末広まきこ

すえひろまきこ



当選回数回

末広まきこの1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月16日第139回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○末広真樹子君 無所属クラブの末広真樹子でございます。  本日は平成六年度決算の締めくくり質疑の日でございますが、橋本内閣の課題の一つでございます福祉政策に関連して、愛知リハビリ自動車教習所の存続について質問させていただきたいと思います。  正式名称は労働福祉事業団労災リハビ...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。これは一見小さな問題に見えるんですけれども、総理の行革の大なたが一体どこへ向かうのか、国民は大変気にしております。  実は、私自身教習生となりまして、両足不自由、右手も不自由という状態でこの教習所で運転を習ってみました。私、普通免許を持って...全文を見る
○末広真樹子君 厚生大臣の御答弁はもう少し期待していた部分がございまして、どんと厚生省で引き受けてまいりましようと、そこまでいただけるかなと思っておりましたが、そこはひとつ、今後労働大臣と厚生大臣との御協議の上しかるべき受け皿を早い機会に、何しろ切迫しているものでございますから、...全文を見る
02月20日第140回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。よろしくお願いいたします。  日本海重油流出災害についてお尋ねしてまいりたいと思います。  まず申し上げなければならない点は、不慮の災害、突発事故に際しては、最悪の事態を想定して、できるだけ素早く対応策を講じなくてはならないと...全文を見る
○末広真樹子君 率直なお気持ちをありがとうございます。  十九世紀に戻ることは簡単なんですね、先例をたどれば。でも、未知なる二十一世紀に勇気を持って進んでいくのには何の手引きにもならないんですね、先例は。大変難しいなと感じさせられました。  アメリカでは、エクソン・バルディー...全文を見る
○末広真樹子君 それは、スキームとしてはできているんですよ。実効性があったのかというお尋ねをしたわけでございます。新たなるスキームの説明をお聞きしたのではございません。お願いします。
○末広真樹子君 海防センターの実質的な訓練内容として海洋汚染対応コース、油回収装置の取り扱い訓練、オイルフェンスの展張訓練、具体的に挙がっているんです。何回やりました、昭和五十一年から。お答えください。——とても時間がかかりそうですので、後日委員長のところへ報告してください。 ...全文を見る
○末広真樹子君 緊急事態に関する手段のとり方の話をしているので、お答えも緊急事態にふさわしく簡明に、エキスでお願いしたい。  また、アメリカのタンカー、エクソン・バルディーズ号事故の重油回収の現場指揮官、元コーストガードのキャプテン、ジェンセンさんという方は、その経験上流出時の...全文を見る
○末広真樹子君 それだけたくさんのことをやり、なおかつ二日以内に重油は沖でたたけ、これをやってもらわないことには何ともしようがない、ぜひお願いしたいと思います。  ロシアは、政変以降、各自治体ごとに単価の安い重油を国外から調達するようになったと言われております。今回のナホトカ号...全文を見る
○末広真樹子君 まことに大変でございますわね、こういう縦割り行政下で一つ一つと折衝を重ねるというのは。もう体が十八欲しいと思います。  私は、今回の油事故を契機にひとつ提案したいと思います。まず、油事故に関して処理のための専門的な機関の設置です。英国の海洋汚染管理班とかそれから...全文を見る
○末広真樹子君 重油流出事故に関しての最後の質問になりますが、多くのボランティアの皆さんに今現在も御協力いただいています。私も一月三十日に被災地、三国町を訪れまして現地の様子、被災者の生の声、そしてボランティア本部も訪れました。  あの寒さ、絶え間なく降りしきる雪の中で、海岸の...全文を見る
○末広真樹子君 夏が来る前に、水温がつまり上がる前に完了していただきたいことがございます。これはもうお願いです。沿岸漂着油の除去作業でございます。この前視察しましたときには、自衛隊員の方が岩をぞうきんでふいておりました。ちょっと首をかしげます、あれは。  アメリカのエクソン・バ...全文を見る
○末広真樹子君 なお、提案がございます。いろいろ言って済みません。危機管理庁の設置でございます。  阪神大震災や今回の油流出事故を見るまでもなく、我が国は危機に関する政府の反応が大変鈍い。災害時の危機に関しては一を聞いて十を知るという敏感な対応が求められております。事故が起こっ...全文を見る
○末広真樹子君 二十一世紀を間近に控えまして、財政問題、高齢社会への対応等の課題が山積しております。これらの懸案の処理に当たっては、行政改革も早急に必要です。これは国民とのお約束事でございますね。反面、新たなる危機に迅速に生きた対応をする機能を創設することが国民にとっての節税につ...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございました。  通告質問があったと思いますが、ちょっと時間が来ましたので、次回に送らせていただきます。
02月26日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  初めに、日本海重油流出事故と環境汚染対策についてお伺いします。  私は、ロシアのタンカー、ナホトカ号の重油流出事故の被害状況を現地に行って実情をつぶさに見てまいりました。少し具体的な話になります。  独自調査しましたが、...全文を見る
○末広真樹子君 それはケース・バイ・ケースで、使っていい場所悪い場所、当然判定なさるべきだと思いますが、今業者の方だから割り引いた方がいいという意見がありましたけれども、私は別に向こうの沿岸警備隊の方からも同じような意見を聞いていますので、沿岸警備隊が業者的発想をするとは思えない...全文を見る
○末広真樹子君 そのためにはNGOや各種ボランティアへの具体的な支援と制度化をお願いしておいて、次の質問に移らせていただきます。  愛知万博に対する環境庁の取り組みについてお伺いしてまいります。  平成七年の第百三十四国会において、愛知万博の環境保全について質問させていただき...全文を見る
○末広真樹子君 さて、愛知万博の会場となります瀬戸市は陶器の町としてつとに有名でございまして、その陶土の採掘は古代より絶えることなく行われております。  あたりは見事にえぐられ、掘り尽くされた日本版グランドキャニオンと呼ばれ、大地がばっくりとその傷口を広げております。この採掘現...全文を見る
○末広真樹子君 きょう再びビデオでお見せしょうかなと思ったんですけれども、ビデオで見ちゃうと現場に行かれなくなるかもしれないのでやめました。ぜひ現場へ行ってください。  大地の断面は痛々しさを通り越して、もはや神々しいんですよ。じわじわと深い大地の恵みに対してありがとうありがと...全文を見る
○末広真樹子君 私も同感ですね。  そこで、平成八年十一月、質問主意書を提出しました。万博会場地の代替案三つ提案しています。  その一つが、この陶土採掘跡地を緑化、緑の大地に復元するのが自然との共生というテーマに最もふさわしく、またわかりやすいものではないのかなという趣旨です...全文を見る
○末広真樹子君 緑の大地に戻すということです。
○末広真樹子君 この陶土、珪砂採掘状況についてもう少し詳しくお話ししたいんですが、少しスピードを上げます。  現在までに掘り終えた面積が、昭和三十年以降四十二年間で十三カ所、六十一ヘクタール、非常にちょこまか長期にわたって掘っています。現在掘っている面積は百七十六ヘクタール、鉱...全文を見る
○末広真樹子君 アセスメントの方法については、計画が発表されてからアセスしたんじゃ遅いんだと、計画の前に企画アセスをしなきゃいけないんだという、これは今もう自然環境に携わる人の常識なんでございまして、そこのところはひとつよろしくお願いしたいなと思います。  現地を取材した折に、...全文を見る
○末広真樹子君 本当にそうなんです。私、万博反対しないんです。自然との共生をテーマにした万博、何てスケールの大きい、ロマンのあるテーマだろうと本当に驚嘆しています。ぜひやり抜いていただきたいと思っています。ただ、やっぱりアセスメントということに対しては環境庁はまだ弱い。もう少し環...全文を見る
○末広真樹子君 この環境特別委員会の最後に、大臣の毅然たる御決意をお伺いできて非常にうれしいんでございますが、何せ、法案というのは初めはいいんですね、出始めは。初編がいいんですよ、初編、第一稿が。だんだんだんだん骨抜きになっていきまして、最後これ何じゃと、セミの抜け殻かというよう...全文を見る
03月17日第140回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  本日は、内航海運法の質疑でございますが、内航、外航海運を問わずに日本の港にとって当面緊急な問題となっておりますアメリカの課徴金等についてお尋ねしてまいります。  今回のアメリカからの要求は、日本の海運業務の不透明さを指摘し...全文を見る
○末広真樹子君 日本の企業でも日本の港を見限っていく現状で、日本の港を活性化してアジアの物流拠点としての役割を果たすための課題は大きく分けて三つあると思います。  その第一点がコストを安くすることだと思います。  外国船舶協会の調査によりますと、四万トン級のコンテナ船が香港へ...全文を見る
○末広真樹子君 ちょっと時間的な制限がございますので、言いわけは一切なしにして、対策をと聞いたら対策だけお答えいただきたいなと思います。  日本の港が危ない二つ目の課題としましては、高規格ターミナルの早急な整備が望まれます。大水深化に向けての十五メートルバースの整備と、それにふ...全文を見る
○末広真樹子君 心強い御計画、まことにありがとうございます。期待しております。よろしくお願いします。  さて、日本の港湾の活性化の三つ目の課題に戻らせていただきます。ソフト面における高水準のサービス提供であると思います。内外とも指摘しておりますのが、手続の複雑さなんです。書面を...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。手続を簡素化することはサービスとしては当然なんですね。  もう一点、世界の港が通年フルタイム稼働する中で、日本だけが時間制限つき、日曜はだめよという現況なんです。大蔵省が通関可能時間に役所的制限をつけているんです。ちなみに神戸港は、今大臣お...全文を見る
○末広真樹子君 ぜひぜひお願いしたいですね。  サービス改善のもう一点としてEDI、エレクトロニック・データ・インターチェンジを指摘しておきたいと思います。民間、役所を問わず異業種間で一つの情報の受け送りができるということでございますね。諸外国ではUN・EDIFACTを進めてお...全文を見る
○末広真樹子君 さらに具体的な話になりますが、高速クレーンの使用料金を三十分単位に設定すれば低コスト利用できる、それから岸壁の使用料も二十四時間単位でやっているのを十二時間単位にすれば安くなるという、ターミナルサービスの二十四時間化も神戸ができて何でほかの港はできないのという、そ...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございました。
