菅野悦子

すがのえつこ



当選回数回

菅野悦子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月27日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
議事録を見る
○菅野委員 私は、法案に入る前に、大臣に、リクルート社からの献金、この関連の問題についてお聞きしたいと思います。一、二の点だけについてお聞きいたします。  一つですけれども、きのうの参議院予算委員会の答弁で、リクルート社の嘱託社員だった人についてのことですけれども、六十三年七月...全文を見る
○菅野委員 今のお答えなのですけれども、私はなぜこれをお聞きするかといいますと、ある新聞社の報道なのですけれども、リクルート社の側からこの方に七年間給料が出ていたということがあるわけなのですね。ということになりますと、これはどうなのか。結局それだけの長い間おたくに勤めていらっしゃ...全文を見る
○菅野委員 ちょっと大臣の御答弁には解せないのですけれども、結局あれですか、では、七月限りで退社してもらった、その七月の時点が結局おたくの秘書に採用されたときだということですね。それまではボランティアだ。全くおたくの職員としてあるいは秘書としてのそういうあれはあくまでボランティア...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、ではわかりやすい話でいきます。  あなたの後援会にリクルート社から振り込まれていた会費の件なのですけれども、これもきのうのやりとりですから非常にはっきりしていると思うのですけれども、八八年十二月までだとおっしゃいました。ただこれについては、今もおっしゃって...全文を見る
○菅野委員 いや、私は思うのですけれども、我が委員会の所轄の大臣なんです。しかも資格にかかわる問題ということなんですから、そういう意味では、私はこれはどうしても関連があるというふうに思いますので、ぜひお答えいただきたいと思います。
○菅野委員 そうしたら、あと一つだけお聞きします。  では、振り込みが手違いであったということだったわけですけれども、そのことがおわかりになってお返しされた、返されたということを言っていらっしゃいますけれども、この点は手違いを正したということですから非常に明確だと思うのですが、...全文を見る
○菅野委員 それはちょっとおかしいのと違いますか。そうでしょう。私さっき理事会で言っておきましたよ、ちゃんと。
○菅野委員 お答え願います。
○菅野委員 委員長がそんなこと言えますか。(発言する者あり)いいえ、そんなことないのです。ぱっぱっと答えていただいたらすぐ済むのです。お願いします。
○菅野委員 委員長にそういうふうな権限があるのですか。ちょっと横暴じゃないですか。あと一つ言ってくださいよ。記者団には一月に返したと言っているのですから、なぜ国会でそのことが言えないのか。言ってください。
○菅野委員 これで終わりますけれども、私がなぜこれを言ったかといいますと、大臣の答弁はこの間くるくる変わってきているのです。海部内閣の閣僚の自主申告のときには、その種の問題は一切出てきませんでした。また、三月八日の衆議院予算委員会では、一九八八年夏以降は完全に問題ない、それ以前に...全文を見る
○菅野委員 難視聴地域で高額なパラボラアンテナなどを購入する場合には補助金を出すべきではないかという議論は、放送衛星が打ち上げられた直後からあったということですね。そして八千世帯ということでもあるわけですから、そういう点では今から措置をしていく世帯のことを、十万以上ということで考...全文を見る
03月28日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
議事録を見る
○菅野委員 NHKの放送、報道姿勢についてまずお伺いしたいと思うのです。質問が遅くなりますと、案外重複ということも出てくるかもわかりません。その点、御了承いただきたいと思います。  公共放送のNHKが国民、視聴者にどう見られているかということにつきましては、昨年九月も独自に行わ...全文を見る
○菅野委員 このことで余りにも国民のいろいろな声が上がっておりましたので、私どももいろいろ調べましたところ、公示前には「ニュースキャスター 橋本大二郎来る」というステッカーが町じゅうに張り出される。公示後は毎週土、日、祝日選挙区に入って、NHKでおなじみのニュースキャスターとして...全文を見る
○菅野委員 過去におきましても、NHKの解説委員の方が、田中元首相の後援会主催の行事で講演して問題になったということもありますし、このときもNHKの方からは遺憾の意が表明された。同じようなことが起こっているわけです。今NHKにジャーナリスト精神が欠けてきているのではないかというふ...全文を見る
○菅野委員 NHKの中にそういう常識的なことが通用しないという状況があるということについては、本当に残念に思います。今後、今おっしゃったような方向をさらに強めながら、ぜひ頑張っていただきたいと思うわけです。  次に、放送の政治的な公平の確保という問題で、我が党は一貫して国会中継...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、政治的公平という点で心配なことがあります。  それは、先週の土曜日の「NHKスペシャル 超高齢化社会の衝撃 長時間討論」という番組、三時間四十分ですけれども、そういう番組の放送がございました。討論の出席者の中で政党の代表は自民党と社会党のみ、この二つの政党...全文を見る
○菅野委員 今もお話がありましたけれども、消費税にしても高齢化社会にしても、これは今日の政治にとって非常に重要なテーマであるわけです。消費税の問題ではるる定着と廃止と二つのということがありましたけれども、いろいろ各党とも政策的な違いがあります。しかも全国民的な関心事であるわけです...全文を見る
○菅野委員 今の幅広くなっている女性のニーズにこたえるために大分御苦労なさって、いろいろと工夫、研究なさっているということですので、そういうことも大いに結構だと思います。ただ、今までのNHKの報道で女性向けといいますと、いわゆる料理とか手芸とか育児とか、そういうものが中心という印...全文を見る
○菅野委員 どうも今のお答えでは多分読んでおられないのではないかと思うのですけれども、この条約、今全世界的な女性の問題については基本的な指針となっておりますので、ぜひお読みいただいて、女性の視聴者の期待、変化に対応していただきたいと思うわけです。  雇用機会均等法の成立とか派遣...全文を見る
