瀬古由起子

せこゆきこ



当選回数回

瀬古由起子の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第3号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、まず最初に、定期借家制の導入の背景にありました献金攻勢をめぐる問題について質問いたします。  契約期限が来ますと貸し主の都合で借家契約が解消できるという定期借家制度の成立を推進しておりました全国宅地建物取引業協会連合会...全文を見る
○瀬古委員 時々、こういう問題を質問したときに、大臣は、きちんとこれは届け出がしてあるのできちんと処理されているというお話もされるんですが、今、こういう企業献金、政治献金のあり方として、届け出がしてあっても、これがわいろ性があるという場合には逮捕されるという事例は、あの宗男議員の...全文を見る
○瀬古委員 政治連盟と協会との関係は、確かに直接、政治連盟は国土交通省がそれを指導するという立場ではありませんけれども、しかし、今までの経過でいうと一体のものとしてやられてきたという経過もあり、そして、今もなお、実際にはこの法案の成立をめぐってある意味では一体的に動いているという...全文を見る
○瀬古委員 これほどしっかりした証拠は、調べれば、ないわけで、そういう点では、ぜひ法務省の立場からもしっかり調査をしていただきたいと思います。  そして重大なのは、法案の名称を良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法案という、大変国民にとってはいい住宅がこれでたくさんでき...全文を見る
○瀬古委員 百万戸なんてとんでもない話ですよね。  百万戸というのは、その当時考えられましたか、約束したかどうかは別にしても。考えられた数ですか、百万戸というのは。
○瀬古委員 事実、こういう問題について、約束もしていないのに、これが約束されたかのようにして法案を通す、こんなことは到底私は許されないと思うんですね。公共住宅が百万戸供給されるどころか、今、見てくださいよ。東京都や大阪府などは新規建設ゼロでしょう。公団住宅は、原則、賃貸住宅の供給...全文を見る
○瀬古委員 もう少し深く長野の例は私は勉強していただきたいと思うのですが、この委員長さんはそれこそ公正取引委員会で働いていた方なので、独禁法は独禁法、公正取引委員会でやる場合はいろいろな証拠やそういうものが必要です。しかし、この適正化委員会は、確たるこういう証拠というものがなくて...全文を見る
○瀬古委員 先ほど言いましたように、こういう談合情報があって、グラフがぴたっと一致した場合には、公正取引委員会にお任せするんじゃなくて独自でやりましょうというのが長野の経験なんですよ。そして、十分やれると。提示だけじゃなくて、この浅川ダムの場合は、その内訳書をちゃんと証拠でとって...全文を見る
○瀬古委員 そこが問題になっているんですよ。長野では適正化委員会をつくって、きちんと談合で、独禁法違反ということで認定できるのはもちろん公正取引委員会だけれども、情況証拠でちゃんと、それぞれ独自で委員会を立ち上げればやれるということをこの長野県の例は示しているんです。そういうふう...全文を見る
○瀬古委員 もう時間が来ましたのでこれ以上時間とれませんけれども、今、第三者委員会で、例えば、それぞれの県でまだ取り組んでいないところはもちろん論外ですけれども、では、国の第三者委員会の審議がどうなっているのかと、私は少し取り寄せてみました。  実際には、第三者委員会の審議はわ...全文を見る
○瀬古委員 はい。  実際には、談合していない場合には金額は低い額でなっている。そういう公共事業のあり方そのものが問われているので、やはりしっかりメスを入れてやるようにぜひ検討していただきたいと思います。  以上、終わります。ありがとうございました。
02月28日第156回国会 衆議院 本会議 第11号
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○瀬古由起子君 日本共産党を代表して、社会資本整備重点計画法案及び社会資本整備重点計画法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について質問いたします。(拍手)  今日、むだと浪費の公共事業費の削減、公共事業の抜本的見直しは緊急課題です。  何を見直すべきか。それは、先に総...全文を見る
02月28日第156回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○瀬古分科員 おはようございます。日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、ハンセン病問題についてお聞きしたいと思います。  まず、入所歴なき患者・元患者さんの問題です。  らい予防法下で、ハンセン病にかかった人の中には、療養所に隔離収容されなかった人々がいます。入...全文を見る
○瀬古分科員 その話し合いが、この間いろいろされてきたんですけれども、実際には一年間、ゼロ回答が続けられてまいりました。そういう点では、本年一月二十日に開催された平成十四年度のハンセン病協議会が決裂したということでも、実際には厚労省が入所歴なき者に対する医療支援や経済支援等の恒久...全文を見る
○瀬古分科員 副大臣がそういう態度でいらっしゃるから、協議会に参加していた人たちが、本当に誠意が見られないということを言われたんですね。今、決裂ではないと言われたけれども、この協議会の中心内容は、例えば平成八年度以前の退所者に対する一時金の問題が一つありました。この問題だって、十...全文を見る
○瀬古分科員 先ほど私は、熊本地裁の「和解に関する所見」で述べましたように、実際には、社会の中で生活を送っただけに、より一層いろいろな偏見を受けて、差別的な扱いを受けていた、こういうケースもあるということをきちっと指摘していますので、その点は私は、一つ一つの実態をきちっと見て、ぜ...全文を見る
○瀬古分科員 この十五年度予算案で、不足する人員はきちっと配置するということだったので、入所者の皆さんは大変期待していらっしゃいました。しかし、実際には、三交代の勤務の増員というのはわずか十人だったわけですね。  そういう意味では、今厚労省の調査でも、不自由者棟への入居者という...全文を見る
○瀬古分科員 副大臣のそういう認識だから、入所者の皆さんは怒っていらっしゃるんです。ああいう人たちがなぜ体が不自由になったのか、なぜ不自由になっても家族がそばにいないのか。これ、強制隔離の責任があるでしょう。体が不自由になっても、本来なら医療が施されるのを、ある意味では、園の中で...全文を見る
○瀬古分科員 本来、ちゃんと医療保障、そして生活保障にふさわしい人員はどのぐらい必要なのかということを算定して、それで人を確保して三交代の試行などをやらなきゃならないのに、やってみてから、そして足りなければ後からと。こういうやり方そのものも、やはり、今の療養所の位置づけというのが...全文を見る
○瀬古分科員 大島の皆さんも含めて大変怒っていらっしゃいますので、その点もよく踏まえて今後対応していただきたいと思います。  以上、終わります。
03月11日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  本法案で、私は本会議で、需要予測が過大で事業の根拠がなくなったり、不必要となった事業を抜本的に見直すことができるのかどうか、例えば関西空港の二期事業や中部空港を例に質問いたしました。これに対して総理は、関西国際空港の二期工事も...全文を見る
○瀬古委員 私は今、財界も含めてこういう、マスコミなども二〇〇七年の供用延期、建設の中止、見直し、こういう問題が出ている。これについて、どういう問題点でこういうものが出されているのかという背景を、大臣の認識を今お聞きしたんです。  大臣は玄関をきちっと整えると言われたんだけれど...全文を見る
