首藤信彦

すとうのぶひこ



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首藤信彦の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  何よりもまず、宇和島水産高校実習船えひめ丸の原潜グリーンビルとの衝突事故において被害に遭われた方々及び御家族の方、高校関係者の御心労を心からお悔やみ申し上げますと同時に、今なお行方不明になっている九名の方の一刻も早い発見を祈念するものであり...全文を見る
○首藤委員 信頼性の向上、信頼性ということこそ日米の安全保障における最も重要な点であるということを理解いたしました。  それでは、外務大臣、どのようにお考えでしょうか。
○首藤委員 基本的な問題ですけれども、やはりこれは日本の安全保障システムにおける最も基本的な私たちの考え方であるというふうに理解いたします。  その点に関しましては、党派を超えまして、また国民総意としても恐らく異論のないところではないかと思っております。日米の安全保障体制におい...全文を見る
○首藤委員 外務省の方が早かったということですね、外務大臣。
○首藤委員 この点をしつこく聞いているのは、危機管理において、また防衛において最も重要なのは初動であります。もう本当に秒単位で対応しなければいけないということなんですが、この問題というものは、よく考えてみれば米国の原潜が日本の船を沈めたということであります。  先ほどから、最初...全文を見る
○首藤委員 それはもう、今私はその話を聞いて心臓がとまるほど驚きましたけれども、日本の防衛の頂点におられる防衛庁長官が、そして、先ほど御自身が総理の危機管理体制に対していろいろコメントを申されましたけれども、そういう危機管理としてあるべき体制から全然違っているではないですか。この...全文を見る
○首藤委員 それでは、次にお聞きいたします。  その第一報の後、第一報というのは船が沈んだということなんですが、それから、なぜ沈んだのか、当然アメリカの原潜が関係しているわけですが、なぜ沈んだのかという説明がアメリカ側から来ます。この点に関してどういうふうな説明が来たか、次の点...全文を見る
○首藤委員 私の質問は、そうした現状ではなく、第一報が沈んだという情報に続いて、なぜ沈んだかという最初の説明が参りました。その件に関してはどういう説明が来たのかを、安保条約のパートナーである日本の防衛庁にどういう説明が来たのかをお聞きしているわけですから、その点をお答え願いたいと...全文を見る
○首藤委員 私の聞いているのはそういうことではなくて、船が沈んだ、なぜ沈んだかということに関して米海軍からどのような説明がパートナーである防衛庁になされたのかということです。この点だけお答えください。
○首藤委員 それは、今長官は、私の質問を無視されているのか、それとも、ただ配られたもの、ノートを順番に読んでおられるのかわかりませんけれども、私の質問は簡単なんです。  第一報が、沈んだ、そしてなぜ沈んだか、原潜とぶつかってどういう状況で沈んだかというその原因を、当然のことなが...全文を見る
○首藤委員 民間人の乗船及び民間人の操縦及びソナーのデータ存在、潜望鏡などの確認についてはいかがでしょうか。
○首藤委員 ちょっと誤解されているのではないですか。そのNTSBというのは議会に附属する独立委員会です。これは米海軍でもなければ太平洋艦隊司令部でも何でもないのです。これは議会に附属している中立的な存在で、関係ないのですよ。  私は、日米安保条約の最大のパートナーである米海軍が...全文を見る
○首藤委員 私は、この問題だけで本当にあなたを追い詰めることはできると思いますよ。しかし、それはこの私の与えられた時間の中では意味がないことです。もっと重要なことに、いろいろなテーマがあります。  しかし、重要なことは、結局日米安保とは一体何なんだ。原潜が日本の船を、日本の財産...全文を見る
○首藤委員 時間がないので次の質問に移りますが、先ほど斉藤防衛庁長官はコート・オブ・インクワイアリーについておっしゃいました。これはすごく重要ですね。  コート・オブ・インクワイアリーというのは、明らかに軍法会議を導いていく大変重要な、大変深刻な手続です。これはコート・オブ・イ...全文を見る
○首藤委員 日本での事故についてはよくわかりました。  では、今回のグリーンビルの事故に関して、コート・オブ・インクワイアリーがどういうことになっていくでしょうか。  過去におけるコート・オブ・インクワイアリーが軍事法廷になっていった事例を幾つか検証しました。私も、日本にはこ...全文を見る
○首藤委員 現在、この七五年のベルクナップ事件というものが今回の事件に非常に近いということは言われているわけですが、その前に、今外務大臣が言われた八一年の日昇丸事件、これは一体なぜ軍法会議に付されなかったのでしょうか。これは今わかっているように、海上を通っているどこかの国の貨物船...全文を見る
○首藤委員 私は、本当に何というか、怒るというか残念というか、日本の国民の人命が失われた事件、これに対して八一年できちっと対応しなかった、そのことが禍根となって今度の事件も大きく後を引いていくのではないか、その意味を持って今御質問しているわけです。  このコート・オブ・インクワ...全文を見る
○首藤委員 今の御説明でわかったように、アドバイザーというものは一種の技術的な傍聴者にすぎないわけです。しかし、この事件というのは、それは冷戦当時起こった一九八一年の事件あるいは七五年の事件、そうした事件と違って、冷戦後の世界で起こっている。こういうところで今後の、単に軍事法廷だ...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。  ぜひ検討をしていただきたい。この場においては、今後のこうした問題に対しては、日本社会全体として取り組む必要が必ず出てくると思いますので、さまざまな形で国民の代表がその場に、あるいは家族の代表がその場におられるような形を米側に要求していただ...全文を見る
○首藤委員 新聞情報によりますと、外務省はCNNを見て驚いた、そういうふうに表現されているのです。  実際に、それでは公式連絡を受けたのは爆撃が行われた何時間後でしょうか。外務大臣、いかがでしょうか。
○首藤委員 まさに、恐らくもう本当に正直な御説明だと思いますが、本当に私は心が痛い。日本のこんな大きな問題というものが、日本に通告されることなく、こちら側から、CNNを見た後聞く。これでは外務省でなく防衛庁でなく、これは新聞社やテレビ局と変わらない。これでは、日米安保体制など堅持...全文を見る
○首藤委員 本当に私は、もう心が痛いし、胸が痛いし、胸が張り裂けんばかりですよ。  御存じないかもしれないが、危機管理というのは一つのことに対応するのではない。危機管理というのは、必ず危機というのは束になってやってくるんですよ。本当に嫌らしいんですよ。危機というのは、何かがある...全文を見る
○首藤委員 私の質問を誤解されたと思いますが、私は、米側が事前に通告しなかったのは、それはそれなりに理由がある、根拠がある。それはトルコに対しても、あるいはフランスに対しても、そしてさらにアメリカで問題となっている議会に対しても事前通告がなかった。これは問題です。  しかし、私...全文を見る
○首藤委員 時間が参りましたので、私の質問は終わります。  最後に一言だけ、私が最初に、なぜ、安保条約の基本は何か、日米協力の基本は何かということを申したかを思い出していただきたい。安全保障というものは、お互いに危機をはらみ、お互いの損失、お互いの損害、こういうものをかけて協力...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○首藤分科員 民主党の首藤信彦です。  平成十三年度外務省所管の一般会計歳出予算について、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  私は、この一般歳出の予算明細を見させていただきまして、外務省の日々の努力に本当に痛み入っているところであります。しかし、現在の世界の情勢の変...全文を見る
○首藤分科員 それでは次に、同じ外務省が所轄している大きな項目としての海外援助についてお聞きしたいと思います。  政府開発援助、同じように財務省から提出されたこの資料を見ますと、協力に関しても多くの部分で外務省の業務上の庁費などが大幅に減額されているということは、やはり厳しい経...全文を見る
○首藤分科員 そういう御説明は、数字上は当然出てくると思うのですが、私は、そうした問題点と同時に、やはり援助そのものを大きく変えていく、見直す必要があるのではないかと思っています。  私自身も、東ティモールやパレスチナやカンボジア、この半年の間にもそういうところを訪問しまして、...全文を見る
○首藤分科員 正直な御答弁でありますけれども、私は、この点もやはりこれからの外交において改善すべき点ではないか、そういうふうに思っております。この点においても一般議員が、国民の代表である議員がそれに対してチェックを行い、そしてそれに対してコメントを言える、その場では変えることがで...全文を見る
○首藤分科員 外務大臣のおっしゃるとおりで、よくわかります。外交の基本というものはそういうものであるということは十分に理解しているつもりです。  しかし同時に、その中でも、今までとは違って、よりアカウンタブルな援助方式というものがやはり必要となってくるのではないか、そういうふう...全文を見る
○首藤分科員 まさに今官房長がおっしゃられたとおりですけれども、私は、まさに今外務省が変えようとしているその緊急支援の部分あるいは草の根の支援の部分こそが、外務省がもっと真剣に自己批判してやっていかないといけない部分ではないかと思うんですね。  確かに、草の根無償も額的にはふえ...全文を見る
○首藤分科員 しかし、これは三億六千七百万あるんですよね。ですから、それはもう巨額なもので、そんなものだけで三億もかかりますか。
○首藤分科員 時間がないというのは、こちらの方が時間がないので、そんなこと言われては困ってしまうんですけれども。
○首藤分科員 これは予算を討議しているんだから、外交の一般政策を聞いているんじゃないんですよね。予算を聞いているんですから、細目やってくれないと。
○首藤分科員 これは、外務本省〇〇一—九五、諸外国に関する外交政策の樹立等に必要な経費というふうになっております。その中の細目として、九五〇一五—二一二九—〇六なんです。
○首藤分科員 私は、別にこんなところで細かいことを聞きたいのではないんですよ。何を聞きたいかというと、もう時代は変わって、外務省も変わらなきゃいけない。  例えば、こういう調査なんかは、私も外務省で呼ばれて行って話したことがあります。委員をざっと見ると、多くの方は外務省のOBの...全文を見る
○首藤分科員 もう時間がないので、二つだけ。これは簡単に言いますから、答えてください。  一つは、この外務省からきょういただいた資料の二十七ページにありますが、国際機関分担金の中で軍縮関係条約等分担金というのがあります。これは二十八億円。これの内訳は一体何ですか。その下に、国連...全文を見る
○首藤分科員 それはおかしいよ。私は何のためにここへ来ているのか。私は別に、河野大臣と日本の外交政策について基本政策を論じようとして来ているんじゃないんです。この日本の外交に関する予算に関して、しかも分科会の中で細目を討議しようとして来ているんです。しかも、その金額が三百万円とか...全文を見る
○首藤分科員 それでは、十八時にやらせていただきます。  しつこく言いますが、私は別に足を引っ張ろうとしているんじゃなくて、基本的なことを聞きたい。基本的なものに答えてもらわなきゃ困るし、また、外交自体が変わっていくときにこの費目もまた変えていかなきゃいけない、そういうふうに思...全文を見る