○菅野委員 全職員の中でも六%とおっしゃいましたが、約五・九%、一割にも満たない。それから管理職に対する比率は、これはお答えになりませんでしたが、全体の三・三%。今お答えにありませんでしたが、取材記者というのは五十七年まで採用ゼロですね。技術では六十一年までゼロです。年々ふやして...全文を見る
○菅野委員 国際的な「国連婦人の十年後半期行動プログラム」という中にマスメディアについて触れている部分があるのですけれども、「マスメディア組織内の政策決定及び意思決定のあらゆるレベルにおける婦人の十分かつ極めて積極的な参加を奨励するために、あらゆる努力をなすべきである」というふう...全文を見る
○菅野委員 説明できる立場にないということですけれども、説明できる立場にある人はここにはいないということですか。
○菅野委員 補完する衛星を一生懸命探していらっしゃるその熱意の当事者である島会長、探しておる側としては、この話との連動というのはどうなんですか。全く別のところとやっているということなんですか。探している側の御本人として、この関係、御答弁ありましたら言ってください。
○菅野委員 これはおいおいはっきりしてくるだろうと思います。  では次に、受信料値上げの問題について質問をいたします。  これは六年間に人件費とか番組制作費などがアップしているということで、値上げに至る一定の社会的な条件があることは理解できますし、NHKが受信料に依拠した独立...全文を見る
○菅野委員 六年前の受信料値上げを審議したときの逓信委員会の会議録を読みました。その場では、当時の奥田郵政大臣ですけれども、「公聴会等々を開いて、国民生活に最も関係のある公共料金値上げ、しかもNHKという私たちに最も身近な問題点として、当然そういった審議の経過措置は必要だと思って...全文を見る
○菅野委員 おっしゃるように折々の努力、これももちろん本当に大事であります。あわせて、やはり必要な審議の時間も要るんではないか。とりわけ値上げということですから、視聴者、国民生活に関係があるという中身が入っての問題ですから、そのことが大事だというふうに思います。  NHK会長に...全文を見る
○菅野委員 受信料というのは国民一人一人が負担してNHKを支えるものですので、その大幅な値上げは極力回避されるべきだ。やむを得ない事情がある場合でも、絶対に値上げがないというわけにはいかぬだろうということは承知しているわけですけれども、そういう場合でも十分に説明をして理解を得る努...全文を見る
○菅野委員 放送サービスの対価ではない受信料に、消費やサービスに課税する消費税をかけること自体も疑義があると思うのです。どうして受信料が課税対象になるのか、これは郵政省の方に御説明いただきましょうか。
○菅野委員 サービスの対価ではないけれども、対価に類するものだということでの課税だという、さっぱりわからないあれなんですが、NHKも当初受信料への課税には反対していらっしゃった。これは昨年の逓信委員会で島さん自身予算審議の中で明言されていらっしゃいます。この点で会長は今はどうお考...全文を見る
○菅野委員 消費税をめぐっては、私は昨年から大きな変化があると思います。それは参議院で廃止法案が可決されたということ、それからさらに政府も見直しをするといって、それが法案になりましたが、それではだめだということで、海部首相みずからが再見直しを公約されているわけです。私たちは廃止が...全文を見る
○菅野委員 まだ今の時点の決着がついてないからついてからにせいと、今、島会長の方は、今の時点の途中の決着を決着としておっしゃっていると思うのですけれども、そういう点では、この消費税に対する態度というのはちょっと納得できません。そういう点で、この予算案にはちょっと賛成しかねるという...全文を見る
04月19日第118回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○菅野委員 先日当委員会で花博の視察に出かけまして、会場内の飲食代金が高いのではという指摘に、早速大阪市の出展館が対応いたしまして、三つの品目の値下げというふうなことなどやったと報道されております。現地では、高いという世論にこたえたものだということで歓迎されているようですが、そう...全文を見る
○菅野委員 今の例を挙げての御説明もありましたように、相当数に上っている。平成元年は千二百二十件というふうなお答えもございましたが、昨年一年間の弁護士相談の総額だけでも二千四十件、約二十億円ということで、相当なものだというのがこのことでもおわかりいただけると思うのです。  とこ...全文を見る
○菅野委員 ではあわせて、建設省にも先ほど委員の方からお尋ねがありまして、こういうふうな大ハイウェイ構想など承知していないという御答弁があったと思うのですけれども、試掘がされているというその中での指摘もありましたので、現実的な問題としてこれが今後建設されるような見通しがあるのかど...全文を見る
○菅野委員 ところが、今のお答えによりますと、全く実現性のない幻の構想だということになるわけなんですが、花博の会場ではこれが上映されている。こうした実現性のないハイウェイ構想をいかにも国が力を入れて取り組んでいるかのような印象を与えかねないような、そういう現実があるわけです。 ...全文を見る
○菅野委員 こうしたイベントなんですけれども、特に大きな、国とかあるいは地方自治体がかかわるようなそういうものになりますと、それに反社会的団体の参加が認められるということ自体、客観的にはやはり国がそういうものに手をかすということにならざるを得ないというふうに思うのですね。  実...全文を見る
○菅野委員 るる、このパビリオンの中の百年先の「の~んびり村」、ここでやられている一口三万円の出資の問題とか、それから全くどうなるのかわからないという二千円を取っての手紙の問題とかいうふうなことに対するこの商法が、実際詐欺商法であるかどうかがわからないということからお答えしかねる...全文を見る
○菅野委員 もう時間がありませんので、そうしたら、今調べてないからお答えしかねるということだったですから、後でまた調べてぜひお答えいただきたいということを要請して終わります。
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
議事録を見る
○菅野分科員 大阪府下の養護学校、とりわけ知恵おくれの養護学校不足の問題は、もう御承知おきいただいていると思いますが、大変深刻な状況になっております。この問題では、昨年十一月二十二日に大阪の養護学校の実情について事情聴取をされているということですけれども、どのように実情を認識され...全文を見る
