瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第151回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。どうぞよろしくお願いします。  先生のお話を聞いて、何かどきどきして、何といいますか、ツーアウト満塁というかもう後がないんだというか、そういうせっぱ詰まった状況にあるということを聞いて、そして同時に、その解決の方法は経済の安定が大...全文を見る
○瀬古委員 例えば、日本の今若い皆さんも含めて、将来に対する不安がすごく多くある。特に労働の分野では、若い人たちは就職難で、本当に就職できるかどうかという問題がありますし、また、リストラだとか首切りがどんどん行われている。今の政府なんかでいうと、首切りやリストラを前提として銀行や...全文を見る
○瀬古委員 もう一点お聞きしたいのですけれども、総理府の世論調査があるのですが、未婚の男性と未婚の女性の四割が結婚に対して負担を感じるというふうに答えているわけです。どのような負担を感じているかということに対して、未婚の男性は第一位が経済的な負担だ、未婚の女性の第一位は仕事と家庭...全文を見る
○瀬古委員 私は、人間らしく働き、暮らす、そういう働き方、生活の仕方というものが改めて問われているんじゃないか。そういう意味では、本当に憲法で保障された主権者としての人間らしい暮らしというのが、働くことも子育てすることもある意味では楽しめるような社会がやはり今必要だというふうに思...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
02月23日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先月二十六日、山手線新大久保駅構内で発生いたしました鉄道事故で亡くなった人々や遺族の無念の思いにこたえる道は何か。二月十九日に、国土交通省が鉄道局長名で、各地方の運輸局長あてに、プラットホームからの転落事故に対する安全対策、こ...全文を見る
○瀬古委員 まず落ちないようにするといいましても、酒を飲んで落ちてしまったという場合も、これはそれこそ亡くなったイ・スヒョンさんのお父さんが言っていたのですけれども、駅構内でお酒を飲んでいた人にもっと早く駅員が注意できたらということも言っておられました。  それと同時に、お酒を...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ積極的に、重要な駅、特に住民から本当に何度も指摘されている駅がたくさんございますので、改めて駅の職員の配置という問題については御指導いただき、そして国土交通省としても、安全という点でも責任を持っていただきたいと思います。  時間がございませんので、次に、今回のニ...全文を見る
○瀬古委員 ニアミス事故もしくは航空機の事故から本当にその教訓をくみ出して事故防止に生かしていく、再発防止に生かしていくという面で、大変貴重なというか、重要な教訓を私たちは持っています。それは、一九七一年に岩手県の雫石上空での全日空と自衛隊の衝突事故なのですね。  幾つかの航空...全文を見る
○瀬古委員 その後どのように具体化して、完全分離したのですか。方針がそういうようにされたわけでしょう。今までにそれはどういうような具体化になったのでしょうか。大臣、お願いします。
○瀬古委員 高度差を変えたとしても、これは完全分離にならないわけですよ。  さらに、では今訓練・試験空域に入り込んでいる民間航空路というのはないですか。全然、それは解決されたのでしょうか。
○瀬古委員 そうすると、七一年のこの航空交通安全緊急対策要綱による完全分離というのは、水平もそして高度差の分離も、当然完全分離といえばそういうものをいうわけですから、当然それは実現していないということでしょう。それはどうですか。
○瀬古委員 完全分離じゃないのですよ。方針どおり、決めたようになっていない。  それで、私が言いたいのは、そうやっていろいろな空域の効率的な利用だといって高度差をやる、時間差をやると言いながら、実際に訓練・試験空域に入り込んでいる民間航空路というのは、私は今いただいたところなん...全文を見る
○瀬古委員 別に私はあおってなんかいませんよ。事実を正確に申し上げただけなんです。この事実を見ても本当に背筋の寒い思いがする。これを何とか解決するということは、雫石の事故のときに約束されているわけですよ。それを今まで何をしてきたのかということを私は言いたいわけです。  どんどん...全文を見る
○瀬古委員 これだけ鳴ったら危険ですよ、これだけの警報がやはり一年間でやられるということは。こういう積み重ねがニアミスや大事故につながっていくわけですね。それは世界の教訓なんですよ。  ですから、今のお話だと、この問題で、民間機の空域を拡大するために自衛隊や米軍と本格的に交渉す...全文を見る
○瀬古委員 私は、この雫石の事件以降、日本の政府が何もやっていないとは言わないんですよ。米軍や自衛隊とも、防衛庁とも交渉されているんです。された結果、どんどん民間機の空域が減ってきているという問題について指摘しているのです。だから、本気であなたたちはこの問題をやってきたのかと私は...全文を見る
○瀬古委員 国民の命と安全というのはやはり政治の最優先課題だと思うんですね。そういう点ではやはり、このホームの転落事故や航空機のニアミス事故からしっかり学んで、その背景にある体制の問題もしっかりぜひ充実できるように頑張っていただきたいと思っています。  今回、こういう命と安全と...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
議事録を見る
○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  全国で、大都市を中心に、三万人を超えると言われております深刻な事態になっている野宿生活者、ホームレスについて質問いたします。  日本共産党は、一月の二十六日ですけれども、この野宿生活者の生命...全文を見る
○瀬古分科員 外務省に来ていただいているので、お聞きしたいと思います。  一九七九年、日本政府が批准いたしました国連人権規約は、各国政府に、効力発生時から二年以内に第一回の報告書、二回目以降は五年ごとに報告書の提出を義務づけております。この人権規約にある社会権規約十一条では、適...全文を見る
○瀬古分科員 今お聞きしたのは、ガイドラインはどういうポイントが載っていますかということ。おっしゃっていただけますか。
○瀬古分科員 今言っていただいたように、大変詳しいガイドラインがあって、それに基づいて報告しなきゃならないということになっています。  ところが、日本政府は、この間何回か報告書を出しているわけですけれども、もともと期限もきちっと守っていないという問題もございますし、同時に、中身...全文を見る
○瀬古分科員 八月に追加で報告される、そこはしっかりやるんだというお話なんですけれども、それはそれでやっていただいていいのです。ただ、報告を義務づける目的とは何かというのがきちんと明確にされているわけです。単なる統計をとって報告すればいいということじゃないんですね。  ここには...全文を見る
○瀬古分科員 一九九六年、第二回国連人間居住会議も、住居は基本的人権の基礎である、各国政府は居住の権利を完全かつ前進的に実現する義務を負う、このことを居住の権利宣言として採択しているわけです。そして、憲法二十五条の生存権は、居住保障を抜きにしてはあり得ないと私は思うのですね。その...全文を見る
○瀬古分科員 今、空き家の状況を見ましても、大変厳しい状況だということはおわかりいただけると思うのです。  私、具体的に調べてみましたら、例えば東京都の都営住宅ですけれども、昨年の十二月の応募倍率なんですが、高齢者の単身者向けは十九倍です。一般向けが十二・三倍。それから、愛知県...全文を見る
○瀬古分科員 では、具体的な内容でさらにお話ししたいと思うのですが、公営住宅の入居申請では、住民票がなければ申し込みができないという自治体がございます。名古屋市なんかがそうなんですね。住民票がないという理由で、ないから大体ホームレスになっているわけで、そういう人は市営住宅の申し込...全文を見る
○瀬古分科員 そうしますと、名古屋市の場合は条例でそういう住民票を求めるということがあるわけですが、実際にこれが公営住宅法で、本当に住宅に困窮しているという人についての規定でいえば、当然こういう人たちが一番真っ先に確保しなきゃならない責任もあるわけですね。その点、国としてはどのよ...全文を見る
○瀬古分科員 今のは、住民票がなくてもやれるということですか。ホームレスの方の場合はまだ生活保護を受けられない、後でお話ししますけれども、それこそ住民票がないから生活保護も受けられない、そして入居もできない。どこを見ても、何も助けるところがないという状況なんです。一たん市営住宅に...全文を見る
○瀬古分科員 そこに入ることによって生活保護を受ける条件ができる、そしてなおかつ家賃も払うことができるという方の場合は、当然入居の資格としてあるというふうに適用されるということでよろしいですか。
○瀬古分科員 それは、公営住宅法の精神からいって、やはりもっとホームレスの人たちをどう考えるかということをきちっと考えるべきだと思いますよ、憲法の精神からいっても。もともとでいえば、ホームレスという住宅がなくて困っていらっしゃる方がある意味では入れないという状態は、もっと改善すべ...全文を見る
○瀬古分科員 大臣にお聞きしたいと思うのですけれども、昨日、我が党の小沢議員が、住民票がないという理由で生活保護法の適用を受けられない、そういう自治体がたくさんあるわけです。  名古屋もそうなんですけれども、ホームレスの場合、生活保護はちゃんと居住していないとということで、これ...全文を見る
○瀬古分科員 最後の一点だけなんですが、同時に今、稼働年齢を理由に六十五歳未満の野宿生活者は生活保護の適用から排除されるという事態が起きているわけです。六十五歳だから働けるだろうというけれども、もう本当に仕事がほとんどないという職安の実態でございますね。そういう場合には、やはり六...全文を見る
○瀬古分科員 どうもありがとうございました。
03月09日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  新産業都市建設促進法等を廃止する法律案に対する質問をいたします。きょうの質問は、基本的には大臣にぜひお答えいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  新産・工特法は、地域格差の是正、雇用の安定、工業の発展などを...全文を見る
○瀬古委員 私たちは、この新産・工特法の問題点は明確に指摘して今日まで取り組んできたということは、しっかり今の経過の中で明確に批判をしてまいりましたので、その点ははっきりさせていただきたいと思います。  では、一つ一つこの間の経過を見ますと、とりわけ自治体に残した傷跡は大変深い...全文を見る
○瀬古委員 今大臣は、当然進めていくべきだと思うけれどもと。この前提をまず外していただいて、今改めて全体的に問われているという点では、抜本的な見直しが求められていると思いますので、その点、いかがでしょうか。
○瀬古委員 私どもは、委員会でも国会の場でも何度も指摘をしております。そして同時に、それぞれの地域に行きますと、本当に悲惨な状態、地方自治体の抱える財政難の実情だとか、そういう問題が山積みしている。目の前でそれが展開されているわけですから、やはりきちんとその事実を踏まえて、抜本的...全文を見る
○瀬古委員 総務省に来ていただいていますのでお聞きしたいんですけれども、今回のこの法律に基づいて、例えば人口の見通し、それから水需要の見通しなど、いろいろ組み立てられたんですけれども、実際にかなり過大な需要見積もりがされている。その結果、例えば水の需要計画が大きくあって、開始した...全文を見る
○瀬古委員 一応国の政策としてこの法律があって、そのもとで地方自治体が行ってきた結果、かなり深刻な事態になっているということをしっかり認識いただいて、ぜひ積極的な施策を講じていただきたいというふうに思います。  では、踏切道の改良法について質問いたします。  地方公共団体の負...全文を見る
○瀬古委員 鉄道事業者が立てかえるといっても、最終的には地方自治体が返さなきゃいかぬ。今現在でも大変な状況にあるわけで、そういう意味では、何らかの対応をしないと、幾ら立体交差と叫んでも実際にはなかなか進まないという事態が事実としてやはりあるということは御認識いただきたいと思うので...全文を見る
○瀬古委員 最後に、踏切事故をめぐる問題についてお聞きいたします。  踏切道改良促進法は、交通事故防止と交通の円滑化に寄与することを目的としております。全体として、法制定当時に約七万カ所あった踏切が、現在では三万二千カ所になったし、それなりに改良も進んでまいりました。また、踏切...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。  終わります。
03月14日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、住宅金融公庫法等の一部改正案についてお聞きいたします。  今回の改正では、特別割り増し融資制度の適用期限を五年間延長するとしております。従来どおり継続するのではなくて、生活空間倍増の緊急融資を変更して、戸建ての住宅は...全文を見る
○瀬古委員 この法案の中では、住宅金融公庫の融資保険のてん補率を公庫とのあわせの融資で一定の要件に適合するものについては融資残高の九〇%から一〇〇%に引き上げるというふうにしております。一〇〇%にすると民間ローンの貸し渋りがなくなるということで理解をしてよろしいでしょうか。
○瀬古委員 今日の不況のもとでの事業不振、倒産、リストラで、延滞件数はどうなっているかといいますと、平成七年度末で一万四千二百五件、滞納率が〇・二三%なんですね。それが今日、平成十一年度末で二万八千百十八件、滞納率でいいますと〇・五一%、四年間で滞納件数も滞納率も約二倍になってい...全文を見る
○瀬古委員 さまざまな取り組みをしていただいていると思うんですが、今お話がありましたように、国民生活自体は本当に大変な状況になっているということが、この公庫の滞納の状況を見てもおわかりいただけると思うんです。  例えば、これは地域別に見ても、深刻な問題がすごく反映しております。...全文を見る
○瀬古委員 そこで、大臣にお聞きしたいんですけれども、今、こうした深刻な経済情勢の中で、ローンが払えなくなっているという事態もあるわけです。本来、私は、住宅が困難な場合には、公営住宅なりそういうところに入らなきゃならない人たちもたくさんいらっしゃると思うんですね。ところが、今、普...全文を見る
○瀬古委員 私も地方議員をやってきましたから、いろいろな相談も承ってきたんですよね。それで、今、公庫の方から言われたように、いろいろな、さまざまな制度はつくってこられたと思うんです。しかし、基本的な制度のあり方としては、確かに、当面支払いを延ばすとか、その困っている間は一定の期間...全文を見る
○瀬古委員 公平性といいましても、今の社会は、まじめに働いていても倒産したり、それからリストラになったり、病気になったりするわけですよ。ふまじめだから病気になるわけじゃない、倒産するわけじゃない、リストラに遭うわけじゃないんですね。全然働く気がない、そういう人たちのことを言ってい...全文を見る
○瀬古委員 その程度なら民間の金融機関でもやれるんじゃないか。公庫の公的な果たす役割をやはりこの機会に発揮していただきたいと思います。  次に、住宅市街地における共同建てかえやマンションの建てかえで、利息は毎月払って元金は高齢者の死亡時一括償還制度が今回の改正案に盛り込まれてお...全文を見る
○瀬古委員 もう払って、六十歳から八十八歳六カ月、九十歳になるまで払い続けて、そして後、相続の方が払えないということになりますと家をとられてしまうという問題などは、サラ金と違うと言われたんですが、サラ金だって最初からだましてやるわけじゃないんです。いいですよ、利息さえ払っていただ...全文を見る
○瀬古委員 公営住宅などは、ある意味では、今でも大変絶対量が少ないという中で、これから増加分に見合うものをつくったとしても、絶対量そのものが足りませんから、基本的には国や自治体が責任を持ってやらなきゃならないということは当然ですし、もちろん民間がやるのを大いに応援するというのはい...全文を見る
○瀬古委員 この住宅については、登録に当たって、加齢対応の構造とか設備の有無、これは必要条件になっていません。そういう点では、これでバリアフリー化は進むのかという問題がありますし、先ほど家賃の問題があったんですが、家賃についても、申請書では家賃が示されていない、こういう状況があり...全文を見る
○瀬古委員 財政援助していないので口が余り出せぬなというか、こういう思いが多分あるんだと思うんですが、高齢者がやはり円滑に入居できるような対応を大いにしていただきたいと思うんです。  特に、現実に今問題となっているのは、事故とか病気だとか、それから家賃不払いのおそれがあるという...全文を見る
○瀬古委員 終身賃貸借制度について質問します。  この制度なんですけれども、今、自己破産が年間十二万件を超えている。契約期間中に家主が倒産するとか自己破産するという場合があるわけですね。賃借人というのは、今借地借家法によって抵当権設定後の賃借権は第三者に対抗できないとなっていて...全文を見る
○瀬古委員 時間がございませんので、最後に大臣にお聞きしたいと思うんです。  一点は、阪神・淡路大震災でも明らかになりましたけれども、地震とか火事とか水害で家が消滅した場合は出ていかざるを得ない。その場合に、二重ローンの問題があるわけですね。一方では今まで借りていたローンを返し...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。終わります。
