新盛辰雄

しんもりたつお



当選回数回

新盛辰雄の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月23日第114回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○新盛委員 佐藤大臣が就任されて初めての所信に対する質問でございますから、確認をしながら以下進めていきたいと思います。  今御承知のように、犠難は麿て褒的状況にあることは御存じカと思いますが、ヒの船舶過剰による低運賃市況、そして大幅な円高。最近円も下がってきましたから、少しほっ...全文を見る
○新盛委員 商船大学を出たり商船専門学校を出ましても、船に乗る方はわずか、まさにここ数年続いているわけでありますが、こういう状況ですね。優秀な船員教育を受けた皆さんが職場がないということは、これほど残念な話はないのでありまして、今おっしゃるように国の政策として、これまで日本の経済...全文を見る
○新盛委員 自後またこの問題は一般質問の中でさせていただきます。  次に、私は毎週平均一回は飛行機を利用しておるわけでありますが、ボーイング社が最新型のB747-400型を今各国に売りつけているんです。そこで、日本の場合もこのB747-400型の安全性をどう見ているか、そして購...全文を見る
○新盛委員 二十年目のツケが来たというボーイング社が、最近アメリカのFAAの指摘を受けてB727、737、747機を百六十項目にわたって改善命令を出しているわけですね。これほどやっぱり問題があるという中で、今型式についてFAAがこのボーイング747-400型を承認して十一月には日...全文を見る
○新盛委員 八五年の十二月十三日に、規制緩和一括法案が成立をしました。その際に、附帯決議というのを航空法第六十五条に関係をして出してあります。御記憶だろうと思いますが読んでおきます。「運輸関係の規制緩和にあたっては、今後とも安全の確保に努めるとともに、過当競争による輸送秩序の混乱...全文を見る
○新盛委員 飛行機の異常を早期に発見をすることとか、さまざまな故障原因を早期に見きわめるとかあるいは回復を不可能にしているとか、二名のパイロットの負担が極めて大きくなっているという、これは言うなら表向きの話であります。しかし、設計上の問題とすれば、これは長距離も短距離もないのだ、...全文を見る
○新盛委員 終わります。
○新盛委員 整備新幹線関係関連法案の審議をする前に、くどいようですけれども、けさほどから出されております、国家的不当労働行為じゃないかと言う学者もいるのでありますが、各地で出されております不当労働行為に関係する救済命令、これは、この内容を見てみますと、旧国鉄とJR各社の間には実質...全文を見る
○新盛委員 先ほどからの大臣の答弁では、目下係争中のものもこれあり、運輸省としてはコメントを避けたい、こういうことでございますが、既に二十五件ぐらいの救済命令が出されております。採用差別、配属差別、出向差別にかかわる案件がほとんど救済を命令しているわけであります。  こういう状...全文を見る
○新盛委員 相変わらず答弁は同じところでございますが、これから二百件に及ぶ各地労委に出されております不当労働行為案件、これが全部いわゆる救済命令ということになったらいかがされますか。
○新盛委員 社労委員会でも議論されているようですから、また、内閣委員会その他等でも明確にしていきたいと思います。  続いて、清算事業団に所属をする職員の雇用の問題では、先ほど杉浦理事長の方からも御答弁がございました。五月一日現在で二千六百八十九名、この皆さんの雇用の保障について...全文を見る
○新盛委員 JR側に要望しておきますが、先ほどの地労委の問題でもそうでございますけれども、審問のあります地域にはほとんど事情がございましょうが、欠席をしたり申立人の主張を一切聞こうとしないとか、かたくなな態度をとっておられる。それと同様に、広域配転でこうして募集をし配属をされるこ...全文を見る
○新盛委員 指導に当たられる運輸省ですから、ひとつ的確な指示と指導をこれからお願いしておきます。  鉄道共済年金の問題で大蔵省来ていらっしゃると思いますが、最近出されました大蔵原案、そして関係閣僚会議でまとまって政府案として今次国会で審議を煩わそうという問題については、内容につ...全文を見る