○菅野分科員 大阪府の回答の中に、今は大変だけれども今後減少傾向にあるというふうなことで、御安心されている面があるかもわからないのですけれども、これも実際をよく見てみると、必ずしもそういうことで安心するわけにはいかないという実情があるんじゃないかと思うのです。  といいますのは...全文を見る
○菅野分科員 そういう御回答をいただくと、やはりもっともっと文部省として認識を改めていただきたい、もっと知っていただきたいということを切実に痛感するわけでございます。  今知恵おくれの養護学校の大規模校ワーストテンのうち、三百五十人以上というのはすべて大阪に集中しております。私...全文を見る
○菅野分科員 やはり現場の実態についての御認識が甘いということを言わざるを得ないのではないかというふうに思うわけです。文部省はこの間、教育上、学校運営上支障を来すようなことがあればこれは問題だというふうに言ってこられたわけですけれども、実際の現場を見ると、これは教育の現場どころか...全文を見る
○菅野分科員 私が今なぜこれだけ詳しくるる時間をかけて実情を言っているかというのは、今まで大阪府からの説明だけではやはりこの実情についての御認識という点では不十分ではないかということがありますので、ぜひ文部省の方から足を運んで現場へ行っての調査ということをお願いしたいのですけれど...全文を見る
○菅野分科員 そのことにつきましてはぜひ再度御検討をよろしくということをお願いしておきたいと思います。  現状ですけれども、今私はるる学校内の問題につきましてこの間御報告してきたわけですが、あわせてこういうふうな過密、過大がほかの点でも相当無理に無理を重ねてやってきたということ...全文を見る
○菅野分科員 そういうふうな御回答の中でも、やはり府の報告と実態の違いを私はちょっと痛感せざるを得ないわけですけれども、実際はまだついていないバスが多いのです。そういう点で、ぜひ引き続き援助ということについても考えていただきたいというふうに思います。  時間もございませんので先...全文を見る
○菅野分科員 そういうことになりますと、この決算委員会で当時の江藤運輸大臣が言っているわけですね。実はそういう積み残しがある、これはこういう形になったけれども、厚生省とも相談をしなから「実現のためにあらゆる努力を傾けていきたい、こう考えておるところでございます。」所管大臣がこれだ...全文を見る
○菅野分科員 では、その厚生省の方にお聞きしたいのですけれども、ここでは厚生省にも協力をお願いしてというふうにはっきり書いているわけですね。ですから、そういう点で厚生省の方はどうなんでしょうか。そういうふうな検討をと要請を受けて、何らかの進展があるのかどうか。
○菅野分科員 その積み残しの部分というのがこういう本当に大変な状況になっておりますので、それぞれの省庁協力して、必要によってはそういう検討機関などもつくって、ぜひ前向きに実現の方向で努力をしていただきたいということを重ねて要望しておきたいと思います。  最後になりますけれども…...全文を見る
○菅野分科員 はい、わかりました。  この知恵おくれの養護学校の増設の問題というのは大阪において本当に切実な課題になっております。具体的に運動もありまして、市によっては議会決議をするなどというふうな形で今取り組んでいるところでございますので、新設も含めてぜひ検討といいますか、具...全文を見る
○菅野分科員 文部大臣にお聞きしますが、橋本清元教育課程審議会委員も、大規模校が多い現在の姿を特殊教育の原点に戻して、居住する地域に密着した小規模校であってほしいと痛切に思われてなりませんというふうなことを言われておりますし、東京都の心身障害教育推進委員会第一次報告でも、やはり小...全文を見る
04月26日第118回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○菅野分科員 いわゆる有料老人ホームについてお伺いいたします。  最近、入居一時金が数千万から一億円というような有料老人ホームがふえてきておりますけれども、こうしたものは医療体制とか万一寝たきりになっても十分介護するというふうな高度な付加価値が売り物になっているというふうに思う...全文を見る
○菅野分科員 問題がある場合の指導の中身ですね、もうちょっと詳しく……。
○菅野分科員 じゃあ、問題があったときは勧告から罰則つき改善命令というふうに、具体的にそうするということだと思うんですけれども、東京の青梅での倒産事件が起きているのはもう昭和五十年ごろですから、そういう点ではちょっと遅過ぎるんじゃないかというくらいに思うんですけれども、厚生省とし...全文を見る
○菅野分科員 今おっしゃっていたような場合、行政が必要な手を打つというのはむしろ当然だと思うんですね。しかし、今盛んに売り出されている数千万からするような有料老人ホームというのは、例えば二十四時間の医療体制があるからとか、あるいはスポーツとか健康のための施設やケア、もっと言えば寝...全文を見る
○菅野分科員 そういう点では、おっしゃっておられるように福祉法の観点だけでなくて、消費者保護というふうな観点から、情報の提供とかわかりやすい契約書の作成とか、それから具体的な介護費用などの負担方法の明確化とかいうふうなことで、そういう実際に契約するときに参考になるような点での指導...全文を見る
○菅野分科員 業界のマル適マークですから、私はそういう点では相当これをきちっとどんな基準にするのか、何を満たしたマークなのかということをわかりやすくしなければ、マル適マークがあるからというだけで良好なサービスを受けられるというふうに誤解されないかという不安を感じるわけです。そうい...全文を見る
○菅野分科員 大臣お答えになったように、民間が本当に信頼されるところばかりでないというところが実は問題でありまして、今高齢化社会を迎えるといういろんなキャンペーンもある中で、実態としてはシルバー産業というのはもてはやされているというのがあると思うのです。これに地価高騰もあって、不...全文を見る
○菅野分科員 そうしたら、法規制の関係でもう一つお聞きしたいのですが、現行は都道府県知事への届け出ということになっています。市町村には、建築基準法での手続はあるのですけれども、一たん建ってしまえばなかなか情報も入らないという実情にもなるようですね。ところが、老人ホームという名前が...全文を見る
○菅野分科員 事前にちゃんと地元の市町村と相談するようにということでの御指導がやられているというお話でございましたけれども、実は大阪の箕面市におきましても、そういう点でいってもこれは本当にどうなっているのかというふうな事実もあるわけです。これは、それこそ大阪ガスとか、きっとマル適...全文を見る
