瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第154回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、最初に、ハンセン病問題について質問いたします。  ハンセン病の国賠訴訟につきましては、昨年五月に熊本の地方裁判所の判決が確定をいたしまして、総理大臣の謝罪談話、衆参両院の謝罪決議など、九十年にわたる強制隔離の政策に対す...全文を見る
○瀬古委員 まだ、園長はそれに対してどうなのかということを言っていらっしゃらないわけですね。謝罪もされておりません。ぜひ徹底していただきたいと思うんです。  やはり、多くの人々の勇気と努力によって確認された到達点を後退させるべきではないと思います。原告や入所者の皆さんのこうむっ...全文を見る
○瀬古委員 めりの方だといいましても、私が先ほど言いましたように、このハンセン病の場合は、ある意味では法的な責任があるわけですね。そういう点でいえば、単なるめり張りをつけるという問題ではなくて、それにふさわしい予算と人の確保がされているのか。先ほど厚生労働大臣も言われましたけれど...全文を見る
○瀬古委員 こういう医療の負担というのは、あくまでも、個々のケース、一人一人の負担がどうなっていくのかがやはり大きな問題になると思うんですね。ですから、例えば十何倍にもなるなんという問題になると、その人の命にもかかわる問題になってまいります。  例えば、在宅で酸素吸入の大変な患...全文を見る
○瀬古委員 党も明確に三割負担反対と言っていらっしゃって、突然賛成に変わる。あなたも、公明党から出された、ある意味では公明党から出ていらっしゃる厚生労働大臣ですから、少なくともそれに対してはっきり物を言わなきゃなりませんよね。  あなた自身も三割負担というのを結局認められたんで...全文を見る
○瀬古委員 本当に、国民にこんな負担をさせて、将来安心だという制度ができるんでしょうか。  実際に今まで、医療制度の改悪が行われた九七年に、小泉厚生大臣の時代だったんですけれども、健康保険の本人が一割から二割負担になった、そういうときがございました。そのときには二倍になったわけ...全文を見る
○瀬古委員 将来をという問題もありますけれども、しかし今、国民がもう悲鳴を上げているわけですね。これを、将来のためと。  あなたたちの抜本改革の中に、では本当に未来があるのかというと、実際には国民にはさらに負担を押しつける。例えば、お年寄りの皆さんには、扶養家族になっている人ま...全文を見る
○瀬古委員 この表は、その年齢は五十歳から六十歳までが半数を占めています。そして、三十代や四十歳代の比較的若い世代の死亡も含まれているんですね。そして、少なくとも、今私がお示ししたように、二十四時間以内の死亡がこれだけふえているということは異常だと思いませんか。そういう点では、本...全文を見る
○瀬古委員 日本の医療費は、実際には世界の水準と比べて高くないですよ。先進国と言われている中で、二十九カ国の中で十八位なんですね。日本の社会保障費だって、そんなに高くありません。社会保障をどんどん減らしている国なんて、世界の先進国と言われているところではないですよ。実際には、将来...全文を見る
02月27日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  二月二十二日、JR九州の鹿児島本線の列車衝突事故について伺います。  この事故で百十四名もの方が負傷されました。一日も早い回復をされるように祈っております。  この事故は、普通電車がイノシシと衝突して停車していたところを、...全文を見る
○瀬古委員 私が聞いているのは、このときにJR東日本は改善したわけです。しかし、なぜ九州は、あなたたちが指導なさって、そのままになっていたのかということを聞いているんです。どういう指導をなさったんですか。  このようにやはり人為的なミスは起こり得る、だから一定の何らかの対応をし...全文を見る
○瀬古委員 時間が余りありませんので余りやれませんけれども、結局、見逃したというか、この九州の場合は指導し切れなかったということでしょう。だから、きちっと、今言われたように、JR東日本や四国などがやっているようにやればこういう事故は起きなかったわけです。そういう点で、少なくとも国...全文を見る
○瀬古委員 みずからやれない鉄道会社についてはきちっとあなたたちは指導するべきですよ、あなた、知っていたのだから。今まで事故が起きている、こういう事故が起きて、みんなそれぞれ改善しているのに、ここだけ放置していたわけでしょう。私はやはりそれは責任があると思うのですね。  きちん...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ御指導を徹底していただきたいと思います。とりわけ中小の小さい鉄道などについては、いろいろな整備や体制の問題はぜひ配慮はいただくというようにお願いしたいと思います。  時間がございませんので、次に移ります。  今、一連の疑惑事件、鈴木宗男さんの問題など、政治家、...全文を見る
○瀬古委員 私どもの指摘しました内容で入札結果がなったし、事前に寄せられた情報でも、三つに分割をしたという問題はありますけれども、その後いろいろ分割されたのかもわかりませんが、しかし、そのうち二工区も一致するということでは大変疑いが濃いわけですね。そこで、静岡県は公正取引委員会と...全文を見る
○瀬古委員 公正取引委員会への通知という問題でいいますと、これは公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第十条の中では、違反する行為があると疑うに足りる事実があるときは公正取引委員会に対しその事実を通知するということになっています。最初は、入札前には聞いたけれども、やって...全文を見る
○瀬古委員 解釈というところがいかにも、意図的と言うとあれですけれども、実際に静岡県が三つのうち二つ事前情報どおりだったという場合に公正取引委員会に通報されているわけですから、当然その疑いありということで、きちんと受け取るというのは当たり前でしょう。それをわざわざ、法律の立場で、...全文を見る
○瀬古委員 このような、例えば新聞紙上で知った場合だって、この公正入札調査委員会のマニュアルでは、情報として位置づけて、報告書をつくり、直ちに調査委員会を開くとなっているんですね。  私は一つ一つのダム、今まで入札した幾つか、静岡県のダムそれから北海道のダム、鹿児島県のダム、記...全文を見る
○瀬古委員 あなた、自分たちのつくった委員会のマニュアルそのものを全く理解していないと思うんですよ。これからやる工事だけじゃなくて、今までやった工事が談合の疑いが強いと私は言っているんで、指摘したそのものが受注しているわけですからね。さかのぼって、これが本当に不正がなかったかどう...全文を見る
○瀬古委員 これからいよいよ本格的にと思ったところでもう時間が参りまして残念なんですが、大臣、ぜひ聞いていただきたいと思うのです。  事前に、ここが本命だというふうに指摘されて、それが全くぴったり一致する、そして、これからのものについても指摘しているわけですね、ここが本命だぞと...全文を見る
○瀬古委員 きちっと私が質問したことに答えてもらいたいんですよ。ダム問題について国土交通省の態度はどうなのかと、整備局で委員会も開きもしないで。こういう態度についてどうかと聞いているのに、きちっと答えていただけないので。今後の問題はいいですよ。今の当面の問題について国土交通省は大...全文を見る
○瀬古委員 でも、私はその質問をしているんですから、ちゃんと答えて、そんなずらした答えをしていただいたら困っちゃうんですよ。
○瀬古委員 ええ。でも、ぜひきちっと答えていただきたいと思うんです。でないと納得できませんよ。私はこのダム問題についてどうなのかと聞いているわけですよ。
○瀬古委員 こんな、やはりきちっと質問に答えてくださいよ。  ちょっと私、後でまた理事会で問題にします。
○瀬古委員 お願いします。
03月15日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  法案審議に先立ちまして、北海道開発行政、釧路合同庁舎の工事発注に関連しての鈴木宗男議員の関与について質問いたします。  まず大臣にお聞きしたいと思うんですけれども、去る十二日に、国土交通省は、北海道の野幌東地区の農用地の総合...全文を見る
○瀬古委員 報告書の中でも、今の大臣のお話の中でも、報復的な、見せしめ的なものといいますか、それはどういう内容かということはまだまだこれから事実で明らかにしていかなきゃならない問題だと思っていますが、やはり、何らかの形でこういうやり方が影響を及ぼしたというふうに私は言えると思うん...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお聞きしますけれども、このような事態がもし事実だとすれば、それこそ公共事業にも大きな影響を与えると思うのですね。この強要した人物が実は南幌町の大規模工事を請け負うゼネコン関係者だと言われている。そうすると、今後の工事の影響も含めて重大な問題になってくると思うので...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ調べていただいて、この委員会にも御報告いただきたいと思います。  報告書では、開発庁の所管事業の入札契約に関して、釧路の合同庁舎にかかわる工事の発注に際しては、地元業者を参加させるよう強力な要請を受けたが、ルールは曲げなかったなどと聴取結果がございます。  つ...全文を見る
○瀬古委員 地元の業者の参加の要請があった。しかし、参加するためにルールを曲げよという要請があったんじゃありませんか。ですから報告書には、要請を受けたがルールは曲げなかった、そういう聴取結果になっているんじゃないでしょうか。その点、いかがですか。
○瀬古委員 大変重大な内容だと思うんですね。鈴木議員にかかわっているほかの公共事業の問題なども、ルールを曲げよ、こういう強力な要請がある、こういうことだと思うのですが、この場合もそういう内容だったということなんですね。  私は、このことについて、報告書、もっとその点は詳しく書く...全文を見る
○瀬古委員 いろいろな問題に鈴木議員が関与しているということは、先ほど大臣も言われたとおりなんですね。それで、かなり無理な、強引なやり方をあちこちでしている。  ですから、私は、今度の調査でいろいろな職員の方が率直な意見も出されたと思うんです。しかし、はっきり言って、もっと踏み...全文を見る
○瀬古委員 この例を見ていただいても、文字どおり、入札している、落札している業者から政治献金を受け取っている。こういう手口が本当に明らかだと思うんですね。そういう意味では、やはりきっぱりと、大臣が言われたように、広く薄くといえども、広く薄くたくさん、こうやって一つの工事をとってみ...全文を見る
○瀬古委員 今回皆さんが募集された内容は、構想の段階ではない、文字どおり三年以内で着手できる、そういう見通しがあるものとして募集されていると思うのですね。それで、結局、いろいろな支障があるかもしれない、こっそり聞かせてくださいと。  しかし、この事業が進まないという理由は、例え...全文を見る
○瀬古委員 はい、よろしくお願いします。  このように、最初の段階から知らせないぞ、そしてこっそりと皆さんの言い分を聞きますよみたいなやり方は、私は、この都市再生事業の不透明さ、それから問題点を端的に示しているということだと思うんです。  私自身がこの都市再生の事業で大変心配...全文を見る
○瀬古委員 現在の手続の中身でも、都市計画決定がされる中でも、きちんと住民の声が反映されていない、零細な地権者や賃貸契約者が追い出されているというのが現実でございます。  では、都市再生基本方針の策定とか緊急整備の地域の選定に当たって、どのように各地域や市民の発意を十分に反映す...全文を見る
○瀬古委員 大変私は問題だと思うんですね。  もちろん、地方公共団体の意見を聞くということは当然ですよね。しかし、実際には、そこに住んでいる人たちの声がどういうように反映されるか。その住民の皆さんの声は、地方公共団体がもういいですと言えばそれで終わりなどということにはならないと...全文を見る
○瀬古委員 実際には、枠を決めてから後で話を聞くぞという、こういう姿勢では本当の住民の声は反映できないと思います。とりわけ、その聞く期間も大変短いんですね。都市再生特別地区を決めて都市再生事業を行おうとする民間事業者は、土地所有者の三分の二以上の同意で都市再生特別地区の決定等を提...全文を見る
○瀬古委員 例えば三分の二の問題にしましても、大手のディベロッパーがどんどんと土地を買い占めて、その大部分、住民の地権者としての権利を持っていく。そういう中で、短期間でこういう決定がされていくという点は大変不安だと私は思います。  大臣にお聞きしたいんですけれども、昨日、本会議...全文を見る
○瀬古委員 なぜ進まないのかということについては、やはり住民の意向、そういうものを官も一定の配慮をしなきゃいかぬという問題で、おくれているということがあるわけですね。それをかなぐり捨てて、民がやることについてどんどん時間をアップさせて、住民の声も十分聞かないようなやり方でやってい...全文を見る
03月19日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。三人の参考人の皆さん、御苦労さまです。  最初に、三人の参考人の方にお聞きしたいと思います。  最初に発言されました田中参考人が、この都市再生のプロジェクトは、何といっても国家間の競争、都市間の競争に打ちかつための、人も金も集中...全文を見る
○瀬古委員 林参考人と伊藤参考人にお聞きしたいと思うんですが、今、田中参考人から、例えば、出ていかざるを得ない人たちの話を、よく意見を聞いて実行していくということを発言されたんですけれども、今度の法律の仕組みの中で、そういう住民の皆さんの意見がどう反映されていくかということは大変...全文を見る
○瀬古委員 林参考人にお聞きしたいんですけれども、都市再開発それから都市再生という場合に、今までの区画整理の手法ですと、例えば土地を売って、それで、その売却益で事業費を生み出す。しかし、今の情勢でいうと、それで土地がどんどん売れるという状況ではない。そういう中でこういう大型開発を...全文を見る
○瀬古委員 最後の質問になると思うんですが、伊藤参考人にお聞きしたいと思います。  今の問題、伊藤参考人は東京都庁にお勤めになっていらっしゃったというふうにお聞きしましたが、そういう自治体のこういう開発による負担がどういうふうにかかってきているのかという点を、お感じになっている...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。終わります。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  都市再開発法等の改正について質問いたします。  区画整理についてまずお聞きするのですけれども、法案では、区画整理の中心部分に高度利用推進区を設けることができるようになっております。従来、土地区画整理法八十九条の照応の原則で、...全文を見る
○瀬古委員 高度利用推進区に指定されたら、そこの部分に初めからそういう地域として計画をかけておけば、高度利用を望まない住民は結果として追い出されてしまう。すぐそばにというけれども、高いビルのそばに、その日陰の住宅に、その地域に与えられるということも出てくるわけですね。そういう意味...全文を見る
○瀬古委員 委員長、今まで、公共性のある分野については第二種として公共団体が行ってきたわけですよ。ある意味では、財産権を奪うということは憲法にもかかわる問題なんですね。これを一民間開発会社がやっていいのか。私は、この問題は大変重要だと思っています。  今まで、こういう第二種の開...全文を見る
○瀬古委員 今まででも十分やられていたかというと、そうじゃないのですね。しかし、それを民間の営利を目的とする会社が開発をやろうとしたら、大変それは重要な問題になってくるというように思うのですね。その点では大変重要な、今回の法律の改悪だと思っています。  それから、時間がございま...全文を見る
○瀬古委員 住民には問答無用の追い出し、そういう仕組みをつくる、そして大手不動産やゼネコンのためには至れり尽くせり。民でやれることは民だというなら民に任せればいいのに、それをわざわざ公共が援助してやる。とんでもない法律だと思います。  以上、終わります。
○瀬古委員 私は、ただいま議題となりました都市再開発法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、市街地再開発の施行者に、ノウハウと資力、信用を有する民間事業者が地権者の参画を得て設立する株式会社または有限会社であるいわゆる再開発会社を追加してい...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました都市再生特別措置法案に対して、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、この法案は、都市の再生を緊急に行うことが国家的課題であり、そのために、周辺地域への起爆剤となるような地域に集中的、戦略的に民間の資金、ノ...全文を見る
03月29日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は最初に、国土交通省設置法の一部改正案について質問いたします。  今回の法改正では、支局統合によって行政組織のスリム化を強調していますけれども、とりわけ私が心配しています安全面、そして地域への影響について伺いたいと思います...全文を見る
