新盛辰雄

しんもりたつお



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新盛辰雄の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○新盛委員 大臣が予算委員会の方に時間を割愛される時間もありまして、三十分、三十分ということになってどうも腰を折られるようなことになるようですが、この農林水産大臣の所信表明の内容から見て、一口に言ってこれは何を言っているのか、そのことにかかわるわけでありますが、いま国民の水産たん...全文を見る
○新盛委員 時間がないので、随時その内容について大臣の見解をひとつお願いしたいと思います。  最近特に問題になっておりますのは韓国漁船の操業のあり方であります。現在北海道周辺海域における操業状況を大臣はどういうふうに認識をしておられるのでしょうか。五十二年三月にソ連が二百海里を...全文を見る
○新盛委員 現在までわれわれも、サケ・マス交渉等できわめて漁獲量を低く抑えられたり、それによって減船になって漁業者は大変な被害を受けたし、あるいはそれの転換要請とかいろいろやって、二百海里という問題で厳しい条件を強いられているわけですよ。だから、海上保安庁あたりは当然、この法律の...全文を見る
○新盛委員 これは外務省あたりの見解としてどうなんですか。この第五条の解釈ですが、これは適用除外ということを、いわゆる二百海里の設定という韓国側にも及ぼす影響、そういうことについて第五条の、すべての外国船、これをもいわゆる二百海里、自国のわれわれが設定している水域法によってこれを...全文を見る
○新盛委員 時間がありませんので、一つ聞いておきますが、外務省は東経百三十五度以西の海域にも二百海里専管水域法、これを適用するという気はありませんか。西日本の方でいろいろ問題はありましょうから、当面は東経百三十度のところまでという御検討をされていることもありますか、一言聞かせてく...全文を見る
○新盛委員 今後の問題ですから、また次回この問題について追及していきたいと思います。  あと五分しかありませんので、同じく漁業外交の一環として、最近、南太平洋いわゆるフォーラム諸国を中心にして、入漁料の問題等を含める交渉が非常にデッドロックに乗り上げているようであります。最近で...全文を見る
○新盛委員 時間が来ましたので、あとカツオの問題、それから生産、流通、需給の問題、こうしたことについてお伺いします。  一応、中断します。
○新盛委員 入漁料の問題、いまオーストラリアあるいはミクロネシアあるいはパプア・ニューギニアなどの例もこれあり、交渉は続行されているわけですから、その駆け引きもいろいろあろうと思いますが、当面的にやはり将来国が助成をするという方向をおつくりになるように、これは要望しておきます。 ...全文を見る
○新盛委員 これはこれからの問題でもありますから、十分、一本釣り、さお釣りの皆さんを含める漁業者の保護という面でもひとつ御尽力をいただきたいと思います。  そこで、水産物調整保管事業の問題で、どうなんですか、この魚価安定基金の中で五十年四月から実行されるところの調整保管事業が、...全文を見る
○新盛委員 この調整保管事業というのがどうも問題があるわけであります。結果的には政府が、水協法に基づく五団体等にこの調整保管事業資金としてあるわけでありますが、金利、倉敷、そうした問題もありますけれども、買い付けあるいはまた放出、そういう時期の設定というのは、これは物価の動向に非...全文を見る
○新盛委員 今度の予算の目玉の一つになっているのですが、漁業環境のあり方という面で最近いろいろ議論がされておるようでありますが、いわゆる原子力発電所とか石油備蓄基地あるいは大型プロジェクト、工業開発を含める問題でありますが、ほとんど沿岸の漁民とのかかわり合いが出てくるわけです。原...全文を見る
○新盛委員 二兎を追うものは一兎をも得ずということわざがあるように、どちらもうまく立つようにということなんですが、結局はいま、水産庁の中でも海洋生物環境研究所というのがあって、この事前影響評価、テクノロジー・アセスメントという面でいろいろ研究もしておられるようであります。しかし何...全文を見る
○新盛委員 それで、端的に新大隅開発というのは御存じでしょう。これは大隅半島ですよ。南九州の果てですけれども、埋め立てていくわけです。そうすると、あそこでとれる魚、特にチリメンジャコ、バッチ網漁業でやるわけですが、そういうようなものがなくなってしまう。だから、そういうような場合に...全文を見る
