大門実紀史

だいもんみきし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

大門実紀史の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第183回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○大門実紀史君 今日は、物価と賃金の問題について質問をいたします。(資料提示)  パネルの下の方を御覧いただきたいんですけれども、昨日、最新のエンゲル係数、二〇一二年の数字が発表されました。エンゲル係数というのは、もう御案内のとおり、家計支出に占める食料費、食費の割合でございま...全文を見る
○大門実紀史君 なぜエンゲル係数が上昇してきたかなんですけれども、一つは、賃金がこの間、指摘されているとおり、減少してきたことがあります。二つ目には、食料品の値段がデフレとはいえどじわじわ上がってきているということがあります。  通常、人々は所得が下がりますと節約をします。一番...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、そもそもこういう流れにあったわけですけれども、やはり安倍総理の大胆な金融緩和の宣言をきっかけに、先ほど申し上げました、今海外投資家が動いておりますけれども、特に海外のヘッジファンドなどの投機筋によって急激な円安がつくられて、そして、今あったように、この一月...全文を見る
○大門実紀史君 一点だけ一致するのは、サービスですからやっぱり賃金が上がらないと、サービスは労働集約でございますので、賃金上がらなきゃいけないという点は一致するんですけれども、やっぱり全体として生活物価が相当上がらないと、アメリカの例でいきますと、大体二%上昇のときに生活物価は三...全文を見る
○大門実紀史君 パネルの三枚目なんですけれども、実は、各国政府が最低賃金引き上げるときに、大規模な中小企業支援策というのは実はどこの政府でもやっております。アメリカでは八千八百億円、これは短期間に、五年間で、日本円にすると当時で二百円の最低賃金引き上げるときに八十四億ドルの、特に...全文を見る
○大門実紀史君 大臣おっしゃったとおり、最低賃金は、大企業はもう内部留保ありますから十分耐えられます。問題は中小企業なんですね。    〔理事小川敏夫君退席、委員長着席〕  それで、日本は一応、下に書いて、ちょっともう恥ずかしいぐらいですけど、一応計画を作ったところに助成しま...全文を見る
○大門実紀史君 是非頑張りましょう。  これで終わります。
03月21日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大門実紀史君 大門でございます。麻生大臣、これからまたよろしくお願いをいたします。  先ほど、竹中さんと闘ったという話を聞いて大変親近感を抱きましたけれども、西田さんからもありましたが、当時私もデフレの議論をここで竹中さんとよくやったんですけれども、やっぱりあのサプライサイド...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  これは、事業者という数字では引き算しなきゃいけないんですけれども、要するに、返済をいまだ返せない、停止している人は、六百三十九から三百二十七引いたものはほとんど事業者だと思いますので、三百十七ぐらいの事業者がいまだ返済ができていないと。...全文を見る
○大門実紀史君 私も何度も被災地の金融調査行っていますけれども、いろんな理由があるのは確かでございます。  この取りあえず返している中もいろいろございまして、元本据置きで利息だけ払っている人もいれば、条件変更ですから、返済額をちょっと減らしてもらって返済している人もいれば、今ま...全文を見る
○大門実紀史君 もちろん、町の復興計画を待っている方々がこれからこの買取りを要請するというのは、先ほど私も申し上げたとおり、あると思いますが、それにしたって、余りにも少な過ぎると思います。  この中にはいろいろ理由がありまして、中小企業グループ補助を受けて、もう一段落して、これ...全文を見る
○大門実紀史君 これはもう個々に現れる平時の事業再生、そういうのは自己責任だというか自覚を持ってもらうために負担してもらった方がいいみたいなとんでもないことが持ち込まれているわけでございまして、決して悪気があってやっておるわけじゃないと思うんですけれども、その発想が分かっていない...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
03月26日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。お疲れさまです。  午前中、エール大学の浜田先生と麻生大臣とは考え方が大分違うという指摘がありましたけれども、違って当然だと思いますし、私は、余り学者先生の話を聞くのも程々にしておいた方がいいと。本当にこの十年来、何かそういう、誰かが言ったこと...全文を見る
○大門実紀史君 リーマン・ショックの前でございますけれども、要するに、投機マネーが世界中のマネーゲームで穀物市場とか原油市場に、暴落の前ですけれども、大量に入って二〇〇八年に上がったわけです。  ちなみに、若干ちょっとせっかくですから御紹介しますと、あのとき物価全体は二・四%で...全文を見る
○大門実紀史君 本当、おっしゃるとおりだと思います。  その成長戦略も、実はいわゆる小泉、竹中さんがやったときに、二〇〇五年から二〇〇七年ぐらいまでですかね、成長率としては伸びて、一部の大企業の社員のボーナスも上げる、給料も上げるという事態はあのときもあったんですよね。ところが...全文を見る
○大門実紀史君 見込みは百三十九億円だったんですよね。それでよろしいですね。けち付けたいわけじゃないんです。百三十九億円見込んでおいて二十一億円というのは、僅か一五%ですかね。これは、なぜこの見込みよりも大幅に実績が下回る結果になったのか、把握されておりますか。
○大門実紀史君 ありがとうございます。  この制度をどうのこうのというよりも、よくよく分析しなきゃいけないと思っているんです。厚生労働省の何とか調整助成金とかいろんな制度がこの雇用促進とかであるんですけれど、本当に現場の感覚からいって、こういうものが、使ってもらって促進してもら...全文を見る
○大門実紀史君 田中さんね、ちょっといかにも何か科学的にやっていらっしゃるように言われたけれど、そんなものじゃないでしょう、大ざっぱな話でしょう、これ。  そもそも上場企業二千五百社のうち、人件費を一〇%上げた企業が二割ちょっとだと。それが基にあって、それで企業全体が今おっしゃ...全文を見る
○大門実紀史君 恐らく、そんな一千億ということにならない。また来年になれば議論したいと思いますけれど、何もけちを付けているわけではなくて、やっぱりきちっと現場のニーズに合った制度を考え抜いてほしいなということに尽きるんです。  これもやっぱり雇用促進税制、促進税制と一緒のように...全文を見る
○大門実紀史君 是非、ちょっと抜本的な、大規模なものを考えて研究してもらいたいと思います。  もう一つ、今回の税制改正で変だなと思うのは、この日本版ISAですね。この目的が、個人の、これは大体ISAというのは個人貯蓄口座というのが直訳らしいんですけれどもね。毎年百万まで、最大五...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、本筋は、景気が良くなって、じっと寝ているのではなくて、そのお金が銀行にあるわけですから、銀行が投資をして、景気が良くなって投資すれば、金利も上がれば、利息も上がれば寝ているわけじゃないんですよね。全てデフレ、この不況に原因があるわけで、それを無理やり、リ...全文を見る
○大門実紀史君 違うんですよ。そんな難しい話じゃないんですよ。イギリスは、個人貯蓄口座なんですね。これに対する非課税制度なんですよ。つまり、イギリスの場合は預貯金も非課税にしているんですよ、預貯金の利子も。日本の場合はこの投資関係だけなんですよね。これが大きな違いなんで、さっき言...全文を見る
○大門実紀史君 もう時間が参りましたので、こういう税制一つ一つが何かいいことのように宣伝されておりますけれど、様々な問題点があるということも是非御承知をしていただきながら、まず賃金を上げるために全力を尽くしてもらいたいということを重ねて申し上げて、質問を終わります。  ありがと...全文を見る
03月27日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門でございます。  総理、大変御苦労さまでございます。  まず、昨日も麻生元総理と議論をしたんですけれど、現状認識について若干伺いたいと思いますが。  今の円安株高をどう見るかですが、安倍総理は、テレビでは割と強気な、若干自画自賛的な発言もされておりますけ...全文を見る
○大門実紀史君 それで、その賃金を上げる方策といいますか知恵は自民党よりも共産党の方があると思いますので、幾つか御提案を更にしたいと思いますけれど。二月の二十日の予算委員会のときに総理がなかなかいい答弁をされているんです。的確な答弁をされていまして、私の質問に対して、日本ではサー...全文を見る
○大門実紀史君 今、麻生元総理のときの話が出ましたので、これはやっぱり財務省と厚労省の予算の関係とかあると思うんですけれど、やっぱり医療、介護、特に介護労働者ですね、大変な状況で働いていますけど、是非、麻生元総理、財務大臣、この分野はやっぱり改善の方向で考えていただきたいと思いま...全文を見る
