鈴木淑夫

すずきよしお



当選回数回

鈴木淑夫の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第140回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。私からは、補正予算の経済効果を中心にいたしまして、政府の経済政策について質問をさせていただきたいと思います。  総理、蔵相、覚えていらっしゃいますでしょうか。私は、昨年十二月九日のこの予算委員会で同じく質問をさせていただきました。...全文を見る
○鈴木(淑)委員 何だか私の質問に対して正面からお答えになっていないんですが、蔵相はこういうことをおっしゃったんですね。市場のことは市場に聞けということをおっしゃいましたね。今もそういうことをしきりとおっしゃるんですが、そのたびに、市場は、はいそうですかと言って値段を下げていって...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今総理がお答えいただいた中で、午前中、企画庁長官が言った、恐らく住宅建設の戸数をおっしゃったと思うのですね。あれは実は、私に言わせれば、物すごい落ち込みを意味しています。百四十万戸とおっしゃったのですね。百四十万から百四十五万戸くらいが正常だと言った。しかし、駆...全文を見る
○鈴木(淑)委員 政府委員の答弁は必要ありません。委員長、私は事実を聞いているのではない、報告を受けたか聞いたのです。
○鈴木(淑)委員 私は、ジャパン・プレミアムについて正確な報告が、総理、蔵相に上がっているかどうかと思って聞いたのです。  私の手元にある資料を申し上げましょう。  今国金局長が言われたように、ジャパン・プレミアムにも季節性があるのですね。年末には上がって、年を越すと一度下が...全文を見る
○鈴木(淑)委員 三塚大蔵大臣がおっしゃいますように、日本売りというのは屈辱的な言葉ですよ。僕らは使いたくない。使いたくないけれども、現実にジャパン・プレミアムが拡大しているじゃないですか。そういうときにそんなやせ我慢をして言っていたって、それは戦時中の精神主義みたいなものですよ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今総理が言われたことは、私も十分わかっています。だからこそ、それなら行動で示して対策を打ってくれと言ったわけであります。  総理は六つの改革とおっしゃって、全部必要だと思いますよ。その中にも金融ビッグバンというのがありますね。しかし、今私が申し上げたような金融...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は金融改革というのは、繰り返して申し上げますが、ぽんと一遍に全部規制緩和をしなかったらひどいゆがみが起きるわけでありますから、一遍に規制緩和できるだけの体力をつけるのが先だということを繰り返し申し上げておきます。  しかも、これは金融だけじゃないんですね。構...全文を見る
○鈴木(淑)委員 時間がなくなりましたので、最後に、一言申し上げて終わりにしたいと思います。  総理、ただいまおっしゃいましたように、各国の事情は違うところはあります。しかし、共通しているところもあるのですね。それは、レーガンやサッチャーが直接税減税を先行させて、民間市場経済を...全文を見る
02月10日第140回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  三塚大蔵大臣、ベルリンでのG7御出席、まことに御苦労さまでございました。G7の模様につきましては、けさ最初に質問に立たれました北沢委員から伺いまして、大変詳しくお答えいただきましたので、私はこれ以上質問はいたしません。  た...全文を見る
○鈴木(淑)委員 三塚大臣がそういうふうにおっしゃったということはわかりましたが、私の質問は、ルービン財務長官が日本経済あるいは経済政策について何を言ったかということであります。  ルービン財務長官が、G7が終わった後、記者会見をした。私、テレビで直接聞きました。ここで、日本の...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今大臣、経常収支が悪化していないというようなことを説明したとおっしゃいましたが、黒字が拡大していないという意味ですか。(三塚国務大臣「そうです」と呼ぶ)そうですが。  それでは、二つ質問をいたします。  日本の経常収支、四半期ぐらいにくくっていただいてよろし...全文を見る
○鈴木(淑)委員 二つ目の理論がお答えないようですが、最初の点は、前年比でなんか私聞いていないですよ。季節調整済みの絶対額を聞いているのです。もう私の方で申しましょう。  経常収支は、去年の一-三と四-六は一・六兆円です。それが七-九には二兆円に拡大している。十月と十一月の平均...全文を見る
○鈴木(淑)委員 大蔵大臣は、G7の席上で本当にそんなことをおっしゃったのですか。経済の理論をばかにして、今のような、常識のように聞こえるが経済学からいえば全く正反対のことを平気でおっしゃったのですかね。  大体、何度も言っていますが、財政は緊縮型に動いているわけですよ。貯蓄と...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の政府委員は二つごまかしをしている。  まず第一は、九六年の数字をおっしゃった。私が言っているのは、九六年の四-六まで縮んできた経常収支が七-九、十-十二と拡大しているということを指摘しているのですよ、季節調整済みで。十-十二だって一・八兆円というのですから...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そういう、十二月の数字が前月に比べてどう動いたとか、あるいは十-十二が前期比どう動いたとか、そんな短期の話をしているのではないのですね。四半期ベースの動きをずっと見たら、トレンドとして大底が去年の一-三、四-六であって、七-九、十-十二は上がってきているというこ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 わかりました。  実は、イギリスではあの後、株は大きく上昇しているのですね。改革があるということで、それを評価して、これでイギリスのユーロマーケット、特に株の市場は世界じゅうの人が使えるいいマーケットになるなというので株価は上昇に転じております。ですから、今の...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、金融ビッグバンに反対してるのではないんですよ。フロントランナーを外為法改正にすると言うから、えらいことが起きますぞと言っているんです。早い話が、外為法改正が行われた後、有取税が残っていたら、私は有取税を回避するためにロンドンのSEAQインターナショナルに行...全文を見る
○鈴木(淑)委員 全然わからないですな。  いいですか、もう榊原さんは専門家だから言うまでもないことですが、外為取引、為替管理が撤廃された状況の中で、片っ方の国が規制を強化すると、取引は他の国に逃げるのですね。アメリカから大規模にロンドンに逃げて、あれでユーロ市場というのが出て...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私事にわたって恐縮ですが、私は政治家になる直前まで政府税制調査会のメンバーでしたから、薄井局長とは大変仲よく、いろいろともに議論をし、切磋琢磨してきた仲でございます。  ですから、今の御答弁の中でおっしゃったような国際的な税制の調和という観点、ぜひともそういう...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の答弁が正確な答弁であります。イギリスに有取税まがいのものがあって同じことだという御答弁が、時折この予算委員会で大臣から出ておりますが、これは間違いです。はっきりそこを念を押しておきます。  したがって、有取税の撤廃というのを早くお決めいただきたいということ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 それでは、政府短期証券の金利はどうやって決めていますか。
○鈴木(淑)委員 公定歩合マイナス〇・一二五%に固定しておりますね。これは一種の規制ですね。  これはインターバンクマーケットの市場金利の実勢に合っていますか。
○鈴木(淑)委員 それは今の答弁はおかしいのですね。目的が政府の資金繰りであろうと何であろうと、金利を完全に自由化した世界で固定金利の証券が発行されていいでしょうかね。  この、〇・五から〇・一二五を引いたレートというのは〇・三七五ですね。同じようなレートを探しますと、コールの...全文を見る
