杉浦正健

すぎうらせいけん



当選回数回

杉浦正健の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第147回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○杉浦委員 自民党の杉浦正健でございます。  本日も野党の御出席が得られない状態でございますが、まことに残念至極に存ずる次第でございます。漏れ聞くところによりますと、正常化の機運が盛り上がっているというふうにも伺うところでございますので、一刻も早く国会が正常化することを願いなが...全文を見る
○杉浦委員 そういった利上げの直前に、一月二十二日、会議があったわけなんですが、その会議の場でも、例えば日銀からそういうことをなさるべきじゃないかというような議論を提起されるとか、この利上げについて、それが世界経済に与える影響等についてどんな議論がなされたんでしょうか。
○杉浦委員 宮澤先生、御出席でございましたね。
○杉浦委員 アメリカ、ヨーロッパが金利高ということになりますと国際的な資金の移動も起こると思うんですが、それと我が国の金融政策、我が国の経済の状況をにらみながらどういうふうにお考えか、お聞かせ願いたいと思います。
○杉浦委員 一月二十二日の後、注目すべきと申しますか、ある意味ではうれしいニュースでございますが、日本の株が上昇傾向になって、先週末は、瞬間風速ですが二万円を超えたという事態が起こりました。  専門家によって見方がいろいろありますが、これから相当株高に動くのではないかという意見...全文を見る
○杉浦委員 今、後ろからメモが回ってきたわけですが、十三時十六分現在一万九千八百九十四円だそうでございます。  私はエコノミストではございませんし、あれでございますが、相当二万円を挟んでもみ合いが続いて、上向くんじゃないかと思っております。四月から郵貯の金利の高い集中満期が始ま...全文を見る
○杉浦委員 宮澤先生にお伺いするとおしかりを受けるかもしれませんが、株の高くなるのがわかるようだったら、議員なんかやってなくて金もうけするよと皮肉られそうな感じがいたしますが、先生、この株高の見通し、どんなお考えか御感想を。それから、もし続くとすれば、越智委員長にお伺いするのがい...全文を見る
○杉浦委員 ありがとうございました。  現時点において金融政策が非常に大事だ、金融政策のかじ取りは、非常に微妙ではあるけれども大事だという点は、素人の私でもひしひしと思うわけでございます。  宮澤先生が、一昨年でしたか、大蔵大臣になられた後の本予算を組まれる際に、ハマの大魔神...全文を見る
○杉浦委員 速水総裁がお見えになりませんので、こんなことを言って失礼になるかとも思うのですが、速水総裁のお話を伺っておって、私よりも先輩なんですけれども、速水総裁や日銀当局者の方々の中に、インフレというと拒絶反応が起こるといいますか、私も戦後の悪性インフレの中で育ちましたのであれ...全文を見る
○杉浦委員 時間がございませんので、最後に宮澤大臣に一点御要望だけ申し上げて終わりたいと思います。  ハマの大魔神はアメリカへ行ってしまいましたので、次の投手をどうするか、松坂がいいのか上原がいいのか、真剣に御検討いただいておりますが、適切な中継ぎ投手を、若い活力のあるピッチャ...全文を見る
○杉浦委員 ぜひ、これが完成しませんと、万博、外国からお客さんを迎えられませんので、自民党も我々も地元も頑張りますが、ひとつよろしくお願いをいたします。後ほどまとめて決意表明を伺います。  次に、鉄道の関係ですね。一つは、今、愛知環状鉄道というのが近くを通ることになっておるので...全文を見る
○杉浦委員 ぜひともよろしくお願いを申し上げます。  それでは次に、建設省の方に道路の関係をお伺いしたいと思いますが、現在の会場には主要道路は面しておりません。計画されておりますものに、一つは東海環状道路というのがあるわけでございます。それから、第二東名は、従来ずっと進めて、万...全文を見る
○杉浦委員 第二東名については道路公団の方からお伺いしたいと思いますが、特に私心配しておりますのは——まず現状をお答えください、第二東名、いつごろ、どこまでできるのか、現状はどうか。
○杉浦委員 公団総裁、どうぞもう一回。いや、どうぞおかけください。  そういう御説明は前から再三お伺いしているところなんですが、私は、大変心配しておりますのは、仮にそこまでしかできないといたしますと、東から今の第一東名を使って来るお客さん、これは豊田ジャンクションでおりて、第二...全文を見る
○杉浦委員 三ケ日まで無理とすれば、額田。岡崎インター、知っているでしょう。もう一つ東のインターまで完成できれば、東の車は、インターの名前は何といいましたか、岡崎のもう一つ手前のインターでおりて、一般道路を通って額田インターへ行って入れるんですよ。だから、もう一つ、額田インターま...全文を見る
○杉浦委員 私の選挙区を通ります衣浦岡崎線もお忘れなくお願いしたいと思いますが、時間が参りましたので、終わらせていただきます。  最後に、両政務次官から一言だけ決意表明を。時間がありませんか、二人出てきて決意表明を。
○杉浦委員 どうもありがとうございました。終わります。
02月18日第147回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○杉浦委員長代理 先ほど武部委員長が申したとおりでありますが、社民党の御意向もお伝えをさせていただきます。
○杉浦委員長代理 以上で委員の質疑は終了いたしました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後三時五十五分散会
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○杉浦主査代理 この際、お諮りいたします。  ただいま谷津農林水産政務次官から申し出がありました農林水産省関係予算の重点事項の説明につきましては、これを省略して、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○杉浦主査代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○杉浦主査代理 以上をもちまして農林水産省所管についての説明は終わりました。     —————————————
○杉浦主査代理 質疑に入るに先立ちまして、分科員各位に申し上げます。  質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力をお願いいたします。  また、政府当局におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。  これより質疑に入ります。 ...全文を見る
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○杉浦主査代理 次に、大畠章宏君。
○杉浦主査代理 これにて大畠章宏君の質疑は終了いたしました。  次に、小沢鋭仁君。
○杉浦主査代理 これにて小沢鋭仁君の質疑は終了いたしました。  午後一時から再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時二分休憩      ————◇—————     午後一時開議
○杉浦主査代理 次に、総理府所管環境庁について、前回に引き続き質疑を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山元勉君。
○杉浦主査代理 これにて山元勉君の質疑は終了いたしました。  次に、青山二三君。
○杉浦主査代理 これにて青山二三君の質疑は終了いたしました。  次に、平賀高成君。
○杉浦主査代理 どうぞ。
○杉浦主査代理 これにて平賀高成君の質疑は終了いたしました。  次に、知久馬二三子君。
○杉浦主査代理 これにて知久馬二三子君の質疑は終了いたしました。  次に、小島敏男君。
○杉浦主査代理 これにて小島敏男君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして総理府所管中環境庁についての質疑は終了いたしました。  これにて本分科会の審査はすべて終了いたしました。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  分科員各位の御協力によりまして、本分科会の議...全文を見る
03月09日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦でございます。  村田先生のお話を伺いまして、何と言ったらよろしいんでしょうか、目からうろこが落ちるという言葉がありますけれども……(発言する者あり)眠りませんでしたが、一時間緊張させていただきました。  実は、自民党の方でも先生のお話を伺ったんで...全文を見る
○杉浦委員 大変頭脳明晰な方で、私が第二問目に予定しておりましたものを読まれまして御回答をいただいたのですが、我が自民党のことについてはお触れになりませんでしたけれども、ちょっと自民党のことはさておきまして、では、第二問目に、補充質問をさせていただきます。  私は、この調査会が...全文を見る
