関根則之

せきねのりゆき



当選回数回

関根則之の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月14日第136回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
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○関根則之君 最初に、報道によりますと、きのうからきょうにかけて大阪の方で検察、警察の捜索が大分行われているということでございます。  特にきのう、木津信用組合の方の捜査といいますか、役員の自宅を含めて行われたというふうに聞いていますが、きょうはまた末野興産の関係の捜査が行われ...全文を見る
○関根則之君 よくわからないんだけれども、末野興産をきょう捜索しているのは、木津信組の方の抵当証券の販売が詐欺に当たるんじゃないか、すぐにでも経済価値がなくなってしまうような証券を売りつけるということ自身が詐欺行為じゃないかという告訴だったと思うんです。それを、状況を知りながら末...全文を見る
○関根則之君 答弁を差し控えるとかなんとかというんじゃなくて、令状に何て書いてあるのかということを教えてください。
○関根則之君 いずれにしろ、今国民の関心は住専に対して公的資金を投入するということにある。確かにありますけれども、我々が選挙民の間をずっと回っていろいろ意見を聞いてみますと、それは、ただ予算で国の資金を使うこと自身に対して反対、反発の意向が出ていると、もちろんそれもありますけれど...全文を見る
○関根則之君 ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  末野興産というのが住専関連で今いろいろ取りざたされておりますけれども、いろんな関連でこの件そのものは住専とは直接関係はないんじゃないかと思うんです、木津の問題は。しかし、それがずっと絡んできて、いろんなひっかかりを持っ...全文を見る
○関根則之君 こういう事件は、人脈の上からもそれから金脈の上からもただ単に大阪だけの問題じゃないと思うんですね、それから特定の企業だけの問題じゃない、いろんな組織を通じて全国的な広がりを持っている事件じゃないかというような気がするんです。  ですから、とんでもないところへ関連が...全文を見る
○関根則之君 警察につきましては、以上で私の質問は終わります。  いずれにしろ、大変国民的な関心も高いケースでございますので、ひとつしっかり対応していただきますようにお願いをいたします。悪いことをしたやつがまくらを高くして寝ている、特にそれだけじゃなくて、人から恨まれるような生...全文を見る
○関根則之君 わかりました。機関委任事務等については、部会とは切り離して別にやっているということですね。ただ、今度の中間報告というのは、部会から上がってくる問題も含めて一緒に中間報告を出すわけですね。そういう理解をさせていただきます。  ところで、委員会が直接やっている機関委任...全文を見る
○関根則之君 きょうは農水と建設からおいでをいただいていると思いますけれども、そういう一連の推進委員会の方の考え方ももちろんまだ固まっていないようです。そういう状況の中で、しかしいろいろヒアリングなりそういうやりとりがあったんじゃないかと思うんです。今、大体の方向として、機関委任...全文を見る
○関根則之君 大変優等生的な御答弁をいただきました。その程度だと思いますよ。機関委任事務の廃止について、積極的にそういう方向でちゃんとやりますと言うわけにはなかなかいかないだろうと思います。  ただ問題は、ここでひとつ地方分権を思い切って進めていこうじゃないか、日本のいろんな制...全文を見る
○関根則之君 基本的には今の制度を守っていくというような考え方が示されたわけでございますけれども、今まさにこれから地方分権委員会におきましてもそういう問題につきましてどう持っていくか、そういう議論をしておりますし、それをこれから詰めていく段階でございますので、またその時点で問題提...全文を見る
○関根則之君 この問題につきましても、今ここで農林省の考え方を変えろなんてことを考えているわけじゃございませんけれども、これからの課題として、地域で、都道府県なり市町村で決定ができるような方向で議論がなされるものと思いますので、またその過程で議論を続けていきたいと思います。  ...全文を見る
○関根則之君 地方分権地方分権といってこれからいろんな権限が地方へおろされていく、国と地方との間の権限配分の見直しが行われるということになると、今その議論が、何を持っていくんだというような話で議論されておりますよ。しかし、今のままの市町村で何を持っていってどういうふうに処理できる...全文を見る
○関根則之君 基本的に一番基礎的な地方団体である市町村というものを重視していく考え方、これが自治省の伝統的な考え方であるし、現在でも行政局長はそういう考え方だということですから、それはそれでいいと思います。しかし、もしそういう考え方であるのなら、例えば今の中核市制度なんというのは...全文を見る
○関根則之君 時間がありませんからやりとりをやっていることができないんですけれども、私は、これからの地方自治というものを強化していくためには、本当に市町村というもの、都市を強化していく、そういう方向にやっていかなきゃいけないだろうと思うんですよ。道州制の問題、頭から道州制をとると...全文を見る
04月16日第136回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○関根則之君 平成八年度予算の審議でございますので、本来ならば大変厳しい財政状況に置かれております予算そのものについて突っ込んだ議論をしなければいけないんですけれども、住専問題というのが非常に大きな国民的関心を寄せられているわけでございます。この問題につきまして、衆議院の審議を通...全文を見る
○関根則之君 この規定は強行規定だと思うんですね。だから、こういう状態になったときには、会社の経理、帳簿というのは必ずその取り立て不能の額を控除して、例えば十億の債権があっても実際の取り立てば五億しかできそうもないなと思ったら帳簿に五億として計上して五億の損を出さなければいけない...全文を見る
