須藤良太郎

すどうりょうたろう



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須藤良太郎の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第123回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○須藤良太郎君 皆さん御苦労さまでございます。  宮澤内閣は、外に国際貢献、内に生活大国の実現を打ち出しておるわけでありまして、これは新しい時代への一歩として高く評価できるものと思われます。  そこで、まず総理に外交と内政、それぞれ一問ずつ簡単に御見解をいただきたいと思います...全文を見る
○須藤良太郎君 もう一つ、国内の生活大国の実現の問題でありますけれども、ここで特に配慮しなければならない問題は、やはりこれまでの一経済成長、経済効率一辺倒の経済社会システムヘの反省だろうと思います。従来の効率優先のあり方から、真に国民が豊かさとゆとりを実現できる社会を築き上げるこ...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、副総理・外務大臣にお尋ねいたしたいと思います。  我が国にとりまして、中国との関係は地理的にも歴史的にも、また中国の非常に大きな巨大性からも大変重要であると思うわけでございます。中国は今政治面でもまた経済面でもいろいろ動きが見られるわけでございます。どうい...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、カンボジアとPKOの問題でありますけれども、これにつきましては我が党は既に井上議員が質問をしておるわけでございますが、あえて私一言要望しておきたいと思うわけでございます。  何か束ねるような話になって恐縮でありますけれども、最近の議論を見ましても、特にきの...全文を見る
○須藤良太郎君 よろしくお願いいたします。  次に、外務省にお尋ねいたしたいと思いますけれども、このPKOと並びまして国際貢献の最大の柱がODA、政府開発援助でございます。  我が国のODAは、今世界最大の規模となっておるわけでございます。来年度予算原案を見ましても、一般会計...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、具体的な問題について一、二お伺いいたしたいと思います。  一つは、中国に対する経済協力の問題でありますけれども、中国は昨年の十一月の党の全体会議におきまして、農業と農村建設強化を決定しております。中国はしばらく政策の主眼を都市部に置いてきたわけでありますけ...全文を見る
○須藤良太郎君 もう一点は、これは地球環境の問題にも関係あるわけでありますけれども、砂漠化防止の問題でございます。  緑は我が地球の生命のシンボルという有名な言葉があるわけでありますが、砂漠で緑が失われるということは、食糧を生産する土地が失われるということを意味するわけでござい...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、関連して自治省にお伺いいたしたいと思いますけれども、今地方自治体におきましては、外国の自治体都市との姉妹提携、文化経済交流を通じまして国際化が非常に活発になっておるわけでございます。これは大変好ましいことと思います。また、日本の世界ヘの貢献が問題になる中で、...全文を見る
○須藤良太郎君 最後にもう一つ、外務省にお願いいたしたいと思いますけれども、それはODAに携わります派遣専門家の安全確保の問題でございます。  今月三月三日、ドミニカにおきまして、国際協力事業団派遣の農業技術専門家大堂志郎さんが自宅で強盗に遭って死去されております。心から哀悼の...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、地方対策について一、二お伺いいたしたいと思います。  再び深刻になった過疎化問題でございますけれども、一九九〇年の国土庁の過疎白書、これによりますと、過疎地域の人口減少が一九七〇年代、一時鎮静化しておったわけでありますけれども、最近五カ年間、再び人口の減少...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、沖縄開発庁長官にお伺いいたしたいと思います。  ことしは来る五月十五日で沖縄の本土復帰二十周年を迎えるわけでございます。