首藤信彦

すとうのぶひこ



当選回数回

首藤信彦の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第154回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○首藤委員 現在、アフガニスタンでは、暫定行政機構といいますか、暫定政権といいますかが、少しずつ国家としてのありようをつくっているという現状であります。しかし、そういったアフガニスタンの暫定行政機構あるいは暫定政権というものがともかくスタートできたというのは、この一月に東京で行わ...全文を見る
○首藤委員 ちょっと外務大臣は、私の言っていることを正確に聞いておられなかったと思うんですけれどもね。  結局、こういう会議は、どこがスターティングポイントになるか、どこが起点になって大きな会議に膨れ上がっていくかということが重要だということを指摘させていただいたんですね。その...全文を見る
○首藤委員 それは結構です。  なぜ私がそういうことを言ったかといいますと、現在の外交というものは、単に政府、あるいは外務大臣、あるいは政府関係者、大使だけがやるものではないわけですね。今のような非常に複雑化した世界の中では、いろいろな人たちがチャネルを持って行っている。そこで...全文を見る
○首藤委員 ちょっと、理解されていないと思うんですけれども。  それは、外交というものはいろいろな方が参加するのは当然なのですが、マルチトラック外交と言われるような外交やセカンドチャネルの外交手段というものに関して外務大臣はどのような御意見をお持ちですかということをお聞きしてい...全文を見る
○首藤委員 なぜそれを聞いたかといいますと、実は、帰国してから、私たちも微力ながらアフガニスタンの復興会議に貢献いたしました。ですから、私たちも、できれば復興会議では分科会の一つを、例えば議長をやらせていただくとか、あるいは、そんなことができなくても、せめてオブザーバーとして参加...全文を見る
○首藤委員 これは今お配りしたものですが、アフガニスタン復興支援国際会議の閉会セッション、二十二日ですけれども、オブザーバー参加したNGOのリストです。  日本のNGOを見ますと、ここに、最後は認められたジャパン・プラットフォームもピース・ウィンズ・ジャパンもありますけれども、...全文を見る
○首藤委員 だから局長、うそを言わないでくださいよ。  この中で、その時点で、アフガニスタンの内部で活動しているのはどれだけありましたか。うそを言わないでくださいよ。そんなにたくさんないでしょう。我々が行ったときだって、まだこの中にはほとんどなかったではないですか。ないのですよ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣には、よろしくお願いいたします。  次に、やはりこのNGOの問題とも関係があるんですけれども、アフリカが非常に今苦しんでいるということは明らかなんですね。アフリカには、いわゆる重債務国、非常に借金が多くなっている国が多い。そうした借金を軽くしてあげよう、ある...全文を見る
○首藤委員 それで結構でございます。よろしくお願いいたします。これは本当に日本のODAの転換点となるプロジェクトなので、徹底的に、いろいろな側面から考えていただきたいと思うんです。  ちょっと一つだけ、技術的なことをお聞きしたいんですが、それに対して、当委員会での調査団がそこに...全文を見る
○首藤委員 この問題は、外務省の根本的なモラルに関する問題ですから、徹底的に調査していただきたい、そして、その結論を公開していただきたいと思います。  それで、私はずっとアフリカに本当に三十年来取り組んでおりまして、非常な愛情を持っている地域です。しかし、残念ながらだんだん経済...全文を見る
○首藤委員 これから助けなきゃいけない、もっと上げなきゃいけないというんだったら、世界じゅう幾らでもありますよ。アフリカじゅう幾らでもありますよ。なぜマダガスカルなのか。だれが議連の事務局長をやっているのか。どうしてそういうところにわざわざやろうとしているのか。危険度が三であり、...全文を見る
○首藤委員 それは大臣、見解は、やはり就任後一月ということで、私はこれ以上この問題には突っ込みません。しかし、それはぜひ認識をもう一度、再考していただきたいと思います。ニーズのあるところであれば危なくてもいい、それはもう大変立派な考え方で、それは敬服に値する考え方ですが、一方で、...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、今お聞きになったとおりです。私がなぜここで立って今質問しているか、おわかりになったと思います。  本当にこの問題に関しては、川の向こうで起こっている紛争じゃないんですよ。我々が、我々の税金から、パレスチナの人たちが、うれしい、ありがとう、そう言っている建物...全文を見る
○首藤委員 どうもありがとうございました。新大臣にはぜひ頑張っていただきたいと思います。     〔委員長退席、中川(正)委員長代理着席〕
02月28日第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第1号
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○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  私自身も平和維持活動に長年携わってきた者なんですが、一つ参考人に私の意見を言わせていただきますが、最後の、「紛争後の平和構築」、日本にとって最も協力が可能というふうに書いてありますけれども、私に言わせれば、これこそ日本にとって最も難しい分...全文を見る
○首藤小委員 ありがとうございます。  もう一つ、ルール・オブ・エンゲージメント、交戦規定に関して、ひとつ短くお答え願いたいと思うんですけれども、もちろんこれは、日本がPKOを派遣されるということでは、日本でもルール・オブ・エンゲージメントを変えよう、一生懸命変えよう、国際基準...全文を見る
○首藤小委員 ありがとうございました。  もう一点、先ほどお話ありましたICC、国際刑事裁判所ですけれども、御存じのとおり、PKOの場合は、PKO部隊の犯罪というのもすごく多いわけですね。しかも、それがまた、紛争地のようにいろいろな犯罪が周りにあったり、いろいろな誘惑もあったり...全文を見る
○首藤小委員 どうもありがとうございました。
03月20日第154回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○首藤委員 首藤信彦でございます。  川口外務大臣は御就任以来、御本人も述べられていることですが、ほとんど外交に見るべき点がない、ほとんど外交というよりは外務省内部の問題に忙殺されていて、本格的な外交がおできになっていないという御本人の御意見もございます。  しかし一方、日本...全文を見る
○首藤委員 川口大臣、それはちょっと認識不足だと言わざるを得ません。単に、民間でいろいろな方が、あるいは政治の世界でいろいろな方が言っておられるのではなくて、この事件というものは、この傾向というものは、明らかにある一つの事件からその端を発している。  それは何かといいますと、二...全文を見る
○首藤委員 大臣、この議事録を読んだことがないということで、私は、もうはっきり言って心が寒くなるような思いを感じます。この問題というのは、この外務委員会においても何度も討議されて、日本の北方政策をどうするかということで多くの方が議論されて、その流れの中から出てきたわけです。  ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、結局、相手があるから情報は出せないという意見なんですけれども、当たり前ですよね、外交というのは相手があることなんですよね。しかし、こうした考え方はもうおやめ願いたい。なぜかというと、それは別にどこかで、関係ない人と話しているわけじゃないんです。ここは外務委員...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、それだったら、我々は要らないということですか。ここにいて、資料もない、何もない、何もわからないといったら、一体我々は何でここで質問しているんですか。一人二十分の時間をあてがわれて、何を質問しているんですか。あなたはお立ちになって、いや、済みませんが、相手があ...全文を見る
○首藤委員 いや、それはもう時間がないからお勉強されていないのかもしれませんけれども、外務省は関係ないというのはとんでもないことですよ。だって、これはただ警察が捜査しているのではなくて、何度も訴訟が行われて、ずっと高級裁まで行って結論が出ていることです。したがって、それは内容を見...全文を見る
○首藤委員 私は、この拉致問題というのは本当に深刻な問題だと思うんですよ。それは、拉致された方が悲劇なのではなく、その方が再度日本に工作員としてお戻りになる、あるいはその方の子孫が工作員として日本の安全を脅かしてくる、そういう可能性があると、その方は二重三重にある意味で罪が重くな...全文を見る
○首藤委員 もう時間がほとんどなくなりましたけれども、結局、八尾恵という人のいろいろ供述しているところによると、四十人ぐらいの拉致に関係したということを言われていると思うんですね。ですから、そういうことを、人数もきちっと把握していただきたい。  それから、今までもやってきたとい...全文を見る
○首藤委員 終わります。ありがとうございました。
03月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案...全文を見る
03月28日第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第2号
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○首藤小委員 このFTAですけれども、名前はフリーという言葉がついているわけですけれども、決して自由で平和な社会を求めようとしてつくられてきたものではないということは、歴史的な発展から見れば明らかだと思うんですね。ブレトンウッズ体制、特にガットの体制というものが限界にぶつかってく...全文を見る
04月03日第154回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣、今世界は本当に戦争のふちに転がろうとしている。今、中東で起こっているパレスチナ問題というのは、九三年のオスロ合意やキャンプ・デービッドの合意、それがまさに踏みにじられて、もう相手の国の大統領府の、そして、やがては大統領になると言わ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、ということは、まだ私たちが追っている多くの疑惑、例えばアフリカに関する、ケニアのソンドゥ・ミリウダムや、その他の疑惑に関する処分とか、また将来出てくるかもしれない、例えば今、北方四島だけではなくて、ロシアからの公電も実は流されていたというようなニュースもあり...全文を見る
○首藤委員 じゃ、アフリカに関してお聞きします。  例えば、中東アフリカ局長の重家さん、この方の問題が、実は今回の外務省の一連のごたごたの最初の起点でありました。この方が、アフガニスタン復興会議において特定のNGOを呼ばなかった、差別した。このことが、日本の外交が空転し、我々の...全文を見る
○首藤委員 外務大臣に、私は御注意申し上げます。そんなことを国民が本当に信じますか。そんなことで日本の外交が国民の支持を得られますか。我々の財産そして我々の生命がかかってくる外交が、そんなことで皆さん納得できますか。よく自問していただきたいと思いますよ。  後段の、今言われた野...全文を見る
○首藤委員 ということは、イスラエルが認めて、和平裏に国家として成立したら、国家として声明を出したら、それは認めるということですね、国家として。いかがですか、外務大臣。
○首藤委員 それでは、外務大臣にお聞きします。  国家でもない、将来国家として認めるかどうかもわからないところに、一体どれだけ私たちの税金をつぎ込みましたか、どれだけの援助がパレスチナに流れていますか。いかがですか。
○首藤委員 その根拠は何ですか。国家でもない、それから紛争があるところ、承認されるかわからない、そんなところへどうしてそんな国民の税金を使うことができるんですか。いかがですか、外務大臣。
○首藤委員 これは、私が二月の委員会で質問させていただきました。こうした日本あるいは諸外国からの援助に関して、イスラエル軍は、ミサイルを発射し、ロケット弾を発射し、砲弾を発射して、どんどん壊しています。ですから、それに対しては、イスラエルのそうした暴挙をヨーロッパ各国はとめようと...全文を見る
○首藤委員 このガザの視覚障害者訓練センター、私も行きました。かなり危険があるときでした。昨年、行きました。しかし、本当に心温まるのは、そこに、日本からの支援でこういうものができているんですと大きなプレートで書いてあります。そして、私が行ったら、目の見えない子供たちが私に歌を歌っ...全文を見る
○首藤委員 それはもう随分前に起こったんですから、どのような返事をいただきましたか。
○首藤委員 残念ながら時間がないです。世界が戦争に転がり落ちるかもしれない、日本が戦争に巻き込まれていくかもしれない、そんなことに、たった二十分の時間しかないのは、十分しかないのは残念です。しかも、そのほとんどを外務省のスキャンダルに使ってしまった。本当に残念です。  しかし、...全文を見る
○首藤委員長代理 次に、松本善明君。
04月05日第154回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  現在、中東情勢、パレスチナ、イスラエルにおける情勢はどんどん緊張を高めています。イスラエル軍は西岸をほとんどを制圧しつつある、そしてついに、聖域と考えられていたヘブロン、そしてジェリコにも戦車を派遣する準備を進めている、あるいはもう既に進め...全文を見る
○首藤委員 ただいま川口大臣、大変重要なことをおっしゃって、私としては意を強くしたわけですが、悪の循環とおっしゃいました。パレスチナでテロがあって、それに対して行き過ぎた攻撃、反撃を行われた。すなわち、パレスチナも悪であり、イスラエル側も悪である、今はっきり言っていただきました。...全文を見る
○首藤委員 この問題を一生懸命やっておられるということは十分に理解しております。  ただ、ちょっと不思議なんですね。今、いろいろな方、もう、シモン・ペレスさんからパウエルさんから、いろいろな方がおられました。通常、こういう問題がありますと、現地大使と、日本大使と真っ先に相談して...全文を見る
○首藤委員 意地悪い質問だと思われるかもしれないけれども、これは本質的な問題なんですよ。  私も去年、西岸に入って、ガザに入って、茂田さんとも何度も打ち合わせしました。それは、もう本当にその地域のことをよく知っていて、パレスチナ側とイスラエル側と両方にもパイプを持っている重要な...全文を見る
○首藤委員 川口大臣、今おっしゃったことは重大な問題ですよ。ここは、外務大臣は何より、外交というのはどういうことですか。外との交流でしょう。外との交流なんですよ。このために、我々は税金を使って外の交流をしているわけでしょう。それが、うちの理由で、家のごたごたですから外で働けません...全文を見る
○首藤委員 近々とおっしゃいますけれども、では、近々決められた大使を言いましょう。ジュネーブの軍縮大使じゃないですか。おかしいじゃないですか。この話なんて、つい最近出てきたわけですよ、民間人を充てるというのは。ちゃんと送れるじゃないですか。どうしてこのイスラエルの問題に、本当に重...全文を見る
○首藤委員 では、もう時間もだんだんないので、全部まとめて言います。  軍縮大使が、民間人を送れる。要するに、この人間を外務省の中じゃなくて外からも引っ張ってきて、ぱっと送れる。要するに簡単に送れるわけですよ、送る気になれば。それがなぜ、こんな重要な時期に、すぐ送らなきゃいけな...全文を見る