○大門実紀史君 もう時間が余りありませんので次の質問はいたしませんが、とにかく今すぐ賃金で政府がやれることに踏み出していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
○大門実紀史君 所得税法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  反対する第一の理由は、研究開発減税が拡充されることです。政府の調査でも、減税の八割が資本金十億円以上の企業に集中し、研究促進というよりも、事実上の大企業補助金になっております。諸外国に比べ乏しい中小...全文を見る
03月28日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  黒田さん、良かったですね、今日は大体歓迎ムードで。私はちょっと違うんですけれども。  この十年、十年以上ですかね、速水さんのときから、もう御存じだと思いますけれど、リフレ派とは当時は言いませんでしたが、インフレターゲット派とか...全文を見る
○大門実紀史君 何といいますか、決意を示すとか、精神論的なものならば、さっき言ったようなコミットメントの関係で分からなくはないんですよ、立場は違いますけれども。本気でやっちゃったら、本当に麻生さんも安倍さんもやめてくれと止めるんじゃないかと私思いますよ、本当に、そんな異常なことを...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、こう考えてよろしいですか。そういう財政ファイナンスなんてしないということは当たり前のことですから、しかし世の中がちゃんとそれを分かるようにする何らかの新しい物差しを、この銀行券ルールを変えるということも含めてお考えで、何もないということで、これから言葉...全文を見る
○大門実紀史君 指摘したような言葉だけの問題ではないと、これは。きちっと枠を、枠といいますか物差しをお作りになるべきだと。立場は違ってもこれは当たり前のことだというふうに申し上げておきたいし、今、黒田さんちょっと言っちゃいけないことを言われたんじゃないかなと思うんですけれども、今...全文を見る
○大門実紀史君 それじゃ、今日はこれぐらいにしておきます。  ありがとうございました。
04月11日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門です。  森大臣、お疲れさまでございます。やっぱり大臣は大変でしょう。人を追及する方が楽かと思いますけれども。消費者関係の弁護士さんも消費者団体の方も大変期待をされておりますので、頑張ってほしいというふうに思います。  まず、私がずっと取り上げてきてまいり...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと具体的に提案をしたいと思いますけれども、松原大臣のときだと思いますが、ずっとマルチ商法の問題を取り上げてきましたので、啓発の、国民生活センター通じて啓発のパンフレット、宣伝物、こういうものを一遍やめようみたいのがあったんですけれども、きちっと出してもらうよ...全文を見る
○大門実紀史君 それを言っちゃいけないと思うんですよね。消費者庁ができて、いろんな課題があって、今日もいっぱい出て、私、ある意味じゃ森さんよりも、彼らがどれぐらい深夜まで働いているか知っております。それは手を打たなきゃいけませんけれど、過重労働はありますので、まず人は増やしてもら...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、よろしくお願いします。  もう一つは、これこそ森大臣、森まさこ議員と一緒に取り組んできた問題ですけど、サラ金の貸金業法の問題でございます。  これは、多重債務対策というのは消費者庁もきちっとやるということになっておりますので、この委員会でも取り上げてまい...全文を見る
○大門実紀史君 私は、今申し上げたように、今の一五パーから二〇%の金利も高過ぎて、これが許されていることもおかしいと。今はもう事実上、ゼロ金利どころか調達によってはマイナス金利だって調達できるような世界ですので、いまだまだ一五―二〇%はおかしいと思います。  ところが、それがお...全文を見る
○大門実紀史君 是非、なかなか、自民党の政権公約にまで入っちゃっていますから言いにくいところあると思いますけれど、別に全部実現するわけじゃないんだから、こんなの実現しなくていいわけですよね。やめた方がいいなということを思います。  もう一つだけ端的にお聞きしたいと思いますが、カ...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。ありがとうございました。
04月17日第183回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。  私は、あの三・一一以降、中小事業者問題に取り組んでまいりました。この分野で最も喜ばれているのが、先ほど主濱先生からもありましたが、中小企業グループ補助制度でございます。大変大ヒットした、大変ニーズに合った制度でございます。  根本大臣御存...全文を見る
○大門実紀史君 これからにもかかわるので、こういう霞が関の姿勢というのを、やっぱり頑張ったところは評価をしてあげて、後でもいいですからちょっと褒めてあげてほしいなと思いますけれども。  そのグループ補助金が今度は、来年度は、国費二百五十億で五百億規模ですけれど、また中小企業庁が...全文を見る
○大門実紀史君 大臣、是非検討していただきたいのは、こういう制度というのは、国の予算は単年度主義になりますからこういう形で毎年こう出てくるわけですけど、被災者の方々の視点に立ちますと、自分はもうどう見ても、今仮設で、店舗でやっていて、三年後だ、五年後だと、こうなるわけですから、本...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、復興機構の方、お願いします。
○大門実紀史君 是非そのことを周知徹底してほしいというふうに思います。  今の支援機構、復興機構なんですけれど、これはいろいろ経過があって、野党の議員立法もあって二つできたわけですが、いろいろもう言いませんけど、要するに実績が上がっていないんですね。買取り件数が、いまだ支援機構...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
04月25日第183回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  今回の法案は賛成でございますし、ただ、今、主濱さんからあったような点とか、運用にはいろいろ慎重に考えていく点があると思いますし、こういう住民の帰還がしやすい環境整備をやったからといって無理に帰還を求めるというふうなこともまた慎重...全文を見る
○大門実紀史君 もちろん最大限誠意を持って対応してもらうわけですけれども、当たり前のことなんですが、今の民法の体系というのがあることはありまして、損害賠償の時効というのは放棄できないと、放棄しては駄目という民法百四十六条があります。さらに、その三年じゃないケースというのは、もう専...全文を見る
○大門実紀史君 したがって、今の段階では民法上の三年とか十年とか二十年とかありますけれど、結論から言いますと、この中間指針にも入っていますけれど、今は分からないですけれども、随分先の晩発性の場合でもこれに基づいて対応すると、中間指針に基づいて対応するということは確認していただいた...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。これは大変重要な法案だというふうに思います。  ただ、義家政務官も現場へ行かれてお分かりかと思います。私もずっとこの損害賠償、いろいろお話も聞いていますし、かかわってまいりましたけれども、いわゆる紛争解決センターに持ち込まれている件数といい...全文を見る
○大門実紀史君 最後に、復興大臣、この原発の損害賠償というのは通常の民事上の損害賠償とはもう性格も時間軸も違いますので、是非復興庁としても、この損害賠償の時効問題、非常に現場では今もう焦点になっておりますので、引き続きウオッチングしてもらって、必要な対応をしていただきたいと思いま...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。終わります。
04月25日第183回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  我が党は、今のデフレの主な原因は九〇年代後半から始まった非正規雇用拡大を含む賃金の引下げ政策にあると、それに加えて、企業の価格引下げ競争も加わって深刻なデフレになったということで、このデフレ克服の鍵は賃金の引上げによって実...全文を見る
○大門実紀史君 先ほど申し上げたとおり、実体経済が良くなって株が上がることは何も否定しませんし、いいことだとわざわざ申し上げているわけでございます。今はこの投機筋が上げていると、これはちょっとやっぱり一種の金融バブルでございまして、気を付けなきゃいけないということを申し上げている...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、日銀が買い入れた長期国債の残高を、銀行券の発行、青のライン以下に抑えようと。これは何かといいますと、これを超えると、日本銀行が国の借金の肩代わりをしている、いわゆる財政ファイナンスと見られてしまうので、このラインは守りましょうということで長い間守ってきたラ...全文を見る