○新盛委員 その点はひとつ積極的に、国務大臣じゃなくて農林水産大臣を主にしてやっていただきたいと思うのです。  そこで、今度新しくできます法律のこの関係は法案審議のときに議論をいたしますが、二百海里時代の沿岸漁業振興が見直されたということで、大臣もそういうふうにお考えのようであ...全文を見る
○新盛委員 最後に、例の日ソ漁業交渉の際に、北転船を中心にして減船、そして離職、こうした状況が生まれましたし、これから先、南太平洋のカツオ・マグロに至りましても減船もしくは離職者が増大をするんじゃないか。目下の不況の中でこの離職者の行方はどうなったんだろう。私は大体千五十隻くらい...全文を見る
○新盛委員 終わります。
02月22日第87回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○新盛委員 昨年、活動火山対策特別措置法ができまして、途中からの五十三年度の実施状況についてお伺いします。  公共施設などの降灰対策、避難施設の整備あるいは活動火山周辺地域防災対策、砂防、治山事業など、現実相当規模の予算も配置されて、有珠山なり桜島などそれぞれの投資をされたわけ...全文を見る
○新盛委員 一部不満な面もございますが、順調に作業を続けられておられるようであります。  それでロードスイーパーを今度新しく一台ということなんですが、地元の方では三台要求しているのですが、それが一台だ。結局、現在一台あるわけですから今度二台になるわけですが、これじゃとてもこの降...全文を見る
○新盛委員 補助率の二分の一、まあ大体全体的には三分の二が多いのだというふうな話もございますが、ぜひこの点は新年度予算の中で御配慮いただきますように希望をしておきます。  時間がありませんので次に入りますが、果樹共済制度の基準収穫量の検討結果はどうなったかということです。  ...全文を見る
○新盛委員 後段の御努力については、これからさらに積極的にお進めいただきたいと思いますが、この果樹共済の中の、特にミカンの問題は緊急課題ですから、特例措置を設ける方向で、ミカンと他の果樹共済との関係のつり合いをお考えのようですが、降灰地における特殊な事情を十分加味して、現地の皆さ...全文を見る
○新盛委員 時間が来ましたので終わりますが、去年来、要望なり、あるいは強く御検討いただいて、もうこの際大体理解をしていただいているのですから、たとえば果樹共済の問題にしましてももう結論が出ていいはずなんですね。いろいろな状況もありましょうけれども、そうしたことについて一段の御努力...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○新盛分科員 主として建設関係並びに通商産業あるいは海上保安庁の関係で、地元の問題を含めてただしていきたいと思っております。  最近、わが国の産業経済及び国内開発整備の進展、民間における設備投資の拡大とともに、骨材の重要性が飛躍的に増大をしてきております。こうした需要の増大、有...全文を見る
○新盛分科員 河川砂利対策要綱に基づいてこれらの河川の砂利の安定供給を計画的に進めておられる。一億トン前後だとおっしゃるわけですが、これは将来ともそういうふうになるわけですか。  そして、これはもちろん河川の維持という問題もありますから、砂利あるいは砂を採取する際に、計画的とは...全文を見る
○新盛分科員 大臣、ここで大臣のお答えをいただきたいのですが、確かに、今日の公共事業やあるいは民間の投資計画等によって細骨材を利用する、そういう面ではコンクリートをつくったりあるいはアスファルトをつくったり、そうした加工の面もあるわけでありますが、これは資源はそうあるわけじゃない...全文を見る
○新盛分科員 そこで、今度は海の方に移りますが、砂利採取法という法律があるわけでありまして、さらに細則があり、また砂利の採取計画に関する規則というものなどが取り決められております。そこで、いま大臣からお答えがありましたように、大体八億トンの需給という面で、いまその一六%は河川の細...全文を見る
○新盛分科員 まず、通商産業省の方のお答えに対してでありますが、この採取量基準というのは県が許可しているわけですね。そして、実際に許可した基準量にならって三カ月ごとに報告をするということの義務を課せられております。ところが、実際の基準の一・四倍から二倍ぐらい不法に採取をしている。...全文を見る
○新盛分科員 そういうことなんですが、通り一遍になっているのですけれども、実は現地の業者も、あるいは心ある人たちも、これでは非常にいけない、天然資源を大事にしなければならないし、細骨材の需給の安定、開発、経営の近代化、公害防止対策、こういう面で、指導、取り締まりに当たる行政機関及...全文を見る