○瀬古委員 財界がこぞってかどうかは別にして、きちんと報道などもよくお調べいただきたいと思います。  この覚書の中には、「供用開始に必要な施設の整備については、今後の需要動向や会社の経営状況等を見つつ行う。」こう書いてあるわけですから、その点では、このままでは、実際には、需要動...全文を見る
○瀬古委員 そういうやり方でどんどん工事を進めていく、そして、でき上がったときにはそれこそお客さんは余り来てくれないという事態になって、ああ、失敗したなということになってしまう。こういう莫大な公共事業のむだを本当に今考えなきゃならないということで、ある意味では今回の法案も出してい...全文を見る
○瀬古委員 そういう面でいえば、神戸空港をつくろうとか、まだいっぱい空港をつくろうとやっていらっしゃるそういう扇大臣の言葉とは思えないわけですが、私が今言っているのは、現在の関空だって、どのように使われているかということについてよく見る必要があると私は思うんです。  確かに扇大...全文を見る
○瀬古委員 今お聞きいただいたように、来年から補給金を入れるわけですよ、九十億円、三十年にわたって。これは国民の税金でしょう。国民の本当に負担になって、そして何とか破綻状態の関空を維持する、こういう形なんですよね。  九十億円の補給金を入れる法的な根拠は一体何ですか。
○瀬古委員 足りなければどんどん税金をつぎ込めば何とかなる、帳じりが合う、こういう放漫経営をやっていていいのか、こういうところにこそ今本当にメスを入れて反省しなきゃだめだと思うんですよね。  工事の工事費の積み増し問題について、私は関空の二期事業について指摘したいと思うんです。...全文を見る
○瀬古委員 少しは変更はあるかもしれないけれども、こんなに莫大な金額がふえたら、最初に考えていたところを抑えて、だんだん膨れ上がる、そういう仕組みがあるんじゃないかと住民がこれについて不審に思うということだって出てくるじゃないですか。もともとこれぐらいだというのは最初の想定でやれ...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたので、残余の質問、また後に残したいと思いますけれども、やはり、需要予測も狂っていても、経営破綻が起こっても、決めた工事はやめられない。そして、談合かどうかという問題も、九九%がずらっと並んでいる、これについてもメスが入れられない。  一体、本気で公共...全文を見る
03月12日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、きょうは、民主党提出の公共事業基本法案について質問をさせていただきます。  第四条には「国と地方公共団体との役割分担」というところがございますが、ここで、国の事業の中に関西国際空港、中部国際空港などの事業が列記さ...全文を見る
○瀬古委員 わかりました。  昨日私が取り上げました、例えば関西国際空港の二期工事の問題など、大変問題だと指摘をされていても、国民の税金を九十億円、三十年にわたってつぎ込むようなやり方で、もうともかく、一度決めたらとまらない、やめられない、こういう立場とは違うということが、この...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  これで民主党提出の法案についての質問は終わらせていただいて、次は、政府提出法案に関連してお聞きいたします。  私、国土交通委員になって、なぜ必要性のないむだな公共事業が行われるのかということを考え続けてまいりました。その一つに、年度末に...全文を見る
○瀬古委員 確かに、契約と実際に工事をやるという場合は違ってきますが、実際には、契約をやれば直ちに工事が始まるということが現場で起きているんですね。  私は中部整備局を実際に、私の地元ですので、調査をさせていただきました。第四・四半期、つまり一月から三月末までなんですけれども、...全文を見る
○瀬古委員 大まかな発注をやって、これが適正にやれるかどうかということだって問題になってくると思うんですね、年度内にともかく契約しなければならないということで大まかに発注すると。しかし、国民の税金ですから、やはりきちんと適正な契約、これが妥当なのかどうかということも含めて、ちゃん...全文を見る
○瀬古委員 実際には、一定の曜日に退庁しても、仕事量がどんと来た場合には、それはほかの日にまたサービス残業みたいな形でなるわけですよ。そういう点でいえば、私が今言っているのは、こういう集中的に発注するという仕組みをもっと改善しなきゃならないんじゃないかということをお聞きしているん...全文を見る
○瀬古委員 補正予算そのもの全体は、それはいろいろ使われます。当然、必要な補正予算もあるでしょう。しかし、今のやってきた公共事業の補正予算について検討しなきゃならないんじゃないか、私は、そういう点も含めて、一定の反省も今求められていると思うんです。  そういう意味では、本当に必...全文を見る
○瀬古委員 ともかく、公共事業を積み増ししてきても、今の小泉内閣のもとで自殺者がどんどんふえている状況なんですよ。そんなのも全然反論になりません。もっと本当の、国民の暮らしを守るという点では使い道があるんです。そういう点での反省を私はしっかり求めたいと思います。  時間がござい...全文を見る
○瀬古委員 終わります。
03月19日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第10号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず最初に、アメリカのイラクへの武力行使問題について質問いたします。  大臣にお聞きいたします。  アメリカのイラクへの武力行使について、アナン国連事務総長は、安保理の承認なしの武力行使は国際法の侮辱、国連憲章違反だと繰り...全文を見る
○瀬古委員 今大臣が言われました国連の六七八決議、それから六八七決議、そして一四四一決議、こうした国連の決議が行われましたが、すべてイラクへの攻撃を許可するものでないということは、ぜひ大臣、決議をよく読んでいただきたいと思うんです。私たちは、もちろんイラクにも代表団を日本共産党は...全文を見る
○瀬古委員 はっきりと国連の査察報告で数カ月で一定のめどがつくと言っているんですよ。(扇国務大臣「言っていない」と呼ぶ)ちゃんと報告書をあなたは読んでいますか。きちっと読めば、数カ月で解決できる、平和的な解決の見通しがあると言っているんです。それを直ちに断ち切ると。  今大臣の...全文を見る
○瀬古委員 私が言っている質問にまともに答えていらっしゃらないと思うんです。国民は今どういう道路行政を、道路行政だけとってもどういう道路行政にしなきゃならないのかということで、高速道路だとか幹線道路についてはぐっと要求が下にどんどん今落ちているということなんですね。むしろ、身近な...全文を見る
○瀬古委員 地元の問題で言っていただくなら、私も言いたいことがたくさんございます。実際には、国土交通省との間に入って、大変住民との間で大もめにもめている。例えば環状二号線などは、ある意味では環境基準をオーバーしている。約束しているのに、それをオーバーしてでも走らせていこう、こうい...全文を見る
○瀬古委員 もちろん地元の要望を聞くというのはあるんですが、今大臣が図らずも言われたように、法律があって、それを変えない限りは一定の計画は進めていくという前提なんですね。今国民が求めているのは、そういうものについてももっとメスを入れなきゃならないんじゃないか。ですから、ある意味で...全文を見る
○瀬古委員 今局長が言われたように、例えば評価をする場合でも、そういう環境の問題なんかはまだ研究中だという状況ですから、実際には、今の評価はプラスになるべく出るようなものしか、ある意味では使っていない。そういう点でいえば、もっとシビアに高速道路の建設の問題などについてもやはり見な...全文を見る
○瀬古委員 私は逆だと思うんですよね。  実際には、道路公団が民営化される、その後にどういう会社の枠組みになるのか、経営形態も決まっていない。そして、新会社が、まあそうだろうななんという程度の、そんなあいまいなやり方で、高速道路の建設をどう引き受けるのかという状況もわかっていな...全文を見る
