大門実紀史

だいもんみきし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

大門実紀史の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月14日第180回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○大門実紀史君 昨年の十一月からようやく原発事故の損害賠償金が支払われるようになりました。東京電力からの損害賠償金については、今資料をお配りしてもらっていますけれども、昨年の七月二十一日付けで福島県から税金を掛けないでほしいと、課税しないでほしいという要望が強く出されておりました...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、精神的損害、資産の損害などは非課税ということでございますが、これはもう過去の例から当たり前でございまして、問題はお配りした資料の②の(2)なんですけれども、今ありましたけれども、風評被害、出荷停止などの減収分に対する賠償金なんですが、これは事業所得の収入...全文を見る
○大門実紀史君 それではお聞きしますけれども、今回の扱いの根拠は所得税法の九条、三十条、九十四条というふうに聞きました。どういう内容か、簡潔に説明してください。
○大門実紀史君 総理、よろしいですか。今も説明あったように、今回の判断は、以前からある判断、つまり平時の民間同士の損害額も確定したような場合の課税の扱い、これがこの大事故に適用されたわけでございます。今回の場合は国の責任もありますし、国から損害賠償の原資も出ております。民民の話で...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、もう一つ違う角度で申し上げますけれども、この営業損害に対する賠償金の性格について聞きますけれども、これはあれですか、通常は営業損害の場合は、裁判とか訴訟になった場合、経済的な損害だけではなくて精神的な損害、つまり慰謝料なども普通の場合は請求して勝訴すればもら...全文を見る
○大門実紀史君 営業損害に伴う慰謝料というのは非課税でございます。今回、東京電力は営業損害に対する慰謝料は出さない方針でやっております。したがって、被害者にとっては、東電から受け取っている今の営業損害にかかわる損害賠償金というのは、被害者にとっては慰謝料も含まれた込みの金額という...全文を見る
○大門実紀史君 今もう確定申告の時期ですけど、僅かではございません、相当の課税がされております。過去に、今ありましたけれども、こういう国がかかわる、国が関与する、国が賠償するような例については非課税にした例があると思いますが、いかがですか、財務省。
○大門実紀史君 いろいろ言われましたけれども、結局、国が関与するものは逸失利益だって非課税にすると、もう議員立法ですから理由はなし、すると、この社会的常識から課税すべきじゃないと、こういう判断をしたわけでございます。  したがって、今回は、今回国の責任が大きいわけですから、国と...全文を見る
○大門実紀史君 それは質問でやることじゃございません。政府としてもうちょっと知恵を出したり、ここまで来ているんですから、研究したりする気持ちはありませんか、安住さん。
○大門実紀史君 これだけの国の責任もある原発事故ですから、政府として、政府が判断すれば早いわけですから、早くやってもらいたい。それがされない場合はもちろん議員立法でみんなで考えるということになると思いますので、他党の皆さんにも、そのときには御一緒に議員立法として非課税を実現すると...全文を見る
03月22日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大門実紀史君 大門でございます。  被災地の二重ローン問題について質問をいたします。  今資料を配ってもらっているかと思いますが、今、被災地の岩手、宮城、福島三県でどういうふうな状況になっているかという資料でございまして、要するに、返済をストップしてもらっているのと何らかの...全文を見る
○大門実紀史君 頑張っておられるのは私も知っておりますが、いろいろ物差しの問題、相手のある問題だからということだと思います。  被災地では、もう毎週のように行ってますけれども、この中小企業庁の、政府が先につくった産業復興機構はもう駄目なんだと、今度できた、特に自民党の片山さつき...全文を見る
○大門実紀史君 支援機構の方の支援基準も出ました。詳細を見させてもらいましたけれども、最長十五年という話もありましたが、十五年でいろいろ考えてもらうというのは事業者にとってはもちろん有り難いことでございますけれども、問題は金融機関がそれをどう判断するかということでございまして、追...全文を見る
○大門実紀史君 是非、その計画には入っているわけですから、具体的にこうやって公的資金を入れる理由は、金融機関の体力強化だけじゃないよと、借り手の被災した中小企業を救うことにもあるんだよということを明確に更に要請してもらって、自分たちが身を切るということも含めて、二つの機構をちゃん...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、最後に財務大臣に伺います。  今申し上げたように、今何がネックになっているかというと、現場の物差しの問題があります。このまま行きますと、幾らやっても、どちらの機構であってもそんなに一気に進むわけはありません。やっぱり新たな物差しを考えなければいけないと思っ...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
03月23日第180回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門です。  マルチ商法について質問をいたします。  山岡大臣は辞められましたけれども、山岡さんが辞めたからといって何かマルチ商法対策が進んだわけではございません。これから何回かに分けて質問をしたいと思いますが、今日はその一回目ということでお聞きい...全文を見る
○大門実紀史君 この間、この山岡さんがいたときにはマルチの議論が相当ありましたけれども、率直に申し上げて、このマルチ、連鎖販売取引についての問題意識は、消費者庁になって、経済産業省の時代、いろいろ私かかわってきましたけれども、消費者庁になってからの方が弱くなったと。特に事務方の取...全文を見る
○大門実紀史君 だから、それがいいマルチ、悪いマルチ論に乗っけられているということなんです。あなたの立場はそうじゃなくて、連鎖販売取引という仕組みに問題があると、そういうことをしっかり認識しなきゃいけないのに、業界と一緒に、いいものがあれば悪いものもあると、いいものにしてください...全文を見る
○大門実紀史君 反省してもらうのはいいんですけれども、相当宣伝に使われましたからね。消費者庁の長官が頑張れと言ってくれている、いろいろ言ってくれているということは、あなたのこれが、みんなこれで自信持ってどんどんどんどん会員広げているわけですよ。ちゃんとそういうことを自覚しなきゃ駄...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
03月23日第180回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○大門実紀史君 今日は、私も税の問題について質問をいたします。  我が党はもとより消費税増税には反対でございますが、特に今のこのデフレ不況の下で消費税の増税など、景気も財政も悪化させるまさに自殺行為だというふうに言わなければなりません。同時に、被災地の復興にとっても大変な打撃に...全文を見る
○大門実紀史君 まだ被災地はそれどころじゃないんですよ、まだ復興の緒にも就いていない段階でございますので。総理、そもそも税金というのは、被災者とか庶民から取るんじゃなくて、負担能力のあるところからまずきちっと取るべきだというふうに申し上げたいと思います。  パネルを御用意いたし...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく、こういう富が偏在しているわけですから、こういうところに手を付けなきゃいけません。  もう一つは、こういう資産家とか企業に増税すると海外へ逃げると、資産フライトという話が絶えず脅しのようにされるわけですけれども、そんなこと各国でみんなで税の引下げ競争をや...全文を見る
○大門実紀史君 いろいろおっしゃいましたけれど、もちろん外国との協調も必要なんですが、まずその国がやれることはやるべきだと思います。  そういう点で、日本はこのタックスヘイブン対策が大変遅れてきた上に、民主党政権になって逆に規制緩和をやってきております。二〇一〇年に、タックスヘ...全文を見る
○大門実紀史君 総理のお考えもお聞きしたいと思います。
○大門実紀史君 消費税増税ばっかり、もうそれ以外眼中にないような状態に今入っておられますけど、もっとやるべきこといっぱいあって、本当焦ることないですよ。やっぱり経済は大事ですからね。財政だって逆に悪化する場合もありますので、こういう税の引下げ競争をやめるということ。そして、やっぱ...全文を見る
03月27日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまです。  私の方も五十分ございますので今日はちょっと奥の深い問題を取り上げたいと、財務省とJBICの問題でございますけれども。  元々JBICは、国際協力銀行は、財務省の天下りポストとか天下り団体ということで批判を受けてまいりました...全文を見る
