杉浦正健

すぎうらせいけん



当選回数回

杉浦正健の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第164回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答えいたします。  法務行政一般につきましては、治安の確保の緊急の必要性から、今回の予算においても大幅な増員を認めていただいております。  裁判所については、過去十年間で合計四百二名の増員を図っておりまして、来年度予算には裁判官七十五人の増員を計上...全文を見る
02月02日第164回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答えいたします。  組織的な犯罪の共謀罪でございますが、これは重大な犯罪であって、かつ厳格な組織性の要件を満たす犯罪を実行することについて、具体的かつ現実的な合意をした場合に限って成立することとしています。  このように、その実現の危険性が高く、か...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 組織的な犯罪集団ということになっておることを御留意願いたいと思います。また、目くばせだけでも成立すると、こういうような重大な組織的な犯罪が目くばせだけで成立するとは私も考えておりません。
02月06日第164回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○杉浦国務大臣 お答え申し上げます。  問題意識は中川委員と共通いたしております。政府としては、不法滞在者を、平成十六年から五年間、平成二十年までに半減させるという目標で取り組んでおります。  不法滞在者は外国人犯罪の温床になっておりまして、外国人犯罪はまだふえる傾向にござい...全文を見る
02月07日第164回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○杉浦国務大臣 小池環境大臣と同じ考えであります。
02月09日第164回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○杉浦国務大臣 お答えいたします。  現在、覚せい剤等、薬物乱用問題が極めて重大な状況だということは委員御指摘のとおりでございます。  現在、刑務所等に収容されている者は七万人おりますけれども、そのうち、薬物関係が二万人、三割ぐらいが薬物犯であります。過剰収容が問題になってお...全文を見る
○杉浦国務大臣 お答えを申し上げます。  西村真悟議員につきましては、同僚議員として、拉致問題等の先生の政治活動については敬意の念を持っておった立場でございますので、感想を求められても非常に複雑な思いでございますが、中身につきましては……(発言する者あり)
○杉浦国務大臣 現在公判係属中の具体的事件にかかわることでございますのでコメントは差し控えたいと思いますが、法務大臣または弁護士としての感想をということでございますので、あくまで一般論として申し上げさせていただきたいと思います。  弁護士は、この席にも弁護士の先生はいらっしゃい...全文を見る
○杉浦国務大臣 弁護士法によりまして非常に高い規律が求められ、厳しい規制のもとに置かれております。  西村先生が問擬されている非弁活動と申しますのは、弁護士法で、弁護士以外の者が業として法律事務を取り扱うことは禁止されておりまして、極めて重い刑罰が科せられることとなっております...全文を見る
○杉浦国務大臣 懲戒申し立ては随分あるわけでございます。その中で、非弁に係る申し立てが結構多いわけであります。  と申しますのは、弁護士は一人でやっているわけじゃありません。補助者を雇いまして、手伝わせるということをやっておるわけでありまして、私は十五年やっておりましたが、もち...全文を見る
○杉浦国務大臣 お答えいたします。  経済法制についての罰則の件でございますが、公正な競争はルールに基づかなきゃならない、ルールについて罰則を設ける、罰則は公正な競争を担保しておるものだと思うのでございます。法務省は経済法制に対する刑事罰については消極的だという御批判もございま...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のライブドアの株の問題については、現象としては御指摘のとおりでございます。ライブドア事件そのものについては、現在、捜査は続行中でございまして、まだ全貌が明らかになっておりません。  したがいまして、私どもは、会社法制、商法等経済法制については、時代の変...全文を見る
○杉浦国務大臣 お答え申し上げます。  主管官庁は文部省でございますが、未就学児童の実態把握、まだ十分じゃございません。そういうことを目的として文部省が御調査なさる場合には、国の機関、または、外人登録は地方公共団体がやっておるわけですが、市町村の外国人登録担当部署に対しまして御...全文を見る
02月14日第164回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○杉浦国務大臣 昨年十月、法務大臣に就任いたしました杉浦正健でございます。委員長を初め委員の皆様方には、平素から法務行政につきまして格別の御尽力を賜っており、厚く御礼申し上げる次第でございます。通常国会の冒頭に当たり、一言ごあいさつと所信の一端を申し述べます。  就任に当たり、...全文を見る
02月17日第164回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○杉浦国務大臣 お答えいたします。  検察当局におきましては、御指摘のメール及び指摘された事実関係について、全く把握していないと聞いております。
○杉浦国務大臣 お答えいたします。  一般的に、裁判におきましては、民事、刑事双方におきまして、主張する側が立証責任を負うというのが、大ざっぱに言って大原則でございます。  お尋ねの、真実の、真実性の立証責任ということは、恐らく、刑法の名誉毀損罪にございます真実であることの証...全文を見る
○杉浦国務大臣 突然の御質問でございますが、私が知っている限り、そういうことはなかったのではないかと思います。
○杉浦国務大臣 今刑事局長が申しましたように、今回につきましては、報道機関等の関心が高いということもありますが、今まで御指摘になったようなメールの問題、事項を把握していないという事実を明らかにしたわけでありますけれども、そのことによって、先ほど刑事局長が言ったような、捜査への支障...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど刑事局長が申し上げましたとおり、捜査機関の具体的な活動内容を明らかにすることは、通常は、他人の名誉やプライバシーにも保護の観点から問題がございますし、発表することによって罪証隠滅活動を招いたり、裁判所に予断を与えたり、また関係者の協力を得ることが困難になるな...全文を見る
○杉浦国務大臣 お答え申し上げます。  一般論でございますが、その場合には、事実無根と主張される被告人の方が主張を立証されるべき事柄と理解しております。(発言する者あり)
○杉浦国務大臣 はい。  犯罪については、検察官が立証すべき責任を負っております。しかし、それに対して被告人の方が事実無根だと御主張するのであれば、検察官の立証に対して反対の証拠を提示するなりなんなり、立証される責任がございます。
○杉浦国務大臣 はい。  証拠能力は、裁判所が個々の事件に基づいて、個々の証拠について判断すべきものでございますので、一概に、証拠能力がある、有無については申し上げるわけにはまいりません。
○杉浦国務大臣 お答えします。  先ほどの答弁では、私の記憶ではあったとは思わないと申し上げましたが、その後確認しましたところ、何件かあるようでございます。
○杉浦国務大臣 そのことを私に聞かれても困るわけですが、一般論として、弁護士には国家公務員よりももっと厳重な守秘義務が課せられております。それを踏まえて申されたのではなかろうかと推測をいたしております。
02月20日第164回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○杉浦国務大臣 お答えいたします。  着手したのは当日の六時過ぎだと思いますが、おっしゃられたような点は私は存じておりませんが、恐らく考慮しないと思います。
○杉浦国務大臣 個々の事件については検察官に犯罪捜査権がございますので、それぞれの判断でやります。検察庁、東京地検としてやったことでございまして、東京地検が判断をして捜査に踏み切ったわけでございますので、ということは申し上げられますが、その際に、さまざまなおっしゃられたような事情...全文を見る
○杉浦国務大臣 おっしゃられたような捜査情報の漏えいは、あの件についてはなかったと承知しております。  捜査は事件に即して行いますので、また、一般論ですけれども、捜査情報はもう機密を守りましてやっておりますので、漏れるものはないと思っております。
○杉浦国務大臣 お答えいたします。  法の番人である法務省においてこのような不祥事が発生いたしましたことは、甚だ遺憾でありますし、申しわけなく思いますし、重く受けとめておるところでございます。  経緯を若干申し上げますと、ことしの二月三日でございますが、内閣官房情報セキュリテ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりでございます。  省内には保有個人情報保護管理規程というものがございまして、職員は、例えば「保有個人情報が記録されている媒体の外部への送付又は持ち出し」、自宅へ持ち帰ることもそうですが、そのほか幾つかございますが、「保護管理者の指示に従い行...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生おっしゃられたような管理規程はさまざまございます。個人情報については、こんなに分厚いわけですが、管理規程というものがあるわけですが、今回の場合、それを徹底していなかった可能性が大きいわけでございますので、とりあえず、持ち帰りは上司の許可を得るようにということを...全文を見る
○杉浦国務大臣 いわゆる検察官がリークしていると世間の方がおっしゃる事案に該当すると思うんですが、私どもそういうことはないと信じておりますし、きちっと捜査中の機密については守るようになっておるはずでございます、なっております。
○杉浦国務大臣 全くそのとおりでございます。
○杉浦国務大臣 これは、検察官に限らず国家公務員全体だと思いますが、知り得た情報を守る義務が法律で規定されております。
○杉浦国務大臣 先日地検が発表いたしました個別事案の具体的証拠関係について発表する法的根拠は何かという御質問だと思うんですが、刑事訴訟法第四十七条は、「訴訟に関する書類は、公判の開廷前には、これを公にしてはならない。但し、公益上の必要その他の事由があつて、相当と認められる場合は、...全文を見る
○杉浦国務大臣 ちょっと、何に予断を与えるかという、質疑がちょっとわからないんですが、もう一度御質問の内容を明らかにしていただきたいと思いますが。
○杉浦国務大臣 それは私どもの基本的考えでございますので、予断を与えることにはならないと思いますけれども。
○杉浦国務大臣 問題だと思います。あってはならないことだと思います。  ただ、私どもマスコミの取材を受ける立場から申しますと、マスコミの諸君も職業でありまして、猛烈な取材攻勢をかけます。どこから漏れるのかわかりませんが、私ども検察庁、法務省としては、私どもの方からはそういうこと...全文を見る
○杉浦国務大臣 捜査を行っている担当部局の方でやることでございますので、当然、重要な事案についてはフォローしているのではないかと拝察をしております。
02月21日第164回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○杉浦国務大臣 臼井先生には、法務大臣の先輩として大変御指導をいただき、御協力をいただいておりまして、感謝しておるところでございます。  外国人労働者の受け入れ問題は、実はこれは治安の問題、不法滞在者の問題とも絡んでおりまして、非常にデリケートな問題でもございます。いわゆる専門...全文を見る
02月22日第164回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○杉浦国務大臣 二月二十日に生沢守ほか二名を公判請求いたしましたが、その際に、おっしゃられておるとおり、各工事の談合に加わった民間企業の各営業担当者らにつきまして、いずれも東京簡易裁判所に略式命令請求済みでございます。
○杉浦国務大臣 一般論ですが、検察庁は、法と証拠に基づいて、内容を精査の上、公判請求なり略式命令なりを行っておるものと承知しております。
○杉浦国務大臣 委員は、組織犯罪処罰法の適用を考えたらどうかというお考えのようでございますが、この組織的犯罪処罰法というのは、典型的な暴力団ですとかあるいは犯罪会社のような、そういう行為を反復、業として繰り返している組織に対する処罰を念頭として、要するに、普通の罪であっても、殺人...全文を見る
○杉浦国務大臣 これは当然のことでございますが、公正でなければならない公の競売とか入札の公正が害されるということでございますので、犯罪とされているものと考えております。
○杉浦国務大臣 御指摘の最初の東京入管の落札率ですが、数字は先生がおっしゃったとおりで、落札率は九九・五%でございます。それから、東京拘置所でございますか、次は。(保坂(展)委員「東京入管の二回目も。宿舎工事です」と呼ぶ)はい。東京入管の二回目、宿舎の方でございますが、金額はおっ...全文を見る
○杉浦国務大臣 既にしっかりと調べて、措置済みでございます。  最初の御指摘の談合情報、入管の機械設備でございますが、情報がございましたので、法務省内に設置いたしました談合情報調査委員会におきまして入札参加予定業者に対する事情聴取を行い、また工事費内訳書の確認の調査も行いました...全文を見る
○杉浦国務大臣 通告を受けておりませんので資料は手元にございませんが、御説明に上がったと伺っておりますが、お聞きになっておられなければ、調査の上、また御連絡したいと思います。
02月24日第164回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○杉浦国務大臣 皆さん、おはようございます。  お答えに入る前に、けさ、金メダルのを私は見ておりました、出勤前で。まことに御同慶にたえないわけですが、暗雲垂れ込めると申しますか、課題山積の法務行政も、いつの日かああいう心境でこの場に立てるようになればいいなと思いながら、うれしそ...全文を見る
○杉浦国務大臣 法務大臣に就任して改めて認識したわけですが、法務省は現業官庁だということでございます。法務省職員は約五万一千人おりますけれども、そのうち五万人以上が現場施設で働いております。  ちょっと申し上げますと、一番多いのが矯正官署、刑務所、少年院、拘置所等でありますが、...全文を見る
○杉浦国務大臣 法の番人であるべき法務省からあのような不祥事が起こったということは、まことに遺憾に存じますし、申しわけなく思っておる次第でございます。  一昨日、報告がまとまりまして、公表させていただきましたが、今般の流出につきましては、京都刑務所の職員を含む複数の職員が、平成...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりであります。個人情報の管理につきましては規定がございまして、また職員に対し、これまでも機会あるごとに適切な取り扱いをするように周知徹底してきたところでございますが、今般このような極めて遺憾な事態が生じたことを、私どもは重く受けとめております。...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生おっしゃいますとおり、法務行政の諸分野の重要性について順序をつけるということはできませんけれども、現下の情勢にかんがみますと、特に治安の分野には力を注ぐべきものだと考えております。  さまざまな世論調査、ここ数年、どの調査をやっても、国民の皆さんは治安に不安...全文を見る
○杉浦国務大臣 三つプロジェクトを立ち上げました。国民の関心が高く、緊急に対応を要する課題につきまして、政治家の目で施策を見直しまして、スピーディーな解決を図ろうということで立ち上げたわけであります。  私は、刑事施設収容人員適正化プロジェクト。過剰収容も国家の根幹にかかわる大...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘のとおりであります。再犯防止対策、これは三ッ林政務官のチームで精力的に検討を始めておるところでございますが、特に、刑期満了で出所した人、少年院を出た人、そういう方々の再犯率が、刑務所の場合非常に高い。五割前後であります。少年院の場合は、可塑性のある青年...全文を見る
○杉浦国務大臣 松島先生におかれましては、法務委員会には常にかかわっていただき、法務行政について大変な御指導を賜っております。とりわけ犯罪被害者問題については、議員立法を推進される、お力を賜っておりまして、心から感謝申し上げるところでございます。  冒頭陳述についてですが、委員...全文を見る
○杉浦国務大臣 この件は、いわゆる附帯私訴と言われているものでございます。司法制度改革本部内でも議論して、速やかにやるべきだということで推進してきたところでございます。  加害者に対して被害者が請求するに際しましては、民事訴訟を起こす、最終的にはそうなりますが、多大な労力と時間...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生がこの点について前々から関心をお持ちになり、御主張なさっていることは承知しております。  平成十六年の刑法改正におきまして、強姦罪など性犯罪の保護法益の重大性に着目して法定刑を引き上げました。強姦については、前は二年以上十五年以下、それを三年以上二十年以下、...全文を見る
○杉浦国務大臣 忌避理由といいますか、拒否事由は法定されておりまして、それ以外のものは政令で定めることができるようになっております。先生のおっしゃるような趣旨を入れるとすれば、政令で定めることになると思いますが、私が心配していますのは、この法定事由だけでも裁判員になるのを拒否され...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生には、ただいまさまざまな御意見、御提言を賜りました。また、公安庁についてはお励ましをいただきまして、本当にありがとうございます。今後とも、初心をお忘れになることなく、フレッシュな感覚で法務行政についてさまざまな御叱正を賜るようにお願いを申し上げたいと思います。...全文を見る
○杉浦国務大臣 現状は、自由民主党の中で御検討いただくということになっておりまして、一言で申しますと、まだ提出できる状況ではございません。
○杉浦国務大臣 西川委員にも申し上げましたけれども、総理からも、治安回復、世界一安心、安全な国日本を取り戻してほしいという御指示がございましたし、御案内のとおり、国民の皆さん方は、ここ数年のどの世論調査でも治安に不安を感じている、それが関心事項の上の方であります。景気と並んで関心...全文を見る
○杉浦国務大臣 漆原先生とは同じ弁護士仲間でございます。先生初当選以来、常に西川先生同様の戦友としてさまざまな課題に取り組ませていただきました。大変、政治家としても弁護士としても力量をお持ちでございまして、風格もおありになる。私が法務委員長のときに漆原法務大臣と指名してしまったこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 漆原先生は、当面する現実の問題だけではなくて、中長期的な視野に立ってさまざまな提言もされ、活躍をされているということはよく承知いたしております。今の点につきましても、先生は前々から御主張され、先生の御主張が党のマニフェストになったのではないかと拝察をいたしておるわ...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は不勉強で、先生ほど各国の状況に通じているわけではございませんが、事務当局からいろいろと事情をお伺いいたしまして、なるほど、いろいろな国で、それぞれ各国の事情に合わせていろいろな制度が立ち上がっているなというふうに感じております。  捜査当局が消極的だという先...全文を見る
○杉浦国務大臣 私も慎重であるべきだと思います。  弁護士に課される義務の制度化については、顧客との信頼関係が弁護士には求められております。弁護士法には守秘義務と同時に権利も明記されておるわけでございまして、この関係をどう調整するのか。一方において、FATFの要請はわかりますけ...全文を見る
○杉浦国務大臣 伊藤先生におかれましては、同郷の一人として、今後の御活躍、とりわけ法務行政に対する御指導のほど、よろしくお願い申し上げる次第でございます。  再犯防止対策ですが、犯罪白書によりますと、刑務所出所後五年以内の再入所率は、おおむね五割という高い割合で推移いたしており...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりだと思います。とりわけ少年院ですね、少年院卒業生の再犯率が二割と申し上げました。八割が更生をしているのが現実でございます。若者の可塑性というのは非常に大きいということの証左だと思います。そういうような意味で、改善更生を容易にして再犯を防止する...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のとおり、保護観察制度のあり方については、現在、更生保護のあり方を考える有識者会議を開催いたしまして、さまざまな方の御意見をお伺いしているところでございます。  近日中に最終答申が出されるということで期待しておりますが、中間報告におきましても、保護観察...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生がおっしゃるとおりでございます。さまざまな角度から、保護観察官の人数、資質の改善に努めてまいりたいと思います。
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃったとおりなんですが、一点間違っているところがございます。閣議では、何ら総理から注意もされませんでしたし、発言もなかったということでございます。総理に御迷惑をかけたので、閣議とは別の機会にお目にかかった際に、御迷惑をかけましたと申しましたところ、おれ...全文を見る
○杉浦国務大臣 もう先生が御紹介いただいたとおりでございますが、最初の記者会見のその部分も前後があるわけなんです。記者会見の記録を全部お読みいただければ、そのことだけ、あれは個人の信条を言っているんであって、よく相談しながらやるということもつけ加えておるわけなんですが、その部分が...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は左藤大臣の対応を存じ上げませんが、同じ門徒宗であられたようでございますから、心境としては同じような心境でいらっしゃったんじゃないかなと拝察しております。
○杉浦国務大臣 私の発言当時は存じておりませんでした。
○杉浦国務大臣 人間それぞれ生い立ちがあり、宗教もさまざま、私、門徒と申しましたが、最近は仏壇にもお参りしませんし、門徒宗として忠実な門徒とは言えないと思うんですが、小さいころは、敬けんなおばあちゃんのひざ上で、毎朝仏壇に参り、正信偈を申し上げておったわけですけれども。  しか...全文を見る
○杉浦国務大臣 死刑制度についてはさまざまな考えがございますが、一番大きい目的としては抑止力としての効果を目指しているんだとは思っております。
○杉浦国務大臣 今、刑事局長が申したような手順と申しますか、それに従って、ケースに沿って適切に対処いたします。
○杉浦国務大臣 ただいまも刑事局長が申しましたように、刑の執行停止、再審、非常上告の事由あるいは恩赦を相当とする情状の有無等について慎重に検討しと刑事局長は申しました。現実に再審を申し立てしている方もおられますし、検討の過程において再審請求、恩赦の出願等がなされている場合にはこれ...全文を見る
○杉浦国務大臣 死刑というのは人の生命を絶つ刑でございますから、その執行に当たっては慎重に、慎重の上にも慎重に対処する必要があると思っております。  一方、そういう判断を司法当局がされたということは、もちろん死刑制度が存在している法治国家として、それは重く受けとめなきゃなりませ...全文を見る
○杉浦国務大臣 後藤田先生の御意見も、事後と申しますか、知ったわけですけれども、後藤田先生らしい厳しい御意見だというふうに思います。  私も、就任するに際しましては、後藤田先生ほど深く考えたわけではございませんが、法の執行者として、とにかく死刑は、非常に凶悪な犯罪に対して裁判官...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおり、就任時に、質問がある前に深く考えていたわけではないと思います。ですから、個人の信条が出た、ああいう表現になったわけであります。
○杉浦国務大臣 私、いわゆる死刑廃止論者ではございません。発言が当を得ていなかった、すぐに気がつきまして、撤回させていただいたわけでございます。
○杉浦国務大臣 今、刑事局長が申しましたように、再審請求や恩赦の出願等を再々行っている方もいらっしゃるわけでございますし、そういう事情がないかどうかの検討も含めて、執行に慎重を期していることによるものではないかと拝察しております。
○杉浦国務大臣 世論が先生おっしゃったような傾向にあることはよく承知しております。死刑制度を廃止するかどうかは、もちろん世論を踏まえるわけでありますが、法律で決められることでありますから国会の議決を要します。国会において十分に審議され、お決めいただくことだというふうに思っておりま...全文を見る
○杉浦国務大臣 高検所在地では高検も見ております。何カ所か拝見しましたが、そこの拘置所で、死刑執行している、その現場も幾つか拝見し、お話も伺っております。
○杉浦国務大臣 現場の方にもお伺いしております。立ち入ったお話はできませんでしたけれども、厳粛な雰囲気で執行されるんだなというふうには感じております。
○杉浦国務大臣 当然のことながら、法に従った執行でございます。
○杉浦国務大臣 先ほど申しましたように、死刑のケースはさまざまでございます。ケースに即しまして、法の執行の最高責任者として適正、適切に対処いたします。
○杉浦国務大臣 適正、適切に対処いたします。
○杉浦国務大臣 私はコンピューターには弱うございまして、この事件が起こってからいろいろと勉強しておるんですけれども、あのウィニーなるソフトというのは大変便利なものらしいですね。便利なもののようです。そこへ、自宅へ公の資料を持ち帰ってつなぐということがなぜ起こったのか。いろいろと聞...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろん、それも規定があって、だめでございます。
○杉浦国務大臣 最高責任者は私でございます。事務次官以下、つかさつかさでそれぞれ責任を持っているわけであります。  規定がございまして、資料の対外持ち出しについては上司の許可を要するという規定がございます。その場合には、許可を要するのは直属の上司だと思います。  御質問でござ...全文を見る
○杉浦国務大臣 どうもそのあたりは組織的ではないようでして、同じ職場仲間で連絡をとりながら、この資料、あの資料ということで交換をして、蓄積していったものだと聞いております。ファイルの場合は、私が聞いたのが間違いなければ、一部の資料を取り出すよりもファイル全部を取り込んだ方が早いと...全文を見る
○杉浦国務大臣 組織的にという先生の御指摘ですが、漏えいする意図を持って組織的にやったかどうかということが問題になると思うんです。そのあたりも、事実、結果は明らかになりましたが、その間の連携の関係、どういう事情で交換になったのかということを精査しまして、適切に処分したいと思ってお...全文を見る
○杉浦国務大臣 漏えいする意図があったとか、そんなふうには私は理解しておりません。  いずれにしても、漏えいしたのは事実ですし、持ち帰ったのは規則違反であります。そのあたりの事情を、事実関係は明らかになりましたので、なぜそういう交換などを進めていったのかという事情を明らかにいた...全文を見る
○杉浦国務大臣 意図的に漏えいする意思はなかったと私は判断しております。
○杉浦国務大臣 内部の資料を、記録等を庁外に持ち出すことについては上司の許可を要する、こういう規定になっておるわけです。だから、漏えいする意思を持って積極的に資料を持ち出すとすれば、もっと別の、場合によっては犯罪になるようなケースもあるかもしれません。  ですけれども、私が聞い...全文を見る
○杉浦国務大臣 庁外に持ち出すことは規則で禁止しておるわけです。それは、なぜ禁止するかといえば、それが万が一、関係者以外の人の目に触れたり漏れるということをおもんぱかって、そういう規定を設けておるわけでございます。  意図的に資料を持ち出すというふうになれば、これはまた全然次元...全文を見る
○杉浦国務大臣 例えば、今はどうなっているかわかりませんが、裁判官の場合、自宅起案というのがありまして、記録を自宅へ持ち帰って判決文を書かれるということは、私が修習生のころは一般的でございました。今はどうなっているか、私は存じませんが。  記録なり資料なりを自宅へ持ち帰る、これ...全文を見る
○杉浦国務大臣 いや、規則違反であって、問題であります。
○杉浦国務大臣 庁外へ持ち出すことは規則違反でありますが、漏えいという事実が起こらないといいますか、その持ち出した本人の手元にとどまって、自宅で仕事をする際に持ち帰ったというような形のものだけであれば、規則違反は規則違反でありますが、漏えいする意図を持った行為というふうにはとるべ...全文を見る
○杉浦国務大臣 内閣の方針に従いまして、五%削減という方針に従って全力を挙げて努力する所存でございます。
○杉浦国務大臣 それは事実でございます。  ただ、私は、行刑改革会議の案に基づいて事務局の方から三つの分野が名指しされまして、それについてまず資料を出せと言ってこられたわけであります。三つの分野というのは、行刑関連施設とハローワーク、厚生労働省、それから社会保険庁の事務でござい...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど御説明しました権力的業務については無理でございます。周辺の非権力的業務について外部委託を進める。先ほど申しましたように、この部分だけで七・九%ですか、民間委託できる方向で努力してまいります。
○杉浦国務大臣 官製談合はないと承知しております。  具体的に担当者から説明を必要ならさせますけれども、矯正収容施設の工事は、新築のところは別にして、例えば美祢とか島根の旭とか、あるいは西川筆頭のところはものすごい刑務所を立ち上げています、二千人収容の。  ただ、全般に言える...全文を見る
○杉浦国務大臣 官房長の御説明がもう少しぴしっと正確に、語尾もはっきりとされれば御理解いただけるんじゃないかと思うんですけれども、私が聞いておりますのは、国債契約といいますか、国債というのは、五年以内に完成でしたら一括して契約して、国債を当てにして支払い計画してやるということがで...全文を見る
○杉浦国務大臣 一般論としておっしゃるんじゃなくて、例えばこの工事が怪しいという具体的なところがあれば、具体工事を挙げて御指摘があれば徹底調査をいたします。  随意契約により締結した各工事、つまり最初入札でやって、いろいろな理由があって、次は会計法に従って随契によってやる場合の...全文を見る
○杉浦国務大臣 別に法務省だけが特殊だとは私は思いません。会計法に従い、財務省ともよく協議をして、何年でやります、ことしはこれだけの予算でここまでやりますということは、よく協議の上実施していると聞いております。  ただ、特殊な刑事施設について、特殊な事情と言いましたのは、先ほど...全文を見る
○杉浦国務大臣 私はコンピューターのことはよくわかりませんが、必要なものを、財政力の許す限り、しかも最も効率的に使うという見地から、できる限り安く、しかし能力は落とさないということで発注していくのは当然だと思っております。
○杉浦国務大臣 財政力ということを間違って御理解いただいたようですが、こちらは百億円規模のものをやりたいけれども、ことしは五十億しか予算を出せませんというケースが多いわけです。そういう意味で申し上げたわけでございます。  それから、東京拘置所の転がし工事について疑惑をお持ちのよ...全文を見る
○杉浦国務大臣 わかりません。
○杉浦国務大臣 マスコミの方々は独自に猛烈な取材活動をなさっておられます。私のところへも朝晩お見えになりますが、そういう方々がどこでどういう取材をされているか、それに基づいてお書きになっているんだと推測しますけれども、少なくとも私は、検察当局からは、定例記者会見をやっておりますが...全文を見る
○杉浦国務大臣 法的根拠でございますが、刑事訴訟法第四十七条は、「訴訟に関する書類は、公判の開廷前には、これを公にしてはならない。」とあります。「但し、公益上の必要その他の事由があつて、相当と認められる場合は、この限りでない。」と規定しております。捜査情報の公表についても、公益上...全文を見る
○杉浦国務大臣 基準については、先ほど来刑事局長が何度も申し上げておるとおりでございます。  私は、予算委員会で、こういう発表をするのは異例だという趣旨のことを私自身の記憶で申し上げましたが、前にもこのような理由で公表した事例があるようでございます。だから、刑事局長が申し上げた...全文を見る
○杉浦国務大臣 捜査中の情報については原則として公表しない、機密、秘密を守る、これが原則でございます。
○杉浦国務大臣 恐らく、検察庁は、記者会見で公表する以外の事実は一切明らかにするなということでやっていると私は承知しております。  先生も御経験おありになると思うんです。私、いろいろな場所であれするんですが、これはありましたかとマスコミに言われる、黙っている。私の顔色を見て、イ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御案内のとおり、この法案を提出するに先立ちまして与党に相談いたしましたところ、議論が百出いたしまして、提出までに至らなかった経緯がございます。私からは、自民党において、まず、議論が分かれたところでございますので、検討していただくように既にお願いしておるところで...全文を見る
○杉浦国務大臣 この人権擁護法案は、審議会で御審議願って、それに基づいて内閣で検討の上、提出したものでございます。  法案の中身は、簡易迅速、柔軟な救済を行う新たな人権救済制度を確立する、人権侵害被害者の実効的な救済を図るということを目的とするものでございまして、ぜひとも必要な...全文を見る
○杉浦国務大臣 内閣として提出しておりますから、余り申し上げない方がいいと思います。いろいろと御議論を賜って、御意見を集約していただくことを願っておる次第でございます。
○杉浦国務大臣 提出すべく、今自民党と御相談を始めようとしているところでございますので、しかも、自民党の中にはさまざまな御意見がおありになりますから、私から私の意見を申し上げるのは差し控えた方がいいと思います。
○杉浦国務大臣 大事な法案でございますから、十分御審議願いたいと思いますが、閣法を提出したところにおきましては、人権擁護法案におきましては、人権を侵害する行為とは、不当な差別や虐待と同等に評価される人権侵害を指すものでございまして、民法や刑法等に照らして違法とされる行為である、こ...全文を見る
○杉浦国務大臣 審議会の追加答申では、この点につきまして、それを踏まえて作成しておりますが、我が国に定住する外国人が増加していることなどを踏まえまして、市町村の実情に応じ、外国人の中からも適任者を人権擁護委員に選任することを可能とする方策を検討すべきであるという提言を踏まえて御提...全文を見る
○杉浦国務大臣 昨年十二月二十六日に提出されました更生保護のあり方を考える有識者会議の中間報告では、保護観察つき執行猶予者に対する保護観察制度は、他の種類の保護観察に比べて緩やかなものになっており、更生意欲の乏しい者に対しては無力の場合も認められるため、他の種類の保護観察と同様の...全文を見る
○杉浦国務大臣 別に与党、野党、関係ございませんが、法律は国会で議決されるものでございますので、御検討いただいて提出される与党提案、野党提案、それはそれで結構だと思います。  ただ、この件については、政府としても、有識者会議の中間報告に基づいて出すべきだというふうに考えておると...全文を見る
○杉浦国務大臣 今回の改正の主眼は、保護観察の実効性を高めることにあると伺っております。その範囲内、お伺いした範囲内におきましては、私どもが進めております保護観察の充実強化、対象者の改善更生等に資するものであり、その伺った範囲では、与えられた人員と予算の中で努力すれば実現できるこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど申し上げたとおり、議員立法で出されている内容と私どもで考えている内容は全く同じでございますので、議員提案で御審議いただけばよろしいかと思っております。  また、予算的な面につきましても、現在の予算と人員の範囲内で行えるというふうに私どもは判断しておるところ...全文を見る
○杉浦国務大臣 おっしゃられる保護観察制度のあり方にさまざま問題がある、御議論もある、有識者会議でやっております。それは間違いないところでありますし、我々も、有識者会議の議論を踏まえまして、これからも努力していこう、こう思っておる次第でござます。ここでも御議論を賜りたいし、いろい...全文を見る
○杉浦国務大臣 議員立法であろうと閣法であろうと、おつくりいただいた法律は、我々は誠実にやってまいります。我々、少年法の大改正をやって、ちゃんとやって、政府としてやっております。それは誤解しないでいただきたいと思います。
○杉浦国務大臣 委員御指摘のとおり、平成十七年、昨年六月一日から、十三歳未満の子供を対象とする強姦や強制わいせつ等の暴力的性犯罪を犯した受刑者について、これらの者による再犯を防止することを目的として、法務省が保有するこれらの受刑者に係る出所情報を警察庁に対し提供しております。これ...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘のとおり、受刑者の出所情報は個人情報でございまして、みだりに開示されてはならないことは申すまでもございません。  しかし、平成十七年四月一日から施行されております行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律においても、他の行政機関が法令の定める事務の遂行に...全文を見る
○杉浦国務大臣 これは先生も御存じと思いますが、子供たちに対する性犯罪、強姦や強制わいせつ等の暴力的性犯罪が頻発しております。社会問題になっております。これをどうしたらいいかというのが大きな問題でございまして、実は、大臣政務官の犯罪予防PTの大きなテーマでもございます。  諸外...全文を見る
○杉浦国務大臣 議論は大いに結構だと思っております。
○杉浦国務大臣 議論させていただいております。  一月ですが、EUと日本のその問題についてのシンポジウムがございました。それには三ッ林大臣政務官に御出席いただいて議論していただきましたが、その後、EUの大使、現大使、次の大使、法務省にお見えになりまして、そのシンポジウムの中身に...全文を見る
○杉浦国務大臣 数字だけを見て高いか高くないかと言われますと、それは九〇%よりは高いわけでございますが、そのことをもって、それでは、公正ではない、談合が行われたと推認できるかというと、私はそうではないと思っております。
○杉浦国務大臣 ちょっとこの件については用意しておりませんでしたので。
○杉浦国務大臣 さあ、そういうケースも、絶対ないかといったら、あり得るんじゃないでしょうか。
○杉浦国務大臣 可能な限りいたしますが、退職後二年までは人事院がウオッチしますけれども、二年後に就職される方については何らできませんので。可能な限り調査はいたしますが。
○杉浦国務大臣 できる限り調査いたします。
○杉浦国務大臣 しっかりと解明いたします。  ただ、私はほかの省庁も知っていますけれども、法務省は、中間的に二年天下りする組織、余りないんですね。ですから、ちゃんと調べます、ちゃんと調べますが。
02月28日第164回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○杉浦国務大臣 平成十八年度法務省所管の予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  法務省は、治安、法秩序の維持確保、国民の権利保全など国の基盤的業務を遂行するとともに、司法制度改革の実現に取り組んでおり、現下の厳しい財政事情のもとではありますが、適正、円滑な法務行政を...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御地元で園児二人が殺害されるというまことに痛ましい事件が起こったわけであります。被害に遭われた家族の方々には何と申し上げていいか、言葉もないことでございます。  先生御指摘のように、日本の治安は、かつては世界一安心、安全な国だという評価があったわけです、そ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘の代用監獄の問題を含む未決拘禁者に対する問題は、昨年の監獄法改正で積み残しになった部分でございます。  非常に長い歴史がございまして、私がまだ政治の道に入る前から、もう二十年以上前から問題になっていることでありますが、ようやく、法曹三者を含めました有識...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生は消費者金融問題に大変御関心を示されて、活躍されておりますが、敬意を表する次第でございます。  確かに、この消費者金融問題は経済問題であり、社会問題であり、格差につながる問題だ、そういう側面を有していることは間違いないところだと思います。  一方で、やみ金...全文を見る
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○杉浦国務大臣 林先生におかれましては、法務行政に関心を持っていただきまして、まことにありがたく思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。  先生が御指摘のように、犯罪がふえる。まあ、ここ二年ぐらいは犯罪件数は減っております。また、ちょっぴり検挙率...全文を見る
○杉浦国務大臣 矯正施設の理念は、先生のおっしゃる双方を踏まえたものだと思います。  懲役という言葉がございますように、受刑者を社会から隔離して自由を奪って役務に従事させるということと、それから、矯正を図って、改善更生ですね、社会復帰、出た後、社会に円滑に復帰してもらうという双...全文を見る
○杉浦国務大臣 性犯罪プログラムも一部試行いたしてございまして、覚せい剤もやっております。それから、新監獄法では、さまざまな教育プログラムを義務づける、義務づけられていなかったものも幾つかございますが、そういうことも措置を講じておるところでございます。  三ッ林チームで重点的に...全文を見る
○杉浦国務大臣 臼井先生には、法務大臣の先輩としていろいろ御指導をいただいております。ありがたく感謝申し上げております。  世界一安心、安全な国の復活ということを総理から指示されまして、法務大臣に就任いたしました。きょう先生が質問された裁判員制度、これは先生と一緒に当初のころ議...全文を見る
○杉浦国務大臣 詳しくは事務当局から言ってもらいますが、この日本司法支援センターというのは、今度の司法改革全体の中で、裁判員制度とかさまざまな柱の中の大きな柱でございます。  社会が多様化して価値観も多様化している中で、全国にネットを張って国民の皆さんのニーズにこたえていこう、...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生がおっしゃるとおりだと思います。さすが自民党の事務局の中で長年御苦労されてきた方のお言葉と承っておりました。今後ともよろしくお願いいたします。  我が国、民主主義社会というのは法の支配する社会でございます。法というのはルールであります。皆が守っていくべきもの...全文を見る
