大門実紀史

だいもんみきし

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

大門実紀史の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月25日第190回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○大門実紀史君 大門でございます。  麻生大臣、しばらくぶりでございます。またよろしくお願いしたいというふうに思います。  今日はタックスヘイブン問題を取り上げたいと思いますけれども、パナマ文書をきっかけに、タックスヘイブンを使った、ペーパーカンパニーを使った税逃れの問題が大...全文を見る
○大門実紀史君 それで、パナマ文書は、タックスヘイブンのペーパーカンパニーの内部告発が新聞社に行って、世界の報道機関が金融の問題を含めて調べて暴露してということで、各国首脳まで及ぶ大変な問題になってきているわけですね。  ただ、個人の政治家の問題とかがクローズアップされておりま...全文を見る
○大門実紀史君 もちろん、資産隠しとか匿名性とか、あるいは会社を設立しやすいとか、これそのものもうさんくさいんですけれども、一応いろんな要因があるのは事実ですけれども、しかし、やっぱり税金の問題が最大の動機だということは財務省も指摘しているわけであります。  なぜかというと、先...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、日本の企業はケイマン諸島に膨大な金額を、次の資料にありますけど、六十三兆円も証券投資をやっている、ほとんどペーパーカンパニーだということなんですね。  さらに、その中身はどうなっているかというのが、これも資料がちょっとややこしいので結論だけ申し上げます...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。ありがとうございました。
04月26日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○大門実紀史君 大門でございます。またよろしくお願いいたします。  先ほど大塚さんからもありましたが、タックスヘイブンの問題で、昨日、決算委員会でタックスヘイブン、質問させていただきました。もう税逃れは許さないという麻生大臣の踏み込んだ決意も聞かせていただきました。  ただ、...全文を見る
○大門実紀史君 佐藤さんはよくしゃべられますけれども、そんな難しい話じゃなくて、ここで言っているのは。簡単に言いますと、大塚さんの資料、私も昨日配らせてもらって、なぜペーパーカンパニーが増えているのかという質問を昨日したんですよね。タックスヘイブン税制がありますから、基本的には税...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃったような面もあるんですけれども、そもそも今のタックスヘイブン税制というのは、日本の親会社がその子会社の株式の保有を五〇%を超える保有をしている、そのケースだけが対象になって、なおかつ実体がなければペーパーカンパニーと。ところが、もうこのタックスヘイブン関...全文を見る
○大門実紀史君 おっしゃるとおり、そういう方向で検討してもらいたいと思います。  とにかく、このBEPSの先ほど申し上げましたAの柱は大変重要な方向を示しているというふうに思いますので、もう大臣には質問をする時間ありませんけれども、是非頑張っていただきたいということを申し上げて...全文を見る
05月10日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○大門実紀史君 ちょっと与党席が少ないようですけど、自民党席ですね、法案審議ですからきちっとした対応をされるべきだと申し上げておきたいと思います。  今回のJBIC法案、個々の問題もありますけれど、やっぱり少し大きな流れと国際情勢を見て判断すべきではないかと思います。  一つ...全文を見る
○大門実紀史君 世界の国際金融がどういうふうになっているか議論すれば時間なくなってしまうわけですけれども、別に私はJBICが必要じゃないと言っているわけではないんですよね。今の流れの中で仕事をつくろうというその姿勢がいかがなものかというふうに思っているわけでございます。  それ...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
○大門実紀史君 反対の討論を行います。  本法案は、自己資金の豊富な大企業への不必要な融資が促進されるなどの問題点がありますが、何より今、特にアジアで進んでいるある意味で異常なインフラ輸出競争の激化の流れにただ乗り遅れまいとするもので、JBICを通じて公的資金を泥沼競争につぎ込...全文を見る
05月11日第190回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第8号
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○大門実紀史君 大門でございます。  法案に入る前に、地方創生との関連ですけれども、消費者庁、国民生活センターの移転問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。  国民生活センターの移転の方なんですけれども、センターの行っている研修をテスト的に徳島県内でやってみ...全文を見る
○大門実紀史君 川口さん、問題って分かっていますか、私が指摘していること。全国研修なのに徳島から五十人で、格好付けてね。  しかも、今、えっとびっくりするようなことを言われましたけど、御案内をして、資料にも、配付はしておきましたけれども、そうなんです、御案内しているんです、お願...全文を見る
○大門実紀史君 その知事からの御案内の方を問題にしているわけですね。  これはちゃんと書いてあるんですよ。国民生活センターの移転を提案していて、テスト的に始めます、協力してくださいと。言ってみれば、このテストの結果悪かったら徳島でやらなくなるから協力してくれという文書ですよね。...全文を見る
○大門実紀史君 積極的に受講いただきたい、格別の配慮をお願いしたいというのを大臣の名前で出されていて、その結果が、大臣から来れば一人ぐらいは出さなきゃいけないんじゃないかとかいって、西日本の方はまだ付き合いで一人ずつ出したりしているんですけれども、東日本は無視していますけれど、そ...全文を見る
○大門実紀史君 川口さんとは消費者庁をつくるときからの長い付き合いですから、本当はこんなこと、消費者庁移転なんかしてほしくないと思っていらっしゃるんだというのはよく分かっているんですけれども。だから、立場上答えにくいといいますか、答えなきゃいけなくて答えていらっしゃると思うんだけ...全文を見る
