高井和伸

たかいかずのぶ



当選回数回

高井和伸の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
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○高井和伸君 私の質問時間は十分でございますので、よろしくお願いします。  それで、まず私の方が財政局長さんの方にいろいろお尋ねいたしますので、最後に大臣からそのやりとりの結果を踏んまえた御答弁をいただきたい。  そのテーマは、補正予算における地方財政の健全化の方策はいかにあ...全文を見る
○高井和伸君 地方交付税の負担でやらなければいかぬものです。
○高井和伸君 ただいまの答弁で約五兆六千億ぐらいの数字になりました。そうしますと、そういった場面において、これからのこういった補正予算の段階でどのような措置をするべきかというところで、先ほどの地方債の縮減の場面では、年度途中だから技術的な面が多いというようなことで、アバウトの数字...全文を見る
○高井和伸君 それから財源対策債の数字の算出については借り入れ年度ごとにやるというようなことで数字をつくったというお話でございましたけれども、これは例えば利子の高いものから返すとか、そういう発想はできないんでしょうか。
○高井和伸君 それから借入金の返済については、先ほど自治大臣の御答弁では、差し引き残で残ったものを特例的に措置したということでございました。この特例的にという意味合いが私はひっかかるのですが、借入金の返済については基本的には毎年度、十年計画というようなことが昨年度の答弁でも出てお...全文を見る
○高井和伸君 今のお話ですと、なるべく早く借金返しをしたいというような話でございました。  そうしますと、やはり地方交付税を算出する場面において私が考えるのは、地方の財政がある意 味では一定率毎年要る、不足財源も措置しなければいけないけれども、このような好調なときに、私からす...全文を見る
○高井和伸君 補正予算についても同様なんですか。今のは一般予算の点なんですか、補正予算ですか、両方つながるんですか。
○高井和伸君 そこで、大臣に最後にお尋ねいたしますけれども、これ国の借金も含めまして、ある意味では国が対処しなきゃいかぬ借金がたくさんあるということは、対外的な国の信用という問題におきましても非常に大きな問題になろうかと思うわけです。一般的な財政需要があるという問題はこれ際限のな...全文を見る
03月29日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○高井和伸君 地方税法の一部の改正という膨大な法案を前に新米の私は戸惑っておりますので、非常に単純な質問からさせていただきまして、また私のいろんな考え方も一つの仮説を前提に立てましてお尋ねするということになりまして、皆さん方政府当局の方々の御見解を伺いながら私の立場も明らかにして...全文を見る
○高井和伸君 抽象的なお答えなんでもう少し聞きたいんですが、個人生活にいろんな変動要素が加わっているという御発言でございましたけれども、具体的にはどんなことを想定なさったんでしょうか。
○高井和伸君 今のお言葉を海部総理の言葉で言えば、豊かさの生活実感の中にないその欠落部分を地方税の場面で埋めよう、こういう趣旨なんだろうと思いますが、この落差を今細かく消費生活の中だとか、ゆとりのある生活というような言葉で述べておられましたけれども、我々庶民の生活のレベルから言い...全文を見る
○高井和伸君 ただいまの税務局長さんの答弁は私の質問しようとしたところを先に答弁されてしまったんですが、具体的に地価高騰に対する地方税レベルにおける対応は、いろいろ細かいのがあるのでそれらしいというふうに私も見ているんですが、具体的に税制の問題から、地方税のレベルから地価高騰に対...全文を見る
○高井和伸君 今のお話よくわかりましたんですが、地価の高騰に対して、所管の地方税のレベルからどのぐらいの牽制というか、有効な施策ができるかということで、私の考えるところ、余り税金ですべてをコントロールすることは危険だし、またそんなにもできないだろうという立場があろうかと思います。...全文を見る
○高井和伸君 あともう少し今の点でお尋ねしますが、先ほど政府税調がまず基本的に今考えている、それが出たところで地方税でどういうことができるかというお考えだったようでございますが、行政の機動性から見ますとやや非常に遅いというか、期待したほどのスピードが上がってないという印象なんでご...全文を見る
○高井和伸君 今度は各論の問題でございますが、固定資産税の評価の問題でございます。  先ほど諫山委員の御説のとおりの見地から私も考えているわけでございますけれども、これは国民のレベルからとりますと、固定資産の評価額、これはあらゆるものの基準に援用されているというか利用されている...全文を見る
