瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第147回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、きょうは愛知万博問題について各大臣に伺いたいと思います。  昨年秋に博覧会国際事務局でありますBIEが来日した際に、跡地利用を含め現在の愛知万博計画に厳しい指摘がされていたことが報道されておりました。  指摘の第一は、愛知...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、自然の叡智にふさわしくないじゃないかという指摘もこの中にやはりあったということですし、また、それはその後通産省がBIEとの討議内容のポイントを記者会見で発表されているのです。それを見ますと、やはりなかなか厳しい指摘があったなというふうに私は思うわけです。...全文を見る
○瀬古委員 私は、十一月のBIEとの話し合いの中身について、かなり厳しい指摘があったんじゃないか。その十一月の時点で、こういう指摘があったということをもっときちっと国民の中にでも明らかにしてやるべきだったということを言っているのですね。  そして、あなたが言われたように、じゃ、...全文を見る
○瀬古委員 中身が、関係方面にと言われたんだけれども、実際には、関係方面に出されたものが、国民の間で、こういう問題の指摘があったということは一つも出ていなかったわけです。  突然新聞で発表されて、もう今、御存じのように、地元の新聞では毎日一面のトップ記事になっているぐらいの大問...全文を見る
○瀬古委員 この五月の申請に当たっての内容についても、ともかく五月の申請をやらなきゃならぬということが、ある意味で、括弧つきなんですけれども、公約のように、これは世界に対する公約なんだということをずっと進めてみえたわけです。  実際にはこの公約は守られない、延期した。そのために...全文を見る
○瀬古委員 実際には、自然保護団体も含めて、市民団体も含めて、いろいろな意見があったけれども、ともかく間に合わすんだといってやってきた。しかし、これからもっとよりよいものにするといっても、今までのこういう指摘をある意味では聞く耳持たずという形でやった結果が、厳しい指摘が、世界的な...全文を見る
○瀬古委員 公約でないなんて今ごろ言われると、この間かかわってきた人たちの御苦労は一体何だったのかという問題があるわけです。  実は、これは原科さんという通産省の環境影響評価委員を務められている方なんですけれども、新聞で「論壇」に書かれているわけです。実際には、ともかく通産省は...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、通産省としては、あなたとしては、認識は変わっていないけれども、愛知県がどうしようもない、とても間に合わないので、それならそうしましょう、こういう話で、あくまでもあなたの認識そのものは、登録をやれるものならやりたいという認識は変わっていなかったのですか。(...全文を見る
○瀬古委員 先ほど、BIEの指摘が五月登録の延期を別に求めていなかったと言われるんですけれども、はっきりとそういうようにはなっていないけれども、あなた方の出しているペーパー、この中にははっきりと登録の時期等に書かれております。登録を急ぐ必要はない、十分に時間をかけてしっかりしたも...全文を見る
○瀬古委員 万博というのは、本来国がやる事業なんですよね。それを、愛知県が今後プランをつくっていくという、もちろん愛知県が一定それはつくらなければいけませんよ。しかし、少なくとも今までプランづくりについては、通産省も一緒になってつくってきたわけですよね。それが今回もう一回見直せと...全文を見る
○瀬古委員 その愛知県の将来計画はあるんですけれども、それが、実際には何でそんな将来計画、今度のBIEから、二十世紀型の、ある意味ではもう本当に環境破壊の産物だと言われるような、厳しい指摘を受けた開発計画だったわけですよ。何で愛知県がそういう計画をつくったのか、そして今回指摘され...全文を見る
○瀬古委員 地域でというものも考え方なんですけれども、万博そのものは、国が責任を持って開催する博覧会なんですよね。それを、私ははっきり言って、もうちょっと大臣は責任持たなあかんと思うのです。これだけ厳しい批判を受けて、それはもともと愛知県が、住民の皆さんが、本当に住民がどこまでそ...全文を見る
○瀬古委員 指摘は指摘として受けとめるということで、指摘は認められたわけです。しかし、情報が漏れたのはまずかった、こういうお話なので、これはもう少し率直にお認めになるということが大事だと思います。  それから、先ほど新住計画の問題も、私もいろいろ言えば、幾つか回ってまいりました...全文を見る
○瀬古委員 宅地開発事業ですね、答弁、それを聞いているのです。委員長、聞いてください。宅地開発事業ですか。
○瀬古委員 そうしましたら、宅地開発した後、愛知県は住宅が建てられるなと。なぜ建てる住宅をパンフレットに載せたかというと、住宅をつくらないと採算が合わないという問題があるわけです。しかし、あなたから言わせれば宅地開発事業ですから、後、別に住宅を建てなくていいといえばいいわけですよ...全文を見る
○瀬古委員 都市計画の決定の申請はもう出ているんですね。それを認可した上でまた新住事業の申請が出てきますから、新住のあり方が今問われていますから、都市計画決定の申請そのものは保留になるというのは当然のことですね。
○瀬古委員 出されているんです。前もってちゃんと通告してあります。
○瀬古委員 今出されているこの申請を慎重に扱う、愛知県が態度をはっきりするまで保留するということでいいですかということを聞いているんです。
○瀬古委員 きちっと愛知県の態度が出るまでは当然出されないという内容だと思います。  そこで、オオタカの問題について述べたいと思うんです。  新住事業は、今国際的にも批判をされて、会場計画の再検討が大きく求められているわけなんですけれども、今オオタカは、御存じのように、子育て...全文を見る
○瀬古委員 今、私は瀬戸の地元で出している回覧板を持ってきたんですけれども、「山口地区における国際博覧会関連事業に係る工事用道路等説明会のご案内」。いよいよことしから関連の事業、工事を着工する予定だというふうにはっきり書かれて、これは回覧板で回されて、そして今大臣が言われたように...全文を見る
○瀬古委員 ヘリコプターで行かれたこと自身が地元では問題になったんですよ、はっきり言って。今一番大事な時期に、たとえ避けたといったって、オオタカの距離は物すごく広いですからね。そして、今真っ最中の、子育てをやるというときに、大臣がヘリコプターで行くということ自身が厳しい指摘を受け...全文を見る
○瀬古委員 もともと環境保護団体はこの海上の森ではもうやらないでほしいという厳しい指摘をしているということを踏まえて、意見を言っていただきたいと思うんです。  国際博会場関連オオタカ調査検討会というのがありまして、これは環境庁の意見が出ているわけですけれども、この検討会における...全文を見る
○瀬古委員 現在どうですか。現在、一定のそれができるまでは、保護対策が示されるまでは工事の着工を控えるようにというふうになっているわけですが、今、万博工事じゃないという理由でどんどん開発がやられている。これは、環境庁としては一言言わなきゃいかぬのじゃないですか、この趣旨からいって...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、今のどんどん事業の進行が進んでいるという問題では、はっきりとノーといいますか、問題だという、着工を控えるということでいいですか。
03月28日第147回国会 衆議院 本会議 第16号
議事録を見る
○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  最初に、法案審議に先立ち、二月八日、栃木県宇都宮市で、生活の困窮から母子ともに衰弱し、二歳の女の子が凍死するという痛ましい事件が起きた問題について、厚生大臣はどのように受け...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  日本共産党は、少子化を克服するためには、だれもが安心して子育てができる総合的な対策が必要だと考えております。  総理府が実施しました出生数の少ない理由に関するアンケート調査を見てみますと、第一に「子どもの教育にお金がかかるか...全文を見る
