大門実紀史

だいもんみきし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

大門実紀史の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月15日第158回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第2号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  今日はお二人、御苦労さまでございます。私が最後でございますので、よろしくお願いします。  まず、日向野参考人にお伺いしますけれども、私、昨年十二月に足銀の本店お訪ねしてヒアリングをさせてもらいました。先ほどから述べられている皆さ...全文を見る
○大門実紀史君 実際に訴訟の準備はされてこられたんですか、日向野さんとして。
○大門実紀史君 弁護士さんと実際に相談されたことがございますね、その中でも、長谷川弁護士さんと。その長谷川弁護士さんの見解は、訴訟の準備まで行かなくても御相談はされたと思うんですが、どういう見解で言われましたか、弁護士さんは。
○大門実紀史君 確認しますが、それは民法の六百四十四条の受任者の注意義務に監査法人が違反する疑いがあるという見解を弁護士さんが示されたんじゃないですか。
○大門実紀史君 先ほど新経営陣に任した方がいいという話もあったというふうに言われましたけれども、具体的には金融庁の監視チームに訴訟について御相談をされたんじゃないですか。
○大門実紀史君 それは十二月十二日に金融庁が示した判断ですか。
○大門実紀史君 私が入手した資料によりますと、十二月十二日に皆さんが監視チームに訴訟について相談されたことについての見解として、一つは、足銀は特別管理銀行になっているから訴訟を継続できないと。二つ目に、訴えるかどうかは新経営陣の判断によると。この二つのことを監視チームが皆さんに示...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、この金融庁の監視チームのその判断によって訴訟を取りやめたということになりませんか。
○大門実紀史君 やむを得ずと言われますけれども、この金融庁の判断が、金融庁がそういうことを、要するに訴訟するな、しても続かないよ、あるいは新経営陣がやればいいんだということを金融庁が、これはまた委員会で金融庁に聞きますけれども、そういう判断を示して、皆さんが訴訟をやろうと弁護士さ...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つ、皆さんが訴訟まで持ち込もうと思われたのは、私、そんなきれい事ばかりではなくて、二つあると思うんですよね。  一つは、やっぱり監査法人のやり方に憤りを感じて、こんなこと許されるのかと。これは全国のほかの地方銀行にもかかわりますから、そのためにもと思われた...全文を見る
○大門実紀史君 皆さんの覚悟はそれで結構なんですけれども、具体的に言いますと、あしぎんフィナンシャルグループは会社更生法の適用会社になったわけですね。これは株主訴訟を起こそうとしてもその対象ではないわけですよね。かなり株主訴訟を起こすのは困難になると思いますが、その辺は、金融庁か...全文を見る
○大門実紀史君 その経過は分かるんですけれども、ですから株主訴訟を起こすのは実際には難しいんじゃないですか。そういうことはお聞きになっていませんか。
○大門実紀史君 じゃ、話を戻しますけれども、弁護士さんと相談して訴訟は可能だという、民法の六百四十四条に監査法人は違反する可能性があると。しかし、金融庁の監視チームによれば、あなた方がやることではない、新経営陣が判断することだと。で、皆さんは断念したと。どうしてそこで、そうではな...全文を見る
○大門実紀史君 この問題はもう終わりますけれども、要するに、あとは金融庁とやりますが、皆さんは、この監査法人のやり方、もう憤りを感じて訴訟まで起こしたいという気持ちあったけれども、そうすると、もうこういう場で物を言うだけで終わるということなんですか。
○大門実紀史君 私は、とにかく金融庁が皆さんの訴訟問題までやめろというような、ほとんどもうやめなさいというような指示までしたということを非常にまた後で問題にしたいというふうに思います。  奥山参考人にお伺いいたしますけれども、私、会計基準というのはそもそも企業を生かすためにある...全文を見る
○大門実紀史君 そういう実務的な解釈じゃなくて、これだけの問題を起こしているわけですね、もう少し本来の意味といいますか、会計基準そもそもとは何なのかと。そんな技術的に判断して示すことだけなんですか、皆さんの役割というのは。今までそうしてこられたんですか、公認会計士というのは。
○大門実紀史君 分かりました。  りそな銀行、足利銀行、両方とも、私、奥山さんにもりそなのときお伺いしましたけれども、監査法人がこの間、前面に、矢面に立たされる事態になっているわけですね。  これは、私、ちょっとこの流れをずっと拾ってみると、どうも公認会計士協会あるいは監査法...全文を見る
○大門実紀史君 実際のいろんな流れを見ますと、時間ないんで簡潔に言いますけれども、要するに、二〇〇二年の十二月ごろですか、読売新聞で報道されて、私も質問でちょっと取り上げた記憶があるんですけれども、最初に金融庁がこの資産査定の厳格化については公認会計士協会に打診をしたといいますか...全文を見る
○大門実紀史君 服のサイズ違う話も伺いました。今度の特に足銀の場合は、奥山さんも言われたとおり、あんな厳しい金融庁、検査結果出すと思わなかったという面もあったわけですよね。そこは服のサイズが違うと思ったのに、地銀もそういう服を着なきゃいけないのかと。それで今度は実態調査をやられて...全文を見る
02月04日第159回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  両大臣、お疲れのところ、よろしくお願いいたします。  今回の補正予算の中に仕組まれている外為特会の補正に関連して、要するに円高介入資金の調達枠を七十九兆から百兆に増やすことに関連して質問をしたいというふうに思います。外為特会、...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  要するに、今のアメリカの赤字の急拡大というのは、減税もありましたが、税収が落ち込む中でイラク戦争経費等の国防費が拡大したことが原因だということだと思います。今のアメリカの財政赤字というのは、OECDの統計によりますと、日本の財政赤字より...全文を見る
○大門実紀史君 私、資料をお配りいたしましたけれども、私の方の資料の方が、数字が二〇〇三年の十一月末まで入れたものをお配りいたしました。各国の米国債の保有高です。  すべての国をここに書いたわけではありませんが、日本で言えば、九九年末、これは米国債を外国が持っている分の中に占め...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、この間、円高介入相当されましたけれども、それで得たドルで米国債を政府の方は買ってこられたという結果としてこうなったということだと思います。民間の方は後でまた触れたいと思いますが。  その数字少し申し上げますと、去年の一月から十一月の統計でいきますと、ア...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃるとおり、介入やればもう米国債に投資せざるを得ないというような、はまり込んだ状況にあるのは確かだというふうに思います。それはちょっと後で触れますが。  資料の二枚目に、先ほどの話に戻りますが、米国の財政収支、そして我が国の米国債購入、これを月別に、二〇〇...全文を見る
○大門実紀史君 私も意図的にとは申し上げておりません。結果として、事実としてそういう結果になってしまっているということを申し上げているわけです。  先ほどから、円高阻止という話がございますけれども、巨額の介入にもかかわらず、やっぱり百十五円は突破してしまいましたし、傾向として止...全文を見る
○大門実紀史君 やっぱりトレンドといいますか、ドル安の傾向が続いていると私なんかは思うんです。何といいますかね、全体が傾向がドル安のときに円高介入をやりますよというのは、逆に投機筋にそこを見られてカモに、カモになっているといったらなんですけれども、効果がそれだけ薄れてしまうという...全文を見る
○大門実紀史君 例えば日本が米国債を、ヨーロッパがお金を引き揚げているときにその分も含めて買い続けるというのは、アメリカのつまり長期金利を日本が支えているという面もこれは確かにあるわけですね。そうすると、アメリカの景気対策のためにといいますか、日本の資金が使われるという面もあるし...全文を見る
○大門実紀史君 私は、円高というよりもドル安の流れにあって、それを食い止めるために一生懸命介入をされているという流れだというふうに思っています。  そういう中で円高を阻止するためにずっとそちらの方向だけで努力しようということになりますと、どんどんどんどん買わなければいけないと。...全文を見る
○大門実紀史君 その辺の話はちょっと分かりにくいと思うので、まず、分かりにくいといいますか何といいますか、特会の仕組みとか調達の仕掛けが分からないと今のお話がだれもちょっと分かりにくいと思うので、ちょっと簡単に介入資金と特会の仕組みを説明していただければもうちょっと分かると思うん...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  そのお話の前提で、要するに外為特会が為券を発行して円を調達する、それで介入資金に充てる。その調達枠というのは、これは国の借金になりますから国会で承認を得る。その枠の七十九兆を今度百兆にする、本予算では百四十兆にする、この議論を今している...全文を見る
○大門実紀史君 今大臣言われたのはフロー、フローといいますか、評価損と運用益を比べてまだ大丈夫だと。  私、先ほどから申し上げておりますのは、そもそも日本の外貨準備がこれだけ世界で一番の規模になって、米国債をたくさん持っていて、少しの評価損、為替損とかそういう問題よりも、その全...全文を見る
○大門実紀史君 私は、外貨準備はやっぱり経常収支との関係で、経済の規模ではなくて見るべきだと。それが正当な見方だと思います。  いずれにしても、今日は、また引き続き議論したいと思いますが、ドル一辺倒のこの外貨準備の在り方に何の、何といいますか、心配も持たずに、懸念もなしにこれか...全文を見る
○大門実紀史君 私も今朝知ったんで通告していないんですけれども、ちょっと試算をしてみたんです。その結果言いますと、要するに、先ほど言いました、もう時間ないんで結論だけ言います、約三・五兆円ですね。三・五兆円の保有をしています、これは生保も含めてですけれども。運用でいきますと、政府...全文を見る
02月05日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○大門実紀史君 法案関係に入る前に、若干足利銀行問題で要望も含めて谷垣大臣に質問をしたいと思います。  最初に、足利銀行破綻についてはこの委員会で審議も参考人質疑もやってきたところですが、参考人質疑を通じても、金融庁が、竹中大臣去られますけれども、わざわざつぶしたというのが、ま...全文を見る