03月25日第140回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  海上汚染に関しまして何点か質問してまいりたいと思います。  先般の日本海重油流出事故に際しましては、多くのボランティアの方が駆けつけてくださいました。その理由を伺ってみますと、小さいころに泳いだ水のきれいな日本海を守りたい...全文を見る
○末広真樹子君 海岸にプラスチックごみが今現在も転がっている現実を考えれば、結果から推しはかれば、周知徹底がパーフェクトであるかあるいは五分どおりであるかあるいは効果がゼロであるかということは、これはもう結果から見れば明らかであると思うんでございますね。環境面の規制を厳しくすると...全文を見る
○末広真樹子君 そんなの手違いで済みませんよ。それは腹の中が間違っておる。手じゃない、恐らく。出したくなかったんでしょう。そういうのがあると、信頼関係、やっぱり情報公開ということが今一番問われておるんですね。政治不信の根本は何かというと、情報を公開したがらない体質、これに対して国...全文を見る
○末広真樹子君 今後は。
○末広真樹子君 そこが大事なんですね、以後どうするかというところが。  ところで、去年より七月二十日が海の日となって国民の祝日になりました。趣旨は海を大切にする日、海に感謝する日ということでございます。第一回海の日の祭典が四日市港で行われましたが、歌手による芸能イベント等が主た...全文を見る
○末広真樹子君 盛り上がるのも結構なんですけれども、これはせっかくの海の日でございますから、盛り上がってばかりいていいのかなという気がするんです。  各方面から御意見があったと思いますが、本年は徳島県でビーチウオーク・クリーンアップ作戦というのが行われると聞いております。これは...全文を見る
○末広真樹子君 今まさにやらなければいけないのがこのクリーンアップ作戦ではないのかなと思うわけでございます。せっかくできた海の日でございますから、今後の海の日の位置づけ、あり方について大臣の率直なお考えをお聞かせください。
○末広真樹子君 そういうことではなくて、私が申し上げたいのは違うんですよ。海の日を、一句詠んだり歌手呼んでちゃちゃんかちゃんとやっているお祭りでいいんですか、それとも国民の意識向上のためにきちんとした筋と位置づけをする、大事なことがあるんじゃないですかというところを大臣に今お聞き...全文を見る
○末広真樹子君 実はアサリは愛知県も名産でございまして、伊勢湾、三河湾でとれるアサリが平成六年で日本一の漁獲高、約一万トンでございますね。大相撲名古屋場所の優勝賞品になったこともございます。ところが七年以降は減少著しく、先ほどの実験にもありましたように、干潟の浄化の主役アサリが減...全文を見る
○末広真樹子君 まさにそのとおりでございます。すばらしい御決意だと思います。  海洋汚染防止法が単に法律として存在するのではなくて、海の日などにおけるきちんとしたキャンペーン趣旨の徹底と、国民とともに美しい海岸をつくり出そうという大きなうねりになっていくことを期待しまして、私の...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子です。どうぞよろしくお願いします。  きょうのお昼のNHKニュースで拝見したんですが、東京都内千代田区でこの四月から地域福祉乗り合いタクシーが走ると放送しておりました。車いすのリフトつきタクシーで、身障者や高齢者など福祉施設利用者は無料、一般...全文を見る
○末広真樹子君 ガイドラインとか仕組みというのはできてきているように思うんですけれども、ただ実際に事業者の側に立ちますと、一億円かかるという設備費用に二〇%の補助であとは事業者負担ですよということになると、これはまた利用者コストにはね返ってくるのじゃないかなという心配が生じており...全文を見る
○末広真樹子君 私も年をとっていきますので、高齢化社会に向けてやっぱり体制が着々と進むように、でないと安心して年とれません。  さて先日、我が名古屋にもおかげさまで待望の多目的ドームが誕生いたしました。ドーム自体は高齢者や障害者の利用しやすい施設になっております。ところが、最寄...全文を見る
○末広真樹子君 それはどうもありがとうございます。大曽根駅がモデル駅ですか。ありがとうございます。  各地で今後ドームが誕生していきますが、ドームまで高齢者も障害者も疲れさせることなくスムーズに運べるよう、利用者の利便性また交通弱者への御配慮をお願いしていきたいと思います。 ...全文を見る
○末広真樹子君 今おっしゃいましたように、本来はエレベーターやエスカレーターの設備が望ましいんですが、とりあえずはチェアメートを各駅に配備するぐらいの応急措置はしなきゃいかぬなと。それと、最低限階段の手すりですよ。それから歩くフラットなところでも手すり要りますわ。それはぜひお願い...全文を見る
○末広真樹子君 こういうのはどうですか。営業政策として障害者運賃割引の検討をしてみてはいかがでしょうか。これまではいささか受け身の形で事業者というのは運賃割引に取り組んでこられたと思うんですよ。これを、身障者や高齢者など車いすがあれば出かけることができるいわば交通弱者の潜在的ニー...全文を見る
○末広真樹子君 事業者が総収入をダウンさせない範囲で需要喚起につながる別メニュー、かつてフルムーンやナイスミディパスというのが大当たりをとったような斬新なアイデアを今後期待してまいりたいと思います。  さて、私は、去年の十二月に忘れがたい体験をいたしました。かねてより、愛知県瀬...全文を見る
○末広真樹子君 インターネットのホームページにそういう情報をきちっと載せていくということ、これは整備を早く、聞くところによると来年度末ということらしいですけれども、急いでいただきたいと思います。  それから、障害者というのは、昨今薬の害によって障害を持たれる方も非常にふえてきて...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第4号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  前回の質問で、愛知県瀬戸市で陶器絵つけを営む青年が陶土採掘跡地を何とかして緑に復元して、ヨーロッパのグリーンツーリズムを取り入れた町づくりができないものか、こういうお訴えがあったということを当委員会で申し上げました。  こ...全文を見る
○末広真樹子君 私は、これは基本的にはよい制度であると思うんです。がしかし、まだこの制度を知る人はほとんどいませんよ。インパクトもないんです。なぜでしょうね。それは、この制度が農家の民宿登録にとどまっておって、融資制度はあっても実績はゼロだと伺っております。もう一つ、農村をグリー...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。三戸以上ですね。——はい。  ところで、環境白書には、カエル、ドジョウ、蛍のいる水田、ササや水草の茂る小川等の田園の再生をうたっております。私は、グリーンツーリズムを成功させるには、田園等をグリーンストックと位置づけ、その蓄積を図るところに...全文を見る
○末広真樹子君 ぜひよろしくお願いします。  あらゆる分野が総合的に手を結ばないとこれは進んでいかない。せっかく農水でささやかですがお取り組みをいただいておるところでございますので、大きなバックアップをお願いしたいと思います。  最後に、市民農園と都市公園事業についてお尋ねし...全文を見る
○末広真樹子君 目の前にどでかい……(「時間オーバーですよ」と呼ぶ者あり)
○末広真樹子君 四十一分までといただいていますよ。
○末広真樹子君 今どなたがおっしゃったんですか。(「間違えました」と呼ぶ者あり)
○末広真樹子君 そんな違い困りますね、五分も。十五分しかもらっていないのが五分短く削られたらどうなるんですか。
○末広真樹子君 はい。びっくりしましたですよ。もう心臓どきどきしちゃいますよ。どうなるんですか、これ途中で。(「デンパーク」と呼ぶ者あり)デンパークですね。悲しいわ。  デンパーク、私実際に見てまいりましたんですが、目の前にどでかい本物のサイロがそびえているのが何とも心強いと思...全文を見る
○末広真樹子君 というような地方への放り投げ方ではグリーン・ツーリズム運動は進んでまいらないと私は思います。  作家の司馬遼太郎さんは、一九七〇年に「街道をゆく」という連載を始められるときに、大地が大切である、日本は土地を売り買いし始めたときからだめになるよと、こうおっしゃって...全文を見る
04月02日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第5号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。よろしくお願いします。  本日は先輩議員の皆様の鋭い質問に議論白熱といった状況でございまして、まずは敬意を表したいと思います。そのしんがりでございます。皆様大変お疲れとは存じますが、最後までよろしくおつき合い願いたいと思います。...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。  できるだけ具体的に質問してまいりたいと思うんですが、私は、人間のように垂直に立って歩くペンギンに小さいころより大変親しみを感じております。その姿形が愛らしいというのと同時に、その子育て法に感動を覚えます。ペンギンの仲間の中でも最も大きい...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。  悪化している種がないということは一安心でございますが、国内法ではこれらの人間活動による影響からペンギンを保護するために、例えば子育てをやめてしまう、驚くとかいう、そういうのを保護するためにどのような措置を講じているのでしょうか。
○末広真樹子君 南極をなぜ守らなければいけないのか、それは一つには生物資源だと思うんですね。  南極の海のプランクトンの生物量は日本近海の海の生物量よりもうんと多いというふうに伺っておりますが、本当なんでしょうか。
○末広真樹子君 プランクトンの量というのも資料をお持ちじゃございませんか。
○末広真樹子君 それはこれからおいおいやっていただく課題かなということで、宿題にしましょう。  南極へ行かれた方のお話をお聞きしますと、分厚い氷をひっくり返しますと海水の色が黄色く見えるのだそうです。それはほとんどが植物性プランクトンですから、南極の海水は大きな森林と言うことが...全文を見る
○末広真樹子君 ぜひぜひ、大きな課題であると思います。北極ではこの十年間で水温が一・五度も上がっているということがモニタリング調査でわかっているという意見も報道されております。  そして、その温暖化の影響がどういうところに出ているかといいますと、二カ月も早い水路の解氷、そしてベ...全文を見る
○末広真樹子君 びっくりしますですね。やっぱりあるんですよね。こういうことが出ているということは、調査しなくても出てきているということは、これはやっぱり絶対に環境庁は常駐で調査する必要があるんじゃないかなと思いますが、ここまでのやりとりで環境庁長官ちょっと、質問通告にはございませ...全文を見る
○末広真樹子君 そうですね。大いに検討の必要があると思います。  文部省にお伺いします。  南極地域の温暖化の現状を把握するために、文部省ではどのような観測を行っていますか。