○瀬古委員 では、もう一点。今度は、海運支局の廃止の問題について伺いたいと思います。  海運に関する組織は、この間一貫して縮小されてまいりました。今回、支局の統合について、大分県の津久見、留萌、そして木江、釜石、こういったところから、とりわけ地元から存続の強い要望が出されており...全文を見る
○瀬古委員 こういう海運支局というのは長い歴史がございまして、また、そこの事情もございます。ぜひ、実情をよくつかんでいただいて、サービスの維持、向上ができるように取り組んでいただきたいと思います。  では、もう一つの法案ですけれども、特殊法人の主たる事務所の移転のための関係法律...全文を見る
○瀬古委員 もちろん特殊法人の移転だけがそれをもたらしたとは言えませんけれども、それは何とか東京の一極集中をなくしていくという一つのねらいがあったわけで、そういう点では、効果がないどころか、その後いろいろ問題が出てまいりました。  例えば、出かけていったところでは、先ほどお話が...全文を見る
○瀬古委員 各地方自治体においても、業務核都市のあり方を今もう一回見直さなきゃならないんじゃないかというように言われているわけですね。今までの延長線上ではいかない事態がございます。  例えば移転先を見てみますと、都市基盤整備公団は、横浜市のみなとみらい21関連街区にある、現在建...全文を見る
○瀬古委員 ともかく、経済的な情勢も社会情勢も変わってきている中で、やはり一定の見直しといいますか、検討はする必要があると思うんですね。実際には、移転をするという場合には移転費用も必要ですし、また、向こうで何か自分たちの建物をつくるのかといったら、そこで借りる、そういうやり方です...全文を見る
○瀬古委員 住宅もそうですけれども、実際には家族を抱えていますので、通勤通学、いろいろな問題が出てまいりますので、ぜひ、一方的に話し合いを打ち切るということがないように、今後とも引き続き努力をしていただきたいと思います。そして、何といっても、全体の計画そのものも、やはりこれでいい...全文を見る
○瀬古委員 今まで、次々と住宅をかわらないというか、ファミリー向けの、そういう方々の住宅、高齢者の賃貸住宅、こういうものについては、民間が開発して、土地の取得までやって、実際に家賃でそれを賄うことは難しい、だから公団が今までそこを引き受けてやらざるを得ないということになってきたわ...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、民間でやれるものはやればいいのですが、民間でやれないから公団でやってきた。公団がやることに何か問題があったんですか。私は、問題があったからこういうふうに変わったというならわかるけれども、民間でやれないからやってきたんですというだけの話で、やってきたのに、民間...全文を見る
○瀬古委員 私は、こういうやり方というのは大変問題になってくると思うのですね。今でも問題ですけれども。  民間でやれることは民間でやるんだと言うけれども、やれないものは条件をしっかりつくってやって、それで、どうぞやってくださいみたいなのは、これは本当の民間でやれることは民間でと...全文を見る
○瀬古委員 国土交通省としては、もし売却などということが起きたら大変なことになる、実際には家賃の減額だってどうなっていくのか、それから、空き家が発生したら店舗などに転用されて、変な店が入るんじゃないかとか——大体、二百万人の理解を得ることは困難だとはっきり言っていらっしゃったわけ...全文を見る
○瀬古委員 例えば棟単位で売却するという場合に、オフィスビルになってしまうとか、それから風俗の業者が入ってくるとか、こういう問題がありますよね。そうしますと、ここの条件である居住の安定の確保という点では問題が出てくるというふうに思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。
○瀬古委員 時間が来ましたので、最後、大臣に一言お願いしたいと思うんですけれども、例えば、先ほどファミリー向けだとか高齢者向けの住宅を民間にゆだねると言うけれども、実際には民間は来ないということだってあるんですね、いろいろやっても。そういう場合には、やはりきちんと国として責任を持...全文を見る
○瀬古委員 終わります。ありがとうございました。
04月03日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  プレジャーボートの活動が国民に普及して、その保有隻数も増加している。それに伴って、小型船舶操縦士の免許保有者もふえております。それだけに、プレジャーボートをめぐる社会的課題が顕在化して、プレジャーボートによる海難事故件数の急増...全文を見る
○瀬古委員 必要最小限の問題として、教育など充実するということになると思います。  そこで、放置艇の問題なんですが、これは他の船舶の通航の障害、それから洪水、高潮時における流れの阻害、艇の流出による災害の発生の原因にもなってまいります。放置艇の受け皿となる保管施設の整備は、先ほ...全文を見る
○瀬古委員 それなりの一定の努力はされているんですが、ともかく五倍も六倍も施設の収容能力と比べてどんどんふえていくという状態なんですね。ですから、その点でも今までの延長線ではない取り組みがやはり必要だというふうに思います。  そこで私は聞きたいんですけれども、静岡県の沼津市の牛...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ話し合いによる解決をやれるようにしていただきたいと思いますけれども、少なくとも一般的に、こういう企業が会員を募集してやる場合は、会員だけふやせばいいというわけじゃないと思うんですよ。やはりそこに係留施設などをきちんと確保した上で事業をやるというのは、一般的に言って...全文を見る
○瀬古委員 私の聞いたのは、もちろんユーザーが自分たちのその艇をどう確保するかということは当然なんですが、マリーナなどで会員を募集して企業がやる場合は、当然そういう係留地も、施設も十分確保してやらなければ、その業者を信頼してやったのに、突然閉鎖になるなどということはあってはならな...全文を見る
○瀬古委員 ユーザーが自己責任で放置艇、沈廃船にならないように努力するということは当然ですけれども、やはりそういう業者の責任というのも大変大事だと思っています。  メーカーだとか販売事業者の責任という場合も、とりわけ、危険な沈廃船問題の解決については大事だというふうに私は思って...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、当面する危険な沈廃船の処理の問題、これはこれから十五年までいろいろ、どういうリサイクルができるかというのを研究なさるのはいいんですけれども、当面すぐ解決しなきゃならない処理の問題がありますよね。こういう問題などは、私は、自治体だけに負担をかぶせるんじゃなく...全文を見る
○瀬古委員 持ち主がわかっている場合は、当然本人がやるということなんですが、私が提案したのは、自動車などは、実際、持ち主がわからない場合は、業界も一定の負担をしてその処理に当たっているわけですよ、いつまでもその放置自動車をほっておくわけにいかないので。そういう点で、何か業界に遠慮...全文を見る
○瀬古委員 以上、終わります。
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、昨年十二月の七日に公布、施行されました文化芸術振興基本法に関連して伺いたいと思います。  この法律に基づいてつくられる基本方針、私は、これに多くの意見そして民意が漏れなく反映するようにすることが大変必要だというふうに...全文を見る
○瀬古分科員 こうした各界から聞かれた御意見を、今こういう要望が出ているんだということも国民の皆さんに公開していただくということはよろしいでしょうか。
○瀬古分科員 我が党としても、今後、お金は出すが口は出さないというアームズ・レングスの原則なども含めて、関係者、国民の要求をもとに振興基本法を生かして、自由、自律を尊重した公的支援の充実のための方策を求めていきたいと考えております。  そこで、私は、公的支援に関連して、税制支援...全文を見る
○瀬古分科員 税制支援というのは第二の予算とも言われております。現在の支援としては、今お話もありましたような寄附に関する問題、税制もございます。指定寄附金や特定公益増進法人、認定NPO法人に対する寄附、それから美術品の美術館における公開の促進に関する法律にかかわる寄附などでござい...全文を見る
○瀬古分科員 こうした税制上の措置などが多くの国民や企業の寄附へのモチベーションになる、こういうようなことをぜひ期待をしております。  そこで、次は子供の問題について伺いたいんです。  芸術文化を自由に創造し、享受することは国民の基本的権利であり、振興基本法の第二条では、「人...全文を見る
○瀬古分科員 そこで、私お聞きしたいんですが、学校の完全週休二日制というのが始まりました。芸術文化に親しみ、子供たちの感受性を養う情操教育というのは、学校教育でも私は重要な柱になるというふうに思います。映画「マイ・フェア・レディ」の原作で有名なバーナード・ショーが、学校は劇場のよ...全文を見る
○瀬古分科員 次に、映画の問題についてお聞きしたいと思います。  一九九四年八月の文化庁の映画芸術振興に関する調査研究協力者会議の報告では、初めて行政として映画の芸術的価値を認めつつ、今この状態が続けば、やがて日本映画が消滅するといった最悪の事態の到来も架空のものでなくなるおそ...全文を見る
○瀬古分科員 一九九六年六月の通産省のシネマ活性化研究会の報告書は、映像関連産業の市場拡大の可能性は映画に対するニーズの高まりへの期待感につながる、これまでテレビやビデオの登場によって衰退したかのように言われてきた映画産業であるが、それらのメディアにおける劇映画の視聴率の高さ、ビ...全文を見る
○瀬古分科員 もっと国がやはりきちんと責任を持つ。海外のいろいろな事情を見てみますと、やはり国が、映画についてもちゃんと責任を持っている、演劇についても責任を持っている。こういう点で、ぜひ力を入れていただきたいと思います。  そこで、私は、一つ撮影所について聞きたいと思うんです...全文を見る
○瀬古分科員 ありがとうございました。  皆さん、それこそ文化庁自身が映画の問題についてはまさに危機的な状況だということも指摘されているわけで、そういう意味では思い切った国の施策をぜひこれからつくっていただきますように要望いたしまして、質問を終わります。  ありがとうございま...全文を見る
04月10日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第8号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、公共事業費の高どまりについて質問いたします。  昨年十一月に内閣府が出しました地域経済レポート二〇〇一、これは資料一で皆さんにお配りしているものなんですけれども、見ていただきますと、公共建築工事、それから民間建築工事の...全文を見る
○瀬古委員 確かに、公共建築と民間建築との違いはあります。しかし、建設材料が一・五倍も二倍近くも違うなどということは、私はやはりこの問題はもっときちんと検討しなきゃならないと思うんですね。  会計検査院に来ていただいているのでお聞きしたいんですが、会計検査院は平成八年度で、橋脚...全文を見る
○瀬古委員 建設材料、資材の単価が高くなると全体の公共事業がやはり引き上がっていくわけですね。それがやはり適正でないという場合に、刊行物に問題があるという場合は、それは会計検査院として調査しなきゃならないと私は思うのです。それは問題じゃない、今当面出ている金額が問題なんだというよ...全文を見る
○瀬古委員 民間と公共の場合に物すごく価格の差がだあっと開いてきている、こういう問題はなぜかという問題について、やはりもっと真剣に検討していただきたいと私は思うのです。きちんと知識やその経験を生かして就職しているんだと言われるけれども、実際には、そこに今、公共工事をめぐってきちん...全文を見る
○瀬古委員 実際にはこの調査によって、現地ではオオタカやクマタカやイヌワシのいる本当に自然豊かな地域がどんどん開発されて、自然が壊されていっているわけですよ。そういう点では、こういうところに役所も天下りをして一緒になってやるなんというのは、とんでもないことです。  もう最後にな...全文を見る
○瀬古委員 何としても政官財の癒着を正さなければ、国民の信頼は生まれないと思うんです。そういう点では、もちろん入札の改善もあわせてですけれども、やはり企業献金禁止、天下り禁止という点でも本格的なメスを入れていただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
04月12日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第9号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  マンションを建てかえる場合、建てかえるか改修するかの適切な判断、そして、組合員の十分な合意形成、建てかえの諸準備、建てかえを円滑に進めるための制度など、一定の法整備が必要だと私は考えます。  まず最初に、大臣にお伺いしたいと...全文を見る
○瀬古委員 では、法務省に伺います。  現在、法制審議会区分所有法の部会で、区分所有法の見直し作業が行われております。本年三月五日には、建物区分所有法改正要綱試案が発表されています。現在、四月三十日までパブリックコメントが行われている。試案の内容は、建てかえ決議の手続の規定など...全文を見る
○瀬古委員 先ほど大臣は、今マンション居住者が建てかえを望んでいる、ある意味では緊急を要している、そういう問題で急がなきゃならないという理由をお話しされました。  私は、この円滑化法は、本来ならマンションの区分所有法の見直し作業を受けて、その法改正が行われて、それを受けてやるも...全文を見る
○瀬古委員 後で重大な改正点が出て整合性がなくなるという場合の対応はどうされますか。そういうケースが出た場合。
○瀬古委員 国土交通省に伺いますけれども、この法案が成立した場合、どれだけのマンションの建てかえ事業量になると想定されておられますか。
○瀬古委員 今の推定も一つの根拠になると思うのですけれども、三十年を超すマンションが、十年後でいえば九十三万戸、それまでの建てかえの事業量は、今想定されている数でいうと五万六千戸、その後五十年目をピークに七十年まで次々と建てかえられていくという、こういう流れだと思うのですが、実際...全文を見る
○瀬古委員 法整備そのものは必要だとお考えになっていませんか。
○瀬古委員 建てかえのための法整備というのは当然必要なんですけれども、私は、長寿化のための法整備というのは、今後起きてくる問題からいって大変重要な問題だというように思っているのですね。  そこで、大臣にお聞きしたいのですけれども、マンションの管理費とか修繕積立金の滞納が今大変多...全文を見る
○瀬古委員 今日の経済状況の中で大変深刻な事態になってきているわけですね。そして実際には、マンションを修理しようと思った場合には、裁判等でやらなければなかなか解決しないという問題も出てまいります。そういう点での対応が今求められていると思います。  次に参ります。  この法案第...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、即建てかえ勧告という形にならないかもしれませんが、老朽化の場合に、まだ修繕するという余地は十分あっても、勧告というものがありますと、どうしてもその点が省略されていくというか、本来なら修繕をうんとやって、それでもだめな場合は建てかえということになるんですが、何...全文を見る
○瀬古委員 そういう場合でも、今日的な状況でいえば、修繕の一定の指導ぐらいでやれる場合も多いかと思うんですが、衛生上有害な状況で即建てかえ勧告というのは、ちょっと今日の時代からいうとどうなのかという問題はございます。  次に参ります。  同じ年代の団地が並ぶ場合は、建物によっ...全文を見る
○瀬古委員 災害に伴う建物の損傷、滅失による場合と、経年に伴う老朽化、だんだん古くなった場合とでは、建てかえの諸条件というのは大きく違ってくると私は思うんですね。法律もぜひ分けて考えてほしいという意見が全国マンション管理組合連合会からも出されていますが、これはどのように検討されて...全文を見る
○瀬古委員 危険だという場合でも、突然地震が起きて、もう見た目で大変な状態だと、しかし、即建てかえよと言われても、そういう災害の場合には大変困難な状況もあります。そういう点でもよく配慮をしなきゃならない。老朽化の場合は、危ないぞというのはだんだんわかってくるわけで、そういう点では...全文を見る
○瀬古委員 先ほども質問の中で出てまいりましたが、時価の問題なんですが、組合は建てかえに参加しない区分所有者から区分所有権及び敷地利用権を時価で売り渡すべきことを請求することができるとございます。時価の定義という問題なんですが、中古価格そのものという場合と、中古価格に建てかえ後に...全文を見る
○瀬古委員 強制的に買い上げた後、建てかえがとんざした場合、とんざした段階で処分した場合は損金が生まれやすくなります。このリスクはだれが負担するのでしょうか。建替組合か、それともディベロッパーか。資金力のない建替組合の過度の負担を取り除くという道は一体あるのでしょうか。それはいか...全文を見る
