大門実紀史

だいもんみきし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

大門実紀史の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  今日は、不良債権処理との関係で企業再生にかかわる問題、企業の再生ということにかかわる問題について質問したいんですが、その前に一言。  十二月の六日に信金・信組問題で私は柳澤大臣に質問させていただきまして、その後も次々と相次いで破綻して...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、銀行の不良債権さえなくなればいいというものじゃないと、企業もきちっと生きる道をということだと思いますが、今、マイカルとかダイエーとか流通大手の破綻が相次いでいる、破綻と再建問題ですね、再建がクローズアップされている中なんですけれども、私、幾つかそのダイエ...全文を見る
○大門実紀史君 ぜひ急いで対策をお願いしたいと思います。  今日、この問題は、私、調べてまいりましたら、単に長崎屋とテナントだけの問題ではない、こういうふうな事態になっている、もっともっと長崎屋、第一勧銀の深い構造があるということが分かりました。  それで、結論から言いますと...全文を見る
○大門実紀史君 今日は、もう時間もわずかしかありませんので、ここにその元資料全部ありますけれども、お手元に配ったのは私のお話しする要点のメモといいますか、チャート図と、ほんの一部の資料です。裏付け資料は全部ここに用意していますけれども。そういう点で、そういうことでお聞き願いたいと...全文を見る
○大門実紀史君 私は具体例でお聞きしているんですけれども、一般論を聞いているんじゃないんです。大臣、どうですか。これは公的資金を約一兆円も受けている銀行ですし、非常に長崎屋といいますか、実質的に勧銀が入っているわけですが、長崎屋自身で言えば背任の疑いもあると。これは監督責任あるん...全文を見る
○大門実紀史君 報告を是非お願いしたいと思いますし、資料ここにありますから、担当官私の部屋へよこしてください。全部お見せしますし、調査する必要のある事例だというふうに申し上げておきたいと思います。  マスコミも動いておりますので、もうBSEにしろ外交機密費にしろ、マスコミで取り...全文を見る
03月18日第154回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  私は、経済問題、デフレ対策について質問をさせていただきます。  最初に、竹中大臣にお伺いしたいと思いますが、今回の政府のデフレ対策については、自民党の麻生会長もデフレ加速策じゃないかというふうに発言しておられますし、衆参あるいは...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、短期的にはデフレ圧力になるけれども中期的にはいろいろ解決していくというお話だと思うんですが、その中期的というのはどれぐらいの期間を想定されているわけですか。
○大門実紀史君 私はその二年でめどが付くという根拠がやはりよく分からないんです。それで、どうしてこの需要低迷の下でそういう手品みたいに二年後にいろんなことが解決するというふうになるのか非常に不思議に思います。なぜそういう、何といいますか、荒唐無稽なといいますか、そういう議論が出て...全文を見る
○大門実紀史君 デフレスパイラルかどうか。
○大門実紀史君 私、非常にのんきなことを言っておられる気がするんです。私はもう大変な事態になっていると思いますので、委員長、資料の配付をお願いしたいと思います。    〔資料配付〕
○大門実紀史君 経済財政白書で、スパイラルの定義は四十三ページに載せておられます。  簡単に言いますと、物価下落で企業の売上げ、収益が落ちて、企業が賃金、雇用調整をやってリストラをやって更に消費が落ち込んで、設備投資も落ち込んで需要が低迷して更に企業がまた売上げが落ち込む、収益...全文を見る
○大門実紀史君 トリッキーと言われても困るんですけれども、政府の数字ですから。これ実質にしたところで、GDPを実質にしたところで、結局このスパイラル、縮小の方向は変わっていないんです。だから、それだけ取り上げてトリッキーという言い方は当たらないというふうに思います。  私は思う...全文を見る
○大門実紀史君 私、申し上げているのは、加速度的というのは、今、竹中大臣あるいは岩田政策統括官が勝手に自分で定義されている話なんです。今の日本経済というのは、真綿で首を絞めるように、緩やかに相互に連関して縮小していっているんですよ。それは明らかじゃないですか。
○大門実紀史君 先月、今月の話をしているんじゃないんです。皆さんの好きな中期的なスパンで見て縮小しているという話をしているんです。明らかじゃないですか。(発言する者あり)
○大門実紀史君 今、後ろから声ありましたけれども、私もそう思います。今の政府がおっしゃっているデフレスパイラルというのは、消費者物価が一〇%下がったぐらい、それぐらい加速度的なことをスパイラルとおっしゃっているわけですね、定義されているわけです。そうじゃないんです。それはもう恐慌...全文を見る
○大門実紀史君 消費、下がっているじゃないですか、グラフ見たら。そうでしょう。だから、クラッシュのような話をしているわけじゃないんです。今お認めになりましたとおり、これ、上から見れば正にスパイラルになっているじゃないですか。下がっていっているように見えるでしょう。スパイラルなんで...全文を見る
○大門実紀史君 先ほどとにかく緩やかな連関は認められましたけれども、今不良債権処理を、最終処理を急ぐ、あるいはリストラを促進するとどうなるかというと、このグラフが内側に内側にベクトル働くんですよ。そうでしょう。そうですよね。それがなぜ、あなたは先ほど最初に言われましたけれども、二...全文を見る
○大門実紀史君 もう竹中大臣と議論しているともう議論そのものがスパイラルになっちゃうんですね。  平沼大臣、平沼大臣、実体経済に非常にお詳しいというふうに思いますので、実感持たれていると思いますので、今マネーサプライありましたけれども、中小企業向け貸出し残高というのは減っている...全文を見る
○大門実紀史君 私、申し上げたいのは、スパイラル状態で一番この項目で大きいのは消費支出、この部分です。大臣、少しは良くなっているとか、下げ止まりしている言い方されましたけれども、最大項目のここを変えなきゃいけない、あるいは就業者、これだけ失業増えている、ここを変えなきゃいけない。...全文を見る
○大門実紀史君 あなた方の構造改革というのは、要するに、不良債権を一遍になくす、この不況の時期なのに一遍になくす、なおかつ、企業には競争力を求めてリストラをどんどんやりなさいと。そうなると、ここを冷やしているわけですよ。ここを内側に向けているわけですよ。その政策を改めないで、構造...全文を見る
○大門実紀史君 収益が、企業の収益が幾ら上がっても、所得に結び付かない、失業者がどんどん増えてきたと。これは、経済企画庁の時代に「日本経済の現況」のところで、いわゆるダム論が破綻したのはもう認められておられるわけです。そのとおりになっているわけですよね。国民は賢いとおっしゃいまし...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  午前中、不良債権の早期最終処理とデフレの関係について質問いたしましたが、午後はその不良債権最終処理の具体的な問題について質問したいと思います。この間我が党が取り上げてまいりましたけれども、信用金庫、信用組合の連続破綻の問題です。 ...全文を見る
○大門実紀史君 このペイオフ以降のことです。
○大門実紀史君 私が聞きましたのは、要するに、皆さんは一生懸命四月一日前に体力の弱いところはつぶすんだと言ってやってこられましたけれども、本当にそうしなかったら、そうしなかったとして、四月一日以降、皆さんがそう整理しなかったために、それぞれ破綻して預金者の方に迷惑を掛けたというこ...全文を見る
○大門実紀史君 私、テクニック的なこと、技術的なことをお伺いしているわけじゃないんです。何でこちらは、Aというところには認めてBには認めないのかと、差別的な検査をなぜやったのか伺っているんです。細かいテクニック的なことを聞いているわけじゃないんですよ。どうしてなんですか。
○大門実紀史君 ですから、そういう個別的な、技術的なことをお伺いしているんじゃないんですよ。具体的に私、聞いているわけでしょう、具体的に。  大阪相信とその周りの信用金庫、船橋信金と受皿であったりその周りの信金と違う検査をやっておられるんですよ。それについて言っているわけですよ...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、さっきから具体的な問題で私、質問しているわけですよ。具体的な問題で、名前を挙げて、やり方を含めて。どうですか、具体的な質問したんですよ、総理。──ちょっと待ってください、総理に聞いているんですよ。今、総理がお答えになったんですから、具体的な質問したんです...全文を見る
○大門実紀史君 ここに全部資料がございます。時間の関係で全部申せませんので、先ほど一例、二例申し上げたわけです。差別的な検査をやられた事例あります。調査されますか。おかしいという資料ありますから、調査されますか。少なくとも名前を挙げた船信と大阪相信について調査されますか、資料あり...全文を見る
○大門実紀史君 時間があれば幾らでも言いますよ。何言っているんですか。  ですから、船信と東京ベイと検査のやり方違うんですよ、はっきり言えば。だから、調べたらどうですかと申し上げているんですよ。  しかも、今申し上げたのは、皆さん方のつぶし方の矛盾の問題です。非常に恣意的にや...全文を見る
○大門実紀史君 そうはなってないんです。監査法人、ここはトーマツという監査法人ですが、もう監査法人と、管財人と監査法人と受皿と一緒に切り分けをやっているんですよ、具体的に言えば。談合状態でやっているんですよ。調査されましたか。私たち調査して言っているんですよ。違うと言うんだったら...全文を見る