03月02日第151回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○首藤分科員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、だんだんと周辺に危機が、脅威が迫ってきていると言われる東アジア情勢において、日本の防衛というものを根本的なところから考えてみたいということで質問させていただきます。  まず、斉藤防衛庁長官にお聞きします。 ...全文を見る
○首藤分科員 自衛隊には約二十四万人と言われる職員の方がおられるということを理解しておりますが、その中で一番大きいのは、言うまでもなく、十五万人に達しようという陸上自衛隊の方々です。  その方が持っている最も基礎的な武装というものを当然ながら防衛長官として指摘されると考えており...全文を見る
○首藤分科員 それは私は違うと思うんですね。兵の基本は歩兵にあって、そしてその方々が一人ずつ、身を守るため、あるいは防衛線を守るために持たれている基礎的な武器が重要だと思っているんですが、それを何であると御理解いただいていますか、斉藤防衛庁長官。
○首藤分科員 私は、そういうことを聞いているのではないんです。防衛とは何か、兵とは何か、兵が身を守るとはどういうことか、最前線において兵が戦うということはどういうことか、そのことを聞いているんです。最前線において兵が身を守り、兵が最前線を守るためにどのような武器を基本として使うか...全文を見る
○首藤分科員 それでは、斉藤防衛庁長官にお聞きしたい。では、現在の兵士が持っている小銃はどういうタイプの小銃ですか。  防衛庁長官に資料を見ないで答えていただきたい、これは防衛の最も基本的なところです。
○首藤分科員 長官、ありがとうございました。予算に触れていただきまして、本当にありがとうございます。  それで、ここは予算委員会ですから、兵が持つ最も基礎的な武装である小銃についてお聞きしたいと思います。  私が資料として用いるのは、防衛庁から提出されました平成十三年度防衛力...全文を見る
○首藤分科員 ただいま六四式小銃ということがようやく出てきたわけですが、六四式というものは有名な欠陥小銃であるということが多くの経験者によって指摘されています。私も現場で見て、現場の操作を見て、これは非常にジャミングしやすいといいますか、突っかかりやすいものであるということが理解...全文を見る
○首藤分科員 私は、その御回答を聞いて非常にがっかりしたわけです。  今、東アジアにおける脅威論があったり、あるいは朝鮮半島における、あるいは緊急事態における有事法制とか、さまざまなことが一方では言われながら、最も基本的な武装である小銃に関しても、六四式から八九式に変わっていく...全文を見る
○首藤分科員 せっかくの副長官の御説明でありますが、それは勉強が不十分でありまして、何が問題かというと、銃の口径が根本的に違う。七・六二ミリと五・五六ミリでは、もう世界の主流となっている五・五六ミリの銃弾というのは——流通していないわけですから、この七・六二ミリで日本が十分な銃弾...全文を見る
○首藤分科員 私の質問はそうではなくて、現在、自衛隊が持っている九ミリけん銃というものは、SIGザウアーというところのスイスの製品のライセンス製だと言われております。SIGザウアーの市場価格は大体幾らぐらいだと御存じでしょうか。
○首藤分科員 それでは、石破副長官にその結果を公表していただいて、その探された資料というものが一体どういうものかを、公開の場で、後ほどまた討議させていただきたいと思います。  九ミリけん銃、SIGザウアー、この軍用けん銃は決して四発とか五発とかを撃つものではなく、SIGザウアー...全文を見る
○首藤分科員 委員長にお伺いします。  私は長官を指名したのに、なぜ副長官にされたか、その根拠をお聞きしたい。
○首藤分科員 今後は、ぜひ私の指名したとおりでやっていただきたいと思います。  それでは、けん銃のことだけではなくてほかのことを、これはもう当たり前のことですが、時間もございませんので、ここで私の口から言わせていただきます。  八九式小銃、これは大体一丁三十二万ということにな...全文を見る
○首藤分科員 石破副長官は、ゴラン高原からテルアビブに戻る際にヘリコプターを使用されたと聞いております。そのヘリコプターの費用、これはどのような経費で払われましたか。
○首藤分科員 それではお聞きします。  日本の防衛責任者が他国の軍隊の好意によって飛ばされるということは、何か事前の協議があるんでしょうか。副長官、いかがですか。
○首藤分科員 私の理解するところでは、軍隊というものは非常に厳しいものがあり、同盟関係にあればともかく、同盟関係にない場合、そのようなことはさまざまな外交手続を経てされるというふうに理解しておりますが、どのような外交的な手続を経てそこに到達されましたか、副長官。
○首藤分科員 これがどのような手続をされたかということに関しては、もう時間も限られておりますから、ぜひ外務省関係者、その関係の手続について後ほど報告していただきたいと思います。委員長、いかがでしょうか。
○首藤分科員 今状況が、日本を取り巻く環境というものは非常に厳しくなっているということは御存じのとおりであります。その一方、日本でさまざまな行動をしていかなければいけない。一方では兵力を近代化しつつ、一方では今まであった古いものを除去していかなければいけないということは理解される...全文を見る
○首藤分科員 着実に進めていただきたいと思います。  同じようにお聞きしたいのですが、旧式化した六四式けん銃の廃棄に関してはどのような手続をとっておられますか、石破副長官。
○首藤分科員 当然のことながら、七・六二ミリの銃弾というものを廃棄していかなければいけないんですが、その分に関してはどのような状況にあるでしょうか、副長官。
○首藤分科員 名称はどうでもいいんですが、具体的にそれを、例えば焼却する、それを実際に発射する、それを化学的に処理する、さまざまな方法があると思いますが、どのような形でそれを処理しておられますか。
○首藤分科員 ちょっと質問の意味がおわかりになっていないと思いますが、今非常に、いわゆるスモールアームズ、小型武器の銃弾及びその武器の廃棄に関しては大きな問題となっています。それが世界じゅうに流れるであろうということが言われているわけですが、まさか日本から流れていることは絶対ない...全文を見る
○首藤分科員 それは、子供の話ではないんですから、これはきちっとどういう形で処理をしているか、海中投棄だっていろいろな形があるんですね。海中投棄をすれば今度は海洋法条約に触れるとか、さまざまな問題があるので、それは専門的な立場から、副長官で結構ですよ。
○首藤分科員 だんだん時間がなくなりましたので、最後に、大きな問題についてお聞きしたいと思います。  日本の防衛というのはこれからは大変難しい状況にありまして、災害対策にしろ、それから防衛本体の業務にしろ、あるいは防衛の分野でさまざまに言われていますように、インサージェンシーと...全文を見る
○首藤分科員 時間がないので残念ですが、ぜひ防衛長官にはちょっと勉強していただいて、こういうことに細かく答えられるように研さんを積んでいただきたい、そのように思っております。よろしくお願いします。  では、最後に、やはり同じような問題ですが、これから八月には東ティモールの選挙が...全文を見る
○首藤分科員 私はこれで終わりますが、最後に、もう一言だけ言わせていただきます。  このように、今までは防衛というものをこういうハード中心のものとして考えておりましたけれども、研修とか訓練とかの計画、作案とか、あるいは情報収集、これが極めて重要となってくる分野であり、こういう問...全文を見る
03月28日第151回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  安住議員を引き継ぎまして、イルクーツクにおける日ロ首脳会談についてまずお話を聞かせていただきたいと思います。  まず最初に、首相の訪ロに対して、日本からは政治家はだれが同行し、どのような役割を果たしたか、外務大臣にお聞かせ願いたい。
○首藤委員 その方の氏名を公開していただきたいと思います。
○首藤委員 私の先ほどの質問の後半の部分ですけれども、その四人の方がどのような役割を果たされたか、お聞かせ願いたい。
○首藤委員 私の質問はおわかりだと思いますが、では、四人は例えばイルクーツクでの首脳会談に観客として見物に行ったのか、あるいは、先ほどの役割の中でおられたということですから、サポートされたということは二元外交をされているのか、あるいはまた、最近の外交の特色と言われるように、政府の...全文を見る
○首藤委員 私は別にそういうマルチトラック外交という言葉を使いたいために聞いているわけではないのですね。要するに、このように膠着状態にある領土交渉において、どういう形で将来の合意を目指していくかというところの展望がここにある可能性があるということで聞いたわけです。ですから、確かに...全文を見る
○首藤委員 わかりました。  それでは、その内容についてお伺いしたいと思います。  五六年宣言に一度戻る、それを原点とするというプーチン大統領のコミットメント、それからさらに、それだけではなくて、今までの交渉のさまざまな積み上げも評価するという、これは私は大変な進歩であった、...全文を見る
○首藤委員 それは、テーマとしては何でも入るということですよ、要するに、残りの二島だろうがほかのことも含めて。だから、平和条約の締結ということは、残りの二島、国後、択捉の領土としての画定や返還というものは全然担保されていない。何にも担保されないところへ戻ってしまったという恐ろしさ...全文を見る
○首藤委員 東郷欧州局長に法律の専門家としてお聞きしているわけでありまして、ロシア語の専門家としてお聞きしているわけではないわけですが。  要するに、プーチンさんが、これから専門家による解釈をしていこう、検討していこうと言ったら、ここしかないわけですよ。我々は、いや、歯舞、色丹...全文を見る
○首藤委員 私の質問を御理解いただけたと思いますけれども、これはもう日本のすべての政治家がやはり全力をかけて取り組まなきゃいけないし、外務省も総力を挙げて取り組まなきゃいけない。私は、素人ながらこの問題を見ていて、ここにも一つのヒントがあるんではないか、ここにも一つの話のきっかけ...全文を見る
○首藤委員 私は、それは驚いた。恐らくここにおられる方も皆さん驚いたと思うのです。  これは私的な情報で行くことではない。ハネムーンのついでにハワイに寄って、そうしたら、ああ、あなた、バッジつけていますからいいですよ、ここいいですよ、どうぞ座ってください、枠広がりましたよ、こう...全文を見る
○首藤委員 私は、理性ある河野外相自身はもう十分に反省されておると思いますから、これ以上突っ込みませんけれども、こういうことをやってはいけない。外務大臣にもいろいろ質問し、外務大臣が、なるほど委員はもっともだ、だからそういうことも考えていますというのは、何一つ実現していないのです...全文を見る
○首藤委員 恐らく、ここにおられるほかの委員の方は、何のことだかわからないということだと思うのですけれども、こういうことなんですよ。  議事録を見ていただきたいと思いますけれども、この事件は、アメリカ海軍が引き起こした深刻な事件なんですよ。それに対しては日本政府も証人を、オブザ...全文を見る
○首藤委員 了解いたしました。そのようにいたしたいと思います。  一つ、この審問委員会で出てきた点でありますが、この中で、潜望鏡を上げたときにえひめ丸が見えなかったというのがあります。これは、軍事関係の専門家は御存じの方多いと思いますが、潜水艦は、潜望鏡を上げたときに見えなくと...全文を見る