03月25日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第11号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  参考人の皆さん、御苦労さまでございます。よろしくお願いいたします。  まず最初に、織方参考人にお伺いいたします。  本四公団の問題については、先ほど織方参考人は、破綻処理を行うべきだというお話をされました。本四公団について...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。  長い間公団に勤められて、鉛筆をなめたといいますか、なめさせられた織方さんのお話でございましたが、そこで、田中参考人と川本参考人にお聞きしたいと思うんです。  今、だれも責任をとらないまま破産状態に陥ったこの本四公団について、民営化されれ...全文を見る
○瀬古委員 岡野参考人と織方参考人にお聞きしたいと思うんですが、新たな高速道路の建設というものは、私は、本当に必要なものだけ限定していくという上では、一たん凍結して、そして、その道路がどうしても高速道路でなければならないかどうかも含めてきちんと検討すべきだと思うんですね。  先...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
04月02日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第13号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、本州四国連絡橋公団の債務の負担の軽減を図るために平成十五年度において緊急に講ずべき特別措置に関する法律案及び高速自動車国道法及び沖縄振興特別措置法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  まず、本州四国連絡橋公団の債務の負担...全文を見る
04月08日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、港湾法等の一部を改正する法律案、空港整備法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  まず、港湾法等の一部を改正する法律案についてです。  本法案にある都市再生特別措置法改正案は、都市再生に参加するゼネコン、不動産会社、民間デ...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の改正案は、二〇〇一年十二月の閣議決定であります特殊法人等整理合理化計画で、住宅金融公庫については、五年以内に廃止、証券化支援業務を行う新たな独立行政法人をつくり、住宅融資業務を段階的に縮小し、利子補給を前提としないことを...全文を見る
○瀬古委員 この住宅金融公庫については、存続してほしいという、これは今まで大臣が答弁された中でも、かなり国民の期待があるわけですよ。これをやめるということになると、それは国民の中で物すごく不安を呼ぶわけですね。  そして、ここにも書かれておりますように、この合理化計画の中でも、...全文を見る
○瀬古委員 民間でできることは民間にゆだねると言うけれども、まだやれるかどうかわからないんですよ、これははっきり、やっていないから。そういう点では、住民から、国民から大変期待がある、そして今まででもそれなりの役割を果たしてきたと言われるなら、あえて民間で、まだそれは民間でできるか...全文を見る
○瀬古委員 しかし、それは、これからやれるかどうかわからないけれども、今現在、公でやれてうまくいっている。すべてうまくいっているとは言わない、一定の改革も私は必要だと思うんだけれども、あえてそれを廃止しなきゃならないというのは、何か特別にせっぱ詰まった事情があるんでしょうか。それ...全文を見る
○瀬古委員 なぜ民間がこれに意欲を見せてきたのかというのは、それはそれなりのうまみがあるからですよね。やはりそれによってもうけが出てくるということだと思うんです。今言われたように、大変不良債権にならないおいしいものがある。それならそれで、住宅金融公庫と民間と競争して、今のままやれ...全文を見る
○瀬古委員 今局長がお答えになったように、政府補給金の問題は明らかに逆ざやの解消として出されたもので、政策的なものだ、これはだんだん解消されていくので問題はなくなっていくわけですね。そうすると、住宅金融公庫で何が問題になっているのかというと、民業圧迫の問題。要するに、民間がどんど...全文を見る
○瀬古委員 公庫の場合は、例えば担保が当然、住宅があって、かなり所得の低い方でも一定融資をするということは行われるわけですね。ところが銀行は、あくまでも銀行サイドで、どうやったらこれでもうけていくかということを考えるわけですよね。ですから、当然、一定の基準みたいなものがあっても、...全文を見る
○瀬古委員 そういうものも実際には、リスクはほとんど公庫が引き受けて、回収業務による一定の利益がもうかると言いますが、それなりの、回収する場合でも、回収のやりやすい、そういう融資を当然やるわけですし、確実に銀行が選別をやらないなんということは、私は言えないと思うんですね。  そ...全文を見る
○瀬古委員 私が質問したもう一点は、要するに、住宅の政策として国がどれぐらいの住宅の融資戸数をことしはやるのかとか、どういう層にまで広げるのかとか、ここまではもうやめようとか、いろいろ政策的な、そういうものが関与できなくなっちゃうということを私は言っているんですね。たとえ公庫の水...全文を見る
○瀬古委員 今アメリカの例をとられましたけれども、ちょっと時間がないのでもう言えませんけれども、アメリカではこういうやり方がとられて、それこそ日本の約五倍に当たる資金を金利の変動で使わざるを得ないという事態になって、うまくいっていないわけですよ。それを、そういう証券市場がまだ十分...全文を見る
04月16日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、御苦労さまでございます。  では、最初に寺西参考人にお伺いしたいと思います。  きょうも最初の冒頭の発言の中で要望が述べられていますし、また、全国の銀行協会で住宅金融市場の改革を発表されたときに、...全文を見る
○瀬古委員 ある意味では、証券市場がどうなっていくかという問題もありますし、まだ日本はそういう点でアメリカのような状態ではありませんので、ある意味では、うまくいかない場合の対応、いかなくなったときにはもう何ともしようがないという事態では困るわけで、そういう点で、住宅金融公庫、これ...全文を見る
○瀬古委員 では、大泉参考人にお聞きいたします。  今回の改正による公庫の支援業務というのは、私は、やはりリスクは公庫、独立行政法人の組織が引き受ける、そうすると民間金融機関にとってはかなり有利な、至れり尽くせりと言うとちょっとあれなんですけれども、かなり有利なやり方が持ち込ま...全文を見る
○瀬古委員 今アメリカの例をお話しされたんですが、今回の制度は、アメリカのモデルといいますか、かなりそれを持ち込んだというように言われておりますが、今大泉参考人が言われた選別的なそういう融資がアメリカでどういうように行われているのか。また、具体的に、実際には金融情勢次第ではアメリ...全文を見る
○瀬古委員 八田参考人にお伺いしたいと思うんです。  投資家へのリスクの分散という問題があるんですが、例えば投資家といっても、大半は機関投資家、民間金融機関などが多いと思うんですが、そういうところだと思うんですね。そうすると、一般の投資家とは違って、かなり情報はしっかり持ってい...全文を見る
○瀬古委員 では、松原参考人にお伺いしたいと思うんです。  参考人のお話の中では、例えば、政府が国民の住宅取得を促進するという政策目的が見直されるべきだということなんですが、では、住宅ローンを民間に担わせるということになりますと、もう政府は住宅政策を持たなくていいのか。ある意味...全文を見る
○瀬古委員 ありがとうございました。