○大門実紀史君 そうしたら、皆さんが破綻させておいて、受皿が欲しいところだけ、欲しい取引先だけ持っていって、あとの方々が、あなた方でしょう、破綻させて迷惑を掛けているのは。何の罪もないでしょう、中小業者、中小企業は。RCCに送られようが何しようが関係ないんですか。金融庁はいいんで...全文を見る
○大門実紀史君 本当に大臣、全然実態を御存じないので、もう一つ事例を申し上げます。これは預金保険機構が関与した切り分け問題です。  私は、管財人はもういろいろ受皿の意向に基づいてやっているなというのは分かりましたが、預金保険機構が出てくるとは思いませんでした。  これは大阪、...全文を見る
○大門実紀史君 そうおっしゃると思いましたので、是非、至急調べてください。これは、言った言わないということになるかも分かりませんが、少なくとも公の連絡文書に預金保険機構が了解済みと書かれているわけですから、どうなっているのか調べて後で御報告をいただきたいと思います。  総理は、...全文を見る
○大門実紀史君 この前も調査してとおっしゃいましたけれども、具体的にどうされるのか。  柳澤大臣、ここまで具体的に疑問点、疑惑を指摘したわけです。事実があります。私たちにとっては疑惑ではありません。事実です、不正な事実です。つぶし方についても、その後の切り分けについても、非常に...全文を見る
○大門実紀史君 我が党は、引き続き調査を進めて、具体的な材料を突き詰めて、この問題、徹底的に追及していきたいと思います。  私の質問を終わって、関連質疑に譲らせていただきます。
03月19日第154回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  最初に正村先生にお伺いしたいと思います。  先生、先ほど経済学者もしばしば人を忘れるというお話をされまして、私も最近それを強く感じております。本当に人を忘れた経済学者というのは、何といいますか、本当に歌を忘れたカナリヤみたいなも...全文を見る
○大門実紀史君 時間がなくなりましたので、浪川公述人に一つだけお伺いします。  今、金融検査マニュアルの問題が、特に中小企業に当てはめていいのかどうかと。御存じかと思いますが、いろいろ批判、怨嗟の声が上がっているんですが、あの金融検査マニュアル、中小金融機関に当てはめて、中小業...全文を見る
○大門実紀史君 もう終わります。ありがとうございました。
03月20日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  大臣、お疲れのようですけれども、柳澤大臣、今日はソフトにやりますのでリラックスして答えてもらえればと思いますけれども、私の質問に入る前に、午前中、円議員の大変切実な問題の御質問があったわけですが、それに関連して一言だけ御指摘したい...全文を見る
○大門実紀史君 またじっくり、このマニュアル問題のときにお話ししたいと思います。  本題に入ります。  私は、一昨日の予算委員会で信金、信組の破綻問題、質問いたしました。昨日は我が党の池田議員がここで質問をいたしました。昨年十二月からだけ数えても、我が党は衆参合わせてこの信金...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、その規定そのものがおかしいんじゃないですか。破綻しないですよ、住宅ローンですから。なぜそういう規定になっているんですか。規定がおかしいんじゃないですか。
○大門実紀史君 このマニュアルによりますと、具体的に判断しなさいと書いてあるわけですね。私、具体的な問題で指摘しているわけですけれども、ふなしんの職員の皆さんの住宅ローンは退職金で相殺、退職する場合はされるということがもう決まっているんですよ。何でそれで破綻懸念先なんですか。その...全文を見る
○大門実紀史君 規定にはなくても、もう相殺するということが通告されておりますので、もう一度お調べいただきたいと思います。  もう一つ、大阪相信で、これ予算委員会のとき私が指摘させていただきましたけれども、特定の業種について受皿の大阪信金が受けないと、預金保険機構が了承していると...全文を見る
○大門実紀史君 預金保険機構の話ですと、当初やっぱりそういう文書が出たと、それはまずいんで途中で訂正の文書を出したということですが、もう最初に出した段階で切り分けがされたはずなんですが、それは戻っていますね、そうしたら。そういう業種によってはじかれるということはないですね。
○大門実紀史君 それでは、幾つかこの問題で質問したいと思いますが、私は、予算委員会のときに、特定のところにかなり厳格な、厳格なといいますか、もうマニュアルに書いてあることさえ認めない大変厳しい検査をやられているという指摘をいたしましたけれども、大臣はそれはそれで実情に応じてやった...全文を見る
○大門実紀史君 分かりました。幾つか信金中金がその当該地域の信金を集めて相談していろいろやっているという状況、まだ状況の話ですが、話が入ってきておりますので、改めて資料をそろえて、証拠をそろえてこの問題はまた追及したいと思います。  金融庁から、私、二月に、二月の末に資料をいた...全文を見る
○大門実紀史君 そういうふうな数字じゃないと思うんですよね。もう十倍、債務超過の金額よりも十倍のお金が投入されている、九倍、八倍投入されていると。それは資産が劣化したとか、何か、わずか二年ですからね、そんなに一遍に資産が劣化するわけもないし、これは例えば、京都みやこなんかでも昨日...全文を見る
○大門実紀史君 大臣、私が予算委員会で質問したときに、結局、受皿、私がいろいろ受皿のやり方がおかしいんじゃないかという指摘をしたら、要するに受け取るのは受皿なんだから、協議でやっているんだというような話されましたけれども、今、一定のルールといいますか、そういうものもあるんだという...全文を見る
○大門実紀史君 その適格性認定の判断基準、それに合わないことが一杯起きていると思われませんか。  先ほどの、わざわざランクを落として資金贈与をたくさん受けようとか、あるいは職員の問題でも、ちょっと後で時間があれば触れますが、ちょっともう時間ないので職員の問題、先やりますけれども...全文を見る
○大門実紀史君 そうじゃないんですね。その地域経済あるいはその地元に与える影響という中には店舗の問題と、できるだけ、地元の人が多いわけですよね、信用金庫とか信用組合というのは、働いている人も。そういう配慮というのは今までもされてきましたし、そういう判断が含まれてきたんですよ。これ...全文を見る
○大門実紀史君 最後に申し上げますが、私が申し上げたのは、必要もない受皿が意図的にやって随分税金が取られている、片や守るべき人たちには出資金でさえ保護されていない、これがおかしいということを指摘したんでありますので、よく御承知おきをいただいて、引き続き調査すべきものはしてもらいた...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  今回の改正の中に、加工再輸入減税制度の対象にニット製衣類の追加がありますけれども、これは財務省でも経済産業省でも結構なんですけれども、従来、この制度の対象からニット製品が除かれていたと思いますが、今回追加になった理由を教えてくださ...全文を見る
○大門実紀史君 私が伺っているのは、今まで外されていた理由をお聞きしておるんですけれども。
○大門実紀史君 連合会の要望は承知しておりますけれども、今まで要するにこれが外されていたのは、やっぱり連合会が言われるような事業展開ができるところばかりじゃなくて、なかなか一定規模以下のといいますか、そういうところは大変な面があったので外されていたんだというふうに思います。  ...全文を見る
○大門実紀史君 その特別な、今大変な状況におられる方はたくさんおられるんですけれども、特別な融資だとかあるいはその相談窓口とか、そういうものはどうですか。
○大門実紀史君 是非、私どもにも具体的な相談が来ておりますので、また個別の対応も含めて対策をお願いしたいというふうに思います。  法案の方はそれぐらいにいたしまして、残った時間、塩川大臣にデフレの問題で御質問したいというふうに思います。  財務省の財務総合政策研究所が一月の末...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃることは分かるんですけれども、もうこの十年で七十数兆ぐらい不良債権は処理されておりまして、バブルのツケというのは、これは大銀行、中小企業にかかわらずほとんどもう処理は済んでいて、この財務省の研究所のリポートにも書かれておりますが、大体今あるのは、やっぱり不...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  法案の質問に入る前に、午前中、浜田委員からもございましたけれども、今大変焦眉の課題になっています中小企業への融資、地域金融の問題について質問させていただきたいと思います。  最初に、経済産業省おいでいただいていますけれども、この...全文を見る
○大門実紀史君 今御報告いただいた中の、二十五都道府県のヒアリングですか、この中で、後で御質問さしていただきますが、金融検査マニュアルについて、かなりあれがあるために融資が厳しくなっているという声も寄せられたというふうに、これは経済産業委員会で、そういう質問に対して、平沼大臣もそ...全文を見る
○大門実紀史君 どうもありがとうございました。  私ども日本共産党の調査でも、各地方の商工会議所の会頭の皆さんや中小企業団体の方々も、今のマニュアルがあるためにどうしても信金、信組や地方銀行が貸すに貸せない状況に追いやられているという話をたくさん聞いてまいりました。これは前にも...全文を見る
○大門実紀史君 今後ともとおっしゃいましたけれども、実際、マニュアルには随所に、その実態をよく見てと書かれていますよね。それにもかかわらず、これだけ、本当にもう私思うんですけれども、金融庁だけが今の検査のマニュアルでいいんだと、あとの人たちは何とか見直してくれと、何とか考えてくれ...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、マニュアルの中に書いてあります実態を配慮するという部分は、率直に申し上げて、十分に行われてきたというふうにお考えですか。
