瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第145回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、国立病院・療養所の再編成問題について御質問をいたします。  厚生省は、一九八六年一月に、国立病院・療養所の再編成全体計画を発表いたしました。  これは、十年をめどに、ハンセン病療養所十三施設を除く二百三十九施設のうち...全文を見る
○瀬古委員 現在、国民の医療を守り、国立病院・療養所の廃止、民営化反対、独立行政法人化阻止、これを求める署名は全国で百万を超えております。地方議会決議も六百四自治体、宮崎県では全自治体が決議を上げているという状態になっております。厚生大臣のお地元であります長野県でも、六割がこの決...全文を見る
○瀬古委員 現場では熱心の余りというお話がありました。しかし、今大臣が言われたように、地元の理解、そして合意、こういうものを大事にされるなら、こういう踏み込んだやり方というのは大変問題がある。その点で、今後こういう地元との話し合いについては、よくその趣旨を徹底していただきたいとい...全文を見る
○瀬古委員 そうしましたら、大臣、粘り強く粘り強くお話しいただいて、もうあれ決めてから十三年もたっていますから、それでもどうしても引き受けられないという場合には、まだ引き続き、二〇〇〇年度の末に来ても当然話し合いをしていくということになるんじゃないでしょうか。二〇〇〇年末までに決...全文を見る
○瀬古委員 今のところはもちろん皆さんの方針どおり進められるとしても、その時点で必ず廃止ですともまた言えない。引き続き話し合うということは当然あり得ると思うんですね。  これは実は、この再編の特別措置法が審議された国会の中でも当時の斎藤厚生大臣が述べられているわけですけれども、...全文を見る
○瀬古委員 趣旨はわかるけれども、もう当時の斎藤厚生大臣の発言は御破算にしてもらう、もう変わったんだという御認識でしょうか。  この斎藤大臣の、もう何度も、合意をきちっとやってもらいたい、そして、もし理解が得られない場合はきちっと存続させてくださいよということを確認した場合にこ...全文を見る
○瀬古委員 その当時は二〇〇〇年までにという年度は出ていなかったけれども、しかし、斎藤大臣のこの答えられた趣旨は十分理解して進めていただく、この点で確認させていただいてよろしいですか。
○瀬古委員 自治大臣にお聞きしたいと思うんですけれども、先ほど紹介しましたように、行き過ぎたというお話もありましたが、今、全国の地方自治体、大変地方財政も危機的な状況に陥っております。そういう中で病院を引き受けるということはもう大変な決意が要ると思うんですよね。  それで、今大...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ自治体の関係者の合意、そういうものの理解を十分、納得を得た形でこの問題は解決を図るべきだというふうに思います。  そこで、私、今、統廃合や移譲の対象になっているところが何で自治体が引き受けざるを得ないという状態になっているのかということについてお聞きしたいと思う...全文を見る
○瀬古委員 もう一点、病棟集約、職員不足の問題についてお聞きしたいと思うのですが、一九九〇年から一九九七年の間に、百二十六病棟、五千五百八十八ベッド、そして看護職員は二百六十六人減員されています。その大半は結核病棟と小児病棟なんです。  全国的な統計を見ますと、全国の病院では夜...全文を見る
○瀬古委員 職員の配置の問題は、八割、九割と言われたんですけれども、実際には、配置されても、違う、例えば外来へ回されるとか、実態としてはそういう状況だということはもう一度よく調べていただきたいと思うのですね。数はいっているよ、しかし働いている人はこういう状態になっているということ...全文を見る
○瀬古委員 これは、私的な文書という程度のものじゃないのです。このとおり実行されているから、私は大変問題だと言っているわけですよ。この中に、あなたが私的だと言うけれども、課長になりたてか課長寸前の人たちが正式の、私的かどうかは別にして、きちんと会議をやっているわけでしょう。時間外...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、この方針そのものはもう厚生省の基本方針でないというように理解していいですか。それとも、これは生きているということなのか。どうでしょうか。
○瀬古委員 正式文書でなくても、これはもう廃棄したものだとも言われないわけです。生きているものもあると。生きているということでしょう。そして、実際にはこのとおり、今の病院の統廃合の問題なんかもやられてきているわけですよ。国会の圧力にも屈するな、毅然とはね返せ。どういうことですか。...全文を見る
○瀬古委員 結局、これは厚生省の、正式なものではないと言われるけれども、正式な、役人が、役所の皆さんがつくっている内容なんですよ。そして、ある意味では、これを一つずつ見たら、国会との関係や、そして不当労働行為とも思われる事態も幾つもあるのです。例えば国鉄の労働組合はどうやってつぶ...全文を見る
○瀬古委員 もっと、こういう強引なやり方を本当に進めるということは自治体にとっても深刻な事態を生み出すわけですから、ぜひ、自治省としてもきちんとそこは引き続き強力に働きかけていただきたいというふうに思います。  もう時間がございませんけれども、先ほど、国立病院の今後のあり方の問...全文を見る
02月17日第145回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、愛知万博について質問をいたします。  万博が一つの争点となりました、先日行われました愛知県の知事選挙の結果なんですが、万博見直しを求める候補が八十万近い得票をとることになりました。この大きな批判票をどう受けとめるのか...全文を見る
○瀬古分科員 批判の票というのは、私は半端なものではないのではないかというふうに思うのです。  地元紙の中日新聞の一月五日付の記事でも、有権者のアンケートで、瀬戸市の海上の森での万博開催の見直し、中止を求める声というのが半数以上になっています。また、知事選挙中に行われた朝日新聞...全文を見る
○瀬古分科員 貴重な動植物が果たして保全できるのかどうかという問題なんですけれども、実は、長時間かけて人と自然との共存システムというのはつくられてきているわけです。この貴重な里山、海上の森に、最近、この万博会場と同じ場所で行われます長期整備事業、名古屋瀬戸道路と新住宅市街地開発事...全文を見る
○瀬古分科員 一応関連事業と万博のアセスは連携ということが言われているので、県がやるからそれは通産省として知ったことではないということではないと思うのです。  当然環境に配慮して進めるように、そして、今回の場合は通産省自身のアセスの先生たちからもこれはひどいという御意見が出たわ...全文を見る
○瀬古分科員 御指摘があった委員は、それは通産省のアセス評価委員の一部の方かもしれませんが、少なくとも委員の方が指摘されているわけです。専門家ですよ。そういう方の意見をやはり真摯に聞くべきだというふうに思うのです。  今、連携の問題も言われましたけれども、一応連携して、いろいろ...全文を見る
○瀬古分科員 少なくとも専門家の皆さんが大変な事態になっているということを言ってみえるわけですから、もちろん事業者にも、よく関係者の意見を聞きなさい、そういう専門家の意見も聞きなさいと言いながら、環境庁自身も、このボーリング調査のときには、カンアオイが踏みつぶされたときに、事務連...全文を見る
○瀬古分科員 ぜひ県にも強力に指導をお願いしたいというふうに思います。  それから、この万博の県の環境影響評価調査の大部分を引き受けているのが社団法人の環境創造研究センターというところなんですね。実はこのセンターの理事長に、私が取り寄せました資料によりますと、万博協会のアセスア...全文を見る
○瀬古分科員 直接万博協会がその仕事を委託しなくても、実際にその資料が大半使われるわけですよ、判断で。そうすると、チェックされるべき調査内容を提供する側とチェックする側が同じというのは、信頼性がなくなるといいますか、やはり疑念をもたらすものだというふうに思うんですね。  万博協...全文を見る
○瀬古分科員 今二十一世紀型といいますが、今の二十世紀型のアセスでも、例えば、環境影響評価の結果ここはふさわしくないという場合は、代替地も含めたアセスはもう当たり前になっているんですね。そうしますと、ここの場合に、海上の森ではふさわしくないという結論がアセスによって出た場合には代...全文を見る
