田浦直

たうらただし



当選回数回

田浦直の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月08日第140回国会 参議院 厚生委員会 第8号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  きょうは、四人の参考人の方々には本当に貴重な専門的な御意見を御披露いただきまして、心から厚くお礼を申し上げたいというふうに思っております。  各先生にお尋ねをしたいんですけれども、まず藤本参考人にちょっとお尋ねをさせていただきた...全文を見る
○田浦直君 どうもありがとうございました。  それでは続いて津田参考人にお尋ねをしたいと思います。時間がありませんので端的にお尋ねいたします。  子供の健全な育成を社会全体で支援するということは私も大変賛成でございますし、またこの改正案に児童の権利という言葉を入れるか入れない...全文を見る
○田浦直君 ありがとうございました。
04月15日第140回国会 参議院 厚生委員会 第10号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  今回提出されましたこの廃棄物の処理に関する改正案について、幾つかの質問をさせていただきたいというふうに思っております。  私も、この法律案を読ませていただきまして感じることは、この産業廃棄物というものが大変前面に出てきて、国民的...全文を見る
○田浦直君 今、大臣から話がありましたように、結局ごみを減らすということですね。そのための努力というのが本当は一番求められるんじゃないかというふうに思いますので、この点についても私も後ほど触れてみたいと思います。  初めに、まずどうしてこういうふうなごみに関する、廃棄物に関する...全文を見る
○田浦直君 この御嵩町の場合、今お話があったように、一応受け入れました、初めは。これが凍結になった。この間に僕はやっぱり住民の方々がその計画自身を全く知らされておらない、突然自分の町にそういうものができる、そういうことに対する不安感とかあるいは不満とか、そういったものが結果として...全文を見る
○田浦直君 住民の声を反映するように今度改正をすると、これは私は非常にいいことだと思うんですね。  それで、これまでは例えば各自治体が自分のところでいろいろなことをしなければならぬというふうな状況にあるわけですね。僕はこの住民投票もそうではないかと思うんです。そういうことを自治...全文を見る
○田浦直君 今の説明で、例えば専門的知識を有する方の意見を聞いてということをおっしゃられましたけれども、例えば議会で反対する、あるいは住民投票で反対するというふうな結果が出た場合、その人たちの御意見は確かに聞く。聞くけれども、その場合に、私はやっぱり議会あるいは住民投票という人の...全文を見る
○田浦直君 具体的に言うと、専門家というのはどういう人たちになるわけですか。
○田浦直君 こういうものを決めるときにそういう専門家、これはこの前の児童福祉法の中でも出てきましたけれども、本当の専門家を選んでいただきたい。それから、その専門家にある程度の力を、会ができるのかどうか知りませんけれども、与えないとやっぱりその人たちもまた困るんじゃないかなと思うん...全文を見る
○田浦直君 その専門家というのはどなたが任命することになるんですか。
○田浦直君 わかりました。  私は、この場合、いろいろな環境調査もやる。今度の改正では環境調査、アセスメント、これは事業者がするということになっていると思うんですね。そうしますと、そこに処理場をつくろうと思う事業者が初めに環境調査をやる、それは項目によっていろいろあるでしょうけ...全文を見る
○田浦直君 今まで述べましたように、住民の方々の声も聞く、あるいはアセスもやるというふうな手続を整備することによって、地域紛争といいますか、そういったものが解消に向かうのかどうか、どういうふうにとらえておられるのか、お尋ねをしたいと思います。
○田浦直君 御嵩町の問題を私が取り上げたのは、やっぱり住民の不信感、不満というものが処理場をめぐって非常に増加しておるので、ぜひそういうところを厚生省の指導で十分に整備していただきたいというふうに思って質問をしたわけでございます。  それから、もう一つ大きな問題は、やはり不法投...全文を見る
○田浦直君 周辺の住民から早く撤去してほしいというふうな強い要望があるにもかかわらず、投棄者がわからない、だれが投棄したのかわからない、あるいはわかっても資力がないということで現在も行われておらないということがたくさんあるわけですね。その不法投棄の現状といいますか、一体どのくらい...全文を見る
○田浦直君 この不法投棄の問題については、参議院でも、平成三年ですか、に廃棄物処理法の大きな改正があったわけですけれども、そのときにも問題になったわけですね。そのときに政府から提出された法律案に参議院で修正を加えて、附則に検討規定というものを設けたわけですね。その検討規定では、こ...全文を見る
○田浦直君 このマニフェストの適用範囲を広げたということは非常にいいことだと思うんです。私も、そういう意味では評価したいというふうに思っておるわけでございます。  ただ、不法投棄防止対策を実効たらしめるためには、やはり警察とかあるいは地域の住民とかに協力をしてもらわなければなら...全文を見る
○田浦直君 ぜひしっかりと不法投棄防止対策を練っていただきたいというふうに思います。  それから、幾ら一生懸命やっても捨てるのは捨てるんですね。そういうものが生じた場合に、それを原状回復するということもこれまた大変大事なことだと思うんです。それが附則の二についているわけですけれ...全文を見る
○田浦直君 そういう意味では、この附則二条についていろいろ対策をとられておるということで、評価を申し上げたいというふうに思うんです。ただ、今御説明の中で産業界が出資をするという話がありましたね。これはいろんな御意見があると思うんですね。産業界からいいますと、不法投棄といっても、自...全文を見る
○田浦直君 だから、産業界もやっぱりもうここまで来れば、認可業者に任せたからということだけでは、国民的な負担というんですか、責任といいますか、そういったものを避け切れないというふうな状況になっているんじゃないかなと思いますし、私もそれが正しいんじゃないかというふうに理解しておるわ...全文を見る
○田浦直君 そう簡単におっしゃられるけれども、五十万トンのものを処理するわけですから、実際どのくらいお金がかかるのか、あるいは相当の期間がかかるんじゃないかと僕は思うんですけれども、そういう見通しというものはどういうふうになっておりますか。
○田浦直君 そういうふうな意味から、この廃棄物の処理というものには莫大なお金と莫大な時間がかかるわけですね。ぜひこういった不法投棄に対しては全力を挙げて防止していただくということでお願いを申し上げたいというふうに思っておるわけです。  それから次に、例の神奈川県から廃棄物を載せ...全文を見る