03月16日第151回国会 衆議院 法務委員会 第5号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は最初に、福岡前次席検事及び地裁判事の問題で質問をいたします。  これについては、法務省と最高裁判所の調査結果が出てまいりました。この問題では、後日予定されている集中審議で時間をとって取り上げたいと思っていますが、きょうは...全文を見る
○瀬古委員 意図的でないとしても、今後の捜査の結果によっては、ある意味では証拠隠滅をした、それに加担したという結論も出るというふうに思うわけですけれども、古川判事というのは刑事事件の専門家でもあるわけですね。ですから、彼は、証拠隠滅にどうやったらなるのかならないのかということはよ...全文を見る
○瀬古委員 では、この問題は引き続き次回に譲りたいと思います。  では、質問させていただきます。  事件数の年ごとの推移、九〇年から九九年を見ますと、民事の一審地裁事件は一・四倍にふえている。刑事事件も一・三倍。事件の増加とともに内容も複雑困難になっているというふうに言われま...全文を見る
○瀬古委員 実際には、権利行使をやりやすい環境づくりといったって、全体の職場の理解といったって、仕事量が全然減らないで、ほかの人にも頼みづらいという状況があるでしょう。そうすると、やはり無理してやらざるを得ないわけですね。少なくともこういうところで人の配置が緊急に必要だということ...全文を見る
○瀬古委員 だから、管理職に働きやすい職場と言ったって、今の実情は、さっき言いましたけれども、早く帰れ早く帰れと言うわけです。そうすると、女性職員は、妊娠中であっても出産後であっても仕事を持って家に帰っちゃうわけですよね。こういう状態が今深刻な実態をもたらしているということは、ぜ...全文を見る
○瀬古委員 先ほど出ました数値ですけれども、裁判所としてはまずまずよくやっているんじゃないかみたいなお考えなのか。先ほど出ました高裁の役職で言うと二・七%とか、家裁の関係で言うと三・四六%、実際には、一般職でも九級以上は五・五%なんですけれども、何でこんなひどい、少ない数になって...全文を見る
○瀬古委員 関係省庁の水準が余りにもひど過ぎるので、それと比べればという話なんですが、全体には、日本の政府の場合に、女性職員の幹部登用は全くおくれております。ぜひこの点も改善をお願いしたいと思います。  次に、質問いたします。  昨年十二月に政府の男女共同参画基本計画が決定さ...全文を見る
○瀬古委員 計画をつくるんですか、つくらないんですか。それはいかがでしょう。
○瀬古委員 本当にけしからぬと思うんですよ。先ほど出ました三・四六%、二%台なんということが、これで十分やっているなんということにはとてもならないわけですし、男女共同参画基本計画は、今までやっているからいいなんということを言っているわけじゃないんです。  この比率をどうやって引...全文を見る
○瀬古委員 この基本計画では、積極的改善措置というのがございます。ポジティブアクションと言われているものなんですが、例えば、今も極端に女性の職員の登用が低いという場合は一気に引き上げるという是正措置が求められるわけですね。そうしたら、何年以内で裁判所の裁判官の女性の比率をどう高め...全文を見る
○瀬古委員 これは、男女共同参画審議会の中でも積極的な批准の推進の問題を取り上げています。そういう意味では、今、国内との関係、裁判との関係なども見ましても、例えば、国内で係争中の場合でも、国際的な提訴が行われて、そして、例えばILOなどが勧告している例なんかもございます。ですから...全文を見る
○瀬古委員 男女共同参画基本計画自体は、大変不十分な面も持っていると私は考えています。しかし、母性保護だとか女性の採用、登用の促進などは直ちに実行に移すべきだというふうに思っています。同時に、日本の女性の諸権利を国際的水準に高めることは政府が責任を持って行うべきだ、それでこそ真の...全文を見る
03月21日第151回国会 衆議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず第一点は、守秘義務違反についてお聞きいたします。  福岡地検前次席検事・高裁判事問題で、法務省と最高裁判所から、それぞれ調査結果、調査報告書が出されました。また、福岡高裁の長官と事務局長、地裁所長については、分限裁判を経...全文を見る
○瀬古委員 それでは伺いますが、法務省の報告書では、「捜査機関が、捜査の過程で関係者の協力確保、事案の解明、事件の解決等のために、関係者に一定の捜査情報を告知することは、捜査への支障や関係者の名誉の不当な侵害等の弊害が生じないよう、その目的達成のため相当な時期・範囲・手段・方法で...全文を見る
○瀬古委員 ではお聞きしますけれども、山下次席検事はだれからこういう事件が起きているということを聞かれたんでしょうか。
○瀬古委員 そうしますと、次席検事とそして検事正が話し合って決めたというんだけれども、それまでに、警察からの情報も含めまして、例えば刑事部長などもかかわっているわけですね。この人は、この問題について一緒に相談したとか、だれかに相談を持っていったということはないんですか。
○瀬古委員 まことにおかしな話だと思うんですね。刑事部長がある意味ではもちろん山下次席検事にも話してはいるし、それから上司に話しているわけでしょう。それは当然、いろいろな今後の捜査上の問題があるということで、単なる山下次席検事とそして検事正だけの問題じゃない。刑事部長から言って、...全文を見る
○瀬古委員 捜査情報を漏らすという場合は、例えばその結果として円満解決するということもあるかもしれない、特別な例の場合。しかし、悪くすれば証拠隠滅だとか犯人を逃がしてしまうということだってあり得るわけですね。私は、大変紙一重の問題だと思うんです。そういう問題を、山下次席検事と検事...全文を見る
○瀬古委員 あるときには次席検事と検事正が話し合って二人だけで何とかしようやみたいな形で処理されるということは、今後のあり方としても十分あるというふうに考えていいですか。
○瀬古委員 十分あるかどうかわからないけれども、ケースとしては全くないわけじゃない。大体、国民から見ると、こんな大事な捜査情報を漏らすということをたった二人だけで決めてやっていいのかという問題が出てくるわけですよ。それに疑惑の目を国民が向けているわけですね。  では、山下次席は...全文を見る
○瀬古委員 捜査情報告知の条件として、捜査への支障が生じないとの条件が付されているわけですね。担当検事にも内緒で、内偵中の警察とも相談しないで捜査情報を漏らすということが捜査への支障ということになるのは、山下次席も当然私は念頭にあったのではないかと思われるわけですね。  この人...全文を見る
○瀬古委員 裁判官であっても妻が被疑者であるという場合は、先ほど御指摘もありましたように、単なる裁判官だからいいという問題ではないわけですよ、夫婦の問題になってきますでしょう。そういう場合には余計に慎重にやらなきゃならないのに、裁判官だからちゃんと公正にやるだろうなんというのは、...全文を見る
○瀬古委員 立ち会いだとか報告書の内容、報告のメモ、そういったものはどうなんですか。
○瀬古委員 こういう大事な問題がどういう形でやられたのかということを一切メモにしないなんということはあり得ないし、ある意味では、本来、事後報告であってもきちんと報告を求めるというのが当たり前のことだと思うのですね。こんなのは口頭のやりとりだけで、やりました、やっていませんというこ...全文を見る
○瀬古委員 時間が余りありませんので、もう一つ伺います。  この報告書で、特に、証拠隠滅に古川判事が加担した事実、山下次席が証拠隠滅を教唆した事実は認められない、こういうふうにありますけれども、夫が容疑者である妻に何かを話して、その結果、ある証拠物が廃棄されてしまった。夫が捨て...全文を見る
○瀬古委員 時間が来ましたので終わりますけれども、今のお話でいいますと、これこれの疑いがあるというように言った程度では証拠隠滅だとか教唆にならないというケースがあるわけですね。そういう意味では、今回この二人がそういう証拠隠滅に加担したとか教唆したというようにはならないといっても、...全文を見る
03月27日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、専門の分野から、また現場で御苦労されている分野からお越しいただきまして、ありがとうございます。  では、質問させていただきます。  まず、清水参考人と川本参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど、専門家、...全文を見る
○瀬古委員 今の事例ですと、実際には皆さんのかなりお金をかけた、そういう実験が取り入れられたケースなんですが、それ以外にもそういう例はございますか、川本参考人。
○瀬古委員 実際には、今もお話がありましたように、実際に実験したり調査するとなると予算不足の問題もあるかと思うんですが、鉄道の分野で、佐藤参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、この分野で今の財源不足といいますか、もっとやりたいんだけれども、なかなかそういかないという問題点など...全文を見る
○瀬古委員 先ほど再調査の問題が出てまいりましたけれども、後で調べてくるといろいろな問題が生まれてくる。そういうときに、一たん報告書の結果が出たんだけれども、ぜひ再調査をしてもらいたいという要請があったときに、そういう手続的なものがないという問題が指摘されておりました。  川本...全文を見る
○瀬古委員 それに対しては返事はいかがですか。
○瀬古委員 家田参考人にお聞きしますけれども、今回鉄道の事故を担当していただきまして、調査して、一たん結論が出て、後で不都合な問題や御指摘があった場合に、こういう再調査の扱い、手続、この辺はどのようにお考えでしょうか。
○瀬古委員 行政機関からの独立、それから警察のやり方と違う事故調査の問題についてお聞きしたいと思うんですが、これは家田参考人と川本参考人にお聞きしたいと思います。  日比谷線の事故の調査をされたときに、警察の場合には、だれが一番の責任者というか犯人かという、そういう問題なども出...全文を見る
○瀬古委員 行政からの独立という場合に、家田参考人にお聞きしたいんですけれども、例えば、国土交通省のもとで、運輸省のもとでいろいろ調査する場合に、運輸行政のあり方そのものに問題があるという場合にはなかなか物が言いにくいという面は出てこないだろうか。こういう点なんかは、独立したもの...全文を見る
○瀬古委員 生存率、サバイバルファクターの問題についてお聞きしたいんです。  NTSBの報告書などは、生存率というか、もっとこの人たちがこの事故で助かったんじゃないか、こういう検証も含めて検討をされています。例えば、今後の事故調査委員会のあり方としてそういうものも報告の中に入れ...全文を見る
○瀬古委員 清水参考人と川本参考人にお伺いしたいんですけれども、旧運輸省と警察庁間の覚書等の問題なんですけれども、この中にやはり、先ほどもお話がありましたように、刑事捜査優先という形になっています。この覚書など、細目も含めてですけれども、これについての御見解をお伺いしたいと思いま...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
03月28日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず、お伺いいたします。  我が国が批准している国際民間航空条約、ICAOの第十三附属書は、航空機事故及びインシデント調査についてその基準を明らかにしております。また、同調査目的では、事故またはインシデント調査の唯一の目的は...全文を見る
○瀬古委員 ICAO条約の第十三附属書に基づき設置されたものですねというふうに聞いているのですが、いかがですか。
○瀬古委員 今読んでいただいたように、文字どおりこの十三附属書に基づいて設置されたものだという位置づけでございます。  同条約、事故調査当局は調査の実施に関し独立性を有し、かつ制限されない権限を有すると述べておりますように、委員会は、活動の独立性にとどまらず組織の独立性も求めて...全文を見る
○瀬古委員 そういうように聞いているわけじゃないのです。予算が、国会の承認を得てその範囲内で使われるのは当たり前のことなんですね。そうではなくて、国土交通省の予算、それから国土交通省の定員というものが決まっていて、それ以外に、委員長がどうしてもこの予算が必要ですといった場合には、...全文を見る
○瀬古委員 全然私が言った答弁になっていないですよ。ちゃんと独立性を担保しなければならないといってICAOの条約の中に位置づけられていますから、では、それにふさわしく、ちゃんと予算についても人員についても位置づけられていますかと私は聞いているのです。  そして、実際には予算の範...全文を見る
○瀬古委員 今のお答えも私が聞いているのとずれておりまして、要するに、独立性が保障されているようにちゃんとなっているのかと聞いているのです。国土交通省で優秀な方がいっぱいいらっしゃって、その人材の配置がちゃんとされているという程度だとそれは今のお話にもかかわる問題で、私が言ってい...全文を見る
○瀬古委員 機長はけが人がいるのにそれを放置して、片や警察がどかどかと入って聴取をとる。そして、私聞いてみたのですけれども、その事情聴取も、余り緊急性を要しないようなことばかり警察は聞いているわけですよ。  一方は、けが人が出ていて何らかの対処をしなければいかぬ。機長が全部責任...全文を見る
○瀬古委員 大臣、どうですか。大臣に聞いているんです。いえ、もう私はあなたの考えを聞きましたから。大臣に聞いているんです。大臣、言ってください。いいです、いいです、もう。いや、訂正ならいいですよ。
○瀬古委員 公益って、当たり前ですよ、あなた。遊びで聞いているわけじゃないんです。一方ではけが人が出ているわけですから。それでも公益だから仕方がないと。こんな姿勢だから問題なんですよ。本当に、航空機の事故の問題でも平気で警察が入り込んだってどうぞどうぞという、こういう態度だから今...全文を見る
○瀬古委員 さらに、ちょっとわざわざ抜かされたのかどうかわかりませんけれども、事故調査当局は、独立性を有し、かつ制限されない権限を有する、そして五・四・一勧告では、「罪や責任を課するためのいかなる司法上又は行政上の手続きも、本付属書の規定に基づく調査とは分離されるべきである。」と...全文を見る
○瀬古委員 そのとおりだと思うんですね。目的はもう全然違う。  それで、実際には、刑事で見る場合は、だれが犯人かというか、最後の一撃をだれがやったか、やはりこういう犯人捜しになるわけですね。事故調査が同じようなやり方をやった場合には、自分がしゃべったら、そのことが後で懲戒だとか...全文を見る
○瀬古委員 大体、冷静にと言ったって、片やけが人が出ているのに平気で、機長が自分の責任を果たせない状態になっているのに、延々と警察の捜査を受け続けようなどという、こういう冷静さは本当にいかがなものかというふうに思うわけですよ。こんなことについて本当に許せるのかというふうに私は思っ...全文を見る
○瀬古委員 いかに反するかということをさらに詳しくお話ししてみたいと思うのです。  例えば、覚書の後で細目というのが結ばれておりますね。それについても、「目的」にこういうふうになっています。「都道府県警察が行なう犯罪捜査と航空事故調査委員会が行なう事故調査が競合する場合において...全文を見る
○瀬古委員 ICAO条約はちゃんと守っていると言いながら、実際にやっていることも、実際に取り決められている問題についても大変問題があるということで、私は、真摯な態度が本当に見られないなということを残念に思います。  確かに、司法当局自身がいろいろな証拠物を持つということはあり得...全文を見る
○瀬古委員 こういうやり方が実際に現場でどういう状態になっているかということ、時間があったら私もっと言いたいんです。  例えば米子空港の事故では、これは八八年一月十日ですけれども、機長がその事故で八日間、八十時間もがんじがらめで事情聴取を警察から受けたとか、副操縦士の方では十日...全文を見る
○瀬古委員 ですから、私は、何でもかんでも開示せよと言っているわけじゃないんです。しかし、実際には、本当に今の日本の事故調査のあり方が不幸にも警察、刑事優先という形になっているので、ほとんど非公開のままどんどん進められていくわけですね。そういう点では、せめて、途中でも、どうなって...全文を見る
○瀬古委員 えひめ丸の問題でも、NTSBの広報活動なんかを見ていただいたらよくわかると思うのですけれども、やはり適切なときには家族にも情報公開して、その都度その都度、もちろんいろいろな問題はありますが、そういう仕組み、手続、そして、例えば広報するにしても、だれもがべらべらしゃべる...全文を見る
○瀬古委員 私が聞いているのは、手続の規定をつくったらどうかというのです。勝手に、これは情報公開しましょう、これはやめておきましょうと何かだれかが決めてやるんじゃなくて、例えば何カ月に一回は最低事実のこの部分は公表しましょうとか、いろいろな情報公開をやる場合の仕組みをつくったらど...全文を見る
○瀬古委員 本当にわかっていただけないというのは残念ですけれども、要するに、何も全部出せと言っているわけではないのです。委員会が必要と認めるという場合でも、それは委員会の裁量なんですよ。  そうじゃなくて、国民が知りたいという場合には、少なくとも、こういう手続でやって、この部分...全文を見る