○大門実紀史君 そうすると、今度のデフレ対策に、そういう実態配慮の部分をきちっとやっていこうといいますか、その訓練、模擬検査ですかね、研修とかですかね、そういうのをやらなければいけないというのは、率直に言って今まで、少なくともこの平成十一年の後の検査でその実態配慮が十分行われてい...全文を見る
○大門実紀史君 信金、信組が破綻に追い込まれた問題は我が党ずっと取り上げてまいりまして、大臣、恐らく都市銀行のことで頭一杯で、信金、信組の方は現場の方の話を直接余り御存じないんだと思いますけれども、かなり実態配慮ということが否定されているのを指摘してきたつもりです、具体的に。 ...全文を見る
○大門実紀史君 今、検査局長、指示出していないということですので、この問題、あしたの金融特で引き続き信金・信組破綻問題をやらせていただきますので、追及したいと思います。  先ほどのお話に戻りますけれども、じゃデフレ対策で、先ほど御質問ありましたけれども、その実態配慮のところをや...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、この間かなり評判の悪い検査官の事例がたくさん出てきて、本当にあったんですけど、机たたいてとか、入ってくるなり、おまえのところなんか正常先あるわけないと言って信用金庫に入ってきた検査官いるわけですけれども、そういうことを改善するためではないわけですね。そ...全文を見る
○大門実紀史君 だから、今お聞きしたように、非常に硬直的な模擬をやっていらっしゃるんですよね、上着一枚も脱げないような。中小企業のおやじさん相手にそんな検査官送り込むからそうなるんですよ、分からないんですよ。  私は、そういうことはほとんど役に立たないなと思います。なぜかといい...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  それぞれマニュアルも別個に作っていると思うんですけれども、そういうことでよろしいですか。
○大門実紀史君 私はOCCの二つマニュアル手に入れまして、ラージバンクとコミュニティーバンク、ここにありますけれども、なぜ別々にそれぞれマニュアルを作っているというふうに金融庁は理解されていますか。
○大門実紀史君 そうすると私の方が五味さんよりも詳しいか分かりませんけれども、調べてみますとこういうことなんですね。もちろんOCCしか私、分かりませんけれども、私は正直申し上げて中身違うんじゃないかと思ったんですね。コミュニティーバンクですから、地域銀行とラージバンクですね。中身...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、日本は、アメリカで言うマニュアルプラスルーチンワークといいますか、作業マニュアルもこれ一冊で兼ねていると。私、分かりやすく言えば、アメリカと比べてみると。アメリカは、マニュアル、プラスそれぞれに金融機関に応じた検査計画があると。その中に恐らくいろいろ、こ...全文を見る
○大門実紀史君 時間が少なくなりましたけれども、幾つか税制に関して質問をしたいと思います。  一昨日、この財政金融委員会で自民党の清水委員が、選挙のないうちに消費税上げたらどうだという、大変率直なといいますか、是非テレビで放映してほしかったなと思いますけれども、そういう御意見あ...全文を見る
○大門実紀史君 分かりました。  ちょっと絞って、時間の関係で一つだけ御質問したいと思います。  今、課税最低限の引下げ問題がございますけれども、引き下げるという話がよく出るわけですが、このときによく使われるのが、政府の方で宣伝されるのが、四分の一が、就業者の四分の一が税金を...全文を見る
○大門実紀史君 私、調べてみましたら、大変それトリッキーな数字だと思うんです。大体その就業者は、調査期間の間に、毎月末の一週間ですけれども、一時間以上勤務した者という定義なんですよね。なおかつ家族従事者の場合は、無給であっても家族従業者の場合は入ってしまうと。そういう計算で四分の...全文を見る
○大門実紀史君 そうでしょうかね。私が言った方が現実に近いんじゃないですか、働いて税金を納めるということでいきますと。皆さんが取られている数字だと、本当に税金、どれぐらい働いた人がこの対象になっているのか、そういうところが非常に不明確だし、非常に数字を大きくするためにはその方がい...全文を見る
○大門実紀史君 ただ、もう時間があれですけれども、それじゃ一問だけお伺いします。  結局、二〇〇六年までの五年間の道筋で、例えば中期展望なども考えておられるわけですけれども、減税先行でないとするとちょっとあれなんですが、その景気刺激も含めて減税先行ということになりますと、プライ...全文を見る
04月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  法案の審議に、法案の質問に入る前に、今回の確定申告のときに起きましたある事件について、国税庁に先にお聞きしたいというふうに思います。  これは先月の三月十三日に東京の練馬東税務署で起きた問題でありますけれども、この三月十三日とい...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、練馬警察がビデオを撮っていたという事実が後で判明したら、国税庁としてといいますか、練馬東税務署でも結構なんですが、抗議されますか。
○大門実紀史君 これも一般的な見解を取りあえずお聞きしたいんですけれども、税務署というところは、今おっしゃいましたように、混雑する時期ですから交通整理等の警備を頼むということはあると思うんですけれどもね。それなら分かるんですが、そうではなくて、警察の方から特定の目的を持って、ある...全文を見る
○大門実紀史君 今回のそもそもの問題点は、今おっしゃったようなことであるにもかかわらず、なぜ税務署の文書倉庫、わざわざ文書倉庫に警察官が隠れていたのかということですね。もう一つは、だれがそんなことを許可したのかということだというふうに思います。これは、ビデオ撮影云々以上に、そもそ...全文を見る
○大門実紀史君 この問題、余り長くやりたくないんですけれども、はっきりさしておきたいと思います。  集団申告を見たいという警察の要請があったと。警備一般ではないんですね。集団申告を見たいというふうにはっきり要請があったということを当該の税務署の総務課長補佐さんが認めておられるわ...全文を見る
○大門実紀史君 そういうことじゃないと思うんですよね。適当な場所が文書倉庫の奥ということはあり得ないですよ。おかしいでしょう。やっぱり、ビデオを撮るとか何か特別な目的があるからそういう場所を警察は貸してくれと言ったわけでしょう。ちょっとちゃんと調べた方がいいんじゃないですか、それ...全文を見る
○大門実紀史君 適正に対処するには、何があったか事実関係をきちっとお調べになるべきだと思うんですよ。そうじゃないですよね。どうして暗い倉庫の二階に隠れることが警備一般に必要だったんですか、そしたら。調べて、同じことを言わないでくださいよ。聞いていることに答えてくださいよ。
○大門実紀史君 ちょっと、余り長くやりたくないんで。  三月二十六日にそのビデオ撮られた方々が抗議にもう一度練馬東税務署に行かれて、この二十六日に謝罪されているんです、練馬東の皆さんが、総務課長さん含めてね。謝罪した内容も幾つもありますけれども、簡単に言いますと、今回のような警...全文を見る
○大門実紀史君 では、たばこの関係、お話、質問したいと思います。  午前中の議論をお聞きいたしまして、私自身もたばこの有害性を改めて認識いたしました。私もやめようかというふうに少し考え始めておりますけれども。私も一度やめたことございますけれども、また再開をいたしましたけれども、...全文を見る
○大門実紀史君 厚生労働省にお伺いしたいんですが、この半減という数値目標は結局なくなったわけですが、半減でなくても、例えばとにかく三分の一を減らそうとか、そういう数値目標は必要ではないかと思いますが、厚生労働省としてのお考えをお聞きしたいと思います。
○大門実紀史君 日本の、先ほどの反対決議文もそうですが、ちょっと外国と比べて違和感がありますのは、たばこを嗜好品という、つまり大人の嗜好品だとか、そういう議論が非常に日本では強い。もう諸外国ではそういう議論がされていないわけですけれども、厚生労働省の喫煙と健康に関する実態調査でも...全文を見る
○大門実紀史君 私申し上げたいのは、全体として喫煙率を低下させていく、健康問題を考えていく、この方向の中で、やっぱり売手側の業界団体の皆さんの、もちろん今生産してそれで御飯食べておられるわけですから、どうやっていくかということを考えなきゃいけませんが、ただ、余り半減しろとかいうこ...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第13号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  法案については、もう入澤先生、大塚先生から詳しく鋭い御指摘ありましたので、私、一つだけ確認の意味でお聞きをしたいというふうに思います。  日弁連が、今年の二月二十日なんですけれども、これは今法案、この法案と直接関係するわけではあ...全文を見る
○大門実紀史君 分かりました。拡大解釈にならないようなことをお願いしたいというふうに思います。  私、次に、先般出されました検査マニュアルの中小企業融資編について質問をさせてもらいたいと思います。  我が党は、これまで信金、信組問題中心にこの検査マニュアルと、この間の金融庁の...全文を見る
○大門実紀史君 是非、借り手中小企業の皆さんの意見をできるだけ反映していっていただきたいというふうに思います。  具体的なところで少し分からないところがあるのでお聞きしたいんですけれども、与信額が一定額以下、二千万円以下は原則として自己査定にゆだねるというところがございますけれ...全文を見る