○首藤委員 現在、審問委員会が終了したわけですが、これが軍事法廷に発展する、軍事法廷でワドル艦長以下の乗組員が追訴されるか否かに関してはどのような情報を受けておられますでしょうか、外務大臣。
○首藤委員 今そうした追訴が行われるかどうかというのが討議されていると思うのですが、とはいえ、今現状ではえひめ丸が事故に遭遇したような状況というのがずっと続いております。これに関して、例えば原潜の事故再発防止策はどのように進んでおるでしょうか。外務大臣、お願いします。
○首藤委員 精神論はいいんですよ。具体的にどういうふうにこの時点で変えておられるかということをお聞きしたいんです。  例えば、最近わかったことは、何もハワイ沖でなくても、湘南の海で、アメリカの原潜、あるいは改良ロサンゼルス級でもいいんですけれども、アメリカ原潜が同じことをやって...全文を見る
○首藤委員 多少は危機管理問題をやった者から言うと、危機というものは、次から次へと同時に起こったり、同じようなものが次々と起こったりするんです。不思議なものなんです、これは説明できないところはありますが。本当に同じようなことがほっとまた出てきたりするわけですよ。ですから、起こった...全文を見る
○首藤委員 だんだん時間がなくなってまいりましたけれども、私は、この問題に関しても、我々も含めて、いろいろなことをもっとやっていかなきゃいけなかったんではないかな、そういうふうに考える次第です。  例えば、アメリカの記事をずっとモニターしてやはり気になるのは、我々が、水産高校の...全文を見る
04月12日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。防衛庁設置法改正の問題について、斉藤防衛長官にまずお聞きしたいと思います。  本件の改正というものは、地域紛争やテロリズム、社会の騒擾、いわゆる低水準紛争と言われるものへの対応や、あるいはサイバーテロリズムなどの高度な技術化...全文を見る
○首藤委員 御趣旨はよくわかりました。それではもう一点、この点に関して質問させていただきます。  この改正においては、新たな企画として、任期付隊員ということがその眼目としてうたわれています。それは、今後のそうしたさまざまな安全保障環境の変化に対応するための人員の増強であるという...全文を見る
○首藤委員 その方針はよくわかりました。  ちょっと、私、斉藤長官に言いたいのですけれども、この部分は速記は結構ですけれども、私が質問しているので、ぜひ、この辺を見ないで、私の顔を見て回答していただければ、やはりお互いの意見交換として役立つと思うので、今後のためによく頭の中に入...全文を見る
○首藤委員 それは、南東といえばずっとフィリピンまで南東なんですね。この問題は、この事件が一体どこで起こったか、そのポイントを正確に把握するということが一番重要な点なんです。  それから、ただいま副大臣から十時ということを、アメリカ及び中国の情報を総合して十時という発言がござい...全文を見る
○首藤委員 この問題は、最大の眼目は、これが領空の侵犯に当たるのかどうか、すなわち米軍機の行動に犯罪性があるのかどうかということが問題となるということは明らかであります。  それから、海洋法条約においてもその他の国際的な取り組みにおいても、領空と考えられる地域において発生したこ...全文を見る
○首藤委員 事実確認をもう一度防衛庁にしたいと思うので、もう一度副大臣の御意見をお伺いしたいんです。  この件に関しては、緊急不時着であるという、要するに、接触したので二千四百メートルも落下して、緊急に着陸せざるを得なかったという考え方と、これは香港筋から出てきているように、一...全文を見る
○首藤委員 いや、副大臣、それはおかしな話ではないですか。日本はアメリカと安全保障条約を結んでいる。これが日本の非常に近いところで起こった。しかも、日本のシーレーンとも関係し、目の前にはベトナムがあり、日本の国益とも大変関係のあるところであります。それに対して、事実をアメリカ側が...全文を見る
○首藤委員 それで結構です。今の段階ではその程度において、この問題は今後も発展していく問題であろうと思いますし、外務委員会を通して、また当委員会を通してこの原因究明についてあるいは事実調査について進めていきたいと思っております。  これはもう本当に重要なことで、これを米中間のさ...全文を見る
○首藤委員 これは「日本の防衛」という、まあ防衛白書みたいなものですね。日本の主要な装備はこれに載っているんですよ。今度の平成十二年版、防衛庁の方なら、皆さんもうこれはどこにあるかぐらい暗記しておられます。二百九十四ページですか、主要航空機の保有数、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自...全文を見る
○首藤委員 これは大変な問題なんですよ。大変な問題ですよ。防衛庁の方はよく御存じでしょう。どんがらはP3Cなんですよ。中は違うんですよ。全然違う機種なんですよ。格好は似ている、しかし、対潜を哨戒するのと空中に飛び交う電波を大量に採取するのは、全く違う目的を持った全く違う飛行機なの...全文を見る
○首藤委員 斉藤防衛庁長官は肝っ玉が太いのか知りませんけれども、これはもう本当に日本の安全保障上、大変な問題であります。ですから、もう限られた時間ではそれを討議することは本意ではないし、また、これはもっと重要な問題でありますから、継続してこれから研究していきたいと思っています。時...全文を見る
○首藤委員 では、防衛庁長官の周辺事態というのはどこまでを想定されていますか。これはもう日本にとって直接影響があるものだと思いますけれども、防衛庁長官の周辺事態の認識をお聞かせ願いたい。
○首藤委員 これは仮定のことで質問してもしようがないという意見もあります。しかし、我々が考えなければいけないのは、これは中国筋からの情報のように、もし同僚機が落とされて、それを見ていた僚機が感情的になってこれを撃墜したら、当然のことながら二十四名の乗員の命は失われ、当然これはもう...全文を見る
○首藤委員 ここにあるのは、その方の祝辞のテープ起こしをしたものです。そこに、いろいろあるのですが、文民統制という言葉があります。文民統制というのは一般的には、英語で、片仮名では何と言いますか、斉藤長官。
○首藤委員 文民統制、シビリアンコントロールですよね。日本の防衛システムにおいて最も重要な基本的な概念、専守防衛であるとか、平和憲法であるとか。シビリアンコントロールというものは、第二次大戦の惨禍を経験した我々が、いろいろ問題があるにしろ、シビリアンコントロールでいこうじゃないか...全文を見る
○首藤委員 もう一度同じ質問をしてもいいのですが。  それというのは大変なことですよ。要するに、文民統制、シビリアンコントロールというのは、いい人がコントロールするとか、能力のある人がコントロールするとか、あるいは能力のない人がコントロールするとかという問題ではないのです。シビ...全文を見る
○首藤委員 質疑時間が終了しましたので、これ以上この問題についても触れることはない。しかし、私が触れなくても、この問題は実は大変な問題なんです。これははっきり苦言を申したいが、この問題だけでもうこの委員会を全部使ってもおかしくないぐらいの問題です。私は、今防衛庁がこの設置法案を改...全文を見る
○首藤委員 もう時間がないので、これ以上同僚の時間を短くしません。その件に関しては私いろいろコメントがありますが、次に同僚の意見を聞きたいと思うので、これはまた次回、その件はお話をさせていただきます。
06月01日第151回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣に日本外交の現状そして将来の展望についてお聞きしたいと思います。  まず最初、最初といいますか、なかなかお目にかかることもないので、外交についてどのようなお考えを持っているか、もう一度だけ確認させていただきたいと思います。外務大臣...全文を見る
○首藤委員 何かちょっとおもちゃ箱の中みたいで、たくさんあってよくわかりにくいところがあるんですけれども、一貫して、外務大臣は国益ということを外交の基底に据えておられる。そのことは大変果断でもあるし、明確な主張であると思いますけれども、そうすると、四月二十四日の外務省機能改革会議...全文を見る
○首藤委員 確かにそうだと思うんですけれども、外務省機能改革会議というのは、一連の機密費、報償費問題とか、田中外務大臣自身が御指摘のように組織的な問題とか、さまざまな問題を改革しよう、国民にもっと近い、開かれた外務省にしようということで野心的につくられた。今のような組織であるとな...全文を見る
○首藤委員 それは非常に漠然とした話なんですよね。ですから、今までずっと就任以来お話しされてきた日本の国益を中心とする考え方と、それから外務省の改革会議で主張している国民とともに歩む外交というものは、かなり内容が違うということなんですよ。  それから、もう一つお聞きしたいのは、...全文を見る
○首藤委員 残念ながら、それはちょっと、余りこんなことばかりに時間を使っておられませんけれども、ただ単語がばらばらとつながっているだけで一つも整合性がないんですよね。ですから、今までの国益という考え方、外務省の機能改革会議で求めようとしている方向、外交青書で主張している方向性、こ...全文を見る
○首藤委員 人間の安全保障というのは、今までの国益中心、国家がいい、要するに、国民の幸福は必ずしも国家の幸福ではない、国家の幸福は必ずしも個人の幸福ではないというような発想から出てきている考え方なんですよね。ですから、要するに人皆兄弟、世界じゅうでみんな仲よくしましょう、そこから...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございます。それでこそ外務大臣です。開かれた外務省、透明な外務省ということで、これから外務大臣の手腕に大いに期待しております。その英語のフルテキストといいますか、一体どういうことがきっちり話し合われたかというフルテキストを、概要ではなく英語のフルテキストをぜ...全文を見る
○首藤委員 きのうの御発言の中で、このASEMでいろいろなことを話し合いましたと。特に朝鮮半島情勢に関しては、みんなも余り言わないので、私が大いに発言しましたということで、私は英語でやりまして、横田めぐみさんの問題もキッドナッピングの問題ということでお話しされたということをきのう...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございます。それは大変外務大臣として立派なことだと思います。  そこで、要するに誘拐事件に関して、キッドナッピングであるということをおっしゃった、そのように解しておりますけれども、それでよろしいですね。
○首藤委員 それはきのう問題になりまして、実はいろいろなところから、新聞社にもいろいろ聞いたり、そういう情報が外務省の方にも伝わっているわけですけれども、これはきのうテレビで何度も何度もキッドナッピング、キッドナッピングと。誘拐と日本語も出ました。キッドナップというのは、基本的に...全文を見る
○首藤委員 最初の部分ですが、それは結構です。ですから、議事録を出してください。やはり我々も誤解している面があって、何かちょっとどこかでミスしているのじゃないかというような気持ち、疑心暗鬼にもなりますので、ぜひフルテキストを出してください。ある意味で外交は連続性があるとはいえ、や...全文を見る
○首藤委員 そうなのですよ。結構です。御主張をそのようにされて、私も十分に理解しています。そういう非常に大衆受けするような言葉をたくさんおっしゃるわけですけれども、それが外交に必ずしもプラスとなっていないということを一例としてお伝えだけしたにすぎないのです。  例えばテレビで、...全文を見る