03月02日第164回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○杉浦国務大臣 お答え申し上げます。  犯罪、刑法犯と社会経済情勢とはかなり密接な相関関係がございます。この十年ぐらい刑法犯が激増して治安状況が悪化したのも、バブルの崩壊と、長く続いた低迷が影響しておりますし、ここ二年ぐらい刑法犯が減少しておりますが、これも景気回復基調と無関係...全文を見る
03月07日第164回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○杉浦国務大臣 参議院の予算委員会がおくれまして、お待たせして申しわけございませんでした。  裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しよう...全文を見る
03月07日第164回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(杉浦正健君) 木村先生には法務部会、党の法務部会長として大局的見地から適切な御指導をいただいておりまして、感謝しておるところでございます。  刑務所の問題は、今先生おっしゃったとおり、もう大変深刻であります。凶悪犯が増え、裁判所はどんどん送り込んでまいります。現時点...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 余り長々と答弁するとおしかり受けるかもしれませんが、この不法入国者の問題も極めて大きい問題であります。二十五万人、二年前ですね。内閣で、小泉総理のイニシアチブでこれを、二十五万人を五年間で半減させるという方針を決めました。入管、我々も全力を挙げて取り組ん...全文を見る
03月09日第164回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生方、御苦労さまでございます。  昨年十月、法務大臣に就任いたしました杉浦正健でございます。  委員長を始め委員の先生方には平素から法務行政につきまして格別の御尽力を賜っており、厚く御礼を申し上げます。  通常国会の冒頭に当たり、一言ごあいさつと...全文を見る
03月09日第164回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答え申し上げます。  懲罰的損害賠償の制度は、イギリスに起源を発しましてアメリカで発達した制度でございます。英米法に特有のもので、大陸法系にはございません。  アメリカで発達したのは陪審制度が関係しておりまして、陪審員が損害賠償額をケースに応じてど...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省に調べてもらったんですが、いろいろあるんですけれども、一番多いと目されるものは、BMWの新車を購入した者が、購入後数か月たってから、販売会社がこの車を輸送中に傷ができた、それを補修した上で、それを隠して新車として販売したと。で、販売会社が訴えられた...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 国会は立法者でございますので、国会がそうしろとおっしゃれば、そうなります。  ただ、法務省として、先ほど申し上げたような事情で、検討をするとすれば、慎重の上にも慎重に、最高裁判例もございますので、検討することに相なると思います。
03月10日第164回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○杉浦国務大臣 メールの存在は、永田議員が質疑をなさったとき、私はおりませんでした、お昼休みだったと思いますが、NHKニュースか何かを見た方から、永田議員がこういう質疑をなさったということを聞きまして初めて知りました。それ以外は全く存じておりません。
○杉浦国務大臣 事柄の性質上、正確に申し上げます。  コメントの内容は、メールの存在及び指摘された事実関係について当庁では全く把握していないというものであったと承知しております。
○杉浦国務大臣 東京地検の次席検事でございます。次席検事は広報担当で、毎日夕方、定例記者会見をやっておるようでございますが、そこで公表されたというふうに承知しております。
○杉浦国務大臣 口頭で発表し、念のため、その同じ内容、メールの存在及び指摘された事実関係について当庁では全く把握していないというのをワープロできちっと打ちまして、口頭でコメントすると同時に配付されたというふうに承知しております。
○杉浦国務大臣 東京地検におきましては、御指摘の事項につきまして、報道機関の関心がとりわけ高く、報道機関からの問い合わせも多数あったということを聞いております。  仮にこの点について公表を一切差し控えた場合には、検察当局が何らかの事実を把握しているかのような誤解を招くおそれがあ...全文を見る
○杉浦国務大臣 報道機関の関心が高かったとか、今後の捜査、公判に支障が生じるおそれがあると懸念されたこととか、検察当局が公表を差し控えた場合には何らかの事実を把握しているような誤解を招くおそれがあるといったことを先ほど申し上げました。そのような結論に至る過程におきましては、捜査の...全文を見る
○杉浦国務大臣 繰り返しになりますが、東京地検において判断したわけでありますが、そのような結論に至る過程においては、捜査の具体的内容や証拠関係を踏まえて検討がなされたものでございます。  その具体的な内容や判断に関与した者については、個別具体の事件の捜査の内容や捜査体制等にもか...全文を見る
○杉浦国務大臣 次席検事が記者会見をする直前と申しますか、ちょっと前だったと思いますが、刑事局長から、そのような発表を行うという報告を受けております。
○杉浦国務大臣 私には報告があっただけでございます。時々、これは一般的監督権限があるせいだと思うんですが、報告がございます。例えば、これからライブドアの捜索に入りますとか、大事件についてですが、報告は入ります。報告を受けるだけでございます。
○杉浦国務大臣 三権の一翼を担う裁判所の問題について、行政当局として、法務大臣の立場でいろいろ申し上げることは不適当だと思いますが、これから社会は複雑多様化してまいります。争い事もいろいろ出てくる。司法の世界は裁判所が担っておるわけですが、法務省としては検察が関与しておりますし、...全文を見る
○杉浦国務大臣 全く個人的な意見に相なりますが、司法改革の過程の中でもその点が、先生の御指摘の点が議論になりました。それで、裁判所の方も、人事局長もお答えいただくとよろしいかと思うんですが、判事補十年間のうちにできるだけ外で仕事をする、例えば法律事務所で働くとか、あるいは新聞社へ...全文を見る
○杉浦国務大臣 これは昭和二十二年、占領下ですね、裁判所法で定年が決まったようでございます。戦前は、裁判官は終身雇用だったようですね。定年はなかったようですが、憲法で最高裁初め裁判官の定年が設けられたというようなことを受けて、裁判所法で決まったわけでございます。  その当時、一...全文を見る
○杉浦国務大臣 今申し上げた趣旨でございます。
○杉浦国務大臣 先生御指摘のとおり、弁護士さんの場合は、どこで開業するか全く自由でございまして、現実問題として、今二万二千人ぐらい弁護士さんいらっしゃいますか、その半数が東京におられる。(津村委員「もっと多いですよね」と呼ぶ)もうちょっと多いかな。大体全体の半分ですね、東京。あと...全文を見る
○杉浦国務大臣 その四名については、私も中でいろいろ調べたんですが、省として一切あっせんをしておりません。いわゆる天下りではなくて再就職のようです。徹底的に調べましたが、そうでございます。  二年たって就職しましたから人事院規則等に合致しませんので、自主的な就職、それから二十二...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  また、最高裁判所に係る附帯決議につきましては、最高裁判所にその趣旨を伝えたいと存じます。  ありがとうございました。     —————————————
○杉浦国務大臣 犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  地方更生保護委員会は、全国八カ所に置かれている法務省の地方支分部局であり、仮出獄及び仮退院等の許可等の事務を所掌しております。  近年、受刑者数の急増を背景にいたしまして、この...全文を見る
03月13日第164回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(杉浦正健君) ライブドア事件につきましては、捜査に入る直前に、ただいまから捜査に入るという報告を受けました。それ以前は一切報告を受けておりませんし、関知もしておりません。
○国務大臣(杉浦正健君) 時間はちょっと記憶定かじゃございませんが、捜査に入ったのは六時ちょっと過ぎておったと思いますが、五時あるいはもうちょっと前だったかもしれません。
○国務大臣(杉浦正健君) そのとおりでございます。
○国務大臣(杉浦正健君) もう突然の御質問で、何ら用意いたしておりませんので、よく調査した上で御回答させていただきます。
○国務大臣(杉浦正健君) 国家公務員法に基づいて犯罪が成立するかどうかという御質問でございますが、もし告発があれば、法と証拠に基づいて検討することに相なろうかと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御案内のとおり、現在過剰収容で、刑務所等、大変な状況でございます。一一六%。  刑務官の一人当たりの業務量も増大しておりまして、例えば職員一人当たりの被収容者数は、平成七年末の二・八人から平成十七年度末は四・五人と約一・六倍になっております。四週八...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 事実でございます。  その方は、定年退職後、公務員法により定められた二年の期間を経過した後に御指摘の建設業者へ再就職いたしております。もっとも、この再就職に法務省は全く関与しておらず、再就職先の業者における元職員の活動状況についても把握いたしておりませ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 建設工事に関しますと高うございますが、設備工事等を、全体を平均いたしますと、そんなに高うはございません。
○国務大臣(杉浦正健君) 高くはございません。
○国務大臣(杉浦正健君) 建設工事だけでございますと九八%でございますが、全体で、設備・電気工事等合計十一件ございますが、その工事の平均落札率は九二・五六%で、東京入管の場合は九〇・八九%でございます。
○国務大臣(杉浦正健君) よろしゅうございます。
03月14日第164回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○杉浦国務大臣 先生御指摘のような、保護観察中の者が重大事犯を犯すということが頻発しておりまして、世間の耳目も集める、重大なことだと受けとめております。  安城の事件は、安城のイトーヨーカドーというのは、私の地元のうちから一キロぐらいのところ、ここらの近くの人が買い物に行くとこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のとおりでございます。  今年度は、しかし、そういう中でも保護官署の増員に努力をいたしておりまして、本年度予算におきましては、保護観察所の定員については二十八名純増、それから地方更生保護委員会では二名の純増という増員を認められておるわけでございます。ま...全文を見る
○杉浦国務大臣 現在、有識者会議でやっておるのですが、その中にも先生のようなお考え、意見を述べられる方があると伺っております。  ただ、これは非常に微妙な問題でございまして、保護観察下に置いた人たちと保護司さんあるいは保護観察官とのコミュニケーションといいますか、信頼関係を築い...全文を見る
○杉浦国務大臣 幾つか御質問いただいたわけですが、性犯罪者をどうある意味では社会から隔離し、再び犯行を犯さないように処置するかというのは、国際的にも非常に大きい問題になっております。去年の暮れにノルウェーの司法大臣が来られて、ノルウェーは割合先進的な取り組みをなさっているので、機...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のとおり、民間の更生保護法人では扱うのが困る、あるいは周りから苦情が出るから扱えないといって扱えない、先生が御指摘のような方々がおるんです。ですから、国立の更生保護施設をつくるべきじゃないかという御意見は有識者会議でも出ております。三ッ林チームにその点も...全文を見る
○杉浦国務大臣 地方更生保護委員会の職務権限は、法律に書いてありますとおり、仮出獄や仮退院の許可決定を行うとか更生保護法人の許認可とか、重要な役割を担っているところでございます。これはそういう権限を有する行政機関でございますので、刑事政策上も非常に重要な位置を占めているというふう...全文を見る
○杉浦国務大臣 政府全体といたしましては、ことし初めて純減に、わずかですが、踏み込めたわけですが、今後五年間にわたって五%減というふうにやってまいるわけですが、治安全体については、ふやすべきところはふやすということで取り組んでおるところでございます。  法務省関係でも、刑務所を...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘を受けました二つの例は、いずれも保護観察中の者が犯した犯行でありまして、痛ましい事件でありました。  更生保護制度のあり方に問題があるんじゃないか。特に住所ですね。最初の安城のケースがそうなんですが、逃亡中に犯行に及んだというケースでございます。住所の把握...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘のような議論が有識者会議で行われておることは承知しております。  まず、原案といいますか、つくりますのは矯正局ですね。刑務所、少年院等でこれが適当じゃないかという案をつくるわけですが、一応保護局は、更生保護、再犯防止、更生という方をつかさどっている役...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のとおり、就労支援というのは極めて重要でございます。先ほど申し上げましたが、再犯率、刑務所出所者の場合はほぼ五割、少年院の場合はほぼ二割、出所した人が再犯を犯しておるということでございます。その再犯者の大部分が無職者でございます。逆に言いかえますと、少年...全文を見る
○杉浦国務大臣 刑期満了者のうち、申し出があった場合は、更生保護法人というのがありますね、全国百一カ所ですか、民間の法人ですが、そこに六カ月まで、延長して一年預かれる場合がありますが、本人の申し出があった場合には、そこへ預かって就職活動をしたりいろいろお世話はできることになってお...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘は非常に貴重な御指摘だと受けとめさせていただきます。  出所者の再犯防止策は、先ほど私が申しましたのは、本人の申し出を前提とする更生緊急保護制度の枠組みです。それ以外はありません。ですから、その中間的なもの、中間施設あるいは保安処分的な処分を考えるべ...全文を見る
○杉浦国務大臣 今、私、精神障害者は全員満期出所だと申し上げましたが、全員ではないようです。仮出獄もあります。それから、医療観察法は間違っていました。これは満期出所後は適用がないそうです。やはり刑期の範囲内でということのようでございますので、訂正させていただきます。
○杉浦国務大臣 先生の御指摘の点、二年以内ということでございます。  犯罪被害者の方々の中には、出所した加害者の帰る先とか矯正施設内の処遇状況等を知りたいという方々がいらっしゃることはよく承知しております。これらの情報を提供することが被害者や御遺族の方々の心情の安定とか生活の平...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど言い落としましたが、四月に発足する日本司法支援センターでございますが、その業務の中にも被害者の保護ということが大きな柱として入っておりますので、そちらの方でも保護官署と提携しながら適切な対応がとれるようにしてまいりたいと思っております。
○杉浦国務大臣 先生がおっしゃるとおり、有識者会議とかでさまざまな議論が行われております。  我が国の保護観察制度は、保護司という、世界でもないと思うんですね、何かフィリピンとかタイが日本の保護司制度から学んでつくられたような話も伝わってくる、まあ実効はなさそうですね。  民...全文を見る
○杉浦国務大臣 全く個人的な感想ですが、刑の言い渡しとして、拘留というのは聞いたことがございません。今聞いても、何年かに二件とかいうことで、わざわざ刑法に一条を設け、二条ですか、仮出、必要性があるかどうか。法律をつくったときには、何か事情があったのかもしれません。先生の御指摘を受...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は古い人間なものですから、コンピューターはよくわからないんですよ。この間、情報が流出しましたが、自宅へ持ち帰ってウィニーにつないでおいたら全部出ちゃったというんですね。そんなことが可能なのか。技術は日進月歩ですから、今、流出問題については調査を徹底的に進めており...全文を見る
○杉浦国務大臣 軽率きわまるものだと思います。今調査をしておりまして、処分も厳正に行うつもりでおります。今はもう一切持ち出しを禁止しまして、そういうことのないようにいたしましたが、ソフトとして便利かもしれないけれども、ちょっと首をかしげたくなるようなソフトであるという印象は持って...全文を見る
○杉浦国務大臣 実際問題といたしますと、地方更生保護委員の方は保護観察官出身者が大部分でございます。  大体、検察官に準じて六十三歳になると定年。六十三歳の方は六十歳任命。二期やる方もいらっしゃいますから、大体五十歳代後半になるころに適齢期がやってまいるわけですが。  試験を...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘の点はよく調査いたします。  私が今までいろいろと伺った範囲では、いわゆる天下りというのは、何らかの話、段取りを役所なり関係者がつけて就職するということのようですが、法務省の場合は、法令に従って、定年まで勤めて、二年間間を置いて、自主的に就職活動をしておる...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生から御指摘があったということなので、私もその記事を読ませていただきました。栗村さんのおっしゃっておられることは、私としてはそのとおりだと思います。  許可制に変更するというのは、これだけ仮釈放、保護観察下の人たちが重大事件を起こしている以上、やむを得ない面が...全文を見る
○杉浦国務大臣 私の知る限り、議員になってからだけでも世界百カ国近く行っておりますが、これに類似する制度はないと思っております。ただ、局に聞きましたら、フィリピンとタイで、日本の制度に学ぼうということで類似の制度を発足させたことはあるようなんですが、ただ、うまく機能していないよう...全文を見る
○杉浦国務大臣 全く先生のおっしゃるとおりだと思います。  例えば安城、私の近くで起こった事件。あの青年は、保護観察が終わって更生保護法人にいたんですけれども、十歳で両親を失って天涯孤独、そして職がなかった。豊橋の更生保護法人は世話をしたそうですけれども、職が得られなくて、出奔...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。     —————————————
○杉浦国務大臣 ちょっとお伺いしますが、これは政府側が反対をして入れられなかったんでしょうか。(河村(た)委員「与党ですな」と呼ぶ)それは委員会の内部で御検討いただいた結果でございますので、政府の立場で意見を申し上げることは差し控えさせていただきます。
○杉浦国務大臣 保護観察官の増員は願っておるところでございます。専門性の向上には努力してまいりましたし、今後とも努力いたしてまいります。人的体制の整備充実、保護司の選任方法その他の保護司制度のあり方についても検討をいたしておりますし、必要な措置を講ずるのは、これは私どもだけででき...全文を見る
○杉浦国務大臣 私が見学したのは、川越少年刑務所で性教育プログラムをやっているということで、ガラス越しに見たんですけれども、向こうからは見えなかったようですが、教官を真ん中に置いて丸くなって、随分真剣に議論していました。どなたがやっているんだと聞いたら、法務教官の方のようで、心理...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろん、先生の御指摘を受けてやってまいりますが、私が川越少年刑務所へ行ったのは三年ぐらい前、少年法の大改正のときのPTで、大臣として行ったわけじゃない。  要するに、あのころはまだ、性犯罪に対する教育プログラムを全国展開しようとか、今度、監獄法改正で義務づけま...全文を見る
○杉浦国務大臣 河村先生、これから性教育プログラムは本格的にやるわけですね。  さっき言った、私が見てきた川越少年刑務所のは、職員の熱意で処遇プログラムを開発して一生懸命取り組まれておった、数少ない事例の一つじゃないかと思います。これは省内ですけれども、家庭裁判所の中でも、あそ...全文を見る
○杉浦国務大臣 お言葉を返すようですが、先生も誤解されている面があると思うんですね。断絶があるということはありません。本格的に研究会を開催して、今まで川越少年刑務所だとかあちこちで試行錯誤でやってきたことを練り上げて、カナダそのほか外国でやっている、さっき何とか法という、そういう...全文を見る
○杉浦国務大臣 国民に対する説明責任はあると思います。その研究プログラムができてきた過程、いろいろな関係者が努力してやってまいったことですから……(河村(た)委員「具体例」と呼ぶ)具体例があるかどうかも含めて、やはりPRといいますか、御理解をいただく努力はしなきゃいかぬと思います...全文を見る
○杉浦国務大臣 それはちゃんと国民の皆さんに御説明いたします。ただし、プライバシーに配慮いたしまして、よくそのあたりも含めて、国民に対する御理解をいただく努力を一層強化するように改めて指示いたします。
○杉浦国務大臣 何回も申し上げていますが、国民の皆様方に新しいプログラム、取り組みについて御理解いただくことが必要ですから、今まで皆さんの努力してきた成果、こういう例があるということも含めまして、十分御理解いただく努力をこのプログラムを進めることと同時にやっていかなきゃいけない。...全文を見る
○杉浦国務大臣 その問題は、一つは、仮出獄、仮釈放、刑務所、少年院、仮出院、仮出獄で保護観察を受ける人の期間が比較的短い。大体、刑期をある程度勤めて、それから所要の手続を踏んで仮釈放になるわけですから、大体一年前後と言われておりますが、片や保護観察つき執行猶予者は、執行猶予三年以...全文を見る
○杉浦国務大臣 そういう面もあると思いますが、枝野先生は弁護士だけれども、保護観察つき執行猶予と実刑の差はほとんどない、先生、そうですね。我々弁護士が一生懸命情状を立証して、やっと保護観察がいただけた、保護観察つき執行猶予。これは、犯罪事実そのものはそんなに違いがないのに、片っ方...全文を見る
○杉浦国務大臣 確かに、法律の世界にいる者と一般の国民の皆さんとは感覚が違うかもしれませんね。  司法研修所にいるときに、検察修習というのがありましたよね、検察官のところで。そのとき私が当たった検察官が、初犯の者は不起訴、起訴しないという強固な原則の持ち主でいらっしゃいまして、...全文を見る
○杉浦国務大臣 大いに議論していいことだと思います。また、裁判員制度も導入されますので、最終的には裁判所が決めるんですね、その部分も。どのような表現を用いようと、裁判所の心証で執行猶予を付すべきか、保護観察をつけるべきか、実刑にすべきかは判断されるところですから、裁判員制度が採用...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の今おっしゃった数字のとおりでございまして、充足率九二・七%で、少し問題だと思っております。改善しなきゃならないと思っております。更生保護に関する有識者会議でも議論されておりまして、保護局の方でもさまざま検討しておるところでございます。  保護司の方の後任、...全文を見る
○杉浦国務大臣 やり方によってはあると思うんです。保護司の仕事に情熱を感じ、使命感を持ってやってくださる方は、私の体験では周りにいらっしゃらないことはないと思います。地縁、血縁の社会でしたから、しかも無償ですので、変な人に渡すというかお願いしても御迷惑をかけるからというような点も...全文を見る
○杉浦国務大臣 それも検討すべきことだとは思います。  日本司法支援センターというのが立ち上がりますね。差し当たっては都道府県に一カ所ですけれども、ネットを張ろうと、何年後には。あそこも、司法支援ですから、場所を、ロビーぐらいで会っていいとか。法務省の中だって、法務局も大分統廃...全文を見る
○杉浦国務大臣 そうですね。日本全体としてはふえておりますが、ただ、高齢化社会というか長寿社会になってまいりまして、私どもの地元では、大きな団地でも結局高齢化が進んでくる。そうすると、中でつき合うようになって、なかなか立派な活動をしている町内会、団地なんかでも結構あるんですね。 ...全文を見る
○杉浦国務大臣 保護観察官の数も足りないし、質ももっともっと向上させなきゃいけないという点は、先生と同感です。  もちろん、保護観察官と保護司が協力してやっているわけですから、どうしても保護司の手の届かない部分があるとすれば、監察官が出て直接やるということも大事なことだと思いま...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は古い人間なものですから、私の小さいころは鉄道もろくにありませんし、道路もありませんでした。社会の心は豊かでした。これだけ立派なインフラが整った社会、豊かな社会、これはこれで結構なことだと思うんですけれども、昔の私どもの小さかったころよりも日本がよくなっていると...全文を見る
○杉浦国務大臣 道路やそっちを削ってと言われると、怒る方がいっぱいいらっしゃいますから。  それもそうですし、しかし、先生おっしゃるとおり、国家の目的、国民の生命財産を守る、これは基本でございますから、政府としても、安心、安全な国づくり、総理から言われたときも、かつての日本は世...全文を見る
○杉浦国務大臣 政府全体として見ますと、治安関係は最優先で人員をふやしております。今年度の予算で、公務員はちょっぴり、少し全体で減りました、今まで公務員の純減はありませんでした。しかし、その中でも、例えば警察官はこの三年で一万人ふやしておりますし、法務省も、刑務官を中心にして、検...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりだと私は思っております。  去年成立させていただいた監獄法大改正によりまして、そういう処遇プログラムを受講するのを義務づけられるようになりました。ただ、体制が整っておりませんから、順次展開していくことになりますが、まず性犯罪から始めるという...全文を見る
○杉浦国務大臣 性犯罪者処遇プログラムにつきましても、矯正と保護の連携を図ってやっております。  日本の官庁は縦割り、局あって省なし、課あって局なしという格言があるぐらい、局が違うと会社が違うようなものだというふうな表現もされるわけですが、しかし、物事はまざり合うものが多うござ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘は、わからないわけでもございません。選択科目の中に刑事系が少ないという印象を私も持っております。  ただ、新司法試験の選択科目につきましては、司法試験委員会の意見を聞いて、法務省令において定めるとされております。司法試験委員会におきまして、実務的な重...全文を見る
○杉浦国務大臣 協力事業主という方は、犯罪の前科があることを承知の上で出所者などを雇っていただいている事業主のことをいいまして、昨年の四月一日現在で、若干ふえております、前年比二百人ほどふえておりますが、五千七百社人ほどの協力雇用主が全国におられます。  正直言って、中小企業主...全文を見る
○杉浦国務大臣 私の知っている限りは、ございません。  それもあるものですから、実は、ことしの一月に、日本商工会議所、東京商工会議所の役員総会、二百五十人ぐらいいらっしゃいましたが、全国の会頭を集められたところへ伺って、裁判員制度、司法支援センターへの支援等と同時に協力していた...全文を見る
○杉浦国務大臣 貴重な御指摘をいただきまして、ありがとうございました。ぜひ努力していきたいと思います。  刑務所出身者、少年院帰りだということで、世間の風は正直言って厳しいですね、なかなか雇ってもらえない。そういう中で、ともかく、私、全国八ブロック全部回りましたが、保護司さんに...全文を見る
03月15日第164回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○杉浦国務大臣 一般論としては、先生のおっしゃるとおりだと思います。  法の支配は国の国是でございますので、法の定めるところに従って職責を果たすのは、一般論として当然のことだと思っております。
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりでございまして、適正、適切に対処いたします。
○杉浦国務大臣 この問題につきましては、もう先生御案内のとおり、国民の各界各層でさまざまな議論が、はっきり言って割れているというのが実情だと承知しております。民主党の中も必ずしも全員一致じゃないと思いますけれども、特に私の所属する自由民主党では、この問題になりますと議論が白熱して...全文を見る
○杉浦国務大臣 法務省としては努力をいたしておることは先ほど申し上げたとおりでございますが、事柄が家族、婚姻制度の根幹にかかわる問題でございますので、日本の伝統、今の同姓制度は武家社会から来ておるようですけれども、長い歴史と伝統のある、その上で議論されていることでございますので、...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点、私、ちょっとわからないんです。愛があれば結婚するのであって、制度がどうのこうので結婚するわけではないと思います。  私が知っている人で、若いカップルでこういう例がございます。一人っ子で結婚する、実際結婚しましたが、事実上結婚しただけで、これは一例ですから...全文を見る
○杉浦国務大臣 幾らか差があるようでございます。事実婚の場合であっても、解釈上、婚姻費用の分担義務とか離婚の際の財産分与など、法律婚で認められる効果のうち一定のものが認められております。  違いとしては、民法上はっきりしているのは、問題にされている氏のほかに、婚姻成年擬制、子の...全文を見る
○杉浦国務大臣 望ましい望ましくないよりも、これは婚姻の当事者が決めることでございますので、事実上そういう方向に行くとすれば、それはいたし方ないことじゃないか、こう思います。
○杉浦国務大臣 枝野先生、お言葉を返すようですが、事実婚にするか籍を入れるかということは婚姻する本人同士が定めることでございますので、その結果がどうなるかはわからない。それについて法務大臣としてどうこう申し上げる立場にないということを申し上げたということを御理解いただきたいと思い...全文を見る
○杉浦国務大臣 そういう御意見もあることは承知しております。  私の場合、旧民法の家が、まだ、新しい戦後の民法で変えられる前の時代に生まれ育ったものですから、今おっしゃられたような議論を聞くと抵抗を感じる部分もあるわけなんです。  自民党内の議論を拝見していますと、先生のよう...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃったような例、別居している、離婚訴訟等で激しく争っている、それで離婚が成立した後に懐妊した場合だと思うんですが、一般的にどれぐらい例があるかわかりませんが、私、弁護士として一、二やったことがありますけれども、例としては特異な例だと思うんですけれども、...全文を見る
○杉浦国務大臣 この問題を扱うのは家庭裁判所であって、家庭裁判所は山のようにこういう問題を抱えておられると思うんですけれども、裁判所のとられる態度についてどうこう申し上げることは差し控えた方がいいと思うんですが、私の乏しい経験でこういう例があったんですね。  離婚調停をやる、調...全文を見る
○杉浦国務大臣 検察当局の方で捜査情報や捜査方針を外部に漏らすというようなことはあり得ないと考えております。  しかし、おっしゃるような報道が頻繁になされているわけでございまして、適正な捜査や公判の遂行に支障を生ずるような報道がしばしばなされておるわけでございまして、これは望ま...全文を見る
○杉浦国務大臣 検察官にも守秘義務がございます。もし漏らしているとすれば守秘義務違反でございますので、刑事罰の対象にもなるということは御承知のとおりであります。  そういうことはないと私どもは思っておりますが、一般論として申し上げますと、検察当局は捜査をしております。時間を限ら...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおり、検察当局は従来から、関係者の名誉やプライバシーへの影響、捜査、公判への影響の有無、程度などのほか、裁判所へ予断を与えるおそれの有無、起訴状一本主義のもとにおいて、そういった問題についても留意しながら、公判請求の時点そのほかで適正に報道発表を...全文を見る
○杉浦国務大臣 登記特別会計でございますが、先生からお配りいただいた資料に登記特別会計の設置目的、仕組み等ございますが、特別会計を設置いたしまして、その経理を一般会計と区分して行うことの必要性は二点ほどございます。  基本的には、第一に、受益者負担の原則に基づく登記関係手数料収...全文を見る
○杉浦国務大臣 詳しいことは後ほどまた説明させるといたしまして、私は、この特別会計、今改革が進められていますけれども、割合わかりやすい、透明性のある会計だと思っているんです。極論すれば、なくたっていい、なくてもいい。収入は収入で上げ、支出は支出で、毎年これだけ投資が必要だというこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 細かなことはわかりませんが、登記特会は、コンピューター化の投資がほぼ終了する平成二十一年でしたかに廃止することになっております。この下の方の投資部分がなくなるということでございますので、特別会計としての処理はなくなります。登記手数料等は全部国庫に入りますし、そこか...全文を見る
○杉浦国務大臣 私、経理のことはよくわかりませんので、区分経理という、どういう意味でおっしゃっているかわかりませんが、事務方にはきちっと経理を区分してやっておるというふうに伺っております。
○杉浦国務大臣 区分経理の言葉云々はよくわかりませんが、これをごらんいただけばわかりますように、このオレンジの部分は大体、右、左、合っていますよね。この歳出の部分のうち、登記情報システム最適化実施経費、コンピューター化、地図管理業務・システム最適化実施、地図もコンピューター化して...全文を見る
○杉浦国務大臣 これは政府部内の検討で廃止することが決まっております。二十二年に廃止ということになっております。  私、個人的には、そもそも設ける必要もなかったのじゃないのかと思っているぐらいでございまして、必要な経費は予算に組む、収入は適正なものを国庫に納めればいいというぐら...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘のとおり、一言で言うと法の番人でございますから、他省庁と同列よりも、もっと厳しい姿勢で臨まなければならないと思っております。
○杉浦国務大臣 一般的に世間からそういう御指摘が出るのは理解できないわけではございません。  ただ、法務省の場合、私、いろいろ聞いてみたんですが、落札がない場合というのは、予定価格を非常に厳しく査定して設定した関係上、そこまで入れる企業がないというような事情の場合が多いようでご...全文を見る
○杉浦国務大臣 名古屋法務局の件は、先生が御質問なさるということで知ったんですが、甚だ遺憾なことだと思います。処分も済んでおるということですけれども、またよく調べてみたいと思っております。  前半の部分については官房長から。先生の御要望に応じて作成したようなんですが、もし御疑問...全文を見る
○杉浦国務大臣 正直申して、私、詳しく事案内容を存じ上げておりません。今いろいろ用意してもらったんですが、よくわからないところもございますので、勉強させていただきます。
○杉浦国務大臣 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  国際テロをめぐる情勢には依然として厳しいものがあり、国民の生命と安全を守るため、テロの未然防止対策を不断に見直していかなければならないとの認識に立って、政府は、平成十六...全文を見る
03月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘の場合についての法律上の明確な措置はなされていないと承知しておりますが、AEDを使用した場合に犯罪に問われる可能性というのはゼロじゃございませんが、そういう場合は個別の事案に応じて、収集された証拠に基づいて判断されるべきことであることは一般的に...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) いや、べきであるとかべきでないとかは別にして、法律は国会がお決めになることでございますから、議員提案であって、それに政府が協力をして制定されるに至ったと承知しております。
○国務大臣(杉浦正健君) 当時の事情は承知しておりませんが、重ねて申しますけれども、議員提案であろうと内閣提出であろうと、法律案は国会で審議されるべきものでございます。  ただ、法務省の場合は、最高裁判所の判断があれば、それは尊重しなければならないということはあり得ると思います...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私は、この平成十五年のやみ金融対策法には議員の一人でかかわっておりましたのでその経緯は承知しておりますが、当時、もうやみ金融がはびこっておると。上限金利を超える、何倍もの金利を取って庶民を苦しめているやみ金融をいかに退治するかという点に一つの焦点を置いて...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 他国のことは存じておりません。
○国務大臣(杉浦正健君) 私は存じておりません。
○国務大臣(杉浦正健君) この問題は、婚姻制度や家族の在り方にかかわる重要な問題でございます。各方面でいろいろな御意見があると承知しております。私としては、大方の国民の理解を得ることができるような状況で制度改正を行うなどが望ましいと思っており、法務省としても努力しておりますが、各...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) さきの通常国会で成立いたしました会社法は、御指摘のとおり、本年五月の施行に向けて現在全力を挙げて準備を進めておるところでございます。政省令の整備等、その円滑適正な施行に向けた準備作業を行っておるところでございます。  法務省といたしましては、今国会にお...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 罰則にそんなに詳しくないんですけれども。  御質問の予定がなかったものですから、私……(発言する者あり)いや、罰則は経済法規がいろいろあって、罰金も様々あるんですね。ですから、法務省は相談を受けて、協議しながら決めたことなんですけれども、ほかの罪の例え...全文を見る
03月16日第164回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生もおっしゃったとおり、四つの点は私ども法務行政の当面をしております喫緊の重要課題でございます。この三人、大臣、副大臣、政務官に就任いたしまして、二人とよく相談をいたしたわけでありますが、最も大事なのはスピードであろうと。しかも、それぞれの問題、非常に...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省は、就任してみて改めて感じたわけでございますが、現業官庁であるということでございます。五万一千人職員がおりますが、法務本省にいるのは千人おりません、九百人ぐらいでございますか。あと五万人は全国の刑務所、少年院等矯正施設、検察庁、全国にございますが検...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、法務行政、難題山積であります。このような時期に重責を拝命したということは、まあある意味では政治家冥利に尽きると言えるのかもしれません。河野副大臣、三ッ林政務官と力を合わせまして、精一杯努力してまいりたいと思っております。  どうぞ御...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 千葉先生におかれましては、長年弁護士として、特に人権派弁護士として大活躍をされ、議員になられてからもこの法曹界のことについては特段のお力を賜っております。また、民主党の今シャドーキャビネット、英語を使うと怒られるんですが、最近、の法務大臣をなさっておられ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 人権侵害の迅速な救済を図るということはもう非常に重要だと思います。犯罪も人権侵害行為なんですね。要するに、世間に広く周りを見渡せば一杯人権侵害はあるわけなんです。それを細かに抑止していけば、結局犯罪防止にもつながっていくのだと私は思っております。  そ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御意向、承りました。外国人問題PTで副大臣が取り組んでいただいておりますし、副大臣の方からお答えをさせていただきたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、職員の意識改革が基本的には必要だろうと思います。本当に遺憾な事態でございまして、そんなに悪気があってやっていたとは思えないんですが、しかし規則に違反したことは間違いございません。規則で、職員が職務上の情報を上司の許可なく、許可を要する...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) もう先生のおっしゃるとおりでございます。微力ですけれども、一生懸命頑張ってまいりたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 治安の確保、回復は、もちろんこれは法務省独りでできるものではございません。警察も大事でありますし、地域の様々な問題、地域の協力、教育も関係してまいります。非常に根の深い複雑な問題でございますが、法務省は、少なくとも治安を維持するかなめでございますので、そ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) はい。一生懸命やっておるところでございます。
