瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、障害者プランと施策の推進について質問をさせていただきます。  二〇〇二年度までに障害者施策の充実を図る国の障害者プランは、策定から二年目に入りました。このプランは総理府が取りまとめて推進してきたものですけれども、それだ...全文を見る
○瀬古委員 確かに数量化できないものもありますけれども、しかし、厚生省以外はほとんど数量化されていないのですね。それでフォローアップといったって、そのままでしょう、出たまま。何フォローアップやっているのですか。全然されていないですね。少なくとも総理府がそれをまとめて横断的に総合的...全文を見る
○瀬古委員 お金がないと言いますけれども、私たちはもちろん、むだ遣いをちゃんとなくしなさいということを言っております。むだな公共事業を本当に見直すことだとか、アメリカのための軍事費をうんと減らすことだとか、医療の問題だって、先ほど出ておりましたけれども、薬にもっとメスを入れなさい...全文を見る
○瀬古委員 私は、実情はもちろん聞いてみえるかもしれませんが、その緊急性というか、本当にもう極限状態というかぎりぎりのところなんだというところを、厚生省、認識弱いと思うのです。そういう意味では、ぜひ家族の実態調査を、今どういう事態にあるのかというのをやっていただきたいと思うのです...全文を見る
○瀬古委員 大臣、どうですか、ぜひ家族の実態調査をしてほしいという声が本当にあるのですよ。
○瀬古委員 ぜひお願いしたいと思います。  では、具体的に施策がかみ合っていないという問題についてお聞きしたいと思うのですね。  今、障害者と家族が一番切実に求めているのは何か。例えば通所型の施設の増設とか補助の増額をうんとやってほしいというのが切実な声としてあるわけですね。...全文を見る
○瀬古委員 これは、名古屋の港区にあります共同作業所の子供たちがつくったタペストリーなんです。ともかく手にいっぱい絵の具をつけて、手が使えない子は足にも絵の具をつけて、これをクリスマスのためにつくった、こういうものなんです。もう毎日、子供たちがこれをつくるのに本当に苦労しながら、...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、安定して継続的なものをつくっていくというのは大事だと思うのですよ。でも実際には、授産施設でいえば自分で通ってきてくださいとか、デイサービスは週二日しかないとか、重度の子供たちは通えないのですね。それで、やむを得ずお母さんたちが自分たちでつくって、市町村ももう...全文を見る
○瀬古委員 ぜひこの問題は、先ほど二千五百カ所と言ったけれども、もう五千カ所ぐらいに広がっていますし、実際には百十万程度ではとてもやり切れないという状態なんですね。障害者団体が一致してこれだけは検討してほしいと言っているわけですから、こういう声を聞かずに今あるのでやりますよなんて...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございます。ぜひ御検討願いたいと思います。  次に、精神障害者の問題についてお聞きしたいと思うのです。  今、精神障害者の人権問題というのが大変大きな問題になってきております。二つの事例を御紹介したいと思うのです。  一つは、長野市にあります栗田病院と...全文を見る
○瀬古委員 毎年、県なんかは監査するわけですよ。こういうところは実地指導をしているわけです。実際にはもう職員が半分しかいないということがわかっていながら何していたのかという問題があるわけですね。金さえ返してもらえばいいのか。そんなことないです。職員が半分しかいなきゃ、そこに患者さ...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。これで終わります。
02月28日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先日の委員会で児玉議員が、特別養護老人ホームについて、日本共産党の独自の調査をもとにしまして、政府の新ゴールドプランどおりに進んだとしても大量の待機者が生まれる、このことを明らかにいたしました。私は、きょうはもう一つの介護サー...全文を見る
○瀬古委員 では、厚生省は在宅の要介護者をどのぐらいと想定して今回の介護保険法を発足させるつもりなんですか。簡単に答えてください。
○瀬古委員 在宅ですよ。二百八十万人が要介護者でしょう。在宅はどれぐらいを対象にして、どれぐらいの方にホームヘルプや在宅介護のサービスをやる予定なんですか。
○瀬古委員 ホームヘルプのサービスの対象はどれぐらい見てみえますか。
○瀬古委員 大体十七万人で、常勤と非常勤の割合が三対七と言われている。そうしましたら、大体どれぐらいの人を対象にというのはもう御存じでしょう。言われないですけれども、大体四割ぐらいだと言われておりますよね。そうしましたら、私たちの計算では大体五十万、四十五万ぐらいですから、実際に...全文を見る
○瀬古委員 こういう通達を出しながら、昨年三月に、全国高齢者保健福祉関係主管課長会議というのが開かれております。ここで出された資料を私は持ってまいりましたが、ここではこのように書いております。「新たな介護制度に関する検討の状況等を踏まえながら、老人保健福祉計画の見直しの時期、内容...全文を見る
○瀬古委員 要するに、厚生省は見直しをやれと最初は言った。ところが、その後、いろいろあるので、後で見直しについては時期とか内容は通達すると言ってそのままほうってある。一体見直しをやれと言うのか、やるなと言うのか、どちらなんでしょう。見直すと言っていた方針を途中で変えたのですか、伺...全文を見る
○瀬古委員 最初の、どれだけを対象にして在宅サービスをやるかという問題でいえば、はっきり言って、今の需要はこの程度という話なんでしょう。四割程度で、そのうちに要求がどんどん上がってくれば考えていきましようということなんですが、私の言っているのは、保険という制度をつくる以上は、あな...全文を見る
○瀬古委員 政府がつくった新ゴールドプランも、各自治体の計画をもとにしてつくられているわけですね。ところが、その自治体の計画がもうがたがた崩れてきている。そういう段階で、見直しをしないでそのまま強引に突っ走るというのは大変問題があると私は思います。指摘しておきます。  次に入り...全文を見る
○瀬古委員 何で進んでいないのかというのは、市町村に聞けばよくわかりますよ、私も各市町村回ってきましたけれども。一つは、自治体リストうで、これ以上人がふやせないという問題がありますね。ふやすな、ふやすなと国が言うわけですからね。  もう一つは財政問題です。例えば、国のヘルパーの...全文を見る
○瀬古委員 常勤と非常勤の問題なんですけれども、なぜ常勤を入れるかというと、ヘルパーの場合は、専門性の確保だとか高齢者や家族の人権を配慮する問題や、ある意味では人の待遇といいますか、そういう措置もかなり必要なわけですね。そういう点では、今までパートで入れていたところ、ボランティア...全文を見る
○瀬古委員 以上で終わります。ありがとうございました。
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、世界遺産に関連して御質問させていただきます。  まず、白川郷の荻町の問題でございます。岐阜の飛騨白川の荻町集落は、人々がそこに生活することで世界遺産としての価値が認められている重要伝統的建造物群の山村集落でございます。危機...全文を見る
○瀬古分科員 私は、去る二月二十二日に白川村の役場を初め関係者の皆さんにお話を聞いてまいったわけでございます。危機に瀕していると言われたけれども、何とか合掌造り集落を守りたいということで、白川郷では大変な努力がされております。売らない、貸さない、壊さない、これを合い言葉に、世界遺...全文を見る
○瀬古分科員 何とかこの結いの制度を守ってこうした集落を守りたいということで努力されているわけですが、実際に、御存じだと思うのですが、屋根がすごく急斜面になっておりまして、せめて事故が起きた場合に何らかの対応をしてもらえないか、それは今の制度を活用するなり、もう少し新たな検討も何...全文を見る
○瀬古分科員 災害補償について、いかがですか。
○瀬古分科員 世界遺産、世界に誇る遺産として登録した割には、もう少し今のこの現行法の枠だけではなくて、今後御検討いただきたいと思うのです。  実は、ここの世界遺産は、生活をしながら登録をされている、こういう特異な遺産なんですね。その点もよく御配慮いただきたいというふうに思うので...全文を見る
○瀬古分科員 今の文化財保護法の範囲でいいますと、例えば建物を残していくとか外観を維持するという形での適用になると思うのですが、実際には、ここは本当に、今言いましたように生活しながら、自分たちで守りながら、それがある意味では世界遺産として大変重要だという形で認められているわけです...全文を見る
○瀬古分科員 世界遺産に登録されても、その維持は地元の努力だけではやはり限界があるので、ぜひ今後とも文部省の、実際に地元で御苦労されている実情に見合った援助をお願いしたいというふうに思います。  二つ目に質問させていただきます。  次は富士山の問題なんですが、富士山は、御存じ...全文を見る
○瀬古分科員 富士山には自然公園法の規制がございます。しかし、実際にはもう、富士山に行ってみますと、外から見るとなかなか美しいのですが、中へ入りますと大変な状態になっているわけですね。乱開発、それから国有林を含む放置されたままの森林だとか、無計画なスキー場、ゴルフ場の開発だとか、...全文を見る
○瀬古分科員 環境庁としては、関係自治体と協議しながら大いに富士山を守るための保護施策を進めていただきたいと思うのですが、今、富士山を世界遺産に登録するという場合には、環境庁だけにこれは任すわけにはいかない。文化的な景観という場合には、文部省もそれなりにかかわるということがあるわ...全文を見る
○瀬古分科員 今まで御論議された結果、富士山が大変な状態になっているということを私指摘しているわけで、本当に守るにはどうしたらいいかということを本格的に論議ができる新たな機関をぜひ設置していただきたい。  また、今の自然公園法も、このままいったって、どんどん開発がされてきた自然...全文を見る
○瀬古分科員 では、最後に質問させていただきます。  世界遺産登録をする上で、東富士や北富士にあります自衛隊の演習場、これが今大きな問題になっているのではないかというようにも言われております。実際にはもうどんどん実弾が射撃されていまして、このまま続けていって、果たして世界遺産登...全文を見る
○瀬古分科員 ありがとうございました。
03月06日第140回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  男女共同参画ビジョンでは、男女共同参画社会について、人権尊重の理念を社会に根づかせ、真の男女平等の社会を目指すものと定義しております。設置法では、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における...全文を見る
○瀬古委員 男女平等の参画社会を形成することが今日の行き詰まりを打開する緊急のかぎになるんだということをビジョンは言っておりますね。問題は、男性が家事とか育児とか介護の役割を担 うための推進策が著しくおくれている、ここに男女平等社会の実現を困難にしている最大の理由がございます。...全文を見る
○瀬古委員 意識の問題というのはありますけれども、今言われたように、ライフスタイルの問題もございますね。  私は、なぜ男性が家事や育児や介護を捉えないかという最大の要因は、一つは男女の賃金格差にあると考えております。もう一つは、男性の長時間労働なのですね。  男性の六二・五%...全文を見る