○大門実紀史君 そうじゃないですよね。河野大臣は予断を持ってやっているから、こういう指示を出してわざわざ参加者を増やそうとされているんじゃないですか。予断を持たないならば普通の案内でやればいいのに、大臣としてわざわざ出てくれと、これは予断を持っているからじゃないですか。何としても...全文を見る
○大門実紀史君 もう何回言っても分からないですね。参加者のカウントも重要な要素なんですよ、試験的に。その数を集めてくれと、数を出してくれという要請文書だから問題だということを申し上げているので、よく理解して御答弁いただきたいというふうに思います。  もう時間が来たので、続きは次...全文を見る
○大門実紀史君 反対討論を行います。  反対理由の第一は、地方版ハローワークの創設です。  この間、地方主体の職業紹介事業を進めようとした自治体もありましたけれども、職業紹介のノウハウ、十分な体制がなく、結局、民間人材ビジネスへの依存を強める結果となり、労働者の権利などが十分...全文を見る
05月12日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○大門実紀史君 大門でございます。  うちは元々、黒田総裁の就任には反対でございましたし、反対しておいて良かったなというふうに思っております。異次元緩和については、もう最初からといいますか、始める前からといいますか、問題点を指摘してまいりましたし、お辞めになるべきだということも...全文を見る
○大門実紀史君 前回のときの最初のサプライズはいかがなものかというときに、黒田さんは、御指摘の意味は分かりますので、そうならないようにということもおっしゃっていたにもかかわらず、このマイナス金利でいえば、大久保さんが予算委員会で指摘されているのを見れば、もう国会答弁の翌日にはマイ...全文を見る
○大門実紀史君 本当に不誠実ですよ、答弁が。聞いてもいないことを長々、周りのことを。  私が申し上げているのは、そういう結果的にサプライズになっていることについて国会審議についていかが思われているのかということを聞いているわけでね。いいんですか、国会で何言おうと、いろいろあった...全文を見る
○大門実紀史君 お分かりですよね、欧州の中央銀行、FRBが。あそこだってみんな会議やって決めますよ。全然違うことを言っておいて全然違う方向を出すということはないようにみんな気を付けているんですよ、世界の中央銀行は。そのことを申し上げているわけですね。手続の話をしているわけじゃない...全文を見る
05月18日第190回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第10号
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○大門実紀史君 大門です。  今や悪徳商法の最大のターゲットが高齢者ということであります。したがって、今回の法改正でいえば、特商法、高齢者に対する訪問販売、電話勧誘販売などをどう規制していくか、被害を防止するかが課題だったはずだと思うんです。ところが、専門調査会でいろんな議論が...全文を見る
○大門実紀史君 こういうことなんですね、ある訪問販売業者が、その人にとっては特定の人に二回行くか行かないかと、ところが、受け取る方は、誰が来ても誰でもお断りだということなんですよね、という意思表示になるわけですね。分かりますか。その人についてだけ二回言われて、もう一回断って二度と...全文を見る
○大門実紀史君 もう一つ、私もこの委員会で何回も取り上げてきている問題で、特商法の関係でいきますと、マルチ商法に関することなんですけれども、今どんな手口が広がっているかというと、学生、大学生なんか相手に、いろいろあるんですけど、消費者庁で業務停止命令を出した例でいきますと、投資用...全文を見る
○大門実紀史君 今回の特商法の改正の中には、これに対する対策というのは特に入っていませんですよね。  それで、これはどうすればいいかというと、特商法の第三十四条の、やってはいけない禁止行為に新たに加えるということ等が考えられるわけでありますけれども、それだけ被害が間近で広がって...全文を見る
○大門実紀史君 そうですね、是非その検討を進めていただいて、すぐ、できるだけ早く措置できるようにお願いいたしたいと思います。  この場合は、マルチ商法、連鎖販売取引の契約そのものを無効にするということもしなきゃいけないんですけど、借金だけ残っちゃうんですよね、御本人は。だから、...全文を見る
05月23日第190回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○大門実紀史君 日本共産党の大門実紀史でございます。  決算委員会ですので、税金の取り方、税収に関わる問題として、今話題のタックスヘイブンについて取り上げたいというふうに思います。  まず、先ほど指摘もありましたけれども、今、貧困と格差が広がっております。資料も用意いたしまし...全文を見る
○大門実紀史君 その国際協調は後でまた質問したいと思いますが。  このパナマ文書とか、今まで、これが初めてではありません、タックスヘイブンではいろんな指摘がありまして、名前が出てくる大金持ちや大企業は、合法的にやっているんだ、脱税ではないんだというふうに反論してきましたけれども...全文を見る
○大門実紀史君 全て課税されているわけではないですよね、数字からいってもですね。  どうやって課税逃れをしているのか、いろんな金融機関なり専門家の、関係者の証言も含めて一つ分かりました。広くケイマンで使われている仕組みでございます。パネルにいたしましたけれども、これ、テレビ初公...全文を見る
○大門実紀史君 総理は、これからサミットの場でこういう議論もあるのかと思いますけれども、OECDはずっと租税委員会に日本の財務省から人を出してずっとリードしてきたことは確かなんですね。そのときにやっぱりなかなか、日本の財界も反対しているというのがありますけれども、なかなか前に進ま...全文を見る
○大門実紀史君 そういうふうに頑張ってもらいたいと思うんですけれども、今の日本の税制がざるになっているという一つの典型なんですけど、ケイマンのペーパーカンパニーにきちんと課税すれば、はっきり何兆円出てくるという数字はマクロでしかないんですけれども、少なくとも、消費税の増税しようと...全文を見る
○大門実紀史君 よく消費税は社会保障のためという議論が先ほどもありましたけれど、消費税を幾ら増税しても社会保障は良くならなかったというのが国民の実感ですよね。  その根底に何があるかというと、結局、消費税導入して増税してきましたけれど、その税収が結果的に、やっぱり法人税の減税分...全文を見る