○瀬古委員 最初の約束のときにしっかりそこはやっておかなければ、後々大変になってくるということが言えると思います。  建てかえ勧告のマンションが社宅の場合はどうなるかという問題なんですが、賃借人に対する居住安定計画、それから移転料の支払い、家賃対策補助などはどのようになるのでし...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお聞きしたいと思うのですが、建てかえに参加しない者に対する居住安定のための措置、とりわけ高齢者などの建てかえに参加することが困難な者に対して、公共賃貸住宅への優先入居など居住安定のための措置を講じるとしております。長い間築いた人間関係を絶たれるということは、高齢...全文を見る
○瀬古委員 マンションは共同所有、共同管理、共同居住という特徴を持つものです。その要諦は合意形成を図ることにあります。すべての分譲マンションには管理組合というものがあるのですが、実際には、多くの人々の多様な意見を管理組合が一つにまとめていく努力をなさっています。全国マンション管理...全文を見る
○瀬古委員 一九九五年に発生した阪神・淡路大震災でマンションの倒壊が多発しました。倒壊マンションでは、建てかえかそれとも補修かで区分所有者間での深刻な対立が表面化しました。裁判所などに紛争が持ち込まれて、いまだに解決を見ていない事例があると聞いております。中間試案では、この点に関...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  引き続き法制審議会、また国土交通省でも十分マンションの居住者の意思がきちんと反映されるように検討していただきたいというふうに思います。  以上で終わります。
04月16日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。参考人の皆さん、御苦労さまです。  では、まず最初に穐山参考人にお伺いしたいと思います。  全国マンション管理組合連合会の提案では、建物の長寿命化を図るための法整備ということをうたっていらっしゃいます。そういう提案をされているん...全文を見る
○瀬古委員 もう一点穐山参考人にお伺いしたいと思うのですが、建てかえを望まない、または参加したくてもできない高齢者の方々がいらっしゃいます。こういう方々については、今回の法律で、公共の賃貸住宅への優先入居など居住の安定のための措置という形がとられているわけですけれども、しかし、参...全文を見る
○瀬古委員 そこで、次に戎参考人にお伺いしたいと思うのですが、戎参考人は、阪神・淡路大震災のマンションの建てかえ問題にもかなり深くかかわっていらっしゃるということをお聞きしました。  そこで、お聞きしたいのですけれども、今回のこの法律は、区分所有法の合意形成ができた後の建てかえ...全文を見る
○瀬古委員 穐山参考人と山野目参考人にお伺いしたいと思います。  今回の法律では、民間事業者が組合員として参加できるというふうになっています。今、ディベロッパーの参入の問題をお話ししたのですけれども、例えば資金力もある、ノウハウも持っている、そういう業者が入ってくることによって...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
04月17日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、大臣にお聞きしたいと思います。  昨年成立して施行されておりますマンション管理適正化法について、これはマンション建替え円滑化法とも大いに関連するので聞きたいと思います。  この適正化法は管理の枠組みの法整備を行っ...全文を見る
○瀬古委員 実際には、業者がマンションを所有した場合、権利を持った場合に、そういう場合には、その人に管理を委託するという場合は届け出しなくてもやれる仕組みになっていますし、その上、管理もそうだけれども、建てかえも今度ディベロッパーが入ることができる、権利を持てば、所有権を持てば。...全文を見る
○瀬古委員 一定の、建てかえをやらなきゃならない、そういう場合も私は当然出てくると思うんですね。  そこで、私が今お話ししたのは、もちろん建てかえをやらなきゃならない場合にいろいろな配慮もしなきゃなりません。できるだけ長もちさせるという点で、もう少し、これはそれぞれのマンション...全文を見る
○瀬古委員 実は、私たちは先日十五日に、この建替え法や区分所有法の法制審議会の試案をテーマに懇談会を行いました。そこで、参加した管理組合の役員、関係者から、三十年、四十年の建てかえということになると、何か建てかえというのが先にありきで、管理に対する熱意、つまりマンションを長寿化さ...全文を見る
○瀬古委員 この法律では、建てかえに参加できない高齢者などに対しても公共賃貸住宅への優先入居などの居住安定のための措置を講じるというようにあります。  ところが、今、御存じのように、地方自治体は、財政難もありまして、公共賃貸住宅の建設というのがとまっているんですね。余り新築でや...全文を見る
○瀬古委員 今、空き家があったとしても、昨日、参考人質疑の中でも、高齢者は環境が変わるということはやはりなかなか望まないという問題があるんですね。そういう意味では、やはり自分の住み続けてきたその地域で住みたいと、そういう場合の公共住宅の建設などもやはり考えざるを得ないと思うんです...全文を見る
04月18日第154回国会 衆議院 内閣委員会国土交通委員会連合審査会 第1号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  最初に、扇大臣にお伺いします。  民営化推進委員会は、個別路線は検討しないとしております。具体的には、与党三党の幹事長の確認事項として、個別路線の整備については、標記委員会、民営化推進委員会の意見を踏まえて、国土交通省におい...全文を見る
○瀬古委員 これで十分だと言われると、本当にこれからどういう議論がされるかということは大変お寒い限りなんですけれども、やはり三十分の時間ぐらいで、まあ中身の濃いものをやればいいですけれども、少なくとも、基本的な個別路線も含めてどうなのかということをやるには余りにもお粗末だというふ...全文を見る
○瀬古委員 その調査の過程で、やはり国民に知らせていくということが大変大事だと思うんですね。そして、結果としては、慎重に検討するということは中止もあり得ると考えてよろしいでしょうか。
○瀬古委員 当然、その検討するという中身は中止も入るということで御答弁いただいたと思うんです。  最後に石原大臣にお伺いしたいんですけれども、今回の高速道路の整備は、費用対効果で整備の優先順位を決定するというふうに言われています。優先順位の低いのは、公団方式では今までなかった地...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  むだな、必要性もない、採算のとれない道路建設を抜本的な改革のないまま続行して、莫大な借金は国民負担そして自治体、こういった道路関連四公団の民営化強行は許されないということを改めて述べさせていただいて、質問を終わります。ありがとうございました。
04月24日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  冒頭に大臣に伺いたいと思います。  今回、廃棄物海面処理延命化施設を特定施設に追加する改正が行われるわけですけれども、そもそも、今回なぜこの施設を民活法の特定施設に加えなければならないのでしょうか。廃棄物最終処分場の残余年数...全文を見る
○瀬古委員 処分場が大変逼迫した状態だということは先ほどからも指摘されているんですね。しかし、同時に、もちろん延命化するという面もあるんですが、また新たな処分場をつくっていくということになりますと、ある意味ではまたごみの問題と処分場の問題が追いかけっこするというか、こういう状態が...全文を見る
○瀬古委員 やはり、建設廃棄物の再資源化を行って減量するということは、大変大事だと思うんですね。しかし今、考えてみますと、政府がこれから本格的に進めようとしております都市再生や都市再開発がございます。これは、ある意味ではスクラップ・アンド・ビルドという形で、町を壊すということの一...全文を見る
○瀬古委員 私の方は、建設廃棄物のリサイクル、再資源化というのは必要だと思うんですけれども、やはりつくる、製造の段階できちんとそれがやられなければ、幾ら目標を持っても限界があると思うんですよね。そういう点で、本当に一番もとのところで、つくる段階から壊したときのことを考えてつくられ...全文を見る
○瀬古委員 国や地方公共団体が関与するという場合には、私は、もっとそういう施設についてやはり厳しい監視の目でチェックをする、こういう体制がしっかりとできなきゃならないと思うんですね。しかし、どちらかというと、国や公共団体が、ある意味では認定した施設についてうんと進めていく、こうい...全文を見る
○瀬古委員 もちろん経費などは負担するんですが、実際にこういう産業廃棄物の処理場などを見てみますと、かなり自治体がもう本当に負担をしている、こういう実情があるわけです。その上さらに国や公共事業体が推進するという立場に立てばどうなるんだろうかという不安がございます。  今排出者の...全文を見る
○瀬古委員 都市再生プロジェクトの第一次決定でも、国や地方公共団体が関与するというふうにしているんですね。一般的には行政が関与するということはあり得るんですけれども、特定施設を建設する際に、行政が関与しているということで、結局関係住民の声を無視して推し進めるための手段に使われない...全文を見る
○瀬古委員 今回の改正は、都市再生のプロジェクトの一環であるということからも、その主たる位置づけはどこにあるかということははっきりしています。  経団連の東京圏都市新生プロジェクトの三つの柱の一つに、循環型都市形成に向けた新資源産業創生プロジェクトというのがあります。私は、きょ...全文を見る
○瀬古委員 実際には町壊しを前提とした、ある意味では、そこに入ってくる企業というのは大企業しか入れない。ある意味では、大企業が持っている土地を使ってやる、こういうこともやはり十分想定をされる、そういう余地のあるこの法律、民活法だというふうに私は思います。  それから、時間がござ...全文を見る
○瀬古委員 現在の例えば環境アセスの問題なども、外国なんかと日本の違うところは、これを進めていったら大変大きな被害が出てくる、環境破壊が起きるという場合には、もとに戻してやめる、こういうことまで含まれている、そういう厳しい環境アセスが大半になっているのですね。ところが、日本は、と...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたので、これで終わります。ありがとうございました。
05月22日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。きょうは、私、診療報酬問題についてお聞きいたします。  三方一両損、医療機関にも痛みをと、政府はこの四月から医療機関に支払われる診療報酬を全体で二・七%のマイナス、本体部分で初めて一・三%のマイナスの改定をいたしました。この診療報...全文を見る
○瀬古委員 社会的入院というと、その時々で変わっていくと。最初は一般病床、そして今は療養病床で、この次はどういうふうになっていくのかというのが大変心配なんですけれども。  入院医療の必要性が低い。どんな社会的な入院の理由で、今日的な社会的な入院の理由でこの人たちはいつまでも病院...全文を見る
○瀬古委員 家族が引き取れない、または介護保険施設で、待っていらっしゃる、そういう方々の場合は、本人が望んで入院をしていらっしゃるという状況ではないわけですね。社会的な入院というのは、患者さんの都合でないという部分がかなり占めていると思うんです。その多くは、家族の引き取りが困難な...全文を見る
○瀬古委員 病院に長期で入院されている方々が家庭での介護がなかなか困難だと。こういう問題については、これは、実は昨年の十二月十日に開会された社会保障審議会の介護給付費分科会、ここで言われているんですが、「入院医療の必要性が低い長期入院患者のうち退院の可能性が高い者について、介護老...全文を見る
○瀬古委員 今大臣は、ケース・バイ・ケースと言われたんですね。確かに、ケース・バイ・ケースもございます。しかし、制度として、もう六カ月以上の患者さんは、出ていくか金払うか、どっちかの選択をせざるを得ないわけですね。そういう場合には、少なくともちゃんと、行く先が大丈夫かというように...全文を見る
○瀬古委員 これから入るところのない人は、急いでつくると言うんだけれども、本来で言えば、入れるところ、戻れるところをきちっとつくった上でさあどうしますかと言わないで、これからつくると言って、今もう、すぐ追い出しちゃうわけでしょう。こんなひどいやり方はないと私は思うんですよ。  ...全文を見る
○瀬古委員 特養ホームの待機者は今、介護保険制度が実施されて、実際には二、三倍になったと言われております。在宅介護の費用負担が余りにも高いと、在宅を重視するという介護保険の趣旨に逆らって、もう逆さまになって、施設志向というのが今出てきているんですね。  大臣が出身の三重県ではど...全文を見る
○瀬古委員 田村さんの出身の地域の三重県でも、ちゃんと名前を寄せて、それで人数がもうあと四十カ所も直ちにつくらなきゃならないぐらいの、そういう状況だと言っているんです。  もうしっかり、今出ていったら本当に路頭に迷う、こういう状況で、みんな、あと三年待ちの特養ホーム、四年待ちの...全文を見る
○瀬古委員 まず、医療費が上がるのはそれも困るなどという話がありますが、大体、もともと国は、医療についてはどんどんその費用を減らしてきたんです、国の負担分を、国庫負担を。だから、あなたたちにはそういうことを言う資格は本来ないんですね、本来で言えば。  そして、今、入院している患...全文を見る
○瀬古委員 では次に、二百床以上の病院の再診料についてお聞きしたいと思います。  今回、二百床以上の病院における再診が新たに特定療養費化されました。既に二百床以上の病院の初診料は特定療養費化されているわけですけれども、さらに、患者に対して文書で近所の医師などを紹介した場合は、そ...全文を見る
○瀬古委員 私は、自分が重い病気になったときのことを考えたときに、例えば、生死を分けるような手術をしてもらった病院とその先生にずっと診てもらいたいということだってあるわけです。そういう場合に、定期検診を受けたり再診で診てもらうということは当然なんですね。  大体、そもそも特定療...全文を見る
○瀬古委員 六カ月以上の入院基本料の問題や再診料というのは、私は、医療本体そのものだと思うんですよ。入院とか退院とか再診、これは患者にとって選択できない分野なんです。これが医療周辺部分だというふうにいいますと、これからこの本体部分に、医療周辺部分だといって、どんどんそういうものが...全文を見る
○瀬古委員 病院から出ると実際に受け皿もなく、出ていけない、こういう人たちや、それから、この病院でずっと診てもらいたいという人たちに対して、これはニーズだからといってそれで特別料金を押しつける、こんなのニーズでも何でもないですよ。今までやってきたことを、特定療養費、これはもうあな...全文を見る
○瀬古委員 一部、いろいろ問題があったと。しかし、全体の歯科医がもう訪問診療をやめたくなってしまう、もうやれなくなってしまう、こういうやり方は私は問題だと思うのです。  そういう点で、少なくとも、今までやられてきた訪問診療をうんと前進させる、よし、引き続き頑張るぞと言えるような...全文を見る
○瀬古委員 訪問で歯科診療をやる、そういう方が、例えば突然風邪で熱を出した、そして家族によって医科のお医者さんに運ばれる。そういう場合は歯科の訪問診療は請求できない。こんなことをやったら、実際には、訪問診療でやっている人で、この人はこの一カ月でどこか病院に通うだろうかなんて考えな...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、機械的にやるのではなくて、基本的には多くの歯医者さんは、何とかして、現場を訪問して、寝たきりだった人も、歯が元気になるということは本当に体も健康になっていくということで、本当に苦労されているわけですよ。それを、余りにも乱れているみたいな、そういう言い方で全部歯医...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたが、私は、やはりこういう制度の改定の場合は、本当にもっともっと現場の患者さんや現場の医療関係者の意見もよく聞いて考えなきゃならないと思うのです。  実際に、皆さんがやったことによって事態は深刻になっている。現在でも、今病院、医療機関が三割が赤字だと言...全文を見る
○瀬古委員 そういう意味では、今回の診療報酬の改定が、国庫負担の削減が目的だ、医療機関や患者負担の押しつけであることはもう明らかです。  理由も十分合理性がない、こういう診療報酬は直ちに再改定をやると同時に、この健保法は廃案にすべきだということを主張して、私の質問といたします。
05月22日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  国土交通省は、一九九七年度より、過去一年間及び過去五年間についてのリコール届け出内容とその傾向を分析し、その結果を公表しております。二〇〇〇年度の分析結果について、昨年十一月に明らかにしております。リコールの届け出件数は百七十...全文を見る
○瀬古委員 車の構造が複雑化すればするほど、製造については、メーカーとしても、本当に慎重に慎重を期したことにしなきゃならないというふうに思います。  ところが、この分析の内容を見てみますと、国産車のふぐあい発生原因は、設計によるものが六十六件と、全体の五五%を占めているわけなん...全文を見る