○瀬古分科員 アメリカなどは、何もしない、こういう代替案を含むアセスのやり方だとか、それこそゼロ案と言われているようなものが提起されているわけです。EU、それこそユーロ、ヨーロッパなどでもそういう代替案というのはもう常識になっているんですよね。ところが、皆さんが今やろうとしている...全文を見る
○瀬古分科員 今までの万博の歴史、百五十年の歴史があるわけですけれども、この間でも、経済的な問題、そして環境の問題、住民投票の結果という形で、例えばウィーンだとかブダペストなどは中止になった経過もあるわけです。ですから、そういう点では、今幾つかの環境問題や財政負担の問題などが出さ...全文を見る
○瀬古分科員 藤前に続いて、海上の森の保全が人類共通の賢明なる選択になるように強く要望して、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月12日第145回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  この提案されております法案につきましては、障害年金、遺族年金等が恩給の改善に準じて引き上げられるもので、我が党としては賛成するものです。  この援護法に関連いたしまして、日赤従軍看護婦問題について質問をいたします。  日赤...全文を見る
○瀬古委員 援護法では、従軍看護婦は、戦没の場合は遺族年金、傷病者となった場合は障害年金の対象となっております。  ところが、同じように陸海軍大臣の命令により、勅令を受けて戦地に従軍させた看護婦でも、戦没や傷病者にならなかった場合には、軍人とは違って恩給の対象にはできないという...全文を見る
○瀬古委員 この制度は、恩給法による兵に準ずるという、当時の六党合意による中で生まれてきたものではないでしょうか。
○瀬古委員 配付させていただきました資料をごらんいただきたいと思うのですけれども、当初は、兵に準ずるということでほぼ同額の水準に決めました。ところが、九九年度予算の六十五歳以上の兵の普通恩給の最低保障と比較しますと、年々格差は拡大して、二・七三倍から四・〇九倍に広がっております。...全文を見る
○瀬古委員 所得の保障を図るという恩給的な性格のものではないということなんですけれども、当時の国会の審議をぜひよく見ていただきたいと思うんですね。  例えば、これは七八年四月十三日、衆議院の内閣委員会で行われた審議なんですけれども、同僚議員がこのように言っています。それはつまり...全文を見る
○瀬古委員 いろいろな改善をされたと言うけれども、実質的に、この一九七八年の六党合意には「恩給制度を準用し、戦地加算を考慮して、兵に準ずる処遇」だとはっきり書いてあるわけです。  恩給は初めから所得保障的なものかというと、恩給の歴史を見れば、御存じだと思うんですけれども、これも...全文を見る
○瀬古委員 「兵に準ずる」となっているでしょう。実際には、当時は恩給制度は、六六年に最低保障制度をつくっていますから事実上所得保障制度になっているわけですよ。準ずるといえば、従軍看護婦の慰労金制度、名前は慰労金であったって適用されるというのは当たり前のことなんですね。そういう意味...全文を見る
○瀬古委員 時間がありませんので余り言えないんですけれども、実際には、兵士には生活保障的な社会保障的なものをやって、看護婦さんにはなぜできないのかということを聞いているわけです。あなたたちが一緒と言うなら、実際に一緒のようにやるべきですよ。ところが、どんどん格差が開いてきている。...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ六党合意の原点に戻った改善措置を要求して、質問を終わります。ありがとうございました。
03月19日第145回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案の質問に先立ちまして、昨日厚生省が発表いたしました、九県、十二の国立医療機関に及ぶ新たな統廃合の見直し問題について質問させていただきたいと思います。  今までの地域医療の中核となっている国立医療機関の果たしてきた役割は...全文を見る
○瀬古委員 廃止するぞ、統廃合するぞというので、ある意味では地方自治体をおどかしながら一気に統廃合を進めるなんということがあってはならないというように思うのですね。それは今までの統廃合のあり方についても、今大臣からも幾つかの問題も指摘をされております、そういうこともきちんと踏まえ...全文を見る
○瀬古委員 そのように心得ておられるにしては、今回の経過は突然で、けさの新聞を見てとかニュースを聞いて、そこに本当に献身的に働いている労働者が自分の職場や自分の今後の処遇がどうなっていくのかというのを知るという大変異常な事態になっていると私は思うのですね。この点をよく調査していた...全文を見る
○瀬古委員 今の話でも、女性は五割以上が四万円以下の年金受給者でしかないということも出ています。要因の多くは、四二%も減額される六十歳からの繰り上げ受給というのがあるわけですね。  九七年度末の全受給者に占める繰り上げ受給の割合というのは一体どうなっているでしょうか。
○瀬古委員 国民年金の受給者の六割近くが年金額が半分近くに減額されるということがわかっていても、六十歳から受給しなければならないという現実があるわけですね。低い年金額であっても、六十五歳まで待てないというのが実情だと思うのです。  国民生活基礎調査における所得で最も所得の低い二...全文を見る
○瀬古委員 七割近くにもなる。低所得者ほどわずかな年金で生活しているということが明らかだと思うのですね。  実際には、生活保護基準、九九年度、六十五歳単身、東京二十三区、生活扶助及び住宅扶助を見てみますと、月九万四千五百八十四円になっております。この金額に照らしてみて、それ以下...全文を見る
○瀬古委員 憲法二十五条には、文化的な最低生活を保障するという内容がございます。それは生活保護法でも規定をされているわけですが、年金についても私は同じだと思うのですね。今指摘させていただいたように、本当に少ない年金で生活せざるを得ない、低所得者層ほど年金に頼っている、こういう現状...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
05月18日第145回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  引き続きまして、介護保険問題について質問させていただきます。  きょう、私、日銀の調査月報四月号を持ってまいりました。この中に、「九〇年代入り後も日本の家計貯蓄率はなぜ高いのか?」こういう論文が出ております。総務庁の家計調査...全文を見る
○瀬古委員 先ほど療養型病床群の話が出てまいりましたけれども、いろいろ自治体が考えてみても、それなりの努力をされて介護整備をされてきた経過もあるわけですね。それぞれの市町村によっては、どうしようもできないという問題も当然大臣はお認めいただけると思うんです。考えた上で、やはりこれは...全文を見る
○瀬古委員 国としての財政的な措置も含めてお考えかという点はいいですか。
○瀬古委員 今回の保険料負担によって生活のめどが立たなくなる年金生活者、それから低所得者の不安というのは大変深刻なものがあると思うのですね。老齢年金というのは本来高齢者の生活に充てるもので、年金の物価スライドそのものも可処分所得が基準になっております。もともと介護保険料は想定され...全文を見る
○瀬古委員 この問題では、さっき私が述べましたが、予算委員会で児玉議員の質問にも答えて、一定の配慮といいますか、それなりの検討をなさるという御判断もしていただいていると思うので、高齢者の、特に低所得層の皆さんについての配慮は、残された時間はありませんけれども、ぜひ御判断いただきた...全文を見る
○瀬古委員 それぞれ市町村が減免措置を講じる場合に、私は国の財政的な援助というのは決定的だと思うのですね。  今までの福祉施策から今回介護保険制度が導入されて、国民は二兆円以上の保険料の新たな負担が生まれるわけです。ところが、国は三千七百億円の減額になってしまうわけですね。これ...全文を見る
○瀬古委員 一月二十七日の予算委員会で、小渕首相自身も、市町村への財政支援について政府として最大限の努力をしなくてはならない、このように答弁しておられます。ぜひ厚生省としても最大限の努力をしていただきたいと思います。  大きい二点目、基盤整備の問題に入ります。  介護保険制度...全文を見る
○瀬古委員 一番市町村が願っているもの、何を厚生省と解決しなければならないというふうに自治省はお思いでしょうか。