○菅野分科員 例えばスプリンクラーの設置の義務とか、そういう具体的なのはこの有料老人ホームはどうなっているのでしょう。
○菅野分科員 今もおっしゃいました六千平方メートル以上には義務づけているということなんですけれども、実態としてはこの六千平米以下というのがかなり多いのですね。むしろ目につくのは、五千数百平米というものが案外多いということなんです。だから、ちょっとうがった解釈をすれば、そのスプリン...全文を見る
○菅野分科員 じゃ最後に、大臣にお伺いいたします。  有料老人ホームというのは、ますます増加する傾向にあるわけなんですけれども、非常に高い買い物ですし、もう本当についの住みかとして高額な入居一時金を払うなどしてお年寄りが買うという、こういう老人ホームですから、そういう点で問題が...全文を見る
05月24日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第8号
議事録を見る
○菅野委員 私は、大きな問題になっております深谷郵政大臣のリクルートに関する疑惑についてお聞きしたいと思います。  先日、所信表明の中で、自主申告のおくれにより多大な御迷惑云々という弁明がございました。しかし、この間の質問とか疑問というのは解決していないと思いますし、事は申告の...全文を見る
○菅野委員 私どもは、たくさんいらっしゃる秘書の中の石塚さんのことについてお尋ねしているわけなんですが、大臣もおっしゃったように、私どもの調査でも、石塚秘書は昭和五十三年ぐらいから本格的に深谷さんの事務所に出入りなさっていた。五十五年から台東区の事務所担当になったのではないか。そ...全文を見る
○菅野委員 石塚さんが台東区であなたの秘書としてずっと活動していたということは実は広く知られていることだと思うのですね。私どもも党に議員がおりますけれども、地元の会合でよく一緒になっているということがありますし、私ども、この間あなたの後援者という方からの話も聞かせていただきました...全文を見る
○菅野委員 ということは、石塚さんが五十五年、五十六年当時秘書であったというふうに大臣は言っているというふうに思っていいんですか。私はたくさんいらっしゃる秘書のことじゃなくて、石塚さんを限定して、石塚さんを中心にお話を進めていただきたいと思うのですが、その問いにもう一遍お答え願い...全文を見る
○菅野委員 ところが、この石塚さんですけれども、リクルートの社員になる前にも、それからリクルートの社員だったと言われるあなたの御説明の時期にも、あなたの秘書であったという記録が文書であるわけですね。これは、一つは衆議院の自由民主党秘書会名簿、この五十五年度版、それから六十二年度版...全文を見る
○菅野委員 じゃ、お渡ししなくても御承知ですね。  ここなんですけれども、この政科研秘書会名簿、これですが、政策科学研究所というのは、深谷さんが所属していらっしゃる派閥の、現在は渡辺派、当時は中曽根派なんですが、この派閥の秘書会名簿なんですね。この五十六年、そして六十二年にも、...全文を見る
○菅野委員 ちょっと納得できる説明ではないのですね。といいますのは、政科研秘書会規約というのがちゃんとあるのですけれども、ここには、「本会は政科研所属・衆議院議員秘書及び前元議員秘書を以って構成する。」ということを明記してあります。しかも、この規約には慶弔規程まであるのですね。結...全文を見る
○菅野委員 今まで御説明がありました、自民党本部とか国会の出入りのためにその秘書会の名簿に載せたということなんですけれども、じゃ、その名簿をもって私秘書ですねんということになるのですか。やはり何か帯用証とかほかに秘書の証明というものがあるんじゃないですか。そういう点で考えても、結...全文を見る
○菅野委員 それほど秘書でないとおっしゃるんですけれども、石塚さんが秘書であったと思われる、そういうふうなものは具体的なこういう形でもうたくさん出ているわけですね。ですから、どうしても秘書でないと否定するなら、その証明をする責任があると思うのです。  じゃ、本当に石塚さんはリク...全文を見る
○菅野委員 あなたは参議院の予算委員会で、石塚さんはリクルート社で総務部所属、渉外関係の仕事をしていたというふうに答弁をしております。これはリクルート社に確かめたんですか。なぜわかったのか、お伺いします。
○菅野委員 確かに今のあなたの身近にいらしている秘書さんですから、聞けばほとんどのことは一番よくおわかりいただける、わかるはずです。  そこで、お尋ねいたしますけれども、リクルート社でこういうふうな形に仕事をしていたという御答弁なんですけれども、勤務場所はどこだったのか、銀座の...全文を見る
○菅野委員 この点が非常に今問題になっているわけですから、私は簡単に聞けることであれば聞いていただいて、ここがはっきりすればそうですかと納得できるわけですから、ぜひ聞いていただきたいというふうに思うのです。  では、逆に聞きますけれども、この六年半あなたの事務所にはどの程度出勤...全文を見る
○菅野委員 この点ですけれども、あなたは先日の私の質問に対して、かなり優秀な人だったものですから、秘書に引っこ抜くような形になったというふうにおっしゃっておられますので、ですからお聞きしたかったのですけれども、毎日の勤務状況はどうだったのか、ほぼ毎日いらっしゃっていたような勤務ス...全文を見る
○菅野委員 そこで、私はあわせてちょっと、あなたが有能な人物を引き抜いたわけですから、そこのところでぜひお聞きしたいのですけれども、相手は今まで政治献金とかパーティー券を購入してもらっていたようなあなたに非常に協力的な企業ですね、しかもずっと後援会の会員としてそういうおつき合いを...全文を見る
○菅野委員 その議事録を見せてくれということですからあれですけれども、三月二十七日の逓信委員会、当委員会の議事録にあります。「一般の秘書のように勤めるということでなしに手伝ってくれたという関係がずっと続いてきた、かなり優秀な人だったものですから、一定の時期で秘書に逆に引っこ抜くよ...全文を見る
○菅野委員 あなたは、三月二十六日の参院予算委員会では、嘱託社員が一名派遣されていたという答弁をしているのですね、彼に関して。それで、三月二十七日の私の質問に対しても、嘱託職員と本社との雇用関係というのは私ども関知しない、きょうもちょっと同じようなことをおっしゃっていますけれども...全文を見る