○田浦直君 この問題は、僕はもっと根が深いものがあると思うんですね。  私も長崎ですから、九州ですが、地方からいうと、どうして都市のごみを我々が背負わぬといかぬのか、そこが一番のネックになっておるんじゃないかというふうに思うんですね。  住民がその廃棄物を調べたら、廃棄物の中...全文を見る
○田浦直君 この問題を考えるときに、やっぱり都会と地方の問題というものを真剣に考えていただきたいと思うんですね。これはまあ同じ県で出したごみを同じ県でやれというのは酷かもしれませんけれども、せめてその周辺ですね、広域といいますか、そういったところでやってもらわなければ、地方は恐ら...全文を見る
○田浦直君 ぜひ、自分のところのごみは自分のところの範囲で解決をしていただくように御指導のほどをお願い申し上げたいと思うんです。  今、御説明の中にフェニックス計画ということがありましたけれども、このフェニックス計画というものについて御説明をお願いしたいと思います。
○田浦直君 今、大阪ですね、近畿圏で推進されておるということですけれども、大阪湾フェニックス計画というんですか、それについての今の進捗状況についてお尋ねをいたします。
○田浦直君 近畿圏の産業廃棄物の処理を今、大阪湾フェニックス計画でなされておるということですけれども、それは近畿圏のごみの処理からいいましてどのぐらいの効果になっておるのか、具体的な数字を挙げて御説明をお願いしたいと思います。
○田浦直君 そういう都市圏でのフェニックス計画ということで、廃棄物の処理の計画をなされておることは私ども地方にとっても非常に歓迎すべきことだと思いますので、ぜひ進めていただきたいというふうに思うんです。  今のお話の中で私がちょっと奇異に思っているのは、大阪の方はそれでいいんで...全文を見る
○田浦直君 その全国平均の二・三年というのも非常に心もとない気がするんですけれども、首都圏では〇・八年しかないというふうなことでは、これは大丈夫なのかなという気がするんですね。またどうせ地方にごみを、廃棄物を送らざるを得ないということになるのではないかなと思うわけです。  近畿...全文を見る
○田浦直君 首都圏の場合は大阪に比べると、近畿圏に比べると随分おくれているというふうな感じの御説明でしたですね。なぜそんなにこの首都圏ではおくれているのか、どういうところが険路になっているのか、それがわかれば御説明をしていただきたいと思います。
○田浦直君 今、幾つ県を挙げられましたか。
○田浦直君 七つ。数多くの自治体が関係しておるわけですから、それぞれ利害が絡んで難しい問題であろうかというふうに思いますけれども、やっぱり都会における広域的な処理施設の確保というものは重要な問題だというふうに思うわけです。私ども地方からいいますと、東京都を初めとする首都圏の各地方...全文を見る
○田浦直君 ぜひそういう決意でやっていただきたいと思うんです。  これはちょっとしたあれですけれども、神奈川県から鹿児島に船にいっぱいごみを積んで持っていってまた帰ったということがありました。あれは今どうなっているんですか、あの船は。
○田浦直君 ごみの処理はもうされたわけですか、積んでおったごみの処理は。
○田浦直君 いろいろお話を聞きましたけれども、基本的には廃棄物については、冒頭に大臣がおっしゃられましたように、ごみの排出を抑える、あるいは減量化する、あるいはリサイクルをする、そういったことが大事なことではないかなというふうに私も思っておるわけです。要するに、廃棄物を極力減らし...全文を見る
○田浦直君 けさの東京新聞を見ておりましたら、その中にこの法律のことが書いてあるんですけれども、「都が始めたペットボトルの回収も、飲料や容器メーカーなどが協力を拒否するなど早くも責任分担の論議はとん座しかかっている。」という記事が目にとまったんですね。今の御説明では非常に順調にい...全文を見る
○田浦直君 一つは、市町村がなかなか一〇〇%乗ってこないというのは、分別収集すると場所が要るんですね、ストックヤードが要りますから。そうすると、そういうものをまた見つけなければならないということで、そういう管理をするということからいろんな経費がまたかかってくるということになるんじ...全文を見る
○田浦直君 せっかく法律をつくって施行を始めたわけですから、これは円滑に、しかも順調にいくように国の方も御協力のほどをぜひお願い申し上げたいと思うわけでございます。  私は、そういうふうなことで市町村が乗ってくる、国も指導する、そうなると、今度は国民の測だと思うんですね。国民の...全文を見る
○田浦直君 やっぱり国民の協力も大事だというふうに思いますね。したがいまして、私はもっと広報活動をやるべきだと、二年間の期間があったわけですから。本当を言うと、その間にもっともっと広報活動をやって、四人のうち三人も知らないとかいうようなことでなくして、四月一日から始めるわけですか...全文を見る
○田浦直君 ぜひ広報の方も一生懸命やっていただきたいというふうに思います。  今、ペットボトルとガラス瓶という話があります。ほかにもいろいろありますね、スチール缶とかアルミ缶。そのほかにペットボトル以外のプラスチック製品、そういったものについてはどういうふうになるんですか。
○田浦直君 ぜひその方も広報をよくしていただいて、そのときにはもう一つ国民の方々も協力していただけるようにその理解度も深めていただきたいというふうに思っているわけです。  今度のこの廃棄物の改正法案、この中では廃棄物の減量化やリサイクルの推進ということのためにはどういうふうな対...全文を見る
○田浦直君 リサイクルの推進のために今度は規制緩和もやろうということですから、それは大変結構なことだと私も思っておるわけで、その結果、非常に効果があらわれてくればいいんじゃないかなと思うんです。しかしながら、この廃棄物処理法の規制を緩和するということが悪用されるとまた困るわけなん...全文を見る
○田浦直君 詳しくは私も知りたいと思いますが、この場ではちょっと時間がありませんからできませんが、そういうふうなことで今、規制緩和をすることによってそれを悪用してそういうことにならないかどうか、その辺も逆の意味ではきちっと歯どめをしておかないといかぬというふうに思うわけですけれど...全文を見る
○田浦直君 ぜひリサイクルが進んで減量化ができるように、厚生省の方として御指導のほどをお願いしたいというふうに思っております。  時間もありませんから最後にお尋ねを申し上げたいと思うんですけれども、今の社会が大量生産、大量消費、そしてその結果として大量の廃棄物というふうなそうい...全文を見る
○田浦直君 終わります。
05月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第13号
議事録を見る
○田浦直君 おはようございます。自由民主党の  田浦直でございます。  健保法等改正案につきまして御質問させていただきたいと思います。  これまでの経過をずっと見ておりますと、初めは一部負担金が定率だという話があり、それが定額に変わり、その定額も政府案、その後には修正案とい...全文を見る