○大門実紀史君 これは財務省に質問いたしますけれども、昨日、財務省が、この四月一日から独立するJBICの設立委員会というんですか、これを開催されて、四月一日から独立分離するJBICの取締役候補四人を発表されて、その設立委員会で了承されたというふうに聞いておりますが、この四人の方は...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっとおかしいんですけど、私の方は聞いていますが、じゃ、こちらで言いますが、四人というのは渡辺さんと、星文雄さんですか、今の公庫の常務。原雅彦さん、公庫の常務。それと中西孝平さんという方ですけれども。このうち、星さんと原さんは元々財務省出身だと。つまり、四人、(...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっとこちらが聞いたのと違いますが、いずれにせよ、もう財務省出身者で取締役会を占めるという案が昨日了承されたということになっております。  申し上げたいことは、結局、JBICのいろんな議論がありましたけれども、結局元の国際協力銀行、大変財務省の影響の強いところ...全文を見る
○大門実紀史君 実は、これは去年の八月二十四日ですけれども、去年の十月に、お隣のみんなの党の中西先生が鋭い指摘をまだいろいろ始まる前にされております。私もそのときうさんくさいなと思っておりましたけど、もう半年近くたって、実際に中西先生や私が危惧した方向になってきておりますので、具...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと分からないんですけどね。もうちょっと具体的に言いましょうか。  むしろ、私は円高に逆行するんじゃないかと、反対の、逆行する政策じゃないかと思います。要するに、円高対策というのは、円を売ってドルを買うということが円高対策の基本でございますけれども、この円高...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、その上回るという保証を言ってください。何で上回るんですか。
○大門実紀史君 こんなの素人だって分かりますよ。  いわゆる呼び水効果とおっしゃいますけど、つまり、このファシリティーの外為特会からJBICに来た金利の安いお金でいろいろやればいろいろ促進されるとおっしゃいますけど、さっき言ったように、元々こんなものなくたっていろいろみんな自分...全文を見る
○大門実紀史君 私は、さっきから簡単な足し算、引き算を言っているんですよ。全体があって打ち消しているわけだから、残ったところだから少なくなるでしょうと、円高対策効果がね。当たり前のことをおっしゃっているわけで、それ以上に呼び水効果がありますなんて訳の分からない話しないでくださいよ...全文を見る
○大門実紀史君 いや、分かりません。全然分からないです。安住さん、もっと分かりやすく答えられるんだったら、どうぞ。
○大門実紀史君 ですから、私は、こういう円高メリットのあるときに個々の企業がMアンドAをやることは、やればいいし、それはもう自由だし、なぜ公の資金を使って支援するのかと。  今までやったことないですよね、JBIC法のときまではこういうこと、個別企業のMアンドAまで国が支援すると...全文を見る
○大門実紀史君 基本的に勘違いされていると思うんですけれども、実は私の兄貴も大企業でございますよ、海外展開やっているから。何も共産党だからといって知らないわけじゃないんです、よく知っているんですよ。  その上で申し上げますけれども、そもそも企業の、後で名前出てきますよ、うちの兄...全文を見る
○大門実紀史君 私の方も資料を入手しておりますけれども、要するにこの外為、JBIC、このファシリティーの資金を使ってくれということをおっしゃって、金利がかなり低くなりますからというようなことも説明されて、むしろ質問が、私と同じ質問が出ているんですよね、これは。何でこれが円高対策に...全文を見る
○大門実紀史君 私が聞いたのは、経団連は財務省が説明に行かれましたよね。中小企業団体に財務省が行ったり説明会をされたんですか。こういうのができましたということで、利用してくださいというのは財務省としてやられましたかと聞いているんです。
○大門実紀史君 この中小企業の問題は後で取り上げますけれども、さっきの話に戻りますけれども、この外為特会の資金を使うとJBICが独自に調達した資金に比べて金利は、利息はどれぐらい安くなるんですか。
○大門実紀史君 これはあれですよね、巨額の資金だとこれは大変大きな差になりますね。この枠組み十兆円ですけれども、十兆円で、間の〇・四を掛けたら四百億ですか。〇・五を掛けて五百億ですから、相当の、何といいますか、政策的な手段になるわけでございます。  この円高ファシリティーの今の...全文を見る
○大門実紀史君 MアンドAは、このお配りしたやつでいくと四番目と五番目がMアンドAということでよろしいですか、ちょっと確認で。    〔理事大久保勉君退席、委員長着席〕
○大門実紀史君 じゃ、この全体、この表にオーストラリアのLNG、大阪ガスが加わったということですが、この案件を選んだ理由は何でしょうか。もしあれだったら、どうぞ。
○大門実紀史君 私が聞いたのは、もうちょっと具体的に言いましょうか。例えばMアンドAの二つですね。これはちょっと私は変だなと思うんですけれども、これランディス・ギアとソニー・エリクソンですね。このどちらかの会社にうちの兄貴いるんですけれども、これは前から決まっていたんですよ。前か...全文を見る
○大門実紀史君 渡辺さんね、もう答弁慣れしてうまいんですけど、私はごまかせませんですよ。  さっきから、長期資金というのはJBICの元々のそれは長期資金やればいいじゃないですかと言っているの。なぜ低利のやつをわざわざこういう仕組みをつくってこんなところに持ってくるのかという話を...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっとそれは違うんですよ。競争力という名前使ったら何やってもいいというわけじゃないでしょう。自己責任ってほかのところでは言うわけでしょう。だから、競争力で何やってもいいというわけじゃないですよ。  じゃ、この中小企業に何やってきたのかですよ。これだって、中小企...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、渡辺さん、具体的に聞きますけれども、今どうなっているんですか、どこまで行っているんですか。
○大門実紀史君 この表にもございますけれども、このファシリティーは一年間なんですね、一年間の時限措置なわけです。さっき一覧表にあったとおり、特定の大企業の、私から言えばそれは補助金でございますけれども、これだけでぼんぼんぼんぼん、もう十件も、十案件も決めたと。しかも、クレジットラ...全文を見る
○大門実紀史君 渡辺さん、よく考えてみてくださいよ。例えば、ファンドを仮に四月何日につくったとしますね。さっき言ったように、そんな大きなファンドができるわけじゃなくて、要するに、これは、銀行に相談をして、JBICが相談して、銀行を中心につくってくれませんかという、JBICが音頭を...全文を見る
○大門実紀史君 いや、違うんですよ。これは、ファンドをつくって、ファンドをつくってから支援するということを事務方に何度も確認しておりますのでそうならないです、銀行を集めたやつにね。だから、銀行を集めたやつに直接融資の支援するというスキームならばおっしゃったようなことは可能ですけれ...全文を見る
○大門実紀史君 いや、だから、これはなぜ一年だったのかも考えてほしいんですよね。JBICは分離独立するんですよ。昔のJBICと違いまして、今、海外も、昔だったら海外の企業進出に伴うインフラ整備とか、そういう案件がたくさんあったんですよね。そのときに、JBICはいろいろな、いろんな...全文を見る
○大門実紀史君 もうお聞きすることもなくなったんで終わりますけれども、こういうことが進行しているわけです。だから、もう大きな逆行ですし、こんなことをやりながら何が消費税の増税だということをはっきり申し上げておきたいというふうに思います。  終わります。
03月27日第180回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門でございます。  マルチ商法シリーズの第二回目をやりますが、先週、福嶋長官がマルチ商法、ネットワークビジネス業界の広告宣伝誌に登場されて、全国直販流通協会でございますけれども、その理事長と対談をして、これがネットワークビジネス、マルチ商法業界の広告塔にされて...全文を見る
○大門実紀史君 そういうことだと思います。そういう、何か宣伝に使ってもらおうと思って行かれたのじゃないというのは十分分かっておりますが、結果的にこういうことになります。  これは一年前に、あれですかね、福嶋長官が、彼はもう本当にのうてんきな方なんですけれども、出ちゃっているから...全文を見る
○大門実紀史君 今後も気をつけてほしいんですけれどもね。やっぱりまずその団体がどういう団体なのか、本当なら野々山先生の方が私より知っているはずなんですけれどもね。  ここはパンフレットを出しておりまして、「ネットワークビジネスってなあに」というのを出しているんですね。この中に、...全文を見る
○大門実紀史君 もういいよ、短くていいよ。
○大門実紀史君 いろいろありましたけど、結論は継続するということですか、やめないということなんですか。はっきりしてください。
○大門実紀史君 それならそれだけでいいですから、いろいろ言わなくてもね。  是非気を付けてもらいたいのは、これもう絶対縮小しちゃ駄目なんですよ。それで、地方は、地方でマルチのことをやってくれといったって無理ですから、やっぱり国センの中で、そこで作って提供するということは必要だと...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。  ありがとうございました。
