大門実紀史

だいもんみきし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

大門実紀史の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第151回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、歳入関連三法案について質問をいたします。  最初に、財政再建について質問します。  先ほど若干の訂正をされましたが、宮澤大臣、あなたは昨日の予算委員会の中で、我が国の財政は非常なやや破局に近い状況であると発言されたことは事実でありま...全文を見る
03月22日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  私は、金融庁並びに国土交通省も関係しておられます自動車損害賠償保険、いわゆる自賠責保険の問題について質問をいたします。  今国会で自動車損害賠償保障法及び自賠責再保険特別会計法の一部改正案が提案されることになっております...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  国土交通省として、今後、交通事故による重度の後遺障害者の数はさらにふえるというふうにお考えかどうか、また、何か推計なりされておりましたら教えていただきたいというふうに思います。
○大門実紀史君 今、交通事故に遭うのはやはり子供あるいは若者が多いわけでして、したがって後遺障害者になるのも子供や若者の方がかなり多いというふうになっています。その点では、親御さんにとっては、緊急医療が発達したということで、命は取りとめてくれたというようなことで、九死に一生を得た...全文を見る
○大門実紀史君 その自賠責審議会答申については後でまた触れさせていただきますが、被害者の家族の中には、今、非常に少人数ごとなんですけれども、会をつくって会員間の相互の相談活動をやられたり、あるいは自治体も含めて行政に要請行動をされたりしている動きもあるんですけれども、全体としては...全文を見る
○大門実紀史君 今、副大臣から御答弁いただきましたけれども、ヒアリングはもちろん丁寧にいろいろ機会を設けてお願いしたいんですが、その自賠責制度部会には臨時委員を設けられるのかなというような気もするので、きょうはこれ以上申し上げませんが、昨年の国土交通大臣の諮問機関であります例の自...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、要するに予想したよりも給付が少なく済んだというふうなことですよね、簡単に言えば。  これはきょうは、これもどちらかというと国土交通委員会かと思いますので深くお聞きしませんが、予想したよりも給付が少なく済んだというのは二つありまして、一つは、給付の金額...全文を見る
○大門実紀史君 まだ五千億近く借りたままという状態なわけですけれどもね。  もちろん、一般会計への繰り入れというのは法律に基づいてやられておるわけですが、ただ、この自賠責の特別会計というのはちょっとほかの特別会計とは私は違うと思うんです。その趣旨からいっても、運用益をためていく...全文を見る
○大門実紀史君 この問題は、昨年の末だったと思いますけれども、朝日新聞で取り上げられまして、被害者の方々が、初めてその朝日新聞を見て、そんなことに回されていたのかということでかなり怒りを持たれたというのがありますので、財政事情だけではなくてやっぱり特別会計の趣旨もよく御配慮いただ...全文を見る
○大門実紀史君 もう一度お聞きしますけれども、そうすると、実態調査とかされて決めた金額ではないと。労災とかほかの状況をかんがみて決められた金額ということですね。それだとやっぱりわからないと思うんですね、その実態が今どれだけ大変かということが。  それで、いろいろ実態を私も家族の...全文を見る
○大門実紀史君 その問題は、自賠責審議会での答申に関係して、今後この介護給付をどうするかというのはちょっと後でまたお伺いしたいというふうに思っているんですが、今の運用益事業の中でも私はやれるというふうに思いますし、自賠責審議会の答申そのものの中にも、労災保険だけじゃなくて、都道府...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、その療護センター、今度岐阜にできて、今四カ所になって、それでもベッド数は合計で、いろいろ含めると二百四十ぐらいにしかふえないということをお聞きしていますが、今の副大臣の御答弁ですと、親亡き後のことは療護センターで考えていくというふうにおっしゃるというこ...全文を見る
○大門実紀史君 今回の予算案にも入っておりますけれども、後で国土交通省の方からお考えを聞きたいと思いますが、先ほど言いましたけれども、一万数千人なり八千人なり、そういう交通事故による常時介護の必要な人がいるという状況に見合うだけの予算措置もなければ計画もないのが私は実態だと思うん...全文を見る
○大門実紀史君 実際に出ている計画に細かく触れる時間はちょっとありませんけれども、全然規模に合わない、実際の要望があるあるいは待機されている人たちの規模に合わない、その十分の一以下ぐらいの手当てしか今されていないということを、今後努力していくというところだけで済まないと思いますの...全文を見る
○大門実紀史君 きょうは介護給付の問題しか触れられませんでしたけれども、そのほかの不十分な問題もございますので、ぜひ金融庁、国土交通省、それぞれこの救済対策に今後も御努力をお願いして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
03月27日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  今も御議論ございましたが、最初に財政再建についてお聞きしたいと思います。  この間、我が党は、財政再建のためには公共事業費の総額の削減が必要ではないかという質問なり御意見を申し上げてきたところですが、今の宮澤大臣のお話の中でも、...全文を見る
○大門実紀史君 削減も考慮に入れざるを得ないというようなことだと。当然そう思います。  それで具体的にお伺いしたいんですけれども、公共投資基本計画というのが閣議決定されまして、今もそれは維持されているといいますか、目標をやろうということで取り組まれているというふうに思いますけれ...全文を見る
○大門実紀史君 きょうは公共事業問題はこれ以上触れませんですけれども、いずれにせよ、財政再建にとって、もう何度も申し上げているとおり、世界最大規模になっていると、GDP比ですね。これの削減に手をつけないで財政再建はないだろうというふうに思いますので、先ほどの答弁もございましたけれ...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、不良債権処理で採算部門と不採算部門を分けて、不採算の方を例えばつぶしてしまうといいますか、整理してしまうというふうな目的ですと、今おっしゃいました事業の継続とかそういうことにならないわけですから、明らかに採算、不採算を分けて不採算を整理してしまうとい...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっとまだ不明確なところがあるんですが、ドイツとかほかの国の場合は何年間とかはっきり決められていますが、今回の場合は、どこまで事業を継続するかはっきりしておりませんので、場合によっては半年でつぶしてしまうとか、一年後につぶしてしまうとかいう場合の租税回避といいま...全文を見る
○大門実紀史君 私、昨年三月期の主要銀行が発表した資料を少しまとめてみたんですが、同じように、三業種が全体のリスク管理債権に占める割合は大体五、六割というのが出ておりますので、今、大臣にお答えいただいたのとそれほど変わらなく推移しているというふうに思います。  その内訳で、パー...全文を見る
○大門実紀史君 私も建設関係出身ですのでゼネコンのことよく知っておるんですけれども、製造業と違いまして、ゼネコンの場合の不良債権といいますか、いろいろ構造的に難しいところがあることは承知しているんですが、このゼネコンの不良債権、建設、不動産関連がかなり大きなウエートを占めるという...全文を見る
○大門実紀史君 国土交通省関連での取り組みの関係の質問をまた後でさせていただきたいと思いますが、従来、ゼネコン関連の不良債権の処理といいますと、御存じのとおり、銀行との関係では債権放棄というのをやられてきたわけですけれども、今回の処理策にもやはり債権放棄という言葉が随所に出てくる...全文を見る
○大門実紀史君 私も各銀行がゼネコンにどれぐらい債権放棄をしたかというのを自分なりに表をつくってみましたけれども、ほぼ同じ金額になるわけなんですが、東京三菱は公的資金を受けて返したというのはありますが、債権放棄をした方の銀行のほとんどが公的資金を注入されて、その後、かなりこれが大...全文を見る
○大門実紀史君 私は、この間のゼネコンに対する債権放棄というのはほとんど何も余り解決していないのではないか。しかも日本経済全体に対しても、どちらかといえば悪い影響の方が多かったのではないか。しかもゼネコンにとっては悪循環を招いているのではないかというような気がしてならないわけなん...全文を見る
○大門実紀史君 法的整理ですとかなり影響が出ます。先ほどずっと債権放棄のお話をさせていただいて、それについてちょっとお答えいただけなかったんですが、具体的にきょうはゼネコンの話をさせていただいておりますので、銀行とゼネコンの間の不良債権処理の場合、私的整理という形になりますと、ゼ...全文を見る
○大門実紀史君 余り詰めて伺うつもりはないんですが、結局、ゼネコンの場合、私、何度も申し上げますけれども、何らかの再編といいますか、分社化も含めて、子会社の整理も含めて、そういう中で債権放棄という形がかなり有力な手段に、今考えておられるということですが、なると思うんです。  そ...全文を見る