○大門実紀史君 例えば、信用組合の組合員勘定のこれは単純平均なんですけれども、約三十億円ですから、その一%とすると三千万という数字が例えば信用組合だったら出てくるんです。これは例えば、信金、信組にしても大小ありますから、規模の違いがありますからなかなか難しいところがありますけれど...全文を見る
○大門実紀史君 是非今言ったような実態に合わせて、合ったものにしてもらいたいというふうに思います。  次に、この中に九項目、主な内容という文章がありますけれども、ここに九項目ありますけれども、これでいきますと一項目めと三項目めですかね。つまり、代表者からの借入金があって、会社が...全文を見る
○大門実紀史君 次に、九項目ありますけれども、その最後に書いてあるんですけれども、これは私は本当にそういうふうにされれば随分助かる方いると思うんですが、私も質問で何度も取り上げてきたんですけれども、条件変更のケースなんですけれども、通常の商慣行を考慮して条件変更したからといって債...全文を見る
○大門実紀史君 こういういろいろな実態を本気で本当に把握していこうとしますと、検査官の方もかなり時間を掛かるんではないかと。しかも、二千万以上のものは、今の案ですと二千万以上のものは点検しなきゃいけないとなると、相当時間を掛かったり、検査の作業が膨大になるような気がするんですけれ...全文を見る
○大門実紀史君 このことに関して最後にお聞きしたいのは、そうはいっても、全体としてあくまで運用上の留意というところで終わっていると思うんです。  ただ、一生懸命これに基づいて中小企業の皆さんの実態を把握しようという努力はもちろんしてもらわなければいけませんが、最終的にそういうこ...全文を見る
○大門実紀史君 時間が少なくなりましたので、その中小企業編については、とにかく現場の意見を反映させていってもらいたいということを申し上げておきたいと思います。  次に、こういう中小企業編、つまり中小企業の融資実態をきちっと把握していこうというふうなことが出されたときですので取り...全文を見る
○大門実紀史君 時間になりましたので、これは個別のことも絡みますのでまた改めてと思いますが、少なくとも、RCC送りになるというのは本人にとっては大変なことなんですよね。大臣おっしゃいましたけれども、RCCは必ずしも企業再生、こういう中小零細の場合はなかなか手が回りませんし、取引も...全文を見る
04月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  法案に入る前に、是非この機会に一点だけ塩川大臣にお伺いしたいことがございます。これは先日、我が党が公表いたしました官房機密費に関する内部文書についての件です。  この内部文書は、機密費の会計記録の一部、金銭出納帳等々ですけれども...全文を見る
○大門実紀史君 この資料については、もうマスコミでも大きく報道されて、受け取ったということをちゃんと証言されている方もおられるわけですから、そういう点では信憑性高いといいますか、事実証拠だというふうに私たちは見ておりますけれども、例えば、我が党が鈴木宗男議員に関する内部文書を公表...全文を見る
○大門実紀史君 これはもう日にちも入っておりますし、その日にいろいろ行われた事実と符合しますから、根拠がないということはないと思うんですよね。つまり、出所不明だということで調べないと、調べる必要がないと言われているわけですが、事実関係でいけば、その日に該当することはありますし、日...全文を見る
○大門実紀史君 塩川大臣はこの機密費の問題では、去年、テレビで一度は、野党対策に使ったというふうなことを言われたわけですけれども、その後、国会で追及されますと、もう忘れたという一点張りでずっと来られたわけですけれども、今回の内部文書はかなり生々しく具体的に野党対策にも使われている...全文を見る
○大門実紀史君 法案ありますので、これぐらいにしておきますけれども、何かの拍子に思い出すこともありますので、あきらめないで資料を是非見ていただいて、記憶の回復に努めてもらいたいというふうに思います。  いずれにせよ、我が党はこの機密費の実態を国会と国民に公開すること、あるいはこ...全文を見る
○大門実紀史君 その具体的なことは何もなかったようなふうに伺うんですけれども、そもそも、民営化とか小さな政府論とか、私たちは必ずしもそれは賛成ではありませんけれども、こういう議論の出発点になっているのが、効率化するために、あるいは創意工夫も含めて、市場原理を導入すればそういうイン...全文を見る
○大門実紀史君 それだけだったら別に今でも私はできると思うんですよね。先ほど峰崎先生が取り上げられましたけれども、イギリスの例を私もちょっと調べてみましたけれども、イギリスはそれなりに、私たちは別にサッチャリズム賛成いたしませんけれども、自分の頭で考えて、いろいろ考え抜いてやって...全文を見る
○大門実紀史君 私、聞いたのは、日本が今、独立行政法人化していくのは、このイギリスの方向なんですかと。つまり、一つはエージェンシー化のような形と、本体の中でもどんどん外注化してリストラを進めて職員を減らしていく、そういう方向を想定されているのかをお聞きしたんですが。
○大門実紀史君 時間が少ないんで、要するに、何もよく考えていないと思うんですよね。何も考え抜いていない。とにかく中央省庁改革、行政改革という流れに、この時の流れに身を任せて看板を付け替えて、とにかく財務省もポーズを示すというふうなことで、何も深く考えておられないと。  私は別に...全文を見る
○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人関連三案に反対する討論を行います。  反対理由の第一は、今申し上げましたとおり、そもそもこの法案の目的、なぜ独立行政法人化にすることが必要なのか、この最も重要なことが、衆議院と本日の委員会の審議の中でも明確になっていないこ...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対の討論を行います。  そもそも現行の金融庁の検査、特に金融検査マニュアルは中小企業の実態に合わない欠陥マニュアルであります。  こういう検査やマニュアルを国民生活金融公庫など中小零細企業向け融資を担う政府系金融機関に持ち...全文を見る
05月29日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○大門実紀史君 今日はどうもお忙しい中、ありがとうございます。各参考人に一問ずつお聞きしたいと思います。  島崎参考人、予知が難しいというお話、よく分かるんですけれども、そうしますと、今、大震法の仕組みそのものが、マグニチュード八クラスの地震なら高い確率で予知できるという前提で...全文を見る
06月04日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、本法案に反対、民主党提案の修正案に賛成の討論を行います。  本法案が進めようとしている決済システムの改革は、大手金融機関主導の改革を一方的に促進しようというもので、巨額のシステム開発費用を負担できない中小証券会社は淘汰されるか、あるい...全文を見る
06月11日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○大門実紀史君 最初、竹中大臣にお願いしたんですけれども、まだ時間が掛かりますかね。そうしたら……
○大門実紀史君 改めて、日本共産党の大門です。  せっかく浜田さんが今回の税制改革、応援する質問をされましたけれども、水を差すようですけれども、私の方はかなり厳しい税制改革の御批判をさせていただきたいというふうに思います。  最初に竹中大臣に、今のこの日本経済の実態との関係で...全文を見る
○大門実紀史君 基本的な認識としては私と一致されるというふうに思うんです。ここにありますけれども、中小企業セクター、個人セクターはやはり厳しい段階にあると。  そうなりますと、もちろんそれにはいろんな手当てが必要になると思いますが、少なくとも税制改革の総理の方針で出てきた方向と...全文を見る
○大門実紀史君 実際に出ている私は議事録を読んで質問をしているわけですが、そこで出てきているメニューでいきますと、今言われたような話のことは、メニューとしては挙がっていないと。やはり、さっき言ったような、どう見ても中小企業、今のこの赤字で苦しんでいる中小企業には増税、中低所得者に...全文を見る
○大門実紀史君 程度の問題ということですが、方向としてはその機会の、規制緩和はちょっと別な話だと私は思いますので、税制における話でいきますと、やっぱり機会の平等が低下していく方向に今進みつつある、そういう提案をされているんじゃないかと思います。  その点でもう一つ、そういうふう...全文を見る
○大門実紀史君 もうそういうふうに誤解される言葉ですので、そういうことでないならば、ほかの表現を使われるようにお勧めいたします。かなり誤解されますよね、はっきり言って、民主主義なんかと納税とを結び付けるとね。御指摘したいと思います。  大臣、お約束の時間ですので、これで結構です...全文を見る
○大門実紀史君 私、聞いているのは、そのことは後で、課税最低限は私また資料に基づいて申し上げますが、要するに、この四分の一納税していないとかなんかは、今言われたのは租税負担率の問題ですね、基本的にはね。つまり、それは受益と負担の問題ですから、もっと根本的な、社会保障の負担も含めて...全文を見る
○大門実紀史君 そういうことですね。  それじゃ、もう一つ。それは後で課税最低限の中のことが含まれますので。もう一つ、この間言われている中で、税率一〇%の人が八割もいると。先ほどせっかく浜田先生が質問されたことを覆すようで申し訳ないんですけれども、資料③にその数字、データ、これ...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、そうするとアメリカ程度じゃないですかね。いや、いいです。いいです。  要するに私が申し上げたいのは、これだけぱっと見れば、日本は一〇%の人が八割だ、こんな低いのかと、こう使われますよと。使ってほしいために出しているのか分かりませんけれども。こういう何か...全文を見る