05月24日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○大門実紀史君 大門でございます。  今回の法案で、銀行の持ち株会社のグループの中の業務の効率化あるいは経営の効率化ということがあるわけですけれども、これが地方銀行の再編統合を促進するのではないかという意見が、それは、それに資するものだという賛成の意味と、まずいんじゃないかとい...全文を見る
○大門実紀史君 そうならばまだいい方ですけれども、そうじゃないですよね。  ここに各地銀の海外提携戦略ありますけれども、地元企業が出ていくときに支援するじゃなくて、もう直接向こうのいろんな金融機関と提携する、協定結ぶと。それが、日本から、例えば東北の企業が出ていくときの支援じゃ...全文を見る
○大門実紀史君 そういう地方銀行や金融機関あるんですよね、一生懸命地域のために。そういうところが、グループ内がいろいろやれるというところのこの法改正の影響をどう受けていくのか、心配の声も上がっていたりするんですよね。そこはちょっといろいろ丁寧に考えていただきたいなと思っております...全文を見る
○大門実紀史君 その辺までは、私にも最初、これを使っていると言いませんでしたけど、説明したのはそこまでなんですね。  ところが、国税庁を含めていろいろ関係者の話を聞きますと、それだけではないというところがありまして、今、遠藤さんが言われたスキームはありますけれど、もう直接ファン...全文を見る
○大門実紀史君 反対の討論を行います。  銀行あるいは銀行持ち株会社による事業会社への出資制限を緩和する目的は、金融・IT関連企業に出資できるようにすることにあります。これは、金融・IT関連企業の青田買いを進めたいという銀行業界の要求に基づくものだという指摘もあります。いずれに...全文を見る
10月11日第192回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○大門実紀史君 先日、我が党の小池晃議員が取り上げました白紙領収書の問題で質問いたします。  この問題はマスコミでも大きく取り上げられて、なぜ大臣や国会議員だけが白紙の領収書を使っていいのかと怒りの声が広がっております。  国税庁に聞きますけれども、まあ大臣がやっているくらい...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、白紙の領収書のやり取りなど世間では通用しないということであります。  先日の質疑では、各大臣から言い訳と開き直りの答弁が続きました。しかし、そもそも国会議員や大臣なら白紙の領収書を使っていいなど、法律のどこにも書いておりません。  改めて聞きますけど...全文を見る
○大門実紀史君 資料に条文を用意いたしましたけど、このまま普通に読みますと、お金を出した方、支出した者が、目的、金額、年月日を記載した、既に記載してある領収書を徴する義務、もらう義務があるというのは、そういうことが書いてあるというふうに解釈が普通じゃないんですか、総務省。
○大門実紀史君 そのことは後で取り上げます。  資料の次の段の(1)に、総務省の手引で領収書についての解説を付けておきました。総務省、ちょっと読んで説明してください。
○大門実紀史君 先ほど適正化委員会は一つの見解だ云々言いましたけれども、そんな軽いものですか。この適正化委員会はどういうふうに政治資金規正法で位置付けられていますか。
○大門実紀史君 この適正化委員会は、二〇〇七年の改正で大変重要な組織として位置付けられております。  じゃ、何ですか、この総務省の手引というのはただの参考ですか。従わなくていいんですか、これ。
○大門実紀史君 いや、だから、従わなくていいんですか、この手引。一般的な見解で、聞いておくだけでいいの。はっきりしなさい、はっきり。
○大門実紀史君 とにかくこれ、皆さんが出している手引で、これを使って判断してくれって出しているやつなんですよね。  ちょっと、次の(2)と(3)に、後から領収書に書き加えていいのかというところが書いてあります。これ、所管ですから、高市総務大臣、読んで説明してください。
○大門実紀史君 この適正化委員会のメンバーは総務大臣が任命されているんですよね。その方に出してもらったやつだから、それを一般的な見解と言ったら大変なことになるんじゃないですか。これから何も出してくれなくなりますよ、見解。  申し上げたいのはそんな細かい話じゃないんですよ、そんな...全文を見る
○大門実紀史君 何も分かっていらっしゃらないですね。  金額の追記を、わざわざないのは、金額の追記なんてすることがあり得ないからなんですね。なぜならば、金額の追記というのは最も不正の可能性を含むんですよ。水増ししたらもう一発アウトですよね。たとえ金額が正しくとも、相手が書くべき...全文を見る
○大門実紀史君 国会議員のパーティーとか受付とか、そんな話はしない方がいいですよ。何で国会議員だけ、だからって認められるんですか、白紙が。秘書にやらせればいいじゃないですか、そのお金の処理とか受付。中小企業の社長なんかは秘書さんもいないし、もっと忙しいですよ。そんな中でもみんなそ...全文を見る
○大門実紀史君 新しいルールも何も要らないんですよ。今の法律を守ればいいだけのことなんです。法改正も何も要らないんですよね。  私、稲田さんは、稲田大臣は、いろいろ言いながら、結局、我が党や赤旗の指摘に基づいて、指摘されたからといってちゃんと金額を印字する領収書に変えたり努力を...全文を見る
○大門実紀史君 開き直って自分の責任を転嫁すると、こんなことが許されていいのか。総理、一言だけお願いします。
○大門実紀史君 終わります。
10月27日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○大門実紀史君 大門です。  今日は研究開発税制について質問をさせていただきます。  本題に入る前に、今資料を配っていただいておりますけれども、研究開発、研究とは何かというそもそも論について少し触れさせていただきたいと思います。  東工大栄誉教授の大隅良典さんが先般ノーベル...全文を見る