○菅野委員 ちょっと今の御説明ではわかりにくいのですけれども、総務部の渉外関係というふうな具体的な彼の部署を表現するというふうなこともあったわけですから、あなたが今正規の社員を考えてなかったという御説明はちょっと私には納得できないのです。  それで、実は我が党もこのリクルート社...全文を見る
○菅野委員 おわかりにならなければ、これだけ問題になっているわけですから、リクルート社に聞いていただければ、これははっきりわかると思います。彼がどういうあれになっているのかというのをぜひ調査をしていただきたい。まだ調査していない、わからないというのはちょっと困ります。調査してくだ...全文を見る
○菅野委員 これは本当にちょっと大臣のあれでは納得できないのです。この間るる問題になっておりますし、予算委員会その他でいろいろなやりとりがやられているわけですから、その質問の趣旨は、こういうふうなリクルートの一連の疑惑に関連して出てきている疑惑なのです。ですから、これとは関係ない...全文を見る
○菅野委員 大臣の答弁は絶対納得できませんし、むしろ疑惑は深まるばかりです。ですから、国会と国民に納得のいく説明、責任ある対応をぜひしていただきたいということを申し述べまして、時間が参りましたので終わります。
05月30日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第9号
議事録を見る
○菅野委員 まず、実施指針と認定について私もお尋ねしたいと思うのですが、この第三条で規定されております郵政大臣が定める実施指針についてということで、法案では「情報の円滑な流通の促進に関する事項」とか「事業の内容に関する事項」「実施方法に関する事項」「実施に際し配慮すべき重要事項」...全文を見る
○菅野委員 先ほど来のやりとりの中でもどのような実施指針をつくるのかというのがこの法案のキーポイントではなかろうかと私も思うのです。新規事業と共同開発事業について、国の支援を受けたいとする事業者というのは郵政大臣の認定を受けることになると思うのですけれども、この認定の基準を明確に...全文を見る
○菅野委員 実施指針が多分認定の基準になるということだと思うのですけれども、そういう点ではやはりここがポイントというふうに思うのです。  それで、郵政省として、その実施指針の中身がどんなものになるのかという実施指針の内容を、例えばこの審議の中で文章で出すというふうなことがなぜで...全文を見る
○菅野委員 多分法案が成立したら、まず何よりも先にやるのがその作業だというふうに思うわけですけれども、そういう点では特に国が支援する事業ということで具体的にこういうことが出ているわけで、ぜひ国会審議のあり方としても、できたらそういう必要な資料、具体的な成文というふうなものなども出...全文を見る
○菅野委員 放送に限らず、先ほど来の論議の中でも、金を出せば口も出すということになりがちではないかという御心配のやりとりもあったかと思うのですが、そういう点では放送の自由を保障するということはどうしても大事なことであって、放送事業者の経営に国などが不当に介入しないということが重要...全文を見る
○菅野委員 実は広帯域ISDNについては、実際の事業化を進めているのはNTTではないかと思うのですね。先ごろNTTが、二十一世紀に向けたサービスビジョンということで明らかにしています。これについて、「NTTビジネス」の五月号に「21世紀に向けたNTTのサービスビジョン VI&P」...全文を見る
○菅野委員 そうおっしゃられましても、ここには「広帯域ISDN推進協議会・構成員」ということで、今言ったような大企業がずらりと並んでいる。まさに共同開発事業というふうなことになっているわけですが、そういうふうな事業に新たな支援措置としての債務保証や負担金の損金算入などが必要なのか...全文を見る
○菅野委員 もう少しあるんじゃないですか。もっと詳しく言っていただきたいのですが。
○菅野委員 財政投融資それから無利子融資、それから、税制上でもさまざまな優遇措置というのが現在もとられているわけですね。  また、広帯域ISDNを今例に挙げて質問してきましたけれども、この法案で言う「高度な電気通信技術の企業化」これを共同開発しようというパートナーというのは、こ...全文を見る
○菅野委員 どういう地域が指定されるのかはっきりせずに法案を審議せよというのは、若干無理があるのではないかというふうに思うのですね。地方の情報格差を是正するという趣旨ですから、これは非常に具体的な問題だと思うわけです。  今、二十三区以外はというふうなお話がありましたので、多分...全文を見る
○菅野委員 ぜひ、地方の情報格差を是正するという趣旨に沿って地域指定が行われるように要望しておきたいと思います。  関連して、都市型CATVの問題についてお聞きをしたいと思います。CATVに加入しようとしても、団地とかマンションなどの共同住宅というのは困難があるんじゃないかと思...全文を見る
○菅野委員 なかなか難しい問題と思いますけれども、共同住宅内のケーブルなどを改修する工事、これに対する例えば低利の融資など、こういうものも考えていく必要があるのじゃないかと思うわけです。現在マンションに対する一般的な改修工事、これに対しては住宅金融公庫などの融資制度があるわけです...全文を見る
06月08日第118回国会 衆議院 本会議 第24号
議事録を見る
○菅野悦子君 私は、日本共産党を代表して、老人福祉法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  本法案は、これまで家族の犠牲と負担にゆだねられてきた在宅福祉を初めて法制度化し、一定の改善を図るものであり、これは当然の措置と言えます。しかし、政府が進...全文を見る
06月13日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第11号
議事録を見る
○菅野委員 最近の地価高騰などの中で、東京、大阪などの大都市では郵便局の開設が非常に難しくなっているという現状がございます。ですから、今度の改正で、簡易郵便局という形ではあれ、郵政事業の窓口サービスが改善されるという面があり、これは非常によいことだと思います。ただ本来国営で行われ...全文を見る
○菅野委員 今度の法改正で設置される都市型簡易郵便局というのは委託先が法人、民間企業になる。東京、大阪などの中心部に設置したいという郵政省の意向でございますから、実際には鉄道事業者とかデパート、スーパー、ショッピングセンターというふうなことが多分対象になるんじゃないかというふうに...全文を見る