○瀬古委員 では、厚生省に聞きますけれども、今お話がありましたように、基盤整備を進めれば進めるほど保険料にはね返るという問題は、市町村にとっては本当に苦しいところだと思うのですよ。そういう点では、保険料が上がるからちょっと基盤整備はやめるかなんということがあってはならないと思うの...全文を見る
○瀬古委員 次に、過疎地や離島を抱える自治体の問題について質問をいたします。  ここは、それぞれ自治体が独自でやろうにも、もともと財政基盤が弱いという問題があります。昨年、沖縄の石垣市を厚生委員会で視察させていただいて、そこの市長さんからも、民間企業も導入する見通しもないし、自...全文を見る
○瀬古委員 過疎地域や離島などで、もうどうしようもないというかやむを得ない事情で、県が単独でそういうサービス基盤整備事業などという予算をつけて過疎地で何らかの対応ができるような制度をつくっている。私が伺ったのは三重県なんですけれども、こういうところもございます。過疎地、離島、それ...全文を見る
○瀬古委員 介護報酬の調整という問題で厚生大臣が発言されているのですけれども、例えば地域によって在宅介護をやる場合にヘルパーさんが移動する時間がすごくかかるという場合がありますね。過疎地域なんかはそうですけれども。それから豪雪地帯なんかでも、大雪のところを出かけるという場合も。気...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ御検討いただきたいと思うのですね。その度合いによっても、本当に困難なところがありますから、その辺ぜひ。御検討いただくというふうに聞きましたので、大臣、いかがですか。その御決意を。
○瀬古委員 ぜひ新たな検討をお願いしたいというふうに思います。  次に、介護手当について伺います。  介護保険の導入を契機に、自治体が独自で寝たきり、痴呆のお年寄りなどに支給している介護手当を見直すという動きが全国的に出てきております。これは、今、介護する家族にとっては大変大...全文を見る
○瀬古委員 考えてみれば、施設はいいのに、何で在宅だけおむつ代を持たなければいかぬのかということになって、それはそれで明らかに一つの検討する課題だと思うのです。ぜひ御検討をお願いしたいと思います。  それから、在宅の場合に、要介護認定では現在受けている四万人以上の人が自立として...全文を見る
○瀬古委員 認定制度については一点問題があるとお認めいただけますか。現在の在宅をモデルにしていない認定制度については若干問題があるという点はいかがですか。
○瀬古委員 時間がないので……。ごめんなさい。  いろいろ言われたけれども、在宅を基本とした認定になっていないんですよ。こういう不十分なサービスの上で四万人の人たちの権利が奪われるということがあってはいけない。それは、一般的な福祉施策でやるだけではいかぬわけですね。そういう点で...全文を見る
○瀬古委員 保険あって介護なしにならないように御努力いただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
05月21日第145回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、きょう愛知県から二冊の冊子を持ってまいりました。一つは、愛知県の南区にあります障害者の関係団体の連絡会、ここがつくった「南区障害者・家族の実態調査と障害者プラン」、こういう内容のものでございます。これは「だれもが住みよい...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、特別な財政的な措置も必要になってくると考えていいですか。
○瀬古委員 精神障害者の在宅介護については、保健婦さんの役割、保健所の役割というのが大変私は重要だと思うのですね。ところが、地方は保健所の統廃合が今どんどん進められています。大都市部でも、例えば札幌、千葉、神戸、広島、北九州では、そんな大きな地域で一カ所だけというところもあるわけ...全文を見る
○瀬古委員 地域保健法が施行されましても、それぞれ独自の判断で、特に、例えば今出てきておりますように精神障害者の社会復帰を一層進めるという立場から、縮小する予定が、やはり判断で、もう少しふやそうじゃないかとか、ある意味では統廃合する予定を一時中断するということも当然あり得るという...全文を見る
○瀬古委員 自治省に来ていただいていますのでお聞きしたいと思うのですが、福祉的な分野の仕事が市町村に移るということによりまして、今市町村はどうなっているかといいますと、介護保険で手がいっぱいという状態もあるわけですね。そうしますと、今自治体の、市町村の財政事情なども見まして、また...全文を見る
○瀬古委員 地方自治体は障害者プランでもなかなか進んでいないという状態もございまして、さらに、その中で精神障害者の計画をどうするかということなどもほとんどないような自治体もたくさんあるわけですね。そういう点でも、ぜひ、財政的な措置も含めながら、大いにそれを応援するという立場でこの...全文を見る
○瀬古委員 当事者の意見を十分に聞いてほしいということは……。
○瀬古委員 次に、精神障害者の人権に配慮した精神医療の問題について伺いたいと思います。  厚生省は、昨年、国立療養所の新潟犀潟病院で患者が身体拘束中に死亡した事件を契機に、全国の国立精神病院・療養所に対して立入調査を行いました。その結果、精神保健法に違反して保護室などへの隔離二...全文を見る
○瀬古委員 命にもかかわるような法違反があるわけで、そういう点では至急に改善を要するものもございます。  そして、同時にこの場合に指摘されているのは、医師だとか看護婦のスタッフの人員が足りないという問題、それから施設設備が大変ひどい、古いままになっているという問題もあります。こ...全文を見る
○瀬古委員 犀潟だけではなくて、全国の精神科の国立病院・療養所で法違反が行われているというのは、本当にあってはならないことだと思うんですね。これは、この結果からいいますと、たまたまここだけの例ということでは言えない。これは参議院でも論議されまして、国立の場合は、例えば夜勤の回数な...全文を見る
○瀬古委員 そうなんです。こんな特例なんというのを設けている国は日本だけなんですね。そういう点ではやはり一刻も早く改善すべきだというように思います。  精神障害者の権利擁護については、国際的にも、一九九一年に採択された国連原則、一九九六年のWHOの基本原則がございます。その基準...全文を見る
○瀬古委員 全国自治体病院協議会は、提言の中で次のように述べております。病院を選択する機会が十分与えられない精神障害者の医療では、医療の質と受療の便宜性を医療法上で保証することがとりわけ重要です、そのために医療水準が一定以上に保たれるような医療法の改正がどうしても必要なんだという...全文を見る
○瀬古委員 質という問題でいえば、やはり何といっても、人手をどうふやすかというものを、幾つか分けて、一つのところへ厚くする、薄くするというんじゃなくて、全体的に引き上げるということをやらなければ、今の人権が損なわれているような精神科の医療というものの水準が上がらないということはは...全文を見る
○瀬古委員 時間が来ましたのでこれで終わりますが、最後に、お配りしました資料の下の段を見ていただきますと、昭和五十四年度からどんどん精神保健費が減ってきているわけですね。これはあってはならないと思います。確かに、措置入院者が減ってきているからそうだと言われるんですけれども、しかし...全文を見る
06月03日第145回国会 衆議院 本会議 第35号
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○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、男女共同参画社会基本法案について質問をいたします。  ことしは、憲法施行五十二年、国連で女子差別撤廃条約が採択されて二十年です。女性が、政治的、社会的にその役割の発揮を自覚し、その地位向上の運動も着実に前進しています。  しかし、我...全文を見る
06月08日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  二十世紀は、人類史の上でも、人権と民主主義が大きく前進した世紀でございます。それと同時に、男女平等と女性の地位向上の課題でも画期的な進歩を遂げた世紀だと思います。日本も戦後、男女平等を掲げた憲法の出発から、一九八五年に批准した...全文を見る
○瀬古委員 今私が実態を述べましたけれども、今後の問題は今後の問題でやっていただきたいのですが、当面、本来命を守る、健康を大事にしなければならない看護婦さんがこういう実態で働いているということは、やはり直ちに調査して、それなりの体制をつくるということが必要ではないでしょうか。厚生...全文を見る