○末広真樹子君 この観測結果なども踏まえまして、環境庁としては地球温暖化の現状についてどのような見解をお持ちでしょうか。
○末広真樹子君 お聞きのように、文部省と環境庁とでは見解が著しく異なると。これは非常に問題だなと思うわけでございますね。今回の環境保護議定書の考え方に立てば、今後南極地域においては科学的調査の推進と環境の保護というのはいわば車の両輪として一体的に進めることが必要と思います。  ...全文を見る
○末広真樹子君 関係省庁との連携、ぜひ必要かと思います。  それから、地球環境の観測拠点として南極地域の特性を見るときに、これからは各国が独自に観測活動を行うだけではなく、例えば昭和基地においてそういうことが見られておるとか見られておらぬとかということではちょっと困るなと、各国...全文を見る
○末広真樹子君 ちょっと今お聞きしていて思ったんですが、観測ネットワークということをおっしゃいましたが、それはもう既にインターネットのホームページかなんかを利用して各観測基地同士のやりとりというのは始まっているんでしょうか。ちょっと突然で、もしおわかりでしたらお答えください。
○末広真樹子君 つまり公開情報なわけですね、オープンでやっているということですね。
○末広真樹子君 世界南極観測隊のような考え方、これ同じ質問を環境庁長官はどのようにお考えでしょうか。
○末広真樹子君 南極地域での温暖化が進みますと、相当な広さの陸地が海に沈むと言われております。そういう意味で、南極地域の温暖化モニタリング調査というのがとても重要であると思います。  さらに、我が国として本年度に開催される予定の地球温暖化防止京都会議において、実効性のある温暖化...全文を見る
○末広真樹子君 ぜひ主体的決意を持ってリーダーシップをとって取り組んでいかれることを望みます。  そんなことはないと思うんですけれども、決して会議の場を提供するだけの国際会議にならないように、僭越ながらお願い申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございま...全文を見る
04月16日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第6号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  今回の廃掃法の改正は連合審査になりませんでした。平成三年時の改正は連合審査が行われております。本来ならば、直接厚生大臣そして環境庁長官の両並びで、その相違点あるいは共通点を明確にさせていただきたかった。国民の皆様も両省の基準...全文を見る
○末広真樹子君 今回の廃掃法改正ではダイオキシンの問題には触れられておりません。大変残念でございます。  私の住んでいる名古屋市内の鳴海工場は一般ごみの処分場でございます。しかも全連続炉、つまり二十四時間稼働している炉なんです。  普通、ダイオキシンは、炉の操業開始時と終了時...全文を見る
○末広真樹子君 私、早速現場を実際に見てまいりました。担当者の説明を聞いて理解した範囲を申し上げます。  まず、焼却炉内で酸素の取り入れ不足によって不完全燃焼が起きる、これがダイオキシン発生の一つ目の要因です。  ボイラーの温度計は動いておりました二基ともに八百二十五度、九百...全文を見る
○末広真樹子君 はい、いいえが、別にそう棒読みになることはないと思うのでございますが。
○末広真樹子君 もういいです。  この焼却工場は昭和四十五年につくられ、開設当時は焼却炉一基当たり百五十トンの焼却能力があったものが、今では七六%の能力に落ちております。ですから、三基合計ですと四百五十トンとなっている当初の算定が三百四十二トンの能力しか現在は有しておらないので...全文を見る
○末広真樹子君 それでは答えになっていないじゃないですか。
○末広真樹子君 それはわかりやすく言うと、きのうまでは知らなかったと、こういうことでございますね。  厚生省は平成二年にガイドラインを焼却施設に対して出しております。そのときの言葉が、「技術的に実施可能な限りダイオキシン類の発生防止」対策を推進となっております。これは技術的に可...全文を見る
○末広真樹子君 それにしても大きな開きがあるものだねと思うわけです。  ダイオキシンはベトナム戦争で枯れ葉剤として使われたものでございます。ベトちゃん、ドクちゃんの例を思い浮かべていただければ恐ろしさがわかろうかと思います。  ダイオキシンの一日当たりの耐容量は、厚生省の評価...全文を見る
○末広真樹子君 環境庁はあくまで保全の目安だというふうに厚生省は答えられましたが、明らかに厚生省のお答えはよりベターな数値というふうなお答えでよろしいわけでございますね。  平成九年の新ガイドラインでは、新設炉については〇・一ナノグラム、旧ガイドライン炉については〇・五ナノグラ...全文を見る
○末広真樹子君 力強い御答弁であると期待しておきます。  今現在、これは厚生省に聞きますが、鳴海工場のダイオキシン類濃度が幾らであると厚生省は認識していますか。
○末広真樹子君 随分用心深いお答えでございますね。  その調査は確かに平成八年なんですよね。平成七年に名古屋市が調査した報告によりますと、鳴海工場のダイオキシン濃度は、御存じですかいいです、百四十と記されております。はるかに高い数値で、平成七年から平成八年の六月までに、つまり厚...全文を見る
○末広真樹子君 同じ質問を環境庁に伺います。  市町村任せだと各自治体の体力や意識の差が出てしまうと思いますが、環境影響調査に対する県の取り組みというのは不必要なんですかしら。    〔理事大渕絹子君退席、委員長着席〕
○末広真樹子君 国が出ていくということは、県にも御要請する、こういう解釈でよろしいのでございますね。はいとかいいえとか。
○末広真樹子君 鳴海工場では、緊急に八十ナノグラム以下にせよというお達しのもとに、ダイオキシン類削減対策というのを立てております。平成九年五月から、焼却炉内の再燃焼化とボイラー出口での冷却空気吹き込みによって集じん器内でダイオキシンが発生することを防ごうという改善工事でございます...全文を見る
○末広真樹子君 対応対応と言われても、現場へ行ったことはありますか。
○末広真樹子君 そんな立派なところを見ないでください。私はもう現場へ行ってごみをいっぱいかぶりましたよ、それは。ごみをトラックからどっとあけるときに全開口なんです、全部。ですから、どっとあければぶわっとこっちへ来るんですわ。もう頭からごみの洗礼です。目をあけていられません。鼻もあ...全文を見る
○末広真樹子君 本当にごみというのは真剣に取り組んでいかないと、物すごい量を排出しているんです。私、鳴海工場へ行って、お礼を申し上げましたよ、本当に。私のごみもこの中に入っていると思います、御苦労さまですと申し上げました。こうやって新聞紙上で袋だたきにされているというのもやっぱり...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございました。  これで質問を終わります。
05月15日第140回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。   近年、時短や週休二日制の導入によりまして、勤労者の自由時間がふえてまいりました。平成七年に行われました総理府の調査統計によりますと、今後生活のどのような面に力を入れていきたいと考えているかという設問に対しまして、レジャー、...全文を見る
○末広真樹子君 歯切れが悪いんですね。だから地元で疑心暗鬼が起きちゃうというんで、こういうのはやっぱりある程度明快にしておかれた方がいいんじゃないかなと私は思います。  次に、新空港の財源についてお聞きしたいと思います。  成田、関空、それぞれに財源スキームが違うんですね。そ...全文を見る
○末広真樹子君 第七次空整って何なんですか。何にも決めない第七次空整なんですか。ちょっとその辺答えてくださいよ。
○末広真樹子君 それでは地元に、やっぱり常滑の人も心配が起きて、それはどうだこうだって言うわ。  いつまでにその負担割合をお決めになるんですか、予定は。
○末広真樹子君 ここで押し問答している時間はありませんので、地元はそういう煮え切らない態度に対して不信感があるということだけはお伝えしておきたいと思いますね。  第七次空港整備計画では、中部新国際空港について、中部圏における定期航空路線の一元化を前提に検討を進めるとあります。新...全文を見る
○末広真樹子君 それじゃ、ひとつ論点を変えてちょっと見てみましょう。例えば、関西ではこういった問題にどう対応したかを振り返ってみたいと思いますね。  関西国際空港の設置に当たっては、当初伊丹空港の廃止が検討されました。昭和四十九年の航空審議会の答申では、関西国際空港は伊丹空港の...全文を見る
○末広真樹子君 つまり、騒音問題について余りやかましく言うと廃止しますよと、こういう手法をおとりになって、騒音はちょっと抑えてとにかく存続でという意見を強化させたという非常にお上手な手法だったかと思います。  一九九四年九月に関空が開港しましたが、当初は両空港の旅客の奪い合いで...全文を見る
○末広真樹子君 というように、現在伊丹、関空両空港がお互いの長所を生かしながら栄えている。関西圏ではさらに神戸空港の建設が計画されております。ことし二月には運輸省により空港の設置が申請どおり許可されております。これにより関西圏では関空、伊丹、神戸、三空港が鼎立することになります。...全文を見る
○末広真樹子君 つまりは、密集したところに三空港があっても関西圏においては鼎立するというお考え方だと思うんですね。そうすると、産業の集約度の高い中部圏で十分に二空港が両立し得るのではないかと私は思います。  現在、中部圏では飛躍的な割合で旅客数がふえ続けております。皆様のお手元...全文を見る
○末広真樹子君 それは違うんですよ。頭を打っているんですよ、その能力がないから、今。小さいんですね、名古屋空港の設備そのものが。しかも、自衛隊機と共用している空港であるということをかんがみて、もうこれが限度というところで、お客さんをふやしたいんだけれどもふやせない。お客さんの方も...全文を見る
○末広真樹子君 中部新国際空港といういいものをつくっていただく、片一方で泣くところが出てくるというのは喜びも半分になっちゃうなという気がいたします。私は、当初からそう一方的に一元化と決めつけないで、そこは柔軟性を持たせた議論とそれから地元の実態調査というのをきちんとおやりになって...全文を見る
05月21日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第8号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  このアセス法案を通じて、環境行政に対する長官御自身の姿勢ひいては環境庁の存在意義が問われていると私は思います。このアセスメント法案や諌早湾のギロチンなどで環境庁の消極的姿勢ばかりが目立ち、国民からも環境庁は一体何をやっている...全文を見る
○末広真樹子君 長官、御自分の目を信じてください。あなたの心を信じていただかないと、まず部下では困っちゃうんですよね。  きのうの閣僚懇談会で諌早問題が話し合われたと伺っておりますが、日本の環境保全を担う環境庁長官としての立場でどのような発言をなさったんでしょうか。長官のお言葉...全文を見る