○大門実紀史君 認識、破綻についての認識が違うわけですけれども、いずれにせよ、おっしゃったとおり、地元の経済とか地元の中小企業、借り手がこれからどうなるかという、もし何かあれば困難に陥らないように手を差し伸べなきゃいけないというのは、これはもう与野党一致してのところだと思います。...全文を見る
○大門実紀史君 是非、地元のそういう発意といいますか、要望があれば相談に乗って対応をお願いしたいと思います。  谷垣大臣に要望を含めてお願いしたいんですけれども、私、この委員会で、政策投資銀行が今ファンドに出資するスキームを持っておりまして、中小企業にもということになっているわ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  具体的になればそういう相談、対応をお願いしたいと思います。  農業共済に関連して、この間起きました、具体的に起きている問題について質問をさせていただきます。  一月の十三日から十六日の間、北海道の道東周辺で豪雪の被害がございました。...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  地元では雪台風とか爆弾低気圧とか冬台風とか呼ばれるようなすさまじいものだったわけですね。通常五十六センチぐらいのところに百七十一センチも雪が降ったということですけれども、こういう暴風雪というのは、この間、毎年発生しているんでしょうか。
○大門実紀史君 この雪害については、政府も、一月二十九日からですか、関係省庁の合同調査団を出されております。団長が内閣府の副大臣、佐藤さんでしたので、内閣府にこの調査された結果といいますか、つかんでこられたことについて少し説明をお願いしたいと思います。
○大門実紀史君 被害の状況は道からももらったり、数字的にはもらっているんですが、皆さん行かれて、一番地元の強い要望だったのはどういうことだったですか。
○大門実紀史君 これは局地的な被害というふうになると思いますので、私も災害の委員やっておりますが、激甚災害には難しいのかなと思いますが、局地激甚災害という枠がございますね。これはどういう場合に適用されて、その場合の費用負担はどういうふうになるか、これも簡潔で結構です、説明してくだ...全文を見る
○大門実紀史君 今のところ、その被災地、数値、確定していませんからまだ何とも言いようがないわけですが、是非よく調べて、適用できるものなら適用する方向で御努力をお願いしたいというふうに思います。  こういう場合、特別交付税措置が取られるわけですけれども、これも地元から基礎的な数値...全文を見る
○大門実紀史君 これは、共済の対象になっていない理由は把握されておりますか。
○大門実紀史君 つまり、今まで栽培のするものだったら共済の対象になったり、あるいは建物共済だともう少し建築基準法上しっかりしたものでなきゃ駄目と。このちょうどはざまに入っておったものですから共済の対象になっていなかったということだと思うんですが、今後、こういう被害が出た以上、共済...全文を見る
○大門実紀史君 是非、今後のことは今後のことで、共済の対象にするように御検討、御指導をお願いしたいというふうに思います。  具体的に今起きている問題ですが、四百三十一倒壊したと。これは、現地調査されて、一つ当たり建て直すとすると幾ら掛かるか、処理費用幾らぐらい掛かるか、それは調...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、大体一つのD型ハウス全体で、全体というか、一つ建て直すのにどれぐらい掛かるか聞いてこられませんでしたか。
○大門実紀史君 私、聞いたところによりますと、大体坪二、三万というのは、これはかつて、昔建てた数字で、今、実際建てるとしたら、やっぱり四万超えるだろうというところと、実際建て替えると、一棟当たり大体、大体そんな大きさは違いませんから、大体百五十万円から二百万円ぐらい掛かるというの...全文を見る
○大門実紀史君 私は、もうそれも含めて聞きましたら、もうこれ以上借金もできないと、これ以上借金を増やすということもできないというふうに大体もう異口同音にそういうお話でございました。ただでさえも相当借金増やしているんですよね、農家それぞれ。これは何らかの援助が必要だというふうに思い...全文を見る
○大門実紀史君 いや、ですから、その融資以外に何らかの援助が必要な実態じゃないですかと、実態はそういうことじゃないですかと聞いているんですけれども。
○大門実紀史君 だから援助が必要だというふうに思いますが、どういうことなんですか、今、よく分からないんですけれども。  要するに融資も、融資も目一杯で、これ以上借りられないと。しかも二百万円ぐらいぼんと建て直さなきゃいけないと。もう大変な事態なんですよね。これに対して特別の援助...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと、人が言っていることを聞いてもらわないと進まないんだけれども。融資以外のことを言っているわけですよ。  じゃ、聞きますけれども、こういう事例で、国だけではなくて県レベルでも結構ですけれども、特別に支援事業をやった例はありますか。
○大門実紀史君 そういうことぐらい、ちゃんと質問通告しているんだから、きちっと答えてください。  福井県の県単独事業ですけれども、同じような事例があったんです。平成十三年に福井県を襲った豪雪のときに、倒壊したハウス費用の、これは取壊し撤去費用だけですけれども、少なくともそれだけ...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、わざわざ現場行かれたからお聞きしているわけで、行かなかったら私が御説明してどう思いますかと質問するわけですけれども、行かれて何を見に行ったんだと、農水省はということなんですよ。  だから、福井県がやった、このとき単独で福井県、自分たちで援助したような同...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つ、先ほどの地元の強い要望の中で除雪の問題がありました。これは私も北見市の助役さんと話をして、かなり強い要望になっています。  これは国土交通省にお伺いしますけれども、今国土交通省に幹線市町村道除雪費補助の臨時特例措置というのがあります。これは私使えると思...全文を見る
○大門実紀史君 どういうことですか。全国的に、全国的の全国的というのは沖縄から北海道まで全体をカウントするんですか。
○大門実紀史君 ちょっと意味が分からないんですけれどもね。  これ、文書を私もらったけれども、全国的な豪雪年には、今聞いたら全国じゃないじゃないですか。何なんですか。こういうあいまいなことを言われるけれども、どこが豪雪だったら発動されるのかが今の話じゃさっぱり分からないんだけれ...全文を見る
○大門実紀史君 最初、今回難しいという理由に、全国的な降雪量がそこまで行っていない、二月、三月の降り方見て考えると。で、今よく聞いてみたら、全国的と言いながら、それは何とか地域になったりもうちょっと広がったり。あるいは豪雪も、例えばという話はないでしょう、例えば十年平均で上回って...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと言っていることがおかしいんです。地方交付税で通常は見てくださいと、それに加えているわけでしょう、これ。加えているわけでしょう。だから、あなた言っているのは、自分で混同しておっしゃっているんだけれども、そもそも地方交付税でやってもらうことだと、わざわざこの特...全文を見る
○大門実紀史君 もう一歩のような気がするんですけれどもね。  要するに、そこまで抵抗されるんだったら、私、資料要求します。昭和五十一年からすべて、市町村。  私、これ調べてみると、そんなふうになっていないですよ。非常に局地的に出しているはずです。北見とか一部のところで、先ほど...全文を見る
○大門実紀史君 それでは、要するにそんなことは何も書いておりません、ここには。何も書いておりません、この特例措置の文言には。勝手にいろんなことをくっ付けてしゃべっておられるだけだから、私、そんなこと納得できませんので、この資料を、全資料、五十一年から全資料を提出してもらうことを委...全文を見る
03月16日第159回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  今日は、景気と雇用問題について質問をさせていただきます。  まず最初に、政府は景気が回復しているというふうにおっしゃっておりますが、午前中も自民党の方からありましたけれども、国民や中小企業にはその実感が伴わない、懸け離れ...全文を見る
○大門実紀史君 よく分からないんですけれども、要するに、大多数の人は良くなっていないからそういう実感がわかないんだ、もうそれだけのことだと私は思います。  これから改革をということですけれども、小泉内閣発足して三年たちましたけれども、総理は最近、改革でまいた種が芽が出てきたとい...全文を見る
○大門実紀史君 私は、花が咲くのは大企業だけで、国民の皆さん、中小企業の皆さん、いつまで待っても花は咲かない、まいた種も災いの種ばかりじゃないかというふうに思っているところです。  中小企業、国民に実感がないのは、要するに、よく言われている二極化しているわけですね。一部の製造業...全文を見る
○大門実紀史君 いろいろおっしゃいますけれども、マインドの改善だとか若干賃金が下げ止まりとか、私はもうそのちょっとしたことを針小棒大に言って、ちょっとそういうことはないんではないかと思うんです。日本の経済全体を見ると、重病人の小康状態といいますか、私、その範囲ででして、そんなに大...全文を見る
○大門実紀史君 私お聞きしているのは、そういう周辺の数字をいろいろ並べて、その状況を聞いているわけじゃないんです。どうして結び付くのかということを再三お聞きしたわけですけれども。  要するに経路が断たれていると思うんです、昔と違って。昔は言ってありましたね、パイの理論という、私...全文を見る
○大門実紀史君 総理、人様々というのはもうやめていただけますか。これは話、議論になりません、人様々ですと。そういうことではないと思います。もっとちゃんと総体としてこの問題とらえていただきたいと思います。  ただ、総理言われたとおり、フリーターを自ら望んでいる人はそんなに多くない...全文を見る
○大門実紀史君 よく分からないんですけれども、私が先ほど申し上げた、各企業が言っている消耗品、使い捨てというのは仕方がないとおっしゃっているんですか、それでは。
○大門実紀史君 要するに、申し上げたいのは、青年は、ほとんどの青年は努力しているんです。だって、今、十年前に比べて、青年、若年失業者でずっと求職活動を二年以上続けているという人たちは十年前の倍の比率になっていますよ。みんな仕事探しているんですよ。私がお話聞いた人も、もう毎日のよう...全文を見る
○大門実紀史君 女性が多いと低くてもいいということではないと、そういう意味で言われたんじゃないと思いますけれども。  私が聞いているのは、ほかの国、じゃ結構ですよ、ヨーロッパだけ比べてもらっても結構です。なぜそれだけ格差があるんですか。
○大門実紀史君 じゃ、私がお教えします。  つまり、イギリスとアメリカは、先ほど竹中大臣言われたような労働市場の構造改革というのを進めてまいりました。規制緩和ですね。流動化、進めてきて、もちろんヨーロッパもそういう非正規雇用、派遣労働とかも増えてきましたが、ヨーロッパは、やはり...全文を見る