県民の皆さんには極めて厳しい試練の二十年であったと思うわけでありまして、心から敬意を表する次第であります。  そこで、沖縄県出身でもご...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、農政関係について二、三お伺いいたしたいと思います。  総理は、施政方針演説の中で、農業、農村は大きな節目を迎えたと言っておるわけでございます。確かに今、農業、農村の立て直しは緊急の課題となっておるわけでございますが、ぜひここで総理に再確認しておいていただき...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、農水大臣にお尋ねいたしたいと思いますが、強い農業の確立についてでございます。  私は、日本農業は諸外国に比べまして地形なりあるいは土地所有の状況からしますと不利な点ももちろんあるわけでありますけれども、一方では、一つの国内に一億二千四百万以上の極めて膨大な...全文を見る
○須藤良太郎君 私の申し上げたいことを大体言っていただいたようでありますけれども、私からも申し上げたいと思います。  やはり強い農業の展開のためには、殊に日本農業のウイークな米等の土地利用型部門、この生産性を画期的なものにする必要があると思います。それはやはり、月並みであります...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、農業農村整備事業に関する地元負担の問題でありますけれども、この件につきましてはこの数年政府の大変なお骨折りによりまして大分改善されておると思います。  今問題になっておりますのは、混住化が進む中で、やはり公共的、公益的な役割が事業としては相当大きくなってい...全文を見る
○須藤良太郎君 これは御回答要りませんけれども、農業環境問題でございます。  私は、この環境問題、地球環境問題は突き詰めると農業の問題に帰するんではないか、こういうふうに考えているわけでございます。農業は本来、その持つリサイクル、再生機能を通じまして持続的な生産を行う産業であり...全文を見る
○須藤良太郎君 時間が参りましたので締めくくらせていただきますが、年明け早々から総理、副総理初め閣僚の皆さんにはまことに多忙な日程続きで、本当に御苦労さまでございます。特に外交日程が極めてハードの感じがするわけでありまして、これも世界の中の日本の立場を物語っているんではないか、こ...全文を見る
04月06日第123回国会 参議院 環境特別委員会 第4号
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○須藤良太郎君 先ほど堂本委員からもねぎらいの言葉がございましたけれども、大臣初め環境庁の皆さんには急激にふえてまいりました環境の諸問題に対しまして大変御苦労をいただいております。心からその労をねぎらいたいと思います。  そこで、まず大臣にお伺いいたしますが、環境問題は国内国外...全文を見る
○須藤良太郎君 名は体をあらわすわけでありますから、ひとつその辺を頑張っていただきたいと思います。  次に、環境庁にお伺いいたしますけれども、今日生活大国あるいは生活基盤の実現が内閣の最大の課題でもございます。これは生活環境整備の充実といってもいいと思うわけでありますけれども、...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、農業と環境の問題についてお伺いいたします。  若干誇張して申し上げますと、地球環境問題は農業の問題に帰するというふうにも言えるわけでありまして、農業は本来、水田の歴史を見てもおわかりになるように、作物とこれを取り巻く環境とで構成される生態系に働きかけて、そ...全文を見る
○須藤良太郎君 関連して建設省にも一言お伺いいたしますけれども、今のこの水田の保水力、これはダムとしての機能があると考えるわけでございまして、防災なりあるいは治水の観点から水田の保水力をどういうふうに評価しているか。特に中小河川の整備率が三割そこそこと非常に低いわけでありますから...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、農水省にお伺いいたしますけれども、環境問題に関連いたしまして先ほど環境庁の方からも若干触れられましたけれども、農業を積極的に環境保全型農業に持っていこうという努力が今国内国外に見られるわけでございます。ヨーロッパの条件不利地帯の所得保障を考えた対応というもの...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、建設省にお伺いいたしますが、長良川河口ぜきの問題でございます。  先ほど西野先生から環境庁にお尋ねがありましたので、私は建設省の方にお伺いいたしますけれども、今回の追加調査の発表、これは環境庁と調整を行ってやったわけでありますが、その内容を簡潔に紹介してい...全文を見る