○鈴木(淑)委員 よく勉強していただくのは結構ですが、結論は見えているし、しかも来年の四月から外為法改正ということもあるんですから、もうさっさとこのFB金利の自由化に踏み切っていただきたい。  私は、あえて総理に御質問いたしませんでしたけれども、日本で金利が全部自由化されている...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、蔵相御指摘のように、日本銀行の理事をしておりましたから、当局の立場というのは十二分に理解しております。だから、二週間前に総理と蔵相に対して、総理や蔵相は日本の金融危機の可能性などということを口に出してはいけませんと。  しかし、腹の中でそれが心配なら、ど...全文を見る
○鈴木(淑)委員 それでは、ここで要望しておきますが、私どもが、有取税廃止、地価税凍結、そして二兆円の特別減税の制度化を含む修正要求を出したときは、ひとつたっぷり時間をとって、一緒になって御議論をいただきたいということを申し上げておきます。(発言する者あり)今、この辺から公的資金...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  それから、他方では、これは村山内閣時代でございますから武村大蔵大臣なんですが、あのときも今日と同じように外人売りが出て、日本売りという言葉は遺憾だとおっしゃるけれども、事実だから使わざるを得ない。あのときも日本売りが出て、株価は一万...全文を見る
○鈴木(淑)委員 これは、実は大臣に確認していただこうと思ったんですが、政府委員がツービッグ・ツーフェール・ポリシーを確認する発言をしておられますから、恐らく内閣の方針としても、海外に対するそういう約束は守っていくという御方針と理解してよろしゅうございますか。総理、いかがでしょう...全文を見る
○鈴木(淑)委員 現在の橋本内閣もこの二十行について、彼らは自助努力で不良債権処理できる、ここに公的資金を投入するつもりはないという御方針と理解させていただいてよろしいですね。  それじゃ、そのように理解させていただいて、先に進みますが……
○鈴木(淑)委員 総理も蔵相もほかの閣僚の方々も十分おわかりだと思いますが、以後住専を含むノンバンクに一切公的資金を投入しない、それから信用組合以外の預金取扱金融機関に公的資金を投入しないというお約束と、二十行の大銀行は破綻させないというお約束、この二つを維持していくというのは、...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今総理が提起された公共投資の追加か減税かという議論は、実は私、きょうやらせてもらおうと思っていたのですが、時間がなくなってしまいましたので、恐らく同僚の山本幸三委員が引き続き政府の見解をただしてくださると思って、この議論には入りません。  最後に、一つだけ申し...全文を見る
○鈴木(淑)委員 弱者の味方と言っておられる社会民主党がこれに賛成しておられるのは、まことに理解しがたいことであります。  この逆進性を、今まで全然議論出ていなかった逆進性を指摘して、私の発言を終わりたいと思います。  委員長、どうもありがとうございました。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○鈴木(淑)分科員 新進党の鈴木淑夫でございます。  私、一期生なものですから、分科会というのがどういうものかよくわからないのでありますが、諸先輩の話を聞きますと、ここではそれぞれの省庁所管の予算に関連してかなり細かい質問をしてもいいということのようでございますが、今企画庁長官...全文を見る
○鈴木(淑)分科員 私は実力が発揮される方向に動いておるとは思っておりません。だって、来年度はまた一・九に下がってしまうわけですからね。そんなに楽観はしておりませんが、私が伺ったのは潜在成長率はどのくらいかと聞いたのですね。ですから、現時点の潜在成長率、何%ですか。
○鈴木(淑)分科員 平成八年度から十二年度まで三・五%の実質成長率でいけるだろうという意見は、私は最低少なくともそのくらいいけるだろうという意味では賛成いたします。  私自身、いろいろ推計してみた感じでは、御承知のように、平成景気のときは五%強で九〇年度まで五年間成長したのです...全文を見る
○鈴木(淑)分科員 七、八%のデフレギャップがもたらしている問題点について、長官も認識しておられるということは今伺っていてわかりました。ただ、そうはいっても、例えば労働市場の悪化はややとまって改善の気配もあるよとか、あるいは低金利だって悪いことばかりではない。それはそうですよ、低...全文を見る
○鈴木(淑)分科員 時間になりましたので、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
03月06日第140回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第2号
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○鈴木(淑)議員 今企画庁から御説明あったのは、景気の足元の話ですね。私どもが心配しているのは、ことしの四月以降の九七年度の話です。  足元で確かに設備投資が回復しており、住宅投資、消費も伸びていますが、住宅投資と消費の中には消費税引き上げ前の駆け込みがありますから、四月以降は...全文を見る
○鈴木(淑)議員 簡単に申し上げますが、さっきも言いましたように、九七年度の上期というのは、よくてゼロ成長だと思いますよ。四−六はマイナス成長でしょうね、間違いなく。七−九に上がって、年度上期、ゼロ成長です。ゼロ成長の中で雇用が悪化しないわけがないですね。  だから、今は確かに...全文を見る
○鈴木(淑)議員 これはとても簡潔には言えませんね。言えませんが、じゃ答えだけ言いましょう。  私どもは十八兆円減税、それから行革、規制緩和、地方分権、補助金カット等々による支出削減、総選挙のときに公約したことを全部この前十二時間かけて両院議員総会で議論し、そして日本再建のため...全文を見る
○鈴木(淑)議員 わかりました。じゃ結論だけ申し上げましょう。  おたくの政調会長の山崎さんも、経済の再建なくして財政再建なしと講演でおっしゃった。新聞にでかでかと出ていますよ。これはトレードオフの関係にないの。両立するんです。以上。
○鈴木(淑)議員 北橋委員御指摘のとおりでございまして、先ほども趣旨説明の中に出ておりましたが、政府見通し一・九%に対して民間の五十六社の平均の経済成長見通し一・四、そのうち六社はゼロ%台を言っているわけでございます。また、先ほど私申し上げましたように、二%台成長している本年度で...全文を見る
○鈴木(淑)議員 連合さんの危機感というのは全くそのとおりでございまして、貯蓄を取り崩さなければ消費水準さえ維持できないというのが明らかに四月以降の家計の姿になります。それは、さっき言いましたように、一・八%しか所得が伸びていないときに、九兆円というのは二・三%の負担ですから、当...全文を見る
○鈴木(淑)議員 先ほどから申し上げておりますように、九兆円は国民所得の二・三%であります。本年度の政府実績見込みで一・八しか伸びていない国民所得に向かってそれだけの負担をかけるわけですから、貯蓄を一生懸命削っても、かろうじて消費が維持できる。GDPの六割がそういう状態であります...全文を見る
○鈴木(淑)議員 初めに、政府にかわって政府の見解を御紹介しておきますと、五兆円、消費税率二%アップで〇・七%成長率が下がる。それから、二兆円の特別減税打ち切りで〇・二%下がる。両方合わせて〇・九%下がるというわけであります。その根拠についても、予算委員会で私どもの山本幸三委員が...全文を見る
○鈴木(淑)議員 委員御指摘のように、ビッグバンあるいは外為法改正による為替管理の完全撤廃ということをいたしますと、これは競争促進、弱肉強食の状態が一層強まるわけでありますから、その前にやっておかなければいけないことというのが幾つかあります。  その第一は、私は、不良債権処理、...全文を見る
○鈴木(淑)議員 ありがとうございます。  さっきも申し上げたのでございますが、二兆円というのは国民所得の〇・五%ぐらいなのですね。政府は、それでGDPの拡大効果は〇・二%、あるいはそれをカットすることによる成長率の引き下げは〇・二%と言っているわけです。しかし、さっき申しまし...全文を見る
○鈴木(淑)議員 導入した九四年ごろの状況を考えますと、おっしゃるようなことは十分考えられたと思いますね。景気回復は、今振り返ると九四年から回復し始めていますが、あのときはまだまだ平成大不況が続いているという気分ですから、先に備えて貯蓄しなきやというふうに国民は思ったと思います。...全文を見る
○鈴木(淑)議員 それは消費飽和説というのですけれども、もう消費の対象が飽和しちゃったと。それは先生はお金持ちでいらっしゃいましょうからそういう気分もあるかもしれませんし、私どもの年齢になってくるとそういう気分になる方もおられるようですが、若い働き盛りの方で、住宅ローンの返済の負...全文を見る
○鈴木(淑)議員 財政構造改革と経済構造改革、どっちから入っていくかという議論がさっきあったわけですね。  それで、岸田委員は、これはバランスをとって両方見るみたいな言い方をされたので、私は、財政構造改革から入っていくとこれは経済が沈滞してしまいますぞと。経済の構造改革から入っ...全文を見る