○大門実紀史君 是非、本当に重視、重点化と言っていいぐらい力を入れていっていただきたいと思います。  そういう全体像の中で、研究開発減税のことなんですけれども、この研究開発減税は、もう我が党は最初から言ってきましたけれど、今やもうほかの党の皆さんもマスコミも、余りにも減税額が巨...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  星野さん、あれですね、主税局長なられたんですね。頑張ってくださいね。いや、長い付き合いで、立場は違いますけど、頑張ってください。  要するに、研究開発費の総額を基に税額控除するというところがいろいろポイントに後からもなってくるんですけ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  三枚目にグラフにしたわけでございますけれども、要するに減税の恩恵は九割以上大企業にもたらされているということであります。上位十社で、これは資料四枚目ですけど、四割近くを占めて、上位三社、これは実はトヨタ、日産、ホンダのことであります。こ...全文を見る
○大門実紀史君 今、星野さんおっしゃった二つ目のところが大きいかなと思うんですけれども、平成二十五年、二〇一三年度改正で、要するに税額控除、控除できる額を、法人税額の、それまでは二〇%以上は駄目よとなっていたのが三〇%まで大丈夫ですよというふうに引き上げたことであります。  こ...全文を見る
○大門実紀史君 まだ、二〇一三年の改正ですから、そう検証はされていないというか、検証は難しさはあるとは思うんですけれども、今おっしゃったような話だと、もう上限に達しているから上限を上げてあげたんだということと、そのいわゆる研究開発の促進との関係は、上限が達しているから上げてあげた...全文を見る
○大門実紀史君 中身は後でまた質問しますけれども、この経産省の要望どおり改正が行われた場合の減税見込額について経産省は試算を行っておられます。大企業向けどれぐらい減税になるか、中小企業向けどれぐらい減税になるか、それぞれの見込額とその中の大企業の割合について、経産省の試算をちょっ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  これが、先ほど配ったグラフの一番右側にあるのが経産省の試算であります。経産省の要望どおりまた研究開発減税実施すると、更に減税額が増えて大企業の割合も増えるということでございます。  先ほど申し上げたとおり、研究開発減税というのは、今や...全文を見る
○大門実紀史君 いや、だから要望をそのまま出してくるんですか、皆さんは。要望をそれはしますよね、各団体は、いろんなことをやってほしいと。それをそのまま出してくるんですか、経産省というのは、国の財政事情も考えずに。この間の総理の発言とか麻生大臣の発言とか、何も考慮せずに増額して出し...全文を見る
○大門実紀史君 僕もレクで聞いたんですけれども、分からないんですよ。飲食サービスで、具体的にどんなことですか、飲食サービスで何をやるんですか。
○大門実紀史君 要するに、従業員の人にセンサー付けて歩かせて、それがどうしたら効率、そのセンサーという機器とかそういうものは研究開発の今でも対象になっているわけですね。それに加えて、何、その人が歩いてお店の中で効率的に動いたかどうか、動いているかどうか、そういうことを研究する、そ...全文を見る
○大門実紀史君 何度聞いても分かんないんですけれどもね。  要するに、今おっしゃった飲食サービスというのは、今関西中心にやっているがんこという居酒屋さん、おすし屋さん、チェーン店があるんですよね、そこで試験的にやっていることをわざわざ取り上げてきているんだけれども、それは後から...全文を見る
○大門実紀史君 技術を活用したサービスの改善ですね。この技術を活用する、技術に関する先ほど出ましたセンサーとかいろんなロボットとか、これは既に対象になっておりますが、それを活用したサービスの改善の研究まで対象にしろと。で、具体的に何ですかと言ったら示せませんと。具体的には何も示せ...全文を見る
○大門実紀史君 サービスという分野は物より人が動く業態でありまして、その改善に関する研究といいますとつかみどころのない世界に入ってくるわけでありますので、本当によくよく精査しないと何かあれもこれも研究開発の減税の対象になりかねないというようなことはありますので、慎重に検討してもら...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、私の方で解説しますけど、要するに書いてあるのは、税額控除が結果的に補助金と同じ効果を持つと。研究開発の増加のインセンティブとしてどうかという疑問ですよね。総額に対して、増えたかどうかというよりも、とにかく総額に対して税額控除ですから、これは結果的に補助金と同...全文を見る
○大門実紀史君 しっかり検討していただきたいと思います。  終わります。
11月09日第192回国会 参議院 本会議 第9号
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○大門実紀史君 日本共産党を代表し、消費税増税延期法案に関連して質問をいたします。  日本経済が停滞から抜け出せない最大の理由は、経済の六割を占める個人消費の低迷が続いていることです。九月の家計調査を見ても、うるう年で二月が一日多かったためにプラスになったことを除くと、十三か月...全文を見る
11月14日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○大門実紀史君 総理は、十七日にアメリカのトランプ新大統領と面談をされます。TPP脱退を宣言してきたトランプ氏がどういう姿勢を示すのかが大変注目が集まっているところであります。与党の皆さんから楽観的な、あるいは希望的観測の話もありましたけれども、そう甘くはないのではないかと思いま...全文を見る
○大門実紀史君 朝から同じことを繰り返されておりますけれど、もうそういう状況ではないと私は思っておりまして、個々には後で取り上げますけれど、要するに、TPPはそんな経済成長の柱に、目玉になるようなものではないと思います。国民の雇用、賃金を抑え込んで、日本農業に壊滅的な打撃を与えま...全文を見る
○大門実紀史君 もう少し具体的にそれでは質問したいと思いますけれども、今日も何度も出てきましたけれども、自由貿易対保護主義というようなそんな単純な話ではなくて、自由と公正ですか、度々おっしゃっていますけれども、これは誰にとっての自由なのか、誰にとっての公正なのか、このことが今問わ...全文を見る
○大門実紀史君 報道ではそうなっておりませんけれども、外務省の先日のレクでもそうはなっておりませんけれども、要するに、一番新しい話が、十一日ですね、アメリカ大統領選挙の後の十一日に、EUの貿易相の会合でTTIP交渉を凍結するということが話し合われております。これは、フランスでは八...全文を見る
○大門実紀史君 私たちも自由貿易の全て、グローバル化の全てを否定しているわけではないんです。今、余りにもその自由貿易のルールが多国籍企業を中心に作られていて、いろんな国民の被害が起きている、各国の国民の被害が起きているということでありまして、何といいますか、人間あっての経済でござ...全文を見る