○大門実紀史君 欧米もやっているからというのは全然違うんですよね。日本の場合は、これだけの世界一の借金大国ですから、それだけ国債の信用については十分注意を払わなきゃいけないんですよ。よその国はルールありませんよなんて、そんなこと日銀、中央銀行総裁は言うべきじゃないですよ。分かって...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、よろしくお願いします。  ありがとうございました。
05月02日第183回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○大門実紀史君 大門です。お忙しい中、ありがとうございます。  今日は、新進気鋭の若手の学者やエコノミストがお集まりでございます。ただ、伺っていると、やっぱりエコノミスト、経済学者の方というのは極端な方が多いなと思いますね。必ずこうなる、自分は正しいというのがね。私は、そういう...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく、国会というのは国民のために批判的な議論をする場でございます。だから、自分だけが正しいとかそういうことではなくて、いろんな面で、いろんな角度で議論をしなきゃいけない点がありますので、是非、学者、エコノミストの皆さんもいろんな角度で、全て正しいじゃなくて、き...全文を見る
○大門実紀史君 私は、物価目標二%の関係でいきますと、二%本当に物価が上がるには、賃金は四%ぐらい上がらないと物価は二%上がらないと言う方もいらっしゃいますし、逆に言うと、二%本当に上がるんだったらば、大体生活物価の方が、全部じゃないですよね、生活物価の方がウエートが高く上がらな...全文を見る
○大門実紀史君 最後に、じゃ、上念公述人に伺います。  先ほど、出口戦略はもう言わなくていいんだと、今はと。そういう勢いの、精神論は分かるんですけれど、実際問題、この前この場でも、予算委員会でやったんですが、日銀があと二年後に百九十兆も国債を買入れ残高で抱え込むわけですね。その...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
05月07日第183回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  沖縄では自民党から共産党まで基地は問題だという話を聞きましたけど、国会では随分違いまして、自民党と我が党とはかなり考え方が違います。  伺っていて、あるいはふだんいろいろお話を聞いて思うのは、いわゆる条件付、つまり移設を条件と...全文を見る
○大門実紀史君 御意見分かりました。  私、この普天間でいえば、沖縄県民と普天間に、とにかく普天間ということでいえば、政府もこの問題だけはいろいろな、この問題に絡めるなということで一致してもうこれは無条件で返してもらいたいとやるのが、今おっしゃった向こうの、アメリカの方にもそう...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
05月09日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 大門でございます。  金融円滑化法後の中小企業支援について質問いたします。  金融庁の資料といいますか推計によりますと、円滑化法を利用した企業が三十万から四十万社と。そのうち、事業再生あるいは転廃業の必要性があるというのが五、六万社という推計が出ておりますが、...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  それで、資料をお配りいたしましたけれども、たしか金融庁はこの円滑化法の後の対応について、様々な対応策、本当に一生懸命頑張って組んでくれております、現場に不安も広がらないようにということでですね。ただ、これからなんですけれども、ちょっと心...全文を見る
○大門実紀史君 細溝さんが言われるような範囲で済めばいいんですけれども、例えばこのファンドというのは全国ファンドと地域ごとのファンドがございますが、全国ファンドは今、八ファンドできているんですかね。この中にフェニックス・キャピタルという外資系の投資ファンドが参加しております。 ...全文を見る
○大門実紀史君 様々といっても、こういうところが参加したら問題だと思いますよ、私は、金融庁が進めているスキームで。  資料の二枚目なんですけれども、これは地域ファンドなんですけれども、官民ファンドからいろんなファンドがありますが、官民ファンドは中小基盤機構が一定入っていますから...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、大臣の答弁求めませんけれども、時間が来ましたので、大臣からもよろしく御指導いただきたいと思います。  ありがとうございました。
05月10日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門実紀史でございます。  先ほど民主党の斎藤議員からありましたが、私も消費者集団訴訟制度について質問をさせていただきます。  四月の十九日に閣議決定されて、今国会成立ぎりぎりで、ぎりぎりの日程で上程されておりますけれども、中身は先ほど斎藤議員からありましたの...全文を見る
○大門実紀史君 私も知っておりますけれど、相当時間掛けて議論して出てきたということでございます。  もう一つは、新聞報道なんかでも大きな勘違いがあるようなんですけれども、いわゆるアメリカのクラスアクションを持ってきて、もう大変訴訟が乱発するとか、何かそういう、本当にこれ疑心暗鬼...全文を見る
○大門実紀史君 私も、新聞報道が日本版クラスアクションと言った途端に、いろんな企業、今グローバル化の中でアメリカのことも知っておりますから、そういう疑心暗鬼といいますか懸念がわっと広がったんだと思います。クラスアクションと全然違うということでございます。  もう一つは、この経済...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つは、よく出てくる話なんですけれども、この緊急提言の中にもあるんですけれども、提言の中の真ん中辺りですけれども、訴えを提起する団体の背後に少額被害を被った相当多数の対象消費者の授権がないまま訴訟が提起される可能性があると、私はこれはないと思うんですけれども、...全文を見る
○大門実紀史君 楽天の三木谷さんが自民党の調査会に出された要望書の中に、健全な事業者に対する乱訴が考えられると。何もやっていない、ちゃんと営業している事業者に対して訴訟をばんばんやることがあると日本経済に大きな打撃を及ぼすということとか書かれているんですけれども、普通、健全な事業...全文を見る
○大門実紀史君 あと、もうそうなると残っているのは、この緊急提言の中で、遡及適用すべきではないというのがこの三月二十五日の経済団体の要望ですけれども、これは遡及しないということになったわけですね。私は別にこんな、この要望にこたえる必要はなかったと思いますけれども、これはやっぱりこ...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、経済界の要望にも十分配慮してこうなってきているわけでございます。  消費者団体の方々も、いろいろ言えばあるけれども、ここまで来たら早く成立させてほしいということが一番で、一昨日もそういう集会をやられているわけですよね。国会の運営上のこともありますけれども...全文を見る
○大門実紀史君 最後に、そうはいってももう会期末近いところで、心配もあります。是非、最後に委員長にお願いですけれども、早く審議入りできるように委員長としても御努力をお願いして、私の質問を終わりたいというふうに思います。  終わります。
05月10日第183回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○大門実紀史君 大門でございます。  被災地の中小企業の事業再建の問題、特に今日は福島の問題を質問させていただきます。  資料をお配りいたしましたけれども、先月二十六日に中小企業白書が発表されまして、それによりますと、東日本大震災の被災地では、岩手県、宮城県、福島県の三県では...全文を見る
○大門実紀史君 特に福島は特別の困難を抱えているというふうに思います。  私も、福島の金融機関あるいは商工会議所、商工会、もうこの二年で三巡ぐらい回ってきているんですけれども、局面はだんだん変わってはきておりますけれども、岩手や宮城と違ってやはり相変わらず特別の困難が続いており...全文を見る
○大門実紀史君 そうですね。引き続き、今もう既に始めておられますけれど、この警戒区域の見直しに伴って更にいろんな問題が出てくると思うんですね。きめ細やかに柔軟に、福島はやっぱり特別な対応が必要ですので、いろいろ考えていただきたいと思います。  資料の二枚目。今度は、そういう事業...全文を見る
○大門実紀史君 それで、申し上げたいことは、この東日本支援機構も非常に頑張ってくれているのは承知しておりますが、この表に出ているとおり、やっぱり福島は少ないわけです。  これは、先ほど申し上げた支援機構が頑張っていないという意味じゃなくて、福島独特の、特有の困難さがありますから...全文を見る