○関根則之君 合理的判断に基づいて損が出ているか出ていないかを決めるんだ、それはやっぱり取締役の判断だ、こういうことですが、住専は一九九三年の段階で第二次再建計画をやっていますね。あの段階で既にもう取り立てば絶対無理よということがわかっていたわけですよ。もっと早くから実はわかって...全文を見る
○関根則之君 銀行法の規定によって、大蔵省は、住専もそうですけれども、住専に貸している銀行に対して監督権限があるわけですね。銀行は株式会社ですから、今申し上げた二百八十五条ノ四第二項が当然適用されているわけですよ。だから、平成四年ないし五年の段階でそういう経理をやっていないで、十...全文を見る
○関根則之君 今申し上げたような、母体行あるいは一般銀行もそうなんですけれども、住専に対する貸付金、債権、これがもう全然取り立て不能になっちゃって、今住専七社で十三兆円ばかりの債権があります、住専側からは負債ですけれども。その債権が大体六兆二千七百億円になっちゃっているんでしょう...全文を見る
○関根則之君 まことに無責任な答弁じゃないかというような気がしますよ。いかがですか、皆さん聞いていて。とんでもないですよ。監査役が監査するんだからちゃんとやっているはずだと、と思いますと、こういうことでしょう。それが本当になされているのかどうかを検査、監督する権限が、権限というの...全文を見る
○関根則之君 常日ごろから監督していて、例えば百万円とか一千万円ぐらいの金がどこかへ行っちゃった、取り立て不能になったといろんなら私はわかる、監督官をそんな大勢置くわけにいかないんですから。しかし、金額が違うでしょう。  それから、もうとっくに、平成二年ぐらいから住専が危ないよ...全文を見る
○関根則之君 自発的に撤回したんだと、こう言っているんですけれども、そうでもないんですよ。衆議院の審議で寺村参考人が、前の銀行局長ですけれども、三和から何か持ってきたと、それを見たときに係の人が、その案でひとつおやりになったらどうでしょうかと、そんな話を銀行の方にして帰ってもらっ...全文を見る
○関根則之君 そのときも私は問題があったと思う。現在も六兆二千七百億円の大穴があいちゃっているわけですよ、そうでしょう。これは全部母体行なり一般行、銀行が貸しているんですよ、ほかからも貸しているかもしれませんけれども。  大穴があいちゃっているのに、現に母体行の会計帳簿はどうな...全文を見る
○関根則之君 ことしの三月期の決算でやればそれでいいんだというのは、まことに法の運用として、こんなものは取り立て不能の額が発生した時点でそういう経理をしなきゃいけないんでしょう。そういう状態が発生してから既にもう四年、五年たっているわけですよ。それを、政府の資金をつぎ込んで、財政...全文を見る
○関根則之君 今いろいろ問題が起こっている中で、住専とか住専に関係ある銀行に大蔵省のOBの方がいわゆる天下りという形で何人ぐらい行っていらっしゃるか、現状をお知らせください。
○関根則之君 銀行、銀行。住専だけじゃないですよ。
○関根則之君 今、大蔵大臣は責任はないんだというような感じの答弁をなさいましたけれども、私は大変な責任があると思うんです。それで、それに対する国民からの非難が上がってきているんです。この際、こういう住専に関係した人たち、大蔵省の銀行局で銀行の監督をなさっていた方、直接はそういう仕...全文を見る
○関根則之君 その程度の感じ方では、この住専問題に政府資金を投入する、これはなかなか納得をいただくというわけにいかないんじゃないですか、そんな弱腰で。大蔵大臣一どうですか。
○関根則之君 金融機関一般じゃない、住専関連の金融機関ですよ。
○関根則之君 住専関連の金融機関に百三十八人いるんですよ。
○関根則之君 総理、今度のスキームの設定に当たって、政府が本腰を入れてこの問題を片づける体制といいますか、そういう対策が本当にできていたのかという気がして私はならないんですよ。今度の住専処理の案というのは、私は本質的に民間の私人間の対等な立場における和議だったんじゃないかと思いま...全文を見る
○関根則之君 対等な立場における私人間の和議に政府が入っていって、あっせんだとか調停だとか仲裁だとか、そういうことをやる場合がありますね。  労働省に伺いますが、労使関係が紛糾してきて国民生活に大変な影響が起こるなんというときには労働省で緊急調整をやったりしますね。あれだって結...全文を見る
○関根則之君 当然ないと思うんですよ。  それで、ともかく銀行は貸した金を取りに行かなくなっちゃったんですよ。そうでしょう。取りに行けば返してくれない。返してくれないとどうなるか。破産宣告なりなんなりをやるとそこで損金が出てきちゃうわけです。自分の任期中に損が出て決算で赤字計上...全文を見る
○関根則之君 私は何も非難をするためにこういう発言をしているんじゃないんですよ。最初申し上げましたように、国民がわからないんです、そこのところが。どうして政府は金を出さなきゃいけないんだということを素直な気持ちで私どもに言うわけですよ、後援会の集まりや何かに行きますと。ゆうべも実...全文を見る
○関根則之君 当事者の御協議によって話をするんだと、こういうお話ですよ。それはそうでしょう。余りコンフィスケーション、完全に強制収用みたいな形でやるなんということはなかなか難しいということは私もわかっているつもりです。しかし、それにしても、どうも役所サイドのリーダーシップといいま...全文を見る
○関根則之君 総理はこの住専処理案をお決めいただいたときの総理ではなかったということもあるわけでございますけれども、どうかひとつ、公的資金を使う以上、ただ和解だ、協議だ、当事者間の話し合いだということだけで、それにただ乗っているというような姿勢ではなくて、やっぱりそういう民間、私...全文を見る
○関根則之君 大蔵大臣の答弁、積極的な姿勢、これからも母体行の責任をさらに追及していくんだ、そういう姿勢について私は高く評価しますよ。しかし、惜しむらくは、これは住専処理を決める前に最善の努力をしてもらいたかった。しかし、いいことは遅くなってもやって悪いことじゃないんですから、ど...全文を見る