○瀬古委員 官房長官にお聞きしたいと思うのですけれども、男女共同参画の前提として、女子差別撤廃条約前文が掲げております母性の社会的重要性、これが大変重要だというふうに思うわけですね。この看護職場におきましては、夜勤とか交代勤務、こういうものがありますから、本来でいうと、一般の労働...全文を見る
○瀬古委員 では、二点目にお聞きしたいと思うのですけれども、医療の現場に続いて、さらに深刻な実態は、業者婦人の問題です。とりわけ、父ちゃん母ちゃんで、家族で自営している業者、その中で、女性の状態というのは大変な事態になっております。  きょう私、全国商工団体連合会婦人部協議会が...全文を見る
○瀬古委員 今答弁していただきましたように、中小業者、特に自営の業者婦人の場合の実態が大変深刻だということだと思うのです。  今回の男女共同参画社会基本法は、こういうすべての女性の問題について、生涯にわたる健康の保護、これは当然の権利だというふうに位置づけていると思うのです。こ...全文を見る
○瀬古委員 長官、いかがですか、今欠けているという問題を認められたのですけれども、なぜこういう問題が放置されたままになっているのでしょうか。その点での今後の対応をどのように率直な御感想をお持ちでしょうか。
○瀬古委員 全国で初めて小規模事業所の業者婦人の実態調査が実施されたのは高知県でございます。この中でも、多くの業者婦人が出産直前まで働いて、そして病気になっても休めないという状態がリアルに浮き彫りになった、こういう調査がございます。  それで、なぜ出産ぎりぎりまで働かなければな...全文を見る
○瀬古委員 そんなことないと思いますよ。財政支援という点でいえば、もちろんこれは法律的には市町村の任意給付ということになるけれども、そのために、今市町村が何とか突破できないかということで、例えば一日の賃金の計算の仕方も、最低賃金で計算してみたり、いろいろな工夫はしているわけですよ...全文を見る
○瀬古委員 ですから、補助の仕方もいろいろあると思うのですよ。賃金が払えない、その賃金にかわるものとして、そういう支給をするというやり方も当然あるかもしれませんけれども、それぞれ自治体が何らかの形で出産、妊娠にかかわって手当を出した場合に、それなりの援助の仕方というのをもっともっ...全文を見る
○瀬古委員 私、二点の問題、特に医療の現場における看護婦さんたちの実態や業者婦人の問題について、母性保護が本当に大変な状態になっているということもお話をさせていただきました。  今度の男女共同参画社会基本法には何とか、今の女性の母性保護の実態から、母性保護を明記してもらいたい、...全文を見る
○瀬古委員 次の問題に移りたいと思うのですけれども、近年、雇用の流動化、つまり不安定雇用が拡大したアメリカでは、男性の賃金が引き下げられた結果として、男女間の賃金格差が縮小している、こういうことが伝えられております。  男女共通の労働時間、こういうものも不十分なまま、今女子保護...全文を見る
○瀬古委員 環境整備でいいますと、共働き家庭の中で、学童保育所だとか保育園だとか、こういう環境をぜひ充実してほしいとか、介護にかかわる問題についてもぜひ充実してほしいという声もあります。  そして特に、私は、日本の場合に何といっても労働者の長時間労働という問題があると思うのです...全文を見る
○瀬古委員 要するに、時間規制の問題も自由にしておくから、いつまでたっても改善できないわけです。私はきちっとした規制が必要だというふうに思います。そうしなければ、結局家庭と仕事の両立なんてできないのですよ。この点は、はっきりやはり今後の課題として検討するべきだというふうに思います...全文を見る
○瀬古委員 幾つかの法律を改正してもらいたいし、また新しい法律をつくっていただきたいと思うのですけれども、一つだけ事例をお話ししたいと思うのです。  先ほどお話ししました業者婦人の問題についてですけれども、個人事業主が家族に賃金を支払ってもそれを経費と認めない原則というのがある...全文を見る
○瀬古委員 しかし、実質的には業者婦人の人たちの働いている分が認められない。これはいろいろ問題になっていますけれども、男であったって女だって変わらないと言うけれども、事実上女性に対する差別だということがこういう問題でも私は言えると思うんですね。私は、ぜひこれは改善していただきたい...全文を見る
06月10日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。お越しいただきました四名の参考人の皆さんにはまとめた形で最初に質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  日本共産党は、私どもは、本法案が本当に今多くの女...全文を見る
○瀬古委員 もう一度水野参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、四月から労働基準法が変わりまして、女子保護規定が撤廃されたわけですね。水野参考人は愛知にお住まいなんですけれども、特に、男性の労働も大変厳しい状況にあるわけですけれども、深夜女性が仕事をするということになると、一体...全文を見る
○瀬古委員 水野参考人から、先ほど婦人部のアンケートという形で出されておりますけれども、これは大変大きい職員の数の職場だと思うのですけれども、なかなか参考になるといいますか、今の女性の労働者の状況をあらわしていると思うのですけれども、これについてもう少し詳しく説明いただけませんで...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
06月11日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案第三条、基本理念として男女平等、男女の人権の尊重を掲げ、男女は性別による差別的取り扱いを受けないことと位置づけられて、第八条では国の責任を明らかにしております。そして第二条では、改善のための積極的改善措置を提起しておりま...全文を見る
○瀬古委員 人事評価のあり方の問題は大変大事な問題だと私は思います。  そこで、私自身が調査した事例を御紹介したいと思います。皆さんのお手元にお配りさせていただいております資料一ですけれども、これは全建労東海地本、建設省の労働組合なんですけれども、一を大きく図表にして、少し遠い...全文を見る
○瀬古委員 適材適所といいながら、この表を見たらもう本当に一目瞭然に、女性が幹部に上がっていかない仕組みになっているわけですよ、表を見るだけで。特に女性は低いポストが適材適所だというように思ってみえるわけじゃないと思うのですけれども、事実、こうなっているのです。  もう一点御紹...全文を見る
○瀬古委員 建設省も国税の方も、実際には差別はやっていません、そして適材適所だと。こうやって省庁全部を見直していますと、結局女性は全然上級のポストにつけない実態になっているわけです。これは能力の差があるのだとか、いろいろ言われていますね。先ほど言いましたように、女性の大半が勤務能...全文を見る
○瀬古委員 実際にはこれだけの差が生まれていても、ちゃんと適正に、適材適所でやっている、こういうふうに言われるわけですね。そうすると、一体どういうようにこれを改善していくのかという問題は、私はもっと真剣に取り組まなければならないというふうに思うわけです。  そういう点で、私、も...全文を見る
○瀬古委員 職員の意向を配慮してというのですけれども、この職場には、労働組合との、転勤したら一体いつ戻ってこられるのか、状況はどうだという、その論議さえもないわけですね。一方的に配転、転勤ということが行われて、それでいろいろな問題が起きている職場なのですね。それはもう厚生省もよく...全文を見る
○瀬古委員 人事院にもう一度お聞きしますけれども、人事院は、平成四年度の年次報告書を出しておられます。ここで、中部地方建設局における任用等における組合差別事案というのがございます。要するに、この中で、組合差別だ、こういう指摘があって、その申請が行われております。そのときに、人事院...全文を見る
○瀬古委員 官房長官に伺いたいと思うんですけれども、国家公務員の場合には本当に全国的な事業所がある、そういう場合に、転勤問題が出てきたときにどうしても転勤できない場合、それから遠距離通勤もできないという場合も当然あるわけですね。これが現在やはり昇任、昇格のネックに事実上なっている...全文を見る
○瀬古委員 多くの女性が願う法制定、これは女性だけ特別に扱ってほしいと言っているわけじゃないので、本当に、家庭と仕事と両立という点では、男女とも一定の家事や育児や教育や介護やそういうものを十分配慮して考えていただきたいという点をぜひ今後御検討いただくことを期待して、私の質問を終わ...全文を見る