05月07日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第18号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  質問いたします。  前回の改正で、法律の名称から住宅の文字が削られました。今回の改正では、目的を見ますと、これまで「賃貸住宅の供給及び管理に関する業務」とあったのに、「賃貸住宅の供給の支援に関する業務」、このようになっており...全文を見る
○瀬古委員 原則撤退だけれども、どうしても民間が誘導できない場合はみずからやるということもあり得るということですね。  今お話がありましたように、民間でやれることは民間にゆだねるというのが小泉内閣の基本方針だ。今現在、民間ではファミリー向けの賃貸住宅をなかなか供給できないという...全文を見る
○瀬古委員 二千七百七十八億円利益を出しているわけですね。もともと公団の本業の営業利益はほぼ三千億円を維持していまして、これは本業が安定しているということを示すものでございます。  事業部門ごとに見てみますと、営業利益の九〇%以上が賃貸住宅の管理部門の収益によって賄われておりま...全文を見る
○瀬古委員 賃貸住宅の管理部門の収益の中心に、営業利益は大体三千億以上の利益を上げているわけですけれども、経常利益がマイナスになっているのは、さっき譲渡差損という問題を出されましたが、つまり、財投で借金をして土地を買う、そしてどんどんそれを開発していく。ところが、実際にはうまくそ...全文を見る
○瀬古委員 なぜ私が賃貸部門と開発部門と分けて言うかといいますと、これからの新しい新法人が賃貸部門は供給をもうこれからやりませんよ、そして一方では、またお金を借りて開発部門をどんどんやりますよ、こういう仕組みをやろうとしているから、あえて私がこの経理の分け方を言ったわけなんですね...全文を見る
○瀬古委員 民間でやれることは民間にゆだねるというのだけれども、では、今回の仕組みはどういう仕組みになっているかというと、例えば民間賃貸住宅供給支援事業という形で今回展開されていくわけなんですが、実際には民間でやる開発について国が援助していくわけですね。本来なら、もうかる部門なら...全文を見る
○瀬古委員 そんなことは言われなくてもわかっていることなんですね。  実際には、だから、なぜ公で、国の税金で、今まで公団の用地についてもその開発についても国が税金を出しているのかというと、それはあくまでも公共用地としてあるから国民も一定のお金を出すことに納得するわけですよ。しか...全文を見る
○瀬古委員 これが大変問題があるというのは、もともと森ビルとトヨタがこの土地を何とかしようと思って、これはもうからないといって撤退したところなんですね。それを公団が買って、それも全部賃貸ですよ。これは、その土地を売ってしまうのなら、後はそこの責任でというんだけれども、賃貸ですから...全文を見る
○瀬古委員 高い家賃を設定した場合には、空き家になってしまって事業者が運営できない。運営できなくたって、これは賃貸ですから、新機構から借りているから、さっさと撤退すればいい話になってしまうわけですね。ですから、全く無責任になってしまうということを指摘して、時間がないので次に行きま...全文を見る
○瀬古委員 まだ始まったところだからと。では、見通しがあるのか。実際には、大企業の遊休土地などの不良債権をどんどん買っているんですね。  具体的にお聞きします。  名古屋市の西区の東芝工場跡を見てきました。土壌、地下水汚染で問題になっている土地なんですね。今なお、地下水の汚染...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたのでこれで終わりますが、実際にどれだけの値段で買ったかということも公表しないわけですよ。一体、高く膨大な値段を吹っかけられて買ったのか、買いたたいたのかもわからない。そして、こういう不良土地と言われる不良債権をどんどん買っていくと一体どうなっていくのか...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました独立行政法人都市再生機構法案に反対する討論を行います。  反対する理由を申し上げます。  その第一は、本法案によって創設される機構が、都市再生機構という名前にあらわれているように、業務の中心を工場跡地や企業の遊休...全文を見る
05月20日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
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○瀬古分科員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、NOx・PM法のディーゼル車対策について質問をいたします。  ディーゼル車では二百九十万台、ガソリン車を含めると三百二十万台、十月一日から自動車NOx・PM法で車種によって使用が禁止されることになります。ことしから年...全文を見る
○瀬古分科員 大変な台数の車が不適合になってしまうわけです。  それで、社団法人の東京都トラック協会の環境対策に関する調査結果報告書概要版というのがございまして、これを見てみますと、平成十四年八月二日から二十一日の調査で、対策を予定している車両数は一万八千六百二十九台、検討中が...全文を見る
○瀬古分科員 ホームページを立ち上げていただいたり窓口をつくっていただくということは、それは大変大事なことだと思います。  同時に、もう十月に迫ってきていまして、一方では、NOx、PM、両方クリアできる、そういう後づけの処理装置がないという問題で、深刻な事態もあります。車を買い...全文を見る
○瀬古分科員 今大臣が言われましたように、十五年度の予算でいうと全体で六十五億円ですから、例えば買いかえ補助でいうと約二千八百台、それから装着補助でいいますと三万基ぐらいで、もう全然、焼け石に水という状態でございます。そういう意味では、思い切った予算措置が必要だと思うんです。 ...全文を見る
○瀬古分科員 これからの開発という問題については後で少し触れたいと思いますが、いろいろな補助制度があるものですから、到底間に合わないという方には、その補助制度で当面しのげるという場合はぜひそれでお願いしたいと思うんです。  とりわけ、県によってはことしだけにしますという県もある...全文を見る
○瀬古分科員 ぜひ充実する方向でお願いしたいと思います。  しかし、実際には融資を受けるという現場ではいろいろな問題が起きてまいります。とりわけ、審査が、普通の事業資金の借り入れと同じようなやり方で審査されていて、成績が悪いとか、いろいろな借りかえの条件変更をやったという場合に...全文を見る
○瀬古分科員 これは、具体的な事例で、兵庫県の高砂市の業者からの訴えなんですけれども、結局、県の方に言いますと、制度としては別に白ナンバーや緑のナンバーでも借りられる、そういう決め方はしていない、ただ、保証協会の保証つきということで、最終的には協会の判断になっている、県がそういう...全文を見る
○瀬古分科員 先ほど扇大臣が言われましたように、NOx、PMを両方クリアできる技術をどう開発するかという問題なんですね。  実は、きょう私ここで持ってまいりましたのは、日本自動車工業会のパンフレットなんですが、これを見させていただきますと、QアンドAというのがいろいろありまして...全文を見る
○瀬古分科員 そうすれば、少なくともこのようなパンフレットはちょっと不適切だと思うんですね。技術はないというふうに初めから言い切るなんというのは、私はやはり、何とか今までの技術を駆使して社会的に貢献しようというメーカーの姿勢がこの中に見られない。もし前もってメーカー同士が打ち合わ...全文を見る
○瀬古分科員 公正な、社会的な責任をメーカーに果たさせるための調査もぜひやっていただきたいと思います。  時間がございませんので少し飛ばしまして、最後のところで、とりわけ、中小事業者支援とあわせて、一刻も早く救済が求められているということで大気汚染の被害者の救済問題があると思い...全文を見る