○関根則之君 母体行が一般行の立場として住専七社に貸し付けている金額がありますね。その金額は幾らぐらいですか。そのうち、今度の処理の中で返してもらう金額は幾らですか。
○関根則之君 幾ら。
○関根則之君 どうしてはっきり数字を言わないんですか。八割だったら一兆六千八百億返してもらうんでしょう。そんなものは母体行として返してもらうんじゃないよ。一般行として貸していたからその分を返してもらうんだといったって、母体行というのは一つの銀行なんです、それぞれの銀行なんです。そ...全文を見る
○関根則之君 法律上の立場が違うということはわかるんです。一般行として貸しているんだ、親元として貸しているんじゃないということはわかるけれども、しかし銀行なんというのはみんな重なっているじゃないですか。母体行であり一般行であるんですよ、そうでしょう。百六十八か何かが母体行でしょう...全文を見る
○関根則之君 日本の銀行経営というのは、一般の企業でもそうなんでしょうけれども、含み資産を非常に持っている。特に。右肩上がりに高度成長を続けているようなときなんかは地価が上がっていますから、物すごい含み資産を持っていたというんですね。母体行の含み資産というのは現時点で大分下がって...全文を見る
○関根則之君 推計でいいんですから、大体このぐらいになるんじゃないかと計算ですぐできるじゃないですか。今電卓がないからちょっと計算できないんだけれども、すぐできるんです。そういうふうに大蔵はともかく数字をできるだけ言わない。何で言わないんだ。さっきだってそうでしょう。一般行として...全文を見る
○関根則之君 負担を保険料という形で求めるというのはなかなか難しいと思いますけれども、一年間で六百七十億になるんですから十年で六千七百億になるわけです。十五年かかるというんですから、十五年間それをもしいただけば、利子分まで含めて政府資金に、公的資金に相当する金額というのはここで財...全文を見る
○関根則之君 大蔵大臣はきのうの御答弁でも相当前向きに、母体行に対してさらなる寄与をお願いしているというお話がありました。先ほど私の質問に対しましても、これからも母体行に対してそういう対応をしていきたいという趣旨の御答弁があったと思います。  そこで、まだまだお聞きしたいことは...全文を見る
○関根則之君 終わります。
05月02日第136回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○関根則之君 自由民主党の関根則之でございます。証人に対しましてきょうは国民の立場からいろいろと証言を求めてまいりたいと思っております。  住専処理案ができまして、それに対する論議が随分長い間続いておりますけれども、いまだ大部分の国民からは、住専処理に税金を投入するということに...全文を見る
○関根則之君 手短に。それはわかっています。
○関根則之君 貸付額を全額放棄すればそれが最大限だというお話がありましたけれども、私はそれはおかしいと思うんです。全く関係のない人がたまたま貸し主として出ていって、いわゆる貸出側として、貸出行として負担をするというのは貸した金額でいいと思うんです。しかし、母体行の場合は、関係のな...全文を見る
○関根則之君 ちょっと待って。そこ、答えだけでいいです。
○関根則之君 五百一億円の間違いではございませんか。
○関根則之君 時間が極めて限られておりますので、証言はできるだけ手短にぜひお願いを申し上げます。  実は私どもは、八年の四月二十四日に、大蔵省を通じまして住宅ローンサービスから提出していただきました、これは予算委員会に正式に、議長あてに提出していただいた資料で、富士銀行の母体行...全文を見る
○関根則之君 それはあなたがそういうふうに考えているだけなんですか、それとも銀行協会の中でみんなで申し合わせをしたようなことなのか。  母体行が七つありますよね、おたくの住宅ローンサービスの場合は。その残りの六社も全部そういう打ち合わせであるのか、その辺どうですか。
○関根則之君 大蔵の了解は得ておりますか。得ていると……。
○関根則之君 いつ、どこで、どういう形で了解を得ましたか。
○関根則之君 定かに記憶していただかないと困るんですよ、そのことは。  大蔵省は、今まで衆議院の予算委員会、それから我が方でも、参議院の本会議でもこの住専問題、しかも母体行がどういう形で責任を果たすのかという大問題なんですよ。そのときに、母体行は貸付残高全額を負担しますと言って...全文を見る
○関根則之君 あなた方の中でどんな議論をしても、そんなことは世の中に通用しないんですよ。まさにあなた方がつくった子会社が破産状態になっちゃった。まさに破産なんですね。そういう状況になっちゃっているんでしょう。それに公費の六千八百五十億もつぎ込もうと言っているんですよ。そのときに自...全文を見る
○関根則之君 これは大体いつ貸したんですか、百億。預金担保とかいう形で提供したんですと言っていますけど、貸付金には間違いないでしょう。そこをもう一回確認します。それから、いつ提供したのか、それ。
○関根則之君 今度の住専の処理スキームというのは、さっきも言ったけれども、繰り返させないでくださいよ、去年の夏から詰めてきて、実態調査は八月から九月にかけてですよね、それをもとに十二月に決めたわけです。しかも、これは平成五年でしょう。五年の貸付金なんというものはその後もどんどん追...全文を見る
○関根則之君 自分のところで都合のいいようにしてもらっても困る。当然、貸付残高は五百一億あるものとしてスキームができ上がって、それを国会にも報告し、そういうことで全体システムが動いているんですからね。  そんなことを言ったらほかにもあるんじゃないですか。ほかにもありませんか、こ...全文を見る
○関根則之君 もう時間も大分過ぎちゃいましたから、押し問答していてもどうにもならない。私は絶対納得しません。国民の皆さんも納得しないと思う。だけれども、あなたと今ここで幾らやってもどうにもならない。だから、一応この問題はこれからの参議院の予算委員会における大きな問題として引き続き...全文を見る