○首藤委員 政府の姿勢が変わらないということをもう一度聞いて喜ぶために質問しているのではないのですよ。  私が前回質問した、要するに、日ロ、日本語とロシア語の正文の中で微妙な表現の違いがあるし、なぜこういう表現になるのか。ここに、そのときに話し合ったさまざまなことがパッケージと...全文を見る
○首藤委員 よろしくございません。それは、やはり外交の基本として、これは事務方だけの話ではなく、外交は連続性ですから、外交は連続してやらなければいけない。外交の連続性を維持するためにも、これは一体どのようなことをやられたかということをぜひ御回答をお願いしたいと思います。いかがです...全文を見る
○首藤委員 ぜひよろしくお願いします。  これは別に外務大臣を苦しめようと言っているのではなくて、ここに日ロ交渉の最大のキーがある、このほんの一行に日ロ交渉のこれからの四島の帰属をめぐっての最大のかぎがある。ですから、それは私に説明していただくと同時に、外務省の中で徹底的にこの...全文を見る
○首藤委員 これはぜひ見ていただきたい。本当はきょうが回答期限だそうですけれども、二週間延ばしていただきたいということで延ばしておりますけれども、本当ならば、もう当然見ていただいていると期待しているんですが。  長年こういう問題にかかわってきた者からしますと、このソンドゥ・ミリ...全文を見る
○首藤委員 おっしゃるとおりだと思いますね。ですから、このケースは本当に、日本のODAが曲がり角にあるときにたまたま出てきたケースではないかな、そういうふうに思っています。  ただ、このプロジェクトには、問題となっているのは単に事業化可能性あるいは環境問題だけではなくて、よくわ...全文を見る
○首藤委員 私は、それをなぜやったかじゃなくて、そのいきさつを公開していただきたいということを外務大臣にお願いしているんです。外務大臣、それは公開していただけますね。
○首藤委員 だんだんプロフェッショナル外務大臣としておなれになってきたのかなという感じがしないわけでもありませんが。  この問題は本当に深刻な問題なんです。対象がケニアになっています。ケニアは、御存じのとおり、重債務国といいますか、お金を借りて借りて借りて、それがたまって、さら...全文を見る
○首藤委員 それで結構です。それでしっかり精査していただきたいと思うんですね。  ただ、このプロジェクトは、私ども議員としても、国民としても、またそれからNGOとしても、本当に真剣に考えなければいけないプロジェクトだと思っています。今まで、援助はいいことだ、我々が一生懸命働いて...全文を見る
○首藤委員 質問にだけ答えてください。  質問を繰り返します。九九年八月十八日の公電というものに、鈴木官房副長官とケニアのモイ大統領との会談があって、そこでこれを大いに推進するということを決めたということで、大体こんな公電が外へ出ることがけしからぬと言っているのですよ、一つは。...全文を見る
○首藤委員 そのとおりであります。
○首藤委員 それは異なことをおっしゃいます。私は、それが例えばワシントン・ポストであろうが、ニューヨーク・タイムズであろうが、朝日新聞であろうが、あるいは日刊何とか、週刊何とか、あるいはテレビ何とか、関係ないと思います。  問題は、事実であるかどうかじゃないですか。事実であれば...全文を見る
○首藤委員 この件は、我々政治家の名誉の問題もありますけれども、同時に、ここに出てくる一人の方が青木大使なんですね。青木大使はペルーの日本大使館占拠事件で問題になった方ですけれども、青木大使がこのプロジェクトに関して積極関与しているということは、日本のメディアだけではなくて、ケニ...全文を見る
○首藤委員 それはどういうことですか。原理原則だからそうですか。それとも、こういう臭い物にふたという意味でおっしゃっているんですか。
○首藤委員 ぜひ調べてくださいとお願いしているので、果たして臭い物であるかそうでないか、調べたころにまた質問をさせていただきたいし、私の質問主意書もきちっと答えていただきたいと思います。  それから最後に、この問題で一番重要な点をお伝えしたいと思います。  それは、環境問題が...全文を見る
○首藤委員 もう本当に時間がありませんが、最後にあと一つだけお聞きしたいと思います。  今非常に私の心を痛めているのは、五月に富山県小杉町で起こったコーランの廃棄事件です。これは、こういう表現は悪いのかもしれませんが、文書がはんらんしている世界の中で、週刊誌がその辺に捨てられて...全文を見る
○首藤委員 外務大臣らしい答弁でございました。どうもありがとうございました。  これで終わります。
06月14日第151回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  小泉政権が発足して以来、この安全保障委員会で質問するのは初めてなので、基本的なことをお聞きしたいと思います。  私は、実は当選してまだ一年に満たないのですが、その間に外務大臣は二人目、そして防衛長官は三人目ということで、目まぐるしくかわら...全文を見る
○首藤委員 今、透明性という言葉があって、何か全然よくわからなかったのですけれども、基本的に何もわからなかったのですが、そういうことをお聞きしているのではなくて、脅威、これはもう決まり切った言葉であって、英語で言った方がわかりやすければスレットなんですけれども、要するに、日本の安...全文を見る
○首藤委員 私は、その発言を聞いて大変うれしい。個人的には、研究者としては大変うれしいですよ。それが、まさにこれからの安全保障であろうかとも思います。  しかし、現実に日本国の外務大臣として、それはやはり違うのじゃないか。日本の差し迫った、今防衛庁では中期防をやり、外務省もさま...全文を見る
○首藤委員 お答えに全然なっておりませんけれども、私も、訪米を直前に控えてそれはいろいろお忙しいと思いますし、ここはまあ武士の情けということで、きょうはここで、時間もありますからやめさせていただきますけれども、要するに、我が国の防衛をどう考えるのか。冷戦構造におけるそういう対応な...全文を見る
○首藤委員 それで結構です。御理解、十分理解されているとわかりました。  そうした脅威に対して、では防衛庁は具体的にどう対応しようとしているのかということですね。例えば、中期防を見てもよくわからない。それから、この「日本の防衛」にも、それは包括的なことはいろいろ一応書いてありま...全文を見る
○首藤委員 わかりました。それが新しい方向だということで理解しました。  そうした防衛庁の方向というものがあるわけですが、そういう線に沿ってアメリカは日本に対してさまざまな要求を言ってきているんだと思うんですね。ですから、基本的に、サイバーテロを含めて、今長官がおっしゃっていた...全文を見る
○首藤委員 全然お答えになってないんですけれども、これは何か外務大臣を苦しめるためにローマ字を並べているんじゃないんですよ。これはもう本当に日本の防衛あるいは世界の防衛にとって、これしかない、これからの戦争はこれですよ、これへの対応はこれですよといって、この世界の人は、少なくとも...全文を見る
○首藤委員 なぜ私はこれを言わんとしているかというと、RMAに対して説明してほしいことじゃないんですよ。RMAとミサイル防衛システムの構想とは非常に近いわけですよ。同じように進めているその一環の中で、ミサイルという、言うなればプラットホーム、言うなればキャリアですよね、これが問題...全文を見る
○首藤委員 いや、よく聞こえませんので、もう一度、済みません。
○首藤委員 では、そのシアターというのは一体何を意味しているんですか。  いや、大臣。大臣にお願いしているんです。
○首藤委員 シアター、普通のシアター、THから始まるシアターですよ、シアターじゃなくてね。別に私は英語の能力を試しているわけでもない。実は、このTMDのTというのはすごく重要なんですよ。防衛の関係者の皆さん、御存じでしょう。例えば、第二次大戦の雷電、何戦闘機といいますか。シアター...全文を見る
○首藤委員 要するに、これは昔、さっき雷電の話を言ってヒントを差し上げたのは、雷電は局地戦闘機と言われていたんですよ。要するに普通の戦闘機、ゼロ戦みたいにどんどん飛んでいってというのじゃなくて、雷電というのは、燃料が限られていて、B29迎撃のために上がって、同じ飛行場におりてくる...全文を見る
○首藤委員 副大臣、発言されて結構ですよ。そのときは私の質問時間を長くしてください。それでよろしかったら、私は副大臣の発言、どうぞお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか、委員長。
○首藤委員 党首討論で、やはりNMDがある、これに対する脅威というものは、これは確かに非常に短い時間で話されたわけですけれども、これは大きな問題なんですよ。  我々は、NMDというものが世界平和や軍縮につながると、私たちはもう単純に考える。しかし、総理大臣が、ううん、これはもし...全文を見る
○首藤委員 いや、それは全然違って、我々は最初から、これは軍縮のための、世界平和を導くための、今までのMADみたいに、お互いにミサイルを投げ合って、おまえの方がたくさん投げるのならもっと投げ返せるぞ、おまえらが三人殺すのなら、おれたちはもう全人類を何十回も殺せるだけの報復をするぞ...全文を見る
○首藤委員 いや、それは外務大臣、よく聞いてください。私は、この委員会でうまく答弁や、うまく質問をして点数を上げるためにやっているのじゃないのですよ。これは、アメリカに対してのきちっとした最初のメッセージになるのですよ。ですから、外務大臣、あなた自身が一二〇%きっちり理解して、あ...全文を見る
○首藤委員 不正確なあれですけれども、防衛大学ではそういうふうに教えているのかもしれないので、私はそれ以上追及しませんが、クラウセビッツのやはり最大の、あの「戦争論」の中で言っていることは、外務大臣、よく覚えておいてください。  外務大臣、クラウセビッツというのは、経済学におけ...全文を見る
○首藤委員 これは、私が前文で、その前に言ったことの重大さをちょっと御理解していない発言だと思いますけれども、お疲れだと思うのでそれ以上は突っ込みませんけれども、私が聞いているのはそういうことじゃないのですよ。  こういう状況に対して日本が態度を、態度が日本がいい悪いというのじ...全文を見る
○首藤委員 いや、そういうことを全然聞いているんじゃなくて、無害航行権の関係でこういう状態がこれから出てくるわけでしょう。ずっと脅威を与えているわけですよ、中国の沿岸に対して、何度も何度も飛行機を飛ばして。それが無害通航権に当たるのか。果たして、中国が人民日報でしつこくしつこく言...全文を見る
○首藤委員 では、このEP3というのは日本にも五機ございますね。岩国にある。よく御存じのとおりですね。岩国にありますよね。日本にあるEP3の搭乗員数とアメリカのEP3の搭乗員数と、実際今回不時着した搭乗員数と言ってください。
○首藤委員 あなたが知っていて言わなかったら、それは政治家として立派だと言えるかもしれないけれども、この程度を知らないと防衛庁長官は務まりませんよ、これから。それは十五人、二十二人、二十四人なんですよ。だから、EP3は二十二人乗っているんですよ。どうして二十四人乗っていたかと。そ...全文を見る
○首藤委員 これは安全保障委員会の皆さんも、やはり我々は、日本の安全保障、この場しかないんですよ。言うならば、日本の安全保障の最高峰なんですよ。ですから、もっとやはり大きなフィロソフィーの部分も、それから細かい、しかし細かいといったって、小石でつまずく危機管理という言葉があります...全文を見る