○国務大臣(杉浦正健君) 現在は、国民の皆さんに制度の趣旨を御理解いただくと、広報が主たるものでございます。裁判所の方は設備を、ちゃんと裁判員の方が乗れるように改造するとか、いろいろなさっておられます。人的手配等もなさっておられますが、国民の皆さんには御理解いただくように努力する...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ほかの国がやっているからといって日本に導入するかどうかは別問題でございまして、その国の実績を見ながら慎重に検討すべきことだと思います。  ただ、再犯防止チームでもいろいろ議論しているんですけれども、やっぱり教育が大事だろうと。性犯罪プログラム、防止プロ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 日本司法支援センターの活動の中でも、横文字を使うと総理に怒られるんですが、いわゆるADRとの組合せも大事になると思うんですね。地元で国政報告会をやるとしょっちゅう出るんですけど、振り込め詐欺とかおれおれ詐欺、もう迷惑しているんだとか言うんですね。で、法律...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 司法試験の合否は、当然のことですけれども、司法試験の結果に基づいて判定されます。御承知でしょうけど、司法試験考査委員が新司法試験の場合九十六人いらっしゃって、出題から採点、やられるわけです。その答申に基づいて司法試験委員会が何人合格されるかということを最...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員制度というのは、国民の参加、国民の健全な感覚を裁判に反映させるのが目的ですから、私の立場で裁判官に向かって言っちゃいけませんが、裁判官は謙虚に裁判員の声に耳を傾けていただきたい。  昨日の調査に出ていましたが、感覚ばらばらですね。罪に対する、重く...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 昨年ですか、自民党の法務部会等でこの提案が議論されました。その際、先生は堂々の議論を展開されまして、終始今日お聞きいただくことについて御意見を述べておられたことはよく承知しております。  広島県の場合、かつて校長先生が、高校の、亡くなられたような悲惨な...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省が閣法でこういう提案をしたのは、申し上げるまでもないと思いますが、審議会ですね、審議会をつくって審議いただいたわけですが、その答申に、新しい人権救済制度を担う組織は政府からの独立性を有し、中立公正さが制度的に担保された合議制の組織とする必要があると...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほど先生がおっしゃられた、いろいろな法律があるじゃないかと、取り締まる。だから、こういう法律に新しく作る必要はないんじゃないかという御意見は、私、その前に申したように、刑法があるわけ、刑法に違反する、いろいろ特別法で決めている。そういう違法な行為を人権...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほど申し落としましたが、外国人の方が非常に増えています、定住者そのほか。それから外国人の方の中にも人格識見ともにすばらしい方がいらっしゃるんです、たくさん。ということも含めて国籍条項は、まあ国際的潮流に従って外したらどうかと個人的に考えていると付け加え...全文を見る
03月17日第164回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○杉浦国務大臣 今回の法改正内容は、先生御指摘のとおり、テロ対策、未然防止に大変有意義なものだと思っております。  内容についてはこれから御審議願うわけですが、電磁的方法による本人の同一人性の確認、それによって私どもの保有する要注意人物リストとの照合が容易になります等々の利点が...全文を見る
○杉浦国務大臣 日弁連が公式には反対しているのも、先生おっしゃったような趣旨で反対しているわけです。日弁連は非常に幅の広い考えがあって、いろいろな人がいらっしゃるわけですが、建前と本音、本音の部分では私は多くの弁護士の方々はやむを得ないと思っておられるとは思うんですが、根拠とされ...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろん、先生のおっしゃるとおりゼロを目指しておるわけですが、政府としては、平成十六年から五年間で当面半減を目標にして努力するということを決めたわけでございまして、ゼロを目指していることは間違いございません。
○杉浦国務大臣 もう先生のおっしゃるとおりだと思います。さっき韓国のことをちょっと触れましたが、国際協力を緊密にして、各国と足並みをそろえてきちっとした体制をつくる。今はまだ日本は本当に不十分だと思います。今後ともやっていかなきゃいけないと思います。
○杉浦国務大臣 御指摘の点ですが、あの事件を受けて、その前から、刑法犯検挙人員のうち、定住者の在留資格を有する者がふえているという状況も踏まえまして、緊急の治安対策といたしまして、定住者の在留資格に関する法務省告示を改正することに着手、方針を決め、準備をしてまいりました。  具...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろん、この指紋採取は、政府の行動計画に基づくテロ未然防止のために法制定いたしまして指紋をちょうだいする、目的はテロの未然防止対策でございます。趣旨説明ではそう申し上げたわけでありますが、もちろん、指紋をちょうだいいたします、データベースと照合いたします。そのデ...全文を見る
○杉浦国務大臣 法律の提案趣旨説明として申し上げたわけでございますので、それもつけ加えておけばよかったかなと思っていますが、しかし、目的はテロの未然防止対策でございます。それとまた、入管局長が説明しましたように、データベースは、リピーター防止と申しますか、退去処分した者、あるいは...全文を見る
03月17日第164回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(杉浦正健君) 李登輝さんがお見えになれば、今はもう一般の民間人でございますから、先生のおっしゃるとおり一般の旅行者と同じでございます。  上陸申請を受けまして、入国審査官は、出入国管理法及び難民認定法、いわゆる入管法にのっとりました上陸審査を行うことになります。
03月22日第164回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○杉浦国務大臣 お答えいたします。  指紋等の個人識別情報の提供を義務づけるというのは人権上問題ないかどうかという御指摘ですが、それは人道上、人権上全くないということはないと思います。  先生御指摘の外国人登録法で廃止したときの状況については、先生がおっしゃられたこともさまざ...全文を見る
○杉浦国務大臣 御意見は御意見として承りますが、しかし、実質上やむを得ない、そういう意見を持った弁護士さんも非常に多いという事実を申し上げておるわけでございます。
○杉浦国務大臣 私が直接聞いたのは韓国ですけれども、この間、韓国に行ってまいりまして、韓国はどうやら政府部内で検討しているというふうに承りました。まだ国会に提出するとかそういうことではなしに。だから、そういう国は、私、直接存じ上げている国は韓国ぐらいですけれども、シンガポールもマ...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのように提案理由説明で不法滞在対策に資するということを入れればよかったかなと思っております。  つまり、データベース、突合するデータベースは一つで、そこには不法滞在者も入れますし、国際的なテロと指定された人とかそういうものを全部一つのベースに入れますから、突合...全文を見る
○杉浦国務大臣 この法律の目的は、テロの未然防止のためにこういう制度を導入するということでございます。  ただ、それによって守られる我が国の国益と申しましょうか法益、テロももちろん重要であります、アルカイダから名指しされているわけでありますから未然防止も大変大切でありますが、結...全文を見る
○杉浦国務大臣 提供を受ける個人識別情報につきましては、出入国の公正な管理に必要である間は保有することになります。したがいまして、まず、提供者がいまだ出国せず我が国に在住している間は保有する、これは当然のことでございます。また、出国後も、事後的な確認の必要性や再度の入国の際の審査...全文を見る
○杉浦国務大臣 まだ決めておりません。
○杉浦国務大臣 先ほど私が申し上げた答弁を繰り返すことになりますが、上陸審査時に、特別永住者等、除外例が規定されておりますが、外国人から提供を受ける指紋等の個人識別情報につきましては、出入国の公正な管理に必要である間は保有することになります。したがって、まず、提供者がいまだ出国せ...全文を見る
○杉浦国務大臣 どのような管理をするか、私、コンピューター機器に弱いものですから、担当局長から答弁させます。
○杉浦国務大臣 もう当然のことながら、重要な個人情報ですから、厳重に管理するということは当然のことだと思います。
○杉浦国務大臣 法の番人たる法務省が、その一部職員が公的情報を持ち出しましてウィニーにつないだ、そこでウイルスに感染されて、相当大量の情報が流出したという事故は重大に受けとめております。現在、徹底調査をし、点検をし、再発防止策を検討し、最終的には職員の処分も考えておるところでござ...全文を見る
○杉浦国務大臣 このシステムといいますか、やり方は、法律を成立させていただいて、施行後一年半に実施するという内容になっておりますので、今年度予算にはもちろん入っておりません。
○杉浦国務大臣 いや、明確に御答弁していると思いますけれども。
○杉浦国務大臣 委員が御指摘になるならば、この見解とこの見解はどう違うかということを明確にお示し願いたいと思います。
○杉浦国務大臣 それは先ほど副大臣と入管局長が御答弁したとおりでございます。
○杉浦国務大臣 先ほど来、この個人情報、これは外国人の個人情報ですが、これを、外部から話がある場合には、個人保護法制に従って、個別にきちっと調査した上で対応するということは入管局長も申しております。
○杉浦国務大臣 先ほど御答弁申し上げましたが、法務省としては、上陸審査時に特別永住者等を除く外国人から提供を受ける指紋等の個人識別情報につきましては、出入国の公正な管理に必要である間は保有することになります。したがって、まず、提供者がいまだ出国せず、我が国に在留している間は保有い...全文を見る
○杉浦国務大臣 繰り返してもよろしいんですが、繰り返しませんが、先ほど申したとおりでございます。  河野副大臣の御見解は、したいという表現にもございましたように、法務省の方針を踏まえながら、論理的に可能な数字としてあのような七十年、八十年という数字を出されたものと私は承知してお...全文を見る
○杉浦国務大臣 私どもは食い違っていると思っておりません。具体的な保有期間につきましては、施行後、その結果を踏まえまして最終的に決定することとしたいと思います。  なお、現時点で見込んでいる、見込んでいるといいますか検討していると申しましょうか、保有期間については、テロリストや...全文を見る
○杉浦国務大臣 今、平岡委員から水際で対応するのは反対じゃないんだというお言葉を聞いて、基本的には賛成の趣旨だと承りまして、一安心いたしました。  保存期間については、再三申し上げていますように、決めておりません。この法律を通していただいて、準備を進めていって、コンピューターの...全文を見る
○杉浦国務大臣 何回も何回も繰り返し御答弁申し上げますが、厳重に管理をいたしまして、先生の御指摘のようなことが起こらないように、この法律の目的以外にはもちろん使わない、そういうことで対応することは、入管局長からも副大臣からも再三御答弁申し上げているとおりでございます。
○杉浦国務大臣 これも何回も御答弁申し上げているとおり、個人保護法制にのっとって個別に具体的に判断してまいるということは、再三御答弁申し上げているとおりでございます。
○杉浦国務大臣 先生がそういう御意見であることは承っておきますけれども、一般論では、法律で政省令に委任するとかいうことはよくございます。国家行政組織法第十二条第一項によれば、「各省大臣は、主任の行政事務について、法律若しくは政令を施行するため、又は法律若しくは政令の特別の委任に基...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど申しましたように、国民の権利義務に関するような規定を設けることは法律の専属的所管事項ではありますが、ある法律の中で一定の事項についてその内容の決定を省令等に委任することは可能でございます。実際、そういう例は多々ございます。改正入管法で規定する法務省令は、この...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のお考えとして承りました。私どもは、あくまでもお諮りしたとおりの法律で御承認願いたいと願っております。
○杉浦国務大臣 局長が答弁申し上げましたように、自動化ゲートを利用することを希望する日本人または外国人が登録を行う際に提供する個人識別情報は、利用者が自動化ゲートを利用する意思を有する間は保有することになります。したがって、登録をされた方から、今後自動化ゲートを利用しないので登録...全文を見る
○杉浦国務大臣 趣旨はそういう趣旨ですから、削除するのは当然じゃないですか、本人が利用しないというのでしたら。削除して当然じゃないでしょうか。
○杉浦国務大臣 受刑者関係の指紋情報も持っていると思われますが、要求がございませんですので、調査させておりません。
○杉浦国務大臣 局長がああ言っている以上、ちょっと私、自信ございませんので、これはきちっと調べて次の委員会までにお答えするようにいたします。
○杉浦国務大臣 質問通告がございませんでしたので、ちょっと時間をちょうだいしたいと思います。
○杉浦国務大臣 質問の御趣旨もちょっと私、把握できかねる面もありますので、これは明確に記録も調べさせていただいて、まだ委員会の審議がございますから、御指摘があったこととして、これからきちっと調査をした上で御回答申し上げます。
03月22日第164回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、我が国の治安の現状は大変憂慮すべき状況だという点は基本的に変わっていないと思います。体感治安は悪くなっておりますし、一言で申せば、赤信号が点滅している、危険水域を脱していないと言ってよろしいかと思います。  確かに、刑法犯の認知件数...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ちょっと私、質問通告受けておりませんでしたんですが、暗数は相当あることは先生の御指摘のとおりでございます。で、これがなかなか把握し難いのも事実でございます。  先ほどの御質問に対する補足になりますが、今年の年頭訓示におきまして法務省幹部職員に対しまして...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御指摘は大変重要な点だと思います。  新しい監獄法が五月から施行になりますが、その法律に基づきまして、今まで例えば性犯罪者については性犯罪を起こす特殊な要因がございますので、幾つかの刑務所で処遇プログラムを作って、刑務官、法務教官と対話をするよう...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 少年をめぐる問題は様々、先生の御指摘は極めて正しい、そのとおりだと思っております。  少年の健全育成というのを少年法はうたっておるわけでありますが、現実には少年院を卒業する人が毎年五万人と、非行少年はその十倍以上いるというわけで、一方において憂慮する状...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 済みません。  人の言うことを聞いて、ペアをつくって、目をつむって聞かせて、それをオウム返しに答えさせる、その文章を長くしていくことから始めてということもやっておりまして、非常に今の少年院教育は様々な意味で効果を上げていると思っております。  国とし...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) もちろん、王ジャパンを応援いたしました。  私は野球少年だったものですから、日本の野球はここまで来る、まあ、それに先立ってメジャーで大活躍する選手が増えたことだけでももう信じ難いといいますか、ことでございまして、もうこれは日本の野球史上画期的であります...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 準備が整いませんと始められませんので、今一生懸命準備をしておるということでございます。現状でいつということは申し上げられない状況でございます。
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省予算は平成十七年、約三億二千万円ですが、主な例といたしましては、ポスター、リーフレット等制作、掲示。ポスターは大分あちこち張られていますね。まじめな一歩ですか、随分あちこちございます。リーフレットも、持ってきましたが、いろんなのを配布させていただい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおりでございます。  検察官の役割はますます重くなってまいると思います。もちろん、検察官が刑事裁判においては立証責任を負っておるわけでございます。裁判所や弁護人と協力しながら、裁判員裁判が迅速に行われるように、まずは公判整理手続を十分...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 一般論としては、必要な審理期間は一概には申し上げられないということに相なりますが、先ほど先生申された刑事裁判が長引いているんじゃないかと、長く掛かっているんじゃないかというのは、もう一般にかなり誤解がございまして、特殊な事件、例えばオウムとか、あの何です...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 公明党の皆さん方がそういう御主張をかねてからしておられることはよく……(発言する者あり)承知しております。公明党もそうおっしゃっています。民主党は党議としてお決めになっているかどうかは分かりませんが、公明党は党議として……(発言する者あり)そうですか、失...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 平成十二年の法改正には一議員としてかかわっておったわけですが、ともかくやみ金融、法外な、二九%はおろか、もう物すごい暴利をむさぼっておる。これは刑事罰の対象になるんですが、そのやみ金融をどうやって撃滅するかといいますか、つぶすかということは一方において考...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ええ、そういう方もおられるわけです。例えば、中小企業の方が金繰りに追われて、追われて手形を落とさなきゃいかぬということで手を出す方もおります。そういう、需要といえば需要であります。借り手がいるから貸手が出てくるわけで、それは全部じゃありませんけれども、需...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 言葉に不適切といいますか、説明不足があるとすれば訂正いたしますけれども、犯罪は処罰しなきゃなりません、犯罪行為は。ただ、その犯罪行為をする人間、やみ金業者が、そういうお金に手を出す人がいなければ成り立たないわけなんですが、現実にそういう方がいるからやみ金...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) それは、どなたにしてもお金を借りる方はできるだけ金利の低いお金で融通を受けたいと思っていると思います、だれにしても。ただ、現実にある社会金融情勢とか貸金業者の実態、更に言えば金融機関ですね、全体の状況からして、そういう犯罪行為が起こっている現実はあるとい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) そういうことを申し上げているつもりはさらさらないんですけれども。  そういう手形を落とすために高金利を借りる人は、じゃ金利を下げたらなくなるかといったら、それはなくなる保証ございますか。そういうことを申し上げただけで、ですから政策的に金利を定めるという...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) いや、申し上げていることを何か誤解されているようで心外でございますけど。  私は、先生がおっしゃるような趣旨で申し上げているわけではない。やみ金業者をともかく撲滅する、退治する、これはもちろん法務省も検察も警察と協力して全力を挙げてやっているところであ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 言葉が適切でなかったとすれば申し訳ないと思います。そういう被害に遭う方がいると言えば正確になるんじゃないでしょうか。
○国務大臣(杉浦正健君) そういうふうにお取りいただいたとすれば誤解と言わざるを得ません。(発言する者あり)いや、そういうやみ金融の被害にある人がいるという趣旨で申し上げたわけでございます。
○国務大臣(杉浦正健君) この金利は歴史的経緯があってだんだん下がってきておるわけですが、下げるべきだという議論もございますが、先ほど申し上げましたように、資金需要の状況、貸金業者の実態、町でまともに地域に根を下ろして地域の資金需要に応じている、やみ金融でない金融業者の方もいらっ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) その点は正に社会政策的な問題として政治が考えなきゃならない問題だと思います。刑事政策とはちょっと次元の異なった問題だと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) その点については、法制審の答申もございますが、様々な議論が行われております。家族、家庭制度の根幹にかかわる問題を含んでおりますもんですから、私どもとしては、大方の国民の理解を得て改正を行うということが望ましいと考えておるところでございますので、今後各方面...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 保護観察、少年の保護観察につきましては、少年の問題性をグループ別に類型化して、シンナーとか暴走族とか、各類型ごとに共通する問題性等に焦点を当てた処遇を行いまして、保護観察の実効性を高めるよう努めておるところでございます。  また、少年に対する保護観察処...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 保護司は無給のボランティアでありますが、大変大きな役割を果たしていただいておる、地域に根差した活動をしていただいているというのは、先生御指摘になられたとおりでございます。また、近年、保護司の負担がますます重くなってきておるということも先生のおっしゃったと...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御案内のとおり、四月十日に設立をいたしまして、十月に業務を開始する予定で準備を加速させております。  先生の御指摘なさいましたように、各種業務を円滑に遂行していくためには、現に相談窓口業務を担当している関係機関、団体、全国で調査しましたら一万ござい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員制度は、もう先生、申し上げるまでもなく、国民の健全な常識を裁判に反映させる制度でございます。司法改革全体の中でもいろいろと議論をして今のような形になったわけですが、先生おっしゃったように、国民の世論調査をいたしますと、裁判員になりたくないという数字...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法教育につきましては、法教育推進協議会というのを設けまして、そこで御協議願いながら進めておるところでございます。この協議会には文科省からも御参加いただきまして一緒に検討していただくと。で、その中身について文科省の方でいろいろ措置をしていただく、反映さして...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 立法の過程で様々な議論があったことは承知しております。ただ、この裁判員制度におきましては、まあ憲法において司法権は裁判所に属するとなっております。もちろん、その裁判員も権限としては裁判官と同等の権限で参加するわけですが、しかし裁判官が全員そろって意見がそ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでございまして、以下その要点を申し上げます。  第一点は...全文を見る
03月23日第164回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○国務大臣(杉浦正健君) おはようございます。  参議院の委員会は和気あいあいで、衆議院から参りますとほっといたします。時には厳しいですけれども、衆議院はしょっちゅう厳しいもので。  大変、荒井先生の質問、意味の深い、難しい質問でございまして、お答えになるかどうか。  憲法...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生がお触れになりました、なぜ必要なのか、その理由をもう少し詳しく御説明を申し上げて御審査願うということは大事だと思います。これは裁判所の方でなさるべきことでございまして、ここに事務総長が来ておられますが、まあ資料の作成は委員室でなさるんでしょうけど、資...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判官の配置を適切になされていると承知しておりますが、事務総長がお見えですから、なんでしたら後でちょっと御説明願うとして、その前の方の御質問についてお答えしたいと思いますが、法務省として、憲法解釈を述べる立場にはございませんけれども、裁判所に法案提出権を...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 江田先生は、司法制度改革全般について、おっしゃったとおり先頭に立って御尽力いただいてまいりましたわけで、私は自民党の方でやってまいりましたが、心から敬意を表し、感謝しておるところであります。  先生おっしゃったとおり、司法制度改革は法制的にはほぼ仕上が...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ぴたっとお答えするのは非常に難しい御質問でございますが、政府においては、法務省は司法制度に関する企画及び立案に関することを所掌事項としておりますので、先生のおっしゃる趣旨は、政府としては法務省が責任を持って当たるべきことだと思います。  将来像がどうな...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 大変遺憾な事態が発生いたしまして、本当申し訳なく思っております。  京都関係ですが、京都刑務所の職員を含む十二名、調査の結果十二名が関係しておりますが、職員が平成十三年十月ごろから十六年十二月ごろにかけて、福岡刑務所ほか四庁で作成された処遇上の実例や内...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおりでございます。人的基盤が非常に大事でございまして、強化するように努力してまいります。  荒井先生のいただいた表、分かりやすくてすばらしいものでございますが、司法法制部長は、裁判官、検察官と弁護士の増員の状況をお話ししました。これか...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員制度の導入についてはもう様々議論があったところでございますが、基本的には、司法権の行使について国民が参加すると、もうそういう時代になったんだということが根底にあると思います。  いわゆる先進国と言われる国の中で国民の司法に対する参加を決めてない国...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私は、そういう批判が国民の中にあるという趣旨で申し上げたわけでございまして、裁判その、裁判そのものを……(発言する者あり)変な裁判という点は表現として適切でないと思いますので、撤回いたしますが、国民の中に様々な裁判に対する批判があるという一環として申し上...全文を見る
03月24日第164回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(杉浦正健君) 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  明治四十一年に制定されました監獄法は、被収容者の権利義務関係や職員の権限が法律上明確にされていないなど、今日では極めて不十分なものとなっておりまし...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 早川忠孝議員にお答えを申し上げます。  まず最初に、行刑施設の過剰収容の現状とその対策についてお尋ねがありました。  行刑施設の収容人員は、平成十年以降急激に増加しております。平成十七年末現在約七万九千人と、その収容定員約七万六千人を上回り、未決を除...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 高山智司議員にお答えを申し上げます。  最初に、私の昨日の参議院法務委員会における答弁に関しての御指摘がございましたが、私の発言の趣旨は、裁判員制度の導入の経緯に関し、裁判に国民の声を反映させる必要が論議されたことを御紹介することにあり、個々の裁判につ...全文を見る
03月24日第164回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答え申し上げます。  前回も御答弁申し上げましたとおり、捜査当局において法と証拠に基づいて検討されるべき事柄であろうと考えております。  なお、あくまで一般論として申し上げますと、国家公務員法では「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはなら...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま御答弁申し上げましたとおり、違反であるかないかは捜査当局において法と証拠に基づいて検討されるべき事柄であると考えております。
○国務大臣(杉浦正健君) 法務大臣の立場として申し上げております。
○国務大臣(杉浦正健君) 繰り返しての御答弁になりますが、違反するかしないかは捜査当局において法と証拠に基づいて検討されるべき事柄であると考えております。
○国務大臣(杉浦正健君) 法の執行者の立場としての意見を申し上げさせていただきました。
○国務大臣(杉浦正健君) 捜査情報の公表の基準でございますが、公益上の必要その他の事由がございまして相当と認められるか否かでございます。その判断に当たりましては、個別に公益上の必要、関係者の名誉及びプライバシーへの影響及び捜査、公判への影響の有無、程度等を総合的に勘案する必要がご...全文を見る
03月27日第164回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答えを申し上げます。  今回の入管法改正は、米国同時多発テロ事件後の国際情勢の激変を受けまして、出入国の公正な管理を図り、ひいては国民の生命と安全を守るために、テロの未然防止対策といたしまして外国人の入国、上陸時に指紋の提供等を義務付けるものでござい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 日本人で頻繁に出入りされる方が、希望される方については登録をした上で自動化ゲートというのを設けることになっております。
○国務大臣(杉浦正健君) 当分の間、必要な期間は保存することといたしております。
○国務大臣(杉浦正健君) 当分の間で、まだ決めておりません。  ただ、この時期を明らかにすることはテロリスト等を利することになりますので、公表は差し控えさせていただきます。
○国務大臣(杉浦正健君) 当分の間は保存します。いつかは消去いたします。
○国務大臣(杉浦正健君) 委員会におきましても、当分の間保存すると答弁させていただいております。
○国務大臣(杉浦正健君) 具体的な保有期間につきましては、施行後その結果を踏まえまして最終的に決定いたすことといたしますが、当分の間は保存いたします。現時点で見込んでいる保有期間につきましては、テロリストや犯罪者に有益な情報を与えることになりますので公表を差し控えることとしたいと...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) まあ、委員会でもその点議論に相なっておりますが、具体的な保有期間につきましては、施行後その結果を踏まえて最終的に決定することとしております。  なお、現時点で見込んでいる保有期間につきましては、テロリストや犯罪者に有益な情報を与えることになりますので公...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 個人情報保護法に基づいて、厳正、適切に管理をいたします。
○国務大臣(杉浦正健君) 御通告ございませんが、今度の入管法改正では提供できることになっておりますが、それは個人情報保護法との関係で厳正に取り扱うことといたしております。
○国務大臣(杉浦正健君) 法務委員会で御審議いただいておりますが、六十九条一には限定が付いております。よくごらんいただきたいと思います。無制限に出るものではございません。
○国務大臣(杉浦正健君) 前項の規定による情報の提供につきましては、当該情報が当該外国入国管理当局の職務の遂行に資する目的以外の目的で使用されないよう適切な措置がとられなければならないとされております。
○国務大臣(杉浦正健君) 資するとは、資することでございます。
○国務大臣(杉浦正健君) 日本に来日される七百万人と言われる方々のうち、大部分は善良な方々でございます。テロリスト等の情報と照合いたしまして、そういう悪い方々はチェックしようという趣旨でこの法律を作るものでございますので、そういうテロリスト等のチェックに資するシステムだと思う次第...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 問題ではないと考えます。
03月28日第164回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○杉浦国務大臣 御答弁申し上げます。  上陸審査時に特別永住者等を除く外国人から提供を受ける指紋等の個人識別情報につきましては、出入国の公正な管理に必要である間は保有することになります。したがって、まず、提供者がいまだ出国せず我が国に在留している間は保有いたします。また、出国後...全文を見る
○杉浦国務大臣 この点については、こういう個人識別情報を入国時にとらなくて、この制度を導入しなくてテロリスト等を防止できれば、それは一番いいと思うんですね。  ですけれども、現下の状況、テロリストが世界でばっこしている状況にかんがみると、国際的協調でテロを未然に防止しようという...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点は、今も申し上げさせていただいたように、現時点で申し上げることは差し控えさせていただくべきだと思います。  再三繰り返します。まだ始まっておりません。これは法律成立後一年半以内に施行することになるわけですが、その間の事情、状況の変化もいろいろあるでしょうし...全文を見る
○杉浦国務大臣 大変重要な点ですので、またちょっと詳しく御説明をさせていただきたいと思います。  今回、個人識別情報、指紋及び写真の提供を義務づける趣旨はもう再三繰り返しているので申し上げませんが、それをどのように利用するかということでございますが、先ほど御説明いたしましたよう...全文を見る
○杉浦国務大臣 これは、委員会の御指示がございますれば、検討させていただきます。
○杉浦国務大臣 先生の御指摘は、個人情報保護法制との関係についてだと思うんですが、今回の入管法改正案と、御指摘になりました行政機関個人情報保護法、あるいは個人情報保護法制との関係について、法務省の基本的立場を御説明申し上げます。  行政機関における個人の情報に関する基本的事項を...全文を見る
○杉浦国務大臣 外国への提供でございますが、入国管理局が保有する情報を外国に提供するのは、入管法第六十一条の九の規定に基づいて直接外国入国管理当局に提供する場合と、国内の他の行政機関、例えば外交ルートを通じて間接的に外国政府に情報提供する場合とがございます。  まず、入管法第六...全文を見る
○杉浦国務大臣 官邸にいたときにそういうことは、私は承知しておりません。  米国政府とのやりとりの中で今外務省が申されたような経緯があったわけでございまして、具体的に日本側から要望事項として挙げてはいないというふうに承知しております。
○杉浦国務大臣 我が国は、米国政府に対しまして、在米邦人企業を含む経済界や在米邦人等からの要望も踏まえまして、先ほど外務省が申されたとおり、米国入国時に採取される指紋情報に関し厳格に管理するよう言及してきていると承知しております。  日本政府としては、そのような経緯も踏まえた上...全文を見る
○杉浦国務大臣 その文書は法務省が要求したと書いてあるんですか。(高山委員「いえ、政府ですよ、政府」と呼ぶ)政府。私どもは、米国政府とのやりとりの中で米国政府による個人情報管理の厳格化のための具体策をとるように求めておったところでございまして、その一案として個人情報の出国時の消去...全文を見る
○杉浦国務大臣 具体的に日本側からの要望事項として挙げられたものではないというふうに承知いたしております。
○杉浦国務大臣 それはアメリカ側の文書のようでございますが、それは木寺審議官のおっしゃったとおりだと思います。具体的に日本側から要望事項として挙げられていないというふうに承知しております。
○杉浦国務大臣 アメリカ側の文書にそういう記載があることについては木寺審議官が説明したとおりでございますが、日本側から正式に要望した事項としてではないというふうに私どもは理解しております。
○杉浦国務大臣 外交交渉といいますか、アメリカとの話し合いは外務省がやったものだと思います。法務省は恐らく立ち会っていないんじゃないかと思うんです。  合議した時点では厳格にやってもらうという点について合議しているわけで、話し合いの中でどういう話し合いが行われたのか、そこに記載...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま外務省から答弁があったとおりでございます。  日米規制改革及び競争政策イニシアチブのもとでの対話については、毎回要望書を交換しております。一番新しいのは平成十七年十二月八日付で、これは外務省のホームページにも載っておりますが、この関連部分について、この要...全文を見る
○杉浦国務大臣 協議の席上でどういう言及があったかはわかりませんが、法務省としては、先ほど申し上げた三通の文書、これは法務省のみならず、外務省、経産省等と各省合い議で決定した要望事項でございますので、法務省としてそういうことを申し上げるとは考えにくいことでございます。
○杉浦国務大臣 審議官は言及したと申しておられるわけで、協議の席上ですから、いろいろなやりとりがあった中での、一つの厳格化云々の中での言及じゃないでしょうか。提案ではございません。
○杉浦国務大臣 法務省としては承知しておりません。(高山委員「だから、それが困るんですよ。その経緯をはっきりさせてくださいということで休みをとっているんですから。全然答弁になっていない。委員長、これはおかしいですよ。そこをはっきりさせてくださいということでわざわざ休みも入れている...全文を見る
○杉浦国務大臣 政府内部で各省合い議して、要望事項を文書をまとめて提示したということでございます。  アメリカの文書にそういうことが記載されているということは、外務省の立場とすれば、アメリカが間違っているとは言いにくいでしょうから、アメリカ側の文書でそういうふうに言っておられる...全文を見る
○杉浦国務大臣 協議の過程でいろいろとやりとりがあることは考えられることですから、私どもは政府の立場を合い議いたしましたから、先ほど申し上げた申し入れ事項について。それで、政府として要望事項を決定してアメリカに伝えたものだというふうに理解しております。その点については、私ども、今...全文を見る
○杉浦国務大臣 厳格管理の要望を出しております。先ほど読み上げたとおりでございますので、そういう要望をいたしておりますから、議論の過程でいろいろな話は出たかもしれませんけれども、我が国の要望としては、繰り返しますと、三点でございます。先ほど申し上げた三点を要望しておるということで...全文を見る
○杉浦国務大臣 消去は要望事項じゃございませんので、議論のやりとりの中で出た話のようでございますので、要望としては、一番新しいものも、十七年度も十六年度も十五年度も、大体同じ内容の要望をいたしておることは、先ほど御答弁で詳細申し上げたとおりでございます。
○杉浦国務大臣 この文書は二〇〇四年六月八日付でつくられているものでございますが、その後も、さっき御紹介したように二回要望書を取りまとめて出しておりますが、そこには要望事項としては入っておりません。政府の立場は明確であると思います。
○杉浦国務大臣 一々のやりとりは知るべくもございませんが、法務省入管当局が、日本国が、出国時にすべて消去するという立場をとることは全く考えにくいことでございまして、そのやりとりの中でさまざまやりとりがあったでしょうが、交渉に臨んだ方が、やはり私ども日本の要望はこうだということを明...全文を見る
○杉浦国務大臣 こちらの要望事項に入っておりませんし、このペーパーが出た後の要望にもきちっと、入っていない要望を先ほど申し上げたとおりしておるわけですから、この文書とアメリカ側の言及と矛盾していないと思いますけれども。
○杉浦国務大臣 法務省の立場は一貫して変わっておりません。政府の立場も、先ほど申し上げましたとおり一貫して変わっていないと思います。
○杉浦国務大臣 再三御答弁申し上げているとおり、いささかも変わっておりません。
○杉浦国務大臣 アメリカに対してそういう要望はいたしておりません。(高山委員「それはおかしい、それはおかしいよ、委員長、今のはおかしい」と呼ぶ)
○杉浦国務大臣 お尋ねの点でございますが、昨今の国際テロ組織の動向に照らしてみますと、まず第一に、我が国は米国、アメリカの主要な同盟国であり、国際社会と協調してテロとの闘いに取り組んでいること、二つ目に、我が国はアルカイダやその関連組織から再三にわたってテロの標的として名指しされ...全文を見る
○杉浦国務大臣 政府は、平成十六年八月二十四日の閣議決定によりまして、国際組織犯罪等対策推進本部を国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部に改組いたしまして、国際テロの未然防止対策の検討をその正式な課題といたしました。  この推進本部は、所要の検討を行った結果、同年、平成十六年十二...全文を見る
○杉浦国務大臣 九・一一の同時多発テロ以来、国際テロの状況は拡散し、深化し、改善される傾向は全くございません。そういうテロの対応のために、国連の決議もございますし、国際社会、協調関係を深めながら準備を進めておるわけでございます。  我が国もその一環として、日本国民の安心と安全を...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御趣旨ですと、なぜ時限立法じゃないのかという関心がおありかもしれませんが、仮にテロの状況が一変しておさまれば廃止してもいいわけですし、これは国権の最高機関たる国会において。ただ、現状で、時限立法で決めるべき事柄とは到底思えない、先生とちょっと認識に差があるか...全文を見る