○末広真樹子君 環境庁長官、つまり大臣としてはまず自分の目で見る、次に時間があろうとなかろうと言うべきことは言う、これが職務なんです。  これを国民が求めているんです。そこのところはぜひお考え直しいただきたい、このように思います。  まず、干潟問題に対する環境庁の問題意識をお...全文を見る
○末広真樹子君 日本の干潟が急激に減っている現状、御存じでございますよね。その事実は環境庁みずからが自然環境保全基礎調査、海域生物環境調査の結果として公表なさっているわけでございますから、十分に御存じのはずでございます。  その減少状況はどうなっておりますのでしょうか、面積と箇...全文を見る
○末広真樹子君 私が指摘したいのは、この減少理由の多くが埋め立てによるものであるということです。しかも、諌早湾の埋め立ては三千五百ヘクタール。この干拓事業によって我が国の干潟・浅海がさらに七%減少するという報告が日本自然保護協会からなされております。  同協会は、閉め切り面積で...全文を見る
○末広真樹子君 ラムサール条約の趣旨に反するものにはならないという論点を手短に国民にわかるようにお願いします。
○末広真樹子君 そういう解釈では、やっぱりこれは農水に負けても仕方ないなと思いますね。どうして環境庁の方が環境を守ろうという決然たる意欲に燃えていないのか。私はそれが不思議でならないところでございます。悲しいです。  次に、環境庁のやってきたことについて伺いたいと思います。 ...全文を見る
○末広真樹子君 事ほどさように、干拓目的は幾らにでも変わるんです。でも、その底辺には、何とかここを埋める、工事はしたいと、工事したいんです。それが見え見えなんですね。それは国民のすべての方が見えているんです。幾ら隠しても隠し通せるものじゃないんです。そのことをよくわかっていただき...全文を見る
○末広真樹子君 そのとおりですね。昭和六十三年三月八日、建設省から埋め立てに伴う環境への影響について意見を求められていた環境庁は、十四項目の条件をつけて事業に同意しております。  さらに九二年には、調整池の水質保全のために排水門の定期的なフラッシュ、開閉ですね、それが行われるよ...全文を見る
○末広真樹子君 先ほど来ずっと注意深く見守りながらと言うんですけれども、環境というものは見守っておってもちっともよくならない、悪くなる一方なんです。一たん閉まった水門を時々はあけてやりながら考えるのなら結構ですよ。時々はあけてやって、その間にいい知恵はないものかと探っていこうとい...全文を見る
○末広真樹子君 問題はあるとみんなが先ほど来指摘しているところでございます。  最後に、国民から問われている環境庁の姿勢についてお伺いしたいと思います。  諌早湾のアセス実施から十年以上経過しております。事業の必要性を含め、周りの社会環境も大きく変化したと思います。自然環境に...全文を見る
○末広真樹子君 何か、聞く耳持たない環境庁という感じがいたします。  問題は、環境事業のあり方です。国民が問うているのは、自然環境が破壊される中でむだと思われる環境事業の執行が行われていることについて、国民が唯一頼みとしている環境庁が期待しているような動きを見せていないというこ...全文を見る
○末広真樹子君 これは本質的な問題だと思うんです。つまり、岩垂寿喜男前長官も、その長官のときにはお行きにならなかった。長官をやめて、議員をやめてから行った。今、石井長官も、議員なら行ける、でも大臣は動けないんだと、こうおっしゃるんですね。でも、国民が思っているのは、大臣というのは...全文を見る
○末広真樹子君 国会議員というのは国民に一票ずついただいてここに来ているわけでございまして、お勤めしてここに来ているわけじゃないという歴然たる違いがある。つまり、顔があって初めて国民の代表と言えるわけでございます。大臣は顔のさらなる顔なんです。  最後の質問に移ります。  事...全文を見る
○末広真樹子君 これだけいろんな方があらゆる角度からこの諌早湾について勧告権を行使しろ、あるいは農水大臣に申し入れしろとお願いしても、頑としてお聞き入れにならないということは、この委員会を通じてよく理解したところでございます。  そして、アセス法案というのも、長いこと欲しかった...全文を見る
05月22日第140回国会 参議院 運輸委員会 第10号
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○末広真樹子君 きょうは、整備新幹線に関連しまして、素朴な国民的疑問について平たくお伺いしたいと思いますので、お答えの方も平たく、わかりやすくお願いします。  まず一番気になります点ですが、どれだけのお金をだれがどんな形で負担して、いつまでに返済していくのでしょうか。ここが最も...全文を見る
○末広真樹子君 僭越ですが、マイクって近づけば近づくほどごぼごぼして、結局聞こえないんですよ。今一生懸命何か近づいて言おうとしていませんでしたか。かえって不明瞭で全然聞き取れないんですね。ある程度距離を置いて、おなかに力を入れてもらった方がはっきり聞こえますので、お願いします。カ...全文を見る
○末広真樹子君 おっしゃることは聞き取りにくいし、こっちの言ったことをミスアンダースタンドしてもらっちゃ、何かじいさんとばあさんでしゃべっているようで、何ですっていつまでもやって。  だれがどんな目的でどれくらい使うのかと言ったんです。聞こえませんか。ユーザーをどのように想定し...全文を見る
○末広真樹子君 それは一般国民でしょうよ。中尾先生の話じゃないが、まさかジャガイモを運ぶんじゃないと思いますよ。  先ほど来、目的を地域政策だと午前中から説明していらっしゃいますが、私の知っている新幹線の駅はできて三十年以上になるんですけれども、駅前は田んぼのまんまなんです。こ...全文を見る
○末広真樹子君 それはつくる以上はそう考えたいでしょうよ。でも、それの算出基準とか、もっとちゃんとした調査に基づかないと、盆と正月以外の乗客確保をどうするんだとか、そこまで考えて物をつくってもらわないと大変心配なんです。  メンテナンスの費用なんてすごい高くつくわけでしょう。こ...全文を見る
○末広真樹子君 そうすると、引受企業としては、いかに公共交通機関といえども利益性の乏しいものになると言ってちゅうちょしているわけです。JR側はそういった面で余り乗り気ではないというふうに伺っておりますが、その点はいかがなんですか。
○末広真樹子君 そこで違うあめをねぶらせて引き受けさせるとか、そういうことをしていていいのかなと思うわけでございます。それは今後におきましょう。  角度を変えまして、国内旅行というのは海外旅行に比べて年々ふえておりますでしょうか。これはニュースで明らかなように年々減少しておりま...全文を見る
○末広真樹子君 初めてユーザーというのを国民の視点に置いていただきましてありがとうございます。そこのところは絶対忘れていただきたくないところでございます。  全国新幹線鉄道整備法が制定されましたのが昭和四十五年の五月でございます。その後、昭和五十七年九月には、これらの整備計画の...全文を見る
○末広真樹子君 大臣が、まさにおひとりでこの世を渡ってこられたということはただいま拝聴いたしまして大変何というか、御尊敬申し上げますけれども、ただ政治家としてはこのようにいろんな問題があるんですね。だから、これは一眼レフでは見られない、常に複眼で見ていかなくちゃいけないと思うわけ...全文を見る
○末広真樹子君 早く六つの改革をやってほしいと思うんですけれども、ただ整備新幹線が通勤用に使えるかなと、金額的に見ましてさあちょっと一それはまだ疑問がございます。  日本全国あまねく、地方の隅々まで整備新幹線を張りめぐらす新幹線ネットがそれほど必要不可欠なものなのだろうか。時代...全文を見る
○末広真樹子君 もう何か整備新幹線がお念仏のようになってまいりました。それは両方必要でしょうよ。だけれども、今の日本の財政状況はどうなっているんですか。両方にぼんぼんと振れるような打ち出の小づちがどこかにあるんですか。国と地方を合わせた債券発行残高は約四百兆円以上に達しているんで...全文を見る
○末広真樹子君 そこまで御丁寧に言われちゃうと、キャリアのある大臣でございますから、御信頼申し上げますから頑張ってとしか言いようがないのでございますけれども、しかし私、国鉄の長期債務の話を聞いたとき、最初にレクを受けましたときからずっと心の中が暗いんですよ、憂うつで憂うつで。私一...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 運輸委員会 第11号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  数カ月間心を痛めた結論を先に申し上げますと、国鉄民営化の折にJRは、会社設備一切と運営のノウハウ、そして多くの優秀な人材、そしてお客様と四拍子そろって独立しております。そして、手かせ足かせになりそうなものは一切合財清算事業団...全文を見る
○末広真樹子君 これは地元の人もだれも知らないんです。大変不思議な不幸なお話なんです。  この南方貨物線というのは、旧国鉄が東海道線の輸送力増強策として誕生させました。大府駅から名古屋駅間の貨物用バイパスの役割を果たそうとしたんです。ところが、昭和四十二年に着工したこの工事は、...全文を見る
○末広真樹子君 大臣に答えてほしかったんですがね。  そうなんです。立派にというか寂しくというか、野ざらしに耐えて十九・五キロの高架線が、全線高架ですよ、一瞬高速道路かなと思います。ところが、悲しいことに、ところどころ歯が抜けたようにつながっていない部分があるんですね。一番長い...全文を見る
○末広真樹子君 にっちもさっちもいかないとはこのことですね。前へ進んでマスコミ報道では三百億と言っています、撤退して百五十億から二百億。売ろうにも、兵児帯のように幅四メートルのが十九・五キロざあっとあるんです。こんな土地も清算事業団の売却予定地の中に入っているんです。要は、がらく...全文を見る
○末広真樹子君 それじゃ、清算事業団に残っているのはこのような、申し上げ方は悪いですけれども、ぼろくずばかりなのかなと思って、さらに愛知県下を歩いてみました。そうすると、JR稲沢駅の真ん前の土地ですよ。名古屋ドーム九個分の敷地面積で、これは宅地造成して分譲すればあっという間に完売...全文を見る
○末広真樹子君 これ民間事業ならそんなこと全然言ってなんかおられないと思いますよ。  もう一つ愛知県下に問題児がいるんです。それは名古屋市内にあるんです。名古屋駅から八百メートル、飛び切りの一等地でございます。今名古屋市内で、いや日本全国でこれ以上のところはないと言えるほどの超...全文を見る
○末広真樹子君 本当に計画が必要なんですね。申し上げておきますけれども、普通の民間ディベロッパーだってきちんと道路整備ができたり、下水道の完備したような土地を売るわけじゃありません。みんな自分でやって売るんです。そんなこと当たり前だと思います。  一口に清算事業団が持っている土...全文を見る
○末広真樹子君 個別に評価は異なるということでございますね。  そうしますと、笹島の跡地というのは石ころの方の低いランクに入るのか、それとも磨けば光るダイヤモンドだという認識を持っていらっしゃるのか、その認識、評価はどうですか。
○末広真樹子君 それじゃ、相当な可能性を秘めたものということは、ある程度そこに何かビジョンがおありなんじゃないかと思いますが、将来的活用についてどのようなビジョンをお持ちですか。