○大門実紀史君 どこを見直すか具体的な話をお聞きしているわけじゃないんです。四分の一の人が税金を納めていないと、この人たちがどういう層なんですかということをお伺いしているわけです。  私の方で資料を作ってみました。皆さんの方ではちゃんとした資料ありませんので。これは資料④にまと...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、私、申し上げているのは、皆さん個別に今挙げられている配偶者特別控除だとかいろんな税目と、非納税者を減らすということが必ずしもリンクしていないわけですよね。どこそこターゲットがあるわけじゃないわけですよね。  具体的にとにかく納税者を増やそうとすると、今...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、何も決め付けているわけじゃなくて、皆さんが非納税者が四分の一もいるということをまくらに立てて物をおっしゃると、ここをどうするんだという話になりますよという意味で申し上げているわけで、それは、幾つかの控除がすべての所得の人に掛かるのなんか十分分かっています...全文を見る
○大門実紀史君 その影響調べましたけれども、例えば住宅ローン減税は三年間で非納税者全体の増加分の一割程度にすぎません、数からいきますとね。だからそんなに、もちろん影響ないとは言いませんが、大きな原因ではないと。  もう一つ、私の資料の一番最後ですけれども、四人世帯給与額に対する...全文を見る
06月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  本題に入る前に、今月が、国税関係職員のちょうど今週、来週辺りが人事が発令される時期でありますので、この点に関して一つ二つ質問をしておきたいというふうに思います。  今までこの委員会で、国税関係の法案のたびに国税職員の、あるいは税関職員...全文を見る
○大門実紀史君 もう私は、それはもう組合差別をしているような時代ではないというふうに思いますし、これは尾辻さんともそういうところは一致しているところでございます。ただ、二十七年の重みといいますか、裁判に訴えるしかなかった人たちの思いを率直に受け止めて、もう今後、今も今後も二度とこ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  私、さっき申し上げました本当にもう人道的な問題になってきているのが、もうこれからの姿勢はおっしゃったとおり頑張ってもらいたいと思うんですが、過去のつめ跡といいますか、残されてもう定年間際になっている、長い間賃金差別を受けて今も、このまま...全文を見る
○大門実紀史君 ポストが空かなかったからというのは、それはもう通常の話で、最高裁が求めているのは、この判決を重く受け止めて特段の努力をしなさいという方向だというふうに思うんです。副大臣が指示やったのもそういうことだと思うんですよね。そもそも二十年間もポストが空いていても就けなかっ...全文を見る
○大門実紀史君 あなたね、適正な配置やっていればこうならないでしょうと、それを申し上げているわけですよ。何を勘違いされているか知りませんけれども、人材の適材適所配置というのは、ちゃんと全体を見て昇格をさせる、民間企業なら当たり前のことですよ。皆さんの能力がなかったか、特別に差別を...全文を見る
○大門実紀史君 もう聞いても仕方ないので、尾辻副大臣に伺います。  先ほどの全税関問題と私は本質は同じだと思っているんです。率直に言って、私は、本当に今の時点でひどい差別をやっていると、そういうことを言っているわけじゃなくて、過去の差別によってずっと滞留してきた人たち、しかもそ...全文を見る
07月09日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  私は最初に、今回の一・五兆円の負担増と景気との関係について質問したいと思います。  坂口大臣は、今回の一・五兆の負担増だけでは景気が悪くなるとは一概には言えないというふうな答弁を繰り返してこられたわけですが、先ほどもありましたが...全文を見る
○大門実紀史君 私、後で負担論の問題、指摘したいと思いますが、今お聞きしているのは今の消費に与える影響をお聞きしているわけです。  資料をお配りさせていただきましたけれども、資料の一に「勤労者世帯の家計の状況」、これは九六年から二〇〇一年の状況をまとめてあります。これは御存じの...全文を見る
○大門実紀史君 あなたは保険局長なんだから経済のことなんか分からないでしょう。大臣に聞いているんですよ、大臣に。大臣、答えてください。
○大門実紀史君 私、申し上げているのは、内閣府は、今、大変危険な状況だと、消費に関して言えば、いつ消費の底割れが起きるかわからないし、底割れが起きたら日本経済はデフレスパイラルに陥るかもしれないと。これは竹中大臣が私との予算委員会の議論で認めておられることです。すなわち、そういう...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、私が指摘しておりますのは、あなた方は今変化をさせるわけでしょう、負担増という変化を押し付けられるわけでしょう、それについてどういう影響が出ますかと、大変なことになるんじゃないですかと話をしているわけですよ。  安心安心とおっしゃいますけれども、大臣御存...全文を見る
○大門実紀史君 将来安定するかどうか、後で安定しないということを指摘したいと思います。  私が取りあえず今聞いているのは、この今の経済状況で、消費の状況でこの負担増は大変なことになると、それを認めるか認めないかと、このことを申し上げているわけですけれども、一向に認めようとされま...全文を見る
○大門実紀史君 何度も申し上げるようですけれども、そういう一般論を言っているんじゃなくて、今、大変日本経済は、ちょっと底入れだとか何だとか言ったって、あんなものは一喜一憂の範囲ですよ。海外頼みじゃないですか。内閣認めたとおり、今の消費、家計がどうなるかがかぎだと、それが非常に厳し...全文を見る
○大門実紀史君 経済のことを言っている、経済のこと。
○大門実紀史君 私が申し上げているのは、九七年のときも、当時、厚生省と大蔵省が別々に、医療負担と増税とを別々の時期に時間差で決めて、国民の皆さんにほぼ同じ時期に、半年ぐらいの時期に両方ともかぶさったわけですよ、九兆円の負担増というのが。だから申し上げているわけですよ。トータルで考...全文を見る
○大門実紀史君 申し上げたいことは、トータルではなくて縦割りで、それぞれの省庁が縦割りで勝手に、自分勝手に負担増をどんどんどんどん次々出してきていると。トータルじゃないんですよ。そういうことを申し上げているわけです。  例えば数兆円の、合わせて来年の春以降、春かあるいは秋に掛け...全文を見る
○大門実紀史君 今年でいえば、例えば公共事業の、一〇%というのは公共事業のことをおっしゃっていると思いますけれども、結局補正で二・五兆増やして、減っていないんですよ。来年度予算だって、公共事業も減らすけれども、財務省は社会保障費も抑制するんだということを言っているじゃないですか。...全文を見る
○大門実紀史君 経済財政諮問会議では社会保障費は削るという方向で議論されておりますので、新聞報道で私申し上げているわけではございません。  資料の二に付けておきましたけれども、税の割合でいきますと、これは国立社会保障・人口問題研究所の資料ですけれども、ドイツは社会保険料で相当社...全文を見る
○大門実紀史君 拠出金の増加の理由をお聞きしているんですが、違っていたら御指摘ください。  もちろん、高齢化というのがおっしゃったとおりバックグラウンドにあるのは確かです。資料の次のページに「老人医療費の負担割合の推移」というグラフを付けました。  まず最初にちょっとお聞きし...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、この老人拠出金制度というのは非常にややこしい仕組みですが、簡単に言いますと、按分率が一〇〇%になった後のことを、九〇年以降を申し上げますと、国保の方は老人加入率がずっと高まると、高まってきていますよね。各被用者保険の方はそれほど上がっていない。ただ、その平...全文を見る
○大門実紀史君 今、局長、数字を私が申し上げたとおりと。すなわち、申し上げたとおり、各被用者保険は老人拠出金をみんな頑張って、苦しいながら頑張って増やしてきたけれども、国保に対する国の負担割合というのは決まっていますから、それが連動して国保が助かれば国の国庫負担は減るということで...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく、もういろいろ言われましたけれども、今日の医療保険財政の悪化の最大の原因がこの老人拠出金制度を通じた国庫負担の削減ということはもう明らかなわけです。そこはやっぱり手当てしていかないと、戻していかないと、幾ら制度をいじっても、抜本改革といって突き抜けか構造リ...全文を見る
○大門実紀史君 その一%の根拠は何でしょうか。
○大門実紀史君 余り直接関係ないこと言わないでください。  過去の政管健保の実績だと、私調べましたけれども、一%にならない、〇・五少し、半分程度にしかならないと思いますが、これどうしてですか。なぜ過去の実績が一%なんですか。
○大門実紀史君 なぜ健保と一緒にする必要があるんですか。政管のことなんだから政管の実績だけでいいじゃないですか。なぜですか。
○大門実紀史君 従来は政管なら政管の実績で計算されておったと思うんですが、なぜここだけ政管の実績を使わないで健保組合と一緒にすると。それでも、私調べましたら〇・八九で、一になりませんけれどもね。それでも多くなるんですね。高くなるんです、健保組合と一緒にすると。なぜわざわざ、それを...全文を見る
○大門実紀史君 本当に、そういうことでこんな、今回のこの改定案の最大の焦点なんですよ、政管の財政というのは。それの見通しをそんないい加減な、ああだかこうだかみたいな数字でやられたわけですか。これもし〇・五四計算だとどれぐらい収入減ることになりますか。