○首藤委員 私は、そうした内部の理由で外交がゆがめられたり、あるいは日本が名誉を失うということを何よりも恐れるのです。  よく言われるのは、日本はパールハーバーでだまし討ちにした、何度も何度も言われます。それが、事実はともかくよく言われていることは、日本が送った電報を翻訳したり...全文を見る
○首藤委員 私がこういう質問をしているのは、外務省刷新と関係あるからなんですよ。外務省のやり方を大きく変えていくためにはそうしたやり方が必要だということを、多くの識者が提言しております。ですから、この点は、これをやりますとまた時間がなくなりますので、もう一度また別な機会にさせてい...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。  ぜひそれを表にして、いただきたいと思います。  委員長、これは、各委員も、こういうのを、全体的なものを見ませんと、何も、なぜそうなったのかもわかりませんので、ぜひ理事会で検討していただきたいと思います。  それから、その中で今明確でな...全文を見る
○首藤委員 こういう表を一つつくるのでも、よく見ると、例えばなぜ佐藤さんが一番上に来るのかとか、いろいろなことがわかるんですけれども、この人事に関しては、したがいまして、もう一度、一体なぜ、どういうことで問題になったのかということをまた質問させていただきます。  また、この問題...全文を見る
○首藤委員 それは、また聞いたぞ、同じことですよ。入札と同じじゃないですか。一般公開入札で、いや、公正にやっていますと言っていても、結局最後はこれしかいない。例えば、外務省でさっきから人事の話をしていますけれども、浮き玉ってないんですよ。もう人を動かしていったら、あいている大使経...全文を見る
○首藤委員 私は、外務省がそういうことを知り得る立場にないとかいう答えを期待して質問しているのではございません。  なぜこの質問をしているかというと、今、日本の中では、ODAというものに対しての大変な疑惑があります。多くの人が言っていることは、実はODAというものが何らかの形で...全文を見る
○首藤委員 終わります。
04月10日第154回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○首藤委員 きょうの質疑の中心課題は、日本とシンガポールの新時代経済連携協定ということなんですね。  日本とシンガポールの自由貿易協定ということに関しては、ああ、それはいいことだな、同じように工業国であるし、余りひっかかるものもないし、これはどんどん進めたらいいんじゃないか、そ...全文を見る
○首藤委員 いや、外務大臣、全然違うんですよ。私の言っていることは、電話線の中で、部屋と部屋の間で二人で話すということじゃないんですよ。日本の態度声明、日本とはこういうことだ、平和憲法があり、世界の平和のために働いて、我々は国際社会で名誉ある地位を占めたいと思う、それを希求してい...全文を見る
○首藤委員 その談話は、外務大臣、世界じゅうでどのように受けとめられたでしょうか。いかがですか。
○首藤委員 外務大臣、よく聞いてください。これはもう日本の正念場ですよ。日本の五十数年間にわたる平和国家としての歩みが今問われているんですよ、本当に。日本は本当に、口で言うだけの平和国家なのか、あるいは世界の平和をつくることに努力しているのか、それが今問われているのに、どうして、...全文を見る
○首藤委員 私は、その今のお言葉を聞いて、もう本当に心から落胆した。これが日本を代表する外務大臣の回答であるか、本当に私は落胆しました。しかし、まだ時間はあります。金曜日にもう一度お聞きしますから、そのときまでに何とか対応していただきたいと思います。  前回私が質問した中に、民...全文を見る
○首藤委員 言葉が足りず、失礼しました。見事に揚げ足を取られましたけれども。  学者大使が、学者という専門職が、専門性を持った人間がいて大使として赴任したのは、四十一年前にインドに赴任したケースだと言われています。ということは、こうした軍縮のような国家の基本的な問題に関して、恐...全文を見る
04月12日第154回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○首藤委員 ただいま委員長、御指摘されたと思いますが、今、与党席を見れば三人。やりようがないでしょう、これ。これは外務委員会ですか。外務大臣、いかがですか。日本の生命線で、日本がこれからどうなっていくのか、こんなときに、討議にもならない。これは外務委員会じゃないよ、はっきり言った...全文を見る
○首藤委員 私、もう一回言わせていただきますが、こんなことでは条約の審議はできない。一切の条約は、これは通らない。こういうような状態が続くんだったら、外務委員会、これはもうノンイグジスタンス、存在していないということです。ですから、ここでは条約の審議はできない、そういうふうに言わ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、どうもありがとうございました。きちっと対応されて、国民にも、私たちにも、外務大臣の直接のそうした大きな展望を持っている活動というのを伝えることができて、大変うれしく思います。  あえてこの分野での専門家として言わせていただくと、最初におっしゃったイランとの...全文を見る
○首藤委員 外務大臣はそういうふうにおっしゃいますけれども、だれが考えても、今、こんなところでそんな、ある意味で公式の政府間交渉でない私的なフォーラムなんですよ、そこへ行くのは不自然なんですよ。ですから、もう既にさまざまなところで報道されているように、小泉さんは不審船の引き揚げの...全文を見る
○首藤委員 やはり本当に大きな問題があります。今の外交を揺るがしているのは、大使、大使館の問題ですよ。ですから、やはりこの問題に対して国民のチェックが入っていかないということが外務省を腐敗させていったんですよ。ですから、外務省の職員が大使として赴任することに関しても、民主党は、ア...全文を見る
○首藤委員 それでは最後になりますが、それでは前向きに取り組んでいるということですね。そういう御回答でよろしいですか、外務大臣。
○首藤委員 終わります。
04月17日第154回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうの委員会は、テロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約に関する質疑がメーンだとなっております。そこで、まずこの法律に関して幾つか質問させていただき、そして同時に、現在日本を取り巻くさまざまな外交課題について質問させていただきたい...全文を見る
○首藤委員 それでは外務大臣、明確な定義が、我々がざっと見まして、例えば日本の法律は、罪刑法定主義といいますか、私も法律の専門家ではございませんけれども、特に刑法に関しては、実質的な処罰に関する法律に関しては、きちっと法律で定義しないといけない、さもないと、非常にアバウトな形で人...全文を見る
○首藤委員 それは異なことをお聞きいたしました。この条文を見れば、どこに明確に行為が定義されておりますでしょうか。私は定義されていないと思います。  ですから、どこにどういう形でテロリズムの、ABCDEと、どういう形で定義されておりますでしょうか。定義が明確にということは、列挙...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、自分でおっしゃっていても、それは明確でないということはおわかりでしょう。ですから、一体何がテロリズムなのかということですね。  それから、問題は、テロリズムという行為だけを罰するというんじゃなくて、禁止するというんじゃなくて、テロリズムを行った主体を罰する...全文を見る
○首藤委員 それはまた異なことをおっしゃられますね。恐らく、原稿を読んでおられて御自分でもおかしいと思われたと思いますけれども、テロリストというものが定義されなければ、では、この法律の対象がだれに及ぶのかということが当然わからないと思うのですね。  この問題というのは大変重要な...全文を見る
○首藤委員 これも恐らく、説明されている外務大臣自身がこんなのじゃいけないなと思って今お気づきになっていると思いますけれども、これはおかしいです、はっきり言って。こんなものでは法律の前文になりませんよ、はっきり言って。これは何ですか。これは、また私、法務委員会の方でも質問するチャ...全文を見る
○首藤委員 それは、すべての、「in all its forms」の日本語の訳であります。マニフェステーションというのは、デモンストレーションとか示威行動とか意思の表示とかいうことでございまして、また別なものでございます。  それは、テロリズムでどういうことかというと、テロリズ...全文を見る
○首藤委員 これははっきりさせないと先へ進めませんよ。採決なんかできません、これとこれは違うんだから。国際的に通用しているこれと、それから日本語で我々が見なきゃいけないこれとは違うんだから。どうやって採決できますか。外務省、説明してください。
○首藤委員 少なくとも、私はテロリズムを二十年間研究していまして、これははっきり違う。もしこれが法制局で同じものだというふうに考えられるならば、それは法制局の解釈の間違いです。  それは本当に、その「forms」と「manifestations,」が一緒な「形態」としてできるの...全文を見る
○首藤委員 それでしたら、政府参考人を呼んでいただいて、次回、審議したいと思います。  それでは、次の問題に……(発言する者あり)
○首藤委員 これはそういうことですから、一応やはり確定していただきたい。素人目に見ても、これは大きな差がありますので。これはやはりもう一度精査をして、人には間違いというのもありますから、政府が常に絶対ではないということで、お時間をいただいて、私は別に揚げ足を取っているわけじゃない...全文を見る
○首藤委員 それはとんでもないことです。間違っていたら直すのが、何遍もチェックするのが当然であります。ですから、それはお認めいただいて、大して時間はかかりませんので、ぜひもう一度チェックしていただきたい。
○首藤委員 それでは、次の質問に移りたいと思いますが、片言隻句において大臣に聞いてはいけない、そういうような御意見もあるようですから……(発言する者あり)
○首藤委員 どうもありがとうございました。  ただ、この言葉に関しては、やはり、英文というか、物事の本質を正しく表現していないという点に関して、私は、その法律上の問題に関しても、また別途法務省に対しても質問させていただきたいと思っております。  さて、時間もほとんどなくなりま...全文を見る
○首藤委員 ちょっと今信じられないことをお聞きしたわけですが、国連欧州本部で開催中の国連人権委員会は十五日、イスラエルによるパレスチナ自治区での人権侵害を非難する決議案を出したということで、賛成四十、反対五、棄権七という形になっています。日本は棄権ということで、そういう質問をしま...全文を見る
○首藤委員 質問時間は終わりましたし、また、私も質問をこれ以上続けるつもりはございませんので、終わらせていただきます。
04月19日第154回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  現代社会の最も深刻な問題の一つとして、パレスチナの問題を毎回取り上げさせていただいています。  ほとんど三週間にわたって、私は日本の外交姿勢を外務大臣にも聞いてまいりました。そして、外務大臣の最初のころは、対応が全然できないというような話...全文を見る
○首藤委員 委員長、私は、今まで空白だった、無策とは言いませんよ、空白だったのをどうやって取り返すか、次の一手は、それを聞いているんですよ、国民を代表して。みんな国民は、毎日テレビを見て、何で日本は何もしないんだ、何でアメリカに任せているんだ、何で殺されていく人間をとめようとしな...全文を見る
○首藤委員 私は納得できない。これは十分というのはおかしい。委員会を、十分じゃない、これは三時間でも四時間でもやってほしい。本当に懸案ですよ、こんな問題。  日本はワン・オブ・ゼムじゃないんだ。ここに六億ドルの国民の税金を使って、パレスチナに貢献している、数少ない、世界の中でパ...全文を見る
○首藤委員 それは、本当に遅きに失したと言わざるを得ないですよ。  それから、その前に茂田さんをこの問題に対して政府は送りました。これも、ああ、なるほど、茂田さんというのはテルアビブで大活躍されたすばらしい人かもしれない。しかし、この方は一体どういう大使か考えたことがありますか...全文を見る
○首藤委員 よくぞ言っていただきました。案に不安だったら、案をつくりかえるように努力してください。  以上で終わります。
04月23日第154回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○首藤委員 民主党の首藤です。  きょうは、この公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金の提供等の処罰に関する法律案に対して質問をさせていただきます。  この問題は、既に外務委員会において討議されましたテロリズムに対する資金供与の防止に関する国際条約、この国際条約を国内的に実効あ...全文を見る
○首藤委員 法務大臣、ちょっと質問を理解されていないんだと思うんですが、それはわかっております。  問題なのは、その中における、テロリズムのうちの半分、すなわち、実際に物を、凶器を使って殺傷したり、爆発物を爆発させたり、あるいは人を誘拐する、従来の犯罪行為として定義されているも...全文を見る
○首藤委員 刑事局長、それはやはり従来的な警察の考え方でテロリズムをとらえておられますけれども、そうじゃないんですよ。  今の現代社会におけるテロリズムというのは、例えばオサマ・ビンラーデンという人の映像が出てくる。これはただのイスラム社会の中年の白いひげのおじさんがいろいろ話...全文を見る
○首藤委員 法務大臣、これは大きな問題なんですよ。テロリズムというのは、半分は確かに人を殺傷したり爆発したり誘拐したりする行為なんです。しかし、あとの半分、むしろ、テロリズムという語源からいうように、恐怖を与える、心理的なものである、こういう犯罪なんですよ。ですから、今のサイバー...全文を見る
○首藤委員 この法律で定義されている、法律の対象となる公衆等脅迫目的の犯罪行為の定義でございます。
○首藤委員 きちっと答えてもらっていないですよ。今は変わっているんだから。そういう爆発とかいうんじゃないでしょう。化学工場だって、普通の人がバルブをひねったときどうするか、ひねっちゃいけないというバルブをひねったときにどうするかということを聞いているわけですよね。ですから、それは...全文を見る
○首藤委員 それはもう全くカバーされておりません。テロリズムの基本的な研究を見れば、そういうものではない、そういうもので定義されていないところに今のテロリズムの問題があるわけですよ。例えば文明に対する反発とか、ここに定義されていないですよ。国家とか公衆とか、国もしくは地方公共団体...全文を見る
○首藤委員 全然きちっと答えていただいていないですよ。これでは法律の審議にならないですよ。  今、僕はこれは架空の話をしているんじゃないんですよ。本当に目の前で起こっていることなんですよ。イラクという国が悪の枢軸であり、そういう国を封じ込めたり、あるいは不安定化させるために、周...全文を見る
○首藤委員 これは全く違わなくて、私が、例えばそういうイラクのフセイン政権を打倒するというと、勢力に、あるいは私じゃなくても個人が、そういう形でNGOを経由したりあるいはさまざまな団体を経由して資金提供を、現に多くの人たちがやっているわけですが、そういうことも当然対象になるという...全文を見る