○新盛委員 また、どうせ法案審議の際に議論をすることになるかと思いますので、これから整備新幹線の関連法案の内容について四、五点指摘をしていきたいと思います。  この整備新幹線、五線というふうに決められて以降、歴史的な経過は省略をしますが、この整備新幹線の理念というのはどこにある...全文を見る
○新盛委員 とすれば、これからのこうしたそれぞれの地域的事情を含み、経済的な効果、あるいは整備をしていくという国家的な交通網体系、さらには地域の発展、こういうものから見ていきますと、これは国家的なプロジェクトである、こういう理解であれば、国がすべて責任を持ってやるべきではないのか...全文を見る
○新盛委員 私がそれを申し上げるのは、東海道新幹線を建設をする際に当時の十河信二さんが国会でも説明されたんですが、一向に見向きもされなかった、そして世界銀行から金を借りなければいけなかった、そして後は国鉄が全部これを引き受けて東海道新幹線、三十九年に完成をしたわけですね。それから...全文を見る
○新盛委員 今後のことがあるから申し上げておくんですが、先ほど自民党の若林委員の方からも、参考資料としてこの申し合わせ事項についてお出しください、できることならこれを議事録に残していかなければ、何が根拠で議論しているのかと いう話にもつながるじゃないかという御指摘もあるんですよ...全文を見る
○新盛委員 新幹線をつくろうと決めるのはどこか。整備新幹線法は一応もう廃止することになっているわけですが、これは「整備新幹線建設促進検討委員会は、これを廃止する」、こうなっていますね。そうするとこれから先の話なんですよ。これから先、一体整備五線という名の一やはり各地域が猛烈に運動...全文を見る
○新盛委員 どうもすっきりしませんが、では具体的に入ります。  財源問題についてです。最終合意は、九州、北陸、東北各線区の新幹線をもしっくるとすれば一兆三千八百億、相当節減をしましたね。その負担率を、JRの五〇%、そして残りの軌道部分を国が四〇%、地方が一〇%、駅舎部分は国、地...全文を見る
○新盛委員 丹羽審議官、私の言っていることにちょっと素直に答えてくださいよ。もうその先の話と後の話はまた違うのです。  だから、負担率が変わるのか変わらないのか。これは一たん決めたんでしょう。決めたけれども、これは将来ずっとこれでいくのですか。いくと。じゃ国、地方の負担率は、概...全文を見る
○新盛委員 これは原本というのが参考資料で提起された内容のものだけで言うものですから、この審議は、私は十年ぐらい国会議員をやっているけれども、初めてだな。だから、どうもあっちに行ったりこっちに行ったりしなければいかぬのですよ。だから、こういう原本も本当にきちっと法案の中に織り込ん...全文を見る
○新盛委員 難工事というのは、いろいろなトンネル、橋梁あるいは地域の状況としてはこれは大変だというのは全国で三十七、八カ所でしたかをおつくりになったようでしたね。そのうちの、今おっしゃっておりますのは東北の岩手、北陸の加越、九州の第三紫尾山、この三カ所に絞ってやるというので、その...全文を見る
○新盛委員 したがって、私の方はこれは同時着・工だよということで理解をしてこれからもまた進め方をしなければいかぬと思うのですが、といえども、この着工優先順位というのは将来、昨年八月の確認の経緯から見て、生きているのですか、生きていないのですか。
○新盛委員 余り詰めると答弁ができないような場面もあるようですが、その辺は十分理解を私はしているつもりですけれども、この新幹線の理念を冒頭にお聞きしましたのも、これは地域活性化という問題もさることながら、それぞれ言い分があるのですよ。整備五線の皆さん方はそれぞれの路線を抱えまして...全文を見る
○新盛委員 その御答弁をこれからさらに広げてぜひひとつ計画的に、地域のそうした交通網の発展のために寄与していただきますようにお願いします。  私は、これまで議論をしてまいりましたが、やはり早期本格着工、非常に明るい展望を持っております。それを閉ざさないために、申し上げております...全文を見る