○瀬古分科員 ありがとうございました。  被害者の場合は、本当に一刻も待てないという状況がございますので、ぜひ環境省、国土交通省と検討いただいて、新たな救済制度を立ち上げていただきますように要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
05月21日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第23号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。ちょっときょうは声が出にくいので、失礼いたします。  この法案は、成田国際空港について、その設置、管理を現在の公団方式から株式会社方式に変更する、要するに民営化するということなんですが、前回の審議でも、民営化によって第一種国際空港...全文を見る
○瀬古委員 民営化に反対だというときに、利潤追求を第一の目的とする一般民間企業に単純に移管することはできない、こういうふうに述べていらっしゃいますから、そのことが、今述べられた、例えば航空政策の問題だとか過去の経緯だとか環境対策だとか、こういう問題は、利潤追求を第一の目的とする民...全文を見る
○瀬古委員 何重にか国が保証するから大丈夫だと言われたんですが、しかし、全く利潤追求を第一の目的とする民間企業に移管することは適切でないとかなり強い調子で言っていらっしゃったのにトーンダウンされたという点でいえば、本当にその意味で保証されているのかどうかという問題があります。 ...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、今大臣が言われたように、阪神・淡路大震災のときの、土台が壊れた、滑走路が壊れた、こういうときの態勢も民間で十分やれるという確信をお持ちになって今回の方針を転換されたというふうに考えていいですか。
○瀬古委員 災害などはやはり指定公共機関と国がきちんと責任を持つ、特に国際拠点空港と言われる場合には。その点は、私は全く同じじゃないと思いますし、また、その点での若干意見があります。  しかし、とりわけ今回、一体化による上下分離方式が、露骨な関空の支援だったんじゃないか、成田の...全文を見る
○瀬古委員 財界の代表であります日本経団連は、昨年の十一月十九日に「今後の空港整備と国際拠点空港の民営化問題について」という提言を発表いたしました。ここでは、拠点三空港について次のように提言しています。一つは、「三空港間の立地コスト平準化を狙いとした上下分離方式が議論されてきてい...全文を見る
○瀬古委員 大体、航空行政などは、財界の提言、要求と大体一致するということが多いんですが、これほどぴったり一致したものというのは、大変私もびっくりしているわけでございます。  民営化による最大の問題は、ここでもいろいろ懸念が出されておりますけれども、やはり成田空港の歴史、経過で...全文を見る
○瀬古委員 住民の反対を押し切って強引に公共事業を進めるという形が、これは成田だけの問題ではない。例えば、今問題になっておりますあの川辺川の問題もそうですし、また、中部国際空港も関空の二期工事も、そして、全国の今進められようとしております地域空港の問題も本当にボタンのかけ違いがな...全文を見る
○瀬古委員 では、具体的にお聞きしますけれども、例えば千葉県が毎年実施しております環境調査では、残念ながら環境基準を達成しているところは三一・八%、三割しかないわけですね。もともとこの環境基準というのは、昭和五十八年十二月二十七日までに達成するということになっている、十九年前に達...全文を見る
○瀬古委員 こういう一番大事な環境問題などをまだ残していて、これが民営化されたらどうなるんだろう、ちゃんと責任を持って国がやってほしい、こういう不安はやはり渦巻いていますし、実際には、やるという約束をしておきながら基準未達成というものを残している。こういう点でも、国の責任を民間に...全文を見る
05月23日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第24号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  航空機内の安全確保に関して、近年、機内安全阻害行為が急増して、罰則を含めた法改正が求められてまいりました。これは当然のことだと思いますし、私もむしろ遅いくらいだと思っています。  そこで、より実効性が伴うよう、幾つかの問題点...全文を見る
○瀬古委員 大臣にお伺いしたいと思うんですが、先ほど、二〇〇二年の機内安全阻害行為、機内迷惑行為が二百七十八件発生しているという問題が指摘され、また、そのことについてお話がありましたけれども、私も具体的な事例を見せていただきました。随分ひどい例があるんですね。重い荷物を棚に載せる...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、特別な例外規定といいますか、こういう人については特別な配慮をしなさいなどというようなことは一切ない、きちんと公平に厳しく取り扱うように対応するということでよろしいですか。
○瀬古委員 私が聞いているのは、もちろんみずからがそうですけれども、会社側が例外規定を設けないということをきちんと指導すべきだというように思うんですが、その点、いかがでしょうか。
○瀬古委員 では、次にお聞きします。  先ほどお話の中で、客室乗務員は保安要員としての役割を持っているというように御指摘がされておりました。緊急時の機内での乗客への対応を初め、日常的に、異臭とか異常音とか火災などの機内異常の早期発見、出発直後に異臭を発見して大事に至らなかったケ...全文を見る
○瀬古委員 しかし、実際には保安要員として扱われていない実態があるわけなんですね。時給のアルバイトで賃金も安い契約制客室乗務員制度が九四年以降に導入されたり、航空会社が競争原理優先のもとで機内で販売競争を取り入れて、そして保安任務に専念できない、こういう実態が近年ふえております。...全文を見る
○瀬古委員 私が言ったことと全然答弁がずれまくっているんですよ。私は、保安要員としての客室乗務員の役割があるでしょう、それが重要な役割なんです。エプロンをつけて物を売りまくって、そして男性にサービスするなんというのは、それは仕事じゃないんですよ。(扇国務大臣「男性にサービスするん...全文を見る
○瀬古委員 ぜひこれは御検討していただきたいと思うんです。私は、客室乗務員が保安要員としてその役割が果たせないほど、そこに置かれている状況が大変異常な事態になっているという点で指摘しているんです。  局長に聞きますけれども、保安要員としての仕事ができないほど、ある意味では本来の...全文を見る
○瀬古委員 現場のことは御存じだと思うんですけれども、実際には、話し合いといっても、それこそ会社側が一方的に押しつける、こういうことがまかり通っている。そういう点では、やはり機内というのはある意味では限られた空間ですから、その中で、もちろん乗客に快適に過ごしていただくためにも、あ...全文を見る
○瀬古委員 航空機を運航しない、事業を行わない持ち株会社は、実際には、事業会社の経営権だとか営業、事業権、人事権をすべて支配する、企業の実質的な代表なんですね。金融持ち株会社やNTTなどは個別に法律をつくって持ち株会社の責務というものを規定して、国の監督指導を明確にしております。...全文を見る
○瀬古委員 私は、安全上、やはり一番の権限を持っている持ち株会社についてもきちんと歯どめをつけておくということが国土交通省の責任で、大変重要だと思います。  では、安全性の問題と同時に、例えば公共性の問題もあると思うんですね。採算が合わなければ運航しない、こういう事態が出てくる...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたからこれ以上やれませんけれども、今回、外資規制が適用されるというのは、私は当然だというように思います。しかし、この持ち株会社の場合は、安全性の問題、公共性の問題、それから子会社の、事業会社の有価証券報告書はなくなって持ち株会社だけになるという情報公開の...全文を見る