○大門実紀史君 産業別労働協約のことを一言言われたので、アメリカもイギリスも産業別協約はございますので、それだけではないというふうに御承知おきください。  EU、欧州連合では、正規雇用と非正規雇用の今、大臣言われました均等待遇を目指して大変努力をしてきています。イニシアチブ取っ...全文を見る
○大門実紀史君 そういう問題ではございませんので、強力なイニシア取って進めなければ大変なことになるということを申し上げたいと思います。  EUでは欧州委員会がイニシアチブを取ってやっているという話をしましたけれども、そのEUの雇用・社会政策担当委員のディアマントプルさんが講演で...全文を見る
03月18日第159回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○大門実紀史君 今日は、お忙しいところ、大変ありがとうございます。日本共産党の大門実紀史です。  時間がないので、もう端的にお伺いします。  井堀公述人に二点伺いますが、一つは景気との関係、財政再建との関係なんですけれども、今まで歳出削減、増税はそれほど景気の足を引っ張ってい...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  紺谷公述人にお伺いします。  景気の現状、重病人の小康状態というのは、もう見事に私と認識一致でございますけれども、先ほど、山本議員が見通しを、今後の見通しということで、時間が少し短くて終わりましたが、その今後の見通しも含めて、こうい...全文を見る
○大門実紀史君 どうもありがとうございました。
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  最初に森本公述人にお伺いいたします。私は、外交・安保の方は専門ではございませんので、少し違う角度で経済的な問題でお伺いします。  先ほど、アメリカのイラク戦争含めて一連の行動の大本に、中東でのイギリスとかフランスの影響力...全文を見る
○大門実紀史君 先生のおっしゃるようなことが根底にあるとすると、今回、テロの撲滅とか大量破壊兵器があるからというようなことはほんの口実にすぎなかったというようなことにもなるかと思いますが、その辺の兼ね合いはいかがお考えですか。
○大門実紀史君 ありがとうございました。  久保田公述人に伺います。  今、労働者置かれた状況、大変厳しいものがあるというのは先ほどお述べいただいたとおりだと思います。時間が短いので、もうまとめて三点ほど、現場の労働者の実態といいますか、声を是非聞かせてもらえればと思います。...全文を見る
○大門実紀史君 時間がちょっと余りましたので、もう一問だけお聞きします。  フリーター問題、私もこの委員会で取り上げたんですが、正社員を大企業が採用しなくなっているということが根底にあると思うんですが、大企業現場ではこれから正社員を増やす方向というのはあり得ますか。
○大門実紀史君 ありがとうございました。
03月24日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 今日は、今現在、栃木県中心に北関東で大変不安が広がっております足利銀行問題に絞って質問をさせていただきます。  まず、破綻に至る経過の問題ですが、これはこの委員会でも審議がありましたし、先日の予算委員会では自民党の矢野議員からかなり厳しい追及もあったところです。...全文を見る
○大門実紀史君 私は、そのいろいろ言われたことが、そういうのを私は世間では圧力と言うんだというふうに思います。実際、受け取った方はそれでやめざるを得ないと参考人質疑でも日向野さんは言われておられましたけれども、断念したというふうなことですから。  ですから、金融庁の方は圧力を掛...全文を見る
○大門実紀史君 議事録読まれましたけれども、その前のところもできれば読んでもらいたいと思います。要するに、私がどういう経過で断念されたんですかということをお聞きしたら、そういう経過だったと覚えておりますという部分もありますので、そのやり取りしてもつまりませんので、全体としてそうい...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、今新経営陣の自己査定といいますか、資産の切り分け、区分けが進んでいるということですね。具体的に言いますと、ここは正常先、ここは要管理とか破綻懸念とかいうのを更に厳しく今査定をされているところだというふうに思います。  その中で、地元では、自分はRCC送...全文を見る
○大門実紀史君 是非それを徹底してほしいというふうに思います。  とにかく、本当にそういう結果になったかどうかというのは、今のお話ですと、五味さんのお話ですと、五月、六月以降ぐらいにだんだん分かってくるといいますか、本人に例えばあんたはRCC送りだよというふうな通知が行ったり、...全文を見る
○大門実紀史君 私、現地へ行きましたので、いろいろ見てきましたので、誤解のないように申し上げておきますと、淘汰されるところは一定、淘汰もうされています、今まで。すべてもう、いわゆる実質破綻のところまで、それまで救おうといって、そこまでいい加減なことを足銀やってきたわけではありませ...全文を見る
○大門実紀史君 そうしましたら、今の大臣のお言葉を新経営陣に再度伝えていただけますか。現地はそういう頭になっていないようですので、そういう地域再生と両方を、経済合理性、もちろんありますね、何もそれは否定しません。その上でそういう相談に乗ると、乗ってあげるべきだと、大臣のお考えどお...全文を見る
○大門実紀史君 いや、その理解が違って、地元の方ではそうなっておりませんので、大臣のお考えを再度新経営陣通じて現地の方に伝えてほしいということを今要望しているわけです。
○大門実紀史君 是非お願いします。  もう一つの中小企業を救済するといいますか、方法としてファンドの問題です。私はこの問題、この委員会でも二回ほど提案をさせていただきまして、十二月五日には竹中大臣も何ができるか閣内で一生懸命議論したいという御答弁をいただきましたし、これは谷垣大...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  ほかにもこのファンドというのはいろんな形が考えられるというふうに思います。  産業再生機構にお伺いいたしますけれども、産業再生機構というのは、主要な仕事は、ある一つの案件といいますか、今の旅館街でいえばちょっと大型になると思いますが、...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、私が申し上げたスキームも一つの選択肢としてあり得るということですね。
○大門実紀史君 もう一遍聞きますけれども、私が言ったスキームは選択肢の一つとして可能ですかと、可能かどうかだけ、あり得るかどうかだけ聞いております。
○大門実紀史君 可能であるということだと思います。思いますというか、可能であるという答弁だと思うんですね。  もう一つ、政策投資銀行にお伺いします。  政策投資銀行の中小企業再生ファンドへの投資のできるというスキームは、補正予算で今二千億の枠があるんですね。今現在、幾らぐらい...全文を見る
○大門実紀史君 是非、この足銀破綻の困っていらっしゃる方のために、残っている七百億の中から出資のいろんな形を考えていただきたいと思います。  その中で一つ思いますのは、先ほど申し上げました経済産業省のスキームといいますか、事業団と地元の銀行が出資してファンドを作ると、これは大分...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  今申し上げた経済産業省で、中小企業庁で考えているスキーム、産業再生機構でも選択肢としてあり得るスキーム、そして政策投資銀行も協力できると。いろんな形で本当に政府を挙げて、この中小企業あるいは温泉街を救うために御努力をお願いしたいし、そう...全文を見る
03月25日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 今日は一人で八十分いただきましたので、是非じっくり、丁寧に答弁をしていただければと思います。ただ、そうはいっても量より質でございますので、前向きな答弁がしていただけたら少し早く終わることもございますので、是非よろしくお願いしたいと思います。  最初に、消費税の免...全文を見る
○大門実紀史君 財務省当局は御存じですか。
○大門実紀史君 大事な内容ですので、かいつまんで、どういう意見書が採択されたか御紹介をしておきたいというふうに思います。  若干読み上げも含めて申し上げますと、横浜保育室の保育料を消費税非課税扱いとすることを求める意見書というのが全会一致で採択されたわけです。書いてあること、後...全文を見る
○大門実紀史君 財務省はこの意見書についてどういうふうに思われますか。
○大門実紀史君 厚生労働省の今のお考えをもう少し聞いておきたいと思いますけれども、そうすると、横浜保育室のように、そういう、準じていろいろありますよね、確かにね、無認可といってもですね。何もかもという意味で今日質問しているわけじゃありません。そういう準じているようなところにやっぱ...全文を見る
○大門実紀史君 もちろん勉強、整理はしてもらわなきゃいけないんですけれども、もう少し深めていきたいと思いますが、そうすると、先ほど、今言われましたけれども、無認可のところは、先ほど横浜が言っているように、正に認可に準じて役割を果たしてくれるようなところも含めて、社会福祉事業でない...全文を見る
○大門実紀史君 そうしたら、その無認可保育所というのは何なのかを少し明らかにしてからまたお聞きしたいと思いますけれども、これは横浜の問題だけではないわけですね。全国に無認可保育所がかなりあります。全国で何か所あって、そこに通っている子供は何万人いるか、お答えください。
○大門実紀史君 これだけのところのその多くに、そこに通っている園児の保育料に消費税が四月一日から課税されようというところに来ているわけですね。この無認可保育所の果たしている、法的には社会福祉事業に当たらないというふうなもう大変冷たい答弁をされているわけですけれども、実態としてどう...全文を見る
○大門実紀史君 今、政府が掲げている待機児童ゼロ作戦において、もう少し数字的に無認可保育所がどういう役割を果たしているか述べてもらえますか。
○大門実紀史君 そういうアバウトなことじゃなくて、例えばその待機児童の数をカウントするときに、無認可保育所に入っている子供たちの数はどうなっていますか。
○大門実紀史君 つまり、無認可に入っている子供たちは、国の施策として待機児童をゼロにするという中でもう手当てしていただいていると、無認可の方々にですね、そういう位置付けじゃないんですか、簡単に言えば。
○大門実紀史君 それで、さらに今どういうふうになっているかと申し上げますと、確かに待機児童ゼロ作戦で入所児童数増加しておりますけれども、待機児童数というのは、二〇〇一年が二万一千三十一人、二〇〇二年度が二万五千四百四十七人、二〇〇三年度が二万六千三百八十三人と、年々増加しておりま...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、私申し上げたいのは、もう無認可保育所は社会福祉事業に該当しないとか、とやかく言う段階ではなくて、もう正に今認可保育所の補完的役割を、大変重要な補完的役割を担っているのが実態であるというふうに思います。  したがって、認可、無認可なんて線引きするほどの実態...全文を見る