○首藤委員 どうして関係ないのか。さっきから私が最初から最後まで、三十五分間言っているのは、まさにそのことでしょう。RMAから始まってここに至るまで、みんな同じじゃないですか。どうしてECHELONが関係ないと言えるんですか。
○首藤委員 もう時間が来ましたので、私はこれで終わりますけれども、また原点に戻って言いますけれども、私の三十五分間というのは一貫してこの点を聞いているんですよ。日本にとっての安全保障というのは何か。今までのように銃を持ち、鉄かぶとをかぶっていくのが安全保障ではなくなってきているん...全文を見る
06月15日第151回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○首藤委員 資料は配っていただいていますか。遅いんじゃないですか。  私も、私の前回の——訪米を控えての外相ですから大変お忙しいと思いまして、日米外交の基本姿勢についてお聞きしようと思いましたが、なかなか時間がないということです。まず最初に、その前に一点だけ確認させてください。...全文を見る
○首藤委員 それは英語のフルテキストではありません。私は、議事録の英語のを要求しておりまして、それは議事録を読んでいただければわかりますように、英語の議事録のフルテキストを、どういう会談を行われたかというのを出してほしいと言っています。今外相がお示しになったのは、それは前々から配...全文を見る
○首藤委員 だから、議事録の、やりとりを含めて書いて出してくださいということを何度も要求してあって、それはおわかりになって、それで、フルテキストをお出ししますと言っているんですよ。これは、その流れでちゃんとなっているんですよ。  だから、その二枚目の下の方を見ていただきたいんで...全文を見る
○首藤委員 これ、理事会でもう一度検討していただきたいんですけれども、この議事録とビデオテープを見て、一体私が何を要求しているのか。これは要するに、ASEMで話した、いろいろなディスカッションがあって、それを、限りなく日本の関係しているところのフルテキストを出してくださいと。何か...全文を見る
○首藤委員 そういうごまかしをあなた言われても困るんですよ。そんなごまかしを言われても困るんですよ。幾らテレビカメラに映って、そのときにピックアップしてくれるかもしれないけれども、そんなごまかしを言われても困るんですよ。  それからもう一つ、委員長、これは委員長にお聞きしたいん...全文を見る
○首藤委員 時間もだんだんとなくなっておりますので、訪米についてのことをお聞きしたいと思います。  今回の外相の行かれる、一時間でどれだけ通訳を交えてお話しされるかわかりませんが、いろいろなことをフェース・ツー・フェースでお話しになるということですね。その中で、多少、外相が一歩...全文を見る
○首藤委員 今、二つ間違いがありますね。一つは、そこからの不規則発言かもしれませんけれども、民主党が困るとかいう。民主党は、そうではないんですよ。民主党が主張しているのは、海兵隊そのものを削減していきなさいと言っているんですよ。冗談じゃないですよ。こんなもの、ちょろちょろっと行っ...全文を見る
○首藤委員 もう一つの問題は、沖縄の人の苦しみとか軽減するためにとおっしゃいました。よく言っていただきました。沖縄出身の議員の方もおられるし、本当にそうだと思う。私も下地さんと沖縄で一杯飲んで、本当に沖縄の人の苦しみもよく聞きました。いろいろまた教えてください。  ただ、僕は、...全文を見る
○首藤委員 どういう問題が——大臣、ちょっと聞いてください。私の顔を見て、フェース・ツー・フェースでお願いしますよ。パウエルさんじゃなくて、私にもフェース・ツー・フェースで顔を向けてください。私にもフェース・ツー・フェースで顔を向けてくださいよ。  では、今、問題というのはどこ...全文を見る
○首藤委員 では、どこが一体問題なんですか、崩れていくんですけれども。どこが問題だと田中大臣は把握されておられますか。そこがわからないと日本の中東外交の展望が開けないでしょう。どこが一番問題だと思われますか。
○首藤委員 時間がもう終わりました。長らく演説をしていただいて、私の時間もどんどんなくなってしまったんですが、では、最後に一つだけ、立った……。  外務大臣、ちょっとこちらを見てください。フェース・ツー・フェースで、私の顔もぜひ見ていただいて、横顔じゃなくて正面の顔、あなたの正...全文を見る
○首藤委員 それは、その前に金正男さんであるということを聞いております。
○首藤委員 終わります。
09月18日第152回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  最近起こりましたアメリカにおける同時多発テロ、それについて質問させていただきます。  まず最初に、このテロによって亡くなられた方、そして今でも行方不明になっておられる方に心からの哀悼の意を表したいと思います。  私自身テロリズムの問題は...全文を見る
○首藤委員 私は、その認識は多少違うのではないかと思うのですね。というのは、アメリカ大統領というのは、一般の議員でもなければ一般市民でもない。要するに、アメリカの最高意思を持って、そしてまた軍の最高司令官でもある、そういう方が簡単に戦争という言葉を口にすることは、日常でもなかなか...全文を見る
○首藤委員 ただいま法的な意味での戦争とおっしゃいましたけれども、どういう法的な意味でしょうか。
○首藤委員 ただいまのパウエルさんの説明というのは、それはそれなりの意味を持っているわけですけれども、現実にアメリカが、そしてブッシュ大統領がやろうとしていることは、現実に艦艇を派遣し、そして横須賀でも巡航ミサイルを積み込み、そして、期限を切って、もしタリバンがこの犯人と目される...全文を見る
○首藤委員 今、アメリカで措置が決まっていないということをお聞きしましたけれども、それはどういう根拠に基づいておっしゃっておられるんでしょうか。
○首藤委員 現実に武装を使ってそれを実行するということは戦争以外の何物でもない、そういうふうに思うんですけれども。  私たちは、十年前に湾岸戦争というのを体験しました。この湾岸戦争において、宣戦布告は行われたでしょうか。外務大臣、いかがでしょうか。
○首藤委員 これは仮定の話ですが、もしアメリカが実力行使に踏み切るときに、これは、当然のことながら武力行使を伴います、犠牲も伴います、大規模な軍隊を動かしています、そして、真っ先にアメリカの軍隊が駆けつけています。そうした状況から、アメリカが戦火を交えるというときには、当然宣言を...全文を見る
○首藤委員 ということは、国連決議がなければ実力行使はないということですね。
○首藤委員 今おっしゃったことは、国連憲章第五十一条に書かれていることですが、五十一条に基づいて戦闘行為を行った場合、当然のことながら、ブッシュ大統領には、今度は戦争権限法の規定がかかわってくることになります。その関係はいかがですか。
○首藤委員 一体私たちはここへ何しに来ているのですかね。アメリカが何も決めていないということを聞きに来ているのでしょうか。そうではありません。私たちが今まさにがけっ縁に立って、間違えればがけに沈むかもしれない、そういう状況において、私たちの目前に控えているものは一体何なのか、それ...全文を見る
○首藤委員 私は、日本の対応を言っているのではないのです。日本の対応を決めるために、まずアメリカはどうしているのか、どういう段階にあるのか、どういう形で本当に武力行使に入っていくのか、そこの状況を、ここは外務省です、外務大臣、あなたに聞いているのです。いかがですか。
○首藤委員 それはちょっと、私ははっきり言って驚いた。アメリカ、我々は少なくとも同盟国です。アメリカが間違った方向に行くのなら私たちはそれに対して間違っていますよということを言わなきゃいけない。アメリカが全く違うことを言っているならば、私どももそれを批判しなければいけない。アメリ...全文を見る
○首藤委員 簡単に言います。わかりやすいように言います。  このテロの実行犯はウサマ・ビンラーディンという人だと言われています。この人を、けさのニュースで見ると、ブッシュ大統領は、デッド・オア・アライブ、生きていようが死んでいようがともかくウオンテッドだ、指名手配だ、こういうこ...全文を見る
○首藤委員 これは同盟関係なんですよ。これは日米安保といって、悪い人が攻めてきたら、場合によっては一緒に戦うかもしれない。その人がなぜこんな軍事展開をしているかもわからない、アメリカがやっているからうちは知らない。それでどうして、後方支援しようとか、物資を送ろうとか、何か人道的支...全文を見る
○首藤委員 それなら結構です。  それでは、お聞きしたいんですが、結局、そのビンラーディンさん、こういう、さんと言うと、何か犯人をさんで言うというのはおかしいなんと言う人もいますけれども、まだこの人が犯人だという確証はどこにもない。この人が犯人であるかどうかというのは、では、ど...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございます。  では、アメリカがそれを決定し、それを国際社会で認めたとき初めて私たちの日本社会も対応できるということですね、外務大臣。
○首藤委員 精神論は結構ですが、時間がだんだんなくなっていくので、次の質問をさせていただきたい。  そういう、ある意味でまだ明確でない、テレビでは毎日毎日、ウサマ・ビンラーディン、ウサマ・ビンラーディン、タリバン、こういうふうにどんどんどんどん言っていて、さらにその背後にある国...全文を見る
○首藤委員 テロに対して憤りを持っているのは、それは多くの人が持っているわけで、当然であります。そういう精神論を超えた調整が行われているなら、それをぜひこの外務委員会で明らかにしていただきたい。外務大臣、いかがですか。——じゃ、いいです。もう一回説明します。
○首藤委員 精神論を超えたというところがどういうことかというと、軍事的な活動をするときは細かくいろいろなものを打ち合わせしなければいけないんです。ですから、ブッシュ大統領はこれからイギリスの首相とも会い、それからフランスとも会い、細かいことを決めていかなければいけない、今はそうい...全文を見る
○首藤委員 機微に関係するような微妙な問題を聞いているんではないんです。最も基本的な、一体だれにこのテロリズムは責任があるのかという根本的なことを聞いているんです。アメリカの部隊がどれだけあるかとか、軍事機密に関することを聞いているんではないんです。私たちの対応を迫っているこの事...全文を見る
○首藤委員 先ほどおっしゃっているのは、それはアメリカが捜査するんですけれども、やはり我々は国際社会として対応する、したがって国連が認定するわけですね。ですから、国連ではこの問題はどのように伝えられ、どのように対応が進められていますか。いかがですか。
○首藤委員 もう時間がないので質問に答えていただくように指導していただきたいんですが、国連ではどの程度犯人を特定し、それに対して行動を起こそうとしていますか。
○首藤委員 そうすると、アメリカが特定したところに基づいて国連がそれを決議するということだと理解します。  それでは、次の質問に移らせていただきたいと思います。  一方、アメリカは、日本に対していろいろなことを要求しています。いろいろな意見が聞かれてきます。そして、最近いろい...全文を見る
○首藤委員 ベーカー大使は日本に対して資金提供は求めないということがかなり言われているわけですが、では、それは外務大臣に言われなかったら、一体どなたにそれは伝えられているんですか。
○首藤委員 結構でございます。  同じように、では、自衛隊の派遣を依頼したということがニュース報道でなされております。それに関しては何か聞いておられますでしょうか。
○首藤委員 結構でございます。  あくまでも仮定の話ですが、犯人が特定される、犯人が特定されるに対して同盟国であるアメリカは行動を起こす。そして、日本に対して、自衛隊の派遣でなくても、いろいろなことを要求してくるかもしれないし、同盟国の義務として我々もいろいろなことをしなければ...全文を見る