○瀬古委員 いろいろ御説明なさったのですけれども、政府が今回提案してきたこれを少子化対策の一環としてやるんだ、そして、子育てを行う家庭の経済的負担の軽減という改正理由があるわけですね。今の御説明だといろいろありますけれども、結局千六百万人が増税になってしまう。そして、これがある意...全文を見る
○瀬古委員 いろいろなやり方がありますが、多くの子供たちの家庭が一部の子供たちの家庭のために、千六百万人ですから大きいわけですよ、結果としては犠牲になりますねということをお聞きしているんです。それは、事実としてそうですね。
○瀬古委員 はっきり言って増税ですから、これは犠牲になるんですよ。  今大臣が言われたように、重点化するというお話がございましたけれども、今回、子育て世代の教育費の問題は、例えば経済的な負担が今大きい御家庭は就学前だけかというと、決してそうじゃないんですね。文部省の「子どもの学...全文を見る
○瀬古委員 何らかの施策で赤字国債を発行して大変なことになったという思いもにじみ出た御答弁でございましたけれども、私たちは、財源の問題について、赤字国債を発行するか、それとも別のところから増税してとってくるかなどという子育て支援は、やはり間違っていると思います。  日本共産党は...全文を見る
○瀬古委員 結局、日経連など財界の意向を酌んで決めたということなんですね。  今、児童手当支給の企業が減っているわけですけれども、所得の再配分という意味でも、将来の働き手を育てるために、企業が果たさなければならない社会的な責任というのは大きいわけです。中小企業への配慮は当然のも...全文を見る
○瀬古委員 サラリーマン世帯と自営業者の世帯の支給率を同程度、大体七割程度ということですけれども、七割程度とする根拠は一体何でしょうか。それには法的な根拠がございますか。お願いします。
○瀬古委員 法的な根拠も、何で七割かという根拠も全然ないわけです。  今までの経緯の中でといいますと、実は一九九一年の三月十五日に、社会労働委員会で我が党の児玉議員の質問に答えて、当時の土井局長が、昭和五十七年以降の給付率は、自営業の場合には七四、五%、サラリーマンの特例給付に...全文を見る
○瀬古委員 いろいろないきさつがあってたまたま今回七割台だという程度の話なんですね。それまでにいろいろな経過も含めまして、六割台のときもあるし八割のときもあったわけですよ。だから、あえて七割に何が何でもこだわらなきゃいかぬなんて理由はないわけです。  所得が基準だというなら、所...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたので、たくさんきょうは質問があったのですが、また次回に送りたいと思うのですけれども、全体的には、子育て支援と言うなら、もっと国の財政的な措置をきちんとやるべきだと思うのですね。そして、どの子にも平等に、自営業者だからという形で差をつけるのではなく、きょ...全文を見る
04月18日第147回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  改正案にあります総定員は、適正な行政サービスの受け手としての国民の利益にも、それを提供する国家公務員労働者の生活と権利にも重大な影響を与えるものと考えます。  今回の提案は、現在の総定員法の別枠になっております国立学校設置法...全文を見る
○瀬古委員 現場の実情をいかに積み上げていないかという内容については後で詳しく御質問したいと思います。  現在、十年間の定員削減目標であります一〇%とか二五%とかという数字が盛んに喧伝されておりますけれども、その母数は、中央省庁再編後の来年一月現在の定員数ということですけれども...全文を見る
○瀬古委員 二番目の、独立行政法人化で外れた場合の母数、それはどうなっていくのでしょうか。一〇%の母数というのは一体何になるのですか。
○瀬古委員 本改正案の数字は定員の上限であり、また今後の定員削減計画の事実上の出発点となる。単にこれは現状の人員を法定化したという説明では済まない重大な問題を持っております。  法案にある総定員数とその決め方が適切かどうか、生首を切らないというのは極めて当然のことですけれども、...全文を見る
○瀬古委員 適切に対処と言われましたけれども、もう二十年間、十五年間、本当にもう限界だと言っている人たちの声にきちっと胸を痛めていただいて、そして国会、国民の意思にきちっと沿うような体制をとっていただきたいと思います。  二番目の問題なんですけれども、一刻も猶予を許されない国民...全文を見る
○瀬古委員 命と財産にかかわる本当に重大な問題で、有珠山だって噴火しているわけでしょう、そんな最高限度の範囲内でといつまでもこだわらないで、必要なところにはちゃんとふやす必要があると思うんですよ。  三つ目の問題を言います。  三つ目の問題なんですけれども、今日の深刻な不況で...全文を見る
○瀬古委員 直ちに対応は難しいと言っても、直ちに対応されている場合もあるのですよ。例えば税務署の職員の問題などは、消費税の増税があったときは思い切った定員増がやられている。政府がその気になったらやれないことはないのですよ。  とりわけ、命にかかわる問題や今本当に追い詰められてい...全文を見る
○瀬古委員 それぞれの責任者が実情に応じた体制をとっていないから、私は問題にしているわけですよ。そして、とろうと思っても定員の枠でがっちりと締めつける、こういうやり方が問題だと言っているのですね。  もう時間がありませんので、次に入ります。  次は、超過勤務の問題なんです。資...全文を見る
○瀬古委員 今御説明にありましたけれども、実際に現場で調査してみますと、この時間数というのは予算の範囲内での超過勤務時間になっていて、実態は不払い残業というのはたくさんあるわけです。  それで、実際には、定員の算定に当たり、超過勤務の実態をどのように反映されているのでしょうか。
○瀬古委員 定員の外にいる非常勤職員、特に賃金職員と呼ばれている国家公務員の問題について聞きます。  総務庁の調査によれば、約二十二万九千人の非常勤職員がいます。このうち、一日八時間以上勤務しているフルタイムの職員は三万八千五百七十人というふうに言われております。その中でとりわ...全文を見る
○瀬古委員 年次計画をもって解消するという点では、どうですか。
○瀬古委員 賃金職員を常勤職員にしていくことは、厚生省にとっても積極的に対応すべき課題だと考えています。  採用に当たっては、公正なルールで採用するということが大事なんですけれども、各地からの報告によりますと、五十歳を超えているからという形で採用を拒否されたり、妊娠中、准看だか...全文を見る
○瀬古委員 常勤職員に積極的に対応すべきだという問題を質問しましたけれども、それの答弁が漏れております。
○瀬古委員 はい、終わります。  今まで私が述べさせていただいたのは、国家公務員の職場の本当に深刻な状況の一部を紹介したにすぎません。総定員を決める場合に、やはりどういうところにどういう人が必要なのかということを、実態に即した定員のあり方をぜひ決めていただきたい。そういうものも...全文を見る
04月19日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
議事録を見る
○瀬古委員 瀬古由起子でございます。前回に続く質問をさせていただきます。  昨日の参考人意見陳述でも、諸外国に比べて日本の児童手当制度の貧弱さが指摘されました。児童手当を実施している国は、ほとんどが支給年齢を十六歳ないし十八歳まで支給しており、学生の場合はさらに年齢が引き上げら...全文を見る
○瀬古委員 本当に世界でも大変低い水準だということはお認めいただいたと思うんです。ヨーロッパ各国では、税制上の扶養控除も低所得者に効果が大きい児童手当に一本化してきたという歴史的な経過もございます。児童手当などの社会保障と扶養控除などの税制での優遇などを合わせても、児童給付の年収...全文を見る
○瀬古委員 私は、児童手当の問題だけで言っているわけじゃないんです。先日お配りしましたが、児童手当と税制控除と両方やっているところもあるわけで、そういう意味では、両方比較しても日本は最低クラスです。  先ほど年功序列型の賃金の問題を言われたんですが、賃金の水準を見ても、実際に賃...全文を見る