○大門実紀史君 私、お聞きしているのは、そういう技術的なことではないんです。同等のサービスとかなんとか、サービスの質によって課税、非課税ではないでしょう、消費税というのは。違いますよね。サービスの質によって消費税掛ける、掛けないではありませんから、勘違いなさらないようにお願いした...全文を見る
○大門実紀史君 どうするかという点ではそういうお話になるのは分かっておりますけれども、何度も言いますけれども、その子供を預けている親御さんにとって不公平だと、おかしいと思うことについて、それそのものがおかしいということでしょう。違いますか。
○大門実紀史君 ですから、今のその区分けが間違っているんですよ。だから、そちらの方を何とかしなきゃいけないというふうに財務省が思われているのは分かっておりますけれども、私は、裁判になりますよと。この四月一日からたくさんの父母の皆さんが、無認可に子供を通わせている父母の皆さんが気付...全文を見る
○大門実紀史君 だから、勉強はいいんですけれども、もう至急、四月一日からですから、私は、具体的な検討に入ってもらう段階に来ていると。矛盾があるわけですね。  一言お聞きしますけれども、厚生労働省に。先ほど財務省に聞きました。その親御さんの立場に立ってみるとこれはもう明らかに矛盾...全文を見る
○大門実紀史君 実は、これは簡単に言うとこういうことだと思うんです。過去に、恐らく二年か三年前にこの消費税非課税問題、課税問題というのが、二、三年も前じゃないと思いますが、時期はちょっとよく分からないんですが、簡単に言いますと、厚生労働省と財務省でこの保育事業の課税、非課税という...全文を見る
○大門実紀史君 厚生労働省から具体的な提案があれば、財務省としては検討に入るということでしょうか。
○大門実紀史君 財務省の方は、厚生労働省でそれなりの合理的なカテゴリーを示してもらえれば課税にこだわらないと、率直に言ってですね、そういうお考えですけれども、厚生労働省はいかがですか。そういうことでしょう、非課税だから。
○大門実紀史君 おっしゃるとおり、その線引きの問題をずっとやってきているわけですけれども、その線引きが実態と合わないということを再三御指摘しているわけですので、その線引きを示すのは厚生労働省というのも私よく分かりますので、そういう話をしているわけですけれども。  ただ、一言申し...全文を見る
○大門実紀史君 どういうことですか。何を検討するんですか、そうしたら。できること、できないことあります、検討しますというのは答えにならないよ。
○大門実紀史君 私、重要な問題ですので、しつこいようですけれども、よく確認したいんです。つまり、もう四月一日からで、率直に申し上げますけれども、全国でこれ裁判ばあっと起きたらどうしますか。これ、一か月不利益被ったって裁判できますよ。ざあっとこれから、そういう先ほど言った父母の立場...全文を見る
○大門実紀史君 是非よろしくお願いします。至急物差しの検討に入っていただきたいと思います。  次の質問に入ります。  もう一つ資料をお配りいたしまして質問しようと思っていたことがございます。谷垣大臣が昨日から次期総理大臣という声がかなり上がっております。そういうふうに言われて...全文を見る
○大門実紀史君 こういう貧富の差が、これは貯蓄も含めてグラフにしてありますから、全体として言えるのは貧富の差と一言で言えると思いますが、これは開く社会というのはいい社会とは思われないと思いますが、こうやって開いていくという社会そのものの在り方はどういうふうに大臣としてお考えですか...全文を見る
○大門実紀史君 私、これずっと調べてきたんですけれども、なぜ格差が広がっているかなんですが、今、例えばこれ、具体的に言いますと、貯蓄格差が広がっていますけれども、これは、貯蓄格差だけなぜ広がっているか。大臣、御存じといいますか、いかが思われますか。
○大門実紀史君 私が出した資料と違うことを言わないでいただきたいんですよね。これもちゃんとした政府の資料ですから。何のために答えられたんですか、今。  私が聞いているのは、これは政府の貯蓄動向調査で、これも政府の資料ですから、これで広がっていることについてどう思うかと聞いている...全文を見る
○大門実紀史君 時間ありますので、先取りしていただかなくて結構でございます。  そうはいっても、もう結論の方の議論をしたいと思いますが、私は、所得、貯蓄、貯蓄、この間、貯蓄動向調査でいきますと、最貧世帯といいますけれども、一番多い貯蓄額というのが二百六十万ぐらいですね。これは五...全文を見る
○大門実紀史君 もう一枚の資料の方に議論を移したいと思います。景気と家計、消費の関係です。  これはどういう資料かといいますと、消費に占める年収階層を示したものです。つまり、簡単に言いますと、所得、年収七百万未満の人たちが消費支出全体の約半分を占めていると、半分以上を、強を占め...全文を見る
○大門実紀史君 私は、本当に経済のイロハ御存じないと思うんですけれども、大体お金持ちというのはお金を使わないからお金持ちになったんですね。消費に回さないからなんですね。消費性向を見てもそうですし、お手元に用意したこのグラフがそういうことを表しているわけです。ですから、やっぱり、お...全文を見る
03月26日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大門実紀史君 日本共産党を代表して、両法律案に反対の討論を行います。  まず、公債発行特例法案について申し上げます。  そもそも、現在の膨大な借金財政は、過去の膨大な公共事業のばらまきや構造改革がもたらした不況による税収減など、政府の誤った政策によってもたらされたものです。...全文を見る
04月20日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大門実紀史君 私の方も最初に量的緩和についてお伺いいたします。  この委員会でただもう量的緩和については何度も今日も含めて議論がございました。とにかくなかなか市中に回らないということも再三指摘されているところでございますし、デフレ克服の効果、もう今日も議論ありましたけれども、...全文を見る
○大門実紀史君 金融緩和一般を言えばそういうこともあるかも分かりませんけれども、私、この異常な量的緩和で一番助かったのはといいますか、一番直接的に助かったのは政府自身ではないかということをずっと思っております。  それはもう再三私も取り上げたことがありますが、要するに、日銀がじ...全文を見る
○大門実紀史君 こうやって増やしてきた、急激に増やしてきた原因を簡潔にちょっと教えてもらえますか。
○大門実紀史君 国債というのは国にとっては、長期とは言えませんが、中長期の借入金ですけれども、それを、先ほど言いました、日銀がじゃぶじゃぶに供給して、銀行が買って、さらに日銀がまた銀行から買いオペで増やしてきたと。それから、何かお金がぐるぐるぐるぐる上の方で回ってきているわけです...全文を見る
○大門実紀史君 もう少し分かりやすく私の方で申し上げますと、ちょうど昨日、日経新聞が、政府がこの短期証券、日銀からの借金十五兆という記事が出ておりましたけれども、これは正確に言うと十二・五兆ですね、日経新聞は若干計算を間違っておりますけれども。この十二・五兆は、これは速やかに返し...全文を見る
○大門実紀史君 私が伺ったのは、こんなことやっている国がほかにありますかという質問だったんですけれども、ないと思います。こんなお金の回り方している国はないと思います。日本の金融はもう狂っているというふうに指摘したいと思います。  その点で、武藤副総裁、そこにいらっしゃいますけれ...全文を見る
○大門実紀史君 金融庁、警察庁とも一定の努力をされていることは評価したいというふうに思います。  ただ、やみ金被害は、あるいは金融詐欺という新しい形で、こういう恐らく暴力団絡みなんでしょうけれども、根絶されてないんですね。いろんな新手も出てきておりますけれども、一つ本当は今日の...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つ、これそのものはまだ警察に、もう持ち込まれているかも分かりませんけれども、恐らく携帯電話ですけれども、これ、やりようによっては突き止められて逮捕すること可能だと思いますが、そういう対処をしていただけますか。
○大門実紀史君 是非よろしくお願いします。  最後、日銀総裁にお伺いしたいのですけれども、要するに川下では、金融の川下では依然こういうことが起きている。その根っこにあるのは、運転資金まで貸さないような今の金融機関の在り方があると。いわゆる、何といいますか、ギャンブルに手を出して...全文を見る
05月11日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大門実紀史君 今日は財政健全化に関する集中審議ということですけれども、財政健全化といえば小さな政府論、小さな政府論といえば規制緩和論というのが連動しておりますので、今日はその規制緩和の問題について、具体例含めて質問したいというふうに思います。  まず、竹中大臣にお伺いいたしま...全文を見る
○大門実紀史君 具体的な問題を一つ取り上げたいと思いますけれども、先ほど言いましたうちの一つです。鉄道路線の廃止の規制緩和、この問題で、言ってしまえば、先ほど言いましたとおり、企業の論理がまかり通って、住民、特に高校生の通学の足が奪われようとしている茨城県の日立電鉄線の廃止問題で...全文を見る
○大門実紀史君 今のが経過ですけれども、この問題に対しては、まず地元の高校生たちが、それを毎日使っている路線でありますので、まず高校生たちが立ち上がったといいますか、存続をしてほしいということで立ち上がりまして、これはテレビ、新聞で大きな話題になったわけです。それがきっかけになっ...全文を見る
○大門実紀史君 この問題の大本には、今申し上げた九九年の規制緩和があったことはもう指摘せざるを得ないわけですけれども、ただ、この日立電鉄問題では、国土交通省、運輸局の努力は、私、今までの努力を一定評価したいというふうに思います。存続の方向で、実務者会議、これは今年の一月からですか...全文を見る
○大門実紀史君 私は、日立市がかぎではないかということを聞いたんですが、いかがですか。
○大門実紀史君 分かりました。  その五月二十四日の意見聴取の場ですが、これは、資料を見ますと、参加、意見陳述するのは茨城県、日立市、常陸太田市、日立電鉄バスだけですけれども、これ、なぜ一番直接の影響を受ける住民の皆さんの代表が入っていないんですか。
○大門実紀史君 要するに、公示をされたと言いますけれども、住民の皆さんだれも気が付かないところに公示書を張っていただけで、ホームページにも出ない。ホームページは、その廃止届が出ましたということと、五月二十四日にこういう形でやりますしか出ない。その途中で住民の皆さん意見陳述参加でき...全文を見る
○大門実紀史君 いや、そうじゃないんですよ、私言っているのは。国土交通省、運輸局主催の意見聴取の場に住民の方出ていないわけだから今度、皆さんがちゃんと知らせないから。みんな知らない、聞いてないと言って怒っているわけですから。だったらば、一回きりと決まっているわけではないんだから、...全文を見る