06月30日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、定年後の再任用と二五%定員削減問題について質問をいたします。  現在働いている国家公務員で、定年後、六十歳後も公務部門で引き続き働きたいという人はどれぐらいいるのでしょうか。調査結果があったら簡潔に説明していただきたい...全文を見る
○瀬古委員 定年退職者の半数以上、今お話がありましたように七五%の方が引き続き公務部門で働くことを希望するという状況です。  それでは、政府の対応はどうかといいますと、一九九四年に公務部門における高齢者雇用についてという閣議決定を行いました。また、その中で「国家公務員の高齢期に...全文を見る
○瀬古委員 実際には、長官自身が、こんなことを実際にやったらその職場の機能というのは大きく損なわれるのは間違いない、こういう答弁も委員会でされているわけですね。実際に、その仕事の量を本当に減らすことができるのかどうか。私自身も、減らさなければならない分野もあるし、しかし同時に、減...全文を見る
○瀬古委員 少子高齢化という問題で解消できない問題があると思うのです。とりわけ、太田長官が二五%削減の大前提にされている退職者、これは定年退職者だけでなくて、若年層も含めた退職者数を基礎にされているわけですね。  特に、私が心配しているのは、例えば医療職の(三)というのを見ます...全文を見る
○瀬古委員 問題があるというなら、こんな二五%の削減はとんでもないと言って、長官、ぜひ頑張っていただきたいと思うのですが、一方では断固やらなければならないと言いながら、しかし大変問題があると。何か、どっちが長官の本音かわからないというか、そういう点では、職員を本当に監督し、そして...全文を見る
○瀬古委員 改革だけでやれるのかどうか、二五%の削減なんというのはとんでもないというか、ある意味ではもう新規採用をほとんどできないような状態になってしまう。一定の改革をやったとしても、これは実際には組織を壊してしまうし、本当の公務の職場の機能を果たせなくなってしまうのじゃないかと...全文を見る
○瀬古委員 長官自身も、とりわけこんな一律二五%も削減なんというのはもう困難な分野は存在するのだということを言ってみえると思うのですけれども、具体的にはどういう分野がこういう一律的な削減は難しい、ある意味ではむしろふやさなければいかぬところもあると思うのですけれども、その点はいか...全文を見る
○瀬古委員 例外なきといっても、実際にはいろいろな事情があると思うのです。  今日の深刻な雇用情勢の中で、例えば職業安定所ですよね。不況の影響で突然解雇や賃金の未払いに対応する労働基準監督署、こういうところにはもう連日求職者とか申告者がいらっしゃっているわけです。労働行政の分野...全文を見る
○瀬古委員 国民の立場からの、必要な部署に必要な人員を配置するということを前提に、定年退職者の再任用を希望する職員を最大限受け入れるような条件整備を進めるべきだというふうに思うのですけれども、その点いかがでしょうか。
○瀬古委員 最後に、公務員倫理法の関係についてお伺いいたします。  先ほど来問題になっていますけれども、長い間、国家公務員倫理法のたなざらし状態がございます。倫理法が制定されない中で防衛庁の背任汚職事件が起きているわけですけれども、その点どのような御見解をお持ちでしょうか。
○瀬古委員 これは国会自身、立法府だけの問題ではなくて、やはり政府・与党としてもきちっと責任を持って、総務庁のかかわる問題でもあるので、ぜひこの公務員倫理法の制定、促進に向けて一層の努力をしていただきたいと思うのですけれども、最後に決意を伺います。
○瀬古委員 ありがとうございました。  以上で終わります。
07月21日第145回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、日の丸を国旗に、君が代を国歌に法制化するための国旗及び国歌に関する法律案に反対の討論を行います。  国旗・国歌の問題は国民にとって重大な問題であり、これを決めていく上では、国民的討論が十分に保障されることが何よりも大切です。しかし、提案さ...全文を見る
11月16日第146回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず保育所の整備問題について質問をいたします。  今日の急激な少子化は、我が国の将来にとって重大な事態をもたらすものとして、その解決は緊急的な課題だというふうに思います。そして、その解決には具体性や実効性が伴うものでな...全文を見る
○瀬古委員 今大臣が言われたように、子供を産み育てる環境をどうつくっていくのか、そういう点でも待機者の問題というのは、対策を具体的にどうとるかということが大変問われているわけです。  そこで、政府は、少子化対策として保育環境の整備が何としても緊要だという形で緊急保育対策五カ年計...全文を見る
○瀬古委員 大臣に私はぜひ今の発言の続きでお願いしたいと思います。重要問題ですよ。ちゃんと通告してありますよ、大臣にと。ちょっと時間をとめてください。——関連で大臣にとお願いしてあります。
○瀬古委員 PR不足だとか、それから要件緩和という問題は確かにあるでしょう。しかし、例えば一時保育は五〇%も満たない状態でしょう。私が住んでおります愛知県の名古屋市では、無認可保育所、共同保育所では、この四年間で、何と一時保育でいうと三倍もふえているのですね。  何で条件の悪い...全文を見る
○瀬古委員 少子化対策というのは、国が重要問題として取り上げている問題なんですね。そして、待機児童の解消が重要だといって、国が率先してやろうということで掲げている問題なんですね。  その待機児童の大半が乳児であって、実際には市町村の負担になるようなものはとてもできないという声を...全文を見る
○瀬古委員 大臣の言っていることは、少子化対策といったって、それは地方分権だからそれぞれ自治体にやっていただきたいと。しかし、私が先ほど指摘しているように、今その財源がないために、本来必要な乳児の、三歳未満児の保育が確保できないという状態がある、一時保育も実際にはやれない状態があ...全文を見る
○瀬古委員 大臣に言ってあります。大臣、答えなさいよ。ちゃんと通告してあるのですから。
○瀬古委員 いや、こっちはちゃんと指定してあるのです。勝手に答弁者をかえないでください。ちゃんと前もって指定してあるのです。そんなめちゃくちゃなやり方はないですよ。
○瀬古委員 その弾力化という形で、保母さんや子供たちに負担をかぶせるようなやり方で待機児童の解消なんというのをやってはだめですよ。きちっと、それにふさわしい人の体制をつくるべきだと思います。  時間がないので、次に移ります。  学童保育の問題についてお聞きしたいと思うのですけ...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお聞きしているのです。今まで政務次官に言っていないのに答えていただいたので、今この問題については大臣にお答えいただきたいと思っているのです。もう出ないでください。  大臣、いかがですか、学童の子供たちや先生たちの声にどうこたえようとされていますか。
○瀬古委員 今政務次官がお答えになったのは、私がこれから質問しようという内容を先にお答えになったのですね。こういうちぐはぐが出るから指定した方がちゃんと答弁してくださいと言っているのです。  今の政務次官の答弁は、どんな小さな施設でも最低常勤の複数配置が必要なんだ、その役割にふ...全文を見る
○瀬古委員 児童館以外の学童保育は不安定で、継続した事業としてみなされないのですか。もう何年も多くの苦労によって学童保育はつくられてきているわけですよ。少なくとも児童館と同じく、十人以上扱うなら学童についてもやるべきですよ。  さらに、今高学年の子供たちも随分入っています。この...全文を見る
○瀬古委員 十歳以上については、おおむねという場合は認められるのかどうかということです。高学年もいいですかと聞いているのです。
○瀬古委員 今後じゃないですよ。ちゃんと通達が出ているんです。これは局長にお願いしています。政務次官じゃありません。局長にお願いしています。そんないいかげんな答弁をしてもらっては困ります。
○瀬古委員 答弁漏れがあります。専用室の問題が一点ございます。この一点だけ答えてください。
11月16日第146回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、給与法に関連して質問をいたします。  今回の提案は、一般職員のベア〇・二八%、これはもう史上最低でございます。さらに、一時金が〇・三カ月引き下げられまして、その結果、今回発足いたしました自自公政権が、人勧始まって...全文を見る