○首藤委員 いや、これは全然違わないですよ。要するに、犯罪行為だという定義をするにはその犯罪行為を特定しなきゃいけないんですよ。しかし、今みたいなネットワーク社会の中で、しかも海外でやっていることをどうやって知り得ますかということを聞いているわけですよ。ですからそうしたものを、国...全文を見る
○首藤委員 結構です。  今図らずも言っていただいたように、日本はそういうことを定義する体制がないんですよ、はっきり言うと。研究だってほとんど行われていない。日本でテロリズムの研究家なんというのは本当にもう五本の指、そういうような状態の中で、どうしてこの法律が適用できますか。こ...全文を見る
○首藤委員 今までの知見に基づいて、さまざまな知恵を使って発見しているということですか、疑わしい取引を把握しているとおっしゃるわけですか。では、最近問題になった、コンゴの外交官詐称の問題になったムルアカ氏の口座というのははっきり把握しておりますでしょうか、金融庁、いかがですか。
○首藤委員 そんなことはわかっているんですよ。ですから、そういうのは警察から言われてやっているのか、それとも自主的に、この辺は怪しいとして判断してやっているのか、金融庁、もう一回、いかがですか。
○首藤委員 結局、疑わしいと思わなかったら出てこないわけですよ。だから、疑わしいと思うのが、日本国内で疑わしいということを理解できるそうした体制がないと、これは結局永遠に把握されないということなんですよ、残念ながら。それがなければ、結局、アメリカに、ここは危ないですよ、ここは怪し...全文を見る
○首藤委員 終わります。
04月24日第154回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣には、先ほどの我が党の伊藤英成議員からの質問との関連で、もう一度、小泉首相の靖国神社参拝の問題についてまず質問させていただきたいと思うんですね。  この問題に関しましては、けさ新聞各紙で報道されていますように、アジア諸国が一斉に反...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、こんなことは私が言わなくても恐らく外務大臣みずから察しておられると思いますけれども、そんな問題ではないのですね。個人の真情なんかの問題ではないのです。これは外交の問題なんですね。  例えば、小泉総理が文部科学大臣に対してこういうことを事前に相談しなかった、...全文を見る
○首藤委員 ですから、外務大臣、小泉さんが御自身の意思でやられる、それは御狂乱だろうが殿御乱心だろうが、あるいは深い熟慮だろうが、それはいいのですよ。しかし、外務大臣としては、アジアの諸国に対して、アジアの方を見ながら、こういう問題に関しては慎重を期すべきであった、あるいは私に事...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私が聞いているのは、外務省そして外務大臣の姿勢なんですよ。まず、そうした未来志向の、これからいろいろ変えていきましょう、いろいろな問題を解決していきましょうというためにも、振り返る前に、やはり小泉首相に対して、これらの問題に対しての説明を受け、そして、これに...全文を見る
○首藤委員 私は、これを毎回毎回、もうほとんど一月の間、毎週二回ぐらい言っているわけですが、全く進歩していないわけですね。  電話というのは確かにやっておられる。確かにそうかもしれない。しかし、中東に一歩足を踏み入れた人間はわかるように、電話なんて何の価値もないんです。電話で話...全文を見る
○首藤委員 こういう外務省、外務委員会が機能していないということも、外務委員会自身がやはり問われているわけですよ。こんなことでは本当に日本の外交を、我々は国民から負託されている身として進めることができない。そういうことを真剣に考えていただきたいと思うわけであります。  今何を言...全文を見る
○首藤委員 結局、ミャンマーに関して、今、驚くべきなのは、バルーチャン水力発電所の無償援助に関して閣議決定が行われるというニュースが、ばあっとこの世界で今広がりつつあるんですよ。  私は、先ほどの私の同僚の木下委員の質問をちょっと受けて、この問題について関連質問させていただきた...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私は、バルーチャンの補修に対して反対しているわけじゃないんです。私自身も、これを見に行って、四日間現場で調査をしました。このプロジェクトの意味もよくわかっています。  ここで問題としているのは、例えばミャンマーの民主化とかミャンマーのこれからの進む方向に関...全文を見る
○首藤委員 もう時間になりましたから、一つだけお聞きして終わりますけれども、結局何をここで言わんとしているかというと、外務省、外交が、我々国民の代表が全然チェックしないところで、一つも進展しないし、チェックもできない。一方、あるところで閣議決定が済みました、閣議決定しました、閣議...全文を見る
○首藤委員 終わります。
04月25日第154回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  日本の憲法がすばらしいということは、それは確かにそのとおりだと思うわけであります。特に、国際社会において平和を構築し、それを守っていくということをきちっと明記してある憲法として、その時代背景から出てきているものだと思いますが、それは各国の模...全文を見る
04月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  外務大臣、いつも私はここに立つたびに、今世界の中で起こっている最も緊急かつ重要な、かつ深刻な課題であるパレスチナの問題について御質問させていただいています。  そして、前回でも申し上げましたけれども、こういうような状況の中で日本が沈黙する...全文を見る
○首藤委員 その方向は本当に重要なことなので、ぜひ積極果敢に進めていただきたいと思います。  ただ、大臣の言われたことで幾つか気になる点がございます。三つほど指摘させていただきたいんですが、停戦後にこういう会議を開かれるということですが、確かにそのことは重要ですが、停戦を待つの...全文を見る
○首藤委員 終わります。
05月08日第154回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、まず、今の国際情勢において一番の問題である中東情勢に関して質問させていただきまして、その後、ケニアのソンドゥ・ミリウダムの件について質問させていただきたいと思います。  最初に、川口外務大臣はゴールデンウイークの間、アフガニスタ...全文を見る
○首藤委員 状況は大体、よくわかりました。  しかし、やはりこういう援助はこれからすごくふえてくると思うんですね。ですから、確かに会計年度という考え方がございますけれども、世界の紛争は会計年度で動いているのではございませんので、やはり何か起こったら必ずモニターを派遣して、状況を...全文を見る
○首藤委員 今大臣がおっしゃった、要するに、そういう借り手の情報を出すことによって、その借り手が金融市場からの資金調達に難があるのではないかということを危惧されるということでありましたが、そのことこそ我々が問題にしているわけでありまして、この案件は有償なわけですね。  ですから...全文を見る
○首藤委員 それでは外務大臣にお聞きしたいんですが、これは債務が、この返済が十年据え置きで二十年賦なんですね。もう御存じのとおり、ケニアのモイ大統領というのは、アフリカに残っている数少ない冷戦構造型の腐敗大統領だと言われているんですね。ですから、現在の民主コンゴになりましたザイー...全文を見る
○首藤委員 この点に関しては、関連質問を後でまたしたいと思いますが、この問題は、そうした本当に我々の国民の税金が返ってくるのかどうかというのが問題点の一つなんですが、同時に、このプロジェクトは、その当初からいろいろなことがうわさされるわけですね。ODAをめぐる入札のスキャンダルと...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。  青木大使は現在退官されたということですが、退職金は受け取っておられるでしょうか。また、その額は幾らでしょうか。  この金額に関しては、個人的なことでお話しにならなければ、例えば、公務員ですから、何号俸とかいろいろそうしたスケールがあると...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。  外務省の大使をされた、しかも大物大使であった、ペルーの大使までやっておられた青木大使が八百万円の退職金というのは、ちょっと私自身もショックを受けているわけですが、それはともかく、青木大使の滞在期間中に、このソンドゥ・ミリウダムというのは非...全文を見る
○首藤委員 これは二つ大きな問題がありますよね。一つの問題は、余りみんな気づかなかった点ですが、ユネスコという国際機関の長に日本の人間を、日本人を送るということで、外務省が売官行為をやっている。要するに、選挙活動にお金、物、インセンティブを出してやっているという、こんなことを堂々...全文を見る
○首藤委員 いや、それはそのとおりだと思いますよ。また、外交のためには、やはりそうした国際機関の中に日本の職員がたくさんいるということは非常に重要なことであり、その長を日本人がやっているということは本当に重要なことと、私ももう身にしみてそのことを感じております。  しかし、それ...全文を見る
○首藤委員 今、外務省の許可を得てということなんですが、それは、外務省は、ではそういうことをしてできレースをつくられたということですか、鈴木議員で。いかがですか、外務大臣。おかしいんじゃないですか、これは、外務省として。
○首藤委員 今たくさん話されたので、要するに、外務省的な答弁でたくさん言われているので、何言っているかよくわからないんですが、はっきりわかったことは、私は鈴木宗男議員が悪いとずっと信じておりましたけれども、悪いのは外務省じゃないんですか。外務省がこういうのをすべて、シナリオ、応答...全文を見る
○首藤委員 それは、大使、ちょっと記憶違いではございませんでしょうか。  赴任された九八年ですか、ケニア・シリングの対米ドルは六〇・三六七、今は二〇〇二年ですけれども、二〇〇一年でも七八・五六三でございます。ですから、もう既に二割は変わっているということですね。  ですから、...全文を見る
○首藤委員 ちょっと聞き捨てならないことをおっしゃるので、こういうことを言っちゃいけないかもしれないけれども、私の経済学の知識、私は経済学で博士課程を出ております。うちの女房なんかは、あなたは経済学者じゃないと批判していますけれども、青木大使にそんなことを言われる筋合いはないんで...全文を見る
○首藤委員 それで、ついでに情報としてお聞きしたいんですが、それは普通は前もって払うわけですね。前払いなんですよ、チャーターというのは。それはどのようにして支払われたんですか。
○首藤委員 それは、やはり外務省の信用があったからそういうことを、後払いになったわけでしょう。それは外務省の過剰な便宜供与だと私は思いますけれどもね。  それはまた別な機会に話させていただきたいと思いますが、大使は、このソンドゥ・ミリウの水力発電所を大変推薦されておられる。それ...全文を見る
○首藤委員 それは違うんじゃないですか。NGOを批判しているんじゃないですか。一部のNGOがこれをつぶそうとしている、一部のNGOと政治家がつぶそうとしているということで新聞にずっと書いてありますよ。それはクオーテーションがついて、青木大使の言葉ということでたくさん載っております...全文を見る
○首藤委員 今おっしゃるとおりだと思いますね。ですから、やはりこれからは、現地社会との融和とか、そうしたNGOのようなさまざまな視点を入れて援助をやらなければいけないというのは常識だと思うのです。ですから、こういう問題が起こったら、これを最後として、外務省としては援助のあり方を現...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。結構でございます。  私は、このプロジェクトをやはり日本の奇貨として、これだけみんな関心が強まり、批判も多いものでありますから、このプロジェクトに関してはもう一度、繰り返しますがもう一度、その透明性を高め、再入札、それから会計、あるいは操業の...全文を見る
05月09日第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第3号
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○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  私は、実は有事法制の特別委員会に出ていましたので、参考人の意見をちょっと聞く時間がなかったんですが、同僚のメモなどを参考にして、また、寺島参考人が今まで書かれて、あるいは発表されたものを中心にして御質問をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○首藤小委員 時間もだんだんなくなってきましたが、今の話で、中国と接近するのは難しいという話がありますね。  私も、随分紛争解決というのをやっていまして、悲劇の国に行くわけですね。ボスニア、ルワンダでもアフガニスタンでも、どこでもそうですよ。それで、本当に悲劇は、自分たちが殺し...全文を見る
○首藤小委員 ありがとうございました。
05月17日第154回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  ただいまの金子議員の質問に引き続き、瀋陽の領事館の件について外務大臣にいろいろお聞きしたいと思っております。  まず、世間では、この事件が発生して、特にテレビ映像を見まして、ああ、これはもう日本の領土が、主権が侵犯されたと。ちょうど私たち...全文を見る
○首藤委員 大変難しい時期に差しかかっていると思いますので、日中外交の大きな展望を持って、きちっと進めていただきたいと思います。  外交の難しさは、私たちの目と鼻の先で起こっている中国でのこんな深刻な事件、と同時に、私たちから遠い、地球の裏側にあるような事件も、我が国にとっては...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、もう私の質問の真意はおわかりだと思うんですが、これが外交というものだと思うんですよね。一方では、もう本当に目の前で、日本に近いところで大きな問題が起こっている。同時に、日本の将来に長期的に大きな影響を与えるかもしれないパレスチナ和平の問題、これが同時並行して...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、ちょっと私の質問の真意がおわかりになっておられないと思います。そういう対応は本当にとっていただきたいと思いますが、今私が言っているのは、外務省の危機管理の問題なんですね。  何を言っているかというと、例えば今外務省の中はどうかと考えますと、これはもう本当に...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、恐らく次から次へと起こってくる事件で、もう本当に昔だったら一年に一遍しか起こらないような事件が毎週あるいは毎日起こっているということで、ほとんど忙殺されて、外務省をどういうふうに外交の中心たらしめるかというところまで気配りがいかないんだと思うんですが、もう時...全文を見る
○首藤委員長代理 次に、松本善明君。
○首藤委員長代理 次に、東門美津子君。
05月20日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第7号
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○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、主として、武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案について質問させていただきます。  戦争というのは人類が何度も何度も体験してきたことですが、安全保障の分野では、諸国民...全文を見る