○瀬古委員 いや、いいです。  女性問題を担当される大臣としては、こういう問題については、足元の問題でしょう。これから男女差別をなくすと言っているのに、自分の足元の国家公務員の賃金問題、余りよくわからぬというのでは大変お寒い状態だと思うのです。私、このグラフは官房長官にお渡しし...全文を見る
○瀬古委員 本当に女子保護規定撤廃で男女平等の社会が実現されるのか。職域が本当に拡大されるのでしょうか。実際には、今の男性が猛烈に働かされている中で、そして日本の場合には労働時間の規制がもう事実上青天井で、ないという状況なんですね。外国とは全然違います。  そういう中で、女性も...全文を見る
○瀬古委員 ぜひこの四点の問題については具体的に検討し、そして事務局体制の強化も含めまして、専門部会の設置も含めてやっていただくということでよろしいのですね、答えだけで結構です。
○瀬古委員 ぜひ売買春対策の強化についてお願いしたいと思います。  最後ですけれども、被害に遭った女性に対してぜひ援助をしてほしいという声が各地域で、その相談活動や民間のヘルプをやっている団体から出てきております。それで、これは本来国が全面的に負担しなければならない問題だという...全文を見る
○瀬古委員 官房長官、最後お願いします。ぜひ検討してください。
○瀬古委員 計画の中にもプランの中にも売買春対策が強化されなければならぬという中で、民間任せにして国は放置しているということは大変私は恥ずかしいことだと思います。ぜひ御検討願うことを訴えまして、私の質問といたします。  ありがとうございました。
03月19日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  貴重な御意見ありがとうございました。少しずつ順次お聞かせいただきたいというふうに思います。  まず、地方行政の場で大変御苦労されている鈴木さんと千保さんにお聞きしたいと思うのですが、一つは、今地域の老人保健福祉計画、これは一...全文を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、大変貴重な御意見をありがとうございました。早く介護保険制度をつくってほしいけれども、政府案のままいくと大変大きな問題があるということも、皆さんの御意見を聞きまして痛感いたしました。ぜひ今後の国会の審議の中にその御意見...全文を見る
03月21日第140回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、日本共産党を代表いたしまして、地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案及び総務庁設置法改正案にそれぞれ反対の立場から討論いたします。  最初に、地域改善対策特定事業に係る国の財政...全文を見る
03月25日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、先日放映されました「NHKスペシャル 柳田邦男の生と死を見つめて・低体温療法の衝撃」を見て大変感動いたしました。医療スタッフの、命を救えという死をあきらめない姿勢がどんどん蘇生限界を動かしていく。一人の患者さんをめぐって...全文を見る
○瀬古委員 では、実際に現場に携わっている医師の皆さんがどういう態度をとっているかということなんですね。脳死に直接かかわっている救急医療現場では、これは九三年十一月の日本救急医学会の調査なんですけれども、全国の総合病院、九百の病院のうち百二十の病院で調査されたわけですが、脳死判定...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、今おっしゃられた、あなたのお母さんのように、もう人工呼吸器を外して結構ですと言われる方もあるでしょう。でも、今の経過や今日的な状況で言うと、もうだめだと言われても、それこそ手を握れば生き戻るのじゃないかと、多くの人たちがまだまだそういう状況にあるわけですね。...全文を見る
○瀬古委員 この国民的な合意といいますか、やはりそれがなくしては、こういう医療やこうした死に対する問題といいますか、そういうものの合意というのは、本当に国民的な社会的な問題として考えなければならないというふうに思うわけですよ。  国民的な合意という場合に、一体脳死とは何なのかと...全文を見る
○瀬古委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月02日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  憲法の二十五条では、  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 と規定しております。国民の健...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  実はこの年金の未加入者の大半は介護保険にも加入できない可能性が出てまいります。百九十万人です。  老齢年金の受給者は一体何人で、その平均月当たりの年金受給額は幾らでしょうか。年金の月額の平均以下の割合はどれぐらいになっているでしょうか。...全文を見る
○瀬古委員 平均の年金受給額が月当たり四万五千円、それ以下の人が六割を占める、こういう状況ですね。  では、もう一度お聞きします。  国民健康保険の保険料の滞納者はおよそ二百五十万人と言われております。国保料の収納率は九三・三%となっていますが、現在、軽減措置をとっている人、...全文を見る
○瀬古委員 軽減措置をとっている世帯は四百五十九万世帯、それから資格証明書を交付されている世帯は十三万世帯あるというふうに言われております。全体では四百七十七万世帯です。五百万近い世帯の方々が実際には保険料をなかなか払えない、こういう状況があると思うのですね。  もう一度お聞き...全文を見る
○瀬古委員 今厚生省に御報告いただいた内容を見ただけでも、年金の掛金が払えない、また国保の保険料が払えない、困難だという人が多数いるということがおわかりいただけると思います。  今その保険料を払えない人たちが、どうして介護保険料や利用料を負担することができるのか。実は私この介護...全文を見る
○瀬古委員 実際には国保料の徴収も大変困難な状態で、このまま介護保険が導入されれば国保の二の舞になってしまうと、各地方公聴会でも市町村長からお話もございました。そして、この措置制度を利用した場合に、実際には、措置制度といいましても、現在の老人福祉法や障害者の福祉法があるわけですか...全文を見る
○瀬古委員 私ども共産党は、何も全部この制度を税金でやりなさいという立場ではないんですね。当然、さまざまな税金というのは、福祉一つとりましても、年金の問題や医療の問題ありますからね。  しかし、今私が何回も厚生省に立っていただいてお答えいただきましたように、困難な状況の人は依然...全文を見る
○瀬古委員 ただし、公費の部分は何も措置制度をなくす必要はない。今までの措置制度をさらに豊かなものにしていくということが必要だということを私は言っているんです。  そこで、公費の部分の問題についてお聞きしますけれども、先ほど大臣は、もう五%嫌だという国民の声がある、これ以上税金...全文を見る
○瀬古委員 福祉のために、高齢化社会のために消費税と言っていたのは政府自身だったと思うわけです。そうやって信頼したけれども、実際には医療も改悪され、大変な時代だというのは国民の声ですし、消費税そのものについては公約違反だということで大きな怒りがあります。私たちはもともと消費税その...全文を見る
○瀬古委員 行政改革という点でもやはり税金のむだ遣い、こういう問題についても、大手ゼネコン中心の公共事業だとか軍事費だとか、こういうところも、小泉さん、いろいろやると言うなら大いにメスを入れていただきたいと私は思っております。  では、次の質問をさしていただきます。  民間企...全文を見る
○瀬古委員 では、何で営利企業の参入が問題なのか、なぜ小泉さんが一生懸命民間活力を導入するというふうに言われているのかということについてお聞きしたいと思うのです。  実は、岡光前厚生次官も三月二十六日の公判で、わいろを受けたとする起訴事実を全面的に認めている。彩福祉グループの汚...全文を見る
○瀬古委員 当時の保険局の企画課長は岡光前次官です。この研究スタッフには生命保険、損害保険の企業の代表は入っていますか。
○瀬古委員 私の調べたところによりますと、十三人のスタッフのうち六名が生命保険、損保の企業代表です。それ以外にも大企業の代表が三人、十三人のうち九人が企業の代表ですね。  生命保険関係でいいますともう一つ。一九九五年の七月四日付の朝日新聞によりますと、厚生省は、まだ政府の介護保...全文を見る
○瀬古委員 その当時の報道でいいますと、保険会社は、寝たきりや痴呆症状になったそういうときの保険をつくっていたんだけれども、全然売れ行きが伸び悩んでいる、ところがこの介護を契機に危機感が吹っ飛んで、公民補完構想が業界に示されたこれ以降は、ビジネスチャンス拡大の好機、こういう見方が...全文を見る
○瀬古委員 厚生省と生命保険会社、損害保険会社と一緒になってこの介護保険制度をつくっているんじゃないか、どうやったら保険会社がもうかるかと。厚生省の中に生命保険会社や損保の会社の社員が五人いるわけでしょう。こんなひどいやり方ないですよね。実際には、きょうは時間がありませんからもう...全文を見る
○瀬古委員 民間の保険会社、損保、生命保険の会社を厚生省に入れて、何が節度を持ってでしょう。こんなこと国民は納得できませんよ。それで、わざわざ、介護保険の水準は低くしますから大丈夫ですと生命保険会社に約束する。こんなばかなことありません。  消費税の増税も押しつけ、また特別減税...全文を見る
04月04日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第12号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  時間がございませんので、限って質問させていただきます。  上谷さんと森さんに御質問いたします。  一つは、低所得者層への費用負担の問題なんですが、上谷さんが二十四時間ホームヘルプ体制など大変厚い介護の体制を引いてみえるわけ...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。午前中から午後にかけて大変重要な問題提起をしていただきましてありがとうございました。  私、きょう聞かせていただきまして、脳死を人の死とする、人の死としない立場からの臓器移植の問題、またあるいは現段階で法律をつくるべきかどうか、そ...全文を見る
04月08日第140回国会 衆議院 本会議 第23号
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○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案について、橋本総理並びに小泉厚生大臣に質問をいたします。  この四日、厚生委員会に介護保険法案の参考人として出席した東京の鬼子母神病院の森芙紗子総婦長は「在宅療養中の九十五歳の...全文を見る
04月11日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第15号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  保険財政の安定性や健全性の確保のために、国が責任を持って当たることは当然の責務だと思います。また、憲法はもとより、皆保険制度の趣旨に照らしても、すべての国民が健康に生きる権利、ひとしく医療を受ける権利が保障されなければならない...全文を見る