○菅野委員 地価高騰等の影響で大都市での郵便局の設置が非常に困難になっているということは、今後の郵政事業にとって非常に大きな問題だというふうに思うわけです。特定局の場合、その多くは局長が私有財産を郵政省に貸す、郵政省が借り上げるということになっています。ところが、東京や大阪の中心...全文を見る
○菅野委員 皆さんの御努力の中で、特定局がふえているということは本当にいいことだと思うのです。あわせて、特定局での窓口サービスの改善というのが大変重要になってきていると思うのです。特に東京とか大阪の中心部にある特定局の窓口での業務量というのが郵政省の資料でも非常に急増しているので...全文を見る
○菅野委員 私もこの質問をさせていただくに当たって、郵政省からいただいた資料にあるような新橋とか神田、渋谷などの特定局の状況を調べてみたのです。実際に行ってもみたのですけれども、どの窓口も五人から十人の行列が常にできている。局舎が狭いところでは外にまで行列ができているのですね。あ...全文を見る
○菅野委員 東京、大阪など大都市へのいわゆる一極集中が進んでおりますし、郵便貯金などでの業務量が急速に伸びているということがとりわけこの都心部の特定局混雑の原因だと思うわけです。角度を変えてみれば、利用者が非常にふえているにもかかわらず、それに対応する窓口とか職員が不足していると...全文を見る
○菅野委員 特定局の窓口での引き受け物の数とか預金の受け付け数が五年間で一・五倍に膨れ上がっている。それに対して職員とか窓口がほんの数%しかふえていないということで、こういう状況の中では郵便局で長い行列ができるというのは当然なわけです。特定局の混雑を解消するためにも、暇なところか...全文を見る
○菅野委員 それから、特定局でもう一つ問題なのは、窓口が混雑している、職員は足りないという状況であるにもかかわらず、少ない職員を外周活動などといって局の外での貯金とか保険の勧誘を初めとしたいわゆる営業活動をやらせているということにもあるのではないかというふうに思うのです。  現...全文を見る
○菅野委員 なぜ私がこのことをお聞きしたかといいますと、最近の貯金のいわゆるV90、このときに特定局の職員の皆さんも訪問活動なりにかなり動員されて大変矛盾が集中したということを聞いているわけなんです。現場の話では、四月、定時の退社なんて一日もなかった、五月になってようやく二、三日...全文を見る
○菅野委員 その努力自身は私も非常に大事なことだと思いますし、それから、外へ出かけていっていろいろとサービスをするというそのこと自身は本当に大事なことだというふうに思うわけです。ただ、結果的に、本当に窓口サービスが基本であるにもかかわらず、それをおろそかにしてしまって外に出ていく...全文を見る
○菅野委員 今度の放送法及び電波法の一部改正案というのは、都市における受信障害の対策を拡充させるというものであって、基本的には賛成であります。今度の改正は、ケーブルによる対策に加えて、SHF帯電波による対策も容易にできるようにするというものであります。これは、受信障害の対策を行う...全文を見る
○菅野委員 複合などの問題につきましては後でぜひ質問させていただきたいというふうに思いますけれども、こういうふうな原則的な問題について、行政の通達でのみ行うというのはどうでしょうか。都市における受信障害への対策の基本的な考え方、それから被害救済の明確化、こういうふうなものをきちん...全文を見る
○菅野委員 フランスでは十五年以上前の一九七四年に、放送法でこの原因者費用負担の原則というのを法制化しているのですね。ですから、そういう点ではできないことではないというふうに私は思うわけですけれども……。  なぜこの法制化が必要かといいますと、それは、この数年、地価高騰を背景に...全文を見る
○菅野委員 今答弁にございましたように、この放送がうまく入らないという受信障害の申告件数というのは関東電気通信局では急増している。それも、昭和六十年、六十一年、これを境にしているのですね。昭和五十九年と六十一年を比べますと、三百九十四件から千二百八十三件、四倍にもなっているという...全文を見る
○菅野委員 高層ビルを初め、再開発などでのビル建設ラッシュ、これが受信障害を急増させているということははっきりしていると思うのですね。大分前から、都内でゴーストのないテレビを見ることは無理だと言われている状況があるわけですけれども、それがますますひどくなってきているということがあ...全文を見る
○菅野委員 率直に申し上げて、大変心もとない数字だと思うわけです。受信障害対策官が関東で一人と補助者が二人、近畿でも一人、そのほか補助者はほとんど一人かゼロという状況でございますので、先ほど複合の障害も含めて現状は大変ですというふうな御認識の御答弁からしても、余りにも貧弱な体制で...全文を見る
○菅野委員 受信相談の体制の問題というのは入り口のことでありますから、ここが貧弱ではどうしようもないと思いますので、重ねて強化を要望しておきたいと思います。  次に、最近の傾向として、都市全体が高層化しているために、原因者が一つでなくて複数になっている場合が多い。これは先ほど来...全文を見る
○菅野委員 先ほどちょっと受信障害の全体の数の急激な増加ということを御答弁いただきましたけれども、それと同時に、原因が特定できなくて未解決というものも急速にふえているという状況があるわけですね。ですから、これでは原因者に何とかせいということになっても、それが特定できないわけですか...全文を見る
○菅野委員 大都市でのビルの高層化が進んで高さ制限などもどんどん緩和されているということで、今もちょっとお話がありましたけれども、受信障害に強い町づくりといいますか、受信障害を起こしにくい町づくりという問題、これはやはり考えていく必要があるだろうというふうに思うのですね。今もおっ...全文を見る
○菅野委員 建築費がかさむということがあるんだろうと思うのですけれども、今お答えがありましたように、なかなかそういういい技術も活用されていない、利用されないから材料費も安くならないというのが今の現状だと思うのですね。ですから、そういう意味で、やはり高層の建築物には義務化するなどの...全文を見る
○菅野委員 ぜひ積極的な施策をお願いします。  最後になりますが、今大阪の関西新空港建設に伴って大規模な受信障害が起こるという予測がされております。新空港の対岸に三百十八ヘクタールに及ぶりんくうタウンの埋め立てが行われている。ここは容積率を六〇〇%としたために、分譲を希望する企...全文を見る
○菅野委員 ありがとうございました。
06月14日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第12号
議事録を見る