○末広真樹子君 そういう漠然としたビジョンで大阪市はかつて大失敗をしておりますね。大阪駅前に第一ビルから第四ビルまでございますが、今何になっているか、あの超一等地が。全部ゲームセンターですよ。ちょっと夜が更けると怖くて通れないというような現状でございます。そんな寂しいプランでは日...全文を見る
○末広真樹子君 私は、恥ずかしながら幾つになってもそういう気持ちが抜けない人なんです。  決して万博を愛知県ですることには反対ではありません。愛知県も一度は世界の波を素肌で受けとめてみる必要がある、こう思っています。そのためには、万博のテーマ、自然との共生という整合性のためにも...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。  すべては、これ愛知県での万博が決まるかどうか、決まってから多分大臣も閣僚の一人として再びテーブルにお着きになって議論をなさると思いますので、私の申し上げたことを心の片隅にとどめておいていただければ幸いかなと思います。  とりわけ、将来...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございました。
05月28日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第9号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  私も、この法案を待ち望んだ一人ですが、かつて名古屋で行われました中央環境審議会の地方ヒアリング、これを会場の中で一般の方にまじって拝聴いたしました。具体的意見としての最大公約数は、初めに計画ありきではなく、まず住民の声を聞い...全文を見る
○末広真樹子君 力強さにはちょっと欠けておりましたが、ともかくも御決意をいただきまして、ありがとうございます。  環境保全を掲げる万博、しかも我が国政府が実施する事業でございますから、そのアセスメントも世界の模範となるようなしっかりとしたアセスであることが必要であると考えます。...全文を見る
○末広真樹子君 たった一問でありがとうございました。  さて、日本のアセスは事業計画が先にありきで、後になってつじつま合わせのアセスメントをやっていたのではないかなと思います。私は、本来、アセスは事業計画と一体となって行われるべきものであると考えます。アセスメントで収集された情...全文を見る
○末広真樹子君 万博が成功するかどうかというのは、一に地元の理解にかかっていると言っても言い過ぎではないと思います。環境保全に万全を期し世界に自然と人との共生を示すといっても、会場周辺に反対のプラカードが林立するようでは逆に日本の恥を世界にさらすことにもなりかねません。  なぜ...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。  それじゃ、財団法人日本自然保護協会が万博問題小委員会というのを設立しまして、本年二月二十七日、現地視察を十五名で行っているのをちょっと御紹介します。  そのうち、専門の研究者は半数を数えます。愛知県の場合は、たしか農林課から何人か連れ...全文を見る
○末広真樹子君 そのとおりなんです。現行のアセスメントにおける地方自治体の調査対象は、つまりピックアップ型で、ここに私持ってきましたけれども、愛知県の場合はやる項目のところ、皆さん県別で黒ぽつを入れているんですけれども、一番肝心な地下水のところはやっていないんです。そして、生態系...全文を見る
○末広真樹子君 そうですね。民間でこれだけの調査をやるのですから、環境庁、相当頑張らなくちゃ恥ずかしいですよ。  いずれにせよ、海上の森の多様な自然はそう簡単に把握し切れるものではございません。万博アセスでは、当然これまでのデータに加えて国みずからの責任を持った徹底的な調査が必...全文を見る
○末広真樹子君 アセスメントの信頼性の確保は情報公開に尽きると思います。審査過程と判断根拠の公表、そしてそれを国民に向かって説明する責任がございます。当然、報告書の作成に当たってはコンサルタント会社名と所在地、担当者氏名及び立案に関与した人の氏名、所属を明記して、責任の所在を開発...全文を見る
○末広真樹子君 まことに前向きで結構がなと思います。  また、地方分権が進む中で地方自治体の判断と政府の判断とで結論が異なる場合が出てくるんじゃないかと思いますが、こうしたときに第三者の専門機関の存在が必要になるんじゃないかなと思うんです。今でさえ石井長官は各省庁との間で大変気...全文を見る
○末広真樹子君 万博が開催されるかどうかということが大事なのではなくて、そのことを想定してどれだけのことが我々はできるのか、あるいはやろうとしているのか、そういうお互いの意思確認がこのアセス法案というものについて考えるときにとても大切なのだと思います。  そして、環境庁というの...全文を見る
05月29日第140回国会 参議院 運輸委員会 第12号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  本日は皆様ありがとうございます。大変てきぱきとわかりやすく御説明いただいて、感謝しております。  そもそも国はいろいろなポケットをつくるな。それがあるから、こうやってつけかえだの、たらい回しだの、隠してまた出してくるだの、...全文を見る
○末広真樹子君 その点は非常によく理解しております。それが最も望ましい。  というのは、我々議員が国の歳出歳入を見ましても、あっちにも引き出しある、こっちにも引き出しあるで非常にわかりづらい。普通の会社ではああいうことはやっていない。それを国はやっている。だから、これはもうこの...全文を見る
○末広真樹子君 私もそう思うんですね。何かこの十年、つらい思いで来られただろうなと。そして、今また国民の総非難をこれから浴びていくわけでございます。あなたのところのお父さんどこ勤めているのって、国鉄清算事業団と言うと、いやあなたのところのおかげで私たち二十万ずつまた負担させられそ...全文を見る
○末広真樹子君 そうすると、清算事業団はもうもともと破産しているんだ、管財人だということになりますと、じゃ国はその管財人からも利子を取り続けてきたんですね。そんなことはいいんですか。管財人からも利子を取るんですか。
○末広真樹子君 そうすると、ますます不思議になるのが、管財人にも貸すんですね、お金。これが不思議。普通、民間的に発想しますと、破産している管財人にお金を貸す人はどこにいますか。だれも貸しませんよ、そんな。見向きもしませんけれども、これについてはどう考えればよろしいですか。
○末広真樹子君 私の望んでいるお答えがどんどん来ているものですから続けて聞かせていただきますけれども、そうしますと財投は今後どうあるべきでございましょうか。
○末広真樹子君 あと一分ありますので、財投は今後どうあるべきか、同じ質問を残りの方お二人にお願いしたいと思います。
○末広真樹子君 ありがとうございます。とても私合点いたしました。
○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  本日は大きな止血剤の話をしておりますので、なるたけてきぱき御答弁をお願いしたいなと思います。でないと、うだうだと言うと頭から何か血が吹き出そうなぐあいでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  十年前の国鉄民営化...全文を見る
○末広真樹子君 清算事業団に殉職していただいたと今聞こえちゃいましたね。そのぐらいなものでございますよ、残された人にしてみれば。  しかし、その一方で甘い汁を吸っているところもあるんです。平成九年度首のデータですが、清算事業団の有利子債務は十九・一兆円に及んでいます。そのうち財...全文を見る
○末広真樹子君 見通せなかった、これはもう失敗を認めたという発言ですよ。  今どき五・二%なんて、めちゃくちゃ暴利です。しかも、それが十五・五兆円もある。財投にとって清算事業団は高い金利を払ってくださる格好のお得意様でございます。食い物にされているのではありませんか。  利払...全文を見る
○末広真樹子君 そうかな。私はそうは思えないんですよ。この辺になってくると何か住専と似ている。あのときの農協系金融機関というのはお金がいっぱいあって、それをどこかへ貸したかったんです。郵貯も今まさにそうなんですよ。もういっぱいあって、どこか貸すところを見つけないと大変なことになっ...全文を見る
○末広真樹子君 反省するという点が実に大事なんです、この問題についてはね。郵貯の民営化を含めた財投の見直し、そして清算事業団債務の民間資金への切りかえというように、それぞれが宵立してもらわないと困る。  午前中の参考人意見聴取で、三人の参考人の方にお聞きしましたよ。財投は要るの...全文を見る
○末広真樹子君 現段階ではそこまでが限度かなと思うんですけれどもね。でも、政治家の言う改革に向けて検討中というのは、ちょっとこれだけでも改革なんです、今までの例から言うと。ずらっとやるのも改革なんです。私が望んでいる、国民が望んでいるのはずばっとなんです。それは念を押しておきたい...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。期待しておりますよ。  今までこの長期債務問題は、決算委員会でも余り取り上げられてまいりませんでした。政治家はこの問題に目を向けてこなかった。したがって、国民の目も向くことがなかった。だから、国民の目には突然降ってわいた災難に見えているんで...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。
05月30日第140回国会 参議院 環境特別委員会公聴会 第1号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  本日は、長時間にわたって皆様おつき合いいただきまして本当にありがとうございます。貴重な御意見、大変参考になっております。  それで、横山さんに早速お伺いしてまいりたいと思いますが、私も持ち時間十分でございまして、幾つか数多...全文を見る
○末広真樹子君 そして、それをもとに現在作成されております万博構想というのを御存じかと思いますけれども、この計画の妥当性についてはどのようにお考えでございますか。
○末広真樹子君 先日、私この環境特別委員会で質問いたしました中で、国の方で新たに確実に万々全のアセスをやっていく、模範となるようなアセスをやっていくという明快な御回答をいただいたのでございますが、その場合どんな点に注意することが肝心かを、もしございましたら御意見を下さい。
○末広真樹子君 そうしますと、数々の問題点があるよという検証だったんですけれども、あの場所で例えば、自然林があるこのこっち側の東側に植林があります、材木用の。あそこでなら構わないのか、それとももうあの地域全部だめなのか。  この辺はどうなんでしょうか。
○末広真樹子君 ありがとうございました。  また、折に触れて専門的な見地からお伺いしたいと思いますが、きょうは時間がございませんので、ここで皆様全員にお問いかけしたいのでございますけれども、このアセスの中には、待ちに待ったアセスなんですけれども、代替案の義務づけが盛り込まれてい...全文を見る
○末広真樹子君 七月の準備書で、名古屋市のアセスとして不十分な部分があったと先ほど公述していらっしゃいますが、欠落していたのは主にどんな点でございますか。
○末広真樹子君 その追加調査というのはどんな点なんですか。