03月28日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日、午後も含めて、今ちょっと話題になりましたけれども、国税庁、税務署の問題を取り上げたいと思います。いい話と悪い話の二つがあるんですけれども、午前中、先にいい話の方をしたいと思いますが。  確定申告が終わりました。被災地では様々な問題が...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、三月一日に国税庁から、仙台、関東、東京の国税局に今おっしゃった内容の連絡文書を出していただいたと。簡単に言えば、給与所得ということではないけれども、六十五万円、給与所得控除並みに引くことを決定されたということでございます。  私は本当に、もう確定申告が...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つは、今ちょっと説明があったんですけど、ただ、三月一日に出たものですから、もう既に申告しちゃっている人がかなりいるようでございます。  今説明があったとおり、更正の請求すれば戻ってくるということでございますが、この点、ちょっと力を入れてもらって、限定された...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  いい話はこれだけでございまして、午後、国税庁もとんでもないことやっているという話をしたいと思いますので、それほど信頼がある組織ではないと私は思っております。  少しだけ、最後は時間も短いのでお願いだけしておきますけど、過日、予算委員...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。ありがとうございました。
○大門実紀史君 大門でございます。  各法案についてはもう既に議論もございましたし、繰り返しませんが、関税の方は問題ないと思いますけれども、銀行株式保有制限、保険業法なんですが、これはもう何年も前から議論をしてきているわけですけれども、それぞれの業界の責任について不明確、不十分...全文を見る
○大門実紀史君 いやいや、そうじゃなくて、個別案件じゃないですよ。個別案件の中身を私はしゃべっているわけですから。撤回したことに対しておわびぐらいさせるのが当たり前じゃないですかと申し上げているんですよ。それぐらい指導しなさい、あなた、何言っているの。
○大門実紀史君 安住大臣、午前中いろいろありましたけれども、これ、こういうことなんですよ。自分たちの誤りを一切認めないところが国税庁、税務署なんですよね。事実上撤回しておいて、事実経過では誤りを認めておいておわびをしないんです。悪いと言わないんです、この官庁は。そういうところでこ...全文を見る
○大門実紀史君 今大臣が言われたことを踏まえて、個別的には答えられないならば、具体的に指導してもらえれば結構でございます。  もう一つは、これは一関税務署だけのことかと思ったら、どうもそうではないということで申し上げたいんですけれども、要するに、何があったかといいますと、優しい...全文を見る
○大門実紀史君 答えていない。答えさせてください。
○大門実紀史君 配付したのが今度は東京国税局の資料でございます。  「証拠資料の収集と保全」ということで、要するに何を書いてあるかといいますと、税務調査などで更正決定と、税務署が一方的といいますか決定しちゃう場合があります。これは後で納税者から不服の申立てとか異議申立てが来る場...全文を見る
○大門実紀史君 法的根拠、何もないんですよね。こういうものを取るというものは何もないんですよ。  それで、この資料の三ページ目ですね、これ黒塗りになっていますね。こういうものしか出しませんが、この黒塗りのところ、何が書いてあるんですか。
○大門実紀史君 これ黒塗りになっていますけれども、私には見えるんです。  何て書いてあるかといいますと、ところで不服申立て又はその後の訴訟段階になって原処分にかかわる調査の際に関係者等から提出させた申述書、確認書の記載内容について争われる場合が少なくないと。具体的には、申述書等...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
03月29日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 大門でございます。  円滑化法について質問をいたしますが、延長は賛成でございますが、中身を充実させてほしいという立場で質問をいたしますけれども、まず住宅ローン関係で質問をいたします。  資料を配付していただいておりますけれども、不況でリストラに遭ったとか、失業...全文を見る
○大門実紀史君 そういう意味で、意味というか解説はあるんですけれども、別にこれは実行率②だけで通常はいいんだなと思っておりますので、ちょっと数字が高めに見させるために実行率①の方があるのかなと思います。やっぱりリアルな数字で物を考える必要があると思いますので、今ちょっとお聞きした...全文を見る
○大門実紀史君 申し訳ないけど、政府参考人は一応座らせてほしいと言われたから座ってもらっているだけで、答弁は基本的に大串さんに求めておりますので、以降はちょっと政治家同士で話をしたいんですけどね。  今いろいろ言われましたけど、若干、若干というか、相当現場のことをつかんでいない...全文を見る
○大門実紀史君 これはちょっと分からなければ細溝さんでも結構なんですけど、この実行された中に、この金利の引下げに応じたというのはちゃんと把握されていますか。
○大門実紀史君 大臣、よろしいですか、お聞きになっていますか。  基本的にこれが延長されるなら、やっぱり中身を充実して、自見大臣、よろしいですか、中身を充実してほしいわけでございまして、今までは実行の中で金利の引下げは把握してないということなんですが、問題、後で申し上げますが、...全文を見る
○大門実紀史君 といいますのは、貸付条件の変更、住宅ローンの場合ですけど、事業者の場合はいろいろ借換えの仕方がありますのでいろんなことができるんですけれども、住宅ローンというのはもう、借換えするか、金利を下げて借換えするか、延ばすか、もう手法が幾つもないわけですね。その中で、貸付...全文を見る
○大門実紀史君 それで結構だと思うんです。  具体的に、ちょっと余りにひどいんで、個別の銀行名になりますけど一つだけ出しますが、りそな銀行上野支店であった事例でございます。  相談されたのは、早期退職に応じたこれはイニシャルでSさんとしておきますけれども、金利を下げてもらいた...全文を見る
○大門実紀史君 このりそなの場合は、はっきりとしたやり取りのものがあるからこうやってはっきり申し上げるんですけれども、相談だけで言えば、東京三菱UFJでも円滑化法では金利の引下げは入っていないと同じこと言っていますし、中央三井信託、こちらも金利引下げは指導の項目ではありませんので...全文を見る
○大門実紀史君 最後に、じゃ、自見大臣に、特にこの住宅ローンの円滑化法の、これ努力義務と報告義務の問題ではありますけれども、きちっと円滑化法が浸透するように住宅ローン問題頑張ってもらいたいと思いますが、大臣のお言葉をいただきたいと思います。
○大門実紀史君 ありがとうございました。終わります。
○大門実紀史君 大門でございます。  野田総理は大変お疲れさまでございます。  実は、今日午後、自民党の西田さんと安住大臣の間で大変高度な経済論戦が戦われました。馬がどうしたとか牛がどうしたとか、ちょっと高度過ぎて分からないところもありましたけれども、それに触発されて私も若干...全文を見る
○大門実紀史君 実は、私、もうこれは十年ぐらい前ですかね、竹中平蔵さんがおられたころですから、そのころからデフレの問題は議論になっておりまして、簡単に言いますと、やっぱり今のデフレはどうなっているかというと、賃金の下落と物価の下落が悪循環を繰り返してずっといっていると。  あの...全文を見る
○大門実紀史君 今回の提案は社会保障の不安などなくなりません。むしろ広がりますね。今の改革案、あんなもので何が、将来不安なくなるなんて誰も思っていません。だから、反対がずっと増えているわけですね。  もっと直接的な原因でお考えいただきたいのは、消費税というのは、外国では消費税と...全文を見る
○大門実紀史君 あしたの予算委員会もありますから今日はこれぐらいにしておきますけれど、申し上げたいのは、先ほどおっしゃいましたけど、今、ちょっと今日、資料持ってきておりませんが、後でお渡ししてもいいですけど、消費税が増税されたら企業の経営者は何をするかというと、やっぱり給与所得者...全文を見る
○大門実紀史君 中小企業金融円滑化法改正案に賛成、企業再生支援機構法改正案に反対の立場から討論をいたします。  中小企業金融円滑化の延長は、現下の厳しい中小企業の経営環境等から当然の措置であります。  次に、企業再生支援機構法改正案です。  企業再生支援機構は、今までほとん...全文を見る
03月30日第180回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○大門実紀史君 大門でございます。  消費税の滞納金額の残高は、現在四千二百億円を超えております。この膨大な滞納金額の背景には、消費税を価格に上乗せできないという中小事業者の実情があるわけでございます。  経済産業省に伺いますが、経済産業省として、この消費税を引き上げるときに...全文を見る
○大門実紀史君 資料をお配りいたしましたが、その今のお話の中ですが、過去の取組例というのがございますが、これは具体的に何をやって、どういう効果があったんでしょうか。
○大門実紀史君 こういう取組をされることは否定いたしませんが、これが転嫁できるような状況まで、それだけの効果があったんでしょうか。
○大門実紀史君 この書かれている上の二つは元請、下請関係でございますけれども、小売業でも、中小事業者は価格引下げ競争の下でお客さんに消費税を転嫁できないわけでございます。  この小売業なんかに対する対策はどうなっていますか。
○大門実紀史君 四千二百億も滞納があるということは、そういう小手先の対策で中小企業が転嫁できるようになるということではないということをもう示しているわけでございます。  そもそも消費税というのは、正式には付加価値税という言い方をいたします。納税義務者は事業者でございます。つまり...全文を見る