○首藤委員 官房長官、今の防衛庁長官のお答えだと、結局無限定だということですね。どんな事態にでもともかく備えよう、そういうことでよろしいわけですね、理解としては。
○首藤委員 繰り返しますが、我が国に対する武力攻撃である限り、無限定で、ありとあらゆるものをすべて含むという解釈でよろしゅうございますね、防衛庁長官。
○首藤委員 官房長官、ありとあらゆる攻撃があるならば、ありとあらゆる対処をしなきゃいけない、そういうことになりますね。  そこで、私はこの法律を読んでなかなかすっきりしないところがあるんですよ。武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案とい...全文を見る
○首藤委員 質問の意図はおわかりだと思うんですね。独立が侵される事態というのは大変な事態なんですよ。例えば戦争が起こったって、国によっては、例えばヨーロッパの小国なんかは亡命政権をつくってそれを維持する。あるいは、中世に何度も、あるいは近世にわたっても何度も戦争が起こって国が消滅...全文を見る
○首藤委員 官房長官、これは当たり前ですよ、自衛隊法に書いてあるのは。そのためにある軍隊ですからね。  しかし、この事態法は、地方公共団体あるいは国民に広く呼びかける法律なんですよ。ですから、国民に対して、どのような形で独立が侵されるのか、私たち国民は独立が侵される事態に対して...全文を見る
○首藤委員 全然お答えになっていないと思いますよ。おわかりだと思いますけれども、そんな有事だったら、そういう武力攻撃がある、それに対応しなきゃいけない、それだったら、我が国の独立はまた別の問題なんですよ。  我が国の独立が侵されるというのは、それは、本当に日本の独立が危うくなっ...全文を見る
○首藤委員 全然理解できないですよね。  例えば、九・一一テロが起こっても、アメリカは別に独立が侵されているわけでもない。あるいは、いろいろなところで戦争が起こっても、アメリカの独立というのは、アメリカは独立宣言以降、独立しているわけですね。  だから、このように、独立を維持...全文を見る
○首藤委員 これは全く明快でないわけですよ。結局、独立ということの重さ、独立が侵されるかもしれない事態があるということの想定、そしてそれに対処しなきゃならない、それはもう大変なことですよ。日本の主権が侵されていく、それに対する対応というのは、こうした緊急に出してくる法律案じゃなく...全文を見る
○首藤委員 私は、大学教師として長年奉職した体験からも、また前大戦の悲劇からも、日本の将来を支える若者が不用意な形で巻き込まれていくのは大変好ましくない、そういうふうに考えているわけですが、そうしたことを考えると、大学というものが、あるいは大学だけでなくてもさまざまな教育機関とい...全文を見る
○首藤委員 文部科学大臣、私は、今後決められていく細則、二年後の細則を聞いているのではないんです。文部科学大臣として、教育機関が有事に対してどう対応するかという理念を聞いているんですが、その点に関してはいかがでしょうか。
○首藤委員 文部科学大臣、教育は国のかなめですよ。  二年後に確かに細則は決めていきます。しかし、その細則を決めていこうという方向性を示しているのがこの法律案ではないでしょうか。この法律案をやるときには、細則は結構です。どのキャンパスが何平方メーターで、どういうふうにして、どう...全文を見る
○首藤委員 それはちょっとひどいんではないですか。それはもうこの法律以前の問題ではないですか。文部教育はそれではだめじゃないですか。有事じゃなくたって、今、世界ではあるいは日本でもどんどん環境が変化している。それに対して、もう教育を変えていかなきゃいけないのにそんなことをおっしゃ...全文を見る
○首藤委員 官房長官、私の質問は、別に大学のことだけじゃないんですよ。この二条で定義されている公共性、公益性というものは何か。それにはどういう公共機関が含まれるのかということをお聞きしているわけですよ。  例えば、国立大学の独法化という話をしました。では、私学はどうなんですか。...全文を見る
○首藤委員 私は、防衛庁長官がなぜ席を立たれたかよくわかりません。越権行為じゃないですか、それ。私は、別に防衛庁のことを聞いているんじゃないんですよ。文部、大学のことを聞いているんですよ。どうしてそれを防衛庁長官がお答えになるんですか。それは、軍が教育に対して干渉していることじゃ...全文を見る
○首藤委員 今私が聞いているのは、指定公共機関が具体的に何をするかということを聞いているんじゃないんですよ。おわかりになるように、どういうものが公益性なのか、今だって私企業があり、NPOなんか、NGOもあったりする、どういうものが公益性なのかということを聞いているわけですよ。そし...全文を見る
○首藤委員 官房長官、私は、別に揚げ足をとろうと思って言っているんじゃないんですよ。有事というものがあって、もし、おそれがあるという、そういうことが公示されたら、どうみんなが行動するかということで言っているわけですよ。そうしたら、そのときにキャンパスにたくさんいる大学生、一つのキ...全文を見る
○首藤委員 私は、最初、この冒頭に当たって、諸国民は、過去に体験した最後の戦争をモデルとして有事態勢を考えると申しました。  まさにそうですよね、この五十年間、平和で安全な社会がありました。テレビを見てください。CNN、BBCを見て、例えば南米の国だって、ついこの間まで世界の経...全文を見る
○首藤委員 日本銀行、日本という名前がついておりますよね。日本放送協会、日本という名前がついております。日本赤十字社、日本という名前がついております。それはそうだと思うんですね。  しかし、皆さんよく御存じのとおり、日本赤十字社というのはIFRCの日本の支部なんですよね。ですか...全文を見る
○首藤委員 今まで日本赤十字社はいろいろ日本に協力してくれました。紛争地にも行ったり、やってくれました。それは他国の災害なんですよね。しかし、日本が今度は戦争当事者となったときに、果たしてこれが今までのように機能してくれるかどうか、そこの担保はどうなっていますか。  では、ちょ...全文を見る
○首藤委員 ちょっと恐らく質問を聞いておられなかったと思うんですが、批准の問題ではなくて、批准がなしにそういう追加議定書の一条、第一議定書、第二議定書に盛られた行為が発生した場合に、どういう基準で、例えばこの認可法人である日本赤十字社が日本政府の求めに応じて医療活動をすることにな...全文を見る
○首藤委員 何かもう話がぐちゃぐちゃで、ちょっと私自身も混乱してよく、何を聞いていいかわからなくなってきたんですが、時間がもう半分過ぎましたので次の問題に移らせていただきます。  次の問題は、やはり同じように大きな問題でございまして、日米安保と日米の共同対処という点について御質...全文を見る
○首藤委員 では、質問を変えますか。途中でいなくなるというのはちょっと早目に言っていただければ、じゃ、防衛庁長官がおられますので、防衛庁長官に言っていただくといいんですが。  この日米安保というのは、武力攻撃事態、日本が紛争になるような状態においては、アメリカが事実上日本を統治...全文を見る
○首藤委員 それは、紙の上だったら、やはりそういうことも言えるかもしれない。しかし、私は、そうではないなということがつくづくわかるんですよ。  例えば九・一一のテロが起こったときに、ひょっとしたらアメリカ軍の軍事施設が攻撃されるかもしれないということで、アメリカ軍の基地、例えば...全文を見る
○首藤委員 中谷長官、よくぞ言ってくれました。米軍と日本の間は認識が違うんですよ。我々にとってみればこれは遠い遠い話であっても、世界各地にいろいろな基地を持っているアメリカ軍にとってみれば全然違う、もう本当に身近な問題なんですよ。  具体例を言いますけれども、さっきのそういった...全文を見る
○首藤委員 繰り返しますと、要するに、有事あるいは我々がおそれがないと思っていても、アメリカは、おそれがあると思ったらやるということですよ。そういうような状態の中で、どうしてこの法律が成立していくのかということは大変私は疑問に思うわけですが、そればかり言っていてもしようがないので...全文を見る
○首藤委員 私は、やはり日本という国の限界を、最近の瀋陽での総領事館の問題でつくづく察知したわけであります。童話には裸の王様という話がありますけれども、本当に日本は裸の王様だったとつくづく感じるわけです。  私は、中谷長官、いろいろ話し合って、安全保障委員会でも話し合って、長官...全文を見る
○首藤委員 検討は本当にしていただかなきゃいけないんですが、最初におっしゃった、これは民間防衛の話である、チェックポイントは民間防衛の話である。とんでもないことですよ。軍を通行させるためにチェックポイントを設けるんです。軍の行動を優先させるために、軍の部隊を優先して通すためにチェ...全文を見る
○首藤委員 いや、ちょっと待ってください。これは歴史を振り返ってください、歴史を。日本の軍が暴走していく、その中で警察とか内務省とかいろいろ対立があったわけじゃないですか。防衛庁長官、これはもうよく御存じでしょう。昭和八年、ゴーストップ事件。大阪の天神橋筋の交差点で、ゴーストップ...全文を見る
○首藤委員 私はそういうことを聞いているんではないんです。この事態法において、実際に市民の行動を規制するときに、警察権が優先するのか、あるいは軍事権が優先するのか。それを、昭和八年の寺内師団長の第八連隊の問題で、いわゆるゴーストップ事件と言われて、日本の軍の暴走が始まってくる最初...全文を見る
○首藤委員 それは、今、確かに平時のときではありますけれども、実際に有事になってきている、有事のその境目が問題なんですよ。ですから、そこのところをきちっと決めておかないと、そこのところをきちっと明記しておかないと、この法律自体が機能しないんだ、そういうふうに思うわけです。  先...全文を見る
○首藤委員 中谷長官、まじめな方ですからおもしろくない冗談を言われるんだと思いますが、不謹慎じゃないですか、こんなに。本当に、こちらは、弾を撃つか撃たないか、時間におくれたら撃つか撃たないかということを言っているわけですよ。  ですから、それは結局、なぜこれを言っているかという...全文を見る
○首藤委員 ちょっと答弁が意味不明だったんですけれども。  先ほどの中で福田官房長官が、ジュネーブ四条約議定書はもうすぐやる予定ですというお話を聞きましたけれども、この四条約の議定書、例えば第一議定書なんか、いろいろ問題になっている、話題になっている北朝鮮ですら加盟しているわけ...全文を見る
○首藤委員 いや、外務大臣、ちょっと違うじゃないですか。福田長官は、そこに座って、帰る前に、いや、もうすぐやりますとおっしゃったんです。もうすぐとおっしゃったのに、政府がそう言っているのに、どうして外務省は反対されるんですか。いかがですか。
○首藤委員 ですから、総務大臣、ますます、これはもう恐らく、別に私は推測するわけじゃありませんが、これは国内法的にも確立してくるわけですから、そうすると、当然のことながら、攻撃のおそれがありましたら、おそれのあるところ、あるいは上陸してくる可能性のあるところ、あるいはミサイルの射...全文を見る
○首藤委員 いや、それは総務大臣違うんですよ。私がなぜ前島の例を言ったか。前島は、例えば渡嘉敷島の校長に電話したか、それから沖縄県庁の県知事に電話したか、あるいは東京に電話したか、そんなことないんですよ。紛争が起こったらどんどん攻めてくる。手を挙げて、私のところは無防備でございま...全文を見る
○首藤委員 それで結構です。総務大臣がおっしゃるとおりだと思うのですね。ですから、私は何を問題にしているかというと、平時ではなくこういう戦時においてはそういう考えが通用しないということなんですよ。だからこそ国民一人一人が理解して、ああこういうことをやっちゃいけない、こういうことを...全文を見る
○首藤委員 長官、だからだめだと言っているわけですよ。もうこれは私だけじゃなくて、恐らく長官もいろいろな軍事専門家に聞かれたと思いますが、対処基本方針を公示してもしようがないのですよ。緊急事態の宣言が重要なんですよ。なぜならば、なぜ私がさっきから無防備都市宣言の話をしているかとい...全文を見る
○首藤委員 いやいや、ちょっと済みません。ちょっと重要なことなので、ぜひお願いしたいんですが、この法律は自衛隊法の改正、だから読みにくいし、内容もわかりにくい。だから、我々が経験した大規模災害に対する対処とか、あるいは原子力災害特別措置法、はっきり言えば、原子力というところを武力...全文を見る
○首藤委員 そういう質問じゃないんです。  じゃ、結構です、もう時間ですから。残念ながら、時間です。しかし、ぜひ覚えておいていただきたいんですが、アジアの先哲が言っているように、兵は国の大事なり、死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり。これは孫子の言葉ですよ。要するに、兵は...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○首藤委員 外務大臣、おはようございます。民主党の首藤信彦です。  きょうは、のっけから、すがすがしい朝ですが、私としては非常に気分の悪い質問を先にしなければいけない、そうしたつらいつらい思いを持っております。それは、言うまでもなく、昨今ジャーナリズムなどで取り上げられている新...全文を見る
○首藤委員 最初に訂正させていただきます。  私は今まで、天皇の認証がもうすぐだから、早くこれをやらなきゃいけないということを言い続けてまいりました。もう天皇の認証は五月十四日に済んだそうです。私は、このことに関しても間違った情報を得ていた。それをこの席で、間違っていたためにこ...全文を見る
○首藤委員 もう一度確認しますけれども、ブラッドフォードのピーススタディーズというのは、それは有名なところで、大変よく知っているところですけれども、そこのマスターを修了されたということですね。
○首藤委員 では、この方が、先ほど外務大臣、いろいろなところで、記者会見でもアフリカに大変造詣が深いとおっしゃっていましたけれども、アフリカのどういうふうに造詣が深いんですか。例えば、アフリカのボツワナに二年間住んでいた、ルワンダでボランティアを三年間やっていた、ケニアで政府顧問...全文を見る
○首藤委員 委員長、ちょっとおかしいじゃないですか。私はアフリカのことを聞いているんですよ。おかしいじゃないですか。注意してくださいよ。
○首藤委員 経歴じゃなくて、アフリカのどういう局面に関係しましたかと。先ほど言ったでしょう、ルワンダで何かやったのか、あるいはケニアで政府顧問をしていたのか。アフリカの大使で行く国が、アフリカをばかにしているわけじゃないでしょう。アフリカではこんなことで、ああ、こういう方が来られ...全文を見る
○首藤委員 私は、その基準を聞いているんじゃない。アフリカでどんな活動をされていたのか、詳しいというふうに言っているような方だったら、どういうふうな活動が詳しいのか、そこをお聞きしているわけですよ。
○首藤委員 だから、これも私も先ほど申し上げましたが、アフリカに行った人はたくさんいる。みんな行ったことがある。中には、ソンドゥ・ミリウダムまで行った人もいるんですよ。しかし、本当にただの旅行で、ナイロビへ行きました、国立公園で象を見ました、四百ミリのカメラを持っていって、サイを...全文を見る
○首藤委員 答えになっていないですよ。なぜこの方がアフリカの大使となるか、その資格を聞いているわけですよ。だから、アフリカの大使というのは、ほかの大使ではない、軍縮大使でもない、一般的な大使ではない、太平洋の島の大使でもない、なぜアフリカの中核国の大使となるのか、どういう活動をア...全文を見る