○瀬古委員 私の方で持っております。三五%です。百九十三万世帯ですね。  それで、このうち、入院負担について、一日三百円を二カ月を限度として負担するという世帯は何世帯で何%か、計算しないと出ませんか。
○瀬古委員 〇・三%なんです。これは実は、一九八六年の制度改正の際に、立法府の修正で入院負担の特例が設けられました。当時、高齢者世帯の九五%が非課税世帯ということで、老齢福祉年金の受給者に限定されたというふうに伺っています。  私たち日本共産党は、高齢者の入院負担には反対ですけ...全文を見る
○瀬古委員 老齢福祉年金の月平均の年金額というのは幾らですか。
○瀬古委員 今回の入院負担で食事代も含みますと、厚生省としてはどれぐらいの負担がこの人たちにかかると考えていますか。
○瀬古委員 考えてみましたら、月平均三万三千五百三十三円でしょう。そういう人から二万四千円も取るのですよ。実際には高齢者の三割を占める年収百五十万円以下の高齢者世帯からも二万四千円取る、これは実に残酷ではないですか。三万三千五百三十三円の人から二万四千円取ってしまったらどれだけ残...全文を見る
○瀬古委員 先ほど厚生大臣が、お金がないから医療を受けられないという人にはきちんと配慮もしているのだというお話もされていましたね。今聞きましたら、月三万三千五百三十三円の人が月二万四千円も医療費を取られる、それは全員が三十日入院するわけではないけれども、少なくともこんな人から取る...全文を見る
○瀬古委員 税の公平といいましても、高齢者の場合は所得格差が大変大きいわけですけれども、その中でも三百五十万円以下はもう七割、高齢者の場合は低所得者が大半なんですね。確かにいろいろな場合があると思うのですけれども、高齢者が病気になったときに、健康に生きられるといいますか、こういう...全文を見る
○瀬古委員 障害者や子供から保険証を取り上げる、出産給付金まで滞納分に充てるというのは、生活の知恵なんですか、よくやっている、こういう御判断ですか、厚生省は。
○瀬古委員 実際には、事例を見れば、納得してやっているという場合じゃないです。本当に困り果てて、保険料を払えない、そして手当をもらったときにでもこれを一方的に取り上げる、こういうやり方なんですよ。  例えば、もう一つ例があるのですけれども、この岐阜の例なんですが、余りにもすさま...全文を見る
○瀬古委員 特に、国保の世帯の場合は傷病時保障がないわけで、病気になればもうその日から生活できないという事態になるわけです。ぜひ、そういう傷病の保障も含めて本来なら対処しなければならないというふうに思います。特に、国保の場合に滞納世帯がかなり多く出ているというのは、単なる払うべく...全文を見る
○瀬古委員 この医療費の統計には、差額ベッド代とか正常分娩費とか、売薬代とか、歯科材料差額代、お世話料・おむつ代、老人病院などの保険外負担は入っていないのですね。それで、実はこの保険外負担というのはすさまじい額に上るわけです。  厚生省の所管である財団法人の医療経済研究機構です...全文を見る
○瀬古委員 次に、薬の負担の二重取りについて伺います。  今回問題になっているのは、一日一剤十五円を新たに負担させるという点ですけれども、実際にはこの負担分はどれだけになりますか。
○瀬古委員 このことによって、患者さんとお医者さんの信頼関係も、一々患者さんがどれだけお金を持っているかというのを見ながらやらざるを得ない。それから、患者さんもお金がないと薬を拒否するという問題も出てきまして、私は、信頼関係を損なうということも十分考えられると思います。  特に...全文を見る
○瀬古委員 以上で終わります。ありがとうございました。
04月15日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第16号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、原案、中山案について御質問させていただきます。  先日行われました参考人の質疑の中で、脳死を人の死とすることを法律で定めることへの疑問や慎重論が大変多く出されました。広島大学の魚住名誉教授からは、「移植のために脳死者の...全文を見る
○瀬古委員 このさまざまな、多様な考え方というのがあるからこそ、こういう問題は本当に慎重に考えなければならないし、法律が一たんつくられると、それは全国民を縛るものになるわけですから、その点でも、私はやはり、この参考人質疑の中で、とりわけ日本の第一線、第一級で働いている専門家の皆さ...全文を見る
○瀬古委員 今御答弁いただきましたけれども、慎重の上にも慎重を期すということなんですけれども、条文には、「死亡した者が」「意思を書面により表示している場合」というふうにきちんと書かれているわけです。そうしますと、こういうケースに当てはまらないものがあるのだといって、どんどん拡大解...全文を見る
○瀬古委員 私は大変この問題は重要な問題だと思うのです。障害のある子供をお持ちの関係者の皆さんからも大変不安が出ているところなので、この辺は私は重要な問題だと思っています。  最後ですけれども、脳死判定がなされた後の脳死体について、例えば外国では人体実験を行うケースがあるように...全文を見る
○瀬古委員 実際には、いろいろな法律があっても、また新たな、脳死を人の死とするということが決められますと、それがひとり歩きするということも十分あるわけで、そういう点でも、私は、本当に慎重に慎重を期すということが大変重要だというように思っております。  特に、こういう法案の持つ重...全文を見る
04月22日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第19号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  医療保険制度の安定性を確保するという点では、医療機関が安定して活動するということが大変大事だというふうに思っておりますが、今までのお話の中で、長い間、医療費の抑制といいますか、技術評価が大変低い問題だとか、医療機関が大変困難な...全文を見る
04月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第20号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  予防、早期発見・早期治療には、医療機関に気軽にかかれる制度というのが大変必要だというように思います。世界一の医療費抑制政策のもとで世界一の長寿国になったのは、皆保険制度と、諸外国に比べて劣悪な職員の配置基準だとか施設基準など、...全文を見る
○瀬古委員 今までの方針、これからも予防だとか早期発見・早期治療は進めていく、その方が実際には財政的にも効率的な面もあるというふうに言いながら、現実には、窓口から患者さんが、受診抑制が行われるわけで、私は、ここに明らかに矛盾があるというように思うわけです。本来なら、国民皆保険制度...全文を見る
○瀬古委員 新しい時代に向けてということなんですけれども、今までの医療制度の果たしてきた役割も十分踏まえて進めていくということが大事だと思うのですね。そういう意味では、今お話がありましたように、今回、医療制度そのものの財政の安定の確保、これを図っていくということなんですが、実際に...全文を見る
○瀬古委員 負担が合理的かどうかと言われるのですけれども、ここについては今まで委員会でも審議させていただいて、国民にとっても大変過酷な負担であるし、厚生省自身がむだのない、効率的なシステムと言うけれども、実際には本格的なところにメスが入れられていない問題点が幾つかあるということを...全文を見る
○瀬古委員 実際には、今言われたように、構造的なゆがみというものが、少しは改善されたといっても、事実上放置したような事態、特に技術料の評価の問題については、関係者から再三指摘されてきたけれども、放置されてきた状態だったというふうに思います。その点でも本格的な改善をしていただきたい...全文を見る
○瀬古委員 今、薬の使用量が多いという問題がありましたけれども、では、何を根拠に使用量が多いと言えるのかという問題なんですね。  資料を見てみますと、使用量が外国と比べて日本の場合は特別に多いというまともな資料が出てこないのです。厚生省の資料で見ますと、一処方当たりの薬剤数、比...全文を見る
○瀬古委員 昨年の十二月に、この厚生委員会で、「患者の立場に立った医療保険制度改革に関する請願」というものが採択されております。その趣旨は、改正に当たっては「患者の早期治療を阻害するものとならないよう、かつ国民医療を守るため患者の立場に立った制度改正が行われるよう措置」せよ、こう...全文を見る
○瀬古委員 終わります。
04月30日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第22号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、最初に、薬剤の窓口一部負担について伺います。  今回提案されている薬剤負担については、現場ではその内容をフローチャート化しております。今お配りしている資料の表1でございます。これを見ていただきますと、実に複雑な内容にな...全文を見る
○瀬古委員 こんな複雑な内容でこの薬剤負担を実施するとすれば、事務量が増大して、外来の待ち時間も長くなる、そして窓口は混乱するというのはもう明らかだと思うのですね。余りにも現場の実情や事務量を無視したものだと関係者からも声が上がっております。  さらに、具体的な事例でお示しした...全文を見る
○瀬古委員 本当にややこしい制度ですね。これを窓口で計算して患者さんに負担していただくわけです。  次に、質問をいたしますけれども、服用時点が同じで、服用回数が同じ薬剤の一日分の薬価が二百五円を超える場合には、その中に含まれている一日当たりの薬価が十五円以下の薬剤でも十五円の負...全文を見る
○瀬古委員 実務上の問題といっても、一方で簡素化すれば、一方ではまた一層ややこしくなる、こういう状態ですね。  同時に、これは実務的な問題だけではなくて、一日当たりの薬価が十五円以下の薬剤でも十五円の負担になる。これは実務じゃなくて、水増しでこの差をいただいてしまおう、こういう...全文を見る
○瀬古委員 到底理解できませんね。  実際には、財政的に危機的な状況だ、この保険財政がこういう状況だと言われているけれども、直ちにやるべきことはあるのですよ。それは、もう何度もこの委員会の中でも、高薬価の問題、もう本当に異常な高薬価についてメスを入れる問題や、国がちゃんと負担率...全文を見る
○瀬古委員 その薬剤負担がペナルティーを科すものでないといったって、実際には保険負担をちゃんと払っているわけですよ、薬剤費で。その上、またさらに窓口で別に取るというわけでしょう。これがペナルティーでなくて一体何かということなんですね。ちゃんと一部負担で払っているのにもう一度かける...全文を見る
○瀬古委員 経済成長なくして福祉の充実はないというけれども、実際には、企業はどんどん首を切って、そして海外へ、雇用を拡大するということをやっているわけです。  今、経済成長をやった日本の国、実際には我が国は世界で第二の経済大国になっている。国民一人当たりのGDPでは世界一です。...全文を見る
○瀬古委員 要するに、外国では企業対労働者の、例えば社会保険や年金の割合だって七対三、こういうふうにやっているところもたくさんあるわけです。日本は五対五でしょう。もちろん、私たちは中小企業に対する配慮は必要だと思うけれども、もっと企業にちゃんと、特に大企業に自覚と責任をはっきり持...全文を見る