○関根則之君 それでは、これはきちっと確認しないと、そんなあやふやな証言では受けるわけにはいかないんですよ。あなたは知っていて隠しているのかもしれないじゃないですか。きちっとしてください。ひとつお願いします。
○関根則之君 ということは、その書類を出して、それでこれでよろしいという承認をもらったということですか。
○関根則之君 これは極めて重要なことなんですよ。  いずれにいたしましても、この問題は大蔵省のだれに了解を得ているのかいないのかわからないと言うけれども、そこのところをもう少し細かく正確なところをもう一回よく調べていただいて、この委員会に報告していただきたいと思います。  そ...全文を見る
○関根則之君 第一勧銀を通じてという話にすりかえちゃっているんですよ。  私が最初に聞いたときは大蔵省の了解も得ておりますと言ったんだよ。だけれども、だれにいつどこでと聞いたら、それはわかりませんと、こういう話から発展してきたんでしょう。あなたはその前の私の質問に対するきちっと...全文を見る
○関根則之君 それから、今まで対外的に一月十九日に初めて勧銀を通じて大蔵へ出したと言うけれども、その前に我が方の母体行責任は四百一億円ですよということを外に出して言ってないとさつき言いましたよね。どうして言わなかったのか。隠しておかなきゃいけないから言わなかったのか。その辺はどう...全文を見る
○関根則之君 それでは次に移ります。  先ほど、冒頭の委員長尋問に対しまして橋本証人は、富士銀行の頭取としてだけではなくて、全銀協の会長としていろいろとスキームその他について相談にあずかった、こういうお話でございましたので、その立場からの尋問でございます。  このスキームの中...全文を見る
○関根則之君 あるかないかでいいんですよ。
○関根則之君 委員長、注意してください。聞いていることだけに答えてください。
○関根則之君 こういうふうに両方、母体行としての貸付額と一般行として貸付額を持っている人たちはごちゃごちゃになつちやうからよくわからない。  たまたま東京銀行というのがあるんですよ、今合併しちゃっていますけれども。単独で残っているときには母体行としての貸付残高ゼロなんです。とい...全文を見る
○関根則之君 七二七ですか。七兆二千……。
○関根則之君 七兆五千億。はい。  あなたが今そういう説明すると、かえって逆なんですよ。損失が七兆円ということになると、配当率は四割いかないんじゃないですか。それにもかかわらず六割近い配当、五五%の配当をもらうんですよ。こんなスキームというのはおかしい。何かそこに私はスキームそ...全文を見る
○関根則之君 母体行として、また一般行として住専に対しましていろいろと、富士銀行だけじゃありませんけれども、母体行がかかわりを持っております。その中で一番大きいのは、私は人的なかかわりだと思うんです。  それで、時間がありませんから一々御説明をいただいている暇がないのでこちらか...全文を見る
○関根則之君 そのうち、いろんな役職でお出になっているんですけれども、まず兼務で、富士の常務さんがずっと各年度とも必ず一名ずつ非常勤の取締役として住宅ローンサービスヘおいでになっている。それから、平成三年から四、五、六と四年間につきましては、おたくの退職後のOBの方が住宅ローンの...全文を見る
○関根則之君 そういう意味で、人的な面でも非常に深くかかわっていたと思います。  それから、非常に問題になりますのが紹介融資でございます。紹介融資の中で二、三ちょっとお尋ねをしたいことがあるんですが、仙台にエスケージーという会社がございますね。この会社はホテルとかレストランとか...全文を見る
○関根則之君 富士銀が貸している額は総額で、直貸したと思いますが、五十三億五千万、トータルですけれども。それは全額回収されておりますね。ところが、哀れ地銀生保の方は肩がわりをした、二十五億円貸し付けたらしいんですが、それは残念ながら現在のところ全額損失になるんではないかという状況...全文を見る
○関根則之君 それで、問題は担保設定なんです。担保設定は、第一順位がジェーエムシークレジット、それが十五億ついているんです。それから、第二順位がセントラルリースという会社とサン・アミティという会社と芙蓉総合開発という会社なんですね。それで、第四順位といいますか、一番遅い方の順位に...全文を見る
○関根則之君 こういう肩がわりをやって、富士銀そのものは何とか損失を大きくしないで丸々これは回収しているわけです。絵画ローンとか最初のJMCC保証の十五億、しかしこの二つはいずれ、大丈夫なんじゃないですか、セゾンの保証がついているわけですからね。まあしかし、そこは問いません。 ...全文を見る
○関根則之君 きのう、住総の原社長さんに証言をいただきましたときの話だったと思いますが、還元融資というのが母体行と住専の間、母体行だけじゃないのかもしれませんけれども、住専に紹介をしたときに、紹介額に応じてその全額相当額を一週間の通知預金で、バックファイナンスというような言葉をお...全文を見る
○関根則之君 残念ながら、少しその辺を詰めていきたいと思いましたけれども、時間がなくなりましたので最後に申し上げておきたいと思います。  母体行として住専に対しましていろいろな影響力の行使をやってまいりました。ところが、富士銀としては、現在、有価証券の含み益一つとりましても六千...全文を見る
06月11日第136回国会 参議院 金融問題等に関する特別委員会 第3号
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○関根則之君 自由民主党の関根則之でございます。  きょうは、自由民主党を代表いたします質問の一番手を承りまして、金融関係法案等につきまして御質問を申し上げます。テレビが入っておりますので、いつも申し上げますけれども、私に答弁するんではなくて、私の後ろで聞いていらっしゃいます国...全文を見る
○関根則之君 総理を初め政府のサイドにおきまして、真剣に対応して何らかの解決策を見出したいということで御努力をいただいていることはわかりました。しかし、これは今の時点でまだ解決策としてこうやろうという案は見つかっていないという状況でございますか。