○新盛分科員 最後に海上保安庁に。いま、このほかに四業者がどうも不法に海砂利を採取しているのじゃないか、いま調査しておられるというふうにお話がありました。それで、こういう取り締まりの面で、ただ基準量を超えたものを規制する、法律に基づいてそういうふうになるわけでありますが、こうした...全文を見る
○新盛分科員 終わります。
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○新盛分科員 外務大臣は、いま日本海域における韓国漁船の北海道沖操業などについて、あるいはまた西日本地域における韓国船の大型トロール船が乱獲をしている、魚族を大変資源枯渇というところまで追い込んでおるという事実を知っておられますか。
○新盛分科員 水産庁が漁業外交の面で、これから韓国との間の折衝等もおやりになるでしょうが、その協定を結ぶとか、あるいは日韓の間の漁業協定というのも現在あるわけでありますが、そうした外交的な面では、これは外務省としてその認識と姿勢ということにおいてきょうはお尋ねをするわけでして、水...全文を見る
○新盛分科員 北を救えば西が立たずという水産外交のメンツの問題もあるわけでしょうが、いま大臣が決意を述べられておりますように、韓国側が積極的に自主規制をしていただければ問題は解決するわけですね。そしてまた、一つの方法としては、北海道沖合いにも共同規制水域を設ける方式もあるでしょう...全文を見る
○新盛分科員 その前向きの姿勢を今後に期待をして御努力をいただきたいと思います。  次に、国連の第三次の海洋法会議等がこの後あるわけですが、最近の外交の姿勢として、特に水産関係をめぐる漁業外交、これもそうでありますが、豪州ではいまキャンベラで十九日から例の漁業外交が行われていま...全文を見る
○新盛分科員 これからの漁業外交というのは、水産庁がいろいろとこれまでの沿岸から沖合い、沖合いから遠洋へと発展的な、日本の漁業外交というのは、そういう意味では操業もそうでありましたが、いったのですけれども、最近は二百海里問題でもうどこの国も設定してきているわけですね。そうすると、...全文を見る
○新盛分科員 そこで、この海外援助物資という、そうした面でお互いの友好を高めていこう。日本の立場からいけば、農畜産物あるいは船とか――漁船ですが、あるいは漁網とか、そうしたもののいま大臣がおっしゃられたようなことも含めて十分配慮しておられると思うのです。現状、大体この海外援助物資...全文を見る
○新盛分科員 これからもそうした新しい時代、二百海里時代におけるそれぞれの南太平洋を中心にした諸外国との交流あるいは未開発国のこの種の海外援助物資、そうしたことについてやはり日常の中における理解とまた友好を高めていくということが一番いま大事だと思うのです。米で先ほど説明がありまし...全文を見る
03月01日第87回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○新盛分科員 最近の雇用状況についてこれまで幾つか議論もされてきたことだし、この予算編成をめぐって、特に雇用問題、雇用の創出を含めて政府内部の動きやあるいは野党からのそれぞれの要求が出されて、目下そのことの折衝が行われている段階でありますから、それなりに十分理解をしながら、短い時...全文を見る
○新盛分科員 最近は、この地場企業の求人能力といいますか、これも拡大の方向にあって、特に製造業中心にそうした傾向にある。波及効果として、いま政府がお取り組みになっています雇用の創出機構あるいは継続雇用の奨励金の増額とか、そうしたもので救済できるということなんですが、私は鹿児島です...全文を見る
○新盛分科員 時間が少ないのですが、いま積極的にお取り組みいただいているということを含めまして、労働市場センターの改組あるいは充実を図れとか、雇用発展職種の研究開発を進めろとか、いろいろな意見が出ております。そういうことをも含めてぜひひとつ今後御尽力いただきたいと思います。  ...全文を見る
○新盛分科員 それは確認していいですね。これはいずれにいたしましても閣僚レベルで十分に調整をされて、いま労働大臣がおっしゃったように、長期的なものとして、民間、官庁あるいはそうした各関係の時間短縮は雇用増進のためにあるんだ、こういうことで確認いたします。  次に、定年制の問題で...全文を見る