05月07日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第24号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず修正案について、提案者に質問いたします。  薬剤一部負担についての修正案は、厚生省の、高齢者の平均的な通院の場合で計算いたしますと、平均三・二回の通院でその都度、三・二回の処方がされるということを想定しますと、現行...全文を見る
○瀬古委員 今言われた内容でいいますと、厚生省の原案では、例えば高齢者の場合は三・二回の通院で三・二回の処方というふうになっていたわけですが、今の修正案のモデルといいますか、そういうケースでいうと、三・二回の通院で二・一回しか処方しない、こういう計算になっているのじゃないですか。...全文を見る
○瀬古委員 だから、そこにごまかしがあるのですよ。今まで、政府案でいえば、三・二回通院していれば三・二回の処方となっていたのを、わざわざ二・一回に低くして計算している。これはごまかしがあります。そのことをまず伝えておきます。――いいです、もう結構です。(長勢委員「二・一回という答...全文を見る
○瀬古委員 政府案では、三・二回通院して、そして一回につき四種類の薬を六・七日分もらった場合という形で計算されていますから、当然、回数については三・二回で計算されています。それは間違っています、間違っています。よく勉強して提案してください。
○瀬古委員 間違っていますから、よく勉強されて、もう一度、原案を見直して御提案いただきたいと思います。  二番目に質問いたします。  薬剤の一部負担についての修正案は、投薬ごとに種類数に応じた定額としたことによって、薬剤の二重負担の矛盾点はこれでなくなるのでしょうか、いかがで...全文を見る
○瀬古委員 この委員会でも論議されていまして、一たん保険による負担も取る、また別個に取る、本当にこういう矛盾点を指摘されたにもかかわらず、この修正案は二重負担の矛盾点はなくならないということが明らかになっております。  さらに、私、質問させていただきますけれども、先ほども出され...全文を見る
○瀬古委員 現場の先生に聞いていただきたいと思うのです。実際には患者さんの状態を見ながら薬を出しているわけです。ところが、今回の修正ではきめ細やかな対応ができなくなる、そういう不安が出ているのです。ぜひその点もよく踏まえていただきたいというふうに思います。  同時に、先日行われ...全文を見る
○瀬古委員 患者にコスト意識を持ってもらいたいといったって、患者は自分で選べないわけですから。結局、本来、患者自身が選べない薬の種類とか量を患者負担で制限するという、これはペナルティーをかけるということですけれども、とんでもないことだと思います。  では、次に質問いたします。 ...全文を見る
○瀬古委員 結局、国の負担を減らそうというわけでしょう。実施時期のおくれによる収入減が千五百億から千六百億と言われていますけれども、こういうものもこうした患者負担で埋め合わせる、この一部を埋め合わせるというのは、本当に私はとんでもないものだというふうに思います。  さらに、三年...全文を見る
○瀬古委員 値上げをして、そして医療費の伸びに応じてまた上げていく、本当にひどい話だと思います。これは結局、高齢者を病院から追い出していくということになるのではないかと思うのです。あなた方の修正案は、修正の名のもとに矛盾に満ちた政府案に一層国民の負担を押しつける、私は改悪を求める...全文を見る
○瀬古委員 もう少しまじめに真剣に本当に検討していただきたいというのは皆さんの方ですよ。なぜ医療保険がこんなに赤字になり、破綻してきたのか。ここに、世界でも異常な高薬価の問題や、そして国庫負担はどんどん減らしてきた問題があるということを私たちは何度も指摘しているわけです。何も税金...全文を見る
○瀬古委員 ごまかさないでいただきたいと思うのですけれども、今回、政府案だって若い人はさらに負担がふえるわけですよ。命と健康にかかわる問題だからこんなぐらいの負担で受診抑制する人はいないといったって、まだこの健康保険が改定されていないのに、実際には患者さんが減っているということが...全文を見る
○瀬古委員 まともにこうした高薬価の問題などに取り組んでもいないのに、そんなのやったって、それでこれぐらいの負担は当然という、こういう姿勢を私は全く傲慢だと思います。  私たちがきちんと計算もし、専門家の中からも随分意見が出ていました。高薬価のところに、また、高い医療機器、異常...全文を見る
○瀬古委員 診療報酬を引き上げたからと、また、今日財政的な事情が大変な状況があると、だからといって、九二年に国の負担割合を減らして、きちんと、もし赤字になったら戻すのだということを約束までして、そして法律まで書き込んだ、こんなことはいいかげんに扱っていいということなんですか。事情...全文を見る
○瀬古委員 国会で論議されて法律までつくり上げられたものをその後の政府の事情だけで平気で踏みにじる、本当に私はこういう姿勢は許せないと思うのですよ。きちんと約束どおりもとに戻せば、今回の財政破綻、健康保険財政の破綻も、これも解決できるわけですよ。こういうところに本当に、政府は踏み...全文を見る
○瀬古委員 大体、今回の医療保険財政の赤字の問題も、本来の浪費構造にもメスを入れないと、これは国の財政だって同じなんですよ。今大きな問題になっている、例えば大手のゼネコンや大企業のための公共事業にメスを入れるとか、軍事費にメスを入れるとか、こういうことをやればちゃんとできるという...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等を改正する法律案及び修正案に対する反対の討論を行います。  第一に、厚生省自身が八千五百億円と試算していた受診抑制、特に老人の間で受診抑制が早くも現実となっているということです。  四月に入って以来、消費税増税の影響もあり、...全文を見る
05月14日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第25号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私はまず最初に、認定問題について質問いたします。  要介護者として認定されるか否か、また、要介護度の判定がどうなるのか、これは給付を受けられるかどうか、サービスの総額とのかかわりで大変重要な問題を持っていると考えます。当初の...全文を見る
○瀬古委員 いろいろな介護の状態というのがあるわけですけれども、例えば今まで出されたケースで、随分批判がございました。  今回出されている六つの区分、これについてどうかといいますと、例えば重度のⅣ区分は、「昼夜の逆転があり、忠告や介助に抵抗、危険や迷惑な行為を行い、常時の介護を...全文を見る
○瀬古委員 実態的な分析からこのような区分を出しているということなんですけれども、では、具体的な例で私はぜひ明らかにしたいと思うのです。  委員長と理事会での御配慮によりまして、資料を皆さんのお手元にお配りさせていただいていると思うのですけれども、これは名古屋市のみなみ医療生協...全文を見る
○瀬古委員 厚生省の本当に最重度の要介護者が一つのサービスモデルをとった場合に、実際には実態とそぐわないという実例、もちろん私が例示いたしました資料がすべてではありませんけれども、現場ではかなり、最重度などの場合はもっと実態に即したケアの充実というものがなければ、とてもこのモデル...全文を見る
○瀬古委員 これもぜひ、実態から見て改善が必要だと私は考えております。  愛知県の半田市の赤星高齢化対策室長が、日本福祉大学の社会福祉学会が編集、発行しております「福祉研究」八十一号で、このように報告されているのですね。半田市の「ホームヘルパー日常生活自立度別派遣世帯」を見ます...全文を見る
○瀬古委員 要介護と要支援についても、厚生省が言うように、選択できるようにきちんとやるべきだ。そして、積極的に事前に選ぶことによって全体としては自立に結びついていく。そして、捻れが全体としても、悪くなってからいろいろな施設や介護を受けるというのじゃなぐて、事前にそういうように積極...全文を見る
○瀬古委員 三百六十五日、一日二食、この枚方ではあるわけですけれども、実際には食べることが生活の基本になりますから、こういうのをボランティアでやっていくなんという発想はできないわけです。そういう点でも、もちろんボランティアの人たちの力もかりて努力されているところもありますが、この...全文を見る
○瀬古委員 私たちが今まで質問させていただき、取り上げさせていただきましたけれども、例えば、この介護保険制度がスタートをすると言われている出発点でも、要介護者が二百八十万人いて、ヘルパーさん、また特別養護老人ホームの入所も待機者がたくさんいる状況で出発をせざるを得ないというのが厚...全文を見る
○瀬古委員 終わります。
05月21日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第27号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、介護保険法及び同施行法並びにこの二つの法律案にかかわる自民、民主、社民、21世紀提出の修正案に対して反対の討論を行います。  重要法案について、十分な審議を行うことは国会の責務です。まして、新しい制度をつくるこの法案で、中央公聴会や総理質...全文を見る
05月22日第140回国会 衆議院 本会議 第37号
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○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、介護保険法案及び同施行法案について反対の討論を行います。  最初に、国民に新たな負担を求めることになるこの法案で、中央公聴会も開かず、総理質問の機会も設定せず、日本共産党の反対を押し切って厚生委員会の審議を打ち切ったことに、私は強く抗...全文を見る
05月23日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第28号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず第一に、子どもの権利条約に関連して質問させていただきます。  子どもの権利条約は、一九八九年、国連総会で全会一致で採択されて、日本は一九九四年の四月に百五十八番目に批准をいたしました。この第四条では、「締約国は、この条約...全文を見る
○瀬古委員 私自身も、この児童福祉法の果たしてきた役割については認めているつもりなんですけれども、要するに、この権利条約が批准されて、全面的にもう一度見直してみる、このことが大変大事だと私は思うのです。  世界では、国連のもとに、子どもの権利に関する委員会が設置されて、そして今...全文を見る
○瀬古委員 では、具体的に保育についてお聞きしたいと思います。  児童福祉法は五十年ぶりの改正で、批准後初めての改正という形になります。実際には、この権利条約に言う、子供の権利を主体とする理念、子供に最善の利益をという理念も明記されていない、こういう改定になっております。  ...全文を見る
○瀬古委員 この児童福祉法には、権利性というものがないのでしょうか。あなたが先ほど読まれました児童福祉法の精神、理念の中にきちんとその権利性があります。そういう点では、その立場からきちんと今回の保育の措置制度については私は考えていただきたいと思うのです。  今言われましたように...全文を見る