○田浦直君 そういうこともきっとあるだろうと思うんですが、私はやっぱり法案をつくられる前に患者さんの声とかあるいは現場の声をよく聞いてつくっておらないからまたそれを変えるというような事態も起こってきたのではないかなというふうに推測をいたしております。  そこで、この間の法案につ...全文を見る
○田浦直君 それと、今回の薬の一部負担ですね。私どもが診療行為をする、その中には診察をするとか検査をする、あるいは薬を出す、手術をする、こんなことがあるわけですね、医療行為の中で。これのすべてに例えば健保本人であれば二割を掛けるわけです。そのほかに薬はまた別に一部負担を取るという...全文を見る
○田浦直君 今の御説明ではやはり患者さんにはわからないと思うんですね。また、窓口で説明する人もわからない。患者さんは保険の一部負担をしているという感覚じゃないんですよ。病院の値上げでこれだけ高くなったんだというふうな感覚ですから、やはり病院に聞くわけですよね。  私は、やはりこ...全文を見る
○田浦直君 それから、この修正案を見てみますと、やはり大病院にとっては有利だ、町の診療所にとってはやっぱり不利だという感じがします。例えば、大学病院なんか薬を長くやることが多いわけですね。でも、町医者というのは、やはり二、三日置きに顔を見ながら、血圧をはかりながら、患者を観察しな...全文を見る
○田浦直君 今の包括化のところはそうだと思うんです。でも、今のところ包括を採用している小児科の病院というのは少数派だというふうに思うんですね。私はやっぱりこれは少子化対策にも通ずると思うんですよ。この高齢化社会で高齢化を防ぐのは子供をたくさんつくるということが一番いいことなんです...全文を見る
○田浦直君 例えば、日本では団塊の時代、戦後間もなくたくさん子供さんが生まれた時代があった。これが三年間しか続かなかったんですね。アメリカはそれが十七年間続いた。その子供たちが今働き盛りに来ているわけです。だから私は今のアメリカが非常に勢いづいている、若い労働力を持っている、安い...全文を見る
○田浦直君 私はそれが非常に不思議なんですね。それは国会の筋論からいえばそうなるんですが、あれほど医療保険審議会で定率ということを決めて答申をされ、そしてこれを政府案で定額に変えて十五円で検討して、もう一部の委員は退場するぐらい大もめにもめて、そしてそれが出てきた。そして、今度国...全文を見る
○田浦直君 私はその考えようには余り賛成できないんですね。やはり厚生省が自信を持って主導的にやっていくべきじゃないかと思うんですね。審議会をつくって審議会に諮ったという形をつくらなければできない、何か自信のなさを感じるわけですね。今も話しましたように、審議会をつくっても、そこで答...全文を見る
○田浦直君 私は、審議会の中で本当に真摯な議論が行われておるんだろうかという疑問をいつも持っているんです。厚生省が人選をする。そうすると、やっぱり厚生省に顔を向けた委員がたくさん入っていく。そういう場合に、いろんな決議をとっても、ただ手を挙げるだけの要員とか、そういう者は結構おる...全文を見る
○田浦直君 ぜひそういうふうにお願いをしたいと思っております。  それから、衆議院の論議を聞いておりましたら、小泉大臣は九月一日までには抜本案は提出するということをおっしゃられておるわけなんですね。私は、ぜひそうあってほしいと思うんです。  随分前ですが、もう二十五年ぐらい前...全文を見る
○田浦直君 決意のほどを伺って、私も本当に期待を申し上げたいと思うんです。  その案というのが大体三点に絞られている。診療報酬、それから薬価、老人医療保険、このそれぞれについて出されるわけですね。そして、それはしかも抽象論でなくして具体的な案だと私は期待しているわけですが、その...全文を見る
○田浦直君 その中で、先日の本会議でも薬価の問題が出ておりましたが、大体流れとして、新薬価については市場原理にのっとって参照価格に近いような制度を目指しているように御返事をされましたが、そういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○田浦直君 そうしますと、診療所、病院では今まで問題となっておりました薬価差というのがなくなりますですね。なくなりますと病院は成り立たないわけですから、これは技術料を上げなければならぬというふうに思うんですね。  私は、今までの技術料、診療報酬のアップの形式、〇・何%上げるとか...全文を見る
○田浦直君 それから、薬価について言いますと、これは医療保険審議会の建議書にも書いてあったと思うんですが、その決定の透明化というものをすべきであるというのがあったと思うんです。今回のこの与党合意書あるいは附帯決議の中にそういうものが見当たらないものですからこれをもう一遍確認してお...全文を見る
○田浦直君 それで、私も調べてみたんですが、薬価を決めるときに、一つは原価算定方式といいますか、原価を計算していく、もう一つは類似薬と比較して薬価を決めるという方式がありますね。その中で、例えば原価というものがどんなものか、どんな種類があるのかということをお尋ねしたいと思います。
○田浦直君 それにこだわりますと、例えば材料費といっても、これは今の原価はメーカーの方が提出するわけでしょう。そうしますと、材料費といっても安い材料もあれば高い材料もある、あるいは開発費といってもどこまでをとるのかという問題があると思うんですね。今は恐らくメーカーと業務局の経済課...全文を見る
○田浦直君 例えば類似薬もそうですね。これもメーカーが決めてくるわけでしょう、これと比較しますということを。類似薬といっても高いのから安いのまであるわけですから、当然高いのをとって決めてくると思うんです。だから新しい薬が高くなる。その辺は逆に厚生省の方がこれでやりなさいということ...全文を見る
○田浦直君 大臣、先ほど申しました武見会長の時代は診療報酬点数表というのは三十ページぐらいしがなかった。ことしの診療報酬点数表は六百六十五ページある。それから、それに「診療報酬点数表の解釈」というのが千八百七十八ページあるんです。合わせますと二千五百ページあるんですね。これは、つ...全文を見る
○田浦直君 そう言っていただければ非常に助かるんですけれども、来年もらったらまたふえておったということでは困るわけでございますから、ぜひ来年はやはり減ったな、あるいは読みやすくなったなというふうな点数表に変えていただきたい、これをぜひお願い申し上げておきたいというふうに思います。...全文を見る
○田浦直君 今、大臣のおっしゃられたことは私もよくわかるわけなんですね。やっぱり大病院志向型に今なっておりますから、そのために大病院も肝心の患者さんを診られない、業務が麻痺するということがあるわけですから、そこはいわゆる病診連携といいますか、病院と診療所がよく連携をとってそういう...全文を見る
○田浦直君 わかりました。ぜひそういうふうな方向でお願いをしたいと思います。  もう時間がありませんが、ひとつ最後に大臣に、これからの医療はどういうふうに持っていかれるお考えなのか、もし御意見がございましたら、お尋ねをして終わりたいと思います。
