瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、国家公務員、特に高級官僚の汚職腐敗の問題について、まず最初に御質問いたします。  先日、二月の二十日ですけれども、衆議院の議運の委員会に、職員の不祥事問題への対応という調査結果が提出されました。ここに不祥事問題と書いて...全文を見る
○瀬古委員 「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」というこの憲法十五条の要請について、官房長官、お伺いしたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○瀬古委員 基本的な憲法十五条の精神をよく守って、これを徹底するということがやはり大変大事だというふうに思います。しかし、実際には御存じのように、今お話がございましたとおりに、これがないがしろにされているという状況が生まれてきているのが、今、大蔵省等の腐敗事件だと思うのですね。 ...全文を見る
○瀬古委員 この倫理規程ができてからも、今日、今大変大きな問題になっているわけですが、その間にも幾つかの重要な事件が起きているわけですね。  例えば、今お話しになりました大蔵省が一番多いわけですけれども、大蔵省でいいますと、昨年の七月二十九日には、今回懲戒免職になりました宮川、...全文を見る
○瀬古委員 幹部職員、一部の不心得者と言われますけれども、本当にそうなのか。  私は、全体の公務員の皆さんは一生懸命働いてみえると思うのですね。しかし、幹部職員の中に、本当にこの一部だけなのかという問題、ぜひお話ししたいと思うのですけれども、先日、三月の九日ですが、予算委員会で...全文を見る
○瀬古委員 スピードを少し制限範囲を超えるとかいう問題ではなくて、公務員のこの規程の中にはちゃんと、接待を受けることは行ってはならないとはっきり掲げているのですね。この程度ならいいという問題じゃないのですよ。そこをけじめをつけなければ、この幹部の諸君はみんなに模範を示さなければい...全文を見る
○瀬古委員 時間がもうございませんので、二問目、セクハラ問題についての御質問をしょうと思っていまして、今人事院が調査している内容についても御報告していただこうと思ったのですが、ございません。そこで、私が実際に幾つかの調査をさせていただきまして、特に大蔵省、国税局、税務署、こういう...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。先ほど腐敗問題など取り上げましたけれども、もちろん、倫理規程や法律できちんとさせていくということも大事ですけれども、やはり職場の中の民主主義というものはとても大事なんですね。物を言ったり批判をしても、お互いにそれを認め合うような関係なども大変大...全文を見る
03月12日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の改定は、公務員の給与改善部分は上回るものの、物価上昇分を満たしていないという点では大変不十分ですけれども、私たちとしては、一定の改善措置がとられているというふうに考えております。  さて、今回の恩給の改定率というのは、...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ改善のために御努力いただきたいというふうに思います。  では、私も、先ほどお話がございましたように、元日赤の従軍看護婦問題についてもぜひ御質問させていただきたいというように思います。  これまでも国会ごとに各党から紹介され、また内閣委員会でも、慰労給付金の増額...全文を見る
○瀬古委員 今お話がございましたように、恩給の最低保障額と元従軍看護婦さんたちの慰労給付金、同じ条件のもとで比較した場合に三倍から四倍という格差があるわけですね。  実際には、この恩給そして慰労給付金が創設されたときの、そのときの伸び率といいますか、今日までどのように伸びている...全文を見る
○瀬古委員 一九八二年の内閣委員会ではこのように政府の答弁が出ております。その格差の問題について、これは海老原政府委員が言っているわけですが、今後におきましてまた大きな経済情勢の変化というものがございましたならば、慰労給付金の改善について慎重に検討することは考えなければならないと...全文を見る
○瀬古委員 実際には、従軍看護婦さんたちの召集された経過だとか、そして戦地でのさまざまな困難な状況を見れば、ある意味では、兵士と同じように、あるときには兵士以上にさまざまな御苦労をされて今日まで生きてみえているわけです。そういう意味では、私自身は、本当に兵士と同じように扱ってもい...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ至急に勉強もしていただいて、改善されるように御努力いただきたいと思います。  そこで、ちょっと最後に、委員長にお願いがございます。  先ほど倉田議員の方からもお話がございましたし、また、恩給の関係もさまざまな問題がまだ山積みされたまま残されています。これは、大...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
03月13日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の改正は、恩給が総合勘案方式を採用しまして初めて物価上昇率を下回る結果となっております。これは公務員の給与改善率が物価上昇率にも満たないという、実に一九八三年に人勧実施が見送られて以来十五年ぶりの事態、それが原因でございま...全文を見る
○瀬古委員 この被曝線量の評価システムというのは、厚生省も御存じのように研究によって見直しがずっと図られてきた歴史があるわけですね。  実際に放射線がどのように人体に影響を与えるかという問題などは、人体実験ができないわけですから、なかなかこれだというふうにやはり証明できないもの...全文を見る
○瀬古委員 実態に即して、被爆者の状況に即した御判断をぜひお願いしたいということを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。
03月17日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  NPO法案は、我が党が衆議院に提出いたしました非営利団体に対する法人格の付与に関する法律案、また、参議院に提出した非営利法人特例法案などの諸法案とともに、すべて議員立法として提出されておりまして、衆議院、参議院でそれぞれかなり...全文を見る
○瀬古委員 できるだけ広く法人格が付与されるような姿勢で、今後この法律が運用されるべきだというように思います。  二つ目の質問ですけれども、先ほどお話がございましたように、全国に八万六千の市民団体があり、そのうち一万ぐらいの団体が法人格を希望している、このようなお話がございまし...全文を見る
○瀬古委員 三点目ですけれども、衆議院での修正で、第二条二項二号のハについて、「特定の公職の候補者若しくは公職にある者又は政党を推薦し、支持し、又はこれらに反対するものでないこと。」となっていたのが、「反対することを目的とするものでないこと」と修正をされました。この修正によりまし...全文を見る
○瀬古委員 四点目でございます。  第四十四条に新しく、経企庁長官による都道府県知事に対する情報の提供という項目が加えられております。この法案では団体委任事務の原則があり、経企庁長官が都道府県を指導監督する立場にないことが確認されてまいりました。この条文によって、提供をする情報...全文を見る
○瀬古委員 五点目です。  この法案は都道府県との関係では団体委任事務を採用していますけれども、都道府県の運用段階で立法趣旨と異なる運用が生じた場合、議員立法である本法案の場合に、提案者や国会としてどのような措置が考えられるのか。具体的な運用の場合に、地方自治体の段階で、違い、...全文を見る
○瀬古委員 都道府県が個別にいろいろな判断をするということもあるので、この点では、立法趣旨と異なる運用が生じないような、趣旨の徹底を図るといいますか、そういうことが大変重要だなということを感じているわけですが、その点はいかがでしょうか。
○瀬古委員 この法案の成立がなされた場合には、各都道府県では条例づくりが始まります。そういう場合にさまざまな問題点があるのですが、今回のNPO法の審議されてきた過程などを見ましても、市民の皆さんの果たしてきた役割というのは随分大きかったと私は思うのですね。そういう意味では、地方自...全文を見る
○瀬古委員 では、二点目、見直しの問題について若干質問させていただきます。  今後、これは法律が成立したという前提のもとになるわけですけれども、もしそうなった場合に、本法案の見直しという直ちに取り組まなければならない問題があります。そういう意味では、この法律が議員立法で、論議さ...全文を見る
○瀬古委員 見直しの二つ目ですけれども、本法案の原案それから修正案の多くの提案者の方々が、審議の中で、希望としてはできることなら準則主義がいい、このような趣旨の発言をされております。それは、現行の民法を前提とするにしても、その場合には準則主義に限りなく近い形で法人格が付与できたら...全文を見る
○瀬古委員 民法改正という問題は確かに大きな問題ですし、それについての一定の改正も本当に視野に置いてこの問題は考えていかなければならないというふうに思っています。しかし同時に、私たちが参議院の段階で提案しましたように、現行の民法の範囲内でも、それをクリアして非営利法人として認める...全文を見る