○新盛分科員 それでは、これから先は定年制というのは、昔の国鉄などにありました職員定員法というような問題などに波及することのないような形で、いずれにしても年齢としては五十五歳は低過ぎるという話でございますから、それぞれ各機関における問題としてやはり将来は退職年齢は上がっていくのだ...全文を見る
○新盛分科員 後の方からいきますと、就職支度金特別措置の形態であった一時期がありますし、また自立援助を目的としてあるいは特別措置と言うのでしょうが、高年齢者に対して何らかの形で金をやる。あれは四十五万だったと思うのですが、昭和四十五年におやりになったことかありましたな、そういう特...全文を見る
○新盛分科員 もう時間が参りましたのでこれでもって終わりますが、御承知のように、失対事業就労者は現在十万幾らかいらっしゃるわけですが、その方々はそれなりに自主的に幾つかの組織をつくっておられます。そうした自由労働組合の皆さん方の御意見も、組織の色合いはいろいろ違いましょうし、それ...全文を見る
03月02日第87回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第4号
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○新盛分科員 いまも、いろいろ御指摘ございましたが、このどろ沼化した、職場の荒廃が一層高まっていると言われている郵政の労使紛争となっているマル生というのは一体何なんでしょうか、大臣お答えいただきます。
○新盛分科員 郵政省というのは公共性の強い郵便事業を扱っているわけですし、その担い手である労働者の労務管理について、どういうふうにいままで指導し、あるいはまた、そのことに対する全逓といういわゆる逓信労働組合があるわけですから、そういう対応機関との労使慣行という、従来積み重ねられた...全文を見る
○新盛分科員 今回、大臣も乗り出したことでありますから、この際、決着をつけるといういわゆる労使慣行を確立するために、この際、結論を出すというおつもりですか。
○新盛分科員 そういう意欲の上に立って——このマル生の問題については過去に例がなかったわけじゃないのです。御承知のように国鉄はマル生の問題で大混乱をしました。その際に、昭和四十八年でありますが、結局総裁が国会においても謝罪をし、組合側に対しても遺憾の意を表したことによって、急速に...全文を見る
○新盛分科員 そうした理解があるとするならば、時間外労働を拒否しなければ経営者側の方が言うことを聞いてくれない。郵政当局の方がもっと真剣に問題をとらえて、組合側の諸要求について問題解決に積極的に当たってくれないという、もうぎりぎりいっぱいの行為で出ていたと思うのです。  だから...全文を見る
○新盛分科員 私が聞きたいのは、この一分間の賃金カットを連続して二分とか三分とかあるいは五分とか、こういうふうにちゃんと持っています。こういう計算をおやりになる方はどなたがおやりになるのか知りませんが、むだな労力でしょう。郵政事業は本当に公共性が高いのですから、課長はなぜ自分の机...全文を見る
○新盛分科員 それで、いままで皆さん方は、争議行為が行われるというのはその都度いろいろな条件によって生まれてくる要素もあるでしょうけれども、通常、組合旗というのはどういうふうに理解しておられるのか。組合が団結のシンボルとして持っておる組合旗、それを正常な労使慣行として長年つくり上...全文を見る
○新盛分科員 そういうことを指導しておられるやにいま承ったわけですけれども、結局公労法による組合の結成、そしてまた、そのことにおけるいろいろな規制もありますし、いままでも郵政省との間でも労働協約を結びまして、いろいろ取り決めもしてあるわけですよ。その決められているものを逸脱して、...全文を見る
○新盛分科員 大臣、最後にひとつ。
03月20日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○新盛委員 日ソ漁業協力協定に基づいて、いま、きのうから第一回の日ソ漁業委員会も一開催されておりますし、非常に緊迫した二百海里時代に対応する諸問題が出ているわけですが、この国際的な総括的な問題は後ほど角屋委員の方から御質問があることだと思いますので、私の方からは、今回提案をされて...全文を見る
○新盛委員 正確を期す意味で、いま大臣のお答えのあった沿岸漁業の位置づけの認識はきわめて重要になっているというそのことから見ましても、最近では、農畜産物の動物性たん白質供給という面で水産物との比較をとらえた指標がずいぶん出回っております。これなどを見ますと、五十一年、五十二年に入...全文を見る