○瀬古委員 今まで意見聴取会を開くときは、大体ほぼ報告が固まって、最終的に皆さんどうですかという形で聞かれるわけで、そうじゃなくて、もっと家族や遺族の方が聞きたいと言ったときに、そういう手続的なものをぜひつくってもらいたいということなので、今大臣が言われたのとはちょっと違うのです...全文を見る
○瀬古委員 外国での研修に行かれているというのは、もう外国のそういう調査委員会などはどんどんやっているわけで、それはそれで大事だと思うのですけれども、例えば日本でいうと、今度イギリスの専門の学校へ一人行かれたそうですけれども、もう数といいますか量といいますか、やはりもっとどんどん...全文を見る
○瀬古委員 時間がございませんので、次へ参ります。  事故報告書が作成された後、新たな事実が明らかになる、また調査の手法や手続の点で異議が生まれるなど、再調査が必要になる場合がございます。今まで、再調査の要求が出された件数、またそのことによって調査をされた例はございますでしょう...全文を見る
○瀬古委員 昨日の参考人質疑で出されました石垣事故、新しい証拠発見による再調査を要求したけれども、関心がないとして拒否をされた、それは事実でしょうか。また、なぜなのでしょうか。  それから二つ目に、日航機の一二三便、これについての新しい証拠が明らかになって、再調査の要求が出てお...全文を見る
○瀬古委員 最初の石垣の事故の問題についても、具体的な事例も出して再調査の要求がされているわけですね。それはかなり事例が詳しく載っております。そういう点では、古い事故だからもうそれは済んだことだというふうに済まさないということがやはり大事だと思うのです。  それから、一二三便の...全文を見る
03月30日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。きょうは、時間が少ないので、答弁は簡潔にお願いをいたします。  では、事故調査委員会にお聞きいたします。  日本が第一理事国であります国際民間航空条約、ICAOは、事故調査当局は調査の実施に関し、独立性を有し、かつ、制限されない...全文を見る
○瀬古委員 当然、刑事捜査が事故調査委員会の調査の障害にならないようにするというのは当たり前のことだと思うんです。  そこで、お聞きしますけれども、事故調査委員会が提出を要求した警察の押収物は、当然警察は応じるものと考えてよろしいでしょうか。
○瀬古委員 当然、無条件で警察は応じていただきたいというふうに思うわけです。  そこで、記録の開示と公開の問題について伺います。  ICAO条約では、司法当局が決定した場合を除いて、航空機の運航に関与した者のすべての交信、関係者の個人情報、ボイスレコーダー、フライトレコーダー...全文を見る
○瀬古委員 要するに、ICAO条約では、これは言ってはいけませんよ、今後の事故の調査に大変重要な影響を与えるからということで、厳しく開示を禁止しているわけです。ところが、もちろんあなたたちが出したと言いませんよ、あなたたちが出さなくても、一方では航空局がどんどん同じような交信記録...全文を見る
○瀬古委員 こういうことを発表されては事故調査の原因究明に問題があるといって、ちゃんとICAOに書いてあるわけですよ。それを関係ない、問題ないなんて。私は、ここに一番端的に事故調査委員会が独立性がない、自分たちは守らにゃあかんぞと言われていても、一方ではじゃんじゃんそのようなこと...全文を見る
○瀬古委員 本当に事故の調査、再発防止にかかわって大事なものは、やはり出してはいけないというものはありますし、そして国民には本当にこれが必要だというものについては大いに積極的な適切な公開というのがやはり必要だと思うのです。そういう意味では、手続的に、ちゃんとルールをつくってやって...全文を見る
○瀬古委員 私が今具体的に言いましたけれども、例えば一番の事故報告書に記載のない証拠の存在が報告されたとか、それから見落とされていたものが新たに指摘されたというのは、それは当然再調査の対象になるでしょう。ならないんですか。個々のケースといったって、新しくちゃんと証拠が出てきた場合...全文を見る
○瀬古委員 新しく証拠が出てきても、個々の具体的な事案にと言って、それはそうですけれども、いろいろなものが出されても、先ほども発言の中でも出されておりましたよ、苦労して新しい証拠を見つけても、それを門前払いすると。  こんなことがあってはならないので、少なくとも最低これだけは、...全文を見る
○瀬古委員 これは鉄道だけではありませんので、航空機の場合もそうですけれども、いろいろサバイバルファクターの面から点検することによって、本来ならもっと、この人は助かったかもしれない、そういうケースも幾つかあるわけですね。そういう視点でぜひメスを入れていただきたいし、勧告の中にもそ...全文を見る
○瀬古委員 最後に、これは私、通告しておりませんけれども、大臣に一言お聞きしたいと思うのですけれども、この法案をめぐって一番問題になっているのはやはり事故調査委員会の独立性の問題だと思うのです。  大臣も今まで答弁の中でお答えいただいたと思うのですけれども、いろいろな場面の中で...全文を見る
○瀬古委員 火事が起きているのに、実際には犯人はだれだといってやっているところに今の運用の問題があるわけで、まず消さなければなりませんけれども、消す前に犯人がだれだだれだというような捜査優先のやり方についてもぜひ改善していただいて、本当に事故防止、再発防止のために御尽力いただきた...全文を見る
○瀬古委員 航空事故調査委員会設置法等の一部を改正する法律案に対して、日本共産党を代表しまして、修正案の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより趣旨を説明いたします。  航空事故調査委員会設置法第十五条で明らかに...全文を見る
04月06日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に大臣にお聞きしたいと思うんですけれども、政府として、倉庫業の国民生活に果たしている役割についてお聞きいたします。
○瀬古委員 今大臣が御答弁いただきましたように、倉庫業は国民生活にとっても大変重要な役割を果たしているということでございます。  物流事業の場合には、この間、実は需給調整が廃止されて、新規参入が進められてまいりました。現在の倉庫業法は、既に許可事業でありまして、料金は事前届け出...全文を見る
○瀬古委員 適正な競争と言われましたけれども、今倉庫業が直面している最大の問題は、料金のダンピングをいかに防止、是正するかという対策が求められているということなんですね。実態は、今大臣が言われましたように、経営基盤が大変弱いというものがございます。  倉庫業は現在でも自由な新規...全文を見る
○瀬古委員 変更命令がないと。実際には、懇談会の中でも社長さんが、もう事実上コストを割ってしまっている、こう実態が言われて、そして、現場に入っていただければはっきりこの実態がわかると私は思うんですけれども、料金が事実上コストを割ってしまっている状態があるにもかかわらず、今お話があ...全文を見る
○瀬古委員 現在でも事前で変更命令がないわけで、後で事業改善命令がありますからといっても、本当にそれが機能できるかどうかというのは、私は大変疑問だと思っております。荷主と倉庫業者の立場というものを考えた場合には、きちんと法的にその料金が担保できるようなものがなければ事実上荷主の言...全文を見る
○瀬古委員 今回の改正案第十五条では、先ほど出ておりました事業改善命令の問題が出ておりますけれども、これが発動されるのは、倉庫業者の事業について倉庫の利用者の利便その他公共の利益を阻害している事実があると認める場合は、当該倉庫業者に対して、その約款とか倉庫の施設及び設備のほか、料...全文を見る
○瀬古委員 今の御答弁でも明らかなように、もちろん、労働基準法違反をやっていればこれは労働基準監督署が入りますから、皆さんの方が入らなくても、もともと問題外なんです。しかし、今こういう規制緩和で問題になっているのは、労働基準法違反すれすれのところで、労働条件が、大幅に賃金カットさ...全文を見る
○瀬古委員 現在、法律でどういう場合に不当な場合かということがきちんと書かれているのに、それがなくなってしまう。そして、いろいろ後で料金を聞いてそれが不当かどうか調べるといったって、その判断の基準がなくなってしまうわけですから、それも、法律で書かれていたことをわざわざやめてしまう...全文を見る
○瀬古委員 今の話を聞いておわかりのように、倉庫業法の違反が起きても、荷主と話し合って場所貸しの賃貸借契約に変えてしまって、もう違反じゃなくなりました、倉庫業法の範疇外になりましたなどということが平気で行われる。契約を切りかえるまでの間に、工事終了の倉庫に入り切らないほどのたくさ...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、倉庫業法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  倉庫業は、もともと国民生活に不可欠な物資の保管、貯蔵を行うものであり、公共性の高い産業でございます。倉庫業者の多くは、港湾に倉庫を持ち、輸出入物資にかかわる経営を行っています。と...全文を見る
04月06日第151回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  参議院における発議者の皆さんのこの法案提出に向けての熱い思いをしっかり受けとめて質問させていただきたいと思います。  最初に、発議者の皆さんに御質問いたしますけれども、第三条に、婦人相談所から一時保護を委託されるものが満たす...全文を見る
○瀬古委員 そこで、厚生労働省にお聞きしたいと思うのですけれども、現在、全国に約二十数カ所と言われている民間シェルターが被害者保護などに取り組んでいます。大変財政的にも困難なところも多いというように聞いております。この法律により、一時保護の委託を受けて、そして財政援助もきちんと受...全文を見る
○瀬古委員 そこで、婦人相談所だとかそれから母子生活支援施設など、いろいろな施設が一時保護または保護の施設として指定されていくと思うのですけれども、実際に現場に入りますと、現在ある婦人相談所の一時保護所だとかそれから母子生活支援施設などが、古いまま、大変老朽化が著しい、また、施設...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ積極的な施設の整備と運用の改善を進めていただきたいというふうに思います。  そこで、もう一点お聞きしますけれども、第二十三条に職務関係者による配慮等が定められておりますけれども、婦人相談所がこのDV防止法の機能を担うということになりますと、所長以下の職員それから...全文を見る
○瀬古委員 発議者の方にお聞きいたしますが、今回、保護命令に違反した場合の制裁が刑罰となっております。その理由はどういうことでしょうか。
○瀬古委員 ドメスティック・バイオレンスは、被害者が加害者から逃げようとしたときに一番危険だというふうに言われているわけですね。それで、被害者の求めに応じて保護命令を迅速に出すことが大変必要だというふうに思っています。加害者の審尋を経ない緊急保護命令の仕組みを導入してほしいという...全文を見る
○瀬古委員 この法律の成立にふさわしい生活保護の認定、国保の加入の問題を少しお聞きしたいと思うのです。  これは厚生労働省にお聞きしたいのですが、配偶者とともに住んでいた居住地の福祉事務所もしくは保護されたところの福祉事務所が、例えば病気になった場合だとか生活する場合にどちらが...全文を見る
○瀬古委員 最後に質問をさせていただきますけれども、本法案では、被害者に対して、自立支援のための情報提供その他の援助を行うとしております。被害女性が暴力から逃れて精神的、身体的に立ち直って自立していくためには多くの援助が必要とされます。  今ある施策の要件を緩和して使いやすくす...全文を見る
○瀬古委員 被害を受けた女性たちが、自分の体や心、尊厳を取り戻して新しい生活が始められるように、そして女性への暴力が根絶される社会の実現に向けて、この法律がその第一歩になることを期待して、一層の改善も期待して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
04月10日第151回国会 衆議院 本会議 第23号
議事録を見る
○瀬古由起子君 私は、日本共産党を代表して、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案に対し、質問いたします。(拍手)  最初に、今回のJR東日本、西日本、東海、本州三社を完全民営化する本法案を審議するに当たって、お聞きしたいのは、国鉄の分割・民...全文を見る
05月16日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、公共事業について質問させていただきます。  先ほど質疑がございましたけれども、国債の発行を三十兆円以下に抑える場合に、公共事業の見直し、削減も当然例外ではないということは、総理大臣の答弁の中でも、また扇大臣の先ほど...全文を見る
○瀬古委員 明確に、公共事業についてもメスを入れるということだと思うんです。  そこでお聞きしたいんですけれども、与党の公共事業の抜本的な見直し案が出て、全体では二百三十三事業の中止勧告が行われて、これも先ほどありましたように、事業費で二兆八千億円の減額。これは、先ほど扇大臣は...全文を見る
○瀬古委員 こういう削減を屈辱的だというふうにとりながらこれから見直しをするという場合には、やはり私は、今後本当に公共事業が抜本的に見直されるんだろうかという不安を覚えます。  特に今までの見直し案でいいますと、どういう内容かというと、既に休止状態になっている、ほぼこの事業は難...全文を見る
○瀬古委員 今、国土交通省がやろうとしているのは積み上げ方式だと言われたんですが、実際には、本当に積み上げになっているのか。  例えば、住民の皆さんは、これをつくってほしいというものもありますけれども、このダムは要らないとか、この橋は要らないとか、そういうことだって住民の声とし...全文を見る
○瀬古委員 一方的にということではないということなんだけれども、実際に、これだけ問題になっているダムやいろいろな公共事業があるわけですよ。そういうところにきちっと耳を傾けるということをしないで、それは聞きますと言うけれども、では、事実上これだけ問題になっているところに扇大臣がどれ...全文を見る
○瀬古委員 もう一点提案したいと思うんですけれども、大臣も所信の中で地方分権ということを述べられておりますよね。やはり、国が行うべき事業を除いて、地域の公共事業というのは自治体自身がもっと自主的に判断できるようにした方がいいんじゃないかというふうに私は思うんです。  ところが、...全文を見る
○瀬古委員 その公共事業が本当に住民のものになっていくのかというのは、地方整備局単位で幾つかの予算を組んだりしてやったとしても、実際には、本当に必要な公共事業ができるのかどうかというと、まだ私は不十分だと思うのです。  そこで、私は思うのですけれども、住民のためにやる公共事業、...全文を見る
○瀬古委員 私は、今の大臣のお答えは少しずれていると思うのです。  といいますのは、公聴会だとか説明会だとか、皆さんを集めて、御意見を聞きましょう、どうぞ意見を言ってください、それを反映しましょうというのは、それは、全然情報公開をやらないような姿勢よりは、うんと前進したものだと...全文を見る
○瀬古委員 もちろん参加の方法というのがあるんですけれども、その参加の仕方に一定の保障がないと、やはり各地方整備局に任せるという形になっていたり、それから実際にも、本当に住民自身が、もちろん一軒一軒どうですかと聞く方法もありますけれども、かなりの部分が反対しているという場合には、...全文を見る
○瀬古委員 見守っていただくだけでなくて、はっきり言って、今のこういう公共事業のあり方をめぐって、決して住民参加でやるという状況がすべて出ているわけじゃないので、そういう面では、大いに口も出していただきたいし、物も言っていただきたいというふうに思います。  時間がございませんの...全文を見る
○瀬古委員 具体的に、この資料を見ていただいて、こんなにずらりと一〇〇%に近いものが並んでいるということは、それは異常なことなんですよね。今後これを変えていくというのは、それはわかりますけれども、少なくともここには談合の可能性が大いにあるという点では、もうはっきりしていると思うん...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ調査していただきたいと思います。  そこで、具体的に私がぜひ大臣に検討していただきたいという問題、公共事業の事例を一つ取り上げたいと思うんですが、それは、岐阜県にございます、今建設中の徳山ダムの問題です。  この徳山ダムは、完成すれば東京ドームの五百三十二個分...全文を見る
○瀬古委員 大臣、いろいろ住民の声を聞くといっても、せいぜいそれぞれの首長や知事やそれから議会ということになるんですが、今まで、公共事業の場合でも、議会でいうと圧倒的に推進という議会が多いわけですよ。しかし、住民が粘り強い運動をして、とうとう住民投票に持ち込んで、議会の形も変えた...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  一言、洪水の問題も……
○瀬古委員 はい。  実際には内水のはんらんもかなり多いわけで、必ずしもダムがないからこうなったというわけじゃないので、それもしっかり調査していただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
