首藤信彦
すとうのぶひこ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月30日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第1号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 この場ではイラクという話でございましたけれども、イラクだけではなく北朝鮮も含め、あるいはテロも含め、日本に対する脅威に対して日本国憲法がどのように対応できるのか、現在の状況にどのように日本国憲法が即応しているのかという点を中心に、幾つか述べ...全文を見る |
02月06日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第1号 議事録を見る | ○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。 時間が限られておりますので、まず五十嵐参考人にお聞きして、それから森本参考人にまたお聞きしたいと思います。 私、今政治家をやっておりますけれども、もともとは危機管理の研究者でありまして、こういう問題を十数年前にはやっておりました。それ...全文を見る |
○首藤小委員 ありがとうございました。 まさにおっしゃるとおりでありまして、そういうことで、私も政治家になりましたけれども、なかなかこれも変えられないんで、政治家もやめようかなと思っているところですけれども、それぐらい難しいという問題があるわけですね。 ちょっと余談ですけ...全文を見る | ||
○首藤小委員 ありがとうございました。終わります。 | ||
02月18日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 先日、十四日に国連でブリクスUNMOVICの委員長の説明があって、イラクが果たして国際査察に協力しているのか、あるいは国際査察がうまくいっているのか、あるいはそれを続けることによって戦争が回避されるのか、そういうことに世界じゅうの関心が集ま...全文を見る |
○首藤委員 外務大臣、そんなに長く回答していただかなくていいですよ、時間は短いんですから。要するに、日本は様子見だと一言言っていただければそれでいいんですよ。 しかし、果たしてそうですか。本当にそうですか。様子見なら様子見でいいんですよ。それは、やはり世の中はどんどん変わって...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、この読売新聞で書かれていることと随分違いますね。どっちが正しいんですか。 では、外務大臣、もしそれで今のように日本の態度は全然昔と変わりませんというなら、原口大使に今、原稿を変えろ、私の訓令はこれだ、日本の態度は一切変わらない、様子見だと訓令を出したらど...全文を見る | ||
○首藤委員 それは初めて聞きましたよ。それはすごい。偉い。よくぞ言ってくれた。よく言ってくれました。立派なお言葉です。政治家として、本当に立派なことですよ。ジャーナリズムとはそんなものですよ。皆さんもよく聞いてください。ジャーナリズムとはそんなものですよ。大臣の言う方が偉いんです...全文を見る | ||
○首藤委員 今、外務大臣、全然答えていただいていないですよ。時間が貴重なのに、私たちの時間は国民を代表して話しているのに、きちっと答えていただいていないじゃないですか。質問と違いますよ、今の。 外務大臣、私の質問はこうなんですよ。パウエルさんが言っていること、同盟国のインテリ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、外務大臣ですよ、あなた。日本の将来がかかっているんですよ。同盟国だからそのまま信用してしまったら、そんなものは、歴史を見てくださいよ。歴史の、世界史の一ページから最後のページまで、同盟国の裏切りだってたくさんあるんですよ。同盟国の言うことをそのまま信じ...全文を見る | ||
○首藤委員 全然答えになっていないですよね。本当に日本は瀬戸際なんですよ。もう、一歩前は暗やみで、がけに落ちるかもしれない。その前にあるのが暗やみですか、あるいはがけですか、あるいは普通の平たんな道ですか、その情報は何に基づいて判断しているのかと聞いているのに、何にも答えないじゃ...全文を見る | ||
○首藤委員 委員長、全然答えになっていませんよ。質問をはぐらかそうとしているのか、質問の意味がわかっていないのかわかりませんけれども、全然回答になっていないじゃないですか。委員長、おかしいですよ、これ。委員長、質問の回答になっていないですよ。日本の明確な態度を言ってくれと言ってい...全文を見る | ||
○首藤委員 委員長、全く答えていないじゃないですか。これで日本の運命は決まりますか、これ。 外務大臣、では、もう一回質問しますよ。いいですか、そういう日本のこれから国益を考えてどっちつかずの方向でやりますと言っていることと、十四日の報告を受けて日本政府が、外務省がやっているこ...全文を見る | ||
○首藤委員 これ、本当に日本の運命がかかっているんですよ。フロアから憲法改正、憲法改正と声がかかるように、本当に憲法に直接関係する問題がもう目前まで迫っているんですよ。それを、仮定の話には答えないとか、そのことに関してはまだ決めていないとか言っていたんじゃ、我々は最後のクラッシュ...全文を見る | ||
○首藤委員 それは、おっしゃっていることが私の言っていることと余り変わらないですよ。だから、国際社会で査察をもっと続けていこうというわけでしょう。 しかし、それに対してアメリカは、十八日、それからライス補佐官が出て、イナフ・イズ・イナフ、もう終わりだ、もう終わりだと言っている...全文を見る | ||
○首藤委員 だから、きちっとメッセージが伝わるように、それなりの対応をしてくださいと言っているんですよ。 代理大使をお呼びになった。外務大臣が代理大使、どんなにランクが下がりますか。日本の代理大使もバグダッドにおりますよ。しかし、日本はなぜイラクの情報が入ってこないか、代理大...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、これはもう明らかに反していますよ。 それから、その趣旨を貫徹するために、では、どういう努力をされていますか。どういうチャンネルがありますか。どういう形で進められていますか。アメリカやロシアや中国にそれは投げてある、それじゃ外交丸投げじゃないですか。最近は外交...全文を見る | ||
○首藤委員 指摘するって、どう言うんですか。マスコミに向かって言うわけですか。それとも、きちんとチャンネルがあるわけですか。そんなものないでしょう。 それで、今、時局はどんどん変わりつつあるわけですよ。きのうの新聞で、恐らく福田さんも愕然とされたと思いますけれども、アメリカが...全文を見る | ||
○首藤委員 これは新聞に出たのですね。ニューヨーク・タイムズに出たわけですが、これは大変なことなんですよ。英語の表現の中では、ある日突然、朝起きてみたら、ニューヨーク・タイムズのフロントページに載っていた、そういう表現があるぐらいなんですよ。それで載っていたということは、当然検討...全文を見る | ||
○首藤委員 では、一体どうすればいいんですか、この問題に対して。今閉塞状態にある。片方では、イラクと北朝鮮の問題がリンクしているから、北朝鮮問題があるからイラクでアメリカに追随しなければいけないんだと。では、北朝鮮問題に関しては、どれだけアメリカは、日本の言い分を聞いて、日本のこ...全文を見る | ||
○首藤委員 もう時間もなくなってきましたので、最後に、もう一度イラク問題について質問したいと思います。 この問題は、本当に日本の命運がかかっている大きな問題であります。一番重要なのは、私も紛争問題に長くかかわり、紛争地に多く行きましたが、一番大事なことは、現場がどうなっている...全文を見る | ||
○首藤委員 大いなる失望と落胆と絶望感を持って、質問を終わります。 | ||
03月03日 | 第156回国会 衆議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 イラク問題を中心に、日本の外交の課題について、総理大臣及び外務大臣にいろいろ御意見を伺いたい、そういうふうに思っております。 イラク問題というのは、本当に焦眉の急といいますか、いつアメリカが攻撃するかもしれない、本当に攻撃がカウントダウ...全文を見る |
○首藤委員 いや、総理、あなたはそういうことを言われるけれども、一体どこからその情報は得ていますか。現地に行かれましたか。特使がだれか行って、現地に行きましたか。今送っているんでしょう。私は二度入りましたよ。どこがわかりますか。 では、言いますよ。では、総理、ブリクス報告、ブ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、それは総理、言葉が走り過ぎましたね。国際社会ではやはり進んでいると言っているんですよ。だからこそ、フランスも、ロシアも、中国も、ドイツも、これだけ進んでいるじゃないか、あと四カ月すればいいじゃないかと言っているんですよ。全然見解がおかしいじゃないですか。 で...全文を見る | ||
○首藤委員 何も答えていないじゃないですか。 私は、今世界は二つに分かれちゃっているんですよ。アメリカの単独行動主義と、そしてフランス、ドイツ、ロシア、中国。そして、大変なデモンストレーションをやって、世界で一千万人の人がデモに参加した。世界を別にして、あなたのおっしゃる国際...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、これはもう日本国の総理大臣の言う言葉と思えませんね。兵は国の大事。本当にもっと真剣に考えてもらわないと困りますよ。兵は国の大事、あなたとしては公約だろうが兵法だろうが大事じゃないのかもしれないけれども、兵は国の大事、孫子の最初に出てくる言葉ですよ。軍が関係するこ...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、もううそはいいかげんにしてください。うそは私についているんじゃないんですよ。あなたは国民に向かってうそをついているんですよ。だれが見たって違うじゃないですか。英語を、そこらでちょっと学んだ英語にとっては、もう全然違う内容ですよ。そんなことはわかっていて、だか...全文を見る | ||
○首藤委員 こうした今までずっと外務省あるいは日本が続けてきた考え方と違うわけですが、どういうふうに今までの国論、今までの国の考え方と、これからの一歩踏み込んで、ある意味で武力攻撃を容認するような、そういう決議を求めるような方針転換とは、今までの日本の路線とはどう違うんですか。外...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、これは別に素人に向かって話しているわけじゃないわけですよ。外交文書の中で、どこで武力を使いますとかこれから攻撃しますとかいう、そんな文書がありますか。そうじゃないでしょう。英語の文書を読めば、これは武力攻撃を容認するんだということはわかるわけですよ。そうでし...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、そんなこと最初からわかっているんですよ。そんなの、状況に合わせて送るか送らないかを決める、だから、そうお答えになればいいじゃないですか。どうしてそれを最初からずっと拒否されていたんですか。そして、今はこういうのは状況が変わりましたと。支離滅裂ですよ。 私...全文を見る | ||