○末広真樹子君 時間的に最後の質問になりますが、福井公述人にお伺いしたいのでございますが、事業所管庁の優位性というのを公述の中で指摘なさっていらっしゃいます。我々もアセスに取り組んでまいった中でこの点が一番に頭の痛いところなんでございますが、最後に何か環境庁へのアドバイスがあれば...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございました。
06月02日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第4号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  皆様も御同様だと思いますが、私も連日毎日委員会質問を抱えておりまして、第一回目のときにはほかの委員会と重なりまして失礼をいたしております。今回初めて質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  この問題は、...全文を見る
○末広真樹子君 一たん出すとかなりの古いものでも、例えば三十年、四十年でもその意思表示書はひとりで歩いてしまう。つまり、自分で常にチェックしていないとそれが生きていってしまう。心変わりした人は、かつて書いたということをしっかり思い出して撤回書というのを出さなきゃいけない、これが両...全文を見る
○末広真樹子君 聞きたい予定はあったのですが、時間が来てしまいました。ありがとうございました。
06月03日第140回国会 参議院 運輸委員会 第13号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  先日の清算事業団の長期債務の法案審議では、二十八兆円の債務を国民の負担にしょうというお考えは今のままでは到底理解を得るものではないということを申し上げました。まず政府みずからがどれだけの血と汗を流すか、このことを見届けるまで...全文を見る
○末広真樹子君 そうなんです。もう昭和四十年代、五十年代にお役御免になっているものばっかりなんです。ふたをあけてびっくりしました。近年全く行われていない、実績のなかった業務を法律上削除するにすぎない。こんな業務を削減しても痛くもかゆくもない。この認識は間違っておりますでしょうか。...全文を見る
○末広真樹子君 私、心は温かいつもりです。前向きでもあるつもりでございますが、これは理解できません。つまり、大臣の御見解と国民の認識の間にある溝は深いですよと御指摘申し上げたいと思います。  つまり、行政の減量化と新たな時代の要請にこたえるためとはいうものの、実態は頭数を減らす...全文を見る
○末広真樹子君 研究助成の対象となる分野は、陸上運送、海上運送のほか航空運送も加わります。船舶整備公団と鉄道整備基金が統合された法人でどうして航空分野の研究が加わるのか。これでは整理統合どころか焼け太りだと言われても仕方がないと思います。  ちなみに、今回の統合による節約効果は...全文を見る
○末広真樹子君 その何%というのは信じていいときとよくない場合がありますね。  たった一億五千万円とあえて言わせていただきます。だって、この前まで二十八兆円の話をしていたんですから。これでは国民の皆様に喜んでもらうどころか、失望が深まりそうです。国民が望んでいるのは、大規模な歳...全文を見る
○末広真樹子君 お苦しいというのはよくわかるところでございますけれども、苦しさを乗り越えていただきたい。これが第一歩だから御理解をいただきたいということは、逆に言えばこの程度が第一歩なのかと。これで理解を示したんでは後々どうなることやら、立ち消えの可能性もありと、このように思うわ...全文を見る
○末広真樹子君 行財政改革については、今山場をまさに迎えておると察知しております。私どもは野党でも何でもない、ただ国民のお声をお伝えしたい、このように思うわけでございます。そして、官僚の皆様も家に帰れば一国民の顔を取り戻していらっしゃるのだと思います。そんな中で、みんなで一体とな...全文を見る
06月04日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第10号
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○末広真樹子君 本日は延長戦に入っておりまして皆さん大変お疲れかと思いますが、しんがりでございます。今しばらくのおつき合いを。自由の会の末広真樹子でございます。  干潟の干拓事業の是非が諌早干潟で大きな問題となっております。鉄の水門ががしゃっとおりまして、干潟の生き物のすべての...全文を見る
○末広真樹子君 とても回りくどい御答弁でございました。  私は、この港湾計画アセスにおいてもこの今審議しているアセスを適用するのかという、実に一言でお願いします。
○末広真樹子君 聞いたことに的確に答えてくれないと質疑にならない。よろしくお願いしたい。時間が幾らでもあるんだったらそれはいいですよ。私は限られた時間でやっているんですよ。
○末広真樹子君 やり直してくれるの。
○末広真樹子君 やっとわかった。最初にそれを答えてください。  ところで、藤前干潟の埋め立てば、現在、地元で意見聴取手続が終了したところでございますが、この干潟は渡り鳥の渡来地、中継地として大変貴重なものだと言われております。  まず、議論の前提として、この藤前干潟の価値、と...全文を見る
○末広真樹子君 そうなんです。そこまで大事な中継点だとお思いになるんでしたら、なぜラムサール条約でこの地を登録しないのですか。  この埋立計画は、日本のみならず国際的にも批判が起きております。事前に御説明を伺ったところでは、海外からの意見も書面で提出する必要があるということです...全文を見る
○末広真樹子君 今、それ結論ないですよ。環境庁長官はアセスのホームページを開くか開かないかという結論、脱落。はい、どうぞ。
○末広真樹子君 困りましたね。アセスのホームページを開くか開かないかがはっきり答えられないというのは大変困った。これは緊急に検討してください。そして、委員会にちゃんと報告してください。  次の質問に行きます。  さて、藤前干潟の埋め立てば絶対にやってはいけない事業であると指摘...全文を見る
○末広真樹子君 考えている、進めてまいりたいでは干潟はどんどん減っていく。渡り鳥の中継地点は減っていく。そこのところをよく御理解くださいませね。  干潟を利用するシギ、チドリの一万羽以上が記録されております大規模渡来地は、東京湾では谷津干潟、三番瀬、伊勢湾、三河湾では藤前干潟、...全文を見る
○末広真樹子君 きれいごとばかり言ってやる気がないんですよね。  藤前干潟埋め立て反対の二つ目の問題点に触れさせていただきたいと思います。それは干潟そのものの重要性です。  私は、ことし三月十一日に運輸委員会の視察で横須賀にあります港湾技術研究所を訪れまして、まさに干潟につい...全文を見る
○末広真樹子君 あららでございます。  そうすると、アセスメント法ができても、そのアセスの調査方法はその地に任せたよと、環境庁は知らないよと、どっちが正しいかなんて言えないねということになると現場は混乱してくるでしょうね。これもじっくり御検討いただきたいと思いますよ。  さて...全文を見る
○末広真樹子君 上位計画アセスについて御決意をと伺ったんですが、それたようでございます。  それでは、ごみの最終処分場をどうするのか、名古屋市ではそれが見つからないから藤前干潟しかないと言っております。ほかにないからというのが出発点ですが、本当にほかに適当な場所がないのかなと思...全文を見る
○末広真樹子君 もちろんそうだと思います。でも、環境庁として長官としてやる気があるのかないのか、最後にお答えください。
○末広真樹子君 衆議院の決算委員会では藤前干潟についてアセスをやるというふうにお答えになっているんじゃないんですか。それが参議院ではまた後退しちゃったんですか。
○末広真樹子君 ありがとうございます。終わります。
06月06日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第11号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子です。  一日千秋の思いで待ち焦がれておりましたアセス法案がやっと誕生じようとしております。ここまでの長い年月、御苦労と御努力を重ねてこられた先輩の皆様に深い敬意を表したいと思います。  さて、私も待ち焦がれた一人でございます。なぜ待ち焦が...全文を見る
○末広真樹子君 ありがとうございます。  現在の我が国日本は、公共事業に巨額を投じ過ぎて、日本の財政の収支バランスが悪くなりました。国民の負担が重くなりました。国民は、政府の言うことを聞いて頑張ってやってきたんだから、今度は政府は行財政改革をしっかりとやって、歳出削減頑張ってと...全文を見る
○末広真樹子君 先進国で一番おくれてこのアセス法を持った日本としては、引き続いて上位アセスの検討をぜひお願いしておきたいと思います。  私は、自然の生態系を守るという環境問題の中のほんの一端の勉強を始めたばかりでございますが、この二年間で痛感いたしましたのは、環境は事業を阻害す...全文を見る
○末広真樹子君 ならば、どうするんですか。
○末広真樹子君 ありがとうございました。  質問を終わります。
○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子です。  前回の委員会で、藤前干潟を鳥獣保護区に指定するか、はたまたラムサール条約の中に入れるのかという件について私は質問をいたしました。その際、大変わかりにくい答弁がございましたので、もう一度簡潔に質問したいと思います。  藤前干潟の鳥獣...全文を見る
○末広真樹子君 具体的な日程については、今現在どのようにお考えですか。
○末広真樹子君 ぜひ、手おくれになる前に、早目早目に動く環境庁、こういう評判を世間からちょうだいできますように、しっかりとお願いしたいと思います。  前回の委員会質問の中でもう一つ問題点がありました。干潟の底生生物の測定に当たっては、一方は満潮時に船の上から、一方は干潮時にスコ...全文を見る
○末広真樹子君 いろんなところに気配りをする余りにそういう答弁になるのかなとも思うんですけれども、でも素人目から考えても、澤村局長、干潟の調査をするのに満潮時に船の上から、とんでもないわ。できるわけないよ。どうやってやるんですか。最低でもやっぱりそれぐらいは言っていただかないと、...全文を見る
○末広真樹子君 ということは、こう解釈してよろしいんですか。水質の調査においては満潮時に船の上からするということもよしとするが、干潟の調査の場合にはそれだけでは不十分ですよと、こういうふうに解釈していいんですね。
○末広真樹子君 私は、干潟の調査というのはやはり干潮時にぜひ行っていただきたい、これは当然。これを私の意見として申し上げておきます。  さて、アセスメントの将来にバラ色の夢ばかりを描いておれないことがございます。と申しますのは、自然保護について専門的に調査、分析、解析する人が絶...全文を見る
○末広真樹子君 ぜひ積極的にお取り組みいただきたいと思います。  次に、ごみ処理とダイオキシンの問題について総括的な質問を行いたいと思います。  ダイオキシン対策については、環境庁が改正大気汚染防止法の指定物質に加えることで中央環境審議会に諮問し、法的対策を講じる段階にまでよ...全文を見る