○瀬古委員 私の言っているのは、民法改正という問題は、それぞれ皆さん思ってみえる方も多いと思うのです。しかし同時に、それでなくても、今の民法の枠内で準則主義により近い形での検討というのはできるのではないか、その点はいかがですかというふうにお聞きしているのです。どうでしょうか。
○瀬古委員 最後に、税制問題について質問いたします。  この法律案によりまして、法人格の取得にようやく道を開くことができるわけですけれども、市民活動を支援してその活動を促進する重要な方策であります税制優遇が実現していないというのは大変残念なんです。見直しては、最優先課題の一つと...全文を見る
○瀬古委員 本当に、一歩を踏み出すことになりますNPO法が、国会内外の共同の取り組みでよりよい方向へ前進することを願いまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
03月17日第142回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  昨年九月一日より、医療制度の改悪によりまして二兆円の国民負担が実施されました。この国民負担に伴う影響額を、厚生省は当初八千八百億円と予測していましたが、実質の見込みは幾らになっておりますか。
○瀬古委員 制度医療費の総額は、九八年度、九九年度でそれぞれ幾らと見込んでおりますか。
○瀬古委員 厚生省が考えていた当初見込みより医療費の削減額は四千二百億円もふえております。また、それに伴う国庫負担の削減も千五十億円になります。しかも、今お話がございましたように、九八年度予算は史上初めて前年度比一・一%、三千三百億円も減額するということになりました。  厚生省...全文を見る
○瀬古委員 医療費の一部負担の増額によって医療費の減額が生じているということは認められました。  皆さん、お手元にお渡ししております表を見ていただくと、図—一というのがございますが、ここに一人当たりの医療費の伸び率の推移、これは厚生省が出した資料です。この厚生省の資料を見まして...全文を見る
○瀬古委員 健康保険組合連合会が昨年十月に行った調査がございます。九月からの医療費の引き上げについて、負担が重いと感じている人は六八・四%に達しています。これは、前年比九・五%も増加しているんですね。それから、重いと感じる理由については、保険料が高過ぎるが五一・三%、医療費そのも...全文を見る
○瀬古委員 まだこれでは理解していただけるというふうに厚生大臣はお考えなんですが、さらに資料を見ていただきたいと思うのです。  これは図—二です。総務庁が出した調査でございますけれども、平成九年の家計調査報告です。家計が九月に支出した医療代、外来ですけれども、これは前年同月比そ...全文を見る
○瀬古委員 今回の医療費の負担で、病院に行けない、医療が受けられない、お医者さんが選べないという人たちがふえて、実際に、命や、本当に片足を切断しなければならない、こういう事態になっているということを私は言っているのです。私は、たまたま気の毒な例を挙げているのじゃないのです。  ...全文を見る
○瀬古委員 この慢性疾患の中断が多いというのは、どのように見てみえるわけですか。慢性疾患の中断については、どう考えてみえるのですか。
○瀬古委員 先ほど紹介した京都の女性の場合は、中断前に治療に要した保険者負担を含む総医療費は、平均二万円程度でした。ところが、病状の重症化によって入院、片足切断になりまして、十二月は手術費等が二百六十六万円、一月は六十八万円、二月七十七万円。この三カ月間に要した医療費は四百十一万...全文を見る
○瀬古委員 いわゆる六カ月を超えますと、看護、検査、治療、すべて合わせて、ビジネスホテル一泊よりも安い六千百三十円で頭打ちになるという、こういう制度なんですね。一般病院としてやっていこうと思えば、六カ月を超えた高齢者が入院をたくさんするようになりますともう病院は赤字になる、こうい...全文を見る
○瀬古委員 退院を強要するとか差別するということはないなどと言われましたけれども、実際に高齢者が入院している場合にどういう状態になっているのかということを、本当に把握してみえるのかというふうに思いますよ。  例えば、日本看護協会が昨年七月に、一般病院に三カ月以上入院の六千五百十...全文を見る
○瀬古委員 欠点なんというものではないですね。本当に大変な人を、病院の経営がやっていけないような仕組みをつくって追い出していく、こういうやり方です。一方では、経済力を持っている人や人脈を持っている人は何年でも入院できる、こういう事実もあるんですよね。  三月十一日付の朝日新聞に...全文を見る
○瀬古委員 介護保険制度も、私どもも何度も指摘してまいりましたけれども、保険あって介護なしという状況で、実際には、いざできたときには、特別養護老人ホームでは八万人入れない状態、必要なヘルパーさんの確保は四割しかしていないという実態なんです。  そういう点でも、本当に、今の入院し...全文を見る
○瀬古委員 どんどん命にかかわるような医療や福祉を削っておいて、何が真に必要な給付が確保されると言えるのか、厚生大臣も大蔵大臣も本当に胸が痛まないのかと私は言いたいんですよね。  財政事情で切ってはならないものがあります。母子世帯の児童扶養手当、難病患者の自己負担導入、小人症の...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  残り時間、質問させていただきます。  騒音問題でも愛知県は、九七年の三月に公表した資料で、うるささ指数が七〇以下におさまることで問題なしとしております。地元の美浜町では、住民の六割を超える一万千六百三十二人の方が、計画の見直...全文を見る
○瀬古委員 理解が深まることと、実際にはそれをオーケーする、了解するということとは違うわけですね。そういう意味では、県では問題ないけれども、地元はこれでは納得できない、こういう場合には、少なくとも一番被害のあるこうした町民の意見を尊重して進める、こういう立場から運輸省はこの建設問...全文を見る
○瀬古委員 関係の自治体、関係住民の皆さん、その方々に理解していただけるように、きちんと誠実な対応を運輸省としてもするべきだというように考えます。  そこで、空港建設の事業にかかわってのアセスメントが実施されることになりますけれども、今まで行われてきた環境調査というのはこのアセ...全文を見る
○瀬古委員 事業主体が新しく環境影響評価をやるという問題ですけれども、実際には、住民の本当に納得できる環境アセスメントをする場合に、新しい環境評価法に基づいてやるべきではないか、それが今、環境に配慮する空港だというように運輸省も言ってみえる趣旨からいっても当然だと私は思います。特...全文を見る
○瀬古委員 今言いましたように、ばらばらでは本当に、あなたたちが言っている新しい環境アセスメント法の趣旨に基づいた形ではなかなか生かされない、そういう点では、全体的な形で、一体のものとして、やはり責任を持ってやるべきだというように思います。  そのためには、住民からも御意見が出...全文を見る
○瀬古委員 この出張というのは、愛知県の方向へ出張していたということなのですけれども、実際には東京でも接待が会席料理中心で行われていたという報道もございます。一万円から三万円の飲み食いが行われていた。  航空対策局というのは、中部国際空港を実現するための組織であったわけです。運...全文を見る
○瀬古委員 実際には、運輸省自身が接待を受けているわけです。県は、官僚にこういう接待が行われていたということをはっきり言っているわけですね。そして、県の航空対策局は、一般感覚からすれば確かにやり過ぎだった、このように説明をしているわけです。  一九七九年十一月には、官房長等の会...全文を見る
○瀬古委員 県の説明では、東京では運輸省の航空局の官僚を接待した、事業を進めるために、国に理解してもらうためだこういうふうに話していると報道にもあるわけですね。今大蔵省の汚職が問題になっている、接待が問題になっている、大蔵省はみずから今調査しなければいかぬと言って、どこまで調査さ...全文を見る
○瀬古委員 そう言われるなら、みずから身の潔白をきちんとさせるべきですよ。そのことが今国会の論議で問題になっているのでしょう。それが、うちは関係ないなんて、はっきりとみずから調査もしないで、そんなことは言えないわけですよ。  実際には、この東京での接待は、運輸省の官僚だけではな...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず第一点目に、地方債の借りかえと繰り上げ償還について質問いたします。  本来、地方財政は、国民がひとしく受けるべき行政サービスに必要な財源を、地方財源で不足する分は交付税で措置することによって成りております。地方債...全文を見る
○瀬古分科員 先ほども言いましたように、この地方財政の状況という国会に提出された報告では、要するに、国の経済政策に歩調を合わせた結果、こういう事態になったんだと。確かに住民の要望はあるでしょう。しかし、国がこういう方針をとるぞということでやられてきた経過があるんだということを、こ...全文を見る
○瀬古分科員 確かに、当事者間の話し合いというのは大事だと思うのです。  ただ、なぜこういう銀行の縁故債について、自治体が何とかしてもらいたいと思っているのかといいますと、例えば、今、この低金利時代に、かつて七%、八%と異常な金利のままに放置されている縁故債があるわけです。今日...全文を見る
○瀬古分科員 自治体が本当に財政力をみずからの力で回復する、こういう立場から、もっと大蔵省はそれに対する支援の姿勢を示すべきだというふうに私は思います。  今お話ありましたように、当事者間同士の問題、こういう点で言いますと、政府債、政府の資金運用部からの地方債の問題は、あくまで...全文を見る