○大門実紀史君 もう、そういうことにきちっと柔軟に取り組んでいただければ結構でございます。  今日はこれで終わります。
05月15日第183回国会 両院 平成二十五年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○大門実紀史君 日本共産党を代表して、二〇一三年度予算三案に反対の理由を申し上げます。  第一に、消費税増税を前提にした予算であることです。消費税増税は、景気にも国民生活にも打撃となるものです。  第二に、社会保障経費でも、生活保護費六百七十億円、年金給付費一千五百億円など、...全文を見る
05月16日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大門実紀史君 大門でございます。  麻生大臣は本当に、予算委員会、大変お疲れさまでございました。予算委員会の答弁をお聞きしておりましても、アベノミクスというのはやっぱり新自由主義的な、あるいはマネタリズムのちょっと冷たい印象を大変受けましたけれども、麻生大臣の答弁といいますか...全文を見る
○大門実紀史君 私も最初から単にギャンブル反対とかいうことでこの問題取り組んでいるのではなくて、サラ金問題、貸金業法から入っていって、多重債務に入って、パチンコになって、それでこのカジノの話に取り組んできているわけでございます。  去年、野田政権のときに被災地にカジノをつくろう...全文を見る
○大門実紀史君 この問題はなかなか大きな問題になると思うので、今日はこれで終わりますけれども、引き続き重大な問題を含んでいるということで指摘をしていきたいというふうに思います。  ありがとうございました。     ─────────────
05月30日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日は、時間が短いんですけれども、被災地の金融問題について取り上げます。  被災者の住宅ローンなどの債務、過去の債務を減免するための私的整理ガイドラインがつくられて一年九か月ぐらいになるわけですけれども、余りに利用者が少ないということが指...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、何を言っているのか分からないんだけどね。これは個々の問題じゃないですよ、運営の問題なんですよ。分かりますか。念書取ることはあり得ますよね、後からいろいろ返済のね。先に念書を出さないと弁護士を紹介しないという、これ、こういう運営を、運営に関しては金融庁は責...全文を見る
○大門実紀史君 さらに、仙台弁護士会がここまで言うというのはよほどのことで、ちゃんと裏付けを取ってこれだけの声明を出されているわけですね。私の方にも、資料を付けてありますけれども、現物資料ありますけれどもね。  さらに、三番目のところ、四番目のところで何言っているかといいますと...全文を見る
○大門実紀史君 細溝さん、そう言うけれども、私が聞いたら、これは、この議長、副議長、そして幹事の弁護士、そして事務局の山本さん、このところで日常的にはこういう判断をしていると、こういう念書を取るとか個々の案件について一遍委嘱し直すとかやっているそうでございます。この事務局の方は全...全文を見る
○大門実紀史君 私は、金融庁は全体として被災者の問題頑張ってこられたのはよく承知しております。今の畑中長官の下ですからね、いろんな部分で頑張ってこられたのを知っていますが、なぜその金融庁がオブザーバーでかかわっているのにこんなことが起きたのかと。率直に申し上げて、前の課長は何やっ...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと言っておきますと、この資料の三枚目、四枚目ですかね、現物の資料を付けておきました。さっきの、一千万円を払えと、先に払わないと弁護士を紹介しないぞという話ですね。これも、そして、異議があった場合、この運営委員会が、弁護士さんが、異議を申し立てた弁護士が、言う...全文を見る
05月31日第183回国会 参議院 経済産業委員会、財政金融委員会、消費者問題に関する特別委員会連合審査会 第1号
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○大門実紀史君 大門でございます。  この法案の中心のテーマは、立場の弱い事業者が強い事業者に対して消費税の転嫁ができるかどうかというところにあると思いますけれども、そこで伺いますが、法案の中の、特定事業者が、つまり大きな立場の強い事業者が消費税の転嫁を拒否してはならないという...全文を見る
○大門実紀史君 それはその法文を解釈しただけで、もっと具体例で聞いているんですけれども。  じゃ、私の方で言いますけれども、こういう理解でいいですか、もう大変分かりやすくシンプルな話にいたしますけれども。メーカーがあって部品を納入する業者がいたとしますね。今まで、分かりやすい話...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと大臣お疲れのようですけれどもね。百円のままという話なんですね。まあ、いいです。  要するに、多分、僕が言ったような例のことをおっしゃったと思いますので、その場合ですけれども、例えば、そんな消費税を引き下げる、拒否するために本体価格を百円だったのを九十二円...全文を見る
○大門実紀史君 それは私も読みましたけれどもね。それは紙の上で書いた話でございまして、その価格を下げさせる時期が消費税増税されてから三か月後かも分かりません、半年後かも分かりません。だから、そういうことを事実上証明するのは非常に困難であって、私は、はっきり申し上げて、ほとんど実効...全文を見る
○大門実紀史君 建設の下請こそざる法になっておりまして、大変ひどい法律でございます。元請責任がきちっとしておりません。  したがって、日本の法律というのは大変遅れているんですよ。韓国は一九八四年に決めましたけれど、もう十二回も改正してどんどん厳しくしているんですね。日本はもう遅...全文を見る
06月04日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○大門実紀史君 大門でございます。  ちょっと法案の中身に入る前に一言金融庁に苦言を呈しておきたいと思いますけれど、これだけ膨大な法案を一まとめで出してくると。私の経験でいきますと、この十二年間でいってもこんな膨大なのを一遍に出したのはめったにないことだというふうに思いますし、...全文を見る
○大門実紀史君 まあそれは細かい話でございまして、これも、この五本の大きな柱がありますけれど、もうちょっと早く手を着けられるのもあったはずですよね。  そういうことを考えますと、何が大事かといいますと、国会審議が一番大事で、皆さんが考えたことを早く通してくれと、これが大事じゃな...全文を見る
○大門実紀史君 国際合意は、G20での合意はこの法的ベイルインの方向でございまして、問われているのは、問われているのはよその国がどうのこうのじゃないんですよ。日本でこのG20での合意に基づいてどうするかが問われているのであって、そんな人ごとみたいに、アメリカはやっていますがヨーロ...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、そういうことですよね。いわゆる無担保債権全体じゃなくて、非常に限定された劣後債権という形になりますよね、契約上ですとね。  そうすると、この話戻りますけれども、G20で検討する、国際的に検討すると、アメリカではもう既に導入したというふうないわゆる無担保債...全文を見る
○大門実紀史君 まあ、要するに、どうなるか分からないような話なんです、これはね。  諸外国ではとにかく法的なベイルインの方、きちっとした本筋の方を検討して、アメリカでは、さっき言ったように、もう導入したということになっているわけですね。これは、この法的なベイルインについては全銀...全文を見る
○大門実紀史君 時間が来ましたので終わりますけど、今、外国は緊急性って言われましたけれど、逆に言うと、金融庁が言っているとおり、日本のシステムは安定していますから、このときの方がこういうことをやりやすいんですよね、というような面もありますので、引き続き検討していただきたいというこ...全文を見る
06月06日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大門実紀史君 今日は大変御苦労さまでございます。  時間の関係で、國部参考人と前参考人に絞って伺います。稲野参考人、済みません、どうぞ安心してお休みいただければと思います。  まず、國部さんですけれども、法案に入る前に一つ伺いたいんですけれども、長期金利が上昇して、メガバン...全文を見る
○大門実紀史君 莫大なこの利ざやといいますか、利子所得がこの間奪われているという指摘もあるわけですから、やっぱり預金金利の方の引上げに業界として努力されるべきだと、大口の一部じゃなくて全体のですね、申し上げておきたいと思います。  法案の方ですけれども、この法案の破綻処理の関係...全文を見る
○大門実紀史君 そうすると、今回、金融庁の方は法的なベイルインは見送って契約上のところということですが、今後は麻生大臣もやっぱり念頭に置かなきゃいけないと、法的な方をですね。そういう点で、全銀協としてもそれに対応して、断固反対とかということじゃなくて、きちっと対応していかれるとい...全文を見る