○末広真樹子君 強いリーダーシップを期待しておきます。  ことしの五月にマイアミで先進国の環境担当閣僚会議が開かれまして、環境汚染の被害を最も受けやすい乳幼児、子供を基準に各国の環境規制を強化することで合意し、子供の健康を守る環境サミット宣言を採択したと、このように報道されてお...全文を見る
○末広真樹子君 最終の総括でございますから、深くは追及しないでおきましょう。  ごみの最終処分場はアセスの対象となります。  それ以外の中間施設は対象となっていないということでございます。これは事実です。今後の課題としては、環境にとって非常に大きな影響を与えるごみ焼却施設は、...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 運輸委員会 第14号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  きょうは、外国人観光ということでございまして、平たい御質問になろうかと思いますが、我が国を訪れる外国人旅行者は約三百八十万人、日本人の海外渡航者数は昨年度で一千六百六十九万人とざっと五倍の開きがございます。このようなデータを...全文を見る
○末広真樹子君 私、外国人の方に東京、大阪以外に田舎をもっと見てほしいなと思うんです。外国の方は、東京、大阪あるいは京都、ここまでなんですね。それ以外の地方に余り行きません。でも、大都会よりも地方の方が日本の文化に触れてもらうにはふさわしい場合が多々あると思います。  ところで...全文を見る
○末広真樹子君 それはタイムテーブルがぱちっと検索できるんですか。
○末広真樹子君 私、そこを聞いたんですよ。盲伝にインターネットが有効かどうかなんていうことは私質問していないつもりでございます。きちんと質問を把握してお答え願いたい。まさに、今宣伝なんて幾らやってもこれは宣伝だと、消費者は賢いんです。それよりも、もっと具体的に活用できるようなもの...全文を見る
○末広真樹子君 私の住んでいる愛知県には、トヨタ自動車がつくりましたトヨタ記念館というのがございます。私も訪れたことがございますが、国産一号車からフォードのごく最初のものまで約一千台がずらっとあるさまは、まさにもうここはハリウッドかなというぐらい、歓声を上げてしまうぐらいすばらし...全文を見る
○末広真樹子君 大変長い御説明でしたが、要は愛知県ではテクニカルビジットが他の観光の五倍の実績がある、それからテクニカルビジット推進のための統一した窓口をつくっていくべき意思があると、こういうことでよろしいんですね。確認です。よろしいかよろしくないか。
○末広真樹子君 ということは、窓口はつくらないということですか。
○末広真樹子君 個々の企業に任せる、政府としてはほっておくというお答えでございますね。  ところで、日本を訪れた外国人観光客、あるいは私が外国へ行ってレストランでお話をした外国人なんかのお話を聞きますと、皆さん日本は物価が高いから行くのはちょっと腰が引けてしまうと。もちろん円高...全文を見る
○末広真樹子君 来ていただいたからにはぜひいい思い出を持って帰ってもらいたいと思うんです。  平成七年に農山漁村滞在型余暇活動基盤整備法、いわゆるグリーンツーリズム法というのが施行されております。自然や文化、人々の交流を楽しむ滞在型の余暇活動の推進が進められております。外国人観...全文を見る
○末広真樹子君 今後に期待して、質問を終わります。
06月11日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第6号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。皆様お疲れのところ、しばらくの間おつき合いいただきたいと思います。  初めに、臓器提供者が必要だからこの法律をつくるとか、あるいは医師の正当性を確保するために脳死を死とする規定を定めるとかというようなイメージが払拭されるような法...全文を見る
○末広真樹子君 ノンフィクション作家である柳田邦男さんの息子さんが脳死状態に陥った後に亡くなられております。柳田氏は、その著書の中でその経験を振り返ってこういうふうに述べていらっしゃいます。私は今までノンフィクション作家として、科学的、合理的に考えれば脳死は人の死だと理解していた...全文を見る
○末広真樹子君 では、猪熊案の発議者にお尋ねいたします。  猪熊案では脳死患者から臓器の摘出をすることができるとございますが、それは先ほど私が述べましたように、死とは点ではなくてプロセスであるという考え方に基づくものというふうに解釈してよろしいんでしょうか。
○末広真樹子君 十分に時間をかけて国民の皆さんの合意をというところは全く一致する点でございますが、ここでちょっと脳死患者の家族の立場に立って考えてみていただきたいと思います。  例えば、子供が交通事故に遭って病院に担ぎ込まれた。警察から電話があったので急いで病院に行くと、危篤状...全文を見る
○末広真樹子君 全然違うんです。コーディネーターというのは、臓器を欲しがっている方に提供するのを仲介する方なんですね。  私が申し上げているのは、遺族といいますか家族といいますか、その方に、具体的に言いますと、臓器提供の本人の意思がある、それであなたのおっしゃるコーディネーター...全文を見る
○末広真樹子君 時間が参りましたので、終わります。
06月13日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会公聴会 第1号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  きょうは、長時間皆様御苦労さまでございます。とりわけ、ドイツで肝臓移植をお受けになられた渡辺さんのお元気そうなお顔を見させていただきまして、とても喜んでおります。  私は、人の死を法律で規定するというようなことはとてもなじ...全文を見る
○末広真樹子君 今、お手を挙げてくださった方全員にお聞きしたいんですけれども、ちょっと持ち時間の都合で、挙手を願ったということで次に移らせていただきたいと思うんです。  藤堂公述人にお聞きしたいんです。二点ございます。  この法案が通ったとしまして、慢性的ドナー不足というのが...全文を見る
○末広真樹子君 今おっしゃったのは、移植コーディネーターとはまた別個のメンタルケアの方が必要だという御意見ですね。
○末広真樹子君 私もまさにそこのところが一番心配でございまして、もういっそのこと、ドナー提供者の遺族の方の後々のお苦しみを思うと、もう御本人の意思だけでやっていただいた方が気が楽かなと思ってみたりもいたします、それぐらいにデリケートな、メンタルなことなので。また、日本の医学の水準...全文を見る
○末広真樹子君 今、少しかみ合わなかったような気がいたします。  私が申し上げたいのは、臓器移植のコーディネーターとは別に、移植のために臓器を差し出した方の御遺族のためのメンタルケアが大変重要になるので、そこのところはきちっとシステム上クリアされていかないと、法案は通っても定着...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  私は、二つの点でこの法案に疑問を感じております。まず、良識の府参議院がこんなにも大急ぎで審議してよいのか。二点目は、脳死と臓器移植を同じテーブルで論ずることへの不可解、つまり臓器移植のために日本人の死の文化を覆す法律はとても...全文を見る
○末広真樹子君 臓器移植が実行されるようになっても、臓器提供者が慢性的に不足するというふうに言われております。そうなれば、法律ができたはいいけれども臓器移植は一向に行われない、一体何のためにわざわざ脳死は人の死であるということを決めたのか、国民は不可解に感じると思うんです。世界的...全文を見る
○末広真樹子君 ということは、ふえることがイコール好ましいことではないということですね。
○末広真樹子君 アメリカでは臓器を運搬するジェットヘリが二十四時間体制で待機しているなど、臓器移植に関する国内ネットワークが整備されていると聞いております。日本でも同様のネットワークというのは存在するようでございますが、それが果たして十分な体制と言えるのでしょうか。これをまず一点...全文を見る
○末広真樹子君 本当にそこは超デリケートな問題で、そこでえこひいきがあったとか、何かお金持ちだけが優遇されたとか、貧しい者は全然そんな恩恵にはあずかれなかったんだよというようなことがあっては、何のための法律かということになりかねない。そこら辺はぜひ御留意願いたいと思います。  ...全文を見る
○末広真樹子君 自由の会の末広真樹子でございます。  午前中まで中山案、猪熊案、両案に対する審議をしてまいりました。そして、ただいま修正案というのが出てまいりまして、どの方の修正案なのか大変わかりにくい。というよりは、修正案というよりはこれは第三案ではないのかなと、そういう趣な...全文を見る
○末広真樹子君 厚生大臣、今の厚生省の答弁で、そのとおりでよろしいんですね。
○末広真樹子君 私は先日、心臓移植をお受けになった二十五歳の青年にお会いいたしました。その方は、あと二年の命だと診断されたにもかかわらず、アメリカで心臓移植の手術を受けまして大変元気になられました。その方がこういうふうにおっしゃったのです。上げてもよいという人からいただける幸せに...全文を見る
○末広真樹子君 その点で、移植コーディネーターが兼ねるのだという御答弁がずっと続いているんですよ。私はそれは明らかに違う、こう思います。そこをはっきりしておかないと、せっかく臓器移植というのがスタートしていって恩恵を受ける人がふえる一方、泣く人もふえていくというところが心配なんで...全文を見る
○末広真樹子君 私、決して疑い深い人間じゃありません、割合人を信ずる方でございます。ただ、そのドナーとなられる方の遺族というのは、余りにも突然の出来事でございましょう、あららあららといっている間に何か言いくるめられてうんと言ってしまったんじゃないかというようなことも発生してくるん...全文を見る
○末広真樹子君 脳死をどうとらえるかという問題は非常に難しいですね。さらに、そこに医療産業としての臓器移植という視点がつけ加わりますと、話はもっとややこしくなってくるのでございます。臓器移植は名目としては人命救助ですが、実際はもうかる産業としてとらえられるおそれがあるんです。アメ...全文を見る
○末広真樹子君 これからスタートするのにああいう不安がある、こういう不安があると言うのもなんでございますが、でもやっぱりそこを考えておかないと。  イギリスでは臓器移植が行われております。しかし、今日に至るまで三十年間にわたって国民の間には、脳死患者からの臓器摘出は死体を冒涜し...全文を見る
○末広真樹子君 雰囲気を見ておりますと、修正案が可決されるというような雰囲気でございますけれども、私はこれはまだ継続審議であるべきだと思っております。ですから賛成はできませんが、可決された折には、その臓器移植の始まりよりも定着をこそ移植を待っておられる患者は願っておられるし、現場...全文を見る
11月05日第141回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○末広まきこ君 自由の会の末広まきこでございます。我が愛知から大木長官が環境庁長官に御就任されましたこと、まことにおめでとうございます。同じ地元として大木長官の御活躍を心より期待申し上げております。  さて、大木長官も御存じのように、愛知万博は歴代の環境庁長官に多大な御理解と御...全文を見る