○大門実紀史君 わかりました。  不良債権最終処理にかかわる具体的な方策はこれから出されるということですが、公的資金注入の問題はわかりましたけれども、何らかのインセンティブといいますか、枠組みだけ示してもなかなか実態は進まないという現実もまたあるかと思いますが、そういうインセン...全文を見る
○大門実紀史君 恐らく無税償却関連のことを想定されているんだと思いますが、いずれにせよ、具体的な方策が示されたときにまた議論をさせていただきたいと思います。  いずれにせよ、そもそもこのゼネコン、特にゼネコン、不動産、建設関係の不良債権というのはバブルのツケから始まって、それが...全文を見る
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の公債発行特例法案、法人税法等の一部改正案及び租税特別措置法等の一部改正案の三案に反対する討論を行います。  公債特例法案は、ゼネコン型公共事業や軍事費などの浪費を続けた結果生じた二〇〇一年度政府予算案の歳入不足分として、十九...全文を見る
03月29日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
議事録を見る
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、関税定率法等改正案に反対の討論を行います。  反対の理由は、第一に、ウルグアイ・ラウンド合意に基づき関税化された米、麦類等における暫定税率の適用期限の一年延長についてであります。日本の農業は、米などに対する関税化によって重大な影響を受...全文を見る
04月05日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  今回の税理士法改正は、日税連、税理士会の皆さんの長年の要望が取り入れられたものということでお伺いいたしました。我が党としては、現行の税理士法そのものに幾つかの根本的な問題があるというふうに考えているところでありますけれども、本改正...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  日税連の要望書の中には、今のことともかかわるんですが、「税理士会の自主性の確立」という項目の中に、四十九条の十六に当たりますが、財務大臣による日税連あるいは税理士会の総会決議の取り消しと役員の解任の規定を両方とも廃止してもらいたいとい...全文を見る
○大門実紀史君 質問したことに簡潔にお答えいただきたいと思います。  そうしますと、総会の決議の取り消しというのは、具体的にどんな決議を税理士会なり日税連がしたことを想定されているんですか、公益性に反すると言いますけれども。簡潔にお願いします。
○大門実紀史君 よくわからないんですけれども、要するに、信頼している、もう信頼関係もできているし、しっかりした団体だと、それでも何か伝家の宝刀を残しておくみたいに、いざというときの監督権限に非常に何かこだわっておられるような気がするんですけれども、やはり税理士会なり日税連なりの自...全文を見る
○大門実紀史君 その普及していない原因は国税庁としてどういうふうにとらえられておりますか。
○大門実紀史君 要するに、現行の書面添付制度というのは納税者にとっても税理士さんにとっても余り双方メリットがない、つけてもつけなくても余りメリットがないので普及しなかったということだと思いますが、そうしますと、今回、調査の通知前に税理士さんの意見を聞くという改正をされたわけですが...全文を見る
○大門実紀史君 余りそれで進むとは思えないんですけれども、税理士さんが意見を聞いてくれるということで地位が向上すると、地位が向上するのかわかりませんが、意見が尊重される、あるいは書面の中身を改善するから進むというのと、先ほど大武さんが言われた、今進まない、進んでいない三つの理由の...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、事前に税理士さんに聞いて疑義が解決した場合、疑問点がなくなった場合、どうなりますか。
○大門実紀史君 調査省略になるということですか、その時点で。そうすると、私、これは随分重大な問題を含んでいるんではないかというような気がするんです。  書面添付制度そのものに我が党は二十年前のときに反対をしているわけなんですが、そのときのことをまた言わなきゃいけないといいますか...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、いろいろな話をしなきゃいけないんですけれども、大武さんはTKCの書面添付の講演をされている中で、とにかく今、税務署員というのはこれからふやすことはできない、なおかつ申告者数はふえていく、こういう中で、書面添付の会議の中で税理士さんの皆さんの協力を得たい...全文を見る
○大門実紀史君 私が申し上げているのは、意見を聞いて調査に入るんだったらよくわかるんです、事前に聞いてね。いずれにしても調査に入るというんだったらわかるんですが、そこで調査は省略するとおっしゃいましたから、これは全然話が違うんじゃないかと。事前に意見を聞いて、それを参考にして調査...全文を見る
○大門実紀史君 委員長、ありがとうございました。  ですから、もう少し簡潔に質問に沿って答えていただきたいと思います。  私は、調査を省略にしろそこで終了にしろ、その納税者本人の、入ってから税理士さんと相談してもうここでやめましょうならわかるんですよ。通知前に、本人とは別のと...全文を見る
○大門実紀史君 そんなこと聞いていないですよ。ちゃんと聞いたことに答えてくださいよ。国税庁なんでしょう。納税者に対して物を言う立場なんでしょう。私は納税者のことを言っているんですよ。  お金を払って毎月税理士さんを頼むだけの余裕があって決算料も払う余裕がある人、しかも書類添付費...全文を見る
○大門実紀史君 時間の関係で何度も同じことを聞かせないで、大武さんはこういうことはよく御存じでしょうから、すぱっと答えてほしいんですよね。不平等は生まれませんか。
○大門実紀史君 全然同じではないというふうに思います。また来週もありますので、引き続きやりたいと思います。  もう一つは、この書面添付で税理士さんの意見を聞くことでこの添付制度が今よりも普及すると言われた意味が、この調査省略という言葉で私はよくわかったんですけれども。これは、つ...全文を見る
○大門実紀史君 そういうわかり切ったことを言わないでください、その辺はこちらも調べていますから。  私が言っているのは、この書類添付にかかわる意見を聴取する、そのときに疑義がなければ調査省略があり得るとおっしゃいましたから、それならば法文の中にそう書きなさいよ。疑義がなければ調...全文を見る
○大門実紀史君 何度も言うようですけれども、それは調査に入ってからはあることなんです。よくわかるんです。私が言っているのは、本人に通知する前に税理士さんの意見を聞いた段階で調査を省略することはあり得るとおっしゃったから、これは初めての例だと、これは今までない例だということで申し上...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっといろいろまだ疑問は残るんですけれども、要するに、この書面添付で意見を聞く、疑義がなければ調査は省略するということならば、これは本当に、僕は、結果的にはそういう税理士さんばかりじゃなくて良心的な税理士さんがいっぱいいるわけですから、調査されませんよということ...全文を見る
○大門実紀史君 もう全然答弁がわけがわからないんですけれども、例えば税理士さんにとっても私はこれは非常に問題があると思うんです。  幾つかの顧客を持っている税理士さんが選ばなきゃいけないわけですね、自分の顧客のうちのAさんには書類添付をつけると。今までと違ってかなり重いわけです...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
04月10日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  私は、税理士法並びに緊急経済対策について質問したいと思いますが、最初に税理士法について質問をいたします。  今回の改正は、税理士会の自主性の確立あるいは税理士の立場を尊重するという点では幾つかの改善点が含まれているということはそ...全文を見る
○大門実紀史君 それは前回お聞きしたんですが、要するに、疑義がなければ調査省略しますということなわけです。  個別のお名前を出すわけにいきませんけれども、幾つかの税理士会の幹部の方にお聞きしますと、今回の改正によってこの書面添付制度というのは、飛躍的にかどうかわかりませんが、普...全文を見る
○大門実紀史君 全然かみ合った答弁を先週もされていませんけれども、もう少し聞いていることにすぱっと自信を持って、何か隠そうとしないではっきりと答えてもらいたいんですね。  そうやって、税理士会等がもうその気になって、調査省略があるということで、それにたえる書面までつくろう、これ...全文を見る
○大門実紀史君 去年の一月の税理士制度に関する勉強会における論点整理メモというのがありますけれども、これは、税理士会の皆さんの要望を国税庁がいろいろ聞いて、今回の改正に向けて意見聴取なり議論をされたということで、内容は別に悪いものばかりじゃありません。いろいろ前進的なものもありま...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、疑義がなければ調査省略もあり得るということを述べられたということになりますよね。今の答弁だとそうなりますけれども。  それで、もう一つは、書面添付を今まで一生懸命やってこられた団体もあるわけです。先ほどから名前を出していますが、TKC全国会というのが...全文を見る
○大門実紀史君 私が聞いているのはイエスかノーかのことばかりですから、ノーならノーとおっしゃってもらえばいいので、もう説明は結構ですから、聞いたことに端的に答えてください。  もう一つは、私が冒頭言いましたとおり、これは言い方がどうかというのはありますが、税理士さんを税務行政の...全文を見る