○大門実紀史君 もういろいろ言われるんだったら、増税をやめるのが一番の対策でございます。決断されるべきだと思いますが。唯一、消費税増税をしてほしいと声を上げている団体がございます。それが経団連だけですよね、資料をお配りいたしましたけれども。  さらに、資料の最後ですね、六枚目で...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、先ほど言った仕組みなんですね。仕入れに払ったであろう税を還付してあげるということです。実際払ったかどうかは別です。先ほどの逆ですね。もらってもいないものを納めさせられるのと同じように、払ってもいないであろうものを返してもらえるというのがこの制度でございまし...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
04月03日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 衆参の今までの質疑を通じて、浅川さんは、だますつもりはなかったということを一貫して言われております。先ほど、結果として悪事という話もありましたけれど、つもりがあるかないかどうか、つまり意図的だったかどうかというのは何の分かれ目かといいますと、詐欺罪に問われるかどう...全文を見る
○大門実紀史君 弁護士さんとかの関係もあると思いますが、国会の役割というのは犯罪を立証することではございません。私たちそういう証拠書類も持っておりません。これは検察なり証券監視委員会のまず役割だと思いますが、国会としては、今もございましたが、二度とこういうことが起きないようにどう...全文を見る
○大門実紀史君 その未公開株の評価額をどうするかによってファンドの価値が上がります。つまり、アイティーエムの未公開株を水増しするといいますか、評価額を上げることによってファンドの価額を上げたと、上げるように西村さんに依頼したと、西村さんは頼まれたというようなこと、まず西村さん、そ...全文を見る
○大門実紀史君 今、そういうことがあったということなんですが、浅川社長、そういうアイティーエムの株、未公開株を操作してファンドの価値を上げるということがあったとおっしゃったですね、今。そういうことを指示されたんですか。
○大門実紀史君 証人喚問もありますので、次のときに浅川さん、そういう答えはできないというふうに思いますが。  もう一つ疑問がありまして、先ほど中西議員とのやり取りでございますが、西村さんはHSBCからのNAVの報告とAIJから来るのが一致していたのでという話をずっとされていまし...全文を見る
○大門実紀史君 ここも捜査当局ではありませんので、これ以上あなたが否定すると、知らなかったとか覚えていないと言われると、何ともやりようがないわけですけれども。  先ほど西村さんはちょっとそういうことをおっしゃりたかったんではないかなと。HSBCから来るのは真正だという意味は、全...全文を見る
○大門実紀史君 まだまだ疑惑がありますので、証人喚問もあると思いますから、次のちょっと疑惑、時間の関係で指摘したいと思いますけれども、AIJは新規顧客から集めた資金をAIMグローバルファンドに向けることなく解約資金に回したと、自転車操業をやってきたというふうに指摘がされております...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、アイティーエム証券の責任者である西村さんに聞きたいんですけれども、あなたの証券会社を使ってこういうことが行われていたということですね。これは否定されるんですか。
○大門実紀史君 だって、あなたがこういうことを認識がないで誰がこれをやれるんですか。あなたこの証券会社の責任者でしょう。一切気が付かないというのはあり得ないんじゃないですか、これは。
○大門実紀史君 これは、これも知らなかったでここでは済むかも分かりませんが、あなたの責任問われますよね。こういうことが長い間行われてきたことについて、知らなかったでは済まないですよ。あなたの証券じゃなければあれだけれども、あなたの証券が使われたわけだし、私はあなたはもう当然これは...全文を見る
○大門実紀史君 いいです。
○大門実紀史君 AIAと言われますけれども、AIAは一心同体のペーパーカンパニーですからね。知らない人がいると思って言っちゃ駄目ですよ。AIAというのはペーパーカンパニーなんだから、あなたがやったと同じことなんだからね。  次の質問を申し上げたのは、そのAIJの資料によりますと...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、AIJの主な顧客は年金基金でございますから、年金基金の担当者の方々の接待も入っているということですか。
○大門実紀史君 あなたは、あれですか、年金基金の理事の方々はみなし公務員ということで、そういう接待を受けちゃいけないということは御存じでしたか。
○大門実紀史君 私は、年金基金の担当者の方々がいかにも何か新聞報道では素人で知らなかったんだという感じが多いんですけれど、本当なのかと。AIJの高い利回りを見ると、別に素人だって、ちょっとほかと比べて危ないんじゃないのと思うはずです。高い利回りだから乗せられるという方がおかしいな...全文を見る
○大門実紀史君 先ほどはありますという話で、ないと思うというのは、どっちなんですか。年金基金の担当者の方々を接待したことはあるんですか、ないんですか。
○大門実紀史君 これもおたくの領収証にはそういうところ、名前、相手の名前書かないとかいろいろ工夫をしているみたいですね、そういうこともあって、後で名前が出ちゃまずい方々ですからね。これも明らかになってくるというふうに思います。  そもそも、浅川さんの年収は七千万ですか、衆議院で...全文を見る
○大門実紀史君 そうしたら、アイティーエムとかを含めて、AIJからだけじゃなくて、アイティーエムとかいろんなお持ちになっている株とか全て合わせて七千万ということでよろしいですか。
○大門実紀史君 今現在あなたがお持ちになっている資産は幾らお持ちになっているんですか。
○大門実紀史君 ぼそぼそここで愚痴言ってもらってもしようがないですよ。どれぐらい評価でお持ちなのかを聞いているんです。
○大門実紀史君 そのお持ちの資産を今回、まあ二千万でどうこうではありませんけど、あなたのお気持ちとして、損をした方々に全部お出しになるという気持ちはございませんか。
○大門実紀史君 まだお聞きしたいことはいっぱいありますが、一つだけ最後聞きますけれども、これは佐藤委員の資料でいえば二ページ目で、これも証券取引等監視委員会の資料なんですが、デリバティブ取引損益及び純資産額の推移ですけど、私、これ、ばくっと全体を見ていて不思議なのは、損をされた以...全文を見る
○大門実紀史君 委員長、証人喚問をお願いしたいということを申し上げて、質問を終わります。
04月04日第180回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○大門実紀史君 被災地の中小企業支援策について質問をいたします。  震災前の過去の借金をどうするか、また事業再開の新たな資金をどう借りるかといういわゆる二重ローン問題は、依然として被災地にとっては大きな問題になっております。現状がどうなっているのかということをパネルにいたしまし...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  それでは、安住大臣に伺いますけれども、このままではたくさんの事業者がこの支援を受けられないままになってしまいます。  昨年の第三次募集は予備費の支出で行われました。これはもう率直に申し上げて、安住大臣の決断もあって、私は英断だったと思...全文を見る
○大門実紀史君 是非決断をしてほしいと思います。  もしもこのグループ補助金が受けられなかった、残った方々にとって、最後の支援策というのが借金の買取りでございます、減免でございます。それが今どうなっているかということについて伺いたいと思いますが、資料の三枚目に、今あります中小企...全文を見る
○大門実紀史君 三月五日から、与野党一致の議員立法で作られました東日本大震災事業者再生支援機構が業務を開始いたしました。後ろにおられる片山先生、大変頑張られまして、私たちも意見を言わせてもらいましたけれども。  ただ、これは、そうはいっても、こちらの方なら一気にわあっと買取りが...全文を見る
○大門実紀史君 大事な答弁をいただきましたし、ただ、いずれにせよ、一気に進むというふうにはなかなか、要するに、本人と金融機関と機構で三者で協議する、それだけでも時間が掛かる問題でございまして、今、十五年と言われましたけれども、これはもろ刃の剣でございまして、十五年で事業者にとって...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。  もう一つは、買取り方式を私はちょっと提案したいんですけど、思い切った改善、改革をしてほしいなと思うんです。  先ほど申し上げましたとおり、やっぱり一個一個時間が掛かり過ぎます。再生支援機構がやっても掛かり過ぎると思います、何だかんだ...全文を見る
○大門実紀史君 最後に総理、一言お願いしたいと思います。
○大門実紀史君 終わります。ありがとうございました。
04月13日第180回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。  午前中もありましたが、AIJの問題を取り上げたいと思います。  これは、言うまでもなく金融行政の決算総括上大変重要な問題でございます。この問題は、今資料をお配りしておりますけれども、大変複雑怪奇な問題でございまして、まだまだ解明されており...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、おっしゃったのは通常の関東財務局の検査であって、問題がなかったということでございます。  ただ、二〇〇九年のこの時期というのは、アイティーエムが関与する今回の詐欺事件が既にもう進行していたわけでございます。なおかつ、当時は、関係者の間でこのAIJというの...全文を見る
○大門実紀史君 だから、なぜ発見できなかったのかということを聞いているわけです。  専門家というか、関係者のところではみんなAIJとアイティーエム証券は一心同体というのは知っておりましたし、そのAIJがまさにうわさになっていたその最中の検査でございました。  あれですか、ひょ...全文を見る