○高井和伸君 私に言わせれば投機的、期待的利益というのも一つの収益力の基礎であって、除外すべきものじゃなくて、そういうものの総合力が適正な時価なんだろうと思うわけですよ。  そこで、今のお言葉を返すようで申しわけないんですが、抽象的な収益力といいながら東京都の練馬区の農地に対す...全文を見る
○高井和伸君 今のお話ですと、農地と宅地は非常に截然としていて、しっかりしてわかっているという話が前提にございます。これと同じようなことで極端なことを言えば、そこにビルが建っているか工場が建っているかというようなことの差によって課税もある意味では可能じゃないか。荒っぽい区分である...全文を見る
○高井和伸君 最後に、整合性のことはわかりましたけれども、超短期譲渡の課税特例を平成五年までに切ったという理由は具体的に言うとどうなりますか。
04月11日第118回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号
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○高井和伸君 私の時間は十分間でございまして、私がひとり言のようなことを申し上げます。それで、その後環境庁の方、それから石先生、橋本先生にお答えいただきたいと思っております。  実は私の友人から、東京の奥の方、奥と言うと語弊がありますが、東武東上線の東松山、森林公園というあたり...全文を見る
04月13日第118回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号
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○高井和伸君 私の質問のテーマは、まずはヨーロッパ主義というようなことをテーマに外務省佐藤情報調査局長にちょっとお尋ねしたいんです。二つ目は内田参事官に、軍縮問題などを考える場合に、例えば一個師団削減するといったような場合に先ほどのお言葉の中に、軍縮の事実は立証されていないといっ...全文を見る
○高井和伸君 もう少し太い答えを欲しかったんですが、あちらこちらに分散した御答弁で、理解しにくかったという感想でございます。  続きまして、先ほどの話の中で、今軍縮を一方的にゴルバチョフさんがいろいろ宣言してやっておられるだとか、先ほどのレポートの中にも、引 き揚げて、量的に...全文を見る
○高井和伸君 今の話、まあ鶏が先か卵が先かのような話になってしまって、エンドレスの話になるわけですが、そこは信用しろと、こういう趣旨でございますか。
○高井和伸君 この日米構造協議につきましても、私、上田委員と同様、これは日本国に対して非常に内政干渉だろうという認識でおります。そんなことを言ってもしようがない話でありますけれども、例えて言えば、第二次占領政策の始まりじゃなかろうかというような印象を持っております。  それで思...全文を見る
○高井和伸君 そのように言われてしまえば、もう聞くことはないような感じでございますが……  それで、こういった日本国のいろんな今のレベルでは、経済面における日本の政治のシステムというものを問われているわけでございますが、先ほど田委員がおっしゃったような許認可の問題につきましても...全文を見る
04月18日第118回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号
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○高井和伸君 お疲れでございますが、私の時間は十分でございますので簡潔に、あらかじめ三つほど細かい話を伺いまして、その後にドイツ問題をお聞きしたいと思います。  まず、秋野先生にお尋ねしたいんですが、先ほどのお話の中に、冷戦をうまく生きてきた国が日本であった、新しい情勢にはなか...全文を見る
○高井和伸君 伊藤先生にお尋ねします。  先ほどの一番初めのお話の中で、少し時間がないということでカットされた部分でございます日米安保問題の点につきまして、結局最後は日本の軍事大国化を封じ込めに向かうのじゃなかろうかというようなことをおっしゃいました。この点は、具体的にはどうい...全文を見る
○高井和伸君 前田先生にお尋ねしたい点が一点ございます。  アメリカが海軍大国としていろいろ海洋重視の政策で海洋支配をやってきた、これのバランスが現在生きているという前提でございますけれども、核抑止力が米ソで維持され、さらに今言った太平洋地域における海洋重視という政策、これはも...全文を見る
○高井和伸君 あと、ドイツの統一問題と安保条約の関係をお聞きしようと思っておりましたところ、伊藤先生から先ほどそこらのことについて御回答がございまして、非常にありがとうございました。  以上にて終わります。