○瀬古委員 子供にとっても親にとっても、選択するという場合は、どこへ入れてもいいというものではないのですね。この権利条約に言う子供の最善の利益、子供の発達に応じた形の保育園に入れたい、そういう声があるわけです。また同時に、保育園にしても、自分の身近なところで、子供たちが生活を日常...全文を見る
○瀬古委員 別に措置制度をわざわざ外さなくても、措置制度の中で充実させるということは十分可能なんです。  今の段階で親のニーズに応じた形で保育園を変えるということはどういうことか、このことについて質問したいと思うのですけれども、まず、今の保育園の措置制度の重要な柱に最低基準とい...全文を見る
○瀬古委員 保育園というのは人間を育てるところでしょう。物をつくるところじゃないのですよ。生産性を向上するなんてとんでもない話ですね。  保育のサービスというのは大半が人件費、これがかかるわけですね。あなたは創意工夫と言われたけれども、今の最低基準のひどい状態の中で創意工夫する...全文を見る
○瀬古委員 それぞれ地域では、市町村は、子供の状況や親の状況を見て、一定、弾力的にやっているわけです。そのためにたくさんの超過負担を抱えているわけですよ。むしろ硬直的なのは、その間の時間しか出さないという厚生省の基準そのものが硬直化しているのだというふうに私は思うのです。  そ...全文を見る
○瀬古委員 私は、全部公立でやりなさいと言っているわけじゃないのです。公立でやろうと民間でやろうと、保育所というものは人間を育てる場所でしょう。それは人件費というものがかかるわけですよ。措置費の中に人件費がそれなりに占めているわけです。そういう中でやる場合に、今の水準が大変低いと...全文を見る
○瀬古委員 公立だって、自主性を発揮するということは可能なんですよ。民間人なら特別に自主性を発揮するなどという根拠があるのですか。  先ほど私が言いましたように、子供を育てる場合には、措置費というのは人件費が大半を占めているのですよ。その中で、創意工夫をやって、民間人ならもっと...全文を見る
○瀬古委員 もともともっと水準を上げてほしいというのが声ですから、限られた低水準のところでやろうとして、そして、結果としては子供の保育サービスや人件費にしわ寄せする、これが流れたというふうに思うのですよ。実際には、公立でも民間でも、人件費についてはきちんと同じ水準の保障をしている...全文を見る
○瀬古委員 要するに、今のこの保育料ではもう本当に高くて、何とか国はもっと保育料を引き下げる努力をしてほしい、援助をしてほしい、このような声が生まれてきています。これは、以前、国庫負担が八割だったのを五割にしてきたという経過もあります。国は、きちんと保育について責任を持つという意...全文を見る
○瀬古委員 もう時間がございませんので終わりますが、本当に子供たちに最善の利益をという立場で、ぜひこの児童福祉法の改定に当たっては見直しを求めて、質問を終わります。  ありがとうございました。
05月26日第140回国会 衆議院 決算委員会第一分科会 第1号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、名古屋港にございます藤前干潟について質問させていただきます。  この藤前干潟は、九五年三月の環境庁委託調査の定点調査報告におきましても、シギ、チドリ類の重要渡来地として、諌早干潟に次ぐ場所として位置づけられております。また...全文を見る
○瀬古分科員 九四年の自然環境保全基礎調査によりますと、七八年以降ですけれども、三千八百五十七ヘクタールの干潟が消滅して、現在、五万一千四百四十三ヘクタールしか干潟は存在しておりません。この消滅の理由は、埋め立てが千八百九十ヘクタールと何と四六・四%も占めているわけです。そうしま...全文を見る
○瀬古分科員 大変重要な干潟の位置づけだというふうに思うんですけれども、そうしますと、今どんどん干潟が減ってきている、何とかしてこれを保全しなければならないというふうに思うんですね。  それで、それぞれの国々が保存のためのいろいろな努力などもしているわけですけれども、例えば環境...全文を見る
○瀬古分科員 ぜひその意向を進めていただきたいと思うんですけれども、実際には、あの地域にその鳥獣保護区にしていくための困難といいますか、そういうものはあるんでしょうか。
○瀬古分科員 大体、干潟があるところというのは往々にして開発計画があるわけですね。そういう場合に、環境庁の意向と地元の開発計画がぶつかっていくというケースが幾つか出ていると思うんです。もちろんそれぞれの地元の事情もあるでしょう、しかし、少なくともここはどうしても環境庁としては重要...全文を見る
○瀬古分科員 地元との調整という場合に、少なくとも環境庁としては、ここが大事なんだということをはっきりと示す中で、ぜひ地元との調整というのが必要ではないかというふうに思うんですね。それなしに、ともかく地元の意向をといいますと、次々と干潟がなくなっている現状というのがございますので...全文を見る
○瀬古分科員 ぜひ公平な審査が行われるようなことをしなければならないというふうに思うわけですけれども、その際に、やはり住民の参加だとか情報公開だとか、こういうものが積極的に取り入れられていくということが今後のこうした環境影響評価には大変重要ではないかというふうに思うんですけれども...全文を見る
○瀬古分科員 きょうは運輸省に来ていただいておりますので、運輸省に質問をさせていただきます。  この名古屋港の港湾計画について、名古屋市は、埋め立ての面積、これが環境にかなり大きな影響があるという市民団体等の指摘で、今回この埋立面積の縮小の計画変更をするということで提案がされて...全文を見る
○瀬古分科員 もう一点お聞きします。  最初の名古屋港の港湾計画は百五ヘクタールだったわけですけれども、これを変更して、四十六・五ヘクタールに埋め立てをするということで提案がされております。そうしますと、これは名古屋港の港湾計画の変更がなくても、この埋め立てというのはできるもの...全文を見る
○瀬古分科員 そうしますと、名古屋市はこの縮小に当たって関係機関と調整すると言っていますけれども、実際には調整はしなくても、この計画区域内ならこれを実施する、埋立事業をやるということは可能なのですね。そのように理解してよろしいでしょうか。
○瀬古分科員 そうしますと、名古屋市が関係機関と調整するというのは、例えば運輸省でいいますと、この港湾計画についてはどのような調整があるというふうに考えていいのでしょうか。
○瀬古分科員 今、当面はすぐ調整をしなくてもやれるということでよろしいですね。──はい。結構です。  では、次に質問させていただきます。  環境影響評価書の内容についてなのですけれども、藤前干潟の問題なのですけれども、今回出されております環境影響評価書の、例えば鳥類の利用可能...全文を見る
○瀬古分科員 特にシギ、チドリ類については、その時期を外せば、当然、幾ら調査しても鳥は飛んでこないよなどという結果になっちゃうわけです。一体どの時期にどれだけの鳥が来ているのかという時期もよく考えて調査をしなければなりませんし、例えば、先ほど言いましたように、干潟の浄化能力という...全文を見る
○瀬古分科員 干潟、湿地、その重要性にふさわしい保全のための施策というのを、私は今どうしても必要だというように思うのですね。  干潟は、その地理的な要因とも相まちまして、御存じのように開発計画がどこにでもあるわけです。それで干潟や湿地がどんどん失われてきている。共生していくには...全文を見る
○瀬古分科員 一九九三年に釧路で開かれましたラムサール条約締約国会議で、日本の干潟の危機が公式に論議されているわけですね。そこで、東アジアの渡り鳥航路にある湿地、特に干潟の登録地指定を促進するという勧告まで出されている。  むしろ、環境庁は、オーストラリアと一緒に、特に日本湿地...全文を見る
○瀬古分科員 今後いろいろなところを調査していただくというのはいいわけですが、諌早は、当面、瀕死の状態といいますかせつぱ詰まった事態になっています。その点では、今当面水を入れて、まず生物の死滅を防ぐ、その上できちんと論議をする、検討する、こういうことが必要ではないかと言われていま...全文を見る
○瀬古分科員 ぜひ積極的な対応をお願いしたいと思います。  以上、終わります。ありがとうございました。
05月27日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第29号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、二宮さんと片山さんにお聞きしたいと思います。  先ほどお話をしていただきましたが、親の基本的なニーズ、例えば乳児や延長保育の問題などは、措置制度を廃止するのじゃなくて拡充する方向でやればやれるのだというお話でございまし...全文を見る
05月28日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第30号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、千葉県船橋市の養護施設、恩寵園問題についてまず御質問をしたいと思います。  恩寵園では、園長によって、長期にわたって児童に対して体罰や虐待が行われてきた疑いが大変強いのです。保母たちのさまざまな申し入れも園長は受け入れ...全文を見る
○瀬古委員 厚生大臣にお聞きしたいのですけれども、先日、大臣は、委員会で、子供たちが自分を愛してくれていると体で感じられるように親がしっかり抱いてそっと歩かせる、このようにお話しされましたね。私は、この恩寵園の子供たちというのは、この施設に来る前に本当に身も心も傷ついている子供た...全文を見る
○瀬古委員 先ほど言いましたように、法律家の方には体罰禁止の指導はしていないとはっきり言っているのだそうです。これについても、体罰は禁止なんだということをはっきり指導するように県の方に厚生省としてもやはり指導いただくということでよろしいでしょうか。
○瀬古委員 先日の委員会では、この体罰問題を含めまして、親権という問題が出ました。これは施設長にある、しかし、親権に体罰を含まないのは当然だから、体罰禁止を今度の法改定の中に明記する必要はない、このような御答弁があったと思うのですね。  しかし、全体的には、禁止規定がないから認...全文を見る
○瀬古委員 具体的には、こういう施設の関係団体に対して体罰禁止という通達などを出そうという予定はございますか。
○瀬古委員 例えば同じような児童福祉施設でも、教護院などは、これは死亡事故がございまして、三回にわたって通達が出ているわけです。体罰禁止の通達ですね。そういう意味では、このような各地で今起きている、そして、もう本当にあってはならないものが起きて、私は、もう本当に今そこにいる子供た...全文を見る
○瀬古委員 この恩寵園では、子供たちの指導の問題について、労働組合に対して園長は、指導については第一義的には職員に任せる、このように回答しているわけですね。要するに、指導は直接園長はしないよということになっているのです。でも、考えてみましたら、本当は園長だって子供を抱き締めてあげ...全文を見る
○瀬古委員 現在も研修が行われているわけですよね。ですから、これだけではやはり不十分だと思うのです。本当に施設長にふさわしい資格というものについてぜひ御検討いただきたいと思うのですけれども、いかがでしょう。
○瀬古委員 この問題の最後に、委員長にぜひお願いしたいと思うのです。  今、この恩寵園問題というのは大変重大な問題を提起していると思うのです。恩寵園、関係者の視察、調査など、ぜひ当委員会で行っていただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○瀬古委員 最後の質問なんですけれども、虚弱児施設の問題について伺います。  ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの慢性の病気を持つ子供を預かる虚弱児施設が今改定で廃止されようとしております。児童養護施設に移管するというものですけれども、「保護者のない児童、虐待されている児童その他環...全文を見る