○大門実紀史君 私、事前にレクを受けたとき、これは何日間検査されたのかと聞いたら、大体一か月ぐらいじゃないかという話を聞いたわけですが、私が調べてみたら、これはそんなにやっておりませんね。僅か九日間ですね。  つまり、これはもう、何というかな、通り一遍の順繰り、定期的な検査の一...全文を見る
○大門実紀史君 もう大臣、ふだんから財政金融委員会でやっていますから、今日は決算委員会でまでお会いしたくなかったんだけれども、聞くしかないから聞いたけれど、聞いたことだけ答えてくださいね。「年金情報」が、その前にアンケート調査ですよ、アンケートで一位になりますよ、利回りいいから、...全文を見る
○大門実紀史君 ということは、さっきも言ったように、アイティーエム証券は定期的な順繰りの検査だったと。特別にAIJの浅川社長に金融庁がヒアリングをするというのは、これはふだんない特別なことだと思います。  そうすると、なぜそういうことをやるのかというと、やはりあのころですから、...全文を見る
○大門実紀史君 これも、聞きましたら、浅川社長にのらりくらりと逃げられたと、かわされたという話ですが、やはりこの時期に浅川社長を呼んでおいて、呼んでおいて逃げられちゃうと、かわされちゃってそれっきりと。  今日、実は衆議院の証人喚問で、我が党の佐々木憲昭議員がこのことを浅川社長...全文を見る
○大門実紀史君 そうしたら、あれですか、浅川さんは証人喚問での発言はうそを言ったということになるわけですか。そういうことになりますね、そんなこと求めていないと担当者がはっきり言うんだったら。これは後ではっきりさせてもらわなきゃいけないと思います。  いずれにせよ、細溝さんが言わ...全文を見る
○大門実紀史君 時間が参りましたので今日は終わりますが、監査人が文書偽造までやるようになっちゃったら、もう幾ら外的な規制強化やろうがこんなこと幾らでもやられてしまうわけでございますので、これはきちっと本人に、名前も私分かっておりますが、ちゃんときちっと聞き取って、決定的な重要人物...全文を見る
04月24日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大門実紀史君 まず伺います。  AIJ、あなたが実質的に運営してこられたシグマキャピタル並びにディバーシファイドの二つの投資事業組合の最大の出資者は誰でしょうか。
○大門実紀史君 じゃ、もうちょっと正確に伺いますが、平成二十三年、去年の六月現在ですけれども、シグマキャピタルの出資は、成田さん、よく名前がもう出てきておりますが、熊本の成田公認会計士が百万円、神戸松蔭女子学院大学が十五億円、ディバーシファイドの方は、成田さんが二百万円、神戸松蔭...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、この二つの投資事業組合がアイティーエム証券に対する出資の八〇%を占めてきたわけですね。その資金源は、もちろん去年の六月まで、これ神戸松蔭でございますから、その資金元は神戸松蔭女子学院の、先ほどいろいろごまかされておりますけれども、実際には、最大のスポンサー...全文を見る
○大門実紀史君 偽証罪に問われますから、ごまかさないでくださいよ。  私が言っているのは、アイティーエムをAIJが事実上支配下に入れるときの資金を出した、当時の話です。当時は、そうころころ変わっておりませんよ。この神戸松蔭学院大学の出資されたお金がほとんどその資金を提供したんじ...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、いつからこの神戸松蔭はこんな巨額の金額を出したんですか。
○大門実紀史君 どこから、いつからだと聞いているんですよ。
○大門実紀史君 いろんなこうファンドとか何か使ってね、あっちこっちこうやられておりますから、正確に事実上を答えてもらいたいんですけれどもね。  そういうふうにごまかされるんだったらば次の質問に行きますけれども、この神戸松蔭女子学院大学の元学長の友枝重俊さんというのは御存じですか...全文を見る
○大門実紀史君 どういう御関係ですか。
○大門実紀史君 つまり、この方がこの神戸松蔭女子学院大学のいろいろ出資していただくときの、当時学長さんとか理事長さんやっておられましたから、窓口ということでよろしいですか。
○大門実紀史君 私が申し上げたのは、神戸松蔭女子学院大学の出資との関係です。昔から、その若いころの知り合いという意味じゃありません。  つまり、あなたがこうやって独立されてからですね、先ほど神戸松蔭女子学院大学が出資するという経過の中で、そのときの窓口がこの友枝さんでしたかとい...全文を見る
○大門実紀史君 そのいろんなファンドのいろんなことが変わって、ころころ変わっているから、そこでごまかされているのか分かりませんが。  ちょっと次の質問に行きますけどね、平成十九年、二〇〇七年から昨年の二〇一一年の一月までの間にアイティーエム証券は、自己株式の取得、いわゆる買入れ...全文を見る
○大門実紀史君 そのときに、今申し上げた神戸松蔭女子学院大学の友枝さんもですね、二千株アイティーエムに売却をしております。二千万円で買った株を、これも税引き後ですけど、三千四百十四万四千七百十四円で買ってもらっております。当然、浅川さんはアイティーエムの実質的な支配者と言われてお...全文を見る
○大門実紀史君 これを、この出資の、あなたのファンドに神戸松蔭大学、神戸松蔭女子学院大学から出資してもらったことへのこの友枝さんに対するお礼じゃなかったんですか。
○大門実紀史君 まあ、あとは捜査当局にお任せする部分になりますけれども、とにかくこのアイティーエム株は、当初一万円だったものをですね、第一回、二回の買取りは一万七千三百六十四円、第三回が一万七千六百十八円、第四回は二万一千五百三十九円、第五回は三万九千六百二十一円、何と四倍に、近...全文を見る
○大門実紀史君 委員長、聞いたことに答えるように言ってくれませんか。  私は、神戸松蔭女子学院にこの二つの投資事業組合が自社株買いで売却したやつの利益を還元されたんじゃないですかということを聞いているんです。あなたが実質運営されていた事業、投資事業組合だからお分かりでしょう。
○大門実紀史君 認識じゃないですよ。だって、投資した人に還元するのは当たり前じゃないんですか、利益が出たら。違いますか。
○大門実紀史君 だって、五回のうち、今申し上げたのが、この二つの投資事業組合の主な自社株買いです、アイティーエム株の売却です。だから、そこしかないんですよ。流れを見てくださいと言ったってそこしかないんですよ。そのことを言っているんです。  だから、そこについては、今お認めになっ...全文を見る
○大門実紀史君 そもそもですね、この神戸松蔭女子学院は特別の扱いを受けていますね。この十四のファンドとは違うスキームで、信託銀行も海外の信託銀行でございますし、このスキームの中に入りません。で、しっかりした監査体制もしかれておりまして、絶対損をしない別枠の特別扱いになっているのが...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、最初から、最初からあなたのスポンサーですから、そういう特別扱いにしていたということではないのかという意味で私はお聞きしているわけでございます。  特に、この神戸松蔭女子学院は、この個別のファンドに出資している場合ありますけれども、これ早くに解約しており...全文を見る
○大門実紀史君 中小企業で働く方々の年金がこれだけ莫大な金額が消失された裏で、こういう関係者だけがアイティーエム株をめぐって利益供与を受けてもうけていると、こんな構図は到底許されるものではございませんから、次の西村さんのときにも明らかにいたしますけれども、本当にこれは捜査当局にき...全文を見る
○大門実紀史君 大門でございます。  先ほども浅川さんに質問したんですけれども、二〇〇七年から四年間ですね、アイティーエム証券は、自己株式の取得、いわゆる買入れ消却を五回にわたってやっておられます。当初一万円だったものが、五回目には三万九千六百二十一円になっております。  こ...全文を見る
○大門実紀史君 実質的にはあれですかね、この細かいそういう技術的なことではなくて、五回にわたって上げていくというのは浅川さんの指示はあったんですか。
○大門実紀史君 西村さんは、最初の一万円ですけれども、一万円に決められたと、これ、浅川さんに、AIJに決められたというふうな表現をされたことがあると思うんですが、最初の一万円を決めたのは浅川さんじゃなかったんですか。
○大門実紀史君 私は、この五回の買入れでなぜ最初浅川さんが一万円にしたのかということを大変疑うわけですね。後から、先ほど五万円ぐらいの価値があったといいますかね、いろいろありましたけれどね、幾ら何でも一万円はなかっただろうというお気持ちはあったんじゃないかと思うんですけれども、こ...全文を見る
○大門実紀史君 それで、実は西村さん、あなた自身も、平成十九年、二〇〇七年の第一回の買取りのときに、御自分が持っているアイティーエム株を二千株、友枝さんと同じ株数ですね、会社に買い取ってもらって、友枝さんと同じ二千株ですが、金額的には税引き後三千三百八十五万円で売却をされて、ここ...全文を見る
○大門実紀史君 分かりました。  じゃ、元々の五万円の金額をここで損をされたわけですね。よろしいですか。
○大門実紀史君 その西村さんが借金した相手というのは、キャピタル・ライオン・インベストメントでよろしいですか。
○大門実紀史君 これはあれですかね、何を理由の借金だったんですか。
○大門実紀史君 西村さんが損をされたというのは今分かりました。  ただ、ほかの、浅川さんも含めてですね、この関係者、出資をしてきた友枝さんも含めて、こういう方々、まあ、この株主総会といったって、株主といったって、もう何か身内のメンバーばっかりですよね。こういう人たちが株価を上げ...全文を見る
○大門実紀史君 どういう意味ですか、ないとは認識していないというのは、あるということですか。
○大門実紀史君 もう一つ、あなたは、衆議院の証人喚問のときに、浅川氏を支援していた一番のメーンは神戸女子学院だというふうに証言されております。これは言い間違いで、神戸松蔭女子学院大学のことだと思いますが、なぜ浅川氏のメーンスポンサーといいますか、支援者がこの神戸松蔭女子学院大学だ...全文を見る