05月18日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  農住組合法、緑地保全法の関連で質問させていただきます。  都市の緑は、先ほど議論になりましたように、ヒートアイランドを和らげる点でも、また環境保全ということでも、防災の観点で見ても、震災の際の避難地になるとか、水害の場合にも...全文を見る
○瀬古委員 農住組合法は、先ほど出ましたように、三重県の桑名市などの一部の地域では、一定の普及をしておりますけれども、全国的にはまだわずかしか進んでいない。農住組合はもともと住宅地にするのが基本ですけれども、しかし今日的な状況を見ますと、農地を残す、それから、都市の緑化という観点...全文を見る
○瀬古委員 この制度によって、生産緑地に指定を要請するということは、私は積極的なことだと思うのですね。しかし、今、都市農業のあり方そのものが、少し考えなければならないだろうというように思うのです。  バブル時代は、農地が宅地や駐車場になる、こういうことがありまして、農地をつぶし...全文を見る
○瀬古委員 確かにいろいろ途中でそういうことができるということがあっても、今の日本の農業に対する展望というのがなかなか出てこないという面では、この三十年というのは決意する場合の重荷になっているという面はあると思うのですよ。もう少し農業をやっていて頑張れるなという希望があればそうい...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、都市の緑を確保するという上では、それぞれ地方自治体が行っているものはありますけれども、国としてもやはり何らかの対応は当然検討していくべきだと思うのですが、その点大臣いかがですか。
○瀬古委員 ぜひ国としても対応をお願いしたいと思います。  時間がございませんので、次に参ります。  箱ブランコの問題について質問いたします。  昨日テレビでも取り上げられました、公園や幼稚園、保育園などで見かける揺りかご型のブランコ、いわゆる箱ブランコと言われているのです...全文を見る
○瀬古委員 箱ブランコによる死亡、重傷事故は、新聞の報道をずっと調べて市民団体の皆さんが発表したものがございます。きょうは、箱ブランコ裁判を考える会という会なんですが、そこから了解を得まして、皆さんのお手元にお配りさせていただいております。  この調査によりますと、少なくとも一...全文を見る
○瀬古委員 国民生活センターは、当時、こういう事故がどんどん起きているということについて、なぜかということを分析して、これは遊具の安全基準がないからだということを指摘しているわけですね。そして、進言しております。  こうした危険性が放置されていることを、当時の新聞によりますと、...全文を見る
○瀬古委員 大臣、ぜひ聞いていただきたいと思うんですけれども、とても危険だということで、遊具の安全基準がないということで、それを指摘されたのは九〇年なんですね。もうそれから十一年たっております。いろいろやったと言われるんだけれども、その間にどんどん事故が起きているわけですね。 ...全文を見る
○瀬古委員 ガイドラインを早くつくっていただくというのは、それは私は当然だと思いますけれども、よくも十一年間もこのままになってきたということ自身が私は反省が必要だというふうに思うんですね。  それと同時に、ガイドラインができるということなんですが、今子供たちが遊んでいるわけです...全文を見る
○瀬古委員 もう時間がございませんので、あとは言えませんけれども、やはり、私が箱ブランコの例を出したのは、重傷事故や死亡事故が相次いでいるという問題で特別に出しているんです。もちろん、もっと危険ないろいろな遊具もございますけれども、それはそれで、死亡事故がもし起きるという場合は、...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。では、よろしくお願いいたします。
05月23日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回、水防法の一部改正が行われるわけですけれども、正直なところ、この改正は遅きに失するものと言わざるを得ないと思います。昨年の通常国会では、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律が制定をされました。これは...全文を見る
○瀬古委員 これまで国土交通省はその作成や公表を推進しておられたわけですね。しかし、なぜそれほどおくれているのか、進まなかったんでしょうか。その辺、原因はどのようにあるとお考えでしょうか。
○瀬古委員 そうしますと、その問題点は今後の改正でしっかりと援助をしていくということでよろしいんでしょうか。
○瀬古委員 先ほど話もございましたけれども、ホームページなどで見ておりますと、洪水ハザードマップの情報入手方法の一覧表は、閲覧のみというのが圧倒的に多いわけで、それ以外にも、手渡しとか郵送可能市町村、こういうところまで、いろいろ市町村がございます。また閲覧も、担当課の一カ所という...全文を見る
○瀬古委員 今回の改正の背景には、一九九九年の集中豪雨あるいは昨年の東海豪雨などの都市型の水害の発生があります。これを受けた河川審議会や建設省の都市型水害緊急検討委員会の提言を受けて、今回の改正が行われたということだと思うんです。  昨年十二月の河川審議会の中間答申では、「洪水...全文を見る
○瀬古委員 私は、この東海豪雨の被害の発生直後に現地に入りまして、救援活動にも入ってまいりました。また、現地調査も行いましたけれども、その中で感じましたのは、破堤した新川あるいは天白川の流域には宅地開発がずっと進んで、洪水はんらん予想区域もどんどん宅地化されていったことに大きな被...全文を見る
○瀬古委員 本当に一瞬にして胸まで水が来る、逃げる間もないというすさまじい都市型災害を私も見せていただきましたけれども、そういう点では、開発規制、土地利用規制などは早急にやらなければ本当に大変だというふうに思っております。ぜひ御検討いただきたいと思います。  さらに、福祉施設。...全文を見る
○瀬古委員 時間がもう迫ってまいりましたので、ぜひ防災の観点から、本当に国民の命、安全を守る点から、さらにいろいろな援助措置の拡充をお願いしたいと思います。  最後に、気象業務法の関係で伺いますけれども、今回は規制緩和の一環という形になるわけですけれども、気象観測におけるデータ...全文を見る
○瀬古委員 測器の測定の有効期間が、現行の五年から原則として有効期間を設けないということになります。部品の摩耗とか劣化などの心配があるわけですから、当然、有効期間が必要と認められる測器につきましては、国土交通省令で有効期間が設けられることと考えていいでしょうか。また、それはどのよ...全文を見る
○瀬古委員 今回、民間法人による検定制度が導入されるわけですけれども、従来気象庁の職員が検定業務に携わっていたわけです。もちろん、今回の制度が導入されても気象庁が行っていた検定が全部なくなるわけではないと思うんですけれども、職員の体制は一体どうなっていくでしょうか。  また、検...全文を見る
○瀬古委員 以上で終わります。ありがとうございました。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  参考人の皆さんには、きょうは大変御苦労さまでございます。短い時間ではございますけれども、質問させていただきます。  まず、桜井参考人にお聞きしたいと思うんです。  完全民営化によるJR三社の経営が今後どうなっていくのかとい...全文を見る
○瀬古委員 さらに桜井参考人にお聞きしたいと思うんです。  先ほど、国鉄の分割・民営化によってシェアが低下しているという御指摘がございましたけれども、低下していることによって具体的にどういう実態が起きているのか、その点、具体例がありましたらぜひ教えていただきたいというふうに思い...全文を見る
○瀬古委員 東日本旅客鉄道株式会社の大塚参考人にお聞きしたいと思うのですけれども、今後、完全民営化になることによって、先ほど言いましたように、住民の中では、地方のローカル線や不採算区間が切り捨てられるんじゃないかという不安が大変大きいわけです。今後、こういったローカル線をどうして...全文を見る
○瀬古委員 大塚参考人にもう一度伺いたいのですけれども、安全性の向上、お客様へのサービスのアップというお話も出てまいりました。先ほど新大久保駅の事故の問題がありましたが、落ちたときにどうやってはい上がるかとか、そういう問題もいろいろありますけれども、例えば視覚障害者の方は、ほとん...全文を見る
○瀬古委員 安全さくや、それから人の問題、ここはなかなか対応してもらえていないので、ぜひお願いしたいと思っております。  もう時間になりまして、皆さんに御質問できないのは残念ですが、最後、澄田参考人に伺いたいと思うんです。  今後、民営化が一層進むということになって、先ほど例...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
05月25日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  JR完全民営化法案に関する質問をさせていただきます。  まず、ローカル線廃止の問題についてお聞きします。  最初に、本法案で、JR会社法の適用対象から本州三社を除外しながら、なぜ、国鉄改革の経緯を踏まえた経営を担保する措置...全文を見る
○瀬古委員 明確に公共性を確保するために、この指針が設けられているという御説明でございました。  そうしますと、今言われましたように、この指針の中には、ローカル線の廃止は、国鉄改革の趣旨を踏まえた路線の適切な維持や駅施設の整備に当たっての利用者利便の確保に関する事項、これの対象...全文を見る
○瀬古委員 私は、一般の鉄道事業についても、一方的に一年前に届け出を出せばもう終わりということではない、あくまでも公共交通としてのあり方という点では、やはり慎重に行うということが当然だと思うのですね。  今お答えになりましたように、例えば地元への説明責任を十分果たすべきだ、これ...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、いろいろ御説明なさっても、まだまだ圧倒的多数の住民が反対している、自治体としても、どうしてもここは存続してもらいたい、先ほど大臣が言われたように、この鉄道しか子供たちが通学する、お年寄りが病院に通う方法はないのだという場合があるわけですね。そういう場合に...全文を見る
○瀬古委員 今のお考えですと、一方的に強行するということはない、そういうように考えていいですか。
○瀬古委員 可部線についてもぜひ維持できるように大臣に応援いただきたいと思うんです。  そして、鉄道から例えばバス路線になった後の運命がどうなったのかというのは、また次回に私が話したいと思うんですけれども、実際には住民の足がどんどん打ち切られていくというのが現状でございます。 ...全文を見る
○瀬古委員 資産を処分する、廃止するという場合は、大臣の認可事項ということになりますから、当然そこで、本当にこの認可がいいのかどうかというのがチェックされるわけですよ。それは全くローカル線の廃止とは別問題じゃないですね。やはり大臣の一定の関与というのは当然行われるわけです。  ...全文を見る
○瀬古委員 JRがそういう事業拡大をやるにもやはり一定の歯どめが必要だと私は思うんですよ。中小企業と一等地にある大企業ですよ。競争したって、勝負は当然はっきりしていますよ。どこへ手を出してもいいなんということはあり得ないのです。それでJRは雇用を確保したといっても、その町そのもの...全文を見る
○瀬古委員 一カ所にお店がどっと集中することで、本当に地域の顔として住民の中に入りそこで生きてきている商店街がつぶれていってもいいということではないと思うんですね。やはり、今までその地域を維持してきた商店街をどうやって維持し、そして発展させていくかということを考えながら共存共栄と...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、こういう状態をこれからずっと続けていく、今回法律じゃなくて指針という形になるわけですから、さらに拘束力が弱くなる。そうしたら、では一体どこで歯どめをかけるんだということになるわけですね。そういう意味では、私は、JRの経営方針、そして今までの取り組んできた...全文を見る
○瀬古委員 今大臣がここでも言われたのですが、私の本会議の質問のときにも、一人当たり七十四件の就職あっせん、就職相談、こういうものをやったと言われたのですが、私は、大臣、その就職あっせんの中身を御存じかどうかというのをお聞きしたいのですよ。  私、実は、六十二年十二月の青函雇用...全文を見る
○瀬古委員 あれも嫌だ、これも嫌だといって、家族も抱えて十一年も十四年も闘えませんよ。国の不当なこういうやり方に、ちゃんと正義の方向を示してほしいと彼らは頑張ってきたわけですよ。  就職ができない、今現在失業率が多いというのは、国の責任だ、政策の責任ということは大きいですよ。し...全文を見る
○瀬古委員 時間が来ましたので、また引き続きこの問題は提起させていただきたいと思いますが、さらに政府が責任を持って対処していただくように要請いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
05月29日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  原告の皆さんの命がけの闘い、魂の叫びが世論を広げ、とうとう政府を動かしました。ハンセン病の隔離政策が憲法違反という判決が下され、それが確定をいたしました。国が患者を強制的に隔離をし始めてから実に九十四年の歴史の中で、無念の思い...全文を見る
○瀬古委員 今回の熊本地裁の判決の歴史的な内容に、この立法不作為の問題と除斥期間の問題は大変重要な判決の内容であるわけですね。今いろいろ政府は弁明されていますけれども、この判決は、裁判所はこの点についても国の弁明を明確に退けたのです。  もともと、国会議員の不作為については、国...全文を見る
○瀬古委員 このらい予防法の問題については、制定時期から私たちは一貫して反対をしてきております。  今大臣が言われたように、今回の判決で、大変苦痛をかけたのは反省しなきゃならない、しかし法律的には問題があるんだ、この判決の内容にはいろいろ問題があるんだと言っていること自身が今元...全文を見る
○瀬古委員 やるんですかということです。こういう調査機関、実施機関をきちんと設けていくという御決意ですか。その点をお聞かせください。
○瀬古委員 その検証する場合にでも、やはり真摯な態度というものがなければ、元患者さん、原告の皆さんとの対話そのものも成り立たないというふうに思います。  今回の裁判では、国が国家賠償を行う期間は少なくともという立場で、厚生省は一九六〇年以降から、国会の責任は一九六五年以降となっ...全文を見る
○瀬古委員 賠償、補償の問題について伺います。  今回の判決による賠償では、沖縄の療養所に入所していた人については、一九七二年の本土復帰前の被害を賠償対象とはせず、復帰後のみといたしました。判決は、復帰前の沖縄は「隔離規定の運用状況や退所許可の実情等については、証拠上必ずしも明...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、この問題については積極的に御検討いただきたいと思います。  恒久対策について伺います。  家族を持つことさえ許されなかった元患者さんの今後の生活をどう保障していくか。国立では十三園、私立で二園の入所者の給付、この維持と充実を行い、退所者及び社会復帰希望者に新...全文を見る
○瀬古委員 療養所での生活を希望する元患者さん、そこが自分のふるさとになってしまった患者さん、元患者さんたちに対しては、ここでずっと死ぬまで住み続けたいという方については、療養所の統廃合を行わないで、終生自分のふるさとともいうべき園での生活を保障すべきだと考えますが、その点いかが...全文を見る
○瀬古委員 入所者にそこでずっと生活を保障するといいましても、例えば医療の保障、そういうものが実際にはなければほかのところへ移らざるを得ないという状態も出てまいります。そういう点では、今までの延長線上の医療ではやれないという問題もございます。長期間一定の隔離された生活の方がほかの...全文を見る
○瀬古委員 介護の問題では、先ほども出ておりますように、不自由者棟の問題は大変深刻だと思うんですね。  平均年齢が七十七・六歳。不自由者棟というのは自分の住宅と同じなんです。先ほど、三交代の問題も、充実している病棟ともいろいろ連携しながらというお話があったんですが、実は不自由者...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、今後の生活、医療保障、介護の保障のために、元患者さん、原告の皆さんともよく相談していただいて改善していただきたいと思います。  政府が控訴断念をした瞬間、長島愛生園の原告の千葉龍夫さんは、これであすから人間として生きていけると叫びました。私も泣きました。しかし...全文を見る
○瀬古委員 韓国にはハンセン病の療養所がございます。もともとここでも日本と同じようにキリスト教らい療養所として発足していましたけれども、植民地として侵略して以降、院長には日本人医師が当たり、終戦直前には六千人の方が小鹿島という療養所に収容されておりました。ここでも強制隔離、強制労...全文を見る
○瀬古委員 今回の判決では、国会の附帯決議による不作為が問題になりました。判決に従い、国会が謝罪して決議をすることは当然でございますけれども、当該委員会である本委員会でも、判決を受け入れて、謝罪の決議をぜひ検討していただきたいと思います。また、本委員会でも、今後系統的にこのハンセ...全文を見る