○大門実紀史君 これ、大変問題があるんですよね。  まず、この試算は、実際に人々の生活や暮らし、人々の苦しみやその時間というものは全くカウントされておりません。説明書きにもあるとおりなんですけれども、これは、TPPに参加する前の状態と、TPPが発効して、いろいろあって、新たな成...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、これは宣伝するような中身ではありませんので、申し上げておきます。  もう一つは、輸出が伸びれば国内の雇用や賃金が上がるんじゃないかというような話を一般的に言われておりますけれど、本当にそうなのかということで、ちょっと自動車産業の例を見てみたいと思います...全文を見る
○大門実紀史君 とにかくトレンドで見ていただきますと、輸出が伸びても、海外生産が増えるだけ、国内生産は横ばいと。これは生産拠点を海外へ移しているということがあるわけでありまして、ですから、それと非正規雇用とか増やしていますので、労働分配率も下がって、利益は上がっているんですけれど...全文を見る
○大門実紀史君 今、中小企業のサプライチェーンの話が繰り返し今日は朝からありましたけど、私はそうならないと思うんですよね。  なぜならば、メキシコで日産なりトヨタなりが今生産の工場を持っております。その周りにサプライチェーンの中小企業がくっついていって部品を生産しております。こ...全文を見る
○大門実紀史君 これだけでも大きな問題なので、また改めてと思いますけれど、申し上げたいことは、元々、元々アメリカの日本に対する資本自由化要求があったわけですね。貿易・通商摩擦があったわけです。そのときに、アメリカの保険業界が強く要望したときに、第三分野なら取りあえず開放していいか...全文を見る
○大門実紀史君 不要、要らない。ということは、今ある機関を使うということですか。
○大門実紀史君 外務大臣は、あれですか、承知されておりませんか、この点について。ちょっと事務方が言っているのは同じことばかり繰り返すので。
○大門実紀史君 資料をお配りいたしました。これはサイドレターですね。  ここに書かれているのは、要するに、今言った調整機関というのは規制改革会議がやるということを書かれているわけですね。外国の投資家、つまりアメリカの投資家、利害関係者から意見、提言を求めて、その意見、提言は実現...全文を見る
○大門実紀史君 ですから、今名前が、規制改革じゃない、規制改革推進会議になりましたけれど、そこが担うということであります。  規制改革会議本部の担当者に聞いたんですけど、今までこういうアメリカ、外国投資家の意見を集約して聞いて、それを日本国政府の政策に反映してもらうために、規制...全文を見る
○大門実紀史君 私は、それもおかしいと思うんです。特定の国の特定の投資家の特定の多国籍企業のビジネスの人たちの意見をわざわざ聞いて、それを政府の政策に反映しますという仕組みをつくっていることがおかしいと申し上げているのであって、聞いてどうするか分かりませんじゃないです、これ。ちゃ...全文を見る
11月17日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○大門実紀史君 大門です。  消費税については、本当に長い間、様々な角度から同じような議論が続いてきたわけですけれども、大体、税制論、財源論の議論が多かったんですけれども、今日は経済と消費税というか、経済論としての消費税について、今回の延期の理由もそういうところにあると思います...全文を見る
○大門実紀史君 大変よく分かりました。  資産デフレも大変この委員会で議論になったんですけど、それで不良債権処理等々の問題もあったんですけれども、実は九八年の金融国会の後ですけれども、私は二〇〇一年に国会に来ましたので、その後の議論で申し上げますと、ちょうど小泉内閣、竹中平蔵経...全文を見る
○大門実紀史君 賃金ですよ、本当は賃金が上がっていかないといけないんですけれども、上がらない状況で、消費税というのは何かというと、賃金といっても消費のことを考えますと、可処分所得が増えないと消費に回らないわけですね。その中で、そういう下で、増えない下で消費税の増税をやるということ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  次のページの三枚目の資料ですけれども、これ見ていただきまして、財務省は、九月の二十九日に、政府税調に具体的に現行のタックスヘイブン対策税制の見直し案を提示されたわけであります。これが一つ具体的なものなんですけれども、これについてもちょっ...全文を見る
○大門実紀史君 要するに、今は外国のいろんな税率ありますけど、地域の税率ありますけど、二〇%未満の国や地域に外国子会社を置いた、その子会社の所得を課税対象にしているということですね。それだと二〇%以上のところは対象にならないから、二〇%以上でも日本より低いところで置いて税逃れとか...全文を見る
○大門実紀史君 先ほどアップル社のことを取り上げましたけれども、そもそも一体アップルがどれだけ日本で稼いでいるのかとか、あるいはどれだけ日本に税金を納めているのかとかは公表されておりません。この点に関わって、BEPSのプロジェクトの具体化の一つとしてこれはもう既に決まったことです...全文を見る
○大門実紀史君 ここにもありますとおり、こういう報告制度がつくられたわけでありますけれども、ローカルファイル、マスターファイル、国別報告書とありますけれども、一番重要なのが三つ目の国別報告書であります。  この国別報告書ですけれども、五枚目の資料なんですけど、EUは更に進んで、...全文を見る
○大門実紀史君 これについても経団連等から懸念が出されているわけですけれども、その一つの理由が、機密情報が、これ、こういうものが公表されますと漏えいの可能性があると。あとは、今おっしゃったように、まず決まったことをやってからじゃないかというような意見もあるみたいですけれども。 ...全文を見る
○大門実紀史君 確かにまだ議論中のところがありますし、詳細のところは意見が、異論の出ているところはあるかというふうに思いますけれども、全体として、EUも何でもかんでも公表させてやろうと、させちゃおうということでやっているわけではないんで、全体の透明性を高める、特に市民ベースでいろ...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございました。頑張ってください。     ─────────────