○首藤委員 私が聞いているのは、その現行法の範囲の中身を聞いているんです。それは当たり前じゃないですか。憲法に従って、現行法に従って、当たり前じゃないですか。犯罪を犯してやっているんじゃないんです。  ですから、現行法はどこを範囲としているのか、どこをスコープとしているのか、そ...全文を見る
○首藤委員 今の外務大臣のお話だと、結局、アメリカがここですよ、ここを攻めますよと言うまでは、何も我々は対応が考えられないということになりますが、それでよろしいんですか、外務大臣。
○首藤委員 これはもう一度言いますけれども、外務委員会で、これは我が国の将来の存亡がかかっています。細かいことも含めて、一体どうすべきか。これは、外務省だけではなくて、国民から選ばれている我々一人一人が、議員の一人一人が国民から負託されている問題なんです。それを、今まだ決まってい...全文を見る
○首藤委員 それは、憲法の範囲内でやるのは当たり前で、憲法違反を犯してはいけないですよ、政府は。  重要なことは、周辺事態法といって、周辺というのはどこだと。これは地理的な範囲ではない、概念的なものだ、いろいろな説があります。しかし、実際に、今本当に行動して、我々が準備しなけれ...全文を見る
○首藤委員 私は、これが外務委員会の発言であるということを非常に残念に思います。それをよく皆さんも後で考えていただきたいと思います。  では、例えば国際平和協力法というのがあります。これはやはり、戦争だけではなくて平和をつくるために、一度軍が入ったところにも、その荒れたところを...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、未来はすべて仮定なんですよ。そして、未来というのはどんどん迫ってくるんですよ。ですから、未来に関して我々は、幾つかのシナリオを考えて、それに対応しなければいけない。  もし、いろいろな、部隊を送ったり後方支援をしたり、それにだって、もう何カ月も何カ月も準備...全文を見る
○首藤委員 これ以上その問題に関して質問してもむだだと思います。時間は本当に貴重です。日本に残された時間も、また余り多くない。そういうところで、私はできる限りいろいろなテーマについて触れたいと思っています。  今、集団的自衛権の問題もあり、憲法への問題もあり、さまざまな問題があ...全文を見る
○首藤委員 はっきり言います。よく聞いていてください。  NLPに関しては、地域の住民から大変な反発があるので、実行するときには事前に通告があります。今回のキティーホーク搭載機に関しては、通告がございましたか。
○首藤委員 それは理解と違いますね。もう今千件も超える苦情が自治体に寄せられてきて、ともかく音がうるさくてしようがない、要するにタッチ・アンド・ゴーをやっているということなんですね。  何を言わんとしているか。結局、通報のないままこれを行ったということは、これは、この空母がもし...全文を見る
○首藤委員 もう時間も大体なくなりました。  私は、非常に残念というか悲しく思います。これが同盟国、日米同盟関係、日米安保の姿だろうか。日本がこれから大きな問題を抱え、場合によっては日本の今までの社会システムも安全保障システムも大きな影響を受けるかもしれない、そうした状況におい...全文を見る
○首藤委員 それでは終わりますが、私は、これはコメントというか意見としてお伝えしますが、こういったアジアにおけるテロの防止策、こういったものにこそ日本はリーダーシップをとって、そして真剣に取り組んでもらいたい、それこそがアジアにおける、そして世界に対する貢献する道の一つである、そ...全文を見る
10月15日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  民主党は、何よりもファクトというか現実、そして事実を重視する政党であります。ともかく、この事実は余りにもよくわからない。犯人もだれかが本当はよくわからない、証拠を出せ、証拠を出せと言っていてもよくわからないというようなこの今回の同時多発テロ...全文を見る
○首藤委員 確かに、いろいろな問題があるということはわかりますけれども、PKO法は、別に時限でもなければ、そう特別な、これだけをというものではないと思うんですよね。  そういう意味では、これだけ、このケースだけ、この事件だけということでつくって、しかも時限を限っているような法律...全文を見る
○首藤委員 なかなか類似したものがないということで、そうすると、これは何か非常に新しい、もう本邦最初の法律であるんじゃないかな、そういうふうに思うんですよね。それだったら、もっと徹底的に審議して、細かいところも不明なところも全部きっちり討議しなかったらできないじゃないですか。 ...全文を見る
○首藤委員 それでは、これに武装勢力あるいは民兵は含まれるでしょうか、官房長官。
○首藤委員 いや、それは非常に問題のところなんですよね。ですから、民兵やその他の武装組織に協力したり武器を渡したということが世界各地での紛争を長引かせているわけでありまして、アフガニスタンにおいても同様な問題が、次の紛争、次の紛争という形で引き続いて起こっているわけですね。ですか...全文を見る
○首藤委員 では、第二条の三項に移ります。  この点はもうかなり今まで論議があったところなんですが、もう一度読みます。戦闘行為が行われず、また、そこで実施される活動期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域ということですけれども、これもまた多くの方が言われているよ...全文を見る
○首藤委員 いや、それは非常に漠然とした話なんですけれども、もう何度も何度もやっていて、これからいよいよ法案もどうするのかというところまで来ているわけですよね。そのときに具体的な名前を、ここならいいですよ、ここならいいですよ、ここならいいですよ、ここなら可能性があるんだということ...全文を見る
○首藤委員 この問題だけでも大きな問題があって、要するに架空の地域、架空の条件の中で法律というのはつくれるものかどうか。幾らこれから基本方針をつくるといっても、どこにもないようなところを対象としてやっているというのはおかしな法案じゃないですか。  しかし、この点だけ言ってくると...全文を見る
○首藤委員 大変結構です。要するに、どんな勢力にも物品、便益を提供する可能性があるということですよ。これこそまさに、ずっと今起こっている地域紛争で、地域紛争が続いているその最大の背景じゃないですか。それは、アメリカがこういうことをやったために地域紛争がずっとあって、アフガニスタン...全文を見る
○首藤委員 テロによって起こったんではなくて、テロに対する報復によって発生するかもしれない避難民のことでしょう。その辺確認していただきたいんですが。
○首藤委員 そうすると、やはり基本的な考え方というのは、言葉の問題があり、小泉首相のおっしゃっていた避難民とはということだと思いますけれども、避難民に対して我々がいろいろ貢献する、そんなふうに解釈してよろしゅうございますでしょうか。
○首藤委員 そうすると、アメリカ軍が報復行為、イギリス軍も加担しておりますけれども、そうした報復行為によって、攻撃によって難民、避難民が出てくる。そういう人に対して我が国の自衛隊がさまざまな活動をして助ける、支援する、このように解釈してよろしゅうございますでしょうか、官房長官。
○首藤委員 大変ありがとうございました。それで非常に明確になりました。  ということは、自衛隊がアフガニスタンに入って、そこの避難民を人道的に救援するということを意味しますね。
○首藤委員 これは、私もこの分野で長くやっていますけれども、基本的に、紛争が起こって被害が出ると、人たちを二つのカテゴリーに分けます。それは、難民と避難民ということです。難民というのは、国境を越えた人たちを定義してリフュジーといいます。避難民は、IDPと略されますけれども、国内に...全文を見る
○首藤委員 これは常識の問題ですよね。これは常識の問題ですよ。こんなのは大学生でも知っている定義だと思いますよ。  次……(発言する者あり)委員長、何かいろいろなことを言っておられますけれども、私はここで質問しておりますけれども、御理解でしょうか。  次に、三条の二に、協力支...全文を見る
○首藤委員 本件とケニアの件とは全く関係ございません。(発言する者あり)委員長、委員長、これは何ですか、これは。
○首藤委員 うその質問というのはどういうことですか。委員長。
○首藤委員 第二条三項に「外国の領域」「当該外国の同意」というのがございます。この外国の同意というのが果たしてどれだけ得られるかということが、やはりこの法律の実現性にかかってくると思うんですね。  要するに、全く合意が得られないということであれば、これはやはり、もうこの法律自体...全文を見る
○首藤委員 次に、第三条の三、捜索救援活動とあります。  これは、「自衛隊の部隊等」とありますが、この「等」とは何でしょうか。
○首藤委員 それは自衛隊・防衛庁の内部にある組織ということでしょうか。確認をお願いします。
○首藤委員 それは、いわゆるかつての軍属、今でいう民間企業を含むことはございませんね。御確認をお願いします。
○首藤委員 現実のPKO活動というのは、いろいろな機材の関係で多くの民間企業が結局は行くことになるというふうに聞いておりますけれども、このことに関してはこの法案の趣旨でないということで、先に進ませていただきます。  自衛隊による被災民の救援活動の実施というのが、自衛隊というふう...全文を見る
○首藤委員 第十一条、武器使用の点についてお聞きしたいと思います。  武器使用、これもまた多くの方が指摘されておりますが、「自己の管理の下」とはどこまでを意味するのかということをお聞きしたいと思います。それは、なぜそれをお聞きするかというと、この点こそまさにPKO法案で今問題と...全文を見る
○首藤委員 防衛長官、恐らく現場に行かれたことはないと思いますけれども、現場はどういうものか。現場は、紛争が終わっても憎しみ合いの、殺し合いの、その精神が残っているんですよ。  私が何を言わんとしているかというと、紛争が一応終わる、しかし、そこにおいても、例えばパシュトゥン、タ...全文を見る
○首藤委員 これはもう本当、長官、そんなことで自衛官を現場に行かせますか、行かせられますか。日本の若者をそんないいかげんな条件の中で送れますか。本当に撃つときは、水平に構えてドーンと撃つような状況というのは本当にあるんですよ、現場というのは。そして、アフガニスタンやパキスタンとい...全文を見る
○首藤委員 だから、いろいろ事前に案をつくって、本当に危ないところは行かせないとか、いろいろやらなきゃいけないということですよね。ですから、本当にその計画というものがすごく重要となる。  それから、一番最初にお聞きしたように、これは本当に、時限で、変わった特殊なものなんですね、...全文を見る
○首藤委員 私は、基本計画の事前承認が、国会での承認が本当に欠くべからざるものだと思いますよ。そうでないなら、この法律の中に固有名詞を入れて、歯どめをつくってください。なぜか。それは、地域が限定されていないわけですよね。パキスタンとか、そういうことが書いてない。  今、アメリカ...全文を見る
○首藤委員 地域は特別設置しない、確かにそれは美しい言葉です。しかし、私たちは、これは日本の危機管理の問題だと。そして、本当に今までの、戦後五十数年間の安全保障論議を一歩踏み越えようとしているわけですよね。本当に慎重の上にも慎重でなきゃいけない。  いろいろな目に見えないリスク...全文を見る