○大門実紀史君 そうはいっても、要するに協力してもらう、さらに協力してもらうことを進めるという点には間違いないというふうに思います。  次に、納税者間の不公平の問題なんですが、これは前回、先週の質問で私、こういうふうに調査省略が想定されているとすれば、税理士さんに頼んで書面添付...全文を見る
○大門実紀史君 どうしてもちゃんと答えていただけないんですけれども、納税者にとっては、調査に来られるということは、何もやましいところがなくても相当の精神的な負担になるわけですよね。あるいは仕事を休まなきゃいけないとか、物理的にも負担になります。まじめに申告している人でも、書類添付...全文を見る
○大門実紀史君 よくわかりませんけれども。  もう一つは、非常に先週から国税庁の答弁を聞いていて感じるんですけれども、税理士のあるべき姿といいますか、また大武さんの講演録の話をして恐縮ですけれども、大武さん自身も、これからの税理士というのは二つの選択を皆さんしなきゃいけないとい...全文を見る
○大門実紀史君 もういいです。  税理士法に関しては最後の質問ですのでぜひ宮澤財務大臣にお伺いしたいんですけれども、税務署のいろいろ補助なり協力をするのはいいけれども、納税者の立場に立って代理人的な仕事をしてはいけないというふうなことだとすれば、こういう考え方こそ、税理士法の第...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、私が申し上げているのは、やはり課税官庁のかわりの仕事なんかやるんじゃなくて、課税官庁とも距離を置いて中立にやるべきだと。ところが、そうではなくて、課税官庁の下請といいますか、協力をしてくれということを国税庁の幹部がこうやっていろいろなところでしゃべって回...全文を見る
○大門実紀史君 いろいろ御答弁いただきましたけれども、要するに今三つの過剰論がありましたですよね、またIT革命もあるかもわかりませんが、要するに、リストラ、再編を進めた、それで企業そのものは減収増益に転じたと。ところが、幾ら、特に大手企業だけの利益が上がっても、労働者の失業がふえ...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく、この緊急経済対策の現状の認識と課題のところに、私は、そうはいっても相当の乖離といいますか、ギャップがあるというふうに思います。  ですから、申し上げたいのは、家計を一時的に何かで刺激するということではなくて、家計が冷え込んで物が売れなくて販売不振、倒産...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、この朝日の記事というのは、かなり誤報といいますか、言った覚えがないことを書いた割にはかなり詳しく展開しておりますので、朝日の記者が勝手にでっち上げたということではないと思うんですが、こういうことを言っているんです。  大手行の十二・七兆の不良債権処...全文を見る
○大門実紀史君 全然聞いていないことを次々と出てきて答えられているようですけれども、何も聞いていないんです、そういうこと。この朝日の記事については全くあずかり知らないということですか。
○大門実紀史君 わかりました。  そうしたら、今、岩田さん出てこられましたので、経済財政諮問会議で岩田さんが説明されているところに、私はその朝日の記事が非常に関係するんじゃないかなと実は思っているんですが、そういうことでしたら別に朝日に聞いたっていいと思いますが。私が知りたいの...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと要求したけれども、このときの資料というのは出せないんだというふうに伺いましたけれども、出せるならば後でもいただきたいと思います。  この中でも、岩田さんの説明ですと、過剰雇用とかいろいろありますが、つまり直接償却に直接減額を加えたオフバランス化された金額...全文を見る
○大門実紀史君 大変無責任だなと思うんです。これだけ失業がふえるんじゃないかということで心配が広がっている中で、対策を打ち出したときにも試算も何もされていないということでは本当に無責任だと思います。  この間、シンクタンクがいろいろ数字を発表しております。ニッセイ基礎研究所の予...全文を見る
○大門実紀史君 具体的に試算するのが難しいのはよくわかります。岩田さんは、その資料二というのがよくわからないんですが、とにかく諮問会議の中で、四十五兆の場合は五十万人ぐらいふえた例があるという意味かもわかりませんけれども、とにかくそういう一つの指標をお示しになりましたし、私は、与...全文を見る
○大門実紀史君 私はそうではないというふうに思います。二年や三年で一気に不良債権の最終処理をやるということで、それだったら大変なことになるということで予想されているのが先ほどから申し上げている失業問題ですから、何かずっとやってきて最後にばっと出る、こういうことじゃないと思うんです...全文を見る
○大門実紀史君 非常に無責任な、内容も既に出しているような内容をここに持ってきて並べただけのような、しかもこのITにしろ、保育・介護のところだって新規雇用はふえていませんよね、実際問題。そういうところに何で持ってきて、ここで新規雇用だと言うのは、何か当面非常にごまかしといいますか...全文を見る
○大門実紀史君 時間がなくなりましたので、今おっしゃったことも既にある制度でして、今後予想される中小企業の連鎖倒産、たくさんふえると言われているものに対する新たなといいますか、大きな措置というのは見えないわけですが、私は一つだけ最後にこの点で要求させていただきたいのは、今回の不良...全文を見る
06月07日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  扇大臣には初めて質問をさせていただきますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。  私の方は二つの柱で質問したいと思いますが、一つはJRの関連事業と財産の譲渡のこと、もう一つは中小企業への配慮義務の二つの柱で質問をさせてもらい...全文を見る
○大門実紀史君 今、説明していただきましたその八条が設けられた理由ですけれども、もともと国鉄の分割・民営化のときに、この財産の問題でいえば一つは清算事業団、一つはJRというふうに分けられて、清算事業団の方は長期債務、その膨大な借金を返済するために、国民に負担をかけないために売却す...全文を見る
○大門実紀史君 私がお尋ねしたのは、この会社法における八条の位置づけについてお伺いしているわけですけれども、ですから、そもそも国鉄からJRに承継された土地というのは、資産といいますのは、その売却を想定していなかったということは言えると思います。  これは国会答弁でも明らかでして...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、七社合計でいいますと、面積で五百五十一万四千平米、これは物すごい広大な土地といいますか用地でして、東京ドームでカウントしますと百十八個分なんですね。東京ドーム百十八個分の土地が、売ることを想定していなかったと言われている土地が売られていると。金額が、...全文を見る
○大門実紀史君 JRが経営努力されて、いろいろやっていかれることは何も否定しているわけじゃないんです。私が申し上げているのは、約三十兆円の国民負担が、長期債務が残っているというところで、こういう本来売るべきではない、売ることを想定していなかった土地を売却して会社の利益になっている...全文を見る
○大門実紀史君 大臣、ちょっと混同されてお話しされていると思うんです。JRが経営努力して、例えば運賃収入できちっとした経営に立て直していく、それは何も否定していないわけです。私が言っているのは、資産の問題を土地の問題に絞って言えば、もともと国民の財産だったものを、しかも地方自治体...全文を見る
○大門実紀史君 私はおかしいと思います。  これは、例えば住民の皆さんがその事実を知って、うちの何々市はJRから、もともとJRがただ同然で手に入れたものを買わされているということが広がれば、皆さん怒りますよ、住民の皆さん。議会でもどこまでそれが説明されたのか私は知りませんけれど...全文を見る
○大門実紀史君 では、もう一つ別の角度から確認をしたいと思いますが、八六年の参議院の国鉄問題の特別委員会のときに、中曽根元総理が明確にこの点は非常に力強く答えておられるんです。JRと中小企業との関係は非常に大事な問題だ、だから法律に配慮を示しているんだ、大きな組織や資本の力を持つ...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、同じだと、今までと同じように重い義務があるというふうに解釈をしたいと思います。  具体的にお聞きいたしますけれども、JR貨物の小名木川駅というのがございます。ここで今再開発の計画が出ておりまして、時間の関係で私の方からどんな計画かかいつまんで申し上げ...全文を見る
○大門実紀史君 十ヘクタールで七千八百万ということは、坪にすると二千五百円ぐらいになるんじゃないですか。大体そんなものだと思いますけれども。その十ヘクタール、一坪二千五、六百円だと思うんですが、それを幾らでJR貨物は今売ろうとしているのか、わかりますか。
○大門実紀史君 とにかく、何百倍の金額で売ると。ちょっとその辺の場所わかりませんけれども、坪百万するか七、八十万なのかわかりませんけれども、いずれにせよもう何百倍の数字で売って、またJR貨物が四苦八苦していますから、とにかくそこを売ってというふうなことを今考えていると。  こう...全文を見る
○大門実紀史君 有効利用ということでしたら、何もそんな巨大な商業施設をつくらなくても、地元の皆さんに喜ばれるような公園をつくるとか緑地施設にするとか、いろんなことが考えられるはずなんですね。何で有効利用がすぐ商業施設とかお金になることにばっと行くのか。私は、やっぱりそこが、最初の...全文を見る