○杉浦委員 愚かな戦争であったという趣旨については、私も個人的には同感でございます。  そんなことをやっていると時間がなくなりますから進みますが、今の憲法の中に、日本が長年の歴史の間に積み重ねてきた貴重なものをなくす要素があるんじゃないか。国民主権とか基本的人権とか国際主義、平...全文を見る
○杉浦委員 おっしゃっていることはよく理解できるのですが、年寄りの言っていることはなかなか御理解いただけない面もあるのですけれども、一つ、憲法の理念ですね。国民主権、結構です、定着してきたことは認めます。基本的人権、結構です。平和主義、国際主義、結構でございます。ただ、これから二...全文を見る
○杉浦委員 時間がなくなりましたのでこれでやめさせていただきますが、先生、若い立場で、感情的にならないで、日本の将来を見越してどんどん御発言願いたいと思うんですね。  私どもはどうしても、しがらみがあるというか、マインドコントロールされているというか、ございまして、南京大虐殺と...全文を見る
03月21日第147回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○杉浦委員長代理 次に、漆原良夫君。
○杉浦委員 ちょっと速記をとめていただけますか。
○杉浦委員 自民党の杉浦でございます。  御案内のとおり、司法制度改革審議会ができまして、司法改革に関する議論もいろいろな分野で、政府内外で進み始めております。まだ改革審議会の方で本格的な論議に入っていないようですが、各界で進んでおることは御案内のとおりでございます。  我が...全文を見る
○杉浦委員 以下のことは答弁要りませんが、但木さん、私率直に言って、この法案は画期的だから賛成ですよ。出すなとは言わないけれども、我々が審議会を含めてもっと大きなものを考えるというのに、あなた方はこれを出せというわけだ。会長談話が出たと言うけれども、僕に言わせれば出してもらったわ...全文を見る
○杉浦委員 弁護士会が扶助協会をしっかり抱え込んでいる、言ってみれば完全子会社みたいな形で運営してきたわけですね。こういう状態を解消しない限り、この扶助事業の本当の前進というのはあり得ないと私は思うんですね。  弁護士時代にはそれを強硬に言ったんです、国に返上しろ、弁護士会及び...全文を見る
○杉浦委員 今の法律扶助協会は、民事の扶助事業以外に、独自の事業も幾つかやっておられますね。それはそれとして、弁護士会が、その社会的責務から、扶助事業以外のことをいろいろなさるのは、それは弁護士会の自由に属することなんです。  私は、法律扶助事業に関する限り、この指定の要件の第...全文を見る
○杉浦委員 重ねて官房長にお尋ねしますが、私が申し上げたようなこの素案が自民党から改革審議会の方へ出されて、審議会が、ではこういう方向でやりましょうというふうになった場合は、この素案のとおりにやることに異存はありませんね。
○杉浦委員 最高裁に、同じ素案についての考えをお伺いしたいと思います。  とりわけ、刑事弁護制度がございます。それから、国選弁護制度をこの新認可法人に移譲するといいますか、移しかえるというような点についていろいろ御意見があると思いますが、最高裁の御見解をお伺いしたいと思います。
○杉浦委員 両当局から本当に前向きの御答弁をいただきまして、うれしく思っております。  最後に、重ねてですけれども、事業の運営経費ですね。今度二億円ちょっと事務費が計上されているようですが、これでこの法律がねらっておるようなことを本当に津々浦々までといいましょうか、均質的な法的...全文を見る
03月28日第147回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○杉浦委員 三人の参考人におかれましては、貴重な御意見をありがとうございました。自由民主党の杉浦正健でございます。  まず、いろいろ前向きの御意見でありながら、しかもいろいろな問題点、将来の課題の御指摘があったわけですが、それにつきましては、今、司法制度改革審議会というのが内閣...全文を見る
○杉浦委員 残念ですけれども、時間がありませんので、終わります。
04月14日第147回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○杉浦委員長代理 次に、西村眞悟君。
04月21日第147回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦でございます。  民主党北村哲男君外三名御提出の犯罪被害者基本法案について、若干お伺いさせていただきます。  まず、我々立法府に所属する人間ですから、我々は立法権を専有しているという趣旨で、こういう基本法案を出されたことについては、議員の一人として...全文を見る
○杉浦委員 この法案、全体を通して見てみますと幾つか問題点があると思うのですが、正直に言って、私は、もっと具体的にいろいろ細かく検討して、詰めなければいけない点があるのではないか。今から申し上げるところはそのうちの一部だと思うのでございますが、あると思います。  まず、基本理念...全文を見る
○杉浦委員 審議会を設けなければいけないとか基本的施策を講じなければいけない、お考えはわからないわけじゃないのですが、私ども今、政府・与党を挙げて、小さな政府、役所の仕事を減らすということで一生懸命やっておるわけでございまして、今政府の方では省庁連絡会議を設けて調整していこうとい...全文を見る
04月27日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦正健でございます。  きょうは、憲法調査会が始まって以来、初めての委員による自由討議でございます。大先輩や同僚議員の皆様方の御意見を非常に感慨深く拝聴いたしておりました。  憲法問題が、国会の中に常設される機関によって論議されるというのは、我が国憲...全文を見る
05月09日第147回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦正健でございます。  両参考人におかれましては、御多忙のところおいでいただきまして、貴重な御意見を拝聴させていただきまして、本当にありがとうございました。  順次お伺いしてまいりますが、まず松浦参考人にお伺いいたします。  お話をお伺いしておりま...全文を見る
○杉浦委員 よくわかりました。おっしゃられた点、あるいは鈴木参考人の申された条件等については、これから我々しっかりやっていかなければならないことでございます。  余り機会がございませんので、ちょっと本題から離れるかもしれませんが、松浦参考人に、一、二、問答をさせていただきたいと...全文を見る
○杉浦委員 私は幹部ではございませんので、下っ端でございますが、何とも申し上げられませんが、よくわかりました。  では、鈴木参考人に一点だけお伺いしたいのですが、みずほグループとか日立さんとか、大企業がこの法律ができたらいろいろ利用しようというふうに考えておられるらしいのですが...全文を見る
○杉浦委員 あと二分あるそうですから、では、松浦参考人に希望だけ申させていただいて終わらせていただきます。  あの金融危機のときに私は財政部会長をやっておって痛感したのですけれども、経営者もだらしないのですけれども、労働組合も。銀行関係ですね。こういう危機なんだから、会社が立ち...全文を見る
○杉浦委員長代理 木島日出夫君。
○杉浦委員長代理 保坂展人君。
○杉浦委員長代理 以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。  この際、両参考人に委員長にかわりまして一言御礼を申し上げます。  両参考人には、貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。  速記をとめてください。    ...全文を見る
○杉浦委員長代理 速記を起こしてください。     —————————————
○杉浦委員長代理 内閣提出、商法等の一部を改正する法律案及び商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案並びに与謝野馨君外四名提出の商法等の一部を改正する法律案に対する修正案の審査を続行いたします。  この際、お諮りいたします。  両案及び修正案審査のた...全文を見る
○杉浦委員長代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○杉浦委員長代理 次に、お諮りいたします。  本日、最高裁判所中山総務局長から出席説明の要求がありますので、これを承認するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○杉浦委員長代理 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。     —————————————
○杉浦委員長代理 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。横内正明君。
05月10日第147回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○杉浦委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     商法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たっては、次の事項について格段の配慮をすべきである。  一 分...全文を見る