○首藤委員 総理、結局、私が今回聞いているのは日本の方針なんですよ。日本は、どういう社会を、どういう方針でこの問題に対応しようとしているのかということですよ。 では、お聞きしますよ。今アメリカ案が出まして、これは攻撃も含む新決議案なんですけれども、それに対してフランスがメモラ...全文を見る | ||
○首藤委員 総理、答えが違いますよ。私が質問しているのは、今フランス案というのが出てきた、後ろから回っているじゃないですか、それですよ。フランス案が出てきた。フランス案に対しては日本はどういう対応をとるか、どういう考え方があるのか、それを聞いているんですよ。それが日本の基本的な問...全文を見る | ||
○首藤委員 では、総理、その査察が、今まで不協力であって、これから延ばしても進展が見られないということは、もうブリクスさんの言っていることと全然違うんですけれども、どうですか、何の根拠に基づいてそういう主張をされるんですか。 | ||
○首藤委員 それは総理、今状況はどんどん変わっているんですよ、残念ながら。今、私が一週間前に総理に、また後ろから来ていますけれども、一週間前に私がそう言ったら、総理の答えはそれでいいんですよ。しかし、もうこの三月になってから、三月一日からはもう状況はドラマチックに変わっているんで...全文を見る | ||
○首藤委員 何回も同じことを言っていちゃだめじゃないですか。状況はどんどん変わっていくと、さっきの話があったわけでしょう。状況はどんどん変わるわけですよ。だから方針は何かと聞いているんですね。 例えば、アメリカと一緒にやっていくと。アメリカの行動というのは、基本的には単独主義...全文を見る | ||
○首藤委員 もう絶望感を持って終わります。 | ||
03月19日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 川口大臣、我が党は、川口大臣の言葉、例えば国民や国会に向けては、まだ何も決まっていない、何も決まっていない、そして一方では、例えば原口国連大使が、アメリカの新決議案、武力行使を認めるような新決議案に堂々と早目に賛成の演説をしている、こういう...全文を見る |
○首藤委員 そうしたら、今まで、急に状況を見て判断されたということですか。何の状況、どういう状況の変化を見て判断されたんですか。外務大臣、いかがですか。 | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、全然質問に答えていただいてないですよ。質問は、今までそういういろいろなことはみんな考えているわけですよ。しかし、それはまだ決まっていない、決まっていない、決まっていないと言って、状況を見て判断すると。最後にどれを見てその判断をされたのかということですよ...全文を見る | ||
○首藤委員 これは、外務大臣、大変なことですよ。全然違うじゃないですか。もう、イラクは最後の、圧力に屈して最後まで一生懸命、死に物狂いで、言われていることは全部オーケーする。要するに、もう査察が進まないからそれではしようがないからといって決断するのじゃなくて、イラクは必死で、何で...全文を見る | ||
○首藤委員 何も答えていないじゃないですか。私は、どこに正義があるのか、てんびんの片方には百万を超える人の死傷者がある、片方にはイラクがやっている行為が遅いと。そのてんびんにはかって、そのどこに正義があるんですか。正義の女神のように目隠しして、片方には百数十万人の死傷者、片方には...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、一番重要なことなんだ。 | ||
○首藤委員 大臣、もう全く答えられていないですよ。正義があるのかということを聞いているんですよ。正義が重要でない、とんでもないことですよ。一九九〇年代からずっと、いろいろな地域紛争に対して国際社会は、これが正義の戦争であるかどうかということが一番問題になってきたんですよ。コソボ紛...全文を見る | ||
○首藤委員 私は、問題になっているのは、そういうことを、副次的な損害、副次的な被害というのじゃなくて、これは要するに、軍事攻撃というのはパッケージなんですよ。軍事攻撃を認めるということは、これだけの被害が出るということなんですよ。ですから、それを支持するということは、民生施設を攻...全文を見る | ||
○首藤委員 委員長、おわかりのように、私の質問に答えていただいていないですよ。 これは、アメリカ軍が攻撃するときには、国連憲章第七章にのっとって行動しているのか、あるいは国連憲章の七章の外で行動されるのか、そのことを聞いているんです。外務大臣、そこが一番重要なことで、回答をお...全文を見る | ||
○首藤委員 国連憲章七章第五十一条をよくごらんになってください。アメリカの行為が、一切そういうのは認められていないでしょう。国連憲章第七章のどこに認められているんですか。いかがですか。 | ||
○首藤委員 よくおっしゃいました。国連憲章第七章にのっとっているんですよ。六七八は国連憲章第七章にのっとっているんです。そして、アメリカが今回、一四四一の後に出そうとした新決議案、これも国連憲章七章にのっとって行動すると言っているんですよ。 では、その国連憲章七章のどこに先制...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、国連憲章七章五十一条、どこに先制攻撃と書いてありますか。そういうものを禁止するために国際連合ができ、そういうものができるために国連憲章の五十一条はできているんですよ。 では、その根拠、アメリカが先制攻撃するのはイラクのどこが悪いわけですか。いかがですか。 | ||
○首藤委員 もう何度も言っているのに、全く答えになっていないですよ。それは、アメリカの国家の単独主義で、アメリカの国内法に基づいて、アメリカの憲法に基づいてやっているんじゃなくてと。実際にそれに基づいてやっているわけでしょう。 私は、その六七八、六八七を見ましたけれども、全部...全文を見る | ||
○首藤委員 今の副大臣、聞くと、結局これは、アメリカは自衛権に基づいてやったということになるわけだと思うんですけれどもね。それでなかったら根拠がないでしょう。 では、結局どこにあるんですか。この第七章に基づいてはないわけですよ。どうなんですか。第七章で、どうしてアメリカのこう...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、外務大臣。 | ||
○首藤委員 外務大臣、だから何度も言っているように、そのチャプターセブンですよ。これは、六七八、六八七を見ればわかるように、アクティングと書いてあるんですよ。要するに、第七章に準じて行動をとると書いてあるわけですよ。しかし、この第七章にはそういうことは一切書いていないわけです。そ...全文を見る | ||
○首藤委員 今、アメリカはどうの、ロードマップを出しているとか。私が聞いているのは日本のことなんですよ。日本の中東政策というのは、日本に必ずしも好意的でない国はたくさんありますよ。しかし、中東という、際立って日本にとって好意的で、また産油国で、九九・九%を輸入している日本のエネル...全文を見る | ||
○首藤委員 今、やはり、血を流すからだれも戦争は行いたくないという話がございましたけれども、これはなぜ血を流すかというと、そういうことまでやるのは大量破壊兵器の破壊なんですね。 では、実際にイラクへ侵攻してみて、イラクの言うことが真実で、大量破壊兵器がなかったら、ではこの戦争...全文を見る | ||
○首藤委員 もう時間がほとんどなくなりましたけれども、だから、そのことはもう既に一九九〇年代の、九七年、八年でスコット・リッターが、もうほとんど廃絶した、廃棄したということは言っているわけでしょう。そういう、いろいろ国際社会でちゃんと証明されていることを一切採用されないで、そうい...全文を見る | ||
○首藤委員 その枠組みというのは、単独行動主義を認めるのかどうかということなんですよ。要するに、国際社会が、国際的な、安保理での合意なしに、特定の国だけがそうした軍事行動に踏み切る、そういうことを是認されるんですかということを外務大臣に聞いているわけです。 | ||
○首藤委員 終わります。 | ||
03月20日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第4号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 ただいま五時四十三分、バグダッドで空襲警報が鳴ったというニュースが入っています。いよいよ、歴史的な転換点に今私たちは直面しているわけですが、その瞬間にこの憲法調査会にいるということの偶然というか、あるいは因縁というかを強く感じます。この瞬間...全文を見る |
03月27日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第5号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 イラク問題、北朝鮮問題その他多くの問題を抱えているわけですが、この小委員会のテーマに基づいて考えると、やはり日本において何らかの緊急事態あるいは非常事態に対してのきちっと法的な整備がなされるということが重要であるということに関しては、ここの...全文を見る |
○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 まず最初に、先ほど、中川委員の方から、民主党代表の話だ、演説だという話で、民主党は、イラクではアメリカの単独主義的な行動を非難し、一方北朝鮮に関しては、これは別で、アメリカに頼ろう、こういう発言をしたと言われておりますが、それはどういう典拠...全文を見る | ||
04月03日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第3号 議事録を見る | ○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。 国際協力、すなわち、我が国の資源をどのように国際の平和あるいは貧困対策、福祉の向上、そうしたものに、国際協調そして国際協力、それを深めることによって貢献していくかということであります。それに対して我が国の資源を移転するわけですが、PKOも...全文を見る |
○首藤小委員 今までの開発が、決して余っているわけではないわけですね。世界には本当に貧しい地域がたくさんある。そこには、ダムをつくったり、あるいは工場をつくったり、そのための水路をつくったり、地盤整備をしたりする、そういう伝統的な開発への援助というのもまだ非常にたくさん残っている...全文を見る | ||