04月20日第118回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第4号
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○高井和伸君 連合参議院の高井和伸でございます。  お三方にお話をお聞きしますが、その前提といたしまして、アメリカが日本に持っているいら立ちがこの日米の経済摩擦という側面に出ているんだろうと思っておりますけれども、その背景には、金持ち国日本、お前は国として立派なことをやっている...全文を見る
○高井和伸君 野林先生にお尋ねいたします。  先ほどの当初のお話の中に、アメリカの今までの脅威の相手はソ連だったんだけれども、東欧情勢、いろんな変化を見て、新たに日本がその対象になったんだというような側面をおっしゃっておられました。そしてまた質疑の中で、日本の政治の質が問われて...全文を見る
○高井和伸君 、村上参考人にもお尋ねしたかったんですが、時間がございませんのでまたの機会にさせていただきます。ありがとうございました。
04月26日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
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○高井和伸君 奥田自治大臣におかれましては、ただいまの休憩時間中選挙制度審議会から第八次かと思いますが答申があったように聞いております。この答申は内閣においてこれを尊重しなければいけないと義務づけられた答申だと理解しておりますけれども、先ほどの自治大臣の所信表明の中にも政治改革を...全文を見る
○高井和伸君 ただいまの御決意、ありがとうございました。厳粛なお気持ちだということでございました。  それで、今の御答弁の中にございました政党の運命、それから議員の運命というそういう視点はもちろんでございますけれども、日本国がいかなる政治的レベルにあるのか、いかなる政治的な成熟...全文を見る
○高井和伸君 今のお言葉の今しかないというのは、私も選挙を経て素人議員でございますけれども、国民の皆さんが非常に望んでおられるところだと思っておりますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  それから、本日の所信表明の中でもう一つ大臣が強調されました点で、車社会に対する、具...全文を見る
○高井和伸君 私の回りの見ている車ですと、大体大きな黒い、通称右翼と言われる方々の車がやたらと目につくという現状がございます。そして一方通行のようなところにとめてある車がまた目につきます。さらにバス停のところに駐車しているのも目につきます。メーン道路に一車線ふさいでいるのも大いに...全文を見る
○高井和伸君 あと一点、全国普遍的な法律だと非常に問題もあろうかと思いますので、そういった地眼的な、地域を限定したような立法をぜひ検討してもらわないとバランスがとれない話になろうかと思いますが、その点はいかがでございましょうか。
○高井和伸君 そこで大臣にお尋ねしたいんですが、日本国の力強さも、この首都機能多極分散という言葉に反するようでございますが、現実的には一極集中でいろんな面で日本の行政、産業、経済、そういったものの基盤が東京にございます。その東京の交通事情は今のままではおかしい状況でございますが、...全文を見る
○高井和伸君 建設省の方に来ていただいているはずでございますが、駐車場法というのがございまして、今のような話の中で、駐車場法の立法趣旨から見て、違法駐車をなくするためにどのように機能し、現実的に都市部、特に東京などにおいてどのような駐車場法における措置が生きているのか。簡潔にで結...全文を見る
○高井和伸君 一点だけ。  瞬時において十八万四千台の駐車が東京都内に違法駐車として存在する、そういうようなデータが警察庁の方から発表されているんですけれども、そういった面と今のようないろんな御努力の効果面では、ほとんど効果がないと言っていいのか、微々たる効果しかないと言うべき...全文を見る
05月24日第118回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○高井和伸君 法務大臣の四月二十六日の当委員会における所信表明を中心に三点お尋ねしたいと思います。  第一点は、刑事施設法案を「今国会に法案を再提出いたすべく所要の検討を行っているところであります。」、このような所信表明がございました。あれからおよそ一カ月たっておりますけれども...全文を見る
○高井和伸君 いろいろ検討を進めているという場面におきまして、内部的な検討はもちろんそうだと思いますが、法務省以外の各機関との検討などは行われているんでしょうか。
○高井和伸君 日本弁護士連合会はその中に入っているでしょうか。