06月05日第140回国会 参議院 厚生委員会 第16号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  私、前回は現場の声を中心にいろんな質問をさせていただきましたが、今回は少し抜本的なことについて御質問をさせていただきたいというふうに思っております。  橋本内閣が、現在、財政は主要先進国中最悪の危機状態に陥っている、あるいは後世...全文を見る
○田浦直君 今、改正案が出されておりますね。それで生じる財政効果というのがあると思うんですが、それは大体どのくらいなのか、そしてその金額は今御説明の中に含まれておるのかどうかをまずお尋ねしたい。
○田浦直君 今、この改正案で平成十年度改善される金額というのは大体お幾らと見込んでいるんですか。
○田浦直君 九年度は九月からということになっておりますから半年度になりますね。十年度というのは、これはもう満年度ですから恐らく九年度の二倍ぐらいにはなるのではないかなと思うんですが、今のお話では二千八百億ぐらいの効果があるんじゃないか、そういうふうに理解していいですかね。  そ...全文を見る
○田浦直君 僕が尋ねているのは、要するに来年度は八千億自然増があるだろうと。そのうち五千億は何とかして削りたいということになっているわけですね。これは閣議決定案にそう書いてあるわけなんですよ。  そうしますと、今修正をしているこの案で二千八百億ぐらいは来年度は財政効果が出てくる...全文を見る
○田浦直君 わかっているんですよ。ここで八千億の自然増があって、そのうち三千億ぐらいに抑えたいと、こう書いてあるわけですよ。だから五千億は削るんだと。それはそれで閣議決定ですからいいんですが、その中に今度の修正案で出てくる財政効果も含めているのかどうかということをお尋ねしているん...全文を見る
○田浦直君 そこで、この案を織り込んで、さらに五千億削るということになると大変厳しいんじゃないかなと僕は思うんですね。  今、内訳をお尋ねしましたら、年金で千五百億、医療で五千五百、福祉で一千億というお話でしたが、例えば平成十年度は、これまでの議論をお聞きしておりますと、年金は...全文を見る
○田浦直君 そこで、厚生省のこの案が出たときの談話が新聞に載っておったんですが、抜本対策で何とか対応できるんじゃないかというふうなことが書いてあったんですけれども、そういうふうにお考えなんですか。今度出される抜本案でそういうふうなのができるんじゃないかとお考えなのかどうか。
○田浦直君 私も抜本案について前回もお尋ねしたんですが、抜本案の中には診療報酬、それから薬価、老人医療保険の創設というようなことがあるんですけれども、案は恐らく出てくると思うんですよ。もう大臣が一生懸命やっておられるから案は出てくると思うんですが、十年度から本当にそれが動いて実際...全文を見る
○田浦直君 そこで、僕がもう一つ心配しているのは、非常に難しい、難しいからまた国民に負担を願うということが出てくるんじゃないかという心配をしているわけなんですね、それが一番ある意味ではやりやすいということになるわけですから。だけれども、今この修正案でもかなりの負担をかけるわけなん...全文を見る
○田浦直君 大臣の言うことは僕もよくわかるんですよね。だけれども、さらに国民負担をかけるということが今の御意見の中ではあり得るというふうな感じがするんですね。そこら辺はどうかなという思いがするんですよ。  確かにどこをどう削減するかということは大変難しいことだろうと思いますので...全文を見る
○田浦直君 次に、この中にも書いてあるんですけれども、保険の制度運営といいますか、今あります国民健康保険、政府管掌健康保険、組合健康保険などの保険集団のあり方を見直すということが書いてあるわけなんですね。私はかねがね、非常に難しいでしょうけれども、国民健康保険にしても組合健康保険...全文を見る
○田浦直君 今、そういうお話を聞いて、私も全くそういうふうに思うんですね。同世代の不公平というのもありますし、それから自分の組合が財政的に悪くなれば国保に逃げるとか、それまでは自分たちでやっておって、これは年金も一緒ですね、何かそういうふうなことがあるわけですね。そういうのはどう...全文を見る
○田浦直君 老人保健制度が確立すればかなり財政問題というのは緩和されると思うんですね。  その老人保健制度というものが、今おっしゃられたように、幾つかの考えがあるわけですね。私は、この医師会の方から送っているのを見ましたら、長期積立型医療保険制度というのを提唱しておるようなんで...全文を見る
○田浦直君 わかりました。  それでは、この財政構造改革の推進についての閣議決定案についての質問はとどめて、前回、薬剤費に関連して質問したんですが、そのことについて新たにまた質問をさせていただきたいと思うんです。  基本的に言いまして、今の薬価基準制度の見直しということについ...全文を見る
○田浦直君 市場原理に基づいて価格を決定するということですね。これも一つの方法だと思うんですね。  もう一つは、先ほどから言っている参照価格制度というのもあるんですけれども、こういった制度のメリット・デメリットというもの、どれをしても実際問題としていい面も悪い面もあるわけなんで...全文を見る
○田浦直君 特異的な薬、例えばメバロチンなんかは非常に高いけれども、これはほかに類似品がないということで非常によく売れているわけなんですね。こういった薬が本当に市場原理あるいは参照価格制度にした場合に安くなるのかという疑問があるんですね。そういったことに対してはどう対応されますか...全文を見る
○田浦直君 高い薬は、高い薬というか類似品がないような薬は高値に張りついても仕方がないんじゃないかという感じに聞こえるんですけれども、私はそういうものについては、長期収載医薬品といいますか、ほかの医薬品でもそうですが、ある年度がたってある販売量が出た場合には幾らかずつ落としていく...全文を見る
○田浦直君 そういうふうなことで、ぜひ慎重な御検討をお願いしたいと思っております。  先ほど局長から話がありましたように、この薬価算定の透明化、これは前回も私は質問をさせていただいたんですけれども、これをさらに進めて、例えば第三者による薬価算定機構とか薬価算定過程の公開とか、そ...全文を見る
○田浦直君 この点は、直接価格に作用するということよりも、やはり価格決定が正しく行われておるんだという認識を広めるためにはぜひ必要だというふうに思うんですね。どこかでどこかおかしい決め方をしているんじゃないかという国民の疑惑を晴らすという意味からも、できれば本当に第三者を入れてや...全文を見る
06月11日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  両法案の提出者の皆さん方には本当に日ごろから御苦労さまでございます。もうしばらくですので、最後までひとつ頑張っていただきたいというふうに思っております。  きょうは両法案について質問をするということになるんですけれども、その前に...全文を見る
○田浦直君 猪熊案提出者の方の御意見もお尋ねいたします。