○新盛委員 繰り返すようですが、冒頭に申し上げました日本国有鉄道清算事業団の再就職問題ですね、後ほど私の方から附帯決議を提出したいと思うのですが、ぜひひとつ再検討というよりは再就職への道を切り開いていただく、一人たりとも路頭に迷わせない、こういう立場でぜひとも万全の措置を講じてい...全文を見る
○新盛委員 時間が参りました。  最後に、ぜひひとつ、これは運輸省としてJRの各社に指導していただきたい。それは、今経営協議会とか労使の間でおつくりになっているらしいですね。積極的に意見を出してお互い切磋琢磨する、あるいは運転事故など最近の事故、きのうも何かすれ違いがありました...全文を見る
○新盛委員 終わります。
○新盛委員 ただいま議題となりました日本鉄道建設公団法及び新幹線鉄道保有機構法の一部を改正する法律案に対する附帯決議を付すべしとの動議につきまして、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、...全文を見る
06月14日第114回国会 衆議院 運輸委員会 第4号
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○新盛委員 特定協会法の一部改正、これから新しく造船業基盤整備事業協会、こういう呼称に変わる法律でございます。  この問題を論議しながら、外航海運船員対策に対する政策全体についてお尋ねをいたします。  まず、造船業の現状と今後の見通しについて伺います。
○新盛委員 造船業の集約化あるいはそれに伴う活性化対策は当然必要なことでございますが、今お述べになりました諸点に立ってこれからの状況をどういうふうに見ておられますか。
○新盛委員 今出されました就労構造が非常に若手就業者の不足とおっしゃいましたが、期間雇用、そして年齢構成、高齢化状況、こうしたことについて現実どう対処しておられますか。
○新盛委員 民間における高度船舶技術、これは今回の法律で助成をしていくことなんですが、これを開発して、かつその波及効果というものを求めていらっしゃるわけですが、今お話しのように年齢構成が逆ピラミッド型である。このまま放置しますと、五年から十年たつ間に一体どういうことになるのか。合...全文を見る
○新盛委員 今造船の問題を主点に置きましたが、造船即外航海運、特に海運業というこの関連においてはこれまで何回も指摘をしているのですけれども、造船、海運、荷主、この三者の一体感というのが欠けているのじゃないか。まさしく造船の場面においても就労構造が大変な危機的状況にある。そして近代...全文を見る
○新盛委員 大臣、それをお書きになったのは当然運輸政策局でしょうけれども、今大事なのは船の状況がどうなっているか、これを十分把握していただかなければならないのです。  日本の商船隊の方にひとつ重きを置きますと、日本商船隊という呼称はされていますけれども、もう既に日本の船に八〇%...全文を見る
○新盛委員 海造審のワーキンググループの報告書を拝見いたしました。海外貸し渡し方式による混乗、マルシップといいますが、こうした状況に追い込まれてきたのは一体なぜなのか。確かに今おっしゃるように、経済コストで見るならば、日本の船員は給与が非常に高い、外国船員からすると外国船員の三倍...全文を見る
○新盛委員 それと、学校の卒業者の方々の就職状況はどうですか。
○新盛委員 今の御答弁のことに関係をしまして、就労の現実が極めて厳しい、陸上より落ち込んでいる船員の賃金。最近、船員の賃金は高い高いということで、コストを安くするために外国人を乗せる。これがマルシップになり便宜置籍船になり、経営者はよりそういう方向に進んでいる、混乗の問題にさらに...全文を見る
○新盛委員 結局、そういうことから賃金の面ではそんなにも大きな隔たりはない、なのに経営者側の方としては、よりコストを下げていくためにどうしても外国人を乗船させる、こういうことになるわけであります。先に質問しましたように、運輸省としてこれから指導される面では、このフラッギングアウト...全文を見る
○新盛委員 チープレーバー、いわゆる低賃金労働者導入ということにつながるわけですが、この歯どめをしていくことが日本人船員をより確保するということにつながるわけですし、また海外貸し渡し方式の混乗の拡大を図っておられるということなんですが、これはマルシップ特例をすべての日本商船隊に拡...全文を見る