○瀬古委員 関係者の御意見を十分聞いてきたのかというと、実際に関係する施設長さんともこの前懇談しましたけれども、突然のことでびっくりしたと言われる方が多いわけです。そういう意味では、結核性の病気はなくなってきたとしても、ぜんそくやアトピー性など、新しい病気に伴う虚弱児施設の役割を...全文を見る
○瀬古委員 以上です。終わります。ありがとうございました。
05月30日第140回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  日本共産党は、この委員会の審議を通じまして、各党の一致点を見出して、全会派の共同によって少しでもいい法律をつくりたい、これが基本的な立場でございます。しかし、昨日、木島議員も指摘しましたように、与党提出の市民活動促進法案には幾...全文を見る
○瀬古委員 では、自然保護団体の例で、例えば長良川の河口堰に反対の請願を地方議会に出した、そういう場合があったとします。それが採択されなかったという場合がございます。何度請願を出しても、住民の大半の意思でも、例えば議会はそれを無視する、こういう事態があります。そういうときに、この...全文を見る
○瀬古委員 これは与党案で書かれております「政治上の主義を推進し、支持し、又はこれに反対することを主たる目的とするものでないこと。」こういう条文がございますけれども、こういう場合に、あるときには議会制民主主義、こういう問題が重要な問題になってくるという場合に、あなたが言うように、...全文を見る
○瀬古委員 自然保護、自然を守るという運動をしていけば、例えばそういう政治の問題にぶつかるというのは、あなたもよく御存じだと思うのですね。  そして、今、何が問題かというと、議会がそれを踏みにじるという事態になったときに、その団体は、ともかく議会の民主主義を守れということで、主...全文を見る
○瀬古委員 大体、議会制民主主義なんていうのは基本的な問題なんですよ。憲法でもちゃんとうたわれている。これをイズムとして、大体、今回の法案の対象にしてやるなんということ自身が問題だと私は思うし、ましてや、市民運動、住民運動という場合は、いろいろな方向に、最初はこれで出発したって、...全文を見る
○瀬古委員 アンケートの結果が出ますよね。例えば自然保護団体が、諌早湾の干拓についてどう思いますか、こういうアンケートをする。そうすると、各政党や各候補者がそれに答える。そうしますと、その結果を団体の構成員に知らせるというのは、当然、市民団体がやる場合には知らせるわけですね。 ...全文を見る
○瀬古委員 個人個人がそれぞれ判断すればいいと。しかし、団体が、例えば干拓推進の候補者を応援しない、こういうスローガンのもとに、団体の機関紙を掲載して配布したらどうなるんでしょうか。これは、あなた方が言う「特定の公職の候補者若しくは公職にある者又は政党を推薦し、支持し、又はこれら...全文を見る
○瀬古委員 市民運動をやってきた人ならわかると思うのですよ。辻元さん、あなたがその中で活動してきたならわかると思うのです。  いろいろな自然保護の運動をやっていて、そして、選挙になったら、自然がどんどん破壊されていく、これを何とか守りたいという場合に、候補者にアンケートをして、...全文を見る
○瀬古委員 では、もう一つの事例を示したいと思うのですけれども、あなたが「進歩と改革」ナンバー五百四十三号、九七年の三月号に書いている文章がございます。   私は昨年の衆議院選挙に当選して、国会活動を始めることになりました。さかのぼれば選挙もNPO活動の延長線上でした。近畿ブロ...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、例えば自然保護を実現する場合でも、意思表示をする場合でも、政党や候補者を支持したり反対したりすることは許されない、この法案では行動に制約を受ける、こういうことがあるということは明らかになったと思うのですね。  では、こうした一たん認証を受けて市民活動法人...全文を見る
○瀬古委員 今回の場合の認証の取り消しというのはどういうものになるかということなのです。  法案では、認証の取り消しが解散の事由に挙げられている。これによって清算の手続が開始されて、解散命令と同じことですよね、こういう状態になる。清算の手続が始まれば、法人の所有する預金も建物も...全文を見る
○瀬古委員 時間でございますのでこれで終わりますが、市民運動や、そういう自然保護団体の場合は、この人をどうしても推そうというふうにはならないでしょう。むしろ、こんな悪いことをやっている議員を落とそう、こういう流れが私は出てくると思うのです。それは、各地域見ていただければ、当然政治...全文を見る
06月05日第140回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、私どもの提出した非営利団体に対する法人格の付与等に関する法律案に賛成の立場から、河村たかしさん外四名提出の市民公益活動を行う団体に対する法人格の付与等に関する法律案及び熊代昭彦さん外四名提出の市民活動促進法案には反対の立場からの討論を行いま...全文を見る
06月06日第140回国会 衆議院 厚生委員会 第33号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは短時間の質問でございますので、簡潔にお答えをお願いいたします。  きょうは環境庁においでいただいております。  環境庁は、一九九四年の四月一日付で、産業廃棄物、一般廃棄物を処理するための施設については、国立一国定公...全文を見る
○瀬古委員 この通知を受けまして、やはり環境を守っていくという立場から、関係市町村にも通知したりして頑張っている県もございます。  ところが、私は岐阜県の問題を取り上げたいのですが、岐阜県は、一年間にわたって種々検討を行っていたといって、この通知を関係市町村には一年間も通知しな...全文を見る
○瀬古委員 この当時、御嵩町では、この環境庁の通知が来る前から、国定公園に指定されているこの地域で環境保全が望まれる、だから産業廃棄物処理施設の立地は不適切だと町は判断して、町議会では特別委員会もつくっていたという経過があるわけですね。そういう事態にあるにもかかわらず、二年間も放...全文を見る
○瀬古委員 大変重要な脱税行為という問題についても、当然、私はこの御嵩町の場合でも検討されるべきだというふうに思うのです。  さらにお聞きいたしますと、この寿和工業は、実は玄洋社関西本部という政治団体に九一年十月三十日に四百万の資金を貸し付けている、このように収支報告の中で記載...全文を見る
○瀬古委員 これは襲撃事件に関連して報道されたわけじゃないのです。別に全く違う問題として、暴力団が右翼をつくって、こういう政治団体をつくって、やったという、これは新聞の記事がございますけれども、こういう報道がされているわけですよ。  特に、今回、厚生省が暴力団員による不当な行為...全文を見る
○瀬古委員 その場合、今回の暴力団関係者、こういう問題についての規定をわざわざ設けられたというのは具体的な背景があるわけでしょう。そうすると、その趣旨を踏まえて検討しなければならないという問題があるとは思いませんか。ちょっと大臣、お答え願えますでしょうか。
○瀬古委員 この御嵩町では、二十二日に、町の条例に基づきまして、全国で初めて産業廃棄物の処分場についての住民投票が予定されています。全国的にも大変注目されています。先ほど論議の中で、住民の声をどう聞いていくかというのが、今回の改正でもまだまだ不十分な面がありますが、一歩前進だと私...全文を見る
○瀬古委員 投票の結果については尊重すべきものと考えるかどうか、その点はいかがですか。
○瀬古委員 結構です。ありがとうございました。  実は、この問題をめぐって、皆さんも御存じのように、県と町との間でいろいろなトラブルが起きております。この御嵩町の問題は、国会でも質疑の中で取り上げられておりまして、重要な問題となっております。  そこで、私はぜひ、町長や関係者...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。終わります。
06月16日第140回国会 衆議院 本会議 第46号
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○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に関して参議院から回付された再修正案に対し、反対の討論を行います。  本再修正案に反対する第一の理由は、医療保険の財政の赤字を構造的につくり出している根本問題、世界一高い薬価や医療機器にメスを入れず、...全文を見る
11月05日第141回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先ほどから問題になっております過剰請求三千二百二十二億円という報道がマスコミなどで幾つかされています。それが本当に不正なものならきちんとそれをただすという立場が必要だというふうに私たちも考えています。しかし、先ほど同僚議員から...全文を見る
○瀬古委員 今まで強く言ってこなかったと。しかし、この問題は、マスコミなどが取り上げている問題は、きのうきように始まったものではない。何度も報道されていたわけですね。しかし、私はことしの八月十四日の日経を持ってきたのですけれども、この記事によりますと、厚生省は医療費の請求の審査を...全文を見る
○瀬古委員 中身はわからないけれども、国民医療費の伸びを抑えるためにともかく監視するというのは、私はやはり無責任な考え方だと思うのですよ。本当に中身がどうなっているのか。本来、それは不正でも何でもないという中身かもしれない。  例えば、今指摘されているのは、この三千二百二十二億...全文を見る
○瀬古委員 被告の訴えられた京都市、支払基金の方はもう上告を断念して、原告側勝訴が確定しているわけですね。  これはどういう内容だったのかといいますと、この審査が医学的な根拠に照らして否定されて、減点そのものが不当であるということが裁かれた。そして、京都の民医連の中央病院の主張...全文を見る
○瀬古委員 審査は慎重にすべきかどうかという問題、それを。
○瀬古委員 もう一点だけ。  この判決は、減点が不当だというばかりじゃなくて、減点した場合に、減点されたその理由が医療機関にわかるようにしなさいと。  ところが、この基金から出される減点理由のところに記号だけしか書いていないというケースが本当に多いわけですね。これが大変お医者...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
11月06日第141回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回提案されている法案審議に先立ちまして、人勧問題について、総務庁長官に率直にお尋ねしたいと思います。  八月四日に出された人事院の勧告は、この勧告に対して国会及び内閣がその実現のために速やかに所要の措置をとられるようにと述...全文を見る
○瀬古委員 この問題は、地方公務員だとか、景気回復の上でも大変大きな影響を持つというように考えられます。ぜひ真剣な御努力を一層強めていただきたいと思います。  では、法案について質問いたします。  この法案は、国民の負担の軽減を図るということを目的に、十六法律四十九事項につい...全文を見る