○首藤小委員 赤松委員からの御質問ですが、最初の人間の安全保障ですか、なぜこんな考え方が出てきたかというと、それは冷戦構造崩壊後のさまざまな地域紛争から出てくるわけですね。 例えば、ルワンダなどにおいては、これは百五十万人と言われるツチ系という人たちが殺されたわけですが、殺し...全文を見る | ||
○首藤小委員 春名委員から、日本のODAには人道的援助が小さくかつ弱いという御指摘がありましたが、私は、そうではなくて、人道的援助がなかった、そういうふうに思うんです。 それは、物によってはあるじゃないかと言われるかもしれないけれども、それは結果としてあったということで、なぜ...全文を見る | ||
○首藤小委員 今の春名委員の質問ですけれども、最初の質問、ちょっと私誤解したところがあると思うんです。人道援助は、私の考えでは食糧援助みたいな、あるいはBHNはもう当たり前のこととして考えていたんですけれども、そういう御質問であったかなと思うんですね。 なぜそれを言っていたか...全文を見る | ||
○首藤小委員 今の今川委員の御質問ですけれども、問題提起は非常に重要な問題提起だと思うんですね。 今の現状がおかしいというのはもうそのとおりでありまして、一国が軍事力で支配しているわけでありまして、イラクの大量破壊兵器をなくすためにやっているんですが、アメリカが使っているのは...全文を見る | ||
04月16日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 川口大臣、今イラクの戦争がまだ続行中でありますけれども、日ごろこの問題に関してはいろいろお聞きしているわけですが、今まではちょっと時間がなかったので、非常に細かいことを直接聞いて、大変失礼な質問もあったと思うんですけれども、きょうは比較的時...全文を見る |
○首藤委員 いや、大臣、私の質問をよく聞いてください。これは一番重要なことなんですよ。 まだそこまで、日本がどうしてこれに支持をしたか、残念ながらとおっしゃいましたけれども、そのことを聞いているんではないんですね。要するに、この戦争は一体我々にとって何なのかということです。 ...全文を見る | ||
○首藤委員 いやいや、大臣も副大臣も、そんなこと聞いていないでしょう。世界史的にこれはどういうふうに位置づけられるかということを聞いているんですよ。もう時間がないから、では言うと、結局、こんな中東諸国が反対しているところへ入っていくというのは、それは植民地……(発言する者あり) ...全文を見る | ||
○首藤委員 はい。雑音が多いようですが。 結局、よく考えれば、こんな先進国が中東諸国も反対しているところへ入っていったのは、要するに帝国主義時代にまで戻らないとないわけですよ。 だから、こんな戦争は一体何なのか、この戦争は一体どういうふうに世界史的に位置づけられるのかとい...全文を見る | ||
○首藤委員 これは外務大臣、それは大きなことだと思うんですよね。そういうふうに外務大臣がとらえているというのは大きな間違いですよ。 周りの諸国でそれだけ反対している。国民が反対している、政府は反対していない、そういう意見もあるかもしれないけれども、そうじゃないですよ。ヨルダン...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、それは結局、バグダッドの状況はわからないということですか。 私の質問は、政府の中で、あまた残っている政府の中で、大統領宮殿に入ったとかそういうのはありますけれども、要するにそれは、何を聞いているかというと、一体どういう状況で今、バグダッドの復興ができるの...全文を見る | ||
○首藤委員 質問の意味が恐らくおわかりにならなかったと思うのですけれども、質問の意味は、結局、今、たくさん、ほとんどのサダム・フセインの政権の建物というのは破壊され、あるいはその中が荒らされているわけですが、唯一荒らされていない政府の建物があると言われているのですね。それは何かと...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、副大臣、外務大臣もそうなんですけれども、そんな漫談を聞いているんじゃないんですよ。これは日本の、六千八百億、六千八百億なんですよ。これをどうやって取り返せるのか、何か戦略はあるのか、あるいは全額を、本当に最後まで突っぱねて全額要請をしていくのか、そういうことを聞...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、大変すばらしい御説で、きょうは私はさわやかな気分で帰れますけれども、外交というのは、しかしそれは、そういう話と同時に、これは我々は国民の税金で、国会議員というのは国民の税金で活動しているわけですから、だから国民の、これは輸出保険とかいろいろあるわけですよ。当...全文を見る | ||
○首藤委員 まず外務省が、そこに座っておられた安藤局長とか、それに大使もたくさんいるし、片倉元大使とか、アラブ語もできる大使もたくさんいるし、アラブ社会においてたくさんの評価されている人がいる。それをどうして、例えばアメリカの走狗のような人を送って、それを特別補佐官だとやっている...全文を見る | ||
○首藤委員 これ以上聞いても、それはしようがないでしょう。外務省の立場として、そこに大臣も不興げに腕を組まれておりますけれども、これはもう聞いてもしようがないので、私は聞きません、あえて。これは武士の情けだと思って評価していただきたいと思うんですが。 そこで出てきているのがO...全文を見る | ||
○首藤委員 もう一度、それはなかなか答えられない、まあ答えられないというお答えなんでしょうが、このORHAというのは、今お聞きしたら、NSCの下にあると。国防省でもなくて、NSCの下。これは要するにGHQですね、ゼネラルヘッドクオーターなんですね。だから、それはもう国家直属の、ア...全文を見る | ||
○首藤委員 ですから、ORHAというのは米国の機関なんですよ、明らかに。国際機構ではないんです。ですから、国際公務員ではないんです。アメリカの機関であって、また占領機関なんですね。 ですから、そこで問題になるのは、今度はまた実に九条との関係があるんですね。九条では、戦争への参...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、先ほどから、ORHAの機構はわからないとか、どうなっていくかわからないといったら、そういうふうなところへ人は派遣できないじゃないですか。それが、文民組織だといったら、急にミリタントな軍事組織にだって変わるかもしれない、そんなところへどうして派遣できるんですか...全文を見る | ||
○首藤委員 これは、質問がよくわからないのか、意図的にずらしているのかわかりませんけれども、要するに国連決議のことを聞いているわけですよ。国連決議がなくて自衛隊がふらふら行って、そんな機雷だろうが何だろうが、ほとんど機雷も恐らくないんでしょうが、そういう国連決議なしに、いかなる法...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、それはもう話が支離滅裂ですよ。そんな、遺棄機雷を自衛隊が勝手にどんどん取っていいんなら、世界じゅうどこへだって自衛隊は行って取れちゃいますよ。やはりそれは、湾岸戦争というもののコンテクストで初めて出てきているわけですよ。 ですから、どういう形で国連...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、この質問の趣旨をおわかりになっていないと思いますけれども、質問の趣旨は、だから、日本はそういうことを、どういうのをやっていいかわからないというのじゃなくて、そうじゃない、日本の独自の外交、日本は、このイラクの問題、いろいろなねじれはあったけれども、こういう方...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、私は、今おっしゃったような、そんなみみっちい話を聞いているんじゃないんですよ。四億円、それは草の根無償で出したと。それはそうですよ。ほかの国に、周辺国に出しているんだ。だから、やはりこれを、日本が表立って支援したり復興に力を出すのは、いろいろ法律的な問題があ...全文を見る | ||
○首藤委員 イラク問題の最後に、先ほど、イラク問題、イラク戦争というのは、本当に、第一幕が終わって第二幕への幕間であるというふうに私は判断させていただいたわけですが、第二幕の一つの可能性は、シリアへの攻撃ということが考えられるわけですね。 アメリカのシリア非難というのがエスカ...全文を見る | ||
○首藤委員 私も、外務大臣が中東に行かれたときにヒズボラ問題を話し合った、今も覚えていますよ、本当に重要なことですけれども。これは仮定の話であるというふうには言えない問題なんですよね。もう今そこにある危機なんですよ、はっきり言うと。 ですから、これは、私、きょうだけではなくて...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、それはそういう立場もわかりますけれども、やはり国民がもう外務省を見限っているのはそういうところなんですよ。だから日本がどんどん防衛費の増大とかミサイルとか、そういう過激な論に走っていっちゃうんですよ。外交できちっとやって、外交に任せておいたら北朝鮮の大量破壊兵器...全文を見る | ||
○首藤委員 それは、その金日成主席の誕生日に、金正日さんが自分の成果だと誇るのは当たり前ですよ、うまく日本をだました宣言ですからね。それは向こうのすごい成果ですよ。我々日本にとっては物すごい失点ですよ。これがあるために次の対策が打てていかない、どう対応していいかわからない。 ...全文を見る | ||
○首藤委員 だから、それは、守らせるのはどうやって守らせるんですか。それをお聞きしているわけですよ。宣言とか国際条約はすべてやはり理念を、ジェントルマンズアグリーメントなんですよね。だから、お互いが本当に信頼関係があって初めて成立するものなんですよ。一方はどんどん信頼性を裏切る行...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、だから外務大臣、そうおっしゃるけれども、日本には拉致問題が大きなトピックになっているわけですよね。最大のトピックですよ。平壌宣言には、では拉致家族の問題は、経済復興の前に拉致家族の問題、拉致の真相解明、それから拉致家族の日本への復帰、どこに書いてありますか。どう...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、何かもう、日本の外務大臣なのか何だかよくわかりませんけれども、そんな、平壌宣言に書いていなかったらだめなんですよ。契約書というのはそういうものでしょう、宣言というのは。文書を残すというのは、だから大事で、だから句読点一つに対して、丸にするのか読点にするのか、もう...全文を見る | ||
○首藤委員 何か一般論ばかり聞いていて、こちらもテンションが下がってきちゃうんですけれども、それで気を取り直して何とか質問しないといけないんだとは思うんですが、拉致問題に関しても、その経過も全く進展していないわけですよ。だから、本当に家族会の方は怒られて、経済制裁はどうだというふ...全文を見る | ||