○瀬古委員 今の金額を言われても、世界的な水準から見ても大変低いということなんです。少子化対策と言うなら、きちっと国が子育て支援にふさわしく負担をふやして責任を持つことだということを指摘して、発言を終わります。
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、児童手当法の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  本法案の問題は、改正の経緯について、宮澤大蔵大臣が一種の妥協で説明することはなかなか難しいと答弁されているように、国民に説明のつかない内容であることに象徴されています。審議で...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、憲法二十五条、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と規定しております。社会福祉事業法の基...全文を見る
○瀬古委員 本当に利用者の権利が守られるような、より福祉が充実する方向でこの法案が提案されているのかどうか。今言われましたように、本当に選択ができ、憲法の精神が生かされるような内容になっているのかどうか、私は具体的な事例で見てみたいと思うんです。  きょうは、炭谷社会・援護局長...全文を見る
○瀬古委員 選択する場合でも、障害者にとって地域の中で自立するために必要なのは、何といっても施設の拡充が不可欠になってくると思います。  そこで厚生省に伺いますけれども、身体障害者の更生施設、療護施設、授産施設、知的障害者の更生施設、授産施設、通勤寮の待機者というのは一体どれぐ...全文を見る
○瀬古委員 これから福祉サービスは障害者にとって充実する方向でいくというのに、一体それぞれの施設における待機者は現在どれだけかというのは、それぞれの都道府県任せなんですか。なぜ国がそれをつかめないんですか。
○瀬古委員 それぞれの都道府県が、一体どれだけ待機者が今いるのかということをつかんでこそ、では今の障害者プランはこれでいいのかということを国だって考えるわけでしょう。そういうことが全然なしに、さあ、施設やサービスをどうするか、これから充実しますよなんて言ったって、もう待機者が山ほ...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも最初のプランが、私が見ましても大変大ざっぱになっている。しかし、毎年毎年これをどうするかということで積み上げていくわけですよ、障害者プランの実施に向けて。それなのに、その到達点がどこにあるのか、どれだけの障害者が今困っていて、どういう施設が足りないのかという...全文を見る
○瀬古委員 障害者の施設の場合は、もちろん小さい村、市町村もあるかもしれませんけれども、しかし、身近なところに施設があるということも障害者の場合は必要なんですよね。それにしても、幾つかの合併で一つの施設を使うという場合でも、法定施設が全くないのが六割なんというのは異常そのものなん...全文を見る
○瀬古委員 県と政令市で一応計画はつくっているけれども、まだ数値目標のないところを県、政令市レベルに残している。もちろん、これは私は厚生省だけの責任だと思いませんよ。全体の、政府自身の責任だと思うのですよ、これだけ進んでいないというのは。何で県レベルや政令市で数値目標が出ないのか...全文を見る
○瀬古委員 二年あると言うのだけれども、二年しかないという面もありますからね。  地方分権の時代だと言うものの、もちろん、地方自治体、地方公共団体の自主性はありますよ、しかし、計画の数値目標まで県レベル、政令市レベルでつくってないなどというのは異常な事態ですよ、はっきり言って。...全文を見る
○瀬古委員 私が最初に指摘しましたように、もともと障害者プランそのものが本当に現状にふさわしいものになっているのかどうかということをもう一回きちっと見直しをしなければ……。目標がありますから、ここまでいきましたといったって、それが全然現状に合ってない。実際にどういう人たちが今どこ...全文を見る
○瀬古委員 小規模作業所にいる七万五千人の重度の人たちも含む高位障害者は、行政が放置してきた障害者だったと言っても過言ではありません、今まで本当に光が当たってこなかったわけですから。そして、先ほど私が待機者と言いましたけれども、本来なら、こういう人たちがある意味で待機者に当たるよ...全文を見る
○瀬古委員 今まで私も幾つかの小規模作業所に行きましたけれども、別に甘んじてひどいところで障害者の皆さんが生活し働いているわけじゃないのです。この障害者の作業所の運営も、何とか国がきちんと本当に人間にふさわしい運営費を出してもらいたいし、施設だって法定施設にふさわしいものを出して...全文を見る
○瀬古委員 その関係者の皆さんも、十人以上という場合に、では十人未満はどうでもいいかというと、そうではないと思うのです。ある意味では、公的に施設がない中で頑張ってきたところについてはきちっと私は対応すべきだと思います。とりわけこの事業は二〇〇一年からの事業になりますので、これまで...全文を見る
○瀬古委員 次に、負担の問題について伺います。  支援費を必要とする障害者に応能負担というのは鉄則だと思うのですね。将来とも、重度ほど負担が重くなるような応益負担にすることは私は認められないというふうに思いますけれども、その点、いかがでしょうか。
○瀬古委員 応能負担という場合に、今障害者の皆さん、御家族の皆さんの願いは、やはり本人の所得に限定してほしいという問題なんですね。諸外国で三親等まで負担を求めている国はないと思うのです。だれもが家庭や地域の中で自立し、尊厳を持った生活を送ることができる制度の構築が求められている、...全文を見る
○瀬古委員 今、審議会の意見具申の内容を踏まえて、いかがですか。それは検討されているのでしょうか。ホームヘルプサービスについても言ってください。
○瀬古委員 今の審議を聞いていただいても、本当に、今の障害者をめぐるサービスが実際には貧弱で選択できない事態だと思うのですよ。こういうものをそのまま放置したままで、国や自治体の責任を放棄したら一体どういうことになるのか、こういう点でさらに慎重な審議を求めて、私の質問を終わります。...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  地方分権推進法の一部を改正する法律案の審議に際しまして、我が党の持ち時間の範囲内で、森新内閣についての本会議、委員会審議で明らかになったこの間の内閣の成立過程の問題について、質問をさせていただきます。  小渕前首相が病に倒れ...全文を見る
○瀬古委員 官房長官が医師から聞いた場合とか、そのときの状況なんかもお話しされたんですが、正確に医師団が、何時何分に入院、検査の結果、いつ脳梗塞だというように診断されたのかとか、それから集中治療室に入った時間が何時何分だとか、昏睡状態に入ったのが、入ったと聞いたというんじゃなくて...全文を見る
○瀬古委員 小渕さんが入院されてから臨時代理に官房長官が就任するまでの三十二時間、集中治療室に入って十二時間、昏睡状態に入って大体九時間半の空白がある。  国民の安全に全責任を負っている総理に緊急な事態が発生した場合は、一刻も早く代理を決めていくというのは当然だと思うんですね。...全文を見る
○瀬古委員 官房長官自身が、これは空白と見ないと。しかし、空白と見る方もいらっしゃるわけですね。  それで、意識がなくなる、昏睡状態に入って、しかしひょっとしてまたよくなるかもしれない、その間はちょっと様子を見よう、そういうものを空白といえば空白というんですけれども、国の責任者...全文を見る
○瀬古委員 そうしたら、官房長官によっては、もう一日延ばしたいなとか、やはりもうちょっと、気持ちの上では二日ぐらいとか一週間ぐらい見ようじゃないかという場合はそのまま続くということもあり得るわけで、それはやはり個人の判断で、一国の総理がそういう重大な事態に陥っているときにその個人...全文を見る
○瀬古委員 やはり家族の気持ちというのは、それは当然今大変な状態ですから、私は配慮しなければならないと思うのです。しかし、一国の総理が、やはりそれをめぐっていろいろな論議があったときに、過去、それこそ総辞職されるまでは最高の責任者だったわけですから、そのときの病状の変化はどうだっ...全文を見る