○関根則之君 ただいまの答弁の中で総理はできるだけ早くこの法案を通していただきたいと、こういうお話がありましたけれども、私どもは違うんですよ、順序が。この法案を通すためには何とかその解決策を、国民の負担をなくす方策を、ああこういうふうにやるんだなということをきちっと確定していただ...全文を見る
○関根則之君 新基金をつくるとかあるいは従来の安定化基金を使うとか、まだそういうことについての具体的な判断はできていない、こういうことのようでございます。しかし、大体今週いっぱいぐらいでこの委員会の審議もできたら終えたいというような話もあるぐらいですから、そんなにのんびりしていた...全文を見る
○関根則之君 多少の法案の修正は必要だというようなお話ですが、私は、やりようによるとそんなに大きな修正をしなくても済むんじゃないかなと、そんな感じがします、場合によれば。ですから、そういう方式が、うまく話がつけば、それこそ一日、一日ぐらいで修正案をぱんぱんとやるということだって不...全文を見る
○関根則之君 事務当局だから余りはっきりした答弁をいただけなかったんですけれども、要するに、基本的には日銀の目的の範囲内だし、これでいっていけないことはないかもしれないけれども、より明確にするために明文の規定を置いたんだと、こういう説明ですよね。私は、法制局の法案審査のやり方の問...全文を見る
○関根則之君 ぜひ日本銀行も含めて、日本銀行は、私は知らないのよと言うのは本当におかしいと思うんですよ。日本銀行法の第一条の目的が、さっき申し上げましたように、日本における金融の調整と信用制度の維持のために存在する、それが日銀なんですから、まさに日銀がしょっぱなを切ってやらなきゃ...全文を見る
○関根則之君 余り細かい法律のつくり方の問題で時間をつぶす余裕はありませんからそれはいいんですけれども、今御答弁をいただきましたように、ぜひひとつ大臣、日銀法をも含めて積極的な対応をしていただきたい。  また、法制局長官にもお願いをしておきますけれども、ぜひそういうときに、わざ...全文を見る
○関根則之君 そんな例はないんですよ。私も全部調べたわけじゃありませんけれども、いろいろ学問の先輩や後輩の皆さんから教えていただいておりますけれども、そんな例はないと言うんですね。だから、これは単なる隠れみのなんですよ。母体行その他の関係者の隠れみのですよ。そこのところを大蔵省は...全文を見る
○関根則之君 銀行局長の答弁の限界だろうと思いますからこれ以上深追いしませんけれども、ともかく裁判というのは、裁判官がいて、弁護人がいて、両当事者がいて、そこで具体的に証拠を挙げて弁論を闘わせて決めることだから、どういう裁判でどっちが勝つなんということは言えないんです。しかし、法...全文を見る
○関根則之君 国民の皆様に誤解があるといけないから、私はそこのところははっきりさせたいんですよ。  今のように、大蔵省に聞きますと、確かに単年度の業務純益は四兆七千億の業務純益が上がっているけれども、不良債権を抱えていてそれを償却したから決算は赤字ですと、こう言っているんですよ...全文を見る
○関根則之君 そこで私は、国債関係だけだという説明について大変疑問を持っているんです。そうじゃないんじゃないかと思うんですよ。  一つは、やっぱり金利が低下してきたからだと思います。今、公定歩合は〇・五%でしょう。バブル期に金利はずっと低く抑えてきて、バブル期の最終段階でちょっ...全文を見る
○関根則之君 私は与党質問なんですよ。だから、余り大蔵省をやっつけちゃうわけにはいかない。  ただ問題は、そういう傾向として、皆さんだって高等学校で比例とか反比例とか、今は小学校で教えますか、そういう話を御勉強にな。たと思いますよ。しかし、こんなきれいな形で物事が相関関係で、金...全文を見る
○関根則之君 今、大臣からお話がありましたように、新ゴールドプランにつぎ込む年間の国費というのは七千億欠けるんですよ。総理、去年が大体六千億ですから、一千億、一生懸命力を入れていただいて三〇%近くふやしていただいたんですよ。これは非常にありがたいことだけれども、しかし絶対量とすれ...全文を見る
○関根則之君 そういう銀行の業績がいい状況ですから、私は、一方で、預金金利全体の水準を今すぐに上げることはできない、総理の経済政策の基本としてもそれは無理なんだというお話はよくわかります。しかし、特に社会的に弱い立場にある人たち、お年寄りですよ、この人たちに対して私はもっともっと...全文を見る
○関根則之君 消極的になったり制限を加える立場ではないという、それだからだめなんですよ。今現に福祉定期については通達を出してやっているわけでしょう、四・一五%の特別金利であれは銀行局が通達を出しているんですよ。一斉の通達じゃないようですよ、グループごとに何か連絡をしているようです...全文を見る
○関根則之君 最初に申し上げた私どもの申し入れば、できるだけ少なくするなんてものじゃないんですよ。読んでみましょうか。「国民の負担を可能な限りなくすよう努めること。」と、そういうことなんですよ。軽減してもらってそれで結構という話じゃないんですよ。実質的にゼロにしてくれ、なくしてく...全文を見る
○関根則之君 銀行局長の答弁を求めたわけではございません。  既に十二月の段階で考えていた銀行の経営状況と、ことし、今の時点での銀行の経営状況、利益の状況というのは違っているんです。二兆円ばかり違っているわけですよ。そういうものをもとにして、今の時点で物を考えていただきたいと思...全文を見る
○関根則之君 迫力がないなんてとんでもないという御答弁ですから、私も総理が御苦労いただいているということはよくわかっています。さらにひとつ馬力をかけてやっていただきたいとお願いをいたしておきます。  それで、問題は、法律上限界があるんだというようなお話をよくお聞きするんですが、...全文を見る
○関根則之君 護送船団方式をやめて自己責任の原則にのっとった銀行経営をやってもらう、そろいう物の考え方だと、こういうお話ですよね。  ところか、銀行というのは片っ方で免許制度が残っているんですよね。免許制度というのは何のためにあるんですか。免許の条件、銀行法の四条に書いてありま...全文を見る