03月07日第140回国会 衆議院 税制問題等に関する特別委員会 第3号
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○鈴木(淑)議員 まず、事実関係について違うんじゃないかと思うところがありますから申し上げますが、九四年に三・五兆円の恒久所得税・住民税減税、それから二兆円の定率減税、それから後で九七年四月から消費税率を上げる、ワンセットで出てきた、それはそのとおりでございますが、しかし、あのと...全文を見る
○鈴木(淑)議員 提案理由の説明の中でもるる申し上げてありますように、私どもは、消費税率の二%引き上げをとめて五兆円の増税を阻止する、そして二兆円の特別減税を継続する、二つ合わせて七兆円、さらには有取税の廃止とか取引所税の廃止とか、あるいは土地の流動化に絡んで地価税の凍結とか、さ...全文を見る
04月03日第140回国会 衆議院 本会議 第21号
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○鈴木淑夫君 ただいま趣旨説明のありました外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案につきまして、新進党を代表いたしまして、総理並びに大蔵大臣に質問をさせていただきます。  現行の外国為替及び外国貿易管理法、以下、外為法と略させていただきますが、この外為法は一九八〇年に原...全文を見る
○鈴木淑夫君(続) 間もなく終わります。  総理、信用金庫や銀行を含む不良債権処理の抜本的スキームも確立せず、九兆円の国民負担増加によって成長率を再び一%台に落ち込ませた上で、明年四月から外為法の改正、金融の自由化、早期是正措置などをスタートさせて、日本の金融システムは本当に大...全文を見る
04月09日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。昨日から議論を行われております外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案、いわゆる外為法改正案につきまして質問をさせていただきたいと思います。  松下日銀総裁、本日は、お忙しいところお越しいただきましてありがとうございます。...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  実はこの質問、本会議の新進党の代表質問で総理にも申し上げましたところ、総理の御返事というのは、ここにありますが、これまでも相当程度の資本取引の自由化を行っている、そしてその総仕上げが今度の外為法改正だから、まあ金融政策の有効性に大き...全文を見る
○鈴木(淑)委員 国金局長が相手でございますからやや技術的なことを申しますが、金利裁定に二種類ありますね。直先スプレッドが金利裁定に等しい。これはヘッジをとったときの話。もう一つ、アービトラージのない金利裁定というのがあって、予想の為替変動の率が金利差に等しい。二つありますね。 ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 しつこいようですが、今おっしゃったことは一つちょっと違うのですね。  今までも海外で資金調達できた。それはそうですよ。海外で、仮にドルの資金調達ができた、国内が引き締まっているから。だけれども、円にかえなきゃいけなかったでしょう。ドルのまま支払いに使ったら外為...全文を見る
○鈴木(淑)委員 論理的な可能性を御納得いただけたということですからこの質問はこれ以上追及はいたしませんが、これは相当厄介な問題だと思います。実際にやってみないとどうなるかわからないというふうに私も思っていますが、起きてきたときは相当厄介な話だと思います。  日銀総裁にも、大蔵...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  三塚蔵相がいらっしゃいませんが、どうぞ今の点を中村政務次官からよくお伝えいただければ大変ありがたいと思います。  二番目の、内在的な問題点に移りたいと思います。  これも本会議で代表質問のときにちょっと申し上げたことなんですけれ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 大変結構なお答えをいただきまして、私も喜んでおります。  半分以下だということ、あるいはできるだけ簡素にする、特に電子的な報告を認める、これはもちろんフロッピーディスクを持ってこいなんていうんじゃなくて接続でやらせるんでしょうね。これを民間の今どうなんだろう、...全文を見る
○鈴木(淑)委員 拙速を避けるというのは、ごもっともなことだと思います。しかし、今度は逆に、来年三月末までにやればいいんだというわけにもいかないと思うんですね。企業だって、やはりいろいろ準備がありますし、それから海外との契約の関係もありましょう、取引関係を変えたりする。ですから、...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  関連してもう一点、税務当局にお伺いいたしますが、先ほどもちょっと言いましたように、アメリカとドイツでは非居住者の受取利息等の源徴をしておりませんね。日本はきちっとやっているわけです。これは国際的な制度の違いということで、日本の金融・...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  三塚大蔵大臣、お忙しい中をお越しいただきましてありがとうございます。大蔵大臣お見えになりましたところで、二番目の大きな問題についての質問に移らせていただきたいと思います。それは、この外為法改正が日本の金融・資本市場あるいは金融システ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 三塚大臣、私は予算委員会の席上で二度質問させていただきました。二度とも申し上げましたが、外為法改正はフロントランナーであってはいけないと思うのですね。マラソンで言えば先頭グループの一番後ろか二番手ぐらいについていなければいけないのであって、全体を引っ張るフロント...全文を見る
○鈴木(淑)委員 その御決意は私も御立派だと評価させていただきますが、私が質問していることに対する答えは一向にはっきりしなかったのです。フロントランナーじゃなくて、その前にやることがあるでしょう、それをしないと外為法改正がねらいとは逆になりますぞということを申し上げているのに、そ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、海外の例はむしろ反面教師だと思っているのです。アメリカは為替管理を自由化しているときにぼんと利子平衡税を入れたりしたものだから、一種の空洞化が起きているのです。それから、イギリスでも為替管理撤廃の方が先行していて、やはりイギリスの金融市場の地盤沈下が起きて...全文を見る
○鈴木(淑)委員 銀行局長、ありがとうございました。  私は、その金融三法で十分なセーフティーネットかどうか、すこぶる疑問に思います。例えば、今おっしゃらなかったけれども、信用組合に公的資金を投入する、政府保証するということは、後で公的資金があるという道が金融三法で開けておりま...全文を見る
○鈴木(淑)委員 順序が前後して申しわけございませんが、三塚蔵相、同じく今私が言った三点、金融三法できちっと手当てしているとおっしゃるが、信用組合にしか公的資金が入らないじゃないか。預金保険料を七倍に引き上げたって、二〇〇一年までに二・五兆円じゃないか。もうとうに一兆円はすっ飛ん...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  私は、サポートするつもりで、心配の余り言っております。批判のしっ放しじゃなくて、ああしたらどう、こうしたらどうというインプリケーションを常に言っているつもりでございます。  山口局長にお答えいただきまして、銀行局さんが非常にきめ細...全文を見る
○鈴木(淑)委員 どうもありがとうございました。  日銀総裁が、日銀考査局のベテランが自己査定をチェックしたと言ってくださった。これは公表されているかどうか知りませんが、そういうことはぜひ言っていただくとみんな安心すると思うのです。自己査定によればと言うのではなくて、恐らく大蔵...全文を見る
○鈴木(淑)委員 引き当て率の四八%はいいのですが、自己資本が物すごく減ってしまっているわけですね。それとの関係で債務超過かどうか判定されてくるわけですよ。引き当てされてない部分にどのくらいの回収不能債権があるのでしょうか。
○鈴木(淑)委員 全額引き当てて、もう回収不能債権はないということでありますので、それならば、そこまで説明してくだされば初めて、そうか、それではこの数字を信用していいとすれば、債務超過でないなということになると思うのです。  最後に、えっと思ったのは、今度の再建に当たって関係銀...全文を見る