○田浦直君 お立場もよくわかりますし、これから法案が、今のところまだ細部にわたって調整をしているということだと思いますので、先生方もまだ御検討は十分必要だというふうに、私もその点については理解をするところでございます。  それで、今の堂本先生からのお話の中に、中山案と随分違うと...全文を見る
○田浦直君 わかりました。この問題は、もう間もなく法案が出てくると思いますから、その中で慎重に審議をしていただきたいというふうに思っております。それに少し関連するんですが、今こういうふうな脳死を人の死とするかしないかということで世界各国ではいろんな見解が出ておると思うんですけれど...全文を見る
○田浦直君 わかりました。  今、各国の事情を御説明いただいたんですけれども、その中に、確かに医学界等の判断によって決めているというところもあるんですね、法律じゃなくして。これはドイツだとかイギリスだとかオーストリアとか、結構先進国といいますか、そういったところでもそういうこと...全文を見る
○田浦直君 私がぜひお尋ねしたいのは、先生方の方は脳死は死でないという観点でやっておられるわけですね。そのときに、移植をした場合、これはもう随分質問が出ておりますけれども、違法性の阻却ということでこれは免れ得るんだということを言われておられるんです。この辺が僕たちは、私も医者です...全文を見る
○田浦直君 そこら辺を明確にしてほしいんです。  告発はできるわけですね、やろうと思えば。それは殺人罪でできるわけでしょう。この法案ができたとして、先生がおっしゃられるように、厳格にきちんとやったと本人は思っている、その場合であってもどこかの弁護士さんがこの人を告発するというこ...全文を見る
○田浦直君 そこら辺なんですが、要するに和田教授だって告発されて、不起訴にはなっているんですが、しかし日本じゅうだれでも知っているぐらいにその不起訴までの間にいろいろ言われるわけなんですね。それではちょっとたまらない。結果的には阻却になるかあるいは不起訴になるか知りませんけれども...全文を見る
08月29日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○田浦直君 去る七月二十三日寸浦田委員長、山崎理事、本岡理事、井上委員、鎌田委員、阿部委員、三浦委員、渡辺委員、久保委員、上山委員、有働委員、そして私、田浦の十二名は、熊本県及び鹿児島県における平成九年七月梅雨前線豪雨による被害の実情を調査してまいりましたので、その概要を御報告申...全文を見る
09月18日第140回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○田浦直君 それは私が質問したんですよ。それで私からお答えした方がいいかなと。  今の先生のお答えどおりなんですけれども、実は長崎県でもそうですが、離島なんかたくさんありまして、どのくらい経費が要るのかというのは非常に心配なんです、市町村にとっては。それで、秋田の市長さん、町長...全文を見る
10月28日第141回国会 参議院 厚生委員会 第4号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  今回のこの介護保険法案に関連して医療法の一部改正も出ているわけでございますけれども、この介護保険法案と医療法の改正とどんな関係があるのか、まず大臣にお尋ねをしたいと思います。
○田浦直君 今、大臣が言われましたこの療養型病床群というのが最近は非常に注目を浴びてきているというふうに思うんですが、この療養型病床群の病床数の推移はどうなっているか、おわかりでしょうか。
○田浦直君 およそ五年間ぐらいで五千床から五万床と十倍ぐらいに伸びておるということで、これがやはり介護の入所にとっては将来は一番大きな武器になるんじゃないかなと私も思っているわけでございます。今の大臣からの御説明のように、それをさらに今度は有床診療所にも適用したらどうかということ...全文を見る
○田浦直君 私の知っている有床診療所の院長先生はこの前おっしゃられたですね。その地域で子供のときから育ってきておったわけですから、そこに入院させると近所の人が見舞いに来たり、家族の人が弁当を持ってきたりしながら、そういうふうな家庭的な雰囲気の中で療養ができる。確かにハードとしては...全文を見る
○田浦直君 これまで療養型病床群ができているのは、これは病院の療養型病床群への転換なんです。これから有床診療所が療養型病床群に転換するというときに、もう既にベッドは埋まってしまっておりますということでは恐らくこれはちょっとバランスに欠けているのじゃないかなというふうに思うわけです...全文を見る
○田浦直君 慢性病床の中には病院の慢性病棟それから老健施設も入るわけですね。それから老人ホームはどうなりますか。
○田浦直君 その話はよくわかるんです。  それで、前は〇・五で計算するということで計画されておったけれども実際にはやっていない。しかし、今度、急性、慢性という病床に分けた場合、この老健施設はカウントに入れてくるのかどうか、その点をお尋ねしたいと思います。
○田浦直君 これは念を押すわけですけれども、特養の病床はこれはもう当然またその計算には入らないということでよろしゅうございますか。
○田浦直君 先ほど述べましたように、療養型病床群については非常な関心があると思います。これは将来とも今のように伸びていく可能性があると思うんですね。その目標というものがどの辺にあるのか、もしそういうものがあるようでしたらお知らせを願いたいと思います。
○田浦直君 わかりました。  せっかく医療法の一部改正を行って有床診療所の療養型病床群転換を認めておるわけですから、そのようなカウントの面で規制をされて実際にはできないということがないようにひとつ配慮をしていただきたいというふうに思っております。  それから、先ほどちょっと述...全文を見る
○田浦直君 今、局長がおっしゃられたように、おふろとか食堂とか患者面談室とか、そういったものはやり直せばできるんですね。ただ、廊下の幅の場合、非常に難しいところがあるんですね。一・八メーター、両側が病室だと二・七メーターに広げなさいというのがあるわけです。そこが転換のときの一番ネ...全文を見る
○田浦直君 わかりました。  では、療養型病床群の中においてでも介護保険とそれから医療保険と両方を分けて適用ができるということになるんですね。ちょっとよろしゅうございますか、それで。
○田浦直君 わかりました。  では次に、老人デイケアというのが今盛んに全国で行われております。これは一言で言えば日帰りのリハビリテーションということになるかと思うんですが、それは私は介護にとっては非常に前向きのいい制度ではないかというふうに思っておるわけでございます。在宅でリハ...全文を見る
○田浦直君 それで、私は、例えば痴呆等の精神障害を有する患者のこの「等」については、厚生省の見解としては、具体的に病名でいうと血管性痴呆、動脈硬化性痴呆、多発性閉塞性痴呆、初老期痴呆、老齢期痴呆、老人性痴呆、こういうのを挙げておられるんです。これはみんな痴呆ですから、この解釈で僕...全文を見る