○首藤委員 いや、委員長、おかしいよ、これは。答えていないですよ。アフリカでどういう活動をされていたかということを知らないはずがないでしょう、経歴だって見て、いろいろ聞いて調査するんだから。日本じゅうがみんな批判の目を、矛先を向けているんだから、知らないはずがないじゃないですか。...全文を見る
○首藤委員 その程度のことが公開できないで、外務省改革なんておこがましいじゃないですか。これからは透明性が必要だ、外務省は透明性が必要だと言っているのに、アフリカへ行った、アフリカのどこなんですか。アフリカの例えばチュニジアへ行ったって、アフリカですよ、これは。モロッコへ遊びに行...全文を見る
○首藤委員 なぜアフリカのことが急に、言われなかったかわかりませんが、どういうことをやられたのか。  外務委員長、委員長、ぜひ記憶していただきたいんですが、このことに関してはやはり透明性が必要だし、今後のこともあり、民間大使をこれから採用していくことに関しても、透明性が必要です...全文を見る
○首藤委員 今お聞きになったとおり。皆さんもお聞きになった。そのことこそが外務省改革をしようという我々の希望じゃないですか。形式的に決めたらそれでいいというんじゃなくて、内部の決定だけでじゃなくて、それを透明性を高めて国民が理解できるようにしていこうというのが外務省改革じゃないで...全文を見る
05月31日第154回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  前回から問題にしておりますガーナ大使の件でございます。  前回の質問でも、浅井和子さんがアフリカに非常に造詣が深いというふうに、外務大臣みずからが記者会見の中でおっしゃっているわけですが、それに対して私は、えっ、そんな方が本当にアフリカに...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、そのことなんですよ、私が言っているのは。  外務大臣は恐らく、アフリカといっても、なかなかぴんとこられないかもしれない。しかし、アフリカというものに取り組むと、行ったところがガーナ、ナイジェリア、おおっと驚くんですよ、はっきり言うと。  ナイジェリア、御...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私は、あなたとずっと何度もお話ししていますよ。きょう私に与えられた十分の中で、外務大臣、同じ話を三回もされましたね。刑事訴追されている人等との関係はございませんとか、同じことを三回お話しされた。内容のあることは一体どれだけ話していただけましたか。  外務大...全文を見る
○首藤委員 この問題に関しては、当然のことながら参考人、先ほど我が党の伊藤英成議員から参考人招致を要望されまして、理事会で検討されるということになっておりますから、またそのときに追加してお聞きしたいんですが。  時局柄、最後に一つお聞きしたいんですが、インド・パキスタン紛争が、...全文を見る
○首藤委員 時間が来ましたので終わりますが、その答えはもう、私が質問したときどういう答えが返ってくるかはもう知っています。それではなくてもう一歩踏み込んだことを、外務大臣にぜひお願いしますよ、これから。ぜひよろしくお願いします。  以上で終わります。
○首藤委員長代理 簡潔にお願いします。
○首藤委員長代理 なるべく直接答えてください。
06月06日第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第4号
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○首藤小委員 こんにちは。民主党の首藤信彦です。  先ほどの「国際社会における日本のあり方」ということを興味深く拝聴させていただきましたけれども、きょうは、ここは憲法調査会ということで、憲法との関係で幾つか御質問させていただきたいと思います。  先ほど、二極構造が崩れてアメリ...全文を見る
○首藤小委員 次の視点なんですけれども、日本に米軍があるわけです。日米安保に基づいて米軍は駐在しているんですね。日本を守ることになっているんです。だからこそ日米安保という形になっているんですが、現実には、日本を守った経験というのはそんなになくて、ここから飛び出していった経験の方が...全文を見る
○首藤小委員 大体時間だというので、では、最後にもう一つ、時間をいただいてお話ししたいんですが、最初のところでも、例えば先ほど田久保先生がマニフェストデスティニーの話をされていましたね。私も同じようにアメリカへ行っていろいろ感じるわけですけれども、最後はやはり、ハンチントンの言っ...全文を見る
○首藤小委員 ありがとうございました。
06月28日第154回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第16号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  今回は、武力攻撃事態への対処に関する特別委員会の地方公聴会で、仙台で皆さんの御意見をお伺いしているのですが、こうした公聴会は、今回は四カ所でやることになっていますが、私は、全県でやってほしい、なかんずく離島などの島嶼部でやってほしいと思って...全文を見る
○首藤委員 それでは、遠藤陳述人にお聞きしたいと思うのですが、安全保障の分野では、諸国民は自分たちが体験した最後の戦争をもとに新しい戦争に備える、こういうふうによく言われるんですね。ですから、我々の知っている戦争は、すなわち太平洋戦争であり、沖縄戦であるわけなんですが、その視点か...全文を見る
○首藤委員 それでは、佐久間陳述人にお聞きしたいと思うのですが、先ほどこのマークを見せていただきまして、ありがとうございました。  現在、実はこういうものは結構学生さんとか皆さんがインターネットに載せたりしていて、インターネットでダウンロードしてカラープリンターでコピーをとれば...全文を見る
○首藤委員 最後に、ちょっと時間がなくなって申しわけございませんが、小田中陳述人にお聞きしたいのです。  小田中陳述人は憲法との関係を言っておられるわけですが、憲法は、当然のことながら、緊急事態に関しては何も書いておりません。しかし、それは、国家緊急権を否定している、そのように...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。終わります。
07月10日第154回国会 衆議院 外務委員会 第20号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、外交問題において一番重要な問題の一つである首脳間の国際問題に関する会議、すなわちサミットについてお聞きしたいと思います。  このサミットというのは、やはり非常に歴史的な意義があるわけですね。オイルショックの直後から始まった経済サ...全文を見る
○首藤委員 久しぶりに外務大臣とお話しする機会を得ましたけれども、やはり昔と変わっておらないという感じがするわけです。  一つは、そういうサミットというものは、やはり認識が余りにも甘いと言わざるを得ない。確かにそこでは協調して、トップが仲よくというところはあります。しかし、それ...全文を見る
○首藤委員 もう本当に聞いていてもむなしくなるんですが、それは政府声明なんですよ。これは外務委員会の質疑なんですよね。  ですから、私の質問は、北方四島を取り戻す戦略に対してどういう影響力があるのかということなんですよ。何も影響もございません、何も影響を与えるところはございませ...全文を見る
○首藤委員 大臣、もう本当にそういうふうな答弁されて恥ずかしくないですか。だれが見たって、もう本当に日本はがけっ縁に追い詰められているんですよ。しかも、東郷さんとか鈴木宗男さんとかそういう部分がぐちゃぐちゃやったことによって、もう本当に日本の立場というのはなくなってきているんです...全文を見る
○首藤委員 いや、私はそれは本当に驚いてしまうんですが、外務大臣、それが影響がないと言うんなら、それは外務大臣の資質が問題になりますよ、本当に。  日本はなぜ四島かというと、これはアメリカの圧力で四島が請求できたんですよ。これは五六年からずっと、宣言を見てください、サンフランシ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、外務大臣は、みずから中東にも行かれて、アラファト議長にもお会いになった。それから、自民党の山崎幹事長も、ラマラで幽閉状態にあったところまでわざわざ押しかけていって会っているわけですよ。それで、アラファトさんと話しているわけですよ。  今、大臣、私は聞いて驚...全文を見る
○首藤委員 やはり肝心なことを答えていただかないんですよ。これは答えていただかないと意味がないわけですよ、外務委員会の。  よろしいですか。アメリカは、たとえ選挙を行っても、そしてそれがパレスチナ人民の総意であって、アラファト議長がもう一度指導者としてその指導力が確認されても、...全文を見る
○首藤委員 その結果が、たまたまヤッサー・アラファトという、あなたがさっきからずっとおっしゃっている、今アラファト議長という職にある方であるとすれば、それはやはり新しいリーダーとして、もちろんアラファト議長はずっとテロ対策に取り組んでおりますから、認めるということですね。それを御...全文を見る
○首藤委員 ということは、要するに、アラファト議長を排除しないということですね。要するに、あくまでも正当な手続によって選ばれた指導者が、その名前が例えばヤッサー・アラファトという名前であり、あるいはナビル・シャースという人であり、そういういろいろな名前であっても、ともかくそういう...全文を見る
○首藤委員 いや、それは質問に答えてないんですよ。  要するに、例えばアメリカはネガティブリストなんですよ。この方はだめと言っているんですよ。しかし、日本の立場は違うんですね。それはあくまでも総意で選ばれたら、そしてその方がパレスチナの将来のために活動し、テロを封じ込めようと一...全文を見る
○首藤委員 そんなことは当たり前ですよ。世の中のどこに、不公正で、テロをどんどんやれなんという人を認める国がありますか。そういう当たり前のことを何度も言ってもしようがないんですよ。もう結構ですよ。  ですから、結局、日本の立場としては、アメリカと一線を画して、それはどんな方であ...全文を見る
○首藤委員 大臣、ありがとうございました。これで、中東に行っても、私は、日本は決して、長い友人であったアラファト議長を拒否するようなことはないとはっきり言うことができて大変幸せであります。  もう一つ、カナダのサミットでありますが、ここで、我々も余り期待してなかった点なんですが...全文を見る
○首藤委員 大臣、政府広報は結構なんですよ。原稿をお読みになるのは結構なんですが、私の質問は、今まで積み上げてきたTICAD1、TICAD2のスキームと今度のNEPADはどういう整合性を持っているのか、どう評価され、どういうふうに組み込まれているのか、そこのところを明らかにしてく...全文を見る
○首藤委員 それは違うんじゃないですか。TICADはTICADの独自のスキームがありますよ。それで同時にやるんだったら、これは日本は二重にやらなきゃいけないということですよ。今のどんどんODAが減っているような現状の中で、どうしてそれができますか。どういう合理的な考えに基づいて今...全文を見る
○首藤委員 委員長、もう時間がなくなりましたけれども、これは日本の歴史の大転換期にあるサミットですよ。ロシアが入ってくることもそうです。これは今までのサミットの三十年の歴史の中で、本当に物すごい大転換期なんですよ。そして、アフリカのこの問題に関してもまさに大転換期なんです。それに...全文を見る
07月11日第154回国会 衆議院 憲法調査会国際社会における日本のあり方に関する調査小委員会 第5号
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○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。  参考人は恐らく比較法の立場で、EUの地域組織体とそのもの全体に関しての御専門ではないと思いますけれども、非常に重要なところでぜひ、ちょっとお聞きしたいのです。  ここにEUの大きなテリトリーというのがありますけれども、それを見れば、参考...全文を見る
○首藤小委員 この十年ぐらいの間に、EUの統合は急速な勢いで進んだと思うんですね。通貨統合なんというのも夢のまた夢であったというふうに私も解釈しているんですけれども、それがあっという間にここまでやってくる。  しかし、こうしたEUの統合には、例えば日本の存在も非常に大きくて、や...全文を見る
○首藤小委員 このEUの中において、最近の、このほんの一、二年、特に顕著なわけですけれども、各国の政治勢力における右傾化といいますか、そうした、昔はネオナチ、ナチというような特殊なものとして扱われてきた勢力が急速に伸長してきている。これはフランスのこの間の選挙で見れば明らかなわけ...全文を見る
○首藤小委員 もうほとんど時間がないんですが、おっしゃった中でもいろいろなテーマがあると思うんですね。例えば、EUが統合して移動が非常に易しくなると同時に、余り移動しない人たち、例えば農業をやっている人たちには必ずしもメリットがあるとは思えないわけですね。また、EU統合のときには...全文を見る
○首藤小委員 ありがとうございました。
07月19日第154回国会 衆議院 外務委員会 第23号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  きょうは、受刑者移送条約ということでありまして、最初にその問題について幾つか質問させていただきます。  大臣、これからアフリカへ行かれるということですが、御苦労さまです。アフリカに行かれたら、アフリカの刑務所もぜひ観察していただきたい。私...全文を見る
○首藤委員 質問は、この条約の中身ではなくて、それはよく知っておりますから、これの次の段階としてどういうことが考えられるのか、この条約で目指したことからいくと、これを発展させていくとどういうことになるかということをお聞きしたわけです。  時間がないので、また次の質問に移らせてい...全文を見る
○首藤委員 外務大臣もお忙しいので、なかなか質問も理解していただけないと思いますけれども。  それでは、次に、外務省を取り巻く一般的なさまざまな問題について質問をさせていただきます。  これは私が何度も以前から申しておりますけれども、浅井和子ガーナ新大使の問題でございます。 ...全文を見る
○首藤委員 それはありがとうございます。本当に助かりました。というのは、何度も政府に対して質問主意書を、これは本当に専業義務違反にならないかどうか、職業をおやめになられたのか、給料をもらっているところを全部辞退されたのかということで、幾つか顧問をやめられたという形で出ておりました...全文を見る
○首藤委員 またきっちりお読みになったので、それはきれいな朗読で、私も聞きほれておりましたけれども、結局、何も個別的なことは言えないということですよね。  それは違うんですよ。人事の透明性というのは、その人の余り個人的なことは言えないと言いますけれども、例えばアメリカでいえば、...全文を見る
○首藤委員 私が公開資料からお教えしますが、新田さんは一年半でおやめになりました。  どういう理由でこんな重要な国の大使を一年半で、しかもこの浅井さんの任命に合わせて、一年半で何でやめられたんですか。それはどうしてですか。
○首藤委員 外務大臣、それは一〇〇%間違っていますよ。  今の東郷さん、東郷大使のこととか、それからその前の小寺課長さんのこととか、要するに個別具体的なことがみんな問題なんですよ。個別具体的な問題がないなんといったら、外務省は何一つ問題がないじゃないですか。みんな問題があるのは...全文を見る
○首藤委員 これは、大臣、公的な場ですよ。それは私的な話でしょう。私たちは公的な場なんですよ。私は別に大臣をいじめようとして質問しているんじゃないんですよ。国民から負託を受けているから、国民の疑問を言っているわけですよ。どうしてそれを個人的な話でごまかせるんですか。この問題に関し...全文を見る