○新盛委員 最近景気が、内需拡大等を含めて海運業の方は、特に円が安くなればなるほどある程度の活力を持ってくるわけです。その比較表もございますが、これから円が百四十八円、百五十円、この前後にとどまるのかどうか、経済学者に聞いてみなければわかりません。これはドルと円の国際通貨の問題も...全文を見る
○新盛委員 推進していただくのはいいのですけれども、現実の問題としてどうしてもひっかかるのは、日本商船隊をどれだけ日本人の手で確保できるか、もうここにすべてかかっているのですよ。今の要員構成の面でも、それを随時やっていきたい、あるいは転換教育もやりたい、そういうような面で免許のあ...全文を見る
○新盛委員 新しい海上技術、それはソフトの面もありハードの面もございますが、この開発、創造の場として、ハードの面あるいはソフトの面で、その場に限って外国人労働者が乗るとか新規の日本の船員が乗るとかという問題をどういうふうにコントロールすることができるか。その上に立って、夢と希望を...全文を見る
○新盛委員 では、時間が迫ってきておりますので、ひとつ確認をしていきたいと思うのですが、日本人船員の雇用と労働条件に極めて影響を及ぼしております日本船への外国人船員の導入、これは行わない。今現実にやっていますね、やっているけれども、将来はできるだけそういうことをやらないようにした...全文を見る
○新盛委員 ぜひひとつそれは進めていただきたいと思うのです。  それと、安全と日本人船員の雇用確保という面から見まして、日本法人が支配する仕組み船に、日本人の船員五名以上配乗を義務づけるということは行政措置としてできないものかどうか。
○新盛委員 次に、マルシップ関係等を含めてですが、日本の船員法が適用されない、そして税金は納めている、失業保険はない、このことの処置は将来どうお考えになっていらっしゃいますか、法律改正も必要になるわけですが。
○新盛委員 次に、財団法人の日本船員福利雇用促進センター、一名SECOJと言いますけれども、これを通じて、外国船に乗船する就業奨励金を最近、去年の船員法改正で十二万から十八万円に引き上げたばかりですね。さらに増額するというおつもりはございませんか。
○新盛委員 最近のウオーターフロント開発及び海上レジャーにかかわる技能者に対して、船員に適した職種もあると思うのですね。これは新しい職域として期待を一面されているわけですが、ついては現在地方の船員再教育機関でのみ行われております、船員の経歴を生かして資格が取得できるような、ある意...全文を見る
○新盛委員 最後に、今回の運輸省の予算の内容を見まして、海運対策、造船その他に対する資金計画がなされているわけですが、日本開発銀行から融資を受ける、この金利ですが、何%なのかということになりますと、できるだけこれは安い方がいいわけなんですね。金利三%程度の無担保低利融資とか借入金...全文を見る
○新盛委員 終わります。
11月17日第116回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○新盛委員 今回の貨物二法、まさしく四十年ぶりの輸送事業にかかわる大変革を来す、ある意味では輸送構造の革命ともいうべき内容をはらんでおるわけでございますが、貨物輸送事業のこうした状況が何によって新しく変わってきているのか、その認識をお聞かせください。
○新盛委員 デレギュレーション、規制緩和策というのは自由競争の申し子であると言われていますね。これによって、トラック事業者三万八千、九〇%は中小企業、そして軽自動車輸送事業者も五万事業者いるわけです。こういう状況で見ますと、これからのこの改正によって起こるメリット、そして片やデメ...全文を見る
○新盛委員 今、国際流通の中で、日米構造協議でも議論になっておりますように、国内参入利用運送あるいは取次運送各分野にわたってもそうですが、既にアメリカではもう十年を超す実績があります。しかし、航空の位置で見ましても、アメリカではもはやギブアップ、ある意味では規制緩和の弊害が増大を...全文を見る