05月11日第147回国会 衆議院 憲法調査会 第9号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦でございます。御指名をいただきましてありがとうございました。  参考人の方々の、多くの専門家の方々の御陳述を拝聴し改めて感じましたことの一つは、資料としてちょうだいいたしましたが、非常に大部なものでございますけれども、政府に設置されました憲法調査会、...全文を見る
05月11日第147回国会 衆議院 本会議 第32号
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○杉浦正健君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員福岡宗也先生は、去る四月十一日、入院先の名古屋記念病院において逝去されました。  先生は、本年一月二十日、今国会の召集日に上京された後、体調を崩されて入院し、療養されておりました。  一時病状は持ち直されたと伺っ...全文を見る
05月12日第147回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦正健でございます。  自由民主党としても、いろいろな新しい時代に対しまして、少年法問題を根本的に考え直そうということで、少年法に関する小委員会を立ち上げることに相なっております。その小委員長代理を仰せつかったばかりでございますが、まだ小委員会で検討し...全文を見る
○杉浦委員 終わります。
05月16日第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第1号
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○杉浦小委員 杉浦正健でございます。  去る金曜日の法務委員会におきまして、十八分時間をちょうだいして、質疑というよりも意見表明をさせていただきましたので、繰り返しになることは避けたいと思いますけれども、その後、土曜日、日曜日と地元へ帰りまして、ミニ集会、国政報告会等、時節柄た...全文を見る
○杉浦小委員 期せずして、民主党、共産党、社民党からは厳罰化には消極的な御意見が出たように聞いておったのですが、もちろん、おっしゃるとおり、少年法だけで少年問題が解決するわけではない、根が深いということは私もそのように思うのです。しかし、我々は少年法改正の議論をしておるのであって...全文を見る
05月18日第147回国会 衆議院 法務委員会少年問題に関する小委員会 第2号
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○杉浦小委員 二点ばかり申させていただきたいと思います。  現在提案されている少年法改正は、非常に無理なことをやろうとしている。要するに、今の少年法ですと、家裁の審判は職権主義ですね。それに一般の刑事裁判の対審的構造を持ち込もうとしている。根本的に無理があると思うんです。木に竹...全文を見る
○杉浦小委員 さっき日野先生から森総理の話が出たのですが、私は森総理をよく存じ上げている人間の一人として、神の国発言なるものはちょっと舌足らずではなかったかと。やおよろずの神々のまします国だという趣旨だろうと思いますし、天皇を中心にしたといっても、何も戦前の「天皇ハ神聖ニシテ侵ス...全文を見る
○杉浦小委員 必要的逆送のことをきょう強調したわけですが、今度の少年法改正の出発点になった山形少年マット死事件というのは、私どもが考えている必要的逆送にはぴったり当てはまる事件ですね。重大犯罪であって、被害者が死亡している、それから、一部少年は否認していたというような事件ですから...全文を見る
08月03日第149回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○杉浦委員 会長、ありがとうございます。  幹事会におきまして九月以降の調査を二十一世紀の日本のあるべき姿について御調査をなさるということをお決めなされたことについては、全面的に賛意を表する次第でございます。  申すまでもなく、憲法は国家の基本法であります。国家を経営体とする...全文を見る
10月10日第150回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○杉浦議員 提案者の杉浦でございます。  お答えに入る前に、まずもって河村委員の、これまでの少年法改正についての我が党、国会の取り組みの中で、大変熱心にお取り組みをいただき重要な役割を果たしてこられましたその御努力に対しまして、心から敬意を表する次第でございます。  本を持っ...全文を見る
○杉浦議員 年齢引き下げの問題が今回の少年法改正の主要な眼目の一つであることは委員御指摘のとおりでございますし、国民の皆さんの中にある少年法を変えてほしいという御指摘の中でも中心的な部分であろうと私も理解しておりますし、ここにお見えの委員の方々、皆さん同じ御意見ではなかろうかと思...全文を見る
○杉浦議員 お答えいたします。  今回の少年法改正案におきましては、十四歳、十五歳で懲役または禁錮の刑の言い渡しを受けた場合には、少年に対しましては、十六歳に達するまで少年院において刑を執行して矯正教育を行うということができるようにいたしております。  少年院は、最近は関係者...全文を見る
○杉浦議員 少年非行に関しましては、家庭とか学校教育あるいは社会、地域コミュニティーの取り組みですとか、そういったさまざまな要因が関連しているということはもう委員御指摘のとおりでございます。  家庭に問題があるということは、かつては非行少年の場合には家庭に問題がある少年が多かっ...全文を見る
○杉浦議員 先生のおっしゃるとおりであります。淳くんのお父さんも少年法に対する所見を述べておられますが、その中で、非行を犯した少年が反省することを促すことが出発点ではないかということをたしか申されておったと記憶いたしております。  厳罰化ではないかという議論がございますが、確か...全文を見る
○杉浦議員 被害者の気持ちをもっと尊重すべきだという考えはずっと近年の流れだと思いますが、少年法においても、この改正案で、廃案になった案にございました結果通知制度以外に、閲覧、謄写あるいは意見の聴取を申し出があった場合はしなければならないという制度を設けたのは、まさに委員のおっし...全文を見る
○杉浦議員 お答え申し上げます。  原則逆送という制度は、御承知のとおり、廃案になりました少年法改正案にはなかった重要な部分でございます。これが自民党内で取り上げられ、成案になり、三党協議で現在のような形になったわけであります。  さまざまな経緯がございましたが、故意の犯罪行...全文を見る
○杉浦議員 委員御指摘のとおりでございます。実に自民党内でもさまざまあったのは御案内のとおりでございますし、三党協議でもございました。  主要な国ですけれども、一覧表をつくりました。アメリカは州によって違いますが、十六歳、十七歳、十八歳。十八歳未満が三十七州、十七歳未満が十州、...全文を見る
○杉浦議員 この少年事件についての検察官関与というのは、先ほども申し上げましたが、少年法が戦後改正されて以来、一貫して議論された中身の一つであったわけであります。それは、事実認定の問題もあります。それからもう一つは、家裁の決定に対して少年側は抗告できるけれども、国民の側は抗告でき...全文を見る
10月17日第150回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○杉浦委員長代理 次に、池坊保子君。
10月24日第150回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○杉浦議員 条文にのっとっていけば、現行の場合は刑事処分相当と認める場合は逆送、こういう構造になっていますし、私どもは、さまざまな事由に基づいて逆送せずに保護処分相当という場合はそうできるという構造にしておるわけで、その違いがあると思います。
○杉浦議員 見方の違いかもしれませんが、原則逆送については谷垣さんから申し上げたとおりなんですが、私ども、与党三党でさまざま議論をいたしました。  その背景を御説明するのがいいと思うのですが、まず、現在の少年法のもとでも逆送は大幅に可能であります。そして、五十五条でしたか、刑事...全文を見る
○杉浦議員 お答え申し上げます。  私が御引用のところで申し上げたのは間違っていると思いませんし、委員の方の事実誤認があると思うんですが、若干舌足らずであった点は認めざるを得ないと思います。  検察官の抗告受理の申し立てができる場合というのは、改正法第三十二条の四、一項におき...全文を見る
○杉浦議員 谷垣先生がお答えになったところでありますが、子供の前で検察官と弁護人が激しくやりとりをするというようなことは、一般論としては絶対にあってはならないことでありまして、職権主義的構造ですから、そういう問題が起こりそうになったら裁判官は二人を連れて奥へ行って、別室で子供のい...全文を見る
○杉浦議員 最高裁判所の事務当局に要請をいたしました。委員会答弁上必要だからという理由で持ってきてくれたのだと思います。