○高井和伸君 通称拘禁二法案ということで、刑事施設法案のほかに留置施設法案、関連法案もございますけれども、そういった面での御協議なんでしょうか。
○高井和伸君 もちろん法務省のお仕事、人権擁護という側面から大変なお仕事だということで理解をしているわけでございますけれども、日本弁護士連合会等の立場からいえば対決的な側面が非常に強いという従前の経過がございます。  それで一つ、あらゆるというようなことで御検討なさっているよう...全文を見る
○高井和伸君 おっしゃる合理的な説明はわかりますけれども、現実的には二法案は根本的に再検討されるべきだという日弁連の立場が一方にあるという事実は存じておられますか。
○高井和伸君 日弁連が拘禁二法案につきまして根本的に見直さなきゃいけない、再検討されて出されるべきであるというような意見であることは御存じですか。
○高井和伸君 さきの国会に出された法案を新法案といたしまして、その前の法案を旧法案というふうに申し上げた場合、実質的に十六カ所ほどが新法案に手直しされて出された経緯があるというふうに理解しておりますけれども、それよりさらに踏み込んだ検討が、まあ検討中ということになるかもしれません...全文を見る
○高井和伸君 質問した趣旨は、十六カ所以外にございますかということで質問しました。
○高井和伸君 そうしますと、私の知りたかったことは基本的にはさらなる再検討が行われたのかというような観点の内部討議が行われているかということを聞きたかったわけでございますが、基本的にはなされてない。したがって、あとはいつ提出するかというようなことで留置施設法案などとの関連の調整が...全文を見る
○高井和伸君 あと一点最後に、今国会提出はあるんでしょうか。
○高井和伸君 続きまして、法律扶助制度についてお尋ねします。  日本における法律扶助制度は、財団法人法律扶助協会を中心に行われまして政府からの補助金等によりまして運営されているわけでございますけれども、この予算が八千数百万の金額だということで諸外国との対比をすると非常にけたが違...全文を見る
○高井和伸君 一定の成果を上げて前向きに進んでいるということにつきましては非常に結構なことだと思っているわけでございますが、今も申されましたように各国との落差を見るとき、これは日米構造協議でも指摘されたんじゃないかと思うほどに落差があり過ぎて、そういった法律制度を運用する上でそこ...全文を見る
○高井和伸君 聞くところによりますと、法務省と法律扶助協会など定期的な協議が行われているようにも聞いておりますが、行われているとすればその進捗状況はいかがでございましょうか。
○高井和伸君 この法律扶助制度の基本的な枠組みとしての法律扶助法案というのが日弁連でも考えられておりますけれども、法務省当局として現在そういった方向に向かって外国の制度、法制を勉強しておるということですか。そういった段階でしょうか。
○高井和伸君 それでは大臣にお尋ねしますけれども、法律扶助制度に関する基本的な法律がまだ日本にはないというふうに理解しておりますけれども、弁護士会の方でも、また衆議院の法務委員会でも質問があったかと思いますけれども、人権擁護という側面から法的な保護を受けるためのお金がないという方...全文を見る
○高井和伸君 司法試験の改革問題についてお尋ねします。  時間も余りありませんので端的に聞きますが、いろいろ三者協議ということで議論が行われている中で、私の考えているところ、単純七百名増員案がいろいろあろうかと思います。この七百名増員案についていろいろ三者協議会における法務省側...全文を見る
○高井和伸君 弊害というのは、合格平均年齢が二十九歳に近いということだろうと思いますし、簡単に言えば検察官への希望者も少なくなるという点だろうと思いますけれども、そのとおりですか。
○高井和伸君 問題点、おっしゃることはみんなわかっているつもりでございますけれども、法曹一元で弁護士から検察官に任用して足らないところを埋めるというアイデアは内部的には検討なされているんでしょうか。
○高井和伸君 法務省の言葉でも言われているように、法曹から優秀な方が逃げていくというようなことによって法曹界が地盤沈下を来すという認識は私も同じでございまして、ぜひともいい試験制度改革をしていただきたいと考えているわけでございます。  いろいろ見てますと、甲、乙、丙案という受験...全文を見る
05月30日第118回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○高井和伸君 沖縄公庫の理事長さんからお尋ねいたしますが、今までのお話を聞いておりますと、今回の法改正によりまして新たに貸し出しを行ういわゆる立ち上がり支援資金、研究開発資金の貸し付けに当たっては従前の枠よりはリスクの大きい貸し付けになるんじゃなかろうか、こう思うわけですが、現場...全文を見る