○瀬古委員 余り胸は痛まない、当然だという御姿勢だと思うんですけれども、今回、公務員の賃金を切り下げる大きな口実を与えました人事院勧告は、民間準拠、こういう理由で超低率ベア、一時金の引き下げの提案をしております。  公務員の給与を決める基準は民間準拠だけかといいますと、そうじゃ...全文を見る
○瀬古委員 民間準拠だけじゃないでしょう。生計費というのがあるわけですよ、標準生計費。これが実際に合っていないんじゃないか。  民間準拠だけじゃない。国家公務員法の六十四条には、ちゃんと「俸給表は、生計費」というのがまず最初に来るわけですね。本当にこれでやれるのかということは、...全文を見る
○瀬古委員 ですから、その標準生計費が問題じゃないかと言っているんですけれども、それはどうですか、それはお答えいただいていますか。標準生計費が公務員の実際の生活と離れているのじゃないかということを聞いているんです。それはどうですか。
○瀬古委員 正確に国家公務員法の六十四条を理解されていると思うけれども、あえて「生計費」と別に「民間における賃金」と書いてあるわけですよ。生計費というのは、きちっと、果たしてこれがちゃんと実態に合っているのかどうかと見るのが当たり前なんですね。それを民間準拠だけの賃金に押しとどめ...全文を見る
○瀬古委員 客観的調査といっても、政府自身がそういう政策をどんどんとっておいて全体の賃金を引き下げる。先ほど言いましたように、標準生計費は実態と合っていない。こういう点では、それをもとにしての勧告というのは一体何だろうか。  人事院は、先ほど言われましたように、労働基本権制約の...全文を見る
○瀬古委員 民間が納得するかどうかなんというのは、本当に、こういうような賃金水準を公務員に押しつけることで、今言われたように民間といっても、国家公務員がこういう給料だ、ではそれに倣えという形で、それを見本にしてまた引き下げるということだって行われるわけです。  私が住んでおりま...全文を見る
○瀬古委員 タクシーの問題で言わせれば、私も、タクシーに乗るときにいろいろ運転手さんに聞きますよ。こんな深刻な不況をだれがつくったんだといって、やはりこれは自自公政権じゃないかという声だって出ますし、大体タクシーの量も、今の状況に合わせてじゃなくて、どんどんタクシーの数をふやして...全文を見る
○瀬古委員 先ほど人事院総裁がこういう勧告をしてつらい立場だというふうにも言われましたけれども、実際、今回の勧告が本当に代償機能足り得ないということを心の中では思ってみえるのじゃないかというふうに思うわけですけれども、こうやって、労働者の不利益変更といいますか、それを人事院が勧告...全文を見る
○瀬古委員 私は、正確な調査ということについても問題があると言いましたし、民間の賃金がどういうふうに引き下げられていっているかというお話もいたしました。たとえ正確であったとしても、人事院が労働者の賃金の引き下げ提案をする、労働条件を悪くする提案をする、こういう事態になった場合には...全文を見る
○瀬古委員 では、福祉職俸給表の問題について言います。  これは私たちも一定評価しているものですけれども、現場から、国立病院のソーシャルワーカーとかハンセン病療養所の専門的な介護員の適用、これについても要望が出ております。この適用をどう考えているのかという問題が一点です。  ...全文を見る
○瀬古委員 私が言いました、国立病院のソーシャルワーカーとかハンセン病の療養所の専門的な介護員、こういうところも適用するという方向で考えている、そして、地方の公務員の福祉職の、福祉にかかわる人たちの全体の水準を引き上げる、こういうふうに理解してよろしいですか。
○瀬古委員 次に、前西村防衛政務次官のセクハラ暴言について発言をいたします。  先ほど官房長官は、政府として、この西村氏の問題については大変反省していると言われましたが、本人は余り反省していないわけですね。辞任の記者会見でも、反省どころか居直りまでやっている。それで、辞任の記者...全文を見る
○瀬古委員 男女共同参画担当の省としては、こういう場合には本当に厳しく伝えるということが当然だというふうに思います。やはりこの程度の認識、平気で西村さんがこうやって言っているわけですよね。それについてもきちっと、そんな話はしていないぞというなら、していないぞということで訂正される...全文を見る
○瀬古委員 その前にちょっと私の方から、今の質問に対して。
○瀬古委員 今の長官のお話は、私は、事実がどうだったかという裁判の内容を言っているわけじゃないんです。実際の裁判は、民事訴訟は敗訴になったのに、女性がいないところで、あっちこっちであんなの真っ赤なうそだと言い張っている……
○瀬古委員 はい。その行為そのもの、そういうやり方はセクハラそのものじゃないかという長官の認識を今伺っているんです。その事件についてどうというんじゃなくて、そういうやり方は女性に対する尊厳を奪うものじゃないかということを聞いているんです。いかがですか。
○瀬古委員 ありがとうございました。
11月17日第146回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の法案につきましては、大変重要な点について多岐にわたっておりますので、十分な慎重な審議が求められていると思います。きょうは、その第一弾として、私は具体的な点を一つ一つ詰めていきたいと思っています。  その一つは、無年金障...全文を見る
○瀬古委員 任意加入としたけれども、実際には基本的な年金権が確立しない取り残された人たちの救済を何らかの法的な措置、法律をもって処理する、こういうふうに決められているわけです。そこで、こういう取り残された人たちの救済を速やかに法律をもって解決する、こういうことが重要な懸案事項にな...全文を見る
○瀬古委員 八九年の任意加入の学生は一%です。制度として国民に認められていない、こういう状態なんです。強制加入にしたけれども、実際には学生の過半数、五四%が負担できなかったわけです。当然なんです。所得のない人に負担させるということはできない。こういう点で今回の法改正になったわけで...全文を見る
○瀬古委員 私も、それはいろいろ問題があるということは存じております。しかし、四十年間もきちっと法的に整備しなきゃならぬと言われているものが、これだけたってもまだ解決できないのかという点は、それぞれが知恵を出し合えばもっと早く解決できていた。今大臣が認められましたように、もっと早...全文を見る
○瀬古委員 この問題については、さきの本会議の答弁の中でも、同僚の児玉議員の質問に答えて、小渕首相が、各方面と十分相談して検討したい、こういうふうに答えてみえるわけです。  実は、それは昨年、我が党の上田耕一郎議員に、参議院でも橋本首相が同じように答えている。総理大臣が連続して...全文を見る
○瀬古委員 障害者の問題でいえば、それは障害者施策をうんと進めていただく、そういう中で当然無年金障害者も入るということはわかります。しかし、私は、言いましたように、この無年金障害者が生まれた経過というのがあって、それは制度的な問題で、ある意味では政府がもっと早く対応していればこう...全文を見る
○瀬古委員 いつまでもぐずぐずといいますか、こういう状態で放置するという事態がないように、やはり何らかの対応をぜひ検討していただきたいと思います。  時間がないので次へ移りたいと思います。  一つは、女性の年金未加入者の問題について伺います。  現在、千二百三十一万人が三号...全文を見る
○瀬古委員 十一万人程度の方がまだ未届けという形で残っていると思われると。  そうしますと、特に女性の場合、結婚だとか離婚、再婚、配偶者の転職、事故、死亡、いろいろな女性をめぐる状況がございまして、いろいろ周知したけれども十分行き届かないというケースもたくさんございます。  ...全文を見る
○瀬古委員 特例的な措置という場合、高齢者の年金の場合にもいろいろな特例的な措置をとっているわけです。何とか無年金者をなくすような努力がなされているのです。それで、今市町村からぜひそういう特例を検討してもらいたいという要望があるものですから、少なくともその点御検討していただけるん...全文を見る
○瀬古委員 今回届け出そのものが大変改善をされたというものの、いろいろな煩雑な経過がございまして、今、基礎年金番号が導入されて本人の確認も大変容易になっているわけですね。そういう点では、届け出そのものももう少し改善する。事業主を通じた一定の改善もございますが、例えばコンビニだとか...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ新たな改善も検討していただきたいというように思うんです。  今、年金の空洞化ということが言われています。その中でも、年金を支える支え手、そういう働き手をどうふやすかということも、私はこの年金問題を論議する場合に大変大事だというように思うんです。  特に、労働省...全文を見る