○大門実紀史君 それは違うと思います。JR会社ですからJR会社法にまず拘束されて、まずそれにのっとってやるべきですから、あれこれを先に言わないで、あれとこれとは両方並行とか言わないで、JR会社法にきちっと明記している十条の中小企業に対する配慮義務、これをまず最初にやって、合意が得...全文を見る
06月11日第151回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  きょうは、公共事業の進め方、公共事業に関する行政評価のシステムといいますかあり方について質問をさせていただきます。  きょう、あえて大臣ではなく、この問題で第一線でやられておられます事務方の局長さんを初め、一般論ではなくて、かと...全文を見る
○大門実紀史君 わかりました。それはまた後で、しかるべきところでお聞きしたいと思います。  今、全国でダムに関してかなりマスコミでも取り上げられておりますけれども、特に大型ダムに対する住民の方々の反対運動があちこちで起きているというふうに思います。我が党も、何でこんなにたくさん...全文を見る
○大門実紀史君 私が実際に自分で回って感じたことを申し上げますと、大体どこも共通していると思うんですが、結論からいいますと、ダムだけではありませんけれども、日本の公共事業の進め方といいますか、全体にやはり今いろいろ問題点があるんじゃないかというふうに思います。  そもそも問題に...全文を見る
○大門実紀史君 私がお尋ねしたのは、そういう方々がなぜ行政訴訟まで起こして反対を貫こうとされているのかということを聞いたんですが、お答えいただけませんので。  私、思うんですけれども、現地の運動をされている方のお話を聞いて、何もおもしろがって反対しているわけじゃないんですよね。...全文を見る
○大門実紀史君 私はそうは思わないんですね。収用法の問題は国土交通委員会でやってもらえばいいんですが、今、風岡さんがおっしゃったのは、要するに公聴会とか説明会のところで今までやらなかったことをやるからという意味だと思うんですが、これは環境アセスもそうですけれども、公聴会とか説明会...全文を見る
○大門実紀史君 そういう御努力をお願いしたいと思います。その場合でも、アメリカとかイギリスなんかでは、いわゆる審判官といいますか、第三者が事業官庁の意見とそれに異議ある住民と両方の話を聞いて判断するというようなそういうシステムになっていますので、ただ聞くだけじゃなくて、そういうこ...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、事業監視委員を任命するのは知事だとか大臣ということですよね。つまり、事業官庁の事業を監視する委員を事業官庁が選んでいるというか、自分たちの事業を監視してもらう人を自分たちが選んでいるというふうな、率直に言ってそういう関係になっているというふうに思います。...全文を見る
06月14日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
議事録を見る
○大門実紀史君 竹中大臣、来られていますか。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  竹中大臣をお待ちしていますけれども、一つ二つ質問させてもらいたいと思いますが、自賠責保険の問題で三月に私質問をさせていただきまして、柳澤大臣からも、村井前副大臣からも、後遺障害者の今後のヒアリング等を含めた問題で積極的な答弁をいた...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  それでは竹中大臣に、あと二十分ぐらいしかおられないんですか、きょうはじっくり率直にお聞きしたいと思ってたくさん質問を用意したんですけれども、じゃ、簡潔に幾つか要点だけお聞きしたいと思います。  先ほど浜田議員からもありましたけれども...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、一つは仲介機能とおっしゃいましたけれども、お金の流れが、銀行が不良債権を抱えていると、民間の中小企業の皆さんの立場で見ると、回るべきお金が回っていないとか、あるいは中小企業をどう見るかというのがありますけれども、生産性の低いところに、公共事業も含めて...全文を見る
○大門実紀史君 私は、冒頭に申し上げましたとおり、中小企業とか普通に働いている人たちの立場からしますと、その人たちから見た説明をしてほしいんですけれども、銀行が苦しくなるとか何かじゃなくて、この二、三年で処理してかなりの倒産、かなりの失業が出ると言われていますけれども、その人たち...全文を見る
○大門実紀史君 竹中大臣、本当に中小企業の実態とか、例えば要注意先になっていたり、要管理先債権に区分され直したり、何が起こっているかを本当に見てもらいたいんですよ、紙の上で何か線を引くんじゃなくて。  例えば、今一生懸命頑張っている中小企業というのは、景気さえよくなればちゃんと...全文を見る
○大門実紀史君 別に、中小企業が弱者だから救済すべきとか、そういう意味で言っているんじゃなくて、やっぱり日本経済の基盤を支えているんですよね。それが今、四苦八苦してやっと融資でつないだりしてやっているわけですよ。  ところが、この不良債権処理で、後で、竹中さんが引き揚げられた後...全文を見る
○大門実紀史君 何度も言うようですけれども、後にずらせとか、ずっと先でいいんだとか、ほっておくべきだとか言っているわけじゃなくて、この一―三のGDPも出てこんな状況で、さらにみんな景況感は今後悪くなると思っている中で、なぜ今なのかということを何度もお聞きしているわけで、ほっといて...全文を見る
○大門実紀史君 今、産業論をおっしゃいましたけれども、私この間、竹中大臣の御本だとか幾つか読んでいて非常に疑問なんですけれども、例えば、ランプが電灯にかわるとか、エネルギーでいえば石炭から石油にかわるとか、あるいは諮問委員の中の吉川先生なんかは、馬車が列車に取ってかわられるとか、...全文を見る
○大門実紀史君 後で五百三十万人雇用の問題、雇用創出と出されている問題を細かく検証させていただきますけれども、何が起こるかわからないような話ばかりなんですよね。ところが、失業者はどんどんふえ始めていますし、中小企業が今資金回収だとか新規融資のストップでつぶれ始めていますし、その人...全文を見る
○大門実紀史君 大臣、ありがとうございました。  ちょっと順番があれですが、話の流れで、今、竹中大臣がおっしゃいました五百三十万人雇用といいますか、雇用対策の話を少しお聞きしたいと思いますが、ちょっと大臣行ってしまわれましたけれども、これは内閣府の方で御存じだと思いますが、大臣...全文を見る
○大門実紀史君 聞いていない。
○大門実紀史君 そうしましたら、今ちょうど岩田さんが出てこられましたけれども、四月の十日に私同じ資料で質問したんですが、諮問会議に出された資料ですよね。その中で、グラフを岩田さんが説明された中で、どうも説明が違うなというふうに思うのがあるんです。  これは資料のページは入ってい...全文を見る
○大門実紀史君 私、申し上げたいのは、この話はもう何度も我が党も質問させてもらっていますから、民間のシンクタンクはもっと大きな数字を言ったり、率直に言ってわかりませんよね。わからないのが事実だと思うんですが、皆さん自身が出された資料よりも小さ目に言うことはないだろうと思うんですよ...全文を見る
○大門実紀史君 数字だけ答えてください。聞いた数字だけ。
○大門実紀史君 そうしますと、いろんな委員の方あるいは各大臣の方が、この不良債権処理で雇用不安、失業者がふえる、だから、平沼大臣もそうですけれども、新規雇用を創出しなきゃいけないんだ、その具体的なプランをつくるんだと。こういうものが出ているということでいろいろ使われていますから、...全文を見る
○大門実紀史君 よくわからないんですが、中身もよくわからないんですね。一番これで雇用を創出されるのは、個人向け、家庭向けサービスで百九十五万人ふえるんだと、五年後にふえるんだと。  コンシェルジェサービスというのは何ですか。具体的に説明してもらえますか。
○大門実紀史君 コンシェルジェというのは、訳すと執事ですよね。お屋敷にいる執事さん、執事という意味ですよね。本当に何かばかにしたようなことを平気で書かれているなと思うんですよね。  そうしたら、ライフ・モビリティーサービスというのは何ですか。ライフ・モビリティーサービスというの...全文を見る
○大門実紀史君 コンセプトじゃなくて、職種は何ですかと聞いているんですよ。高齢者タクシーだとか、そんなものなんですか。何でこんなところだけで百九十五万人もふえるんですか。お年寄り、こんなに頼めるほどお金持ちなんですか。五年後にこんなに高額所得の、自分専用の人間を雇えるようなお年寄...全文を見る
○大門実紀史君 私もこれだれがつくったんですかと聞いたら、何か三、四人の学者の方々が、これはどうだあれはどうだといって思いつきで入れたと。数字は適当な話で、アメリカでやったらこうだったとか、こんなもんですよ。五百三十万人雇用と新聞に書かれて、それだけ見たら、失業がふえるかもしれな...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、こんなものをわざわざ出さなくたって、需要と供給の関係があれば新しい仕事は生まれますよ。お年寄りにそういう需要が強ければ、そういう仕事をやろうという人が生まれますよ。わざわざ政府がこんな発表をしなくたって、今までだってそれだけふえたということは、これか...全文を見る
○大門実紀史君 皆さん専門家だから御存じだと思いますけれども、こういうサービス産業というのは、アメリカがサービス産業が伸びましたね、サービス産業の雇用を伸ばしましたよね。あれは個人消費が伸びたからなんですね、あの時期に。日本は個人消費が伸びていないわけでしょう。何でこんなに個人消...全文を見る
○大門実紀史君 いずれにせよ、そういう本当に笑われるようなことしか今政府はセーフティーネットについてやっていないと思うんですよね。雇用については特にそうですけれども。  じゃ、失業保険はどうするんですか。これからかなり生まれると思われている失業保険に対して、きょうは厚生労働省い...全文を見る