○高井和伸君 六十三年度の沖縄公庫の決算書を見ますと、貸付金償却が六億九千七百万余りというような数字が出ております。殊さらこの数字がまた大きくなるのもやむを得ないという事情を今理事長さんがおっしゃったんだろうと思うんですが、それはそれなりに経済は生き物でございますから論評は差し控...全文を見る
○高井和伸君 沖縄公庫の設立は、この改正法案のもとの法律の第一条にも書いてございますとおり、沖縄に対する特別の支援というふうに位置づけられていると思います。そういう意味で、この沖縄公庫の決算書の中身を見ますと、逆ざやを埋める、さらに人件費に充てる、さらに物件費として建物だとか、そ...全文を見る
○高井和伸君 具体的なイメージをわかす意味で、沖縄公庫が設立された理由としては、本土にある既存の政策機関、金融機関あるいは政府系機関というものよりは使う方にとってより有利な融資条件で貸し出すのが制度目的だろうと、このように承知しております。  そこでお尋ねしますが、今もお話のよ...全文を見る
○高井和伸君 〇・三%というような数字が積もり重なって年間百七億というような数字になるというようなことで、沖縄に対するある意味では国の姿勢があらわれているのだろうというふうに理解をしております。  それで、今度はちょっと沖縄開発庁の方にお尋ねしますが、今度の法改正で案文を見てお...全文を見る
○高井和伸君 そうしますと、これはちょっと先取り的な法改正なのか、もう既にあるので後追い的な法改正なのかと聞きますと、どうやら先取り的な法改正のようにうかがえますが、そのとおりですか。
○高井和伸君 予想される需要があって先取り的にやっていると、このように理解してよろしいかと考えております。  そこで、こんなことをお聞きしたのは、今度の法改正、ある意味では条文だけの部分の中身を見ますと、長期資金のところでは「関連する当該事業に必要な長期資金を含む。」と。これは...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○高井和伸君 自治省にお尋ねします。  話をがらりと変えまして、平成二年度の予算編成に当たって、ある意味では通俗的な言葉で言えば、大蔵に要求してそれが実現できなかった、そして今でも残念に思っているような項目はあるんでしょうか。予算編成のダイナミックスを少し聞かせてください。
○高井和伸君 続きまして、固定資産税を中心にお尋ねいたします。  自治省所管の私どものいただく書類の上からは直接固定資産税、地方税ですから、幾ら平成二年度で税収があるのかわかりませんので、そこらはどのような積み上げをしておられるのか、本省レベルではどうやって掌握しておられるのか...全文を見る
○高井和伸君 恐れ入りますが、今の五兆八千八百八十七億円の土地、家屋、償却資産別におわかりでしょうか。
○高井和伸君 こういう話を聞きながら後でいろいろお尋ねしたいので、前提事実としてお尋ねしているわけでございますが、償却資産はかなりの税収見積もりになりますけれども、主にどんな物件が対象になっているんでしょう、具体的に、イメージ的に。
○高井和伸君 税収見積もりの積み上げの段階におきまして、今の三つの要素ごとに課税標準額の累計がわかっておるというようなお話でございました。これはそれぞれの課税物件を評価されているその課税標準額を全部単純に足し算をやって出す数字というふうに了解してよろしいんでしょうか。
○高井和伸君 固定資産税においてはいろいろ課税における例外的な、特例的な措置が行われて、結果的に今のような税収見積もりがあるというふうに了解しておりますけれども、今ここで見ます土地の税収見積もりが二兆三千億円余り、家屋がやはり二兆二千九百億円というわけで、大体似た数字になっている...全文を見る
○高井和伸君 今おっしゃった住居が建っている土地は四分の一だとか二分の一というような減免措置がなされているから土地の課税が安くなっているんだ、簡単に言うとそういうお話だったんだろうと思います。しかしながら、一般的に人間が考える場合、住む家に対して税金をかけるのは、むしろ売ったとき...全文を見る
○高井和伸君 不動産の取引の実際を申し上げますと、古い建物はただ同然でもう土地の値段だけで売買する、建物を壊すのも面倒だから持っていってくれというような話でして、土地が新しかったり古かったりというようなことはほとんど売買の対象においては興味が示されていないわけですね。今のようなお...全文を見る
○高井和伸君 お言葉を返すようですが、わりかしそうではないんです。築十二年で川崎市の四十六坪の土地の上にある、土地が二万三千円で家屋が七万八百円ぐらいの課税がなされている。三倍ぐらいですね、築十二年で。まあ通常の敷地に見合う建物が建っている、こういうふうに考えていただければいいと...全文を見る
○高井和伸君 わかりました。  再評価が固定資産税について、標準額について三年ごとに行われる、平成三年度については行われる時期だと。そのとおりだと思いますが、この再評価するとき適正な時価というような概念が使われていて、他方では大臣が告示した固定資産税評価基準というのがあって、さ...全文を見る