○首藤委員 官房長官、これはもう本当に日本の安全保障が大きく転換しようとするところだと思うんですよ。ですから、この委員会はまさにそうした歴史的な意義を持っている。そこに記録が残されるわけですから、ぜひ官房長官としては、提出者として、なぜこの法律が本当に必要かということを、もっとき...全文を見る
○首藤委員 個別的自衛権を行使する原因となったのは、一つは属地主義的な問題、すなわちニューヨークという場所と、そしてまた属人主義的な問題、アメリカ人が被害に遭っているという問題があると思いますけれども、イギリスやNATO諸国というものが集団的自衛権を行使してアメリカの報復行動に参...全文を見る
○首藤委員 いや、そうではなくて、集団的自衛権の表明をしていない国はどこかということです。
○首藤委員 知らないということを延々とこの時間を使って言っていただくのは本当に困るんですよね。それが官僚としての技術なのかもしれませんけれども、国民にとっては本当に迷惑な話だと言わざるを得ない。こういうような委員会を続けていたら、国民がだんだんだんだんと政治や行政に対してやはり批...全文を見る
○首藤委員 個別的自衛権のところを、では英語で読んでいただけませんでしょうか。
○首藤委員 ここは日本だから日本語でやれという話がありましたけれども、フランス語で読んでいただけませんでしょうか、条約局長。同じ二行です。
○首藤委員 これは私の質問の、きょうの一時間二十分の中の最も重要なところです。なぜフランス語で読む必要があるのか。日本語とおっしゃいましたね。日本語は国連語ですか。国連公式語ですか。五カ国の言葉の中に日本語は入っていますか。  個別的自衛権も集団的自衛権も、何か我々はわからない...全文を見る
○首藤委員 あなたは、中間的な中心的な立場なんだから、中立的にやっていただかなければいけませんよ、それは。それはやはり中立的にやっていかなきゃいけないですよ。私は質問の順番に従ってやっているんです。  それは、レジテームデファンスとなっているんですよ。レジテームデファンスとは何...全文を見る
○首藤委員 では、その襲ってきた暴漢をがんとパンチを食らえてやっつけてやった。逃げ出した。どんどん追いかけていって、スラムまで追いかけていった。スラムの中へ入っていった。スラムの中の汚い安いアパート、二階まで階段を上っていった。そうしたら、その男がいました。部屋にどかどかと土足の...全文を見る
○首藤委員 結構です。  私が言おうとしたのは、確かにニューヨークに攻め込んだ人に対してそれを反撃する、それはいいでしょう。しかし、ずっとアフガニスタンまで追いかけていって、その行為によってたくさんの人が死んでいく、そういうところまで果たしてこの国連憲章五十一条、果たして是認し...全文を見る
○首藤委員 アフガニスタン人である、あるいは犯人そのものが、この十九名のうち本当の犯人がだれかということは、現実ではまだ答えられない段階だ、そういうふうに解しています。まして、今攻撃の対象となっているタリバンに関しても、実はこの問題とどういうふうに関係があるのかというのはなかなか...全文を見る
○首藤委員 うれしそうですね。意味はわからないですけれども、時間がだんだん迫っているので、私も自分で勝手に進まないといけない苦しい立場ですが、アフガニスタン、タリバン、タリバン、本当に悪いやつだなという気がします。こういうタリバンにお金を渡そうとしたことが、現金を渡そうとしたこと...全文を見る
○首藤委員 この三月八日の公明新聞に、アフガニスタンの石仏破壊の件ですが、日本政府として現金五億円準備して同政権との交渉に臨む、公明新聞の三月八日付のですが、そこに書いてありますよ。これは一体、機密費から出されたんですか、それとも内閣官房費から出されたんですか。
○首藤委員 これは、今私これだけは言っておきます、私もその場に立ち会ったんじゃないので。  もう一度確認しておきますよ。三月八日付の新聞です。日本政府として現金五億円を準備したというふうに書いてあります。この件に関してぜひ調べておいていただきたい、そういうふうに思います。  ...全文を見る
○首藤委員 これは今まで問題になった点でありますけれども、やはりこういうのは、自衛隊機を飛ばすのも結構ですが、それ以上に、やはりそれを効率的にやって国民の財産を減らさないということが重要だと思っています。  この法律のもとでは、ともかく自衛隊に焦点が当たって、自衛隊が出ることを...全文を見る
○首藤委員 それは新式銃の方を持っていかれるということですね。  私は、PKO部隊がどの程度の武装を持っているかということに非常に関心を持っていて、実際に本当に活動するときには本当に役に立つのかなと思うことがあるんですね。ゴラン高原のPKOを拝見いたしました。ゴラン高原にはどれ...全文を見る
○首藤委員 なぜこんな細かいことを聞いたかというと、装備が現実にはPKO活動に合っていないわけですよ。ですから、こういう問題でもほとんど準備ができていないということをぜひ御自覚いただきたいと思うんですね。  銃に関しても、私たちは銃を撃つものだと思っていますけれども、長官、現場...全文を見る
○首藤委員 確かにそうかもしれません、立場上難しいのかもしれません。しかし、日本の政治家の中で専門知識を持っている方としては、ぜひそういうものを日ごろから研究していただきたい、そういうふうに思っています。  そこで、私は、非常に驚いたのは、そのMEDEXの中で、訓練の多くの部分...全文を見る
○首藤委員 なぜそういうことをしつこく聞いているかというと、現実に自衛隊を派遣するときには大変な、いろいろなことをやっておかなければいけない、ほとんどの部分が実は空白だということなんです。  恐らく現場の経験をお持ちでないのでおわかりにならないと思いますが、もしこのケースで、こ...全文を見る
○首藤委員 いろいろ、実際の、現実の自衛隊が全然準備ができていないということを立証しようとして質問しようとしているのですけれども、そういうアバウトな話ばかり幾ら聞かされていても質問する意味がないというような気がするのです。  それでは、最後に、法務省関係のことで一つお聞きしたい...全文を見る
○首藤委員 それは大変恐ろしいことですね。今でも、九月十一日から空爆が始まる間でも、現地の方にいろいろ聞きますと、もちろん国境は閉鎖されていますけれども、大体一万五千人ぐらいが間道を伝って国外に逃れているのだと言われています。  そして、これも法務大臣よく御存じのとおり、今、難...全文を見る
○首藤委員 こういうハザラ人の方が、日本へ来て申請をするわけですね。今回そういうふうに不法滞在だといって収監されている人は、その中でも本当に善良といいますか、みずから申告して難民のステータスを得たいという人ですよね。だから、多くの人は、船で着いたまま、歌舞伎町とかいろいろなところ...全文を見る
○首藤委員 この法律はいろいろ問題があります。しかし、非常に一歩進んだというのは、こうした問題に対して人道、人権面で非常にやっていかなきゃいけない、この姿勢を私は非常に高く評価するものです。その意味で、同じように、難民が出てくる、これを日本側でもやはり人道、人権の見地からしっかり...全文を見る
○首藤委員 不法入国していることは事実ですから、ぜひその辺をつまびらかにしていただいて、我が国としても人権面での対応をきちっとしていただきたい、そういうふうに考えております。  私は、なぜそのことをわざわざこの質問の最後に取り上げたかというと、何かこうした問題は、決してアフガニ...全文を見る
○首藤委員 今、時間が終わりになりましたから、私の質問はここで終えますが、私が簡単に聞いたことでも、かように問題が多い。決してあらを探すわけじゃなくて、本質的な部分、大きな問題を抱えている法律だということがおわかりになったと思います。  ですから、この法律は、日本の今までの安全...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○首藤委員 まず、今般の国際平和維持活動に関する協力の法改正について、幾つか御質問させていただきたいと思っております。  このいわゆるPKO法というのは、これからの冷戦後世界において外交の中心となるであろうというふうに考えられているわけでありまして、それに対して、現実の法という...全文を見る
○首藤委員 全く私の質問に答えていただいていないんですけれども、時間をただ浪費しただけで、一つも答えていただいていないんですが、要するに、今回の法改正は関係あるのかないのかということをお聞きしている。いかがですか。
○首藤委員 私は、外務省の対応を、漠然とした話をお聞きしているのではないんです。ブラヒミ・レポートと対応しているのか対応していないのか、対応しているならどこが対応しているのか、対応していないならどこが対応していないのかをお聞きしているんです。そこを明確に、外務大臣、よろしくお願い...全文を見る
○首藤委員 それでは、改めて外務大臣にお聞きします。  しかし、このブラヒミ・レポートというのは、アナン事務総長の勧告に基づいて行われて提出されたわけで、これに対しては、各国が同時的にこれに対応するということになって、そういう合意が形成されているはずであります。それに対して、日...全文を見る
○首藤委員 委員長、これは、我々が討議して、もうすぐ採決しようかというところに来ているわけですよ。これは趣旨説明があって、これを一年かけて検討しようというわけではないわけですね。ですから、今漠然としたそういう話を何度もお聞かせ願っても、我々はそれを審議することはできない、そういう...全文を見る
○首藤委員 私はそれは、どうもありがとうございました。それではっきりしました。  結局、今回の法改正というのは、ブラヒミ・レポートにおける、ブラヒミ・レポートの最も重要な骨子である強力な交戦規定の必要性、これを受けて法改正に踏み切った、そういうことに理解してよろしゅうございます...全文を見る
○首藤委員 中谷長官におかれましては、一人二役で大変御苦労さまでございます。給料も二倍差し上げたい気持ちがしますけれども。  ということは、ブラヒミ・レポートと今回の法改正とは関係ないということでございますね。  それでは、外務大臣にお聞きいたします。それでは具体的に、このブ...全文を見る
○首藤委員 全然答えていただいていないですよ。  もうすぐ、東ティモールへの派遣というのは今最も重要で、目前で、そのためにもこういうものを変えていかなきゃいけないと言っているのに、東ティモールへの対応、どういうふうにブラヒミ・レポートに盛られたさまざまな視点というものを盛り込ん...全文を見る
○首藤委員 漠然とした話を聞いているんじゃないんですよ。外務省に聞いているんですよ。  もう目前まで迫った、五月までにはもう半年しかないわけでしょう。ですから、そのために、東ティモールにおける危険の要件は何であるか、それから平和貢献の要件は何であるか、それを幾つかやって、ブラヒ...全文を見る
○首藤委員 今後検討していくという、目の前に、五月に迫っているということを話しているでしょう。それから、大統領選があって、さまざまな問題があるということを言っている。  例えば、PKOの今一番の重要な要件として、文民警察の活動があるでしょう。それから、今はPKO活動は四軍体制と...全文を見る
○首藤委員 ということは、今回の東ティモールへの派遣は、今回の改正が行われても、今回の以前の、今の段階での法律に準拠して派遣を実行する、そういう意味ですか。防衛庁長官、いかがですか。
○首藤委員 それはもう珍奇なことを今お聞きしたわけですけれども、そうすると、現実に行っても、施設大隊がして、施設大隊に何らかの脅威が迫ったときも、今回の法改正における例えば武器使用基準の緩和とか、それからさまざまな今まで凍結されていた業務の、今回は認めるということになってきました...全文を見る