○杉浦国務大臣 年少者については、一般的に、危険性が極めて低く、逆に配慮する必要性が高いということから、指紋等の個人識別情報の提供義務を免除することが相当であると考えるわけでございます。  十六歳未満とした理由でございますが、現時点で、安保理決議に基づく入国、通過防止の対象者な...全文を見る
○杉浦国務大臣 どこで線を引くかについてさまざま議論があることは承知しております。少年法は十四歳で切っております。  十六歳で線を引いたことについては先ほど御説明申し上げたとおりですが、配慮が必要だというのは、年端もいかないといいますか若い子供たちのことですから、大人と違った配...全文を見る
○杉浦国務大臣 若年者に対する配慮ということで、いろいろな説明が可能だと思いますけれども、テロリストに十六歳以下の者がいるかもしれない、そういう御指摘もございます。ただ、これは、生体情報をとることの義務を免除するだけでございまして、入国審査はきちっと行いますので、もし特別な情報が...全文を見る
○杉浦国務大臣 これはあくまで立法論の問題でございますので、国会で御審議いただいて、どの年齢で切るのが適正かは最終的に御判断願いたい、願うべきことだと思いますが、私どもは、今申し上げた理由で十六歳未満とすることが相当と考えて御提案申し上げているわけでございます。さまざまな御意見が...全文を見る
○杉浦国務大臣 上陸審査における個人識別情報の提供の義務化につきましては、危険性の程度が低いこと、配慮の必要性の程度が高いことの二点を基準といたしまして免除することとしております。  委員御指摘の外交、公用活動に従事する者についてでございますが、その範囲については、入管法の外交...全文を見る
○杉浦国務大臣 外交官につきましては、条約によりまして一定の特権、免除が認められております。これを踏まえた特別な配慮が必要であると考えておるわけでございます。
○杉浦国務大臣 外交官について特別の配慮が必要だろうということから免除することにしたわけでございます。必要でない、一般並みに扱えということは、ちょっといかがなものでしょうか。
○杉浦国務大臣 失礼ないしは失礼でないで決めているわけではございませんで、先ほど申し上げましたとおり、これらの者が、外交官等が、テロリストであったり、あるいは不法滞在を企画する可能性は極めて低いと考えられますし、また国際儀礼上の配慮の必要性も極めて高いということから、提供義務を免...全文を見る
○杉浦国務大臣 一般的に、我が国が国交を有している国の外交官について適用する考えでございます。
○杉浦国務大臣 外交、公用の方も生体情報をとるべきだという考えはいかがなものかと思います。やはり、それなりに国を代表し、あるいは国の公務のために国交を有している国からお見えになる方ですから、特別に待遇してもいいのではないかと私は思っております。
○杉浦国務大臣 まだ本法案は成立しておりませんので、御審議いただいているところでございますので、現時点では、海外諸国への説明は具体的には行っておりません。  本法案が成立した場合には、施行まで約一年半、一年半以内に施行となっておりますが、外国政府や外国人旅行者の理解を得て円滑に...全文を見る
○杉浦国務大臣 国際社会が国連決議等々に基づいてテロ対策を協調して進めております。現在、この制度を実施しているのはアメリカだけですが、我が国以外にも検討している国があることは承知しております。  私としては、国際社会が、少なくともすべての国連加盟国がこの制度を取り入れて同じよう...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生仰せのとおり、地下鉄サリン事件を未然に防止することができませんでした。サリン事件発生前には、オウム真理教についてさまざまな指摘があった中で、その動向、危険性を十分に把握できなかった、そのために事件の発生を未然に防止し得なかったわけでございます。これは、ここから...全文を見る
○杉浦国務大臣 法務省におきましては、職員の私物のパソコンを公用パソコンとして管理している事実は把握されておりませんし、職場において必要な台数のパソコンは整備されていると承知しております。パソコンについてはそうでございます。  法務省としても、遺憾な事態が発生したことはまことに...全文を見る
○杉浦国務大臣 テロリストの認定を本人に通知するかどうかという問題ですね。  法務大臣は、特定の外国人について、入管法改正案第二十四条の二の規定に基づいて、外務大臣、警察庁長官、公安調査庁長官及び海上保安庁長官の意見を十分に聴取し、その根拠として提供される証拠、資料を踏まえて、...全文を見る
○杉浦国務大臣 かえって、通知をしたら逃亡したり日本に寄りつかなかったりできるわけですから、告知するのは、退去強制手続に入る際に、とる際に告知する、それで収容をするということで十分だと思います。
○杉浦国務大臣 認定後、発見されまして、実際に退去強制手続をとられた者には、一般の被退去強制者と同様に、入国警備官による違反調査、入国審査官による審査、特別審理官による口頭審理を経て、法務大臣による裁決に至るまでの手続の全過程において、入管法により、十分に告知、弁解、防御の機会が...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は必要だと思っておりませんし、かえって、そういう制度を設けることは、外国人テロリストを利して、よくないと。  認定そのものは、先ほど申し上げましたとおり、第二十四条の二の規定に基づきまして、外務大臣、警察庁長官、公安調査庁長官及び海上保安庁長官の意見を十分に聴...全文を見る
○杉浦国務大臣 国際テロ行為の行われている状況をつぶさに見てみますと、なかなか大変であります。このテロ行為を未然に防止し、国民の生命と安全を守るという目的の達成はなかなか容易ではないと思います。その万全を期すために、また我が国に国際テロ組織の拠点をつくらせないためには、テロ行為だ...全文を見る
○杉浦国務大臣 個別具体的な事情に相なります。  先ほど申し上げましたように、その方がテロリストかどうか、外務大臣、警察庁長官、公安調査庁長官及び海上保安庁長官の意見を十分に聴取し、そこで提供される証拠、資料を踏まえまして、果たしてそういう情報が相当な理由に当たるかどうか、判断...全文を見る
○杉浦国務大臣 正直に申して、今おっしゃったようなことで、それだけで認定できるかどうか。  先ほど申しました各種の情報を掌握している各省庁で十分検討して、証拠もそろえ、資料を出して検討する。その結果、相当の理由があると、その方の場合でしたら爆弾攻撃を行う理由があると判断できると...全文を見る
○杉浦国務大臣 その件も、その発言が一つの事情には相なろうと思いますが、先ほど申しましたように、関係四省庁十分協議の上、意見を十分に聴取して、そこから証拠、資料を提出していただき、検討して、おっしゃったような事情がテロリストとして認定するに相当の理由があるかどうかということを判断...全文を見る
○杉浦国務大臣 個別具体的な事案のことでございますので、発言を繰り返していること自体が相当の理由に当たるかどうか。  何回も繰り返して申し上げていますが、外務大臣、警察庁長官、公安調査庁長官、海上保安庁長官の意見を十分聴取して、根拠として提供される、例えばそういう発言があったと...全文を見る
○杉浦国務大臣 ある外国人につきまして、改正入管法二十四条三号の二に基づいて、法務大臣がテロリストと認定した者と同一人物であると疑うに足りる相当の理由があるとして、主任審査官により発付された収容令書によって当該外国人を収容するときには、入国警備官は、容疑事実の要旨が記載された収容...全文を見る
○杉浦国務大臣 収容令書は、第四十条で「容疑者の氏名、居住地及び国籍、容疑事実の要旨、収容すべき場所、有効期間、発付年月日その他法務省令で定める事項を記載し、且つ、主任審査官がこれに記名押印しなければならない。」と、容疑事実を示されなければならないと相なっております。  容疑事...全文を見る
○杉浦国務大臣 収容令書に示された容疑事実の要旨には、当然、テロリストとして認定されている事実は含まれるものと承知しております。
○杉浦国務大臣 その点は、退去強制手続に関することですから、事務方から答弁させます。
○杉浦国務大臣 収容時に収容令書を示す、そこに容疑事実が記載されている、それにテロリストとしての認定された事実の記載があることは、入管局長が言ったとおりでございます。  収容後、退去強制手続に入っていくわけですが、入国審査官による審査、特別審理官による口頭審理等の中で、そのよう...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生、若干誤解しておられると思うんですが、第三次出入国管理基本計画において、「強力な水際対策の推進及び不法滞在者の大幅な縮減を通じた我が国の治安を回復するための取組」の部分に、バイオメトリックスを活用した出入国審査の導入について記載してあることは、そのとおりでござ...全文を見る
○杉浦国務大臣 この法律においても考えておりませんし、将来も考えておりません。
○杉浦国務大臣 自動化ゲートを利用する方は、頻繁に出入りされる方だと思うんですね。一年に一回とか一生涯に一回とか出られる方はなさらないと思います。  いずれにしましても、自動化ゲートの利用を希望する日本人から利用登録時に任意に提供を受けるわけですけれども、その指紋等の個人識別情...全文を見る
○杉浦国務大臣 あくまでも、自動化ゲートは利用者の利便性の向上でございます。そのために導入する制度でございますので、出入国管理を厳格化するための制度ではございませんので、その趣旨で保管されることになります。  登録等の手続の詳細につきましては、まだ手続は決めておりませんが、さら...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのようにいたします。
○杉浦国務大臣 入国管理局が指紋を採取する法令上の根拠について御説明いたします。  入国警備官は、入管法二十七条に基づきまして、退去強制事由に該当すると思料する外国人があるときは、当該外国人、すなわち容疑者につき違反調査をすることができます。  入国警備官は、入管法第二十八条...全文を見る
○杉浦国務大臣 被収容者処遇規則第十二条は、入管法六十一条の七第四項に規定する被収容者の身体の検査の一環として行われているものでございますが、その方法については、法律上、特に限定はございません。そして、同条第六項は「前各項に規定するものを除く外、被収容者の処遇に関し必要な事項は、...全文を見る
○杉浦国務大臣 法務省において、内部で運用基準を定めるつもりでございます。現在、まだできておりませんが、運用基準を定めて、そこで一定の期間保有するということを決めてまいりたいと思っております。
○杉浦国務大臣 何度も御答弁させていただいておりますけれども、テロリストや犯罪者に有益な情報を与えることになりますので、公表を差し控えることとしたいと思っております。  具体的な保有期間につきましては、施行後、その結果を踏まえて、最終的に決定することとしたいと思っております。
○杉浦国務大臣 通告にないことでございますので、今答弁できませんが、持ち帰って検討いたします。
○杉浦国務大臣 先ほど高山委員の質問に詳細をお答えいたしましたが、出入国の公正な管理の典型例としての事後的な確認の必要性については申し上げました。  それからもう一つ、出入国の公正な管理の典型例でございます、再度の入国の際の審査または在留中の審査に利用する可能性、いわゆる名寄せ...全文を見る
○杉浦国務大臣 河野副大臣がお答えになったとおりでございます。
○杉浦国務大臣 そのとおりの御理解でよろしいと思います。
○杉浦国務大臣 外国人の指紋等であれ、日本人、定住者の指紋等であれ、法務省が保管する個人情報という点では変わりはございません。ですから、個人情報保護法の定めるところに従って、提供する場合はあり得ると思います。
○杉浦国務大臣 短かったら利するかもしれませんが、長い場合は利さないと思います。
○杉浦国務大臣 一致しているつもりでございますが、実際、実施は法律が成立してから一年半以内に実施することになるわけでございまして、実施を始めまして、結果が出始めます。どの程度抑止効果があるのか、結果的に見て不法滞在とかそういうものにどれだけプラスになるかとか、名寄せをしてみて摘発...全文を見る
○杉浦国務大臣 他国の反応と申しましょうか、御理解を得て、できるだけ理解をいただいて、日本に来られる方の御理解もいただいて、円滑にスタートすることが望ましいと思っております。  私は、個人としては、ブラジルなんかもアメリカだけにやらないで、我々が計画しているとおり全部の人につい...全文を見る
03月28日第164回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○国務大臣(杉浦正健君) 三月二十三日の当委員会における私の答弁の趣旨について御説明申し上げます。  裁判員制度については、司法制度改革審議会意見書において、一般の国民が裁判の過程に参加し、裁判内容に国民の健全な社会常識がより反映されるようになることによって、国民の司法に対する...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  また、最高裁判所に係る附帯決議につきましては、最高裁判所にその趣旨を伝えたいと存じます。
○国務大臣(杉浦正健君) 犯罪者予防更生法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  地方更生保護委員会は、全国八か所に置かれている法務省の地方支分部局であり、仮出獄及び仮退院等の許可等の事務を所掌しております。  近年、受刑者数の急増を背景にいたしま...全文を見る
03月29日第164回国会 衆議院 法務委員会 第11号
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○杉浦国務大臣 私どもは、毎年のイニシアチブの協議における我が国政府の対応について、その都度、意見を求められております。  私どもが関係するのはUS—VISITの部分でございますが、その部分について意見を求められた際に、我が国が提出した要望事項については、法務省として異存はござ...全文を見る
○杉浦国務大臣 アメリカ政府が入国管理政策についてどういう政策をとるかは、アメリカ政府が決めることでございまして、日本の国民がそれについて影響を受けます。その影響を受ける部分について厳格な管理を要望したのはそういう意味なんですが、要望に入っておりましたから、私どもはそれで異存はな...全文を見る
○杉浦国務大臣 少なくとも、我が国政府としての正式要望には入っておりませんから、アメリカがいろいろおっしゃっておるかもしれぬ、別にそれはそれで向こう側の認識の一部かもしれませんので、それはそれとして、私どもとしては、正式に要望したことについて理解いただいたというふうに思っておりま...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろんしていませんし、するべきこととも思えません。  少なくとも、このアメリカのUS—VISIT、私どもが関係する部分の政策については、アメリカ政府が九・一一の厳しい教訓から導入しようとされたものでございます。それはそれとして、アメリカの政府の方針は理解できま...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど来、外務省、副大臣等から答弁されているとおり、これは外交交渉、協議ですから、その場面でいろいろな話が出るのは当然のことでありまして、それをアメリカ側がああいう表現で言われたんでしょうけれども、私どもからすれば、正式要望として出したことには何も、公式要望を日本...全文を見る
○杉浦国務大臣 アメリカ政府の入国管理政策に対して、私どもが、それはアメリカ政府がお決めになることであって、基本的にどうこう申し上げる立場にございません。  ただ、それによって日本国が影響を受ける。受ける部分については、その悪影響が最小限にとどまるように配慮願いたいというのが私...全文を見る
○杉浦国務大臣 それは何度も申し上げておりますとおり、アメリカ政府に対して指紋の消去を求めておりません、要望として。(発言する者あり)おりません。ですから、アメリカ政府がお決めになられたことでございます。私どもの要望は、厳格に保管していただくことであって、それはアメリカ政府もそれ...全文を見る
○杉浦国務大臣 昨日もきょうも外務副大臣、外務審議官は、その表現の部分は、米国政府との協議のやりとりの中で、米国政府による生体情報管理の厳格化の具体策の一案として、日本側から出国時の情報の消去について言及があったのではないかと思われるという答弁をされて、きょうもその答弁を繰り返し...全文を見る
○杉浦国務大臣 繰り返しになりますけれども、昨日もきょうも、外務当局の方からは、米国政府とのやりとりの中で、米国政府による生体情報管理の厳格化、これは私ども要望しておったわけですが、その具体策の一案として、日本側から出国時の情報の消去について言及があったのではないかと思いますとい...全文を見る
○杉浦国務大臣 私ども法務省といたしましては、上陸審査が終了した後も、出入国の公正な管理に必要である間は、特別永住者等を除く外国人から提供を受ける指紋及び写真を、個人識別情報ですが、データベースとして保有することとなります。  すなわち、まず、提供者がいまだ出国せず我が国に在留...全文を見る
○杉浦国務大臣 委員会の質疑で詳細に御説明したとおりでございますが、それは繰り返しませんけれども、最終的に決定する具体的な保有期間、あるいは現時点で検討している具体的な保有期間の選択肢、いろいろございますが、これは、テロリストや国際犯罪組織のメンバーに有益な情報を与えることになり...全文を見る
○杉浦国務大臣 提供を受ける個人識別情報につきましては、その取り扱いについては、保有、利用、提供等については、行政機関個人情報保護法の規定に基づいて適正に行う方針でございます。これは、行政機関の保有する個人情報の保護につきましては、行政機関個人情報保護法が必要かつ十分な措置を講じ...全文を見る
○杉浦国務大臣 この点も委員会の席でも詳細に御説明申し上げましたので、それを読みますとまた時間が来てしまいますから、要点だけ申し上げますと、法制上、この規定によって、外国入国管理当局に当たらない外国の機関に情報提供がなされることはあり得ません。  また、入管法六十一条の九の対象...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。     —————————————
03月30日第164回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおりでございまして、今有識者会議でも検討をいただいております。法務省としては、当面、特定の庁を決めまして試行してみようかということで検討を行っておるところでございます。  保護司制度は、もう先生方御案内のとおり、民間の正にボランティア...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、保護観察対象者による重大再犯事件が相次いで発生したことにつきましては、誠に遺憾に思っております。  更生保護制度、官と民の協力の下で再犯を防止する、そして安全、安心社会を確保するという有用な制度ではございますが、社会情勢も変化してま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御指摘、重く受け止めさせていただきます。  この有識者会議の設置そのものは、保護観察対象者による重大再犯事件が相次いだことを契機として保護観察の実効性について国民から厳しい目が向けられたということから、昨年の七月、様々な分野の有識者から構成される...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、国民の安心と安全を守ること、国の責務は国民の生命、財産を守ることが基本でございます。我が国社会は法の支配に基づく、法の支配が貫徹している社会でございますので、法務省の果たす役割は非常に大きゅうございます。課題は多々ございますけれども、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 就任時の記者会見のときの私の発言につきましては先生御指摘のとおりでございまして、個人の心情を吐露したわけですが、これは法の執行者たる法務大臣としての職務の執行について述べたものではございませんでした。したがいまして、誤解を与えるおそれがあると思いまして、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 質問に答えた形で申し上げたわけなんですが、死刑問題は非常に難しいと思います。例えば、回教法では、トルコの例は希有の例でございまして、回教国では難しかろう。まあそういう質問があったから私なりの考えを申し上げたわけでございまして、文明の進歩とかそういうものと...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 被害者の心情はもう十二分に理解しているつもりでございます。私の先輩であり、親友の岡村勲弁護士が奥様を亡くされまして、被害者救済のために立ち上がられたわけでありますが、岡村先生の御意向を受けて、被害者救済制度の立ち上げのために、私も国会議員として微力を尽く...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 仮釈放というのは、裁判で定められた収容期間が終わる前に、満了する前に被収容者を仮に釈放するという刑事政策上重要な意味を持つものでございまして、したがって、その決定については、合議体によって慎重な審理をする必要があるという考量によるものだと思っております。
○国務大臣(杉浦正健君) その場合には、一人の委員の方が二つの合議体に加わるという形でやっております。各地ともそういうふうにやっております。  正直に申しまして、定員増につきましては公務員の全体として厳しく制限されておるところでございまして、私どもとしては一名でも多く増員する必...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御指摘はある面もっともなんですが、今までも一人の委員が二つの合議体を兼ねるということは運用としてやっておりました。ですから、本当はもう少しいただきたいけれども、十二を十四にしていただければ関東については二人増えますから、一人当たりの担当件数もかなり...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 応援をしていただきまして、有り難いと思っております。  予算全体から見ますと、治安関係についてはおおむね純増でございます。例えば、裁判官は七十五名ですか、検察官五十名、公安調査庁も増えておりますし、入管の方も百五十名増、純増でございます。法務省の中でも...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 運営の実態でございますので、ちょっと私、間違うことがあるかもしれませんが、例えば東北の五人でございますと、合議体二だと思います。お一人の方が両方へ加わるという形になっています。この委員の先生方は、ほとんど平等に事件を担当いたします。東北が五百件であるとす...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私は、八管区全部回りまして、八管区の更生保護委員会の方々とも意見交換してまいりました、現場を見てまいりました。今後、検討すべき課題は多々あると思います。大変な業務量です、業務量は。業務量でございまして、よく耐えてやっておられると、正直にそういう印象を持ち...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 実際の現場を私見ておりませんので、書いているですね、実際には、準備調査といいますか、保護観察官が家庭裁判所の調査官と同じように綿密になされておるようでございます。もちろん、委員の先生方も、法律上義務付けられておりますから、本人に面接します。面接は最低二回...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) そういう懸念はないわけじゃないと思います。有識者会議でも様々な議論がなされていると伺っております。  ただ、委員の方々は大部分、保護観察官から就任される方が多いんですね。任期はございませんが、大体五十代後半から、要するに保護観察官の中で優秀な人を任命す...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 中間報告書、承知しております。そういうような御意見が強うございまして、今様々な角度から検討されておるところでございます。その結論を五月ごろ、最終提言ちょうだいするということでございますので、それをちょうだいした上でしっかりと対応措置をとりたいと思っており...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 昨年二月に安城市におきまして、仮釈放中の者が幼児を殺害したという痛ましい通り魔事件がございました。私の選挙区、昔選挙区だったところ、私の自宅のすぐ近くです。大変な衝撃を地域社会に与えました。  更生保護施設は豊橋だったそうなんですが、豊橋、東三河の方で...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 犯罪が行われる原因というのは様々でございます。将来、こういう事件がこの増員によって防げるかどうかと言われますと、仮釈放の事務が適正に行われると、今までよりはですね、それは間違いのうございますので、願わくば、仮釈放の実務が適正に行われて、あのような、結果と...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 刑務所の中の処遇が適切かどうかという問題だと思います。  刑務所の中では作業に従事させるとかいろいろしておるわけですが、教育的な働き掛けというのは、現行法の下では法律上の根拠に基づいて義務化することはできないようになっております。もちろん、いろんなプロ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 様々な面があると思います。十分に御意見も踏まえて検討していきたいと思っております。そこは三ッ林チームの課題でもあると思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおりでございます。更生保護法人が満期出所者を一時滞留するのに、全国で百一か所ありますが、利用されておるわけでございます。これは本人が希望した場合のみでございまして、しかも、期間も六か月まで、延長しても一年という限られた期間しか預かれない...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 社会から隔離するということですね。三ッ林主査を長とするチームでは、諸外国でそういうことをやっている例があるかどうかも含めて調査もし、検討してもらうことに相なっております。こうなりますと、一種の保安処分と申しますか、何といいますか、全く新しい立法が要ること...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 刑期満了後の人に対して義務を課するということは自由を奪うことになりますから、これについては、もし行うとすれば、立法措置をとってやらなきゃいけない。慎重の上にも慎重に検討する必要があると思いますが、私ども三ッ林主査のチームでは、その問題も含めて検討していた...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 警察との協力関係ですが、これ私官邸におったので見聞きしておったわけですが、あの事件の直後、行方不明者が多いということが問題になりまして、これは総理直々の指示で、省庁の垣根を越えて探せと。警察も事件が多いし大変だろうけれども、これも大事なんだから、保護観察...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法律でお決めいただければ、もうやらなければなりません。可能かどうかは別にして、ともかくやる責務を負うわけでございます。
○国務大臣(杉浦正健君) 事件は、保護司さんが付きますから、一件についてお一人。ですから、保護観察官の方は百人の保護司さんと連絡取りながら面倒見るということで、我々弁護士みたいに自分で事件を追っ掛けているというわけではない。その御指摘は、先生が指摘された御指摘は、要するに保護司任...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 委員長、一点訂正。  先ほど、九十八名発見したものを全部、すべてが取り消したというような発言をしたようでございますが、取り消していないのもいるようですので、後ほど、調査いたしまして正確な数を御報告させていただきます。
○国務大臣(杉浦正健君) 双方あると思うんですけれども、当面です、当面、私どもが直面している治安状況の悪化という点にかんがみますと、やはり改善更生、社会復帰もさることながら、犯罪者及び非行少年が再犯をしないように更生改善を図るということに力点を置いてこれから検討を進めてまいりたい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 御指摘のとおりだと思います。検討を始めて分かったことが、保護観察の下に置かれている者が千四、五百名行方不明だということが判明したわけなんですけれども、もし仮出獄中の者であれば遵守事項違反でありますから、これは取り消して刑務所に戻すべき違反行為なわけでござ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御指摘のとおりだと思います。中間報告においても、御引用いただいたような厳しい指摘が多々あるわけでございまして、ともかく私どもとしては、五月の提言を受けましてしっかりやってまいりたいと思います。  とりわけ、保護観察官の在り方が中心的なテーマになる...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 保護観察官と保護司は、保護観察官は官の立場で、保護司さんは民間の立場で、協働して犯罪や非行をした者の保護観察の実施に当たっておるわけでございます。世界にも類を見ないすばらしい制度だと思いますけれども、現実の犯罪や非行をした者の再犯防止につきましても大きな...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 御激励いただきましてありがとうございます。  今度の件では大分抵抗勢力と言われたわけでありますが、必ずしも実態はそうではなく、マスコミの報道の仕方がおかしいんで、関係各方面に理解を得られたと思っておりますけれども、治安にかかわる部分については必要なもの...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私も就任してまだ半年足らずで、現場のことをそんなに詳しく知っておるわけじゃございません。視察は精力的にやりましたですけれども、何人が適正規模かということは現場の人にちょっと聞いてみたらいかがかと思いますけれども、また件数だけで推し測ることは必ずしも適当で...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほど来御意見をちょうだいし、私からも意見申し上げましたが、有識者会議でもう様々な御議論いただいているところでございます。  外部からの、更生保護官署出身者以外からの積極的な登用ですとか、民間人の審理への参加でございますとか、様々な御意見をちょうだいし...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 新年度から始める初年度事業ですからそれぐらいの規模なんでしょうけれども、できる限り、小さく生まれたわけですが大きく育てていきたいと、こう思っております。  この厚労省との提携も、安城の事件を受けて、官邸の方で、縦割りじゃなくて連携して再犯防止に当たれと...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 治安回復を図るためには、保護観察中の者による再犯防止対策を緊急に進める必要がございます。そのため、保護観察の充実強化のための要員を、平成十八年度予算では四十五人の保護観察官の増員を計上しているところでございます。先ほど来御議論いただいたように、保護観察の...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員制度は国民に相当の御負担をお願いする制度でございますが、その負担が過重なものとなったり、思想、良心の自由などを侵害することがあってはならないことも当然でございます。  ただ、今の時点では、広報、できるだけ御理解いただこうということで、内容の御理解...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。ありがとうございました。
03月31日第164回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○杉浦国務大臣 答弁に入る前に、先生、おめでた、おめでとうございます。  お尋ねの件は、現在公判係属中の事件の具体的な証拠関係にかかわる事柄でございますので、法務大臣としてお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
○杉浦国務大臣 判例でございますが、最高裁判所が民事事件におきまして、注意義務の基準となるべきものは診療当時のいわゆる臨床医学の実践における医療水準であると述べておられます。平成七年の判例でございますが。  また、文献によりますと、予見義務の基礎となる予見可能性を判断するに当た...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろん、あくまで一般論でございますが、検察官は医師じゃございませんから、担当した個々の具体的事件の捜査に当たりましては、専門家から教えていただいたり文献を読むなどして必要となる専門知識を得るようにしておりますし、また研修等を通じてもこのような知識の習得に努めてい...全文を見る
○杉浦国務大臣 福島という地域のことについては私もつまびらかには存じておりませんが、一般論としては先ほど申し上げたとおりだろうと思うんです。  先生も弁護士でいらっしゃるし、私も弁護士で、医療過誤の相談、事件の担当もしたことがございますが、私、医学のことはわかりませんから、でき...全文を見る
○杉浦国務大臣 お尋ねの件は、個別の事件における捜査機関の活動についてのお尋ねでございますのでお答えを差し控えさせていただきますが、万遺漏なく検察庁として対応しているものと承知しております。
○杉浦国務大臣 本件については、裁判所において、刑事訴訟法六十条第一項第二号の被疑者が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由があるとき及び第三号の被疑者が逃亡し又は逃亡すると疑うに足りる相当な理由があるときに該当するとして勾留状が発せられたものと承知をしております。また、勾留理由...全文を見る
○杉浦国務大臣 所見を述べることは差し控えさせていただきますが、さまざまな御意見が表明されていることは承知しております。  法務省に文書で参った一通、その他意見はさまざま寄せられておりますが、文書を御紹介いたしますと、これは全国周産期医療連絡協議会代表末原則幸さんとおっしゃる方...全文を見る
○杉浦国務大臣 個別の事件についてのコメントは申し上げられませんけれども、私の地域でもそうですし、全国そうだと思いますが、産婦人科医不足、小児科医不足は大きな問題になっております。この事件とかかわりなく大変深刻な問題で、これは国としてもあるいは政治としても対処しなきゃいけないんだ...全文を見る
○杉浦国務大臣 医療過誤の事案につきまして、医師に対する刑事責任の追及を控えるべきであるとする御意見があることは承知しております。しかし、医療過誤事案について、医師の過失により人を死傷させたと認められるのにその刑事責任を一切不問にするということは、被害者を初めとする国民の理解を得...全文を見る
○杉浦国務大臣 医療過誤事件と申しますか、医師の過失が刑事上問われている事件は、医師の方々が全国で日々業務に従事されているわけですが、それに比べたら本当に微々たる、正確に数字を挙げるまでもなく、ほんの一部だと思うんですね。大部分の医療行為は正当に行われ、患者さんが治療を受けて、満...全文を見る
○杉浦国務大臣 承知いたしております。
○杉浦国務大臣 御指摘になられた事件につきましては、現在、福島地方裁判所に公判係属中でございまして、福島地方裁判所において適切に審理されるものと考えております。
○杉浦国務大臣 承知をしておりますが、本件については、福島地方裁判所に公訴を提起し、公判が開始されておりますので、そこで適切に審理されるものと承知をしております。
○杉浦国務大臣 そういうことは考えておりません。
○杉浦国務大臣 先ほど申し上げましたが、日本の医療の世界で産科医不足、小児科医不足、深刻な事態があることは認識しております。これは厚生労働省が中心となって、文科省も関係しますか、対応していくべき問題だと思います。  本件は、検察当局が法と証拠に基づいて既に公訴を提起し、福島地方...全文を見る
○杉浦国務大臣 尊厳死の問題は、非常に難しい問題だと思います。臓器移植法、これは議員立法でやったことで、ここにかかわった先生もいらっしゃいますが、自民党では中山太郎先生が非常に御熱心にお取り組みになって、あそこまでいったわけです。中山太郎先生は尊厳死の問題も御検討なさっておられる...全文を見る
○杉浦国務大臣 今回の事件がどのようなことになるのか、あるいは公訴が提起されるかどうか、まだ不明の状態だと思います、捜査当局が調べておるようでございますが。そうした要件に該当する事実が存在するか否かについては、あくまでも個々の事案において、それぞれの事実関係に基づいて、裁判になっ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほどの横浜地裁の二要件も違法性阻却事由として言われていることなんですけれども、前の問いで申し上げましたが、きちっとした法律で決めるというのは非常に難しいでしょう。先生がいろいろ細々おっしゃったことを仮にうまく法律で書き分けて、国会を通過して法律になった場合は、そ...全文を見る
○杉浦国務大臣 一般論としては申し上げられないと思うんですけれども、横浜地裁の判例によれば、本人の同意というのが違法性阻却の要件になっておりますので、仮に、一般論として言えば、本人が同意しないのに家族が同意したということは、違法性阻却の理由にならないと一般論としては思います。あく...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど来申し上げておりますとおり、委員がいろいろと御指摘になった点も含めまして、違法性の阻却が認められるための要件としてはどのようなことが考えられるのか、あるいは、そうした要件に該当する事実があるのかどうかなどについては、個々の事案において、それぞれの事実関係に基...全文を見る
○杉浦国務大臣 委員御指摘のテリー法では、州知事は、患者に栄養及び水分が差しとめられることを防ぐため一回限りの延期を命令する権限を有することなどを定めたものだと理解しておりますが、我が国においてはこれに相当する法制度はないものと承知しております。
○杉浦国務大臣 国籍法は、我が国の国民の範囲を定める法律でございます。国民の範囲をどのように定めるかは、国家の根幹にかかわる重要な問題でございます。我が国のこの国籍法についての解釈、運用は、民事局長がるる御説明したとおりでございます。この国の立場を覆す下級審判決が出ている、高裁の...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御卓見はしっかり伺いましたが、先ほど申しましたとおり、最高裁に係属しておりますので、差し当たっては最高裁の御判断、少数意見があるかどうかも含めまして、御判断を見守りたいと思っております。
○杉浦国務大臣 政治とお金の問題は、大変大事な問題であります。我々政治家が常に心して、国民から指弾されることのないよう、襟を正さなきゃならない問題だと思っております。
○杉浦国務大臣 検察審査会は、法律によって、不起訴相当とされた事件について、大陪審的ですね、起訴陪審のような形で国が設置している機関でございます。今までの運用を見ますと、おおむね適正に運用されているように拝聴しておりまして、我が国の制度として定着もしてまいりましたし、なくてはなら...全文を見る
○杉浦国務大臣 私なりに関係者から実情を聞いておりますが、今官房長が申し上げたとおり、きちっとやっているというふうに私は認識しております。  談合情報があった場合には、直ちに調査会を立ち上げて調査する、事情聴取もする、そして業者からも、そういう事実がないと認められた場合であって...全文を見る
○杉浦国務大臣 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  明治四十一年に制定された監獄法は、被収容者の権利義務関係や職員の権限が法律上明確にされていないなど、今日では極めて不十分なものとなっておりましたが、同法が規...全文を見る
○杉浦国務大臣 柴山委員におかれましては、弁護士としての長い経験を踏まえられまして政治の道に参加いただいて、本当にありがたく思っております。法務行政、これからますます大事になりますので、今後とも、この面においても大いにお力をおかしいただき、御活躍いただきますよう、まずもってお願い...全文を見る
○杉浦国務大臣 これはかねてから大変問題になっている件でございますが、被疑者の取り締まり状況を録音ないし録画すれば、捜査段階の供述を事後的に正確に確認することが容易になる。特に、自白の任意性が争われた場合には非常に有効であるという意見があることは承知しております。他方におきまして...全文を見る
○杉浦国務大臣 検討を進めておるところでございます。  最高裁、法務省及び日弁連による刑事手続の在り方等に関する協議会や、そのもとに置かれた三者による研究会でも取り調べの録音、録画制度に関する研究を行っておりますし、法務省としても、こういう制度を導入している国ではどんな手段でや...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の大変該博な御解説をいただきまして、私も戦前以前のことはよくわかりませんものですから、少なくとも、戦後の司法制度の中では、先生のおっしゃるとおり、糾問主義というのは、どこへ消えたのかとおっしゃるわけですが、ない。ただ、先生が前段でいろいろおっしゃっていました、...全文を見る
04月04日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○杉浦国務大臣 竹中先生のおっしゃったとおりでございます。
○杉浦国務大臣 今度の改革、いわば大幅な規制改革ですが、それによりまして、今回の民法の改正案では公益法人の設立及び組織等に関する規定がすべて削除されました。もうごっそりと条文に穴があきまして、条文を詰めたらどうかと言ったら、民法七百八条とかそういうのが移るんで、まあ仕方がないから...全文を見る
○杉浦国務大臣 公益法人は非営利法人の一種だと思いますね。それから、いわゆる中間法人と言われております協同組合とかいろいろございます、そういったものを包含した概念だと思います。民法としては、今まで公益法人とその他法人としておりましたから、そういたしたわけであります。