○鈴木(淑)委員 これで見事に日債銀が生き返れば、つぶれた場合よりもメリットがある、そういう連中に頼んでいるんだという意味は私もよくわかっております。だから、やはりポイントは、本当に生き返るかね、大丈夫かねという点だと思うのです。  以上、日債銀についていろいろ質問させていただ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  この問題は特措法の問題と似たところがございまして、せっぱ詰まったら、これはもう無権原状態になっちゃうんだから、これ認めてよ。私どもも三つの条件をつけた上で賛成をすることにしたわけでございますが、これとちょっと似たところがございますね...全文を見る
○鈴木(淑)委員 いずれにしましても、両方とも勉強するのは結構です、あるいは審議会で審議するのも結構ですが、来年四月という期限があるわけですから、それまでに実施の方向でお願いしたいと思います。  最後に、税制でございます。  薄井局長、日本にある有取税のようなものは、似たもの...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。長時間にわたりまして、蔵相並びに日銀総裁を含め、きっちとお答えをいただきましたことに感謝申し上げます。  では、これをもちまして私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
05月06日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  金融監督庁の設置法案について質問をさせていただきますが、その前に、総理、米国、オーストラリアそれからニュージーランドの御出張、まことに御苦労さまでございました。また、三塚大蔵大臣も、G7、まことに御苦労さまでございました。その...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今二つ説明したとおっしゃいますが、まず第一の点は、貿易・サービス収支だけで見ろという議論は、私は無理があると思いますよ。だって、GDPの成長に対する外需の寄与度というときは、これは所得のところを除きますけれども、全体のGNPの議論のときは、向こうから投資の収益が...全文を見る
○鈴木(淑)委員 いろいろ御苦労さまでございました。  サマーズ副長官は、ハーバード大学の教授のころから、私、友人でございます。ですから、いつも意見を交換しております。電話でも話をする機会がございます。サマーズ副長官がさらりとおっしゃったということですが、そのさらりの内容は、大...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、何度も申しますが、日本政府が信用を失墜することを最も心配しているのであります。  今、総理、平成八年の補正予算の効果も出てきている……(橋本内閣総理大臣「いや、出てくる」と呼ぶ)これから出てくる、ずっと波及していきますが、それはそうだと思うのですが、平成...全文を見る
○鈴木(淑)委員 住専問題その他とおっしゃいましたが、実はたくさんあると思うのですね。  総理にお伺いしていいでしょうか。  大蔵省が財政政策とともに金融行政全体を掌握したことによってどういう不都合があるので切り離すのでございますか。
○鈴木(淑)委員 総理のお話のとおり、住専問題の処理の中で、大蔵省がこれまでやってきた金融行政に対する非常な批判が高まって、それがきっかけで大蔵省から検査監督を切り離してこういう監督庁をつくろうという話になっていったということは、私も承知しております。  そのとおりだろうと思い...全文を見る
○鈴木(淑)委員 午前中の時間は終わりましたので、質疑を打ち切ります。
○鈴木(淑)委員 それでは、昼食前に引き続きまして、質問を続けさせていただきます。  午前中の最後に、私はこういうことを質問したわけであります。つまり、大蔵省から金融監督庁を切り離す以上、今まで大蔵省が財政政策とともに金融行政全体を掌握していたことに何か不都合があったからに違い...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  要するに、これは行政改革、特に中央省庁の再編整備の過渡期の姿という御見解でございますが、そういうふうに了解した上で、さらに質問させていただきます。  では、具体的に、検査監督機能を分離した、そして企画機能を残したわけでございますね...全文を見る
○鈴木(淑)委員 どうもよくわからないところがありますね。  私が聞きましたのは、なぜ、このように検査監督を大蔵省から分離し、企画を大蔵省に残せば、住専問題で批判されたようなことが起きないのかというその理屈を聞いているのですね。ですから、三党合意だというのは全然理屈ではない、事...全文を見る
○鈴木(淑)委員 恐らくこの件は、総理が最高の責任者としてお考えのところがあろうかと思います。政府委員よりも総理の骨太の御説明をいただきたいと思います。
○鈴木(淑)委員 総理のお答えで、総理がどこを問題にしておられるかはかなりはっきりしたように思います。  それは、大蔵省が不動産融資規制の関係で銀行が住専にそれ以上融資することに対してストップをかけた、そうしたら、農林系統金融機関の方からそのかわりに住専に向かって融資がどんどん...全文を見る
○鈴木(淑)委員 住専問題発生のプロセスについては少し意見が違うようですが、大蔵省から金融行政の検査監督を切り離すことによって、少しはこういう行政の失敗のようなものが発生する可能性が低くなるだろうという意味では、それはそうかもしれませんが、繰り返して申し上げますけれども、大蔵省分...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  総理、大きな方向として、今のようにはしの上げおろしまで指図するような業法ではなくて、業態横断的な市場法で市場のルールを決めて、このルールさえ守っていればみんな自由競争よ、活発にやりなさい、そのかわりルール違反があったら承知しないよ、...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理が将来の金融の姿として今頭に描いておられることをお話しいただきました。私は、基本的には全くそのとおりだろうと思っておりますので、大変うれしく思いました。  総理、そういう世界では、今総理が、どこまでを民間が決めて、どこまでを官が決めるんだろうかというところ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 この点は、総理と私の見解が違うところだというふうに思います。  私は、将来の姿を考えたときは、今はもう逆に、企画と監督と検査と比べたち監督が物すごく大きい。それも恣意的にやる監督なんですね。それで、将来はこの監督が限りなく小さくなっていって、企画と検査がお互い...全文を見る
○鈴木(淑)委員 大変慎重でいらっしゃいまして、お立場上あるいは無理はないかもしれませんが、しかし政策に利益相反があったら切り離すのだという点は御同意をいただけたと思います。その反対に、利益相反がなければくくっていって、なるべく省庁の数を減らすのだということも、恐らく御同意いただ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理、今の点について、もしはっきりした御意見をお持ちであれば、それとも、そんな話は初めて聞いたということであれば結構でございますが。
○鈴木(淑)委員 私ども新進党は、さっき申し上げました主に二つの理由で、金融監督庁というものは、大きな行政改革あるいは中央省庁再編の中で、後になって、しまったと思うような、無用の長物とは言いませんが、あんなものつくらなくてよかったねというものをつくる結果になるのではないかと思いま...全文を見る
○鈴木(淑)委員 もう少し正確に私言わなければいけなかったと思うのですが、もう一度言いますが、日本銀行の政策委員会が三条機関になると申し上げている。政策委員会のもとで認可法人として存在している日本銀行は、執行に当たるのですね。日本銀行全体が三条機関になるなどとは言っておりません。...全文を見る
○鈴木(淑)委員 国によっていろいろ事情が違います。アメリカのような広いところでは、私はマネーセンターバンクだけ中央銀行が握っておるというのは一つの選択だなと思いますが、日本の場合は恐らく銀行、それから地銀、第二地銀、信金ぐらいまでは少なくとも日本銀行に統一して大丈夫だと思います...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の蔵相のお言葉の中で私は承服できないことが、大事なことが一つあります。それは、日本銀行に検査監督を渡したときに、日本銀行の中で利益相反的なことが起きて日本銀行の独立性が侵されやせぬかとおっしゃった点であります。  さっきも申し上げましたように、どこの国も、先...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の総理がおっしゃった点は誤解がないようにいたします。  総理と私が明らかに食い違っているところは、私は、政策委員会を三条機関にして、その監督下に認可法人としての日本銀行の現業というか実際に動く部門を置くということで問題はなかろうと思っている、その点の意見が違...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  引き続きまして、日本銀行法案について、主として大蔵大臣並びに日本銀行総裁に質問をさせていただきたいと思います。  御案内のとおり、現行日本銀行法は昭和十七年、戦時下に制定されたものでありまして、ナチス支配下のドイツの中央銀行...全文を見る