○大門実紀史君 その期間だけではなくて、金額的にといいますか、その出資の規模とかそういうことでお感じになったわけではないんですか。
○大門実紀史君 そのとき西村さんは、神戸松蔭女子学院がアイティーエムの株主としても登場してくるというふうにおっしゃっておりますけど、アイティーエムの株主にこの神戸松蔭女子学院大学がなったのはいつからか。で、いつまでなっていたのか。今現在もなっているのか、株を持っているのかですね。...全文を見る
○大門実紀史君 分かりました。たしか、二つの投資事業組合の中身を今日初めて私もこういう場で申し上げましたけれど、九九%が神戸松蔭女子学院大学ですので、名前が出てきませんからね、気付かれなかったのかというふうには思います。  そうすると、あなたはあれですかね、この神戸松蔭女子学院...全文を見る
○大門実紀史君 それはいつですか。
○大門実紀史君 そうすると、そのときはアイティーエムの出資者じゃなくて、AIJ、浅川さんの支援者としてお会いになったということでよろしいですか。
○大門実紀史君 このアイティーエム株の買取りで、ディバーとシグマの二つの投資事業組合が、先ほど申し上げられたんですけど、合計でいいますと十四億四千万円でアイティーエムの株を売却して、十億円近い利益を得ているわけですね。  当然、これは常識的に言って、先ほど浅川さんという方はもや...全文を見る
○大門実紀史君 はい、分かりました。  ちょっと別件ですけれども、先ほどから名前が出ております鳥居久元取締役でございますが、この方は、先ほどもお話ありましたけど、退職される際に西村さんに、浅川さんのファンドの基準価額がおかしいんじゃないかという疑問を呈されて、それを西村社長に言...全文を見る
○大門実紀史君 恐らく浅川さんはそんなことないとかごまかされたんだと思いますけど、それはどこかでお聞きしたことありますが。少なくとも西村さんとしては、その取締役がそういう疑義を呈するというのは、それは普通の風評でも何でもありませんから、そこでやっぱりきちっと認識されるべきだし、や...全文を見る
○大門実紀史君 この鳥居久さんなんですけれども、これ、お辞めになったのは二〇〇四年ですよね、二〇〇四年四月だと思うんですけれども、二〇〇八年の十二月になってAIJからこの鳥居久さんに対して業務委託費という名目で二百三十八万円支払われているんです。  この事実は御存じですか。
○大門実紀史君 お辞めになってから四年ぐらいたっておりますけれども、この鳥居久さんという人がAIJあるいはアイティーエムにその後も顔を出したりされたことはあるんでしょうか。
○大門実紀史君 最後にお聞きいたしますけれども、金融庁は、アイティーエムの処分に関していえば、あなたは知らなかったことを通されておりますが、知っていたと、故意だということを認定して処分をしております。したがって、処分に従うということは、知っていたと、故意であったということを認める...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
06月19日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大門実紀史君 大門でございます。松下大臣、大変御苦労さまです。  私も基本姿勢は一点だけお聞きしたいと思いますが、金融の専門家じゃなくても大丈夫です。亀井大臣という方がおられましたけれども、金融の専門家じゃありませんでしたけれども、円滑化法の決断をされるとか、大変喜ばれており...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、本題に入ります。  昨日は、実は改正貸金業法の完全施行から昨日がちょうど二年目になりました。大臣も替わられたので、私、大臣替わるたびに基本的なお考えを聞いておりますので、この貸金業法、サラ金問題について質問をいたしますけれども、これはかつてはサラ金問題、多...全文を見る
○大門実紀史君 法改正だけではなくて、金融庁もそうですし、自治体でも相談窓口が設置されて、さっき言いました弁護士会、司法書士会、被害者の会の活動などもあってここまで減少してきたということで、かなり明確に法改正の効果があったというふうに思います。まだまだ全面解決とは言えないでいろん...全文を見る
○大門実紀史君 それで、ちょっと政府参考人で結構なんですけれど、政策的なものが出てまいりましたので伺いますけれど、例えば金利を今一五から二〇というところに、まあ二〇まで下げたわけですけれども、三〇%に戻すと、何か変動金利みたいな言い方もしていますが、要するに三〇%まで取れるような...全文を見る
○大門実紀史君 森本さん、当時どこにいらっしゃったか知らないけれども、もうちょっと勉強しなきゃ駄目ですよ。一概に言うことが難しいなんて問題じゃないですよ。簡単ですよ、これ。なぜ多重債務者が生まれてきたかとかね。  何が問題かといったら、こういうことなんですよ。返済能力関係なく貸...全文を見る
○大門実紀史君 撤廃したらどうなるの。
○大門実紀史君 もうちょっとよく勉強してください。  大事なことは、今、全ての金融問題が解決したわけでもございません。事業者なんかはすぐお金借りたいと、そうしないと手形が落ちないとか、いろんな事態があるわけです、今でも。それに対してきちっといろんな政策的な手当ては考えなきゃいけ...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。ありがとうございました。
○大門実紀史君 大門でございます。  先ほど西田さんが証券監視委員会委員長の話をされておりました。ちょっと聞いて私も思い出したことがあるので、通告はしておりませんけど、簡単なことなのでちょっとお聞きしたいと思いますが。  二〇〇九年の「年金情報」ですね、さっきから出ていますが...全文を見る
○大門実紀史君 民間の方なので難しいということは分かりますけれども、これだけの問題になっております。    〔委員長退席、理事大久保勉君着席〕  それで、今日ももう皆さん言っていますけれども、AIJがおかしいという話はつい最近出てきたんじゃなくて、二〇〇九年からあったわけです...全文を見る
○大門実紀史君 それで、関連でいえば、先ほど自民党の若林健太さんの質疑を聞いていても、岳野さんの答弁ちょっと変だなと思ったのは、通常の調査では金融商品の中まで調べませんと、そのとおりだと思いますよ。証券会社へ行って全ての金融商品まで検査のときに調べていたらもう膨大な時間が掛かりま...全文を見る
○大門実紀史君 結局、申し上げたいのは、やっぱり年金基金だったということですね。つまり、私的な資金を勝手にいろいろ運用して、損しても自己責任と言われても仕方がない部分もありますが、年金基金でございますから、現場で働いている人たちの年金、もちろん委託関係があるから法律的に問題なんて...全文を見る
○大門実紀史君 私もびっくりしたんですけれども、実態は、年金基金というのは、一部の自家運用を認められているところもあるんですけれども、そういう基金を除いて基本的に直接証券会社と取引ができないんですよね。    〔理事大久保勉君退席、委員長着席〕  実態はどうなっているかといい...全文を見る
○大門実紀史君 是非、そういう点も含めて今検討されているでしょうけれども、きちっとした、法にのっとった、当たり前ですけれども、法にのっとってやるように指導してもらいたいと思います。  もう一つ、規制緩和の中で、登録制、許可制もあるんですけれども、私は、この流れの中で一番気を付け...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、少なくとも公共的なお金を預かっている年金基金でございますので、今回の教訓からいくと、安全資産に一定割合はちゃんと預けておくようにと、運用するようにということぐらいを、昔の細かい手取り足取り、五・三・三・二とかそこまでは申し上げませんけど、一定割合はちゃん...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっとよく分からないんですけれども。  じゃ、もうちょっと金融庁の姿勢としてお聞きしますけど、これは産構審の資料で、方向でございますけれども、実は金融庁がこういうことに無関係で来たわけではないんですよね。  金融庁は今回、金融商品取引法、これから審議に入りま...全文を見る
○大門実紀史君 今日は、大臣、新しく就任されたばかりでございますし、この話は初めて聞かれたと思いますので、是非、大臣のイニシアで、そう簡単に、軽々に年金基金、これだけの被害を起こして、どれだけの人がこれからの老後の生活困るかと、ここまで起こした事態を踏まえて、こんな軽々しく商品先...全文を見る
06月20日第180回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○大門実紀史君 大門でございます。  私ももう聞きたいことはほとんど聞かれましたので、ちょっと違う角度で一点だけ確認をしたいと思いますけれども、この訪問買取りというのは通常の取引とか勧誘の世界にとどまらない問題があると。つまり、今も大臣から一言出ましたけれども、犯罪的な要素、犯...全文を見る
○大門実紀史君 それでは、時間がちょっとありますので、この特商法にも関係いたしますけれども、マルチ商法のシリーズの三回目をやらせていただきたいと思いますが。  マルチ商法については、三月の委員会で松原大臣にいろいろ御指摘もして、さすがだなと思いましたのは、大臣の御指示もあって、...全文を見る
○大門実紀史君 本当にめったに褒められることのない消費者庁でございますけれど、ちょっとは褒めてあげたいなと思いますが、この前まではマルチ商法の定義すらできない事務方でございましたし、やっと被害を生む取引だという認定をしただけでも前進かな、やっと以前の経済産業省レベルに近づいたかな...全文を見る