○瀬古分科員 資金運用部の貸し付けの仕組みは私もよくわかっております。しかし、今の地方自治体の本当に深刻な状況を考えれば、何らかの形で手を打たなければならないと思うのです。政府の側も、今問題になっております銀行の三十兆円だとか、また公共事業をさらにもっともっとふやすのだというもの...全文を見る
○瀬古分科員 仕組みそのものはわかっています。しかし、あなたたちは、仕組みがあってもいろいろな工夫を銀行や大企業のためにはやられるわけで、そういう点では、今五割以上の自治体が深刻な状態になっている、そして、自治省からも何とかしてほしい、地方自治体からも相次いだこういう要望があるわ...全文を見る
○瀬古分科員 この調査の結果でセクハラの被害の内容を見ましても、また、その広がりから見ましても大変深刻なものがございます。その中で注目しなければならない一つは、だれからセクハラを受けたかという問いに対して、女性の場合、直接でない上司からというのが五丁七%、第一位を占めています。そ...全文を見る
○瀬古分科員 急がなければならないものは早急に検討も含めてやっていただきたいと思います。女性の地位向上を進める上で、このセクハラ問題というのは大きな障害になっています。この調査でも、女性職員の一七%が性的関係を迫られた、こういう非常にショッキングな内容になっています。日本の社会の...全文を見る
○瀬古分科員 いま一つ取り上げさせていただきたいのは、国税局、税務署における深刻なセクハラです。  全国税労働組合が、近畿地方本部なのですけれども、アンケート調査をしましたら、女性職員の六割がセクハラに遭ったり、セクハラを受けている事実を知っていると回答しています。このアンケー...全文を見る
○瀬古分科員 ぜひ、この近畿地方本部の行われたアンケート調査の結果、こういう内容が出ているわけです。これは大蔵大臣としては大変な事態だということで、ぜひ現場を調査していただきたいし、幹部のセクハラ防止については、すぐにでも何らかの対応を講じていただきたいと思うのですけれども、いか...全文を見る
○瀬古分科員 実際には、深まったけれども、事実として深刻な事態はまだ続いているわけです。ぜひ調査をしていただきたいし、また、こういう女性をべつ視したり人権を踏みにじるやり方について、大蔵省としてもやはりメスをきちんと入れていただくということが大事だということを申し述べて、私の質問...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、日本共産党を代表して、内閣法及び国家行政組織法の二法案改正についての反対の討論を行います。  まず最初に、内閣法の一部改正の反対理由についてです。  反対の理由の第一は、一昨日の当委員会で指摘しましたように、内閣官房...全文を見る
04月14日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私、最初に、支払基金の末次さんにお聞きしたいと思うのですけれども、今お話がございましたように、レセプトの点検と不正請求、これは全く別の問題で、今の支払基金の審査ではそういう不正請求などは審査できない、あくまでもルールが守られて...全文を見る
○瀬古委員 要するに、基準を決めて、金額を決めて、目標を決めて削りなさいと言われると、どういう立場でそれを見るということになりますかということなんです。そんなことできるでしょうか。
○瀬古委員 そうしますと、あくまでも基準に基づいて公平に審査をしていただくということになるわけですが、さらに厚生省は、診療報酬、レセプトの点検については査定率が問題なんだということを最近言い出しています。例えば、支払基金と国保連合会の査定率はどうか、各県の査定率は違う、これが余り...全文を見る
○瀬古委員 要するに、ルールに基づいてちゃんとそれぞれやっているかどうかというのを見られるわけですから、それによってどれだけ削減するかなんという発想はもともとおかしいというふうに思うわけです。  しかし、実際上は、そういう方針を掲げて今厚生省はやっています。そういうやり方で、例...全文を見る
○瀬古委員 必要な医療をみずから抑制するといいますか、ある意味では自己規制みたいなものが働くということがないでしょうか。  それから、これはおかしいぞといってどんどん附せんがついてきたり、これは幾つかの請求間違いだと言われると、実際にはもう初めからそれをみずから自粛してしまう。...全文を見る
○瀬古委員 実務上の問題など、それから、点数表の大変複雑な内容などもぜひ改善しなければならないというふうに私たちも考えております。  そこで、必要病床数の問題、中野病院の池澤先生にお聞きいたしますけれども、先ほど、地域の自主的なネットワークを中心にした、その地域に見合った医療体...全文を見る
○瀬古委員 最後に、もう一点、質問します。  池澤先生にお願いしたいんですけれども、今回、既存の病院についての医療従事者の確保が困難な場合は、保険医療の取り扱いの取り消しという問題がございます。過疎の地域だとか医療従事者の確保が困難だというところも実際に私はあると思うんですね。...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
04月17日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  国保法については、今後の審議といいますか、時間をとった審議を尽くしたいと思っております。  きょうは、財革法の改正に関連をいたしまして質問をいたします。  最善の予算と言い張ってきました九八年度の予算が成立して、一夜明ける...全文を見る
○瀬古委員 その景気回復に公共事業が適当なのか社会保障がいいのかという論議は、私はまた後でしたいと思うのですけれども、しかしあなたは、そのときの児玉議員の質問に対して、財革法というのは橋本内閣の大きな看板だと。今この看板が破綻したわけですよね。そして、大臣はこのように言っておられ...全文を見る
○瀬古委員 私どもは私どもの主張で、例えば財政構造改革をどうやるべきかという考え方を持っています。しかし、あなたは少なくともそのように主張されたわけですよ。抜本的な、根本的な問題を論議しなければならぬと言われたわけでしょう。そういうときに、確かにそれは閣議といえども多数決もあるで...全文を見る
○瀬古委員 自民党でもそれなりにちゃんと国民に責任を持つということをやるべきですよ。私たちは、本当にこの財政構造改革、こんなやり方でいいのかということは前から指摘しましたよね。九兆円の国民の負担、これが経済を冷え込ませたんだ、そして今本当の構造改革をやるというなら、公共事業、大手...全文を見る
○瀬古委員 きょうの新聞の報道によりますと、政府・与党の財政構造改革会議で大蔵省は三つの方向を示したと伝えております。  一つは、この財革法の改正について、赤字国債の弾力的な措置として九八年度限りに停止することとか、二つ目には、九八年度に限らずこれを停止する、それから三つ目は、...全文を見る
○瀬古委員 ですから、減らせ減らせというこの前提の財革法そのものが見直しがあるので、そういう点では、こういうものについても、それは難病の問題が論議された中でも、まず最初にお金を減らさなあかんというところから始まったのだと率直に関係者の方は言ってみえるわけですよ。母子家庭のところま...全文を見る
○瀬古委員 そういう、ともかく財革法に縛られてといいますか、やるというやり方で、どんどん本来必要な人たちの医療や福祉を切り捨てていくということは、私はとんでもないことだというふうに思います。  最後に、介護保険導入に伴う新ゴールドプランの基盤整備、中でもおくれている特養ホームの...全文を見る
○瀬古委員 本来、医療や福祉、社会保障を担当する大臣にふさわしく、また、今まであなたが言ってきた言動にふさわしく、きちんと責任をとる、こういう立場から、この財革法の改正問題についても対処していただきたい。このことを要望して、質問を終わります。
04月24日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず、私は組合健保の問題についてお聞きいたします。  九六年度の組合健保全体の組合数に占める赤字組合数と割合、赤字額は一体どのようになっているでしょうか。
○瀬古委員 この間の収支決算を見てみますと、組合健保の場合に、九四年度が七百七十四億円赤字、九五年度が千二百二十二億円の赤字、九六年度が千九百七十六億円の赤字と、三年連続の赤字というふうになっています。それで、今お話がありましたように、健保組合の七割が赤字組合になっている。実は、...全文を見る
○瀬古委員 厚生省の認識としても、なかなか大変な状況だというのはお認めいただけると思うのですね。確かに、抜本改革をどうするかと私たちも意見を持っていますけれども、当面この深刻な事態をどうするのかという場合に、確かに国庫補助を入れる問題だとか、組合同士が助け合いをするということもあ...全文を見る
○瀬古委員 この健保組合のできた経過などを見ましても、確かにいろいろ今の事情とは違いますけれども、しかし、少なくとも国民皆保険制度を支えてきた、そういう中で一定の役割を組合健保は果たしてきたということはお認めいただけると思うのです。  政管健保の問題もありますけれども、これは後...全文を見る
○瀬古委員 もともと高齢者の医療費をどうするのかということでこの老人保健の拠出金制度ができたわけですが、国保を除いて、国の負担を入れないでともかくみんなでやりなさいという、そういうもともとの仕組みそのものに問題があるというふうに私たちは思っているわけです。  ですから、改めて、...全文を見る