○大門実紀史君 前参考人に伺います。  金融庁は、今申し上げたように、契約上のベイルインを進めるということで言っていまして、これは実際には機能しないんではないかという、当時の全銀協からの現実性の問題の指摘もあったりしたんですけれども、この前の委員会で私がそれを指摘したら、いやい...全文を見る
○大門実紀史君 多分そうだと思うんですね。答えられないと思うんですよ。これ、答えると大変なことになりますからね。  これで分かったんですけど、金融庁は何を考えているかといいますと、法的なベイルインを今導入するだけの緊急性はないというか、まだ先の話だと思っていて、取りあえず何か起...全文を見る
○大門実紀史君 そういう面もあると思いますけれども、國部参考人に伺いますけれども、この流れですよね、そもそも国際的にはベイルインの方向だと、法的ベイルインと。ところが、日本はさっき言ったように契約上で取りあえずしのぐと。そうすると、流れからいうと、やっぱり結ぶところは次はどこが発...全文を見る
○大門実紀史君 今後の動向を見なければ分かりませんけれども、法的ベイルイン、国際的な流れの方向で、証券業界も銀行業界もその方向で努力をしてもらいたいということを申し上げて、終わります。
06月11日第183回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大門実紀史君 大門でございます。  法案に入る前に、前々回取り上げさせていただきました被災者の二重ローン、住宅ローンなどの債務の減免のための個人版私的整理ガイドライン問題を少し取り上げさせていただきたいと思います。  今お配りしている資料の一枚目に、債務整理の成立件数が相談...全文を見る
○大門実紀史君 いや、私が聞いているのは、この運営委員会を通さなくても、ガイドライン通さなくても、直接金融機関と相談し合えるんじゃないですかということを聞いているんです。
○大門実紀史君 したがって、この運営委員会が、出てきた申請を運営委員会が金融機関にも相談もしないで取り下げるということは権限違反ですよね。本人の権利を運営委員会がシャットアウトしているわけですね。これおかしいんですよ、この運営委員会が取り下げるということはですね。  もう一つは...全文を見る
○大門実紀史君 私は現地で聞いたんですけれども、さっき言った被災地の弁護士さんが相談に乗っていて、これ何とかしてあげてほしいと運営委員会に言ったら、駄目だ、これは取り下げろと。それで異議を言うと、もうあんたには頼まないということで、東京の弁護士に委嘱し直すと。  東京の弁護士が...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく被災者支援が第一でございますので、しっかりと調査をしてもらいたいと思います。  法案の中身に入りますけれども、まず前回に続いて金融機関の破綻処理について質問いたします。  今回の政府案では、資料を最後のところで用意しましたけれども、金融機関が債務超過で...全文を見る
○大門実紀史君 今るるおっしゃいましたけれども、結局株主責任は取らせないということなんですよね。  これ、去年の金融審議会でもこの点は問題になって、指摘された委員の方がおられる問題でありますが、するっとこうやって何事もなかったように、りそな銀行のときにあれだけ議論したにもかかわ...全文を見る
○大門実紀史君 森本さん、長々答えられますけれど、私の聞いたことには一言も答えていないんですね。  私が言っているのは、この法的なベイルインという国際的な流れに即してどうなのかと聞いているわけで、これは金融システムを守るためですなんて、そんなこと聞いてないじゃないですか。その上...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
○大門実紀史君 本法案に反対の討論を行います。  本法案には、公募増資インサイダー取引行為の規制強化、AIJ投資顧問事件を踏まえた規制強化など賛成できる内容もありますが、重大な問題点も含まれております。  その第一は、国際合意の破綻処理制度である法的ベイルインが採用されていな...全文を見る
06月12日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○大門実紀史君 大門でございます。  この間、マスコミでも連日のように取り上げられるようになってまいりました偽装質屋の問題を取り上げさせていただきます。  実態は質屋さんを装ったやみ金融でございます。消費者庁も六月三日にこの問題での対応方針を、当面の対応方針を出されたところで...全文を見る
○大門実紀史君 なぜ質屋さんの営業許可取るかというと、貸金業法で利息が二〇%となっておりますので、ところが質屋さんは特例がありまして一〇九・五%という金利を取れるということがありますので、質屋さんの営業許可だけ取って実際にはやみ金が高利で貸し付けて、しかも高齢者の方々をターゲット...全文を見る
○大門実紀史君 もう警察の場合は、やはり被害が発生して、それを調べて、犯罪として立証して摘発、逮捕となるわけですね、これはまあ仕方がないと思います。問題は、できるだけ被害を防止するとか拡大させないという対策が重要で、その点では広報啓発も大事なんですけれども、各省庁でホームページで...全文を見る
○大門実紀史君 こう言っておけばすぐ逮捕されると思いますけれども、こういう、もう公然とやっているようなところは早く摘発してもらわないと、その分、これだけ宣伝してやっている分だけ相当被害者が出ているということを見ていっていただきたいと思います。  こういう、まだチラシをばらまいて...全文を見る
○大門実紀史君 それはもう頑張ってもらいたいと思いますが。  二つ目に、これ表面に出てくるのは、年金担保融資を借りさせるという手口なんですね。これ、どういうことかといいますと、年金を担保に融資するということは年金保険法で禁止されているわけですね。唯一の例外が厚労省所管の独立行政...全文を見る
○大門実紀史君 この犯罪というのは急速に広がっていますけれども、皆さんも対策をこれから、立て始めたばかりですので、急いで、効果のある対策として先ほど言ったことも含めて考えていただけたらと思います。  最後に森大臣に伺いたいんですけれども、そもそもこの根底にあるのは、年金の額が少...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
06月14日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第7号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日、朝から菅久審議官の答弁をずっと聞いていて、もう本当にどっと疲れたと思います。  ちょっと基本的な話を聞いてみたいんですけれど、そもそもこの法案が出てくる背景ですけれど、この十年来の様々な食品表示をめぐる事件があって、そういうことがず...全文を見る
○大門実紀史君 全体、全体的に。
○大門実紀史君 それで、先ほど斎藤さんから、それでこれからどうするかという質問があったわけですけれども、何かころころ変わって、何かぐちゃぐちゃ言ったかと思ったら、松田さんがすぐにはできないということを言ったと思ったら、検討だけは速やかにやると。よく分からないんですよね。  これ...全文を見る
○大門実紀史君 私は実はこう思うんですけれども、率直に言って、先ほど消費者庁の今の人数の体制の問題が出ましたけれど、今の人数で、府令、膨大な作業ですね、府令を作るのにですね。栄養表示義務も膨大な作業ですね。そういう、はっきり言って、体制上、マンパワー上、まずそれだけで、今でも毎日...全文を見る
○大門実紀史君 私は、本当に消費者庁が本格的にいろいろやろうとすると今の倍ぐらいの人数が必要じゃないかなと実は思っているんですけれど。その実情と、提案されている課題というのはみんな重い課題なんですよね。原産地の問題もそうですし、アレルギーのアレルゲンもそうですし、人の命にかかわり...全文を見る
○大門実紀史君 最初に申し上げました、今回の法案そのものが、消費者団体というか消費者側の皆さんがずっと繰り返し求めてきたことが先送りになったというのは、やっぱり一元化検討委員会のちょっと構成といいますか、もう少し、数の問題だけではないでしょうけど、もうちょっと消費者側の意見をきち...全文を見る
○大門実紀史君 その理解はもっと勉強してもらいたいんだけれどもね。  例えば今、あれですね、表示義務のあるのが七品目、任意表示、つまり表示を奨励しているものが十八品目の二十五品目ですか。先日、消費者庁から、ゴマとカシューナッツが入って二十七になる予定ですよね。  例えば、去年...全文を見る
○大門実紀史君 つまり、基本は、このアレルゲン問題、中食、外食もありますけれど、基本はアレルゲンというのは全てのものを表示してもらいたいと。それで、一番何にアレルギー反応するかは御本人とか保護者の方とか親御さんが分かるわけですから、それが一番大事なんですね。その上で、この食品の問...全文を見る
○大門実紀史君 是非、今後の検討課題になっているものの中でも緊急性のあるのは速やかに検討を開始していただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。
06月19日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第8号