○関根則之君 早期是正措置を講じて預金者の立場が守られる。そうですよね、銀行がそれによって悪いところを早く直して健全経営に戻れば、それで預金者も安心なんですよね。それはそれでいいと思うんですよ。ところが一方では、自己責任だ自己責任だといって、悪かったらつぷしちやうのよと、いつまで...全文を見る
○関根則之君 そういうお話もありますけれども、私は今、長い間お勤めをして退職をされた方々がどの程度の預金を持っているのか、そういうことを調べた数字がありますね。これは貯蓄動向調査報告、総務庁統計局で出していますけれども、どのくらいになっていますか、六十五歳以上。
○関根則之君 こういう数字を言うときも一番低い数字を言うんですよね、銀行局というのは。どういうことなんですかね。  貯蓄総額は二千五百六十三万円なんですよ。そのうち通貨性の預貯金は千五百九十万、それの内訳として、銀行に預けているのが幾らかというと千八十二万なんですよ。全体では二...全文を見る
○関根則之君 考えられていく問題だと思いますなんて、そんなよそごとみたいなことを言ってもらっちゃ困るんですよ。今まさにあなた方が提案している法案は、五年後にはペイオフやりますよということでしょう。ペイオフというのは恐ろしいことですよ。銀行の経営がうまくなくて、大蔵省は保証している...全文を見る
○関根則之君 五年後の問題ですよ。
○関根則之君 料率の話が出ましたから申し上げますけれども、今度は一律料率ですよね、一定料率。アメリカでは料率に格差を設けているでしょう。経営のいい銀行、非常によく能率的にやっている銀行については定額ですよね、一銀行二千ドルで結構ですと、定率ですよ。それから、一番低いのが〇・〇三%...全文を見る
○関根則之君 事務的な説明はそういうことだと思うんですけれども、私は、今度せっかくこういう、護送船団方式をやめてその結果が国民にどろいうふうに返ってくるんだということ、そこを考えながらいろいろと運営をしていっていただきたいと思うんですよ。それは効率のいい銀行、そわが効果を発揮して...全文を見る
○関根則之君 保岡先生にお見えいただいておりますので御質問申し上げます。  今度、議員立法で保岡先生たちを中心にしまして提案がなされているわけでございまして、一年間の時効の停止の法案と、それからいわゆる住専の債権回収に当たりまして暴力団が建物を占拠しちゃってなかなか競売がうまく...全文を見る
○関根則之君 ありがとうございました。終わります。(拍手)
10月31日第137回国会 参議院 地方行政委員打合会 閉会後第1号
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○関根則之君 最初に、今の国家公安委員長の御説明に対しましてちょっとただしておきたいと思います。  狙撃は、警察官がおれがやったということで自分で認める供述をしているということなんですけれども、その中にどうも教団の幹部が関与したんじゃないか、そういう話も聞こえてくるんですけれど...全文を見る
○関根則之君 今、捜査を進めている段階だから一切言えないなんてそんな組織の中に物事を包み込んでしまう、隠してしまうというような答弁はだめですよ。もう時代は変わってきているんです。この間の厚生省の薬害エイズの問題から、役人がこういう場へ出てどんどん積極的に発言していく。言えないとい...全文を見る
○関根則之君 差し控えてもらっちゃ困るんですよ。だからそういうことをきちっと、こういう事実があったとかないとか、そこのところを言わなきゃわけがわからないじゃないですか。それを解明するためにきょうこの委員会を開いているんですからね、それはもうきちっとやってもらわなきゃいけない。委員...全文を見る
○関根則之君 事情聴取をしておる、そんなこと当たり前の話ですよ、警察は捜査するためにあるんですから。事情聴取はしているだろうけれども、その過程で少なくも警察内部から情報が流れていたということを公判廷できちっと証言しているわけですから、そういう情報が流れていたのかいなかったのか、い...全文を見る
○関根則之君 どういうことなのかよくわからないんだけれども、それではあなたの方は、そういう発言があって情報が流れたという事実があるかないかをずっと捜査しているけれども、その過程で情報を流したという事実がないとも言えないということですね。あるとも言えない、ないとも言えないということ...全文を見る
○関根則之君 これから捜査が進んだ段階で、結論としてあるという結論が出るであろうとか、ないという結論が出るであろうとか、それは今の段階で私は言えないと思うんですね、捜査を完了しなきゃわからないんだから。しかし、今までの捜査の段階で、警察官からそういういろんな情報が流れたという事実...全文を見る
○関根則之君 どうも局長の答弁がおかしいんだな。井上被告が公判廷で証言した事実はつかんでいないというのは、それはどういう意味なんですか。証言したなんということはゆうべの新聞ではっきりわかっているんで、法廷へ聞けばすぐわかるじゃないですか。  そうじゃなくて、きのう井上被告が公判...全文を見る
○関根則之君 事実関係で余り時間をとっちゃうわけにいきませんから。  しかし、今まであなた方は、捜査に関することですから内容は言えませんということでずっと通してきているんですよ。これからは、そういうやり方は捜査の段階であっても私はもうやめるべきだと思う。もう少し情報を外へ出して...全文を見る
○関根則之君 公安委員長が本当に重大な問題だと認識なさっていらっしゃるということで了といたしますけれども、言葉ではもう言いあらわせないような重大な問題だと私は思っておりますので、ぜひひとつそういうつもりでこの問題に対応してもらいたいと思います。  そして、その中で特に国民からは...全文を見る
○関根則之君 身内だから隠してしまうということは私もないと思います。そんなこと絶対やってもらっては困る。ないと局長が言明するんですから、これは長官も公安委員長もそうだと思うんですが、そういうふうに理解をします。  時間がありませんから進めます。  しかし、それにしてもどうも警...全文を見る
○関根則之君 それこそ情報に関しては一般の国民よりもはるかに情報収集能力を持っている警察が、あれだけ世間でオウムの行動について問題になって、しかも坂本弁護士の問題に関連しても物すごい量の情報が流れているわけでしょう。そのときに、こんな自分の身内の中にオウムの信者がいるなんというこ...全文を見る