05月29日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず私は、横浜人材活用センター事件の問題について質問をさせていただきます。  今から十五年前に、国鉄をJRにするための余剰人員対策として、全国各地に人材活用センターが設置されて、熟練した国鉄職員の仕事を奪って人材活用センター...全文を見る
○瀬古委員 もう無責任も甚だしいですよ。実際には、この暴力事件が全くでっち上げだということが明らかになって、無罪になって、十五年間放置して、そして、あなたは今本訴で係争中だと言うけれども、本来で言えば、こういう事件がなかったのだから、直ちにもう職員にするべきなんですね。それをまだ...全文を見る
○瀬古委員 この問題については、運輸省は当時報告を受けているわけですよ、こういう事件が起きたと。一方、助役は、だまして診断書までとって、重傷の事故だみたいに見せかけた。そして、そのために逮捕までされて、家族も本人も非常な傷を受けたわけでしょう。こういうことに対して、裁判に裁判を重...全文を見る
○瀬古委員 いや、全く無責任ですよ。もっと早く解決していればこんなにならなかったということなんです。そういう点でいえば、今までの経緯がありますから、JRと話し合って、国としても一定の責任を持ってきちんと話していく。それはかつての大臣もそうやってお約束されているわけですから、もう今...全文を見る
○瀬古委員 前のときには、国鉄の問題では、当然その報告を運輸省は受けていたわけですよ。そして、運輸省もそれを認めていた経過があるのです。だからこそ責任が、私は、もっと早く解決すればこんなことにならないと言っているのです。  そういう点では、大臣がきちんと責任を、今までのこの経過...全文を見る
○瀬古委員 全く責任がないというか、本当に正義というものがないということを私はつくづく思います。十五年間も、無罪が確定して、なおかつ本訴だからといって、それはもちろんJRの問題もありますよ、国が、直接ではないかもわからないけれども、少なくとも、指導監督をする責任があった運輸省がき...全文を見る
○瀬古委員 そういう、まさに言いわけ的なことは聞いても仕方ありません。確かに訴訟は起きていなくても、こんなひどいことをやった国鉄の職員がいたというなら、裁判を起こさなくたって処分しなきゃだめですよ、そういう規定になっていたんだから。そういうことについても、裁判をやっていないんだか...全文を見る
○瀬古委員 実際には、この関連自治体というのは、私もずっと回ってみましたけれども、大変財政力の弱いところなんです。だから、金を出せといっても、もうとってもできない。  それで、実際には、通学している子供たちや病院に通院するお年寄りが使っている。もうどんどんバスを打ち切られること...全文を見る
○瀬古委員 そんなことはわかっております。  しかし、ジェイアール東海バスは、実はJR東海の一〇〇%出資の会社なんですよ。役員はすべてJR東海の社員で占められております。路線の廃止によって、その役員はもとに、JRの東海に帰ることができて仕事は保障されるけれども、出向の労働者は、...全文を見る
○瀬古委員 実際には、JR東海に戻っても、バスを運転していた人ですから、違う仕事についてくださいといったって難しくなってくるわけですね。そして、かなり広範囲で労働者がいますから、そういう点では、自分の住んでいる地域からも離れて、家族と暮らすなんということはできなくなります。そうい...全文を見る
○瀬古委員 協議会のあり方も、協議するのではないのですね。廃止しますのでよく理解してもらいたいと、こういう場なのですよ。ですから、スケジュールを見てみますと、もう何月に廃止とはっきり決まっていて、これからどうするかという問題ではないのです。やはり、そういう点での姿勢が問われている...全文を見る
○瀬古委員 一定の車両のこの間のJRの走行距離は、六十二億七千五百万キロから、九八年度は、七十八億三千五百万キロと一・二五倍にふえております。その間、鉄道の部門の職員がどんどん減らされているわけですね。JR発足時と比べて、約三〇%も減っているわけです。とりわけその中で、安全、サー...全文を見る
○瀬古委員 JR東日本が昨年十二月に明らかにしました「メンテナンス体制の再構築について」。そのねらいは、当社が将来にわたり競争力を維持し発展していくために、設備メンテナンスにかかわる最先端技術の導入、対応による一層の安全性の向上と効率化が緊急課題となっていると。要するに、鉄道収入...全文を見る
○瀬古委員 実際には、この補修後の仕上がりの確認、こういういろいろな確認をする作業、こういうものについて、JRが本当はやらなければならないのを怠っていた、そういう報告がございます。  今、JRは次々と、こういう一つ一つの工事だとかそういうものについての責任管理体制を一応持ってい...全文を見る
05月30日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
議事録を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表し、旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律の一部を改正する法律案に対する討論を行います。  今、JR各社は、少子高齢化社会が進展し、鉄道収入の飛躍的な伸びが期待できないとして、鉄道の安全輸送を土台から支える施設等の部門の下請、外注...全文を見る
06月01日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第17号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の改正の中心的な柱であります自賠責保険における政府再保険の廃止は、一九九八年十月の経団連による政府の行革推進本部規制改革委員会に対する政府再保険の廃止要求が背景にございます。これを受け、旧運輸省や金融監督庁などでの見直し作...全文を見る
○瀬古委員 リスクヘッジの観点から必要がないかどうかというのは、またこれも議論の余地があるところでございますが。  そうしますと、例えば被害者保護という観点で考えてみますと、この創設時と比べて、今日、国の再保険制度を廃止した方がより被害者保護が充実できる、こういうような観点に立...全文を見る
○瀬古委員 私が聞いているのは、被害者保護の観点から国がかかわり合いを十分持たなきゃならないんだ、ある意味では国が関与しないと、その当時は、創設時は、被害者保護の観点がずれてしまうという点で国が関与されたわけでしょう。それが、もう大丈夫、国が再保険をやらない方が被害者保護は一層や...全文を見る
○瀬古委員 これは後でお話ししたいと思うのですけれども、要するに今、国が再保険をやめたことでより支払いが適正化されるかどうかというのは、はっきりと言えないわけですよね。今までの機能は維持します、いろいろな面で維持されるというのはお聞きしましたけれども、それについても私は疑問を持っ...全文を見る
○瀬古委員 三千万未満の方が六割にもなっているという状況です。死亡の場合は、なぜ三千万の限度額いっぱいに払われないのでしょうか。
○瀬古委員 亡くなっても十分な補償がなかなかされていないという感想を持ちます。  そこで、任意の対人保険の収入保険料の総額、それから支払い保険金の総額、それから任意の対人保険一件当たりの平均支払い保険金額は一体幾らになっているでしょうか。
○瀬古委員 保険料で入ってくるお金と出ていくお金を見てみますと、支払い総額は約半分なんです。これぐらいしか払われていないということがわかります。  それから、今お話ありましたように、任意の対人保険の平均支払い金額、これは死亡と傷害に分けて言われていますが、計算しますと、合わせて...全文を見る
○瀬古委員 その運用方法は知っております。ただ、この自賠責がなぜ生まれてきたのかという趣旨を考えて、そしてなお、国民でいえば、任意保険に入る場合には、当然強制保険とその二階建ての上乗せの任意保険に入ったというふうに普通は考えるわけです。  そうすると、本来なら、自賠責の範囲内な...全文を見る
○瀬古委員 そうしましたら、例えば、任意と自賠責と分けて保険が設定されれば、それはもうそういう払い方という考え方になるんでしょうか。そういうことも将来考えられるということになるんでしょうか。
○瀬古委員 実際に国民の側から見て、この自賠責保険が導入された意義という点でいえば、国民は、それはそれで、自賠責の範囲内の事故の場合は配慮され、それ以上の事故の場合には配慮されないということでは、やはり納得できないと思うんです。これは、今やっても考え方の違いということがございます...全文を見る
○瀬古委員 この過少払いと過払いの差が、これだけ幅ができるというか差ができるのは、一体何なのかということなんですね。  それで、九九年四月十六日、週刊朝日の記事でこういうことが出ておりました。運輸省の自動車交通局保障課はこういうことを言っていらっしゃいます。「こちらは過払いも過...全文を見る
○瀬古委員 いえいえ、これだけの差が、あなたたちは公正にやっていらっしゃると言う割には、何でこんなひどい差ができるのかというふうに聞かれて、これは損保業界の体質から来ているとしか思えませんと断定されているので、こういう認識は現在でもお持ちですかと聞いているんです。いかがですか。
○瀬古委員 こういう問題があって、今まで損保業界に御指導なさったことはないんでしょうか。これは大問題だというふうに今まで言われていないんですか。いかがでしょう。
○瀬古委員 この損保業界の払い渋り、こういう問題については、今まで国土交通省としては具体的な御指導をなさったんですかと。週刊誌でここまで、あくまでも損保業界の体質だみたいなことを書いていらっしゃる以上は、これは大問題だという認識をお持ちじゃないかと思うんですね。そういう意味で、今...全文を見る
○瀬古委員 もっとはっきり早く言っていただきたいんです。私、手元に持っていますけれども、昨年十二月に、「払い渋り十年で五十七億円 運輸省 適正支払い指導」とちゃんと書いてありますよ、こういう御指導なさっているのを。だから、こういう大変な問題があるということは当然国土交通省としては...全文を見る
○瀬古委員 それは余り言いわけにならないんですよ。実際には、それは確かに無責という場合には死亡事故が多いかもしれないけれども、同時に、それに伴うような重傷事故だって多いはずなんですね。ところが、やはりその差が余りにもひど過ぎる、傷害の場合と亡くなった場合では。これは、本人が悪いと...全文を見る
○瀬古委員 余りにもひどい損保会社の払い渋りに、今、車両の多い運送会社やタクシー会社では、保険料をプールして、ここから賠償金にして、任意保険は掛けないというようなところも出てきているわけなんですね。実際には、追加払いはしなきゃならないけれども、被害者があきらめるというケースがたく...全文を見る
○瀬古委員 きょう私、「自動車損害賠償保障法の解説」というのを持ってまいりました。運輸省の自動車交通局保障課というところが監修をしているわけですけれども、ここに政府の再保険制度についての解説が載っております。  読みますと、これは四十条の解説なんですけれども、政府の再保険制度を...全文を見る
○瀬古委員 一件ごとのチェックといっても、実際にはコンピューターにかけてチェックをされているわけなんですけれども。  実は、ここに再保険金請求明細書というのがあるんですね。この問題についても、例えば、ここに「原因」というのが書かれておりまして、ここに原因が書き込めることになって...全文を見る
○瀬古委員 だから、実際には余りやっていないということなんですよ。  しかし、本当に、そういうチェックの仕方の中に、やはりどういう事故の原因があるのか、本当にちゃんと被害者が救われているのかということを十分チェックしないといけないのに、大変大ざっぱになっているということがわかる...全文を見る
○瀬古委員 時間がございませんので、私が絞って取り上げた幾つかの問題点だけでも、今までのチェックの仕方も大変不十分ですし、損保業界のそういう払い渋りの問題点なども、本当にもっときちっとやっていかなきゃならない。そういう点で、今回、再保険が、政府による関与がやはり後退するということ...全文を見る
○瀬古委員 当然、国土交通省としては、本来、国家行政組織法に基づく不服審査会、こういう新設が必要だということは、今、こういう被害者救済という点でも保護という点でも大変大きな問題があるということを認めておられたと思うんです。そういう点では、業界からのいろいろな働きかけがあったのかも...全文を見る
06月05日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第18号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。参考人の皆様、大変きょうは御苦労さまでございます。  最初に、井手参考人にお伺いいたします。  まず、被害者救済に関する情報開示の問題について伺いたいと思うんですけれども、被害者が保険会社から十分な説明もないまま無責事故だと言わ...全文を見る
○瀬古委員 もう一点お伺いします。井手参考人なんですけれども、後遺障害の、親なき後のことについてということで、先ほど、その障害者を抱える家族の大変な実態もお話しいただきました。  それで、こういう後遺障害を抱える被害者が、大変な生活実態になっていると。具体的に、もう少しこういう...全文を見る
○瀬古委員 もう一点お伺いします。  自賠責保険の過失相殺の問題なんですけれども、実際に損保会社とやってみて、損保会社は、損害率を低下させるために保険金の額を引き下げる、そのために一方的に査定が行われて、被害者の側が異議を申し立てるということがあれば、実際には裁判でもやってもら...全文を見る
○瀬古委員 倉沢参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、今、井手参考人が言われた、自賠責と任意保険があるんだけれども、例えば、いわゆる損害金の減額の場合にも、自賠責の方は被害者保護ということでかなり配慮されている、ところが、二重になることによって、三千万を超えますと、丸々その人...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、運用の面では、被害者救済という点でもっと検討する余地があるというようにお考えでしょうか。
○瀬古委員 荒木参考人にお伺いいたします。  今、被害者の側からいうと、なかなか査定も厳しく、損保会社はいかに支払い額を値切るかということで、被害者の方は随分苦労されていると。この点では、やはり少し行き過ぎというものがあるのじゃないか、損保会社そのものについての一層の自戒といい...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ自賠責保険のそもそもの被害者救済、被害者保護という立場から運用をお願いしたいと思います。  最後になりました。加藤参考人にお伺いいたします。  紛争処理機関の問題なんですけれども、一応これは指定法人という形になりましたが、こういう紛争処理機関の場合には、行政か...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  大臣がけがをなさったということで、心からお見舞い申し上げます。  まず、小型船舶の登録等に関する法律について質問いたしますが、その前に、道路財源問題について扇大臣に見解をお聞きいたします。  特に道路特定財源については、政...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、私たちは道路は必要でないという立場でありませんし、必要な道路は当然敷設することは必要だと思っております。そして、この財源をどういうように使っていくのかというのは、今大臣が言われたように、やはり国民的にも大いに討論するということが大変大事だと私は思っています。...全文を見る
○瀬古委員 そういう御検討の中で、私が今質問しましたような、例えば第十二次道路整備五カ年計画にも思い切ってメスを入れるということは当然あり得ると思うのです。それから、自動車重量税についても、これは一般財源化できないのかといえば、これはすぐ踏み切れる問題でありますから、その辺の具体...全文を見る
○瀬古委員 ともかく計画があるからそこに金をつぎ込むんだという、そういう今までの延長線上ではない発想をぜひお願いしたいと思います。  今大臣が九州の例を出されましたけれども、これは九州だけじゃありませんで、全国の過疎地域などで、私何度も申し上げましたように、バス路線がどんどん切...全文を見る
○瀬古委員 私も地方議員を十四年やってまいりましたので、この道路整備計画が実際には地方の住民の願いとかけ離れているということもたびたび経験をしてまいりました。実際には地方のバスや電車を何とかしてもらいたいと言っているのに、一方ではこの道路財源の特定財源化を一層強化するという方向が...全文を見る
○瀬古委員 保管施設の問題でいいますと、その料金が大変高いということも実は問題になっております。  沼津市の静浦漁港の水域内、ここには、数カ所に係留されているプレジャーボートは現在三百五十隻になります。県漁港管理条例の改正に伴いまして、ことし四月から、船長一メートルにつき月額二...全文を見る
○瀬古委員 現在の推進ではとても料金がはね上がって、実際にはもうこのままでお金を払って保管してもらうわけにいかないという声が起きているわけで、その点での、保管料の軽減のための何らかの新たな施策というのは考えておられませんでしょうか。