○須藤良太郎君 お答え要りませんけれども、河口ぜきの建設に当たりましては、環境面で最大の配慮をすることは言うまでもないわけでありまして、今後できるだけひとつ努力を願いたいと思います。  ただ、河口ぜきの建設が沿岸住民の生命なり財産などのいわゆる安全にかかわる治水対策でありますか...全文を見る
○須藤良太郎君 終わりますけれども、いわゆる地球環境問題、CO2の抑制問題、特に途上国の要望がどうなっているのかということを聞きたかったわけでありますけれども、それはやめにいたしまして、環境庁もいわゆる環境保全の環境無償、こういうものに非常に取り組んでいる、こういうふうに聞いてお...全文を見る
05月13日第123回国会 参議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第8号
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○須藤良太郎君 よろしくお願いいたします。  前々国会から続いておりますPKO法案でありますが、ぜひ一日も早い成立を心から念願いたしまして、重なる面も多いと思いますけれども、質問させていただきたいと思います。  最初に、まずPKOの基本的な問題になりますけれども、大きく前面に...全文を見る
○須藤良太郎君 今もちょっと総理触れられましたけれども、関連して国連強化の日本の取り組みの問題についてこれはお願いをしておきたいと思うのであります。  今大きく主役として国連が期待されておるわけでありますけれども、急増するPKOの財政基盤、これは追いつかずに国連への期待と現実の...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、PKO問題でありますけれども、カンボジア問題も緊急を要しておるわけでございます。先般、社会、公明、民社等各党の党首の方々がそれぞれカンボジアの現地に行かれて見聞したわけでございまして、これはカンボジア、UNTACにぜひとも何らかの貢献をしようという強い意欲の...全文を見る
○須藤良太郎君 そこで、自衛隊の派遣の問題になるわけでありますけれども、これもくどい話になりますが、私は、社会党案あるいは一部の人たちの言います自衛隊とは別組織で考えるんだ、こういうことは既に外務大臣もたびたび答弁しておりますように、全く不可能なことではない。しかし一口に言えば、...全文を見る
○須藤良太郎君 自衛隊の士気の問題について二点ほどお伺いいたしたいと思いますけれども、私は、PKOの人的貢献、自衛隊の役割が不可欠と、こういうふうに思っておるわけでございます。これまで自衛隊は日本の独立、平和を守るために非常にたくさんの人材、装備を持って平素から厳しい訓練をして、...全文を見る
○須藤良太郎君 もう一つ、自衛隊員は本当はPKOに参加したくないんじゃないか、そう考えている人もおるようであります。しかし、これまでも自衛隊はその組織なり装備なりあるいは能力を生かしまして、先般の掃海艇のすばらしい活躍もありますし、国内では雲仙・普賢岳を初め災害派遣あるいは民生協...全文を見る
○須藤良太郎君 先ほど永野委員からもお話がございましたので、これはお願いだけにしておきますけれども、この法案が成立しますと、これは国民の代表として自衛隊員あるいは要員の方が派遣されるわけでございまして、各国から集まる方々と一緒に活動するわけでございます。そういう中で、ひとつ国民の...全文を見る
○須藤良太郎君 最後に、このUNTACへの具体的協力、これはお答えできる面は少ないかと思いますけれども、二点ほどお伺いしたいと思います。  過去の我が国の国連のPKO協力実績といたしましては、ナミビアあるいはニカラグア、この選挙監視団派遣があるわけでありますが、その規模はせいぜ...全文を見る
○須藤良太郎君 もう一つは、このPKO法案が成立した暁にはできるだけ早い施行が望まれるわけでございます。  先ほどちょっと長官も触れておりましたけれども、この法案の附則第一条では、「この法律は、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。」、こう...全文を見る