○鈴木(淑)委員 どうもありがとうございました。  私は、今お二方のお話を伺いながら、特に松下総裁がおっしゃった中長期的な観点から物価の安定を通ずる経済成長、あるいは総裁はおっしゃいませんでしたが信用秩序の維持を図る。この中長期的な観点というのが大変大事なんだと思います。  ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総裁のお立場では、やはり昔の総裁が失敗したよと言うわけにはいかないので、どうしても今のようなお答えになるんだろうと思います。  それから武藤さんが言われるように、二回の失敗についていろいろな解釈があり得るということは、そのとおりですね。ただ、私自身は日本銀行の...全文を見る
○鈴木(淑)委員 大蔵大臣、お願いします。
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。  今の御答弁に関して、私が違う意見を持っているところを幾つか大急ぎで申し上げます。  まず第一に、武藤審議官、第三条第二項の独立行政委員会は準司法的なものであってこういうものにはなじまないと言いましたが、少なくとも衆議院の法制局の見...全文を見る
○鈴木(淑)委員 お気持ちはわかりますが、しかし、中銀研の学者さん、皆さん立派な方だと思いますが、十何人ですか、中には金融論の専門家じゃない人もおります。これに対して日本の金融学者数十人が集まって、あの中銀研の報告に対してもっと中央銀行の独立性、金融政策の独立性を強めなければいけ...全文を見る
05月09日第140回国会 衆議院 商工委員会 第13号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。本日は、このような機会を与えられまして大変光栄に存じまして、喜んで参上いたしました。  新進党を代表してということでございますが、問題の性質上、どちらかといえば、委員の先生方の御討議のお役に立つような問題点を私なりに整理して申し上...全文を見る
05月21日第140回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。橋本総理、お忙しい中御出席いただきまして、ありがとうございました。  政府提出の日本銀行法案の審議もかなり進んでまいりました。ここで私は、いわばオーソドックスに、この提出法案に沿って、まず金融政策ないしは日本銀行の目的というところ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 各国の事例を引かれましたが、今お聞きしていてもわかるように、物価の安定ないしはそれに類する通貨価値の安定等を目的として書いていない中央銀行法というのは非常に珍しい。慣習法からきた英蘭銀行の場合には目的が何も書いていないなんてありますが、普通、目的を書く場合は物価...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そんなに重要なものなら目的に掲げるべきですね。だって目的が通貨及び金融の調節だ、これはおかしいと思いませんか。通貨及び金融の調節というのは手段ですよ、手段。これ自体が目的だなんて言われたら、これはおかしな話になりますね。これは何か目的があってやる機能とか手段の話...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の松下総裁の見解は極めて常識的といいますか、世界に通用する解釈だというふうに思います。  つまり、一条の「目的」に書いてあることは中央銀行の行動なんですよ。だから機能なんですね。機能とか手段とか行動とかいう話です。今松下総裁御自身でおっしゃったように、それに...全文を見る
○鈴木(淑)委員 物価の安定が大きな役割であることは否定しない、だけれども信用秩序との関係で上下関係はつけないというふうにおっしゃいましたが、この法案は、どういうわけか物価の安定と信用秩序の維持の扱いを変えているのですね。変えて書いてある。だって信用秩序の維持は第一条の「目的」と...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理おっしゃいますように、国民経済の健全な発展を図るためには物価安定が必要なことは当然だ、政府の経済政策も同じ考えでやっているんだ、そういう意味で調和がとれているんだとおっしゃるなら、なぜ第四条でわざわざこんな条文を入れたんですか。整合的にしなきゃいけないなんて...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、十分な意思疎通を図るというのは大事なことだと思うんですね。それを削除しろなどとは言っていないんです。「政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう、」というところにひっかかって聞いておるわけであります。もし抽象的に日本経済の健全な発展を図るという意味で...全文を見る
○鈴木(淑)委員 最終目的が物価の安定を通ずる経済の健全な発展であるならば、それはもう第二条に書いてある。そんなことのために、整合的にやらなきゃいけないなんということを四条に書く必要はありません。  それから、過去の事例を引くならいろいろな状況をとおっしゃって、総理は御記憶もよ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、大変遺憾であるという総理のお考え、それから先ほどの三塚蔵相も同様の趣旨のことをおっしゃいました。  それは極めて良識のある判定だと思いますが、私が問題にしたいのは、公定歩合の引き上げを政府に提言をする、それも行政改革推進本部という立派な組織、そしてその最...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今はこういう行動をとることについて申し上げたのですが、もう一つ、ちょっとあきれ返ってしまうのは、私は自民党さんの行政改革推進本部というのは立派な議員さんがたくさんいると承知していますが、そこで決まったことだといって報道されているのですが、その公定歩合引き上げを要...全文を見る
○鈴木(淑)委員 新聞の報道しか私はわかりませんので、それに基づいて申し上げているわけでありますけれども、総理はそれはまだ聞いていないと言っておられますから、これ以上総理にお伺いすることはやめたいと思いますが、この考え方がまるで間違っているということだけ申し添えておきたい。  ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 これは重要なときしか行かない話ではないのですかね。重要ではないときは、スパイみたいにと言ってはなんだけれども、政府の委員を張りつけておくということを今ちょっと三塚蔵相はおっしゃったような感じですね。今お出しになったこの法案からいえば、重要なときだけ、しかも原則と...全文を見る
○鈴木(淑)委員 おっしゃるとおり、G7その他で蔵相みずから出られない、しかし重要な案件が審議されていることは大いにあり得ることです。だからこそ、私は、政務次官がお出になればいいじゃありませんかというふうに言っているのですね。私どもが提出している法案では、そのように書いてあります...全文を見る
○鈴木(淑)委員 実は、この手の、大蔵大臣を経由する必要はないじゃないかとか、大蔵大臣の認可は必要ないじゃないか、総理大臣でいいじゃないかとか、あるいは大蔵大臣への届け出も、これは内閣総理大臣への届け出でいいじゃないかといったたぐいのことは、山のように、民主党さんからも出ているわ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私は、今あるような一連のことをきちっとクリアしようとすると、私どもが提出しているように、日本銀行全体を認可法人のままにしておかないで、政策委員会を国家行政組織法上の、第三条二項のいわゆる三条機関、三条委員会、独立委員会にしてしまう。そうしますと、これは大蔵省と対...全文を見る