○田浦直君 これは私が医者だからということじゃなくして、国語的に言って、やっぱりこれは脳血管障害と関連のある病名だというふうに読むのが正しいんじゃないかと思うんです。僕は、一番初めつくられたときには恐らくそういう趣旨でこの文章はつくられたはずだと思うので、それを後になって拡大解釈...全文を見る
○田浦直君 それから、デイケアでもう一つ問題になっているのは利用回数なんです。今の解釈では、一カ月毎日でもいいというふうな見解を出されておると思うんです。  これがまた一つの混乱を起こしていると思うのです。やはりそれには医学的に言って適当な回数というものがあると思うんです。そう...全文を見る
○田浦直君 私は、何も制限を強制しているわけでも何でもないので、医学的に必要な回数、そして適正な回数というものは考えなければいかぬのじゃないかなということを申し上げておるつもりですので、ぜひひとつ御検討をお願いしたいと思います。  それから、今話しましたように、これを審査すると...全文を見る
○田浦直君 これはこの前新聞に載っておったんですけれども、沖縄の那覇市がデイケアの利用者を調べたところ、六五%は非該当者であるというのがあります。それから、糸満市で調べたところでも七二%が非該当者であったということが報道されているんです。私は、この那覇市や糸満市の調査の結果が正し...全文を見る
○田浦直君 きょうは保険局は来られていないかもしれませんけれども、大臣を初め保険局の方は医療費をいかに制度があるもので抑制していくかということで頑張っておられるんですが、その辺の整合性はあるんですか。保険局と老人保健福祉局とはデイケアについても話し合いながら進めておられるんですか...全文を見る
○田浦直君 介護保険法が施行された段階では、このデイケアも当然介護保険の方から出るというふうになるんでしょうか。
○田浦直君 その場合、これも先ほど有床診療所の療養型病床群のときでもお話ししましたが、やはり同じ問題が起こる。医療保険から介護保険に当然変わるものもたくさんあるわけですから、それについては経過措置とかいうものはないわけですか。あるいは医療保険でやるデイケアと介護保険でやるデイケア...全文を見る
○田浦直君 介護保険の適用を申請しなければ医療保険でやれるわけですか。
○田浦直君 僕がしつこくそれを言っているのは、介護保険ができた場合、医療保険との境界というのが非常に難しくなる。ほとんどの方は介護であって医療が必要だし、医療であって介護が必要な人ばかりだと思うんです。ところが、この介護保険ができると医療保険、介護保険というものができ上がるわけで...全文を見る
○田浦直君 どうもありがとうございました。  実は、それを私は秋田県で公聴会が開かれたときに、ちょうど医師会の会長さんが来られておったのでお尋ねをしたんです。そうしたら、とんでもない、そういうものを分けるのが無理なんだ、分ける必要も全くないという御返事をいただいたわけなんです。...全文を見る
○田浦直君 先ほど最後の質問ということで大臣にお尋ねしたわけですから、もう終わりにしたいと思うんですけれども、例えば介護を受けている人でもたくさん薬を飲むということがありますよね、飲まなければならない。これは医療保険から実際出るわけなんでしょう。あるいは、今度は医療を受けている人...全文を見る
○田浦直君 どうもありがとうございました。  今の大臣のお言葉を聞いて、私は安心をしました。ぜひそのようにお願いを申し上げたいと思います。
11月06日第141回国会 参議院 厚生委員会 第6号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  私は、まず初めに医療と介護、あるいは医療保険と介護保険との関係についてお尋ねをしたいと思っております。  これは前回もいろいろお尋ねをしたわけですけれども、今回、私も地元に帰りましてお医者さん方とか患者さん方に介護保険の話をいろ...全文を見る
○田浦直君 その一つは、介護保険の場合は認定を受けぬといかぬということです。この辺もしっかりPRしてほしいと思うんです。今までは長年、医療保険の場合だと保険証さえ持っていけばどこででも診察をしていただけるということになっているわけです。恐らくそれともうほとんど違わない制度だという...全文を見る
○田浦直君 先ほどからも市町村のことで議論が出ていましたけれども、私もこの前、県の福祉の担当の人を呼んで、どうやっているのか、今どういう段階なのかとお聞きしたら、今、県が市町村に説明をしている段階であるということでした。しかしながら、その説明をするのにも、先ほどからもちょっと論議...全文を見る
○田浦直君 市町村の問題はまた後ほど改めて絞ってお尋ねをしようかと思います。  初めの問題に戻りまして、医療保険と介護保険の問題ですが、今の制度を見ると、どちらかというと介護保険の方が優先されているような気がします。介護を受けていれば医療保険は制限されるというふうになっておるよ...全文を見る
○田浦直君 そこなんですよね。だからそこで医療保険の方が抑えられている感じがする。  逆ならどうなんですか。医療保険でやっているから介護保険ではそれはやりませんと、そういうわけにはいかないんですか。
○田浦直君 そこのルールですね、介護保険を優先したと。それはどういう理由なんですか。
○田浦直君 この後、恐らく老人の医療保険というのも新しくできるんじゃないかと思うんですね。そうすると、やっぱり老人は医療保険も納めているわけだし介護保険も納めているわけですから、それぞれ保険を利用して、活用して健康を守るということであっていいんじゃないかと僕は思うんですよ。ただ財...全文を見る
○田浦直君 だから、ダブる場合は両方ともするのはむだですから、だけれども、それはどちらでしてもいいんじゃないかと僕は言っているんです。介護でしなければいかぬわけでしょう、ダブった場合、訪問看護だとか訪問リハビリテーションとかいうのは。そこはどちらでしてもいいんじゃないか、両方とも...全文を見る
○田浦直君 そのことはわかるんですね。ただ、医療をする側からいえばやっぱり制限されるということになるわけですから、その辺は御検討をお願いしたいと思うんです。  それで、そういう問題が介護保険が本当に導入された場合にいろいろ起こってくるんじゃないかと私は思うんですね。そこら辺を少...全文を見る
○田浦直君 そうしますと、在宅で介護の保険を受けておるという人からいえば、例えば訪問看護とか今おっしゃられた通所リハビリとか、こういったものは医療保険ではできませんよ、あとはほとんど全部いいですよということで、医療保険との関係はそういうふうに大体考えておってよろしゅうございますか...全文を見る
○田浦直君 それから今度は、施設に入所している場合の医療。施設というのもいろいろありますから、療養型病床群、老健施設、特別養護老人ホーム、この三つで検討してみたいと思うんですね。  恐らくこういうケースが起こるんじゃないかなというのを僕なりに考えているので、そのケース以外のこと...全文を見る