○杉浦議員 先ほどの答弁におきまして、ちょうだいした決定、全文と申し上げましたが、要旨でございました。勘違いをいたしておりましたので、謹んで御訂正させていただきます。
○杉浦議員 私どもの検討については、プロセスがございます。  そもそも、自民党の少年法対策小委員会におきまして議論になった段階では、単純にただし書き、現行の条文の「但し、送致のとき十六歳に満たない少年の事件については、これを検察官に送致することはできない。」ということを削除する...全文を見る
○杉浦議員 この点につきましては、当初の自民党案におきましては、必要的関与という部分も入っておりました。入れるべきだと。ちょっと資料を持っておりませんが、絞り込みまして、重大な事件で、検察官が申し出た場合は裁判所は認めなきゃならないという規定を置いたところから始まりました。  ...全文を見る
○杉浦議員 先日、多摩少年院を視察してまいりました。この点大丈夫かとお伺いしましたら、自信を持って対応できます、義務教育、きちっとやれるとおっしゃっておりました。そういう体制にもなっておりましたので、念のため申し添えました。
○杉浦議員 まず、御答弁申し上げる前に、冒頭申されました、私どもが、単独ではありません、21世紀も無所属も参加されましたから、審議に入ったことについておしかりをいただいたわけでありますが、私どもは、先生がこの法案が非常に重要だとお考えになっている同じ理由で、今国会中にぜひとも国民...全文を見る
○杉浦議員 「正当な理由」の解釈、運用の問題になりますが、私どもとしては、そのように運用されるということを期待いたしております。
○杉浦議員 言い改めます。立法者の意思としてそう考えております。
○杉浦議員 このたび、私どもが法案の中に盛り込みました三つ、そのうちの一つ、通知制度は廃案になった少年法改正案の中にも入っておりました。あとの二つは入っておらなくて、新規に私どもが改正案に盛り込んだものでございますが、それらの措置のみをもって被害者の方々のお気持ちに十分沿えるとい...全文を見る
○杉浦議員 なぜそれをやらなかったかということに対する正面からのお答えにはならないかもしれませんが、せめてと申しますが、最後のこのきちっとしたところだけは法的に通知する義務を負うというところを明定したわけでございまして、今、警察やいろいろな方がおっしゃっていましたが、被害者の求め...全文を見る
○杉浦議員 非常に深い問題があるわけなんですが、端的にわかりやすく申せば、十四歳、十五歳の少年による信じられないような、世間を震撼させる凶悪事件が続発しておる。最近起こった大分の一家殺傷事件も十五歳の少年であります。神戸のA少年も十四歳でございました。この間、新聞では、中学生がコ...全文を見る
○杉浦議員 十四歳、十五歳については、原則逆送と言われている部分は除外いたしました。実際問題の処理といたしましては、凶悪犯罪を犯す十四歳、十五歳の少年というのはほんのごく一部でありますから、年少少年たちが犯す犯罪行為についての家庭裁判所の保護処分のあり方の根幹に差が出てくるという...全文を見る
○杉浦議員 沿革についても検討いたしておりますが、後退したとは思っておりません。
○杉浦議員 人の命を奪った凶悪な犯罪についてでありますが、原則と例外を逆転させたというふうに御理解いただいてよろしいかと思います。  現行法は刑事処分相当の場合に送致しなければならないとありますが、今度はただし書きで、刑事処分以外の処分が相当な場合には送致しないことができる、こ...全文を見る
10月25日第150回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○杉浦議員 原則逆送を導入すべしという議論は自民党の少年法対策小委員会の議論の中から出てまいったものであります。家裁の運用が間違っているとかそういうことではないわけでありますが、戦後五十年、家庭裁判所を中心にして機能してきた司法システムが、一言で申しますと、現在のような少年の問題...全文を見る
○杉浦議員 昨日、平岡議員の御質問にもお答えしたところでありますけれども、佐賀のあのバスジャック事件につきましては、地元へ帰りますと、なぜあのような事件を逆送しなかったんですかという質問もいろいろな方からお受けいたしますし、私としても、決定に重大な影響を及ぼす事実誤認の疑いがある...全文を見る
○杉浦議員 私が法務大臣であれば個々の事件に触れて言うことはなかったと思いますが、議員の立場で提案者になっておりますので、一政治家として個々の事件についての私見に触れたわけでありますが、いろいろな方から御注意を受けておりまして、今後はそういうことをしないようにと思っております。 ...全文を見る
○杉浦議員 簡明にお答えさせていただきます。  委員が申されたような、教育刑か応報刑かという点で今度の改正案が大きく教育刑から応報刑に振れた、そういう意味では、全く基本的な変更だというふうには私ども考えておりません。  今度の案は、実質的には廃案になりました少年法改正案を基礎...全文を見る
○杉浦議員 廃案になりました少年法改正案が衆議院に提出されましたのは、たしか私が法務委員長になる直前でしたか、なってからでしたか、ちょっと定かじゃありませんが、私が法務委員長のときには既に継続をしておったわけであります。そのころから自民党には少年法問題小委員会が設置されまして、少...全文を見る
10月27日第150回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○杉浦委員長代理 次に、藤島正之君。
○杉浦委員長代理 次に、木島日出夫君。
○杉浦委員長代理 次に、北川れん子君。
○杉浦委員長代理 以上で午前中の参考人に対する質疑は終了いたしました。  この際、参考人各位に一言御礼を申し上げます。  参考人各位には、貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。  午後一時から委員会を再開することとし、こ...全文を見る
10月31日第150回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○杉浦議員 今の点については、民主党の修正案の中に、十四歳、十五歳は刑務所で処遇すべしという趣旨の修正案が出ておりますので、それについては今後協議されていくと思いますけれども、まだ具体的な議論はいたしておりません。
○杉浦議員 私ども与党は、先生のおっしゃった前段の意味においては同じ意見でございます。つまり、監獄、刑務所に収容するよりも、十四歳、十五歳は少年院で矯正教育をした方がいいという考えでございます。ただ、十四歳、十五歳の受刑者が少年院にいることによって性格が変わるのかという点について...全文を見る
○杉浦議員 私どもの法律でも「できる」としておるわけでございまして、刑務所でもできるというふうに思います。ただ、川越の少年刑務所を見てまいりましたが、この法律が変わった場合、刑務所あるいは少年院で、余り多くはないと思うんですけれども、その子たちの受け入れの体制の検討が始まると思う...全文を見る
○杉浦議員 私ども、少年院、少年刑務所を視察させていただいた限りでは、今の日本の刑務所、少年院の矯正のシステムは、先生のおっしゃった罪と対面させて矯正教育を施して更生を図っていくという意味では、非常にいい成果を上げておられるんじゃないかという印象を受けております。  先生の御指...全文を見る
○杉浦議員 その点はちょっと違うと思うのです。  二十条一項は、調査の結果、これは二項にもかかわりますけれども、罪質、情状に照らして刑事処分を相当と認めるときは送致しなければならないとなっておるわけでありまして、刑事処分を相当と認めなければ送致しなくていいわけであります。現実に...全文を見る
○杉浦議員 二十条第一項で逆送できる罪の範囲は非常に広うございます。死刑、懲役または禁錮に当たる罪の事件と、非常に広いわけですね。窃盗でもそうですし、業務上過失でもそうですし、非常に広い範囲で逆送できる。刑事処分を相当と認めた場合は逆送しなければならない、逆送できる、こうしておる...全文を見る
○杉浦議員 御指名の漆原提案者がいらっしゃいませんので、私からお答えさせていただきます。  個々の具体的な事件については、もう個別さまざまな態様がございますから一概にどうこうと申し上げるわけにはまいらないわけですが、このただし書きはただし書きでございますので、きちっと家庭裁判所...全文を見る
○杉浦議員 お答えいたします。  検察官関与を認めた趣旨は、審判の協力者として事実認定を適正にする、真実の発見に協力してもらうという趣旨で導入したわけであります。
○杉浦議員 日本共産党が検察官の関与を原則として……(木島委員「原則じゃない。全面否定の立場には立たない」と呼ぶ)ある意味ではお認めいただいているということは、非常に卓見でございまして、高く評価させていただく次第でございます。  御指摘の点、結論から申しますと、そういうことがな...全文を見る
○杉浦議員 本改正法案におきましては、委員御指摘のとおり、検察官が関与する場合には弁護人をつける、付添人がいない場合は国選でつけるというふうにいたしておりますし、あくまでも職権主義的な構造のもとで、審判協力者として、公益の代表者として関与するということに相なっております。その上で...全文を見る