○瀬古委員 それでも、今私が言いましたように、一番数の多い大体船長十メートルの船で、年間三十三万六千円になって、とてもこれではお金を払ってそういう保管をするということはできないというので、随分それに対しての意見が出ていて、さらに私は御検討いただきたいというふうに思います。  そ...全文を見る
○瀬古委員 放棄船や沈殿船の問題についてお聞きしたいと思うのですが、この処理も大変大きな問題になっております。年間、自治体が処理している小型船舶の隻数と費用、大体一千隻、処理費用が数十万から二、三百万に及ぶというふうに言われております。これは自治体にとっても大変大きな負担になるわ...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。終わります。
06月06日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  自賠責法の関連で質問させていただきます。  まず第一に質問いたしますが、過去十年間の交通事故の死傷者の推移はどのようになっているでしょうか。
○瀬古委員 死亡者が少なくなるということは好ましいことなんですけれども、しかし、なおかつ九千人の死亡者がいるという点でも大変重要ですし、また、今言われたように、全体では事故が四〇%強ふえている。負傷者でいいましても、かなりふえております。  なぜこういう状態になっているのかとい...全文を見る
○瀬古委員 事故をなくすために、どうやったら事故をなくせるのかということのやはり検討が必要ですし、一つ一つの具体案が必要になってくると思うんです。  そこでお伺いしますけれども、信号機のある交差点で、横断歩道横断中または横断歩道付近を横断中に右左折車両にはねられた歩行者の死傷者...全文を見る
○瀬古委員 この十年間で、右左折車両による死傷者の数が大体一・五四倍ぐらいふえております。右左折車両の事故という問題は、信号が歩行者にとっても車にとっても青だという場合に歩行者と車がぶつかる、こういうケースであるわけですけれども、これは明確にかなり事故数が多いわけですね。そうする...全文を見る
○瀬古委員 一体こういう歩車分離の信号をどのぐらいの規模で急いでつくらなきゃならないのか。そのうち、現在、今千五百基と言われましたけれども、どの程度進んでいるというその認識は、どうお考えでしょうか。
○瀬古委員 実際には、この歩車分離の信号をつくる場合に、車が円滑に進まないからということで、なかなか難しいという問題もあるわけですね。  しかし、最初にいろいろ数字を言っていただきましたけれども、やはりかなり交通事故の数が多いということと、そして、なおかつ、もうこの十年、二十年...全文を見る
○瀬古委員 全体的にはそういう何らかの対応をしなければならないということは、もう大臣も御認識いただいたと思うのです。  しかし、やはり具体的に一つ一つ対策を詰めていかなければならないと思うのですね。大変だ大変だと言いながら、それこそ一万人近くの死者を出しているという事態は尋常で...全文を見る
○瀬古委員 一つ一つ具体的な対応をぜひお願いしたいというふうに思います。  次に参ります。  国は再保険事業を通じて事故をチェックする場合には、過失割合などを見るだけではなくて、やはり、一つ一つの事故が起こってきたときに、一体この事故はどのような原因で起きているのか、なぜ同じ...全文を見る
○瀬古委員 具体的にどういう状況が事故現場で起きているかといいますと、被害者の遺族に加害者側の損害保険会社から、被害者の過失が大きかったということで示談を進めようとしてきたわけですね。そうすると、遺族は納得できないということで、何とか事故の真実を知りたい、息子の名誉を守りたいとい...全文を見る
○瀬古委員 その紛争処理の機関が、本当にきちっと正しい判定ができるかどうかという問題が実はあるわけですね。それのもとにするのは、例えば事故現場の科学的なデータだとか分析だとか、こういうものが必要なんですね。ところが、今はそういう分析はほとんど警察任せという形になっています。  ...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、遺族が現場検証で毎日道路に立たなきゃならないなどという、こんな悲しいことがないように、ぜひ改善をお願いしたいと思います。  交通事故の高次脳機能障害認定についてお聞きします。  交通事故外傷による記憶力低下など、脳に重い障害が起きる高次脳機能障害の北海...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ実際の生活実態なども見て、御家族の方は、表面上は本当に何もない状況だけに、またさらに深刻な問題がたくさんございます。そういう生活状況なども含めて御判断いただいて、ぜひ大きく拡大して、受け入れていただけるようにお願いしたいと思います。  時間がございません。トラッ...全文を見る
○瀬古委員 果たして走行件数だけかという問題なんですけれども、これは「物流ウィークリー」という雑誌の中に書かれているのですが、大型車、普通車とも、平成七年以降は微増を続け、同十年に減少を見せたものの、同十一年になって、一転急激な増加傾向を示した、不況感が強まる中、運賃の下落などを...全文を見る
○瀬古委員 今まで荷主に対して、無理なダンピングなどが労働条件の悪化や過積載につながっているんだ、これを改善しなさいというような一定の何らかの要請だとか、そういうものは出されたことはあるんでしょうか。
○瀬古委員 そのような御指導をされて、昨年十一月二十一日には大阪労働局長名で荷主関係団体の長あての通達を出しておられます。  本来運転のプロであるトラック運転手の交通労働災害に占める割合が半数になっている、これは大変問題だということを指摘して、荷主の方々が無理な発注条件、過積載...全文を見る
○瀬古委員 改めてこの問題を重視していただいて、指導を徹底するための通達、もしくは、とりわけ重大事故を起こしているところへの立ち入り、指導監督、こういう点での強化はどのように考えてみえるでしょうか。
○瀬古委員 もちろん、全体で共同してやっていくということが大事なんですが、これまで重大な事故がずっと起きていて、そしてプロである運転手が事故を起こさざるを得ない事態にどんどん今追い込まれている。これは、一番中心である経済産業省がもっとしっかりやらなきゃならないというふうに思うんで...全文を見る
○瀬古委員 改めて、営業用自動車の死傷事故件数を減少させるためにも、政府は荷主による運賃ダンピングや過積載、過労運転を防止させるために全力を尽くしていただきたいと思います。  国土交通省はもちろんですけれども、一番責任のある経済産業省ももっとしっかりリーダーシップをとってやらな...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。終わります。
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました自動車損害賠償保障法及び自動車損害賠償責任再保険特別会計法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が、政府再保険を廃止し、支払い審査も死亡や重度後遺障害など一定のものに限っ...全文を見る
06月08日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の測量法、水路業務法の改正は、明治初期に採用された日本独自の測量基準を新しい測量基準に変えようというのですから、これ自体は地図にかかわる大変大きな変化だというふうに思います。  まず伺いますけれども、今回の改正に伴う影響...全文を見る
○瀬古委員 例えば、学校などで緯度経度の標識を立てているところがあるのですね。うちの学校は緯度何度、経度何度という標識を立てているところ。これは、教育上の問題で立てている場合があるわけです。  紙に印刷された地図の上では、見かけの上では位置が動くわけではないけれども、実際に緯度...全文を見る
○瀬古委員 これは学校の例だけでなく、我が国は各所に経度緯度にちなんだモニュメントなどが数多く存在しているということもあります。これらは、例えば、一番東の端だとか一番北の端だとか、緯度経度を書きかえるだけで済むという場合もありますけれども、その位置では意味をなさない、例えばここが...全文を見る
○瀬古委員 地形図の四隅に表記された緯度経度の数値というのは修正すれば済みますけれども、先ほど出ておりましたように、コンピューターなどで緯度経度を使って地図上に位置を表示したりする場合は、使用する地図の測地系と緯度経度の測地系が違うと、ずれが生ずることになる。  関係者の中でよ...全文を見る
○瀬古委員 点データの場合の変換は比較的容易かもしれませんけれども、面データになると少し大変になります。例えば、工事の現況図というようなものはどうなっていくのか。  あるいは、測量法による成果としての地図、こういうものをつくり直すには大変経費がかかるということになってまいります...全文を見る
○瀬古委員 今の測量法、水路業務法についてはこれで質問を終わらせていただいて、少し時間がございますので、若干幾つかの点、御質問いたします。  一つは、五月の十九日に三重県の桑名市の播磨地区上空において起きました飛行訓練中のヘリコプターと小型機が衝突、墜落、炎上した事故の問題でご...全文を見る
○瀬古委員 事故調査委員会が調査をしていただいているという点でも、大変重大な事故の位置づけだと思うのですけれども、この事故報告は、大体めどみたいなものは、一定の中間報告などは予定されているのでしょうか。その点、いかがでしょうか。
○瀬古委員 訓練空域に関係する自治体は、今お話しさせていただきましたように、住民の不安を解消するためにも訓練空域からの除外を要望しております。  住居が密集する地域の上空を訓練空域に指定することは、私は大変問題があると思うのですね。大臣は、事故後、空域の見直しを示唆されたという...全文を見る
○瀬古委員 民間訓練空域が全国で四十九カ所あると言われております。私も先ほど航空局から民間航空機の訓練空域の地図をいただいたのですけれども、中には、確かに市街地を外しているところもありますが、ぐっと市街地に入り込んでいるというところもございます。それで、一定空域の中で、入る台数と...全文を見る
○瀬古委員 例えば燃費の問題で、もう少し移動すれば市街地を避けられるけれども、安上がりにしようと思うと、近くの、民家のあるところでやる、こういうことだってあるわけですね。  それで、今桑名の地域の子供たちはどうしているかというと、上に飛行機が飛んでくるだけで、ひょっとして落ちて...全文を見る
○瀬古委員 被害に遭った佐藤直文さん方では、五人家族のうち、三人が西隣の直文さんの両親の家に、二人が近くのお兄さんのお宅に仮住まいされている状態です。今これらの住民への措置、補償など、事故後、中日本航空会社をどのように指導していらっしゃるのでしょうか。また、こういう事故の場合の補...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ万全の補償の体制をお願いしたいと思います。  最後に、自己水源の問題について若干伺います。  ダムの開発による水の供給に依存する余り、放棄または縮小してしまった都市の自己水源、いわゆる地下水の問題なんですけれども、これを今再開するとか拡大する自治体がやや出てき...全文を見る
○瀬古委員 今私が指定しました長良川の水とそれから徳山ダムの水、そういうものが、おいしい、いい地下水があるところにも押しつけられるという問題は、今大臣が言われたように、やはり個々に見ていただいて、きちんとそういう地元の住民の意向も大事にして建設計画の見直しをぜひやっていただきたい...全文を見る
06月12日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第21号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。では、質問させていただきます。  今回の土地収用法の改正は、昭和四十二年の改正以来抜本的な改正がなされない中、そして、今回、想定しなかった状況に直面する状況、それへの対応策として...全文を見る
○瀬古委員 引き続いて原科先生にお伺いしたいんですけれども、土地収用の認定に関して住民参加が出発点から不十分なまま進行しているという事業で、これをいろいろな認定手続、義務的な手続で一応チェックできるという仕組みをつくり、例えばそれに住民が行って意見を言っていく、それから、例えば司...全文を見る
○瀬古委員 横島先生と原科先生に伺いたいと思うんですけれども、今回の土地収用法の仕組みで、事業官庁である国土交通省が、例えば自分の事業認定をするというところでは、大変不公正だという意見が住民の不信の原因にもなっております。今回の改正による、事業認定の手続における社会資本整備審議会...全文を見る
○瀬古委員 貫洞参考人にお伺いしたいと思うんですが、参考人は東京都の収用委員会の委員長としての御経歴をお持ちなんですけれども、いわゆる日の出のごみ処分場についての裁決で、このように述べておられます。「事業認定が違法であるかどうかは、原則として収用委員会の審理の対象にならない。ただ...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、貫洞参考人に伺いたいんですけれども、例えば、裁決の中で述べられている「重大かつ明白なかし」という場合は、どういう場合が重大かつ明白な瑕疵という例示に当たるんでしょうか、その点、どのようにお考えでしょうか。
○瀬古委員 以上、時間が参りましたので終わらせていただきます。どうも、きょうは参考人の皆さん、ありがとうございました。
06月12日第151回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、金庫株を解禁する商法等改正等及び関連整備法案に対し、反対討論を行います。  財界の長年の懸案であった金庫株を解禁する商法等改正は、持ち合い株式解消の受け皿や株価対策に活用できるとの理由で、資本充実や債権者・株主保護などを目的とした商法の基...全文を見る
06月13日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第22号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  「財産権は、これを侵してはならない。」とする憲法二十九条第一項がございます。そして、その第三項では、正当な補償のもとに、公共のために用いることができるとしておりまして、その憲法の条項に基づく法律が土地収用法でございます。  ...全文を見る
○瀬古委員 トラスト運動がなぜ起きるのか。  私は愛知の出身ですけれども、愛知万博にしても、シデコブシ、ギフチョウ、オオタカなどのいる貴重な里山を、環境アセスも大変不十分なまま工事をどんどん進めようとしました。そこで、全国の自然を守りたいという人たちがトラスト、立ち木トラスト運...全文を見る
○瀬古委員 収用法の段階については、どう改善するかというのは私も聞いておりますし、この問題は、また後でお話ししたいと思うのです。  その以前の段階で、事業法そのものについても、きちんと手続的に変えなきゃいかぬのじゃないか、住民の合意がきちんと得られる、そういう仕組みに変えていか...全文を見る
○瀬古委員 今までの事業法においても、例えば事前説明会だとか公聴会というシステム、制度があるわけですね。これについても、いろいろ問題が指摘されているわけですね。ちゃんとした公聴会や事前説明会というのが、きちんと住民合意の場になっていない、一方的に説明するだけで打ち切り、こういう状...全文を見る
○瀬古委員 三十年間これが変わらなかった、ある意味では、そういう事前の計画段階の場合に住民の合意が得られるようなシステムが検討されなかったという点では、今大臣が反省も含めてお話しされたと思うのですね。  しかし、では、その姿勢が本当に変わったのかどうかという点では、私は、幾つか...全文を見る
○瀬古委員 私は、百人のうち一人が反対したら何が何でもだめだという立場じゃないのです。最終的には、収用法も必要だと私は思っています。しかし、そこに至るまでの過程を本当に丁寧にしていただきたいと思うのですね。  先ほど公聴会の問題を言いましたけれども、二十五人が反対だと言って、一...全文を見る
○瀬古委員 大臣はいらっしゃったけれども、住民にうそをついて、それで認可しちゃったんです。いらっしゃった大臣もいるわけですよ。そこでは、やはりきちっとした住民との誠意ある対応が必要だと思うのです。  今大臣は、今後、この収用法自身に、いろいろな住民の声を聞く、そういうシステムを...全文を見る
○瀬古委員 例えばごみの問題でいいますと、そこの地権者だけの問題じゃないでしょう、そのごみを出している住民だってかかわり合いがあるわけです。今大臣が言われたのは、本当にそこに、地元に住んでいる人だけの話でしょう。そんなことはないのです。  私は、例えば愛知万博の問題なんかに取り...全文を見る
○瀬古委員 私は海上の森のある瀬戸市に住んでおりましたからその事情はよくわかっておりますし、実際には、この話は通産省や財界から持ち出されたという事実経過もつかんでおります。  そして、海上の森は、本当に豊かな森で、世界からも残してほしいという、そういう貴重な絶滅危惧種の動植物が...全文を見る
○瀬古委員 そういう点では、単なる説明責任だけじゃなくて、合意形成をきちっと踏まえてやる、こういう建設省の建設白書に書かれた立場は、明確に、これからきちんと踏襲していくというふうに確認させていただいてよろしいですか。