○瀬古委員 やはり医師団任せではなくて、政府の責任で、これだけのいろいろな意見の違い、考え方の違いというものが出てきておりますので、実際に事実関係はどうだったのかということも含めて、ぜひ御検討いただきたいというように思います。  最後ですけれども、今回森新内閣の誕生をどういうよ...全文を見る
○瀬古委員 終わります。
04月27日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第12号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  私は、まず最初に御三方にお聞きしたいと思います。  今回、社会福祉事業法の改定の大きな理由に、与えられる福祉から選択できる福祉制度に変えるんだという御説明があるわけ...全文を見る
○瀬古委員 最後に、河西参考人にお聞きします。  今の盲導犬の状況は、大変施設数が足りないという問題なんですけれども、現在の希望者などを考えましたらどのぐらいの施設数が必要になってくるのかという問題と、盲導犬の利用の費用、今訓練施設を利用する場合に今回の提案で無料または低額の料...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
05月10日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
議事録を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、社会福祉事業法等の一部改正案について反対の討論を行います。  本法案の第一の問題は、憲法二十五条に基づき定められている社会福祉事業法の基本理念から実施主体たる国、地方公共団体を削除し、福祉推進の責任を地域住民や福祉事業経営者等に転嫁して、...全文を見る
05月12日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  諸外国で働く労働者にとって、年金保険料の負担が重い二重払いの解消は切実な問題です。今回の提案はその面では前進です。九八年のドイツとの協定に続いて、今回の日英協定の実現までに長時間を要していますけれども、予備交渉、本交渉を通じま...全文を見る
○瀬古委員 期間の通算という問題は年金制度にとって大変重要な問題でございます。  ILO百十八号条約、百五十七号条約は、社会保障全般に及ぶ条約ですけれども、二国間協定との関係では、通算等による受給権の確立などが定められております。条約の遵守が国際間の信頼にもつながってまいります...全文を見る
○瀬古委員 調査室の資料によりますと、ドイツ、英国のほかに、現在までに日本に対して協定交渉を持ちかけている国は、アメリカほか八カ国あるというふうに載っております。  今後の協定締結までの具体的な計画はどのようになっているのでしょうか、お示しいただきたいと思います。
○瀬古委員 今御報告ありました社会保障協定の締結交渉の申し入れの国がいつ申し込んだかといいますと、アメリカでいいますと昭和四十年代、ベルギーでいいますと昭和六十一年、ルクセンブルクは昭和六十二年とか、もう随分長く前から申し入れがあるわけですね。いろいろ事情があるかもしれないけれど...全文を見る
○瀬古委員 やはりもっと国がこの事業に対してきちんと責任を持つということなんですよ。  そういう点で、以前から、社会保障全体の水準が世界的に比べても大変低い、そして事業所の中でも、お金を払っても実際には給付が受けられない、こういう不安定な状況について、国民の中でやはり不信を生ん...全文を見る
○瀬古委員 人工妊娠中絶がどれほどつらく屈辱的なことか、女性の生涯にわたって心身に深い傷を残します。望まぬ妊娠をなくしたいというのが女性の切実な願いです。受胎調節実地指導などの成果で減少しているものの、年間三十三万三千二百件もの中絶がございます。この問題は、女性の自立という問題だ...全文を見る
○瀬古委員 この理念を踏まえまして、望まない妊娠、中絶を持続的に減少させるために、リプロダクティブヘルス・ライツの理念を貫いた具体的な年次プログラムを策定すべきだというように考えますけれども、どうでしょうか。
○瀬古委員 今御報告ありましたこの研究会の報告書では、十代の中絶が高く、また大変増加傾向にあるということが指摘されていまして、大変深刻だというように思います。昨年七月に出されましたこの研究会の報告書は、この原因をどのように分析しているでしょうか。
○瀬古委員 この報告書の中で、先ほど御報告ありましたように、十代の妊娠中絶を減少傾向に転じさせるという目標を示していますけれども、具体的な考え方、どういうようにするのかという点はどのように検討されているでしょうか。
○瀬古委員 全体の妊娠中絶を減らしていくという方向では今言われた内容でいいんですけれども、十代の妊娠中絶を減少傾向に転じさせるという問題は、これはまた特別な取り組みも必要だというように思うんですね。  この報告書によりますと、これは東京都の研究会の調査なんですけれども、例えば高...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、思春期の子供たちの今置かれている状況に見合った提言など、関係者に集まっていただいて、具体的に行動計画も含めて私はつくるべきだと思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。
○瀬古委員 ニューヨークの研究所が行った妊娠の結果という調査がございまして、これが全妊娠に占める望まれた妊娠の割合を国際比較しています。望まれた妊娠の方で、フランスが六六%、アメリカが四三%、日本は三六%で、この数値は世界でも最も低い割合だと言われております。  望まない妊娠の...全文を見る
05月17日第147回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  引き続き青木官房長官に質問いたします。法案質問に先立ちまして、小渕前首相が死去された十四日、医師団の記者会見でも明らかになった、青木長官の発言をめぐる疑惑について質問いたします。  青木長官が前首相を見舞ったとき、当初官房長...全文を見る
○瀬古委員 総理と官房長官の間というのは、それはそれで、ある意味で重要な関係であるわけですね。ましてや、今回は一国の最高責任者である総理大臣の入院、それから病状についても国民にも隠されたまま、国会にも一定期間空白があったように、隠されたままですね。その間何が問題になったのかという...全文を見る
○瀬古委員 いろいろな方がいろいろなことを言われるというのはそれなりの根拠があって、やはり聞いてみると、なるほどなと思われることもたくさんあるわけですよ。そういう疑問が出てきていまして、入院中に、それはいろいろな御家族の意向もあるでしょう。しかし、この問題については、一国の総理が...全文を見る
○瀬古委員 済みません、まだもう二点。申しわけございません。急いでやります。  談話を、本当に今も政府の到達点を尊重するなら、森発言というのは、先ほどの神の国論などという発言は出てこないと思うんですよ。ここの点は、私は本当に今後重大な問題だと思っています。  時間がない中で御...全文を見る
○瀬古委員 そうすれば、なぜ今回、議員提案ではなくて内閣が出さなかったのですか。道義的な責任という問題からいっても、本来、前長官の言によれば、当然内閣が出してしかるべきではありませんか。
○瀬古委員 ぜひ、やはり政府の責任でこういう問題は解決するという姿勢がなければ、今後の問題についても私は大きな禍根を残していくだろうというふうに思います。  では、次に与党提案者に質問いたしますので、官房長官、結構でございます。  今日の日本にとって、アジアに生きる国としてア...全文を見る
○瀬古委員 侵略戦争の責任と反省を明確にして、国家責任の立場に立った補償は、二度と繰り返さない決意のあかしだというように思うのですが、さらに、在日韓国人等に対する補償は、植民地支配への責任と反省が求められるというものだと思います。  提案者は、過去の植民地支配についてどのように...全文を見る
○瀬古委員 侵略戦争の責任と反省、それから植民地支配への責任と反省、この点ははっきりさせていただいているんでしょうか。
○瀬古委員 誠実に実行しているかどうかというのは、いろいろ意見があるんですね。  しかし、まず前提に、私が先ほど言っていますように、侵略戦争についてどうだったのかという責任、侵略戦争を起こした責任と反省、そして植民地支配に対する責任と反省、こういうきちっとしたものが基本になけれ...全文を見る