○新盛委員 高く評価しておられるということではございますが、予想に反して寡占化が非常に進んできている。弱肉強食である。特に中小零細企業の方は力がない、そして系列化される、統合される、そういう部面だけが前面に出てくる可能性がある、これについてはどういう認識ですか。
○新盛委員 ところが、みずからが輸送手段を持たないでソフトウエアを武器にして営業する物流商社というのが、この法律案に関してもそうだと思いますが、新たな企業が誕生してくる。いわゆる大手が、それは輸送手段を持たないのですから、それが現実の問題として垂直的に出てくるという危険性がある。...全文を見る
○新盛委員 大臣、ここは非常に大事なところです。取扱事業法にしても貨物自動車運送事業法にしても、法律としては複合一貫輸送体系をつくる、こうおっしゃっておりますね。まあマージャンでいえば一気通貫をつくれというのです。ところが、どうしても和了しない。真ん中のあたりに港湾運送事業法など...全文を見る
○新盛委員 具体的にいきますと、路線や宅配便業者などネットワーク業者が新たな事業所を展開していく、そしてネットワークの拡大を図る、あるいは地場の荷物の吸い上げなどを行っていく、そういう実態は確実に出てくるわけですね。そして大商社やメーカーも続々とトラック事業に進出をして競争をあお...全文を見る
○新盛委員 さらに具体的に、今路線と区域が一本化される、そのことによって混載が認められていくわけですね。業界外から参入も起これば混載をベースにした営業方式をとる、業界の二極分化が早まってくるし、現実それが出てくる、このことは否定できませんね。どうですか。
○新盛委員 営業力のある事業者はますます力をつけますよね。そして成長するでしょう。逆に荷物を奪われたり衰退していく事業者がこの法案によって出てくる、それをどうするかということではそんなことありませんとおっしゃいますが、現実的にそういうことになるんじゃないですか。だからこの点の封じ...全文を見る
○新盛委員 どうもそこのところがぴったりこないのですが、後でまたいろいろと論議をする機会もございます。  こうしたことで業界構造は上位集中化し、二極分化して系列化して、そして特に都市内の物流は、これは構造そのものが根本的に変わってくるという事態になると思うのですね。これまで運輸...全文を見る
○新盛委員 大臣、先ほど尾形委員の構造協議問題で非常に明快なお答えをいただいたんですが、これから外資系が日本の企業にどんどん進出してくるだろう、ねらっているということなんですが、これは新たな競争を生み出すことにもなるわけですね。競争するということは活性化を促すこともあります。しか...全文を見る
○新盛委員 では具体的に少し入っていきたいと思うのですが、私どもは、この法案の修正をしなければならぬ部面がたくさんあるな、あるいはこの内容いかんによっては非常に大変な混乱を巻き起こすこともあるなという気がするわけでありまして、貨物自動車運送事業法関係では許可の更新制をひとつ創設し...全文を見る
○新盛委員 これはまた議論しましょう。  次に、貨物自動車運送適正化事業実施機関の財団法人化ですね。これについては当然適正化を図る、こういうことにこの法案はなっているわけですから、そういう財団法人化については明確にしてあるようで少しぼけておる面がございますが、どういうお考えでし...全文を見る
○新盛委員 公益財団の設立はぜひひとつ検討していただかなければなりません。それと、きょうは労働省、警察庁も呼んでおりますが、この際、お答えいただかなければなりません。  一番問題になるのは、これまで二九通達など出されておるわけですが、この労働時間が守られていない。しかも長時間労...全文を見る
○新盛委員 労働省としても努力はしていただいておるようですが、この法案でも明確にこれからやっていかなければならない条件整備があるわけです。事業用自動車の健全な運行が行われるようにするためには、必要とされる乗務時間等にかかわる基準として運輸省令を、あるいは労働省令を守ってほしいとい...全文を見る
○新盛委員 今、後ろで声が出たように、ちっとも効果が上がってないのです。私も実態的にそれぞれ調査などもしておりますが、何といったって今トラックの運転者は年々どんどん減少していますし、それは養成もするのでしょうけれども、大変な過重労働でありますから、それだけにこれから物流の根底をな...全文を見る