○大門実紀史君 もう一度確認しますけれども、財務省としてはこの不良債権処理に伴う失業者の増大に対応して給付日数の延長とか具体的なものを考えておられるというふうに考えてよろしいんですか。
○大門実紀史君 それはまた具体化されたところで御議論したいと思います。  次に、中小企業の関係ですけれども、ちょっと時間が少なくなってきましたので、かいつまんで私がいろいろお話を伺った実態をお話ししますと、この不良債権処理というのは、銀行の現場では決して区分がきれいに行われてい...全文を見る
○大門実紀史君 私が申し上げたいのは、カテゴリーを超えたことが現場では起きていると。金融庁は、この部分と言われているのはもちろんよくわかるんですが、カテゴリーを超えたことがこの間いろいろ起きているということを申し上げたいんです。  例えば一つだけ例を申し上げますと、先ほどおっし...全文を見る
06月19日第151回国会 参議院 国土交通委員会 第18号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  私は、今回の改正案に関連して、今、続先生からございましたけれども、交通事故被害者の、とりわけ重度後遺障害者の救済対策の問題に絞って、国土交通省のお考えを聞きたいというふうに思います。  最初に、この重度後遺障害者の救済対...全文を見る
○大門実紀史君 どうもありがとうございます。本当にその前向きな姿勢で取り組んでいただきたいと思います。  それで、この問題というのは、実は国会でも数年前から我が党だけではなくて各党の方が取り上げてこられた問題で、もう与野党を問わず、国の、国会の責任として急いで手を打っていくべき...全文を見る
○大門実紀史君 財政金融委員会で私、金融庁の今度自賠審のまた部会ができるそうで、その中にぜひ委員として後遺障害者の代表の方を入れてほしいという要望を出しているところなんですけれども、とにかく私ちょっと心配しますのは、この自賠審答申あるいはあり方懇の答申の流れの中で、やっぱり懇談会...全文を見る
○大門実紀史君 やっぱりわからないんですけれども、自賠責法そのものは被害者救済が一番の趣旨なんですよね、自賠責法というのは。この間の答申、あり方懇の答申も自賠審の答申も、やっぱり被害者救済が一番に書いてあって、この法案が出てくるときにどういうわけか十一対九と。私はそのユーザー還元...全文を見る
○大門実紀史君 私、試算してみたんですけれども、これはケースのとり方によるんですけれども、一番低い場合で百円か二百円、返し方によりますけれども三百円か五百円。私、五百円以内の、ひどければ百円下げますよ、二百円下げますよ程度の話じゃないかなと、金額を保険料で割りますと。だから、そん...全文を見る
○大門実紀史君 余りこれに深入りしませんけれども、もともと加入者のお金だったというのは当たり前の話で、保険ですから。何のために保険に入っているかはさっき申し上げたわけで、ちょっとでも返してもらいたいと思っているかどうかが私は疑問なんですよ。それよりやっぱりちゃんとした保障、保険を...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、約二兆円で二%の運用ですか、午前中ちょっとお答えになっておりましたけれども。それで、そのうちの二十分の九で、つまり大体これからも百八十億ぐらいの規模ということですか、そうすると。今、中身のことを言われましたけれども、全体規模はこれから百八十億ぐらいで推移す...全文を見る
○大門実紀史君 その中身に少し入りますと、私、この問題にいろいろ取り組んできて、例えば介護給付がございます。これがヘルパーさんを頼むと一日四千五百円の給付が出るんです。頼まない場合は半分の二千二百五十円出るんです。この金額については後でまた申し上げますけれども、ちょっと違うんじゃ...全文を見る
○大門実紀史君 私、その家族の助け合いとか家族のことは家族が面倒を見るんだというようなことを一般的に言われるのはわかるんですけれども、交通事故というのは当たらないと思っているんです。  なぜかといいますと、大体交通事故に遭わなければ、その家族は介護をする必要はなかったわけです。...全文を見る
○大門実紀史君 本当に、ぜひ見直してもらいたいのは自動車事故防止対策の六十二億。これは中身を本当に見直してもらいたいなと思うんです。そもそも疑問なんですけれども、警察庁も交通事故対策をいろいろやっていますけれども、なぜここの限られたお金を使って、被害者救済に回せる部分を分捕ってま...全文を見る
○大門実紀史君 そんなことはこのバス利用促進等総合対策事業のペーパーにはどこにも書いてないですね。要するに、人、町、環境に優しいバスの意義を最大限に発揮した町づくりに取り組む市町村支援事業と。だから、それはこじつければどこかで自動車事故防止につながるかもわかりませんけれども、こん...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく減らしてもらいたいと思います。被害者救済に回してもらいたいというふうに思います。  冒頭言いましたけれども、今親御さんたちが一番心配されているのは自分たちが亡くなった後子供はどうなるんだろうということ、あるいは自分たちが倒れた後だれが子供の面倒を見てくれ...全文を見る
○大門実紀史君 療護センターについては、もう岐阜の後、今のところふやしていく計画はないということはお聞きしていますけれども、その中で合理化したり、あるいは協力病院を頼んでいくという方向だということだと思いますが、それはたしか協力病院も今回一病院九百万ですか、六カ所試験的にお願いす...全文を見る
○大門実紀史君 この療護センターが今一ベッド当たり大体年間予算二千万ぐらいかかるというようなことをおっしゃっているんですね。普通の病院が二十四時間介護の必要な人を受け入れるというのは相当大変で、相当の何らかの措置がないと私は協力病院は広がらないというふうに思います。これは本当にど...全文を見る
06月21日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  最初に、コミットメントライン法案について一つ二つ質問をさせていただきます。  先ほど峰崎議員からもありましたので、簡潔に一つ二つお聞きしたいと思いますが、二年前に制定されたときに、中小企業の保護といいますか、弱者保護が必要だというふう...全文を見る
○大門実紀史君 今回については具体的な手だてがないということで、その辺はやっぱり、三億円といえど非常に危惧しているという点を申し上げたいと思います。  次の質問に入りますが、きょうは竹中大臣は御出席できないということですけれども、ちょうど骨太の方針がきょう決定されるということで...全文を見る
○大門実紀史君 私が申し上げたのは、民間需要、特に家計部門をどう見るかという基本的な考え方の話を御質問したんですが、それは後の質問にもかかわりますので、また後で申し上げたいと思います。  この骨太方針なんですけれども、素案も読ませてもらいましたし、この前、竹中大臣のお話も伺いま...全文を見る
○大門実紀史君 おおむねそういうシナリオをこの前も伺ったわけですけれども、私は、やっぱりこのシナリオには根本的な欠陥があると率直に言って思うんですね。  一つは、なぜこの不況のどん底のときに、今言われたとおりだと私は思うんですね、かなり配慮しながらやらないと大変なことになる。景...全文を見る
○大門実紀史君 私も前提が違うと思うんです。これはちょっと後で申し上げますけれども、前回も言われたカテゴリーの問題はわかるんですけれども、実態として周辺でいろんなことが起きているという意味で、私はもっと広い範囲で、失業とかそういう懸念が起きているし、実態もそういうのが始まっている...全文を見る
○大門実紀史君 この前、保証協会の全国の幹部の方とお話をして実態を伺ったんですけれども、事例はいっぱいあるんですけれども、よく御存じのとおり、要注意から要管理になるときの引き当て率は高まりますし、さらに破綻懸念先になると今度は非担保部分の七割を積まなきゃいけないということで、そこ...全文を見る
○大門実紀史君 いや、景気がよくなるのは。
○大門実紀史君 時間がなくなりましたので、二つ質問して終わりたいと思います。  一つはセーフティーネット論ですけれども、これもこの前お聞きしたら、具体的なものはないんだという話でした。  それで、例えばスウェーデンとか北欧モデルというのを調べてみたんですけれども、やはり九五年...全文を見る
10月18日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  今もお話がありましたけれども、この二月から八月にかけての量的緩和の効果といいますか、評価について最初にお尋ねしたいと思いますが、今の山本議員に対する御答弁にもありましたが、とにかくマネタリーベースは一四%以上伸びているけれども、サ...全文を見る
○大門実紀史君 その議論はまた財務大臣等とやりたいと思うんですが、何が今の需要不足の原因で、どうすればいいかと。ただ、一つ言えるのは、先ほどもありましたけれども、今その資金をじゃぶじゃぶ供給しても、不良債権処理ということで銀行がかなり審査を厳しくして、先ほどありましたけれども、黒...全文を見る
○大門実紀史君 今言われたリスクの問題でいくと、要するに、一生懸命量的緩和をやっても資金が回らないで、銀行が買ってそこに、副作用と言ったらなんですけれども、非常に危険性といいますかリスクが今増大しているというふうに、全体でいくとそうなると思うんです。その点で、量的緩和をこのまま続...全文を見る
○大門実紀史君 少し市場の評価に比べて甘いのではないかというふうに思いますが、日銀自身の国債保有もこの間かなりふえておりますよね。このことをどう考えるかというのは難しい面あると思いますけれども、どういうんですか、日銀自身のバランスシートといいますか、日銀自身の自己資本といいますか...全文を見る