○首藤委員 もう何か、質問しても、トラもシカも蛇もみんな生き物ですみたいな話を聞かされていても全然質疑にならないんですけれども、結局、時間もだんだん迫ってきましたから、もう本当に、我々も別に外務省をつぶそうとかそういう気持ちでやっているわけじゃないですし、党派として言っているわけ...全文を見る | ||
○首藤委員 もう時間も終わりますけれども、こういうのをきっちり対応できないから、日本の名誉は次々と失われていくんですよ。 フジモリさんは日本国籍を持っている日本人、そうなんですよ。だけれども、国籍は日本人でも、犯罪者と認定されれば、それは当然ICPOに協力していくわけでしょう...全文を見る | ||
04月17日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第6号 議事録を見る | ○首藤委員 ODAのことについて、最近はよく戦略性という言葉が使われるわけですけれども、何のための戦略性かというと、日本にとっての戦略性という考え方が非常に強い。それは、日本の国民からの税金で行われているというところから、税金を払っている者への便益の直接還元的な意味があるんだと考...全文を見る |
○首藤委員 首藤です。 今同僚議員からもお話ありましたが、不況になるとODA削減圧力がかかってくるというような傾向があると思うんです。しかし、より客観的に考えると、そのODAのもとの原資は何であるかということなんですね。それは、当然のことながら、我々の考え方としては、国内で生...全文を見る | ||
04月23日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第6号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 きょうは、まず条約審議、国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約について、まず質問を始めたいと思います。 ちょうど副大臣も来られて、いいタイミングであると思いますけれども、外務大臣、私、こういう条約を見て、いつも不思議だと思うんですよ...全文を見る |
○首藤委員 私はこの言葉にある外務省の基本的なスタンスや哲学的な枠組みを聞こうと思ったのですが、事務当局でも結構ですから、じゃ、今までにインターナショナルという表現があったのか。インターナショナルとトランスナショナルという原文があったときに、その差をつけているのかどうか、いかがで...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、今お聞きのように、これは大きな問題なんですよ。英語では、国際社会では、トランスナショナルとインターナショナル、きちっと分けているんですよ。これが同じ日本語になっているのはおかしいんですよ。外務省の条約に対する取り組みは根本的に間違っていると言わざるを得ないん...全文を見る | ||
○首藤委員 だから、そんなことは知っているんだよ。そんな、内容を教えてもらわなくたっていいんですよ、時間が限られているんだから。 質問は、例えば日本の刑法になじまないものに対して、なぜこういう形で条約が出てきているのか、そこにはどういうようないきさつがあったのか、それをお聞き...全文を見る | ||
○首藤委員 いやいや、答えていただいていないですよ。 我が国の国内法における法体系、刑法体系というものがどういう形でこの条約に反映されていますか、あるいは反映されていないのですかということをお聞きしているのですが、いかがですか。 | ||
○首藤委員 全然違うじゃないですか。 そういう日本の国内法体系が逆に国際社会にどういう影響を与えたかということを聞いているんですよ。その結果として出てきたのか、あるいは日本は関係なくて、おっしゃるとおり、このとおりやりますよ、国内法も変えますよという形で言っているのか。いかが...全文を見る | ||
○首藤委員 全く答えていただいていないですよ。 だから、そうした合意のものがどうやってそうした評価になったのか。日本の刑法体系が、外交官がこの会議に参加しながら全然反映されないとしたら、何で、どうしてサインできたんですか。外務大臣、いかがですか。 | ||
○首藤委員 全然質問に答えていないですよ。そんなことはわかっているんですよ。 条約ができたら国内法を変える。日本の条件に合わせてやる。今は、国際社会は相互方向性の時代なんですよ。日本の法体系、我が国の誇る法体系がどういうふうにこの条約交渉に反映されたか、そこを言っているんです...全文を見る | ||
○首藤委員 全く答えていただいていないですよ。何を言っているのかわかっているんですか。 なぜ私が最初に国際化、越境的かと言っているのは、マフィアのように世界のどこかに、片隅にあるんじゃなくて、これは日本の犯罪が関係してくる。日本の犯罪が、例えばアジアの諸国と結びついている。要...全文を見る | ||
○首藤委員 委員長、もうおわかりだと思うんですね。皆さんもおわかりだと思うんですけれども、条約というのは、何か世界でつくって、それを我が国の法律に合わせるということじゃないんですよ。抱えているのは私たちの問題であり、各国が抱えている問題を、国際社会で、国際条約という形でつくってい...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、そんなのは納得できない。 では、聞きますよ。では物質的利益、それ以外の所有権とかそういうインタンジブルなもの、無形なものに対して、あるいはハッカーの行為に対してどうですか。今まさにハッカーが国防省に入っていく、国防省のいろいろなところに入っていく、ホームペー...全文を見る | ||
○首藤委員 質問が全然違うじゃないですか。 委員長、これは私はもう明らかな間違いだと思う。これは英語の間違いだという、英語の違いだというけれども、大変なことですよ。我々の法律がこれに基づいて、日本語に基づいて我々もみんな検討しているわけですよ。原文と違うわけですよ。これはもう...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、だからそれを説明してください。だから、どうしてこれは物質的なのか。「金銭的利益その他の物質的利益」になるのか。どうしてハッカーとかそういうような犯罪が含まれないのか。おかしいですよ。 委員長、もう一回言いますけれども、これはやはり時間をかけてきちっとこの問題...全文を見る | ||
○首藤委員 それは大臣、とんでもないことじゃないですか。私は、英語がうまいからこうやってチェックしているんじゃないんですよ。条約審議だからチェックしているんですよ。今まではそういうことがやられていなかったとしたら、実はすごい大きな問題なんです。 さっきのトランスナショナルとイ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、それは全く納得できないですよ。これは法律ですからね。 では、物質的であれば、それは共謀したというなら、やはりそれは日本の国内法でも訴追される。しかし、精神的なダメージを与えたり、それからハッカー的なことをやったりしたら、これは物質的にはならないですよ、法律用...全文を見る | ||
○首藤委員 そんなことはわかっているんですよ。だから、この法律が重要で、法律の箇条が重要なんですよ。 だから、それだったら、どうしてファイナンシャル・アンド・アザー・マテリアル・ベネフィットになっているんですか。ファイナンシャル・アンド・マテリアル・ベネフィットじゃないですか...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、それはもう全然納得できてないですね。ですから、これに関しては専門家の見解をきちっと出していただきたい。本当にそれは、いずれ国内法でやはりこれは対象になりますから、それは明確にしていただきたいと思うんですね。 さて、それでは一般問題について…… | ||
○首藤委員 さて、それでは一般質問に移らせていただきますけれども、今イラクの問題で、この紛争というのが一体なぜ起こったかというと、それは、イラクが大量破壊兵器を持っているんだということでこれは攻撃が行われたわけですね。これは、まだ要するに攻めなければわからない、それから占領してみ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、それはおかしいんじゃないですか。ORHAというのがもうできているわけでしょう。復興局なんですよね、復興しようと言っているんですよ。復興というのは、要するに原因となった行為が実証されて、そしてそれからその次のステップとして復興があるわけですよ。だから、まだ実際に原...全文を見る | ||
○首藤委員 それでは確認させていただきますが、そういうことで、経済制裁をもう解除するというアメリカの主張、それに対して日本政府は安易に賛同したわけではなく、あくまでも国連の安保理における協議を見守りたい、こういう立場でございますでしょうか。もう一度御確認をお願いします。 | ||
○首藤委員 いつも不明確なんですよね。それは、イラクの人たちにというけれども、そうじゃないんですよ。ここで問題になるのは、オイル・フォー・フードのオイルの部分なんですよ。 要するに、石油が国連の管轄下からORHAの管轄下、アメリカの管轄下あるいは石油会社の管轄下、あるいはそれ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、答えていただきたいと言っているんですよ。 ですから、私は答えていただきたいと言っているのは、要するに、今までの長い歴史があったでしょう、経済制裁。経済制裁というのは過酷なものですよ。大変に苦しんでいた、だれもが除去してほしいと。だからこそイラクは、大量破壊兵...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、分析はいいんですよ、学者じゃないんだから。ここは国民を代表している政治の場なんですよ。 ですから、私の質問は単純です。アメリカの経済制裁解除ということを是認する外務省の高官と同じ立場なのか、あるいは、この問題は国連でもっと慎重に論議することを見守りたいと...全文を見る | ||
○首藤委員 だから、外務大臣の問題設定はどうでもいいんです。だから、質問は、経済制裁を除去するということを、アメリカの要求に対してそういう立場を是認していくのか、あるいは、この問題は、経済制裁というのはもともと国連決議六八七に基づいている問題であるから、もう一度安保理に戻して、し...全文を見る | ||
○首藤委員 本当に水かけ論になってしまいますので、もうちょっと簡単な質問をさせていただきたいと思います。 バグダッドの現状ですね、日本大使館、もうすぐ再開すると言われていて、茂木副大臣も行かれるということを聞いて、頑張って行っていただきたいとエールを送りたいと思いますけれども...全文を見る | ||