○瀬古委員 昨年九月に中医協が行いました医療経済実態調査のうち保険者調査では、それぞれの保険制度別の収支差額、収入合計に占める赤字額の割合はどうなっているのか、教えてください。
○瀬古委員 実際には、市町村国保に一般会計の繰入額を入れても政管健保の方が厳しいという状況は、今お話があった中でもわかると思うのです。  こういう政管健保、あなたたちが言うベースのこういうところにさらに今回五百二十億円の国庫負担分を転嫁する、これはどういう見通しを今後持ってみえ...全文を見る
○瀬古委員 先ほど言いましたように、抜本的な改善をどうするのかというのは当然論議になると思うのですが、組合健保もそうなんですが、政管健保も、当面これはどうするのかという問題はそれはそれとしてあるわけです。そういう場合に、ここに国の財政負担分をかぶせるというのはちょっと安易過ぎない...全文を見る
○瀬古委員 では次に、政管健保の問題で、レセプト点検の強化についてお聞きします。  これは財政効果一千億円を見込んでいるというように言われていますけれども、この実効が上がらないときには六百十四億円の赤字になる可能性がある、このように厚生省は考えてみえるのですね。社会保険庁の真野...全文を見る
○瀬古委員 ある支払基金の職場では、チェックの附せんをつける競争をしている、こういうところもあるというふうに言われているのです。ですから、今言われたように、必要な医療もカットするような一律的なものでないということは徹底していただくというのは当然ですが、やはり一千億円みたいに掲げま...全文を見る
○瀬古委員 もう一点お聞きします。  さきの参考人質疑の中で、参考人の阿部泰隆教授が、医療法の法文を素直に読めば、医療計画は医療過疎地域の医療体制の充実を図る法律だ、こういうふうに述べておられるところがあります。  今回、病床規制といいますか、病床の多いところには保険診療を認...全文を見る
○瀬古委員 全体的には、もちろん過疎がありますね。しかし、過剰と非過剰、過剰といっても、私たちは、またこの過剰の意味は本当に国民の立場からいって過剰なのかどうかというのは、意見は持っております。  同じ過剰地域であって、計画の中で出されているところも、医療機関が偏っていて実際に...全文を見る
○瀬古委員 要するに、職員の、スタッフが足りないというところについて、この辺をどうするのかということをお聞きしているのです。スタッフが足りないというところは、いろいろな困難な状況がやはりあるわけですよ。それを私たちは必ずしもいいとは思っていませんが、人の確保が十分できないような地...全文を見る
○瀬古委員 その適用をする場合に、今言われた地域医療という状況も十分踏まえて御検討いただきたい、機械的に一律にしないで検討いただきたいと思うわけですが、特に入院している患者さんの権利の問題、それから住民の意見、こういうものがどういうように反映されていくのか。先ほど審議会というお話...全文を見る
○瀬古委員 最後に質問いたします。  今回の法案が出されるに当たっては、いろいろ審議会でも否定的な意見がありました。大臣は、その中でも、今回のこの提案は全体の予算編成の中でやむを得ない措置としてまとめさせていただいた、こういうふうに述べられているわけですね。そういう意味では、財...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  撤回しないということでしたら、さらに論議を掘り下げる審議をぜひ進めるということも重要だと思います。このことを指摘して、質問を終わります。ありがとうございました。
04月24日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第7号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  憲法第十五条は「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」国家公務員法第一条は「国民に対し、公務の民主的且つ能率的な運営を保障する」とあります。  この法律案は、行政改革会議の最終報告の趣旨に基づいて提案...全文を見る
○瀬古委員 いいえ、憲法と国家公務員法を前提とした国民の求める行政理念を担う制度である、こういう観点でやられるということは当然ですね。
○瀬古委員 新聞でも報じられておりますように、公務員制度のあり方の問題について、この法案に出されている内容では、慌てて国民にわかりやすい形で公務員の削減目標を打ち出した経緯がある、このようにマスコミが報じております。まともな検討もしないで条文になっている四十七条に、国家公務員を「...全文を見る
○瀬古委員 こういう法務局のような、人を本当にふやさなきゃいかぬ、国民に奉仕できる行政機関としての役割がある意味で果たせないところもある。  一方では、例えば、この法律で総定員法に触れておりますけれども、自衛隊員の削減問題については全く触れられておりません。ソ連の解体後の世界で...全文を見る
○瀬古委員 ある意味では、行政需要、国民の要望にこたえて、やはりふやさなきゃいかぬところと削ってもいいところとがある。  そういう中で、今回の法律で言えば、十分の一を減らすなんということをわざわざ書き込むというのは、私はやはり根拠がないというふうに思うのです。いろいろな行政の見...全文を見る
○瀬古委員 研究機関などがあるわけで、こういうところで、こういう企業会計原則をなぜ入れなきゃいかぬのかという問題なんですね。  これを入れてしまいますと、結局、採算が合わないところはどうするか。研究だって、ある意味では売り上げを伸ばすというか収入が入るというか、そういうところに...全文を見る
○瀬古委員 今お話を聞いていただいたように、二十年もかかる。こういう場合に三年とか五年内で、どうなっているのだといって、研究の途中の経過を言ってくれと言われても、評価できない問題もあるわけですね。私は、こういう点でも基礎研究というのは大変時間がかかるということを思いますし、一概に...全文を見る
○瀬古委員 国立研究所の所長で組織しております国立研究機関協議会が意見書を出しているのですね。この中で、国研の中には行政現場との一体性が確保されてこそ効率的、効果的な成果が上げられる機関がある。これらの機関は、独立行政法人化により逆に迅速かつ的確な行政的な措置や研究遂行に障害が生...全文を見る
○瀬古委員 この意見書について総務庁長官は、私はやはり研究者の皆さんの専門的な御意見もよく聞いて今回の独立行政法人問題というのは考えなければならないと思いますけれども、いかがでしょうか。
○瀬古委員 要するに、私が最初に言いました、憲法や国家公務員法、こういうものに基づいた、本当に国民に奉仕していくような国家公務員像や国家の行政機関でなければならぬ、こういう立場からではなくて、やはりここに関係者も反対して、障害だと言っているわけですから、この辺にきちんと真摯に耳を...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は財革法の改定問題についてお聞きしますけれども、先ほど総理は、答弁の中で、財政構造改革法の基本は維持する、このように述べておられます。今まででもそういうことを何度も述べておられるのですが、この基本というのはどういう意味なのか...全文を見る
○瀬古委員 基本というのは、やはり社会保障を初め国民生活にかなり負担をかける、やはりこういう抑制をずっと続けていくということにはなると思うのです。  そういう場合に、特に来年度の社会保障費の上限枠、キャップを停止するという提案がされていますけれども、私たちはキャップそのものを外...全文を見る
○瀬古委員 抜本改革とは何かという問題については、厚生省からも一定の提案が幾つか出されております。医療の問題も、例えばサラリーマンを三割にする問題だとか、介護保険も、保険あって介護なしという状態になる、こういう事態も指摘されております。また年金も、支給額を減らすか、それとも保険料...全文を見る
○瀬古委員 小泉大臣の発言を私は持っております。そのとおりに言われているわけですね。要するに、財革法の骨格そのものが本当に総崩れになっているけれども、悪い部分、国民に負担をかぶせる部分はそのまま、本当に生き続けている。こういう財革法は、本当に撤回すべきだ、廃止すべきだと私は思いま...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案について、反対討論を行います。  反対する第一の理由は、この法案は財政構造改革法の忠実な執行のために提出された法案だからです。政府は、財政構造改革法改定について、弾力条項の導入と、社会保障関係費の歳出...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 本会議 第33号
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○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました政府提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律案並びに議員提出、行政情報の公開に関する法律案について、総理並びに提出者に質問いたします。  公正で民主的な行政、透明な行政運営を実現するためには、行政情報を広...全文を見る
05月12日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本日は、情報公開法案の初めての委員会質疑でございます。質疑に先立ちまして、どういう立場でこの情報公開法の審議に臨んでいくかという点について、私どもの考えを述べさせていただきたいと思います。  政府案にはいろいろ弱点はございま...全文を見る