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○大門実紀史君 本日は御苦労さまです。  まず、井上参考人と関参考人に、せっかくの機会ですから、ちょっと基本的なことをお伺いしたいというふうに思います。  私は、おととし、スウェーデンとベルギーに消費者問題の調査団で、参議院の調査団で行ってまいりまして、消費者団体とも企業家の...全文を見る
○大門実紀史君 井上参考人に伺いますけれども、事前にいただいた資料で、チェーンストア協会が自主的な取組をされておりまして、心から本当に敬意を表したいと思います。  ただ、今回、法律の義務化のこの流れが来たのは、やはり食品偽装事件がこの十年かなり相次いで、それと、やっぱりアレルゲ...全文を見る
○大門実紀史君 恐らくまだ、実行できないものを押し付けられるんじゃないかとか、何かまだそういう、何かあれですね、疑念が最初にあるのかなと思うんですけれど、実際、実行不可能なものが義務付けられるはずはないと思うので、そんな例はいまだ世界でもありませんから、そんなことは起こり得ないと...全文を見る
○大門実紀史君 ちょっと冒頭申し上げたとおり、そういう、何といいますか、疑心暗鬼といいますか、そういうものを是非取り除いていただいて、もうちょっと風通し良くしてもらって、消費者団体と事業者側とのですね、その表示の方も、本当に事業者側の皆さんも、疑心暗鬼から出発するんじゃなくて、実...全文を見る
○大門実紀史君 最後の質問でございますので、この偽装表示の問題で残された問題の一つとして、お酒の問題を取り上げたいと思います。  資料を今配っていただいていますけれど、今年の二月の二十六日に、浪花酒造というお酒の造り酒屋からおわびとお知らせという社告が出ました。この浪花酒造とい...全文を見る
○大門実紀史君 実は、私の本家も造り酒屋なんですよ。大阪の北河内で大門酒造というんですけど、安心して御用命いただければと思いますが。うちの大門酒造も、実は十年ちょっと前にこの新酒鑑評会で賞を取ったんですね。で、よく知っているんですけど、お酒というのは生き物でございまして、この浪花...全文を見る
○大門実紀史君 お疲れさまでした。終わります。
06月25日第183回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  もう森さんが全て言い尽くしましたけれど、今回の事態について簡潔に抗議の意思を含めて意見表明をしたいというふうに思います。  まず、自公、与党の対応でございますが、石井委員長の、今あったとおり粘り強い、本当に粘り強い与党に対する...全文を見る
11月06日第185回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今年八月に消費者庁から処分を受けました秋田書店の問題について取り上げます。秋田書店は、少年チャンピオンなどの人気漫画雑誌を出している大手の出版社でございます。  時間の関係でこちらで事件の概要を説明いたしますけれども、新聞記事が分かりやす...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  Nさんが病気休職されたのは、先ほど申し上げました二〇一一年の九月十七日でございます。今、次長からあったのは、不正は二〇一二年の四月、五月まで行われていたと。つまり、Nさんが休職された以降も半年以上この水増し行為が続いていたと。したがって...全文を見る
○大門実紀史君 消費者庁が内部告発された方を特定するようなことは言えないというのはよく分かっております。  ただ、Nさん自身は自分が内部告発したことを隠しておられません。言ってしまえば、去年の八月二十八日と十二月五日の二回、消費者庁に告発されておりまして、表示対策課景品・表示調...全文を見る
○大門実紀史君 もう一遍聞いていいですか。それはそのとおりなんですけれども、この裁判というのはどこかで行われていてコメントできないという種類ではなくて、消費者庁にも向けられているといいますか、そういう理解はされておりますか、この裁判の意味というものを。いかがですか。
○大門実紀史君 事務方とはお話ししていますけれども、これはそういう種類の裁判であるということはよく御存じだと思いますので、これ以上答弁を求めませんけれども、消費者庁に対する挑戦であるというふうにもとらえてもらいたいなと思っております。  これから消費者庁が、当然裁判入りますと証...全文を見る
○大門実紀史君 もう終わります。  とにかくこの読者、消費者を欺いて、事もあろうに、たった一人で不正をただそうとした若い女性を踏み潰そうとするというようなこの秋田書店の態度は、裁判をまつまでもなく、社会的に許されるものではないというふうに思います。  これはお願いですけれども...全文を見る
11月07日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門でございます。  大変初々しい質問が続いておりますけれども、大変勉強させていただきました。  今日は税の問題を中心に議論させていただきたいんですけれど、その前に被災地支援の予算要求、少しだけ聞かせていただきたいと思います。  被災地の事業所支...全文を見る
○大門実紀史君 これは、実は私もずっとかかわってきたんですけれども、被災地によっては、もう何もかも流された沿岸部の地域ですと、愛知さんよく御存じですけれども、これからかさ上げをして、その後そこに工場を建てるとかお店を建てるとなりますと、これから二年、三年、場合によっては五年近く先...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。よろしくお願いします。  では、本題の税の問題ですが、まず、恐らく結論は、先ほど大臣が言われたように、ほとんど認識は一致すると思うんですけれども、まず今の与党税制大綱でも、また安倍総理の会見でも、法人税の実効税率の引下げというのが打ち出さ...全文を見る
○大門実紀史君 提案の二枚目、三枚目には、社会保険料負担を含めたデータを用意しておきましたけれど、日本の個別企業で実際に見てみますと、もう一〇%、一一%しか負担をしていない大企業も実際にあるわけですよね。ですから、こういう資料だけで議論するのは危険だなと思いますし、それならばやっ...全文を見る
○大門実紀史君 通常、ヨーロッパは基本的にはそういう考え方で対応しておりますし、先進国の中では基本的にそういう対応をすべきだと思っております。  次に、こういう、何といいますか、税の引下げ競争といいますか、みんなで税の引下げ競争をやり始めますと、これ合成の誤謬に私なると思うんで...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  今、韓国とか中国とかアジアの関係の話もございましたけれども、経団連が言っているのは、最終的にはアジア近隣諸国並みの二五%まで実効税率を引き下げてほしいという要望が出されております。この実効税率二五%というのは、少なくとも三年ぐらい前まで...全文を見る
○大門実紀史君 先ほどOECDの租税委員会の議長に初めて日本人の方が就任されまして、浅川雅嗣さんですね。浅川さんは、麻生内閣で首相秘書官を務められた方ですよね。  浅川さんは、この前、日経新聞のインタビューで、OECDの中で行き過ぎた法人税引下げは有害だという認識は共通している...全文を見る
11月14日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○大門実紀史君 大門でございます。  法案については、今回幾つかの特会について改正が行われておりますけれども、必要な改正もあるというふうに思いますが、衆議院で我が党の佐々木議員が指摘しましたけれど、外為特会の民間業者への委託運用については危惧が払拭できないということで、残念なが...全文を見る
○大門実紀史君 これ、今おっしゃったように、一昨年ですね、円高対応ファシリティーというところから。で、ファシリティーの意味は、要するに何なんですか、これ。
○大門実紀史君 何かよく分からないんですけど、融通という意味じゃないんですかね。要するに、融通してあげるというふうな意味じゃないかと思うんですけれども、御本人も国際局も分かっていないということであります。  いずれにしても、私思うんですけど、政府の政策で片仮名が出てくるとうさん...全文を見る
○大門実紀史君 山崎さんも事務次官を目指しておられるんでしょうから、省益を守るというのは分からなくないですけれど、これは一年前にさんざん議論したんですけれど、要するに当時は、JBICが二〇〇八年に政策金融公庫に吸収されて、しかし、再び財務省の単独管轄下に置きたいということでJBI...全文を見る
○大門実紀史君 大企業の話はちょっとおいておいて、中小企業であってもMアンドAに国民の資金を使って支援するのはちょっと踏み込み過ぎじゃないかと、もう線を越えたんじゃないかと思っておりまして、ずっと指摘をしてきているわけでございます。  そのときの議論もそうですけど、いやいや、大...全文を見る
○大門実紀史君 時間が来ましたのでやめますけれども、要するに何が言いたいかというと、このファシリティーだけは、これは仕事のために組織があるんじゃなくて組織のために仕事をつくってきたとしか思えないそういう節があって、これこそ行政改革に逆行しているんじゃないかと。財務省、偉そうにほか...全文を見る