○首藤委員 それはぜひ確認していただきたい。バグダッドにおいては大変な数のジャーナリストもいて、さらに、恐らく人道支援で、政府の人道支援プログラム以前に、たくさんの民間団体が恐らくバグダッドに行くと思います。ですから、その意味では、この劣化ウラン弾の使用の有無、それから、残留する...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、質問の内容、意味はおわかりだと思うんですけれども、なぜ私たちは知らないのかということですよ。こういうふうに、私たちともよく知った顔、私も知っている顔がありますよ。それから、日本のために一生懸命やってくれた人もいる。そういう人たちが戦犯として訴追されている。な...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、それは私、おかしいと思うんですよ。やはり同盟国、同盟国と同じ船に乗っているんだったら、アメリカにはこういうことは徹底的に聞かなきゃいけないんです。当たり前だと思うんですよ。それをだから聞かない。 もうこの問題に関しては、政府の説明責任ということが盛んに国...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、承知していないじゃなくて、それは、ただニュースでジャーナリストが書いているんじゃなくて、議会にそういう案を出しているわけでしょう。それはぜひ確認してください。確認できなかったら、それはもう同盟国でも何でもないですよ、そういうのは。 そういう、もう本当に驚愕す...全文を見る | ||
04月24日 | 第156回国会 衆議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○首藤委員 本委員会のテーマは武力攻撃ということですが、平たく言えば、戦争ということであります。戦争という言葉が死語になったときもありました。そのように私たちが考えた時期もありました。しかし、今、イラクにおいてアメリカ軍の攻撃が行われ、そして、その後の混乱がずっと続いております。...全文を見る |
○首藤委員 また再度提案者にお聞きしたいんですが、今回、こうした修正を幾つかされました。特に国民に対して、国民保護という視点で幾つかの修正がされていったわけですが、こうした新たな修正案全体を含めて、この修正案というものが憲法のどこに根拠しているものであるかということを、御意見をお...全文を見る | ||
○首藤委員 再度お聞きいたします。 ということは、憲法の空白地、空白部分においてこの法律をつくられる、そういうような考え方でしょうか。 | ||
○首藤委員 再度、もう一度だけ憲法問題についてお聞きしたいと思います。 ということは、憲法にそれは根拠がないという法律だということでございましょうか。 | ||
○首藤委員 提案者の見解はよくわかりました。 私自身は、憲法というものは、人権宣言からつながる民主主義の集大成の結果として出てきているものであり、それはすべての法体系を包含しているものだ、そういうふうに考えておりますが、この点はまた別途討議するとして、個別具体的な修正部分につ...全文を見る | ||
○首藤委員 それでは、第二十四条についてお聞きしたいわけですが、ここにおいて新しく、国民保護法制というものを重視しているということが、そこに関係する文言が書いてあるわけです。 この中で、「広く国民の意見を求め、」とありますけれども、一体、国民に対してどのようなアプローチをして...全文を見る | ||
○首藤委員 それは当然そういうことだと思うんですけれども、そういう漠然としたことではなくて、それでは、この二十四条に関して言えば、例えば国民保護法制本部というのがありますけれども、一体これはどういう具体的な行動をしていくのか。 これは二年後につくっていくとかいうんではなくて、...全文を見る | ||
○首藤委員 では、そうすると、提案者の主張によれば、結局、国民保護法制本部の本部長も内閣総理大臣、それから、緊急事態の本部長も内閣総理大臣、何かをするとき、もうすべて内閣総理大臣ということですけれども、その見解に間違いはないでしょうか。 | ||
○首藤委員 それでは、第二十五条についてお聞きしたいわけですが、これもまた新たに加わったところなんですね。これは、提案趣旨の中で提案者が述べておられるように、テロ・ゲリラ、不審船、そうした新たな脅威に対する対応だということであります。 「武装した不審船」とありますが、これは、...全文を見る | ||
○首藤委員 それは結局、「武装した不審船」ということは、武装しているかどうかはこちらでみなす、判断して考えるということでしょうか。 それは、例えば不審船に関しても、これからはだんだんと巧妙になってきて、それこそ不審船のためにわざわざ建造する。要するに、簡単に今までの漁船を改良...全文を見る | ||
○首藤委員 この提案の中に、「大規模なテロリズム」とありますけれども、一体、そのテロリズムの定義をどうするかということですね。それからまた、大規模なという形容詞がついているわけですが、それは組織が大規模なのか、被害が大規模なのか、あるいは攻撃が大規模なのか。この「大規模なテロリズ...全文を見る | ||
○首藤委員 久間委員にぜひそこでお聞きしたいわけですよ。 ですから、これは確かに定義が難しいということはわかる。しかし、ここに例えば例示をするなり、定義を幾つかカテゴリーづけしてやるとか、そういうことをしない限り、テロリズムに対して、これがテロリズムだと漠然と言っても、法律上...全文を見る | ||
○首藤委員 提案者の言っていることも、私は、分析者あるいは研究者としてはよくわかるんですよ。私もそういうふうに思いますよ。 しかし、これは法律ですよね。罪刑法定主義、きちっと書いていなきゃ、これが法律によって措置されるべき行為なのかどうかというのもわからないわけですよね。です...全文を見る | ||
○首藤委員 ですから、法律としてはこれは非常にあいまいなものがあって、例えば、先ほどの不審船でも、不審船でないものも不審船として把握されてしまう可能性もあるし、テロに関しても、テロ集団とか、攻撃やテロリズムだと考えられて大規模な反撃が行われるとか、非常に不明瞭な部分があると思うん...全文を見る | ||
○首藤委員 それは異なことをおっしゃるんですね。やはり、脅威というのは、現実に行われるかもしれない脅威に対してその法律をつくっていかなければいけないわけですよ。 ですから、確かに昔にはいろいろな形態の戦争があった。しかし、国際社会は、そうした戦争や技術進歩、あるいは技術進化、...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、久間委員、そこのところが、この法律自体が古いと言っているわけですよ。今までの、今おっしゃったのはミサイル、大陸間弾道弾とおっしゃったでしょう。しかし、そうしたものだけではなくて、今、ミサイルは、発展途上国が開発をやり、発展途上国が輸出し、発展途上国がそれを活用し...全文を見る | ||
○首藤委員 もしそういうことがあれば、これは原子力被害になるんですが、そうなると、果たして攻撃への対処法なのか、あるいは、被害が出るということを考えると、例えば原子力災害対策特別措置法なんでしょうか。官房長官、いかがでしょうか、対応は。 | ||
○首藤委員 官房長官、だから違うんですよ。そうじゃないんですよ。なぜそうかというと、今起こる戦争というのはそういう戦争になるんですよ。何か部隊が上陸してきて、それをどこかの海岸で撃破するという問題じゃないんですよ。北海道へ戦車部隊が入ってくるという問題じゃないんですよ。今の戦争の...全文を見る | ||
○首藤委員 官房長官、そんなことでは守れないからと言っているわけですよ。だれが考えたって、今の時代には都市は守れないんですよ。都市は戦争できないんですよ。 では、どうするか。幾つかのやり方があると思いますけれども、そこで一つ出てきているのが、最近出てきているジュネーブ条約の追...全文を見る | ||
○首藤委員 何を言っているんだ。一年たって、何にも勉強していないじゃないか。一年前にちゃんと言っているでしょう。こういう問題、具体的にやったらどうなるのか。それは国のソブリンティーだけの問題じゃなくて、今は市民社会としてこういうふうにいろいろ対応が出てくる。こういうものに対して、...全文を見る | ||
○首藤委員 それは、でも現実的でないわけですよね。今世界を見ればわかるように、紛争地へ一歩行けば、自分の身は、自分の家族の身は自分で守らざるを得ない。だから、紛争になったときに、こういう状況において、一体どれだけ個人は自分を守るか、これが、個人の自衛が入っていない規定というのは国...全文を見る | ||
○首藤委員 官房長官、だから、私が言っているように、これは国民保護法制になっていないんですよ。それは国が考える国民の、国だったらこんなことをやりますと言うけれども、本当に国民の立場から、国民がそういう状態になってどうやって生きていくのか、自分たちの安全をどうやって守っていくのか、...全文を見る | ||
○首藤委員 そんなことはわかっているんですよ。それは去年わかっているんですよ。だから、一体、どこまでやっていて、どの程度進んでいて、どこが懸案で、どこが留保条件で、いつごろになればそれができるのか。この国民保護法制と同じ時期にできなきゃいけないわけでしょう。ですから、それはどうい...全文を見る | ||
○首藤委員 もう時間がなくなりました。では、最後に官房長官、一言。 今、外務大臣にきちっと言っていただいた。しっかりよくわかりました。ということは、この法律と同じときに、ジュネーブ条約のプロトコルに関しても、追加議定書に対しても加盟される、締結される、そういうことでしょうね。...全文を見る | ||
○首藤委員 以上で終わります。 | ||
05月08日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号 議事録を見る | ○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。 ここは憲法調査会の場なんですけれども、憲法と国連というのは非常に密接な関係があるということはもうわかっております。特に、憲法における前文、九条、あるいはまた憲法が制定される前に出されたマッカーサー三原則などを見ますと、やはり国連というもの...全文を見る |
○首藤小委員 聞きたいことが山ほどあるんですが、時間があと三分しかないものですから、では、菅波参考人にお聞きしたいんです。 御存じのとおり私もNGO出身で、ちょっと立場が違うといいますか、AMDAは政府と非常に密接な関係を持っている。例えば何か援助があると、政府がやりたいとい...全文を見る | ||
05月14日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第9号 議事録を見る | ○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。 きょうは、過度に傷害を与え又は無差別に効果を及ぼすことがあると認められる通常兵器の使用の禁止又は制限に関する条約第一条の改正について、まず質疑をしたいと思います。 しかし、その前に、十二日に、日本では十三日未明と聞い...全文を見る |