○瀬古委員 これだけ女性がみんな働き出したらどうなるか、玉突き状態で大変だというお話ですけれども、そんなことないですよ。六百二十万人の女性たちが、もし条件が整えば働きたいと言っているわけですから、こういう方々に大いに働いていただく、そのための条件整備をするというのが私は当然のこと...全文を見る
○瀬古委員 女性が本当に働き続けられる、そして生き生きと暮らしていけるという点でも、やはりこの年金という問題は重要な問題でして、本当に生涯が保障されるような、生存権が保障されるような年金という問題もぜひお考えいただきたい。そして、年金の支え手をふやすという点でも、女性にとっても、...全文を見る
11月19日第146回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、大変地味ですけれども重要な仕事をやっている国立健康・栄養研究所の法案、その問題についてお聞きしたいと思います。今回、厚生省の附属研究機関として唯一の独立行政法人への移行の対象とされた機関でございます。  この研究所は、...全文を見る
○瀬古委員 この研究所が策定に深くかかわってまいりました国民栄養調査は、国民の栄養状態を知るために毎年行われている栄養素の摂取量の調査のことでございますけれども、保育園や学校の給食の献立、こういうものにも大きく影響して、国民の食生活もこの調査の結果に大きな影響を受けることになりま...全文を見る
○瀬古委員 独立行政法人になることによって、業務の効率化が求められる。そうすると、例えば基礎的なデータづくりの研究、それからいろいろな取り組みについては、研究を手抜きするといいますか、効率を求められれば、そういう大事な部分を一定軽視するとかいう傾向は出てこないでしょうか。その点、...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、引き続き重要な仕事はやる、そういう保証もちゃんと設けている。  そうしますと、独立行政法人化することによって、どういうことが実際には促進される、より国民の健康状態を知る上で、仕事がどういう点で前進するとお考えでしょうか。
○瀬古委員 手数料をどんどん民間と連携して取れるようにしたいと。  現在は、今のこの研究所は、では、どれだけ稼いでいるのですか。どれだけ手数料やいろいろな事業収入というのはあるのでしょうか。
○瀬古委員 二千四十万円稼いでみえるというわけなんですけれども、これが独立行政法人になったら、どうやってもっと稼げるということになるのですか。
○瀬古委員 今だって、手数料をもらってやっているわけでしょう。今の国立ではそういうことが努力されていないということなんですか。どうぞ。
○瀬古委員 もっともっと稼げ、こうなるとどうなるかという問題なんですね。これは研究所の関係者が指摘していることなんですけれども、例えば、今、成人男子で一日のビタミンEの摂取量が十ミリグラムか十五ミリグラムかと意見が分かれた場合、そういう場合には、例えば強化食品をつくっているメーカ...全文を見る
○瀬古委員 あなたが、独立行政法人化することによって事業収入やそういうものが、自主的なものがもっと確保できる、こういうお話をなさったので、そうすると、今以上にもっともっと稼げということになるとかなり業者との関係などが出てくる。そういう点で、研究所の皆さんは、今こういうものというの...全文を見る
○瀬古委員 自主的な財源の確保と言うだけで、実際には、本来の公平性が求められる研究所の位置といいますかこういう立場が揺らぐんじゃないかという不安にはっきりとお答えになっていないというふうに思うんですね。こういう点ではその危険性が、否定もされていませんから、危険性もある、ないように...全文を見る
○瀬古委員 長期間の研究ですから途中で減らされるとかもうこれは打ち切りだということはないというように保証していただけますか、その点いかがでしょう。
○瀬古委員 時間がちょっとございませんので、国立病院・療養所の独立行政法人化の問題についてお聞きしたいと思います。  今回、国立病院・療養所の独立行政法人化に関連した法案は提案されていませんが、実はこの独立行政法人の対象となります八十四機関、六万七千人のうち、国立病院・療養所が...全文を見る
○瀬古委員 国立として残す高度専門医療センターの六施設、それを除く百四十七カ所の独立行政法人化の振り分けの理由、これは明確な判断がございますか。
○瀬古委員 そうしますと、独立行政法人になったのは、例えば、研究機能の上ではやや薄い、そして国の医療政策とはそれほど深くかかわらない、こういうものが独立行政法人として振り分けられるということで判断していいですか。
○瀬古委員 御存じのように、結核の集団感染が連日のように報道されております。新結核患者数がどんどんふえていく、抗生物質が効かない多剤耐性結核問題、結核患者さんの問題が大変大きくクローズアップされて、大変重大な事態になっています。厚生省自身も、結核の緊急の非常事態宣言を発しなけりゃ...全文を見る
○瀬古委員 結核は、新しい形の結核というのは生まれていて、これは日本だけの問題ではない、世界的にもこの問題は重大問題だといって指摘されているのですね。これは、先ほどの国立として残すものになぜ入らなかったかということについてお聞きしているのです。いかがですか。
○瀬古委員 この間、政府、厚生省は、結核を扱う病院、ベッド数をどんどん減らしてきているわけですよ。それで深刻な事態になって、先ほどお話があったように、もう結核を扱う専門の病院を一つの県に一カ所にしてしまう、こういう状況も今計画されているわけですね。  実際には、大阪方面なんかで...全文を見る
○瀬古委員 今私が質問をしたわずかな時間の中でも、なぜ独立行政法人なのかという御説明、納得できる説明はちっともなかったですよ。むしろ国民が不安になるような御説明ばかりだったと思うのですね。厚生省が今提案しているこの研究所についても、国立病院や療養所についても、これは厚生省の私物じ...全文を見る
11月24日第146回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず冒頭に、有料老人ホームに関する認識を伺いたいと思います。  有料老人ホームは倒産等の事態が絶対にあってはならず、未然に防ぐことが基本だ、このように一九九一年度版の厚生白書に載っていますけれども、厚生省はこの認識に変わりは...全文を見る
○瀬古委員 ついの住みかとして全財産を投じている入居者のことを考えますと、それこそ当然のことだと思うんです。しかも、年金積立金から融資を受けているということになりますと、これはその運営には二重にも三重にも慎重性というものが求められると思います。  厚生省は、日本老人福祉財団に対...全文を見る
○瀬古委員 なぜ株等による資産運用を中止せよという指導をしたか。これは、事業に打撃を与えることのないように、安全の確保という点でやられたと思うのですね。  ところが、九八年の秋ですけれども、年金福祉事業団から日本老人福祉財団への貸付金百三十五億円を三年の元金返済猶予という前代未...全文を見る
○瀬古委員 この破たんの一番の出発は、危険な有価証券、株などに手を出して二十八億円もの損失を、赤字をつくり出した、そこが出発点になっているのですね。その後めちゃくちゃな建設計画などもありますけれども、もとはといえば危険なものに手を出した。これはまかりならぬといって、厚生省は株に使...全文を見る
○瀬古委員 この株の売買が大変この事業にとっては危険な状態だということであなたたちは指導なさったわけですよ。三億円といえども、これは国民の年金の積立金から出されているお金、たとえわずかな金額であったって、こういうところに使うということは問題だということになっていたわけですね。その...全文を見る
○瀬古委員 一般の有料老人ホームは、もちろん民間の老人ホームであっても、先ほど一番冒頭に私が聞きましたように、倒産の事態なんてあってはならないということは当然のことですけれども、これほど厚生省が深くかかわっている、そしてひどい状態で運営されているにもかかわらず、ずっと見逃してきた...全文を見る
○瀬古委員 こうした老人ホーム本来のあり方を全く無視した異常な運営が放置されてきた、この責任はだれかやめれば終わりという問題じゃないですね。厚生省が、今言われたように、責任をとるということも含めてきちんとやっていかなければならないというふうに思います。  時間もございませんので...全文を見る