○杉浦国務大臣 先生のお気持ちはわからないわけじゃありませんが、今まで民法に公益法人、その他法人とあったわけですから、それを例示しただけでございます。  ここは一般的な法人についての原則を示すだけということですから、公益法人、その他法人としたわけでして、営利法人は会社法その他で...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃりたい気持ちはよく理解できますが、そんなにややこしいことではないと私は思っておるんです。  先生御指摘のとおり、営利事業を営むことを目的とする法人、会社その他ですね、これ以外は非営利事業を営むことを目的とする法人であります、営利、非営利で分ければ。...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の例えはよくわからないところもありますけれども、要するに、今回は公益法人を特別な法律をつくって、いわば準則主義で自由に立ち上げる、官庁の許可が要らない、認可は要りますが。準則、のっとっておれば認めると。役所が一々酢だのコンニャクだの言わないという形で公益法人が...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど来、再三申し上げておりますが、今回の改革の主眼は、現行民法第三十四条が規定する許可主義を改め、法人格の取得と公益性の判断を分離することにあるわけでございます。  現在の民法第三十四条が規定する規律のうち、許可主義の部分は廃止する必要があります、廃止いたしま...全文を見る
○杉浦国務大臣 お答えいたします。  株式会社は、会社法に定義されている四種類の会社のうちの一類型でございます。  会社法制は、営利事業を行おうとする者が共同して出資を行い、これを用いて事業を行うことによって利益を得ることを可能にするために設けられた制度でございます。したがい...全文を見る
○杉浦国務大臣 株式会社におきましては、定款に目的、すなわち、その株式会社が行う事業の内容を記載する必要がございます。  先生の御質問は、公益性のある仕事をすることがあるのかということですが、わかりやすい例が、例えばJRなんか、かつては国有鉄道は国の事業だ、民間のやるべきことじ...全文を見る
04月04日第164回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○杉浦国務大臣 漆原先生とは、考えますと、長い御縁になりました。少年法もそうですし、通信傍受法と言わなきゃいけないんですが、戦友でございますし、同志でありますし、長い弁護士の経験、豊富な経験をお持ちで、法曹の仲間としても本当に尊敬申し上げているわけでございますが、大体、本法の審議...全文を見る
○杉浦国務大臣 既に御答弁したことがあると思いますが、我が国の刑事司法制度のもとにおきましては、二十三日間という限られた身体拘束の期間において円滑かつ効率的に捜査を遂げなきゃならない。そういう中で、代用刑事施設制度は現実的に重要な役割を果たしていることは、再三御答弁しているところ...全文を見る
○杉浦国務大臣 リーガルマインドという適切な日本語訳はないようでございますが、英米法の分野で法曹教育の主眼とされている大きなテーマだと承知しておりますけれども、もちろん、これは知識じゃございませんね、我々人間が行動する際の規範に当たるものだと思います。  この点について、私、思...全文を見る
04月04日第164回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○国務大臣(杉浦正健君) おはようございます。  刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、公務執行妨害罪や窃盗罪、特に成人による万引き事犯の検挙件数が急増しており、これらの罪に対しましては、一方で相応の刑罰を科して同種事犯...全文を見る
04月05日第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○杉浦国務大臣 お答えいたします。  祝杯を上げたかどうかは存じませんが、設けた趣旨と申しますか目的は、コンピューター化を進めるということでございまして、実際、本格的にコンピューター化を始めましたのは平成元年からですが、昭和六十年に設置していただいたわけであります。  つまり...全文を見る
○杉浦国務大臣 御質問の趣旨はわからないわけではありませんけれども、私は、これは特会にしなくてもやってよかったと思っているんです、当初から。つまり、コンピューター投資に必要な経費はこれだけかかる、この部分は手数料から賄いますということでやってもよかったと思うんですが、事業の進展が...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘のとおり、登記特会では、平成十六年度末において約二百十九億円の剰余金を生じております。ただし、これは、郵政公社から登記手数料収入として実際に支払いが行われるのは二カ月おくれということでございます。ですから、ある意味で運転資金と申しますか、としてこれぐらい必要...全文を見る
○杉浦国務大臣 財務省から執行調査を受けてそういう御指摘があったことは承知しております。  この財団法人民事法務協会は相当長い歴史を持った協会でございまして、現在はこの移行作業をほとんど集中してやっておるわけですが、その四十億円の剰余金がどういう経緯で生まれたか、私は承知してお...全文を見る
○杉浦国務大臣 当然そういうことになります。
○杉浦国務大臣 先生、非常に詳しくおっしゃっていただきまして、問題点を御指摘いただいている、そのとおりでございますが、利用率が低いという御指摘につきましては、私としてももう現段階では否定しようもないことでございまして、利用率を上げていくことは今後積極的に取り組むべき重要な課題であ...全文を見る
○杉浦国務大臣 住基ネットは私の所管ではございませんので、所管大臣からお答えいただきたいと思いますが、その部分について、法務省の関係で申し上げると、一つあるんですね。出入国管理の点でも住基ネットの拡充は不可欠だと。  ことしの初め、韓国へ参りまして、韓国の入管を視察した際に、韓...全文を見る
○杉浦国務大臣 委員から御指摘のような御提案をいただきましたが、きのうの答弁でも申し上げましたとおり、理論上、法人の類型を、営利事業を営むことを目的とする法人と、非営利事業を営むことを目的とする法人とに分類するという考え方については、私も、きのうも申し上げましたが、全く否定するつ...全文を見る
○杉浦国務大臣 文章を読んでいるのは、正確を期して読んでおりまして、心に思うことを素直に申し上げているわけでございます。  今度の改革は、公益法人についての許可主義を廃止する、ここが根本であります。ですから、これを除いてそれぞれの法律で決めていただくということをするわけですから...全文を見る
○杉浦国務大臣 まさに委員長がおっしゃったとおりの問題と思います。  あくまでも今度の改革は、公益法人についての許可主義を廃止いたしまして、準拠主義で、国民各界各層の方々が財団法人等々おつくりいただいて自由にやっていただく、ただし、公益性については内閣で一元的に認定をして厳しく...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御意見が立法論としておかしいことだとは一言も申し上げておりません。お考えは、その他の団体、営利法人という中に入っておるわけでございますから、生かされている。この表現、書きぶり、立法論としては書きぶりの中に取り込ませていただいているというふうに私どもは理解して...全文を見る
○杉浦国務大臣 立法論といたしまして、民法から公益法人の組織、運営等についての部分は各法令に全部移るわけでございます。一般的規律について定めるわけでございますので、民法で今まで使われていた表現、それから商法、同じ民法体系の中にございますが、商法で使われている文言、先生がこだわって...全文を見る
○杉浦国務大臣 何回も申し上げておりますが、先生がなぜこの新しい今度の民法の三十三条二項を御理解いただけないのか、ちょっとわからないわけでございます。先生のお考えと矛盾しているわけでもございませんし、概念としては取り入れられていると思うんですね。立法論として当然御理解いただけると...全文を見る
○杉浦国務大臣 きのうお話をお伺いして、法律の専門家が法務省におりますので、どうかねというようなことで話もいろいろし、私も考えてまいったんですが、先生に御理解いただけるはずだと思ってここに立っておりますが、御了解願えればありがたいと思います。
○杉浦国務大臣 一番当初申しましたように、先生のお考えを全く否定する気持ちはございません。私としては、この法律に書いてある法人を例示として掲げるのは最も適切だと思っておるんです。  もう一つは、ある意味では、弁護士として法律の世界でずっとやってきておるわけなんですが、非営利事業...全文を見る
○杉浦国務大臣 お答え申し上げます。  法務省としては、小泉内閣の方針でございます、簡素で効率的な政府を実現し、財政の健全化を図るという方向に沿って、既に、行刑施設の総務系業務の一部などについて八百四十九ポスト分の民間委託を行っておりますし、また、今度新しく建設する構造改革特区...全文を見る
○杉浦国務大臣 今年度予算における民間委託は、行刑施設の総務系業務の一部などについて八百四十九ポスト分の民間委託を行っておりますが、法務省全体としては三けた、ちょっと今数字が出てこないんですが、刑務所の刑務官等で純増、検察官、入管職員等で三けたの純増という結果になっております。
○杉浦国務大臣 現在、内閣官房行政改革推進事務局に、平成十九年度以降四年間で、総務系の事務、自動車運転、庁舎警備などの非権力的業務を中心に民間委託を四百八十七ポスト拡大可能であるとの試算を行いまして、提出いたしております。  今後とも、引き続きこうした民間委託の拡充等に取り組む...全文を見る
○杉浦国務大臣 これからの折衝になるわけでございますが、今度提出させていただいた法案におきましても、お読みいただければわかりますが、刑務所等の刑務官らが行う公権力の行使に当たる業務は民間にゆだねる方策の検討対象から除くと括弧書きで明記されております。この部分は、今どんどん刑務所の...全文を見る
○杉浦国務大臣 中馬大臣がごらんになったイギリスの刑務所はちょっと特別の刑務所のようでございまして、私も行っておりませんけれども、そういう外国の事例、いろいろございます。そういうところから学びまして、今度、美祢と旭、山口県と島根県ですが、そこのかなり大きい刑務所でPFI方式でやる...全文を見る
○杉浦国務大臣 行刑施設におきましては、被収容者の収容及び処遇に関する事務をつかさどっておるわけでございますが、その内容としては、収容の目的を達成するために被収容者に対して処分等を行う権力性の強い事務から、給食、洗濯、清掃などの非権力的な事務まで、幅広い事務を行っております。 ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど申し上げましたように、公権力の行使の色彩の強い部分、被収容者の身体、財産を直接侵害する実力行使や、被収容者に対して直接に義務を課し、または権利を制限する処分等を伴う事務については、これは民営化にはなじまないものだというふうに思っておりますので、有識者会議初め...全文を見る
04月05日第164回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○杉浦国務大臣 今回の法整備は、いわゆる代用監獄、代用刑事施設制度が現実に我が国の刑事司法制度において重要な役割を果たしているということを踏まえまして、この制度の存続を前提として、これに制度的改善を加えまして、代用刑事施設の被収容者の適正な処遇を図ろうとするものでございます。有識...全文を見る
○杉浦国務大臣 きのうもきょうもずれているとは思っておりません。理想は理想、現実は現実、現実を踏まえまして、日本の刑事司法制度のあり方として、五十年、百年という長い展望を考えれば、その理想の実現に向かって一歩一歩進むべきである、私はそう思っております。
○杉浦国務大臣 附帯決議は委員会において御検討いただくべきだと思います。
○杉浦国務大臣 一人の政治家、しかも法曹の道を歩んできた人間として、理想としては五十年後、百年後、そのころは私、生きていませんが、そういう理想を掲げるということは大事だという趣旨で申し上げたわけで、ただ、この問題が起こってからもう二十五年たっておるわけです。二十五年間、ずっと絶え...全文を見る
○杉浦国務大臣 御提案している法案が、このような形で関係者の皆さんの大変な御努力で結実しまして、明治何年でしたか、以来の大改正が、まさに先生方の議論を経て成立させていただきたいと思っておりますが、ここまで来た、これをお諮りできること自体、大変な前進だ、我が国司法制度の中でも歴史的...全文を見る
○杉浦国務大臣 昭和五十五年に法制審議会からちょうだいした監獄法の改正についての答申、第百十項(二)ですか、この趣旨でございますが、この御趣旨は、本来、刑事施設に収容することが相当と判断されるようなものについて、そういう判断は最終的には裁判官がされるわけでありますが、そういうもの...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど、警察庁の方から御答弁があったんですが、捜査を行い、真相を解明していくということは、刑事司法にとって重要な責務でございます。  捜査段階にある被疑者が捜査当局、あるいは、場合によっては弁護人からアクセスしやすい場所にあるということも一つの大きな要素でござい...全文を見る
○杉浦国務大臣 法規範として附則に書くべきかどうかという問題と、政府が予算を編成いたしましたり、刑務所を建設するために用地を取得したり、人員を確保したりとはちょっと違うと思います。私は、法整備としては、ぜひとも、我々が提案しておりますこの法案を十分に御審議いただいて、一刻も早く成...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は何回も御答弁申し上げておりますように、今回の法整備は、いわゆる代用刑事施設制度が現実に我が国の刑事司法制度において重要な役割を果たしている、有識者会議でもこの認識は一致しておるわけですが、ですから、この制度の存続を前提といたしまして、これに制度的改善を加えたも...全文を見る
○杉浦国務大臣 代用監獄に収容されている留置人に係る費用弁償に要する額は、平成十七年度予算におきましては約八十億四千万円強、平成十八年度予算におきましては約八十五億一千八百万円となっております。留置人一人当たりの単価が、十七年度は千四百五十七円、十八年度は千四百七十六円で、償還人...全文を見る
○杉浦国務大臣 この費用償還の制度は、もう明治以来行っておることなんですが、現在においても、代用刑事施設における勾留事務、これは地方の事務でございますが、この事務は国の利害にもかかわる事務でございますし、国庫が一定の範囲においてその経費を支弁または負担することが合理的であるとも考...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほども答弁しましたように、今回の法整備に当たりましては、代用刑事施設に収容された者に要した費用を法務省から償還するとの現行の制度を維持することといたしました。これは、代用刑事施設における勾留事務は自治事務でありますが、国の利害にもかかわる事務でございまして、国庫...全文を見る
○杉浦国務大臣 費用の弁償制度を維持することは合理的であるというふうに考えておると再三御答弁申し上げたとおりでございます。
○杉浦国務大臣 重ねての御答弁になりますけれども、今回の法整備に当たって、代用刑事施設に収容された者に要した費用を法務省から償還するとする現行の制度を維持することといたしました。これは、代用刑事施設における勾留事務は自治事務ではありますけれども、国の利害にもかかわる事務であり、ま...全文を見る
○杉浦国務大臣 多角的に検討という御答弁を申し上げたわけですが、法務省におきましては、裁判員制度のもとで、裁判員にわかりやすい審理のあり方はどうあるべきか等の観点から、取り調べ状況の録音、録画等の制度につきましても、我が国の刑事司法手続において取り調べの果たしている極めて重要な役...全文を見る
○杉浦国務大臣 女子の被収容者に対する処遇に関しましては、ここ一年半の間に三十四庁の拘置所等に四十一人の女子刑務官を新たに増配置いたしました。そして、適正処遇を維持していくための職員研修の充実を図っているところでございます。  特に、拘置所等における夜間の巡回につきましては、男...全文を見る
○杉浦国務大臣 女性の被収容者については原則として女性が対応するということは、警察官がそうであるように、法務省の矯正施設でもそうでございます。  例外もございますが、その例外の場合に、男性が一人で対応することがない、複数というのは、原則でございます。例外はございません。一人でや...全文を見る
○杉浦国務大臣 ないと申し上げていいと思います。ただ、夜間の巡回は一人でやる場合がございます。
○杉浦国務大臣 法案第百十七条の刑事施設の規律及び秩序を害する行為といたしましては、例えば、現実にあったことですけれども、弁護人と面会中の被告人が弁護人の言動に激高いたしまして、面会室の遮へいスクリーン、遮へい板の通話孔の部分をけりつけた上、こぶしで殴りつけまして、アクリル製通話...全文を見る
○杉浦国務大臣 現場の担当官が個別具体的に判断いたすことになります。
○杉浦国務大臣 刑事訴訟法第三十九条一項によりまして、未決拘禁者は弁護人等と立会人なくして接見することができるとされておりまして、今回の法案もこのことを前提として立案いたしております。  こうした秘密交通の保障は、未決拘禁者が施設の職員にその内容を知られることなく弁護人と相談で...全文を見る
○杉浦国務大臣 弁護士接見室というのは、各拘置所できちっとできておりまして、職員が立ち会うこともいたしておりませんし、のぞき窓といいますか、中の様子を見る小さな窓はついておりますが、そこから見たところで、中で何が話し合われているかとかいうことはわからない仕組みになっております。 ...全文を見る
○杉浦国務大臣 いろいろ御意見があるところだとは思いますけれども、今度の法律では、刑務官は、刑事施設の規律及び秩序を維持するため必要がある場合には、刑事施設内において、被収容者以外の者の着衣及び携帯品の検査を行うことができることとされていますけれども、弁護人等については、その防御...全文を見る
○杉浦国務大臣 第百二十一条になりますが、死刑確定者の面会につきましては、刑事施設の職員に立ち会い等を行わせることを原則としながら、面会の目的によっては職員による立ち会い等を行うことが適当ではない場合もあり得ることでございますので、死刑確定者の訴訟の準備その他の正当な利益の保護の...全文を見る
○杉浦国務大臣 詳しく御答弁申し上げましたので、つけ加えることはございません。  刑事司法制度も時代とともに変化を遂げていくものでございます。長いスパンで、例として五十年とか百年とか申し上げましたが、そういうことを考えた場合の理想の姿としてはそれが望ましいという私の個人的な考え...全文を見る
○杉浦国務大臣 法務大臣の立場としては、現在御提案しているこの法案について十分御審議を願って、これを一刻も早く御可決いただくことが最善であると考えております。
○杉浦国務大臣 左藤先輩のおっしゃった内容については承知しておりませんけれども、今先生がおっしゃったようなお気持ちであられるとすれば、私と同じお気持ちでいらっしゃったんじゃないかというふうに思います。  ただ、現実に、この二十五年をとってみても、代用監獄そのものがどんどん年を追...全文を見る
○杉浦国務大臣 現在、法務省としては、現在ある拘置所、古いものの改築ですね、大阪拘置所等でございますが、新設に全力を挙げておるところでございます。これは、国の財政事情、今、公務員の総人件費抑制というような大目標で政府全体として取り組んでおりますが、その時々の政府の政策目標等、全体...全文を見る
○杉浦国務大臣 留置施設は、警察の方から御説明があったとおり、都道府県が地方の治安責任を全うする必要性から、独自の財源を充てて設置しているものでございます。仮に代監制度が将来廃止されたとしても、留置場は必要であります。治安を守る、警察については都道府県が責任を持っておるものでござ...全文を見る
○杉浦国務大臣 国家警察にまとめるかどうかという大きな議論も一方にあると思うんですね。警察を都道府県、地方の事務にして、治安維持に当たってもらうという、制度の根本にもかかわるところだと思うんですね。  拘置施設については、今なお設備、施設ですね、人員等不十分でございますから、充...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま警察当局の方から御説明があったとおり、十六条三項の規定によって捜査担当者が留置業務に従事できないという趣旨は満たされているものと思っております。
○杉浦国務大臣 名古屋刑務所の事件、先生御指摘のとおりなんですが、あの事件を契機にして、矯正施設のあり方の問題が国会でも問題になったし、それから国民の関心も高めたと思うんですね。皆さんの目が向いて、問題がいろいろ多いのではないかという意見も多々寄せられるようになりまして、そういう...全文を見る
○杉浦国務大臣 あの事件をきっかけにしていろいろな議論が始まったと思うんです。  まず、刑務所で革手錠が使われているなんというのを知らない人が多かったんじゃないですかね、河村さん、実演しておられたけれども。それから、情願なんという手続があることすら、私は弁護士をやっていたけれど...全文を見る
○杉浦国務大臣 詳しい実情は刑事局長がよく知っていますから、局長が答弁するのが適当かもしれませんが、あの事件を契機にして、少なくとも名古屋矯正管区について調査が行われ、法務委員会からさまざまな資料の提出を求められ、そして行刑運営に関する調査検討委員会が設けられて検討を始めたという...全文を見る
○杉浦国務大臣 河村先生、そこは私はちょっと違う認識を持っておるんですけれども、この監獄法改正問題は、長年にわたって、廃案になったり……(河村(た)委員「それは契機としてと書いてあるんですよ、いろいろ」と呼ぶ)ただ、あの事件が起こって、政治の世界も矯正施設の実情を、暴行があったか...全文を見る
○杉浦国務大臣 あったかなかったかという問題は、事件になっておるわけですから、そこで裁判所の認定になると思うんですが、私が申し上げたいのは、そういうことよりも、何回も申し上げているとおり、矯正施設の問題が非常に大きな問題だということが、特に政治の世界では広く認識されるに至った。そ...全文を見る
○杉浦国務大臣 正直に申して、私もこの問題をずっと長い間取り組んできたわけですが、私の認識の中には、暴行の有無とかそういうことよりも、この問題が社会問題になり、これは何とかしなきゃいかぬというふうになっていったと私は認識しているということを申し上げておるわけでございます。
○杉浦国務大臣 統計によりますと、平成十六年における道路交通法違反の受理人員は百五万五千百六人、不起訴の人員は十二万四千八百七十六人であると承知しております。
○杉浦国務大臣 留置施設は、先ほども御答弁申し上げたところですけれども、都道府県が、地方の治安責任を全うする必要性から、独自の財源を充てて設置しているものでございます。これを国の所管に移すことは、治安に関する地方公共団体と国の役割分担あるいは責任の所在にかかわる重大な問題でござい...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の仰せのとおりでございますので、そういう方向で努力をいたしております。  ここ一年半の間に三十四庁の拘置所などに四十一名の女子刑務官を新たに増配置した上で、適正処遇を維持していくための職員研修の充実を図っておるところでございます。  そのほか、女子被収容者...全文を見る
○杉浦国務大臣 とっさの御質問でございまして、お名前と顔が浮かんでまいりません。
○杉浦国務大臣 宮城刑務所において御指摘の不適正処遇があったということは聞いております。甚だ遺憾なものでございます。  この事案は、監獄の職員が受刑者から、何といいましょうか、たらし込まれてというか、時々あるんですけれども、それで便宜を図るようになった、正規でないルートからそう...全文を見る
○杉浦国務大臣 既に何度も御答弁申し上げておりますけれども、代替収容制度は所与の制度と考えているわけではございません。刑事訴訟の迅速化、裁判員制度、公的被疑者弁護制度の導入などによりまして、刑事司法制度全体が大きな変革の時代を迎えていることなどを考えますと、今後、刑事司法のあり方...全文を見る
○杉浦国務大臣 拘置所を整備し、拡充していくことは、私どもの方針でございます。  御指摘の法制審の答申は、勾留の裁判は裁判官がなさるわけでありますが、どこへ勾留するかということは総合判断で裁判官がお決めになられることでございますが、刑事施設の収容能力がないために留置施設にやむを...全文を見る
○杉浦国務大臣 留置施設は、都道府県が地方の治安責任を全うする必要性から独自の財源を充てて設置されているものでございます。犯罪情勢がこういう状況で、検挙率も上がってきたということで、各地の留置場も、留置場不足で頭を悩ませている警察署も多いと聞いております。  片や、拘置所の方は...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点は、迷惑とか迷惑でないとか、政治家の立場で、政治が解決する問題ですから。ただ、私どもは、国の職責として、さまざまな施策を講じているところでありまして、留置施設というのは都道府県の自治事務でございます。ですから、その点について、留置の必要性があって、つまり検挙...全文を見る
○杉浦国務大臣 実際、現実問題としては、弁護人さんがそういうことになることはまず考えられないと思うんです。  ただ、ここでも申し上げましたが、一件、携帯電話で勾留されている人とその家族の電話を取り次いだ方がおって、ほかのことで明らかになって懲戒処分を受けられたようなんですが、そ...全文を見る
○杉浦国務大臣 この規定は、未決拘禁者と弁護人等との面会交通の秘密を侵害するものではないと思いますし、実際、あのような事件が起こったのも信じられないぐらいですから、適用されるケースはほとんどないものと思いますが、法律の規定として、あり得ないことではございませんので、このような規定...全文を見る
04月06日第164回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答え申し上げます。  我が国においては罪刑法定主義がきちっと守られております。その法定刑を定めるに当たりましては、処罰の対象となるそれぞれの罪の罪責、その犯罪が個人や社会にもたらす被害、危険の内容や程度、その犯罪の動機として類型的に考えられる事由、そ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生おっしゃられたとおり、罪刑法定主義を採用する、民主主義国家は大体そうしておりますけれども、その下においても、それぞれの国によって採用されている内容は、その国の独自の歴史、文化、宗教、そういったものの影響を色濃く受けておりまして、様々でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、平成三年の当委員会における附帯決議以降長い年月が経過して、いろんな経過がございました。まあ当局にこの点、詳細を説明させたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) これは、個々の事件に対応する検察官等が事案に、それぞれ即して判断しているかと思うんですが、一般論として言うと、それはないと思います、そういう配慮は。これをやったら、刑罰は刑罰ということでやっておられると私は承知しております。  最近、私のところへ個別恩...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 今回の改正におきましては、比較的軽い類型の公務執行妨害罪及び窃盗罪等につきまして、罰金刑の新設によって相応の処罰を可能にするものでございますけれども、その一方で、これまで個別の事案において検察官が、あるいは裁判官が自由刑相当としていた判断に影響を与えるも...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ちょっと最後のところが……
○国務大臣(杉浦正健君) そういうケースも額を上げますと出てくると思います。今までも相当ございまして、何でしたら当局に報告させますが、労役場留置ということで、裁判所の言渡しに従って留置されている者は結構おります。
○国務大臣(杉浦正健君) 私も、今度、窃盗罪に罰金刑導入することによって労役場留置が増えるんじゃないかということを心配しております。  これは、窃盗罪というのは、最近はお金持ちの人が万引きするケースもあるようですが、貧しい時代は生活に困って貧しい人たちが盗むということだったんで...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 様々な御意見はおありのところと思います。  労役場は、刑務所や拘置所に附属して設置されているところでございます。現実には、懲役、禁錮受刑者や未決拘禁者と収容する房や作業場所についても区分しております。  御指摘のように、全く別の場所に設置することにつ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) その前に、労役場留置ですけれども、本日現在、数聞きましたら、全国で八百人、約八百人だそうです。ですから、四十七都道府県で八百人ですから、現時点では非常に数は少ないと申しますか、言えると思うんですね。ですから、そういう現実に労役場留置された人の数の動向とい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 荒木委員にお答えする前に、先ほど間違った答弁をいたしましたので訂正いたします。  保護観察所で社会参加活動を実施いたしておるわけですが、この場合には本人の同意を得て実施しているわけでございまして、裁判所の命令ではございませんので、訂正させていただきます...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 御指摘の罰金刑につきましては、人の生命を奪う場合もあるという重みを考慮する一方で、基本的には過失犯であるということや、刑法上の罰金刑の体系を考慮いたしまして、現行の倍額に引き上げるべきと考え、百万円としたものでございます。  これにつきましては、業務上...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) そういうものではございません。今回の法改正による上限額の見直しは、業務上過失致死傷罪等について、あくまでも、従来から罰金刑が相当と考えられている事案のうち、現行の罰金刑の上限額である五十万円では刑罰としてやや軽きに失すると考えられるようなものを対象にして...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 業務上過失致死傷事件の起訴率が低いとの御指摘でございますが、まず、業務上過失致死事件の起訴率につきましてはおおむね六〇%台で推移しておりますので、決して低いとは考えておりません。  一方、業務上過失致傷事件の起訴率はおおむね一〇%程度で推移しております...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 当局の方からいろいろお答えしたとおり、そのような趣旨、つまり今回の改正は自由刑を求めて起訴すべきか否かの判断に困難を伴うような事案について適正な処分、科刑を実現するための刑の選択の幅を拡大したんだということでございますので、その趣旨は今後とも明確にしてい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほども申し上げましたが、法定刑につきましては、社会情勢等の変化でもう絶えず検討加えられまして新しい罪がつくられたりしておるわけでございます。一般論として申し上げれば、懲役刑を含めまして、各種犯罪における刑罰の内容、在り方については、その罪の罪質や他の刑...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員制度は、広く国民の皆さんに裁判の手続に参加を求める、国民の司法参加の一番求められる制度でございます。  現実に、相当多数の国民の皆さんの参加を得る必要がございます。また、国民の負担の公平を図る必要もございます。したがいまして、裁判員候補者等が裁判...全文を見る
04月10日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃったように、昨年、兵庫県や大阪府等の行政書士が戸籍謄本等を不正に取得した事件が発覚しておることについては、関係法務局、地方法務局を通じて把握いたしております。
○国務大臣(杉浦正健君) 先生が申された内容の提言が十二月、昨年の十二月十五日付けで法務大臣のところにも参っております。承知しております。  現在、法制審議会におきまして戸籍法の見直しの審議が始まっております。戸籍謄本等の不正取得に関する罰則は、御案内のとおり、行政罰だけでござ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 戸籍法の見直しの審議を行っておりますので、全般について検討されるものと考えております。
○国務大臣(杉浦正健君) 刑罰化を導入するについては総務省とか関係省庁の協議が要ると思いますが、法制審としても御検討されるものと考えております。
○国務大臣(杉浦正健君) 戸籍法上の過料の制裁規定に該当するものは、偽りその他の不正の手段により戸籍謄本等の交付を受けた者でございますので、依頼した興信所に対し直ちに戸籍法上の過料の責任を問うことは困難だというふうに考えております。
○国務大臣(杉浦正健君) 戸籍法上は過料の制裁規定しかございませんので、罰金を科するわけにはまいりません。
○国務大臣(杉浦正健君) こういうことはあってはならぬことですし、私も士と名の付く職業に加わっておるんですが、信じられないことですが、実際には、例えば建築士さんにもついせんだってございましたし、様々あるところだと思います。  総務省が、まず行政書士会が自主的に努力しろということ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法制審は専門家がそろっておられますので、過去様々な法律の改正等を手掛けておられますので、そういう立場で適切に議論されるものと思っております。  法務大臣、個人、個人としてとおっしゃっても法務大臣でございますので、余り軽率なことは申し上げない方がよろしい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 一般論で申し上げるわけですが、仮に罰金の制度がこれに導入されるといたしますと、いたしますと、教唆した、興信所が教唆したわけですから教唆、あるいは共謀共同正犯としての適用もあるだろうと思います。ですから、まずは罰則の導入が是か非かという点が検討されることと...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ちょっと私には分かりません。
○国務大臣(杉浦正健君) そのようなケースの場合には、法務省としては人権擁護機関が対応することだと思うんでございますが、法務省の人権擁護機関では、結婚とか就職に際しまして身元調査が行われた疑いがある場合には、事実を詳細に調査した上で、その結果を総合的に判断して、身元調査が差別を意...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) そのお答えする前に、先ほど申し落としましたですけれども、法務省の人権擁護機関は現在、先ほど御指摘になった大阪府、兵庫県の事案に関係すると思われる興信所数社からの事情聴取を行うなどの調査をいたしているところでございます。  御指摘の部落地名総鑑でございま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省として回収していることは聞いておりません。今後とも地方自治体等との連携を深めまして、調査を進めてまいりたいと思っております。
○国務大臣(杉浦正健君) 御指摘の点をも踏まえまして調査を進めてまいりたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 一つは、もう二度とこういう事件が起こらないように万全の対応を取ることが基本的に大事だと思います。で、流出した情報については、今のところ、幸いと申しますか、今のところ外部には漏れ出ていないようであります。個人情報の流出によってその流出された方々が被害を受け...全文を見る
04月11日第164回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○国務大臣(杉浦正健君) 法の適用に関する通則法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、国際的な取引等の増加や多様化などの社会経済情勢の変化及び近時における諸外国の国際私法に関する法整備の動向にかんがみ、法例の全部を改正し、財産的法律関係の準拠法の指定な...全文を見る
04月12日第164回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○杉浦国務大臣 先生御指摘のように、代用監獄は冤罪の温床であるという御指摘があることはよく承知しております。先生も一件おありになるようですが、冤罪となった事件の中には虚偽の自白が強要されたものがあるというのも事実でございます。  捜査機関としては、そのような不適正な捜査を行うこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 代用監獄、つまり警察の方で捜査部門と留置部門を分離し始めたのは昭和五十五年以降だというふうに伺っております。警察の方がおられますけれども、例えば留置場の出入りについてはすべて留置主任官の承認に係らしめるとか、食事、入浴、運動等の処遇は留置担当官が取り扱う運用がなさ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘の法制審議会のいわゆる漸減条項でございますが、これはあくまでも新法の運用上の配慮事項を示したものであって、これを法文化することまで求めるものではないと私どもは理解しております。従来、法務大臣もそういう答弁を行ってきております。  加えまして、最近の未決...全文を見る
○杉浦国務大臣 正直言って、私も、先進国であるとは言えないんじゃないかというふうに思います。  韓国は、私も年初に行ってまいりましたけれども、今御報告のあったとおりです。日本の半分ですよね。施設も相当整備されている。私は、拘置所は見ませんでしたが、刑務所は見てまいりました。日本...全文を見る
○杉浦国務大臣 変わっておりません。  あの当時は、先ほどちょっと触れましたけれども、やはり留置場というのは、ひどい留置場が多かったわけです。捜査当局と留置官の分離も行われていない。五十五年から始めたということなんですが、全国津々浦々までできたのはかなり遅いんじゃないかと思うん...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど先生からそれを見せていただきまして、大変懐かしく思った次第でございます。当時の会長は設楽敏男先生、そのもとで副会長を務めまして、この拘禁二法反対運動の担当副会長をいたしましたので、よく覚えております。  ただ、その文章は、プロといいますか、詳しい方がつくり...全文を見る
○杉浦国務大臣 高山委員の御質問にお答えする前に、細川先生、質問がなかったものですから答えられなかったんですが、ちょっと補足を……(発言する者あり)  では、まずお答えをした上で。  刑務官には、被収容者の人権に関する理解を深めさせなきゃならない。並びに、被収容者の処遇を適正...全文を見る
○杉浦国務大臣 公権力の行使につきましては、行政事件訴訟法や行政不服審査法等に規定されております。一般に、公権力の主体である国または地方公共団体が行う行為のうち、その行為によって直接国民の権利義務を形成し、またその範囲を確定することが法律上認められているものとされております。 ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど、細川委員の質問に対して補足で申し上げたのですが、この条項を発動して刑務官が制止する例というのは、一〇〇%ないとは言えないと思うんですが、まあ、弁護士との関係ではほとんどあり得ないことだと思います。  ただ、この条項を設けておきませんと、二例ほど副大臣が話...全文を見る
○杉浦国務大臣 取り調べの可視化は、捜査に関することでございますし……(発言する者あり)
○杉浦国務大臣 この弁護士の接見交通の問題とは違うと思うんですね。弁護士の部分を除いてもいいんじゃないかというのは、御意見としてはあり得ると思うんですけれども、事後やればいいんじゃないかと。けれども、一件そういうことがあったわけですし、めったに、一〇〇%ないと言い切ってもいいかも...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生、わかった上でおっしゃっていると思うんですけれども、取り調べの可視化は、これはこれで検討すると申し上げておりますし、いたしてもおるわけなんですが、これは、弁護士の接見交通にかかわる秩序の問題でございますので、ちょっと、こっちをあれするからこっちをどうしようとい...全文を見る
○杉浦国務大臣 めったにない、ほとんどあり得ない話だと言っていいと思うんですけれども、たまたま窓があります。横二十五センチ、縦十センチぐらいですかね。私は接見に何百回も行っていますが、気がついたことはないんですが、たまたま通りかかった刑務官がその窓から、例えば携帯電話でやっている...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのとおりでございます。
○杉浦国務大臣 刑務官等の責任の範囲内で、例えば弁護士と被収容者が秘密交通を行っているのをウオッチする立場にいるわけでありますが、たまたまそういう状況の中でそういう事実を認知した場合にどうすることができるかという、これはその規定でございますので、一般的な責任と、その責任をどうやっ...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのガラス越しにちらちら見る行為というのは、弁護士の秘密交通権に影響を与える行為でございますから、厳重に禁止しておりますし、そういうことはやっちゃいけないと指導もいたしております。  たまたま通りすがりに見ることは、あり得ない話ではございません。
○杉浦国務大臣 私は、弁護士で何百回と小菅へ行っておりますが、その窓の存在も気がつかないほどでございました。  弁護士と被疑者は、だれの目も届かないところで本当に真実について話し合う、被疑者の意思も聞く、それに影響を与えるような行為は絶対にさせてはならないし、現に拘置所でもそう...全文を見る
○杉浦国務大臣 刑事訴訟法第三十九条でございますが、「身体の拘束を受けている被告人又は被疑者は、弁護人又は弁護人を選任することができる者の依頼により弁護人となろうとする者と立会人なくして接見し、又は書類若しくは物の授受をすることができる。」先生の言葉の表現があれですが、そののぞき...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのとおりでございます。
○杉浦国務大臣 のぞき窓から、ちらちらという表現は別ですが、監視、中を見るという行為は、接見交通権を妨害する行為だと思います。
○杉浦国務大臣 まず、未決拘禁者から弁護人への信書の件でございますが、刑事訴訟法は、未決拘禁者と弁護人との間の外部交通のうち、接見については秘密交通権を保障しておりますけれども、信書の授受についてまで秘密交通権を保障しておらず、むしろ法令で、罪証の隠滅等を防ぐため必要な措置を規定...全文を見る
○杉浦国務大臣 そういうことではございません。そういう、弁護士さんに対する不信に基づくものじゃございませんで、未決拘禁者が弁護人等に発する信書について第三者に転々流通するおそれがあるということは、弁護人が未決拘禁者から受けた信書を第三者に交付することについて、原則として規制を受け...全文を見る
○杉浦国務大臣 一番典型例としては、罪証隠滅等の内容の信書、手紙が出された場合でございますが、罪証隠滅等が起こる結果を防止するということは公益性の高い要請でございまして、事前に防止すべきものであることは当然のことでございます。そういうことによって、信書を第三者に交付することによっ...全文を見る