○瀬古委員 いや、それはわかっているのですよ。私の聞いているのは、なぜ設計ミスがこれだけ大きいのかということについて、どのように分析なさっていますかと聞いているのです。多いというのは私も知っているわけです。どうしてこういう大事な、基本的な問題で重大なミスが起きているのか、このこと...全文を見る
○瀬古委員 それならなおさら重大ですよね。設計ミスがこれだけ重い比重で欠陥車を生み出しているということになれば、こういうふぐあい、欠陥車について国土交通省は、旧運輸省も含めて、一体何を自動車メーカーに対して監査をしているのかということが問われることになるわけですね。  私、実は...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお聞きしたいと思うんですが、今回、確かに三菱はひどいことをやって、それなりに国民から見放されるという事態になったわけです。しかし、それまでに事故が起こったり安全性の問題で国民が犠牲になるということはあるわけですよね。  そういう点では、先ほど出ましたように、こ...全文を見る
○瀬古委員 私は、今回法律で、リコール隠しなどに重い罰金刑なり、そういうことになるということは賛成なんですが、では、それだけで本当にそれに恐れをなして、といって、その内容も、今のメーカーからいうと、本当に恐れをなすようなものかというと疑問には思うんですが、それでリコール隠しはなく...全文を見る
○瀬古委員 今答えられたように、神奈川県警自身は、整備不良だけでなく、ハブの強度や材質、製造方法などにふぐあいがあった可能性もある、このように見て、これは欠陥の可能性があるということで、警察庁の科学警察研究所に鑑定を依頼しているんです。欠陥があるかどうかまだ決まっていないんですよ...全文を見る
○瀬古委員 あなたたちは欠陥車でないと断定しているんですよ、はっきり言って。三菱自動車に出した通知がございますけれども、今局長が言ったように、本件に関して、自主点検を実施する旨報告を受けているが、再発防止するためにいろいろ点検をやりなさい、そしてそういう点検をやった内容を報告して...全文を見る
○瀬古委員 私は、立ち入りをやって全部チェックせよとは言っていないんです。少なくとも重大な事故が起きたときには、それはもう直ちに立ち入って、そして、設計の変更がないのか、ほかから同じような、本当にこのケースの場合は三菱の車しか起きていない事故ですから、当然欠陥が考えられるわけです...全文を見る
○瀬古委員 今の問題でも、いろいろ通達を出すにも、どういう立場で出すのかによって違うわけですよ。私がさっき言ったように、これは欠陥車ではありません、こう言って、整備不良が問題ですというので出すのか、欠陥車の疑いありというふうに出すのか、そういうふうに立場が違うわけですね。  今...全文を見る
○瀬古委員 あなたのようなやり方だったら、もうリコールなんて金輪際出てきませんよ、よっぽどか内部告発がない限り。  これだっていろいろ苦情が出ていて、メーカーは、これは全部本人の責任だと言っている。そして、あなたも同じように、これは構造上は全く問題ないといって……。調査も、今は...全文を見る
○瀬古委員 これだけいろいろ問題が起きて、何とか入って調査してほしいというのに、立入調査もやらないで、そして問題ないと言って、メーカーと同じようなことを言っている。こんなことで本当に自動車の安全性というのは確保できるんだろうか。  そして、先ほど、ユーザーは車の調査を拒否してい...全文を見る
05月29日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、残された時間、人工透析患者の問題に絞って質問いたします。  厚労省は、人工透析にかかわる診療報酬を実施時間による区分をやめて一律といたしました。その結果、厚労省の調査でも、透析一日につき四時間以上五時間未満が八割と言わ...全文を見る
○瀬古委員 マニュアルをつくられたということも私も存じております。そして、マニュアルを渡したんだけれども、それが実効性のあるものになるのかどうかという問題なんですね。例えば、このマニュアルでは、事故防止のためにはどういうことが書かれているかといいますと、透析開始と返血に当たっては...全文を見る
○瀬古委員 今回、時間のばらつきがあったものを一つにまとめて、四時間以上五時間未満も四時間未満も五時間以上も千九百六十点にした。しかし、四時間以上五時間未満という方は今まで二千百十点だったんですが、この部分が八割を占めるんですね。それが千九百六十点になりますから、全体に大幅に引き...全文を見る
○瀬古委員 診療報酬の中に食事も含めちゃったわけでしょう。そうすると、医療機関は、全体の透析の診療報酬は引き下がった上に、食事もその中に入っていますよといったら、では、もう食事を出さないか、食事を出すならどうやって患者から取るかということしか考えられないでしょう。あなたが言うよう...全文を見る
○瀬古委員 とんでもないですよ。現状を、食事以外の食事が出たかどうかもはっきりわかっていないのに、何でこんな通知を出したんだということなんですね。はっきりしていますよ、目的は。要するに、診療報酬が下げられてとてもやっていけない。しかし、四時間、五時間透析をやったら、とても体力がも...全文を見る
○瀬古委員 あなたたち、今、透析患者さんがどういう食事をしているかということだって調べていないわけでしょう。でも、医療機関に聞けばはっきりしていますよ、みんな治療食を出しているんです。四月一日から突然通常の食事を出しているわけじゃないんですよ。全部有料になっているんですよ。こんな...全文を見る
○瀬古委員 大臣、最後に。
○瀬古委員 終わります。
05月31日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第17号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。私は、全国新幹線鉄道整備法の一部を改正する法律案について、まず大臣にお伺いいたします。  この法案は、新幹線の大規模改修のために巨額な引当金を認める形で国が支援をするものですが、これはJRの完全民営化、民間会社になったのに、なおか...全文を見る
○瀬古委員 既に、旧国鉄の債務は約二十四兆円を国民が負担させられているわけです。そして、今言われたように、JR東海は、国鉄分割・民営化による発足以来、ドル箱である新幹線を経営して、今、年間四百億円から千三百億円の経常利益がある、こういう経営をしているわけです。今大臣が言うように、...全文を見る
○瀬古委員 JR東海は、民営化するときには、初めからこれに気づいていたんですか。改修がどれぐらいかかるのかという検討はいつから始めたんですか。
○瀬古委員 最初に気づいていたのは六十二年当時からでしょう。それで、中間取りまとめをつくったのが一九九七年。そうすると、十年間もかけて一生懸命計算されたわけですね。それで、これだけかかると。私は、まあ何という無責任だと思いますよ。それは半年でできるか一年かかるかわかりませんよ。十...全文を見る
○瀬古委員 法的な枠組みを今検討しているわけですから、具体的な内容は当然国会にも提出していただきたいと思うんですが、いかがですか。
○瀬古委員 こんな大事な問題を、JRは社内秘だと言って出さないと。本当にそれが妥当かどうかわからないじゃないですか。どうやって私たちはそれを審査するんですか。あなたたちだけ見て、ああ、よしよしと。これは、少なくとも国が法的な枠組みをつくるんですよ、今から。当然JRはきちっとそのま...全文を見る
○瀬古委員 大臣、大臣に言っているんです。大臣に、出すように検討してくださいと言っているんです、大臣に言っているんですよ。(発言する者あり)
○瀬古委員 私も実際見ていないので、あなたが幾らそうやって言われても、そういうものかどうかわかりませんし、具体的な内容はこれからなんというのは、まあ十年間も検討された割には大変ずさんだと私は思いますよ。ちゃんと責任持って出すべきだと私は思います。  私たちは、当然、新幹線の安全...全文を見る
○瀬古委員 現在の完全民営化法でも、実際には守られていないんですよ。だから、大変な事態が起きているんです。  今言われたように、この引当金の運用は全く自由になります。そうすると、やりたい放題になっちゃうんですよ。このことについて、やはり私はきちっとチェックしなきゃならないと思い...全文を見る
○瀬古委員 実際には法案には歯どめがありません。だから、あなたたちが適切な金額と言うけれども、それも変わっていく可能性は十分あるんですね。  次に質問を進めたいと思うんですが、整備新幹線の建設に伴う並行在来線問題について伺います。  国土交通省は、JRに公的支援は行うけれども...全文を見る
○瀬古委員 もっと大きな問題があると思うんですね。  当初、資産の買い取りは無償譲渡を前提としていたんですけれども、JRが拒否をする、有償となった。そのため、資産買い取りで長野県からの借入金百三億円の償還が始まれば、もう経営は維持できないという事態だ。もともと、資産有償買い取り...全文を見る
○瀬古委員 第三セクターを守るために、並行在来線を守るために、どんなに住民の皆さんが知恵と工夫を出して必死でやっているか、現地に行けば本当によくわかりますよ。それでもだめなので、何とかしてほしいと皆さん言っていらっしゃるわけです。経常利益が四百億円から千三百億円あるようなJR東海...全文を見る
○瀬古委員 このILOの決定は、今までやってきたけれどもなかなか進まない。何とか政府も当事者として一歩踏み出しなさい、責任を持って何らかの対応をしなければ、実際には解決が遠のいてしまうということを言っているわけですよ。  そういう点では、今まで見守る、見守ると言ってずっとそのま...全文を見る
○瀬古委員 時間がもう参りましたので、残念ですけれども、やはりもう何度も何度も見守るばかり言わないでほしいと思うのですよ。ちゃんと解決のために政府が責任を果たすべきだと思います。ILO報告では日本政府は当事者の一員です。JRに働きかける責任がちゃんとあるんです。民営化を口実に地元...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました全国新幹線鉄道整備法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の理由の第一は、新幹線を保有するJR各社は、国鉄分割・民営化による発足以来、新幹線料金収入がドル箱となって毎年巨額の経常利益を得ているの...全文を見る
06月05日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第18号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  トラック運賃を認可制から届け出制に緩和するなどの改定を行いました一九八九年成立の物流二法の施行と、近年の不況の深刻化のもとで、大企業や荷主による中小運送業者に対する運賃ダンピングの強要、無理な運行時間等の押しつけの結果生じてい...全文を見る
○瀬古委員 プラス面とマイナス面があると今言われましたよね。私は、そういうものがいかにひどいかというのは、それはプラス面もあると思うんですが、たとえ百歩下がってプラス面を認めたとしても、マイナス面でいえば、安全面への影響や、そしてドライバーへの負荷の増、そして運賃の低下、大変な事...全文を見る
○瀬古委員 今、いろいろな要請を出されたと御報告がありましたけれども、その文書、一端を言われたのでよくわかりますけれども、あくまでも、御理解と御協力願いたい、こういう発想でしょう。もう初めから腰が引けているんですよね。こんなひどいことをやっていて、労働者の安全にもかかわるような問...全文を見る
○瀬古委員 実際には、この物流二法が持ち込まれたことによって、是正されるどころか、荷主と事業者、労働者の関係が一層深刻な事態になっているということを、私はさっき、実際に現場で本当に苦しんでいらっしゃる業者の声も、直接いろいろな調査をお知らせしたわけですよね。だから、是正なんかして...全文を見る
○瀬古委員 この運賃届け出制の場合でも変更命令がきちっとあるわけですよね。これが、不当な場合については変更命令ができるということになるわけでしょう。そうすると、当然、事前にチェックして、これはおかしいぞということがチェックできるわけです。  ところが、後からチェックして一体どう...全文を見る
○瀬古委員 何で届け出運賃が効果的なものにきちんと制度としてならなかったのか。それは、変更命令がどういうふうに運用されているかという問題なんですよ。今まででしたら、届け出制度があったときに変更命令はできる。  では、今まで、この変更命令はどれだけ出されたんですか。
○瀬古委員 要するに、あなたたちは、こういう制度があるのに活用もしていない。実際には現場でどうなっているかというと、一方的な値引きが要求されている、不当なものがいっぱい起きているんだと告発しているわけでしょう、事業者が。それに対して、実際に制度にある変更命令も出さない、こういう姿...全文を見る
○瀬古委員 今私が、トラック流通の現場がどうなっているかというのは、客観的ないろいろな資料に基づいてお話ししましたが、現場は深刻な状態になっています。そういう点では、あなたの言う事業改善命令は、直ちに出さなきゃならないケースがいっぱい出てくると思うんですね。今まで、形は、制度はあ...全文を見る
○瀬古委員 労働者の労働条件の実態について伺いたいんですけれども、労働省が把握しているところでは、トラック関係の改善基準の違反率及び労働基準関係法の違反率の推移なんですが、これはちょっと言っていただこうと思ったんですが、時間がないので、大体、改善基準違反率は五十数%、それから労基...全文を見る
○瀬古委員 今回の法改正で一つの問題点は、営業区域をなくすという区域規制の撤廃だと思うんですね。この改定は、荷主や元請の利便性や効率性だけに着目する、実際には、肝心の運送のトラックの労働者の長時間過労運転、これを強いることになるんじゃないかというふうに思うんですけれども、本来、営...全文を見る
○瀬古委員 今でも、トラック運送の労働者は一週間に一回しか家へ帰れない、ひどい労働者の場合は一カ月に一回しか帰れないという状況なんですよね。そして、一たん荷物を持っていったら次の荷物をまた転々と持って動く、こういう実態をあなたたち御存じだと思うんですよ。その上、規制緩和して日本じ...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。やはり、この規制緩和が、中小業者にとって、トラック事業者にとって、労働者にとってどういう深刻な事態をもたらすかということは、この短い時間の中でもおわかりいただいたと思うんです。そういう意味では、今度の規制緩和が本当に、先ほど指摘されたように、決してや...全文を見る
06月05日第154回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  このたび、瀋陽の総領事館における事件で日本政府の人権感覚が問われました。また、従来から、入管業務については官僚的であるとか排他的であるといった批判が聞かれることがございます。改めて、出入国管理の基本的な任務について確認したいと...全文を見る
○瀬古委員 公正な管理が行われているかどうか。  実は私、ここで、愛知県下で起きたいわゆるインドヤの問題について、入管行政の問題についてお尋ねしたいと思います。  インドヤの問題というのは、バクシーというカースト名を持つ一族と日本人とで成るグループが経営するインドヤという料理...全文を見る
○瀬古委員 つまり、この事件は、この裁判は、Nさんに対する暴力ではなくて、Nさんが拉致されるのを阻止しようとした友人の労働者Tさんに対する傷害だけを立件したものなんですね。しかし、この事件の裁判記録を見ますと、検察の論告求刑では、労働条件が劣悪であったことからそこに勤務していた被...全文を見る
○瀬古委員 もし二百二十条が加わり、またあるいは二百二十六条に該当すれば、インデルは即刻強制退去の対象になり得る重罪なんですね。そこで何とか逃れたかったということが考えられます。  実は、バクシー一族の問題というのはこの件にとどまらないんです。一連の問題では、バクシーの一族と日...全文を見る
○瀬古委員 法務省は、今まで情報があった場合にはきちっと適切に対応していたと言うけれども、一方では厚生労働省は問題ありで、そういう意味では、それなりの対応をこれからも多分されるだろうと思うんですけれども、同じ役所だけれども若干対応が違うということがこれでもおわかりいただけると思う...全文を見る
○瀬古委員 しかし、これだけいろいろ問題があったのに、なぜ法務省がきちっとそこに対処できないのかというのは大変不思議だと私は思うんです。  そして、いよいよNさんが何とか日本に戻ってこようとします。そして、短期ビザを申請して、観光と書いた。ところが、本人は日本で働きたいと。戻っ...全文を見る
○瀬古委員 しかし、本人をめぐる大変不幸な状況を思えば、もっとよく本人から話を聞いてきちっとやはり対応すべきだというふうに私は思います。  そのときに、どうしても事情がやはり複雑だということで、わざわざ日本人のボランティアグループ、神父さんなどがインドに行って、事情を説明したい...全文を見る
○瀬古委員 バクシー一族からの働きかけがなかったのかどうかというのは、Nさんの経歴などで匿名の電話があったということをはっきり向こうの大使館が認めていらっしゃいますので、その事実もしっかりつかむ必要があります。じゃ、だれなのかということはよく考えればわかることで、そういう点でもや...全文を見る