○杉浦議員 改正案におきましては、委員御指摘のとおり、認めておるところでありまして、そこにある非行事実とは、改正法案第五条の二第一項に規定されているとおりであります。当該犯罪の構成要件該当事実のみならず、犯行の動機、態様、結果その他の当該犯罪に密接に関連する重要な事実を含む事実で...全文を見る
○杉浦議員 最終的には裁判所が判断するわけでありますが、例えますと、少年が事実を否認している場合……(木島委員「争っていない場合に、必要があるときということで関与させることができるのかということ」と呼ぶ)争っていない場合は、ほぼあり得ないと思います。
○杉浦議員 まず争っていない場合にはあり得ないと考えますが、事件というのはいろいろございまして、検察官が申し出、裁判所がそれを認める場合も絶対ないかと言われますと、ないとは言い切れないのじゃないかと思います。
○杉浦議員 具体的にこうということを答弁しろと言われても困るわけでありますが、検察官が申し出、裁判所が必要性を認める、最終的には裁判所の判断になるわけでありますが、その場合が絶無かどうか。絶無と言える自信はありません。
○杉浦議員 非行事実、すなわち構成要件該当事実のみならず、犯行の動機、態様、結果その他の当該犯罪に密接に関連する重要な事実を含む事実につきまして、非行事実に関して争いがないことなどによりまして事実認定に問題がないと認められるような場合にあっては、検察官が関与する必要があると認めら...全文を見る
○杉浦議員 非行事実が一般的に広い概念といいますか、言葉の意味を持っていることは委員御指摘のとおりかもしれませんが、ここに言っている非行事実、犯罪事実というのは、ほぼ同一の内容だと御理解していただいていいと思います。  それで、委員がおっしゃったように、非行事実の認定に関して、...全文を見る
○杉浦議員 故意の犯罪行為によりまして人を死亡させるということは、何物にもかえがたい人命を奪うという点で極めて反社会性、反倫理性の高い、許しがたい行為であることは申し上げるまでもございません。このような罪を犯した場合には少年であっても刑事処分の対象となるという原則を示すことにより...全文を見る
○杉浦議員 先日おしかりを受けましたので具体的な事件については触れませんが、最近立て続けに起こっております、社会を震撼させるような少年の凶悪重大事件の処分の状況、殺人、強盗、強姦などの凶悪事犯における逆送率が低いという現実を見ますと、もちろん、先生がおっしゃるように少年が成長過程...全文を見る
○杉浦議員 実証的研究があるかないかは存じませんが、今おっしゃられたような数字が高いと見るのか低いと見るのか、見解の相違だろうと思います。
○杉浦議員 殺人罪ですら二〇%から三〇%の逆送率という数字であります。私どもは凶悪犯罪について問題にいたしております。  それと、これも再三申し上げておりますが、公開の法廷で対審構造で審理されるということによりまして、被害者の方々の感情が著しく治癒される、こういう面もございます...全文を見る
○杉浦議員 十六歳を超えて、しかも故意の犯罪行為によって被害者を死に至らしめた犯罪について原則逆送を規定したのであって、それが重大な犯罪でないとおっしゃるお気持ちがわかりません。
○杉浦議員 原則逆送の規定が設けられた場合であっても、家庭裁判所の調査というのは大変大きな役割を果たす。罪質や犯行の動機、態様、犯行後の状況等の客観的要素ももちろんでありますが、いわゆる要保護性という、少年の性格、年齢、行状、環境等の事情をきめ細かく調査していただくという機能はい...全文を見る
○杉浦議員 戦後五十年、新しい少年法のもとで、家庭裁判所が青少年の非行防止に大きな役割を果たしていたことは十分認識いたしております。  ただ、このところの少年犯罪の低年齢化、特に十四歳、十五歳の少年の凶悪な犯罪もふえております。その背景には社会の変化があります。少年も変わってき...全文を見る
○杉浦議員 矯正の現場の人たちは本当によく頑張っておられると思いますし、保護司、日野先生もそうですが、ボランティアの方々も非常によくやって成果を上げておられる。更生し、再犯率は世界の中でも胸を張っている状態であるということは認めない人はいないのじゃないか。私どもも認めておるところ...全文を見る
11月08日第150回国会 衆議院 法務委員会司法制度改革審議会に関する小委員会 第1号
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○杉浦小委員 参議院の本会議で、少年法の趣旨説明、質疑に行っておりまして、重なったものですからおくれたことをお許しいただきたいと思います。  両先生、御出席いただきまして、本当にありがとうございました。  私どもと申しますか、自民党としては、平成八年ですか、前々回の選挙の直後...全文を見る
○杉浦小委員 今のは質問ですが、知的財産権とか、出発点では随分議論されたんですね。日本の国家戦略として、知的財産権、特許権を初めやらなきゃいかぬ、裁判が遅過ぎる、特許庁は問題がある、こういう問題提起があったのですが、お触れになるところが少ないようにお見受けするんですね、それが一つ...全文を見る
11月08日第150回国会 参議院 本会議 第7号
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○衆議院議員(杉浦正健君) いわゆる原則逆送と家庭裁判所の調査についてお尋ねがございました。  本法が成立した場合におきましても、原則逆送の制度が設けられた場合におきましても、家庭裁判所は少年法第八条による調査をしなければならないことになっております。  したがって、罪質や犯...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 刑務所からの出所者の再犯率等についてお尋ねがございました。  申されたような葛野教授等のような御意見があることも承知いたしておりますし、また御指摘の犯罪白書の数字につきましては、統計のとり方とか対象者の質等が異なりますので一概に比較するのはいかがかと...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 義務教育年齢の少年が刑事処分となった場合の教育を受ける権利、法的地位、教育・更生プログラムについて御質問がございました。  今回の改正法案では、懲役または禁錮の言い渡しを受けた少年に対しては、十六歳に達するまで少年院において刑を執行し、矯正教育を授け...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○衆議院議員(杉浦正健君) 原則逆送制度につきましては、自民党内の議論におきましても三党協議の中におきましても最も議論が集中したところでございます。  最終的にこの案に落ちついたわけでありますが、もう皆さんも御案内のとおり、故意の行為によって人を死亡させるという行為は、自分の犯...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 失礼しました。答弁漏れです。  罪のあれでございますが、故意による犯罪行為及びそれによる死の結果が犯罪構成要件となっている罪を対象といたしております。典型的なものは、殺人のほか、傷害致死、強盗致死、強姦致死等がございますが、ざっと拾ってみますと三十数...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 例外的に保護処分になる場合は先ほど申し上げたとおりでございますが、少年事件の場合はよくあるんですが、例えばグループで一人の子をめった打ちにする、その結果亡くなってしまうという場合が典型的なんですが、そういう場合に、例えば五人、六人でやっても、中には付和...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) そのような御批判は全く当たらないと思っております。  少年法第八条では、検察官等から少年事件の送致を受けたときは「事件について調査しなければならない」と定めておりまして、この部分についてはいささかも変更いたしておりません。したがいまして、家庭裁判所は...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 御指摘のように、改正法第二十二条の二第三項に定めておるわけでございます。非行事実の認定に資するため必要な限度で審判に関与するということになっておりまして、またその非行事実とは、第五条の二第一項で「犯行の動機、態様及び結果その他の当該犯罪に密接に関連する...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 御案内のとおり、十四歳未満の触法少年につきましては、事件は犯罪とはなりません。また、処分に当たっても、子供ですから要保護性がより重視されるということは当然でございまして、そのような場合にまで検察官関与を認める必要はない、こう判断した次第であります。