○新盛委員 この二次沿構が実施されて、いま水産庁長官の、効果というか反省の上に立って、新しい新沿構というふうにおつくりになっているわけでありますが、この二次沿構から三次沿構へ移り変わるという状況というのは、当然そこに欠陥を補うという面できわめて重要な部分があるわけであります。そう...全文を見る
○新盛委員 いまもお話がございました資源管理型の漁業への移り変わりが強調されておりますだけに、そうした場合に漁場の有効的な利用を図っていく面、いわゆる漁業系統組織の多くの諸問題がこの中で出てくると思うのです。この二百海里時代における沿岸漁業の急激な変化ということにおいていま直面し...全文を見る
○新盛委員 そうしたいわゆる漁業系統が新しい段階に入ってきたという認識に立てば、いまおっしゃっているように、これはただ外から指摘をして、あるいは改善を要求をしてということにはならないじゃないか。もっと深刻に、真剣に受けとめて問題の解決を図るべきじゃないかということを前から指摘をし...全文を見る
○新盛委員 今後ともの努力をお願いしまして、次に遠洋漁業については、日ソ漁業交渉や、いまオーストラリアとの交渉等でも行き詰まっているわけでありますが、そのような制約から、極論をしていけば、これからの国民の必要とする水産物を二百海里水域内で賄わなければならないという時代が来るわけで...全文を見る
○新盛委員 そうしますと、政府がいま現行法等で手順としてはやっていけるものだ。しかし、政府の手で漁業の総合的な生産計画の樹立、これは否定はできないと思うのです。このことがいま原則的な問題として出ているわけでありますし、この際、漁業再編成構想といいますか、二百海里時代に新しく突入し...全文を見る
○新盛委員 一段の御努力をいただきます。  次に、沿岸漁業改善資金助成の法律の根幹をなしている漁業後継者の育成助長、あるいは沿岸漁業者等に短中期の無利子資金の貸し付けを行う制度で今回新しくおつくりになるわけでありますが、現実、後継者の確保ということについてどういうふうにお考えに...全文を見る
○新盛委員 経過としてはよくわかりました。  それで、現在の水産大学に在校している七千三百九十五名、あるいは水産高校の一万八千百三十一名という、こういう皆さんが、一生懸命勉強して、日本の沿岸漁業を守っていく後継者としてそれに就労するという活力を与えなければならないわけであります...全文を見る
○新盛委員 水質汚濁によって突発的な漁業被害が最近の例では相当出ているわけですね。五十一年でも四百六十六件、うち原因不明なのが二百三十八件、被害金額が三十六億円、こうなっているわけです。そのうちでも赤潮の原因による被害が相当な量になっている、金額にしても三億円、こういうふうでござ...全文を見る
○新盛委員 そうした角度から、今回の漁業改善資金助成のあり方で、本年度二十五億なんですが、貸し付け総枠としてたとえば経営等改善資金とかあるいは生活改善資金、後継者養成資金、それぞれの貸し付け限度額が決められておりますし、償還期間も決められているわけであります。  この融資枠の二...全文を見る
○新盛委員 最後に、時間がなくなりましたので、沿岸漁場整備開発法の第六条、まあ御存じだと思いますが、都道府県は海区調整委員会の意見を聞いて特定水産物の育成に関し基本方針を定めるということになっていますし、また、同法の第八条では、知事の認可を得て育成事業を行うということになっている...全文を見る
○新盛委員 終わります。
04月26日第87回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○新盛委員 ただいま日ソサケ・マス漁業交渉の結果について大臣から御報告がありました。この問題について、交渉の経緯に当たっていろいろと議論なされたわけでしょうが、総じて漁獲量は昨年どおり、しかし実質的には削減を受けているという実情の中で、漁業協力費などを中心にしたいわゆる金でつった...全文を見る
○新盛委員 交渉の任に当たられた森水産庁長官、御苦労さまでした。それで、この交渉の具体的な問題でお聞きをしておきたいと思います。一  今回の場合、確かにサケ・マスの総漁獲量という面における初めのやりとり、その後、最終的に決定した四万二千五百トン、この中で、公海いわゆる三角水域と...全文を見る
○新盛委員 国民の側から見ますと、単純に昨年の総漁獲量四万二千五百トン、ことしも漁獲量として四万二千五百トン、昨年並みになっている。昨年の漁業協力費は、算出根拠についていろいろといま説明ありましたが、十七億六千万。ところが今回は、内容の面ではシロザケとかベニザケの尾数が減少してお...全文を見る
