じ場で、そういう実態があったかどうかについては、我々に、つまり額賀長官にその人が報告するかどうかについては私はわからないわけですみたいな、私は全く蚊帳の外で知らなかったというスタンスの発言をされているわけですよ、額賀長官。  ...全文を見る
11月28日第165回国会 衆議院 安全保障委員会 第10号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。  本日は、防衛庁の省昇格関連法案についての質問ということでございますが、その前に幾つか、これまでの議論の中で確認しておきたい点から質問をさせていただきたいと思うわけでございます。  これまでの本委員会でも、日本のミサイル防衛システム...全文を見る
○神風委員 そうしますと、飛んでくるミサイルが日本に向けられたものであるのか、あるいはこれは米国に向かっているものなのか、あるいはほかの国に向かっているものなのか、どの段階でこれは判別が可能なのか。これは二分以降ということになるんでしょうか。あるいはまた、場合によっては、そのミサ...全文を見る
○神風委員 というと、確認ですが、二分程度たった段階でということでよろしいわけですね。それと、先ほどの失敗のケースというのも判断できるのかどうかもお答えいただければと思います。
○神風委員 結局、そのミサイルが発射をされて、ブースト段階を経て二、三分程度たった段階でそれが判断できるということになるのかなと思いますが、ある意味では非常に極めてわずかなチャンスしか残されていない、非常に短い時間しかないという理解でよろしいのかなと思います。  そこで、防衛庁...全文を見る
○神風委員 そうしますと、確認でありますが、今の政府見解では、ブースト段階では集団的自衛権との関係で迎撃はできない、しかし、今後それが見直される余地は十分に残されているという理解でよろしいですか。
○神風委員 ありがとうございました。難しい立場の中でお答えいただきまして、ありがとうございました。  また、次にもう一点、やはりこれは議論の中で一つ気になった点でございまして、いわゆる談合を初めとした口ききに関連してのことでございます。  これは十一月の頭の多分本委員会での議...全文を見る
○神風委員 ただ、そこで、実態として、多少私が問題だと思うのは、そうした口ききによって一度指名競争入札に参加できる指名業者になってしまえば、ある意味ではその順番を待っていれば必ず受注の順番が回ってくる。しかも、施設庁発注の工事というのはこれまでほとんど談合であった、そういう報道が...全文を見る
○神風委員 わかりました。  前回の委員会に引き続いて、積み残した質問がございますので、ちょっとそこからまたお伺いをしたいと思います。  いわゆる入札監視委員会というものがあるかと思います。これは部外有識者によってのものでありますけれども、これについてどれぐらいその効果があっ...全文を見る
○神風委員 今般の事案の後、この委員というのは交代になっているんでしょうか。
○神風委員 この調査報告書によりますと、今般の官製談合の事案の一つである岩国その三について、入札監視委員会において審議をしたものの、談合行為の発見には至らなかったという記述があるわけでありまして、結局、談合事案に遭遇していてもそれを見つけられないというのは、ある意味で、これは個人...全文を見る
○神風委員 改革をしましたという体裁だけをつくってもこれは実効性が上がらないわけでありまして、ぜひ、実効性が上がるような、本当にシステムを見直すような、そういう改革をしていただきたいなと思うわけであります。  それに加えて、検討会のこの報告書の中に、「OBを含む業界関係者との適...全文を見る
○神風委員 これは人事院の方にお伺いしたいんですが、アメリカには、合衆国連邦公務員の離職後の接触規制というのが合衆国法典の第十八部二百七条にあるということでありますけれども、この内容を簡単に説明していただけますか。
○神風委員 検討委員会の方で設けられたこの接触の禁止というのは、今回初めて設けられたものなのですか。
○神風委員 詳しくは私もわかりませんけれども、今の簡単な説明を聞いた限りでは、かなりアメリカの方が厳しいような感じがあるわけでありまして、やはりそこら辺のことも参考にしながら接触の規制というものも進めていただきたいなと思うところでございます。  それでは、施設庁の解体についてお...全文を見る
○神風委員 施設庁を解体しても調達業務というのがなくなるわけではないわけでありまして、どうもそこら辺がいま一つよく理解をできないのが実態であるわけですが、施設庁が解体をされて、施設庁の建設部は今度、経理調達局と装備調達本部とに分かれて、いわば牽制機能を持たせられるような、図式で見...全文を見る
○神風委員 そういうことであると、さきの通常国会で議論した装備本部の新設というのもよく理解ができないなという気がするわけでありますけれども、この施設庁の解体によってどれぐらい実際に合理化、効率化が図られるという評価をされていますか。