○瀬古委員 一つ一つの法案については、大変重要な内容を持っている。むしろ規制を強化しなきゃいかぬというものもあるわけですね、そして、うんと住民の立場から緩和しなきゃならぬというものもあります。その一つ一つを丁寧に見ていかないと、本当にそれが国民にとってどうなのかという判断を誤るこ...全文を見る
○瀬古委員 この基金などについて、大蔵省は、公費を導入するという意思はないというようにお答えできるのですか、現在の段階で。いかがでしょう。
○瀬古委員 基本的に、企業の責任できちんと処理するということをやはり貫くべきだと思うのです。住専のああいうやり方は、もう二度と許してはならないと思うのですね。こういう重要な問題なんかは本来大蔵大臣に答えていただかなければならぬところを、答えられないというところにこの法案の問題点も...全文を見る
○瀬古委員 法整備についてやっているのですか、今検討されているのですか。法律をつくるということについて聞いていますから。
○瀬古委員 今問題になっている消費者を守るという立場から見ますと、今、消費者の自立の支援という問題を言われましたよね、外国なんかの消費者を守る法律をぜひ調べていただきたいと思うのです、多分御存じだと思うのだけれども。むしろ、企業だとか貸し手責任をもっときちっとやりなさいと。  ...全文を見る
○瀬古委員 委員長、最後です、済みません。
○瀬古委員 はい。総務庁長官に最後のまとめでお聞きしたいのですが、規制緩和を考えていく場合に、やはり国民の命や安全、財産を守る、消費者の保護をきちんと、ルールがなければ、これが前提になっていなければだめじゃないかというふうに思うのですけれども、最後に御見解を伺いたいと思います。
○瀬古委員 終わります。ありがとうございました。
11月21日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、長崎の被爆者の松谷英子さんが国を相手取り原爆症の認定を求めました、いわゆる長崎原爆松谷訴訟の福岡高裁の判決、これは一審に続きまして松谷さんが勝訴したわけですが、この判決に対して、昨日、国が最高裁に上告いたしました。私は...全文を見る
○瀬古委員 それぞれの担当の部署は当然あるでしょう。しかし、この資格の問題を考える場合に、さまざまな関係者の御意見が出ていましたよ。その点、厚生省は、もっとイニシアチブをとって全体の調整というのをやるべきではなかったのかということをお聞きしているのです。いかがですか。
○瀬古委員 それぞれ現場でそれぞれの部署がございますから、医療の現場でいえば医師の位置というのがありますよね。私は、難しい面もあると思うんです。だからこそ、今までの延長線上じゃなくて、厚生省が今までの枠を取っ払った調整のイニシアチブを発揮すべきだと。そういう点でも、今回関係者の方...全文を見る
○瀬古委員 本当に、直ちに関係者の意向をよく聞いて、検討の場を厚生省が積極的に設定していただくということで確認をいたします。  そして、検討する場合に、厚生省が今までとってきた姿勢、例えば一九八七年の国会答弁では、社会福祉士は医療ソーシャルワーカーとは別の資格である、こういうよ...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、今までの発想というか、とらわれた発想にこだわらずに、国会の答弁にもうある意味ではこだわらずにやっていくということでよろしいですね。よろしいなら、もう答弁は結構でございます。はい、そういうことを確認いたします。では、関係者の皆さんの合意ができるような将来の資格制度...全文を見る
○瀬古委員 例えば、医療の現場から福祉の場に移っていきたいという希望、また医療の現場にいながら福祉そのものも学びたい、こういういろいろな方々がこれから生まれてくるというように思います。そういう希望、願いにぜひこたえていただきたいというように思います。  では、今日の精神障害者の...全文を見る
○瀬古委員 この二万人から一二万人というのは、厚生省は、将来その障害者プランでこれだけは、先ほど言いましたよね、最低限実現したいと。  しかし、これは実態から違っているのじゃないか。お医者さんから、もっと退院できるよというなら、それを積極的に厚生省は目標に掲げて、そのために社会...全文を見る
○瀬古委員 もう五十八年のときに指摘されているのです、これでは不十分だということは。ですから、きちんと見直しして、今までの精神障害者の政策の転換をぜひ私は図っていただきたい。そういう前提のもとに、本当に意欲を持って精神障害者の分野で働こうと言っているPSWの皆さんが、またソーシャ...全文を見る
11月26日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  昨年の四月一日にらい予防法が廃止されましてからちょうど一年七カ月たちました。この間、私は、全国にあります国立療養所の十五カ所のうち八施設を回らせていただきました。皆さんの実態に触れて、またお話を聞いて、大変大きな衝撃を受けまし...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ充実させる方向でお願いしたいと思います。  二つ目には、退所希望者の問題について質問させていただきます。  附帯決議では、「退所することを希望する者については、社会復帰が円滑に行われ、今後の社会生活に不安がないよう、その支援策の充実を図ること。しこのようになっ...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、この園でずっと生活したいと思う方々たちにとってはふるさとになっているというものもありますよね。しかし、できれば出てみたいと言われる方の希望をぜひかなえていただくために今後の柔軟な対応、そして生活やさまざまな、やはり一定の援助は必要だと思うのですね。その点でも...全文を見る
○瀬古委員 もちろん全職員の皆さんが本当に御苦労されて努力されているというのも、私も現場に行ってみましてよくわかりました。しかし同時に専門家の、この歴史的な背景にふさわしい配置も必要なので、その点でぜひ御努力いただきたいと思います。  群馬の栗生楽泉園の沢田五郎さんがこんな歌を...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ手紙を出してほしいということについてはいかがですか。
○瀬古委員 ぜひお願いします。  こういう形で、誤解や偏見を取り除くための啓発活動、これをうんと一層充実といいますか、努力をしなきゃならないというのも附帯決議に出ているんですね。ところが、ことしのこの啓発活動についての予算が五%概算要求で減額されています。そういう意味では、今ま...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ今後、この啓発のための事業については一定の予算の確保という点で努力をしていただきたいと思います。  将来計画については、療養所が皆さんにとってふるさとですから、ここをどうしていくのかという問題があるわけです。厚生省はかつて、この療養所については統廃合の対象とはし...全文を見る
○瀬古委員 あくまでも患者、その入所者の意思を尊重するという点はいいですね。
○瀬古委員 最後になりましたが、先ほどらい予防法の問題もございました。そして、幾つかの、やはり長い歴史で厚生省としても国としても誤った歴史がある場合にきちんとその教訓を明らかにしないと、また同じことをこうやって繰り返していくという問題がありますね。このらい予防法の歴史的な経過、そ...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
11月27日第141回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  人事院の給与勧告の実施についてですけれども、先ほどから指摘がございますように、この実施に向けて大変長い時間がかかっている、そして同時に、今回の給与法の改正案は値切りになっているということが再三指摘されておりました。  こうい...全文を見る
○瀬古委員 一応官房長官の答弁を求めるように事前に言ってありますけれども。
○瀬古委員 では、とりあえず総務庁長官とお二人に、今回の事態への所見と、そしてもう二度とこういうことを許さないという決意のほどを御披歴いただきたいと思います。
○瀬古委員 この人事院勧告そのものが、憲法上の要請である代償措置、そしてその根幹だと再三長官も言っておられるわけですけれども、これは絶対値切りがあってはならないものだと。しかし同時に、今まで話があった中で、長官も苦渋の集約と言われましたけれども、財政事情というか、こういうものが幾...全文を見る
○瀬古委員 私は、確かに総務庁長官としてはきちんと貫いて、人勧完全実施、給与部分の完全実施については貫くという立場はわかりますけれども、政府全体としてというふうに言われますと、何か、自分は貫くけれども、政府は全体事情を考えるからそういうこともあるのだと。あなたは、政府全体でも責任...全文を見る
○瀬古委員 あなたは努力してきたと言われるわけですけれども、しかし、政府全体でいえば、たとえこれが憲法上の措置であったとしても、財政事情があればやむを得ない、政府全体がそういう立場をとるならやむを得ないというように考えるわけですか。それはあってはならないと私は言っているのです。政...全文を見る
○瀬古委員 もっと本当に、担当大臣としては、政府全体でもこの人勧の制度のある位置をはっきりさせていただく、きちんとそれを主張していただくという立場に私はぜひ立っていただきたいと思うのですね。  では、次に入りたいと思いますが、今回の給与の引き上げというのは、三年ぶりに一%台に乗...全文を見る
○瀬古委員 労働者を経営者が雇う場合には、いろいろな賃金を決めるという問題はありますけれども、少なくとも、自分のところの労働者がどういう生活実態になっているのかというのはつかんでいるのが、経営者でいえば当然必要だと思うわけですよ。  それで、いろいろな指標を集めて、生活実態はこ...全文を見る
○瀬古委員 民間の賃金と、そのほかいろいろ考慮してということはわかるわけですけれども、少なくとも公務員労働者がどういう実態にあるのかぐらいはつかんで、そして施策を進める、人事院勧告の内容にも反映するというのは当然のことじゃないかというように思うわけですね。その点ではぜひ今後検討し...全文を見る
○瀬古委員 指定職の場合は五百人以上の規模、こういうふうになっておりますけれども、それはなぜでしょうか。
○瀬古委員 一般職の事業所調査についても、実態としては、結果としては、この調査にふさわしい内容のところを探すと五百人以上の規模になってしまう、こういうケースも結構ございます。実際には根拠というものが、この根拠でなければならぬというものは、三十九年以来の、そこで話し合ってそのままず...全文を見る
○瀬古委員 ちょっと時間がございませんので、次の質問に行きます。  勧告では、特定の部署においては恒常的な超過勤務がなされている実態が見られる、そして、職員の健康や福祉の観点からも、長時間の超過勤務の縮減に向けて検討するというように書かれております。実態が見受けられる、そういう...全文を見る
○瀬古委員 どこの省庁かと聞いているのです、私の方は。ちゃんと答えてください、こちらは質問しているのですから。この実態はどこの省庁を指しているのですかと聞いているのです。
○瀬古委員 時間はありませんけれども、きちんと質問に答えていただきたいと思うのですね。要は、どこの省庁がどうなっているかわからない。全体としてはそういう超過勤務の実態が見受けられる、こんないいかげんなことで指摘されれば、実際にどこをと言って指導できないでしょう。そういう点でも、も...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となっております特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  本法案の対象となっております総理、国務大臣や高級官僚を初めとするほとんどの特別職国家公務員の給与は、一般勤労者の賃金、...全文を見る