○菅野委員 まず、いわゆるボランティア貯金について質問をいたします。  民間の海外援助事業への寄附を郵便貯金の利子で行うというものですけれども、この事業は郵政省設置法に定められております郵政省本来の仕事あるいは郵便貯金法に定められた郵貯の目的などとはちょっと異質な感じがするので...全文を見る
○菅野委員 なぜ郵政省がこの事業をやる必要があるのかというのが今の御説明でもよくわからないのです。  私は民間の海外援助事業、いわゆるNGOによるさまざまな活動自身は本当に結構なことだと思っております。しかし、この提案の制度は、民間の団体が行う寄附活動を政府が肩がわりするという...全文を見る
○菅野委員 その点、郵政省としてはどれくらいの寄附を当てにしているかということで、当初七億円、将来は百二十億円というふうな数字ですから、これは相当なものだと思うのです。  それで、具体的にその配分なんですが、郵政大臣が寄附の配分を決定するということになっておりまして、どの団体の...全文を見る
○菅野委員 結局配分については、るる具体的な受け付けをやって関係省庁と協議した上でということで、政府として検討して決定するということだと思うのですが、結局このボランティア貯金によって集められた寄附がどこの国のどういう事業に使われるのかということを最終的に決定するのは、団体への配分...全文を見る
○菅野委員 結局NGOの行う募金の肩がわりを国がするというところにやはり無理があるのじゃないかと私は思うのです。  それを決定する審議の段階で審議会に諮るというふうに言っておりますけれども、この審議会はどこの審議会になるわけですか。
○菅野委員 その郵政審議会がこうした海外援助について審査するということが適当なのかどうかという疑問があるわけです。  郵政審議会令を見ますと、郵政審議会の委員というのは学識経験者、郵貯預金者の利益を代表する者、それから簡保加入者の利益を代表する者から郵政大臣が任命して、委員は二...全文を見る
○菅野委員 このNGOの海外援助事業というのは、国の意向にとらわれるのではなくて、あくまで自主的に行われるべきだと思いますし、そこにNGOの存在意義もあると私は考えるわけです。国がこれを支援することというのは当然あり得ることなんですけれども、その場合やはり口を出さないことが大前提...全文を見る
○菅野委員 私がなぜこの点を心配してるるお尋ねするかということなんですけれども、政府の援助事業、ODAが多くの問題を抱えているということだからです。  関連して少し聞きたいのですが、電気通信の専門家を派遣したり研修員を受け入れる事業がございます。これは政府のODAとして行われて...全文を見る
○菅野委員 この専門家の派遣、研修員の受け入れの国の資料をいただきました。率直に言って、非常に偏っているというのが現状なのです。我が国のODAは、世界でも特に発展がおくれた後開発途上国、LLDC四十二カ国の援助が全体の一八・五%にしかすぎません。このLLDCというのは、国連の分類...全文を見る
○菅野委員 こういうふうな郵政関係ですから、電話、通信、無線など本当にどれをとっても生活上の基礎的なニーズにこたえる、そういう部類じゃないかと思うのです。ですから、どこの国にも非常に待たれている援助なわけですから、今の御説明を聞いても、研修員の受け入れ、専門家の派遣数の国が偏って...全文を見る
○菅野委員 国として債券貸借市場を育成するという方針がありますけれども、郵政省としてそれに協力するということも今回の法改正の目的の一つなのかどうか、お尋ねいたします。
○菅野委員 市場の育成を目的とするわけですから、この市場がどんなものかということは非常に重要なことだと思います。  そこで、お聞きしたいのですが、この債券貸借市場は空売り、ショートセールによって相場下落時のリスクヘッジやキャピタルゲインの獲得が可能となると言われておりますが、ど...全文を見る
○菅野委員 時間がありませんので詳しく聞けませんけれども、この債券貸借市場というのは銀行などの機関投資家のためにつくられた市場でありまして、債券の空売りという投機そのものの市場じゃないかと思うのです。債券貸借市場への貸し付けというのはもちろん直接投機には当たりませんが、投機を促進...全文を見る
○菅野委員 今の御答弁の数字でも明らかなように、庶民が住宅を建てるための貯金というにはちょっと実態からかけ離れ過ぎているのではないかというふうに思うわけです。割り増し融資の限度額は昨年四月に改定されたようですけれども、それでも二百七十五万円ですね。これは住宅を購入するという場合に...全文を見る
○菅野委員 終わります。
06月14日第118回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○菅野委員 この内外価格差の要因というのはいろいろ考えられると思います。円高還元に消極的な企業の姿勢とか複雑な流通機構の問題だったり、輸入総代理店制度のあり方、また系列化の問題、消費者に消費に関する適切な情報が提供されていないとか、いろいろあろうかと思います。  そこで、円高還...全文を見る
○菅野委員 円高後五年も過ぎているわけです。特に、ナフサ等の石油化学業界の基礎製品指数、これを見てみますと、八九年五月現在で原材料指数は、八五年を一〇〇としますと四三・四、半分以下に下がっているのですね。ところが、メーカーの蔵出し価格指数というのが七五・七、その差が何と三二・三ポ...全文を見る
○菅野委員 差益未還元と表裏の問題で円高差損の問題があると思うのです。円建て輸出価格を抑制するということで日本は実質上昇率の七割強しか上げていないということがあります。逆に言えば、これは三割値引きして輸出をしているということと同じなんですね。一方、損失分は国内価格に転嫁するという...全文を見る
○菅野委員 それでは、続きまして輸入ブランド品の問題について、先ほども御質問があったかと思いますけれども、私もお伺いしたいと思います。  昨年七月に輸入ブランド品の実態調査を行ったと思うのですけれども、商品ないしブランドによっては輸入総代理店が小売店の販売活動にかなり関与してい...全文を見る
○菅野委員 独占禁止法違反まではいかないというような御指摘もありましたけれども、やはりそういうことに対する厳格、適正な指導、法の運用が強められなければならないなということを、今 のお答えを聞きながら感じていたところでございます。  関連して、輸入総代理店を兼ねるウイスキーメー...全文を見る
○菅野委員 事実であれば本当にひどい話だと思いますので、引き続ききっちりと目を光らせていただいて調査をしていただきたいし、御指導いただきたいと思うわけです。  その上に、今までるる問題になっております一斉値上げなのですね。大瓶が三百二十円とかメーカー側の取り分二六・五%というの...全文を見る