○瀬古委員 制度化を推進するためにも、この知る権利というものが重要な役割を果たしてきた、そういう点ではお認めいただけると思います。  それで、知る権利というものは、憲法に由来する権利として、まさに国民の基本的な権利であるというように考えますけれども、この立法の趣旨に当たって、そ...全文を見る
○瀬古委員 結果、国民主権の理念にのっとりという中身が憲法の理念を踏まえたものだ、この点ではお認めいただいたと思います。  そこで、政府案ですけれども、本法案における国民の開示請求権は、単に政府の政策判断として与えられた権利ではない、当然憲法の理念を踏まえて制定されるものと理解...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、例えば地方の条例などでは、大阪とか京都とか沖縄などが知る権利が明記されております。今回政府案には盛り込まれなかったわけですけれども、法律の趣旨ということを考えた場合に、条例には知る権利を入れるか どうかという問題が、今後条例づくりに当たって問われていく...全文を見る
○瀬古委員 この情報公開法をつくろうというやはり多くの国民の運動もありますし、そしてある意味では行政の今までのあり方を変える、そういう法律だというなら、積極的にこの法律の中に知る権利をきちっとうたい込み、そしてそれぞれ条例をつくるに当たっても、大いに憲法の理念に基づいたそういう条...全文を見る
○瀬古委員 外国との関係で言われたんですけれども、私は、今の日本の現状、一体、企業の情報がどういうようになっているのかという実情を本当に見た場合に、私は、この規定というのは大変問題があるのではないかというように思います。  例えば薬害エイズの問題でもそうでしょう。それから、今問...全文を見る
○瀬古委員 では、この非開示になる場合に、「要請を受けて」というようになっていますよね。「要請を受けて、提供されたもの」というようになっているわけですけれども、この場合に、その要請というのは、例えば法令上の権限がある場合、役所は当然資料を提供する権限を持っているとか、いろいろな文...全文を見る
○瀬古委員 それでは、公にしないとの条件というのは、これは法人の側がつけるんでしょうか、行政の側がつけるんでしょうか。
○瀬古委員 例えば、法人が公開しないでほしいという場合もあるでしょう。しかし、同時に、行政の側から、公にしないから、公開しないからどんどん資料を下さい、こういう場合はあるんじゃないですか。それはいかがでしょう。
○瀬古委員 ですから、もちろん企業は当然、出してくれるなということになるわけですよ、こういう情報の場合に。特に重要な情報ほどある意味では大変企業にとっては損害になるということもありますから、往々にして、出してくれるなという流れなんです。  しかし同時に、この規定は、行政の側も、...全文を見る
○瀬古委員 比較考量といいましても、今、健康、こういう問題では、ある意味では取り返しつかないという例があるわけですね。命なんというのはもう取り返しつかないですよ。しかし、これが実際には比較考量という形で不開示になってしまうということもあるわけです。  そういう意味では、生命、健...全文を見る
○瀬古委員 具体的な事例でお話ししたいと思うのですけれども、私、先日東芝の本社に行ってまいりました。実は、この東芝の愛知の名古屋分工場の地下水から、発がん性があり肝臓や中枢神経に障害を起こすトリクロロエチレン、こういう物質が環境基準値の八百倍もの数値で検出されたという事件が起こり...全文を見る
○瀬古委員 最終的には裁判所という話がありますけれども、私は、命や健康にかかわるという問題は、裁判所に持っていかなければ判断できない、こういうものであってはならないと思うのです。少なくとも、情報公開されなくたって、行政がみずからこんな危険なものについては発表するなり対策をとるなり...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、今地域で起きている問題点などもよく調査していただいて、実際には本当になかなか企業が情報を公開しない、そういう場合に、役所も一緒になって隠してしまうということがあってはならない。そういう意味では、私は、ぜひ、この法人の非公開特約という問題については、再検討するべき...全文を見る
○瀬古委員 ちょっと最後のところが聞けなかったのですが、自主的に判断できるというふうに考えていいですか。その辺はいかがですか。
○瀬古委員 自主的に判断できるというのでいいですね。それは、そこで自治体が判断するということでいいですね。
○瀬古委員 もともと、情報公開法の趣旨全体そのものを本当に踏まえて、やはり自主的に自治体が判断するということをやるべきだというふうに思います。  では、次に、この非公開特約を今回入れなかった野党三党案について、その御見解を伺いたいと思います。いかがでしょう。
○瀬古委員 申しわけありません、最後一点だけですけれども、非公開特約を認めていない点、それから防衛情報などの規定を置かない点の日本共産党案について最後伺って、質問を終わります。
○瀬古委員 ありがとうございました。終わります。
05月15日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第12号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案は、海外に派遣される労働者の年金の二重加入の問題、受給資格に関する問題が一定解決されるものであり、私どもは賛成するものでもございます。本法案に関連して、幾つかの質問をさせていただきます。  この法案は、日本はまだ批准し...全文を見る
○瀬古委員 この条約に関する規定につきましては、日本では実質的に幾つかの取り組みもされていまして、私は、社会保障制度上の一定の前進が図られているというふうに思います。  今言われましたように、この条約自身は原則的なものを定めたというふうになっていますが、また、実際条文を読んでみ...全文を見る
○瀬古委員 批准に向けて期間など具体的なめどは立てておられるのでしょうか。その点はどのような努力が今後されていく御予定なんでしょうか。
○瀬古委員 批准の期目的なめどはつくっておられないですか。     〔佐藤(剛)委員長代理退席、委員長着席〕
○瀬古委員 厚生省は、年金改革の五つの選択肢を提案しています。その中に厚生年金の廃止案も含まれているわけですけれども、例えばこのような二国間の協定が結ばれて社会保障、今回は年金の問題ですが、今後、条約に基づいて各国とのさまざまな協定なども結ばれていく可能性がございます。そういう場...全文を見る
○瀬古委員 お互いに改定は当然あるわけですけれども、先ほど損だ得だというお話がございましたが、受給者にとっては、日本と結んだばかりに逆に大変水準が引き下がったというようなことがあってはならないと思うのですね。それはお互いにこういう国際的な協定を結ぶ中で努力して、今回の場合は年金で...全文を見る
○瀬古委員 そのように今度の年金改定についてもしっかりと踏まえて論議をしていただきたいというように思っております。  本法案は、現状の問題点、さまざま出されておりますけれども、その救済と改善をするという提案となっていると私も考えていますが、労働者にとって不利になる場合はないとい...全文を見る
○瀬古委員 これに関連して、配偶者、子に係る国民年金についてでございますが、日本では、二十歳以上の学生の国民年金への加入が義務づけられております。世界では、学生に年金への加入を義務づけている国はないわけですね。保険料の支払いは父母が負担しているというのが、厚生省の調査の中でも明ら...全文を見る
○瀬古委員 厚生省の出した資料でも、学生の保険料の未納の理由は、保険料が高く経済的に払うのが困難だという方が五五%、こういうふうに大変大きいわけです。また日本の学生の授業料、教育費というのは世界一と言われて、父母にとっても大変大きな負担になっております。その点でも、ぜひ改善を要請...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第9号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、学生無年金障害者、特に九一年の学生を強制加入とする以前の任意加入時における無年金障害者の問題についてお聞きいたします。  国民年金法は、憲法二十五条二項の規定、このように憲法条項がこの中に書き込まれているという大変珍し...全文を見る
○瀬古委員 そこのところが大変私は国民年金を考える場合に大事だと思うのですね。今言われておりましたように、憲法二十五条の生存権の理念、ここに基づくものだ、これに基づいて無拠出の老齢、障害、それから母子年金、こういう補完的な制度として認めているわけで、そして包括的な国民皆年金制度と...全文を見る
○瀬古委員 滞納者は。
○瀬古委員 この現在の未加入者の割合が一一・五%、そして滞納者一一・二%、免除者が三〇・三%、こういう率に上りますと、合わせて五四%なんですね。それで、二十歳以上の学生総数のうちその半分以上、百万人以上が保険料を負担できない、こういう事実がこの数字で出てまいります。いわば、学生だ...全文を見る
○瀬古委員 私がいただきましたこの決算の委員会の資料でも、保険料未納の理由というのが学生の場合に出ていまして、この中でも、保険料が高く、経済的に払うのが困難だ、こういうように答えた方が五五・四%で、断トツの一位になっています。  先ほど、保険料をどう払ってもらうかということでい...全文を見る