○大門実紀史君 私、計算しました。五年間合計で約四千五百九十三億円、四千五百九十三億円になります。これは大ざっぱに見ても、大体五年間で八千億ぐらい増えていますから、これ一%で八千億ですから、半分としたら、半分の伸びだと四千億と。ただ、この被保険者数が減っておりますから私も大体アバ...全文を見る
○大門実紀史君 前提が水増しじゃないかと、前提が水増しじゃないかと申し上げているわけです。  これは厚生労働省の管轄だから御存じだと思いますけれども、五月の毎勤統計で給与は実質二・四%減ですよ、五月給与が。マイナス二・四%、減ですよ。一%だってどうなるか分からないと、来年一%は...全文を見る
○大門実紀史君 五年平均じゃないですよ。一%上がったものに一%掛けているわけですよ。ちょっと計算、変なこと言わないでくださいよ。  先ほど申し上げましたけれども、実績でいけばこれよりも四千六百億も減収になると、その分何とかしなきゃいけないということになるわけですね。あなたおっし...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、取らぬ皮算用の試算をして、実績よりも倍に見て、今度百六十条の六項で、保険料の総額の減収を補う必要がある場合も保険料を社会保険庁長官が申出できるというふうにわざわざ改正されますよね。要するに、保険料が減収すれば、今までは保険料の減収だけでは値上げできなかっ...全文を見る
○大門実紀史君 あなた、いろいろ言われたけれども、今自分の答弁の中で認めておられるんですよ。そういう答弁を今されたわけですよ。  私が申し上げたいのは、これは政管だけじゃないんですよ。わざわざ四日に出された患者負担・保険料負担への影響というのを出されました。全体で一・五兆だと。...全文を見る
○大門実紀史君 とにかくこういう大ざっぱなといいますか水増しした資料に基づいて国民の皆さんに負担増を求めると。つまり、最初から申し上げているとおり国庫負担の在り方に、それを変えない限り、こういういろんな繕いをやっても破綻が生まれてくると。こういうふうな大変愚かな改革案はもうすぐさ...全文を見る
07月18日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第25号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  最初に竹中大臣に、景気、特に消費の動向についてお聞きしたいというふうに思います。  午前中に景気の問題ありましたけれども、要するに、先行きがまだまだ見えない最大の原因は総需要がやっぱり低迷していると、特に消費のところが、消費低迷...全文を見る
○大門実紀史君 私もおっしゃるとおりだというふうに思います。一つは将来不安、後でちょっとその部分で御質問させていただきたいと思いますが、言われました期待所得の低下と、もう一つは、直接的にはやっぱり可処分所得が低下、実際しているわけなんですけれども、そのことも非常に直接的に消費を抑...全文を見る
○大門実紀史君 大体前半の方は私の認識と大臣の認識一致するわけなんですけれども、直接的な影響はやっぱりマイナスで出ると思うんです。  その間接的な部分ですけれども、制度的に持続可能なものになるかどうかというところなんですが、私は厚生労働委員会で実際に質問したんですけれども、実は...全文を見る
○大門実紀史君 どこに使っていくかというのももちろん大事なことだと思いますが、取りあえず負担増の部分で今日はお聞きしているわけですけれども。  金額を幾らというふうに私も全部確定していないところで申し上げるのはあれですが、少なくとも、合わせると、社会保障の方と合わせると四兆から...全文を見る
○大門実紀史君 九七年の評価について、私は、経済企画庁が出されました当時の「回顧と展望」そのままの御意見を申し上げておりますし、当時の橋本元総理大臣自身が、やっぱり自分のあのときのことをということで、総裁選なんかでも、やっぱり今の消費の落ち込みの大きな、もちろんネットの問題とか直...全文を見る
○大門実紀史君 私は、将来不安の問題もずっといろいろいろんなレポート、アンケートを調べてみたんです。ちょっとリアルな話で、リアルなことで申し上げますと、厚生省が、例えば社会保障に対する不安というのは結構大きい比重があるんですけれども、調査されているんですけれども、これは複数回答な...全文を見る
○大門実紀史君 私はそうは思わないんですね。  ですから、先ほどから申し上げているのは、消費がなぜ落ち込んで、消費が回復しない限り日本経済がどうしても上向かないという状況で、違うメッセージがどんどん出ていると。つまり、今日は詳しく触れませんけれども、我が党もいろんなもの、財源論...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、御意見だけ申し上げて終わります。  八〇年代の高度成長のときと九〇年代の低成長のときと、それは労働分配率の在り方が変わるのは当然です。私は、低成長下で労働分配率が上がるのは、利益の上がりが落ちていけば自然に賃金同じでも分配率は高まってしまうわけですから、問...全文を見る
07月19日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第8号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  まず最初に、三宅島島民の皆さんへの支援対策について伺います。  先ほど、山口議員からもありましたが、私も先日八王子のげんき農場に行って、島民の方々の具体的な要望を伺ってまいりました。今日は、時間の関係で、その中でも今非常に切実に...全文を見る
○大門実紀史君 更に特段の努力をお願いしたいと思うわけですけれども、まず、是非具体的にお願いしたいのは、島民の皆さんの住宅のハウスケアといいますか、それを専門にケアする担当部署を是非都の援助も含めて置いていただいて、それをちゃんとケアしていくというまず体制をきちっと作っていただき...全文を見る
○大門実紀史君 今ございましたけれども、大体三五%割引でも七千五百円から一万ぐらいの負担になりますよね。これは実態お伺いしますと、家族の中でもやっぱり負担が大きいので人数を調整したりというようなことを、実際には重い負担になっているということですので、是非、都と相談していただいて、...全文を見る
○大門実紀史君 そうしますと、結局、費用負担面でいきますと、最終的にはどの管理者の場所でも災害復旧については同じということですね。これは私も知っておりましたけれども。  そうすると、問題は、国道ですと国が直接やりますから国の判断ですぐ手当てをする、そういう市町村の管理の場所です...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つ、これは千厩の町長さんと大東の町長さんが異口同音に指摘されたことなんですけれども、農地災害の復旧事業というのがございます。これは、土砂等で農地が埋没したとか流失した場合に適用されるわけなんですけれども、一か所の工事の費用が四十万以上のものという基準がござい...全文を見る
○大門実紀史君 当面、大東町、千厩でいえば、激甚の指定がされればもう少し金額が、あれは十三万以上でしたかね、ですから取りあえず助かるわけですけれども、あの地域は農地の方の激甚指定になると思いますが、いかがですか。
○大門実紀史君 恐らく指定になるというふうに、規模からいって思います。それはそういうことで是非対応を早急にお願いしたいと。  それで、その四十万円の問題は、激甚指定がなかった場合なかなか使えない制度というのは現地の声でありますので、これからまた検討をお願いしたいと、この要望を申...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  竹中大臣、このたび金融担当兼務、大変御苦労さまでございます。いつまでおやりになるか分かりませんけれども、取りあえずよろしくお願いしたいと思います。  竹中大臣とは、予算委員会あるいはこの委員会にも来ていただいて、構造改革、不良債...全文を見る
○大門実紀史君 それで、今資料をお配りしていただいていると思いますが、よく考えてみますと、そもそもこの不良債権処理を急げというのは、一年半前の森前首相、ブッシュ大統領との会談があって、その後、ちょっと資料に書きましたけれども、早期最終処理方針。その後、小泉内閣発足して骨太方針、そ...全文を見る
○大門実紀史君 要請、アドバイスはないということですが、絶えず重要、強調をしてきたということで、表現の問題が多分にあると思います。  今言われましたようなことも含めて、マクロ的にはアメリカの国債を日本の銀行を含めて機関投資家がたくさん買っている、そういうことに対するアメリカの不...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、今度総理に聞いてみます。  それでは、今回の加速策の中身そのものを私、先ほど言いましたけれども、ちょっと今までと違って異質だな、異様だなと思っていることがありますので、その点に絞って時間がないのでお聞きしたいと思うんです。  まず、銀行レベルのこのシナリ...全文を見る
○大門実紀史君 モニタリングしても駄目な銀行で、それは個別であれ何であれ、公的資金が投入されて特別支援銀行になっていると。いろいろモニタリングをやっても、それでも駄目な銀行が適切な処置と言われると、もうそれ以上考えたら、当然、いつまでも公的管理だとか、更に公的資金を入れて国有化、...全文を見る
○大門実紀史君 ですから個別に判断するのは当たり前で、そういうケースの次にはもう営業譲渡か株式譲渡しかないと、私はもう今のスキームだと思うんですよね。それ以外考えられませんから。その場合、日本の銀行にそういうところの受皿になる余力はありません、こういうスキームの中ですから。当然、...全文を見る