○瀬古委員 そこが大事なところなのよね。いろいろ説明します、これからも一生懸命やりますといっても、住民合意の形成という点では否定されるでしょう。これをやるなら、さっき言われたように、法制度の改正だって必要になってくるわけです。そこは無理だという御意見でしょう。いろいろやりました、...全文を見る
○瀬古委員 このメンバーは、バランスよく選べばいいという問題じゃないんです。この収用法を申請する事態はどういう事態かというと、もう社会的には紛争状態なんです。ある意味では、意見が対立して、そしてお互いに話し合えないところにまで来ているという状態なんです。  そういう場合は、当然...全文を見る
○瀬古委員 こういう公共事業のあり方で、先ほど言っていますように、やはり住民と話し合いながら進めるという中で、文句があれば訴訟で訴えればいいじゃないかという姿勢は、私は問題だと思うんです。「第三者機関については、国の事業の場合、国土交通相の諮問機関の社会資本整備審議会を当てる、と...全文を見る
○瀬古委員 それぞれ、まじめに仕事はなさっているでしょう。しかし、こういう徳山ダムみたいな任用の仕方も、これは一生懸命やっているからいいのだというふうに、こんな居直りされたら、これから、一生懸命やっている人はどんなにつながりがある人だっていいということになっちゃうので、こういう点...全文を見る
○瀬古委員 しかし、実際に、収用委員会をちゃんとした、正確な判断をしようと思えば、少なくとも関係者が訴訟の知事の代理人になるなんということは私は非常識きわまりないと思うので、これは意見の違いですけれども、こういうことはもうどんどんやってくださいよみたいなことを国土交通省が言われる...全文を見る
○瀬古委員 民事局長はこれで結構ですので、御退席くださって結構でございます。  次に参ります。  本法案では、第三セクターが設置しようとする廃棄物処理施設についても、新たに収用適格事業に追加しようとしております。第三セクターについて、情報公開法または関係条例の規定において、国...全文を見る
○瀬古委員 今回の改正法案は、収用裁決の手続においては、重要な局面で手続を簡略化、合理化することが盛り込まれております。相当期間内に署名押印をしない所有者等について首長の代行署名を可能にするとか、権利者が多数の場合は土地・物件調書作成を公告縦覧方式でできるようにする、また審理手続...全文を見る
○瀬古委員 権利者の権利を阻害しない範囲でということなんですけれども、実際には、権利者がいろいろ迷ってまだ考えている最中だ、そういう場合でも問答無用ということでさっさと代行署名に切りかえてしまう、こういうことはありませんか。
○瀬古委員 現行法では代行署名に切りかえることができるのは、署名押印を拒んだとき、または、することができないときとしております。拒んでもいない、客観的にすることができないわけでもない、今まだ考えているんだ、こういう場合には、署名をしないというだけで代行署名に切りかえることになるん...全文を見る
○瀬古委員 考えても考えても、強引なやり方がとられた場合は、相当の期間内、考えざるを得ないという場合だってあるわけですね。それを、ある意味では、文字どおり憲法に規定されている財産権の問題も含めて、それを否定してしまうようなやり方というのは本当に合理性があるのかどうか、この点は慎重...全文を見る
○瀬古委員 もう時間がございません。たくさんまだ質問を残したままなんですが、また引き続き委員会で審議をさせていただきたいと思います。  今言われた研究会の報告そのものが私は問題があるというふうに思うんです。最初に大臣が認められたように、事業計画の段階で、なかなか住民が物を言えな...全文を見る
06月15日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第23号
議事録を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、内閣提出、土地収用法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  第一に、本法案は、むだや自然破壊の公共事業への住民の反対運動を抑え込むことを目的としており、強権的な公共事業の推進を制度的に担保するものであります。  土地・物...全文を見る
06月19日第151回国会 衆議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、日本共産党及び社会民主党・市民連合提出の修正案に賛成し、内閣提出、民事訴訟法の一部を改正する法律案並びに与党、民主党、自由党提出の修正案に反対の討論を行います。  本改正法案は、五年前の民訴法全面改正の審議において、公文書の文書提出命令の...全文を見る
06月20日第151回国会 衆議院 国土交通委員会 第24号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  第一点について伺いますが、基準より強度の弱いコンクリートパイルの製造、それが十分検査されていないという問題についてお聞きいたします。  最初に、最近、私あてに次のような手紙が参りました。これは今大臣のお手元に同じコピーを置い...全文を見る
○瀬古委員 実際には、この製品が、それこそ規格品として通っているところに問題があるわけです。それから、こういうことが業界でまかり通っているんじゃないかという指摘があるのです。そういう点で、いかがでしょうか。
○瀬古委員 JISのマークがついていても、いろいろなこういう製品が出回っているという問題もありますので、これはある意味では、抜き打ちチェックだとかいろいろやっていると思うんですが、そういう点での、検査体制そのものも、本当に、これを信用するしかないのかどうか、これは調査をしていただ...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、この業者そのものもそうですけれども、業界全体がこういう危険性があるというので、やはり抜き打ち的に一定の調査体制、検査体制を強化してもらいたいと私は言っているのです。  名前も、例えば今ここにあるように、違う会社の名前をつけて出したりしているわけでしょう。そ...全文を見る
○瀬古委員 この環境影響評価書の内容は、例えば地上一・二メートルにおいては環境保全目標を達成するとはっきり書いてあるわけですね。それから、二階以上の住居については環境保全目標を達成するように努める、こういうふうに分けているわけです。ところが、一緒くたにして、達成できるように努める...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ住民の皆さんには正確なパンフレットを配っていただけるように、一カ月もかからずに判断をしていただきたいと思います。  そこで、騒音、大気汚染の予測対象時期を二〇二〇年にしています。そして、二酸化窒素や浮遊粒子状物質が十七から十八分の一にまで激減するという排出係数を...全文を見る
○瀬古委員 さらに、設計速度の問題なんですけれども、今、六十キロプラス十キロという形で、予測される走行速度について説明会でお話しなさっているんです。ところが、実際には速度は九十キロぐらいで走っている、夜中になれば百キロを超えてどんどん車が走っているという状況なんですね。  そう...全文を見る
○瀬古委員 実際には、実態というのがそれぞれの道路によって違ってくると思うのですね。制限速度で六十キロといっても、プラス十キロをちゃんと計算してやられているわけですよね。そういう点で、やはりその状況に応じた形でやらないと、六十キロプラス十キロでいいぞといって基準に全部当てはめても...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。これで終わります。
06月22日第151回国会 衆議院 法務委員会 第21号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  現代社会はカード社会と言われており、決済機能としての各種カードが重要な役割を担っております。カードの偽造、変造による被害額はここ数年特に激増して、昨年は百四十億に達しようとしていると言われております。決済機能としての安全性、社...全文を見る
○瀬古委員 この故意または重大な過失という場合に、全くそうでない過失、そういうものとの境界といいますか、それはどういうように決めていくのかという問題なんですけれども、当然、利用者の故意でない、善意もしくは無過失という場合はカード会社が負担するわけですけれども、なかなかカード会社が...全文を見る
○瀬古委員 同じ日経新聞でこういう項目がございます。  「自分のクレジットカードの利用・保管状況をもう一度チェックしてみよう」というのがありまして、その中に、「カードを利用する際は常に目の前で決済してもらうよう心がけている」イエスかノーか、こういう問いがございます。店員に手渡し...全文を見る
○瀬古委員 国民生活センターのクレジットカードに関する苦情相談件数なんですけれども、平成十年度が二千六百十九件、平成十一年度が二千九百二十七件、平成十二年度が三千五百六十八件とずっとふえております。  それから、相談の内容も、例えばこういう場合があるのですね。利用していないクレ...全文を見る
○瀬古委員 法案の中身に少し触れたいと思うのです。  百六十三条の二、百六十三条の三では、いずれも、「人の財産上の事務処理を誤らせる目的で、」とございます。いわば悪用する目的であることを規定しているのですけれども、なぜこの目的の規定があるのでしょうか。
○瀬古委員 特に所持についてなんですけれども、例えば運び屋とかあるいは宅配業者の場合はどのような対応をすることになるのでしょうか。中身を知らないということもあるわけですけれども、その点、いかがでしょうか。
○瀬古委員 特にプリペイドカードの場合なんですけれども、現在世に出ているプリペイドカードすべてが、テレホンカードのように穴あけ方式というわけじゃないのですね。ハイウエーカードだとか、私が住んでおります名古屋の地下鉄のカードなども、裏に印字されるだけのものもございます。クレジットカ...全文を見る
○瀬古委員 偽造品かどうかというのをなかなか所持者が見分けがつきにくいということになりますと、この今回の法案が、本来悪を取り締まるということが目的なのに、善良な市民の生活にまで入り込んで、おいこら式というか、カードを見せよみたいな、こういうことになるんじゃないかということが危惧さ...全文を見る
○瀬古委員 クレジットカードのキャッシング機能や、キャッシングカード、デビットカードについては、金融庁または総務省が所管をしております。プリペイドカードは非常に種類も多く、多省庁が関係しているわけです。関係省庁の連絡協議会というのも設けられていると聞いておりますけれども、取り締ま...全文を見る
○瀬古委員 以上。終わります。ありがとうございました。
10月19日第153回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  ハンセン病国賠訴訟の熊本地裁の歴史的な判決が出ましてから早くも五カ月がたちました。控訴断念に至るまで、法務大臣自身も原告に直接会われ、元患者さんたちの一人一人の背負った歴史の悲惨さについて聞いていただきました。控訴断念の日、あ...全文を見る
○瀬古委員 判決は確定をしたわけです。幾ら政府が往生際悪く声明を出したとしても、判決の内容は変わらない、確定している。結果としては、国会は、その責任を認めて謝罪決議を上げたのですから、立法不作為責任を認めたわけですね。除斥期間についても、一九九六年のらい予防法を廃止するまで人間ら...全文を見る
○瀬古委員 私は、そういう姿勢が、やはり本当に反省がない今の政府の姿勢にあらわれていると思うんです。おまえたちが気の毒だから控訴はしないけれども、判決には納得しないぞという態度だと思うんですね。人権を守るべき法務省が確定した判決結果を尊重するという態度をとらないで、どうして長い間...全文を見る
○瀬古委員 相続法理に基づいて、生前有していた元患者のその相続ということが当然できるわけです。  そこで、七月二十七日、熊本地裁が、遺族原告については相続法理にのっとり、また、入所歴なき原告については、熊本地裁判決に従えば入所歴なき原告も国家賠償請求権を有するとして、和解に関す...全文を見る
○瀬古委員 家族の置かれた状況はさまざまであっても、きちんと国家賠償請求権を有している、いろいろな家族の事情があっても、それは遺族としてきちんと請求権があるんだということは、もう法的な相続法理にのっとっているんだ。そしてまた、今副大臣が言われたように、入所歴なき原告についても、確...全文を見る
○瀬古委員 これで長々とまた最高裁まで引っ張って、ともかく裁判の最終決着が出るまでやるんだということではないですね。それは誠意を持ってきちっと対処していただくということでよろしいですか。大臣、副大臣、いかがですか。
○瀬古委員 長々とやらないですかということです。熊本判決を重く受けとめているということについては私も理解をしていますし、そういう立場からこの判断をぜひ下していただきたいというふうに思います。  では、時間がございませんけれども、ハンセン病の元患者さんたちの残された人生をどう豊か...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ温かい御配慮をお願いしたいと思います。学籍回復は、ふるさとへの熱い思いを持っている全国のハンセン病元患者さんたちに希望をもたらします。また、浅井さんのように、ふるさとで学籍を奪われ、学校を真っ白に消毒されて追われ、学ぶ機会を失った元ハンセン病の患者さんたちの名誉回...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。これで終わります。
11月07日第153回国会 衆議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  では最初に、井手参考人にお聞きしたいと思います。今回の改正案提出に当たりまして、交通事故のために愛する家族を失った遺族の皆さんが悲しみや困難を乗り越えて今日まで勇気ある行動や発...全文を見る
○瀬古委員 この裁量的免除の問題について、今、井手参考人のお話にもありましたように、ずさんな、ある意味では不十分な捜査という問題がございます。実際には、今回の裁量的免除をやることによってもっとそういう調査そのものがずさんになるのではないかという御意見もございます。  その点で、...全文を見る
○瀬古委員 被害者の被害感情という問題なんですけれども、そういう場合にもかなり被害者に一定の情報が開示されていないと、今井手参考人の方からお話ありましたように、この方が何回もかつて事故を起こしている、それを十分知らないままだったとか、軽い傷害だったのでいいかと思ったけれども後から...全文を見る
○瀬古委員 川端参考人にお聞きします。  危険運転致死傷罪の問題なんですけれども、これは、構成要件を明確にするということは私はやはり当然だと思うのですけれども、今回かなり明確にするために絞り込んだと。そういう意味では、本当にこれで適用されるのだろうか、適用するケースが少なくなる...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。終わります。
11月09日第153回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、ダム建設の談合問題について伺いたいと思います。  談合問題がマスコミをたびたびにぎわしております。昨夜もテレビで、横須賀市が談合問題に取り組んで、事業費を大幅に見直して、そして財政難を解決したというお話が放映されており...全文を見る
○瀬古委員 法律までつくって万全の態勢をとっておられるという御答弁でございました。  では、公正取引委員会としては、談合を防止するためにどのような施策を講じておられますか。
○瀬古委員 私どもの日本共産党の機関紙であります赤旗は、ダム工事について、ゼネコン業界の談合で本命とされた企業名一覧を記した内部文書を入手いたしました。国土交通大臣と公正取引委員会にはそれを事前にお渡ししております。委員の皆さんにはその一部を配らせていただきました。  赤旗の調...全文を見る
○瀬古委員 公正取引委員会では、「独占禁止法と入札談合問題」というパンフレットを出していらっしゃるわけですよね。  この中ではどういうふうに言っているかというと、「入札談合は、典型的なカルテルで最も悪質な独占禁止法違反行為のひとつです。」このように書いてあります。そして、この問...全文を見る
○瀬古委員 大変重大な問題なわけですから、私は、公正取引委員会としては、職権できちんと調査をするということを当然やらなきゃならないというふうに思うんですね、職権探知という場合がきちっと位置づけられていますから。私は、もう本格的にこれは調査をやっているんじゃないか、そう期待している...全文を見る
○瀬古委員 この報告などは口頭でも構わないということになっていて、そういう意味では、公正取引委員会がやる気があるなら、どんどん受け入れて、しっかりと調査に着手すべきだと思いますね。  そういう点では、こういう場で私もお話ししていますけれども、改めて必要なという場合でしたら、ぜひ...全文を見る
○瀬古委員 手続上はわかりましたけれども、こういう事態がもし確定したとすれば、当然、当該行為の差しとめなどがあり、全面的にダム工事はストップするということになるんでしょうか。どういう形が想定されるでしょうか。
○瀬古委員 では、国土交通大臣にお聞きしたいと思うんですね。  私どもの出した資料は具体的な、どこが出所でということも全部明らかにして、大変リアルな事実をきちんと出させていただいております。  そういう意味では、もしこのような談合が、ほとんど全国の主なダムなどは網羅していると...全文を見る