○瀬古委員 学生の保険料免除については、ぜひ積極的に、前向きに御検討いただきたいというように思います。  そこで、学生の無年金障害者、要するに任意加入のときに入らなくて障害を負った人たち、こういう人たちが何人か残されているわけですが、現在そういう人たちは何人ぐらいいると厚生省は...全文を見る
○瀬古委員 学生で収入がなくて負担ができなかった、そして任意だから加入もしていない、そのときに事故に遭って障害者になったというケースなんですね。  この学生たちは今どういう状態に置かれているか。就職もままならない、それから障害者の年金ももちろんないわけです。無年金障害者の会の調...全文を見る
○瀬古委員 今、身体障害者の調査と言われたのですけれども、無年金障害者の場合は身体障害者だけではありませんので、精神障害者や、またいろいろな障害、知的障害や幾つかの問題もございます。  さらに、今言われた身体障害者の調査も、本当にその人たちの生活がどうなっているかというところま...全文を見る
○瀬古委員 社会保険庁がまとめました「国民年金二十五年のあゆみ」には、このように載っております。高等学校や大学で教育を受ける程度の学生は、通例、卒業後、現行被用者年金各法の適用者になると思われ、また、わずかな期間保険料を納付させたままで除外するとすれば、多くの場合保険料が掛け捨て...全文を見る
○瀬古委員 学生が年金に加入するかどうかという場合も、任意加入の場合、特に、自分には所得がないわけですから、そうしますと、親がそれに入るかどうかというのを決めるわけです。実際には、親にもこの任意加入の問題にどういう問題点があるのかというのを十分窓口や広報で知らされていなかった、親...全文を見る
○瀬古委員 特例措置でいいましたら、例えば老齢の年金も含めて幾つかの特例措置をこの国民年金というのはつくってきているわけですよ。そういう点では、私が最初に言いましたように、憲法にうたっている生存権、こういうところから出発しているという経過がある。そういうために幾つかの特例措置をつ...全文を見る
○瀬古委員 ぜひこの問題も積極的に取り組んでいただきたいということを御要望したいと思います。  五月十五日の年金審議会でもこの問題が審議されたというふうに聞いております。中身は十分聞いておりませんけれども、この無年金者問題については審議が余り十分でなかったというのも聞いています...全文を見る
○瀬古委員 以上です。ありがとうございました。
05月22日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。感染症予防法について御質問いたします。  この法案については十分慎重な審議が求められていると思います。きょう私にいただいた時間は短いので、この法案の全体にかかわる基本点だけ質問させていただきたいと思います。  この法案の出発点は...全文を見る
○瀬古委員 同じ日に厚生大臣は、らい予防法、エイズ予防法の過去の人権侵害について問われまして、「過去、いろいろな病気に対して、治療法が確立されていない、あるいは医学の進歩等が今日ほどではないということで、患者に対して人権を侵害したりあるいは偏見を助長したりするようなことが多々あっ...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、らい予防法やエイズ予防法が制定された、そのことがさまざまな偏見や差別を生んだというような御認識はありませんか。それはいかがでしょう、大臣。
○瀬古委員 この点では、小林局長も小泉大臣も総理大臣も、当時は適切だというお考えだったということを確認をさせていただきます。  そうしますと、大臣は、治療法が確立されていないとか、医学の進歩等が今日ほどではない、こういういろいろな条件がその当時はまだあったというようにお話をされ...全文を見る
○瀬古委員 ですから、歴史もいろいろあったなと、その後、その当時は正しかったけれども、やっていく中でいろいろ問題が出てきて改正するということと、初めから問題だということがわかっていたのに、あえてこの法律をつくって、さらに差別と偏見を助長したという、その歴史を振り返るという場合に、...全文を見る
○瀬古委員 確かに過ちはあるんですよ。しかし、二度と同じような大きな過ちを許さない、もうこういう過ちはしないんだという態度が必要だと思うのですね。そのために、私は、過去の歴史がどうだったのかというのを、本当にきちっと正確に検証するという態度が、そういう真摯な反省の姿勢がやはり大変...全文を見る
○瀬古委員 この三委員の皆さんが、この法律が最終的に案として出てきた段階で納得されたかどうかというのはわからぬでしょう。実際に納得されたわけじゃないですよ。やはり猛烈な批判を持ってみえるわけです。  そういう中で、確かに今後の運用で、ここにきちっと人権の問題、反省の問題、十分入...全文を見る
○瀬古委員 以上です。  終わります。
05月27日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。きょうは、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  まず、私は、塩野参考人に伺いたいと思います。  先ほど高橋参考人より、閲覧手数料の問題、この徴収は住民の監視活動に対する妨害装置だ、このようなお話がございました。実際に北...全文を見る
○瀬古委員 公平な負担という問題については。
○瀬古委員 高橋参考人にお伺いしたいのですが、今の公平な負担という問題についてどのようにお考えでしょうか。
○瀬古委員 もう一点、塩野参考人にお伺いしたいのですが、特殊法人の情報公開の問題です。  これは必要だというように思っている、しかし、今回、多様な特殊法人の分類をする時間がなかったというお話もございました。今、動燃の問題を初め、特殊法人が情報公開の対象になるかどうかというのは大...全文を見る
○瀬古委員 高橋参考人にお伺いします。  今の特殊法人の、今回できなかった、ある意味では一律適用除外になったわけですけれども、これは実際先生が活動してみえる中でどういう問題点を含んでいるかというのをお聞かせいただきたいと思います。
○瀬古委員 塩野参考人に伺いたいと思うのですが、先ほど出ました条例と法律との関係なんです。実際には、法律は最低限の基準を決めたものにして、それよりどんどん進んでいる条例は、それはそれで大いに推進していくということは当然だというお考えも先ほど出されましたけれども、その点は塩野参考人...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、もちろん、法律の枠内で、憲法の枠内で、いろいろな問題があるわけですけれども、実際には先ほどいろいろな例が出されまして、それぞれ地方自治体ではかなり努力されてつくられているものがあるわけですね。今回、法律ができることによって、それはこの法律から見てちょっと...全文を見る
○瀬古委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月29日第142回国会 衆議院 厚生委員会 第15号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先ほど大臣は、問いただしても切りがない、もっと信頼してもらいたいというお話がございましたが、この感染症予防法の問題は、聞けば聞くほど、もっといろいろ聞きたいという内容になってきております。それで、信頼してもらいたいという問題も...全文を見る
○瀬古委員 内容に断絶があるかないかというのは、それは意見が違うと言えば違うかもしれません。しかし、少なくとも小委員会をもう一度開いていただいて、確かに現在出されている内容ではないけれども、しかし、きょうお話を聞いたら、今の内容でも全然問題だという御意見を持ってみえるわけです。中...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも本人が全然違うのだという、自分たちがせっかく努力して決めたこととは違うのだという意見を出しているのに、違うところでもうこれは断絶はありませんなんという扱いをしないで、では、意見を聞こうじゃないですかと、しかし最終的には意見が違うということはあるのです。  ...全文を見る
○瀬古委員 もう何時間も何時間も意見を一致するまでやれと言っているわけじゃないのです。少なくとも、本人たちの意見を言う場をきちっと設ける。その点はやはり今からでも遅くはないので、このまま強引なやり方をやったら、厚生省の委員会というのはみんな結論先にありきみたいなのかというふうにや...全文を見る
○瀬古委員 何らかの措置をとっていただけませんか、大臣。もう一度、何とか返事をいただきたい、声を聞かしてほしい、自分たちの声を言いたいと言っているわけですから。ぜひ大臣にお願いします。
○瀬古委員 そんなことは聞いていないのです。きちっと答えてもらいたいのです。  これは法律上の問題か施行上の問題かなんということがあったとしても、しかし少なくとも意見があるわけですから、聞いてもらいたいと意見を出しているわけです、話したことと全然違うというふうに御本人たちは認識...全文を見る
○瀬古委員 国会でやることとそれぞれの審議会やそれぞれの委員会でやることとは、また別問題です。  ぜひ委員長、この経過について調査をしていただいて、本当にきちっとしたルールを踏んできているのか。そういう対応をぜひ御検討いただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。委員会の...全文を見る
○瀬古委員 国会で論議する場合でも一審議会の過程の中で問題があるという指摘があるわけですから、それはきちっと、本当にそうなのかという調査はぜひ検討していただきたいと思います。そのことはちょっと、御検討をぜひお願いしたいと思います。  次に質問いたしますけれども、同じく光石参考人...全文を見る