○大門実紀史君 国債の問題はまた別の機会に引き続き、いろいろ疑問もありますので、議論させてもらいたいと思います。  インフレターゲット論のことで議論がございましたけれども、我が党としては非常に問題のある考え方だというふうに思っております。そもそも、何といいますか、この導入論の動...全文を見る
10月25日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  きょうは、経済政策の基本問題についてお伺いしたいと思います。  六月に竹中大臣にお聞きいたしましたので、きょうは塩川財務大臣を中心にお考えをじっくり伺いたいと思います。  今も浜田議員からありましたけれども、私は、この構造改革...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと聞いたことと違うと思うんですけれども、塩川大臣が特にこの間言われているのは、規制緩和をしていったり、いろんなことで競争がふえ、自由競争が高まれば成長力が上がるというようなことだと思うんですが、規制緩和についてはまた別途議論したいと思いますが、例えば、一つだ...全文を見る
○大門実紀史君 一々反論するとまた長くなりますので、ちょっと質問に戻っていただきたいと思うんですけれども。  合成の誤謬に陥ることをどう防ぐのか、どうするのかといったときに、感想だけ副大臣述べられただけで、その手だては何もないわけですけれども、もう一つ私は、実際にこの間、リスト...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、今の需要不足の原因は、とにかくもうみんなが買いたいものがなくて、あるいは受けたいサービスがなくてということですかね。そういうふうに需要不足の原因を政府としてとらえておられるということですか。
○大門実紀史君 私は、今また話が今度は供給サイドに行ってしまいましたけれども、需要の話でいきますと、もしも今国民の需要不足、消費の低迷というのが、もう買いたいものがないということだったら全くそのとおりになると。欲しいサービスが生まれればどんどんお金を出していくということになると思...全文を見る
○大門実紀史君 今、財政構造改革のお話を聞いているわけではありません。経済全体の話をしているんで、ちょっと絞ってお答えいただきたいというふうに思います。  例えば、成長分野に投資すれば必ずうまくいくというわけじゃないんですよね。この間のIT、電機の各企業が、さっきも言いましたけ...全文を見る
10月30日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  銀行法そのものの質問の前に、今の銀行が置かれている状況といいますか、特に銀行の自己資本と公的資金の問題について質問をさせていただきます。  日銀から速水総裁と田谷審議委員に来ていただいて、どうもありがとうございます。  先にこ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  金融庁の方に、今の各銀行の自己資本に占める公的資金と繰り延べ税金資産の比率、どれぐらいかということをお聞きしましたけれども、そういう統計はとっていないということですので、民間の専門誌が幾つかそういうことを出していますが、例えばその一つで...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  田谷審議委員も、最近の十月四日の静岡講演で、公的資金の投入と言った場合、一つ大事な点は、求められている資金というのは資本であって、返済を伴う負債ではないと。また、資本と言った場合は、最終的にはロス埋め資金であるということを認めることだと...全文を見る
○大門実紀史君 私がお聞きしたのは、返済を伴う負債じゃない方がいいと言われた部分についてなんですが、その後で言われたようなことをおっしゃったんだと思います。  その上で、田谷審議委員はその中で特にRCC等々の施策のことをおっしゃっていると思いますが、そうした具体化の過程で、公的...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっとお答えがかみ合わないんですけれども、速水総裁にお聞きした方がいいかもわかりませんが、総裁は十六日の記者会見で、同じようにRCCの機能拡充について日銀が資金を出していくことは十分あり得ると。日銀のいろんな方の講演なり読ませてもらいましたけれども、前提として、...全文を見る
○大門実紀史君 RCCの話が出ましたので、一つだけ関連してお伺いしたいんですが、つまり、日銀が五兆円の限度で、今度RCCの新しいやり方が出された場合資金を出していくとした場合、それが返ってこなかった場合、例えばRCCが損失を出して日銀が出したお金が返ってこなかった場合というのは、...全文を見る
○大門実紀史君 日銀のお考えはわかりましたので、どうもありがとうございました。  続けて、柳澤大臣にお聞きしたいと思います。  今、日銀としては大きな流れとしてはそういうものは否定しないというお話をされていましたけれども、大臣として率直に今の日本の銀行の自己資本についてどのよ...全文を見る
○大門実紀史君 後で質問しようと思ったことを答えていただきました。大筋、本当に私もそういうふうに思っているところです。  ただ、今、そうはいっても、不良債権を一気になくせと。そうするとやっぱり、収益性どころか今の資本も危ないというので公的資金を入れろというような乱暴な議論が、お...全文を見る
○大門実紀史君 RCCと株買い取りはまた出てきますので、そのときに議論させてもらいたいと思います。  問題は、この公的資金のところでいきますと、今現在もう返ってこないことが確定したのは約九兆円と言われています。これは国民一人にすると七、八万円ぐらいになるんですかね。そういう返っ...全文を見る
○大門実紀史君 交付国債九兆円をどう考えるかというのは、ちょっと時間の関係であれですけれども、要するに、そもそも論が我が党とは違うと。公的資金でやることじゃなく、これは本来銀行の負担でやることを国民負担でやっているということで申し上げているわけですから、法案の経過は十分承知した上...全文を見る
○大門実紀史君 ケース・バイ・ケースというよりも、やっぱり公共性を理解してもらうわけですから、何らかの公共性の基準というのがなければ審査もできないのではないかというふうに私は思いますが、例えばそのときに、中小企業への貸し出しというようなことは、今まで社会的な役割、公共的な役割の中...全文を見る
○大門実紀史君 具体的な問題でお話ししたいと思いますが、先ほど言いました公共性と営利を追求する企業との矛盾を典型的にこの間示したのが、私、新生銀行問題じゃないかというふうに思うんです。  投資ファンドが幾つかの銀行を買収して、これも親会社、子銀行の関係になっているわけですね。御...全文を見る
○大門実紀史君 個別行のことはと言われましたけれども、私、具体的な問題で今出ているわけですから再度お聞きしたいんですが、この改正案によりますと、附則の解釈によると、既に参入している株主に対しては、法が施行された後、届け出を五日以内にして、翌事業年度末に認可を受ける、そのときに審査...全文を見る
○大門実紀史君 やはり厳しい対応が必要だというふうに思います。  もう一つお聞きしたいのは、機関銀行化の防止もきょういろいろお話がありました。衆議院でも議論がありました。ポイントは、その大口融資規制を最低限の担保としてどう強めるかということで、これについてはもう大塚議員からも質...全文を見る
○大門実紀史君 違反していないということですね。何でそれが答えられなかったんですか。いやもういいですけれども。それを聞いただけで、何で今だったら答えて、何で答えられなかったのかと思いますが。  つまり、申し上げたいのは、拓銀以来かなり銀行破綻が続きました。長銀、日債銀、国民銀行...全文を見る
○大門実紀史君 私、これはまやかしだと思うんですよね。  要するに、それまでは法令上は二〇%だったと、改正して二五%に法令部分はしたと、それまでは通達の部分は三〇%だったと、それから比べたら全部含めて二五%なんだから強化したということですが、これ、総額からいってどう強化されたん...全文を見る
○大門実紀史君 いや、だから、何でこれが規制がきつくなったんですか。どこがきつくなったんですか。  同じことを答えないでくださいね。私が言ってるのは、要するに法令上は緩んでいるんですよね、二〇%から二五%に。これは明らかでしょう。それまで通達ですよ。通達でずぶずぶに緩めていたの...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、貸出金ベースでは緩んでいるということですから、私は、同じこれ九八年の十二月ですけれども、調べてみましたら、ほんの一カ月後、九九年の一月一日には、フランスは連結ベースで四〇%を二五%に厳しくしているわけですよね。だから、このころはやっぱり世界の流れとして厳...全文を見る
11月02日第153回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、銀行等保有株式等制限等法律案について質問をいたします。  まず、現在の経済情勢の認識について伺います。  完全失業率が過去最悪の五・三%、潜在失業者を含めると十人に一人という人が失業しているというのはまさに非常事態であり、小泉内閣、...全文を見る
11月13日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。きょうは、お忙しいところをありがとうございます。  山本参考人に先にお伺いしたいんですが、先ほど御意見を言われた中で少し気になったことがありますので先にお伺いしたいと思いますが、この機構について、当初は銀行救済的な色彩が強いので余り積極的な...全文を見る