○田浦直君 説明がわかりにくいので、具体的に細かく聞きますからお答えをしていただきたいと思うんです。  療養型病床群に入って介護保険を受けている人について、例えば自分が今までかかっておった医院に行って診察を受ける、これはできますか。
○田浦直君 そうすると、今まで自分がかかっていた診療所にもかかるわけにいかないんですか。あるいは今おっしゃられた、これは専門外の病気であるからかかっていいという、それはだれが判定されるわけですか。そこの療養型病床群に勤めている医師の専門外ならいいというわけですか。
○田浦直君 その場合は、だれが例外的なものと認めるのかということなんです。
○田浦直君 そうすると、そういう病気は恐らく非常に難病みたいな難しい病気じゃないかと思うんですけれども、普通の、例えばもうどうしても自分の状態が悪くなって、高血圧か糖尿病か知りませんけれども、今までかかっておったお医者さんのところへちょっと行って診てもらいたいといった場合に、それ...全文を見る
○田浦直君 いや、だから、そこのお医者さん以外には診察はできないわけですね、厚生大臣が認める病気以外は。そういうことですか。
○田浦直君 では、例えば治療、投薬、長年高血圧の薬を近くのお医者さんでもらっておった、それを引き続き飲みたいという場合もこれもだめですか。
○田浦直君 それは理屈としてはわかるんですが、患者と医師の関係というのはそんなものではないと思うんです。何十年も自分を診てもらっているお医者さんというのがいれば、そこで診察を受けたりあるいは薬をもらうということは僕はあり得るんじゃないかなというふうに思うんです。  検査もだめで...全文を見る
○田浦直君 わかりました。だから、介護保険で療養型病床群に施設入所をした場合には、ほとんど医療保険を使えないというふうなことになるような感じがします。  では、療養型病床群でなくして老健施設の場合はどうなんですか。老健施設で同じように介護で入所して認定を受けている人が、やはり自...全文を見る
○田浦直君 先ほどの、今でも療養型病床群に入っている人は医療保険ができないというけれども、それは既にもう医療保険が使われているんですよ、その療養型病床群で。今度は介護保険ができて、介護保険でその療養型病床群の適用を受けた場合に医療保険はどうなるのかと、こういうことなんですね。今、...全文を見る
○田浦直君 そうすると、この診察に関しては療養型病床群と全く同じですね、入所している場合と。厚生大臣の決めたもの以外はいいというわけでしまう。
○田浦直君 老健施設においてはだめなものだけ指定してあるというわけですね。それはどんなものがあるんですか。
○田浦直君 そうすると、ちょっと整理して、老健施設においては診察はどうなのか。それから検査はどうなのか。治療はどうなのか。それから往診ですね。ほかの先生が、例えば眼科の先生が、ぜひ患者さんが自分の白内障を診てほしいといった場合、これは先ほど療養型はちょっと言いませんでしたから、療...全文を見る
○田浦直君 支払いについてはどうですか。
○田浦直君 その医療保険を往診した先生が請求するのか、その療養型病床群が請求するのか、そこはどうなんですか。
○田浦直君 両方ともですね。  それから次は、特別養護老人ホームですね、これはまあ医療機関ではないからほとんど適用できるんじゃないかなと僕は思っているんですけれども、特別養護老人ホームにおいては今言いました診察あるいは治療、検査、往診、それぞれどうなのかお尋ねをしたいと思います...全文を見る
○田浦直君 これはもう全く在宅と一緒なんですね。在宅で介護を受けているのと大体同じだというふうに理解しておけばいいですか。
○田浦直君 そうすると、その老人ホームにお医者さんが行って投薬をするとか往診をするわけですね。これはもう何の制限もなくできるんですか。そこに嘱託医というのがおると思うんですけれども、それとは別に、同じ専門であろうとなかろうとそれは可能なわけですかね。
○田浦直君 配置医師というのは、僕らがよく嘱託医とかそういうふうに言っているそのことだろうと思うんですね。  そうしますと、原則としては一応その先生に入所している人は診ていただく、そしてその人は嘱託医ですから当然初診料とか再診料とかそういうものは取れませんよと。それで、特別な病...全文を見る
○田浦直君 医療保険と介護保険との関係では大体わかりました。  それで、できればその辺を、シェーマティッシュにというのも難しいかもしれぬけれども、在宅それから療養型あるいは老健施設、特別養護老人ホームと横に書いて、縦に診察、治療、検査、往診というぐらいに書いて、丸書きでもいいで...全文を見る
○田浦直君 では、そういうことでぜひお願いをしたいと思います。  それで、今度は介護について少しお尋ねをしたいと思うんです。介護制度ですね。  この介護制度というのは、第一号の被保険者、第二号の被保険者となっておるわけですけれども、この第二号について言うと、これは四十歳から六...全文を見る
○田浦直君 文章で言うと、初老期痴呆とかあるいは脳血管障害等に起因する疾患の場合は適用するということになるわけですね。その脳血管障害等というのが、これはこの前もデイケアのところで随分もめたわけですけれども、この「等」というのはどういう意味なんですか。
○田浦直君 そうしますと、それ以外の人たちは、それ以外の病気の場合はどうなるんですか。
○田浦直君 それは介護保険じゃなくして、福祉の方から障害者プランに基づいて介護されるということになるんですね。私は、そこは少しおかしいんじゃないかなと思っているんですね。この四十歳から六十四歳の人たちも介護保険の保険料を払っているわけなんですよね。でも、六十五歳以上の人と比べると...全文を見る
○田浦直君 今、当面というお話もありましたから、それはそれで、確かにいろんな考え方がこの場合はあるだろうと思うんですね。だから、当面これでやってその間に検討していくということで、僕はそれはそれでいいと思うんですが、私が受ける感じとしては、六十五歳以上の人はその疾患も保険で適用を受...全文を見る
○田浦直君 人件費が主なのかなと思いますけれども、例えば介護を申請しますね、介護を申請して認定が出るまでの間に携わる人がいろいろおります。  例えば役場での窓口、ここにも人がいるでしょうし、あるいは介護支援の調査員、専門員という者もいると思いますね。あるいはかかりつけ医の意見書...全文を見る
○田浦直君 そうすると、今の中で言うと、公務員というか市町村が雇うような方々というのは、例えば窓口の受付とか調査員の一部、それから未納者の方から徴収して回るような方々、これは大体公務員ですね。地方公務員ということになりますか。
○田浦直君 その数ですけれども、今のところ何名とかなんとか出ないでしょうが、先ほどちょっと御答弁の中でありましたような、国民健康保険に携わる人ぐらいの数が要るんじゃないかというふうなことで大体人数は理解しておっていいですかね。
○田浦直君 市町村からいうとそういう職員をふやさぬといかぬということになりますね。そうしますと、これは厚生省としてはそういう人たちをふやしてくれと、こう言っていると思うんですが、自治省の方はなるべく定数はふやさないでほしい、これは定員条例にのっとって抑えてほしいということを言って...全文を見る