○首藤委員 知りたいと思っているというのは、ちょっとそれは私も気勢がそがれてしまうんですけれども、大臣はそれは知り得る立場だし、そういうことがあっちゃいけないわけじゃないですか。こんな人事が漏れていくというのはおかしいじゃないですか。だから、国民はみんな知っているから質問している...全文を見る
○首藤委員 ありがとうございました。  それで、安倍副長官、お聞きしたいんですけれども、そうすると、こういう人事は、外務省から上がってきたものではないと。外務省では、それこそ内部の人からいうと、どうしてこんなところに、しかも、どうして経済産業省から来るんだというのが当然出てくる...全文を見る
○首藤委員 これは物すごいことですよね。日本国の政府というのは一体どういうものでしょうか。外務省は、いや、そんなことはうちは言ったことはない、内閣は、いや、うちはそんなことは言っていない、まだそれはかかってこないと。では、一体これは何ですか、こんな、毎日毎日、新聞に出て。一体、こ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私がなぜこれを言っているかというと、経済協力局長に経済産業省から来るというのは問題なわけですよ。  例えば、今問題となっている鈴木宗男さんの事件で、これは三井物産が関係したと。三井物産が関係した、これも個別具体的な名前になるのかもしれませんけれども、三井物...全文を見る
○首藤委員 ODA改革は本当に大きな問題なんですね。最近、改革案、五分野の改革ということで、これからNGOも重要だということで、NGOに対して六億円の資金を出すというような報道がありました。  確かに、今までアフガニスタン緊急支援などで外務省が出していたわけですね。私は、このN...全文を見る
○首藤委員 委員長、私はここで国民を代表して質問しておりますけれども、私の質問にきちっと答えていただいていない。  浅井大使の問題に関しても、個別具体的な問題ということで全く答えられていない。それから、今世間であれだけ騒いでおる経済協力局長の名前も、わざわざきょうは安倍副長官に...全文を見る
07月24日第154回国会 衆議院 外務委員会 第24号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。おはようございます、外務大臣。  きょうは、重要な問題がたくさんあるわけですが、イスラエルが、ガザのハマスの幹部をねらって空爆した。十五人も死亡者が出ているというふうに言われております。  ガザは、恐らく外務大臣も一度ごらんになったことがある...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、この事件が二十四日に起こったとか、そんなことは言っていただかなくたって結構ですよ、そんなことは新聞に朝から晩まで載っているんだから。原稿をお読みになるのも結構ですよ。しかし、私は外務大臣としてのコメントを聞いているのですよ、この事件が起こって、どうしたか。 ...全文を見る
○首藤委員 今外務大臣は、結局、理事会とかそんなのがあっても重要ではないんだ、そこで伝える必要はないと言っているんですよ。  外務委員会、むだじゃないですか。外務委員会を運営する理事会はむだじゃないですか。外務大臣の国会軽視ですよ、それは。そのことをお聞きしているのですよ。外務...全文を見る
○首藤委員 これは国会軽視も甚だしいですよ。外務大臣は個人的にどう思われるか知らないけれども、ここに、答弁書に書いてあることは、私の質問主意書に書いてある回答は国会軽視以外の何物でもないということをはっきりお伝えしたいと思います。  残念ながら時間はなくなりましたが、かように外...全文を見る
07月25日第154回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  憲法調査会で憲法のあり方を研究しているわけですが、やはり一番大きな問題は、多くの方が指摘されるように、環境変化が、憲法ができた時点と今の時点と余りにも違っているということです。  これは特に、一九八〇年代、冷戦構造がまだ残っていた時期と、...全文を見る
07月26日第154回国会 衆議院 外務委員会 第25号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  大使、本当に、休暇のところを参考人として来ていただいて大変ありがたいと思っております。  しかし、私、同時にすごくショックを受けたんですね。せっかく多忙の中を日本に帰ってこられて、日本のひなびた温泉に入っておられる大使を、こういうところに...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私はそれは納得しませんよ。この背後にある問題は、もちろん、公的に呼ぶと問題があるということで私的に呼ばれるということがあるんでしょうけれども、私は、これは制度をゆがめていると思いますよ。  今はアジアが非常に緊張しているときですから、当然のことながら、その...全文を見る
○首藤委員 大使、それだったら、結局あなた自身も納得していないわけでしょう。自分が間違ったことをやったとは思っていないわけでしょう。それなら、どうしてこの厳重訓戒に対して抗弁されないのですか、あるいは抗議して辞任されないのですか。  外務省は今改革を言われていますけれども、本当...全文を見る
○首藤委員 大使、だんだん歯切れが悪くなって、何を言っているかさっぱりわからなくなってきましたけれども。  では、もっと簡単な質問をします。  今度、休暇でございますけれども、日本を代表する在外公館の大使でございますから、当然のことながら小泉総理にはお会いになりますね、大使。
○首藤委員 阿南大使、今やはり日本の非常に大きな問題というのは、そして、これはすべて関係しているわけですが、日本を取り巻く北東アジア、この辺が非常な緊張感を持っている。いろいろな問題があるのです。これは、例えば最近起こった韓国と北朝鮮の間の艦船の攻撃、戦闘であるし、それからもちろ...全文を見る
○首藤委員 大使、せっかく来られたので、私たちにとっても大変有益な機会だと思うのですが、今世界の中で大きな問題がある。それは、中国の突出ですね。  中国というものがこんなに大きくなると、アジア太平洋の平和のためには、今まではアメリカは日本と手を組むことによって中国の膨張を抑えよ...全文を見る
○首藤委員 大使、ありがとうございました。  そういう御意見をぜひ伺いたかったんですよ。我々も外務委員会として、大使がしょっちゅう外務委員会にも来て、一体、日本の外交は、出先機関である大使公館はどう考えているのか、こういうことをぜひ言っていただきたいと思うんですね。  私自身...全文を見る
○首藤委員 もう時間が終わりましたから答弁を求めることはございませんが、私はそれを聞いて本当にがっかりしますね。  外務大臣のおっしゃったことは、三カ月前と同じですよ。これは何か火事になった現場で、古い昔のテープレコーダーが出てきて、昔の子供のときの声が聞こえているのと同じじゃ...全文を見る
09月20日第154回国会 衆議院 外務委員会 第27号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  まず最初に、ピョンヤンにおける共同宣言でございますけれども、今の時点で日朝首脳会談を持つことに関しては、私は必ずしも合意できない点が非常に多々あると思います。  短期的には、確かに、行くことによって、今まで国交がないところへ総理が行くわけ...全文を見る
○首藤委員 いや、質問に全然答えていただいていないですよ。それは、魚で尾っぽとひれだけ出して、はい、魚ですと言われているのと全く同じです。私の質問に全然答えていないじゃないですか。  本当にどれだけ真剣にここで交渉するつもりがあったか、本当にどれだけ見きわめるつもりか、全然明確...全文を見る
○首藤委員 いや、だから、現場でその映像はあったわけですね。向こう側は別なカメラで撮っていて、我々は撮っていなくて、向こう側だけが撮っている映像というのはあったわけですね。いかがですか。
○首藤委員 いや、私が見たのは、会談している中の写真が撮られていたんですけれども、これはどういうふうに解釈すればいいんですか。テレビカメラがあったんですか。どこかにあったんですか。  ただし、今時間がないから私はこれ以上言いませんけれども、非常に不明確ですよ。一体何が行われてい...全文を見る
○首藤委員 そんなことは今後やらなくて結構です。税金を使ってこれだけの組織を維持しているんですが、もう価値がないということです。私は、組織的に、公安調査庁の意味はないんじゃないか、それに関しては、組織的な行政改革の対象として当然考えなければいけない問題だと考えております。  さ...全文を見る
○首藤委員 私は、恥を知れということですよ。外務大臣、外務省の皆さん、全員ですよ。  外務省、有本恵子さんに関しては、例えば、ことしの三月二十四日に、有本恵子さんの生存情報について報道されています。あるいは小泉政権の前の森総理も、第三国でどこか見つかるんじゃないか、こんな話をず...全文を見る
10月30日第155回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦ですけれども、ただいまの桑原委員の質問に続きまして、イラク問題について質問させていただきます。  きょうは残念なことに、朝鮮問題を話してはいけないということで、そういう何か取り決めになっているそうですが、そういうことで、ある意味ではそれと同等に我が国...全文を見る
○首藤委員 いや、大臣、全然私の質問に答えていただいていないですね。この上下院決議のエッセンスがどこかということですよ。  それは言うまでもなく、多くの新聞で指摘されているのは、別に今、川口大臣が言われたようなことじゃなくて、四十八時間の通告だと。要するに、通告でもう武力、承認...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、それも違いますね。  それは、例えばフィジーやコスタリカが勝手な決議をして、それに対して我が国はどうするかというのじゃなくて、日本の同盟国であるアメリカがあって、それに対してもう既にいろいろな形で、テロ特措法に見られるように、もう既に我々一歩も二歩も三歩も...全文を見る
○首藤委員 意味不明な御答弁でございます。  この決議が、国連を通してもうちょっとやわらかなものにしていこうとか、いろいろ形はあるわけですが、しかし基本はアメリカ案が中心となるわけですね。そうしたアメリカ案を中心とする国連の議案が当然出てくるわけですが、それに対して国連の一員で...全文を見る
○首藤委員 ですから、それはもうそういうふうに、イラクさん、きちっと国連の言うことを守ってくださいという決議に参加するということはいいわけですが、そんなことは前から言っているわけで、結局それに対して、その次のステップとして武力攻撃がありますよという案になった場合は、日本政府はどう...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、そういう国会の常套用語を言ったって、我々は国民を代表しているんです。戦争がもう目の前に今迫っているのは明らかなんですよ。本当に十一月にやるかもしれない、中間選挙が終わったらすぐやるかもしれない、あるいは一月にはやるかもしれない、遅くても二月だという話が言われ...全文を見る
○首藤委員 委員長、私は前からそういうことを聞いているんですよ。ですから、問題は、それは当たり前なんで、武力決議に対してはどうかということを聞いているんですが、ちょっとアドバイスをお願いしたいと思います。
○首藤委員 外務大臣、そのことはもう十分わかっているんですよ。お立場もよくわかっているんですよ。しかし目前まで武力攻撃が、もうアメリカが武力攻撃をやるかもしれない、もう国連が何を言ってもやるということをアメリカ大統領が——政治は言葉ですね。アメリカではもっと重いんですよ、大統領の...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、これは、イラクがどれだけのことを見せても、不満だったら結局やるということなんですよ。ですから、そういう状況にあって、日本はどんどん巻き込まれていくんですよ。ですから、それに対してどういう態度をとるかということなんですけれども、もう時間がございません。このこと...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私は外務大臣にお話をしているのか、それとも外務報道官に対して話しているのか、本当に疑問に思います。外交としての具体的な話が全然出ていないじゃないですか。  今、ペレスさんが来られるかもしれないと期待を込めておられました。外務大臣、新聞をお読みですか。労働党...全文を見る
○首藤委員 最後のところは非常にいいことだと思うんですね。  ですから、今まで私たちは野党だが、欧米では政治家が国民の代表として、野党であろうが与党であろうが、いろいろな形で、政府に入ったり、政府の会議に出たりする。ところが、現実には、外務大臣、私はこの分野における、例えば小型...全文を見る
○首藤委員 茂木副大臣が答弁されたということでは大変意味があることだと思うんですけれども、茂木副大臣は同時に、外務省刷新の与党側の座長を務められたと思うんですね。  私はなぜ今こういう質問をするかというと、今副大臣がおっしゃられたことは、今までだってずっとやっているんですよ。何...全文を見る
○首藤委員 これは本当にもう無理なんですよ。  実例を一つ言いますよ。  私は、この間のパキスタンの総選挙で、アジアの選挙監視団の一員として、NGOの一員として、パキスタンの選挙監視をやりました。日本の政府も送りました。どこに送ったか。イスラマバードとペシャワールですよ。全く...全文を見る
○首藤委員 ぜひ抜本的改革の中では邦人保護をやはり真剣に考えて、今までのような領事移住部のフレームワークではなくて、もっと大きな、本当に大きな形でしっかりと、全体的に情報も人員も資源もあるような形でやっていただきたいと思います。  今外務省で起こった問題は、あの瀋陽の事件も含め...全文を見る
○首藤委員 この点に関しては、もちろん日本の憲法上の制約もいろいろございますけれども、いろいろな形で、連絡員も含めて、本当に現地の治安組織と緊密な連絡をとってやっていただきたいと思います。向こう側に任せるだけでは、御存じのように、今、もう非常に分裂しておりますから、向こう側も実は...全文を見る
○首藤委員 終わります。
11月06日第155回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○首藤委員 時間が限られておりますので、直接北朝鮮の問題から入らせていただきます。  今回のクアラルンプール交渉で、日本政府、外務省が毅然とした態度をとったということで、大変な国民的な評価を得ております。また、個人的にも、やはりそういう厳しい態度をとったということはだれの目にも...全文を見る
○首藤委員 今の外務大臣の御説明は、やはり外交の大状況としてはそういうものだろう、そういうふうに思いますけれども、公式答弁は別として、これは極めて矛盾した外交目標に一度に取り組んでいることになります。ですから、その辺のバランスをきちっと見きわめて交渉を進めていただきたいと思うわけ...全文を見る
○首藤委員 私はなぜこれを質問したかというと、世界はもう国家間のミッションだけの時代ではない、国家間だけの調査じゃないわけですよ。  例えば赤十字に関しても、ICRCなんかは、ICRCというのは赤十字の国際委員会ですけれども、それは、いわゆる国家主権とは別に、本当に、独裁国家、...全文を見る
○首藤委員 今の副大臣の話なんですけれども、正式にアメリカは決定していないと。当たり前ですよね、当たり前ですよ。今のこの時点でアメリカは、もう絶対だめだと公式に言うことはない。しかし、これはもうみんなに対してアナウンスしているわけですから、ほとんど正式なんですね。要するに、何か状...全文を見る