○鈴木(淑)委員 お言葉を返しますが、それでは、総理は、アメリカの体制は非常識だと思っているのですか。アメリカ、総理、御存じだと思いますが、ワシントンにあるフェデラル・リザーブ・ボード、正確には、ボード・オブ・ガバナーズ・オブ・ザ・フェデラル・リザーブ・システムでありますが、あれ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理がおっしゃいましたので、私も最後に、この金融監督庁あるいは中央銀行が検査・監督をする問題について触れてみたいと思います。  総理、今おっしゃいましたように、そして前回総理に御質問させていただいた行革特委でも申しましたが、アメリカの場合、マネーセンターバンク...全文を見る
○鈴木(淑)委員 時間になりましたので、最後に一言申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。  前回、行革特委でも総理に申し上げましたが、また、総理が今おっしゃったように、現在はいわばシュトルム・ウント・ドラングで、二〇〇一年までは大変な時期であります。しかし、総理、激流の中...全文を見る
05月26日第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○鈴木(淑)議員 私は、新進党を代表いたしまして、ただいま議題となりました我が党提出の金融委員会設置法案及び日本銀行法案につきまして、提案理由並びにその概要を御説明申し上げます。  数々の失敗を繰り返し、限界を露呈しております我が国金融行政システムに対し、今最も求められているこ...全文を見る
○鈴木(淑)議員 三十分の質問時間のうちの二十五分以上を費やされましたので、私ども、柳沢委員が提起された五つの問題にお答えしたいと思いますが、時間が非常に制約されているようでございますから、簡潔に申し上げます。  四番目の監督に関しては中川委員から、そして最後の企画立案に関して...全文を見る
○鈴木(淑)議員 私どもが考えております、これまでの大蔵省の護送船団方式と呼ばれているような金融行政の問題点、たくさんございますが、まず第一に、これは競争を排除して一番経営効率の悪い金融機関でも破綻しないようにするということでありますから、これはもう当然、競争排除ということは切磋...全文を見る
○鈴木(淑)議員 財政政策と金融政策を分離すべきだ、特に金融行政を財政政策を所掌する大蔵省から分離すべきだ。この理由については、先ほど柳沢委員自身も、両者の間に明らかに利益相反があるということを率直に認めておられます。まあほとんど、ここに御出席の先生方もそのことは十分御存じだと思...全文を見る
○鈴木(淑)議員 御指摘のとおりでございまして、先ほども申し上げましたように、ビッグバンが進み、自由化された将来の姿を考えますと、ルールに合っているかどうかを検査する仕事と、それからルールをつくる企画の仕事に金融行政は大きく分かれてきて、監督行政というものは限りなく小さくなってい...全文を見る
○鈴木(淑)議員 行政改革の目的というのは、今さら申し上げるまでもなく、効率的でスリムな政府機構にしていこう、そのことによって民間市場経済の活性化を図っていこうということでございます。金融ビッグバンというのも、金融の分野において大いに規制緩和を進め、民間の金融部門の活性化を図って...全文を見る
○鈴木(淑)議員 二つの点についてお答えいたします。  まず第一は、大蔵省の認可法人ではさまざまの点で独立性に制約がある、日本銀行の独立性に制約があるということでありまして、例えば定款を初めさまざまのことを大蔵大臣に届け出なければいけない、あるいは大蔵大臣の認可を得なければいけ...全文を見る
○鈴木(淑)議員 北側委員御指摘のとおりでございまして、金融の自由化というのは、具体的に考えてみますと、金利の自由化、それから業務分野規制の自由化、それから商品開発の自由化、それからあとは国際化という問題があろうかと思います。  金利の自由化については、先ほど話題に出ておりまし...全文を見る
○鈴木(淑)議員 海外の例で典型的なのは、米国であろうかと思います。  ワシントンにございますボード・オブ・ガバナーズ・オブ・ザ・フェデラル・リザーブ・システム、これは政府機関でございます。グリーンスパン議長以下ガバナーたちは、あれは公務員で、公務員並みの給料をもらっております...全文を見る
○鈴木(淑)議員 ただいま申しました米国がそうでございまして、米国の連邦準備制度理事会というのは、マネーセンターバンク、大銀行に関しまして検査監督権限をあわせ持っております。金融政策と検査監督権限をあわせ持っております。  それから、ヨーロッパに目を転じますと、オランダとイタリ...全文を見る
○鈴木(淑)議員 お答えいたします。  まず、日本銀行の検査監督に関する専門性といいますかエキスパーティーズといいますか、これは私は十分にあるというふうに思っております。実は、明治以来ずっと考査をやっていたのは日本銀行であって、大蔵省の検査が広がってきたのはむしろ歴史は浅いので...全文を見る
○鈴木(淑)議員 お答えいたします。  政府が進めようと思っております金融ビッグバン構想は、私ども新進党の目から見ますと、むしろ遅きに失したというふうに思っております。  七〇年代終わりから、特に八〇年代、世界では大規模な金融の競争が始まったわけでありまして、その流れは、エレ...全文を見る
10月21日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第4号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  私は、昨年十二月の臨時国会の予算委員会において、あるいは本年一―三月、通常国会の予算委員会、あるいは税制特別委員会等におきまして、九兆円の国民負担増及び公共投資の落ち込みを含む本年度予算案を成立させ実施に移すならば、間違いなく...全文を見る
○鈴木(淑)委員 確認させていただきました。ありがとうございました。  この法の精神は財政赤字そのものを年々削減するということであって、赤字国債は削減するが場合によっては建設国債を発行して後で統計が出てみたら財政赤字が拡大していたということがあってはならない、そういう姿勢で今後...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理の今のお話の大前提に、このまま放置しておけばというお言葉があるんですね。今、だれもこのまま赤字を放置しておこうなんと言っている党はないと思うのですね。この赤字を抑えるために歳出の構造改革を実施して、むだを排除して、歳出を抑えていこう、あるいは、一番金を食う社...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今総理は、まあ一種のツケの圧力で長期金利が上がることを心配しているとおっしゃいましたが、長期金利の上昇というのは、クラウディングアウトが起きたときに起きるんですよ。貯蓄・投資のバランスから考えて、GDPのデフレギャップから考えて、当分、公債残高あるいは公債発行額...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今、蔵相は思わず大変おもしろいことをおっしゃったのですね。隠れ借金と言いながら、同時に隠れ財産、隠れ資産とおっしゃった。それは非常に正しい表現なんですね。国鉄の隠れ借金といえども、それを賄っている公債を持っている国民には金融資産なんですね。だけれども、問題は、そ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理から大変御丁重な答弁をいただいたのでありますが、しかし、総理は巧みに私の質問のポイントをそらしました。委員長、私の質問に答えておられません。  私が言ったポイントは、年々赤字を縮減していくということを二〇〇三年までの政府に義務づけちゃっていいのかと。もし経...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の総理の御答弁、私が一番聞きたいポイントを私流に言いますと、とにかく今の財政赤字は物すごく大きくなっちゃった、だから、ちょっと赤字を膨らませてそれから縮めるようないろいろな経路があると言われたってそんなことはやれない、もう一瀉千里に赤字を縮めなきゃえらいことに...全文を見る
○鈴木(淑)委員 レベニュー・ニュートラルの範囲内でしか減税ができないということでありますと、けさの読売新聞のトップの報道は間違い、実質減税というのは、レベニュー・ニュートラルじゃなくでネット減税という意味の日本語でしょうから、あれは間違いだということですね。  こういう縛りが...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今、経済の常識とおっしゃいましたが、これは経済学ではケインズ・モデルの常識でございます。ケインズ・モデルで乗数の議論をすると今の長官のお答えのようになります。  ところが、今の経済学というのは、もっと中長期の議論をするときは新古典派のモデルで議論をいたします。...全文を見る
○鈴木(淑)委員 時間が参りましたので、結論としてもう一度申し上げます。  この財政構造改革法案が成立して実施に移されますと、今るる申し上げました形で将来の財政運営、なかんずく景気刺激対策が束縛されますので、今尾身長官がおっしゃったようなコンフィデンスは決して回復しない。ますま...全文を見る