○須藤良太郎君 終わります。ありがとうございました。
05月27日第123回国会 参議院 環境特別委員会 第9号
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○須藤良太郎君 久保田先生、堂本先生から大変貴重な御意見なり御提言があったわけでありますけれども、若干重複するところがあると思いますが、私も幾つかお尋ねいたしたいと思います。  先ほども堂本先生また大臣のやりとりでありましたけれども、野生生物はこの地球上数えられないほどに上るわ...全文を見る
○須藤良太郎君 次に、自然環境の現状につきまして、最近の資料によりますと、日本の国土は自然植生、耕作植生等でカバーされている地域、これは約九二・七%。森林地域は約六割五分であります。この内訳は自然状態を保った緑は必ずしも多くないわけでありまして、人為的につくられた植林地あるいは耕...全文を見る
○須藤良太郎君 私は今回の法案を非常に評価するわけでありますけれども、先ほども久保田先生等からお話がありましたが全体で六十種ぐらいの指定、こういうことになりますと、いわゆる世界なり日本で相当の種が絶滅していく中でこの六十種ぐらいの種に対する手当てというものはどういう意味を持つのか...全文を見る
○須藤良太郎君 それと自然環境保全法なり自然公園法、鳥獣保護法と、こういった法律が既にあるわけであります。特に自然公園は国土の一五%を占める。その中で自然環境の保全、保有、保存あるいは鳥獣の保護、こういうものをやってきておるわけでございます。こういう中でこの法案が出されるわけであ...全文を見る
○須藤良太郎君 ワシントン条約等の国際条約の点は先ほど大分詳しいやりとりがありましたので省略いたしますが、ナイロビのUNEPで二十二日にこの条約が採択されたわけでありますけれども、新聞によりますと、アメリカ、フランスあるいは英国もいろいろ問題があり、また途上国もグローバルリストに...全文を見る
○須藤良太郎君 それでは、あと若干具体的内容についてお聞きいたしたいと思います。  種を指定していわゆる捕獲なり採取なり流通、輸出入を規制する。それから生息地を保護地区と指定して管理、監視する。また保護増殖事業も行う。こういう格好になるわけでありますけれども、先ほどもいろいろあ...全文を見る
○須藤良太郎君 地区指定でいつも問題になりますのは、地区なり地域の人の生活権の問題あるいは利害関係の問題だと思います。そういう調整が非常に重要になると思いますけれども、端的に、この補償といいますか予算の面がしっかり確保されているということが一番重要ではないか、こういうふうに思うわ...全文を見る
○須藤良太郎君 もう一つは、やはりこういう仕事をやりますと、相当人員なり組織の確立、そういうものが必要になってくるというふうに思います。環境庁は多分国立公園ぐらいしか出先の人はいないんだと思いますけれども、こういう法律ができて地区指定がされると管理、監視をやるそういう場合の人の手...全文を見る
○須藤良太郎君 この出先強化も含めまして、環境庁の機構の拡充強化につきましては後で時間がありましたら長官にまたお願いいたしたいと思いますけれども、この野生動植物の最大の基盤を抱えております農水省、林野庁に対してお願いというかお聞きいたしたいと思います。  森林は野生動植物の最大...全文を見る
○須藤良太郎君 それで、国有林野が特に貴重な野生動物の生息地、生育地になっておるわけでありますけれども、いわゆる国有林野事業としてこの保護をどういうふうに図ってきたのかというのと、今回のこの法案に対しまして国有林野事業としての対応をどうするのか、その辺お聞かせいただきたいと思いま...全文を見る
○須藤良太郎君 くどいようでありますけれども、この国有林野の問題は国会でも相当問題になる大変重要な問題でございます。木材供給はもちろんでありますけれども、やはり自然環境の保護なりあるいは国土の保全、こういうことで非常に重要な機能をこの国有林野は持つわけでありますから、この多様な機...全文を見る
○須藤良太郎君 よろしくお願いします。  最後に、大臣に一、二お伺いいたしたいと思います。  白書がきのう出されたわけでありますけれども、これは持続可能な未来の地球への日本の挑戦、こういうテーマで出されておるわけでございます。二十年前にストックホルム会議が公害対策を主体にいわ...全文を見る
○須藤良太郎君 どうもありがとうございました。