○瀬古委員 八十八万人分の年金に相当する額。半端じゃないですよね。  今、無年金障害者を初め、本当に年金がないためにどれだけ国民が苦しんでいるか。どれほど労働者が汗水を流してこの保険金を払い込んでいるか。その年金の積立金が何でこんな累積赤字になってしまったのか。だれがこれは責任...全文を見る
○瀬古委員 逆ざやがあった、そして実際には——その後、一定の半減するカバーがされているという話なんですけれども、先ほど出ましたように、国会で年金局長は、こういう運用をやることによって預託金利よりも割り込むような事態になることはまずないと答弁までしている。ところが、こういう事態にな...全文を見る
○瀬古委員 今後は起きないようにという問題は後から言いますけれども、今までやってきて、マイナスを出した、半減したと言うけれども、ある意味では国民の年金に使われる大事な貴重な資金ですから、マイナスを出してはならないわけですよ。こういう問題についても、あなたたちが約束していたにもかか...全文を見る
○瀬古委員 幾ら注意義務といっても、ある意味では、書き込もうが書き込むまいが、それなりの注意義務、責任というのは当然あるわけですよ。  しかし、先ほど私が一番冒頭に言いました有料老人ホームの問題でも、年金福祉事業団が深くかかわり、そして厚生省もかかわってきた。こういう問題につい...全文を見る
○瀬古委員 分散した場合に収益が上がるなんということは、そういう研究なども今否定されているのですね。実際には、分散することによって余計危険になるということだって今関係者の中から言われているわけです。  そして、今局長が言われたように、どういうように使っていくのかという問題につい...全文を見る
○瀬古委員 どういう運用にしていくのかという、大臣が定める基本方針だって出ていないですよ。そうしたら、どういう運用方針になるのか、私たちは白紙委任で、どうぞおやりくださいというふうに言っているようなものになるでしょう、これを認めたら。それなら、こういうようにやりますという方針をき...全文を見る
○瀬古委員 莫大な赤字を出した年金福祉事業団にも出向しているわけですよ、銀行関係者が。この銀行の言うように動かされているのじゃないか、こういう指摘があって、私も一体どこの銀行が出ているんだと聞いたら、資料は出せませんと言うのですね。いかがですか。どこの銀行が出ているか、ちゃんと言...全文を見る
○瀬古委員 では、最後に、私が厚生省に問い合わせしたら、それは出せませんというお話だったので、直ちに出していただきたい。そして、やはりこういう癒着関係をきちっと断ち切るということが大事ですし、年金の積立金の自主運用については、本当に大変大きな問題がこの短時間の論議の中でも噴出して...全文を見る
11月25日第146回国会 衆議院 厚生委員会公聴会 第1号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  公述人の皆さんには、きょうは大変御苦労さまでございます。きょうの公聴会が、あした採決を前提とした公聴会になるということになれば、皆さんの声がある意味では聞きおくだけになってしまう、こういうことは本当に許されないことだと思います...全文を見る
○瀬古委員 今、情報公開の問題なども出されていましたが、この改定案が出されるに当たって年金審議会が行われて、実際には、この年金審議会では、先ほど国広公述人が言われましたように、十分将来像が出なかったわけですよね。そういう中で、妥協的に今回出されてきた。  しかし、本来で言えば、...全文を見る
○瀬古委員 審議会も十分な審議が行われたとは言えない、その上国会の審議まで不十分だったら、それを押しつけられる国民というのはたまったものじゃないわけで、そういう点では、本当にどうあるべきかという審議を、これだけ国民生活にとっては最重要の課題ですから、やっていかなければならないとい...全文を見る
○瀬古委員 審議会で審議をしてもなおかつ将来像の一番重要な問題で意見の一致を見なかったという場合には、私は、そのまま直接、今回のような法案の出し方ではなくて、もっと審議の仕方といいますか、将来像を出すためにどうすればいいかという国民的な討論のあり方があっても、いいんじゃないかとい...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。終わります。
12月01日第146回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず私は、この間の年金審議が、極めて民主主義のルールを離れて推移したということを大変残念に思うとともに、国民の世論をバックに、衆議院議長や副議長の努力もあって、引き続き審議が実現したことを喜びたいと思います。今後の審議が一層充...全文を見る
○瀬古委員 今、結局アメリカでは全額市場性のない国債に運用されているわけですね、いろいろ議論がありましても。  それで、先ほどから出ておりますように、FRB、米国連邦準備制度理事会のグリーンスパン議長が、政府が市場に介入するのは好ましくなく、株価が下落すれば年金財政は不安定にな...全文を見る
○瀬古委員 そんな場合はないと言うけれども、実際には政府が公然と株価を引き上げると言って、そしてその操作が行われる。これだけの莫大なお金が投入されるわけですから、幾らでも動かせるということは可能になるわけですね。  幾らありませんと言ったって、あなたたちが今まででも言われたよう...全文を見る
○瀬古委員 運用の基本方針を決めるといったって、今出されていないわけでしょう。それで、国債など安定した資金の運用の枠だけ取っ払って、これから運用指針を、方針を決めるんだと言われても、一体どんな不安な運用になるのかというのは国民はわからないわけですね。少なくとも、法案を出すなら、運...全文を見る
○瀬古委員 どなたの意見を聞きながら決めるということなんですか。もう一回正確に言ってください。どなたの意見を聞きながら決めていきたいと言われるんですか。
○瀬古委員 それなら、今きちっと、こういう運用方針でいいですかと言って、国会で論議しているわけですし、被保険者の人たちが心配しているわけです。法律を決めてから後で相談すると言われたって、国民は、そんなばかなことはないと言うのが当たり前じゃないですか。なぜ今、その運用方針について、...全文を見る
○瀬古委員 結局、方針も出さないで、国民には白紙委任してくれと言うようなものなんですね。そして、安全、確実だと言うけれども、もうさんざんここでも論議されていますけれども、年金福祉事業団だって安全、確実にやる予定だったわけでしょう。しかし、八十八万人分の年金に相当するような損失を出...全文を見る
○瀬古委員 三千三百七十二億円なんて、中途半端な数じゃないですね。この国民の積立金がこういう形で、手数料でいえば、何回、どういう形でやったのかということだってなかなか国民はチェックできないわけですよ。百四十兆円もこれをやりとりして、それこそ、この何十倍になるんでしょうか、何倍にな...全文を見る
○瀬古委員 実際には、市場というのは、先ほど大臣が言われたように、株も上がり下がりするわけですよ。この年金の積立金というのは、被保険者にとっても、将来の安定した生活を保障する一番基本的な財産なんですね。それは、先ほども私が言っておりますように、一番安定した、安全な方法で確保してい...全文を見る
○瀬古委員 わずかな時間ですけれども、やはりやればやるほど解明しなければならない問題がたくさんございます。引き続き充実した審議を求めて、質問を終わります。ありがとうございました。
12月07日第146回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、国と民間企業との間の人事交流に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  本法案は、大蔵省と銀行、証券会社の癒着、また厚生省、年金福祉事業団と銀行との癒着など、監督官庁と関係企業の間の癒着の弊害となっている天上がり、天下りに何らメスを入...全文を見る
12月07日第146回国会 衆議院 本会議 第8号
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○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等三法案に対する反対討論を行います。(拍手)  反対理由の第一は、国庫負担の引き上げを先送りしていることです。  前回の改正時に、法律の附則及び附帯決議で、「二分の一を目途に引き上げることを検討すること。」としていました。...全文を見る