10月31日第141回国会 衆議院 財政構造改革の推進等に関する特別委員会 第12号
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○鈴木(淑)委員 おはようございます。新進党の鈴木淑夫でございます。  本日は、財政構造改革の推進に関する特別措置法案に反対する立場から、総括的な質疑を行わせていただきたいというふうに思います。  初めにはっきりさせたいことでございますが、私ども新進党が、財革法と略させていた...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ありがとうございました。これは確認の意味で質問したわけでございます。私の手元にも正確なグラフと数字がございます。おおむね、今の政府委員のお返事のとおりであります。  私がなぜこんな質問をしたかといいますと、財政赤字の対GDP比率が三%を上回っているときは、常に...全文を見る
○鈴木(淑)委員 条件が同じならばとおっしゃいましたが、それこそが間違いなんですね。条件は変わるのであります、将来の予測で。今のお答えは、限界貯蓄性向、限界消費性向一定という条件が変わらなければという前提でお話しになっている。そうじゃないんですよ。限界貯蓄性向、限界消費性向は、将...全文を見る
○鈴木(淑)委員 どうも瓦大臣ありがとうございました。  公共投資の単価引き下げ、そのための入札制度の検討等をなさるということでございますが、これはもうぜひとも早急にお願いをしたいところであります。  それから、補助金に関連しておっしゃいました。  私ども新進党も、再構築宣...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私、さっき言いましたでしょう、そういう構造改革は結構だ、大いにやろうと。しかし、これは中期的に効果が出てくる話で、目先はデフレ的効果を持っているものですから、これだけでやろうとしたら経済はますます沈滞するぞと言っているわけですね。そこで、なぜ財政の刺激を一時的に...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私はそんなよその国のことを聞いているのじゃないんですよ。日本についてちゃんとチェックしているのかと、経済企画庁は、あるいは政府は。  それは、今言ったことはそのとおりです。海外の例を引けば、歳出削減に重点を置いた国の方が増税に重点を置いた国よりは成功していると...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私、総理に伺っているんです。経企庁の役人なんかに聞いていません。総理が今お答えくださろうと動いておられるのに、何ですか、委員長は。委員長は無責任です。総理が今お答えくださる。
○鈴木(淑)委員 総理と同じように、私も、この財政赤字を削減しなければいけない、そうしなければまた二十一世紀、高齢化してさまざまの財政ニーズが出てくることは見えているのに大変だぞ、もう全く同意見です。それは、私が同意見なだけじゃない、新進党の再構築宣言の中にだってそういう言葉はあ...全文を見る
11月04日第141回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  総理、日ロ首脳会談、大変御苦労さまでございました。三日間の連休返上で外交問題に御努力されまして、お帰りの直後でお疲れかと思いますが、一方、国内では、国民は、景気の現状、日本経済の将来、大変心配をしております。そうであればこそ、...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理がおっしゃいますように、大きな日本の外交戦略としてロシアを市場経済の中に取り込んでくる、このために日本も大いに貢献する、それは結構でございます。  しかし、さっきおっしゃいましたような大きな投資計画の援助をするには、余りにも日本の財政政策の運用は財政構造改...全文を見る
○鈴木(淑)委員 初めに申し上げておきますが、私は、経済学博士ではありますが、現在、経済学の教授ではありません。衆議院議員であり、現在ただいま予算委員会の委員でありますから、教授というのは大変……(橋本内閣総理大臣「この前、どなたか、教授の授業をちゃんと聞けと言われたから」と呼ぶ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 経済構造対策の必要性については、総理と私の間に意見の相違などはないのでありまして、私はむしろ総理以上に、構造対策の必要性があるとある意味では思っておるのです、後でつまびらかにいたしますが。  ですから、私が今の景気は政策不況だと言う場合は二つの側面がありまして...全文を見る
○鈴木(淑)委員 経済構造対策が大事だなんということについては、私どもも十分認識しておるということはさっきから繰り返しています。えらいうんちくを傾けて御講義をいただきましたけれども、この三点は、もちろん正さなければいけない問題ですけれども、中期、長期の課題ですよ。こんなもので、年...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の日銀総裁のお答えを私流に要約いたしますと、純輸出と設備投資という二本柱が辛うじて景気を支えている、だから在庫調整が終われば上がってくるだろう、こういうお答えであります。  私は、純輸出も設備投資も、先を展望すると極めて心もとないものがあるということを後で申...全文を見る
○鈴木(淑)委員 在庫調整については同じ御見解だという尾身長官のお答えでございますが、そうだとすれば、もう十-十二月は大変な勢いで在庫調整が進んでおります。それがあっという間に終わるはずないのですから、一-三月まで続くだろうと私は思うのですね。  ですから、総理、失礼ながら私は...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そうですが。それではお願いします。三つだけでいいですよ、今聞いた。
○鈴木(淑)委員 実質賃金。まあ名目賃金でもいいですよ、二%引けばいいのだから。いや、ちょっとお気の毒だから、委員長、結構です。
○鈴木(淑)委員 あれは労働省と総理府の統計なのですよね。こちらにとって二次統計だからちょっとお気の毒だったのですが、実質賃金の前年比というのはもう四-六月でマイナス〇・三%になっているのですね。それで、七-九もこれはマイナスなのです。マイナス幅拡大です。ですから、尾身長官、賃金...全文を見る
○鈴木(淑)委員 まず、設備投資の伸びでございますが、新保局長の説明が本当に政府の見解であるとすれば、まことに楽観的だと言わざるを得ません。  もちろん、大企業製造業は輸出で潤いましたから、設備投資の伸びは高いです。しかし、総理も蔵相も尾身長官も御存じだと思いますが、GDPベー...全文を見る
○鈴木(淑)委員 日銀総裁には十分見ていただきたいと思いますが、私、率直に言って、尊敬する大先輩の一人でございます松下総裁に対して、こいう席で言いにくいのでございますが、やはりちょっと楽観的に過ぎるように思います。  例えば設備投資。中小企業非製造業は、九月調査でマイナス一二・...全文を見る
○鈴木(淑)委員 本年度の政府見通しの一・九%は、難しいかななんていうような状態じゃないですね。御承知かと思いますが、残る三、四半期、年率八・八%の猛スピードでいってようやく一・九なんですから、こんなものは、難しいかなという日本語で言うものじゃないんで、これはもう架空の数字になっ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理は今、大変うまく整理をしてくださいましたので、それに乗って私の質疑を続けてまいりますが、総理おっしゃるとおり、構造問題が九一年ぐらいから現在までずっとあったということは共通認識しています。したがって、構造問題に対して適切な手を打たなければいけないんだというの...全文を見る
○鈴木(淑)委員 もう一つの共通点と相違点を整理していただきまして、今総理がおっしゃったとおりなのですね。中長期的にこの財政赤字を削減していかなければいけないという点では、総理と私の間でも、自民党さんと新進党の間でも、これは認識に相違はないのですね。  ところが、短期の話になっ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 総理お答えのように、健保の構造改革が必要だ、あるいは政府系金融機関を通じて対策が必要だ、そういう改革あるいは構造対策そのものを私は今批判しているのではないのですね。そういうことをやるときは、常にマクロ経済にどういうインパクトが行くのかということを考えなきゃいけな...全文を見る
○鈴木(淑)委員 時間でございますので、構造対策の無策が政策不況のいま一つの側面である、その最たるものとして私が一番心配しているのは金融システム対策である、この金融システム対策の無策のよって来るところは住専処理の失敗から来ているということを御指摘申し上げまして、私の質問を終わりま...全文を見る