○瀬古委員 今のやりとりをお聞きいただいたと思うので、本当に適正に対応していただきたいというふうに思います。  そこで、伺いますけれども、今、外国人労働者の弱い立場につけ込んだ経営者の雇用態度というか、同じ日本に滞在されている外国人でもそういう問題もございます。特に、バクシー系...全文を見る
○瀬古委員 ここで私が今取り上げましたバクシー関係の問題では、被害者や救援者から何度も何度も繰り返し訴えがある、要請がある、そして労働基準法違反で入らざるを得ない、こういう状況になっているわけです。各地で、警察や労基署、入管などがそれにかかわって仕事をされているわけですね。その都...全文を見る
○瀬古委員 とりわけ、働いている人たちの労働実態が本当に深刻だということについて、もっときちっと対処してもらいたいと私は思うんです。  先ほど、裁判の記録の問題で、うちの事務所で調べてみてびっくりしたのは、公訴事実は傷害だけなのに、警察の調書の中ではバクシー系の企業の労働者管理...全文を見る
○瀬古委員 最後になりましたけれども、そういう体制をやらなきゃならぬとなっているけれども、現場ではちぐはぐになっていて、これだけ情報がいっぱい寄せられているのに何ら手を打たないで、そしてネタールさんはもう外国へ、実際には拉致状態のまま何の手も打てなかった、こういう実態があると思う...全文を見る
○瀬古委員 今大臣が言われましたように、不法滞在の問題も一概じゃないんですね。意図的に不法滞在しているというんじゃなくて、そうさせられている人たちの問題もあるので、摘発や収容や国外追放というか、こういう形ではなくて、やはりもっともっとそういう人たちのそこにいらっしゃる条件などもよ...全文を見る
06月07日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第19号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。参考人の皆さん御苦労さまです。どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、伊藤参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、貨物輸送は深夜帯の走行が多いということで、とりわけ運転者の健康状態などが大変重要だと思うのです。それによっ...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ今後とも御配慮をいただきたいと思います。  そこで、さらに伊藤参考人と、今度は野尻参考人にお伺いしたいと思います。  この鉄道貨物輸送の問題では、トラック輸送との過当競争、こういうものも考えられて、荷主からの今後一層の運賃の値下げ、ダンピング、こういうものも考...全文を見る
○瀬古委員 中西参考人にお伺いしたいと思います。  中西さんは、規制緩和はあくまでも手段とおっしゃっていて、目的は、安全で安心して利用できる輸送サービスを安定的に供給できる体制の構築、このように言っていらっしゃいます。  しかし、現状は、先ほどからも出ていますように、トラック...全文を見る
○瀬古委員 最後の質問になります。伊藤参考人にお伺いしたいと思うんです。  JR貨物会社は、ニューチャレンジ21計画、先ほど出てきましたけれども、これをつくるに当たって、国土交通省から何度も計画変更を申し渡されたと組合の場などであなたたちが言っておられるそうです。国土交通省から...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。終わります。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子です。  きょうは、鉄道貨物について絞って伺います。  今回の法改正で、鉄道貨物についても規制緩和が盛り込まれていますけれども、鉄道貨物輸送が持つ特徴というのはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
○瀬古委員 そのすぐれた特徴を大いに生かして鉄道事業は展開されるべきだというふうに、私は思います。  一九九九年の鉄道事業法の改正で、鉄道貨物については、当分の間の措置として、貨物鉄道事業への参入許可条件に需給調整要件を残しました。今回これを廃止して、貨物鉄道事業の休廃止を許可...全文を見る
○瀬古委員 安定的に経営することを目標にするということ、それは当然なんですけれども、では、今回九年ぶりに黒字になったといっても、本当にそうなのかと。黒字分はわずか二億円でしょう。運輸収入において、前年を十億円下回る千三百五億円と、減収なんですよね。そして、人件費を三十八億円余り削...全文を見る
○瀬古委員 トラック貨物についても、猛烈な競争が起きて、そして値引きが要求されて、労働者も大変な実態になっていますし、中小業者も大変な状態です。今度はそれと競争するということになりますから、今回の改正でJR貨物の運賃・料金が一層自由化されるということになる。そして一方では、JR貨...全文を見る
○瀬古委員 世界的な流れでいうと、環境に負荷をかけないという点で、うんとモーダルシフト化をしようという流れなんですよね。それが、実際にはもうからない部分をどんどん切っちゃって、これでモーダルシフト化になるかというと、そんなことにはならないですよ。結局、その分野はトラック輸送にかえ...全文を見る
06月11日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、青柳参考人にお伺いしたいと思います。  今、青柳参考人から、この法案に対する基本的スタンスは賛成という立場をおっしゃられました。しかし、私も現場で聞かせていただきますと、実際には大変現場の先生たちは危機感を持って...全文を見る
○瀬古委員 大いに意見を述べていただきたいというように思うんですが、同じくお医者さんの団体であります全国保険医団体連合会の室生参考人にお伺いしたいと思うんです。  今回の医療の改悪問題では、高齢者は一割負担の徹底、一定所得者は二割負担になります。外来の負担上限額は、月一万二千円...全文を見る
○瀬古委員 村上参考人にお伺いしたいと思うんですが、九七年の医療の改悪のときに負担増で二兆円ですが、わずか五年しかたっていないのにまた三割増の押しつけだということで、今国民の大きな怒りが広がっております。  そこで、今回、保険料の引き上げということで、総報酬制という形で、ボーナ...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。あと参考人の方々、きょうおいでいただいたんですが、残念ながらできないのをお許しいただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございます。
06月12日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  離島問題について、私も質問いたします。  今大臣は、離島がみずからの力で立ち上がる、そういうことが大事だ、このように言われたんですけれども、そのみずからの力で立ち上がる前に、元気をなくしているという問題がありますので、それは...全文を見る
○瀬古委員 この離島振興のために五十年間、新たな施策が追加された十年間ですけれども、実際には、離島振興法改正の検討会議の報告では、まだ離島は悩み多き状態だ、このように指摘しているわけですね。まだまだいろいろな課題が残っていると。  そういう意味では、この間、どういう問題に取り組...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお聞きしたいと思うんですけれども、今、離島振興法による離島は二百六十三ありますけれども、島の面積の大小、立地条件、人口など、それぞれ違うと思うんですね。しかし、地域社会として離島を成立させていくためには不可欠な基本的なサービスというものがあると思うんです。教育だ...全文を見る
○瀬古委員 具体的に、私は離島の医療の問題について少し御質問したいと思うんです。  離島医療というのは島の住民の皆さんの健康管理まで見なきゃならないという点で、若いお医者さんがいらっしゃるという場合もあるんですが、やはりベテランの医師もぜひよこしてもらいたいという声もございます...全文を見る
○瀬古委員 もう一つの離島の条件としては、交通の確保というのが大変重要になってまいります。離島は、自動車があればどこまでも行けるという条件にはない地域でありますし、特に公共交通が生活の基盤として大変重要だと私は思うんです。しかし、実際には、不採算の航路とか路線、こういうものがござ...全文を見る
○瀬古委員 本土に近い離島の切実な声は、何といっても本土と島を結ぶ離島架橋の問題があると思うんです。  実際に離島の過疎化が進んでいるわけですけれども、島の外に就職したくても、離島から通っているということで残業ができないというので、実際には就職先で断られてしまう、船の都合で欠勤...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、やはり地元の意欲といいますか、地元の意向を十分反映した計画づくりを国としても応援していただきたいというふうに思います。  そこで、ごみ問題について伺いたいんですが、離島というものは、ごみ処理は今まで自前でやっていたという経過のために、多くは焼却炉を持っています...全文を見る
○瀬古委員 さらに、鳥羽市の坂手島では、ごみの分別収集が徹底して行われていて、一カ所に島民の方がみんなごみを持ってきて、自分で分別して、随分苦労してごみの収集をやっていらっしゃいます。  それで、燃やすごみがもうほとんどなくなってしまうということで、あと全部分別したごみなんです...全文を見る
○瀬古委員 最後に、ごみの問題では、離島に漂着するごみの問題なんですね。中には外国のごみもある。伊勢湾だけでも、ごみが離島に漂着して大変深刻な問題になっている。今、離島の住民の皆さんは苦労してそれを集めてやっていらっしゃるんですが、決してそこの離島の責任とは言えないわけですね。そ...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ具体的な対応を国としても打ち出していただきたいと思います。  住民のためのサービスを確保するために、最低限のいろいろな基本的なサービスというのは必要で、そのための国の助成措置というのは必要なんですが、先ほど出ていましたように、もっとそれぞれの独自の、島が自立した...全文を見る
○瀬古委員 最後の質問になります。  今、市町村合併が進められているわけですが、実際に離島を抱えている市町村というのは、他市から合併しようという声がかからないというんですね。というのは、離島がお荷物だ、そういうふうに言われるという声も実際には聞こえてまいります。  実際には、...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。終わります。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、時間がございませんので、建築基準法に関連して質問させていただきます。  今回の建築基準法等の一部改正案は、用途地域における規制である容積率、建ぺい率、斜線制限、日影規制を大幅に緩和しようとするものです。これについて...全文を見る
○瀬古委員 私は、やはり現状がどうなっているのかというところから出発しなきゃならないと思うんですね。今でも大変な事態がやはり起きているんです。超高層建築物を建てることが可能になるのは、容積率の高い用途を指定すること、もう一つは総合設計制度や特定街区などによる容積率ボーナスの問題が...全文を見る
○瀬古委員 私は、多分内容は御存じだと思うんですけれども、公聴会や説明会、確かに開かれることが多くなってきておりますよね。では、実際に、本当に住民の声がそれに反映されていくのかというと、一応開いて、皆さんの御意見を聞きますといって、聞くのは聞くんだけれども、実際には声は全然その計...全文を見る
○瀬古委員 私は、この三分の二の問題についても、本当に三分の二でいいのかどうかという問題もございます。あとの三分の一はどうなっていくのかという問題もありますからね。そして、それにふさわしい提案をした場合に、きちんとそれが反映されていくのかどうかという問題も、実際には、この今回の仕...全文を見る
○瀬古委員 実際に、ふえても、やはりそれぞれの自治体のまちづくりの計画があるわけですよね。そういうものとバランスを壊したような形で町がつくられていくと、本当に大変なことになってくるわけです。  きょうは文部科学省に来ていただいているんですが、例えば、昨年の二〇〇一年には、年度途...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  今、大臣は、全員の意見をまとめるということは難しいと言われたのですが、私は、全員一〇〇%それはまとまればいいと思うんですが、そうでない場合であっても、これだけ幾つかの、マンション建設についていつでも意見が出ています。それから、江東区についても、...全文を見る
06月14日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは公述人の皆さん、大変御苦労さまでございます。先ほどからお聞きしましても、事前に資料を読む時間もないままおいでいただいたということ、本当に、今後のこうした地方公聴会のあり方そのものについてもよく改善しなきゃならないという...全文を見る
○瀬古委員 加藤瑠美子公述人にお伺いしたいと思うんですが、加藤さんは現場でも看護師として働いていらっしゃったわけですけれども、今日の不況の中で、今、労働者の環境も大変厳しい状態になっていると。今回の負担増が、やはり労働者や家族の健康、将来の生活への不安、こういうものを一層かき立て...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  時間がございませんので、きょうは全員の公述人の皆さんに私が質問することができませんでしたことをお許しいただきたいと思います。  しかし、皆さんがきょうお話しになりましたことをぜひ今後の審議に生かしていきたいと思いますし、ぜひまた中央の公...全文を見る
06月14日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第21号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは参考人の皆さん、御苦労さまでございます。短い時間ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。  まず最初に、松本参考人にお聞きしたいと思うんですが、今回の建築基準法の改正は、用途地域における規制の緩和が進められるも...全文を見る
○瀬古委員 同じく松本参考人にお伺いしたいんですが、今回の改正では、日影制限を低層の住宅専用地域以外では測定面を四メートルから六・五メートルに緩和する措置が行われることになっています。国土交通省は、東京都などでは多くのビルは二階までは商店が入っているから余り影響ないんだなどと言っ...全文を見る
○瀬古委員 では、村上参考人にお伺いしたいと思うんですが、今回初めて、居室内の化学物質による衛生上の支障がないようにということで、建築材料及び換気設備が規制される根拠が明記されるということは、私は前進だと思っています。そして、建築材料の使用制限。規制の中身も、政令によってそういう...全文を見る
○瀬古委員 この建材の場合に、一番のもとを断つという点でいいますと、もともと危険な建材そのものをつくらせないということなどは私は大変大事だと思うんですね。それから、この建材にはどんな化学物質が実際に使われているのか、どこの国で生産されているのかという情報公開、こういうものも大変大...全文を見る
○瀬古委員 このシックハウスの問題で、松本参考人にお伺いしたいと思うんです。  松本参考人は、医療、保健衛生、福祉の立場から住宅へのアプローチという研究テーマでずっとやっていらっしゃったんですが、今のこうした化学物質の測定、ある意味では住民の健康という問題は、どのように考えてい...全文を見る
○瀬古委員 では、高橋参考人と児玉参考人にお伺いしたいと思います。  今回のハートビル法に関する提案は、前進面はあるというふうに私も感じています。しかし、例えば障害者等の社会参加が当然の権利だ、こういう理念が実際に入っていないという問題はございます。ですから、基準は満たしている...全文を見る
○瀬古委員 もう一度児玉参考人にお伺いしたいと思うんですが、建物のバリアをなくしていくということも大事だと思います。同時に、障害者の皆さんの移動の自由など、そういう点でも、交通機関のバリアフリーということは大変大事だというふうに思います。また、情報だとか通信のバリアフリー、今、郵...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。  大変短い時間で失礼いたしましたが、きょうの貴重な皆さんの御意見をぜひこれからの審議に生かして、反映させるように努力したいと思います。きょうはどうもありがとうございました。     〔委員長退席、実川委員長代理着席〕
06月26日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第22号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  建築基準法の改正案について質問をさせていただきます。  この間の建築基準法の規制緩和の経緯を見てみますと、ほとんどが容積率の緩和であり、より高く、より大きな建物を都市部に建築できるようにすることを容認した歴史でもあります。こ...全文を見る