○末広まきこ君 ありがとうございます。  ちょっと時間が限られておりますので、各問手短にお願いしたいなと思うんですが、愛知万博の理念でございますが、どうすれば自然との共生が可能か、どうすれば自然の生態系が守れるのか、御就任直後ではございますが、よろしければ環境庁長官のビジョンを...全文を見る
○末広まきこ君 その問題につきまして、私はかねてより複数会場開催を提案してまいりました。御存じのように、名古屋には国鉄清算事業団の笹島跡地がございます。ここにバーチャル万博の会場をつぐりまして、海上の森への見学者をできる限り削減して自然生態系の負荷を軽減したい、そして可能な限りの...全文を見る
○末広まきこ君 現在の計画はまだ幾つかの点で問題を抱えております。その一つが自然の生態系の保護に関してなんですが、具体的に一つだけ申し上げます。  海上の森は東西の幾つかの川に沿って自然生態系の分布が見られております。ところが、残念なことに、現計画ではこの生態系を分断して南北に...全文を見る
○末広まきこ君 官僚の皆さんにはもう通常国会で十分に御意見を伺っておりますので。アセスメントの成果と、それに沿ったすばらしい万博を心から期待しております。  さて、万博の話はきょうはこれくらいにいたしまして、目を愛知から京都へと転じてまいりたいと思います。  十二月一日から十...全文を見る
○末広まきこ君 今おっしゃったことをぜひ実行していただきたいんです。異なる意見を述べる者に対して後ろから弾を撃つとか横から弾を撃つと、か、そういうことじゃなくて、弾をあっちこっちから撃ち合って、意見をオープンに出し合う、これが議論なんですよ。それを、一言言ったらそうやってぴしゃっ...全文を見る
○末広まきこ君 そんなこと聞いていない。
○末広まきこ君 短くしてよ、持ち時間短いんだから。
○末広まきこ君 EUのそういった動きも力のうちと、こういうことなんですね。他力本願も力のうちと、そういう感じと受けとめておきましょう。目標数値が定まらずに結局何もまとまらないのではないかと、京都会議の行く末を大変心配しております。  でも、これは環境庁にエールを送っておきたいと...全文を見る
○末広まきこ君 そういう日本の取り組み姿勢というものを実効ある形でひとつぜひとも、もう時間がございませんが、やってやれない残り時間数ではないと思いますので、精いっぱいのところを、片や外交で頑張ってもらうと同時に実効ある形でもやる、この両輪を走らせていただきたいなと御希望申し上げて...全文を見る
11月14日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○末広まきこ君 自由の会の末広まきこでございます。  来るべき二十一世紀に向けて、行財政の改革は我が国にとって避けては通れない最重要課題であると思います。しかし、今回の財政構造改革法案は、ただ単に縦割り省庁の中で頭を押さえてキャップをかぶせた、これにすぎない。例えば、公共事業費...全文を見る
○末広まきこ君 今の、扉をあければ春の光がさんさんとというのは、今どき中学生でも信じないと思いますね。  大蔵大臣は、流行歌で「さざんかの宿」というのを御存じですか。「くもりガラスを手で拭いて あなた明日が見えますか」というものです。ガラスは曇っているのに、だれがふいたって見え...全文を見る
○末広まきこ君 ありがとうございました。ぜひ頑張っていただきたいと思います。  地方分権を実行し、地域の自発的な社会資本整備が望まれます。中央省庁の縦割り官庁ごとにお伺いを立てる今のやり方では地域の個性ある発展は望めません。県単位で社会資本整備を行う時代はもう終わったのではない...全文を見る
○末広まきこ君 中央省庁を小さくして地方サービスをきめ細かくしようというのが地方分権のねらいでございますね。どこをどうすれば実現可能なのか。  私は郵便局の活用に注目しております。郵便局は全国津々浦々にネットワークを持っております。しかも窓口業務のエキスパートでございます。郵便...全文を見る
○末広まきこ君 そのように市民生活と深く密着している郵便局の存在なんですが、これだけのネットワークとノウハウを持った郵便局は、民営化するにしてもしないにしても、とても利便性が高い、ここに着目しなければならない。これは私の提案ですが、郵便局をあらゆる公的サービスの窓口として活用して...全文を見る
○末広まきこ君 というように、住民のニーズというところから政策というものを立てていくという視点を失わないでいただきたい。官僚の霞が関で、テーブルの上でつくったプランをどどんと縦割りでおろしてこられても住民のニーズとマッチしませんよという例として取り上げているのでございます。我が愛...全文を見る
11月19日第141回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○末広まきこ君 自由の会の末広まきこでございます。  前回、京都会議を少しでも実りあるものにするべく京都市の具体的な二酸化炭素削減への取り組み案をお願いしておりました。それで質問を終わらせていただきましたが、二週間たった現在の進捗状況はいかがでございましょうか。
○末広まきこ君 会場になりますのが京都市でございますので、訪れた方が肌で実感できるような政策をぜひ見せていただきたいなと思います。  京都会議は、新聞等の記事によりますと、設営は外務省、内容は通産省、議長は環境庁というまことに不思議な構成になっております。しかも我々国会議員は参...全文を見る
○末広まきこ君 一番大事な私の質問のポイントにお答えがなかったですね。つまり、地方公聴会ができないものかというのが私の質問ポイントです。
○末広まきこ君 ところで、行政改革会議の中間報告では独立して環境行政を担う環境安全省の設置がほぼ固まったようでございます。地球温暖化問題が追い風になったことは否定できないし、橋本総理の強力な後押しがあったとも聞いております。    〔理事狩野安君退席、委員長着席〕  環境安全...全文を見る
○末広まきこ君 どこの省庁にまたがる問題であろうとも、環境問題に関する限り、独自の判断でもって調査並びに内容の公表、そして勧告権を持つというこの中心軸はしっかりしていないともとの環境庁と少しも状況は変わらない、このように思いますが、この点、新しい環境安全省に自発的権限は盛り込まれ...全文を見る
○末広まきこ君 地球温暖化防止については京都会議の成功に向けた問題とそれ以降の国内対策の問題があると思います。国内対策については温暖化防止合同会議の報告が出されましたが、その結果と審議のあり方については各方面から批判が出ております。  報道によりますと、炭素税は見送り、車の燃費...全文を見る
○末広まきこ君 今回の国内対策の結果を見れば、求められているのは国民の耐乏生活とライフスタイルの変更と。産業界における大量生産、大量販売、大量消費という現実はそのままという印象を受けます。産業界に求めているのは省エネ対策だけで、産業構造、経済構造の転換には十分に触れられておりませ...全文を見る
○末広まきこ君 次に、環境教育について何点かお伺いしたいと思います。  我が国の社会構造を循環型社会に転換していくためには、国民一人一人の強い意思と協力がなければ成り立っていきません。その点から考えてみますと、今回の国内対策の中で当然触れられなければならない点が欠落しております...全文を見る
○末広まきこ君 我が国の環境教育の実態は、循環型社会の基礎を築く上で十分なものになっているのでしょうか。早い話が、受験教育一辺倒の中で環境教育が軽視されているように思えて仕方がないんですね。  私は、小学校編と中学校・高等学校編と両方をめくってみましたら、小学校の方はかなりおも...全文を見る
○末広まきこ君 そういうふうになっていても、学校の現場でやらないと何にもならないなと思います。私の耳には、そういうのはやったことないよ、テキストはあるけれども、先生は開かせないよと。私なんかの教育を受けた者には、じゃ授業はどうやってやっているのと聞いたら、ペーパーだけよと。つまり...全文を見る
○末広まきこ君 中環審は地球温暖化防止法が必要であると提案しましたが、この法律作成に当たっては、環境教育の徹底、地球を守るのは私たちであるという人類共通の理念と実行力をしっかり身につけてもらうことを明記していただきたいなと思っております。大臣、いかがでしょうか。
○末広まきこ君 ありがとうございます。ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次に、大学教育でございます。専門家が非常に少ないのが現実でございます。文部省の学校基本調査という一番基礎的な統計資料を見て、環境関係の学部、学科が幾つあるのかと調べようと思いました。ところが、トータル...全文を見る
○末広まきこ君 ここで私が何学部何学科というのを聞いているのはありがたいんですが、ぜひ一般の人がわかるようにしてあげてください。  先月の十月二十四日、名古屋で行われました地球環境シンポジウム、一般席で聞いておりましたが、ある企業人の方が人間は地球のがんである、こういう大胆な御...全文を見る
12月04日第141回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○末広まきこ君 自由の会の末広まきこでございます。  ことしの運輸白書には、車を環境に優しくつくりかえ、車に頼り過ぎる社会を変えていく必要があるというふうに書かれております。私たちは今、車社会にどっぷりとつかっておりますが、環境問題への関心が高まりつつある中で、運輸部門でのCO...全文を見る
○末広まきこ君 ありがとうございます。  例えば産業部門では年平均伸び率が〇・三%とCO2の排出を非常に抑えた努力の跡が見受けられます。その一方で、運輸部門におけるCO2の排出が先ほど申しましたように四・二%、努力の跡が見られないという現状でございます。運輸部門におけるCO2対...全文を見る
○末広まきこ君 その三つの対策のうちのまず燃費、そこに非常な技術的な問題があるようでございますね。  温暖化現象を防止するためには二酸化炭素の排出を抑える必要がある。例えばそのためには自動車のエンジンをより低燃費なものに改良しなければならない。ところが、低燃費技術と低排出ガス技...全文を見る
○末広まきこ君 もう一点環境庁にお伺いしておきたいんです。  最近は自動二輪車が四輪自動車とともに町にあふれてまいりました。大臣も自動二輪車の排ガスのすごさはもう十分御経験済みだと思うんですが、自動二輪車は排ガス対策がおくれておりまして、昨年の大気汚染防止法の改正でようやく規制...全文を見る
○末広まきこ君 運輸省の方に今度はお尋ねしますが、地球温暖化防止を考えるときに、自動二輪車による影響も無視できないと私は考えます。今後は低燃費技術などといった新たな技術開発が自動二輪車には欠かせないのではないかと思いますが、運輸省としてはいかが取り組んでいかれるおつもりでしょう。
○末広まきこ君 ということは、今のところ、そうしますと自動二輪車は温暖化防止の中には入っておりませんから問題はないという御認識でございますね。  ことし七月に開かれた環境フォーラムで、ある自動車メーカーの社長は、二十一世紀は環境の時代であると宣言しまして、CO2対策と排出ガス対...全文を見る
○末広まきこ君 大臣おっしゃるように、産廃処理の問題、これも大事な問題だと思います。今、京都国際会議でも代替フロンを温暖化防止の中に入れるかどうかというのが非常に微妙なところになっているというふうに認識しております。  京都会議では、ヨーロッパ型の節約、省エネ、エコ思想と、それ...全文を見る