○大門実紀史君 私はなるはずだと言っているわけではなくて、このスキームの先は何ですかと、スキームをお出しになったわけだから、初めてこういうスキームを、その先こういう処置までやると、ここまで出されているわけだからお聞きしているわけです。  もう一つ、これに関連するわけですが、今回...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、韓国の場合は何を学ばれるんですか。
○大門実紀史君 具体的におっしゃいませんので、一度お聞きしたことがありますが、韓国はとにかく一気に処理をしてV字型の回復をやったというようなことも含めておっしゃいましたし、この経済財政白書に書いてあるのはそういうことですね。  ですから、私はそういうことそのものは大変危険だなと...全文を見る
○大門実紀史君 もう時間が少なくなってきましたので、私、陰謀説なんて細かい、せこい話をしているわけじゃなくて、国と国との利益、自分たちの利益がないとアメリカがこういう行動をするわけないと。その背景にはいろんなワシントン・コンセンサスの堂々とした戦略があると。戦略の話を申し上げてい...全文を見る
11月19日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 大門でございます。  池田議員がNPO法案の発議者でありますので、NPO法の方は私の方から質問をさせていただきます。  今日も議論ありましたけれども、要するに何が問題になっているかといいますと、私は、政府、特に財務省のNPO活動促進に対する無理解といいますか、...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  もう一つの問題点として、昨日の集会でも指摘されているのがいわゆる広域性要件ですね。複数の市町村で活動していなければ認定しないという部分ですけれども、私、この九件のNPOが、認定された九件のNPOがどういうところか調べてみましたら、もう全...全文を見る
○大門実紀史君 NPOの皆さんの三つ目の強い要望になっていますのは、みなし寄附金控除のことです。これは野党案には入っております。これも現場でのNPOの皆さんの活動の中でも強い要望になっていると思いますので、その辺の具体例もあれば含めてこの趣旨を、野党案に含まれた趣旨を教えてもらい...全文を見る
○大門実紀史君 時間がなくなってきましたので、吉川議員はNPO活動支援にずっと取り組んでこられましたので、最後に改めて、今の現状を見てNPO活動の重要性、思うところがございましたら、三時九分までの間でお述べいただきたいと思います。
11月21日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  本法案に反対の討論を行います。  まず申し上げたいことは、この法案の中身以前に、政府・与党の支離滅裂さであります。  先日出されました不良債権処理加速策、いわゆる竹中案は紛れもなく銀行の追い込み策であります。一方、この銀行株買上げの...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  昼時間に食い込みますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  私の方は、前回に引き続き竹中大臣に、なぜアメリカが日本の不良債権処理促進を、前回資料をお示しいたしましたけれども、執拗に求めているのか、求めてきたのかという点について質...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  大体位置付けが分かったんですけれども、このCFRのレポートを読んでいて驚いた文章があったのでどういうことなのかというふうに思うんですが、二〇〇〇年の十二月に、これはブッシュ政権が発足した後ですので新政権のための対日経済指針というのが出て...全文を見る
○大門実紀史君 これは、どうも委託されて、先ほど言われましたけれども、日本問題という専門的なことを委託されて出した指針のようです。  中身は、前回も少し申し上げましたけれども、よくここまで言うのかなというのがあるんですけれども、少し紹介しますと、もちろんこれは対日経済政策全体に...全文を見る
○大門実紀史君 私、最初にお聞きしたように、CFRというのはそんな軽いシンクタンクではないような気がいたしますし、この後ブッシュ政権の対日政策に非常に反映されていると。今日全部御紹介しませんけれども、強いて言えば、骨太方針にも、ここでそのまま取り入れたとは申し上げませんが、構造改...全文を見る
○大門実紀史君 もちろんIIEだけじゃないと思うんですが、そうはいってもIIEの存在からいくと、IIEと競争できるようなシンクタンクというのはそんなに多くないと思うんですが、例えばブルッキングスとかその辺の、そんなにたくさんの中じゃないですね。相当主要なシンクタンクの一つではあり...全文を見る
○大門実紀史君 ポーゼンさんと竹中大臣が仲悪いのはよく分かりましたけれども。そうなんですね、おっしゃるとおりなんです。私も読んでいて、非常に極端なことを言うんですよね。むちゃくちゃなことを言うんですよ。本当に日本はもう、しかも経済の方向を間違ったりということを言いますよね。円安に...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  これは週刊誌ネタで恐縮なんですけれども、そのギルトンさん、リチャード・ギルトンさんの方が、日本債権圧縮ファンド、JDFの設立、再建企業の債務と株式を交換する、いわゆるデット・エクイティー・スワップですけれども、これを求める書簡を十月十八...全文を見る
○大門実紀史君 はい、そうです。あ、ごめんなさい、去年の十月です。去年の十月です。
○大門実紀史君 そうすると、先ほど、よく分からない諮問グループみたいな、自分を売り込みといいますか、そういうグループがアメリカに幾つかあると。そういうところは日本の大臣にどんどんそういうレターとか送り付けたりしているわけですか、ほかのグループも含めて。
○大門実紀史君 はい、ありがとうございます。  私は、こういういろんなシンクタンクがいろんなことを言ってきたというのはあると思うんですが、もちろん極端なことを言ったり売り込もうとしているとかいろいろあるんですけれども、採用するかどうかですよね、問題は、アメリカの政府が。やっぱり...全文を見る
○大門実紀史君 もうお聞きしたいことは終わりましたので、続きは来週の予算委員会でやらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
11月25日第155回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  今日は、不良債権処理問題について、小泉総理だけにお伺いをいたします。竹中大臣、じっと座っていていただいて結構でございます。  今までの議論でも出てまいりましたけれども、日本経済というのはもう本当に今でさえ大変危険な状況に...全文を見る
○大門実紀史君 一言申し上げておきますが、進めるべきではないということを一言も日本共産党は申し上げておりません。  この時期に進めても増えたじゃないですか、あなたのやり方で。失敗したことを申し上げているんですよ、こんなやり方では、あなたのやり方では失敗すると。事実増えているじゃ...全文を見る
○大門実紀史君 今、お手元にお配りしておりますのは日米政府の動きと日本の不良債権処理加速策、その推移を、お手元に配ってあるやつを大きなパネルにしたものでございます。  振り返ってもらえば分かるとおり、この一年半余り前から日本で不良債権処理の最終処理ということが言われてきたわけで...全文を見る
○大門実紀史君 若干紹介したいと思いますが、これはフォーリン・アフェアーズから翻訳されたものですから、フォーリン・アフェアーズですから、この外交評議会の日本の機関ですから正式な翻訳であります。  これはブッシュ新政権の対日経済政策のためにまとめられたものでありますけれども、全部...全文を見る
○大門実紀史君 私は、外国の企業が日本に入ってきてはいけない、そんなことを申し上げているわけではございません。何もそんな鎖国主義的なことを申し上げているんじゃないんです。それは市場経済ですから、外資が不良債権ビジネスをやることはあるでしょう。  私が申し上げているのは、こういう...全文を見る
○大門実紀史君 ブッシュのパパの方の感想を聞いているわけじゃないんですよ。何のために訪問されたか。おっしゃるとおりです。表向きは親善でございますね。  ただ、私調べてみました。実は、このブッシュ元大統領、お父さんの方、ブッシュ・パパの方ですけれども、米国の投資ファンド、カーライ...全文を見る
○大門実紀史君 もういろんなことを言われますけれども、不良債権をこんなときに一気に処理して、加速して、失業、倒産を増やして良くなるわけないですよ。  日本が、アメリカが心配当初していたのは、世界同時株安で日本が世界恐慌の引き金になるんじゃないかということをずっと前は心配していた...全文を見る
11月26日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  両法案に反対の討論を行います。  国民の願う特殊法人改革とは、無駄を削減して、国民生活に必要な部門はむしろ充実をすること、また天下りをなくし、利権、癒着構造にメスを入れることであります。  ところが、今回の特殊法人改革は、単なる衣替...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。私も今日、企業再生の問題についてお伺いしたいと思います。  まず竹中大臣に二、三お伺いしたいんですけれども、この間、企業再生という言葉が、今日も今ございましたけれども、飛び交っているわけですけれども、まずこのことが、竹中大臣としてはど...全文を見る
○大門実紀史君 一つ確認しておきたいんですけれども、そういうふうに言われる場合の企業というのはどれぐらいの規模が想定されるのか。私、RCC問題、以前にも取り上げましたけれども、実際には中小企業といっても中堅クラスといいますかね、なかなか小企業とかそういうところはその対象にならない...全文を見る