○瀬古委員 今の御説明からしまして、法の改正があった当時、マンションなど集合住宅に、地下を利用した住宅というのは念頭に置かれていたんでしょうか。いかがですか。
○瀬古委員 一九九四年六月の二十日に、衆議院の建設委員会で日本共産党の中島武敏議員がこのように聞いているんですね。マンションなんかの場合ですけれども、今度の改正で地下に二階とか三階とか、敷地で広大な地下面積をつくる、こういうことになるんじゃないかということを恐れるんだけれども、ど...全文を見る
○瀬古委員 でも、最初も私たちは指摘していたんです、こういう悪用する例が出てくるんじゃないかと。実際には、今言われたように、平均地盤面で少しずつ切っていけば建設は可能だという形なんですが、見た感じは、がけ地に地下八階地上三階、ひどいところは地上三階地下十階というところもありました...全文を見る
○瀬古委員 もちろん、市町村が条例をつくったり、それから地区計画をつくったり、都市計画をきちっと決めていくということは、私は大変責任があると思うんですね。こういうことを許したもちろん自治体の責任もありますよ。しかし、建設省だって、だまされたというか、ある意味では、そのときにはマン...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ改正を考えていただきたいと思うんです。  先ほど条例の問題もありましたけれども、確かに、条例をつくれば一定規制できるんですね。しかし、先ほど大臣が言われたように、その条例が法的な根拠をどう持つかという問題が私は必要だと思うんです。  そうすれば、少なくとも、建...全文を見る
○瀬古委員 そういう場合に、ともかく規制緩和ばかりやって、業者のやりたい放題にやる、こういう緩和ではなく、本当に今起きている幾つかのマンションをめぐるトラブル、こういうものも解決できる方法も私は改正をぜひしていただきたいと思うんです。  ともかく、先ほど言いました川崎市のセブン...全文を見る
○瀬古委員 住民が、がけに建っているようなそんなマンションを何で買うのかということなんですよ。それは、私は少なくとも国の政策とかかわりがあると思うんです。公営住宅がどんどん、もう建設やめてきているでしょう。公団住宅だって、もうつくらないというわけですよ。そうしたら、一千万ぐらい安...全文を見る
○瀬古委員 それは私が何度も言っているように、事前にきちんと計画をつくるのは当然だけれども、そのときにまだ住民が十分参加できていない状況があるわけですよ。目の前に突然住宅が、十一階建て、十二階建てが建ったときにどうしようかという問題があるわけです。最初に住民が物を言わなかったから...全文を見る
○瀬古委員 住民に責任をかぶせる、もしくは自治体に責任をかぶせるなどという、私は本当に無責任だと思いますよ。  自治体だっていろいろ、さっき出てきたように、まちづくり条例をつくったり、何とかしてやっているんですよ。それで、こんなひどい悪質な業者には再三指導をやっているんだけれど...全文を見る
○瀬古委員 もう時間がございませんけれども、シックハウスで幾つか、各省から来ていただいていますので、御質問させていただきます。  シックハウスで、今回、ホルムアルデヒドとクロルピリホスの規制、建築材料及び換気設備の規制を導入したことは私も評価いたします。しかし、実効上問題がある...全文を見る
○瀬古委員 経済産業省から来ていただいていると思うんですが、危険な化学物質を使用した建築材料が大変多くなっている。製造者責任を明確にして安全な材料開発を追求することも重要だと思っています。やはり、使われている化学物質などの表示をするようなJIS規格表示をもっと厳しく義務づけるべき...全文を見る
○瀬古委員 官庁、学校、幼稚園、保育園、病院、特養ホームなどの福祉施設、それから公的な施設は、既存建築物も含めて定期測定と情報公開が必要だと思います。また、現在、過敏症になっている人たちに対して、実態調査、それから緊急の対応の公的住宅、学校、保育施設、備品の改善、訪問教師、学校に...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。  終わります。
06月28日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第23号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、きょうはハートビル法の改正案についてお聞きしたいと思います。  今回のハートビル法改正案については、一定の前進があり、評価できるものだと考えています。しかし、一九九四年に施行されたハートビル法は、その後七年間に新築され...全文を見る
○瀬古委員 あらゆるところに参加をする、そして利用するという問題は、そういう機会が与えられるということは当然なんですけれども、それはどこから来ているのか。それはやはり、高齢者や障害者の社会参加が権利であるというところの位置づけをきちっとするということが私は大事だというふうに思って...全文を見る
○瀬古委員 今回、バリアフリーの義務づけを二千平米以上の建築物に限定しています。しかし、二千平米以下でも、学校だとか公民館、体育館等公共の施設は、現在、防災施設にもなっているところがたくさんございます。こういうところはバリアフリー化をすることが不可欠だというのは、私は阪神大震災の...全文を見る
○瀬古委員 この問題は地方任せではなく、ぜひ国としてもきちんとしたスタンスを持っていただきたいと思います。  そこで、国や都道府県は、円滑化基準を満たす建築物、認定建築物の割合に年次と目標を持って計画的にバリアフリーにしていくということが大変大事だというふうに私は思います。やる...全文を見る
○瀬古委員 計画的に、早期にという場合は、一体どれぐらいの年度で達成し終わるのか、二千平米以下の問題についてもどういうふうに考えていらっしゃるのか、その辺の計画的な中身はどのように御検討なさっていますか。
○瀬古委員 この問題は、国土交通省が法律までつくって進めているわけですから、ぜひその計画も前倒しして大いに努力していただきたいと思います。  では、学校、幼稚園の関係などについて伺いたいんですけれども、学校や幼稚園などの建築物については、既存の建築物も含めて、やはり計画的なバリ...全文を見る
○瀬古委員 今の、今後の目標と計画は。
○瀬古委員 今、文部科学省が全体では五三%と言われたんですけれども、バリアフリーの設備設置校数というのは、エレベーター、自動ドア、スロープ、障害者トイレなど、何らかの設備が一つでも整備されていたらカウントされる、こういう数値なんですね。ですから、私は、それでも今子供たちが通う学校...全文を見る
○瀬古委員 このバリアフリーの問題は急がなきゃならない問題ですので、世界的な大きな流れでもあり、ぜひ検討し直していただきたいというふうに思います。  そこで、厚生労働省にも来ていただいています。  保育園、特養ホームなど福祉施設や国立病院などの建築物についての既存建築物も含め...全文を見る
○瀬古委員 例えば理髪店とか美容院など、小規模なお店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアなども含むんですけれども、特に中小零細業者にかかわる特定建築物のバリアフリー化の対応への修繕、模様がえなどの補助、融資などの支援措置の拡充は、今回検討されているでしょうか。
○瀬古委員 この問題も、中小業者がこの不況の中で努力して、何とかバリアフリー化をしようということで企画してそれを実施しようとするわけですから、そしてまた、そういう小規模の改築というのは、その地元の建設業の仕事をふやすということにもなると私は思うんですね。そういう点では、地方自治体...全文を見る
○瀬古委員 障害者団体などが全国的な集会を開く場合に、宿泊に困るという実情がございます。しかし、ホテルや旅館などが滞在型の宿泊施設として特定建築物にはなっておりません。アメリカなどでは、ホテルなどについて部屋数の一定割合を障害者等が円滑に利用できる部屋として確保しているという場合...全文を見る
○瀬古委員 法律が制定されましても、運用の段階で本当にハートが伴うかどうかということがあるんです。特に最近は、建築確認の民間開放が行われているために、建築物の確認検査が建築基準法に照らして問題がなければゴーサインを出してしまうという例がございます。行政の関与する機会が大変少なくな...全文を見る
○瀬古委員 現在の建築確認申請でも、行政がチェックする場合と民間がチェックする場合と、かなり問題があるというふうに言われています。そういう点では、私は同じ目でチェックができるかどうかというのは少し疑問に思っています。  そこで伺うんですけれども、今回、誘導基準に適合すると、都道...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  今回の審議を通じて、今、規制緩和がどんどんやられて環境が破壊されている。その上、一定の制限があるといっても、例えば大規模な建築物になれば、はみ出し部分でもさらに一定の悪影響が考えられます。今後そういう点での改善が必要だと私は思います。  以上...全文を見る
○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、建築基準法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  建築基準法での用途地域の指定による建築の制限、容積率、斜線制限、日照規制などは、本来、良好な都市環境を維持するために設けられたものです。ところが、本改正案は、都市再生の一環とし...全文を見る
○瀬古委員 私は、高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律案、いわゆるハートビル法の一部改正案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりです。  その趣旨について御説明申し上げます。  全面参加...全文を見る
07月05日第154回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第1号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょう、私がここに持ってまいりましたパンフレットがございます。これは実は「ビューティフルマインド」という映画がございまして、ことしのアカデミー賞を受賞した映画でございます。  これは、実在の人物を映画化したもので、精神分裂病...全文を見る
○瀬古委員 これは、現状は極めて不十分です。今言われたこともあるかもしれませんけれども、全体的には、今、触法精神障害者の捜査段階での扱いが大変不十分な状態に終わっている。この点は、制度的にきちんとその病状悪化を招かない措置というのが私は必要だというふうに思います。ぜひ御検討いただ...全文を見る
○瀬古委員 診療報酬体系にないような検査やそういう治療というものは、一体、具体的にどういうものがあるのでしょうか。
○瀬古委員 例えば、外国の保安処分施設で使われていると言われております薬を、そういう日本では認可されていないけれども外国で使っているような薬を使うとか、それから、ある意味では強制的に記憶をなくしてしまうとか、それから電気ショック、これは一定まだやっているところもありますけれども、...全文を見る
○瀬古委員 どういう治療が行われるかというのは、ここはまだ、私は大変難しい問題があると思うんですね。そういう点ではもっともっと研究しなきゃならないと思いますけれども、単なる注意をしますとか大臣がくちばしを入れるというだけじゃなくて、きちっと制度的な、人権をチェックするような体制も...全文を見る
○瀬古委員 実際には本当にそういうふうになるのかということなんですよ。私、実は、きょう皆さんにお配りしております資料の中に、ちょっと資料五というところから見ていただきたいと思うのですが、ここには、精神障害者の社会復帰施設等市町村別設置率というのがございます。  これを見てみます...全文を見る
○瀬古委員 努力するにしても、一割しか、市町村にこういう施設を持っているところがないわけですよ。  この表を見ていただきますと、例えば、名前を挙げますと、高知県なんかは一つの市しかない。それから、佐賀県なんかも一つの町しかないんですね。福祉圏でといったって、一つの県にそれしかな...全文を見る
○瀬古委員 ですから、現実的にそういうものを組み立てた上でこの問題を考えないと、まず最初にそういう準備も十分整えないで、この法律だけひとり歩きしていくという問題になると、これは重大な問題になってくると思うんですね。その点をぜひ指摘しておきたいと思います。  次に参ります。  ...全文を見る
○瀬古委員 私は、厚生労働省、かつては厚生省のその実態調査について聞いているんです。最初は五七%、今は二二%、一体どうなっているのかと。  まあ七万二千人というけれども、七万二千人どころじゃない、先ほど十万人というお話も出てまいりました。この資料一でも見ていただきますように、入...全文を見る
○瀬古委員 では、厚労大臣に聞きたいんですけれども、患者の入院期間は、この資料二を見ていただきますと、三年未満が十五万人、四五%です。半数以上が三年以上の入院です。十年以上の入院は十万人もいる。それも、資料三を見ていただきますと、四十五歳から六十九歳がかなり占めている。受け入れ条...全文を見る
○瀬古委員 私は、大臣はそのおくれは認められたんですけれども、何でおくれたのかという分析が必要だと思うんですね。  資料四を見ていただきますと、海外と比べて、ぐんとふえてきているのは日本だけで、あとはみんな七〇年代を契機にずっと減らしてきていますね、患者さんを。何でこうなったの...全文を見る
○瀬古委員 四十年もおくれたんです。その結果、そのときの勧告を受け入れていたら本来とっくにもう退院できた人たちが、退院できないままこの間進んできたんですね。それだけじゃありません。  一九八五年の五月には、国際法律家協会と精神科の専門家も入れた調査団が日本に派遣されました。この...全文を見る
○瀬古委員 四十年間もおくれてきた責任があるんですよ。ある意味では、単なる次をやりますというだけでは済まされない。それこそ、この加藤正明元国立精神衛生研究所の所長は、このクラーク勧告書を契機に変わっていたら、今日これほど日本が国際的な批判を浴びるようなことがないと思われて残念でた...全文を見る
○瀬古委員 何でベッド数が多いのかという問題を私は考えなきゃいかぬと思うのです。一つは、やはり精神科特例という形で診療報酬を本当に低い形で押しつけてきた経過があるわけでしょう。民間病院は、これだけの看護婦やお医者さんの配置では結局患者さんを薬漬けにする、長期入院で採算を合わさざる...全文を見る
○瀬古委員 私は、本当に一気にやらなければ、しかし、やったとしても本当に戻れるかどうかという大変重要な責任がやはり国に問われていると思います。  社会復帰の問題についても、先ほど言いましたように、自治体の精神障害者の社会復帰施設の設置率は一〇%だ、九割の自治体では何にもない、こ...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  実際に、今お話を聞いても、本格的に入院治療を十分充実したものにしていく、外来の治療やまた社会復帰をうんと一気に引き上げる、それもぼちぼち努力してなんという程度じゃない、五倍、十倍に引き上げるような取り組みがなければ、本当に今の国としての責任は持...全文を見る
07月09日第154回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第2号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  私は、今回提案されている法律で、触法の心神喪失者に対する医療がこの法律によって向上していくのか、そして、どんな医療が行われるのかということが大変大事だというふうに思っ...全文を見る
○瀬古委員 では、その後の治療の問題なんですけれども、今回の法律の政府案では、現行の診療方針とか診療報酬にない治療が行える、厚い治療が行えるんだというお話もございました。  それで、ここは仙波参考人とそして中島参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、特別な手厚い医療をここでや...全文を見る
○瀬古委員 私も、実は民間の精神病院にソーシャルワーカーとして勤めておりましたので、民間の病院がどういう努力をなさっているかということも十分知っているつもりです。  しかし、日本の精神医療の制度の中で、やはり診療報酬の低い、実態に合わない中で、そして、御存じのように、日本は海外...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  参考人の皆さん、どうもありがとうございました。皆さんの御意見を十分参考にしながら、本当に慎重な審議をぜひ続けてまいりたいと思います。きょうはありがとうございました。
07月12日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第24号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、大きく二点について御質問したいと思います。一点目は、道路四公団の民営化推進委員会の人事問題でございます。  道路四公団民営化推進委員会の人事問題をめぐって、道路族と言われる人々の暗躍が世間の耳目を集めました。他方、この...全文を見る