○関根則之君 信教の自由とかそういうものを侵してはならないということは憲法の原則ですから、それはもうきちっと守らなきゃいけないと思いますよ。しかし、組織が危険にさらされる、それから宗教そのものは別としても、少なくもオウム真理教というものに対して一斉捜査が始まったわけでしょう。そう...全文を見る
○関根則之君 幾ら言ってもあなた方は、その人数がどのくらいいたとかそういう話ができないと言うんだから、これはもう水かけ論になって時間を浪費しますので、それはそういうふうにしておきますが、私はその程度のことはきちっと報告をすべきであるという考え方をしていますから、これからのいろいろ...全文を見る
○関根則之君 そうすると、直後に受けたんですから大体五カ月ですね、五カ月間警視総監のところで温めちゃった、それで警察庁へは全然連絡しなかったと、そういうことで理解をしていいですか。
○関根則之君 それは大問題だと思うんですよ。とんでもない。さっき申し上げたように、これは二重の意味で物すごい重大な問題ですよ。警察組織全体が攻撃を受けたんですから、トップがやられたんですからね。しかも、それはおれがやりましたと言って現職警官が中から名乗り出ているわけですから。それ...全文を見る
○関根則之君 取り調べをしているということはもうずっと前に、十月十五日以前に報告を受けていたんですね、警察庁は。確認します。
○関根則之君 十五日以前は知らなかった。
○関根則之君 問題が重大な問題だけに、警察全体の情報収集というのが非常に甘いんじゃないかなという感じを今の答弁でますます私は深くしたんですね。  それで、都の公安委員会はいつ報告を受けましたか。
○関根則之君 そうすると、東京都の公安委員会は約五カ月間情報を知らされていなかったということですか。これは重大な問題ですよ。  民主警察と言うんですよ、今の警察は、私が言う必要はないが。民主的なコントロールのもとに置かれている、治安維持のための、秩序を維持するための、人の命を守...全文を見る
○関根則之君 委員長のお立場もよくわかります。海のものとも山のものともわからないような、本当なのかうそなのかわからないようなでたらめな証言なり自供をほいほいと信じて大騒ぎして、あっちへも上げるこっちへも上げる、それはやっぱり慎重にやらなきゃいけないと思うんですよ。また、自供した人...全文を見る
○関根則之君 船の航行に支障が生ずるから運輸省との関係もあるというようなこと、それから河川管理に関連しますから建設省との関連も出てくるだろうと思います。そういった各省にわたる問題などについても積極的に協力を求めてやっていく必要があると思いますけれども、いかがですか。
○関根則之君 今までの問題につきまして限られた部内だけでやっていたそのことが、自供をしている警察官が本当にやったのかどうか、その捜査の進捗をおくらせてしまったんではないか、私はそんな心配を実はしているんですよ。だから、それはこれから徹底的に皆さんの中で検証してもらって、事案の重大...全文を見る
○関根則之君 そういうかたい決意のもとに全力を挙げて事案の解明をやっていくということでございますが、ぜひひとつ全力を挙げて、国民も非常に関心を持っていることですから、やっていただきたいと思います。一日も早い解決をしていただきますように。  しかし、それが終わりましたら責任問題と...全文を見る
○関根則之君 終わります。
11月28日第138回国会 参議院 地方行政委員会 閉会後第1号
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○関根則之君 最初に、自治省にお伺いをいたします。  政治団体の収支報告というのは、法律によりますと、その団体のすべての収支を報告するということになっていると囲いいます。したがって、政治団体か例えば政治活動以外の事業をやっている場合に、政治活動以外の収入とか支出があった場合に、...全文を見る
○関根則之君 そうしますと、この年金会というのは、何か年金会の名のもとにオレンジ共済という事業をおやりになっていたというふうに聞きますけれども、その年金会かオレンジ共済ということを一つの自分の団体の事業としてやっていた場合には、その共済事業に伴う掛金がいろいろ入るのか、あるいは預...全文を見る
○関根則之君 今、提出をしていただきましたぺーパーによりますと、また今、部長さんから報告がありましたように、年金会の収支報告は、五、六、七年分についてはゼロ、ゼロになっておりますけれども、二年、三年、四年の官報公示の数字によると数字が挙がっていますね。  そこで、例えば収入の方...全文を見る
○関根則之君 支出は。
○関根則之君 わかりました。  ですから、もし仮にこの年金会という政治団体が共済事業を別途やっているとすれば、それが平成三年なり四年なりに、仮定ですけれども、あったとすれば、当然この中には組織活動費のほかに何らかの形で事業に伴う収支として報告がなされるべきものであった。そういう...全文を見る
○関根則之君 実態を把握する立場にない、まことに情けない。来たものをただ受けているだけです、それが自治省の仕事ですと、こういうお話で、そのことについてはいろいろ問題がある。しかし、これは立法に絡む問題ですから、あなた方を幾ら問い詰めてみてもしょうがないお話だと思います。  いず...全文を見る
○関根則之君 話題を変えまして、この年金会に関連をいたしまして、年金会からここ数年間に主要な政党に対して、まあいろんな政党もあるんでしょうけれども、そういう細かいところは別として、重立った政党に対して献金が行われている旨の政治資金規正法上の収支報告があったかどうか、ちょっと教えて...全文を見る
○関根則之君 平成七年度だと思いますけれども、新進党の比例代表二十八総支部に対しましてオレンジ共済から献金があったんじゃないかと思いますけれども、収支報告上どうなっておりますか。
○関根則之君 オレンジ共済という名前で献金がそういった収支報告上出てきているのは、今言った新進党の比例代表二十八総支部だけですか。それとも、そのほかにも何かありますか。悉皆調査はなかなか難しいと思いますけれども、わかる範囲で教えてください。