○新盛委員 その性格についてはどうも明確じゃありませんが、入漁料の関係とは一体どうなるのですか。それだけ聞かしてください。
○新盛委員 それはおかしいじゃないですか。漁業協力費というのは、再生産のために沿岸の母川国主義を、これは海洋法上の問題がありますが、協力費という形の中でいまおっしゃっているように資源保護対策という面も含めてのことなんで、性格は違うのだとおっしゃるわけですが、ソ連への漁業協力費と別...全文を見る
○新盛委員 苦しい御答弁ですし、わからぬわけじゃないのですよ。何か交渉のたたき売りみたいな形で、それはソ連側のいままでの交渉の経過から見まして、今回はあくまでも理詰めで来たのだ、数量の面に対して日本が分担すべきものはこれだけ、遡河性の問題ではこうなんだ。海洋法統合草案第六十六条で...全文を見る
○新盛委員 よくわかりました。確かにこれは相手のあることですから、交渉の場面でも大変厳しいものがあると思いますが、何にしましても漁業協力費は高過ぎるのじゃないか。三十二億五千万というのは、四万二千五百トンでこれを割っていくとキロ八十円ぐらいですね。七十六円四十七銭、こうなるのです...全文を見る
○新盛委員 これからの外交手段、あるいは海洋法会議あるいは二百海里等、各国々のそれぞれの様相が変わってくるかと思いますので、それに対応するソ連とのこういう交渉は、ひとつぜひ日本の利益、国権を守るために、今後の努力をいただきたいと思う。  それで、昨年の漁業協力費が十七億六千万で...全文を見る
○新盛委員 そこで、四万二千五百トンの数量を決められて、去年の実績ですけれども、これはどんなふうになっていますか。  それと、いま漁獲量に応じていわゆるこの漁業協力費がまた増減があるのだという御説明もございました。昨年の実績と、したがって採算状況がどういうふうになっているかとい...全文を見る
○新盛委員 経営の安定が図れるように努力をされる、また、四万二千五百トンの漁獲量完全消化に向かって全力を挙げるというお答えもあるわけですが、今回の交渉の中でソ連側が沖取りを認めたのは、日本側のサケ・マス業界の再編成が終わっていないからだ。だからやむを得ず沖取りを認めたんだ。将来こ...全文を見る
○新盛委員 そうした日ソ漁業交渉の将来展望というのは、なかなか前途多難な要素を持っておるわけでありますし、この際サケ・マスのふ化放流、この事業強化の面でぜひ推進しなければならなくなってきたと思うわけです。  そこで最後に、サケ・マス漁業をめぐる国際動向等のこうした対応として、わ...全文を見る
○新盛委員 時間が来ましたので、北海道地域は国営という形なんですが、内地の方は民営、それを一挙に国営化していくというのは予算的にも大変なんでしょうが、いま長官がおっしゃいましたように未利用資源の確保という、もうすでに昨年でも五万二千トンぐらい。そしてこういうように力を入れているの...全文を見る
12月06日第90回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○新盛委員 鹿児島県の桜島南岳が、この秋口ごろから再び活発な活動を続けております。もうすでに、ことしまだ一年にならないのでありますが、百回を超える爆発を続けておりますし、最近では、火山の噴出物の中に熱雲と称される、いわば火山ガスでありますが、こうした現象が出ております。京都大学の...全文を見る
○新盛委員 いまそういう体制のもとで、降灰量ですね、指定地域内に広範に降っているわけでありますが、その観測などもできているんですか。もう百回もの爆発をしているのですが、現実に降灰量が幾らになっているとか、あるいは一ヘクタール当たりにどれくらい降っているんだということが、農作物との...全文を見る
○新盛委員 時間が、大臣がいらっしゃる時間だけで、大臣の方を主にして質問しますが、いまの問題はまた後の、午後の部分で深く究明していきたいと思います。  先ほどお答えなかったのですが、五十五年度の予算編成期に入っておるわけですし、防災予算、特に桜島火山対策を初めとして、各地域の日...全文を見る
○新盛委員 一律三分の二はどうですか。
○新盛委員 午前中の質問でどうしても回答がなかったのですが、この降灰除去事業の補助率を一律に三分の二にということは、前から申し上げていることですから、いま検討しておられるのか、あるいはこれは予算編成期に入っておりますから、そういう面でどういう御努力をしておられるかをお聞かせをいた...全文を見る