○新盛委員 お聞きのとおりでございまして、年々事故が大変増大をしている傾向、こういう面ではわき見運転が主力だとおっしゃいますけれども、実際は他のトラックとの競争意識が働いているという面もあるんじゃないかと思考します。しかし、現実にこれを防止しなければならないわけですから、防止する...全文を見る
○新盛委員 そんなことだからいけないのですよ。これは現実的にやらなければならない。それは今の環境の中では予算もかかることだし、事情もいろいろありましょうが、こうしたことについては積極的に行政ベースとして考えていくべき問題だと思います。この点はまたやがて明確にならなければいけません...全文を見る
○新盛委員 こうしてずっと質問してきますと、今貨物自動車の運送事業法にかかわる問題、これは陸上を走っています。今度法律が二本出てしまったのですね。いわゆる新行革審の流れとしてデレギュレーションをやりなさいよ。そのために今回は企業の系列化、複合一貫輸送体制が根底に流れまして、そして...全文を見る
○新盛委員 警察庁と労働省の方は大変御苦労さまでした。御退場願います。  今、それは従じゃない、主じゃない、表裏一体のものだ、こうおっしゃるわけですけれども、内容的には、一番重視すべきはこの貨物運送取扱事業法だ、そう私は思うのですよ。これがいわゆる規制緩和の眼目であろう、こう認...全文を見る
○新盛委員 端的に聞きますが、港湾運送事業法、 実運送ではないわけですね。     〔委員長退席、久間委員長代理着席〕
○新盛委員 除外している、これは明確になりましたね。じゃ、除外規定を明確にどこかへ挿入する必要はありませんか。
○新盛委員 いや、私がそれを言うのは、貨物運送取扱事業法と港湾運送法は貨物の取り扱いの職域、運賃、料金なども含めて実際の商行為、商いをする、このことは関係があるのですかないのですか。関係あるのでしょう。
○新盛委員 そんなことにはならないでしょう。除外ということにはならないということにつながるのじゃないですか、あなたは除外ですよ、こう言うけれども。そういうことになれば関連性的にはこれは除外ということにならないですよ、中に取り込むということになるのですよ。
○新盛委員 いや、そうならないですよ。じゃ、利用運送人によって港頭地区から、港のところから内陸へ行うことは当然予想されるでしょう、今あなたの言う商取引的に言えば。そうすると、港湾運送事業の領域あるいは職域が確実に侵されるのですよ。そこで、運賃とか料金などそういうことが完全にある意...全文を見る
○新盛委員 そうおっしゃるのなら、では百歩譲って、そのことは法律修正の中で、私は修正を出したいと思っているのだが、そういう中で整理ができますね、あなたがおっしゃっていることを譲ったとしても。それは確認できますか。実態はそうならぬでしょう。
○新盛委員 法文ではそう整理されているけれども、実態はそういかないわけですよ。  だから、ここはまず第一に、委員長、御提起申し上げますが、港湾運送事業法の除外規定をひとつ明確にしてほしいということを後で御相談していただきたい。
○新盛委員 それから、この貨物運送取扱事業と実運送事業者との間における運賃収受の適正化、公正な取引関係を担保してほしい、こう私どもは思っているのです。この関係は、いわゆる荷主、利用運送、実運送そして港湾運送間の運賃、料金の関係も明確にせよという意味を含めているわけですが、この点に...全文を見る
○新盛委員 その辺、ちょっとわかりにくいのだけれども、荷主がこの荷物を運んでください、これは複合一貫輸送ですから、今度はここに新たにできましたこの法律によりましていろいろな実運送の業界があるわけですね。そしてまたそれによって運ばれてくる、港湾のところを通るときは今おっしゃるような...全文を見る
○新盛委員 どうもその辺のところの実態的な面ではまだ不明確でございます。それで、ここで実運送事業者に対する適正原価と利潤、その保障、またさらに実運送事業者間の不当な競争を排除するその運賃、料金、制度、こうしたことをやっていくのにはどうしても利用運送、実運送、そして港湾運送間の運賃...全文を見る
○新盛委員 質問を終わります。ありがとうございました。