○大門実紀史君 違うんだな。昨日、課長補佐さんはあり得ますと、個別じゃなくて意見聴取はあり得ますと言われたんだけれども、答弁違うんだけれども。
○大門実紀史君 だから、二回やれない理由を教えてください。そうしたら、二回目やれないとどこに書いてあるんですか、法律に。
○大門実紀史君 時間がないんで改めて申し上げますけれども、意見聴取、法律に決まっておりますが、一回とは書いておりませんし、皆さんの、皆さんは知らせたと言っても、住民の皆さんはほとんど知らないという事態が生まれているわけですから。しかも、こういう問題で皆さんも努力されてきたわけでし...全文を見る
○大門実紀史君 この高校生たちが国土交通省に、本省の方ですね、直接申入れをしたいと言っておりますけれども、これは対応してもらえますか。
○大門実紀史君 つまらないところで時間取りましたんで、二問連続聞いて終わりたいと思いますけれども、地元協議会が開いて、国土交通省としてイニシア取って意見調整をやっていくということですが、この地元協議会はどういう手続で設置の運びになるのか、どういう性格のものかについて、ひとつ簡潔に...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく世界の日立が自分たちのグループの合理化、雇用者の整理のために、こういう非常にローカルな地域の高校生の足まで奪うということが行われている、これが規制緩和の一つの大変悪い例であると思います。私は、日立グループに再考を求めるということも含めて、今後、地域の皆さん...全文を見る
05月25日第159回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史です。  最初に、森副大臣の未納問題についてお聞きをしたいと思います。若干事実経過がまだよく分からないところがありますのでお尋ねをいたします。  森大臣が坂口大臣に御自分の未加入、未納の問題について報告された、このときの経過でございますが...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、その四月中に、未納かどうか十分分からないけれども調べて発表してくださいというふうに大臣がおっしゃったのは、これは四月中ですから、四月二十八日の採決された最後の委員会の前だということは確かですか。坂口大臣。──いや、ごめんなさい、それは坂口大臣。
○大門実紀史君 今度は森副大臣にお聞きしますけれども、森副大臣は、民主党の山本議員への答弁の中で、四月の十四日時点でもう社会保険庁に問い合わせをして、御自分の未納は知っていたということをお答えになっていますが、確認の上でもう一度お願いします。
○大門実紀史君 これは我が党の小池議員への答弁ですけれども、森副大臣は、坂口大臣に初めて報告したのは四月十四日以降だと、四月十四日以前にはまだ何にも大臣には申し上げておりませんというふうにおっしゃっておりますけれども、これもそういうことでよろしいですか。
○大門実紀史君 そうしますと、とにかく森副大臣は、四月十四日以降で強行採決がされた二十八日前のそのときの委員会というのは、四月十六日、二十一日、二十三日ですね、法案審議、あと参考人ですから。その辺の委員会の席上、ここのどこかで初めて坂口大臣に御報告されたと。その時点では、もう御自...全文を見る
○大門実紀史君 私、先ほど確認したとおり、四月十四日の前には、つまり自分ではっきりと未納であるというのが自分で確認する前には大臣に報告していないと、初めて報告したのは四月十四日以降だと前回委員会で答弁されておりますけれども、それは違うんですか。
○大門実紀史君 こういう重要な問題を、ということはこういうことですか、四月十四日から四月二十八日の間、採決前の、強行採決の前に、とにかく森副大臣は、何というか、相手は、坂口さんは認識してくれなかったけれども、何度か、もうだって、もうはっきりしているわけですね、十四日で分かったわけ...全文を見る
○大門実紀史君 こんな大事な話がそんな要領を得ないで、しゃべって伝わらないんですか、言葉が。要領を得るも何も、私未納ではっきりしましたと、調べた結果、社会保険庁に聞いてみたらはっきり結果出ましたというのが十四日以降でしょう。その間に何回か大臣に、それだけじゃないですか、はっきりし...全文を見る
○大門実紀史君 いや、ですから、要するに、四月十四日以降、御本人は、何度も言いますけれども、はっきりと社会保険事務所に調べて自分は未納だと分かったと。調査します、していますとか何かじゃなくて、大臣にそのことを伝えようということでお話しされたと思うんですね。それ理事会の席であれ何で...全文を見る
○大門実紀史君 そこまで覚えていられるなら、その委員会が何日だったかというのを覚えていませんか。
○大門実紀史君 そこまではっきりと坂口大臣が言われるということは、森副大臣がちゃんと報告しなかったんじゃないですか。自分が未納であるということを、未納が判明したということをはっきりと報告されなかったということにならないですか。
○大門実紀史君 そんなことが、いずれにしてでもで済みますか。強行採決したんでしょう、衆議院で。その前に隠していたかどうかが大問題になっているわけでしょう。いずれにしてもなんて言い方で済みますか、ちゃんとはっきりしてくださいよ。  あなた、ちゃんと言ったんですか、坂口大臣に、私は...全文を見る
○大門実紀史君 それ駄目です、そんな答弁。あなたの経過を聞いているわけじゃないです、それは。  今、何度も正確に聞いているんです、強行採決の前にあなたはきちっと報告したのかと。大臣はそうではない報告を受けたっておっしゃっているわけだから、今調査中だという報告受けたと。あなた、言...全文を見る
○大門実紀史君 今すごい答弁されたと思うんですけれどもね。要するに、何度も言いますが、四月十四日以降の衆議院の強行採決する間の大問題になっているときに、しかも法案の提案者がそういうことを隠していたかどうか問われているときに、ちゃんと報告しなかったと今おっしゃいましたね。自分では未...全文を見る
○大門実紀史君 あなたの全体の理由を何度も聞いているわけじゃなくて、そのときのことを聞いているんです、期日をはっきりしてくれって言ったって分からないと言われるから。  ただ、はっきりしているのは、坂口大臣があなたから報告を受けたと、それは調査中であると。だったら、調査を明らかに...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、森大臣、答えてください。私、さっき、森副大臣、私聞いたこと、答えてください。
○大門実紀史君 そうじゃないでしょう。あなたが先ほど言われた、ちゃんと報告してないということを言われたから、ちゃんと報告してないというのは、相手に伝わらなかったわけでしょう、大臣に。私は未納ですとはっきりと知っていたのに伝わらなかったんでしょう。隠していたか、それとも調査中みたい...全文を見る
○大門実紀史君 それ、いい加減なんですよ、だから。そういうのをいい加減なって言うんです、いい加減な報告だって言うんですよ。  そうしたら、それで相手に伝わったと思われたんですか。伝わらなくて終わったって認識されたんですか、そのときに。自分が社会保険庁調べて、未納だっていうこと、...全文を見る
○大門実紀史君 何か、あなた、混乱していませんか。大臣から調べなさいって言われて、また調べたんですか、社会保険庁に確認した後で。何を混乱したことおっしゃっているんですか。ちゃんと答えてください、大事なことなんだから。
○大門実紀史君 これは大事な問題なんですよ。強行採決の前にどういう対応をされたかと。そんな、何かぼけた話じゃあるまいし、伝わったとか伝わってなかったとか、そんなつもりだったとか何かで済まないでしょう。  それで、あなたは五月に報告した報告したって言いますけれども、その後そのまま...全文を見る
○大門実紀史君 大臣に対するあなたの副大臣としての報告について、その後きちっとやる、やらなければいけないということの認識がなかったんですかということを申し上げているんですよ。  じゃ、何ですか、最初にその委員会の席上で、私は大体、そんな大事な問題を委員会の席上で隣に、大臣、ちょ...全文を見る
○大門実紀史君 もういい加減にしてください。ころころ変わるんです、副大臣。さっきは、さっきはちゃんと報告しなかったと言われて、今度は報告したけれども伝わらなかったと言われているんです。こんなこと繰り返していたら質疑できませんから、駄目ですよ、はっきりさせてください、どっちなのか。
○大門実紀史君 私、聞いたのは森副大臣です。
○大門実紀史君 人の質問時間を堂々巡りでつぶさないでくれます、ほかにも大事な質問あるんですから。  要するに、あなた、この委員会の中でも答弁変わっているんですよ。最初、ちゃんと報告しておりませんとおっしゃったんですね。今、何ですか、また元に戻って、言ったつもりでしたけれども理解...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、もうこんなことばかり聞いていても仕方ありませんので、お二人できちっと確認し合って報告をしてほしいと私申し上げているんです。できないわけないでしょう。(発言する者あり)
○大門実紀史君 ですから、私、申し上げたんです。もうこんな、これでずっと時間つぶしても仕方ありませんので、大臣、副大臣の関係なんですから、二人できちっとどういう話だったのか正確にして、いつの席上だったのかも含めて報告していただかないと、聞くたびにころころころころ答弁が変わるようで...全文を見る
○大門実紀史君 どうもお分かりになっていないようですけれどもね。  私は、お二人できちっと確認をし合ってほしいというのは、これ、国民の皆さんから見るとどっちが悪いのかなとならないんですよ。共同責任ですよ。そんな大事な話が二人の間で話し合われて、たとえ短い間でも。それが、理解され...全文を見る
○大門実紀史君 またその報告聞いてからこの問題、引き続き質問をしたいと思います。  いずれにせよ、私思いますけれども、今日の朝の冒頭発言で、おわびはするけれども、これからその責任の取り方として、全力を挙げて、全身全霊を打ち込んで頑張りますということをおっしゃいますけれども、もう...全文を見る
○大門実紀史君 そうしたら、ちょっと省略して質問を……
○大門実紀史君 十二分。はい、分かりました。じゃ、若干省略をして、簡潔に質問したいというふうに思います。  年金の積立金問題です。  巨額の年金積立金については、今までもいろんな批判が集中してきたところです。なぜ給付の数年分も積み上げるのかとか、あるいはその使い道、グリーンピ...全文を見る
○大門実紀史君 これは十六年度価格、実質でございます。資料の二枚目に、パネルにもしましたけれども、二〇〇四年度価格、実質と名目の価格でグラフにしました。(資料提示)  これ、名目価格、実質でも考え方は同じなんですけれども、取崩し計画といっても、要するに、若干これから何年間取り崩...全文を見る
○大門実紀史君 私は、この五十年後、百年後の先、もちろん年金の問題ですからそれぐらいのスパンで考えるのは当たり前なんですが、急に五十年後先とか、こう言うと非常にトリッキーな話になって、名目価格もそうですけれども。つまり、二〇一〇年からずっと積み上げていくのは事実なわけですよ。ここ...全文を見る