○杉浦国務大臣 弁護士が罪証隠滅行為を行ったとして懲戒された例はないわけじゃないことは、先生も御承知のとおりだと思います。弁護士は被疑者と秘密接見交通する権利を持っています。弁護に当たるために会って、話をいろいろ聞いて対応するわけでございます。そこでも罪証隠滅等を頼まれたりするこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 デュープロセスの保障というのは、刑事訴訟手続に課された一番大きな保障です。私も、国選弁護を初めとして刑事弁護を随分やりましたけれども、被疑者との話し合い、こちらを信頼してもらって思う存分言ってもらうことが大事ですから、罪証隠滅にかかわりそうな話も際どい話も随分聞く...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃることはよく理解できませんけれども、秘密交通の場においては、一対一の話、あるいは二対一もあるかもしれませんが、弁護人自身が判断できることです。その職責に従って処理されればよろしいことなんですが、手紙ということになると、形として残ります。弁護士以外の方...全文を見る
○杉浦国務大臣 秘密交通の場で話をした、メモをとった、そのことは一にかかって当事者の責任でございます。  ところが、手紙という第三者に渡る可能性がある形で漏れ出て、その結果、罪証隠滅の結果を生じたということになりますと、弁護士さんの判断も入らない、チェックも受けない形で、結果と...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生にお伺いしますが、弁護人あての手紙は自由に出せるといたしましょう。弁護人が受け取って、その中身を検査して、点検して、外へ漏らさないという担保はございますか。(枝野委員「失礼だよ、質問していいんですか、質問に答えていないし、そういう議論はしていない」と呼ぶ)
○杉浦国務大臣 あくまでも罪証隠滅等の結果を防止するのが非常に大切であると考えております。  罪証隠滅の結果を生ずるおそれのある記載など不当な内容の記載の有無につきましては、弁護人等の判断が常に刑事施設の長の判断と一致するものではないということにかんがみますと、御質問があったよ...全文を見る
○杉浦国務大臣 一般的なことは先ほど申し上げたとおりなんですが、この信書の点検はずっとやっておりまして、いろいろなケースがあるようでございますので、当局から具体的なおそれ、例について説明させたいと思います。(枝野委員「だめです、入れていませんから」と呼ぶ)
○杉浦国務大臣 弁護人の方が解読できないような暗号とか、そんなものを用いて現実に罪証隠滅行為を行ったケースもあるようでございます。そういった弁護士の方がその職責によってきちっとチェックできる担保は、暗号なんか使われるとないわけでございますから、そういう例もあるということで、今まで...全文を見る
○杉浦国務大臣 手紙の特性というのは、形になって残るという点でございましょう。さまざまなケースがあるようで、今まで長きにわたって、被疑者等が出す文書はチェックして罪証隠滅等の予防を講じてきたわけで、それはそれなりの理由がある。  当局を登録していただけなかったので具体例がどうこ...全文を見る
○杉浦国務大臣 刑事訴訟法上の接見には、電話による通信は含まれておりません。未決拘禁者には、現行法上、電話による通信を行う権利はないと解されています。  そのために、現在の実務におきましては電話による通信は認められていませんけれども、公的被疑者弁護制度や裁判員制度の実施などの刑...全文を見る
○杉浦国務大臣 電話による通信についてでございますが、訴訟法上の権利ではございませんけれども、未決拘禁者と弁護人等との間でなされるものであることは間違いございませんので、そういう事情にかんがみますと、その秘密交通性には最大限配慮する必要があると考えており、例えば、その通話内容を傍...全文を見る
○杉浦国務大臣 事前通告のない御質問でございますが、先日、矯正局長が答弁で申しておったと思いますが、もし今の警察署にございます留置施設に対応するだけの拘置施設を全国につくるとすれば、数千億の投資が必要であり、それに対応した人員の配置等も要する等、膨大な財政負担があるということを申...全文を見る
○杉浦国務大臣 被疑者を勾留する場所につきましては、裁判官が具体的事件をもとに、諸般の事情を総合的に考慮して決すべきものとされておるところでございます。  現実問題として、拘置所、刑務所から始まって過剰収容状態が継続しておりますし、そういう制約もあるという中で、先生のおっしゃっ...全文を見る
○杉浦国務大臣 一般的に、そういう法律上の規定を設けることが適切かどうか、検討する必要があると思います。  ある裁判官経験者の議員の方が、かつては、つまり過剰収容以前の段階では、裁判官は、判断に際して、どこへ収容したらいいかというところまでも決めたものだけれども、その方はもう十...全文を見る
○杉浦国務大臣 事前通告がございませんでしたので、確かめておりますが、確かめて、正しいかどうかがわかりませんですけれども、さあ、そういうことは書いてあったかどうか、何回も読んでおりますが、即答はいたしかねます。
○杉浦国務大臣 いろいろな方の御質問にお答えしてまいったとおりですが、私としては、そういう事態も一〇〇%起こり得ないわけではございませんから、設けることが適当だと思っておりますが、これは、法律は国会がお決めになることでございますから、国会の御判断でということであれば別でございます...全文を見る
○杉浦国務大臣 承知いたしております。
○杉浦国務大臣 厳しい財政状況の中でございますが、収容者の増加する中で、極力刑事施設の増強に努めてまいっております。
○杉浦国務大臣 そのとおりでございます。
○杉浦国務大臣 先生御指摘の昭和五十五年に法制審議会からちょうだいいたしました答申の趣旨でございますが、本来刑事施設に収容することが相当と判断される者について、刑事施設の収容能力の不足から留置施設に収容せざるを得ないという事態が現に存し、あるいは、そのような事態が生じるおそれがあ...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点につきましては、歴史的経緯もございますから、当局から答弁させたいと思います。
○杉浦国務大臣 まず、全国津々浦々にきめ細かく設置されている警察署の建物の近隣に新たな拘置所を設置することは、極めて厳しい財政事情のもとで、極めて困難である、矯正局長がどなたかの御質問に答えたとおり、莫大な投資を要しますし、人員の増も必要となるということでございます。  留置施...全文を見る
○杉浦国務大臣 法制審の御意見は御意見として、現実にちょうだいしたものは生きております。
○杉浦国務大臣 どちらが原則でどちらが例外という関係にはないと思いますが、個別事案に即して判断されるべきことだということでございます。
○杉浦国務大臣 刑事施設が現実的に足りないという現実を踏まえまして、そういう表現になったんだと思います。
○杉浦国務大臣 法律としてはそうなっておりますが、そういう御理解をされることは自然なことかなと思っております。法律としては、どちらが原則でどちらが例外ではございません。
○杉浦国務大臣 代用刑事施設が現在の刑事司法において重要な役割を果たしている、そういう現実を踏まえまして、その存続を前提としてこの法律はつくられておるわけでございます。  ですから、その御理解が間違っているとは申しませんし、私のかつてからの取り組みからすればそうでございますが、...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のとおり、国際人権規約委員会から平成五年及び平成十年の二度にわたりまして、代用監獄制度が分離された当局の管理下にないため、被拘禁者の権利が侵害される可能性があるとの見解が示されております。  今回の法整備では、捜査と留置の分離を法律上も明記する、今警察...全文を見る
○杉浦国務大臣 今の御答弁を伺っていて、そういうふうには受け取れませんでした。いろいろとお考えになっておられるというふうに受け取りました。
○杉浦国務大臣 個別のケースに応じて裁判官がいろいろな状況を総合判断してお決めになっておられると伺いましたので、全く代用監獄について関心をお持ちではないということは言えないんじゃなかろうかと思うわけです。
○杉浦国務大臣 前から私が申し上げているのは、理想論は別といたしまして、先生御指摘の法制審議会のいわゆる漸減事項というのは、あくまでも新法の運用上の配慮事項を示したものであって、これを法文化することまで求めておられるものではないと思っております。  加えて、最近の未決拘禁者をめ...全文を見る
○杉浦国務大臣 立法論としてはいろいろな御意見があり得ると思うんですが、十分に慎重に検討すべきことだと思います。  とりわけ、先ほど最高裁からも御答弁ありましたように、被疑者を勾留する場所については、裁判官が具体的事件ごとに諸般の事情を総合的に考慮して決しておられる、裁量に属す...全文を見る
○杉浦国務大臣 いや、立法論として、御意見としてはさまざまあり得るということは申し上げたわけでございますが、それを定めるについては、基本的には、もちろん国会がお決めになることではありますけれども、慎重に検討すべきことだと思っております。
○杉浦国務大臣 私どもは前半と後半を分けて考えておりませんで、施設の増設及び収容能力増強に努める、そのことによって被勾留者を刑事留置場に収容する例を漸次少なくすること、こう思っておりまして、そう解しております。
○杉浦国務大臣 刑事施設法案につきましては、三度にわたって国会に提出されておりますが、その廃案を求める意見も強かったため、審議の過程などにおきまして、法案の成立を目指すための方策としてさまざまな対応が検討され、その方策の一つとして、いわゆる漸減条項の趣旨を何らかの形で明らかにでき...全文を見る
○杉浦国務大臣 ともかく二十五年の経過がございますので、その間さまざまなことがあったことは考えられると思います。  私が当初の反対運動のときにあった案にはございませんでした。当時の日弁連、弁護士会と政府、全面対決でございまして、一番最初の案が結局つぶれたわけですけれども、その過...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのあたりの経過は私は存じませんけれども、あり得る話ではあると思います。ただし、法務省の方で、では、ここへ落としてくれという話を出される際にそういう要綱まで落とした形で示されたかどうか、それは私の知るところではございませんし、法務当局に聞いても、そこまではやってい...全文を見る
○杉浦国務大臣 二十五年の経過があります。先輩でいらっしゃるようなんですが、初期のころかかわられたようなんですが、さまざまなやりとりがございましたから。  ただ、法務省としての公式な資料その他にはないようでありますし、話し合いの中で、とにかくすごいやりとりがありましたから、法務...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど来御答弁申し上げておりますように、いわゆる漸減条項が、過去の法律案、三つ出たようですが、その中の附則に盛り込まれていないということは御答弁申し上げたとおりでございます。  法務省としては、何回も御答弁申し上げておりますように、いわゆる漸減条項の趣旨を法的拘...全文を見る
○杉浦国務大臣 法務省としては、法的拘束力を有する附則に盛り込むことは好ましくないと考えておりますけれども、立法府であります国会の御判断でつけられるということであれば、これはやむを得ないことだと承知しております。
○杉浦国務大臣 私、鴨下さんを存じ上げませんし、機会があればまた、私も一番二十五年前にはかかわった人間ですから、お話を伺ってもいいなとは思っております。
04月14日第164回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○杉浦国務大臣 委員の四月十二日付私あての書簡は、ちょうだいしまして、拝読もいたしております。国会議員として正当な活動をされている委員に対しまして、今御指摘になり、書簡にあるような事態が生じているといたしますと、甚だ遺憾な状況であると考えております。  法務省といたしましては、...全文を見る
○杉浦国務大臣 現在、事案については裁判が行われております。裁判においては、起訴事実に対しまして、事故の可能性も含めて審理が続いていると承知しております。法務省におきましても、可能な範囲で、必要に応じ、調査を実施してまいりたいと考えております。
○杉浦国務大臣 漸減条項を設けるべきであるという修正案については、これは国会における御判断にかかわると思っております。  何度も御答弁させていただきましたが、御指摘の昭和五十五年に法制審が答申した要綱の趣旨は、本来刑事施設に収容することが相当と判断されるような者について、刑事施...全文を見る
○杉浦国務大臣 私が委員会で述べた考えに変わりはございませんが、私は財政措置をできる立場にはございません。内閣として、これからも、今までも、ここ五、六年は刑事施設の増強のために多額の国費を投入しておりますし、そのように要請しておりますが、先日来、矯正局長が何回も答弁しておりますと...全文を見る
○杉浦国務大臣 できもしない理想を語るのは無責任だという批判は甘んじて受けますけれども、理想は理想として語ったわけでありますが、法務省としても、これまでも未決収容者の定員増加に努めてきております。答弁において、局長から申しましたし、私も申し上げたようなさまざまな努力をいたしておる...全文を見る
○杉浦国務大臣 最大限の努力を尽くしてまいります。
○杉浦国務大臣 未決拘禁者は、捜査の対象とされ、または被告人として、裁判の当事者としての地位を有しておるわけでございます。  したがって、その処遇に当たりましては、一方においてその防御権を十分に尊重しながら、他方で、逃走及び罪証の隠滅を防止するという刑事訴訟手続上の公益を万全に...全文を見る
○杉浦国務大臣 現在の刑事施設における職員構成からいたしますと、女性の被収容者の処遇に当たる職員をすべて女子の職員にすることは不可能でございます。また、将来におきましても、これを実現することは極めて困難でございます。したがって、御意見のような規定を法文上に設けることは、いわば不可...全文を見る
○杉浦国務大臣 未決拘禁者が弁護人等との間で発受する信書につきましても、罪証隠滅の防止などの収容目的や施設の規律、秩序を維持する観点から、現行監獄法がそうでございますように、その内容の検査を行う理由があると考えております。  しかしながら、他方で、弁護人等との間で発受する信書は...全文を見る
○杉浦国務大臣 秘密交通権というのは、弁護人が被告人の弁護を行う、そういう基本的な信頼関係をつくり上げ、弁護人と被告人あるいは被疑者との間で真実の究明に向けた内容についての真実の交通を行うという意味で大変重要なものでございます。  今度の改正においても、さまざまな御議論はござい...全文を見る
○杉浦国務大臣 この法律案は、秘密交通権を十分に尊重するということを前提としてでき上がっているものと思っております。
○杉浦国務大臣 秘密交通権の問題については、それぞれの、いろいろな方の立場から、さまざまな御議論があることは十分承知いたしております。  私としては、秘密交通権を十分尊重した上で、法文上、さまざまに、明確にする努力はされているというふうに思っておりますけれども、最終的には、この...全文を見る
○杉浦国務大臣 民主党において可視化に関する法案を提案されているということは承知しております。この件については、国会において御判断されることであると思います。  なお、司法制度改革審議会等でもさまざまな意見がございまして、取り調べ状況の録音、録画等可視化問題については、刑事手続...全文を見る
○杉浦国務大臣 重ねての御答弁になりますけれども、提出法案については国会で御判断されるべきであると思います。  先ほど申しましたとおり、私どもも検討しておりますし、司法制度改革審議会のさまざまな意見がございました。取り調べ状況の録音、録画等につきましては、刑事手続における被疑者...全文を見る
○杉浦国務大臣 一つの考えであり、重要な御指摘であると思っております。
○杉浦国務大臣 この条文の表現は、局長が申したとおり法技術的なものであって、委員の御指摘のような意図は我々には全くないということは申し上げられます。
○杉浦国務大臣 国会は立法機関でございますので、国会がお決めになられたことはそのまま法文になるわけでございますが、私どもとしては、法技術上の問題で、局長が答弁したとおり、共通見出しということで適当であると考えております。
○杉浦国務大臣 御指摘のような意図は、私どもは全く持っておりません。
○杉浦国務大臣 これは法技術上の問題でございまして、矯正局長の御説明したとおりだと思います。
○杉浦国務大臣 先生のような御指摘は、全くございません。
○杉浦国務大臣 方針を転換したわけでは全くございません。矯正局長の説明がもう少し詳細になされたら御理解いただけるかと。法技術上の問題で、一本化して出させていただいたということでございます。
○杉浦国務大臣 原則と例外ということではないということは再三答弁させていただいておりますが、被勾留者を収容する業務は裁判の執行としての性質を有するものでございまして、本来的に国が行うべき事務としての性格を有しております。  他方で、被勾留者を収容する業務をすべて国が行うことは現...全文を見る
○杉浦国務大臣 矯正局長が先ほど答弁したことを繰り返すことになりますけれども、この二つの条文はいずれも留置施設に関する規定でございますことから、これらの内容を簡潔に表現する共通見出しとして、十四条の前に「留置施設」という見出しを付したものでございます。
○杉浦国務大臣 矯正局長が申したとおり、間違いございません。先生のおっしゃるとおりです。
○杉浦国務大臣 先ほど、高山委員の御質問に対してるるお答えしたとおりでございます。十四条、十五条は、いずれの条文の内容も留置施設に関するものでございます。それに着目いたしまして共通見出しとしては「留置施設」という見出しをつけたものでございまして、だからといって、条文の内容やその趣...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘になった事項は、すべて検討事項に入っております。  近年、刑事事件において被収容者が増加いたしまして、過剰収容の状態が継続している、また、犯罪者の再犯防止とか社会復帰の促進が大きな課題となっていることを踏まえて、刑事施設に収容せずに施設外で有効な監視...全文を見る
○杉浦国務大臣 附則に規定するかしないかは国会でお決めいただくことなんでございますが、それにかかわらず、その法制審の答申の趣旨に沿いまして最大限の努力を尽くすということは、再三御答弁させていただいておるとおりでございます。努力をいたしてまいります。
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえまして、適切に対処してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。     —————————————
04月18日第164回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○杉浦国務大臣 そのアンケートでございますが、日本弁護士連合会から矯正局長に送付されてまいったものを拝読しております。  七十九名の確定者にアンケートを出されまして、五十八名から、七割強ですか、回答を得たということでございました。多くの死刑確定者の考え方、感じておられることがよ...全文を見る
○杉浦国務大臣 今度、衆議院を通って、参議院に送付されましたが、新法が施行されることになりますと、処遇が変わる部分もございます。できる限り人権上の配慮をしなきゃならないと思いますし、いろいろ御意見ございましたが、可能な限り拘禁感の軽減を図るというようなことも考えていかなきゃいけな...全文を見る
○杉浦国務大臣 アンソニー・ポーター氏の件は承知しております。  それから、アメリカにおける拘禁の状況、州ごとに違うようでありますけれども、おおむねほかの勾留者と同様の状況といいますか、交通状況に置かれておるようでありますし、韓国においてもどうもそれに近い状況のようでございます...全文を見る
○杉浦国務大臣 私も実情を調べてびっくりしたんですが、学生が犯人を捜し出しちゃったんですね。大したものだと思います。  基本的に、事案に応じて、具体的、個別的に判断されることなんですけれども、例えば、大学生が面会することができるかどうかということなんですが、死刑確定者の再審請求...全文を見る
○杉浦国務大臣 今度の法律で、今申し上げた点、そのほか、面会等の事由が拡大されております。その運用の問題になると思いますので、収容者の心情の安定とか、あるいは再審とか、さまざまな面で配慮していく方向で、運用の問題ですから、検討したいと思います。
○杉浦国務大臣 何か、みのもんた氏の番組でそれが流れて、私も地元へ帰ったらいろいろ聞かれたんですが、そういう、特会にしなくてもよかったと思いますよという発言をしていますが、一連の答弁の中のほんの一部でございまして、登記特別会計は無駄だからやめた方がいいとは一言も言っておりません。...全文を見る
○杉浦国務大臣 どのように答弁申し上げたか、委員会記録を確認しないといけませんが、法務局の仕事はコンピューター化の仕事だけじゃありません。登記の審査もあるし、さまざまなほかの仕事をしていますから、登記特会をつくったために、手数料収入が一方収入に上がる、一般会計から繰り入れが起こる...全文を見る
○杉浦国務大臣 登記特会を設けたのは平成何年ですか、その当時の大臣、法務省の判断として……(高山委員「それは全然違う質問ですよ」と呼ぶ)いやいや。それで、みのもんた氏の番組で、法務省の方が、役所の者が、あれは大臣の個人の見解ですと言ったようですが、それはそのとおりでございます。 ...全文を見る
○杉浦国務大臣 議事録を精査していただければおわかりだと思いますが、法務省として、受益と負担の関係を明確にする上で登記特会を設けてやってまいったという答弁はしていると思うんです。それで、御質問に、それならば、そういう説明の中で、そもそも登記特会はなくて、そういうことができればいい...全文を見る
○杉浦国務大臣 八百二十二条所定の懲戒場に該当する施設として、戦前は、例えば少年教護法による教護院が存在しておりましたが、戦後、昭和二十二年ですが、児童福祉法の制定に伴い少年教護法が廃止されたため、現在のところ、民法所定の懲戒場に該当する施設は存在していないと承知しております。
○杉浦国務大臣 その当時の状況はつまびらかにはわかりませんが、戦後、懲戒場に当たる各施設が廃止されまして、民法所定の懲戒場とはリンクしない施設、制度、児童福祉法による教護院、現在は児童自立支援施設となっておりますが、及び少年院法による少年院として改変されたわけでございます。  ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりでございます。
○杉浦国務大臣 私も、先生が質問事項に挙げられたので改めて認識した面があるわけなんですけれども、この懲戒場の規定が戦前あって、戦後に大変革後の民法に引き継がれたという事情は、当時の事情はよく存じませんが、民法の親権の行使としての懲戒権の存在、今もあるわけですけれども、その実効性あ...全文を見る
○杉浦国務大臣 調べてもらいましたところ、戦後、児童福祉法の制定で懲戒場という施設がなくなった後は家裁への申し立てはなかったようでございます、許可の。  ニート対策というお話がございましたが、ニートといっても具体的状況はさまざまでございまして、懲戒権の行使が適当でないものも少な...全文を見る
○杉浦国務大臣 戦後六十年間、この法律改正後も設置されなかったわけです。そういう現実がございます。法制度として合理性がないとは言えないということは先ほど申し上げたとおりで、民事局長もそういう趣旨の答弁だと思いますけれども、設置するかどうかは、民事局長の言ったことも含めて慎重に検討...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど民事局長が答弁いたしましたように、今厚生省からも御説明がありましたが、有料老人ホームの入居に際して入居者が支払う一時金に関する法律関係は、入居者と有料老人ホームとの間で締結される個々の契約によって規律されておりまして、一時金が敷金に当たるか、一概にお答えする...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど答弁したとおりでございます。
○杉浦国務大臣 被害者の方々何人かとお目にかかりまして、議員の方が御案内くださったんですが、陳情がありました。皆さん方の要望は、ひき逃げの罪そのものを重くしてほしいという趣旨でございました。いろいろ事情をお伺いすると、確かに気の毒です。  検察と申しますか、危険運転致死傷罪、飲...全文を見る
○杉浦国務大臣 検察、警察当局から答弁があったとおり、その事態は双方認識はございます。法技術、いろいろございますが、前向きに検討が進んでいくと思いますし、そのように努力してまいります。
○杉浦国務大臣 先生の御質問の前半の部分については、違法行為には厳正に対処する必要があると思っております。  後半の部分は、河野副大臣が担当してやっておりますので、河野副大臣から。
○杉浦国務大臣 刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  近年、公務執行妨害罪や窃盗罪、特に、成人による万引き事犯の検挙件数が急増しており、これらの罪に対しましては、一方で、相応の刑罰を科して同種事犯の再発を防止する必要がある反面、...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○国務大臣(杉浦正健君) 確かに、先生のおっしゃるとおり、一般社会には法例といいますと国際私法の適用に関する法律だというふうに認識されているのは間違いないと思います。法例という意味は、元々、法の適用の通則を定めたものを意味する言葉なんですが、実態としては、三条以下、国際私法に関す...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生がおっしゃった国際的な商取引、今国際化が進んでおりますが、そういうものに対していかなる法が適用されるかという点につきましては、国際的な法適用の調和という観点、先生御指摘ございましたが、そういう観点から、可能な限り適切な準拠法が決定されることが重要であ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 現行法例の規定は一般的で抽象的なものとなっております。監獄法もその例だと思いますけれども、従来、したがいまして、解釈を柔軟に行って運用をしてまいりました。  総じて言えば、それぞれの事案に適した適正な法の適用が確保されてきたものと考えられますけれども、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) アメリカがアメリカの法制をそんなに押し付けているという印象は受けません。受けませんが、しかし、例えば取引、金融にしても何にしても、もう国境を越えていますですよね。もうどんどん、これは途上国であろうと先進国だろうともう関係なく国境を越えて進み始めておるわけ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 三菱商事のような大企業に限らず、国際取引をされる方々はおおむね準拠法について合意をされているのが通常であるということは承知しております。それは、国際的な民事法上の法律関係が生じた場合には必ず準拠法の決定という問題が起こる、これはもう当然のことなんですが、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法的といいますか、中身については局長に答えてもらいますが、国際私法、私、私法を取っておりませんけれども、選択で、取りませんでしたが、あれ、試験問題、出しにくいんじゃないですかね。試験問題としては余り適切じゃないんじゃないかと。勉強すればいいわけで、だから...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほど副大臣から一部答弁したところですが、法律の英語訳が我が国の場合極端に後れております。憲法は元々英語で作られたんですからきちっとしたのがあるわけですが、ほかの法律となりますと、もうりょうりょうたるものです。  これは各法律を所管する各省庁が取り組ん...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 一連の規制改革におきましては、先生のおっしゃるトップダウン方式といいますか、そういう形で検討されて、規制改革会議で検討したことを下ろして推進するという方式が取られていることはそのとおり、おおむねそのとおりだと思いますし、この債権譲渡の準拠法に関して先生い...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) なぜ遅れたかという点ですね。  先ほど来の議論の中でも申し上げておると思いますが、現行の法例というのは明治三十一年に制定されたものでございますが、一般的、それから抽象的なものであるために、制定以来長い間、基本的には柔軟な解釈を行うということで適切な運用...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法科大学院制度は文科省の所管で法務省ではございませんので、法科大学院における国際私法の教育の実態とか教育の在り方について責任を持ってお答えする立場にはございませんですけれども、経済の国際化とかグローバル化が進んでいる現状におきまして、法科大学院の教育にお...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 一九八〇年にECにおきまして契約債務の準拠法に関する条約が採択されました。いわゆるウイーン条約と言われているものでございます。私どもの今回の改正もウイーン条約、失礼しました、ローマ条約でございました、これを基礎とさせていただいております。それを皮切りにい...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま可決されました法の適用に関する通則法案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。ありがとうございました。
○国務大臣(杉浦正健君) 委員長の触れられました二法律案につきまして、一括してその趣旨を御説明申し上げます。  現行の組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律は、詐欺、出資法違反といった、いわゆる財産犯等の犯罪行為によりその被害を受けた者から犯人が得た財産等である犯罪...全文を見る
04月20日第164回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○国務大臣(杉浦正健君) 委員御指摘のとおり、犯罪被害者等基本法が成立いたしました。そこでは、国が犯罪被害者等のための施策を総合的に策定し、実施する責務を有することをうたっております。画期的な立法であったと思います。そこで国が講ずべき種々の基本的施策を先生御指摘のとおり定めており...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生が御指摘なさったような様々な制度が諸外国にございます。この基本計画、閣議決定された基本計画におきましても、経済的支援については内閣府に経済的支援に関する検討会を設置してそこで検討することになっております。そこにおいて様々な角度から検討がされると思いま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 確かに、被害者に知らせるということ、大変大切なことだと思います。官報は余り読みませんが、今はホームページがございまして、これは割合、法務省の場合ものぞく人が多うございます。  そういうこともございますし、具体的な事件に応じていろいろと考えられると思いま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法律は原則を決めるわけでございますので、御懸念の点が実際施行する場合にないように、様々な工夫をしてまいりたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 様々な工夫を検討してまいりたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 法律の建前、原則を申し上げたわけでございます。没収、追徴の裁判及びその執行等の効果は、それを犯罪者に帰属せしめないで国に帰属させるというところにございます。本来そういうものをこの法律で犯罪被害者のために戻していこうという趣旨でこの法律をやるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法制審でも様々議論があったようでございまして、立法論としてはいろいろあり得ると思うんですが、この法律は、民法の大原則、被害者は加害者に対して直接に違法行為に基づく損害賠償請求権を行使すると、国はちょっと外にいると、第三者的立場にいるという原則の例外として...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま議論になった部分にも関係してまいりますが、現行の組織的犯罪処罰法は、財産犯等の犯罪行為によりましてその被害を受けた者から犯人が得た財産、押収されるわけですが、そういう財産等でございます犯罪被害財産につきましては、その没収、追徴を禁止しております。...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御指摘のとおりでございます。  この今回の法整備は先ほど御説明したとおりでやることになったわけでございますが、組織的な犯罪とかマネーロンダリング等の事件におきましては、犯人からもう確実に犯罪収益を剥奪するということが重要でございまして、検察を含む...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 制度を設けることができることになったわけで、設けない場合もあるわけですが、この制度は支給手続全体を見ますと破産手続に似ている面もございます。もちろん破産手続は違いますが、似ている面もございます。  例えば、給付金の支給を受けるべき者に支給を受けるべき額...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 犯罪被害者の問題は前々から問題になっておったんですが、遅々として国の対応は遅れておったんですが、私の弁護士会の同僚弁護士で岡村勲先生という方が山一事件の関係で奥様を殺されるという事件が起きまして、岡村弁護士がもう生涯を懸けて動き始めまして、被害者の方々と...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私の考えは河野副大臣と全く同じでございます。河野大臣がこの問題について非常に熱意を持って取り組むというお考えでございますので、河野副大臣にお取り組み賜っております。
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほど河野副大臣が申し上げましたとおりの状況があります。最高裁の判決、様々な地方議会の御要請等がございます。一方、上限金利の在り方につきましては、最高裁の御指摘、御意見もございますが、経済・金融状況とか貸金業者の業務の実態等も勘案して検討する必要があるも...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 犯罪の被害に遭われた方やその御家族というのは、被害で大変苦しまれると同時に、その後も様々な面で苦しんできておられるということは前々から言われておったわけですが、国の立場でそういう方々に支援の手を差し伸べる、被害者の立場に立った刑事訴訟手続を考えるというこ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 例えば暴力団の犯罪、組織的な犯罪が挙げられると思いますが、例えばその暴力団に行われた恐喝事件、組織的に行われたといたしますと、被害者はその暴力団からの嫌がらせですとか報復を恐れて、自分から損害賠償請求権を行使することをためらう可能性があると認められるケー...全文を見る
04月21日第164回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○杉浦国務大臣 重罰化と言えるかどうか、先生のおっしゃっている意味はわからないわけではありませんが、ちょっと首をひねるわけですけれども、今刑事局長が御答弁したように、これまで自由刑しかありませんから、起訴すべきかどうか判断に困難を伴うような事案について、より適正な処分、科刑の実現...全文を見る
○杉浦国務大臣 もちろん、先生のおっしゃるとおり、濫用されてはならないものでございます。先生がおっしゃるとおり、国家権力の行使は抑制的でなきゃならない。デュープロセスを柱とする法治国家においては、もう当然のことでございます。一方において、例えば、警察官の職務執行は、犯罪抑止のため...全文を見る
○杉浦国務大臣 確かに、先生御指摘されるとおり、今確認しましたら、略式請求、罰金を含めて一割という数字でございますので、いささか低いかなという印象もないわけではございませんが、先ほど局長が答弁しましたとおり、重いものはきちっとやっているんだと、きちっと。  ただ、被害感情が全く...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘の点が問題であることは認識しております。  その前に、一般論でございますが、事故を起こして逃げたからといって、いわゆる危険運転致死傷罪が一律に適用されなくなるものではございません。ただ、本人が出頭したときには酒気はさめておりますので、酒気帯びで運転し...全文を見る
○杉浦国務大臣 確かに、先生のような印象といいますか御意見もあり得ると思いますけれども、刑法では、罰金等の言い渡しをするときには、その言い渡しとともに、労役場留置の期間も定めて言い渡さなければならないといたしております。法定期間は、一日以上二年以下の期間となっております。そして、...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。     —————————————
○杉浦国務大臣 犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  近年のグローバリゼーションの進展に伴い、犯罪行為が容易に国境を越えるようになり、犯罪組織による国際的な犯罪が頻発しております。ま...全文を見る
04月25日第164回国会 衆議院 法務委員会 第20号
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○杉浦国務大臣 この法案が成立するまでは、我が国は、国際組織犯罪防止条約、既に国会で御承認済みでありますが、それに附属する人身取引に関する議定書、それからサイバー犯罪条約、これも国会で御承認いただいておりますが、それを最終的に締結することができません。国際組織犯罪防止条約につきま...全文を見る
○杉浦国務大臣 そういう報道が散見されますので、正しく理解されていないなというふうに感じます。御指摘のような場合に、この法案の共謀罪が成立する余地は全くありません。全くありません。マスコミの方にもう少し正確に理解していただこうと思って、私も、記者会見で詳しく御説明したこともござい...全文を見る
04月25日第164回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○国務大臣(杉浦正健君) 先生の諸外国の立法例等を参考にしながら総合検討すべきだというお考えには同感でございます。犯罪被害者等のための施策につきましては、御案内のとおり犯罪被害者等基本法がございます。それに基づきまして、昨年十二月に犯罪被害者等基本計画が閣議決定されたところでござ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 五菱会なんかは典型的な例ですけれども、被害に遭われる方々が支給手続に参加されない可能性もあり得るわけで、支給手続でその皆様方の安全に配慮することが必要だということはもう委員御指摘のとおりだと思います。  したがって、本制度の運用に当たりましては、申請さ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 今、局長が申したように、基本的には被害者の方をできるだけ発掘をしてお返しするというように努力することが基本だと思います。  もし、運用の結果、相当剰余金が出るという場合が将来出てまいることも考えられないわけじゃないんですが、そのお金をどう利用するかと、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) この法案そのものは五菱会事件をきっかけにして、どう被害者に対する回復措置をとるかということが直接の契機になって出発したわけですが、先生御指摘の様々な問題があることは間違いないと思います。  滞納処分が優先するのはどうかという点、そして先ほど局長が御説明...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、今回の新しい制度の創設は画期的なものだと思います。本来ならば、被害者が民事手続に基づいて加害者、まあ五菱会なら五菱会に請求すべきものなんですね。まあ現に訴訟も幾つかありますが。その手続を省略をして、検察官がしかるべき措置をとって犯罪財...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) まだそこまで考えておるわけじゃないんですが、ただ、これ生まれた以上動かさなきゃいけません。どれぐらい事件数になるかちょっとまだ見当付きませんということはございます。  ですから、先ほど申しましたように、着実に実行していくと、人的体制も考える、裁判所の方...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま可決されました組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案及び犯罪被害財産等による被害回復給付金の支給に関する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  また、最高...全文を見る
04月26日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(杉浦正健君) お答えいたします。  法務省は、治安、法秩序維持ということで、例えば、職員五万一千人いますが、刑務所、少年院等で二万二千人働いておりますし、検察庁、入管、取締り部署に一万一千、三千人とおりまして、こういう今の治安状況、悪化した治安状況、改善見られない、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 藤野先生におかれましては、運輸行政のエキスパートとして入管行政に様々な御理解と御協力を賜っておりますことを、まずもって御礼申し上げる次第でございます。また、奥様に御理解いただきまして、愛知県から出していただきました。我々、愛知県自民党として大変感謝いたし...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 民事法務協会の話がございました。国民の皆さんに御説明させていただきたいと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 資料八を示してください。資料八をお示しください。(発言する者あり)