○大門実紀史君 RCC問題はまた別にやりたいと思うんですが、私の部屋に今いろんな相談が来ているんですけれども、なぜこの会社を清算しなきゃいけないのかと思うようなところまで。やっぱり規模が小さいんですよね。資本金で言えば二億、三億ぐらいだとなかなか、再建するというよりも回収に入って...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  この企業再生ファンドについて今日この後ずっとお聞きしたいわけですけれども、とにかく大臣のお考えとしては、特に再生ファンドとなると更に、お金集めて再建するとなると更に余り小企業は相手にされないのではないかというふうに私は思いますが、いずれ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  今の大臣のお考えを踏まえて、今日は忙しいところ日本政策投資銀行の小村総裁に来ていただきました。ありがとうございます。  総裁に伺っていきたいと思いますが、去年の十月に改革先行プログラムが出まして、政策投資銀行等々が企業再建のためのフ...全文を見る
○大門実紀史君 その場合、どういう基準でどういう判断で出資を決定されるのか。これは資料をお配りいたしましたけれども、資料の一に、政策投資銀行の文書ですが、出資に関する基本的な考え方、多分これだと思うんですけれども、基本的な考えは。長い文章ですが、要するにどういうことなのか、簡潔に...全文を見る
○大門実紀史君 簡潔にありがとうございます。  そうしましたら、資料の二枚目も、私の方から説明しようと思ったのですが、簡潔に説明していただけるようですので、総裁から、二枚目の資料というのは今まで出資したところの実績ですけれども、九つですかね、上の二つが何か同じものみたいですが、...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  済みません、それぞれに対する出資額を教えていただけますか。
○大門実紀史君 一つ確認ですが、その守秘義務、これは一応国民のお金ですね。それを出資する場合に守秘義務というのはどういう意味でしょうか。
○大門実紀史君 その問題はまた改めてやりたいと思いますが、この各ファンド、二の出資ですけれども、これは厳格に先ほどの基本的な考え方に基づいてされたということですか。
○大門実紀史君 もう一つ伺います。  先ほど一個一個説明があったんですが、要するにこの中で、こういうことでよろしいですか。何らかの外資の資金が入っているところは、エーシークリードも入っているということですか、先ほどの説明ですと。  要するに、それじゃ伺いますが、外資の資金が入...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、この中で、はっきり外資系、全くありのまま外資系というのはカーライル・ジャパンということでよろしいですか。
○大門実紀史君 パリバはただ出資、要するに、ルネッサンスファンドもパリバの日本でのファンド、まるっきりそういうことですか、そうすると。  じゃ、ルネッサンスとカーライルという理解でよろしいですか。ちょっと確認を。
○大門実紀史君 私、このカーライル・ジャパンの問題、予算委員会で、非常に短くですけれども取り上げさせてもらいました。  いろいろ調べてみたんですが、全く資料がないんですね。公表されているものがないんです、カーライル・ジャパンについて言えば。カーライル本社は、インターネットで本社...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、万が一これ、出資ですから、このファンドが、もう巨大なファンドだって破綻したことあるわけですから、破綻したりして出資が戻ってこない場合はだれが責任を取るんですか。
○大門実紀史君 あなたが責任を取ってお辞めになったりするのは構わないんですけれども、お金はどうなるんですか、国民のお金は。
○大門実紀史君 私は、このカーライルがハゲタカとは申し上げていませんし、実績いろいろ調べましたが、そのハゲタカというところでは、むしろ地味な方だというふうに思っています。  そうではなくて、要するに地味なところであろうと何であろうと、そういうファンドが、私的なお金を集めてやって...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、何年調べようと、何年付き合いがあるところだって破綻する時代ですから、そういうことをお聞きしているわけじゃないんです。だれが責任を取るのかと。  だから、今申し上げられたのでいくと、出資した者の責任というと、最終決定権者はあなたということだから、政策投資...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、これからさらに、今度の補正で恐らく出てくるんでしょうけれども、一千億増額してこういうファンドへの投資を増やしていくという方向ですから、そういうリスクが付きまとうのは当然ですし、それについて何らかのものを考える必要があるということを今日は問題提起しておきた...全文を見る
○大門実紀史君 ここは三〇%のリターンをやると言っているんですよ、三〇%。先ほど大臣からも御答弁ありましたけれども、そういう大体配当することを目的に、日本で今言われている企業再生というのは、やろうなんという話じゃないんですよね。ハイリターンなんということを考えて企業再生なんかやろ...全文を見る
○大門実紀史君 仕組みを御説明しないと聞いている方も分からないと思うんですが、つまり、この五百億円のファンドというのは、五百億の中に二つの枠があるということですね、簡単に言えば。二つの枠があって、一つは企業再生をやる部分と、もう一つは自由にバイアウトをカーライルがやるという、こう...全文を見る
○大門実紀史君 分からないんですね、どうしてここなのかというのが。ほかにももっと能力のある人一杯いますし、あるんですけれども。  年金の基金のことを言われましたけれども、アメリカの年金基金というのは例のヘッジファンドにさえお金出していたわけですから、リスクマネーに出資するところ...全文を見る
○大門実紀史君 最近、私、この外資関係をいろいろ調べていますと、たくさんの方に知り合いになりました。結構、外資のいろんな話をお聞きしますけれども、簡単に言いますと、結論から言いますと、なぜ外資が政策投資銀行に出資を求めるかといいますと、四十億、五十億、二十億とか出資して、そのお金...全文を見る
○大門実紀史君 聞いたことにお答えいただけないようですけれども、政策投資銀行の関係者とお話ししたときにも、外資はやっぱり信用が欲しいんだということで今たくさん来ているんですというのはあなたの部下がおっしゃっておりますので、それは改めて御存じだということだと思います。  私は、な...全文を見る
○大門実紀史君 小泉総理と同じようなこと答えないでください。  要するに、カーライルの話は何も出ていないと。じゃあなたに何しにお会いに来られたんですか。お茶でも飲みに来られたんですか。何しにあなたに会いにわざわざ元大統領が来られたんですか。
○大門実紀史君 ですから、私申し上げたいのは、特別な理由もなしに私ごときに会いに来られるわけがないと。元ブッシュ大統領はこのカーライル・アジアのシニアアドバイザーですよ。今最大の案件がカーライル・ジャパンの立ち上げですよ。その方があなたと会って何も言わないと。口で出さなくたって、...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく、日本の外資の業界では、カーライルというのは政治銘柄だったと、なぜあそこに投資されたのかというのは非常に不思議だというのが業界筋では今話題になっております。それも御存じだというふうに思います。  私申し上げたいのは、予算委員会でこのアメリカのいろいろな背...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門です。よろしくお願いいたします。  今日は本当に御苦労さまです。  私は、ちょっとそもそも論といいますか、基本的な問題についてお聞きしたいというふうに思います。  今回のこの加速策、竹中プランと言われるものですが、私は委員会でも予算委員会でも...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  この公的資金注入又は公的管理、自己資本の落ちた場合は公的資金を注入して公的管理になっていくと。私、仮にその公的管理あるいは国有化になったものが、例えばですけれども、お名前出したらあれですけれども、例えば、みずほがいったんそうなって、ま...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  もう一つ、この機会にお伺いしたいんですが、日本の銀行は日本の国債だけではなくて米国の国債もたくさん買っておられます。これは大蔵省のOBなんかの話によると、かつては、最近もあるのかも分かりませんが、大蔵省、財務省が、米国債をできるだけ買う...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  今回のスキーム、追い込みといいますか、これを本当にそのままやられると貸出し減にならざるを得ないという発言をされてきました。それはそうだというふうに思いますが、私どもにとっては、今までもやってきたではないかということを強く感じるところな...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  終わります。
12月10日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  私は、政府提出の二法案並びに民主党提出の修正案に反対の討論を行います。  まず、預金保険法の一部改正案についてであります。  今回のペイオフ解禁の延期は、不良債権の加速策と一体のものであり、不良債権処理の加速の期間が終わる二年...全文を見る