○瀬古委員 日本国籍の元軍人軍属に適用しております戦傷病者戦没者遺族等援護法の第一条には、「国家補償の精神に基き、」と明確に書かれております。本法案にもこの部分は明確に書くべきではなかったかと思うんですけれども、その辺はどのような論議になって、書き込めなかったんでしょうか。
○瀬古委員 人道的精神を前面に出されたとしても、これは国がきちっと資金を支出するわけですよね。そういう点でいえば、人道的な精神といえども国による補償という性格は全くない、こういうふうに言い切れるのかどうか。その点いかがでしょうか。
○瀬古委員 在日韓国人等に対する戦後補償は、一連の裁判等を通じて重大な課題を提起してまいりました。各地の地裁、高裁の判決の中で、憲法第十四条、国際人権規約、市民的及び政治的権利に関する国際規約、B規約の第二十六条ですけれども、これに照らして、長期在住の在日韓国人等の元軍人軍属に対...全文を見る
○瀬古委員 現実的に存在するいろいろな問題を解決するための提案なんですけれども、しかし、どういう立場から提案していくかということは大変大事なことなんですね。  今、裁判を行っている元軍人軍属の方々が、恩給法や戦傷病者戦没者遺族等援護法による補償を受けた場合と本法案の弔慰金の水準...全文を見る
○瀬古委員 以上、終わります。
08月08日第149回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  では、雪印の西社長にお伺いいたします。  厚生省の調査では、雪印の大阪工場だけでない、すべての工場でHACCP認定の際に再利用工程が記載されていないということが明らかになりました。再利用というのは業界としては当たり前だと言わ...全文を見る
○瀬古委員 そうすると、その一つだけじゃなくてすべての工場ですからね、何か偶然に、再利用というのは当たり前のように行われているわけですから、それを全部外したというのは、明らかに会社の方針として外したというように言えるんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。
○瀬古委員 明らかに会社がある意味では申請隠しをやったということは言えると思うんです。  再利用の考え方という問題なんですけれども、先ほど社長がお話しになりましたように、今後、製品になった以降のものは廃棄するというように言われましたね。製品にならないものはまだ再利用されるという...全文を見る
○瀬古委員 そうすると、独自の判断で再利用をやっていたということですね。そして、ある意味では、商品を、店に並んでいたものを戻しても再利用という考え方が大阪工場などにもあった。大阪工場だけではありませんね、ほかにもありましたけれども。そういう判断も再利用という中に入っていたというこ...全文を見る
○瀬古委員 もう一点聞きますけれども、加工乳を原料として加工乳に使っていたという問題。これは法令の、省令の違反だと言われているんですけれども、業界の中では厚生省からこれはいいんじゃないかという御指導もあったというように聞き及んでいるんですが、これは厚生省と御相談されたのでしょうか...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、これは明らかに法令違反だという認識の上で使われたんでしょうか。その点はいかがでしょうか。
○瀬古委員 本当に申請にわかっていながら隠している、そして、こんな大事な基本的な問題も、法令を知らないで使っていましたと。私はこれは大変責任が重いと思うんですね。  そこでお聞きしたいんですけれども、この事件で被害を受けた北海道の酪農協会は、品質にまさる原料はなしの理念を胸に懸...全文を見る
○瀬古委員 西参考人に最後にお伺いします。  加工乳の原料にはできるだけ生乳の使用割合を多くするという通達が昭和四十八年に出されているんですね。ところが、雪印が輸入する脱脂粉乳の量は業界全体の六三%、これは九七年度なんですけれども、他のメーカーと比べても圧倒的に脱脂粉乳の利用が...全文を見る
○瀬古委員 では、藤原参考人にお伺いします。  今回、一番安全だと言われていたHACCP工場で戦後最大クラスの食中毒の事件となりました。HACCPシステムのあり方そのものが問われていると思うんですけれども、その重要な問題点というのはどういうふうにお考えでしょうか。  それから...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  もう時間がございませんので、山本参考人、平澤参考人には質問できませんけれども、失礼いたします。ありがとうございました。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  多くの被害者を出しました今回の雪印の食中毒事件は、食品の安全の観点から大変多くの問題点、課題を明らかにしています。中でも、大阪雪印のような信じがたいほどのずさんな管理運営が行われていた工場が、なぜHACCP工場の大臣承認が行わ...全文を見る
○瀬古委員 それは、午前中の参考人の中で、社長が社の方針としてやったということをはっきり述べられておりますから、事実関係は明らかです。  そこで、ではこの問題は大阪だけの問題か。先ほど、社の方針でこういう虚偽の申請をやったということで、実際にはどういう状況だったのか。  厚生...全文を見る
○瀬古委員 会社が方針上明らかにうその申請をやる、こういうやり方や、先ほど私が述べました四つの工場においては品質保持期限も切れた原料まで利用している。それは大阪はひどいですよ。しかし、そのほかのところはましかというと、これだって大変重要な問題があるわけです。それを、先ほど出ました...全文を見る
○瀬古委員 確認するといったって、虚偽の申請をやっているのですから、もうそれだけで取り消しの条件は十分そろっていますよ。それを、いろいろな問題があっても、食品衛生法上じゃなくて食品衛生上とわざわざ言って、問題ありませんよなんて。こんなお墨つきを出すというのは、私はちゃんとやり直し...全文を見る
○瀬古委員 今回起きた事件の一つの大きな問題点は、再利用という問題だってあるわけですよ。そうしたら、全国の乳処理の施設点検をやっていて、一体どこが再利用をやっているのかというのは真っ先につかまなきゃいかぬと思うんですね。これをつかんでいないというわけでしょう。大阪の事件はありまし...全文を見る
○瀬古委員 私の質問に答えていないですよ。ちゃんと調べなさいと言っているんです。再利用について申請していないというところが問題になっている。そこがひょっとして原因かもわからないわけでしょう。次官、いかがですか。
○瀬古委員 大体、業界では再利用なんというのは当たり前なんですね。ある意味では、余ったのをどうするかという問題はあるわけですよ。どこから再利用するかというのは、それはいろいろ問題があると思うんですね。当然厚生省は、その申請があったときに再利用のパイプがない場合は、これはおかしいな...全文を見る
○瀬古委員 そういう常識的なものをつかんでいないで乳処理施設の承認をする資格なんてないですよ。本当に私はこの点は反省していただきたいと思うんです。  では、厚生省が再利用について知らなかったのかというと、実際にはそんなことはないんです。  例えば、今、加工乳の余りを加工乳の原...全文を見る
○瀬古委員 見ていただいたらいいと思うんですけれどもね。  ですから、こういう違法行為がまかり通って、一方ではいかぬと言いながら、一方では業界にはいいですよみたいなやり方をしている。これが今問題になっているわけですね。  加工乳の余りを加工乳の原料として使用してよい、そういう...全文を見る
○瀬古委員 撤回しているんですか。そうすると、この厚生省に問い合わせしたというのもでたらめなんですか。厚生省の見解ですよ、それは。どちらですか。
○瀬古委員 事実でないものを乳業協会が勝手に厚生省の見解を持ち出して全業界に流したというなら、これは大問題です。きちっと調べて報告いただきたいと思います。  もう時間がございませんので最後ですけれども、実は私、もっと時間があったら言いたいことがあったんですけれども、これは乳業協...全文を見る
○瀬古委員 時間がございません。本当に延びまして申しわけございませんが、ともかく、プロと言われている厚生省の方が出かけていって見抜けないなんというのは、本当にHACCPの承認をする資格なんてないですよ。もう一回きちっと見直すべきです。  以上、質問を終わります。ありがとうござい...全文を見る