11月28日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、最初に、言語聴覚士法案について質問させていただきます。関係者にとっては三十数年来の資格制度問題が一定の解決をすることになり、評価をさせていただいております。  言語聴覚士法案では、有資格であれば診療の補助業務を医師また...全文を見る
○瀬古委員 二点目に、養成学校の認定基準の問題についてお聞きします。  STの養成校は二十五校と紹介されております。そのうち、最近つくられたという学校が多くて、蓄積のある学校というのは極めて少ないわけです。  そこで、諸外国の水準を見てみますと、STを初め医療職の資格条件とい...全文を見る
○瀬古委員 もう一点、資格条件の、四年制大学懇談会での検討、この辺はどうなったかというようなこと。
○瀬古委員 引き続き、今後とも関係者の意見もよく聞きながら進めていただきたいと思います。  現在、このSTの配置義務、法的に位置づけられた配置義務というのはどうなっておりますか。
○瀬古委員 施設はあるんじゃないですか、二施設。
○瀬古委員 医療施設にはないということなんですけれども、私、幾つか聞いてみますと、例えば民主的な医療機関、それから保険医さんの集まりであります保団連、こういうところでは、医療機関としてもほぼ必要なSTを確保している、こういうところも、随分努力されているところもございますね。国公立...全文を見る
○瀬古委員 民間など、それなりに努力をされているわけですけれども、今回この資格制度をつくるに当たっては、今必要な医療機関、とりわけ国ではきちんとその範を示すという点でも、私は対応する必要があるのではないかというように思うのです。  そういう意味では、この機会に、今後、国立、公立...全文を見る
○瀬古委員 では、精神保健福祉士法案について質問いたします。  先日、私、委員会で精神障害者の社会復帰者の目標についてお伺いいたしましたが、厚生省は、二万人から三万人、これは整備する施設の量から出てきたものだという答弁もございました。先ほどは、一年半以上の入院者で寛解状態にある...全文を見る
○瀬古委員 最近の資料といいましても、実際には余りにも、厚生省が今回精神保健福祉士法案をつくって精神障害者がもっと社会参加、社会復帰ができるようにしたいという決意にしては、やはり今までの延長線上だというふうに思うわけですね。そういう点では、きちんと国としてふさわしい、こういうふう...全文を見る
○瀬古委員 障害者計画を進めるようにぜひ御努力いただきたいし、その中にとりわけ精神障害者の問題がきちんと位置づけられているかどうかという点でも目配りをいただき、そして、それにふさわしい国としての体制をつくっていただきたいというふうに思います。  もう一つは、このプランをつくるに...全文を見る
○瀬古委員 着実に障害者計画についても進めていただきたいと思うのですが、来年の予算の概算要求を見てみますと、百五十一億円の伸びとなっています。本年の伸びは二百二十一億円ですから、伸びが減ってきているわけですね。本来ならもっとうんと伸びをふやさなければいけないのに、減らしている。こ...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。以上です。
12月03日第141回国会 衆議院 商工委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今問題になっております万博会場の候補地、海上の森は、私が住んでおります瀬戸市の住宅のベランダからすぐ見えるところにございます。朝夕、そして春夏秋冬と、本当にその自然に、その美しさに私自身が育てられ、励まされてきたところでござい...全文を見る
○瀬古委員 では環境庁に伺います。  絶滅のおそれのある野生植物をまとめる植物版のレッドデータブックをつくるために、環境庁は日本植物分類学会に調査を依頼しております。この学会が、海上の森の周辺について実は次のような分析をしているわけです。この地域は希少植物の国内有数の自生地だ、...全文を見る
○瀬古委員 九四年の愛知県の調査では、千六百十六種もの多様で貴重な動植物が生息していると報告しています。そういう意味では、この海上の森に万博会場を建設する、これはこれらの生育環境を破壊して生態系を台なしにする、この可能性は大なんですね。  そういう地域だからこそ、先ほどお話があ...全文を見る
○瀬古委員 この海上の森で万博を行うことに反対しているというのが意見書なんですね。こういう意見書が出ている、これについてどうかと聞いているのです。
○瀬古委員 この自然保護協会が大変努力されて調査をされているわけですね。そして、あらゆる分野からこの場所はふさわしくないということを言ってみえるわけで、ぜひその点、しっかり環境庁は今後チェックをしていただきたいというように思います。  では次に、通産省に伺います。  愛知県は...全文を見る
○瀬古委員 要は、愛知県と変わらない、どんなに環境自然保護団体から御意見があろうと、この場所でやるのだという愛知県の姿勢と同じだということだと思うのですね。自然の本当に豊富なこの里山で、また埋蔵文化財もある、ここは大変貴重なところなのだといって指摘もされている、そういうところでも...全文を見る
○瀬古委員 私、この板倉ニュータウンの内容も聞いてまいりました。地元では冷え冷えとした状況があるという、こういう内容でございました。  また最近の例で、大阪の阪南スカイタウンというところがあるわけですけれども、私、ここは行ってきたのですけれども、もう惨たんたる状態でしたね。二千...全文を見る
○瀬古委員 会場建設だけじゃないのですよ。ともかく地元は、二千五百万人来るというわけでしょう、鉄道も引いてもらいたい、水道だってどうするのだ、ごみどうするのだ、もういっぱい要望があって、地元の瀬戸市では、もうこれだけたくさんの事業をやらなければあかん、とても市税では一銭も出せませ...全文を見る
○瀬古委員 住民との話し合いをされるというのは、私もそれは知っております。しかし、きちんと情報も明らかにしないままやるということに、随分住民の皆さんからも批判が出ているわけですね。そういう点でも、粘り強く、本当に真剣に住民の皆さんの声をぜひこれからも聞いていっていただきたいという...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、平成十七年に開催される国際博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案に対して、反対討論を行います。  これまで愛知県や通産省が提案してきた愛知万博構想では、環境をテーマとしながら、海上の森という貴重な里山を含む瀬戸市南東部が...全文を見る
12月04日第141回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  昨夜、行政改革会議の最終報告書を受け取らせていただき、読ませていただきました。  最初に、私自身の率直な思いは、一体この行政改革の問題はどこから出発したのか、国民が求めていた行政改革というのは一体何だったのか、こういう問題で...全文を見る
○瀬古委員 少しは頭の中に、こういう癒着問題は、全くないとは言わない、あったと。あったけれども、具体的にそれを断ち切るための行政改革が必要なわけですよね。  そういう点では、国民に疑念を抱かせることになってはならぬということですけれども、実際には、はっきり言って、こういう政財官...全文を見る
○瀬古委員 縦割り行政をなくす、省庁を再編する、そして地方分権を進める、規制緩和を進めると。しかし、肝心の、どんどん天下りは引き続き行われたり、企業献金をどんどん政治家が受け取る。こういうようなことをやっていれば、幾ら省庁を小さくしようが大きくしょうが、地方分権といっていろいろな...全文を見る
○瀬古委員 企業献金の問題も天下りの問題も、時間がかかる問題ではないのです。本当に、もうやめようといえばやめられる問題なのです。  では、具体的にお話ししたいと思うのですけれども、総務庁長官は、政治倫理というのは厳粛であらねばならぬ、雑念が入ってくる余地のないように、こう言われ...全文を見る
○瀬古委員 例えばゼネコンの問題にしましても、バブルがはじけて大変な業界としては、経営危機に陥ってもなおかつ多額のゼネコンの企業献金はふえているという実態もございます。  それで、今度の財政構造改革の中でも、ゼネコン、公共事業だけは枠を減らさない、こういう流れになっているわけで...全文を見る
○瀬古委員 これは企業献金の問題も同じなんですけれども、こういう根本的な問題をきちっと据えて改革というのを考えていかなければ、これはこれでおいといてみたいなことは、本当の国民の願う改革にはなっていかない、根本的なところからずれていると私は言わざるを得ないと思うのですね。  もう...全文を見る
○瀬古委員 民間にこれ以上ゆだねてはならない、きちんと主務官庁がそれなりに監督を強化しなければいかぬというものもあるということはお認めいただけますか。
○瀬古委員 要は、そういう事実があるから私の方は言っているのです。あるとすればじゃなくて、もう現実にこういう民間任せのやり方でめちゃくちゃなことをやられているという問題について、きちんとそれは、必要な監督や、主務官庁の監督指導というのは当然あり得るのじゃないかというふうに思うわけ...全文を見る
○瀬古委員 例えば農業試験場だとか工業技術研究所だとか基礎的な研究を行うところで、独立行政法人化した方がいいという御判断は、何を根拠にこの方がいいということなんですか。国立てない方がいいというのは、どういう意味でしょう。
○瀬古委員 具体的に名前もずっとこの報告の中に挙がっておりますから、私も心配をしているわけですね。その点では、もっと、なぜこれが独立行政法人化でなければならないのかということが不十分なまま名前だけ挙げるなんというのは、私は、大変、何といいますか、めちゃくちゃなやり方ではないかとい...全文を見る
○瀬古委員 では、官房長官に聞きます。  内閣機能の強化の問題なんですけれども、今回の改革の大きな柱の中に、官邸、内閣機能の強化という問題が出てまいります。その中で、閣議の議決方法に、合意形成のプロセスとして多数決制を採用する、このようになっていまして、また、総理の基本方針の発...全文を見る
○瀬古委員 本来、多数決制でとらなくても、大臣の意見が違うという場合は罷免することができるわけですよね。そういうものができるのに、あえてそれに、こういう多数決制をとるとか、今、大臣同士で率直に閣議で論議はできるわけですよね。それをあえてこう書き込むといいますか、書きかえるといいま...全文を見る
○瀬古委員 行革会議の内容がやはり国民の願っている真の行政改革の方向とは違っている、そういう立場で、本当に国民の声を聞いて、真の行政改革の方向をぜひ目指していただくことを述べて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
12月05日第141回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、介護保険法案及び同施行法案について反対の討論を行います。  年間八万人もの女性が介護のために仕事をやめざるを得ない現実や介護による家庭の崩壊など、介護地獄と言われる事態は切実かつ深刻なものになっています。それだけに、必要なときにだれもが安...全文を見る