○大門実紀史君 本法案に反対の討論を行います。  消費税は、大金持ちは別にして、庶民には一利もない税金であります。  第一に、消費税は増税するたびに景気を悪くしてきました。一言解説をいたしますと、九七年増税後、事実として個人消費が落ち込み、景気が悪くなりました。二〇一四年の五...全文を見る
11月22日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○大門実紀史君 大門です。  黒田総裁と議論するのは久しぶりでございますが、三年半前にアベノミクスの柱であります異次元金融緩和がスタートしたときから、この政策は一貫して間違いであるということを指摘してまいりました。当時は、実は日本銀行の諸君も七割方、間違いだというか、おかしいと...全文を見る
○大門実紀史君 全然お答えになっていないんですけど、私が聞いているのは、ただ、政府でさえ大幅に経済改善したなんて言っていませんよ。やっぱり政府でさえ消費、賃金、雇用、雇用というよりも賃金ですね、そういうところが問題だとおっしゃっているのに、全然そういうことお答えになっていないんだ...全文を見る
○大門実紀史君 結局、大企業と株をたくさん持っている富裕層とそして銀行がこの異次元金融緩和の中でもうかったということであって、本当に庶民や中小企業に何いいことがあったのかというふうに思うわけであります。    〔委員長退席、理事長峯誠君着席〕  次に、出口の話もいろんな議論が...全文を見る
○大門実紀史君 黒田さん、もう長いこと議論していて、随分話が違いますよ。当初は、そんなに大量に国債買って、買った後どうするんだと、買ってどうするんだということから出口というのは始まっているんですよね。そういう曖昧なことじゃなかったですよ。もっとはっきり、こんなに大量に買い込むとい...全文を見る
○大門実紀史君 もうちょっとリアルな議論をそろそろしなければいけないんじゃないかと。もう三年半たちましたので、もうちょっと真摯な、リアルな答弁を次からは求めておきたいというふうに思います。  終わります。
11月24日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○大門実紀史君 私、銀行の株の買取り機構について絞って質問をいたします。  これは、銀行等保有株式取得機構の買取り期間を五年延長して、機構の存続期間も五年延長するという法案でございますけれども、何のための五年延長なのか、政府参考人、改めて説明をしてください。
○大門実紀史君 もろもろのと言われましたけど、これ、そもそも二〇〇一年の制定時は大変な議論があったわけでありまして、それから五回にわたる改正、期間延長を経て今十五年目を迎えるということですね。今回が六回目の改正になるんですかね。  今回は五年間の単純延長ということなんですけれど...全文を見る
○大門実紀史君 十五年前はメガバンクといえど大変な状況があって、今やもう三大メガだけで株の売却益が一兆円にもなっている。全然時代が違うんですよね。もう体力あるわけですよ。にもかかわらず、なぜこれを存続させて引き続き銀行の支援をしなきゃいけないのかということが問われているにもかかわ...全文を見る
○大門実紀史君 今回の、私、五年も必要じゃないという立場ですけれども、そういうことを確認させていただきました。  もう一つは、今、ただ五年後も本当にどうなるか分からないんですけれども、また延長って出ているかも分からないんですけれども、実は、この株の買取り機構は、今約一・五兆円の...全文を見る
○大門実紀史君 終わります。
○大門実紀史君 反対討論を行います。  まず、金融機能強化法についてですが、そもそも我が党は、公的資金注入で損失が出た場合、その負担リスクを最終的に国民に負わせる仕組みそのものに反対であります。  保険業法改正案についても、保険会社の破綻処理は保険業界の負担で行うべきものであ...全文を見る
11月25日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会公聴会 第1号
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○大門実紀史君 大門です。  本日は、本当にお忙しい中、ありがとうございます。  本当に、公述人の方々から御指摘があったとおり、なぜまだTPPここで審議しているのかということだと思います。本当に、トランプさんが離脱を明言して、アメリカ抜きに現在審議しているTPP協定は発効しな...全文を見る
○大門実紀史君 内部留保を全部崩せと言っているわけじゃありませんし、まだ賃上げ一部ですから、本当に努力してもらいたいと思います。  実は、再分配の問題以前に、この自由貿易というのは、もうけ方の問題、分配する前のもうけ方の問題なんですよね。つまり、多国籍企業が世界中動き回って、自...全文を見る
○大門実紀史君 次に、萩原先生に伺います。  萩原先生、もうアメリカのこと御専門ですし、いっぱい聞きたいことがあるんですけど、せっかくですから、安倍政権がTPPが成長戦略の要だと言っている意味なんですけれども、実はこの意味は、決して、日本企業が海外に出ていく、これだけではなくて...全文を見る
○大門実紀史君 住江公述人に伺います。  国民皆保険制度がこのTPPによって崩壊させられるんじゃないかという危惧がずっとあるわけですけれども、主な論点としては、薬価制度、もう一つは混合診療、この二つの、薬価制度が廃止されたり混合診療が解禁されることによって日本の皆保険制度が崩さ...全文を見る
○大門実紀史君 どうもありがとうございました。     ─────────────
12月01日第192回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○大門実紀史君 大門です。  まず、この法案、まとめるために御尽力されてきた各党議員の皆さんに、本当に御苦労さまでございました。また、困っている方々日々支援するために頑張っておられる、審議中継御覧になっていると思いますけれども、NPO各団体の皆さんにも心から敬意をまず表しておき...全文を見る
○大門実紀史君 是非よろしくお願いいたします。  二つ目は、これは実は一番心配される点でもあるんですけれども、このスキームで行う困っている方々への援助なんですけれども、国や自治体が本来やるべき事業やあるいは国や自治体が本来出すべき予算、お金、それをこのスキームで肩代わりするよう...全文を見る
○大門実紀史君 ありがとうございます。  最後に、余り時間ありませんけれど、我が党が一番強く懸念する部分でありますが、最初申し上げたように、この法案を作るために努力されてきたNPOの皆さんとか議員の皆さんが、その善意とか志は十分理解しております。ですから、何ですか、利益相反とい...全文を見る
12月02日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第11号