○首藤委員 外務大臣、いろいろな情報が錯綜しているということはわかりますが、現時点でどれだけの被害が出ているのかを、外務省に伝えられた情報を明らかにしていただきたいと思います。 | ||
○首藤委員 外務大臣、私はそれは外務省の姿勢として問題だと思うんですよね。この委員会は朝の九時に始まって、国民もやはり関心を持っている。外務大臣が出席して、日本の外交の責任者である外務大臣が出て、この世界で起こっている、今起こっているということに関して、やはり国民に伝える最初の機...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、私の質問しているのはそうではなくて、リヤドでどう対応しているかじゃないんですよ。サウジアラビア全体でどう対応しているか、あるいは湾岸地域全体でどう対応しているか、中東全域でどう対応しているか、ヨーロッパでどう対応しているか、そして中東と密接な関係がある...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、私はそれを聞いて大変失望しました。それは、何も事件がないときにそういうお話をされるのは結構ですが、もしかしたら百名に達するかもしれない死者が出るような大きなテロ事件、しかも、火がつけば本当に中東の火薬庫になるサウジアラビア、そして、日本の権益がたくさんあり、...全文を見る | ||
○首藤委員 そこは、今専門家から説明があったように、第一義的に、最初から地雷として目的が設定されているものでなければ、現実には地雷と同じような被害を生み出しても、このプロトコール、議定書の対象としない、こういう意見があるわけであります。 これに対しては、NGOを含め、私はおか...全文を見る | ||
○首藤委員 ただいま天野審議官がおっしゃったように、この問題は、現在の多発する地域紛争においても本当に大変な問題で、まさに今回問題となっているCCWの条約の改正にも関係してくるところなんですが、現在、クラスター爆弾は地域紛争や内戦にも大量に使われるようになってきた。 しかも、...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、赤城副長官、それはもうとんでもないことですよ。あなたは、軍事専門家、もっと専門知識を持ってもらわないと困りますよ。日本で持っているのはCBU87のBですよ、恐らく。これは四百五十メートルにわたって、広範囲に、複合化されて、いわゆるコンビネーションと言われる、対人...全文を見る | ||
○首藤委員 質問聞いていないの、あなた。自衛隊のことを聞いているんじゃない。日本にいるアメリカ軍が保有していないかと聞いているんでしょう。 | ||
○首藤委員 いや、それはおかしいんじゃないの。我が国において、被爆国である日本で劣化ウラン弾の問題がこれだけ深刻になって、しかも、私が、これはCCWの第一議定書に違反しているかもしれない、こういうことを聞いているわけですよね。それを、私は知りませんよ、日本の中にいろいろな、日本を...全文を見る | ||
○首藤委員 時間がなくなりましたが、最後に、今の意見もそうですが、これは今、結局問題なのは、本当に真実を明らかにして、その中で国民に向かって我々は討議していないわけですよ。今審議官は、これはプロトコールで、議定書で否定されているような燃焼効果をもたらす兵器ではない、爆風だとおっし...全文を見る | ||
05月21日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第11号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 今同僚議員の方から、イラクの問題、北朝鮮の問題について触れられたわけですが、私も同じように、そうした問題について質問をしたいと思います。 まず、イラク復興の取り組みなんですけれども、茂木副大臣、あなたは先ほどから失われた二十年ということ...全文を見る |
○首藤委員 いや、結構です。(茂木副大臣「勝手に誹謗しておいて、それで」と呼ぶ)じゃ、どうぞ。 | ||
○首藤委員 別に質問したわけではありませんけれども、コメントを言いたければそれは結構でございますが、質問は、現地に行かれたということですが、ORHAで、日本も職員を派遣しております。具体的には日本の派遣職員はどのような役割を担っていて、どこで活動されておられるのか、それはいかがで...全文を見る | ||
○首藤委員 大体のことはわかりますけれども、一体、ORHAの事務所の中に部屋を持っておられるのか、あるいは大使館から通っておられるのか、その辺はいかがでしょうか。 | ||
○首藤委員 これはなぜ質問しているかというと、派遣に対していろいろ役割を考えて、規定して送り出していると思うんですね。ですから、ORHAの中に事務所をお持ちなのか、お持ちでないのか、そこだけでもお答え願いたいと思います。 | ||
○首藤委員 それでは、外務大臣、イラク情勢に関してですけれども、最近、アメリカが国連で新決議案を出しているわけですね。そして今、先ほどほかの委員から質問がございましたけれども、この点に関して外務大臣は、二十二日に採決になるんじゃないかと。アメリカの修正というか、修正を何度も繰り返...全文を見る | ||
○首藤委員 だんだんこの国会も終わりになってくるので、外務大臣、外務大臣というよりは外務省に対して、皆さんに意見を言いたいんですが、今のお話の中で、仮定の話だということで、仮定の話をしていること自体が余り意味がないというお話なんですけれども、それからもう一つ、ロシアからの報道に関...全文を見る | ||
○首藤委員 それで結構でございます。 最後に、このイラク問題に関して茂木副大臣にもう一度お聞きしたいんですが、これから、見てこられていろいろアドバイスをされる、やはり見てこられたことに関して具体的に、今度はそれが可能なのかどうか、どういう資源を投入しなきゃいけないのか、そうし...全文を見る | ||
○首藤委員 そういうことで早急にそれはやっていかなきゃいけないと思います。 それから、これはコメントですけれども、そういうときにも、やはり日本だとどうしても一、二、三、四、五というプロセスを積み重ねてやるわけですけれども、現実に復旧というのは、一番苦しんでいる瞬間に最大の力を...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣がおっしゃることは本当にそのとおりだと思いますね。ぜひその路線で努力していただきたいと思います。 私がなぜこういう質問をしているかというと、現実が余りにもそれとはかけ離れているということですね。 今、外務省のそうした紛争解決努力、何回もシンポジウムはや...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣のおっしゃるとおりだと思うんです。 しかし、外務大臣、インドネシアというのは、日本にとって本当に大きな問題を抱えて、先ほどイラクに対する日本の債権が六千億円ぐらいあろうという話をしましたけれども、ある試算によりますと、インドネシアに対する債権は、民間債権も...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、それは違いますよ。 テロリズムというのは、主体は亜国家、国家以下のものがするんです。国家がやるそうした行為はテロとは言わないんです。それはテロリズムじゃない、侵害なんですよ。国家テロだと言うことは、それは違うんですよ。国家テロリズムというのはあります。そ...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、だから、経済制裁というのは、国連憲章第六章ではなく第七章に規定されているように、これはかくも重い概念なんですね。しかし、それ以前にも私は、先ほど木下議員、同僚議員が言っていたように、例えば行政的な裁量によって強いメッセージを送る手段は幾らでもあるはずなんです...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、今おっしゃったことは正確な答弁だと私は思いますね。しかし、現実に日本国民は、日本社会は、そうは思っていないわけですよ。やはり、何か行動をとらなきゃいけない。今言っていることは、結局、非常に官僚的な答弁で、我々は多少官僚社会に近いところにいますから、言っている...全文を見る | ||
○首藤委員 終わります。 | ||
06月12日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第8号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 私は、憲法と現実世界で起こっている安全保障システムにおける課題について問題を提起したいと思います。 特に最近、イラクへの自衛隊の派遣が論議を呼んでいるわけですが、私個人も、先週、六月二日から六日までイラクに入り、ナジャフ、カルバラの激戦...全文を見る |
06月13日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第13号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 イラクへのアメリカの攻撃が終了しまして、アメリカが勝利宣言をしてから約一月半、時間が経過したわけですが、そうした状況においてもイラクの状況はなかなか安定しないということが連日の報道で伝えられているわけです。 民主党は、何よりも真実はどう...全文を見る |
○首藤委員 それでは、副大臣——その前にちょっと一点御忠告申し上げますが、先ほど、小火器を市民が持っていると言っておりますが、外務省の用語としては小火器をやめて小型武器という言葉にかえたはずなので、御注意申し上げます。 ピストルとかカラシニコフとか、そういう小型武器の話なんで...全文を見る | ||
○首藤委員 それで結構ですけれども、やはりイラクの現状を把握するのに、一体どれぐらいか、例えば三十九人か四十人か、そういう数字ならそれはそういうこともあるかもしれないけれども、それをある程度答えていただかないと、イラクの現状がどうなっているかということは全く言えないと思うんです。...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、今説明をされましたが、前文とパラグラフ四を逆に説明されたと思うんです。それは逆だというふうに私は解します。もうちょっと、そこのところを後でよく読んでおいていただきたいと思うんです。 私も当然、今まで政府が、国連決議は要る、国連決議がなければ自衛隊は送れな...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、それはおかしいじゃないですか。先ほどの与党の委員からは、どこに根拠があるかといったら、それは前文とそれから主文のパラグラフ四というふうにおっしゃったわけですね。主文のパラグラフ四というのは、ここにある文章なんですけれども、それは全く違うということをきち...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、だから、それは貢献しろということですね、部隊を送れとは言っていないわけですよ。だから、それは貢献してもいいということを言っているんで、要請しているわけじゃないんですよ、部隊派遣を。 ですから、そういう意味では、それはしょっちゅう、例えばパキスタンであるとかア...全文を見る | ||