○瀬古委員 私が先ほど述べました、本命企業が明記されていて、ほとんど百発百中に近い。こういう問題について、山崎建設から聞いて、それでもう終わりなんですか、国土交通省の調査としては。  私たちは山崎建設にも問い合わせをいたしました。これは私たちの報道でも書いておりますように、はっ...全文を見る
○瀬古委員 直ちに調査をするということは、もうこれ以上無理だというお考えですか。それとも、さらに調査は可能だというふうにお考えですか。
○瀬古委員 今回指摘された浅川ダムのある長野県の田中康夫知事は、調査して、事実ならさかのぼって、契約自体が成立しない、このように述べています。当然ですね。国民の税金である以上、このぐらいの姿勢が求められていると思うんですね。  今言いましたように、高値の受注、それこそ落札価格が...全文を見る
11月09日第153回国会 衆議院 法務委員会 第10号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  刑法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。  この法律の第一の改正点は、悪質、危険な運転により人を死傷させた者に対する罰則を、現行法による業務上過失致死傷罪から、新設の危険運転致死傷罪を適用することで重罰化し...全文を見る
○瀬古委員 アルコールの影響により正常な運転が困難な状態とは、お酒を飲んでいるだけでは適用されない。お酒の影響で正常な運転が困難だったということを立証しなければならないわけですね。現行犯や目撃者がある場合はともかく、ひき逃げや後日出頭では立証が大変困難になってまいります。  ま...全文を見る
○瀬古委員 無免許運転や無車検、それから無保険の暴走車、それから共同危険行為、暴走行為など、こういうものが、今回、危険運転から除外をされています。  これは社会的にも許されないものとして定着しております悪質運転の事例だと思うのですけれども、今回の危険運転致死傷罪から除外したのは...全文を見る
○瀬古委員 改正の第二点目なのですけれども、刑の裁量的免除の新設について、この立法の趣旨は、悪質犯罪の重罰化を行ったこと、免許所持者が多いので、過失による軽微な交通犯罪で多くの国民を前科者にすることは避けた方がよいとしているわけですね。  現実には、交通犯罪の場合、業務上過失致...全文を見る
○瀬古委員 起訴される交通事故における業務上過失致死傷の事件が、この間、実際には起訴率がずっと減ってきているわけですね。そういう意味では、重大な死亡事故の場合でも不起訴になる場合も出てきている。  なぜこの起訴率がどんどん下がってきているのでしょうか。その辺はどのように分析され...全文を見る
○瀬古委員 今回の刑の裁量的免除によって不起訴、起訴のあり方が変わってくるのでしょうか。不起訴はさらに多くなるということはないのでしょうか。
○瀬古委員 刑の免除を決定することは国民に交通犯罪に対する軽視を一層流布するようなもので到底認めるわけにはいかないという被害者らの批判がございます。その点はどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。
○瀬古委員 刑の免除の前提になります適正な事故捜査への悪影響は出てこないだろうかという心配がございます。不起訴になると、どうせ不起訴になるんだからということで現場の調査意欲が低下する。今でも被害者の皆さんからしますと大変ずさんな調書づくりの実態がある。それが一層手抜きになるのじゃ...全文を見る
○瀬古委員 今までもそれなりに頑張っていらっしゃるというのだけれども、実際には現在のやり方に大変ずさんなやり方があるということについて、具体的な内容はまた後でお話ししますけれども、出ているわけですね。そういう点では、もっと充実してもらいたいのに、実際に人がそこからいなくなってしま...全文を見る
○瀬古委員 それは、現場の捜査をする警察官の皆さんの教育ももちろんあるかもしれませんが、それだけでは保障できない。やはりそういう体制もきちんと保障されなければそういう問題についても充実した内容になっていかないと思うのですが、この点は後でもう少し触れていきたいと思います。  縁故...全文を見る
○瀬古委員 交通事故被害者も国民も、一致した願いは事故防止だと思うのですね。そこで、厳罰化で果たして事故をなくすことができるのかどうかという問題についてお伺いしたいと思うのです。  実際、昭和四十三年に刑法改正が行われました。そしてその後、昭和五十二年ごろまでに、交通事故発生件...全文を見る
○瀬古委員 抑止効果があるということなんですけれども、しかし、本来、事故を防止する、それから悪質運転をできるだけ早期に発見してこういうものをなくしていくという点でいうと、もっともっと解決しなければならない前提条件があると私は思うんですね。やはり、事故、被害の具体的な分析というもの...全文を見る
○瀬古委員 しっかりした体制をつくっていただくということが大事なんですけれども、今回のとりわけ情報の開示の問題というのは、私は大変重要だと思うんですね。  今回の刑法改正案とあわせまして刑事訴訟法等の改正が提案されております。現行刑事訴訟法では、捜査や裁判については照会規定があ...全文を見る
○瀬古委員 情報の問題も、最初の初期的な捜査の段階で大変ずさんな問題があるので、いろいろな積み重ねというけれども、最初のときからもう狂っている、ある意味そういう問題なども随分指摘されているわけですね。  そして、今の事件の大半が不起訴になってしまう。そうすると、なかなか請求して...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ一層努力をしていただきたいし、情報開示の問題についてもさらに検討を加えていただきたいと思います。  もう一つ、交通事故捜査に対する強い不信の要因は、交通事故の捜査自体が極めて非科学的なことだという問題なんです。現場で医学的な知識のない警察官が事故処理をしてしまう...全文を見る
○瀬古委員 この問題については、もっと十分研究もしていただきたいというように思います。  では、昨年の交通事故の死者数は九千六十六人、これは事故発生から二十四時間以内に亡くなった数なんですが、二日目以降は、三十日以内だと一万四百三人に上ります。負傷者数は、昨年、重傷者、軽傷者合...全文を見る
○瀬古委員 それだけやっても十万人の死者が出る、こういう御計算でしょう。私は、やはりもっと抜本的な対応が必要だと思うんですよ。  例えば、今、自動車保有台数がどんどんふえている。この問題についても、ふえるのと同時にやはり事故が発生しているわけですよ。では、その自動車の保有台数を...全文を見る
○瀬古委員 今言われたように、事業者や運転手にもっと教育をやる、スピードを出すなというのはわかるけれども、今業界の要望は、今回の規制緩和で一層激しく運賃や料金競争でスピードを出さざるを得ない、そうでないと会社がつぶれてしまう、こういう状況が声として出されているわけですね。ですから...全文を見る
11月16日第153回国会 衆議院 法務委員会 第11号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  法案質疑に先立ちまして、去る十一月十四日、薬害ヤコブ病裁判について大津、東京両地方裁判所から出された和解の所見について、法務大臣に質問いたします。  この所見は、薬害ヤコブ病の患者、家族の深刻な被害の実態を直視し、被告企業と...全文を見る
○瀬古委員 厚生労働大臣も、裁判所の意向などもよく尊重したいというふうに言っていらっしゃいます。森山大臣は、ハンセン病訴訟のときにも、直接原告の皆さんにお会いしていただいて、そして感想などもおっしゃられていましたけれども、それなりの対応をしていただいたというふうに思っています。 ...全文を見る
○瀬古委員 慎重にというよりも積極的に、より大臣がリードしていただきますようにお願いしたいと思います。  時間がございませんので、次に参ります。  育児休業に関する法律の一部改正案の問題ですけれども、今回の改正では一般公務員のような代替要員の確保措置がないのはどうしてでしょう...全文を見る
○瀬古委員 日本の裁判官の忙しさというのは世界有数だ、ある意味では異常な面もあるというふうに言われているんです。  東京弁護士会司法改革推進センター編集の「裁判官がたりない日本」、こういう本がございます。この中では、裁判官を退職した弁護士を対象として聞き取り調査が行われておりま...全文を見る
○瀬古委員 裁判所における男女共同参画の問題は、以前も私も取り上げさせていただきました。七月には、裁判所職員の女性職員の採用、登用の拡大に関する意識調査が行われました。それなりに努力されているということを認めたいと思います。管理職、女性職員、退職者を対象にアンケート調査がされてい...全文を見る
○瀬古委員 職員についてはこのようなアンケート調査をしていただいたんですけれども、裁判官については、実際にどのような今現状にあるのか、把握、分析、検討、こういうものについて、どのように行われているでしょうか。アンケートなど裁判官についてはやったことがございますでしょうか。
○瀬古委員 女性がどういう立場に置かれているかという問題は、裁判所のみならず、いろいろな職場でもありますし、民間の場合は、とりわけ賃金差別という問題が大変大きゅうございます。そういうものをしっかり裁判官がつかんで裁判に当たるということも、先ほどの、育児休業についての考え方というか...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、規約人権委員会で指摘されている教育及び研修プログラムの改善という点では、はっきりと踏み込んだ改善は出される御予定ですか。
○瀬古委員 裁判官が、子供を産み育て、そして介護するなど、市民的なそういういろいろな経験や苦労を身につける、そういうものが裁判官にとっても大変重要な意味を私は今後持っていくのだろうと思います。  そういう意味では、一層市民感覚を豊かにしていくという意味でも、そういうジェンダーの...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、この後に提案される予定になっています民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案に関連して、質問をいたします。  まず最初に、PFI法が成立して以来、法の施行状況は国、自治体でどのよ...全文を見る
○瀬古委員 民間活力導入のかけ声のもとで事業破綻が相次いでおります第三セクター方式では、事業破綻になればどうなるか。民は撤退して負債は官が背負うというパターンが繰り返されてきています。PFI方式が第三セクターの二の舞にならないという保証は一体何だったんでしょうか。
○瀬古委員 このPFIによって官民の責任分担が明確化されるということになればきちんとその処理がされるのかという問題なんですね。  経済企画庁は、一九九九年一月に出した「PFI推進研究会中間とりまとめ」では、「契約による明確化」としてこのように言っています。「民間が負担すべきリス...全文を見る
○瀬古委員 民間の事業者の知恵や経験を生かせば、より合理的になるか。逆の場合もあるんじゃないかという事例が生まれてきております。このPFIが、自治体の財政難の中で大型公共事業を進めていくための手法に活用されて、新たな利権が生まれているわけです。  例えば、神奈川県では、県立保健...全文を見る
○瀬古委員 今後、この神奈川の例などは、PFI事業としての一つの先験的というか、ある意味では一つの先駆け的な例として、私はきちんと教訓を学ぶ必要があると思うのですね。PFIをどういうふうに導入していくのか、これがPFI事業としてふさわしいのかどうかというチェックをどうするのかとか...全文を見る
○瀬古委員 私たち日本共産党は、もともとこのPFI法については、国、地方自治体の財政が危機的な状況にあっても大型の公共事業をどんどん進める、こういうものだということで反対してきましたけれども、実際に見てみますと、そういう事例がたくさん生まれてきています。  例えば、北九州市の響...全文を見る
○瀬古委員 この事業は、先ほどお話がありましたように事業の発案から終結までやるという点でいいますと、今までの公共事業よりももっとある意味では一貫性というか効率性を求められるので、最初にかかわった企業がずっと最後まで面倒を見るという形式が大変多くなってくるわけですね。そういう意味で...全文を見る
○瀬古委員 町の小さな中小業者まで入れようと思ったら、ある意味では、こういう大がかりなPFI事業で、資金まで準備して、そして設計までやり、あと運営まで責任を持つというふうになれば、私は当然排除されてくると思うんです。  時間がないのでこれ以上言いませんが、特に今回の改正で私は大...全文を見る
○瀬古委員 そんなことは、PFIだから国会議事堂が写真に写るかというのは関係ないことですよ。それはちゃんと公がもう少し国民の立場になってそれをどうするかと考えればいいことで、国民に奉仕する建物やそういうものについて、本来公が考えなきゃならないことです。最高裁判所だって国会だってそ...全文を見る
○瀬古委員 日本共産党を代表して、ただいま議題となりました民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  討論に入る前に、この法律が公共事業のあり方を大きく変え、国有・公有財産にかかわる重大な法案であるにもかかわ...全文を見る
11月28日第153回国会 衆議院 法務委員会 第14号
議事録を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、商法等改正法案外一案及びこれに対する修正案について反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案が、株式会社取締役等の法律、定款違反による会社に対する損害賠償責任額について、実際に発生した会社の損害額の大きさに関係なく一律に、代表取...全文を見る
12月05日第153回国会 衆議院 法務委員会 第15号
議事録を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、人権救済機関のあり方について質問いたします。  人権侵害に対する人権救済制度のあり方を検討してきた法務省の人権擁護推進審議会は、さる五月二十五日、森山法務大臣に最終答申を提出しました。私たち日本共産党は、この答申について、同...全文を見る
○瀬古委員 積極的な救済の対象になるもの、これは今言われたように差別や虐待という関係だと思うんですけれども、それと同時に、では、積極的な救済の対象になるものと、もう一方の簡易な救済といいますか、こういうものとの区分はどうやって分けるんでしょうか。ともかく差別や虐待だけが積極的な救...全文を見る
○瀬古委員 私は、差別や虐待の問題については、これは本当に積極的に救済しなきゃならないというように思いますよ。  同時に、例えば、みずから人権を守ることができないという場合でいえば、わざわざこの答申の中に、薬害だとか公害の問題などは、これはそれとは別のカテゴリーといいますか、い...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、今、全国で起きています公害だとか薬害の問題は、もう訴訟しかないということになってしまうわけですね。それで、何年も何年も訴訟の期間がかかって、そのうちに被害者が亡くなっていくというケースが大変多いわけです。だから、こういうものこそ、ある意味では人権救済の機...全文を見る
○瀬古委員 救済する対象が、そういう公害患者だとか薬害患者だとか、ある意味では本当に弱い人たちが国を相手に立ち向かうということですから、そういう点では、人権救済機関というのはどういう立場に立って仕事をするのか、こういう点が問われていると思うんです。国連人権規約委員会の勧告でも、公...全文を見る
○瀬古委員 先ほどの公害、薬害問題については積極的な救済から除外するみたいな内容になっていて、そして、今一番国民の間でも深刻な事態となっているリストラや首切りなど、突然生活の糧を失っていく、こういうものについては審議会で人権侵害としてきちっと議論されていない、これは大変大問題だと...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお聞きしたいのですけれども、こういう労働者を兵糧攻めにするような、だんだんもう条件が悪くて闘えないような状態にしていく、こういう制度的な問題で、それでまた裁判をやるということになると、もう本当に気の遠くなるような年数がかかり、家族も本人も大変苦労を強いられるわけ...全文を見る
○瀬古委員 司法の補完機関だといいましても、その司法のあり方も本当に長期にわたるというこういうケース、そして私が対象としている問題は、あくまでも相手が公的な機関の場合、そして大企業の場合なんですね。そこをやはりきちんと踏まえていただきたいと思うのです。単なる民民でやり合っていると...全文を見る
○瀬古委員 判決は、事件が国鉄の管理者によってでっち上げられたもの、事件が当局によって仕掛けられたものであるというテープまで見つかったのですね。そして、医師をだまして助役は診断書をとったことも、その医師自身が証明している。この助役は、現在JRの関連会社の幹部として出世をしておりま...全文を見る
○瀬古委員 私は、裁判が長過ぎるから問題だと言っているわけじゃないのです。国や大企業がずるずる延ばして労働者を大変弱い立場に追い込んで、そして、まさに裁判を利用してといいますか、こういうやり方について国の人権救済機関としていかがなものかということをお聞きしているんです。  その...全文を見る
○瀬古委員 終わります。ありがとうございました。