○大門実紀史君 これは口頭で説明してもらうと分かりにくい話なんですけれども、要するに、資料④ですけれども、これはもう極端に、局長おっしゃられたとおり五年ごとに計算をしていくわけですけれども、五年ごとに九十五年間を考えていくと、これずれていくといいますか、五年後は次の九十五年を考え...全文を見る
○大門実紀史君 今日は時間がなくなったのでその中身には入りませんけれども、この財政均衡期間の考え方、あるいは二一〇〇年までに取り崩すというこの今回の打ち出されたものが相当誤解をされておりますので。とにかく二一〇〇年計画だと、九十五年計画で、十年後には同じくゴールは二一〇〇年の一年...全文を見る
○大門実紀史君 それは要するに、その加算金、利息引き下げるということですけれども、これはいつから引き下げられるんですか、どれぐらいの程度に引き下げられるか、簡潔に答えてください。
○大門実紀史君 今言われておりますのが、まだ確定していないということですけれども、平成十七年四月からで国債の短期国債程度ですかね、一%前後に引き下げるという案が議論されているというのをお聞きいたしましたけれども、今おっしゃったとおり、これはこれからだと、十七年四月からにしろ何にし...全文を見る
○大門実紀史君 これ社会保険庁へお聞きしましたら、今三十万人とか簡単に言われますけれども、十年前に免除された月数ですね、これを仮に百とすると、十年掛けて追納、後で納められた月数はわずか二・五か月、百に対して二・五か月と。だから相当、全体の二・五%しか追納されていないんです。やっぱ...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃるとおりです。ですから、これから、普通の免除者じゃなくて、免除申請者じゃなくて、もしも与党案が通ったらですけれども、そういう考え方で、そういう普通の方の追納の場合、今の免除者の加算金より高くするわけにはいかないですよね、当然。これはおかしいですね、運用益か...全文を見る
06月01日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大門実紀史君 両法案に反対の討論を行います。  まず、証券取引法改正案についてであります。  本改正案によって更に銀行業務と証券業務が一体化いたします。本改正によって、投資者保護の仕組みが不十分なまま、多くの預金者、国民が証券投資に誘導されるおそれがあります。また、銀行が貸...全文を見る
06月03日第159回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○大門実紀史君 今、山根議員との質疑で、構造改革の結果、経済が良くなってきたという議論ありましたけれども、そういう話になると私も一言、二言、言いたくなるんですけれども、今日はちょっと具体的な問題で、世の中そんなに良くなってないよという点で、二点、無認可の保育所に対する消費税課税問...全文を見る
○大門実紀史君 私、すぐ検討を開始されたということに本当に敬意を表したいと思います。  ただ、これは税制の問題が絡みますので大変難しい問題が含まれていると思いますけれども、このとき、財務省とも相談しながらとおっしゃっていましたけれども、正式にはこれからだと思うんですが、事務方で...全文を見る
○大門実紀史君 これは、双方からお聞きしたら、事務方レベルですけれども、課長レベルで一回、課長補佐、実務者レベルでも二回、事務方レベルでの協議をされているということで、財務省の方もそういう協議に協力されているということで、大変、こういう、何といいますか、結構、木で鼻をくくった対応...全文を見る
○大門実紀史君 八月末に毎年各省からの税制改正要望が財務省に集められて、財務省でそれを検討していくと、そういう流れのことをおっしゃっているんだというふうに思います。  私、今財務大臣、谷垣財務大臣にお聞きしたいんですけれども、結構官僚批判もすごいですね、国会議員批判もありますけ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  この問題の基準というのは難しいのは私どもも承知しております。例えば、無認可といってもいろんなものがあるんですよね。一時預かり、ベビーホテル、あるいは本当に営利目的でやっているようなところもありますから、何もかも非課税というわけにはいかな...全文を見る
○大門実紀史君 足利銀行問題、残りの時間、お伺いをしたいというふうに思います。  竹中大臣にお聞きをいたします。  五月の二十八日に足利銀行の出資者十四社一個人が国と監査法人を相手に提訴いたしたわけですね。これは、優先株の価値が足利銀行の破綻によって失われたと。損害賠償十億六...全文を見る
○大門実紀史君 それは、その裁判が真相究明を主たる目的とした裁判ということであれば、もちろん裁判の中で国会ではなかなか踏み込めなかった部分も含めて明らかになってくると思いますが、やはりこれだけの疑問が残っているということを重くとらえて、こんなこと初めてだと思うんですね。  りそ...全文を見る
○大門実紀史君 そこははっきりしていただければと思います。  その場合、産業再生機構が、鬼怒川で申し上げますと、中小の旅館、ホテルもあるわけですね。ところが、中小の旅館、ホテルでもかなり、何といいますか、頑張っているところもあるわけですけれども、頑張っていても債務の方で大変だと...全文を見る
○大門実紀史君 今、経済産業省といいますか、中小企業庁の方のスキームで、栃木県の中小企業再生支援協議会と中小企業庁の間で中小企業再生ファンドということの検討準備が進んでおります。私は、再三そういうファンドを作って中小旅館等を支援すべきだと言ってきたのは、こちらの方のことをずっと提...全文を見る
○大門実紀史君 是非これから具体化する中で双方協力してお願いしたいというふうに思います。  内閣府の地域再生本部の方にお伺いをします。  こういう温泉街の再生というのは、個々の旅館を何とか再生していくだけではなくて、地域全体の町づくり的なことも非常に重要になってきます。私、鬼...全文を見る
○大門実紀史君 足利銀行破綻問題というのは大変大きな問題でして、これについては、二百十幾つ出てきている再生計画ですか、地域再生計画ですか、いろいろあると思います。みんなそれぞれ要望があって重要な問題だと思いますが、とりわけ、この足銀問題でのいろんなところで起きている問題から考える...全文を見る
○大門実紀史君 手元に藤原町が出した申請計画があります。そちらでは教えられないとおっしゃいましたので、地元からいただきました。  かなり切実な中身ですし、やっぱり足銀破綻、その中で温泉街問題というのが大変な問題になっておりまして、個々には申し上げませんけれども、本当に頑張って、...全文を見る
06月14日第159回国会 参議院 本会議 第30号
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○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました動議に断固反対の討論を行います。  中間報告の審議に対する反対理由は先ほど同僚議員からございました。直ちに審議するのはもっと反対でございます。  度々指摘されておりますとおり、本法案の審議が遅れたその理由は、与...全文を見る
08月05日第160回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  竹中大臣、またよろしくと申し上げたいところですけれども、ちょっと冒頭の民主党さんとのやり取りを聞いておりますと、私はあの選挙の発言について取り上げるつもりは元々なかったんですが、先ほどの中で、わざわざ、我が党の引退した、ここにい...全文を見る
○大門実紀史君 よくお分かりになっていないと思うんですよね。この文章は、私、申し上げたいのは、政治家が選挙中に他党の批判することはありますよ。それを一々後で、後になって国会で謝れと言われたらたまったものじゃないですよ。それはお互いさまですね。これは違うんですよ。これはそうじゃない...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、だったら違うじゃないですかと。プロセス違うじゃないですか。委員会じゃなく全体ですよ、これは、発言見たって。委員会のどこに、委員会やっていないですよ、参議院。  だから、百歩譲っても、大臣そういうつもりで言ったとしたら、これだけ誤解を与えているわけですよ...全文を見る
○大門実紀史君 そんなにこだわられるんだったら、私もこだわりますけれどもね。  要するに、四月二十三日から五月二十八日まで一か月間つるしの状態にあったことについてはどう思われるんですか、委員会が。おかしいでしょう。
○大門実紀史君 早くしろ遅くしろじゃなくて、なぜ一か月のブランクが空いたのかについて、そこまでおっしゃるんだったら、それについてもどういう感想を持たれているか言ってくださいよ。
○大門実紀史君 時間がないので、要するに、理事会協議でいいんですけれども。  もうちょっと、例えば円先生が委員長で、野党が委員長の委員会に本当に泥を掛けるような結果になったわけですよ、しかもみんな夜中まで徹夜させて。少しは申し訳ないという気持ちだって、これあったっていいと思うん...全文を見る
○大門実紀史君 もう時間が来てしまいましたので。  要するに、もう何といいますか、なぜごめんなさいの一言が言えないのかと。そう言って何が損するんですか。本当に、委員長、野党の委員長にあれだけ恥かかして、みんなを夜中まで徹夜させたのは参議院の野党の責任じゃありませんよ。
○大門実紀史君 いや、だから、そんなこと全部承知の上だったら、だったら何で、これさえ、これも言わなきゃいいんですよ、これだけ言うから言われているわけですよ。  私は、理事会でこの問題は、これから本格的な議論やる上で、やっぱり大臣としての資質、議員としての資質さえ問われるような問...全文を見る
10月21日第161回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  今日は雇用問題、特に青年の雇用問題について尾辻大臣中心に伺いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、事務方で結構ですけれども、今の青年の雇用状況、さらには社会問題化しておりますニートとは何かということとその対策につ...全文を見る
○大門実紀史君 この中の若者自立支援塾について説明してくれますか。
○大門実紀史君 ニート、大変な深刻な問題になっています。その目玉である、対策の目玉である若者自立支援塾、是非効果のあるものにしてほしいなというふうに思いますけれども、私、NPOの皆さんに聞き取りをしました。  今、NPOの皆さんが共同生活を通じてそういう青年の支援をやっておりま...全文を見る
○大門実紀史君 是非NPOの現場の意見を聞いて具体的なプログラムを決めてほしいと思います。  ただ、フリーター、ニート問題というのは、マスコミの取上げ方、あるいはこの政府の若者自立・挑戦プランという名前にも、私、大変違和感を感じておりまして、何か主な原因が、若者が意欲が足りない...全文を見る
○大門実紀史君 今、尾辻大臣言われたとおりだと私、思います。企業の責任が第一に問われるべきだろうというふうに思います。  竹中大臣にお聞きしたいんですけれども、今つまりコストを下げると。だから、正社員は雇わないでアルバイト、派遣労働、契約社員という非正規雇用に切り替える。コスト...全文を見る