11月28日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  金融及び証券取引に関する件、現在問題になっております金融システムの安定性をいかに確保するかといった問題等を中心に質問させていただきます。日銀総裁,お忙しいところお越しいただきまして、ありがとうございました。  三塚蔵相、覚え...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私の質問は、何かあったら結果責任をきちっととってくれよ、この約束を覚えていてくださいよと言ったわけですが、今明らかに何かあったわけです。つぶさないと言っていた大銀行の一角が破綻した。そして、まだ次々と証券会社、そして生保も含めて金融危機が予想されている。まさに何...全文を見る
○鈴木(淑)委員 蔵相、私は、必ずしも外為法改正の施行や早期是正措置の実施を延期しろと主張しているわけではないのです。ただ、これを予定どおりやるとすれば、二つのことをきちっと手を打っておかなかったらえらいことになりますぞと言っている。第一は経済危機に対する抜本的な財政面からの対策...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今の大蔵大臣のお答えを私流にわかりやすく言いますと、債務超過になっていない場合は救済型があり得る、債務超過になっていれば整理をするんだ、こういうふうに私は理解をいたしました。つまり、福徳もなにわも債務超過ではないから救済型になるとおっしゃいましたから、そういう意...全文を見る
○鈴木(淑)委員 山口局長は、これは助けてくれと破綻金融機関の方から頼んできたんじゃないから、当局の方で認定するんだから救済じゃないとおっしゃいましたが、それは山口流定義だと思うのですね。債務超過にもなっていない金融機関に公的資金を入れて、不良債権をきれいにしてあげて、さあ継続し...全文を見る
○鈴木(淑)委員 先ほども申し上げましたように、システミックリスク原理であれば、ルールとしてかなり透明であり明確だと思うのですね。ところが、今、山口局長、日銀総裁おっしゃったように、地域への影響というような不可欠性原理を持ち出すと、裁量が入る余地が大変大きくて、昔の行政に戻ってく...全文を見る
○鈴木(淑)委員 おっしゃるとおり、証券会社の場合は、支払い不能の連鎖みたいなことが起きて、システムに大混乱が起きないように日本銀行がぱっと飛び込む、それは必要ですが、そこから先の整理の仕方の話になったときは、おっしゃるとおり、顧客の預かり金勘定さえきちっと払えれば、あとは、大体...全文を見る
○鈴木(淑)委員 どうもありがとうございました。  本当は、時間があれば、今私が一方的に私の見解を述べてしまったことについて、三塚蔵相の見解を伺いたいところなんですが、どうやらそこへちらちらしているのはおしまいだということなんでしょうかね。――ありがとうございます。大先輩にお褒...全文を見る
12月05日第141回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
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○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。  提出されております預金保険法の一部を改正する法律案について、質疑を続けたいと思います。  日銀の福井副総裁、総裁のかわりにお忙しい中を急遽お越しいただきまして、どうもありがとうございました。  さて、昨日夕方に総理にお越し...全文を見る
○鈴木(淑)委員 今のはお答えになっていませんね。あらゆる選択肢とおっしゃるが、私が聞いているのは、なぜ時限ですかと言っているのですね。なぜ恒久的な選択肢としてでなくて時限なんですかと聞いているのですよ。二〇〇一年三月までというのは、何かやはり恒久的な制度にするのには問題があるが...全文を見る
○鈴木(淑)委員 率直に訂正をいただきまして、ありがとうございました。  でも、まだ私は御説明になっていないところがあると思うんです。二〇〇一年三月までというのは適当なタイミングじゃないかと思うからとおっしゃっているわけですが、それは、二〇〇一年三月ぐらいまでに何とかこの不良債...全文を見る
○鈴木(淑)委員 割と正直に今銀行局長おっしゃったんですね。つまり、普通なら、破綻した二つの金融機関、受け皿銀行がなきゃ解散しちゃうわけですが、受け皿銀行がない場合に、これは定義の問題になりますけれども、私は、明らかに一種の救済をするということですから、かなりこれは例外的で、本来...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そうですね。ペイオフコストを上回る資金援助もお許し願いたいというのが、やはり時限立法でちょいとお許し願いたいで入ってきたわけですよね。  ですからこれは、ではもう入ってきたからその資金援助を利用して経営まで救済しちゃえというものでは本来ないんだと思うんですね。...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そこで山口局長あるいは大蔵省の見解と私どもの見解がはっきり違ってきちゃうんですね。  きのう北側委員、弁護士さんでもいらっしゃるので、非常にきっちりと整理して質問したはずなんですよ。つまり、二つの破綻金融機関はなくなっちゃって別のものになるんですよ、だから、こ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 最後のところで私の質問に答えてくれたのでその話を今すぐしますが、その前に、最初に、これは時価で買い取っているのだから必ずしも助けていることにならないという理屈をおっしゃいましたが、これはとんでもない間違いですよ。たとえ時価で買い取っても、そのことによって合併銀行...全文を見る
○鈴木(淑)委員 ペイオフはしないといったって、この銀行は破綻しそうだと思ったら、預金を引き出しに行きますよ。だって、あれは元本しか保証しないんですから。利息は入らない。それから、最終的には元本だけ払い戻してもらうにしても、ひとまずシャッターが閉まつちゃったり行列になったりするか...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そんなことは全部わかった上で言っているわけですから、時間がもったいないので、まだまだ質疑したいことがたくさんありますので、ちょっと変えます。  せっかく副総裁、お見えになっていて、実は、今の議論の中で、副総裁にも日銀はどうかということを聞きたかったのですが、そ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 そうしますと、副総裁に伺いますが、今の特融の返済の保証はどのような形で与えられていますか。
○鈴木(淑)委員 ということは、山一への特融の話だけをされていたわけですな。ほかの銀行については債務超過が、拓銀はもう完全に債務超過だと思いますが、あの辺のところはどうなんでしょうね。
○鈴木(淑)委員 私も、過去において全部回収されていたということは十分承知をしております。だから今回についてもそういうふうになるためには、三塚蔵相、やはり今の預金保険の基金だけでは、拓銀のような大きなケース、それからまだこれからも出てくる銀行破綻処理を考えますと、足りないことはも...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私が蔵相の見解をお伺いしたがったのは、もっと具体的に言いますと、あれは預貯金の支払い資金の不足ではない、それを埋めるためではない公的資金であった。それはもう言うまでもなく、どこかの経営を救済した資金ですね。それについて、経営救済のためにああいう形で公的資金を入れ...全文を見る
○鈴木(淑)委員 私がなぜこれにこだわるかといいますと、この前、日曜日のテレビを見ておりましたら、自民党の加藤幹事長は、キャスターの田原さんが、預金支払い資金の不足じゃないところに六千八百五十億円を入れたじゃないかと言ったら、いやいや、あれはやっぱり預金者を救ったんだ、農協を初め...全文を見る
○鈴木(淑)委員 公的資金の投入についての今の蔵相のお言葉、私はしかと受けとめて覚えております。どうぞできる限り早い時期に蔵相の御方針そして政府の御方針を打ち出されますようにお願いをいたします。それこそが、さっき言ったシステムの動揺を和らげる上で極めて大事な手法だというふうに思い...全文を見る
○鈴木(淑)委員 蔵相、ありがとうございました。  一言だけ、さっきの山口局長が言ったことに申し上げておきますが、それは、海外から見て早期是正措置の延期はちょっと格好が悪いのは確かです。ただ、その理由が、日本版RTCをつくってきちっと公的資金を入れ、また強力に不良債権を回収する...全文を見る