○瀬古委員 マスコミの報道などを見ましても、そして実態を見ましても、なぜこういうものが自民党内につくられたのかということは、自民党の道路族の意向をどうやって反映するか、利権をどう確保するかというためにつくられたということは明確だと思うんですね。そういう点では、つくるのは大賛成とい...全文を見る
○瀬古委員 大臣は、午前中の審議会の人事については言いたかったけれども言わなかったという話もされておりましたけれども、この人事、事務局の体制を見てみますと六割が、二十八人中十六人が国土交通省の職員で、道路公団職員も一名入っています。そうしますと、大体国土交通省の意向が十分反映でき...全文を見る
○瀬古委員 大臣がそれほど審議会の改革に御熱意をお持ちなら、少なくともこういう事務局の体制だって、その事務局でいえば、今までは高速道路をどうやってつくるかということで進めてきた側ですから遠慮して、ある意味では、もっと第三者的に物が言える人を事務局にだって入れるぐらいの改革があって...全文を見る
○瀬古委員 単に公表されるだけではだめなんですね。やはり、一切もらわないと……。公共事業はあくまでも国民の税金ですよ。こういうところから献金を受け取らないということをはっきりさせるべきだと思うんですね。そういう意味では、ぜひ、その担当大臣である国土交通大臣が、公開だけでなくて、実...全文を見る
○瀬古委員 扇大臣は、鈴木宗男氏がなぜ逮捕されたかという、その本質をわかっていらっしゃらないと思うんですよ。彼は届け出たけれども、それにわいろ性があるということで逮捕されたわけですよ。  そういう点では、届け出ていればいいのかというと、私が今言ったように、きちっと届け出てある献...全文を見る
○瀬古委員 実際に、本当にトラブルが続出しているんです。全国借地借家人組合から不法不当な賃貸借契約の事例が国土交通省にも多分示されていると思います。  例えば、札幌の事例なんですけれども、建物賃貸借契約書の契約事項で、期間内解約違約金というのがありまして、実際には、乙は頭書の契...全文を見る
○瀬古委員 退去時の問題なんですけれども、原状回復に関する規定について、これも居住者に不当な負担を負わせることが大変多いのです。平成十年三月に建設省及び財団法人の不動産適正取引推進機構がまとめました「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に照らしても、不当不法な契約が多くなって...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも自然損耗については取らない、こういう原則は当然守られるべきだと思うのですが、その点、いかがですか。
○瀬古委員 ぜひ腰を引かずに御指導いただきたいと思います。  そこで、公共賃貸住宅の契約書。退去の際に不当に居住者に負担を求めているものがございます。  私、きょうは、大阪府住宅供給公社の事例、そして大阪の市営住宅の事例を持ってきたのですが、住宅供給公社などは、壁塗装などは公...全文を見る
○瀬古委員 以上、終わります。ありがとうございました。
07月17日第154回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先日、六号台風の災害で、仙台市の広瀬川の中州に取り残された六十五歳の男性と七十歳の女性がヘリコプターで間一髪救出された映像をテレビでごらんになった方も多いかと思います。この二人は野宿者だったそうです。いつも命と向かい合わせに生...全文を見る
○瀬古委員 私は、自立という問題でいえば、これは自活とは違うと思うんです。生活保護を受けていながら、実際には自分らしく生きたいと、そして自分で自分の生き方を選択していく、そういう自立の道というのもあるはずなんですね。  すべて仕事をやらなきゃ自立じゃないなんという定義も間違って...全文を見る
○瀬古委員 きちんと各区役所に指示した文書がございますので、よく調査をしていただきたいと思うんです。一律になって全体が上がればいいんですが、これが一律に下がるということのないようにぜひ御配慮いただきたいと思います。  最後ですけれども、野宿者の集中する地域では結核の罹患率が大変...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  結核だけではなくて、実際に現場に入ってみますと、精神病それからアルコール中毒、知的障害など、さまざまな病気や障害を持っている野宿者も多いわけでございます。一律に管理的な施設で共同生活をやれといっても、そういう事情で困難な場合もございます。やはり...全文を見る
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  日本共産党は、この法案に対して、ホームレスの人々の直接支援とホームレスに至らないための施策を国の責任としたこと、就業機会の確保を緊急、抜本対策として位置づけたこと、国の基本計画、都道府県の実施計画などの策定を義務づけている点で...全文を見る
○瀬古委員 まだ五分たっていないんです。委員長、一言。最後に一言言わせてください。やりとりできるというふうに聞いているんですけれども。一言だけ言わせてください。一言だけでいいですから。
○瀬古委員 一言だけ言います。  今の答弁では、本当に不安、野宿者の皆さんの、そして支援者の皆さんの不安にこたえていないというふうに思います。  それで、きょう私の方は時間の制限がありますので、私の質問全文を皆さんにお配りいたしました。ぜひ提案者の皆さんには、関係者の皆さんが...全文を見る
07月18日第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第9号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、六号台風による岐阜県の大垣市等の災害対策について、まず伺います。  今回、五百五十一戸の浸水被害を受けました大垣市荒崎地区の浸水は、先ほど御質問にもありましたように、江戸時代、旧大垣藩の城下町を洪水から守るための堤防よ...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、ここはそれなりの水害の危険性があるという地域に市営住宅や県営住宅などをつくってきた責任、それぞれの自治体の責任も当然あると思うんですが、しかし、全体的には、こうした災害復旧という問題でいえば、国も一定の、それなりの制度をつくってしかるべきだ、そういう検討も...全文を見る
○瀬古委員 今回、洗い堰からの溢水は十日の午前六時十分、そのとき、揖斐川の下流今尾地点の水位はまだ三・八九メートルです。そして、同地点での同日の最高水位は八・七九で、これは午後二時なんですけれども、揖斐川上流の徳山ダムは今回の溢水に何の影響も持たないことは明らかなんですね。それは...全文を見る
○瀬古委員 時間が余りございませんが、最後、岩手県の釜石市に私、参りまして、ここは二人の方が亡くなっています。  それで、ここはがけ地が多くて、もう本当に災害の救出、そして復興も大変な状態になっています。しかし、全体的には災害救助法の基準に合わないということで、実際に適用されて...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ積極的な対応をお願いしたいと思います。  ありがとうございました。終わります。
07月23日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第4号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。きょうは、大木大臣の地元の愛知の問題をお聞きしたいと思いますので、大臣の率直な御見解を伺いたいと思います。  まず、藤前干潟について伺います。  私たち日本共産党は、藤前干潟の全面保全とごみ問題解決の二つの問題の解決のための提...全文を見る
○瀬古分科員 では二つ目に、愛知万博、海上の森のオオタカの保護策について伺います。  海上の森のオオタカのことしの営巣が失敗に終わりました。九九年の四月末にオオタカの営巣が公表されて、この営巣をきっかけに、海上の森での万博の会場計画が大幅に縮小されました。県と協会はオオタカ調査...全文を見る
○瀬古分科員 今回の営巣の失敗と万博工事との関係、これは影響はわからないということは、ある意味では影響があったかもしれないということなので、そういう点では、「猛禽類保護の進め方」の観点で、やはりきちんと環境省としてはぜひ努力をしていただきたいし、このゴンドラが大きな影響を与えると...全文を見る
○瀬古分科員 今のオオタカの深刻な営巣状況からして、もう一度検討するということは当然だと思います。今後、ぜひしっかりとした検討をしていただきたいと思います。  時間がございませんので、三つ目の問題、名古屋環状二号線問題について質問いたします。  二〇〇〇年度といいますと、環境...全文を見る
○瀬古分科員 今大臣が言われたように、ある意味では先回りする、事前の対応をやはりきちっとしておく、そして住民の皆さんのいろいろな要望が出たことについてきちんと耳を傾ける、この点は私、大変大事だと思うんです。  そこで、私は、名古屋環状二号線の具体的な内容についてお聞きしたいと思...全文を見る
○瀬古分科員 名古屋の地域、とりわけ南部地域は環境の問題では大変深刻な事態でございます。今、大臣も、名古屋が環境問題で決して芳しい状況ではないということもお認めいただいたと思うので、とりわけこの問題については積極的な対策が今求められていると思います。  そこで、国土交通省が作成...全文を見る
○瀬古分科員 今ちょっと大臣の御答弁で聞きにくかったんですが、北部については既に申し入れをしてあるということでよろしいんですか。
○瀬古分科員 北部で実際に供用されている部分では、もう基準をオーバーしているわけですよ。そして、今大臣が言われたように、北部がオーバーしているから南部がオーバーするとは限らないと言うんですが、南部ももうかなり悪い状態なんですね、まだ供用されていないのに。そうすると、ここに道路が走...全文を見る
○瀬古分科員 国土交通省にも来ていただいているんですが、お聞きします。  昨年六月二十日の国土交通委員会で、私の質問に対して国土交通省の大石道路局長は、「供用時期が明確になった時点で、この供用時点での環境予測も実施し、地元の皆様方に説明してまいりたい」と答弁されています。  ...全文を見る
○瀬古分科員 少なくとも住民の皆さんが協力しようと言えるような一定の時期、言われたときにはもう建設が始まっていてとても手がつけられない、こういうことがないようにやるべきだと思うんです。例えば、地元でいいますと、これは予算がついてから予測値を出すんだなんて言われる場合もあるんですけ...全文を見る
○瀬古分科員 では、地元が予算のぎりぎりになってから出すなんて言っている場合がございますので、ぜひ訂正をお願いしたいと思います。  時間がございませんので、アセスの問題について伺いたいんですが、アセスは国や地方自治体が専門家の協力を十分得て行うんですけれども、実際には、現実、ア...全文を見る
○瀬古分科員 やはり住民の皆さんは、万博のときにこの道路が供用されて、大変環境悪化になるんじゃないかと心配なさっているんですね。そういう意味では、住民の皆さんが十分判断でき得る時期、少なくとも二〇〇五年についても一定の予測というのは明らかにしていただくということが大事だと思うんで...全文を見る
○瀬古分科員 時間がもう最後になりました。  それで、やはり環境問題では積極的な対応をぜひお願いしたいということで、新しい二十一世紀にふさわしい環境道路行政ということで、できるだけ不必要な道路はつくらないということも大事ですし、車を減らすということも大事です。しかし、どうしても...全文を見る
○瀬古分科員 どうもありがとうございました。
07月24日第154回国会 衆議院 国土交通委員会 第25号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、横浜人材活用センター事件について質問いたします。  今から十六年前に、国鉄をJRにするための余剰人員対策として、全国各地に人材活用センターが設置されました。この事件は、五人の国労組合員を監視していた助役の責任者に全治四...全文を見る
○瀬古委員 近く判決の言い渡しがあるということなんですが、裁判だって国がちゃんと責任を持たないからやらざるを得ない、こういう状態に労働者を追い込んでいるんですよ。人権侵害として認めておきながら、それも国家的な人権侵害だ、こういう無罪の判決も下っているんです。それでも、その判決に従...全文を見る
○瀬古委員 大臣、このでっち上げ事件は、もう無罪は確定しているんですよ。確定しているからこそ、歴代の大臣などが、解決しなきゃならないと。  当事者じゃないと言われたけれども、とんでもないんです。実は国土交通省は当事者なんです。実際には、その当時の国鉄をきちんと指導する責任がある...全文を見る
○瀬古委員 全く間違っていますよ。旧国鉄の懲戒基準規程、そして懲戒基準に関する協定では、懲戒処分が消滅した場合はちゃんと戻さなきゃならないと、はっきり書いてあるんです。それを国交省としてはやらなきゃならないんですよ。あなたたちは法律を全く無視するんですか。実際には、身分を回復する...全文を見る
○瀬古委員 大問題ですよ。本人の国鉄職員の身分にかかわる訴訟が起きているわけでしょう。その訴訟の書類は、当然、法務管理規程及び訴訟等基準規程で、全部永久保存しなきゃならないんです。少なくとも、今係争中ですからね。そんなものがなくなっているなんということは、とんでもないことなんです...全文を見る
○瀬古委員 五人の人たちは、職員名簿として載っていなければ新しい会社に今度採用されない、だからわざわざ裁判まで起こして、ちゃんと身分はあるんだぞ、そういうところまできちっと確認してやっているんです。そういう名簿がなくなるなんということは、ちょっと考えられないです。  私は、きち...全文を見る
○瀬古委員 こういう点で、大変不誠実だということがおわかりいただけると思うんです。本人たちは、十六年も路頭に迷わされて、犯罪人に扱われて、何とかしてほしいと言っているのに、その大事な大事な証拠書類だってどこに行ったかわからない、こんなばかなことがあるでしょうか。  こういう事件...全文を見る
○瀬古委員 大臣、こうした裁判、本人の身分にかかわる裁判などは、全部逐一大臣にちゃんと報告しなきゃならないという仕組みになっているんです、法律上は。だから、私は大臣に、もっとしっかりこの事件について、ぜひ調べていただきたいと思うんです。  本来、これは国土交通省、大臣として責任...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたので。  今、本人たちが宿舎に入っても、周りの人たちをその宿舎から移転させる。周りの人たちを全部移転させて、本人だけひとりぼっちで残して、保安上も防犯上も大変問題の中に、ある意味では立ち枯れといいますか、本人が出ていかざるを得ないような嫌がらせも今や...全文を見る
10月30日第155回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょう最初に、公費負担による手話通訳制度について御質問いたします。  「何人も、裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。」憲法第三十二条がございます。障害を持つ方々にもこの権利があるのは当然ですし、障害を持つ方々が司法サ...全文を見る
○瀬古委員 現在、裁判所のバリアフリー化も進められていると聞きますけれども、その進捗状況をお聞きしたいと思います。  例えば、障害者のための案内、総合窓口サービス、エレベーター、車いす用のトイレ、傍聴席の改善、盲導犬や介助犬の帯行、それから裁判所の書面の音声化や点字でのサービス...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、ハード面のバリアフリー化の問題については計画的に進めていただきたいと思います。  そこで、きょうお聞きしたいのは、ソフト面でのバリアフリー化の問題、人の配置などの問題についてお聞きしたいと思います。  大臣あてに三重県の青年からこんな訴えが届きました。彼は高...全文を見る
○瀬古委員 民事訴訟法には、百五十四条で、口頭弁論に関与する聴覚障害者等が通訳人を立ち会わせるということにはなっているんですが、その通訳人の費用は自費で賄うような規定にされています。ただし、費用負担が困難な者に対しては、救済策として、裁判所に申請すれば弁護士費用と同じく訴訟費用と...全文を見る
○瀬古委員 例えば障害者の経済的な問題ももちろんあるんですが、障害者が裁判を受ける一つの権利として、その人に資力があるなしにかかわらず、きちっとバリアフリーという形でぜひ制度化してほしいということで、今大臣が言われたように、そういう趣旨に基づいた運用がなされるようにぜひお願いした...全文を見る
○瀬古委員 今、青年が体験したように、実際には裁判官の一言にすごく傷つけられるという問題もございます。  そういう意味では、本当は裁判に来るまでにさんざんいろいろな苦労をして、そこへたどり着いたという形なんですね。そういう点でいえば、そういうソフト面でも、ハード面の整備はもちろ...全文を見る