○首藤委員 それでは、外務大臣、お聞きしますけれども、アーミテージ国務副長官さんからもたらされたと言われる、あるいはほかの方も言っておられるわけですが、ウランの濃縮プロセスがもう始まっている、しかも、パキスタンから秘密裏に機器を購入して、パキスタン政府もそれは絶対ないよと言ってい...全文を見る
○首藤委員 アメリカからの情報が正しいかどうかわからないということですけれども、アメリカからの情報以外に何か頼るものはあるんですか。例えば、拉致された方の八人の安否だって、あるいは、ほかに何人もたくさんおられるが何人いるのかもわからない、何一つ北朝鮮の情報がない国が、どうしてアメ...全文を見る
○首藤委員 これは、取り上げるのは結構なんですけれども、それで何か具体的な成果が出てきたか。例えば、平壌宣言の中にこれは盛り込まれているのかということなんですね。  これは、通常兵器とかだけじゃなくて、例えばミサイルの中東への輸出というものもあるんですが、イラクへ輸出されたりシ...全文を見る
○首藤委員 副大臣、せっかくあなたが来られて、これから副大臣制度もすごく生きると思ったら、何かあなたもいつの間にか外務省モードになって、後ろから送ってくる原稿を一生懸命読むようになっちゃった。非常に残念なんですが。  結局私が言わんとしていることは、このように、小泉さんがサイン...全文を見る
○首藤委員 この平壌宣言もそうなんですけれども、やはり日朝間の不幸というものは、過去何度も何度も是正する機会がありながら、実は間違ったシグナルを送り続けた、それによって、拉致された方に対しては二十四年間という大変長い不幸を負わせてしまった、そういう責任があると思うんですね。これは...全文を見る
○首藤委員 それはちょっと違いますね。議院内閣制をとっているわけですね。政党政治でありますね。ですから、それは勝手に政党が、野党が行ってやったというのではなくて、金丸さんという自由民主党の大立て者が行ってやっているわけですから。  そんなことを言えば、例えばこの平壌宣言でも、金...全文を見る
○首藤委員 存じないのは結構で、当たり前のことですよね。存じないですよね。  だけれども、実は、こうした問題が積み重なって日朝交渉というのは本当にゆがめられていったわけですよ。裏で送り合った間違ったメッセージが結局、こうした不幸をずっと永続化させていったんです。知らないのは結構...全文を見る
○首藤委員 あなたは、私の時間がないのを見て、ちらっと時計をごらんになってそういう話をずらずらとされましたけれども、そんなことは納得しないですよ。  これはやはり外交問題なんだから、そんな入管の所長が、公務員の、要するに必ずしもトップでない所長が決められるものじゃないんですよ。...全文を見る
○首藤委員 いや、それは真っ赤なうそ偽りですよ。私は、アフガニスタン難民の問題で、それは最終的に最後の判こを押すのは入管の問題ですよ、しかし、それは際立って外交の問題である、外務省の問題であるということはもう百も千も承知なんですよ。こういういいかげんなことをやられたら、私は納得で...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○首藤委員 まず最初に、朝鮮問題、北朝鮮と日本との国交正常化、そうした問題について、日本の外交姿勢について、外務大臣にいろいろお話を聞かせていただきたい、そういうふうに思っております。  言うまでもなく、この問題の大きな問題の一つは核開発疑惑ということでありまして、この問題を解...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、ちょっと話が違うんですよ。我が国は独立国でありまして、アメリカの属国でも、その支店でもないわけですね。  要するに、私がお聞きしているのは、アメリカが証拠を出してきた、それを正しいかどうか我々が判断できなかったら、それは、これからの対北朝鮮政策に対しても、...全文を見る
○首藤委員 いや、外務大臣、これは大変なことなんですよ。  アメリカは、これからイラクに関してもいろいろなことを言ってくるわけですね。イラクはこんなことをやっています、こんな兵器を開発していました、こんなミサイルを今つくろうとしています、どこかの地下倉庫にこんなものが眠っていま...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私も重大な懸念を持っていますよ。あるいは、日本国のすべての人も重大な懸念を持っていますよ。  しかし、私たちは、そしてまた外務省は、アメリカが言っていることは本当なのかどうか、アメリカが言っているのは本当かな、うそかな、それでは外交にならないではないですか...全文を見る
○首藤委員 これは交渉しているのは外務大臣だと思うんですけれども、今、副大臣がおっしゃったような、北朝鮮に対してこの濃縮プロセスの実態を明らかにしろと迫っている。どこの交渉でやっておられますか。どの機会にこの問題を提起されましたか。
○首藤委員 北朝鮮が、例えば、ウランの濃縮プロセスを、ここにありますよと見せてくれたら、それはもう大変立派なことですけれども、そういうことはないわけですね。  アメリカ側は、一方では、北朝鮮はKEDOの合意を裏切っている、もうこれは慎重だ、簡単に言えば破棄だ、こういう方向に少し...全文を見る
○首藤委員 いや、外務大臣、はっきり言っていただいてありがとうございました。おっしゃるとおりですよ。  ですから、アメリカは、これはもう濃縮プロセスをやっていますと。北朝鮮も、いや、実はやっていました、こう言ってきたわけですよ。そこで、我が国の立場なんですよ。だから、要するに、...全文を見る
○首藤委員 今、外務大臣は大変重要なことをおっしゃったわけですよね。一つは、平壌宣言に基づいて粛々とやっておられるということですけれども、平壌宣言が署名された、小泉総理が署名されたわけですが、そのときには、今までもう既に明らかになってきたように、もう既に核開発をやっているというこ...全文を見る
○首藤委員 副大臣は今そういうふうにおっしゃるわけですが、私は別に平壌宣言のことを言っているわけじゃないんです。平壌宣言の条文の解釈を言っているんではないんですよ。日本の安全をどう守るか、北朝鮮の核開発をどうやってとめていくかというのに関心があるわけですね。  先ほど外務大臣が...全文を見る
○首藤委員 外務大臣は本当に安全保障のことをおわかりですか。核兵器とかそういう問題は大丈夫ですか。話していることが余りにもアバウトで、こんなことでは日本の安全は守れないですよ。この問題に関してはこれからも毎週、恐らく問題になってくるので、また別にお聞きする機会があると思いますけれ...全文を見る
○首藤委員 それは伝えられている報道とちょっと違うと思うんですけれども、十一月分に関してはもうシンガポールを出ているので、それはもうそのままやって、あとは十二月以降の問題があるなというふうに理解しておりますけれども。  それは技術的な問題なんですけれども、私がお聞きしているのは...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、もう本当に、我々は誤解してはいけないんですけれども、我々はKEDOを守る必要はないわけですよ。一番重要なことは、北朝鮮に実態的に核兵器を開発させないということなんです。  今、KEDOの合意がある意味で片肺になってくるわけですね。アメリカがそこからぐっと引...全文を見る
○首藤委員 私は、日本の外交姿勢、グランドデザインを聞いたんですが、そうすると副大臣が答えるというのもおかしな政府なんですけれども。  この問題に関しては、私は非常に悲観的なのは、一つは、パキスタンから機器が北朝鮮に流れていた、これをブロックできなかったということにあると思うん...全文を見る
○首藤委員 大変性善説に立った外交施策でございまして、世界の現状を考えて、果たしてそうした性善説でやっていけるのかどうかというのを我々は危惧しているんですけれども、おっしゃることはそういうことだということに理解しましょう。  この北朝鮮の問題に関しては、当然のことながら、もう一...全文を見る
○首藤委員 外交としては、それはとても茂木副大臣が主張するとは思えないような、あり得ないことでありまして、国際関係でそういうことをやろうとすれば、それなりの対価を支払ってやらなきゃいけないですね。そうすると、その対価は何かということで問題になるわけで、確かに、そういうことはやろう...全文を見る
○首藤委員 国連というのは、我々は役所感覚になれていて、役所があって、そこにお願いするというような感覚でありますが、違うんですよ。国連というのはクラブ財なんですよ。我々がお金を出してやっているクラブなんですね。  ですから、こんな訴えるというのじゃなくて、我々が動かしていかなき...全文を見る
○首藤委員 それでは、次の問題として、やはりイラク問題について質問したいわけですが、これがいい方向に行けば、査察が完全に行われて、イラクが民主化されていく、そういうようなバラ色のシナリオも描けないことはないわけですが、現実の政治というのはリアリズムの世界ですから、そういうのは起こ...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、私の質問を恐らくわかっていてお答えになってないんだと思うんですが、それは、イラクのフセイン政権というのはそのまま残るという前提なんですよ。しかし、アメリカがねらっているのは、レジームチェンジ、レジームチェンジと言っているわけですね、政権そのものを変えてしまお...全文を見る
○首藤委員 これは外務大臣、異なことをおっしゃる。未来予測者じゃないんだからそれは予断できない、将来のことを勝手に考えられない、それはそうです。しかし、政府には国民の財産を守る義務がある。したがって、可能性A、B、C、D、仮説A、B、C、Dに基づいて、しかもすごく可能性のあるもの...全文を見る
○首藤委員 これはもう、どういう根拠でそういうふうにおっしゃるかがわからないけれども、今の世界においては一般的に継承されてないですよ。今までのことを見れば、それは継承されてないわけですよ。ですから、今目前にして、我々、イラク問題というと爆撃の問題だけを考えるだけではなくて、やはり...全文を見る
○首藤委員 時間がないので終わりますけれども、外務大臣、もう一度お伺いしたい。  この問題に関して、イラク問題に関して特命全権大使、新しい大使を設けて集中的に、全省挙げてという抽象的なことではなく、外務大臣はもうこんなにお忙しくて、副大臣もこんなにお忙しくてどうしてできますか。...全文を見る
○首藤委員 終わります。
11月15日第155回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○首藤委員 それでは、きょうは専門的な御意見をいろいろ聞かせていただけるということで、陳述人が陳述いたしました順序に従って質問させていただきます。  まず、大野さんにお聞きしたいわけですが、現在、ゼネラルサービスというところでお勤めなわけですが、それは現在はどういう仕事をされて...全文を見る
○首藤委員 御説明の中で、これからいろいろ査察が始まるということで、タイムテーブルも示されるわけですが、この査察によりますと、一千カ所をチェックするというふうになると思います。そのうち、特に、これも極めてアバウトな話ですけれども、百カ所ぐらいはキーポイントであるというふうに考えら...全文を見る
○首藤委員 現実に体験された知識から、非常に貴重な情報をいただいたわけですが、前回の九八年のときと違うのは、例えば、今回はインタビューがございますね。これはある意味では非常にキーとなるわけですが、これは、大量破壊兵器だけじゃなくて、サダム・フセインの政権そのものを追い詰めていくた...全文を見る
○首藤委員 大変ありがとうございました。査察の難しさというのを改めて専門的な見地から開陳していただきまして、ありがとうございました。  それでは次に、松井参考人に国際法の視点からお聞きしたいわけですが、まず最初に、大量破壊兵器というものは国際法的にどう定義されるか。  WMD...全文を見る
○首藤委員 これはやはり、私はゆゆしき問題だと思うんですね。ぜひ法学の立場からも、世論というか学界を喚起しまして、やはり合理的な、もちろんまだ使われたことはないわけですから、実際、どれが本当の兵器かどうかはわからないわけですが、それは、やはり我が国はほかの英米と違う立場にあるわけ...全文を見る
○首藤委員 これは国際法的な立場からぜひ説明していただきたいわけですが、アメリカが軍隊を派遣している。これは、自衛権に基づく形で、要するに、アメリカが攻撃されているから、国際社会がどうあろうが、うちは攻撃されたんだから攻撃する用意をするよということでやっているわけですね。一方、こ...全文を見る
○首藤委員 本当にこれは重要な視点だと思うんですね。質問はもう二時間ほどしたいんですが、ちょっと時間が限られていますので、最後の質問をさせていただきますが、それは人道的な視点ですね。  今までは戦争というのは人道面は余り考えなくてよかったんですけれども、今の戦争というのは、人道...全文を見る
○首藤委員 はい、わかりました。本当に、もう何時間でも質問したい気持ちなんですが、また別の機会に譲りたいと思います。  最後に、水口参考人にお聞きしたいわけですが、時間もだんだんと迫っているわけですが、専門的な知識をずっとモニターされている状況において、例えば、一九九一年から二...全文を見る
○首藤委員 御専門のところで一つ、重要な点だと思うんですが、ちょっとお聞きしたいのは、イラクが国連に対して査察受け入れ、本当に受け入れと書いていないじゃないかということで問題になっておりますけれども、私、気になるのは、一番最初のところなんですね。慈悲深いアラーの名において、そして...全文を見る
○首藤委員 大野参考人は多分アラビストだと思うんですが、このファラオに言え、ファラオに聞けという一節は一体何を意味されているか。いかがでしょうか。
○首藤委員 済みません。これはニューヨーク・タイムズに載っていたところから来ておるわけですけれども、ニューヨーク・タイムズの中では、世界の真実はアラーだと言って、アラーの言葉としてこれを引用しているわけですけれども、これはアラーの言葉ではないわけですね。
○首藤委員 ありがとうございました。  それでは、水口参考人に、時間もだんだんなくなってきて現実的な話をちょっとお聞きしたいんですが、こういう状況になりますと当然のことながら、どんな状況でも、ほんのちょっとした戦争でも、ちょっとした紛争でも石油業界、石油に与えるインパクトという...全文を見る
○首藤委員 時間がなくなりましたので、ちょっと最後の質問は短く、御存じでしたらお聞かせ願いたいんですが、北の場合はキルクークが問題になるわけですが、南の場合はシャッタルアラブ川がありまして、もうシャッタルアラブ川というと、要するにイランですよね。ここへ攻めるということはイランの目...全文を見る
○首藤委員 終わります。ありがとうございました。
11月18日第155回国会 衆議院 特殊法人等改革に関する特別委員会 第8号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  私は、国際協力機構法と国際交流基金に関して質問をするわけですが、時間が限られておりますので、基本的なところからまずお聞きしたいと思っております。  行革大臣にまずお聞きしたいわけですが、一体、そもそもこの国際協力機構法、要するにいわゆるJ...全文を見る
○首藤委員 一番大まかな話としてはそういうことだと思うんですけれども、ただ、大臣、JICAの特殊性というのを意外と御存じないんじゃないかなと思うんですね。例えば、民営化というのは、効率化とか責任の明確化とか透明化というのが非常に必要だ、そういう方向にあるということはわかりますよね...全文を見る