05月28日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第13号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず、質問させていただきますが、国連カイロ人口会議で、性と生殖に関する健康と権利、リプロダクティブヘルス・ライツの問題が提唱されました。厚生労働省の厚生白書の二〇〇〇年版におきましても、リプロダクティブヘルス・ライツという概念...全文を見る
○瀬古委員 我が国の今までの歴史で、産む、産まないという女性の自己決定権が政府によって奪われた例、こういうのはございますでしょうか。
○瀬古委員 政府によって自己決定権が奪われる、恣意的に産む、産まない、国がそれを支配する、こういう歴史を日本が持っているということも今指摘されたと思います。  私がこの間かかわってまいりましたハンセン病の患者さんたち、元患者さんたちの問題も指摘されました。この病気が全く遺伝性も...全文を見る
○瀬古委員 今回、この委員会での法案審議に先立って、子育てをしながら働く職場が一体どうなっているのか、働く女性がますます子供が産めない、育てられない事態が、まさに、事実上自己決定権が奪われている、こういう事態がすさまじい状態で進んでいるという問題について私は質問したいと思います。...全文を見る
○瀬古委員 今、本人の選択によってと言われたんですけれども、実際には乳幼児を抱えている女性が、それも、深夜免除といったって、午後十時から朝の五時までなんですね。そのわずかな期間、その時間さえも帰れないような勤務、二泊、三泊といった勤務をしなきゃならない。そういう勤務をしますか、そ...全文を見る
○瀬古委員 少なくとも、こういうことがずっと続くということは好ましくない、このように御判断されていますか。そういう立場で御指導なさっていますか。
○瀬古委員 今言われたように、こういう事態がずっと続いているということは好ましくない事態だと思います。そういう意味では、本当にわずかな、ともかく深夜だけでも帰って子供に、それでも五時からの勤務ですから、もう四時とかそんなに起きて、四時ごろに弁当をつくって、それで出かけていく、こう...全文を見る
○瀬古委員 客室乗務員の、若い、本当に子育て中の方がたくさんいる、こういう会社でこういうことがまかり通ったら、ある意味で日本を代表する大企業ですよね、本当に大変なことになると私は思うんですね。  こういうことは絶対許してはならないと思うんですが、例えば日本航空はこんなことを言っ...全文を見る
○瀬古委員 今言いましたように、一般的に休業も深夜業の免除だ、こういう考え方が蔓延しますと、例えば労働者が深夜業免除を要求する、そうしたら、休業してください、休業するか働くかどっちかにしてくださいと。これは今、日本航空の場合で言われたんですが、一般的にそういうことがまかり通ったら...全文を見る
○瀬古委員 日本航空がぎりぎり努力をしているかどうかという問題でも、私は疑問があると思うんです。  七十五名の枠を絶対変えないわけですよ。普通、努力すれば、いや、では今月は九十名にしましょうとか八十名にしましょうとか、いろいろな努力の跡が見えるわけですが、どんなことをやっても七...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、こういう場合にもきちんと労働者の意見をよく聞いてやらなきゃならないという点でも、私は、日本航空は努力したとは思えないと思うんですね。  そこで伺いたいんですけれども、育児休業、介護休業法において、解雇、不利益取り扱いは禁止されているわけなんですね。厚生...全文を見る
○瀬古委員 この自宅待機というのは、いわゆる会社都合の休業と言われているものだと思うんですけれども、例えば、会社都合の場合は、今の労基法で六割の支給ということになっているわけですね。そういう賃金保障があるわけです。この場合は全く無給なんですね。これは問題になるということにはならな...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、この場合も当てはまるかどうか、しっかり調査していただきたいと思います。  時間がありませんので——今のところ、いいですか。この問題について、具体的に調査をしていただけませんか。
○瀬古委員 ぜひ、お願いします。  最後ですけれども、男女共同参画室にお聞きしたいと思います。  今お話しさせていただきましたように、この日本航空のやり方ですよね。ともかく、子育てしながら働き続けることができない、こういう状態。ある意味では、子育てしながら働き続けることができ...全文を見る
○瀬古委員 終わります。ありがとうございました。
05月30日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第27号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  私は、きょうは、特定都市河川浸水被害対策法案に限定して質問させていただきます。  まず最初に、大臣にお聞きしたいんですけれども、質問が重なって恐縮でございますが、とりわけ都市水害に対する対策のおくれの問題について質問いたしま...全文を見る
○瀬古委員 私も、名古屋市は自分の住んでいるところでございますし、この災害が起きて直ちに駆けつけ、救援活動も参加させていただきましたけれども、今大臣が言われたように、この地域がどういう地域だったかということが十分知らされていなかったという問題も確かにございます。同時に、この地域は...全文を見る
○瀬古委員 水害発生の防止ということは確かに大事ですし、今回、それなりに法的に根拠を持たせるということは大変重要だと思います。  それと同時に、私は実際にあの災害を体験しまして、今の法律の中では、実際に被災者の皆さんが避難所で例えば避難されている場合、今までの制度上、大変不備が...全文を見る
○瀬古委員 阪神・淡路大震災のときも大変な事態で、それを教訓にいろいろな制度や一定の改善はされているんですが、実際に、いざこういう名古屋の水害が出てきますと、震災とはまた違った面もいっぱいあるわけですね。そこでまたパニック状態になっている。そういう点では、しっかりとやはりこの教訓...全文を見る
○瀬古委員 今回の水害で、名古屋市は、予想しなかった雨量だ、これは天災だった、こういうふうに主張されております。しかし、これらの地域は、私が入りました、例えば天白の住民の皆さんは訴えていらっしゃいましたけれども、この地域は何度も被害に遭っています。そして住民も、総合的な浸水対策を...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたからこれ以上できませんけれども、やはり道半ばといっても、本来やらなきゃならないものをやらないで行政が開発を進めてきた、そういう反省抜きに私はこの法案の本当の施行はあり得ないと思いますし、そういう観点に立った災害対策を考えなきゃならないと思います。  ...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第28号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律等の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  密集市街地は、狭い敷地に目いっぱい建てられた住宅が連なり、その多くが老朽化しています。また、居住者の高齢...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第14号
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○瀬古委員 最初に、奥山、米津、そして金澄参考人にお伺いしたいと思います。  少子化社会を考える懇談会の中間まとめの中で、「少子化社会への対応を進める際の留意点」として、「子どもの数だけを問題にするのではなく、子どもが心身ともに健やかに育つための支援という観点で取り組むこと。」...全文を見る