○瀬古委員 これは、もう既に小委員会で論議されて、本当に論議されて行き着いたという内容と今局長が言われた内容は、違うのですよ。確かに蔓延をどうするかという問題と本人の人権というのはある。  しかし、そういう中でも個人の人権というのは本当に尊重しなければならないものだ、そしてそれ...全文を見る
○瀬古委員 もう一点、松田正巳参考人が言われたのですが、この法案は国際法との整合性に欠けると。これは、先ほども出ておりましたように、WHOの総会の主要課題である健康と人権の一体性、こういう立場からいうと人権擁護は含まれておらない、比重が大変予防に傾いている、来年以降国際保健規約が...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、今の日本でつくられている感染症予防法については、各方面から、特に世界的なグローバルの点から見ても問題があると。小委員会の委員長さん自身が、グローバルという点からいうと実際にそうだとは言えないというお話もきょう参考人の中でお話をされました。率直に言われたんで...全文を見る
06月04日第142回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○瀬古委員 じゃ、早急に質問させていただきます。  個人情報の不開示について、日本共産党案は、政府案と同じく個人識別型といわれる指摘もありますけれども、その点、いかがでしょうか。
○瀬古委員 ありがとうございます。  手数料の高さは情報公開の障害になるということは私も本会議で指摘したところですけれども、共産党案は、この点はどのように考えておりますでしょうか。
○瀬古委員 委員長、温かい御配慮、どうもありがとうございました。  終わります。
09月08日第143回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、十月から改定されることになっております診療報酬の問題、特に高齢者の長期入院問題についてお聞きしたいと思います。  改定の主な内容は、一つは、一般病棟において六カ月を超える高齢者の看護料を半額にするという内容、二つ目には...全文を見る
○瀬古委員 具体的には、この改定に当たってどういう――例えば、今言われたように、六カ月以上の方はイコール社会的入院じゃないわけですよ、いろいろなケースがある。こういう場合にはどういう実態かということは、厚生省としては調査されたのですか。一人一人の具体的な、一定の人数も含めた調査は...全文を見る
○瀬古委員 これだけのいろいろな事態が起きているのに、厚生省は、六カ月たてば大幅に、半分ぐらいに看護料を減らしてしまう。こういうことをやる場合には、六カ月以上の入院の人たちは一体どういう状態に置かれているのかというのは、本来きちんと調査をすべきだと思うんですね。ところが、調査もし...全文を見る
○瀬古委員 今のお話を聞いてみましても、やはり医学的な根拠はないんですよ。あなたが言うように社会的な基準だ、一般的に六カ月を超えるとと言われている、これが当然視されると。根拠なんてないんですよ、医学的に言えば。  そして、あなたが今言われたように六カ月を超えると急性期はなくなっ...全文を見る
○瀬古委員 この問題についても、医療現場の実態をもっとよく調べていただきたいと思うのですね。  例えばこういうケースがあるんですよ。この除外規定になるために注射で抗がん剤を打つ、こういう条件が必要なんですね。それも二週間以上投与している患者、こういうようになっています。  と...全文を見る
○瀬古委員 これは厚生委員会で論議しているんですけれども、医療制度という場合に、もちろん制度があるんですけれども、その前に一人一人病気になっている患者さんがあるわけですよね。そういう一人一人の人たちの医療が本当に保障されていくのか。ちゃんと医療を受けられる、そういう条件をどうやっ...全文を見る
○瀬古委員 類型的にと言われますけれども、実際には、現場の医師の判断が治療上必要だと考えていても、この制度がある以上は、退院させて病院の経営を何とか持ちこたえるか、それとも病院が赤字でもその患者さんを引き受けるかということを迫られた場合に、その瞬間瞬間の現場の医師の判断というのが...全文を見る
○瀬古委員 まずスタートをというお話なんですが、患者さんの側という立場と同時に、医療機関の立場から見ると、今これをスタートさせると大変なことになるという点をもう一点お話ししたいと思うのです。  先ほど紹介しました保団連の病院調査で、百五十四の病院を調査したのですね。そうしますと...全文を見る
○瀬古委員 先ほど、一番前提になるこういう患者さんの実態、こういうものについても今大臣は十分調査していないと言われたんですが、実際には厚生省は去年の十月から十一月にかけて六カ月以上の長期入院者に対する調査をやってみえるわけですよ、一万一千五百九十九人。ところが、まだ結果が出ていな...全文を見る
09月09日第143回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず第一点目は、特権官僚の汚職腐敗、不祥事件の原因であり温床になっております天下り問題について質問させていただきます。  大蔵省、防衛庁を初め、特権官僚、幹部公務員の汚職腐敗、不祥事というものが、国民の厳しい官僚批判、公務員...全文を見る
○瀬古委員 そういう趣旨だというようになっておりますが、百三条の第三項なんですね。ここでは、離職後二年間は、その離職前五年間の在職中の国の機関と密接に関係がある営利企業の地位につくことをこの百三条では禁止しているにもかかわらず、その三項なんですけれども、人事院の承認を得た場合は除...全文を見る
○瀬古委員 では、もう一つお聞きしたいのですけれども、百三条の中で、先ほど言いました中で二年間という期間が設けられていますけれども、この期間は短過ぎる。実は、先ほどお話もありましたように、その間に、特殊法人とか許可法人、それから外郭団体、業界団体、こういうところに天下る、経ること...全文を見る
○瀬古委員 職業選択の自由という問題でいいますと、憲法の条項の問題だと思うのですね。しかし、現在、国家公務員法百三条には、先ほど私が言いましたように、所属する省庁と、それから監督、契約期間にある企業との遮断、再就職の制限が明確に規定されているわけですね。そういう意味では、職業選択...全文を見る
○瀬古委員 建前は建前、制度としての制度論というのはあるのですけれども、しかし、やはり生きた現実をどうするかということも制度を生かす上でも大変大事だというふうに思うわけですね。  もう一点お聞きしたいと思うのですけれども、これは人事院の管轄ではありませんが、これだけ国民の批判が...全文を見る
○瀬古委員 人事院総裁は所管外と言われましたので、憶測、感想等をお話しいただきましたが、具体的には、発足した当初の想定とは違った今の現実の問題がある。  そういう点で、ぜひ官房長官にお聞きしたいんですけれども、そういう発足当初と今と違って、そして今特殊法人等が天下りで、ある意味...全文を見る
○瀬古委員 今、現行法、国家公務員法の規制がなかなかかからないけれども、それぞれ閣議決定などしながら特殊法人のあり方について努力をしていただいたというのは、それはよくわかります。私も、今までの特殊法人のさまざま努力をされた閣議の中身、ずっと見せていただいたんですね。そういうふうに...全文を見る
○瀬古委員 憲法との関係、それから国家公務員のあり方の問題、それはそれで論議していただくわけですけれども、例えば、最後に一人が残ってあとはみんな肩たたきで出ていく、そういう今のあり方の問題を出されましたね。それをまずなくして、天下る受け皿をなくしていく、そういうやり方もあるでしょ...全文を見る
○瀬古委員 私も、条件整備そのものについては当然考えていかなきゃいかぬというふうに思うんですよ。しかし、今の公務員というのは、公務員全般の問題で国民が批判しているわけじゃないんです。一部の特権官僚がまさにやりたい放題のことをやっている。これは本当に急がなければならない問題で、全体...全文を見る
○瀬古委員 一点目の民間の動向への対処どいう問題なんですけれども、定期昇給制度が五二・六%民間が実施している。しかし、民間の職場と公務員の職場というのはこういう昇給制度の問題はかなり大きな違いがあるわけですよ。  例えば民間の場合には、今年齢によって直接賃金をダウンするとかスト...全文を見る
○瀬古委員 もう時間がありませんので終わりますので。  これ、全法務労働組合が出してきた資料なんですけれども、これで改悪されることによって、モデルケースで、退職手当それから定年時までの所得を入れますと、少ない人でも百六十七万、多い人だと二百三十一万のマイナス、やはりこれは大きい...全文を見る
09月16日第143回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表し、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案について、反対の討論を行います。  我が国における感染症の予防に関する施策は、これまで感染症患者の隔離を初めとする感染症の蔓延防止を図る施策に重点が置かれ、感染症患者等の人権を尊重すると...全文を見る
09月29日第143回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、大阪府能勢町のごみ焼却施設、豊能郡美化センターのダイオキシン汚染の問題について質問したいと思います。  私も先日、二十六日ですけれども、現地を訪ねさせていただきました。そして、センターを視察し、関係者の皆さんからさまざ...全文を見る