○衆議院議員(杉浦正健君) 今の御質問の点につきましては、検察官の関与は、あくまでも現在の職権主義的審理構造といいますか、そういう中でのものであります。何条でしたか、はっきり書いてありますが、裁判官の指揮によって運営されるわけでございまして、その指揮に検察官は服しております。 ...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 私の名前が出ましたので立たせていただきましたが、私自身の個人的な体験を若干話させていただきます。  物心ついたころ、戦争直前か戦争中、小学校五年生で終戦でございましたが、小さいころ、私は祖母、おばあさんに朝晩仏壇にお参りするときに、座ったというか座ら...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 竹村先生のお話を伺っておって、こちらは参議院の先生方なんですが、我々衆議院でこの間選挙をやってきた、戦陣を駆け抜けてきた立場と少し温度差が違うような感じがするわけであります。マスコミに責任があるとか国民の危機意識を利用してとか、こう言われますが、あの選...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 少年院を仮退院して保護観察を受けている子たちの再犯率が低いのは事実であります。おおむね二〇%台でしょうか。平成十一年では二二・五%でございますが、先進諸国の中では低い数字になっていると言っていいと思うんです。  さまざまな見方があると思いますけれども...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) したがいまして、仮に十四歳、十五歳で刑罰、懲役なり禁錮刑を科せられる少年も出てまいる場合もあるかと思いますが、余り多いとは思いませんが、そういった少年も十四歳、十五歳の間は、義務教育期間中は少年院に収容して矯正教育をするということにいたしております。 ...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 先ほどちょっと触れましたような少年による深刻な凶悪事件、マスコミで報道されましたが、それが後を絶たない憂慮すべき現状であると私どもは考えておるわけであります。これらの少年犯罪、凶悪な深刻な少年犯罪、形の上ではごくごく一部の少年が行為に及ぶわけですが、そ...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 検察官関与の導入に伴って審判廷が少年を追及する場になってしまうのではないかというような御懸念は当たらないということは、前の石渡委員のときにお答えしたとおりであります。  抗告受理申し立て制度を導入した理由は、例の山形マット事件というのがそうだったんで...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 先ほど石渡委員の御質問に詳細お答えしたとおりでございまして、そういう御心配は当たらないと考えております。  八条の調査は要保護性を含めましてきちんとやらねばならないことになっておりまして、この点についてはいささかの変更も加えておりません。家庭裁判所に...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 委員御指摘のような答弁をしたことに間違いはございません。ただ、やや舌足らずで十分意を尽くしていなかった点はあるかと思います。  改正法案につきましては、法制審にかけていないという御指摘もあるわけですが、実は、法制審を通過いたしました、廃案になった原案...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 決定の前は内容を通知するということはございません。ないと御理解をいただいていいと思います。  ただ、衆議院の法務委員会の際に明らかになりましたが、警察、検察等で一定の範囲で被害者の方々に通知する手続を決めて実施しておりますので、そういう意味でかなり救...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) お答え申し上げる前に、警察とか検察当局がそういう手続制度を始めましたのは、私ども自民党が少年法小委員会をつくりまして、被害者対策を含めて議論を始めて、この程度のことをやるべきじゃないか、法律の制定を待たずしてということも強く言っておったわけであります。...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 委員のおっしゃることはそのとおりであります。  少年法としての対応としてさまざまな対応を、私どもは最大限のものを盛り込んだつもりでございますが、被害者の方々の心のケアの問題、あるいは損害賠償が、事実上、損害賠償能力のない加害者、その保護者が多いという...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 委員の御指摘で、自民党の「少年法の在り方について」を読み直してみたわけですが、その第二で「少年法の見直しの方針」、「一 少年法の理念」の中に「犯罪を抑止する必要があるとともに、」という、「抑止」という言葉が出てまいります。ただ、この少年法の理念について...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 平野先生のただいまの御指摘はまさにそのとおりだと思います。運用している家庭裁判所裁判官、調査官、検察官、警察官、そういう方々の意識を変えてほしいというのが私としては切なる願いであります。ただ、御案内のとおり、家裁の裁判官は独立の原則があります。家庭局長...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 私は、全く個人的な意見なんですが、戦後占領下で少年法を変えるときに、この十四歳、十五歳を処罰しなくしたことがそもそも間違いだと思っています。戦前は十四歳からやっておりました、刑法で。あの当時はアメリカは振れておったんですね、保護主義に。その後すぐ戻った...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 中村委員の御指摘は、家裁に送られている事件の大部分については当たっていると思います。  統計をとり始める十歳から二十歳までの少年は約千六百三十万人おります。そのうち触法少年というのは、家裁へ送られてくる子は二十万人ちょっとおるわけですが、そのうちいわ...全文を見る
11月14日第150回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○衆議院議員(杉浦正健君) 先生おっしゃいますとおり、予測は極めて難しいわけですけれども、実際問題としてそんなに多くはないだろうというふうに考えるのが常識だろうと思います。  ただ、具体的な事件の例を言ってはいけないかもしれませんが、例えばこの間の大分における一家殺傷事件、三人...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) それはもとより当然のことでございまして、ケースに応じて家庭裁判所が適切に判断されるというふうに思っている次第であります。
○衆議院議員(杉浦正健君) いろんな考え方があると思うんですが、私どもは、十四歳、十五歳の少年について故意の犯罪行為によって人を死に至らしめた場合、いわゆる原則逆送という制度は適用しない、十六歳からというふうにそこのところは区別したのも多少はそういう趣旨を踏まえてのことでございま...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 十六歳以上の少年による故意の犯罪行為によりまして被害者が亡くなった、死亡させたという事件でございましても、個々の事案におきまして、犯行の動機及び態様、犯行後の情況、少年の性格、行状及び環境等の事情を家庭裁判所がきめ細かく検討しまして、保護処分が適当と考...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) そのとおりでございます。
○衆議院議員(杉浦正健君) そのあたりは私ども一番議論したテーマの一つなんですが、現行法上では、検察官への送致、逆送は二十条で「死刑、懲役又は禁錮にあたる罪の事件について、調査の結果、その罪質及び情状に照して刑事処分を相当と認めるときは、決定をもつて、」検察庁に送致しなければなら...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) そのとおりでございます。
○衆議院議員(杉浦正健君) 再三御答弁申し上げているとおり、そのとおりであります。八条の調査をしなければならないことになっております。
○衆議院議員(杉浦正健君) 実刑にするか執行猶予を付すべきかという問題は個々のケースにおいて裁判官が判断されることであります。一概に何とも申せないわけでありまして、原則逆送で、逆送の結果審理を遂げられて、それで裁判官が最終的に個々の事件について実刑相当とか執行猶予相当とか、ここは...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 民主党のおっしゃるような構造を家裁の審判に取り入れますと、一方で刑事手続になる普通の裁判の構造を、いわば国親思想で少年を保護するんだ、家裁で守ってやるんだというと、これは接ぎ木するような格好で矛盾が生じるんじゃないか。  個人的な意見なんですが、例え...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 委員長、いいですか、今のことについて。