○瀬古委員 お配りした資料を見ていただきたいと思うんですが、この五年間で扶助決定件数は四倍近くふえております。二〇〇二年度は四万件にもなりそうだと言われています。その中でも、自己破産事件の件数は六倍、扶助決定事件に占める割合は、昨年度、二〇〇一年度で六七%にも上っております。二〇...全文を見る
○瀬古委員 財団法人法律扶助協会によれば、近年の多重債務の原因は、むしろ生活苦による借り入れが原因となっていると。援助した自己破産事件の四〇%は、借り入れの原因が倒産、失業、個人商店の事業資金等の不足などで、高い金利の消費者金融だとかを借りるという点で、住宅ローンも払えなくなると...全文を見る
○瀬古委員 これだけ自己破産がどんどんふえて、七割近くもこの事業の中に占めるということになれば、適切な運営といったって、もう貸せない、金出せないということになるというのははっきりしているわけですよね。そして、これがどんどん今これからふえていく状況になっているという事態ですから、も...全文を見る
○瀬古委員 そういう深刻な事態に今後なるんじゃなくて、今もう大変な状態で、実際には貸し出しをストップするという状態になっているんですね。  そういう点でいえば、この事態になっているということはもう事実なので、ぜひ財政当局とも相談していただいて、何らかの措置を年内にもぜひ組んでも...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。以上で終わります。
11月06日第155回国会 衆議院 国土交通委員会 第1号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、東京大気汚染裁判に関連して伺います。  十月二十九日、東京地方裁判所は、一九九六年五月に提訴した東京大気汚染公害裁判第一次訴訟で、道路公害について国や東京都などの道路設置管理者に責任があるとして総額七千九百二十万...全文を見る
○瀬古委員 道路行政のあり方については、私は、また改めてその点は国の責任も含めてお聞きしたいと思っています。  とりあえず、きょうは、新たな患者さん、もうそういう認定患者はいないというところでそういう人が今回認められたという点では、未認定の患者への賠償を命じたという点では、今引...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、救済制度を内閣としてもきちんと制度として確立できるように御努力いただきたいと思います。  次に参ります。  トンネルじん肺の問題なんですが、日本では、一九六〇年にじん肺法が制定されてから四十二年、いまだに毎年一万人以上がじん肺として診断されて、千人近い労働者...全文を見る
○瀬古委員 大臣、ところが、じん肺発生の中で大きな比重を占めているトンネル建設というものは、国土建設の一環であり、公共事業であるわけですね。じん肺は労働現場で発生する職業病でありながら、現在は、残念ながらまだ効果的なこれという治療法が存在しません。  それで、労働者の健康を守る...全文を見る
○瀬古委員 仕様書の問題は、また後で御質問したいと思うんです。  きょうは、厚労省にも来ていただいております。それで、ガイドラインのことについてお聞きしたいんですけれども、この労働省のガイドライン、昔は労働省だったわけですが、ずい道等建設工事における粉じん対策に関するガイドライ...全文を見る
○瀬古委員 平成十三年の労働環境調査というのを厚労省からいただきました。それで、じん肺の職場でこのガイドラインがどのように徹底されているかというのをアンケート調査でやられたそうなんですね。それを見させていただきますと、これは過去三回ぐらいやっていらっしゃるんですけれども、一番新し...全文を見る
○瀬古委員 なぜこの測定を義務づけられないのか、それは日々状況が変わるからだというんだけれども、実際には世界の流れはきちんと義務づけてやっているんですよ。基準も出しているんです。一九八二年には、もう日本産業衛生学会は国に粉じんの許容濃度というのを勧告しております。それには、一・五...全文を見る
○瀬古委員 一応、国土交通省がガイドラインを位置づけられていらっしゃるということはわかるんですね。  ところが、大変大きな問題があります。その中に、労働者の労働時間なんですが、労基法違反前提の拘束十一時間、実労十時間、こういうもともと二時間の時間延長を前提とする労務費、労働時間...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、実態が十時間も働いているから十時間で積算するなんということはもうやめてもらいたいと思うんです。むしろ、八時間よりも六時間にするとか七時間にするとか、暴露時間をどうやって少なくするかということを考えなきゃならないと思うんですね、今のこういう職場の状況を考えれば。も...全文を見る
○瀬古委員 最後に大臣にお聞きしたいと思います。  裁判の今までの経過、それからこの病気の特徴といいますか、物すごくひどい職場で実際には働いていらっしゃって、発病がもっと後で、十年、二十年後に出てくる。出たときにはもう会社がなかったり、実際には、隧道工事というのは転々と職場を、...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  生きているうちに補償してほしいという切実な願いをぜひ検討していただいて、その事業所の指導責任を持っている監督省庁としての役割をぜひ果たしていただきたいと思います。  以上、終わります。ありがとうございました。
11月13日第155回国会 衆議院 国土交通委員会 第4号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  三人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。  実はこの区分所有法の審議に当たりまして、私たち日本共産党は、昨日ですが、この法案への見解及び提案を発表させていただきました。審議をより豊かにして、そして私たちが提案させて...全文を見る
○瀬古委員 穐山参考人にお伺いしたいと思うんですが、この管理組合連合会の声明文の中にも、これは財産権を保障している憲法二十九条の問題ですね、マンションを持っていらっしゃる方の財産権をいろいろな決議で奪ってしまうことになりはしないかという点で、例えば、この客観的な要件の問題なども、...全文を見る
○瀬古委員 三人の参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、建てかえの場合に参加できない方々というのは当然出ていらっしゃいます。そういう場合の支援措置という問題はどのように考えていらっしゃるでしょうか。  今、いろいろな支援措置もあるというんですけれども、もちろんマンション建替...全文を見る
○瀬古委員 建物の長寿化については、皆さんが強調されていらっしゃいますし、私たちも本当にその立場で頑張らなきゃならないなと思っているんですが、先ほど、診断制度だとかそういう面でのもっと助成措置をきちっとやらなきゃならないという問題もありました。  それから、個別にも、例えば資金...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。
○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、実はホームレス問題にも取り組んでおります。テントを回り、公園を回って温かいお茶や食べ物を配ったりしながら相談も受けているのですが、時々、この前までマンションに住んでいたという人がいて、びっくりすることがあります。この日本...全文を見る
○瀬古委員 最低限といっても、全く住宅がない人たちが二万人ぐらいいらっしゃるので、この点は今後私も問題にしたいと思っていますけれども、きょうはマンション問題についてお聞きしたいと思います。  国土交通省の統計では、築後三十年を経過したマンションの状況を見ますと、空き家の住戸が一...全文を見る
○瀬古委員 今御説明ございました優良建築物等の整備事業の実績はどういったものでございますか。
○瀬古委員 私が資料をいただいたところによりますと、実際にはこの五年間で九十二件です。平成十年度はわずか二件、一番多いときで平成七年度が六十三件なんですが、どんどん減ってきている。実際には余り活用されていない。これからどんどんふえるかどうかわからない。そういう点では、非常に使いに...全文を見る
○瀬古委員 年間で二件とか一件とかで十分などととても言えないものなんですが。  先ほど質疑の中にも出ておりましたように、リバースモーゲージ、お年寄りの皆さんが一たんお金を借りて、そして最後亡くなったときに住宅などで返す方式、これはどのように進んでおりますか。
○瀬古委員 聞きましたらたった一件という話なんですが、国土交通省がすごい、建てかえについていろいろやっていますと言う割には、全国で一件とか二件とか、何かお寒い状況なんですね。  私は、建てかえという問題、まだ全体的な建てかえの基礎数そのものが少ないという面もありますが、やはり建...全文を見る
○瀬古委員 マンションの場合は戸数が多いわけですから、もしそれが修繕されないで、そして放置されるということになると大変な事態になるんです。  私の知っているところでも、古くなったマンションでお年寄りがたくさんいらっしゃるんですが、とても建てかえる力もない、そして修繕する力もなく...全文を見る
○瀬古委員 そこがやはり今何とか突破しなきゃならない問題だと私は思うんですよね。融資といったって、結局返さなきゃならない。本当にそういう高齢者が大変たくさん占めているところでそういうことができるのかという点で、もうそういう借りられないところは放置するということになってしまう。 ...全文を見る
○瀬古委員 今回の改正案では、原始管理規約の適正さの確保、駐車場の専用使用権の設定などマンション紛争の原因中の大きな分野について、私は論議が極めて不十分だったというふうに思います。  第三十条第三項の関係で、区分所有者の利害の衡平という規定が入りました。これはこの間のマンション...全文を見る
○瀬古委員 また、各地でトラブルを引き起こしてきた分譲業者による駐車場の専用使用権の設定それから販売、こういうものを、法改正するなどして、禁止すべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
○瀬古委員 最後の質問になると思います。  最後に、大臣にお聞きしたいと思うんですが、マンションというのは一生に一度の大きい買い物で、そして後何十年もローンを払わなきゃならない、そういう点では、消費者保護という点で、それを一番図らなきゃならない問題だと思っています。  昨日、...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りました。  今の大臣の、いろいろな徹底を図るといっても、現状はまだトラブルがいっぱい続出している状況ですから、私は、やはり新たな審査制度といったものの検討をきちっと、ぜひやっていただきたいと思います。  引き続き議論をもっとしたいと思っております。この委...全文を見る
11月15日第155回国会 衆議院 国土交通委員会 第5号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。区分所有法等の改正について、二回目の質問をさせていただきます。  マンションでは、電気、水道のような基本的な公共サービスを受けるにも、変電室、ポンプ、貯水槽などの設備が必要になってまいります。また、団地基地内にはガス管が埋設されて...全文を見る
○瀬古委員 例えば、不特定多数の人が通行する道路の場合でも、団地によっては自動車が通行できないようなところもございます。しかし、そこに多くの人たちが行き来する、そういう場合などは、当然、ガス会社が本支管として敷設することが必要だと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
○瀬古委員 戸建て住宅の場合などは、例えば、普通自動車が入れないようなところ、ある意味では通行どめになっているようなところも、一定そういう本支管としてガス会社が敷設するということがあるわけです。  団地の建設にはいろいろな経過がございまして、例えば、建物を建てたときに、道路を通...全文を見る
○瀬古委員 戸建ての場合は、戸建てのおうちの中に入って人が行き来するわけではないわけですから、マンション、団地の場合には、団地の中を住民が行き来するということもあり得るので、そういう点でも、よく状況も配慮して、ぜひ敷設の負担についても無理のないような設定をするような御指導もお願い...全文を見る
○瀬古委員 これは、もちろん自治体の権限でもありますが、自治体によってまちまちなんですね、東京方面と大阪方面は全然違うとか。でも、少なくとも基本的な考え方でいえば、マンション居住者も、やはり戸建て住宅とは違った、ある意味では共同のそういう部分についての負担軽減というのを私は大いに...全文を見る
○瀬古委員 実態を一定調査していただけませんかと言っているんです。今、どういう状況になっているのか、それぞれ、公園だとか、廊下だとか、集会所だとか、変電室だとか、水道メーターの取りかえとか、いろいろな問題が一つ一つ違ってくるんですが、それをどういうふうにするかということは、もちろ...全文を見る
○瀬古委員 調べてくださいませんかと言っているんです。それはどうかということです。いろいろな状況があるけれども、例えば廊下についてどうか、変電室についてどうか、それから遊び場についてどうかというのを、実態を一度調べていただけませんかということを聞いているだけなんです。いかがですか...全文を見る
○瀬古委員 全然難しくないですよ。実際には本気になれば調べられます。ぜひ検討していただきたいと思います。  大臣、ちょっと聞いていただいたと思うんですけれども、やはり、戸建て住宅と比べてマンションの住民に課している特別な一定の負担というものがあるわけですね。そういう意味では、そ...全文を見る
○瀬古委員 当面、耐震性の強化とかバリアフリー化、エレベーターの設置など、社会的な要請にこたえる改善を修繕費用に加えるときには、それに対応する助成制度が必要だと思います。  十三日の参考人質疑で陳述された千代崎さんも、既存の制度でいえば公庫のマンション共用部のリフォームローンを...全文を見る
○瀬古委員 今の現状では大変困難だというふうに千代崎さんは言っていらっしゃるわけですよ。もっと本当に快適にそこで住み続けられるようなそういう援助を法律化する、そのぐらい本格的につくってほしいということなんですね。そういう点でも、今提案はともかく建てかえというのが中心で、実際には、...全文を見る
○瀬古委員 これで質問を終わりますが、本当にもっともっとこの問題については議論をしていただきたいと思うんです。参考人質疑の中でも、法制審議会の性格も変わってきたんじゃないかと。本当に住民の声を聞いて、そしてそれを反映した法案の提出になっていないということを強く指摘をしまして、私の...全文を見る
○瀬古委員 私は、建物の区分所有等に関する法律及びマンションの建替えの円滑化等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されています案文のとおりです。  その趣旨について御説明申し上げます。  本改正案については、十三...全文を見る
12月12日第155回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  政府の道路四公団民営化推進委員会は、委員の意見がまとまらずに紛糾いたしました。今井委員長が辞任した後、松田委員らがまとめた案を意見書として決定するという異例な事態になりました。  このような事態になったことについて、マスコミ...全文を見る
○瀬古委員 両者とも高速道路建設を継続するということでは同じなんです。  しかし、国民が改革に何を求めていたかという問題なんですね。今大臣は大きな成果を上げたと言うんだけれども、国民が求めていたものは、世論調査でも、これ以上高速道路は要らないという方が大体七割近くにも上っており...全文を見る
○瀬古委員 政府にとっては成果が上がったかもしれないけれども、国民が求めていた改革の方向、むだな道路の建設はこれでやめになるのか、債務負担は国民に押しつけないということがはっきりしたのか、そういうことは十分議論されていないと私は思うんです。結論も出ていない。  具体的に私はお聞...全文を見る
○瀬古委員 では、国土交通省にお聞きします。  「密室で作成された非科学的で無責任な需要予測」と指摘された東京湾アクアラインについてなんですけれども、この計画交通量と実績、時間がありませんので、こちらで調べましたけれども、供用初年度で一日約三万三千台、実績は一万一千九百台。しか...全文を見る
○瀬古委員 結局、この建設物価調査会と経済調査会の調査をしていないんでしょう。見守るという態度は変わっていないでしょう。公正取引委員会の検査の結果、問題があればやるという程度の話でしょう。私は扇大臣に聞きたいんですね、どうして、これだけ問題になっているのに独自の調査をやらないんで...全文を見る
○瀬古委員 私が問題にしているのは、この機関に国土交通省の職員が天下りしているわけですよ、そうして、操作をして、談合をやって引き上げている。ここに独自の調査をやるのは当たり前のことでしょう。  そして、本当にこの価格が正しいかどうかというのも、きちんと独自の調査をやって調べれば...全文を見る
○瀬古委員 はい。ですから、こういうところにも本当にメスを入れないと本格的な、国民の望む改革にならない、民営化先にありき、こういうやり方は全く間違っているということを指摘して、これから本格的な議論を引き続きやりたいと思います。  以上で終わります。