○瀬古委員 次に、阿藤参考人にお伺いしたいと思います。  参考人はかつて厚生委員会の参考人質疑、ちょうど児童手当の問題が出されたときに、このように言っておられます。少子化対策という言葉は余り安易に使いたくない、外国語でこの少子化対策というのは何と言うのか難しい、日本語でこれを出...全文を見る
○瀬古委員 では、金澄参考人と米津参考人にお伺いしたいと思います。  金澄参考人は、少子化社会対策の基本理念として、施策は社会環境の整備を中心に講じる、これに尽きるということも言われました。それから、米津参考人は、法案の真意が提出議員の発言どおりなら、法案に書くべきことの一つと...全文を見る
○瀬古委員 阿藤参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、各国の特殊出生率の上昇と総合的な施策との関連、家族手当だとか労働時間だとかこういうものがあると思うんですが、特に参考人はヨーロッパ、フランスなどについての事情に大変お詳しいと聞いておりますけれども、この点はどのようにお考え...全文を見る
○瀬古委員 奥山参考人にお伺いしたいと思うんです。  奥山参考人は、社内第一号の育児休業を取得するけれども、両立が難しくて退社されたというふうに言われました。両立のために一体どのようなことが問題になったのか、もしお聞かせいただければと思うんですが、いかがでしょうか。  それか...全文を見る
○瀬古委員 最後の質問になると思うんですが、金澄参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど私がお話ししました、例えば日本航空の客室乗務員の皆さんの育児休業法に基づくいろいろな申請拒否も、企業は相当な努力をしているということで育児休業法違反ということにならないんですね。  それ...全文を見る
○瀬古委員 どうもありがとうございました。以上で終わります。
06月06日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  厚生労働省が昨日五日発表いたしました一人の女性が生涯に産む子供の平均数、合計特殊出生率が一・三二人、二年連続で過去最低を記録いたしました。  ことしの一月に、厚生労働省の委託研究で、子育て支援策等に関する調査研究という大変興...全文を見る
○瀬古委員 そこで、さらに提案者に伺いますが、第十条で労働時間短縮の促進について触れておられますけれども、具体的に、実効ある施策というのはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
○瀬古委員 現在審議されております労働基準法の問題で言えば、長時間労働という観点からいえば逆行しているんじゃないかというのは個人的に私は思っております。  同時に、日本は、年間総労働時間の国際比較、二〇〇〇年の製造業の生産労働者の問題でも、外国と比べまして群を抜いて二千三百五時...全文を見る
○瀬古委員 景気が悪い問題だとか、いろいろな慣行の問題はあるかもしれませんが、私ども、例えばサービス残業の違法性の問題については、国会でも連続的に取り上げさせていただきました。  実際には、具体的に言いますと、例えばトヨタ自動車などは、景気が悪いといったって史上空前の大もうけを...全文を見る
○瀬古委員 次に、官房長官に伺いたいのですけれども、今お話を聞いていただきましたように、サービス残業の違法性をチェックして八十一億円ばかりの割り増し賃金の支払いというのがあったわけですが、私はこれはまだ氷山の一角だと思うんですね。こういう問題は本当にあってはならないと思いますし、...全文を見る
○瀬古委員 今までの延長線上ではなかなか一気に改善するということはできないので、ぜひきちんと、残業時間も、本当に上限規制も含めた法的整備も含めて検討していただきたいというふうに思います。  そこで、提案者にお聞きしますけれども、日本共産党は、子育て世代には男女とも、変則勤務や夜...全文を見る
○瀬古委員 もともと女性の賃金は低いので、四割といってもなかなか本当に大変だと思います。  それから、子育て支援のためには、根本的な長時間労働をなくしていく。しかし、私は、やはり子供が安心して保育を受けられるような環境整備も同時に必要だと思います。保育問題については、次回にお話...全文を見る
○瀬古委員 厚労省にお聞きしたいんですけれども、来年度は、育児休業、介護休業法の改正についての検討がされることになっております。その進捗状況と具体的な改善のポイントについて、どのように考えていらっしゃるのか。  前回改正のときには、看護休暇についての、努力規定ではなくて義務規定...全文を見る
○瀬古委員 余り時間がございませんので、最後の質問にしたいと思うんです。  官房長官、来ていただいていますので、とりわけ女性の管理職への登用問題、職場の女性の参画問題、これについて少し伺いたいと思うんです。  日本の企業の管理職の女性比率が八・九%、それから国家公務員は一・四...全文を見る
○瀬古委員 時間も参りましたので、また次回に譲りたいと思いますが、とりわけ女性の場合には、本当に何とか頑張って仕事をやって、そして国民の皆さんの期待にこたえたいということでやっていらっしゃる国家公務員の方が、実際には不当な状況に置かれているということは、いつまでも放置してはならな...全文を見る
06月11日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第30号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  今回の法案は、公益法人制度の抜本的改革に先立ち、公益法人に対する行政の関与のあり方の見直しとして、国が公益法人に委託している検査、検定等の事務事業に関して、これまでの指定制度を登録制度に改めるというものだと思います。  そこ...全文を見る
○瀬古委員 私の方で整理をいたしますと、国民の批判の第一は、公益法人は許可制だが、許可の権限を持つ役所が公益法人をつくり、公益の名目で行政の下請をさせる。補助金を流し、天下りの役人に高給を出させるいわゆる天下りの問題がございます。不祥事の温床になりやすいことも指摘されています。 ...全文を見る
○瀬古委員 今言われましたように、これはほんの一部の法案の内容になっているんですが、検査、検定等の事務事業に関して指定制から登録制にすることによって幾つかの弊害は排除できるだろう。しかし、抜本的には、私が先ほど指摘しました汚職や天下り、こういうものにずばりメスが入れられるような本...全文を見る
○瀬古委員 私は少し無責任だと思うんですね、実際にはどういう状況になるかわからぬと。  よく見てみますと、公益性が高く、もうけにならない部分はなかなか民間は参入してこないんですね。私は、国土交通省の関係でいうと、かなり民間の参入というのは難しいんじゃないかというふうに思っていま...全文を見る
○瀬古委員 そうしますと、検査とか検定に係る事故が発生した場合はどうなるんでしょうか。国が直接責任をとるということになるんでしょうか。いかがですか。
○瀬古委員 大臣に審査請求などの規定はあるけれども、しかし、検査、検定するのは登録した民間会社なんですね。国が直接検査、検定するわけではない。そうすると、結局、責任も直接問われないという状態になるんじゃないでしょうか。  これまで、例えば雪印の事件、日本ハムの不当表示の事件、電...全文を見る
○瀬古委員 国土交通省がこの二つの調査会を指導して、広告掲載もやめさせ、さまざまな指導をなさっているということはわかりました。  この問題は、国及び地方自治体などの公共事業の材料単価、この調査委託が独占的に行われている。事態は深刻なわけです。  これは、大臣、前回答弁していた...全文を見る
○瀬古委員 その後、国土交通省も努力をされて、今大臣が言われたように、簡易公募型の指名競争入札。しかし、初めてで、なかなか新しい参入というのは難しいというお話もございました。  今までずっと、歴史的に二つの調査会が独占していたという経過の中で、経過としては難しい面もあるだろうと...全文を見る