09月20日第149回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  厚生省は、今回の調査の中で、「患者がヒト乾燥硬膜の移植を受けた当時においては、ヒト乾燥硬膜によるCJD発症の危険性を予見し、ヒト乾燥硬膜の輸入や禁止を行うべき状況にはなかったものと考えている。」こういう見解を明らかにしておりま...全文を見る
○瀬古委員 いえ、検討したかどうか。詳しいことはいいです、検討したかどうかです。今私が聞いたことにきちっと答えてください。それだけでいいです、この二つの事実がずれていないかということで検討したかどうかです。それだけ言ってくださればいいです。
○瀬古委員 では、二つの報告の違いについては検討されなかったということでいいですね。それだけ言ってくださればいいです。イエスかノーかです。
○瀬古委員 検討したかどうかです。両方について検討したかどうか聞いているだけなんです。何遍も同じことを言わせないでください。ちゃんと答えてください。二つの問題を目の前にして検討したかどうかと聞いているんです。ちゃんと答えてくださいよ。
○瀬古委員 はい。
○瀬古委員 委員長、でも、ちゃんと答えさせてください。
○瀬古委員 いえいえ、全く答えていないです。
○瀬古委員 端的にお答えいただきたいと思うのですね。  あなたたちは、このライオデュラの認可に当たっては、腸線縫合糸という前例があるのである意味ではきちっと薬事審議会にかけなかったというように先ほど言われましたね。  しかし、国立のこの試験所では二つの条件とも大変問題があると...全文を見る
○瀬古委員 時間がありませんので、イエスかノーかで。  両方並べてこれはおかしいな、腸線縫合糸とライオデュラを一緒の条件でやるというのは前提が狂っているんじゃないか、こういうことをそのときに検討したかどうか、イエスかノーかだけで結構です。していないならしていないと言ってください...全文を見る
○瀬古委員 今考えているということであって、そのときに検討してそういう結果になったのかと聞いているんです。今の判断は、それであなたたちは考えているんでしょう。そのときにそういう判断をしたんですか。
○瀬古委員 性格が異なるということだって、これは異なるなというふうにそのときに判断したかどうかが問われるわけですよ。それだってあなたたちはやっていないのでしょう。二つを合わせてこれは違うななんという論議もされていないということがよくわかりました。  二つ目ですけれども、先ほどこ...全文を見る
○瀬古委員 調べたかどうか、外国に聞いたかどうかというのは、厚生省はわかっていないのですか。調べていたのか調べていないのか、それぐらいわかるでしょう。何でそんなことが厚生省は今わからないのですか。  常識で言えば、日本に初の輸入で、それも死体からつくったものを、せめて外国でいっ...全文を見る
○瀬古委員 本当にひどい話です。私は、直ちにそれについてはちゃんと照会したかどうかぜひ調べて、報告していただきたいと思います。  承認時は大変ずさんだ、いろいろな条件が出てきたのに全く検討もしていないということがよくわかりますね。  二つ目の問題について聞きたいのですが、一九...全文を見る
○瀬古委員 一般的に研究発表会で、そのうちにそれぞれその文献を通じてみんなが知るだろう、そういう警告じゃないんですよ。ある意味では、脳病理や脳外科の関係者は今なおその危険性にさらされている。そのことについて厳重注意を呼びかけるといえば、本来なら厚生省は今それに携わっている人に直ち...全文を見る
○瀬古委員 要するに、ここでも検討していなかったということなんですね。  しかし、一九七八年に石田班長の書かれたことは研究班員の中では常識的なことだった、ある意味では、脳硬膜の危険性、CJDの患者の臓器の危険性については本当に常識的なことで、一九八七年に第一例がアメリカで発表さ...全文を見る
○瀬古委員 研究班は、このとき、毎年臓器製剤等に係る感染の危険性の警告をしているのですよ。それは脳組織そのものからつくる臓器製剤に限定はしていないのですね。そして、その当時でも、ノーベル賞受賞者のガイジュゼック博士が、有名な論文で、すべての患者の組織は感染の可能性があることを考え...全文を見る
○瀬古委員 それも私は問題だと思いますよ。関係についてその当時認識がなかったのでと言われるのだけれども、関係があったかどうかは別に、その当時、少なくともこういういろいろな雑誌のものは見て検討していなかったということがわかるわけですよね。  アメリカから連絡がなかったといったって...全文を見る
○瀬古委員 そうしましたら、二千番台のものについては入ってきているということがわかっていれば、それについて大丈夫か、ある意味では使用禁止の措置をとる、廃棄処分をする、こういうことをやるのが当たり前だったわけですね。しかし、厚生省はその検討もしなかったということがこれでわかると思う...全文を見る
○瀬古委員 大半の方が亡くなっているわけですね。実際に自分の病気が何だったかわからずに亡くなっている方も多い。今でも、そういう生存されている患者さんの家族の方が本当に必死の懸命な介護をなさっているわけです。  私が今お話しさせていただきましたように、厚生省がこのときに検討してい...全文を見る
○瀬古委員 当時予見できたかどうか、感染の原因についてもまだよくわからなかった事例は幾つでもあるわけですよ。例えばスモンの問題でも、原因確定以前の責任も認めて厚生省は謝罪されていますから、はっきりしない限りは、原因がどこにあるか、何が原因かということがわからなければそれを食いとめ...全文を見る
○瀬古委員 そのときに入手可能だといっても、自分の、厚生省の管轄の研究者が出している、研究班が毎年毎年警告までしている、それが何で入手可能でないのですか。まじめに考えたら、そんな資料は見ようと思えば幾らでも見られるわけですよ。それを見ないで、検討もしないで今日まで引きずってきたと...全文を見る
10月25日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、質問に先立ちまして、私は、今回の公職選挙法という選挙制度の根本を変えるような問題を一方的に提出して、ごり押しするために横暴なやり方を強行してきた与党の皆さんに、抗議と強く反省を求めるものでございます。  その上で、ま...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、これよりも低くなる場合もあるでしょう。しかし、平均しますと、入院でも外来でも一・五倍の負担増になる。あるときには二倍にも三倍にもなる、こういう数字が平均日数などをとってみても出てまいります。  それで、九月二十七日の参議院の本会議で、森首相が我が党の阿部議...全文を見る
○瀬古委員 実は、九七年に薬剤二重負担が実施されて、昨年七月に廃止されているわけですね。そして、今局長が言われたように三年前と比べて余り変わらないということがあるかもしれないけれども、それも若干変わっていますよ。しかし、高齢者が今度の医療の改定でどれだけ負担になるのだろうかと思う...全文を見る
○瀬古委員 なぜ国が肩がわりの負担をしたのかというのは後でまた議論いたしますけれども、今、事情がいろいろあって国が肩がわりをせざるを得なくなった。そして、この二重負担については一たん払わなくてよくなった。ところが、今回また引き上げになるわけです。  今言われたように、少なくとも...全文を見る
○瀬古委員 二百二十億円。これは月額ですね。ですから、満年度で言いますと、約二千六百億円ぐらいの国庫負担の減になる、国が減らすことになるわけです。  そこで、今度の制度改正について、国民の負担分はどうなるかお聞きしたいと思うのです。給付のベースでいって、老人患者の負担の見直し、...全文を見る
○瀬古委員 これは一割負担分も含めてですか。
○瀬古委員 これは厚生省の資料ですが、満年度ベースで、一割負担分で二千四百四十億円、入院時の食事代で六十億円、高額療養費で六百五十億円、標準報酬の見直しで二十億円、つまり合計で三千億円の影響額、このように厚生省の資料でいただいているわけです。これは、老人の薬剤一部負担を廃止するか...全文を見る