○国務大臣(杉浦正健君) お示しの資料がございますが、資料八に記載されている、間違っていることがございます。おおむね合っておりますが。  まず、資料八の理事十五名中OB九名となっておりますが、OBは三名でございまして、あと六名は裁判官と検事であります。これは内閣の方針でOBに入...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) はい。
04月27日第164回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○国務大臣(杉浦正健君) 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  国際テロをめぐる情勢には依然として厳しいものがあり、国民の生命と安全を守るため、テロの未然防止対策を不断に見直していかなければならないとの認識に立って、政府は...全文を見る
04月28日第164回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○杉浦国務大臣 先生がいろいろと御懸念を持っておられることは承知しております。  今先生、治安維持法の例を出されましたが、戦前の治安維持法は別にして、この法律は、テロ対策で条約を国際的な場でつくったわけですね。そこで日本も参加して条約をつくった。国際間で協調してテロ対策をやろう...全文を見る
○杉浦国務大臣 この法案の共謀罪につきましては、例えば、友人同士で犯罪について相談しただけで処罰されるのではないかとか、あるいは正当な市民団体、労働組合とか会社の活動についても対象になるのではないかなどといったさまざまな御懸念や御批判があることは承知しております。  しかし、こ...全文を見る
○杉浦国務大臣 まだ反対する方がおられるということだと思います。  国民の皆さんの一〇〇%の賛成を得ることはできないかもしれませんが、しかし、我々としては、中身としてはちゃんとした法律でございますので、できる限り、先ほども申し上げましたが、あらゆる機会をとらえて御理解いただくよ...全文を見る
○杉浦国務大臣 けさの朝日新聞の記事は拝見しておりませんですけれども、新聞報道、テレビ等で報道されたこと、それから、何よりも委員会で御審議いただいてきたことがございます。そういったことなどから、まだ懸念が完全に払拭されていない現実ですね、しかし実際には、御心配ないですよと言いたい...全文を見る
○杉浦国務大臣 この国会で御審議を願ってまいったわけですし、今も御審議を願っておるわけですが、国民の代表である国会議員の皆さんに御議論願って、一刻も早くこの法律を成立させていただきたいと思っております。
○杉浦国務大臣 私は、政府提出の法律案でも御懸念はない、こう考えておりますが、もちろん立法権は国会に属するものでございますから、今、政府・与党側から修正案を御提案いただいておるわけですが、さらに明確にする、懸念を払拭するという趣旨で修正が御提案されておるわけでございますが、その御...全文を見る
○杉浦国務大臣 この法案が成立するまでは、我が国は、国際組織犯罪防止条約やこれに附属する人身取引に関する議定書なども締結することはできません。  国際組織犯罪防止条約につきましては、既に百十九カ国もの国々が締結しております。我が国においても、既にその締結について、平成十五年の通...全文を見る
○杉浦国務大臣 国際組織犯罪防止条約では、その三十四条二項で、国内法で共謀罪を新設するに当たっては、国際的な性質とは関係なく定めると明確に規定しております。国際性を要件とすることは認めていませんので、今回共謀罪を新設するに当たり、国際性を要件とすることはできないものと考えておりま...全文を見る
○杉浦国務大臣 細川委員がいつも御指摘なさいますように、国家権力の行使は謙抑的でなければならない、そのとおりでございますし、ましてや、捜査機関がその権限を濫用して恣意的な捜査を行うことがあってはならないということも当然のことであると考えております。  他方で、政府案の共謀罪につ...全文を見る
○杉浦国務大臣 証人等買収罪によって犯罪とされますのは、証人等に対しまして偽証をすることなどの報酬として財産上の利益の供与をする行為でございます。その処罰の対象となる者は、そのような利益を供与した者であって、その利益の供与を受けた証人にはその犯罪は成立いたしません。  また、そ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど来何回も御答弁申し上げておりますけれども、先生がいろいろおっしゃられた御懸念は、私やそれから修正案の提案者から御説明したところで払拭されていると思います。  権力の行使は謙抑的でなければならない。捜査機関がその権限を濫用して、労働組合でございますとかNPO...全文を見る
○杉浦国務大臣 公電は読ませていただいております。
○杉浦国務大臣 公電の内容の詳細を私の口から申し上げることは適当ではないと考えておりますが、今外務大臣政務官が言われたように、外務省において作成し、詳細、二度にわたって御説明された概要でよく内容が伝えられている、同内容のものだというふうに承知しております。
○杉浦国務大臣 ただいま遠山大臣政務官から申されたように理解させていただいております。
○杉浦国務大臣 国境を越えて組織的に敢行される国際的な組織犯罪の脅威が深刻化していることは、先生も御案内のとおりでございます。サミットの声明等でも繰り返し指摘されておるところであります。  一方、我が国におきましても、集団密航事犯、覚せい剤の密輸事犯、クレジットカードの事犯、ピ...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘の国際組織犯罪防止条約第三十四条一項に言われております「自国の国内法の基本原則」とは、各国の憲法上の原則など、国内法制において容易に変更することのできない根本的な法的原則を指すものと解されております。  一方、我が国の刑事法におきましては、現実に法益侵害の...全文を見る
○杉浦国務大臣 官庁そのものが団体に当たるとは思いません。犯罪行為をやるのを目的として成立するわけではございません。  ただ、南野大臣の答弁を詳細に承知しておりませんけれども、この法案の共謀罪というのは、重大な犯罪であって、団体の活動として、犯罪行為を実行するための組織により行...全文を見る
○杉浦国務大臣 官庁そのものがこの法律に言うところの団体に当たるものであるとは思いません。  ただ、お尋ねの趣旨が組織的に裏金づくりをするとかそういう趣旨であれば、個別具体的にその人の結合体について検討した上で結論が出されるべきものだと思っております。先ほど申した構成要件に該当...全文を見る
○杉浦国務大臣 あくまでも一般論としてしか申し上げられませんけれども、政府案のこの共謀罪が成立するためには、個別具体的な事実関係のもとで、共謀に係る重大な犯罪に当たる行為が団体の活動として行われるものでなければなりません。そして、団体の活動とは、団体の意思決定に基づく行為であって...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の後援会でしたら先生がよくおわかりだと思いますが、犯罪じゃないですね。
○杉浦国務大臣 参加された皆さんがどう理解されているかによるんじゃないでしょうか。  私の後援会の場合でしたら、親睦を深めるとか、私の大臣室を見るとか、そういう共通のものがありますけれども、そういうのが目的じゃないでしょうか。
○杉浦国務大臣 私は感じないですけれども、厳密に言おうとするとわかりにくい表現に、わかりにくいというか、こういう表現になるわけで、例えば振り込め詐欺集団を考えていただいたらわかりますが、何人か、三人か五人か結合して、彼らの目的は振り込め詐欺を実行するという目的で役割分担をして行動...全文を見る
○杉浦国務大臣 政府がこの法案で考えております共同の目的も、今、修正案提案者のお述べになったものと全く同じでございます。
○杉浦国務大臣 社会一般の会社にしても団体にしても、犯罪行為を行うことを目的に掲げてやっているところは皆無だと思いますね。掲げる掲げない。ただ、例えば振り込め詐欺集団を考えてみますと、名乗りもしなければ、目的も掲げなければ、黙々と詐欺をやるわけですね。彼らが行う行為に着目をして、...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生は法制局におられて、法制審査に当たっておられましたから、厳密な意味での法律の書き方について御意見がおありになるんだと思うんですが、修正案提案者が共同の目的という文言を使われた、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律で使われている言葉でこの修正をなさ...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘の事例、リフォーム詐欺ですか、犯罪の成否を個別具体的な事実関係を離れて申し上げることは困難だということは御理解いただけていると思いますが、あくまでも一般論として申し上げますと、加重処罰の要件を満たすためには、個別具体的な事実関係のもとで、一定の犯罪に当たる行...全文を見る
○杉浦国務大臣 まず、法案の第七条の二第二項でございますが、証人等の買収行為が組織的な犯罪に関して行われた場合には同条第一項の罪の刑を加重することとしておりますけれども、その趣旨は、現行の組織的犯罪処罰法第七条の組織的な犯罪に係る犯人蔵匿等の罪が設けられている趣旨と同じでございま...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのとおりだと思います。
○杉浦国務大臣 心の中にあることはだれにもわかりませんから、是非善悪、喜怒哀楽、外に表示され、行動に移されない限りわかりません。  我が国の刑事法も、これは釈迦に説法ですけれども、刑罰は、法令により定められた構成要件に該当し、違法かつ有責な行為について科されるものでございまして...全文を見る
○杉浦国務大臣 現在の刑事法でも、共謀だけが罰せられるものはございます。内乱陰謀、外患陰謀、私戦陰謀、その他、爆発物使用共謀、破防法ですが政治目的殺人・放火等陰謀、自衛隊法ですが防衛秘密漏えい等共謀、競馬法等でございますが不公正な方法による競走等の共謀、比較的重いものが多いわけで...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほどの繰り返しになりますけれども、官庁そのものが犯罪を目的としている、犯罪行為を行う組織じゃありませんから、それは明らかなんですが、御指摘のような官庁の者が犯罪行為を行うというようなことになった場合、個別のことについてはそれぞれの事案に即して判断されるべきもので...全文を見る
○杉浦国務大臣 あくまでも個別具体的なケースについて判断するわけですから、先生のおっしゃられたその言葉だけ、それを前提にして判断するというのは適切ではないと思います。
○杉浦国務大臣 あくまでも個別具体的な問題に即しての判断でありますので、先生のおっしゃるような抽象的なことでは適切なお答えはいたしかねる問題でございます。
○杉浦国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、役所の組織というのは正当な目的で活動している団体でございますから、一般論ですけれども、たまたまその団体の幹部が犯罪を行うことを共謀したとしても、通常はそのような犯罪行為を行うことがその団体の共同の目的とおよそ相入れないと考えられます...全文を見る
○杉浦国務大臣 あくまでも一般論ですけれども、あり得るんじゃないでしょうか。私の知っている人で、リフォーム会社をやっておって随分もうけたんですけれども、その後、会社ぐるみでリフォーム詐欺をやりまして、会社の幹部社員、全員逮捕されたというケースがございます。できた当初は、まあ、まと...全文を見る
○杉浦国務大臣 それは事実認定の問題ですから、まず第一義的には捜査当局が事実を克明に調べて認定をして、最終的には裁判所が認定することになるのではないでしょうか。
○杉浦国務大臣 何度も申し上げておりますが、あくまでも事実に基づきまして、この法律の構成要件該当性が検討されるわけでございます。一義的には捜査機関が捜査を行って事実を認定して、この法律に基づく処罰をすべきかどうかを判断して、最終的には裁判所が決めることで、いつからどうこうというの...全文を見る
○杉浦国務大臣 通告のあった事柄ではございませんが、もともと国内法で、組織犯罪対策法で定めがございましたから、その定めをもとにして、条約の定める方向でどう対応するかということをした結果であるというふうに思っております。
○杉浦国務大臣 サイバー関係のものは、サイバー防止条約という別の条約を締結した、それを担保するために、たまたま一つの法律でやっておりますけれども、この法律でお諮りを申し上げているわけですし、もともと条約にあるものもありますが、我が国の国内犯罪対策として同時に検討すべきものも入れさ...全文を見る
05月09日第164回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○国務大臣(杉浦正健君) 谷川先生におかれましては、外務副大臣として外交の第一線として対応をしてきていただいておりますのでよく御案内のとおりと思いますが、政府としては、平成十六年の八月二十四日の閣議決定によりまして、国際組織犯罪等対策推進本部を国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 御案内のとおり、政府は不法滞在者半減を目標として取り組んでおるところでございますが、今回の法改正でそれにかなり効果が期待できるんじゃないかというふうに思っております。  平成十七年中に退去強制手続を受けた外国人は五万七千百人余りでございますが、そのうち...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御懸念の向きはよく理解できるところでございますが、テロを未然に防止し、国民の生命と安全を守るという目的の達成に万全を期すためには、テロ行為、その予備行為、又はその実行を容易にする行為などを行うおそれがあると認められる外国人テロリストにつきまして、発...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 構造改革特別区域において講じられている措置、いろいろございますが、その中で今回、全国展開この法律でいたしますのは、外国人研究者受入れ促進事業及び外国人情報処理技術者受入れ促進事業でございます。  同事業において規制の特例措置を受けております外国人に関し...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 今回の法改正によりまして導入される上陸審査時の個人識別情報の提供義務は、先ほど詳しく御説明いたしました政府が決定いたしましたテロの未然防止に関する行動計画を踏まえましたテロの未然防止対策といたしまして、出入国の公正な管理を図り、ひいては国民の生命と安全を...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 不法入国者を水際で防止するという趣旨でございますが、先ほども御説明しましたとおり、平成十七年度中に退去強制手続を受けた外国人五万七千百人余りのうち、その一三%に当たります七千四百七十人余が過去に退去強制手続を受けた者であることが明らかになっております。 ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 御指摘のような理由で指紋情報を提供していただくことが物理的に不可能である方もいらっしゃると思いますが、そのような場合におきましては、指紋提供の義務があるといたしましても、これを求めることなく上陸審査手続を進めることは法的に可能と解されるところでございます...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) そのとおりでございます。
○国務大臣(杉浦正健君) 指紋の押捺制度でございますが、外国人登録制度発足後間もなく、二重登録等の不正を防止するなど登録の正確を期するために、同一人性確認の手段として指紋押捺制度が設けられたものでございましたが、様々な御議論があった、反対もございました。そういう経過を経て、指紋に...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生が御指摘になられました最高裁判例、詳細御説明願いましたが、そういう裁判例があることは承知しております。そういったその最高裁判例にかんがみまして、指紋情報の提供の義務化については人権上の観点から慎重な検討を要する性質のものだということはよく承知いたして...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の御意見は御意見として承りますが、私どもはそうは考えておりません。  外登法の指紋押捺制度は、私の記憶では、あれ、墨にべったりやってやると。あれに対する拒否感応といいますか、国際的にも相当あったというふうに記憶しております。今度のは電磁的でして、指...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 御懸念の向きは、一つにはこの個人情報、ちょうだいした個人情報を厳正に管理すると、利用目的に利用する以外には利用しないと、厳正に管理するということによって御信頼をいただけることになるんじゃないかと思います、一面においては。  一方においては、先ほど入管局...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 詳細は必要ならば入管局長から説明させますが、個人識別情報の提供義務につきましては、危険性の程度が低いこと、配慮の必要性の程度が高いことの二つを基準といたしまして、一定の外国人について免除することとしているわけでございます。  特別永住者につきましては、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 生体情報認証技術は日進月歩であると承知しておりますが、それに応じて今後検討していくことになると思いますけれども、現時点では指紋及び顔写真以外は想定いたしておりません。
○国務大臣(杉浦正健君) 国民の権利義務に関するような規定を設けることは法律の専属的所管事項でございますが、これは一般的に行われていることですが、ある法律の中で一定事項についてその内容の決定を省令等に委任することは可能でございます。改正入管法で規定する法務省令は、このような法律の...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 現時点で外国人に提供を義務付ける個人識別情報といたしましては、指紋及び写真の二つしか想定しておりません。仮に将来その他の個人識別情報の提供の義務付けをしようとする場合にも、諸制度の制定に当たってはパブリックコメントの手続を取りますし、その他所要の手続を行...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 関係省庁の意見を聴いて処分することになるわけでありますが、法律制定後関係省庁とよく協議をいたしまして、適正な措置がとれるような手続を相談してまいりたいと、そう思っております。
○国務大臣(杉浦正健君) 今回の改正によりまして、成立させていただいた場合には、テロを未然に防止し、ひいては我が国国民の生命と財産、安全を守るために大きな効果が期待できるものと考えておる次第でございます。  今回の改正は、この委員会でも先ほど来御説明申し上げましたように、平成十...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生の仰せのとおりであります。  そもそもテロがなければ、このような法制は必要は全くないわけであります。テロ情勢がまだまだ緊迫の度を加えておるという状況の下で行うわけでございます。行う以上、諸外国、日本以外の国の御理解も得なきゃいけません。今のところ実...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 入管局長が繰り返し御答弁申し上げておりますけれども、今度の法律の目的はテロリストの水際で防止することでございます。すべての外国人に、例外は別といたしまして、指紋等の情報の提供を求めて、そこで、水際でテロリストを防衛しようという目的でございますので、永住者...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 再入国の許可とは関係ない事柄だと思います。この指紋情報等をいただくのはブラックリストとチェックするためですから、誤認の確率九割というのは私存じませんけれども、ほぼ間違いなくヒットされないんじゃないでしょうか、そういう方は。そういうふうに思いますが。
○国務大臣(杉浦正健君) アメリカがやったから日本もやるということではございませんで、今朝ほど来何度も御説明申し上げているとおり、一昨年、テロ防止計画を政府で策定いたしまして、それに沿いまして様々な対応策を講じておるわけですが、その一環としてこの法律の改正を御提案申し上げている次...全文を見る
05月10日第164回国会 衆議院 法務委員会 第23号
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○杉浦国務大臣 お答えする前に、先生が冒頭申されました御認識については、私どもも全く共通でございます。  国際犯罪防止条約を我が国は締結いたしました。そして、それを国会で条約は御承認賜っておるわけであります。その際は、反対は社会民主党だけ、共産党を含めて他の政党に御賛成いただい...全文を見る
○杉浦国務大臣 御答弁申し上げる前に、先生の御議論をお伺いして、またこの委員会の審議を拝聴していて思い出しましたのは、何年か前ですが、私、法務委員長をやっておりましたときに、組織犯罪対策三法を御審議願ったんですね。今度の法改正もその組織犯罪対策三法の改正ということをお願いしておる...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生御指摘のような規定が条約にあるわけでございますが、その条約におきまして、共謀罪を国内法で犯罪とするに当たっては、組織的な犯罪集団が関与するものという組織性の要件をつけることを締約国に認めておるということも御指摘のとおりでございます。これを受けまして、我が国でも...全文を見る
○杉浦国務大臣 一般論として申し上げますと、法令の解釈につきましては、当該法令の規定の文言、趣旨、他の規定との整合性等に即して論理的に確定すべき性質のものでございます。その際に、国会における法案審議の過程で立案者の意図が明らかにされているような場合には、そのような意図についても考...全文を見る
○杉浦国務大臣 有力な資料となるということでございます。
○杉浦国務大臣 若干補足いたしますが、大臣の発言は大変重いものであると承知しております。  お尋ねの趣旨は、憲法七十六条三項の解釈にかかわるものでございまして、法務省は憲法の解釈についてお答えする立場にございませんが、一般論として申し上げますと、裁判官は、その良心に従い独立して...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、法案審議における立案者の発言自体が政府を法的に拘束するというわけではないと考えております。  新たな内閣になった場合ということでございますが、一般論として申し上げれば、法令の解釈は、先ほど申し上げたような考え方に基づいて論理的な追求の...全文を見る
○杉浦国務大臣 私も今、お伺いしたのは初めてでございますので、御趣旨、今官房長が答弁いたしましたが、よく事情を聞きまして、今後きちっと対応したいと思います。
05月10日第164回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(杉浦正健君) 外国人労働者と申しますか外国人の受入れ、先生は外国人労働者の問題に触れておられると思うんですが、この問題についての所管官庁は多岐にわたっております。  我が省は、先ほどお触れになりましたが、出入国管理基本計画というのを五年ごとに策定しておりまして、現在...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 矢作橋のたもとで生まれ育ちました杉浦でございます。  先生、様々に研修・技能制度、技術研修制度について御指摘がございました。それらの制度は、我が国で習得した技術等を本国で生かすと、本国の経済発展や技術の進歩に寄与するという制度、趣旨で設けられたものでご...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省における出資法及び利息制限法の所管部局は、刑事局刑事課及び民事局参事官室でございます。刑事局は刑事課長、民事局では参事官がそれぞれ責任者となって調査を担当いたしております。  調査の内容といたしましては、例えば我が国における最近の高金利に係る出資...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生が御心配されたような監視社会になるだとか警察国家になるという心配は、もう全くないと申し上げてよろしいかと思います。  まず最初に先生が御指摘になった会社とか団体の名義を使って犯罪行為をやる、そういう悪徳な者もおります。私の地元で、住宅リフォーム会社...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 考えておりません。  通信傍受法案は、先生御案内のとおり四種類の罪に限定いたしております。組織的殺人行為とか薬物、銃不法取引、それから人の密輸でございますので、もしその犯罪集団がそういうものにかかわって、裁判所の許可を得て通信傍受をするという過程で共謀...全文を見る
05月12日第164回国会 衆議院 法務委員会 第24号
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○杉浦国務大臣 私が指名されているわけじゃないので……(河村(た)委員「杉浦さんに頼んだけれども、やってくれなんだがね、校舎の取り壊し」と呼ぶ)ああ、あの一中のやつね。河村先生は愛知一中、私は愛知二中の出身で、あれは本当に残したかったですけれどもね。私は、柳澤先生も関係しておると...全文を見る
○杉浦国務大臣 取り調べの可視化につきましては、当委員会でも過去何度も御質疑があったところであります。与党の中でも、例えばここにお見えの方であれば、漆原先生は前々から可視化を導入すべきだというお考えの持ち主で、与党内でも議論が行われているというふうに承知いたしております。  こ...全文を見る
05月12日第164回国会 参議院 本会議 第23号
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○国務大臣(杉浦正健君) 芝博一議員にお答えを申し上げます。  司法制度改革における司法アクセス改善への取組及び犯罪収益剥奪や不当利得返還の仕組みの検討等についてお尋ねがございました。  司法制度改革におきましては、少額訴訟制度、事物管轄の見直しなどによる簡易裁判所の機能強化...全文を見る
05月16日第164回国会 衆議院 法務委員会 第25号
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○杉浦国務大臣 重大な犯罪を行うことを合意することでございます。それが一つの犯罪として処罰される。
○杉浦国務大臣 委員のお尋ねは、この規定が、犯罪の実行行為である共謀行為それ自体に適用があることは明らかでありますが、御質問は、このような理解を前提とした上で、共謀等の対象となる犯罪について、国際的な性質と組織的な犯罪集団の関与を要件とすることは禁止されていないのではないかという...全文を見る
○杉浦国務大臣 お尋ねの趣旨は、共謀の対象となる重大な犯罪についても国際的な性質のものに限定することを禁止しているというなら、その実質的な理由を明らかにしろ、こういう趣旨に拝聴いたしたんですが、現実の社会では、個別具体的な犯罪行為だけを見ますと、単独犯であったり、犯罪行為自体は一...全文を見る
○杉浦国務大臣 御答弁としてはちょっと見当外れになるかもしれませんが、この条約は、百何十カ国が承認しているんですけれども、主権国家が、国際的な犯罪集団による犯罪を抑止しようという趣旨で集まって、長い経過の上で合意した条約であります。しかも、各国はそれぞれの国の基本法制に矛盾しない...全文を見る
○杉浦国務大臣 私は、留保することはできないと思っております。  平岡先生のような御主張をなさるならば、条約承認の際にもっとそういう議論をなさるべきじゃなかったでしょうかね。外務省からもこの委員会で当初からるる答弁があったわけですが、もう繰り返すまでもないと思うんですけれども、...全文を見る
○杉浦国務大臣 ペンクラブの方々は立派な方々ばかりなんですけれども、全く誤解されていると思うんですね。もう嫌になっちゃうんですよ。もっと正しく、素直に理解していただきたいと思うんですけれどもね。本当にそう思いますよ。組織犯罪集団を処罰するために我々は一生懸命検討しているわけですか...全文を見る
○杉浦国務大臣 ここでしっかりと御審議いただいて誤解が解けつつあると思いますし、修正の協議も行われて、御懸念を払拭するように一生懸命高山先生も汗を流していただいておるわけですから、この法案の仕上げということで結果を示したらいいんじゃないでしょうか。  そのペンクラブのような誤解...全文を見る
○杉浦国務大臣 今の局長答弁は、詳細を尽くしていたんじゃないでしょうかね。  ワンフレーズだけ独走しますと誤解を生みますので、目くばせだけで、先生がおっしゃっただけで成立するわけがないわけですし、局長が言ったような綿密な共謀、謀議を重ねて、その上でということであれば、あり得ない...全文を見る
○杉浦国務大臣 あり得るとは思うんですが、新聞の記事になりますと、目くばせだけでというのが躍っちゃうんですね。それが怖いんですね。誤解を生みますから、目くばせだけでは成立しないと申し上げた方がいいと思います。
○杉浦国務大臣 私にはちょっと、まばたきというのは聞こえなかったですけれども。
○杉浦国務大臣 まばたきだけで共謀罪が成立することはあり得ません。
○杉浦国務大臣 政府が提案しておりますけれども、国権の最高機関である国会であります。
○杉浦国務大臣 いわゆる逐条解説書というものは、法務省がその出版に関与するものではございません。どのような内容がこれに記載されることになるかについてはお答えすることはできませんが、仮に、今回の法案の立案作業等に従事した担当者により逐条解説が執筆されることになりました場合には、通常...全文を見る
○杉浦国務大臣 大臣の指示に基づいてつくるわけではございませんので、大臣がそういうようなことまで一々指示するのはいかがかと思いますが、当然のことながら、今答弁申し上げたとおり、立法者は国会でございますから、逐条解説書なるものは、別に担当者であろうと、学者とかいろいろな方が逐条解説...全文を見る
05月16日第164回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○国務大臣(杉浦正健君) もちろん、そんな指示はいたしておりません。
○国務大臣(杉浦正健君) その点につきましては、衆議院の委員会でも長時間にわたって御質問が集中をして何度もやり取りあったんですが、石川局長が申したような答弁が外務省の方からあったわけなんです。  で、これは外交交渉ですから、外務省中心になってやっておりますから。ただ、この報告書...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省の立場は、外務省が交渉するのに対してこういうことを政府として提案したい、関連官庁として意見を求められたのに対して、異存はないとお答えしております。お答えした内容について、ここにアメリカが書いておるような内容はなかったと、厳格に管理してほしいという趣...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおり、外国人入国者からちょうだいする個人識別情報は大変重要な個人情報でございますから、当然のことながら、その悪用ですとか外部漏えいを防止するために万全の措置をとらなきゃいけないということは当然でございます。  具体的には、民間セクター...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) もう委員御指摘のとおり、自動化ゲート利用者から提供を受けた個人識別情報も、行政機関個人情報保護法に基づきまして例外的に他の行政機関に提供することがあり得る旨の、その旨を利用者に説明しなきゃいけないと思います。自動化ゲートの制度の趣旨についても国民に正確に...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のように、外国との共存、共生は我が国の進むべき道だと思います。まあ外国人観光客、そのほかビジネスマンもそうですが、日本に来てほしい、そういう人が大部分だと思いますが、そういう方々についてはより積極的で円滑な受入れを図って、窓口も応対を丁寧にして...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私からも随時御答弁申しましたし、今、河野副大臣からもございましたが、この法律で、結果いただく個人識別情報、非常に重要なものですから、それが万々が一にも外部に漏えいするだとか悪用されるということのないように万全の措置はとってまいります。  また、運用につ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 入管局長の答弁を聞いてびっくりいたしまして、一割も違っているとは何事であるかと聞いたわけなんですね。その後、それは自動化ゲートを念頭に置いた実証実験、いろいろやったその結果についての数字であって、実験を繰り返した結果、もう一〇〇%きちっとやれるようになっ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) そのようなおそれが抱かれることのないような運用をきちっとやってまいりたいと思っております。  外国の入管当局に対して職務の遂行に資すると認める情報提供もできることになるわけなんですが、入管局長が何回か答弁しておりますけれども、テロリストと国際的に手配さ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま可決されました出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。ありがとうございました。
05月17日第164回国会 参議院 本会議 第24号
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○国務大臣(杉浦正健君) 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  明治四十一年に制定された監獄法は、被収容者の権利義務関係や職員の権限が法律上明確にされていないなど、今日では極めて不十分なものとなっておりましたが...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 千葉景子議員にお答えを申し上げます。  まず最初に、冤罪が後を絶たない理由は何かというお尋ねがございました。  無罪判決の理由は、関係者の供述や被告人の自白の信用性が認められなかったり、情況証拠から犯罪事実を認定するには合理的疑いが残るとされたりする...全文を見る
05月18日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(杉浦正健君) 外国人の上陸審査に際し指紋の提出を義務付けている国は、現在のところアメリカ一か国でございます。  なお、EUにおきましては、来年、査証、ビザ発給申請時に外国人から指紋の提出を義務付ける新たな制度を導入するための法律を現在審議中であると承知いたしておりま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) アクセンチュアという会社は日本の法律に基づいて設立された日本の会社でございます。四十八か国に事業展開をしている会社でございまして、アメリカが本社じゃございませんで、バミューダに本社を置いて、アメリカ法人もその下にある会社だと聞いております。ちょっと余計な...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 他省庁のことは存じませんが、我が国の公共部門におけるコンピューター製品及びそれに伴うサービスの調達に関しましては政府の方針が確定しておりまして、無差別待遇、透明性及び公正でかつ開かれた競争という原則から国際競争入札によることに相なっておりまして、外国会社...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) だれに質問されているんですか。私にですか。
○国務大臣(杉浦正健君) 先生弁護士でいらっしゃいますからよく御理解いただけているんではないかと思うんですけれども、御指摘の共謀罪につきましては、既に国会でその締結について御承認いただきました国際組織犯罪防止条約を……
○国務大臣(杉浦正健君) 締結いたしました。これを締結して、国際社会と協力してテロ等の組織犯罪と戦い、国民を重大な組織犯罪から守るために不可欠なものであると考えております。  また、このような趣旨につきましては、まだ若干懸念を表明される向きがありますが、各方面の御理解も得られて...全文を見る
05月18日第164回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○国務大臣(杉浦正健君) 刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  明治四十一年に制定された監獄法は、被収容者の権利義務関係や職員の権限が法律上明確にされていないなど、今日では極めて不十分なものとなっておりました...全文を見る
05月19日第164回国会 衆議院 法務委員会 第26号
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○杉浦国務大臣 先生のような御理解でよろしいと思います。
○杉浦国務大臣 私は、私が法務委員長時代にかかわった組織犯罪取締法でしたか、その法律がどのように現実に運用されているか、詳細を存じ上げておりませんので、先生の御指摘に対して的確な御答弁をするものを持っておりません。
○杉浦国務大臣 これは共謀共同正犯の理論とはちょっと違うと思いますけれども、しかし、先生が前段におっしゃった、この法律の運用が基本的には謙抑的に、それから法律の条項でも、修正者の方でも、思想信条等の活動を、正確な表現はちょっと手元に持っておりませんが、侵してはならないという条項も...全文を見る
○杉浦国務大臣 誤解を与えたとしたら訂正いたしますが、共謀共同正犯というのは、多数人が共謀して、そのうち一人が実行をしたという場合に、その実行行為が共謀した全員に及ぶというのが共謀共同正犯ですね。  ですから、この場合の、この法律で言っている共謀というのは、共謀そのものを考えた...全文を見る
○杉浦国務大臣 刑事局長が答弁したとおりだと思います。最高裁判例を精査いたしておるわけではございませんが、共謀には必ずしも明白な意思表示をしたものだけではない部分もあり得ると思います。
○杉浦国務大臣 通信傍受については、既に通信傍受法という法が制定されておりますので、もし通信傍受を行うとすれば、その法律に従って、要件に従って、手続的にも厳格な手続が規定されておりますけれども、なされることとなると思います。現時点で、共謀罪を導入させていただくことによって捜査方法...全文を見る
○杉浦国務大臣 今回の与党の再修正案でより明確になりましたが、対象となるのは組織的な犯罪集団のみであります。その定義も厳格に定められておりますので、拡大解釈の余地はないと思います。一般の市民団体がその対象となることはあり得ないと理解いたしております。
○杉浦国務大臣 必要的と申し上げたつもりはありませんで、御指摘の決算委員会での、私が自首減免規定というのはどの罪にもございますという趣旨のことを申し上げたのは、刑法の総則第四十二条一項ですが、そこで、一般的に、捜査機関に発覚する前に自首したときに、刑の任意的減免、減軽でございます...全文を見る
○杉浦国務大臣 この法案の第六条の二第一項ただし書きにおきまして、実行の着手前に自首した場合には、発覚の前後を問わず、刑を必要的に減軽し、または免除することとなっております。これに対して、刑法第四十二条第一項におきましては、犯罪一般につきまして、捜査機関に発覚する前に自首した場合...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりであります。
○杉浦国務大臣 あのときの発言の記録を正確に手元に持っておりませんが、どういう御質問だったか、先生のおっしゃるような趣旨で、一般的規定があるから特別法の規定は要らないんだという趣旨で申し上げたつもりではないと思いますけれども、ちょっと私のその答弁の経緯を正確に記憶しておりませんの...全文を見る
○杉浦国務大臣 そのときの答弁の全文が参りましたが、例えば、「組織暴力団の一部の者が警察に密告をして、その結果共謀を阻止して犯罪行為を止めるわけですから、これはむしろ望ましいことであって、むしろ彼らによる犯罪が抑止されるわけですから、そういう者を自首してきた場合に減免するというの...全文を見る
○杉浦国務大臣 現行法では、先ほど来申し上げましたように、刑法総則に任意的な自首減免規定が設けられているほかに、刑法の各則や特別法に個別の自首減免規定が設けられております。  実行の着手前に自首した場合に、その刑を減軽、免除することとしているものを挙げますと、例えば、刑法の内乱...全文を見る
○杉浦国務大臣 実行の段階に入った場合に引き戻すあれとしては、中止犯というのがございまして、中止すれば、これは必要的減免の規定が働くわけでございます。刑事局長、間違ってないですか。そういうことでございます。
○杉浦国務大臣 いわゆる中止犯につきまして、刑法第四十三条は、犯罪の実行に着手したが、既遂に至る前に、自己の意思によりその犯罪を中止した場合には、刑を減軽または免除する旨を規定しておりますのは、先生おっしゃったとおりであります。  一方、法案の、組織的な犯罪の共謀罪は、重大な犯...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど御説明いたしましたように、共謀した者が実行前に翻意したという場合には、具体的な情状にもよると思いますけれども、刑事局長が答弁した方がいいかもしれませんが、検察官が起訴を猶予することも十分あり得ると考えられるところでありまして、実際に不当な処罰がなされることに...全文を見る
05月23日第164回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○国務大臣(杉浦正健君) 正に先生の御指摘のとおりだと思います。私どもも不断の努力をしていきたいと思っております。  私も大臣就任以来あちこち施設を見て回ったんですけれども、例えば設備という面だけ見てみましても、その時代とともに変わっているんですね。例えば、東京拘置所はもうエア...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 約十二年ほどだったと思います。