○菅野委員 実際、おっしゃっておられるように本当に歯どめになるかどうか、この点を期待して、御指導の強化をお願いしたいと思います。  それから、この内外価格差の問題で消費者の問題がよく指摘されたりしておりますけれども、問題は情報の著しい不足にあるのじゃないかというふうに思うわけで...全文を見る
○菅野委員 ぜひよろしくお願いを申し上げます。  それから、これは後で御回答いただきたいということで要望しておきたいのですが、六月十二日の日経新聞に、商慣行見直しへ指針をまとめ、年内に通達を出すという報道がございます。伺いたいのは、現在いわゆる特別リベート制度を導入している対象...全文を見る
○菅野委員 いずれにしろ金持ち日本と言われながら、本当に豊かさが実感できる状況にあるかといいますと、これはもう余りにもかけ離れた今の国民の実感だと思うわけです。生活弱者に負担の重い消費税、これを廃止することができればということで、このことを強く要請して、終わります。
06月20日第118回国会 衆議院 逓信委員会 第13号
議事録を見る
○菅野委員 簡易保険法に関する三つの法案を審議しているわけなんですけれども、積立金の運用に関する法案につきましては、先週の郵便貯金法の審議でも少しやりとりをいたしました。法案の内容はこの貯金の場合と全く同じなので、この点については時間をとって質問をするつもりはございませんが、債券...全文を見る
○菅野委員 簡易保険の経営状況に関する指標の中で、生命保険市場における簡保のシェアということ、これを郵政省はたびたび問題にしていらっしゃるというふうに思うのですね。この個人保険の契約件数のシェア、これはどうなっているか、お伺いいたします。
○菅野委員 このシェアが簡易保険事業の経営内容をどのように反映しているのかということをちょっとお聞きしたいのです。  今もちょっとお返事ございましたけれども、昭和三十五年には過半数のシェアがあった、それが三分の一に下がったということがよく問題にされるということもあるようですけれ...全文を見る
○菅野委員 ただいまの御説明の中でも、経営状態とシェアの関係というのは直接ストレートに関係するものではないというふうなお答えではなかったかというふうに思うのですね。確かにシェアというのは民間の生命保険との比較だけであるわけですから、それも今のお返事にありましたように、保有契約件数...全文を見る
○菅野委員 熱気を込めてシェア拡大ということで、シェアというのが単なる一つの指標ということにとどまればいいわけですけれども、例えば繰り返し言われております三十年前との比較ということになりますと、民間の保険が全く今の件数から動かないということで考えても、その三十年前の五六%に戻そう...全文を見る
○菅野委員 私も民間生保との競争に負けて簡保事業がなくなっていいなどとは言っておりませんし、そんなことになったらえらいことだと思っております。  簡保事業の経営指標はさまざまあると思います。新規契約の伸びとか今もおっしゃっておられた全世帯に対する普及率、それから保険料と支払い金...全文を見る
○菅野委員 現場の実情をお聞きいたしますと、今の御答弁とはちょっと違うのではないかと思うのです。実際に起きているのは、契約したのに保険証書が届かぬ、あるいは保険証書が届かないのに領収帳だけが先に来たとか契約者は保険料を全期前納したのに一カ月分のみの領収書が届いたなどの事態があちこ...全文を見る
○菅野委員 やはりどうも現場の状況とは違うように思います。  東京の簡保事務センターでは、五月時点で各郵便局から出された事故処理を要請する文書が手つかずのまま五千枚積み上がっていたという状況のようです。それが現在も二千枚処理もされずに残されていると聞いているのです。これは本省に...全文を見る
○菅野委員 もう一つ、職員の配置の問題も今回の混乱の原因になっているのではないかと思うのですね。平常の手続の分が残っているんだということにしても、五千件、二千件というのはちょっと滞留のし過ぎではないかというふうに私も思いますし、そういう点で、ことしの四月に新システムに移行したとい...全文を見る
○菅野委員 この東京簡保事務センターでは五十七人の削減が行われた。そのうち四十三人が機械化と外部委託による削減なんですね。そしてこの削減と外部委託が行われた部署を中心にして混乱が起きているというふうに聞いているわけです。この点もぜひ現場の実情をよく調べていただきたいということを重...全文を見る
○菅野委員 終わります。
09月13日第118回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○菅野委員 イラクの武力によるクウェートヘの侵略は、どんな理由をもってしても正当化できるものではありません。外国人を人質にとるなど、これももってのほかの話でありまして、日本政府としても、平和的、人道的分野において、国連の一員としての役割を積極的に果たすようにまず要望をしておきたい...全文を見る
○菅野委員 ということなんですけれども、この間やりとりの中にもるるありましたように、当面の問題ですが、後入れ先出し法との関連もあるかと思いますが、指導通達では値上げやむなしというふうに言って容認したということが言われているわけです。  業界は値上げの理由として、原油輸入価格がク...全文を見る
○菅野委員 といいますのは、今のこういうふうな値上げが国民生活にどういう影響をもたらしてきているかということで、事態は余り楽観できる状況にはないのではないかというふうに思うから、そういうふうな提起もしているわけなんですけれども、既に北海道や東北などでは灯油やガソリンなどの値上がり...全文を見る
○菅野委員 今お答えいただいたような姿勢で、もっと指導を強めていただかなければならぬのじゃないかというふうな現状認識は私どもしているわけです。私も何カ所かの皆さん方に直接お電話などで実態を聞かせていただいたのです。とりわけ灯油というのは、全国の情勢を先取りするのはまず寒くなる北海...全文を見る
○菅野委員 八月の末にそういうふうな会議を持ったということでございますが、この値上げがいろいろ言われ出しているのは九月に入ってからということで、近々の動きが相当大きいということをぜひ御認識いただきたいということと、それから、昨年実績ということでその中身を私がるる説明したわけなんで...全文を見る
○菅野委員 時間が参りまして、外務省の方に医療団の派遣の問題でお聞きしたかったのですけれども、次の機会に回させていただきます。