○田浦直君 それは、話は進めているんですか。  というのは、その辺を私が市町村で聞いてきますと、一方からはふやせと言ってくる、一方は抑えろと言ってくる。それぞれ縦の線でくるから困るんだということを言っているわけなんですよ。だから、それはもう大もとで話をしていただかないと解決でき...全文を見る
○田浦直君 一つ、かかりつけ医が書く意見書というのがありますね。この意見書の意義というのはどんなものでしょうか。
○田浦直君 この意見書は平成八年度と平成九年度では様式が異なっているわけですけれども、その辺はどうしてそういうふうになったのかお尋ねしたいと思います。
○田浦直君 私はそれは非常によかったんじゃないかなと思っているんですね。対象者の身体機能とか精神状態とか医療の内容をケアプランをつくるときの指示を含めた充実したものにするためには、そういう意味で非常によかったんじゃないかなというふうに思います。  また、調査員の基本調査の項目に...全文を見る
○田浦直君 お金のことだから余り言いませんけれども、ぜひ検討していただきたい。特に往診をするわけですよね、この場合。しかも検査をする。こういったのは医療保険からできるんですか。介護保険が導入されてもこれは半年に一遍書かないといけないということになっていますから、今はどうなのか。こ...全文を見る
○田浦直君 最後ですが、冒頭に戻りまして大臣に一言。私はこの介護保険を成功させるためには、一つはやはり情報公開を早くするということと、国民に対するPRを早くするということが必要だろうと思いますけれども、その点についてのお尋ねを最後にしたいと思います。
11月25日第141回国会 参議院 厚生委員会 第9号
議事録を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  私は、この介護保険法案について幾つかお尋ねをしたいと思っております。前回、国民に対する厚生省の介護保険に関してのPRが足らないのじゃないかということを申し上げましたけれども、それと同時に、もう一つ不可欠なのは市町村の協力だというふ...全文を見る
○田浦直君 できるだけ早急に、しかも詳しく説明をしてやってほしいなというふうに思います。  市町村や施設の経営者あるいは在宅事業者、これらの方々が財政的あるいは経営的に現実に果たしてできるのかという不安はあるわけです。こういったものを開示をする一つの手だてとしては、今言ったよう...全文を見る
○田浦直君 説明は僕もよくわかるんです。しかし、平成十二年からもう実際にやるわけですから、町村の方もそれなりのやはり見込みと体制を整えなければならぬということになります。そういった意味では、大体いつぐらいまでが限度なのかということ、その辺をひとつ判断をしていただきたいと思うんです...全文を見る
○田浦直君 審議官のおっしゃるのはよくわかるんですが、やっぱりクリアカットじゃない感じがするんですね。今の説明で納得しろと言われても納得できないんじゃないかなというふうに思うんです。  僕は、やはり市町村でこの介護法案が成功するためには、市町村長初め市町村の職員の協力が必要だと...全文を見る
○田浦直君 それから、今お話しになりましたけれども、市町村における職員、この介護保険法が成立しますと、市町村においては介護サービス体制整備支援事業の実施あるいは介護保険事業計画の策定など種々の実務作業がメジロ押しで、事務量も莫大なものになるというふうに思われるわけで、この市町村に...全文を見る
○田浦直君 これは前回もお尋ねしましたけれども、やはり自治省と厚生省との話し合いというのがなされぬとなかなか難しい点があるんだろうと思うんですね。一方の方はふやしたい、一方の方は減らしたいということですから、その辺の調整の進みぐあいというのは今はどんなですか。
○田浦直君 この件も早急に明示をしてほしいと思うわけです。  それからもう一つ、長崎というのは離島も非常に多い、過疎地が多いところですけれども、過疎地ということで、これは介護だけじゃなくして、医療も教育も、いろんな方面にわたってハンディキャップを負っているわけです。介護を実際に...全文を見る
○田浦直君 確かに、三十名の特別養護老人ホームというのは町の方からそういう希望が出て、五十を三十で一時的にやるということになったと思うんです。それがやはり今になってみれば見込み違いであった、あるいは高齢化が予想以上に進んだということで、今は五十にしてほしいということですので、ぜひ...全文を見る
○田浦直君 在宅、これは例えば今、私は過疎地のことを言っているんですが、過疎地では在宅の介護が必要な方が点在しているんです。散在しているんです。したがって、交通に対しても大変時間がかかる。単価からいっても非常に負担が大きいというふうに思うんです。そういった意味では、やはり市町村が...全文を見る
○田浦直君 ぜひ過疎地が取り残されるような介護にならないようにお願いを申し上げたいと思っております。  それから、この認定をする場合、どうしても共同でやるかあるいは広域でやるか、そういうことをしなければできないだろうと思うんですね。その認定をする場合の広域というか、共同の目安と...全文を見る
○田浦直君 今、そのモデル地区でいろんなことをやっておられるわけですが、大体例えば百ぐらいが事務量としていいんじゃないかとか、何かそういうふうな数字では出てきませんか。
○田浦直君 そういうふうな過疎地においては、やはり広域とか共同化でやらぬといかぬということが必ず生じてくるので、一つそういう目安をつくっていただきたいと思います。こういったいろんな市町村の声というもの、現場の声というものをぜひ聞き届けていただきたい。  と申しますのは、一昨日、...全文を見る
○田浦直君 それからもう一つは、全国に社会福祉協議会というのがございます。これが今まではほとんど福祉を一手に担って活躍してきたんじゃないかなと思うんです。私は、これからも恐らくこの社協が市町村においては柱になっていくんじゃないかなというふうに思うんですね。そういった意味で、まずこ...全文を見る
○田浦直君 ぜひそういう御指導をしていただきたいと思うんです。  ただ、私が心配するのは、例えば今までホームヘルプ事業というのをやっていましたけれども、その中には身体介護、それから家事の援助、それからもう一つは相談業務、大体こういうのを三本柱でやっておられたと思うんです。今度、...全文を見る
○田浦直君 今までは補助金とか助成金とか給付金とかそういったもので社会福祉協議会もやってきたんですが、今度はやはり民間業者との競争になるような気がするわけですね。そうしますと、どうしてもそういうふうな保険の対象にならないような人、今おっしゃったようなひとり暮らしの老人だとか後期高...全文を見る
○田浦直君 自由民主党の田浦直でございます。  きょうは、皆様には本当にいろいろ御意見をお伺いさせていただきましてありがとうございました。  初めに、山中公述人にちょっとお尋ねしたいと思うんですが、先生の町では非常に高齢化が進んでおり、町長さんが非常に熱心に福祉をやられている...全文を見る
○田浦直君 ありがとうございました。