○国務大臣(杉浦正健君) 国政に参画させていただきたいという決意でふるさとへ戻ったわけでございますので、特に弁護士としてのいろいろな活動の中で感じたことをとりわけ実現するために国政の道に入ったわけじゃございませんが、弁護士時代、様々感じたことがございます。  例えば、この法案に...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおりでございます。  実態として、当時のいわゆる留置場と今とはもう比較にならないほど、施設設備の面においても、運用、留置官と捜査の分離という点でも徹底していると。しかも、相当、全国津々浦々、警察署には必ず留置場はありますから、私はそん...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) それをそういうふうにお聞き取りいただいたとしたら誤解でありまして、全くそんなことはございません。  ただ、あの当時の私どもの主張としては、留置施設における捜査と留置をしっかり分離しろと、代監である以上、それを強く主張しておったわけで、その主張に関する限...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法案の第十五条第一項の規定は、被疑者等を刑事施設に勾留することに代えて、留置施設にも勾留することができるとするものでございます。これは、監獄法第一条第三項に基づく代用刑事施設制度を存置するものでございます。  現行法上、勾留場所につきましては、留置施設...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほどお答えしたとおりでございます。明治四十一年ですか、監獄法が制定された当時、警察署は全国的にあったと思うんですけれども、拘置所はほとんどなかった状態から出発しておるわけでして、監獄法の規定では代用してとなっておりますが、実態は、そもそもの明治時代は警...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) いわゆる代用刑事施設制度は、我が国の刑事司法制度の下で、誤解を与えるかもしれませんが、明治以来と申しますか、重要な役割を果たしてまいりましたし、現に重要な役割を果たし、大半の被勾留者は代用刑事施設に留置されているのが実情でございます。  今回の法案はこ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 繰り返しの答弁になりますけれども、今回の法案は、刑事司法の運用の実情を踏まえまして、また最近の未決拘禁者をめぐる厳しい収容状況、現下の財政状況等にかんがみますと、現時点において代用刑事施設を廃止するとかあるいは漸減させることは現実的ではないことも考慮いた...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生のおっしゃるとおり、代用刑事施設制度でございます。
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほどちょっとお触れいたしましたが、昭和五十五年以降、約二千人分の未決被収容者の収容能力の拡大を図ってまいっているところであります。現在、名古屋拘置所を始めとする六つの施設で増改築工事をしておりまして、これらが完成いたしますと更に約九百人分の定員増を加え...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) この点は、先ほど御答弁申し上げたとおり、いわゆる代用刑事施設制度は我が国の刑事司法制度の下で、過去も重要な役割を果たしてまいりましたし、現に重要な役割を果たしております。大半の被勾留者は代用刑事施設に留置されているという実情であります。  今回の法案は...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 留置施設は、都道府県が地方の治安責任を全うする必要性から、独自の財源を充てて、厳しい財政運営の中から設置しているものでございます。これを国の所管に移すということは、治安に関する地方公共団体と国の役割分担や責任の所在にかかわる重大な問題でございます。  ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 一つは財政上の問題があると思います、人の確保も含めまして。衆議院の予算委員会で矯正局長が答弁しておりましたが、留置場というのは津々浦々にあるわけです、警察署と併設されて。それに見合うだけの拘置所を全国に建設するとした場合、ちょっと金額忘れましたが、兆単位...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 与えられた条件の中で最大の努力はしていると私は見ております。  例えば、拘置所の増改築にいたしましても、今度やる大阪にしても名古屋拘置所にしても、もう昭和四十年代ぐらいですから非常に古いんですね。ですから、その設備を新しくするという意味も込めて増改築を...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 検察庁においては、裁判員制度の導入を視野に入れまして、取調べの録音、録画を試みることに相なっております。  裁判員裁判対象事件のうち、検察官が任意性の効果的、効率的な立証のため必要と認めるものにつきまして、検察官による被疑者の取調べのうち、立証の必要性...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先生御指摘のとおり、昨年、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律が成立いたしまして、この五月二十四日から施行いたしますが、受刑者の処遇等に関しましては法整備が行われているところでございます。  しかしながら、未決拘禁者等の処遇につきましては、監獄法の題...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 今回の法整備は、先ほど先生が御指摘になられましたとおり、いわゆる代用刑事施設制度が現実に我が国の刑事司法制度において重要な役割を果たしていることから、この制度の存続を前提として、これに制度的改善を加え、代用刑事施設の被収容者の適正な処遇を図ろうとするもの...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 先ほど松岡先生のときにもお答えしたと思うんでございますが、あらゆる角度から全力を挙げて取り組んでいかなきゃならないと思いますが、ただ、漸減していくというのは非常に厳しい状況だということも言えると思います。犯罪者を減らしていくということができれば、恐らく基...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 努力を続けてまいります。一生懸命頑張ってまいります。
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員制度の導入は国民の皆さんに相当の負担を強いるものでございますが、国民が裁判に参加するということでございまして、今後の刑事司法手続に非常に大きな影響を与えるものだと思っております。  まず第一に、裁判、迅速化しなきゃなりません。裁判員をそんなに拘束...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 今回の法律案の意義、理念、目的についての御質問だと承りましたが、明治四十一年に制定された監獄法、お読みいただければ分かりますが、漢字、片仮名の文章でございまして、今の若い人にとっては読むこと自体極めて困難な、中身も不明確な法律であります。四十一年以来一度...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 以来、昭和六十二年、平成三年の三度にわたって国会に提出されましたが、いわゆる代監問題に関しまして意見の隔たりがあったことなどから、いずれも廃案になったところであります。  この間、法曹三者を始め、長い議論の蓄積があります。それから、警察の方におきまして...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 国連人権規約と国際ルールとの関係については刑事局長から答弁させたいと思います。どうも失礼、矯正局長です。
○国務大臣(杉浦正健君) お答えする前に、この問題、先ほど申し上げましたように、私が弁護士会副会長になった五十七年から長い経緯がございまして、降ってわいたようだとおっしゃいましたが、あの五十五年のときも、忘れもしませんが、もう引退しました白川勝彦君だとか、高村さんだとか、それから...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 後半の部分は警察に答弁してもらいますが、前半の部分で、手元に置いて自白させたいから手元へ置いておくんだろうという御意見がございましたが、その点について若干誤解されている面もあるんじゃないかと思って立たせていただいたんですが、勾留の場所、これは裁判官がその...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 一言、ちょっと一言。  先ほどの答弁間違っていまして、豊橋に豊橋刑務支所っていうのがございまして、そこで拘置もしているようでありますが。  ただ、東三河っていうのは広うございまして、山の中だけじゃなくて近くもございまして、西三河だけだって、岡崎しかあ...全文を見る
05月29日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○国務大臣(杉浦正健君) 与謝野先生が先ほど申されたとおり、上限金利の在り方等については、現在、貸金業懇談会ですか、検討されておるところでありますし、与党の中でも様々議論があるところでございます。  法律は国会で制定するわけですから、議員立法で出そうと閣法で出そうと、それは国会...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○国務大臣(杉浦正健君) 裁判所の決定の基準と申しますか、あくまで一般論になりますけれども、事件の性質でございますとか、被疑者の状況、それから必要と思料される捜査の内容ですとか、拘置所及び留置場の収容状況、弁護人等関係者の接見の利便など、諸般の事情が総合的に考慮されているのではな...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 検察官が勾留請求に当たりまして勾留すべき場所を選定して記載していることは、先生御指摘のとおりでございます。  検察官は、事案の性質、共犯関係、捜査上の便宜、被疑者の防御上の便宜、施設の空き具合等々、諸般の事情を具体的事案に即して考慮し、勾留すべき場所を...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) このいわゆる可視化、取調べの録音、録画につきましては、検察官の挙証責任を全うするという趣旨で裁判員制度が導入された場合、裁判員に対して、裁判官も含みますが、自白の任意性について効果的、効率的、分かりやすい立証を遂げるというための方策として検討を行うもので...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) もちろんどのような部分を録音、録画するかという、それが適当かという点についても試行の結果で検証されることになるかと思いますが、いわゆる検面調書、提出された検面調書についての信用性の問題ですから、先生が御指摘になったように、署名の部分だけ出してそれで任意性...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 刑事施設の過剰収容の状況は深刻でございまして、現在、大臣直轄の過剰収容対策プロジェクトチームをつくって検討しておるところであります。  計画がないのはけしからぬと、こうおっしゃるんですが、法務省の施設予算はここ十年ぐらいは年額大体二百億を計上しておりま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) はい。  前は一日ぐらい入ったら払ったものなんですが、最近は最後までいるという人が増えて増加要因になっております。それから、ノルウェー、ドイツ等でもあるんですが、社会奉仕命令というのを裁判所の命令で出せると。ノルウェーの場合は懲役一年以下のもので、収容...全文を見る
06月01日第164回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○国務大臣(杉浦正健君) 今日からクールビズが許されておりまして、昨年に引き続きまして軽装でお伺いいたしました。先生方、御窮屈でありまして恐縮ですが、お許しをいただきたいと思います。  今回の法案でございますが、昨年の既決収容に対する修正と併せまして、今回の法案、伺うところによ...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私、品川は見ておらないんですけれども、あれは留置施設でございまして、東京都が東京都の判断でお造りになったものであります。  今、現状が、刑務所も一杯だ、刑務所へ入れないから拘置所にしわ寄せが来ている。それが留置場にも及んでいるという過剰収容状態が続いて...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 河野副大臣の答弁されたとおりでございます。  特に付け加えることございませんけれども、無罪の推定を受けるという表現、この表現と未決の者としての地位を考慮する、防御権の尊重に特に留意、表現は違いますけれども、中身としては全く変わってないと私は思っておりま...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 表現の相違であって、表現の中身になっている中身は基本的に変わってないと私は思っております。
○国務大臣(杉浦正健君) 河野副大臣が答弁されたとおりでございますが、無罪推定という表現が、ともすると未決拘禁者の権利が、身柄拘束を受けず社会で生活している一般市民と同様に何ら制限されてはならないかのような印象を与えかねないという主張がございます。  神学論争になっちゃうんです...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 裁判員裁判の下で連日開廷するという日が近づいてまいります。おっしゃられておりました拘置所においても、夜間、休日面会に対応できるようにすべきではないかという点はそういう方向で裁判に支障がないように検討してまいりたいというふうに思っております。
○国務大臣(杉浦正健君) 面会室に、書類、小窓ですね、これはどうでしょうかね。
○国務大臣(杉浦正健君) いや、窓をつくるのは簡単ですけれども、それを設けることはどうでしょうかね。逃走はできませんですけれども、書類のやり取りをするわけですから、弁護士さんが事情も知らないで外部からの文書をすっと渡すとか、懲戒の事由になるようなことに巻き込まれるおそれも出てくる...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 私どももこの制度が、代用監獄制度が所与のものだというふうに考えているわけでは毛頭ございません。  法曹三者協議会でも司法行政上の問題を絶えず協議いたしておりますし、司法、刑事司法の在り方全体の検討の中で将来とも検討されていくべき問題だというふうに思って...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 司法制度改革が進みまして、我が国の司法制度、大きな変革期に差し掛かっていると認識しております。裁判員制度の導入はその大きな柱の一つでございます。取調べの可視制度の試行も始まりました。これはもう検察官が立証責任を全うするという趣旨できちっとやっていただかな...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 委員御指摘のいわゆる可視化の試行でございますが、裁判員制度が発足するに際しまして、立証責任を負う検察官の立場で、特に裁判員を念頭に置いて、分かりやすく迅速な主張、立証を行っていくという一環として、自白の任意性を効果的、効率的に立証する方策、録音、録画した...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 代替収容制度につきましては、当委員会でも何回も御答弁させていただいておりますが、これを所与のものとして考えているわけではございません。  刑事訴訟の迅速化、裁判員制度の導入、被疑者弁護制度の導入、司法制度改革は前進しております。こういったことを考えます...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) ただいま可決されました刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。ありがとうございました。
06月05日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
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○杉浦国務大臣 平成十六年度法務省所管一般会計及び登記特別会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  お手元に資料が行っていると思います。  まず、一般会計の決算についてでございます。  歳入につきましては、歳入予算額は千百五十三億四千六百四十一万円余で...全文を見る
○杉浦国務大臣 取り調べの可視化につきましては、これは漆原委員が国会議員になられたころからの持論であることはよく承知しております。私が法務委員長のときに通信傍受法を含む組織犯罪対策三法を制定したわけですが、その際、先生も委員でいらっしゃったわけですけれども、このような捜査手法を導...全文を見る
○杉浦国務大臣 私も一件、明白に覚えていますのは、やはり殺人事件でしたけれども、これは、任意性というよりも信用性を争ったのではないかと、昔のことですから余り明瞭には覚えていませんが、ございます。そのほかにもあったかもしれません。  これは、調書のとり方によって、やはり裁判官とか...全文を見る
○杉浦国務大臣 いろいろこの手法、捜査のやり方は、刑事司法はもう各国それぞれでございます。取り調べ以外の、要するに捜査手段、それが、先進国を見ますと、日本よりはるかにさまざまな手法を導入しているんですね。  例えば、通信傍受にいたしましても、日本の場合、先生一緒に制定した、非常...全文を見る
○杉浦国務大臣 裁判員裁判対象事件におきまして、立証責任を有する検察官の判断と責任におきまして、被告人の自白の任意性を効果的、効率的に立証するのに必要性が認められる事件につきまして、取り調べの機能を損なわない範囲内で、検察官の被疑者の取り調べのうち相当と判断された部分の録音、録画...全文を見る
○杉浦国務大臣 試みにやってみて、試行錯誤を繰り返しながら、裁判員制度がスタートするまでに、どの範囲で録音、録画するかということを検討されることになると思っております。  取り調べの全過程を録音、録画といったら膨大な時間数になります。しないでいいのかといったら、都合のいいところ...全文を見る
○杉浦国務大臣 それぞれの審理状況によると思うんですけれども、これは捜査官と被疑者のやりとりを機械的に録音、録画したものですから、取り調べの状況を示す証拠として採用されるということになりますから、一般的には、記録媒体そのものを公判廷に提出する、公判廷で見ていただくということになる...全文を見る
○杉浦国務大臣 ことしの七月から一年半程度を当面の予定としておりまして、試行庁は東京地方検察庁とのことでございますが、他の地検におきましても、最高検察庁が事件を選び、個別に実施することもあり得るというふうに伺っております。
○杉浦国務大臣 試行した結果を、当然のことながら、検察庁において分析、検討されることになると思います。裁判員制度における効果的、効率的な任意性についての立証という見地から分析されることになると思います。それを繰り返しながら、個々の事案における適切な録音、録画の範囲や方法等について...全文を見る
○杉浦国務大臣 申し上げるまでもなく、裁判員制度は一般の市民の方に、素人に参加していただくという制度でございますから、先生御指摘のとおり、円滑に実施するためにはわかりやすい裁判でなきゃいけない。それから、裁判所があるいは検察官が丁寧に説明していかなきゃならない。しかも、裁判員を長...全文を見る
○杉浦国務大臣 委員でない先生が、法務行政のこれは非常に根本的な問題ですが、御質問していただきまして、大変感謝しております。  債権法見直しの作業はまだ準備段階でございます。先生御指摘のとおり、明治二十九年の制定以来、先生のおっしゃる表現をそのまま使わせていただけば、マイナーな...全文を見る
○杉浦国務大臣 最近、法改正につきましては、パブリックコメントを求めるというのが内閣の方針として法案改正以外でも行われております。当然各界の方々の御意向をお伺いすることになると思います。また、法制審に諮りました場合には、法制審におかれましても各界の御意向を十分にお聞きいただけるも...全文を見る
○杉浦国務大臣 正直申して余り明快な答弁はできないと思いますが。  ここに柴山先生いらっしゃいますが、いわゆる法曹三者といいますけれども、裁判所、検察庁、弁護士会、司法を担っている法曹界と。法曹というのは、ブロードキャスティングじゃなくて法律の曹ですね、法曹界と言っております。...全文を見る
06月06日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
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○杉浦国務大臣 先生におかれましては、障害者問題にお取り組みいただきまして、敬意を表する次第でございます。  司法制度におきましても、障害者の方々の権利は十分に保障されなければならない、当然のことでございます。  障害者の司法アクセスでございますが、先ほど司法法制部長が御答弁...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生は工学部の御出身でいらっしゃいますし、この間の質疑を拝聴いたしましても、非常にコンピューターにお詳しいことを知りまして、今後とも、私ども必死になって取り組んでおりますので、いろいろとサジェスチョンいただければありがたいと思っております。  コンピューター化、...全文を見る
○杉浦国務大臣 私はコンピューターには弱いんですが、しかし、これだけ多額の投資をして準備しているものを、これは国民の負担でございますので、十分に生かすように精いっぱい努力していきたいと思っております。  河野副大臣が、幸い、大変な熱意でやっていただいておりますので、河野副大臣を...全文を見る
06月07日第164回国会 衆議院 法務委員会 第28号
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○杉浦国務大臣 組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案及び犯罪被害財産等による被害回復給付金の支給に関する法律案につきまして、一括してその趣旨を御説明いたします。  現行の組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律は、詐欺、出資法違反と...全文を見る
○杉浦国務大臣 大変適切な御質問をいただきまして、ありがとうございました。  この法案の趣旨を実現するためには、申請資格のある被害者に対して申請の機会を十分に確保することが重要であることは申し上げるまでもないところでございます。  法律では、支給手続を開始した場合には、手続に...全文を見る
06月09日第164回国会 衆議院 法務委員会 第29号
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○杉浦国務大臣 金融行政の現状については所管ではございませんし、最近はとんと離れておりますし、私は銀行にも参りませんのでよくわかりませんが、アイフルの問題ですか、金融庁が営業を停止いたしましたが、ああいうのを拝見していますと、金融システム全体の中でやはり検討すべき問題があるなとい...全文を見る
○杉浦国務大臣 五菱会の事件は、まだ最終的に何人かよくわかりませんが、相当多数だというふうに言われておるわけでございます。そういった方々、被害者に被害を回復するということは、この法律の目的でもございますし、一番重要なことですから、申請資格のある被害者に申請の機会を十分与えるという...全文を見る
○杉浦国務大臣 当然の前提でございますので、改めて書く必要があるかどうかということだと思うんですけれども、明記しなくても当然やるべきことではないかと私は思いますけれども。
○杉浦国務大臣 今回は、五菱会の事件が契機になって検討を始めたわけですが、将来、具体的にどういう事件にこの法律が適用されるか、ちょっとまだよくわかりませんけれども、被害者が少ないものもあると思いますし、多数になるものも、さまざまだと思うんです。御指摘の、事務管理人を弁護士としたケ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりだと思うんですが、ただ、事件といいますか、五菱会の場合は五十億を超えるお金を没収するということなんですが、これに類するような事件がどれぐらい出てくるかというのはちょっと予測できないんですね。ですから、今後の様子を見て、事件が多い場合は弁護士さ...全文を見る
○杉浦国務大臣 本法案によりまして被害者に支給する給付資金というものは、そもそも、没収、追徴の裁判及びその執行の効果として国に帰属している財産でございます。本来的には、そのような財産は一般会計の歳入に繰り入れることが原則でございますが、被害者の救済のために支給するという特定の目的...全文を見る
○杉浦国務大臣 基本的には、給付金の支給後に剰余財産が生じることは可能性は低いと考えられますけれども、ということは、犯罪行為の被害者についても広く給付金の支給対象といたしますし、一たん剰余財産が生じた場合であっても、また特別支給手続というものでさらにこの財産を給付金の支給に充てる...全文を見る
○杉浦国務大臣 とかく法務委員会を敬遠される先生方がいらっしゃるんですけれども、先生におかれましては、こうやって質疑に立っていただきまして、感謝いたしておる次第であります。今後ともひとつ法務委員会をまずもってよろしくお願い申し上げる次第でございます。  先生のお話を伺っていて、...全文を見る
○杉浦国務大臣 けさほど石関委員の御質問にもお答え申し上げましたが、その問題は、犯罪被害者のための経済的被害回復のための委員会、内閣府に設けられておりますが、そちらの方で検討されるべき問題だというふうに思っております。
○杉浦国務大臣 申しわけありません。聞いておりませんでした。
○杉浦国務大臣 私どもの目から見ておりまして、暇だとは思いません。相当処理する件数は山積しておりますし、毎年増員要求をいたしております。このところ、治安対策が重要だということで、今年度も検察官四十三人の純増を認められたところでございます。
○杉浦国務大臣 今回の法案では、先生のような御意見を民主党が持っておられるということは承知しておったと思いますけれども、支給手続の主宰者を検察官とした、裁判官にしなかったというわけでございますが、それは、この制度は、犯人と被害者との間の民事上の権利義務を確定する、破産手続は権利義...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほどもちょっと申しましたけれども、今回の法整備は、犯罪被害者の加害者に対する債権、損害賠償請求債権、これは一般債権でございますが、その債権を一定の場合に国税を初めとする優先債権よりも優越する地位に据えまして犯罪被害者に配分しよう、救済に資そうという考え方でできて...全文を見る
○杉浦国務大臣 内閣府の会議には法務省も参加しておりますし、第二回目に有識者の方も御参加いただいて議論されたと伺っております。これからもさまざまな角度から検討されると思うんです。  私は、犯罪被害者に対する救済というのは、いわゆる一般の民事司法手続ではない、行政というか政治が決...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点は今回の法律によって、先生にも高い御評価をいただいておりますが、犯罪収益を国が没収して、そして犯罪被害者に優先的に被害の回復に充てるという制度をもし法律を通していただければ確立できるわけでありまして、第一歩だと思います。それを運用しながら、さらに犯罪被害者の...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点は、おっしゃるとおり、法務省の民事、刑事双方、皆さんとも、基本計画に基づいて、国として、特に法務省として、何ができる、何をなさなきゃいけないかという点については真剣に考えていると思います。先生の御指摘の点も含めて、これから前向きに取り組んでまいると確信してお...全文を見る
○杉浦国務大臣 御指摘の事件については、現在、福島地方裁判所に公判係属中でございます。同地方裁判所において適切に審理されるものと考えております。
○杉浦国務大臣 指揮権はございますが、私は個別的事件について指揮権を行使する考えは今のところ持っておりません。
○杉浦国務大臣 検察庁は、法務大臣の指揮命令、監督のもとにございます。
○杉浦国務大臣 私は、この件について、個別的指揮権を行使する考えはございません。
○杉浦国務大臣 本件については福島地方裁判所で係属中で、その裁判の過程で法と証拠に基づいた適切な判断がなされるものと思っております。  政治と申しますか、行政の問題としては、主管は厚生労働省でありまして、例えば、一般的な第三者による検討委員会を設けるとか、そういう医療行政につい...全文を見る
○杉浦国務大臣 頻々と耳に入ります。  つい、きょうお昼に後援会の方が大臣室に来られたんですが、その方もそれに類したような、法務省民事訴訟センターという名前で同じようなことを請求してきたと。その方は物のわかった方なので、ひどいのが来ましたよ、調べてくださいと言ってはがきを置いて...全文を見る
○杉浦国務大臣 今資料が手元に来たんですけれども、法務省の広報室には、本当にこのような機関があるのか、見覚えがないために確認したいなどの問い合わせが多数寄せられている、一月に約三百件ほど電話で問い合わせがあるということでございます。  法務省では、ホームページや広報誌、報道発表...全文を見る
○杉浦国務大臣 犯罪被害者に対する抜本的救済、経済的支援にはさまざまな考えがあると思うんですが、そういった被害を受けた方々が損害を回復して経済的負担を軽減することができるよう支援を行うことは極めて重要だと思っております。  さまざまな考えがあり得ると思うんですが、現在、内閣府に...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案及び犯罪被害財産等による被害回復給付金の支給に関する法律案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  ありがとうございまし...全文を見る
○杉浦国務大臣 法の適用に関する通則法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、国際的な取引等の増加や多様化などの社会経済情勢の変化及び近時における諸外国の国際私法に関する法整備の動向にかんがみ、法例の全部を改正し、財産的法律関係の準拠法の指定などの規定を整...全文を見る
06月12日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○国務大臣(杉浦正健君) 刑法に百九十条というのがございまして、「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」と定められているところでございまして、そのような場合にはこの死体損壊等の罪の成否が問題になると思います。  なお、...全文を見る
○国務大臣(杉浦正健君) 法務省の所管の法律で解剖が行われる場合というのは司法解剖というのがあります。刑事訴訟法に基づいて行われる司法解剖ですが、これは裁判所の令状をもらってやるということでございまして、ですから先生のおっしゃるようなことが法令に基づいてできるように仕組むというこ...全文を見る
06月13日第164回国会 衆議院 法務委員会 第30号
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○杉浦国務大臣 検視は大体警察庁がやっておるわけですが、CTを使って検視したことも例としてはあるようでございます。刑訴法二百二十九条一項の解釈のもとにおきましても、その死亡が犯罪に起因するものかどうかを判断するために、医師、病院等にCT検査を依頼することなどを、遺族の承諾を得るな...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のおっしゃるとおりだと思います。詳しくは河野副大臣にお答え願いますけれども、私が今一番関心を持っておりますのは、コンピューターに投資してシステムをつくったけれども、利用が全く進んでいない。特に登記関係なんかそうですね。行政サービス一般にそうなんですが、一%未満...全文を見る
○杉浦国務大臣 国会議員も、憲法十五条に定める全体の奉仕者の一員であります。疑う余地はありません。  宿舎は、議院運営委員会の議を経て建設されておりまして、世間に今いろいろ批判があることは耳に入りますが、私の知っている限り、議員で指摘されるのは先生が初めてではないか、そう思いま...全文を見る
○杉浦国務大臣 正直に言いますと、例えば地方から、遠隔地から当選して来られる方にとっては便利だと思うんですね。  それから、国民の衣食住の水準はもう劇的によくなっております。公務員宿舎にしても議員宿舎にしても、戦後の混乱した時代から始まっておるわけでして、新しい、こういう衣食足...全文を見る
○杉浦国務大臣 信託法案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、最近の社会経済の発展に的確に対応した信託法制を整備する観点から、受託者の義務、受益者の権利等に関する規定を整備するほか、多様な信託の利用形態に対応するための新たな諸制度を導入するとともに、表記...全文を見る
○杉浦国務大臣 遅きに失したかどうかは別にして、おくれたのは間違いないと思うんですけれども。  私、弁護士をやっているときに、二十年前、事実上廃業したんですが、その前十五年ぐらいやっておったんですが、法例に突き当たったのは一回だけですね。日本人が外国人と結婚して離婚騒動になって...全文を見る
○杉浦国務大臣 私法の分野というのは、それぞれの国の歴史、伝統、文化、宗教等絡んで、相当独自なものがあるわけですね。例えば中国、韓国、日本というのは儒教で共通点がありますし、漢字文化がもとになったということもあって比較的似ている部分もあるわけなんですが、東南アジアになると、これは...全文を見る
○杉浦国務大臣 コンピューター化というのは、要するに、事務処理の簡易迅速化を図ろうということがそもそものスタートだと思うんですけれども、その後、IT技術が発達してまいりまして、オンラインで申請その他処理できるようにしようという要素が入ってきて、加速をしていったんだと思います。
○杉浦国務大臣 お答え申し上げます。  証券市場における取引は、当事者間の契約によるというふうに考えられますから、その準拠法は、当事者が日本の投資家または証券会社であるか外国の証券会社または投資家であるかにかかわらず、当事者が合意により選択した場合には第七条の規定によりますし、...全文を見る
○杉浦国務大臣 国際私法については、ハーグに機構があって、EUを中心にして、学者の世界も民間事業の世界も相当集中して議論しているという背景があると思いますが、刑事の場合には、それと比べるとちょっとどうなのかなというところがございます。相当各国の独自の法制があるので、ちょっと国際私...全文を見る
○杉浦国務大臣 現在の法例の上におきましては、信託の準拠法に関する明文の規定はございません。  法制審において御議論、検討されたわけでありますが、信託の当事者や信託財産が異なる国に所在する国際的な信託ですとか、海外で設定された信託の成立や効力の準拠法について規定を設けることも検...全文を見る
06月14日第164回国会 衆議院 法務委員会 第31号
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○杉浦国務大臣 枝野先生は国際私法を選択されたそうですが、私は選択しなかったもので余り詳しくないんですけれども。  先生おっしゃったとおり、法例といいながら、事実上、国際私法についての通則法だという、実質上、中身はそうなっておるわけでございます。この名前をわざわざ長くしたのも、...全文を見る
○杉浦国務大臣 台湾の人々につきましては、今までの法例においての解釈があったわけでありますが、本法案によっても、どのように決定するかについては、現行法例どおり、変わるところはございません。  国際私法上、考え方としては複数ございまして、一つは、国際私法においては、外交上の承認の...全文を見る
○杉浦国務大臣 先ほど申し上げました法例についての解釈は、既に定着していると申しますか、根づいていると申しますか、安定して解釈されておりますので、そのことを法律上明記するまでの実務上の必要性はないということから、今回の法例になったんだと思います。  台湾出身の方々については、先...全文を見る
○杉浦国務大臣 当事者が国籍を有する国が、中国と台湾のように、事実上国内に二つの法秩序があるような例外的な場合であると思いますが、政治的に言いますと、双方とも、中国全部が領土だ、中華人民共和国は、台湾が領土だ、台湾、中華民国も、いや、中国全部が自分の領土だ、こう主張して国際的に争...全文を見る
○杉浦国務大臣 それでよろしいと思います。そういう解釈が定着しておりますから、改めて法文に規定するまでもないというふうに思っておる次第であります。
○杉浦国務大臣 ダライ・ラマ亡命政権があるということは、もう国際的にも認知されておりますし、何万、数はわかりませんが、相当多くの方が亡命されて、インドを中心にしてあちこちにいらっしゃる、これはもう事実でございます。  インド政府と亡命政権の関係がどうなのか、難民として扱っておら...全文を見る
○杉浦国務大臣 その点は、従来の法例の解釈、運用では、先生のおっしゃられた文理的解釈と少し違う解釈、運用が行われていたようでございます。  規定としては、日本法により認められる損害賠償その他の処分に限られるというふうになっております。この規定は、一番典型例が、我が国の公序に反す...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生の御指摘は極めて適切だと思います。  四十二条の規定は、一般法と特別法と申しますか、公序良俗違反について網をかぶせた面、この二十二条一項の留保条項は一般法に対する特別法的な面があると思いますが、同時に、先生のおっしゃったようなすき間がございまして、すき間をカ...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生のような御意見も十分あり得るものと思います。検討の過程でもいろいろあったようですが、経済界からは、強く、削除しないでほしいという要望があったというふうに聞いております。  実際の取り扱いとしては、先生おっしゃったとおり、日本の裁判所は、このような規定、あるい...全文を見る
○杉浦国務大臣 先生は選択的夫婦別姓を推進しておられるお立場で御質問されていると思いますけれども、政府としては、選択的夫婦別氏に対する反対の姿勢をとる場合に、外国人夫婦における氏が同一でないことをどう考えるかについて申し上げることは差し控えたいと思います。  ただし、日本人と外...全文を見る
○杉浦国務大臣 法例の解釈の問題として運用されてきている問題だと思います。  先生と申しますか、先生たちが主張しておられる選択的夫婦別姓制度の導入というのは、これはすぐれて立法政策の問題でございまして、民法を改正しなきゃなりませんが、この問題については国内でさまざまな議論がある...全文を見る
○杉浦国務大臣 当然、先生のおっしゃるとおりだと思います。
○杉浦国務大臣 この先生御指摘の規定に限らず、法律が一般国民の目から見てわかりにくいというのはあると思います。これは法務省だけに責任があるわけじゃありませんが、できるだけわかりやすい表現をするという努力は不断に積み重ねてやらなきゃいけないと思います。  貴重な御指摘をいただきま...全文を見る
○杉浦国務大臣 ただいま可決されました法の適用に関する通則法案に対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。  ありがとうございました。     —————————————
10月10日第165回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○杉浦委員 自由民主党の杉浦正健でございます。  まず冒頭、昨週の低気圧、台風と言っていいと思うんですが、日本の東方海上を北へ駆け抜けました台風で多くの方々が亡くなられ、被害が出ました。気仙沼の漁船の方が十六名、まだ捜索中ということでありますが、御無事をお祈り申し上げるとともに...全文を見る
○杉浦委員 総理が現地で発表された談話、それからさまざまな報道によりますと、国連安保理では、第七章に定める制裁に向かって検討が進められるというふうに聞いております。総理御自身も、今、日本が北朝鮮に対して行っている制裁、万景峰号の入港禁止それから公務員の入国禁止というような制裁措置...全文を見る
○杉浦委員 その際に、国際社会、これから安保理で検討いたしますが、いろいろ検討を進める、国際協調の中でやらなければいけないわけですが、官房長官談話によりますと、国内措置についても直ちに検討を開始するということであります。  その場合、国際社会の協調のもとで協力しながら、しかし、...全文を見る
○杉浦委員 冷静に分析し検討していくことは大事であると思いますが、総理がおっしゃったとおり、これは、我が国のみならず、韓国、周辺国、アジア、この地域全体にとっての大きな脅威であります。凜とした態度で、場合によっては、前の国連安保理の決議もございますので、全北朝鮮船舶の入港を禁止す...全文を見る
○杉浦委員 次に、訪中、訪韓についてお伺いいたします。  核実験がこんなに早くなされるとは思ってもいなかったことでございますので、ある意味では、そういう意味でもタイミングのよかった訪中、訪韓ではなかったろうかと思います。  まず中国について伺いますが、日中関係が最も重要な二国...全文を見る
○杉浦委員 今、総理がおっしゃられましたように、今回の首脳会談におきまして、共通の戦略的利益に立脚した互恵関係、言ってみますと戦略的互恵関係と申しましょうか、それから、政治と経済という二つの両輪を力強く作動させる、政経両輪論と申しますか、この二つの基本方向が確認された。共同プレス...全文を見る
○杉浦委員 今回の御訪問は、未来志向の日中関係の確立に向けて大きな一歩を踏み出したものと評価できると思います。麻生大臣、相互訪問を事務方の方で進めていくようになったようでありますから、一刻も早く胡錦濤さんたちにも来てもらうように、御尽力賜るようにお願いしたいと思います。  時間...全文を見る
○杉浦委員 韓国でも、率直な、胸襟を開いたお話し合いをなされたようでございますが、韓国の方々が言う過去の問題といいますか、歴史問題についても何か率直なお話がなされたのであれば、お話しいただければありがたいと思います。
○杉浦委員 麻生大臣の評価をお伺いしたいんですが、閉ざしていた扉を先方が開いて、安倍政権発足後間もないこの時期に実現したということも含めて、麻生大臣の、今回の訪問についての評価をお聞かせ願えればと思います。
○杉浦委員 世間では、総理が靖国を参拝しないんだということを前提としてこの会談のセットに向けて麻生さんたち外務省が動いたということを言う人がいるんですけれども、そういうことはあったんですか。
○杉浦委員 大変失礼な質問をいたしました。  時間があと五分しかございません。たくさん用意しているんですけれども、あとはまた後の機会に譲りますが、最後に一つだけ、ロシア外交について質問させていただきたいと思います。  安倍先生の御父君は、創造的外交を唱道され、ロシア外交にはう...全文を見る