○大門実紀史君 わかりました。  この機会ですので、今の日本の銀行のあり方といいますか、私は今、根本的に問われているときではないかというふうに思うんですが、その点について山本参考人の御意見を伺いたいと思いますけれども。  私、この委員会でも質問したことがあるんですが、日本の銀...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  山本参考人にまた伺いたいんですけれども、私、今銀行のあり方が問われているという点で、もう一つは、銀行の公共性と営利性といいますか、そのバランスをどうとっていくかという問題も今ちょうど問われているんじゃないかと思うんです、今の収益性との...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
11月15日第153回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  衆議院、参議院のきょうまでの議論を通じて、小泉総理も竹中大臣も、景気が一段と悪化しているにもかかわらず、相変わらず構造改革なくして景気回復なし、また、だから構造改革をやるんだということを繰り返し述べてこられました。  昨日、十一...全文を見る
○大門実紀史君 そういうことでありましたら、きょうは、構造改革論そのものに私は大変疑問を持っております。その矛盾といいますか、問題点そのものについてお聞きしたいというふうに思います。  まず最初に、あなた方が言われてきたセーフティーネット論でありますけれども、この予算委員会の議...全文を見る
○大門実紀史君 小渕内閣のとき、九九年にも雇用創出七十万人プランというのが出ましたが、その実績がどうなっているか教えていただけますか。これはトータルで結構です。
○大門実紀史君 相当の開きがあると。七十万に対して三十万人ですから、半分以下というのが今までのこういう関連事業の実績ですけれども、今度の百万人というのはこういう実績を踏まえて実現可能な数字なのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
○大門実紀史君 この中の、緊急雇用創出特別奨励金等というのがありますけれども、細かく申しません。これは、今まで目標三十五万人でやってきたものが、実績が五万八千人というのが実績なんですね。どうしてこれで今後この部分だけで十七万人もふえるのかよくわかりませんし、次の事業の十九万人とい...全文を見る
○大門実紀史君 精度なんか全然高くないじゃないですか。実績、先ほど申し上げたとおりじゃないですか。  私は思うんですけれども、これはどう見ても新規雇用とは言えないんですね。三年間に限って、しかも一人一人についていえば短期雇用で臨時雇用なんですね。今、失業で困っていらっしゃる方は...全文を見る
○大門実紀史君 竹中大臣に伺いますが、これは内閣府が出された五百三十万人です。これ、フォローアップされていますか。
○大門実紀史君 要するに、紙の上で書いた話なんですね。そもそも私、これは以前竹中大臣に質問しましたけれども、この五百三十万人雇用創出というのはサービス業に労働移動すると、サービス業の仕事がふえるという前提ですよね。そういうことですよね。しかも、今までのスピードの倍のスピードでサー...全文を見る
○大門実紀史君 だから、理解できないと言っているんですよ。百万人というのは、私は誇大広告だと思うんですよ、実勢からすると。この五百三十万人はもっとひどくて、私は虚偽の広告だと。はっきり言って、何も根拠ないんですよ。潜在的需要というのはあくまで潜在的で、これは後で御質問しますけれど...全文を見る
○大門実紀史君 だったら、五百三十万人が受け皿だとかセーフティーネットって出さなきゃいいじゃないですか。そういうこともあるかもしれないという話で、試算か何かで出せばいいんじゃないですか。雇用創出とか、総理がここでですよ、テレビの前でですよ、安心してくださいと、五百三十万人やります...全文を見る
○大門実紀史君 それならばお聞きします。  なぜ構造改革を進めれば景気が回復するのか。その神がかり的じゃなくてカリスマ的な総理はこの予算委員会の議論で、何でも民営化すれば景気はよくなるんだと、これしかおっしゃっていないんですよ。あなたは学者ですから、科学的に説明していただけます...全文を見る
○大門実紀史君 そういう話は私何度も伺っているんですけれども、要するに、私思うんですけれども、風が吹けばおけ屋がもうかるというような話なんですよ。だから、それだったら何でおけ屋さんが繁盛するようなことを直接やらないのか。民需を何で直接温めないのか。何で回りくどく、供給サイドから供...全文を見る
○大門実紀史君 もうとにかく説得力がないんです。実体経済というのは需要と供給が絡み合って動いていくわけですから、あなたの供給サイド論では、紙の上で書いた公式なんですよ。実体経済に合わないですよ。だって、悪くなっているじゃないですか。この半年、小泉内閣になってから景気が悪くなってい...全文を見る
○大門実紀史君 レーガン、サッチャーと言われましたけれども、需要対策やっているんですよね、そのときは。あなたはちょっと極端なんです。  何を言ってもそういうことしか言いませんから、違う角度であなたの構造改革論の矛盾をちょっと指摘したいと思うんですが、資料をお配りさせていただきま...全文を見る
○大門実紀史君 三十兆円国債を発行しているから需要をやっているという話だけ、一言だけ批判しておきます。  御存じのとおり、国債というのは赤字国債と建設国債があって、赤字国債というのは国の歳出不足を補うだけじゃないですか。去年と予算規模は変わっていないじゃないですか。建設国債とい...全文を見る
○大門実紀史君 大体、松下が、今リストラするよりも将来たくさん雇いますという計画なんか発表しているんですか。何も発表していないでしょう。どうしてそんなこと言えるんですか。
○大門実紀史君 もう聞いてもそういうことしか言わないんですけれども。  あなた、要するに、この言葉の中に、このプレジデントで言われた中に、ミクロとマクロをごっちゃにした、本当に経済学者かなと疑うようなあなたの見解が私、示されているというように思うんですよ。一つや二つの企業がリス...全文を見る
○大門実紀史君 あと一分しかありませんから。  一言申し上げますと、需要対策なしに供給対策だけやったって矛盾に陥るということなんです。だから、需要対策きちっとやりなさい、特に家計を温めることをやりなさいと。今需要の低迷の最大の原因でしょう、家計が。それを申し上げているわけです。...全文を見る
○大門実紀史君 今、需要対策をやるとおっしゃいましたけれども、具体的にどういうことをやられるんですか。もういいです。  私、思うんですけれども、ニューヨーク・タイムズを読んでいたんですよ。そうしたら、コラムでポール・クルーグマンが小泉改革のことをインプリシットスローガン、妄信的...全文を見る
11月22日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
議事録を見る
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の租税特別措置法改正案並びに民主党提案の修正案に反対の討論を行います。  政府提出案は、小泉内閣の骨太方針で掲げられている証券市場の構造改革に基づいて提案されているもので、低迷する株価を下支えし、千四百兆に上る個人の金融資産を...全文を見る
11月28日第153回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  私は、三宅島の被災者の方々の生活支援について質問したいというふうに思います。  従来、この被災者支援の問題では、国としてはなかなか個人の資産にかかわるものについては、今もありましたとおり云々だとか、また何といいますか、一般国民と...全文を見る
○大門実紀史君 きょうはいろいろ取り上げたい問題があるんですが、時間の関係で一つに絞って御質問したいんですが、今の経済産業省、中小企業庁でやられている事業者向けの債務の負担軽減というのは地元の方々にも大変喜ばれているわけなんです。ところが、もう細かく触れませんが、今避難されている...全文を見る
○大門実紀史君 今のは住宅金融公庫の方ですね。民間の方は何もないですね、今の時点ではありませんね。  まず、住宅金融公庫の負担軽減措置について伺いますが、三宅島で公庫を借りている人が今四十一名いらっしゃって、この軽減措置を受けている人は八人なんですね。二割しかこの公庫の負担軽減...全文を見る
○大門実紀史君 この問題は感じじゃ困るんですよ。現地の方々が困っているんだから、なぜ受けてもらえないのか、なぜ皆さん応募されないのかと、ちゃんと調査をするべきですよ。私の方で調べましたけれども、そういう感じの話じゃないんですよね。  経済産業省、中小企業庁にお伺いしますけれども...全文を見る
○大門実紀史君 ふえるかふえないかでいいです。
○大門実紀史君 では、国土交通省に伺いますが、今の住宅金融公庫の若干の軽減措置というのは、結局、将来は返済総額はふえるんでしょうか。
○大門実紀史君 それだけでいいです。  使われない理由は幾つかあるんですけれども、一つはそこなんですよ。そこなんです。使わない三十三人の方のうち、もちろん公務員の方は収入は減っていませんから、減っていない方はいますからね、公務員含めてね、そういう方は別に返せるだけ返しておこうと...全文を見る
○大門実紀史君 それは後で、帰ってよく計算してみてください。そうならないです。新特例の方が有利になります。  要するに、私が申し上げたいのは、災害で被災者になる方というのは、何度も言うようですけれども、本当にもう異例なんですよね。臨時異例なんです。それに対してほとんど何も手当て...全文を見る
○大門実紀史君 今、民間の話だと言われましたけれども、事業資金だって民間ですからね。事業資金だって、民間のところに返済猶予なり据え置きなりを東京都として、これは中小企業庁も頑張られたと思いますけれども、要請して民間金融機関が応じているわけですから、住宅ローンは民間という話にならな...全文を見る