○首藤委員 そのとおりです。ですから、それは要請しているんであって、要請しているんであるから、来いと言っているんではないから、それは非常にこちらも慎重に対応せざるを得ない。今までの原則に基づいて、現地の受け入れ国から要請がなければ、イラクの人たちが自衛隊さん来てくださいと言ってく...全文を見る | ||
○首藤委員 この行動に関しては、そうおっしゃるなら、やはりこれから各党が派遣団を送って、現地が実際どうなっているのか、本当にどういう行動、私たちが期待したとおりの活動になっているのかということをチェックさせていただければと思うんですね。 今、図らずも茂木副大臣がOCPAとおっ...全文を見る | ||
○首藤委員 おっしゃるとおりですよね。ということは、人道と復興、人道面だから、復興だから、それはやはり日本もやらなきゃと言っているものから、イラクの占領行政に移ってきたということなんですよ。 ですから、私たちが合意して、また外務省の意図がどうであろうが一応御説明を聞いて、一応...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、これは、私は長年民間にいましたから、そういうことを、組織の名前が変わるなんてしょっちゅうだと思いますよ。しかし、これは官庁ですからね、官僚機構ですからね。組織の名前が変わるということは、その内容も変わっているわけですね。ですから、その派遣している人たちが、これが...全文を見る | ||
○首藤委員 それはとんでもない話ですよ。そんなのがこの官僚社会で通用しますか。しないですよ。しかも、名前が変わっただけじゃなくて、それはCPAという、もう明らかに性格が変わってきているわけですよ。 それはなぜか。ポール・ブレマーさんが、ポール・ブレマー大使がやっていることを御...全文を見る | ||
○首藤委員 それは理解していないのは結構ですけれども、もう一度だけ確認させていただきたいんですけれども、新聞資料その他、外的な資料を見て、また、現地で聞きますと、みんなCPAと言うんですね。外務省だけがOCPAと言っているんですよね。 我が民主党の派遣団の中でも、外務省からブ...全文を見る | ||
○首藤委員 これはやはり私がなぜORHAからCPAの変換に対して言っているかというと、これの変換によってイラクの将来の政治的な状況というのはもうがらりと変わってしまったんです。今までガーナー退役中将のもとで一応まとまってきた反フセイン七派のリーダーというものは、一斉にアメリカの主...全文を見る | ||
○首藤委員 私がこう言ったのは、やはりORHAとかCPAに送っている、復興のためだと。しかし、例えば、今ユニセフという話がございました。民主党派遣団の一つの調査の対象は、当然ユニセフにも行ったんですけれども、ユニセフから我が党の末松衆議院議員が聞いてきたことによると、アメリカはユ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、これは本当に大変なことなんですよ。ハマスに対しては、イスラエルは全面戦争だ、ハマスとは全面戦争だと言っています。我々も何度も、私もパレスチナもイスラエルも入りましたけれども、ハマスと一度会えば恐らく二度と入国はかなわないだろう、そういうふうに思っていま...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、全然答えていただけないですよ。答えていただきたいのは、じゃ、二つ、さらに追加しますよ。 ハマスはテロ集団として考え、そこへ資金が流れるようなことは避けるのか。一点。イスラエルは、ハマスと全面戦争と言っている。したがって、ハマスを交戦団体として把握するのか、要...全文を見る | ||
○首藤委員 ハマス全体に対してはテロ集団として把握しないということだ、そういうふうに定義されたというふうに解しております。しかし、この問題というのは本当に深刻な問題で、この定義をきちっとしなければいけない。 最後に一つだけお聞きします。 こうした状況を打開するために、日本...全文を見る | ||
○首藤委員 終わります。 | ||
06月30日 | 第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 私は、九〇年代を通じて、イラクといいますか、メソポタミアの地ということ、この地域こそが、石油資源とまた地政学上の位置からいって、ここの重要性が中東の平和と安定性を左右する、そういうふうに考えておりました。 この地域はまるでジグソーパズル...全文を見る |
○首藤委員 いや、それはおかしなことですよね。 では、政府はどういう基準に基づいて、我が国の今までの国是に対して大変な影響を与える、そうしたアメリカの単独主義的な攻撃に対して賛意を、支持を出したのか。独自の調査情報能力を持たなかったら、どうしようもないじゃないですか。どうして...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、川口大臣、そんなのは子供の話ですよ。どこの国だって、このIAEAにしろUNMOVICにしろ、自国の諜報員を送っているんですよ。諜報員でないと実はこういうことを発見できないんですよ。だから、アメリカだってCIAの人を送り、いろいろなところの人を送っているんですよ。...全文を見る | ||
○首藤委員 さて、この条文でございますが、さまざまいろいろな問題がありますけれども、大変立派なことも書いてあるんですね。 例えば第一条でございます。第一条に、我が国がこれに対して「主体的かつ積極的に」、主体的にというふうに書いてありますね。ということは、我が国が例えば人を派遣...全文を見る | ||
○首藤委員 はい、わかりました。 私も多少誤解していて、例えば万が一自衛隊が派遣されることになれば、米軍の指揮下に入るのではないかと。指揮というのは、当然のことながらチェーン・オブ・コマンド、要するに命令指揮系統が一本化していなきゃいけない。そこへ当然組み込まれていくわけです...全文を見る | ||
○首藤委員 第二条に、人道復興や安全確保の話が載っているわけですが、ここにどうして、武力による威嚇や武力の行使に当たるものであってはならない、こういうのが急に出てくるかということを非常に不思議に思うんですね。後ろの方を見ますと自衛隊なんという言葉がありまして、ああ、これは自衛隊を...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、それはおかしいですよね。私がインタビューした中では、自衛隊に積極的に来てほしい、要するに外国軍に来てほしいなんて、そんな甘っちょろいことを言うアラブの人は一人もいないですよ。アラブの人たちが言うのは、JICAに来てほしい、教員を送ってほしい、教材が欲しいとかそう...全文を見る | ||
○首藤委員 イラクの内部ということですね。 では、官房長官、イラクの内部でどこが一体非戦闘地域ですか。それを教えていただけますか。 | ||
○首藤委員 いいことを言っていただきました。ということは、イラクは全域が戦闘地域だということですね。いかがですか。 実際には、そこで重要なことは、戦闘地域というのを、もちろんこの中で、要するに国家と国家との戦闘ということを想定すればそうでしょう。しかし、御存じのとおり、冷戦構...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、石破長官、違うんですよ。私が言っていることは、そんな、法律が通ったら精査してどこかへ行くというんじゃないんですよ。もうイラクの現状は、これは戦闘状態にあって戦闘地域だ、そして将来もまたあるということなんですよ。だからここには、通常の今までの自衛隊派遣の論議でいっ...全文を見る | ||
○首藤委員 福田長官、そんな精神論を言われても困りますよ。法律が通ったらそういうニーズを探すというのじゃなくて、本当にこの法律のもととなるニーズがありますかということを聞いているんですよ。ですから、それを答えていただかないのはもう非常に残念ですが、時間もだんだん迫っていますので、...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、そうじゃないでしょう。それはそうですよ。だけれども、結局公務員であって、しかもそういう微妙な時期にやっているわけですから、当然のことながら、では、それに新たなマンデートを出して送り出さなきゃいけないでしょう、そういうことをやっていないわけでしょう。 今、私は...全文を見る | ||
○首藤委員 だからこそ、この法律案にあるように、主体的、積極的に日本はあるべき、そして日本も貢献できる道を探せと言っているのに、全然違う回答をここで言われてもしようがないわけですよね。 これからいろいろな形で援助職員も出るようになると、当然のことながら邦人保護の問題が重要にな...全文を見る | ||
○首藤委員 これはヨルダンの問題じゃなくてバグダッドの問題ですよ。バグダッドに大使館があるんだから、代理大使もいるんだから。 委員長、私はこの問題は、当然のことながら、この志葉玲さん、参考人として来て、事実関係を明確に国民の前で説明していただきたいと思います。理事会でぜひ検討...全文を見る | ||
○首藤委員 さて、こうしたさまざまな問題が起こっているわけですが、最近、非常に気がかりな事件が起こってきました。それは、イランが非常にまた外交上問題、焦点と私はなってきているということですね。アメリカが、イランの大量破壊兵器、核開発疑惑を根拠に、日本のアザデガン油田開発に対して撤...全文を見る | ||
○首藤委員 そういうことを聞いているんじゃなくて、日本の戦略、日本の外交姿勢について聞いているんですよ。もうそれは、何度質問しても答えはないと思いますので、それにもう意味がないと思いまして、次のことに移らせていただきます。 自衛隊の派遣上の問題ですね。長官が何か手持ちぶさたな...全文を見る | ||
○首藤委員 そのとおりだと思うんですよね。 しかし、長官、それこそ兵は、軍事上重要なことは、プリペアドネス、要するに準備していることなんですよ、これから法案が通ったら検討しますじゃなくて。 例えば、世界各地で起こったPKOなんか、それぞれありますよね。例えば、レバノンでフ...全文を見る | ||
○首藤委員 さっきから私は、日米安保に基づく、あるいは同盟関係に基づく派遣でもない、国連の要請でもないという、さっき官房長官がくしくも、これは独自行動でやれると。独自行動の根拠は、私はどこにもないと思いますよ、法的な根拠は。 例えば、服務宣誓というのがあります、自衛隊法五十二...全文を見る | ||
○首藤委員 そういういいかげんなことを言っているのは、言っている本人も恥ずかしいと思うからこれ以上は追及しませんけれども、そもそもこの法案は、イラク崩壊の、イラク破壊の原因となったアメリカの単独行動主義をそのまま是認するような、大義を欠いた趣旨である。全く脈絡のない条文である。イ...全文を見る | ||