○衆議院議員(杉浦正健君) 殺人事件、強盗致死、強姦致死、傷害致死等、多数ございます。  お許しいただければ、一覧表をつくっておるので、相当の数ございますので、一覧表を配付させていただきたいと思いますが。
○衆議院議員(杉浦正健君) 先ほど来、橋本先生がいろいろ申されておったことに戻る形になりますが、私どもこの原則逆送を入れるについては大変な議論をいたしました。  その出発点は、自民党の中でも三党協議でもそうでございましたが、一つは、基本的なことでありますけれども、現在の少年法の...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 親の手に負えなくなった子供を警察に突き出すというのもやっぱり子供を健全育成する一つの方法じゃないか。原則逆送というのも、ともかく人を死に至らしめたという重大な結果を子供が犯した場合に、保護も必要でありますが、それを殺人ですら二割というような逆送ではそも...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 予想は困難でありますが、ふえるものと期待し、そういうようになることを願っております。
○衆議院議員(杉浦正健君) 名前が出ましたので。
○衆議院議員(杉浦正健君) 客観的な数字について申し上げさせていただきます。  少年法が報道されるようになりまして各種世論調査が行われております。たくさんなされております。いずれも賛成率が六〇%を切ったものはありませんし、高いものは九〇%近い、今回の改正については賛成だという世...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 中村先生は私どもよりは刑事処分の現場を御存じないからそういうお話になると思うんですが、どういうふうに御説明をしたら御理解いただけるか。  漆原先生も弁護士なんですが、司法試験を通って研修所に入ります。私どものころは検察修習というのが四カ月ありました。...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) それも私に言わせれば誤解であります。家裁に送られてくるのは二十数万件毎年あるわけでございまして、そのうち、いわゆる凶悪犯罪と言われているものは二千何百件、三千件弱であります。そのうち、死に至った事件になると殺人が大体百件前後、それよりももっと少ないわけ...全文を見る
11月15日第150回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○杉浦委員長代理 次に、木島日出夫君。
11月16日第150回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○衆議院議員(杉浦正健君) 答弁いたす前に、江田先生が感懐をお述べになりましたが、私もあえてそうさせていただければ、私どももそういう思いで臨んでおると思います。  私は付添人として十回に満たないぐらい少年審判にかかわっただけなんですが、あのころはよかったという思いがございます。...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) それは失礼いたしました。
○衆議院議員(杉浦正健君) 民主党の北村先生外三名の犯罪被害者基本法案は拝見いたしました。先生方の御努力に対して敬意を表する次第であります。  私ども自民党の方ではまだこういう検討をいたしておりませんが、しかしいずれかの時期にはこういった検討が必要であろうと思っておるところでご...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) その場合は原則逆送のカテゴリーには入らないことは明らかでございます。
○衆議院議員(杉浦正健君) 江田先生のおっしゃった家裁の裁判官、調査官等の皆さんの努力を我々は評価していないわけではありません。ただ、ここ近時の少年の変化、その背景には、親の問題もありますし社会の変化もありますが、凶悪な年少少年による犯罪が続発している、そういうものに対する対応が...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 御答弁申し上げる前に、議員立法でこれを提案したことがあたかも悪いような、法制審にかけなければこういうことをやっちゃいかぬような趣旨で御発言されたんではないかと思うんですが、私どもは国権の最高機関であり唯一の立法機関である国会に属する議員として、現下の社...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) ただいま先生が十八歳以上とおっしゃったのはどういう趣旨でおっしゃっているかわかりませんけれども、私どもは、主として法務省から実情を聴取いたしましたが、実際に刑事罰を科されている子供たちということになりますと、ごくごく少数でございましょうが、今、刑事局長...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 先生のおっしゃったうち四十四条に基づく勧告云々の件は通告がございませんでしたので調べておりませんが、私どもは、現行の少年法も私どもの改正案も、児童の権利条約、少年司法運営に関する国連最低基準規則、いわゆる北京ルールズと言っておりますが、これに沿って立法...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 法律上は少年院で刑を執行することができる、こういたしております。あとは処遇の問題に相なると思います。
○衆議院議員(杉浦正健君) それも処遇の問題に相なると思いますが、もちろん義務教育は少年院に入った子についてはやっておるわけでありますけれども、刑の執行として少年院へ収容するわけでありますから、いわゆる少年院送致の子たちと同じ内容の教育、やったことに対する反省とか、いろいろな意味...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 逃走罪の適用は受刑者には適用されるように決められております。
○衆議院議員(杉浦正健君) 私はそうは思っていないんです。  先ほど最高裁の方から言っておられたんですが、今までの家裁の審判は単独であって、裁判官が一人何役、弁護人の役も検察官の役も裁く役も一人三役を兼ねてやっておられたわけでございます。今度は弁護人も参加するわけです。検察官が...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 言葉が足らない点があって誤解をされたとするとおわび申し上げますけれども、逆送された分だけボリュームが減るのは間違いないと思います。
○衆議院議員(杉浦正健君) 見解の相違だと思いますけれども、私は何が何でも故意の犯罪行為によって被害者を死に至らしめた子を全部逆送しろと現時点で申し上げているわけではございませんで、法律の中にも、要保護性を十分に調査されて保護処分相当と、刑事処分以外の措置が相当という場合には逆送...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 何かそういうふうな言い方をされますと悲しくなってまいるわけですが。  凶悪重大な事件を起こした子が送られてくる、その事件を家裁において十分調査されて、原則逆送になっておりますから、例えば殺人事件が送られてきたら十分調査をされる。それで、いや、この子は...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 私はそんなことは一言も申しておりませんが、家庭裁判所で今、年間二十何万人送られてきて処分がなされておることはもう数字の上で明らかであります。全国の家庭裁判所で裁判官初めみんな奮闘しておるわけであります。そのうち凶悪事件と言われる件数は、二十数万件、三十...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) そういう御質問にも返事のしようがなくなるわけですが、先生はまさか故意の犯罪行為によって人を死に至らしめたような行為は反倫理的でないとお考えになっているわけじゃないでしょうね。
○衆議院議員(杉浦正健君) 私どもは反倫理的だから原則逆送にしようとは一言も申しておりませんし、法律もそうはなっておりません。  故意の犯罪行為によって人を死亡させる、重大な事件であります、それに絞って原則として逆送すべしと。それについても要保護性等を家裁が十分に調査されて、こ...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 私どもは重大な事件であれば逆送するというような法律にもしておりませんし、そういうことも一言も申し上げておりません。前の御質問のときに申し上げたとおりであります。