○瀬古委員 正確にお答えいただきたいと思うんですね。  私は小渕総理の言葉を御紹介したわけですけれども、現下の厳しい経済情勢にかんがみ、医療機関にかかる機会の多い高齢者に対し、その薬剤費負担を軽減するために応急的な措置として臨時特例的に実施するものでございましてと、明確に述べて...全文を見る
○瀬古委員 その当時、いろいろ医療保険法が廃案になったという経過はございますが、同時に、その経済情勢、お年寄りは経済的には状態が大変だ、そういう措置の一つとしても、まくら言葉でないこの臨時的な措置を設けられたわけです。  今回、お年寄りが一割負担になり、これから後で議論しますけ...全文を見る
○瀬古委員 低所得者の世帯については一定月額上限額を減らした、例えば上限三万五千四百円を二万四千六百円に下げられたということはいいと思うんですけれども、この場合だって、月額上限ですから、月をまたぎますと倍取られることだってあるわけですね。もともと入院の日額は千二百円ですから、三十...全文を見る
○瀬古委員 財源をだれが負担するのかという問題については、また後で私はお話ししたいと思うんですけれども、先ほど言いましたように、少なくとも国は今回の改定で二千六百億円ぐらい国庫負担を減らすわけですよね。そして、その分を大きく上回って患者さんに、国民にかけていくわけですね。  そ...全文を見る
○瀬古委員 確かに、高齢者全体というふうにとりますと、それを平均すると、一定、若い人と変わらないじゃないかみたいなところはありますよね。しかし、先ほど資産の評価の問題でも、高齢者の方が苦労して家をつくって、幾ら土地や家の評価が上がったってそれを売り払えるわけじゃないですよね。そう...全文を見る
○瀬古委員 制度がだめにならないためにも、このときに国の負担を減らすなんということは考えられないわけですよ。ここは踏ん張って、国の負担を何とかふやして持ちこたえなければいかぬ。財源の問題は、私たちは政策を持っております。しかし、この時期にさらに負担をかぶせるというのは、また介護保...全文を見る
○瀬古委員 特に二割負担の若い層の皆さんの受診率の低下というのは深刻だと思うのですね。  確かに、今言われたように、高齢者は、病気になったら行かざるを得ないけれども、診察回数を減らすとかなるべくお金がかからないようにする工夫というか苦労もしているわけですね。そういう点では一定の...全文を見る
○瀬古委員 しかし、この受診抑制の打撃が後々大きな影響を持つことにならないようにきちっと厚生省は考えるべきだというふうに私は思います。  そこで、高齢者にとって、介護保険の保険料や利用料の上にこういう負担増がさらに重なる。そうすると、高齢者にとっては受診抑制というものが強まって...全文を見る
○瀬古委員 今までは定額負担ですから、外来へ行くときに五百三十円持っていけば、きょうはこれだけで済むということになりますよね。ところが、定率負担ということになりますと、もちろん大きい病院で五千円が最高ですけれども、ひょっとしてきょう五千円要るかもわからない。定率一割負担というのは...全文を見る
○瀬古委員 大体、厚生省のこの程度の負担という、この発想が今の国民の感覚に合っていないですね。この程度の負担なら大丈夫だという。そんなのだったら、それこそ今の受診抑制や、病院に行くのをやめようかとか外来を一日減らそうかなんということになりませんよ。そして、先生の側から言ったら、先...全文を見る
○瀬古委員 私、ちょっと事例を聞いてきたんですよ。  例えば糖尿病の場合に、自分でインシュリンの注射の薬剤を一カ月分一括にしてもらってくるケースがあるんですね。そうしますと、診療所は行けば一回で八百円で済むんですが、病院に行きますと五千円かかることがある。そういう場合に、今次官...全文を見る
○瀬古委員 しかし、実際には病院の窓口は大変ですよ。同じ病気でも八百円と五千円と差があるなんというのは、あなたたちはこれはほんの一部だと言われたけれども、ともかく七種類金額が違うわけですから、そういう点では本当に混乱するのは私は明らかだと思うんです。これについても、お年寄り一人一...全文を見る
○瀬古委員 大体、一千万かかる場合だって、本人が好き勝手で一千万かかっているわけじゃないわけですよ。その人にコスト意識を持ってもらいたい、あなたは一千万も医療費がかかったのだ、反省してもらいたいなんて、そんな、ある意味ではペナルティーをかけるようなものですよ。これはまことに乱暴な...全文を見る
○瀬古委員 抜本改革という場合に、ともかく、どうやってお年寄りに負担をかぶせるか、そういう像があって、それが今回まず第一歩だという、あなたたちの持っている抜本改革の方向があるでしょう。しかし、ある意味では、今こんなにお年寄りや国民が大変な生活状態のときに、国が本当に責任を果たさな...全文を見る
○瀬古委員 質問がありましたので、お答えをいたします。  少なくとも私たちは、この財源問題については、高過ぎる薬価の問題や医療機器の構造にメスを入れなさいということを言ってまいりました。そのことについても厚生省は一定のお約束をされていたわけですね。そして、今私が問題にいたしまし...全文を見る
10月31日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第8号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  私は、まず最初に糸氏参考人にお聞きしたいと思います。  先ほど、医療というものは個別性と地域性が強いものだというお話がございました。今回の医療法の提案なんですけれども、例えば一般...全文を見る
○瀬古委員 今回の一般と療養病床に分けるという提案などについては、もっと個別な対応が必要ではないかと思うのですけれども、その点はいかがですか。
○瀬古委員 糸氏参考人に引き続いてお伺いしますけれども、週刊「社会保障」の中に、高額療養費の問題についての先生の談話が載っておりました。その中に、厚生省は、これは医療を受けた人と受けなかった人との公平を保つために、今回、医療費に係る一%の負担を新たに設けていくわけですけれども、コ...全文を見る
○瀬古委員 もう一点、糸氏参考人が健保法の改正問題の中で言われているのですけれども、今回の負担によって、高齢者の受診抑制が一方では起き、一方では医療提供側の診療抑制が起きるという問題も述べられております。九七年度の医療改定のときにはやはり受診抑制という問題が起きましたけれども、医...全文を見る
○瀬古委員 次に、松本参考人にお聞きしたいと思うのですけれども、先ほど先生がお話しになったところで、ペーパーだけいただいて十分お話しいただけなかった医療保険の改革の問題です。  今回、健康保険法の改正案は、政府は抜本改革の第一歩という形で位置づけているわけですね。抜本改革の内容...全文を見る
○瀬古委員 本来、里見参考人にもお聞きしたかったのですけれども、私も精神病院に勤めていまして、精神科特例、これは本当に何としても廃止しなければならないと、今お話を聞いて決意を新たにした次第でございます。きょうは時間の関係で質問できないので、申しわけございません。  最後に、今、...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。  終わります。
11月01日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、医療法の改正案に関連して質問をさせていただきます。  改正案では、医療計画の見直しとして、これまでの必要病床数の名称を基準病床数と改めることになっておりますが、その理由は一体何でしょうか。
○瀬古委員 九九年の医療審議会で出された議論のためのたたき台というものがございますけれども、基準病床数への見直しに当たっての算式は、平均在院日数の短縮化に対応できる算式を設定することと述べております。また、全国一律の基準を設けることとしています。  これは、算式の見直しによって...全文を見る
○瀬古委員 基準より高い場合はその基準に合わせていく、低い場合は低いまま。そうすると、全体には低くなっていくというのは当然だと思うんですね。ですから、当然、病床数を減らすことが目的だということははっきりしているんじゃないでしょうか。いかがですか。
○瀬古委員 実際には、平均在院日数が過去五年間で一〇%程度下がっている。こういうことから導き出して、この一〇%程度の削減といいますか、そういうことも想定されて今回の算定基準が出されてきている。私は大変問題だと思うのです。特に、一九九七年の行政改革委員会の最終報告では、過剰な病床を...全文を見る