○大門実紀史君 竹中大臣に伺いますけれども、そういう企業の変化、そういう行動を政府そのものが支援してこられたんじゃないですか、労働法制をいろいろ変えて派遣労働を増やすと、職業訓練だって増やさないと。その辺の責任はいかがお考えですか。
○大門実紀史君 若者のニーズと言われますけれども、その結果がフリーターですか、その結果がニートですか。答えてください。
○大門実紀史君 つまり、当面の利益だけを追求していくとこういうことが起こるんです。合成の誤謬が起きて今若者が大変な目に遭っているということでございます。  資料だけ配りましたけれども、その点でいくならば、国の責任として、公共職業訓練がこんなに貧困なわけです。こういうことをきちっ...全文を見る
10月28日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大門実紀史君 大門でございます。  本題に入る前に谷垣大臣にお伺いしたいんですけれども、今日の夕刊ごらんになりましたですか。見ていないですよね、当然ですね。私も今投げ込んでもらって見たんですけれども、午前中の愛知委員との質疑の中の答弁で、もう日経新聞一面で書いておりますけれど...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、午前中私も聞いていた二〇〇七年度からお願いしたいというのは言い間違ったということですか。
○大門実紀史君 じゃ、ちょっとこの機会に、本題に入る前なんですけれども、幾つかお聞きしたいと思うんですけれども、今意欲がというふうな表現されましたけれども、景気、総理は、私、予算委員会でお伺いしたときに、自分の任期中はという意味で言われると、経済成長が三%ぐらいになるまで回復をし...全文を見る
○大門実紀史君 私、申し上げているのは、景気一般ではないんです。企業とかあれこれじゃないんです。原油とか何かじゃないんです。家計そのものなんです。  定率減税も消費税も直撃するのは家計です。それぞれの家計ですね。もうわざわざ言うことありませんけれども、それが経済全体の六、七割占...全文を見る
○大門実紀史君 家計に注目しているのは別に我が党だけではございません。今、どのエコノミストも問題は消費、家計消費、消費の動向だ、家計だということは言っているわけですね。それが、これから本格的に景気が良くなるか、国内経済良くなるかのかぎだということは大体おしなべて皆さんおっしゃられ...全文を見る
○大門実紀史君 もう本当、そうですね、本題に入れなくなりますんで。  ただ、一言だけ申し上げておきますと、企業部門が家計に結び付けば何も申し上げることはないんですが、この間、結び付いていないんで予算委員会でもいろんな議論をさしてもらっているということと、景気の動向を十分配慮した...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、その地方の問題を是非お願いします。  もう残り時間がありませんので、具体的な、本題の具体的なことは次回やらしてもらいます。厚生労働省、ごめんなさい、来てもらって。  大臣にだけ基本的な考え、お伺いしたいと思いますけれども、今日取り上げたかったのは、この間...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
11月02日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日は量的緩和政策が何をもたらしたかという点について、舛添委員とは全く違う立場で御質問を、いなくなっちゃいましたけれども、したいというふうに思います。  資料をお配りいたしました。一番、一の表でございますけれども、国庫納付金が、見てもらっ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  表に示したものがその原因ということで、資料を用意しました。要するに、この当期、表一の当期剰余金が減っている、そのものの原因が今言われた私の表でいくと三番目の外国為替の損失、為替損ですね。二番目の長期国債の評価損、償却損ということですね。...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、舛添議員と個人的に言いませんが、この間ずっと与党の方から、量的緩和やれと、もっとやれと、インフレターゲットもやれと、国債も買え、場合によっては銀行保有株も買え、場合によっては不動産だって買えと。この何といいますかね、日銀に対する物すごい量的緩和を求める、...全文を見る
○大門実紀史君 客観的には、主体的にどうかは別として、客観的にかなり踏み込んでこられたというのは間違いないと思います。それがこの銀行保有株ですね、四番目のこれに現れていると思います。これはもう当時、世界の奇策と、前代未聞と、日銀は正気かと言われたような政策でございました。  こ...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、ここに含み益が出ているといっても、それが何か剰余金を増やすわけではないということになります。  これ、大体、私このときも相当質問させていただきましたけれども、これ二〇〇七年の九月までこの株式を持ち続けて、それから十年掛けて処分ですね、二〇一七年の九月末...全文を見る
○大門実紀史君 いや、だからそれは分かっているんですよ。だから、そういうことそのものがおかしな話じゃないかと。よく考えてみると、日銀がもうけても損しても、どちらにしたっておかしな話じゃないかという指摘をしているわけです。しかも、こんなことをこれから十年間にわたって日銀は公表してい...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、そのメリットが、先ほども西田先生からありました、メリットがだれを受けて、デメリットをだれが受けているかという点と、本当にそのコストに見合う政策が効果を発揮したのかという点はよく吟味をされたいというふうに思います。  私が申し上げたいのは、かねてから申し...全文を見る
11月04日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大門実紀史君 私も足銀問題について質問いたします。  一問目は全く西田委員と同じ内容でございますので、中小企業の再生を是非頑張っていただきたいという趣旨でございます。よろしくお願いいたします。  もう一つは、中小企業の再生と公的資金の注入の関係について質問をしたいと思います...全文を見る
○大門実紀史君 今月の九日と聞いていますが、会計検査院から金融庁の検査についての指摘、検査結果が出るというふうに聞いております。その中では、この足利銀行が公的資金一千三百五十億入れられた九八年から、先ほども指摘ありましたけれども、五年半で三回しか検査をしていないと。こういうことも...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、足利銀行問題、何度も私質問してきましたけれども、中小企業の再生を最重点で頑張ってほしいし、もう簡単にオフバランス化してRCCに送っちゃおうということのないように、是非これから正念場ですのでお願いしたいと思います。  もう一つは、貸倒引当金の計上そのもの...全文を見る
○大門実紀史君 そういう仕組みはもうよく承知した上で、その背景にあるもの、早く受皿に売却したい、譲渡したいと、片や、買うならばこういう条件でなきゃ買わないと、要するにそういう、契約といえば契約ですね。その中で、さっき言った背景が働くとどうしても過剰引当金になりがちになる、瑕疵担保...全文を見る
○大門実紀史君 そのとおりだと思います。  やっていただくことは、中小企業再生を一番大事にしてもらって、過剰引当金にならないようにしていただいて、過剰引当金が受皿に移るということは、結局、巡り巡って公的資金が移ることにもなりますので、厳格な引当金の査定をお願いしたいと思います。...全文を見る
11月11日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 大門でございます。  社会福祉事業と消費税課税の問題で、今日、障害者の方々が働いておられる授産施設について質問いたします。  授産施設といいますのは、障害者など雇用されることが大変社会的に困難な方々に対して、目的として社会復帰の促進、社会参加の訓練を図るために...全文を見る
○大門実紀史君 社会福祉事業というのは非営利で公共性がありますから、消費税が非課税になっております。この授産事業も、先ほど申し上げましたとおり、もう当然営利が目的ではありません。障害者の方がどうやって自活力を付けるかと、それもなかなか難しいものがありますが、その中で一生懸命やって...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、物を、わずかといえ物を販売する、中には大きな授産施設があって印刷物を会社に納入したりいろいろありますから、中にはその事業者相手の場合は相手が仕入れ控除できないということで、もうおたくには仕事頼まないよという不安が出されたということです。  ただ、八九年導...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、何も努力はしていないけれども、事態が思ったよりも除外される実例あるいは不安が広がったということでございますね。特に何も、この国会答弁どおりいろんなことを努力されたわけではないというふうに思います。  私は、具体的に見ていきますと、このときの要望とは何だ...全文を見る
○大門実紀史君 そんなこと分からないんですか、中身が。中身として分からないんですか。その実態分からないんですか。団体から出てきたらもう全部だと思って受け取ったんですか。
○大門実紀史君 じゃ、小規模事業所はどういう影響があったか把握されていますか。
○大門実紀史君 その、よく、今何をおっしゃったわけですか。  要するに、小規模事業所が、今度免税点一千万に下がって、私が次に質問しようとしたことの答えを先に言われたわけですか。一千万に下がると、だからそういうところは何とかすべきだというのは通告してありますね。それに対して、そう...全文を見る
○大門実紀史君 そうしてほしいんです。で、ただ、正確にしてください。大ざっぱに何か話聞いてやれることやるじゃなくて、私は消費税、一千万に下がって、当時は要望が出たのは確かです。それはやっぱり事業者を相手にするような、会社を相手にするような大きなところだったと。ですから、三千万以下...全文を見る
○大門実紀史君 そうですよ。今、授産施設は社会保障全体が切り詰められる中で大変な事態が進んでいますから、もちろんこの消費税だけが大問題になっているわけではありませんけれども、追い打ちを掛けるように、そういうところに免税点一千万になっていろんなことが起きていると。ですから、この消費...全文を見る
○大門実紀史君 私は一言申し上げておきますけれども、よく、この社会福祉事業というのはそもそも非課税なんです。それを特例的に、特別でこの授産事業は課税にしたわけです。ですから、その三千万が一千万になるときにやっぱり私は特別に配慮をすべきだったと、今から思えばですね、これからでも遅く...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