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○大門実紀史君 大門でございます。  お忙しい中、ありがとうございます。  まず、具体的な中身をお聞きする前に、TPP協定をこの委員会で今審議しているんですけれども、審議、批准する意味についてまずお聞きしておきたいというふうに思います。  アメリカが、もう何度もこの委員会で...全文を見る
○大門実紀史君 よく分かりました。  具体的な質問をいたしますけれども、二国間FTA、二国間協議に入るということになりますと、私は、米韓の、アメリカと韓国のFTAをよく研究しておく必要があるといいますか、国会みんなで知っておくべきだと思います。  その点でいきますと、先に、じ...全文を見る
○大門実紀史君 米韓FTAでいいますと、先ほどの経済自由区域、特区ですけれども、最初三か所から始まって六か所、八区域というふうに広がっておりまして、これはやっぱり穴を空けて広げていこう、そこで一つの制度としてはめ込んでいこうという流れの中で広がっているというのはやっぱり注意深く見...全文を見る
○大門実紀史君 また遠藤参考人と醍醐参考人にお聞きしたいと思いますが、いろんな議論があって、薬価にしろ食の安全にしろ保険制度にしろ、アメリカがずっと長い間、USTRが日本に要求を貿易障壁報告書でずっと出してきて、何だかんだ言っても、もちろん言われたまま全てやってきたという意味じゃ...全文を見る
○大門実紀史君 アメリカのいろんな要求が、日本の薬価の決め方、食の安全とかに反映してきたのではないかと言っているんです。
○大門実紀史君 どうもありがとうございました。     ─────────────
12月08日第192回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○大門実紀史君 大門でございます。  発議者の皆さん、よくぞ参議院にいらっしゃいました。  岩屋さんとは、雑誌の誌上で対決したり、星陵会館でしたかね、パネラーで対決したりしてきましたけれど、とうとう国会の委員会で対決ということで、いつかはこういうときが来ると思ってはおりました...全文を見る
○大門実紀史君 今回は民営賭博を解禁するというまさに歴史的な中身でありますので、それについてやはり政府の考えを今の段階できちっとやっぱり聞いておく必要があると思いますので、ちょっと委員長にお願いしたいんですけれど、やっぱり各省を、やっぱり関係大臣、国交を含めてですね、厚労大臣を含...全文を見る
○大門実紀史君 今日の自民党の皆さんの質問は賛成の質問ばっかりでございました。当たり前といえば当たり前なんですけれども、実はここに至る経過で行きますと、参議院では、自民党の方が委員会で堂々と、このカジノは参議院では通させないということを委員会の場で宣言されたこともありますし、参議...全文を見る
○大門実紀史君 安倍内閣が観光立国目指すと、これは別に反対とかいうことではありません。実際に、安倍内閣になってから二〇一三年に初めて訪日観光客が一千万人超えまして、今や二〇一五年では倍の一千九百七十四万人と。  ですから、別にこんな賭博場をインプットしたものを造らなくてもまとも...全文を見る
○大門実紀史君 だから、もうその程度のことだったら立たないでよ。私が言っているのは、そういうことを言わないで、IRって、子供連れとかゲーミングとかそれしか言わないのは違うでしょうと言っているだけで、私、全てが売春組織なんて言っていませんよ。そういう負の側面を指摘しないから言ってい...全文を見る
○大門実紀史君 それで、その八項目なんですけれども、よく言葉では八項目、八項目と出てくるんですけれども、一体どういう定義なのかということで資料を、資料の一枚目の下の方なんですけれども、法務省に定義も含めて文書にしてもらいました。  カジノ規制の在り方の、下段の方にですね、特別の...全文を見る
○大門実紀史君 この議論は何だったのかということなんですけどね、これは玉木雄一郎さんですかね、玉木さんが、要するにカジノを、民間も含めてカジノを特区、構造改革特区とか国家戦略特区とかありますよね、その特区の中でなぜカジノが認められてこなかったのかという理由について聞かれて、法務省...全文を見る
○大門実紀史君 発議者は、あれですかね、こういうことをちゃんと検討していないでこの法案提案していますか。一般的な、何ですか、目的の公益性という言葉だけで、だから、何、経済成長に役に立つんだ、観光に役に立つんだ、だからいいんだというふうに単純に解釈されてきましたか。  法務省は違...全文を見る
○大門実紀史君 これこそよく読んでよ、限るとなっているんですよ。限るとなっているんですよ。ということはあれですか、もうこういう法務省のやつの定義まで更に拡大して、更に拡大して、更に拡大してね、社会に還元すると、要するに経済成長に寄与しているんだから社会的に還元しているんだ、こんな...全文を見る
○大門実紀史君 これ、できないですよ。この立て付けならば実施法で、実施法でといったって、この立て付けのままだったら、法務省の見解を変えるなら別ですよ、このままだとできませんよ、できませんよ。(発言する者あり)いや、発議者に聞いている、後で聞きますから、まだいっぱいあるんだから。 ...全文を見る
○大門実紀史君 さっき誰か何か言いに来ましたか、昨日の夜のレクと違うんだけど。何か急に拡大答弁しているんだけど。あなた、人がちゃんとレクを受けてこういう見解ですかと確認したことをここでちょっと何か色を付けてしゃべっちゃ駄目だよ。  私が聞いているのは、今までは、皆さんだから、皆...全文を見る
○大門実紀史君 だから、今はこういうことなんですよ。今の仕組みだと、今まで示されてきた八項目はクリアできませんよ。できませんよ。  だから、考えてくれていないですね。八項目に合う民営の形、あり得るかどうかを考えてくれるなら分かるんだけど、もうIRというああいう形を示されて、純粋...全文を見る
○大門実紀史君 シンガポールの話ばかり出るのでちょっと申し上げておきますけど、もちろん取りあえずの数字が下がったのは承知しておりますけれど、僕らが調査をするといろいろ言われるかも分からないので、大阪維新の会の大阪府議会議員団が今年の三月にシンガポールに調査行かれて向こうのギャンブ...全文を見る
○大門実紀史君 幾ら考えてもできないと思いますよ、増やさないというのは、カジノを開いておいて今よりも。だって、カジノを開いてそれが成功するということは、依存症の人が増えているから成功するわけだから、成り立つわけだから。カジノを開いておいて依存症が増えないのはカジノが失敗していると...全文を見る