11月21日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門でございます。  私は、みずほも三井住友もありましたけれど、大銀行の中小企業あるいは個人に対する貸し剥がしとか取立てとか、あるいは優越的地位を利用した金融商品の販売とか、そういうことをこの委員会で取り上げてまいりましたし、三井住友もみずほも、うちの部屋まで来...全文を見る
○大門実紀史君 この間も指摘されていますけれど、会議に四回出られて、担当役員からそういうことが明示的に言及されなかったとか、いろいろ言い訳がましくおっしゃっているんだけれども、新聞のインタビューでも、知り得る立場だったけれども見た記憶がないとか、見たとしても提携ローンの仕組みとか...全文を見る
○大門実紀史君 反省だけじゃなくて、処分の在り方なんですけれど、これ、どういうわけなんですかね。会長を辞任する塚本さんと、佐藤さんは半年間無報酬ですか、この処分が違う理由は一体何なんですか。
○大門実紀史君 勝手な、本当に自分たちに都合のいい解釈ですよね、監督責任と執行責任と分けると。しかも、執行責任でいきますと、塚本さんが実際に、それは分かりますよ、塚本さんが頭取のときにほとんど起きて、あなたの場合は短いと。しかし、これは、反社会勢力との関係の場合は、たとえ一週間で...全文を見る
○大門実紀史君 塚本さんだって持ち株会社の会長にはとどまられるわけでしょう。要するに、そういうぬるいぬるいことをやっているから信用されないんですよ、そういうことをやっているから。塚本さんだって、もう持ち株の会長も辞めるというならまだ厳しいですよね。こういう、持ち株の会長をやらせて...全文を見る
○大門実紀史君 これ、お客さんの利便性っておっしゃいますけど、違うんじゃないですかね。  この仕組みそのものは、非常にみずほにとってはうまい仕組みなんですよ。これは、いざとなればオリコに代位弁済をさせられますし、残高をどんどん増やせる、これ、ちょっと特異な仕組みなんですよね。こ...全文を見る
○大門実紀史君 それで、私は、そういうものを今回に限ってオリコに代位弁済を求められましたですね、二百三十件ですね。これなぜ求めるんですか。なぜみずほの中できちっと、みずほとしても金銭消費貸借契約関係あるわけだから、なぜこういう社会問題になってきているものをオリコに代位弁済をさせる...全文を見る
○大門実紀史君 違うんですよ。だから、私が申し上げているのは、そういうことをやるべきではなくて、こういう、もう焦点になっている債権なんだから、自分たちだけ一旦きれいになって、オリコはグループの中だから、それをほっておくと無責任と言われるから一緒にやりましょう、じゃなくて、なぜちゃ...全文を見る
○大門実紀史君 いや、これは法的にみずほがやること可能ですよ。みずほとして反社債権と認められて、貸借契約あるわけだから、みずほとしてやること可能ですよ、法的にやろうと思えば。やれなくないですよ。何でやれないと言うのか分からないけれども、これは十分可能ですからね。それをやらないで、...全文を見る
○大門実紀史君 あっさりお認めになったわけですね。そういう三井住友に異を唱えた人までフラグを立てるということですね。内部告発あったから、今お認めになった、いいんですね、そういうことですね。
○大門実紀史君 じゃ、何ですか、銀行にクレーム付けた人はもうレッテルを張られるわけですね。そういう仕組みになっちゃっているんですね、やっぱり。おかしいじゃないですか、それは。おかしいんじゃないですか。  例えば、うちに相談があって、三井住友、金利スワップでひどい目に遭った中小企...全文を見る
○大門実紀史君 何度も申し上げますけど、まず、その反社データのつくり方ですけれども、最初はいろんな顧客の情報があって、まずちょっと何かいろんな情報で問題がある人にフラグを立てて、さらにいろんなまた情報を重ねていって反社会勢力と、暴力団関係とか、こうなるわけですけど、その最初の一番...全文を見る
○大門実紀史君 そういう極端な例を言っているわけじゃないんですよ、極端な例を。  例えば、共産党の国会議員に、自分の取引でみずほから、ありました、今までも幾つもありましたよ、幾ら言ってもひどい取立てを受けていると、相談にも乗ってくれないと。で、うちの部屋に来てもらって、今日もい...全文を見る
○大門実紀史君 そんなことは申し上げていません。そんなふうに簡単にやったらもう取引先なくなっちゃうんじゃないかと思いますから、そういうことを言っているわけじゃなくて、やっぱり厳しい、直面して、どうしてもいつも相談しても乗ってもらえないということでかなり、みずほならみずほに何度もお...全文を見る
11月27日第185回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○大門実紀史君 大門でございます。今日は、お忙しいところありがとうございます。  まず、大石参考人に伺います。大石参考人は、うちの兄貴と大学が同窓で大変お世話になった中でちょっと質問しにくいんですけれども、これも仕事でございますので、御理解をいただきたいと思いますけれども。 ...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、そういう議論を正面からやればいいのに、防災にかこつけてというのがちょっと違うと。大体、災害特別委員会でやるテーマなのかということを私は思っているんですね。  そうはいっても、実際問題、大石参考人、大石参考人いらっしゃいましたけど、関係省庁の連絡会議では...全文を見る
○大門実紀史君 中林参考人に伺います。  防災といえば何でも幾らでも公共事業をやっていいのかということにはならないと思いますし、そのやり方も、数百年ですか、数百年に一度の災害に備えるのか、あるいは百年に一度に備えるのか数十年に一度に備えるのかで、幾ら掛けて何を造るか変わってくる...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。終わります。
11月27日第185回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今日は、経済団体から懸念が出されている乱訴の問題について質問をいたします。  今回の法改正が違法な企業の行動をなくすことにつながりますと、逆に真面目に頑張っている企業にとってはプラスになる、業界の健全な発展にもなると、ですから、今回の法案...全文を見る
○大門実紀史君 配付資料を用意しましたけれども、まず指摘しなきゃいけないのは、経済界、そういう懸念を示されるような一部の経済団体に知ってもらいたいのは、日本は先進国の中で遅れているということなんですね。こういう損害賠償など金銭に係る集団訴訟制度、先進国、EUの各国では当たり前で、...全文を見る
○大門実紀史君 まあ分かりやすく言えば、これから具体化、そういうのがあるかも分かりませんが、不当にみだりにやるようなことが乱訴でありまして、そういうことはあり得ないという概念だと私は思っておりますし、実は、この新経済連盟の方々と一時間以上、私、じっくり話をしました。その上でお聞き...全文を見る
○大門実紀史君 次の懸念されている部分ですけれども、(2)ですけれども、要するに、訴訟の対象となる外延が不明確。つまり、現行法案の勧誘を助長する者、これがどこまで入るのかということを懸念されているわけでございます。この勧誘を助長する者というのはどういう者を想定されているのか、伺い...全文を見る
○大門実紀史君 そうですね。例えばテレビCMで、ある商品が後で大規模な被害を起こしたと、それはテレビでCMで宣伝されていたと、そういうケースの場合ですけれども、これは一般的にはテレビCMの広告会社とかテレビ局がこの助長した対象にはならないと。ただ、故意に、故意にといいますか、分か...全文を見る
○大門実紀史君 そこのところが、この新経済連盟が一番この法案に反対も含めて懸念されていたところだと思いますので、割と彼らもすっきりしたのではないかというふうに思います。  この要望書の三番目なんかになると、乱訴したらペナルティーを付けろというのは、これはもう過剰反応だと思います...全文を見る
○大門実紀史君 よく分かりました。つまり、こういう消費者団体がこの仕組みでもうかると、もうかるとどんどん乱訴しちゃうんじゃないかという誤解と不信感があってこういう項目になっているわけですが、今の説明が伝われば誤解は解けるんではないかというふうに思います。  もうこの要望書全て、...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 大門です。  本題に入る前にといいますか、本題の一部なんですけれども、先週の、先ほども大塚さんからありましたが、参考人質疑の中で、私が三井住友とみずほの頭取に、反社会的勢力より広い概念なんですけれども、予備軍と言われておりますけれども、不芳属性情報と言うらしいん...全文を見る
○大門実紀史君 いやいや、大塚議員にまで違う説明しているわけだから、確認をしてくださいと言っているんです、私が今日言ったことを。いかがですか。
○大門実紀史君 もう時間がありません。  本題というのは、警察庁、わざわざ来てもらってありがとうございます、これは銀行の方々と話をしたんですけれども、警察の情報共有がそう必ずしもうまくいっていないと。警察が金融機関に暴力団関係問い合わせて、金融機関は真面目に答えるわけですけれど...全文を見る
○大門実紀史君 よろしくお願いします。これで終わります。
○大門実紀史君 大門です。お疲れさまです。  この間、国際課税の問題を何回か取り上げてまいりました。この点ではもう麻生大臣と大体意気投合するわけですけれども、今日は、少し専門的になりますけれど、新しい課題になっているところを触れたいと思います。  お配りしました資料の一枚目が...全文を見る