○大門実紀史君 努力してもらうのは結構なんですけれども、要するにこの五つのポイントは何かというと、毅然と断りなさい、安易にサインしちゃ駄目よ、信じちゃ駄目よと、あと相談に行きましょうですか、いうようなことで、要するにマルチ商法に近づかないようにしましょうと言っているだけなんですよ...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。     ─────────────
07月19日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第4号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  増税の前にやるべきことがあるという議論が続いておりますけれども、我が党は、やるべきことをやれば消費税の増税は必要ない、消費税とは別の道があるという立場でございます。既に総理にもそういう具体的な財源を含めた提案をお出ししてい...全文を見る
○大門実紀史君 私は、やっぱりこれは本当に納得できない話だと思うんですよ。  仮に法案を通してから審判を仰ぐということになりますと、こういうことですか。法案を通しちゃうと、そして総選挙をやると。で、審判をそこで仰ぐということは、もしも民主党が次の選挙で敗北されたら、この消費税法...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく、三党合意を含めて、こういう進め方そのものが大変な国民の不信を広げているというのは肝に銘じられるべきだということを申し上げておきたいと思います。  具体的な問題に入りますけれども、まず、東日本大震災、被災地の復興と消費税について質問いたします。  消費...全文を見る
○大門実紀史君 機敏な対応をしていただいて、ありがとうございます。  もう一つは、中小企業グループ補助金の方なんですけれども、これはもう被災地の中小企業にとっては決め手ですね。これがあるから今復興が進んでいるという決め手でございます。  中小企業庁によりますと、最後の第五次公...全文を見る
○大門実紀史君 安住さんと一致しているということでございますが、一応お聞きいたします。  四月四日のときも安住大臣は前向きな答弁を、そういう場合があればしっかり予算を考えていくとおっしゃっていただいたわけでございます。私は、ここまで来ますと、やはり年末じゃ遅いと。やっぱり秋ごろ...全文を見る
○大門実紀史君 是非よろしくお願いいたします。  平野大臣、ここで結構でございますので、御退席いただいて。委員長、お願いいたします。
○大門実紀史君 こういう被災地の復興、被災地の暮らしにやっぱり大打撃になるのがこの消費税の増税でございます。  河北新報が六月二十七日、つまり衆議院で、六月二十七日付けですね、声を聞いたのは衆議院を通過した日でございますが、被災地の方々は、この消費税増税は生活再建の足かせになる...全文を見る
○大門実紀史君 総理はお忙しいでしょうから全部回れるわけではありませんから、その一部へ行って、仮設のところへ行って住宅の話で、だから住宅とおっしゃいますけれども、住宅だけじゃないんですよね。事業者の再建もあれば、暮らしの再建もあれば、いろんなことがあるわけですから、そこだけ取って...全文を見る
○大門実紀史君 ここで、そもそも消費税で賄っていくという話そのものが、ちょっとこの間、眉唾じゃないかという疑問がありますのでちょっとお聞きしたいんですけれど、実は、この消費税増税分十三・五兆、うち六・五兆が社会保障に回ると。ただ、この中身もいろいろございますけれども、実際に社会保...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと違うと思いますけれども。またこれで自民党の方に聞くとまた違ってきて、延々分からない話になると思いますので、これ、いずれにせよ次の機会にまたやりますので、ちょっと整理しておいてもらいたいですね、はっきりと。  あと、戦車と言ったのは例えですから、例えですか...全文を見る
○大門実紀史君 それは全然なりません。全然なりません。これは税目ごとの、費目の比率でございますから。  いや、ですから消費税よりは応能負担でやると。いろいろ無駄を削って、いろいろなことが足りなければ、やっぱり応能負担の、累進ですから。若い人が困るというのはどういう意味ですか。累...全文を見る
○大門実紀史君 私が申し上げているのは、社会保障財源の在り方論でございます。  それと、何度も取り上げてまいりましたですけれども、誰でも増税するなんて言っておりません。今、日本には富がやっぱり大きな企業とかお金持ちに偏在していますから、そこにはきちっといただくべきだということを...全文を見る
○大門実紀史君 次の方が五時超えちゃうので早めに終わろうと思っていたんですけれども、言われたらもう仕方がないですから、これ出します。  それ、逆です、逆です、世界の流れは逆です。そのグラフにあるように、世界の大企業は内部留保を、日本は断トツですけれども、ためていると。だから、さ...全文を見る
07月23日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第6号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  先週の委員会で、社会保障と税の重要な役割は所得の再分配であるということを申し上げました。したがって、消費税の増税はこの所得の再分配に逆行しますよということを御指摘したわけでございます。  そもそも、日本の所得の再分配の現状がど...全文を見る
○大門実紀史君 これはこの内閣府の報告にもそういうことが書かれてございます。税については、所得税の最高税率の引下げ、税率のフラット化など近年の税制改正の影響などによって所得再分配機能が低下したためと考えられるということで、これは政府もそういうふうにお考えになっているということでご...全文を見る
○大門実紀史君 税収とこの再分配効果は関係ありませんので、申し上げておきます。  この所得再分配機能が低下していると分かっているならば、ヨーロッパに何回か伺いましたけれども、ヨーロッパの国会議員はやっぱりこの再分配機能についてはかなり敏感でございます。日本は割と鈍感で、ここまで...全文を見る
○大門実紀史君 これも二十六年、二〇一四年一月からですね。これは、実は私、財政金融委員会ですからもう何年もこれ取り上げてまいりましたけれども、前回のときも、前回これを延長を今は決めちゃっているわけですけれども、その前も数年にわたって、実は財務省もこれは何とか再延長しないでやれない...全文を見る
○大門実紀史君 これも、今回は三党合意というのがありますが、そういう政治的な判断ということもあったようなことを聞いております。ですから、今度、三党合意でいろいろ進んでいくとなると、これも今のところ延長しないということですけれども、どこかでまたやっぱり延長と、経済状況によってという...全文を見る
○大門実紀史君 急いで金融のこの証券の部分は検討していただきたいというか、踏み込んでいただきたいというふうに思います。ここでひねろうと思えば、証券優遇税制だけでも数千億円、二〇%へ戻すだけでも入ってまいりますし、分離課税を総合課税的なものに幾つか変えていくだけでもここで相当の財源...全文を見る
○大門実紀史君 最初の一歩ということでございますけれども、消費税増税をお願いするというようなときですから、その検討じゃなくて、もっと今回踏み込んでやれば、積み重ねでいえば消費税の増税必要ありませんから、何度も申し上げているように。  国税庁の資料によると、全体がどうなっているか...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。終わります。
07月26日第180回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大門実紀史君 大門でございます。  本法案の、店頭デリバティブの公正性、透明性の向上、あるいは不公正取引規制、これらは必要な施策だというふうに思っておりますが、問題は、今日も議論がありましたが、総合的な取引所の創設そのものというよりも、それが目指す方向が本当にいいことなのかど...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと松下さんに聞いたのが無理があったかも分かりませんけど、そういうことじゃないんですよね。グラミン銀行、何の関係もありませんよ、これは。何の関係もないようなことを話している。  この数年間のこれだけの金融破綻を引き起こしたマネーゲームの世界について何の反省も...全文を見る
○大門実紀史君 そうおっしゃるなら、やっぱり民主党のマニフェストに基づいたことを貫かれるべきだったと思います。  例えば、アメリカの商品先物取引委員会、CFTCですけれども、何をやっているかとか、そういうことをあれですか、金融庁は分析したりちゃんと分かった上で、勉強した上でこう...全文を見る
○大門実紀史君 無理ですよ。そういうものじゃないですよ。この商品取引市場が今低迷しているのは事実ですよね。ところが、流動性といったって、もう過剰流動性ですから、肥大化しちゃっているわけですから、池に鯨を泳がせるようなそんな話なんですよね。そういうことが分からないのかな、どうして分...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、本改正案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、総合取引所創設に伴い、監督権限を金融庁へ一元化する点です。規制監督権限は、業界の保護、振興を進める官庁から分離し、独立性と強い権限を持った行政機関が担うべきです。本法案の検討過程では、民...全文を見る
07月31日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第11号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  今日は十分しかございませんので、簡潔な答弁をお願いいたします。  最初に総理に伺いますけれども、中小企業団体の調査では、売上高によるんですけれども、大体全体の三割から五割の事業者が今の消費税五%でも価格に転嫁できないとい...全文を見る