07月01日 | 第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○首藤参考人 原口委員の御質問にお答えいたします。 まず、水の浄化でございますけれども、水の浄化というのは、別に自衛隊だけが得意としているものでもございません。皆さん、余りお気づきにならないかと思いますけれども、例えばガソリンスタンド、ここでいろいろ水を使います。そこで油なん...全文を見る |
○首藤参考人 原口委員には貴重な問題を指摘していただいて、本当にありがとうございます。恐らく、原口委員もイラクへ行かれて現場で調査されたときにそういう視点をもし述べられたら、イラクの人たちは本当に、ああ、日本人は問題がわかっているんだ、やはり戦後の苦しい時期を乗り越えてきた日本人...全文を見る | ||
○首藤参考人 佐藤委員の御質問にお答えいたします。 民主党は、御承知のとおり、この戦争を開始するに当たって、その根拠がない、国連においても新たな武力行使の決議もない。そしてまた、私たち、末松議員もそうですが、この地域をよく知っている者は、一たびここを、ジグソーパズルのようなと...全文を見る | ||
○首藤参考人 御質問にお答えいたします。 私は、現在の状況、大変危険な水域にもう達しているんじゃないかな、そういうふうに思っています。 今、アメリカ軍に対する日常化した攻撃ですけれども、これは明らかに組織的に攻撃が行われているんだと思っています。それと同時に、委員御質問の...全文を見る | ||
07月03日 | 第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第5号 議事録を見る | ○首藤小委員 民主党の首藤信彦です。 国際平和ということに関しては、何か問題があると、すぐ軍隊を出そうという意見があるんですね。例えば今回のイラクの問題に関しても、米英軍以外にポーランド、そしてもう何十カ国も出している、だから日本も出せという論拠になっているんですけれども、国...全文を見る |
07月18日 | 第156回国会 衆議院 外務委員会 第14号 議事録を見る | ○首藤委員 おはようございます。民主党の首藤信彦です。 会期ももう終わりに近いということで、日本の外交が今直面している幾つかの基本的な課題について、短い時間ではございますが、幾つか外務省にその見解をただしたいと思います。時間が限られておりますので、端的に明快に御回答をお願いし...全文を見る |
○首藤委員 外務大臣、敵を知りおのれを知れば百戦するも危うからずという孫子の言葉がありますけれども、それでは結局、日本は北朝鮮政策、どのような対応を立てていいかわからないじゃないですかね。一体どのレベルで本当に脅威があるのか。本当に起爆装置までいってしまいますと、これはもうあと実...全文を見る | ||
○首藤委員 今、結局、そうした情報がよくわからない段階で、日本はそれなりに決定していかなきゃいけないんですが、今、巷間伝えられるところでは、北朝鮮と中国とアメリカとの三者会談をもう一回始めて、それからまた韓国、日本を含めた五者会談に持っていこう、そういう話を聞いているわけですが、...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、しかしそんなことを言っていれば、この外務委員会の討議というのは一体何かということですね。この国会でも六カ月にわたって外務委員会を開いてきたわけですが、結局、いろいろ質問しても、それは皆さんといろいろ協力して、皆さんといろいろ協調しながら、皆さんといろいろお話...全文を見る | ||
○首藤委員 時間が三十時間ほどあればそういうお話をしていてもよろしいんですが、具体的な課題がたくさんあります。 例えば、最近私は、国後、択捉へビザなし交流で行ってまいりました。この問題は、日本の国土の問題ですから大変重要で、日本の平和と安全にとってある意味ではトッププライオリ...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、外務大臣、またそういう漠然とした話を聞いてもしようがないんですよ。この一年間、実際何も進んでいないということは明らかなんですよ。そしてプーチン大統領と会ったときも、この問題で激しく話しているんではなくて、むしろ、例えば拉致問題を解決するために北朝鮮に口をきいてく...全文を見る | ||
○首藤委員 私は、外務大臣、本当にこの状況は深刻だと思いますよ。この失われた一年間で、この四島が二度と返ってこないリスクだってあるんです。ですから、この失われた一年間を取り返すために、外務省を挙げて、この北方四島の問題、それから領土の問題、国境の問題、早急にこれは進めて、早い時期...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、恐らくおっしゃっておられることは、御自身の頭の中では非常に明快にちゃんと答えているというおつもりだと思いますけれども、私の質問はそういうことではなくて、外務大臣は外務報道官ではないんですから、外務大臣として、政治家、政治家ではないかもしれませんが、外務大臣として...全文を見る | ||
○首藤委員 余りもう聞いていても意味がないと思いますが、もう時間もなくなってきて、いろいろな外交課題に対して、日本の外務省そして外務大臣に対して国民を代表して私はいろいろな質問をしてまいりました。しかし、現実にはもうほとんど、別に私が聞かなくても、そこらでだれかが聞けば答えていた...全文を見る | ||
○首藤委員 終わります。 | ||
09月30日 | 第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○首藤委員 民主党の首藤信彦です。 今、同僚の前原議員からこの法案の本質的な問題について質問があったわけですが、このテロ特措法の改正ということは何が改正なのかということで、外務省からも資料をいただきました。改正ということですね、改正。ぺらぺらのが一枚来ました。どこが改正なのか...全文を見る |
○首藤委員 委員長、これはおかしいよ。今の時間は削ってください。 私は、そんな外務大臣の情報を求めているんじゃない。政府はどう考えているか、法案提出者はどう考えているかということを聞いているんですよ、最初に。それで、この法律を出した、今までもずっと同じ官房長官と話しているわけ...全文を見る | ||
○首藤委員 そうではなくて、私は——それでしたら結構ですよ。それでもいいですよ。 ですから、政府の状況認識。この変化に対する、公式な例えば文書において、このような変化がありましたということを公式に述べていただければ結構ですが、我々が討議する何か基本、これを見れば政府の考え方が...全文を見る | ||
○首藤委員 官房長官、私が聞いているのは、そういう数値の問題ではなくて、テロという問題が質的な変化を起こしているのかどうか、この法律が対象としたテロと、今世界じゅうでいろいろ蔓延しているテロと同じものなのか、質的な変化を起こしているのかということを聞きたいわけですよ。 それに...全文を見る | ||
○首藤委員 官房長官のおっしゃることは、いろいろ変化はあるけれども、変化、変容はあっても本質は変わらない、だから、要するに一度延長を求める、そういうことだと解します。 そこで、では果たしてそうなのかなと次に思うんですね。 例えばアフガニスタンです。アフガニスタンはもう、今...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、今度の内閣改造でまた外務大臣、同じ外務大臣で、またあなたかと思う気持ちと、ああ、あなたでよかったと思う気持ちと両方あるんですけれども、今のお話でも、結局、全然ずれているわけですね。 私の質問は、結局、九・一一のテロがあって、この法律ができた条件というのは...全文を見る | ||
○首藤委員 全く質問に答えていただいていないですね。そんな一般的な数字は、別にこんなところで、国会でやらなくたって、ニューズウイークを見れば、ワシントン・ポストを見れば、あるいは日本の新聞だってたくさん書いてありますよ。 私が聞きたいのは、日本のとらの子の四隻の、中にはイージ...全文を見る | ||
○首藤委員 今、三分の二とかなんとか言ったけれども、何を根拠に三分の二なのか、三分の二の母集団は何名なんだ。そんないいかげんなことで、これはもう今国会の最大の争点であって、日本の命運が決まってくるかもしれない。特措法というのは、日本が、今まで五十年間の法体系や自衛隊のさまざまな行...全文を見る | ||
○首藤委員 いや、防衛長官、もうその資料、たくさん出ているんですよ。例えば給油の量だって、最初のこの法律ができたころには、約九億円の一万六千キロリットルを給油していた。今、九月の実績はどうですか、二千キロリットルですよ、約七千万円ですか。八月の実績が三千キロリットル、約一億円。も...全文を見る | ||
○首藤委員 この法律なんですが、官房長官、基本的には、私はよく覚えています、本当によく覚えていますよ。この法律、三つの部分から構成されているんですよ。 その三つのパート、すなわち、米軍の後方支援みたいなのがあります、今残っているものですね、給油している。それから、もっと大きな...全文を見る | ||
○首藤委員 そうですよ。平成十三年の暮れに行ったんですよ。今平成何年ですか。(発言する者あり)十五年。もう二年もたってしまったんですか。どうですか、その間、ゼロでしょう。米軍の捜索、救援、ゼロでしょう。三本のうち二本が欠けたこの法律が、どうしてそのまま期間を二から四にしていいもの...全文を見る | ||
○首藤委員 これはやはり、よろしいですか官房長官、このテロ特措法なんですけれども、ここで今二年で終わって仕切り直ししていただきたいと私は本当に思います。本当にこの地域は今難しい状況になってきて、テロというものも、我々が考えた以上の大きな広がりを今もたらしています。特に、ある意味で...全文を見る | ||
○首藤委員 ですから、アルカイダが今世界に広がっていて、いろいろな地域と活動を持っているんですよ。イラク、シリア、イラン、サウジアラビア、インドネシア、フィリピン、最近北朝鮮、全部関係しているんですよ。だから、そうすると、この法律があれば全部適用地域になってしまうじゃないですか。...全文を見る | ||
○首藤委員 外務大臣、私は何度も何度も質問しましたよ、テロに関する資金の問題に関してハマスが対象になることがありますかと。ずっとこれを否定された。この問題は外務委員会の問題でしょうからこの場では言いませんが。 最後に、この問題、私は一つ要望があります。 委員長、今お聞きの...全文を見る | ||
○首藤委員 とおっしゃることは、理事会での結果を受けて、私にもう一度質問時間をいただけるということでしょうか。 | ||
○首藤委員 そのことに関しても、明確に通知していただきたいと思います。 さて、もう時間も来ましたので、最後に私の意見を言いたいと思います。本当は質問したいんですが、もう時間がないということで。 この問題に関しては、余りにもこの二年間で目まぐるしく変わって、テロも、我々は考...全文を見る |