○瀬古委員 基本的には、経済調査会の「積算資料」それから建設物価調査会の「建設物価」、これを使って参考にするようにという指示をしているわけですね。そういう点でいえば、国土交通省自身もこれによっていますし、地方自治体も右へ倣えでこの雑誌からの金額を出してくるというふうに、国土交通省...全文を見る
○瀬古委員 その辺は丁寧に、誤解のないようにきちんと見直しをしていただきたいと思います。  時間がございませんので、最後の問題です。  ダム水資源環境整備センターです。これも昨年の四月に国土交通委員会で取り上げたんですけれども、その質問をしたときには、基本財産十億円のうち八億...全文を見る
○瀬古委員 時間が参りましたので、もうこれ以上やれませんけれども、これも何度も私は指摘しているんですが、みずから開発しているところが調査をやって、クマタカもオオタカも追い出されて、ダムをどんどんやりなさいと。そして、その役員はみんな国交省からの天下りでやっている。やはりいいかげん...全文を見る
07月15日第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第31号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  先ほど大臣は、国づくりの原点は安全だというふうに言われました。きょう私は、測候所の問題についてお聞きしたいと思います。  気象庁は、測候所の役割、位置づけをどのように考えておられるでしょうか。まずお聞きいたします。
○瀬古委員 国民の命と財産を守る最前線で重要な役割を果たしているというのが測候所だと思うんですね。  今、長官からもお話がありましたように、測候所の廃止、無人化の計画がどんどん進められております。七月一日付で平成十五年度の気象庁の測候所の廃止が公表されまして、五カ所の測候所につ...全文を見る
○瀬古委員 機器の観測による充実した気象をきちっとつかんで、情報を住民の皆さんに知らせ、そして解説するということは、大変大事だと私は思いますし、そのための御努力をしていただいていると思うんですね。  では、それが今の段階、将来どういうふうになるかわかりません、しかし、今の段階で...全文を見る
○瀬古委員 機械の故障の問題でも、実際にはケーブルが切れていて、予算がなかなかつかないといって、そのままになっていた。それを、今、移動式と言われましたけれども、浮体式の波浪計をつけているんだけれども、まだ実験中というか、ようやくデータを出したところなんですね。これがちゃんとしたデ...全文を見る
○瀬古委員 緊急の場合だったら、災害が起きそうだというならば、それは当然、臨時の体制をとっていただくということはあると思うんですが、皆さんがさんざん地元で、今までよりもサービスが充実しますと言っていらっしゃるわけですよ。  しかし、実際には、地元でいいますと、夜間ですね、漁に出...全文を見る
○瀬古委員 私の方は、別に不適切だと言っていないんです。皆さんが人を減らした方がもっと充実すると言われるから、どうして充実するんだろう、電話が一カ所に集中すれば、当然サービスは低下するじゃないか。とりわけ、夜間の体制を充実してほしいというふうに言っていらっしゃるわけですから、むし...全文を見る
○瀬古委員 ぜひ、大臣に目配りをお願いしたいと思うんですが、いろいろ関係者に御説明があったのは、発表のすぐ直前でございます。ですから、それまで住民の皆さんも署名運動を展開されているし、議会もはっきり意思を表明していらっしゃいますから、何が何でもちょっと乱暴過ぎると思うんですね。そ...全文を見る
○瀬古委員 では、もう一点質問させていただきます。今度はディーゼルの排ガス規制問題でございます。  これも前回私が取り上げさせていただいて、大臣も、この排ガスの除去装置のDPFの補助問題で、何とかこれを急がなきゃならない問題として提起していただいたと思います。  先ほど午前中...全文を見る
○瀬古委員 大臣、申請を受け付けたわけですから、そういう意味では、不足した分の約二十億円の手当ては、私は当然しなきゃならないものだと思います。  問題は、午前中からも出ておりましたように、何とか環境に配慮した対策を講じたい、そういう多くの申請希望者の期待にこたえて今後受け付けを...全文を見る
○瀬古委員 この点の問題は、私の方も、NOx、PM、両方クリアできる、そういう後づけ装置の開発というのを急いでメーカーにも要請してもらいたいし、これは大臣の方も積極的に対応したいと言っていただいているので、当面臨時的なものでなくて、やはり恒久的な、一定の、業者の皆さんが何とか乗り...全文を見る
○瀬古委員 私は、やはりそういう弱腰ではだめだと思うんです。ちゃんと裁判でも、もちろん賠償責任というふうには踏み込めなかったんですが、社会的な責任というのをはっきりうたっているわけで、そういう意味では、自動車メーカーが全くこれについては知らぬ、そして国土交通省も要請もしない、そう...全文を見る
○瀬古委員 これで終わりますけれども、私は本当にこの問題はずっと一貫して取り組ませていただいて、公正取引委員会も本当に、立ち入りをして、談合、独占禁止法、疑いがあって、排除勧告まで出ている。私は、もっと厳しく国土交通省としては立ち向かっていただかなきゃならない。それを、引き続き、...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第33号
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○瀬古委員 日本共産党の瀬古由起子でございます。  まず、大森参考人と榊原参考人にお聞きしたいと思います。  今議論されました家裁許可制度の問題でございます。例えば祭祀の問題やまた勤務のいろいろな状況の中で、家裁が一定の判断を持つ、意見を持つということも選択の一つとしてあるん...全文を見る
○瀬古委員 榊原参考人と民部参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど出ておりましたように、家庭の崩壊と別姓か同姓かは、私も全く関係はないというふうに思っています。しかし、この別姓制度をとった場合に、例えば、先ほど子供の負担の問題が出ておりましたが、親と子供が姓が違うという問題...全文を見る
○瀬古委員 民部参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、出産を控えた、事実婚で一体子供がどうなっていくかという、やはりそれは親としての不安があるかと思うんですね。  私も実際に聞いてみますと、子供が生まれるたびにペーパー結婚をやり、また離婚するというのを何回も、五回も六回も、...全文を見る
○瀬古委員 榊原参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、選択的夫婦別姓推進を言っていらっしゃった森山法務大臣になりまして、私たちも大変期待をしていたわけなんです。また、御存じのように、世論調査は、導入賛成派が反対派を初めて上回った、こういう状況も生まれてきているわけですね。法制...全文を見る
○瀬古委員 もう一度榊原参考人にお伺いしたいんですけれども、離婚だとか結婚しない場合もそうですけれども、夫婦と子供がいるという標準的な世帯とは異なる家族形態を持った場合に、まだまだ日本社会では差別的な取り扱いをされるということが大変多いわけなんです。私は、やはり婚姻家族を法制度の...全文を見る
○瀬古委員 非嫡出子の相続差別についても、最高裁判所の判例では変えられていませんけれども、差別を違憲とする少数意見も必ず付されております。この問題も、私は民法改正の待ったなしの問題だと思っています。  野党三党が、現在、衆参両院で選択的夫婦別姓等の民法改正案を共同提案して、し続...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○瀬古委員 私は、日本共産党を代表して、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  反対の第一の理由は、裁判官の報酬を減額することは、憲法で保障された裁判官の身分保障の規定に反するからです。...全文を見る