○首藤委員 これは石原大臣、結局、国際緊急援助隊の持っている難しさとかセンシティビティーとかあるいはそのリスクというのは恐らくおわかりになっていないでおっしゃっているんだろうと思うんですね。これは非常に大きな問題であると思いますけれども、こればかり言っていればそれだけでもう一時間...全文を見る
○首藤委員 川口大臣、どうもありがとうございました。  これからの、今度独法化になりました国際協力機構に関しても、その中期計画や評価に関して、今おっしゃったような社会的な変化、特に国際社会のニーズに対して、例えば人間の安全保障であるとか、ジェンダー的な視点であるとか、平和再建な...全文を見る
○首藤委員 その解釈で結構だと思いますが、そこでもう一つ、ここでは、第十三条の三でございますが、非常に重要なことが書いてございます。イ、ロ、ハとありまして、「開発途上地域に対する技術協力のため、国民等の協力活動を志望するものからの提案に係る次の事業であって外務大臣が適当と認めるも...全文を見る
○首藤委員 いや、それは異なことをお聞きした。では、何のためにこんな独法化なんかするんですか。では、政府がやればいいじゃないですか。政府目的で援助をするというなら、政府が直接やればいいじゃないですか。  やはり、今の世の中では国家間の関係だけじゃなくて、実は、国家間では嫌な国で...全文を見る
○首藤委員 それは大臣、私の質問の半分にしか答えていないわけですよ。  今の、現在の世界の中で、国家は必ずしも民衆や市民やあるいは民族を守っているとは限らないんですよ。いわゆるローグネーションと言われるように、もうでたらめな国があったり、あるいは国家が麻薬カルテルと結託していた...全文を見る
○首藤委員 これは外務大臣に答えていただかないといけないんですよ。これはもう我が国の外交の、我が国の援助の理念なんですよ。その理念に基づいて、現実政治、現実社会、現実世界の中でどういう方向性を、我が国の国際社会における名誉を高めるためにどういう形で援助をしていくか、そしてその実行...全文を見る
○首藤委員 外務大臣、外務大臣がおっしゃっていることは十年古いですよ。今、あなた、世界を見てみなさいよ。例えば地雷問題、軍人はみんな反対しますよ。おい、冗談じゃない、おれたちがやっているのにと。なぜ、例えばノルウェーやフィンランドやベルギーやそうした政府は銃の削減やあるいは地雷問...全文を見る
○首藤委員 終わります。
11月19日第155回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○首藤委員 防衛庁長官、軍隊というのは何が重要かといって、やはりインテリジェンスが重要なんですね。要するに、兵は国の大事なり、存亡の道、国の存亡がかかるところでありますから、兵を動かすということは大変慎重にやらなきゃならぬ。そのためには、その兵を動かすところはどういうところである...全文を見る
○首藤委員 長官、それはお聞きしてがっかりしました。石破長官ともあろう方がそんなことをおっしゃるとはどういうことでしょうかね。防衛庁は隊員の生き死にを決定するわけですよ。こちらにも情報がございました、アメリカも調べていますよ、外務省にも聞いたんですよ、だから何とか行ってください、...全文を見る
○首藤委員 それは異なことをおっしゃる。政府の中において軍事についてたけている石破長官のおっしゃることとはとても思えないですね。外交やいわゆるほかのいろいろな役所が持っているのと、軍事上の情報、兵を動かし、そこに若者の生死を、あるいは国民の運命をかけるそういう情報は一般的な情報、...全文を見る
○首藤委員 石破長官、そんな評論家みたいなことを言われても困るんですよ。これは我が国の国民の運命がかかっているわけですからね。私が長官だったら、アメリカの情報に基づいて我が国の国民を戦線に行けということは言わないですよ。それはやはり自分たちで、どう考えても、アメリカの情報はこうで...全文を見る
○首藤委員 防衛長官、その心の苦しさはよくわかりますよ。情報を言えないというのと、情報がないのとは、何とも言えないところで非常に心苦しい、私も同じ分野を担当している者として、その心苦しさはよくわかります。  しかし、私が防衛長官だったら、こんなアメリカによって提供された情報によ...全文を見る
○首藤委員 わかりました。石破長官の言われることもごもっともですね。  ですから、やはり今アフガニスタンはもう既に復興局面に入っている、紛争局面ではなくて復興局面に入っている、私はそういうふうに確信しておりますけれども、そうではない、アメリカさんはちゃんとこう言っております、私...全文を見る
○首藤委員 福田内閣官房長官、やはり紛争地とかそういうところに行かれたことがないから、そういうお茶飲み話のようなことを言われますけれども、現実には、紛争をやっていたら本当に銃を使って紛争を戦わなきゃいけないんですよ。一方は復興、平和のために、女性の教育、子供の教育をやらなきゃいけ...全文を見る
○首藤委員 一けた少ないということは、大体一けただということですよね。ですから、九%とか八%とか七%だということですよね。それは陸上兵力だ、海上は違うとしますよね。しかし、それでも一けたというのではおかしいから、せめて三分の一ぐらいかなというふうに考える、三分の一ぐらいは予備で持...全文を見る
○首藤委員 これはおかしいですよね。四隻、とらの子の四隻のうち二隻が向こうまで行っちゃっている。これはどういうことですか。日本はこれは丸腰じゃないですか。どうしてですか。これは、わけのわからない、状態のはっきりしない脅威に対して、私たちは丸裸になっているわけですよ。どうしてそんな...全文を見る
○首藤委員 ちょっと長官にお聞きしたいんですけれども、日本の防衛の基本的な考え方であります。  我々は、この五十年間、半世紀にわたって専守防衛と言ってきたんですね。日本は我が国を守るためで精いっぱいだ、それ以上の軍隊は持たないと言ってきたわけですよね。ですから、例えばC130な...全文を見る
○首藤委員 防衛庁長官、これは大変な問題なんですよ。  ですから、結局どちらかなんですね。そんな余裕があるのか、あるいは無理して行っているのかということですね。ということはどういうことかというと、余裕があるなら、こんなに経済が苦しいわけですから、今までのり代みたいに持っていた防...全文を見る
○首藤委員 官房長官、そうなんですよ、必要性があるかどうかということなんですよ。  だから、イージス艦というものは、この政府報告に見られたような状況の中で、必要性がございますでしょうか、どうでしょうか。
○首藤委員 これは質問が違うんですよ。要するに、要請じゃなくて、これは役に立つのかどうかというのはどうですか。
○首藤委員 これは専門家の石破長官としては、もういいかげんな話だと言わざるを得ないんですよね。  イージス艦というのは、艦じゃないですよ、イージスシステムなんですよね。イージス・ディフェンス・システムというシステムなんですよ。要するに、船はそこらの船なんですよ。巡洋艦だったり駆...全文を見る
○首藤委員 それは石破さん、あなたは私をだまそうとしてそう言っているのか、それとも無知だからそういうことを言っているのか。  イージスシステムというのは、さっき言っていたように防空能力なんですよ。防空艦なんですよ。御存じのとおり、イージスシステムのレーダーというのは固定レーダー...全文を見る
○首藤委員 いや、それはあなたも御存じのとおり、この自衛隊の艦艇と航空機集を見ればわかるように、日本が持っている護衛艦のすべてを見ても、いわゆる海上戦闘能力はイージス艦が最弱なんですよね。ですから、そういうところで一体どうしてこれが役に立つかということですよ。それは言うまでもなく...全文を見る
11月22日第155回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  まず、大臣にお聞きしたいんですけれども、大臣、本当に連日連夜、二十四時間世界じゅうのことを、大変御苦労さまです。本当に、ギリシャ神話に登場するヘラクレスのように地球をぐっと背負って日本のために御努力されている姿勢は、細腕でがっと世界を支えて...全文を見る
○首藤委員 よく言っていただきました。北朝鮮側にきちっとした正しい道へ戻るように強く言って、その対応を迫るということでございますが、それに対してもう回答は出てきましたね。御存じでしょう、外務大臣。  きのうのニューヨーク・タイムズでもきちっと書いてありますよ。北朝鮮はアメリカの...全文を見る
○首藤委員 いや、外務大臣、それは考え方が余りにも甘いと言わざるを得ないですよ。この核施設の問題、原子力施設の問題は、何か南アフリカで起こっている問題じゃないんですよね。目の前の問題なんですよ。これは北朝鮮とアメリカの問題でなくて、例えば途中で稼働をやめた黒鉛型の古いものだってそ...全文を見る
○首藤委員 ですから、外務大臣、この問題はやはりアメリカと北朝鮮の問題じゃなくて、KEDOの問題というのは日本がイニシアチブをとってどんどんやっていっていただきたいんですよ。  原油の問題も、アメリカは供給停止と言っていて、日本はいやまだやろう、それから軽水炉に関しても、アメリ...全文を見る
○首藤委員 では確認させていただきたいと思いますが、そういう方向ですべてがいけばいいわけですが、日本の外務省あるいは日本の政府は、平壌宣言をもって日朝間に不可侵が成立している、そういうふうに考えておられますか。あるいは、さらに一歩進めて、不可侵条約やその他安全保障に関する明確な規...全文を見る
○首藤委員 私は、外務大臣、ぜひ私のアドバイスも千に一個ぐらい聞いていただきたいと思うんですが、ぜひこの問題は、単に平壌宣言だけではなく、平壌宣言に関しては、その成立に関しても本当にこれが正統なものであるか、国際社会で権威を持つものかというのは疑義がございますから、この不可侵、安...全文を見る
○首藤委員 五人の方、大変いろいろな苦しい状況があると思うんですね。  これは有名なトルストイの話でありますけれども、「戦争と平和」のトルストイですけれども、トルストイの有名な言葉として、すべての幸福な家庭はみんな同じに見える、しかし、すべてのいろいろな問題を抱えた家庭は、それ...全文を見る
○首藤委員 それでは次に、イラク問題について移らせていただきます。  最近これも報道され、そして福田官房長官その他の政府要人の発言からも明らかなように、一方ではもちろん国連査察というものが進められています。しかし、アメリカの態度は国連査察の結果が出るまで待っていようというんじゃ...全文を見る
○首藤委員 川口大臣、そんなことを言っていいんですか。もう既に福田長官も、そういうものに対して日本にも要請があった、どういうふうにしていいかといろいろ要請があったと言われているのに、それを否定されるんですか。外務大臣、いかがですか。
○首藤委員 それは異なことをおっしゃりますよね。政府の内部不一致じゃないですか。しかもこんな、それがささいな点じゃなくて日本の命運がかかることに関して、同盟国であるアメリカが、太平洋における最大の同盟国である、パートナーである日本に対して、こういうことをやっていい、こういうことを...全文を見る
○首藤委員 では、この各国の、アメリカのニュースメディアで報道されているそういうのはうそだと言うわけですね。では、日本にはもう一切来ていない、何の同盟国としてこうやれ、ああやれということは言っていない、そういうふうにおっしゃるわけですね。  一方また、これもこの外務委員会の大臣...全文を見る
○首藤委員 いや、何言っているかさっぱりわからないんですけれどもね。もうそれは後ろから回ってくる紙を幾つか継ぎ合わせていろいろお答えになっているのですけれども、これはもう焦眉の急というか、本当に炎は迫っているわけですよ。国際社会が一致とか、確かにそうですよ、だから国連でやって、安...全文を見る
○首藤委員 もう時間もなくなりましたので、私の質問は終わりたいと思いますが、今の最後のフジモリ元大統領の話に関しても、日本国籍を有しているからと言うんですけれども、では、日本国籍を有していた人がペルーの大統領になっていた、これは二重国籍じゃないですか。その点に関してはどうかという...全文を見る
12月11日第155回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○首藤委員 民主党の首藤信彦です。  この臨時国会も恐らく私が質問するのは最後の機会となりますので、包括的な日本外交の課題について、いろいろ質問させていただきたいと思います。  日本外交だけではなくて、日本経済も非常に大変な問題を抱えておりまして、失業率も五・五%、六百兆を超...全文を見る
○首藤委員 お話を聞くと、結局、警察が認定している十件十五名のことだけを考えておられるようですけれども、私はそれは違うと思うんですよね。認定されなくても、七十名と言われている、恐らく拉致されたんだろうと言われている方は、すぐ対応をしなければ拉致問題の解決なんかは全然進んでいかない...全文を見る
○首藤委員 意味不明ですけれども、そういうことと真意は違うんじゃないかと思うんですけれどもね。時間も限られていますから、今の最初の部分にちょっともう一度言及いたしますけれども、それは副長官、ちょっと考え方が甘いんじゃないですか。  例えば、十件十五名と言っていますけれども、曽我...全文を見る
○首藤委員 長くありがとうございました。次の予定があるようですから結構ですが、最後に言っておきますが、あなたの頭の中には日本におられる五名の方しかない。しかし、この問題は大きな問題であって、そのことをしっかりやらないと解決できないということを最後につけ加えておきます。  それで...全文を見る
○首藤委員 いや、それは評論家としては結構ですけれども、これはもう目の前に迫ってきているわけですよね。まさに日朝交渉と明確な関係を持ってきているわけですね。  ですから、こういう展開に基づいて、じゃ次には、平壌宣言に盛られた日朝の正常化交渉に向かって、今、安倍副長官が来て、拉致...全文を見る
○首藤委員 聡明なる川口大臣、もうおわかりだと思うのですけれども、もしこれが、まだ今確認中だとなっていますけれども、後ろから紙が回っていますけれども、これがもし確認されたら、それは平壌宣言の死を意味するということですね。外務大臣、いかがですか。
○首藤委員 それは全然違うんじゃないですか。そんな、相手の善意に期待してゆっくりやりましょうなんというんじゃないですよ。  お互いにその時点でサインして、今まで拉致とかいろいろなことがあった、悪いことがあった、日本の安全を脅かすようなこともやってきました、もうこれからは——まだ...全文を見る
○首藤委員 いや、よくぞおっしゃった。じゃ、どういう手段をもって、例えば、どういう強制手段、あるいはどういう経済的な手段、どういう手段をもってそれが実行可能だとお思いですか。いかがですか、外務大臣。
○首藤委員 何か大学の先生のお話を聞いているようで、そういうこともあろうと思うのですけれども、ともかく、今こうした状態にある政府の立場とはとても考えられないわけです。  さて、そのイラクの問題ですけれども、先ほどからもいろいろ話が出ていますけれども、アーミテージ副長官が来られて...全文を見る
○首藤委員 大臣、御答弁を聞いていると、いろいろさまざま選択肢、いろいろさまざま選択肢、この話ばかりじゃないですか。具体的に日本は何をやるんですか。おっしゃるお話は全部、だれとかさんに電話をしたとかだれとかさんが行ったという話だけで、具体的に日本政府はどういう方針を持ってやるのか...全文を見る
○首藤委員 今の時点ではそれしか言えないんだろうと思いますけれども、私は、スリランカやアフガニスタンの例というのは参考にならない。イラクのように、メソポタミアという、しかも世界第二位の産油国で、世界の資源の争奪戦になるところは、そういう簡単なシナリオでないと思いますけれども、これ...全文を見る
○首藤委員 もう時間がないので手短にやらせていただきます。  変わりないとおっしゃいましたけれども、それは技術論ですね。国民の立場からすれば、非常に関係があるんです。債務返済無償でいくか、こういうふうに債権放棄にするかということは、要するに国民の財産が永遠に戻ってこないという決...全文を見る