田浦直

たうらただし



当選回数回

田浦直の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月31日第134回国会 参議院 厚生委員会 第1号
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○田浦直君 私は新進党の田浦直でございます。被爆者医療行政について二、三お尋ねをしたいというふうに思っております。  大変残念なことですけれども、去る二十八日にフランスが第三回の核実験を行ったわけでございます。私ども被爆者といいますのは、地上で広島と長崎、二つが被爆県ということ...全文を見る
○田浦直君 実は私、けさ新聞をずっと読んでまいったわけですけれども、もうどの新聞にもこの核実験のことは何も書いてないんですよ。二十八日ですからわずか三日しかたっておらないわけなんですね。第一回目の実験のときには、それはそれはもう激しい抗議運動が行われましたし、マスコミも随分この問...全文を見る
○田浦直君 今、科学的な根拠がない、あるいは合理的な根拠がないという御発言がなされたと思うんです。  この被爆地域というのは、三十二年に指定を受けまして、昭和四十九年あるいは昭和五十一年に地域拡大をしておるわけなんですね。そのときに私どもは、それならばそのときの地域拡大は本当に...全文を見る
○田浦直君 ちょっと、四十九年と五十一年の拡大は何によってとおっしゃられましたか。
○田浦直君 そうしますと、その根拠が科学的な合理的な根拠であるというふうに認識してよろしゅうございますか。
○田浦直君 行政区画で拡大しているというところもあるんですね。私は、五十五年に基本懇からの報告が出て、それ以後はもう科学的、合理的な根拠がなければ受け付けないんだという言い方にはちょっと納得できないんです。  それは、例えば、初めに述べましたように、この今の地域は南北に爆心地か...全文を見る
○田浦直君 今、被爆地から三キロの範囲とおっしゃられましたですね。あのチェルノブイリというところで原子炉が爆発したときには三十キロ四方をみんな立ち退きにしたんですよ、ソビエトにおいては。日本というのはもっと私は科学的に理解が進んでおるというふうに思うんです。七キロでもどうかな、十...全文を見る
○田浦直君 もう原爆が落ちてから五十年たっておるわけですね。それを平成三年に調査して影響力がないというような結論はちょっとおかしいのではないかと思うんですね。  このときの調査の方法を私も調べてみましたけれども、未耕地の表土ゼロから十センチの泥をとってその放射能を調べたと書いて...全文を見る
○田浦直君 私は、そういう数字を少し訂正するとか、そういったことで五十年前の再現ができるというふうには考えられないんですね。  しかし、それはそれといたしまして、東の方にはやはりプルトニウムが出ておりますね。南北の方には余り出ておらない。しかし、その出ておらないところが今被爆地...全文を見る
○田浦直君 それではその未指定地域の住民としては納得できないですよ。だって、出てないところを指定しておいて、幾らかでも出ているわけですから、こちらの方は。皆さんの方は影響はないとかなんとか言うけれども、こっちの方が出ているんですよ。そちらの方が指定を受けていない。これはやはり行政...全文を見る
○田浦直君 いや、それは皆さん方の考えなんですよ。地域住民にとってはそういうことではないと思うんですよ。皆さん方は、五十五年以降はもう認めませんよ、今までのはもう仕方がないですよと。ここの未指定地域におった人にとってはそんな行政上の不公平はないと思いますよ。だから、科学的に言うな...全文を見る
○田浦直君 いや、私は局長のおっしゃられていることはわかるんですよ、五十五年にそういう基本懇の報告が出ているということは。じゃ、その未指定地域の住民はもう捨て去りになるわけですか。五十五年基本懇の報告が出る前の住民が科学的根拠がなくても指定を受ける、五十五年基本懇が出たらもうその...全文を見る
○田浦直君 今おっしゃられた基本懇の「これまでの被爆地域との均衡を保つためという理由で被爆地域を拡大することは、関係者の間に新たに不公平感を生み出す原因となり、ただ徒らに地域の拡大を続ける結果を招来するおそれがある。」と、今そうおっしゃられましたですね。  私は、長崎県議会ある...全文を見る
○田浦直君 もう時間ですから最後にしたいと思いますけれども、その科学的、合理的な根拠というのが一つの言葉になってひとり歩きしているわけですね。私が述べているのは、科学的、合理的な根拠でやるなら、すべてそうしてやらなければ逆に不公平感が県民の間に出てくる。したがって、今指定を受けて...全文を見る