○瀬古委員 望ましいと言うけれども、あなたたちが考えて望ましい基準を設けていく、それも、病床数を減らす方向で基準を決めていくわけですよ。地域格差の問題でも、地域間に格差があるといったって、地域によっては、そこにおける患者さんの状態、例えば北海道のような寒い地域ですと、なかなか通院...全文を見る
○瀬古委員 発言なんかさせないでください、私がやっているのですから。  少なくとも、地域によってはそれぞれの地域の状況があるわけですよ。それを全国一律でやるなんて、こんな乱暴なやり方はないと思うのです。そうしますと、今この地域は、とりわけ入院が多いところは、もう入院できなくなる...全文を見る
○瀬古委員 私は、数の問題を言っているのじゃないのです。厚生省がいいような基準を一定引いて、そして、それ以上のものについては抑えていく、それ以下のものはそのままにしておく。そういう地域の実情なんかも考えないでやるという考え方そのものが、こういうやり方が地域の医療を荒廃させないかと...全文を見る
○瀬古委員 この問題は、先日我が党の小沢議員が指摘したように、日本の看護職員、医師の病床当たりの数は、欧米に比べて本当に最低水準だ。これを一気に引き上げなきゃいかぬ。(発言する者あり)ちょっと黙らせてください、委員長。
○瀬古委員 一気に引き上げていかなきゃならないという事態になっていて、現状では、もう三対一ではやれないんだ、二対一だとか、看護は事実上そうやらざるを得ない。今二人夜勤の問題が出ましたけれども、今の医療の水準でいえば、三人夜勤なんかもやらなきゃいかぬというところがどんどん出てこざる...全文を見る
○瀬古委員 療養型病床群ならこのまま六対一でいいのか、療養病床は六対一でいいのかという問題が問われていると私は思うんです。  私自身も療養型の病棟を視察させていただいたんですけれども、六対一の体制なんですね、看護婦さんの体制は。そうすると、夜勤帯は看護婦さんは一人しかいないわけ...全文を見る
○瀬古委員 看護の体制が地域によって大変な状況というのは、それは当然ございます。それに対する手当てをどうするかという問題は私は後で言おうと思っているんですが、それはそれとして、考え方として、介護の療養病床は六対一がまあまあ妥当なのかどうか。  私がさっき言いましたように、夜勤帯...全文を見る
○瀬古委員 看護婦確保法や基本指針が出されて、どうやったら看護婦さんを確保できるのか、看護婦さんが本当に働きやすい状態をどうするのかということが議論されたわけでしょう。そして、八年間たっているのに、今看護協会の調査を言われましたけれども、厚生省がみずから一体看護婦さんがどういう状...全文を見る
○瀬古委員 看護協会がしっかりした調査をやっていらっしゃるというのは私も知っておりますけれども、しかし、それは職能団体としてやられていることで、厚生省が、そうじゃないかということじゃなくて、正確に実態をつかんでいただくことが大変大事だと思うんです。  とりわけ、最近起きている医...全文を見る
○瀬古委員 厚生省の平成九年度看護対策総合研究事業の中で、看護システムの構築に関する研究として諸外国の変動する看護提供システムに関する研究の研究報告書が出ておりますね。これを見て私もびっくりしたんですけれども、この中にこういうことが書かれているんです。  「一看護婦対患者の数は...全文を見る
○瀬古委員 看護婦さんを一気にふやそう、そして質の高い看護を追求するという点では、私は移行教育を本当に急いで進めなきゃならないと思います。そういう点では、厚生省の積極的なイニシアチブ、働きかけをぜひやっていただきたいと思います。  最後の質問になりますけれども、来年四月には放送...全文を見る
○瀬古委員 審議にこの間参加させていただき、もっと審議を深めなきゃなりませんし、また、昨日は参考人の皆さんの本当に貴重な御意見もいただきましたけれども、その議論も大いに生かした論議をこれから本格的にぜひ進めたいというふうに思っております。その点で委員長のお計らいをぜひお願いしまし...全文を見る
11月02日第150回国会 衆議院 本会議 第9号
議事録を見る
○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部改正案及び医療法等の一部改正案について、反対の討論を行います。(拍手)  まず、討論の前に、本法案に対する野党からの再三の慎重審議の申し入れにもかかわらず、質疑打ち切りによって本法案の委員会採決を強行したことについて...全文を見る
11月15日第150回国会 衆議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、学校現場で人権教育と称してどのような混乱と悲惨な事態が起きているのかということを、三重県の例で質問させていただきます。  昨年十二月十五日、三重県立の松阪商業高校で校長が自殺をいたしました。この校長は、自分の学校のY教...全文を見る
○瀬古委員 私は、校長の例を言っているんですよ。校長が、県の教育委員会から何度も何度も指摘を受けて、そして追い詰められていった、こういう状況について、これは人権侵犯として扱われるべきじゃないかというふうに言っているんです。
○瀬古委員 私は、具体的な事例の内容についてお話ししたんですが、例えばこういうケースが起きていて、校長が毎日のように県の教育委員会からどうなんだどうなんだと追及されて、そして、実際にはだんだん追い詰められていくわけですね。実際には暴力を受けたということではないかもしれないけれども...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、こういうケースの場合は、この確認・糾弾の中に校長が引っ張り出されて謝罪もさせられてという事例がある場合には、今言われた法務省の通知ですけれども、その通知の精神に基づいて当然処理されるというふうに考えていいですね。
○瀬古委員 では、もう一点お聞きします。  十一月五日に解同による第一回の糾弾学習会が松阪市役所で行われました。五百人が参加したと言われております。県の教育委員会からも、教育次長、県教委の三課長の幹部、そして教職員も二百二十四名参加のうち百二十一名が出張で糾弾会に出ております。...全文を見る
○瀬古委員 この問題についても、この通知に基づいて、当然、人権侵犯のケースとして調査をされる対象になるということでよろしいですか。イエスかノーか、お願いします。
○瀬古委員 ぜひこのY教員の問題、そしてこの校長のケースともに人権侵犯として調査をしていただきたいと思います。  やはり、私たちは人権の尊重というのはとても大事だと思っています。しかし、人権の名のもとに精神的な暴力、マインドコントロールまでされて追い込んでいくという、これはもう...全文を見る
○瀬古委員 まさに、このような指摘をされた状況の中で、この校長と先生は追い詰められていくわけですね。法務省は、今言われたこの基本的な問題点に対する認識、先ほど伺いましたけれども、もう一度確認しておきますが、この通知の法務省の見解や立場というのは今でも変わりないと明確に言えますでし...全文を見る
○瀬古委員 この通知では、さらに、行政機関に対して確認・糾弾会への出席が強要されているが、これは行政の公正中立性を損ない、適正な行政の推進の障害になっている、このように指摘をしております。  ところが、三重県は、先ほど言いましたように、教育委員会の幹部以下みんなそこに出て、そし...全文を見る
○瀬古委員 この通知では、さらに、確認・糾弾会は同和問題の啓発には適さないと言わざるを得ない、このために、法務省の人権擁護機関は、差別をした者、被糾弾者から確認・糾弾会への出席について相談を受けた場合は言うまでもなく、相談を受けない場合にも必要に応じて、確認・糾弾会には出席すべき...全文を見る
○瀬古委員 相談があった場合、相談がなかった場合も、法務省がつかんだ場合には、この通知に基づいてぜひ進めていただきたいと思います。  一方では頑張っていただいているわけですが、一方ではどうしても見過ごすことのできない問題がございます。それは、法務局が三重県当局と一緒になって人権...全文を見る
○瀬古委員 直ちにこれは廃棄すべきもの、処分をすべきものというように考えるべきじゃないでしょうか。実際には、関係職員に周知をして、やはり監視せよというふうに言っているわけですから、不適切だと思いませんか。
○瀬古委員 私の関係する部分についての質問はこれで終わって、木島議員にバトンタッチいたします。