○大門実紀史君 じゃ、もう終わりますけれども、誰が投資したがっているのかと、その問題について、次回、まだ質疑があるようですので、やりたいということを申し上げて、質問を終わります。
12月13日第192回国会 参議院 内閣委員会 第11号
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○大門実紀史君 大門です。  この間の世論調査ですね、国民多数が反対ということと、マスコミの社説も全てが批判的論調と。そんな下で何としても通したいということで今日も行われているわけですけれども、議員立法でこんな異常な強行ぶりというのは見たことありません。これだけ世論が反対なのに...全文を見る
○大門実紀史君 政治資金規正法にのっとりというのは当たり前で、のっとらなかったら大変なことになるわけですね。私が言っているのは受け取ったことがありますかということなんですけれど。  まあ、もう資料を配っているから私の方で申し上げますけれど、資料の四枚目でございますけれども、これ...全文を見る
○大門実紀史君 私は、恐らく地元の中小企業さんですかね、何か直接このカジノの今推進の中心になっているとかそういうことではないと思うんですけれども、今後これが無理やり強行されて、大阪でカジノが始まるというふうになりますと、こういうゲーム機器のメーカーの皆さんはこぞって参加したいと、...全文を見る
○大門実紀史君 この資料、収支報告書を用意、これも全部じゃなくて一部でございますけれども、パチンコホールの全国チェーン展開するダイナム社ですね、これから二〇一三年に三十万円、二〇一五年に百万円のパーティー券を買っていただいていると、買っているということですね。  このダイナムと...全文を見る
○大門実紀史君 先ほどの大阪の中小企業とは違って、このダイナムという会社は、特に都市部などのパチンコホールをたくさん経営してきたパチンコホール企業の大手でございます。なおかつ今回のカジノを積極的に推進してきた企業でありまして、ダイナムの会社のホームページには、投資家向け情報という...全文を見る
○大門実紀史君 この佐藤社長とお会いになったこともないですか。あっ、議長ですか。
○大門実紀史君 これ以上は、私はというよりも、まあ場合によっては国会でしかるべき場が必要かも分かりませんけれど、司法の方で調べてもらうことになる疑惑のある、今日の時点では申し上げておきたいと思いますけれど。  この前も申し上げましたけど、決して与党の議員の皆さんも全てが最初から...全文を見る
○大門実紀史君 今日はもうその指摘だけにとどめておきます。  午前中もありましたけれど、例の、例のといいますか、違法性の阻却の問題ですね。午前中、上月さんからも十二月七日の、お手元の資料の一枚目ですね、前も配りましたが、十二月七日、私の質疑に合わせて法務省が出してくれたこの文書...全文を見る
○大門実紀史君 それで、こういう御意見を述べてこられて、結果として競馬や競艇などの運営主体というのは官又はそれに準じる団体とされてきたと、まあ結果としてですけどね。そういう意見を基に検討して、結果として競馬、競艇などの運営主体は官又はそれに準じる団体とされてきたということでよろし...全文を見る
○大門実紀史君 そうですね。午前中も加藤さんは正確に答弁されておりまして、上月さんの質問に対してですね、八項目で意見を申し上げてきて、その結果、現にあることの例示がこの括弧の中にあるものですと、そのとおりですよね。今まで結果として公営主体しか認めてこなかったと、ただし、最初から公...全文を見る
○大門実紀史君 発議者の岩屋さんにお聞きしたいというふうに思います。  カジノは一晩で何百万もうける、ほとんどレアケースですけど、そういう場合もあるし、ほとんどそんなもうからないんですけど、する場合は何十万、何百万とする。だからみんなカジノに行っちゃうといいますか、というところ...全文を見る
○大門実紀史君 射幸性がいろいろと言われちゃったらもう何が何だかなんですけど、射幸性は、今まで言われてきたとおり、何といいますかね、当たり外れの格差の大きさですよね。だから、するときはむちゃくちゃすると。その代わり、もうかるときにはむちゃくちゃもうかる。ただ、その確率はほとんど少...全文を見る
○大門実紀史君 いや、変わっているんですよ。変わっているんですよ。  そもそも私自身も最初、カジノの問題を国会で取り上げるときに一番最初に勉強させてもらったのは、法務省の方々、検事さんですね。賭博罪の意味とか、百八十五条、百八十六条の成り立ちとか、三十五条とどう関わるかとかです...全文を見る
○大門実紀史君 ということがこの文書の意味だったということであります。これをおいておいて先の議論はないだろうと思いますので、きちっとした参考人の意見陳述を求めたいと、はっきりさせたいというふうに思います。法務省にとっても大事なことですね。法務省が途中で政治的な状況が変わったからと...全文を見る
○大門実紀史君 その後変わっていったというのは承知しておりますけれど、なぜ最初は公設民営だったのかというところなんですね。  二〇〇六年当時というのはどういうときだったかといいますと、先ほど申し上げました、前回も申し上げましたけど、小泉構造改革、竹中さんが出てきてがんがんやり合...全文を見る
○大門実紀史君 私、共産党ですから、当時の民主党の中の議論というのは直接知らないんですけれど、この点についても聞いてみると、民主党政権にその後替わってきますよね、そのときに、やっぱり、何といいますかね、当時、独特のあの、役所は敵だみたいな、役所はもう駄目なんだというのが最初の民主...全文を見る
○大門実紀史君 とにかく法務省が今までのずっと取ってきた姿勢を変えない限り、法的に言えば私は民営賭博は不可能だと。それはちゃんと、さっき言った参考人を、開いて明らかにしてもらいたいなと思いますけれども。  そして、実は外資がやっぱり鍵を握っていると。その外資が言っているのは、決...全文を見る
○大門実紀史君 とにかくこの法案の最大の問題点は、民営賭博を歴史上初めて、一千三百年の歴史を破って解禁するという話であります。それが無理だということを、普通の解釈ならば無理だということをちゃんと検証もしないでやっていることそのものがおかしいということと、ギャンブル依存症は、この前...全文を見る
12月14日第192回国会 参議院 本会議 第18号
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○大門実紀史君 私は、日本共産党を代表して、カジノ・賭博場解禁法案について、断固反対の討論を行います。  昨夜の内閣委員会において、これまで理事会でも会派間でも全く触れてこなかった修正案なるものが突如持ち出され、質疑さえせず、採決が押し切られました。まず、このことに厳重に抗議を...全文を見る