○瀬古委員 今のお話を聞いていますと、厚生省としては余り問題はないじゃないかみたいな御報告だったと思うのですが、実態は全然違うのですよ。  例えばセンターの近くには能勢高校というのがありますが、ここに附属の農場がございます。高濃度の汚染により栗の木は枯れて、新しい苗を植えても育...全文を見る
○瀬古委員 先ほどの質問の中でも出されているのですが、一九七六年に北イタリアのミラノの近郊で化学薬品工場が爆発して一・二キログラムのダイオキシン類が飛散した事件がございました。これはセベソの事故と言われているのですけれども、このときには住民約三万人が被害に遭って、うち住民七百三十...全文を見る
○瀬古委員 敷地内またその近辺でこれだけ高濃度なものが検出されるということは、かなりのダイオキシンが出ている可能性は十分あるわけです。実際にはどこからどれだけ出たのか、総量がどれだけあるのかということをやはり調査して、それを明らかにしないと、大丈夫ですよ、安全ですよと言っても、そ...全文を見る
○瀬古委員 厚生省の焼却炉の緊急対策値というのは、今八十ナノグラムになっているわけですね。これがクリアできればその十ピコグラムは確保できる。私は、ダイオキシンは排気ガスの中で出されるだけではなくて、それ以外にも焼却灰とかそういうところの方が多いわけですから、実際には、この八十ナノ...全文を見る
○瀬古委員 八十ナノグラムは排ガスの問題ですから、それ以外にもいっぱいあるというわけですから、それが土壌やさまざまな残留水などで高濃度のものが出てきたということは、排ガスだってもっと濃いものが出ているわけです。そして、水蒸気、水をまき散らしてこの地域にダイオキシンがばらまかれ、ま...全文を見る
○瀬古委員 何でこんなに高濃度の汚染が起きたのかということなんですけれども、これはことしの四月なんですが、参議院の厚生委員会が開かれて、我が党の西山議員の質問に答えて、これは前大臣だったのですけれども、ダイオキシン対策に対して対応がおくれてきたのではないかと心配している、こういう...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ事実関係を調べていただいて、企業がかなり重要な役割を果たしているといいますか、ある意味では責任を果たしていない、こういう実態があるということをぜひお調べいただきたいと思います。  それと同時に、企業に責任がないと言わせている厚生省の立ちおくれです。実態が、この検...全文を見る
○瀬古委員 きょうは、学校関係で文部省、また農水省の関係、労働省の関係に来ていただきましたが、時間がありませんので具体的な内容についてはお聞きできませんが、また引き続き取り上げていきたいというように思っています。  率直に現地の関係者の皆さんが言ってみえたのは、この能勢町でこう...全文を見る
○瀬古委員 終わります。ありがとうございました。
10月06日第143回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、提案されている給与法の一部改正案についてなんですけれども、これは史上最低の改善率と言われるベースアップですけれども、国家公務員の労働者を初めとする多くの関係者がその実施を要望しております。しかし、その中に看過することので...全文を見る
○瀬古委員 人事院の果たす役割という場合に、例えば公共企業体等労働委員会の仲裁裁定なんかありますけれども、こういう場合は給与水準についての判断を下すにとどまって、あとは配分などは労使の協議にゆだねられる、こういう状況ですよね。ところが、今お話がありましたように、労働基本権、労働協...全文を見る
○瀬古委員 公務員全体でも本当に改善措置につながるものならいいわけですが、実際には、この昇給停止問題というのは今日に始まった問題ではない。過去、国会でも、この内閣委員会でも、さまざまな論議がされているところなんですね。それで、歴代といいますか、人事院総裁でも、昇給停止問題を出すと...全文を見る
○瀬古委員 特に公務員の職場では、経験を重視した、そういう職務編成だとか人事配置がされているわけですよね。そういう点では民間と違う問題があるわけです。本来なら、そういうものも配慮しながら給与をどうしていくかということを決めていかなければなりませんし、全体の枠の中で、ここを厚くする...全文を見る
○瀬古委員 この普通昇給を停止するという問題でも、はっきり年齢でストップさせるわけですよね。ですから、これは年齢による差別待遇という内容に私は抵触してくるのじゃないかと思うのです。  それで、先ほど民間でもやっているというお話がありましたが、民間の場合だって、年齢によって突然、...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、よく関係団体、労働者とも話し合って進めていただきたいと思います。  そこで、国家公務員の倫理を所管している総務庁についてお聞きしたいわけですけれども、幹部職員、特権官僚の汚職、腐敗、不祥事という問題が相次いでおります。それで、一体この間総務庁は何をしていたのか...全文を見る
○瀬古委員 もっとやはり総務庁としては積極的にイニシアチブも発揮していただいて、頑張っていただきたいというふうに思うわけです。  時間がございませんので、最後の問題に移ります。  情報公開法の問題なんですけれども、読売新聞が、十月一日、情報公開についての世論調査を載せておりま...全文を見る
○瀬古委員 国民の願う情報公開法について、やはり今の国民の願いをしっかり見詰めていただいて、ぜひ御努力をいただきたいと思います。  これで終わります。ありがとうございました。
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております一般職の職員の給与に関する法律案等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその内容の概要を御説明いたします。  まず初めに、本法案にある本年の給与改定は、公務員労働者とその家族の切実な要求とは大きくかけ...全文を見る
10月13日第143回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、手数料問題について質問いたします。  事故や不祥事が相次いでいました動力炉・核燃料開発事業団を改組する法案が成立いたしまして、十月一日から核燃料サイクル開発機構が新たに発足をいたしました。  原子力基本法では、...全文を見る
○瀬古委員 六十万円から五十一万円に下がったから利用しやすいなんということは到底言えないと思うんですね。実際には、新しく機構が発足してコピー代を三十円から十円にしたというだけのことでしょう。コンビニだって十円で今コピーしていますからね。この程度やったと。  ところが、今、動燃が...全文を見る
○瀬古委員 科学技術庁が動燃に指導した内容がことしの四月三十日に出ているわけです。そのときに、やはり、情報公開に係る手数料が高過ぎるという指摘がある、だから、適正な金額設定について改善策を早急に検討せよ、こういう指導文書まで出ている。それは四月ですよ。ところが、十月になってからコ...全文を見る
○瀬古委員 四月から十月にかけて、もうかなり時間がたっているわけです。それでもそのままにしてある。今言われたように、では仕組みが全国的にないのかというと、先ほどいろいろな自治体を参考にしながらと言われたのですけれども、今、情報公開で全国的に運動を展開している市民オンブズマンが、い...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、先ほど私が例に挙げました動燃のこういうやり方については、これは改善すべきだと考えておられるのですか。こういうやり方は問題があるというふうにお考えですか。これを言って少し改善すればいいだろうというお考えなのか。その点、いかがですか。
○瀬古委員 大臣にお伺いしたいと思うのですが、私、このような動燃の事例を出しましたけれども、やはり今度つくられる情報公開法というのは、こういう事態があってはいけない、こういう手数料の決め方はやはり考えなければならないと思うわけですけれども、率直な御感想、いかがでしょうか。
○瀬古委員 ある意味では、そういう生のデータを請求せざるを得ない事態があの動燃の事態に起きているということは、もう長官御存じだと思うのですよ。そういう場合のことも考えて、きちんと手数料というのはやはり検討すべきだ、検討し直すべきだというふうに思います。  時間がございませんので...全文を見る
○瀬古委員 私がなぜそういうことを聞くかというと、先ほど長官が、国民の知る権利というのはなぜ今度の法律に入れられないのかというお話で、入れても入れなくても、情報公開を冠したそういう法律をつくることが大変大事なんだ、そして中身が大事なんだということを言われましたでしょう。  です...全文を見る
○瀬古委員 憲法上の知る権利というのを明確にうたわれればそれは逃げられないんですよ。いろいろ理由があっても、きちんと知る権利に基づいてどうなのかということを一つ一つチェックできるわけですね。  そういう点でもう一つ例を出したいと思うんですが、例えばこれは鹿児島の例なんですが、食...全文を見る
○瀬古委員 実際に氏名を公開することによって、私生活上の不都合な点、一体どこにあるのかという問題なんですね。実際には、無理にどういう不都合があるかということを出そうとすると、愛知県のような詭弁、珍弁、暴論になってしまう。ですから、ここは本当にぜひ検討していただきたいと思います。 ...全文を見る