○新盛委員 降灰の実情は先ほども議論申し上げたんですが、現実の問題ですね。年間百回を超えるというこの激甚降灰、こういう状況でありますから、防除の事業とこの降灰除去事業というのを、いろいろ種類の立て方が大変だとは思いますけれども、非常に広範囲で、範囲のつかみどころがないんだというこ...全文を見る
○新盛委員 質問をしている間にどんどん時間が過ぎますので、一括して少し言いますから、端的にお答えいただきたいと思うんです。  いまのように試験研究を行いながら、抵抗性作物を選定することなども含めて御検討いただいているようでありますが、この防災の施設設備事業の一環で、土壌などの矯...全文を見る
12月07日第90回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○新盛委員 日本鉄道建設公団の不正事件にかかわる諸問題と国鉄の経営の諸問題について質問をしたいと思います。  まず、会計検査院お見えになっておられると思いますが、今度の鉄道建設公団の不正経理問題について、会計検査院法の第二十六条に基づいて、この事件にかかわる質問書を運輸省あるい...全文を見る
○新盛委員 もう経過が相当過ぎておりますし、二億七千三百万円という不正な捻出ということになっておるわけでありますが、この会計検査院の不正経理問題に関する報告を見ますと、どうしても使途不明の、いわゆる裏づけに足る資料のない灰色の捻出、さらには使途不明金としての百十八万、こういう報告...全文を見る
○新盛委員 大臣にお聞きしますが、こうした鉄建の不正経理事件がどうして五十三年度、五十四年度の会計検査院のいわゆる指摘によって出てきたのか。従来、昭和三十九年設立当時以降十五年を経過しているわけでありますが、慣習的なものとしてあったのかどうか、またこういう原因をつくらしめているも...全文を見る
○新盛委員 職場の第一線で働いておられる方々に不安を持たしたくないという御配慮はよくわかりますが、そこで、反省の上に立つというなら特殊法人であるこの公団の役員の皆さん方が、公務員に準じて管理職のいわゆる期末、勤勉手当というものなどを廃止されて公務員並みにしたところが、役員手当が二...全文を見る
○新盛委員 公団の性格ですが、結局新線を、いわゆる鉄道の線路を建設をするということで始まったわけですけれども、最近の実情としては、日本鉄道建設公団法が成立をする際に、運輸委員会で附帯決議がなされております。政府は、国鉄と公団の間における協調と業務提携の円滑化を図る。最近ではこのこ...全文を見る
○新盛委員 そうした中で、またこれも大臣が心づもりでおっしゃっておるのかどうかわかりませんが、いま新線建設の線別年度別の決算表を持っています。AB線と言われる線区について四十四線、額にして四百四十億、これはこういう事件があったからということなのか。もう行き詰まってしまってどうしよ...全文を見る
○新盛委員 鉄建の方のかかわり合いから国鉄の方の工事関係に入っていきましたが、そういう中で新幹線整備五線の問題等については、いまのところ見通しは全くない。整備五線問題についてはいま接触をされておられるようでありますが、そうなりますと、複線化、電化という在来線の国鉄の問題は従来から...全文を見る
○新盛委員 それとかかわり合いのあります国鉄の施設、何としても輸送力を高めるというその原点は、その基礎になる鉄道の施設であります。最近老朽化するトンネルとか橋とかあるいは線路の構造物に対してすでに危険信号が出ている、六千カ所もあるんだ、こういう発表が監査委員会の報告の中にもありま...全文を見る
○新盛委員 いまそういう非常に厳しい状況にあるときですから、内外の注目を集めているわけであります。最近、国鉄の旅費問題について、新潟鉄道管理局ほか四機関で約千七百五十万円と聞いておりますが、それらの使途について、何か労務対策に使ったというような表現がされておりますし、そのことの与...全文を見る
○新盛委員 国鉄の財政の諸問題についてお尋ねしておきたいと思います。  国鉄は累積六兆円という莫大な赤字を出している。毎年八千九百億ぐらいの赤字である。政府の助成もまた一般投融資からの財政措置でもございますが、これが約六千億ぐらいある。こういうような状況で毎年毎年こうして赤字が...全文を見る
○新盛委員 では最後に、総合交通体系の全面的な見直し、これは従来からも言われておることですし、最近の省エネルギーの観点からとらえましても転換期に来ている。将来展望に立ってあるべき姿を見出さなければならないわけであります。こうした総合交通政策の論議をするのは運輸省の諮問機関である運...全文を見る
○新盛委員 質問を終わります。