○大門実紀史君 田中さん、せっかく図解を用意したんですよね。これに基づいて説明してもらうと分かりやすかったかなと思うんですよね。  要するに、もういいです、私が説明しますけれども、仮に国内の親会社があったとして、そこで百円で仕入れたものに利益は十円だけ乗っけて海外の子会社に百十...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  ですから、A社からL社に、その無形資産ですね、知的財産権などを、本来、例えば百億の価値があるものをL社に譲渡したと、ところが実際には五十億しかL社からA社は受け取らなかったとしたら、このL社のところに差引き五十億の超過利潤が留保されると...全文を見る
○大門実紀史君 それで、どう対処していくかでいきますと、ちょっとやっぱり、おっしゃるとおりアメリカで起きていることが多いので、アメリカが先にいろいろ考えているなというのが最後の資料でございます。  これは二〇一四年度の予算教書ですね。オバマさんが議会に出したものですね。何を言っ...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、先ほど大臣が言われたように、この点でも日本がイニシアチブを取って進めていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。
11月29日第185回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第5号
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○大門実紀史君 お忙しい中、ありがとうございます。大門です。  この法案に異論を唱えておられるのは大体経済界の方なんですけれども、私もこの間、懇談をしてきましたが、ただ、土屋参考人、大の経団連が何かこの法案ごときでびくびくされるのがちょっと違和感あるんですよね。過剰反応じゃない...全文を見る
○大門実紀史君 本当に、当然そういうことだというふうに思います。  三木先生に伺いたいのは、この土屋参考人の要望の、懸念点の二番目なんですけれど、これは実は新経済連盟からも、第一段階で授権が全くないのに訴訟が起こせるのは幾ら何でもおかしいんじゃないかという意見がありまして、この...全文を見る
○大門実紀史君 三木先生の論文も読ませていただきましたけれども、外国に比べて今回の集団、日本のこの制度は、かなり対象者も対象事案も限定的なものだと思います。それにもかかわらず、これは新経済連盟からの、何といいますか、懸念、要望といいますか、出されて、これもこの前委員会では質問した...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
12月03日第185回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
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○大門実紀史君 おはようございます。日本共産党の大門です。  質問の順番の御配慮をいただき、本当にありがとうございます。  早速質問に入りますが、そもそもこの法案、よく中身を吟味いたしますと、単に防災・減災というだけではなく、今後の公共事業の在り方を左右する重大な法案だという...全文を見る
○大門実紀史君 まあ、よく分からないんですけれどもね。  公共事業をこれからどうするかというところの議論だと思うんです。例えば、二階先生来ていらっしゃいますけれども、二階先生が経済産業大臣のときに何度か質問をさせていただいて、中小企業の方々の仕事をきちっと確保したいと、そういう...全文を見る
○大門実紀史君 お互い、今政治家同士の議論ですよね。恐らく今まで、質問されてちゃんと答えない、そういう答弁者を何人も相手にされてきたと思うんですよね。私聞いたことに、ストレートにそれだけ答えてもらえませんか。周りのことを言われて、結局聞いたことに答えていないんですよね。  住民...全文を見る
○大門実紀史君 全体として、脆弱性の評価のところに、評価するところで聴こうというふうになっていないですよね。聴くことはできるというところでございまして。私が言っているのは、本体の評価のところで聴く仕組みがないのではないかと指摘しているわけでございます。  もう一つは、この目的そ...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃりたいことは、国土を強靱化するというか防災を強めれば、結果的に我が国の安全性が高まって、国際的な評価が高まってあるいは諸外国から投資を呼び込むこともできる、それが国際競争力につながると、簡単に言えばそういう話だと思うんですけど、実は今まで逆のことをやってき...全文を見る
○大門実紀史君 まあ現場はこういうことなんですよ。  これは、自民党の国土強靱化法案が出た後、そして今回の法案が修正も含めて出てきたときに、もうわあっと、結果的に言えば、いろいろ言っても、こういうかつて凍結されたような大型プロジェクト、全総計画、全総というのがありましたけれど、...全文を見る
12月03日第185回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○大門実紀史君 大門でございます。  やっとこの法案がこの後、採決、可決されるということで、いろいろありましたけれども、本当に全党の皆さんの努力の結果だというふうに思います。民主党の皆さんも、今日はほかの委員会、欠席しているところもありますけれども、ここだけはきちっと出てこられ...全文を見る
○大門実紀史君 今審議官からあったとおりでございまして、まず、もちろんカネボウに対して本訴をやることは幾らでも可能なんですけれども、この集団訴訟制度が今の、今回の法案がどこまでこの場合役に立つかというと、ほとんど役に立たないと。賠償相手もカネボウじゃなくて、製造会社のカネボウじゃ...全文を見る
○大門実紀史君 いや、それは分かっているんですよ、そういう規定になっているということは。  じゃ、もう大臣にお聞きしますけれども、山田先生からもありましたけれども、やっぱり待っていると干からびてしまうと私は思うんですね、この制度というのは。本当に、三年、三年と言わないで、検討す...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
12月05日第185回国会 参議院 国家安全保障に関する特別委員会 第14号
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○大門実紀史君 お忙しい中ありがとうございます。日本共産党の大門実紀史でございます。  まず一言申し上げたいのは、今回のこの地方公聴会の開催、その強引な決め方に厳重に抗議をしておきたいというふうに思います。ただし、この重大な法案に対して、先ほどございましたけれども、国民の八割は...全文を見る
○大門実紀史君 私は、被災地福島には何度も行っているんですけれども、今先生からあった福島の問題で損害賠償の裁判の弁護団もやられているということで、様々なことをあの原発事故についてお考えかと思いますけれども、私はこの問題一番懸念したのは、原発事故情報が特定秘密というふうにされたとき...全文を見る
○大門実紀史君 次に、適性評価の問題で川上公述人に伺いたいと思うんですけれども、実は先日、我が党の仁比聡平議員が国会でこのことを具体的に聞いたんです。そしたら、特定秘密を扱う者は行政も民間も区別なく、銀行あるいは病院、そういう情報も全ての団体にプライバシーが照会をされて、それに答...全文を見る
○大門実紀史君 山崎公述人に伺いますけれども、前提として何が秘密かを行政の長が、政府が決めてしまうということの前提でいくと、こういう適性評価でプライバシーがどんどん把握されてしまうというのは大変これ基本的人権からも大問題だと思いますが、いかがお考えでしょうか。
○大門実紀史君 山崎公述人の最後のところ、ちょっと時間が少なくてお話が若干できなかったのかも分かりませんけど、今の関連もあるんですけれども、刑罰の構成要件が大変不明確だというのがありますよね。例えば、この法律に抵触したということで起訴されたと、山崎先生が弁護されると。弁護しように...全文を見る
○大門実紀史君 最後に伊東公述人に伺います。  様々御意見がある議論が続いてまいりましたけれども、国会でも、この法案に修正したり協力してきた政党まで、もう今ここまで来ると、もういかにもちょっと、実はあした採決みたいな話があるんですけれども、ちょっと幾ら何でも、まだ理解も、いろい...全文を見る
○大門実紀史君 時間になりました。  そういう懸念があるからこそ、あした、あさってとかいうことをやるべきじゃないと思っているわけでございます。  ありがとうございました。
12月06日第185回国会 参議院 本会議 第13号
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○大門実紀史君 日本共産党を代表して、森まさこ大臣の問責決議案に賛成の討論を行います。  森まさこさんとは、貸金業法の改正を始め、消費者被害をなくすために共に力を合わせた間柄であります。こういう形で討論をしなければならないことを心から残念に思っております。  我が党が賛成する...全文を見る