○関根則之君 悉皆調査はしていないからすべて漏れなくということは難しいけれども、重立ったところではこの問題がはっきり収支報告で出てきているということです。しかし、金額は幾らなのか、この問題について。収支報告で幾ら報告になっていますか、この総支部に対して。
○関根則之君 五百万円という金額ですけれども、いずれにいたしましても、今いろいろと問題になっておりますこのオレンジ共済から少なくも五百万円が政治献金として政治の世界に流れているということは明らかになったんではないかと思います。  次の問題に移りますが、政治団体として三つほどあり...全文を見る
○関根則之君 大臣がお見えいただきましたのでお尋ねをいたしますが、きょうこの委員会に定刻に御出席をいただけなかった理由は国家公安委員会が行われていたということのようでございますけれども、どんな案件でどういうことが決まったか、ちょっと御報告いただけませんか。
○関根則之君 出席がおくれたことについてとやかく言っているんじゃなくて、どんな案件であったのかお聞きをしたんです。  結局、処分をなさったわけですか。警視総監並びにそのほかの部下に対して処分をしたのかどうか、それから警視総監に対して辞職を許可したのかどうか、そこだけちょっとお答...全文を見る
○関根則之君 わかりました。井上総監に対しては処分はしていないんですね。見方はいろいろあると思いますけれども、それはわかりました。承っておきます。  本題に入ります。  オレンジ共済の問題につきまして先ほど報告をいただいたわけですけれども、大分これは広がりが広いんじゃないかと...全文を見る
○関根則之君 五十億集めたその資金は、ちゃんと運用なり、どこか預けるなり、きちんと確保されているのかどうか。要するに、資金はちゃんと行き先がわかっているのかどうか、あるいはどこかとんでもないところへ行っちゃって行き先がわからないというような状況になっているのかどうか。また、その運...全文を見る
○関根則之君 一年で六・七四%、もう少し長くなると七%を超すような金利だというんでしょう。そのためには相当な有利な運用を、創意工夫を凝らして新規事業で有望なものをつくるとか、そういうところへ投資するとか、そういうことがなければいけないと思うんですよ。そういうようないわゆる約束をし...全文を見る
○関根則之君 そんな紋切り型の答弁だけでは、何のために警察所管の参議院の常任委員会がこの委員会を開いたかわからなくなっちゃうんですよ。既に被疑者はいるわけですかな、この問題は。いずれにしろ捜査が始まっているわけですから、そういう状況の中で捜査に直接影響が出てくる、うっかりしたこと...全文を見る
○関根則之君 なかなかはっきりした御答弁がいただけないんですけれども、仮に今は出資法違反という嫌疑で捜査を進めているけれども、調べていくうちにこれはどうも詐欺の条項に該当する、構成要件を満たすんじゃないかということがわかってくれば、その段階できちっと対応していきます、法律に照らし...全文を見る
○関根則之君 そもそもオレンジ共済はどうしてこんな事業を、最初はいわゆる損害保険みたいな形で始めたんですね。それがだんだんいつの間にかオレンジスーパー定期、それから最近はオレンジスーパーファンドと言っているんですか、何かそういうことに発展してきた。  このオレンジ共済というもの...全文を見る
○関根則之君 それでは、あなた方がそもそもこの捜査を始めた発端はどこがきっかけで、だれかから投書があったとかいろんなことがあるでしょうけれども、どういうきっかけでこのオレンジ共済について、年金会について捜査を始めたんですか。
○関根則之君 だから、その投書だって国民の健全な常識なんですよ。今のような経済情勢の中で、郵便貯金にしたって、百万円預けて二千五百円とか三千円とかそういう利子しかつかないわけでしょう。そういうときに七%ですよ。百万円で七万円返ってくるということですからね。何か三年で二十一万円ぐら...全文を見る
○関根則之君 どうもかっちりした返事が返ってこないんでむなしい思いはいたしますが、いろいろ世間では非常に関心を持っているわけですよ。世間話を我々は追いかけているつもりはありません、そんな暇じゃないんですから。ただ、国民が物すごくこれに関心を持っているんですよ。しかも、これが政界と...全文を見る
○関根則之君 確認はしていないけれども、そういうことについて事実関係が本当にあるのかどうか、捜査しているのかどうかということを続けて答弁してください。  それからもう一つは、ことしの六月に前衆議院議員に対しまして三千万が渡された。その資金がこのオレンジ共済のお金ではなかったのか...全文を見る
○関根則之君 これでは何のために開いたのかわからなくなっちゃう。だから、それはさっきも申し上げたように、犯人捜査に物すごい支障があるとか悪いことをしたやつが逃げちゃうとか、そういうことに直接関係があれば別ですけれども、そうでなければ、こういうことについてはこういうことがありはしな...全文を見る
○関根則之君 委員長、どうもありがとうございました。  それで、ちょっと話は別になりますが、何かオレンジ共済の運転手が逮捕されたという話を聞いておりますけれども、事案の内容はどういうことなのか。それから、これは資金を集めたという問題と何か関係があるのかどうか、出資法違反の事案と...全文を見る
○関根則之君 たまたまその運転手が個人的にそういう銃刀法違反の飛び出しナイフを持っていたとかいろんな話がある。それから、覚せい割との関連があったということで、これはもう個人の問題だということなのかもしれないけれども、しかしまだ捜査していないということですから、そこのところはしっか...全文を見る
○関根則之君 終わります。
11月29日第139回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第1号
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○関根則之君 私は、委員長に武田節子君を推薦することの動議を提出いたします。