○神風委員 では、ちょっと先ほど聞きはぐった点で、自衛隊法六十二条によりまして、防衛庁、防衛施設庁の職員が、離職後二年間以内に離職前五年間に在職していた官庁と密接な関係にある企業に再就職する場合、長官の承認を得る必要があるとされているわけでありますけれども、平成十七年度末の本庁課...全文を見る
○神風委員 防衛庁の天下りの議論の際に、よく若年定年制ということが言われるわけでありますが、結局、部隊の精強さであるとか定年が他産業に比べて早いということで正当化をされてきたわけでありますけれども、ある意味で、今申し上げたような、防衛庁長官の承認を必要とするような、そういったかな...全文を見る
○神風委員 いや、私が申し上げたかったのは、若年定年制自体は別に問題では、ある程度定年を延ばすというようなことは必要かなとは思います。それに加えて、若年定年制で再就職するような方が今回のような事案に関係しているということではなくて、それを口実にして、防衛庁として、こういう若年定年...全文を見る
○神風委員 それでは、省昇格について、基本的なことからお伺いをしたいと思うわけであります。  今回、省昇格法案に関連しての一連の動きというか流れを見ていますと、庁から省に変わっても余り大した差はないですよ、だから早く省に変えてくださいというような、そういったニュアンスというか、...全文を見る
○神風委員 基本的な質問でありますけれども、防衛庁の説明の中に、諸外国で国の存立にかかわる国防を担当する機関はすべて省である、だから省にすべきだという議論があるわけでありますが、日本の場合には言うまでもなく憲法九条というのがあるわけでありまして、逆に、その憲法九条という、憲法に照...全文を見る
○神風委員 これは、民主党の笹木委員の質問主意書に対しての中で、現在まで庁とされていた理由について、こう述べられているわけです。「防衛庁がこれまで庁とされてきたのは、その任務の性格が主として防衛力整備や人事といった自衛隊の管理にあると考えられていた」ためとされているわけでありまし...全文を見る
○神風委員 そこで、お伺いをするわけですが、この省移行後の二〇〇七年度に、防衛政策課内に中長期的な視野から防衛政策を検討する戦略企画室を設ける予定というのが報じられているわけですけれども、定員としては七人から八人ということでありますが、これは一体どういう人選で、またどういう体制で...全文を見る
○神風委員 次に、最近よく報道をされております日本版NSC、国家安全保障会議について伺いたいわけですが、この日本版NSCは、首相官邸主導によって外交、安保政策の立案や意思決定を目指すということでありますが、これについては、どういう中身というか、どういう構成で、何をする組織になるん...全文を見る
○神風委員 そうしますと、まだ検討中ということで、これもお答えいただけないのかもしれませんが、このNSCで先ほどの集団的自衛権のような研究というのは行われていくんでしょうか。
○神風委員 現状においては内閣総理大臣を議長とします安全保障会議というものがあるわけでありますが、実態としては余り、重大緊急事態対処の検討はほとんど行っておらず、決定事項を追認するだけの機関にすぎないということでありますけれども、この安全保障会議と日本版NSCとの関係というのは、...全文を見る
○神風委員 このNSCというのは、今の安倍政権のみにかかわらず、後々の政権についてもずっとこれは続いていく、継承されていく組織であるという理解でよろしいんですか。
○神風委員 次に、防衛参事官制度についてちょっと伺いたいわけですが、〇四年六月に、当時の海上幕僚長が内局の防衛参事官制度の廃止を文書で要求されて、陸上、航空幕僚長も同調したと伺うわけであります。その結果、〇五年八月に、参事官制度のあり方に関する最終報告が発表されたということであり...全文を見る
○神風委員 余り変化がないというか、ほとんど変わっていないという印象しか受けなかったわけでありますが、平成十六年に防衛会議というものが設けられておりますけれども、この防衛会議と参事官制度というのはどういう関係にあるんですか。
○神風委員 最後になりますが、今回の省昇格については、先ほど申し上げたように、自衛隊管理庁からある意味では防衛政策省に変わるんだということが一番大きなポイントであるのかなと理解するわけですけれども、その意味では、防衛省に戦略企画室ができて、官邸に日本版NSCができて、また現状の安...全文を見る
○神風委員 時間が参りましたので、終わりにします。ありがとうございました。
12月20日第165回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○神風委員 民主党の神風英男でございます。民主党を代表して意見表明をさせていただきます。  十二月八日、政府は、イラク特措法に基づく基本計画を二〇〇七年七月三十一日まで延長することを決定されました。冒頭、イラク特措法の延長に関して、民主党は、自衛隊派遣の根拠自体に問題があり反対...全文を見る