11月16日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 大門でございます。  我が党は今回のメキシコとのEPAに残念ながら反対でございます。したがって、本法案にも残念ながら反対でございます。ただ、EPAやFTAについて一般に反対という立場は取っておりません。二国間交渉によるEPA、FTAは、お互いの条件をよく考慮して...全文を見る
○大門実紀史君 私は、今言われた農業構造改革とか等々、今日ここは農水委員会ではありませんので触れませんが、要するにそのまま今の政府の農政だとそういうことに耐えられる日本の農業を作れないんではないかというふうに懸念をしています。むしろ、今頑張っている農家の方々を、日本の農業のいいと...全文を見る
○大門実紀史君 私も農水省のを読みましたけれども、もう言葉だけでほとんど何も考えてないと思うんですね。それで、谷垣大臣にそういう観点を持っていただきたいと思って申し上げたわけです。  とにかく、今グローバリゼーションが、グローバルの時代ですし、二国間協定、EPAもFTAも結ばれ...全文を見る
11月24日第161回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○大門実紀史君 両参考人、御苦労さまでございます。  私の方は二つの点に絞って伺いたいと思います。  一つは、中国社会の所得格差、貧富の差の拡大の問題です。  この夏、参議院でODA調査団、代表団行きまして、私も参加してまいりました。先ほどお話あった貴州省にも行ってまいりま...全文を見る
11月25日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大門実紀史君 両参考人、今日は御苦労さまでございます。ありがとうございます。  もうお聞きすることもほとんどなくなってまいりましたけれども、ちょっと補足的な質問になると思いますが、幾つか、ちょっと時間の節約のためにもうまとめて両参考人に二点ずつ、今の議論を聞いていての補足的な...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
○大門実紀史君 大門でございます。もう質問も出尽くした気がいたしますけれども、用意した質問がほとんどダブっておりますので、一つ二つ、確認の意味でお伺いをしたいというふうにしたいと思います。  我が党はこの法案は賛成でございます。今日のニーズにこたえるものであるということ、あるい...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  次に、先ほども議論ありました土地の信託受益権に絡む問題でもあります問題を質問したいと思います。  お手元に資料をお配りいたしました。  今、国有地であります大手町合同庁舎跡地の売却に絡んでちょっとおかしな事業が進行していると思います...全文を見る
○大門実紀史君 聞いたことだけでいいです。
○大門実紀史君 私は、これは調べていて、今存じ上げておりませんと言われますけれども、十分御存じの、十分想像し得る、十分分かる話だと思います。  この事業を通じて、この建て替えに参加する企業、あるいは経団連やJAという団体が受けるメリットですね、これ私、五点あると思います。  ...全文を見る
○大門実紀史君 だから、どうしてそんな将来どうなるか分からないことまで含まれているのが国家プロジェクトなのかと。  しかも、これ何のこっちゃないじゃないですか。古くなったところを、経団連とか日経新聞だとか、読売新聞も乗り気ですけれども、JAとか、そんなところの建て替えじゃないで...全文を見る
○大門実紀史君 だから、どこが極めて公共性が強いのかが分からないんですよ。仕掛けだけ作っているだけなんですよ。  これは、皆さんの財務省の国有財産関東地方審議会の議事録見ますと、豊岡さん、豊岡課長が自らおっしゃっています。これ普通にやっちゃうと、これはトンネルだと。都市再生機構...全文を見る
○大門実紀史君 今日、お呼びしております。  小川理事長、あなた、なぜ今そこにいらっしゃるんですか。なぜ都市再生機構にいらっしゃるんですか。
○大門実紀史君 みんなだんご状態でやっているんです。その中心が私は小川さんだと思います。  まず、これ国家プロジェクトに指定するときの都市再生本部の事務局長ですから、一番そのとき実務を仕切ってきたのが小川さん、そしてポイントになる都市再生機構をこれにかませたわけですよね。だれが...全文を見る
○大門実紀史君 もう時間なくなりましたけれども、あなたは都市再生本部でこのプロジェクトを国家プロジェクトにする大きな役割を果たされて、そして今都市再生機構に移って、同じくこのプロジェクトを、今も言われましたけれども、幾つか見られておると思いますが、統括していると。ずっとあなたが今...全文を見る
11月30日第161回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大門実紀史君 大門でございます。我が党もこの法案については賛成でございます。  投資家保護については、もう既に様々な角度から、各委員からかなり的確な御指摘がございましたんで、重複を避けてお聞きします。  一つは、今ございました登録要件の最低資本金についてですけれども、先ほど...全文を見る
○大門実紀史君 よろしくお願いいたします。  あとはもう重複するので、次のテーマを取り上げさせていただきたいと思います。  前回取り上げました大手町合同庁舎跡地問題のこの前の続きをやらせていただきます。  問題の本質は、国民の財産である国有地、大手町合同庁舎跡地が、日本経団...全文を見る
○大門実紀史君 経緯はいいです。
○大門実紀史君 おかしいんですよね。東京都が賛同したら事業できません、だけではできませんよ、千代田区が都市計画をやるんですからね。しかも、それだったらば、なぜ諮問委員の方に、今日の時点では千代田区は基本合意拒否しておりますけれども後で了解を取り付けるつもりでございますと、全体の説...全文を見る
○大門実紀史君 だから、諮問、審議会でしょう、何で諮問委員の方に黙っているんですかと聞いているんですよ。何で黙っていたんですか。それだけ答えてください。
○大門実紀史君 時間がないから、同じことだったら立たないでください。  審議会の在り方として大変まずいと申し上げているわけです。あなたが勝手に判断して、諮問委員の方に何も言わないでいることがまずいと言っているんです。こんなやり方やってきたんですか、あの審議会というのは。大事な国...全文を見る
○大門実紀史君 決裁済んだのかと聞いている。
○大門実紀史君 ですから、この時点では決裁を受けておられなかったということですね、今おっしゃったのは。  ところが、ここではっきりおっしゃっているでしょう、この認定事業者になったら売れるんだと。これは決裁を受けなきゃ言えないことですよ。大臣と協議して決裁を受けなきゃ言えないこと...全文を見る
○大門実紀史君 そうしたら、なぜ諮問委員の方にそういう言い方しないんですか。そういうふうに、後で、みんな後でやることだ、それも了解してくださいと、事前ですけれども、ここは処分する側の委員会ですので了解してくださいとなぜオープンに全部言われないんですか。こういう何か諮問委員の方、短...全文を見る
○大門実紀史君 私、諮問委員の方にお聞きしてもいいですけれども、今ここで言われてないことを全部御存じだったんですか。諮問委員の方は既に御存じだから省略してしゃべられたんですか。確認してください。
○大門実紀史君 だから、聞いたことに、時間ないから聞いたことにちゃんと答えてくれます。あなたは、ここでいろいろ背景とか私が言った事実関係隠しているんじゃないかと言っても、それはもう諮問委員の方は十分御承知だとさっきおっしゃったから、承知なわけですね。全部御承知なわけね、諮問委員の...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、千代田区については諮問委員の方は知らないまま決裁させられたと。民間の再生事業の認定業者になることは当然大臣との協議が必要だということは諮問委員の方は御存じだったということですね。それはいいですね。はい。  じゃ、それは私、確認いたします。前回と今回のこの委...全文を見る
○大門実紀史君 はい。何千億もの国有財産が売却されていいのかという点を問いたいと思いますし、これは再度審議、諮問委員会に再度審議すべきだと。それで、このまま強行されるならばこれは重大な問題になりますよ。  それと、第三部もあるということを予告して、質問を終わりたいと思います。
12月01日第161回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日はちょっと畑の違うところに出てきておりますので、是非分かりやすい簡潔な御答弁をお願いできればというふうに思います。  まずお聞きしたいのは、素人なりに考えても、司法というのは国の骨格を形作るものであって、その司法に携わろうとする司法修...全文を見る
○大門実紀史君 私、お聞きしたのは大臣のお気持ちの部分ですので、それを後ろからペーパーじゃなくて是非答えていただきたかったと思うんですけれども。  要するに、今も出ましたけれども、財政的な問題が何だかんだ言っても最大の理由として、効率化という言い方、いろいろありますね、合理化と...全文を見る
○大門実紀史君 私は、給費と貸与で大きな違いがあると思っておりますんでここのところにこだわるわけですけれども、要するに、修習に専念してもらうと、その義務を課すということだけだったらば戦後間もなくだって貸与にすることもあり得たんじゃないでしょうか、そのときにね。なぜ、そのときに給費...全文を見る
○大門実紀史君 ただ、それは山崎さんの、この資料がないわけですからね、そのときなぜそうしたかという資料がないわけだから、今の時点で、かつ山崎さんの御意見としか聞こえないんでね。  私は、財政支出上の問題で、財政上の問題でということで今回給費を貸与にするということから考えますとね...全文を見る
○大門実紀史君 受益者。受益者負担、どう思われますか。
○大門実紀史君 負担論。受益者負担論、お聞きしたんですが。
○大門実紀史君 私もそう思うんです。だったらば、何でそういう声に抵抗されて給費制度守らないのかと。だって、この貸与制度という制度そのものは受益者論ですよ。貸与制度というのは受益者論なんですよ。この制度、皆さんが提案されているのは、そのものが受益者論に成り立っているから貸与制度を提...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、私は、国民の皆さんからそんな声出ているんですか。司法修習生、貸与にしろなんて、出ていないでしょう。だから、賛同得られないのは財務省だけでね。だれも言っていないじゃないですか。国民の皆さん、司法修習生、給費でけしからぬなんて声出ていないですよ。その審議委員...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、反対の討論を行います。  反対理由は今申し上げた質疑の中で明らかにいたしましたので、簡潔に整理して申し上げるだけにします。  反対理由の第一は、給費制度とは法曹養成の根幹を成すものであり、財政上の理由などで廃止するものではないということで...全文を見る