○衆議院議員(杉浦正健君) 私どもの議論の経過については前の審議のときに申し上げたと思いますが、現実に殺人事件ですら二〇%から三〇%しか逆送されていないという現実がございます。そして、殺人という行為は故意に人を殺すということですから、相当罪責は重い。成人であろうと少年であろうと変...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 今、個々の事件についていろいろ御評価をなさいまして御所見を述べられたわけでありますが、私も衆議院の委員会でバスジャック事件について具体的な名前を挙げて言及しましたところ、各方面からおしかりを受けまして、法務委員会の場で個別具体の事件を取り上げて当否を論...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 審判中を含めましてね。四件は逆送されていない。逆送されていない事件については詳細なことは公表もされませんし、形だけで結果を見て原因や犯罪行動が理解しやすいかどうかとかいうようなことで評価するのはいかがかと思います。だから、なおさらのこと家裁の処分が適当...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 先ほどのお答えと同じことになるわけですが、中身は同じになりますが、八件のうち逆送されたのは二件、それから鑑定留置中一件ということですから、逆送されていない事件が大部分でありますが、マスコミの報道とはいえ実際どういう中身であったのかは正確には知り得ないと...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 人が死んだら即逆送とは私ども言っておりませんし、法律の規定もそうなっていないことは、誤解ですからまずお解き賜りたいと思います。  個々の事件についてどうこう申し上げるつもりはないことは重ねて申し上げさせていただきますけれども、先生は、例えばこの事件に...全文を見る
11月17日第150回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○杉浦委員 杉浦でございます。  この両法案は参議院先議の法律案なんでございますが、私は、参議院の法務委員会における審議結果を踏まえまして、さらに突っ込んだ質疑をやらせていただきます。そして、今回提案されている個人債務者の民事再生手続が、債権者の利益を十分確保するものであること...全文を見る
○杉浦委員 参議院の法務委員会の審議におきましては、住宅資金貸付債権に関する特則によりまして住宅ローン債権を他の債権とは別枠で処理することになっておりますが、そうしても住宅ローン債権者以外の一般債権者の利益を害することはないと御答弁されておりますけれども、住宅ローン債権がいわゆる...全文を見る
○杉浦委員 住宅ローンの対象となる住宅が定期借地権つき建物、最近多いですが、こういうものである場合には、借地権の期限が近づくにつれまして当該住宅の価値が急激に下落いたします。このような場合についても、住宅資金特別条項による弁済の繰り延べをすることができるのでしょうか。
○杉浦委員 住宅資金特別条項を定めた再生計画案の決議におきましては、住宅ローン債権者や保証会社には議決権が付与されておりません。この場合、住宅ローン債権者や保証会社は、住宅資金特別条項よって弁済が繰り延べされるなどの不利益な権利変更を受けるわけでありますので、議決権を与えられない...全文を見る
○杉浦委員 住宅資金特別条項を定めた再生計画案が提出された場合、住宅ローン債権者には議決権が与えられません。しかし、その意見が聴取されるということになっておりますが、意見聴取の結果は当該再生計画の認可、不認可の判断に当たってどのように考慮されるのか、お伺いいたします。
○杉浦委員 住宅資金貸付債権に関する特則では、保証会社が住宅ローンの保証債務を履行した後であっても、住宅資金特別条項を定めた再生計画を提出することができ、これが成立した場合には保証債務の履行はなかったものとみなす、こうしておりますが、このようにしたのはどういうわけでしょうか。
○杉浦委員 保証債務の履行がなかったものとみなされることによりまして、債務者、住宅ローン債権者、保証会社間の法律関係はどのようになるのでしょうか。また、これによって法律関係の安定性が害されることにはならないのでしょうか、お伺いいたします。
○杉浦委員 小規模個人再生、給与所得者等再生という個人再生の特則手続におきましては、債権調査手続を簡素合理化いたしておりますが、通常の民事再生手続における債権調査手続とどこがどう違うのでしょうか。簡潔に御説明願います。
○杉浦委員 ただいまの再生債権の評価の裁判に対してでございますが、これは不服申し立ては認めていないようですけれども、この不服申し立てを認めないと、債権者の利益を不当に害することにはならないかと思うんですが、どうでしょうか。
○杉浦委員 参院の法務委員会の審議におきましては、御答弁の中で、債務者は個人債務者の民事再生手続と破産免責手続とを自由に選択できるという答弁がなされております。  法案の立案の過程では、個人債務者の民事再生手続の利用対象者については、破産免責手続の利用を制限して、個人債務者の民...全文を見る
○杉浦委員 ちょっと質問が戻りますけれども、保証会社の場合についてお伺いします。  最近、金融機関の倒産事件もふえておりますが、仮に、保証会社が倒産した場合にも保証債務の履行はなかったものとみなされるといたしますと、住宅ローン債権者は倒産した保証会社に金銭を返還しなければならな...全文を見る
○杉浦委員 再生手続における決議についてお伺いします。  小規模個人再生における再生計画案の決議におきましては、反対する債権者が半数に満たず、かつ債権総額の半分を超えないときは再生計画案の可決があったものとみなすという、いわゆる消極的同意要件を採用しておるわけでありますが、再生...全文を見る
○杉浦委員 小規模個人再生におきましては、再生計画案の認可要件といたしまして、最低弁済額基準を採用しておられるわけであります。そのこと自体は、モラルハザードの防止だとか、債権者の利益を確保する上で必要なことと思うわけでありますが、「基準債権の総額の五分の一が三百万円を超えるときは...全文を見る
○杉浦委員 小規模個人再生におきましては、通常の民事再生手続とは異なって、否認権に関する規定の適用を除外しております。この理由はどういうわけでしょうか。また、これによって、否認権を行使される行為をした債務者を不当に利することにはならないのでしょうか。
○杉浦委員 最後に、本法とは関係ありませんけれども、最近、個人破産申し立てが激増しているということを聞くわけなんですね。その中には、パチンコだとか、遊ぶ金がかさんで払えなくなったとか、あるいは、我々から見て分不相応にぜいたくな生活をするということのために借金がかさんで申し立てをす...全文を見る
○杉浦委員 そういう場合には、免責手続から強制的にこっちの手続へ移行させて、少し長期にわたって払わせるとか、あるいは子供が遊びまくった場合には親に補償させるとか、そういうようなことが、なかなか難しいかもしれませんが、しっかり責任を持って借金を返す、借りたものは返す、今少年法をやっ...全文を見る
○杉浦委員 終わります。
○杉浦委員長代理 次に、保坂展人君。
○杉浦委員長代理 ちょっと、どんな書類ですか、見せてもらえますか。示すときは事前に言っていただきたいと思うのですけれども。
11月24日第150回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○衆議院議員(杉浦正健君) 佐々木先生のおっしゃるとおりでございます。自民党における検討過程でも、それから三党協議の過程においても、その点がいわば今回少年法の問題に取り組んだ原点と言ってよろしいかと思うんです。  先生は武さんの例を申されましたけれども、衆議院でも別の被害者の方...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 竹村先生のおっしゃるこれからの少年法の運用に当たっては、まず第一義的な捜査機関である警察、検察官の対応がきちっとしなきゃいけないということはまことにそのとおりでございます。  優等生の答弁になるとああいうふうになってしまうんですが、現実の検察、警察の...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 済みません、もう一回御質問を。
○衆議院議員(杉浦正健君) できません。
○衆議院議員(杉浦正健君) 被疑者と申しますか、被審判少年は審判の結果について抗告ができます。そして、現在の家裁の審判構造ではその少年側以外は抗告できない仕組みになっておるわけでございます。  私どもが検察官に抗告受理の申し立て権を認めた理由は、検察官が関与した場合において家裁...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) この案におきましては抗告受理申し立て制度を導入しようとしておるわけですが、検察官は原決定から二週間以内に抗告受理の申し立てをしなければならないとされておりますし、また高等裁判所も原裁判所から抗告受理の申し立て書の送付を受けてから二週間以内に抗告を受理す...全文を見る
○衆議院議員(杉浦正健君) 少年法改正問題については、人それぞれの価値観でさまざまなお考えがあろうかと思います。  私は、私個人のことを申し上げますと、そもそも少年法において、刑法が十四歳以上が処罰可能であるのに、十六歳以上しかできないということはおかしいということはかねがね思...全文を見る