○首藤委員 防衛庁長官、よく考えてお答えをください。これはもうあなたは責任者で重要な問題ですから。  しかし、そういうつもりで施設大隊が行ったとしても、あるいはモザンビークのようにムブコンを出したとしても、現実に脅威があって、しかも、今度の新しい改革によっていろいろな活動範囲が...全文を見る
○首藤委員 それは、精神論はいいんですよ。だけれども、そんなことをやっていたらもう時間がどんどんなくなってくるので、次のテーマに移りたいと思います。  今回の法律改正によって、PKO活動というのは随分大きくできるようになりました。しかし、それが、例えばタリバン後のアフガニスタン...全文を見る
○首藤委員 これは外務大臣、ここは専門家の会議なんですよ。これは将来のこととか流動的であるというんだったら、それは町でみんなが先のことはわからないねと言っているのと同じじゃないですか。そうじゃないでしょう。これは日本を代表するような安全保障の委員会なんですから、その中でも可能性が...全文を見る
○首藤委員 それはお答えになっていないんですね。それは確かにすべての問題は仮定ですけれども、外交はすべて仮定なんです。情報の我々が知っているのは、本当の真実じゃなくて、あくまでも蓋然的な、漠然的な事実にすぎないんです。ですから、こうなるであろうということはすべて仮定なんです。仮定...全文を見る
○首藤委員 法律に照らしていかがですか。それがどういうふうに適合できるかできないか、明言いただきたいと思います。外務大臣。
○首藤委員 それはもう大変な重要な指摘で、これはただ仮定の問題じゃなくて、本当に我々の、日本の運命にかかわってくる問題で、私も長年国際政治を研究してきましたけれども、こんなにも早く危機というものが我々の足元まで押し寄せてくるかとは思わなかったです、はっきり言って。  ですから、...全文を見る
○首藤委員 田中外務大臣、外交活動、大変御苦労さまですが、その中で、ムシャラフ大統領との会談というのは、非常に、一番重要なイベントであったと思います。  その中で、当然のことながら、ムシャラフ大統領から、パキスタンの重債務を何とかしてほしいということがあって、それに対して、帳消...全文を見る
○首藤委員 もう一つの外交成果というのは、言うまでもありません、先ほども申しましたように、シャムシャトゥーのキャンプに行ったということなんですが、アフガニスタン問題で日本が貢献する道としては、やはりそうした難民がこう、流れ出てくる人たちをいろいろ面倒を見てあげなきゃいけない。だか...全文を見る
○首藤委員 植竹副大臣、あるいは外務省の皆さんもそうだけれども、難民問題は日本の省庁の都合に従ってできているんじゃないんですよ。難民という問題があって、それは横断的にいろいろな省庁が絡んでくるんですよ。だから、それは横断的にみんな努力してやらなければ、日本の貢献にならないじゃない...全文を見る
○首藤委員 そうなんですよ。ですから、危険度五で、帰ったら危ないわけですよ。ですから、そういうものは、ではどういう情報の提供をしているのか問題もあるし、さらに、それぐらいのことをきちっとできなければ、アフガニスタンの約二千万の人口のうち約一千万が国内避難民化して、五百万が難民化し...全文を見る
○首藤委員 中谷長官、私は本当にがっかりしました。もう本当に心臓がとまるぐらい驚きました。それは、あなたは官僚のお話である。政治家としての話でもなければ、防衛庁の人間として現場にいた人間の話でもないですよ。  例えばPKOというのを調べればわかるように、例えば、先ほどからお話に...全文を見る
○首藤委員 ハードが一つ問題だと私は指摘したい。と同時に、ソフトの部分がもう致命的に弱いのじゃないか、私の体験ではそう思います。  こういうことをやると、だんだん危険な地域になって、けがをして死ぬ方もおられる。例えば、アメリカの軍でいえば、大体従軍牧師がついていきますね。自衛隊...全文を見る
○首藤委員 時間がもうほとんどなくなりましたので、最後に、中谷長官も私も共通の知識を持っている地雷の分野についてお話をさせていただきたいと思います。  地雷を除去する可能性があるということで、実際するかどうかは別として、あるということですけれども、その根拠は、今回の法改正に基づ...全文を見る
○首藤委員 これも専門家としておわかりになると思いますけれども、例えば、私なんかがやっているカンボジアの北西部のバッタンバン、これは畑のところは確かに除去されているんです。しかし、実際にそこでは人が働かない。なぜかというと、そこにはクリーク、川が流れていまして、川の斜面はまだ地雷...全文を見る
○首藤委員 全く不十分な回答ですが、時間なので、これで終わります。
12月05日第153回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ことし最後の外務委員会だということで、外務大臣には国際情勢について質問申し上げます。  昨今のイスラエル、そしてパレスチナ問題の展開というのは大変私たちの心を痛めているわけでありますが、ことしの最大の事件というと、言うまでもなく、九月十一...全文を見る
○首藤委員 これは大変なことを今おっしゃったわけですが、今、パレスチナ和平のイスラエル側の対応の一方であるパレスチナの暫定自治政府をイスラエルがテロ支援組織とみなしたという解釈をされましたけれども、それでよろしいんですか。外務大臣、いかがですか。
○首藤委員 私は、最初から聞いているのは、PLOがテロ支援組織かということを聞いているんですが、その点はいかがですか。——早く答えてください。時間がないので、三十分しかないので、早く答えてください。
○首藤委員 二つのことに答えてください。  一つは、外務大臣が言うのは、PLOと暫定自治政府は全く同じものですね。よろしいですね。それで、暫定自治政府をテロ組織とみなした、いいですね。それからもう一つは、日本政府はどうとらえているのかということです。  これは、時間がないので...全文を見る
○首藤委員 そうすると、今おっしゃったのは、何度も繰り返しておっしゃっているんですが、PLOないしパレスチナ暫定政府とおっしゃっているわけですが、PLOと暫定政府とは同じなんですか。
○首藤委員 今まで言っていたことと全然違うじゃないですか。暫定政府がテロ組織と言っていたじゃないですか。違うでしょう。PLOでしょう。暫定政府とPLOと違うでしょう。根本的なことじゃないですか。これは国家のプロトコル上重大な問題ですよ。違いますか。大臣、いかがですか。
○首藤委員 結構です。  では、最後にもう一度だけ確認させていただきます。  イスラエルはオスロ和平のパートナーである暫定自治政府をテロ支援組織と認定された、そのことは確かですね。それだけ一点、確認をお願いします。
○首藤委員 そうすると、結局、オスロ合意はその瞬間に崩壊したということですね。いかがですか。
○首藤委員 外務大臣、いいですか、相手はテロリストと認定して、暫定自治というのは、お互いに平和を求めるいい組織であるからということで九三年からずっとできてきたわけでしょう、キャンプ・デービッドで何度も話し合って、アラファトさんも行って。それがどうして今度は、だから、テロ組織と暫定...全文を見る
○首藤委員 別に精神論はどうでもいいんです。私が確認したかったのは、パレスチナ暫定政府というのはPLOである、そして、今回のテロを行っていたハマスとか、それから過激な行動を行ったPFLPとか、かつてPLOに参加しているメンバーですよね。PLO自体がそれはテロ支援組織というふうに考...全文を見る
○首藤委員 全く意味をなさない答弁ですが、時間がないのでもう進めさせていただきますけれども。  日本政府として、こんな暴挙に対して非難声明は出さないんですか。今まで日本は、PLO、アラファト議長、それから暫定自治政府をずっと支援し、外務省でも膨大な援助をしてきたところを、将来そ...全文を見る
○首藤委員 声明を出されたか、どういう態度で声明を出されたのかということを聞いているのです。声明を出されたのか、出されないのか、それだけでも答えてください。
○首藤委員 これはもう大変な問題で、アフガニスタン情勢と関係するし、当然、日本とも、そしてアメリカにとっても大変な問題であり、ブッシュ大統領が直ちにさまざまな声明を出しております。当然のことながら、我が国の外務省に対しても、さまざまな打ち合わせが行われておると思いますが、パウエル...全文を見る
○首藤委員 こういうようなことは重要な問題でございまして、特にアメリカにとってもこの問題は重要な問題であります。また、同盟国の日本にとっても重要な問題であります。外務省間で当然のことながら意見疎通があり、国務長官と外務大臣の間で当然のことながら電話でお話しされていると思いますけれ...全文を見る
○首藤委員 これも、日本の外交のために、外務大臣、御理解してください。今どき、ルーマニアにいて電話が通じないことはないです。アメリカの国務長官は、地球どこへ行ったって通じるようになっているんです。どうしてこういうことをちゃんとアメリカと相談しないんですか。日本はどういう態度をとる...全文を見る
○首藤委員 これは、外務大臣、そんな問題じゃないんですよ。何か週末のレクリエーションの予定を聞いているんじゃないんですよ。今、戦争になるかもしれない、中東和平が全部崩れるかもしれない、あるいは第五次中東戦争になっていくかもしれない、第二次湾岸戦争になっていくかもしれない、こういう...全文を見る
○首藤委員 ということは、判断して決めるということですか。それとも、この特措法と関係ないということですか。いかがですか。
○首藤委員 委員長に御質問したい。  この外務委員会というのは一体何ですか。重大なことじゃないですか。重大なことを討議する場ではないですか。今の外務大臣のお話だと、重大な問題だからここでは討議できないという話ですが、委員長、どうですか、それはおかしいのではないですか。いかがです...全文を見る
○首藤委員 世界の流れは余りにも問題は大きく、質問時間は余りにも短いという感じを持っておりますが、このイスラエルの問題、明らかにアフガニスタンの問題とリンクして大きな問題になる。このテロ対策の問題というのは、アルカイダに対する攻撃というものから始まって、アフガニスタン、そして中央...全文を見る
○首藤委員 もう一度その点を確認させていただきたいと思います。  そうすると、帰しても安全だと法務省は判断されたということでしょうか。副大臣、いかがですか。
○首藤委員 私は十条の施設を見ました。これはもう人間動物園ですよね。本当におりの中で、これが人間の収容されるところだろうかというところで、副大臣も実際に行かれたかどうかわかりませんが、茨城の方はもうちょっとましだというふうに言われていますけれども、それでも、私たちでも、私も昔ビジ...全文を見る
○首藤委員 この件に関してはこれ以上ここでは質問しませんけれども、ぜひ副大臣みずから行って十条の施設を見ていただきたい。これが果たして刑務所より、より人道的でより緩やかなところであるか、あるいは刑務所と動物園の中間に位置するような存在であるのか、ぜひ御自分の目で見て、そしてその収...全文を見る
○首藤委員 今この問題は急速に動いております。確かに予算は一年度ごとに変わり、しかし難民の方は何か事件があればわっと出るわけですね。ですから、急に対応は難しいとは思いますけれども、今、時代の変遷を考えて、やはり日本もきちっとした対応をする時代に入ってきたということで、本格的な対応...全文を見る
12月06日第153回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。五分ということなので、限られた時間で三点ほど意見を述べさせていただきます。  私はもともと経済の出身なんですが、経済学の中にマーケットフェイリア、市場の失敗という概念がございます。例えば環境問題のように、市場が十分に機能しない、あるいは市場に任...全文を見る