○大門実紀史君 政府が掲げておられる対策のうち、転嫁に直接関係するものだけ項目をパネルにいたしました。(資料提示)  一番上の「広報、相談窓口の設置」、これは周知徹底するのは当たり前のことでございますし、相談窓口も必要になるかと思いますけれども、ただ、この広報や相談で価格への転...全文を見る
○大門実紀史君 対策本部長がそんな認識じゃ困るんですけれども、なぜ少ないかというと、二万七千って全然多くないですよ。何言っているんですか。消費税でいえば課税業者は三百五十万いるんですよ。その何割もが転嫁できないと言っているんですよ。そもそも、全体としてこの公取の勧告とか指導が少な...全文を見る
○大門実紀史君 私が聞いているのは、消費税の転嫁の拒否あるいは類する行為、これができないような立法措置ということです。そういう抽象的なことで、まさにこれができるのかと、転嫁の拒否をさせないような立法措置というのは可能なんですかとお聞きしているんですけれども。
○大門実紀史君 私、実は先週、これは関係省庁で検討するとなっておりますから、関係省庁はどこだと聞いたら、財務省と経済産業省と公正取引委員会ということですので、事務方の方々にどういう、立て付けも含めて、立法化の枠組みが可能なのかということを宿題を出させていただいて、一週間後に答えが...全文を見る
○大門実紀史君 私、事務方、厳しく追及していませんよ。優しく、どうって言っただけでございますよ。非常に正直なんです、事務方は。できないことはできないとしか言えないんですよね、事務方というのは。  申し上げたいのは、現場の方々はしっかり見抜いておられまして、衆議院の公聴会で全国商...全文を見る
○大門実紀史君 もう終わりますが、終わりますが、総理と言ったら総理が答えてもらわなきゃ困るんですよ。委員長にも申し上げておきます。
○大門実紀史君 はい。
08月02日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第12号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。今日は貴重な御意見、ありがとうございます。  様々なお考えをお聞きいたしましたが、共通しているのは、このデフレの不況の下で消費税増税がこの栃木の地域経済また中小企業にどういう影響を与えるかという御懸念だという点は共通しているのかなと...全文を見る
○大門実紀史君 実は、昨日、この問題で私、質問したんですけれど、今いっぱい何か項目挙げているんですけれど、ほとんど実効性ないんですよね。だから、このまま行くと大変な事態になるんじゃないかなと非常に懸念をしております。  ヨーロッパなんかは生活必需品が非課税ということもあって、中...全文を見る
○大門実紀史君 秋元参考人に伺います。  大変理論的なお話を伺えました。要するに、余り難しいことを抜いて言えば、中小事業者にとってこの消費税というのは間接税というよりも直接税的な、実態としてなっているというようなことをおっしゃりたかったのかなというふうに思いますが、その辺、もう...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  終わります。
08月10日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第14号
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○大門実紀史君 高橋委員長の不信任を求める動議を提出いたします。
○大門実紀史君 中村哲治君並びに私、大門実紀史は、社会保障と税の一体改革に関する特別委員長高橋千秋君の不信任を求める動議を提出いたします。  本委員会は、委員長高橋千秋君を不信任とする。  以下、動議提出の理由を申し上げます。  まず、八月七日、私たち参議院七会派が消費税増...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  まず改めて、我々七会派が問責決議案を提出しているにもかかわらず、この後この増税法案の採決が強行されようとしていることについて、厳しく改めて抗議を表明しておきたいというふうに思います。  最後の質疑、九分しかないということ...全文を見る
○大門実紀史君 その姿勢そのものに問責が出されているわけでございます。  ここまで来ても不明なことはたくさんあります。その一つが附則十八条二項の問題でございまして、今日も三党の中の一党から、附則十八条二項で公共事業ができるようになって良かったと、こんなことが言われております。こ...全文を見る
○大門実紀史君 いや、最後にそうおっしゃられますと、結局、その分は社会保障、じゃ、そこにあった分はほかに回って公共事業に使われるという話を今おっしゃっているわけですよ。今まで公共事業に使わないとはっきりおっしゃっていたんですよ。その保証は何ですかということをお聞きしているわけです...全文を見る
○大門実紀史君 最後までそういう詭弁の答弁を繰り返されるわけだから、本当にこんな法案通すべきじゃないですよ。  最大の問題は、公約違反、また民意を踏みにじってきていることにあるわけでございます。本来なら、国民の信を問うてから、これだけの重要課題ですから、それから実施の判断をすべ...全文を見る
○大門実紀史君 選挙で負けても勝っても増税は変えないということならば、何のために信を問うのかということになるわけでございます。  民主党のマニフェストというのはもうぼろぼろの状態で、自民党から取り下げろ取り下げろと言われてもう跡形もないような状態でございます。私は、やっぱり政党...全文を見る
○大門実紀史君 せっかく民主党のために警告したわけですけれども、お分かりにならないんだったらば、これはもう選挙で決着付けるしかないというふうに思います。  自民党の方に伺いますが、今年一月二十六日の衆議院本会議では、自民党の谷垣総裁は野田総理に対して、公約違反の民主党政権に消費...全文を見る
○大門実紀史君 消費税増税だけではなく、こういう政治の進め方そのものも早く衆議院を解散して国民に信を問うべきだということを申し上げて、質問を終わります。
08月28日第180回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第8号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日は十分しかございませんので、大臣、是非余り答弁書を読まないで御自分の言葉で簡潔に答えていただきたいと、余り細かいことをお聞きする気もありませんので、お願いします。  この事故調査機関の問題は、何年か前、消費者庁をつくる特別委員会でも相...全文を見る
○大門実紀史君 それは、私、次聞こうと思った話ですけれども、答えていただいて結構なんです、時間の節約のために。  思ったのは、あのときも議論になったんですけれども、運輸安全委員会と警察の間では、証拠書類等々のものを早く運輸委員会が取れるという協定を結んでいるわけですね。それは、...全文を見る
○大門実紀史君 もう一点、運輸安全委員会から私は学ぶべきことがもう一つあると思うんです。これはいい例ではありません、むしろ教訓とすべきことですけれども。  運輸安全委員会が例のJRの福知山線の事故が起きたときに、JR西日本側に関係者とのやり取りがあって情報が漏れたという深刻な問...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
11月15日第181回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  あした解散で総選挙にという、そういう国会の最後にやられたことが、今もございましたけれども、やり方も中身も三党合意のごり押しというのは大変残念だなというふうに思っております。  この間、最後もこうですけれども、大事なことといいま...全文を見る
○大門実紀史君 例えばこの確認書の一番ですけれども、減額補正をやると。これ、いずれにせよ、解散・総選挙の後の、どういう政権の枠組みか分かりませんけれども、三党で相談をして平成二十四年度の補正予算を見直すということになりますと、補正予算を一緒に見直すなんていうのはこれ事実上の連立政...全文を見る
○大門実紀史君 今までみんなそういうことを言いながら借金ここまで増やしてきたんですよ。分かりますか。それで、橋本内閣のときにもう法律ではめなきゃ駄目だとなって、またこう来ちゃっているわけですよね。みんなそう言ってきてここまで増やしたんですよ。だから、そんなときにこんな規律緩めてい...全文を見る
○大門実紀史君 これは後で歴史を見れば判明することになるかと思いますが、私は、一回こういうことをやると、延長しちゃおうと、それからだんだん恒久法的になってくるという懸念を強く指摘しておきたいというふうに思います。  やっぱり、さっきも言いましたけれども、財務省がもう、何というか...全文を見る
○大門実紀史君 城島大臣とは今日が最初で最後のやり取りだと思いますが、その程度の認識で財務大臣になられたというのは大変残念ですね。後ろから余計な関係のない答弁書出すなよ、時間ないんだから。聞いたことに答えなさいよ、政治家同士。何言っているんですか。  今の話にも出てきたけれども...全文を見る
○大門実紀史君 もう終わりますけれども、もうちょっとよく、深く考えた方がいいですよ。軽過ぎますよ、参議院のチェック機能の問題から、こういうものをこんな簡単に提案してくるということそのものもですね。  いろいろこういう私の指摘が当たらないように願いますけれども、本当にこれは大変な...全文を見る
○大門実紀史君 日本共産党を代表して、公債特例法案に反対する討論を行います。  まず、審議に至る経過です。  本法案は国家財政の根幹にかかわる法案です。審議時間を十分確保し、国民に問題点を明らかにすることが必要です。しかし、民自公の三党は、本法案を解散・総選挙の駆け引きの道具...全文を見る