12月04日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。きょうは、竹中大臣、忙しいところ本当にありがとうございます。無理を言って済みません。  竹中大臣に来ていただきましたのは、今回RCCですけれども、この前は株の買い取りがあり、公的資金の再注入というのもいろいろ議論されていると。この全体...全文を見る
○大門実紀史君 そういう一般的なことではなくて、不良債権を骨太方針で一気に処理しなさいという中で、銀行の自己資本が毀損しないようにということで公的支援という流れですから、やっぱり支援は支援だというふうに私は見ているわけです。  竹中大臣、私、六月に大臣に質問したときに、この不良...全文を見る
○大門実紀史君 私は建設関係出身ですので、実はゼネコン関係の知人がかなりいまして、この間も話を聞くんですが、今のゼネコンというのは、公共事業削減に対する危機感はあるけれども、不良債権処理による危機感というのがかなり薄いんですね。それはやっぱり政治的な、特に与党の方々だと思いますが...全文を見る
○大門実紀史君 僕、読まなくても大体わかるんです。この前、予算委員会で大議論をさせてもらいました。  それで、需給ギャップに触れると切りがないんですけれども、需給ギャップの見方も、やっぱりデフレギャップなんですよね。だから、ちょっともう根本的に何かいろいろ違うんですけれども。 ...全文を見る
○大門実紀史君 竹中大臣とはきょうはこれぐらいにしておきたいと思います。お約束の時間ですので、忙しいところありがとうございました。  それでは、RCC法案そのものについて幾つかお伺いしたいと思いますが、本法案の問題点は衆議院での議論あるいはきょうの今までの時間での質疑で大体もう...全文を見る
○大門実紀史君 加えて言えば、加えて言えばといいますか、比較で言えば、あのときのアメリカというのはデフレの状況じゃありませんでしたし、今、大変日本は、先ほど申し上げたとおりかなり厳しい状況だという点もあるんで、そのまま持ち込んだというふうに私も思いませんが、参考にされたといいます...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、理解できないといいますか、どう見たってこれは銀行支援の枠組みだと、それを新たに担保をつけるわけですから、これはもうどういってもそういう仕組みになっているんですよね。その点がずっと議論になっているということだと思います。  私、思うんですけれども、いろい...全文を見る
○大門実紀史君 地銀とか第二地銀など、地域銀行については専門の組織を設置したと。しかも、いろいろやっているというヒアリングをされているということなんですけれども、大手銀行の方は今の段階ではどういうふうなことになっていますか。もう少し、今もおっしゃったことを具体的に大手銀行では何を...全文を見る
○大門実紀史君 その数だとか何だとか、そういうものはまだ具体的にはヒアリングされていないわけですね。全大手銀行の中のどれぐらいそういう部署が設けられたとか、人数配置だとか、そういうところまでは行っていないわけですね。数わかりますか。
○大門実紀史君 私がいろいろ現場から聞いた話では、実際には、その担当部署を設けたぐらいのところはあるかもわかりませんけれども、逆の対応になっているんです、四月の緊急経済対策と。むしろ、要注意先になったところを正常化するどころか、あるいは正常化のところを要注意に落とさない努力をする...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、今、大手行がこうやって要注意先に金利を高目に要求して、応じなかったら条件変更だということで要管理に落としているというのは金融庁の方針だということですね。そういうことですね。  そうすると、四月の緊急経済対策で要管理先をいろいろ支援して正常先に持ってい...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、きょうは質問を終わりますけれども、次回、今言われました債務者区分の問題で、現場でどんなことが起きて、どれだけ中小企業を含めて倒産に追い込まれているかという話をしたいと思いますので、そのときにまたいろいろ問題点を御指摘させてもらいたいと思います。  質問を終...全文を見る
12月06日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
議事録を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  私は、金融庁の検査は大変よくやっておられる、むしろやり過ぎだという話をしたいというふうに思います。  今、信用組合あるいは信金をあわせて破綻が大問題になっています。それに、その取引先といいますか、顧客がRCCに大量に送られているという...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、要するに金融庁が、都道府県から国に移管された後、一斉検査をやって、その結果でこれだけ破綻がふえているということでよろしいですか。
○大門実紀史君 そうすると、物すごい破綻の数が短期的に非常に多く出ていると思うんですけれども、後でマニュアルの問題に触れさせていただきますけれども、今厳格な検査を急いでやってこれだけ破綻を生んでいるというか、どうして厳格な検査を一斉にことし始められているんですか。
○大門実紀史君 つまりペイオフ解禁の前に、言ってしまえば、つぶすところはつぶして、残すところは残すというふうなことですか。
○大門実紀史君 もう少し明確じゃないかなと私は思うんですが、この前の四日のこの委員会で、森金融庁長官がはっきりもうペイオフに向けてやっているんだとおっしゃっているんですよね。  ちょっと言います。  信用組合についてはペイオフ解禁が一年延期になった要因でもありましたと。それで...全文を見る
○大門実紀史君 ペイオフに向けてそういうやり方しかないんでしょうかね。つぶすところはつぶすと、整理統廃合といいますかね。しかも、わざわざ検査に入って、後で申し上げますが、非常に実態と合わないマニュアルを使って、おたくはこうだという区分を変えさして引当金を積まして、積めないと、信組...全文を見る
○大門実紀史君 だから、私が申し上げているのは、その善後措置というのが、検査して、金融庁の物差しを当てて、このマニュアルでこの引当金を積みなさい、できなければ債務超過だということで、要するに破綻に追い込んでいると。善後策が破綻に追い込むことしかないんですかとお聞きしているんです。...全文を見る
○大門実紀史君 後でそのマニュアル問題をまたちょっとやりますから。  とんでもないことが起きている。大臣が言われるようなことじゃない、到底積めないような引当金を突きつけられていると。そんな、相談してできませんかという程度じゃないんですよ。物すごい金額を引き当てしろと言われてつぶ...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃっていること全然わからないですけれども、要するに、地域の支持があったってつぶされているんですよ、今。みんなで支えようと思っているところもつぶされているわけですよ。  私がお聞きしたいのは、簡潔にお願いしたいんです、私も時間ありませんので。要するに、ペイオ...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、そういうところが今つぶれているんじゃなくって、それ以上の自己資本のところがつぶれているんです、これ事務方おわかりだと思いますが。  急な質問とおっしゃいますけれども、私きのうレクしたら、大臣だったら全部答えられるということで聞いているんですから、時間か...全文を見る
○大門実紀史君 すばらしいアイデアじゃありませんけれども、つぶすことはないですよ、わざわざ。わざわざつぶすことはないと、これを申し上げたいわけですよ。  不況でやっぱり信金、信組も、取引する中小企業も大変なんです。ただでさえ大変だから、ちょっと検査されたら、皆さんの区分によると...全文を見る
○大門実紀史君 そういう通り一遍のことじゃないんですね。  要するに、私思うんですけれども、引当金というのは、そもそも金融機関が引き当てするというのは、その貸している企業の方が破綻する可能性に備えて引当金をするわけですよね、当たり前のことですけれども。ところが、金融機関そのもの...全文を見る
○大門実紀史君 もっと具体的に言わないと御理解いただけないみたいですので、もう少し具体的に言いますね。例えば、検査で何が起きているか、しかも信組、信金の今までの取引実態といかにそれが乖離しているかと、審査のマニュアルを含めて金融庁が持ってきた物差しというのが。  その幾つか事例...全文を見る
○大門実紀史君 それはもうそういうふうになっているというのは承知した上できょう質問しているわけです。    〔委員長退席、理事円より子君着席〕  もし、そういうことになっていない事例があったら、今度お持ちしますけれども、具体的にどう対処されますか。そういうふうに行われていない...全文を見る
○大門実紀史君 全然そうなっておりません。幾ら信組、信金の方で説明をしても検査官が頑として聞かない、特に信用貸しなんというのは認めないし、保証人をつけてもその保証人がどんな保証人かまで徹底的に調べて、少しでも危なければだめだというようなことまでやられているわけです。  私、思う...全文を見る
○大門実紀史君 とにかくこんなとんでもないことはすぐにでもやめてもらいたいというふうに思います。  私は思うんですけれども、この不況の中、そういう中小企業に無理してでもお金を貸している信組とか信金の方がよっぽど私は立派だと思いますよ、本当に。大手の銀行、これだけ中小企業にはもう...全文を見る
○大門実紀史君 特に本当に今大変な事態ですので、至急、会議等々よりも関係事務方に指示を出してもらいたいと思います。  これは、先に幾つか起きていることを申し上げますと、例えば大田の破綻信組では、手形割引が通常二日でできたものが一週間から十日もかかっている、この年末の時期に。こん...全文を見る