○高井和伸君 今のお話についてさして異議があるわけではございませんが、ただ技術的な問題としまして、今は評価額の方を変えておりまして、税額を変えないということでいろいろ無理が出ているんだろうと思うんですね。私が前にも地方行政委員会で質問したはずでございますけれども、公的土地評価が実...全文を見る
○高井和伸君 もう時間がありませんので、警察庁の皆さんには済みませんでした。  あと一言、今のようなことをおっしゃいましたけれども、それはそれで、やっぱりもう少しわかりやすい行政をやっていただくためには、いろんな困難があろうかと思いますけれども、古い話になれば豊臣秀吉が天下をと...全文を見る
06月04日第118回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○高井和伸君 私は連合参議院の高井和伸でございますが、予算委員会での初質問でございますのでよろしくお願いいたします。そして、持ち時間は二十二分でございます。どうかよろしくその点もお願いいたします。  そこで私は、きょうお尋ねする点、土地の高騰によりまして持ち家の夢が奪われている...全文を見る
○高井和伸君 午前中の本委員会におきます質問の中にもまた政府の答弁の中にも、この土地対策についていろいろ進められていることはわかりました。しかしながら、その対策はすべて遅い。もっと早くやっていただきたい。つい最近の新聞などを見ますと、買えるのは六十キロ圏、通勤二時間でも応募殺到、...全文を見る
○高井和伸君 今総論はわかりましたんですが、各論的な保有税のお考えが政府税調に提起されたという報道がありますが、この事実はいかがでございますか。
○高井和伸君 建設省にお尋ねします。  建設省の試案としまして首都圏に、東京圏にこの十年で三十万戸の住宅建設をするというような報道があります。宅地供給として四万ヘクタールがあるというような試案が出ておりますが、この具体的な内容としてこの土地供給、宅地供給をどのように予定しておら...全文を見る
○高井和伸君 具体的にどういうふうな供給の方法があるのか聞きたかったんですが、時間がございませんので次に自治大臣にお尋ねします。  先ほど答弁の中で聞いておりましたら特別保有というような言葉で、固定資産税を土地対策の税制の中心にしちゃいけないというようなことをおっしゃっておられ...全文を見る
○高井和伸君 ただいまの自治大臣の御披瀝、大変力強く思っております。  次に大蔵大臣にお尋ねいたしますが、先ほどからの答弁をお聞きしていますと、土地対策なかんずく土地税制については政府税調の意見を聞いてそれで対処したい、このようにおっしゃっておられます。それはそれとしまして、先...全文を見る
○高井和伸君 いずれこの土地保有税で問題になる点は評価の基準が公示価格によるというようなことで、私ども提言している内容になっております。しかし、公示価格は固定資産税の評価地点と違って数が少ない、いろいろ問題点があるということになっております。  しかしながら、いずれにしろ課税を...全文を見る
○高井和伸君 ありがとうございました。
06月14日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
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○高井和伸君 まず、地方税についてお尋ねしたいと思います。  消費税導入に伴いまして大蔵省がパンフレットを出しまして、日本は直接税が多過ぎるあるいは所得課税が多過ぎる、したがってサラリーマンの重税感というのが大変大きいというようなことで、所得課税そして消費課税、資産課税というバ...全文を見る
○高井和伸君 ちょっと細かいことでお尋ねしますけれども、そのOECDの基準によれば、例えば流通税はどこに入っちゃうんでしょうか。まずきっと資産課税だろうと思うんですが。
○高井和伸君 余り細かいことを議論する気はないんですけれども、特に今お尋ねして回答をいただきますと、このバランスというものが所得課税が非常に重いという、消費税のときの大蔵省の説明のパンフレットなんかとぴったしのところがあるような感じでございます。また、直間比率についても平成二年度...全文を見る
○高井和伸君 本来地方の必要な経費に充てるべき財源を国税からいただいたり地方税からいただいたりするというようなことで今のような御説明になったと思うんですけれども、特に私が感ずるのは、いろんな面で地方税は各市町村の実力の差が大変大きいということで、したがって所得面に視点を置いた方が...全文を見る
○高井和伸君 抽象的な議論ばかりで申しわけないんですが、先ほど地方税にふさわしい税目として固定資産税というようなことをおっしゃられました。これまで私も聞いたりしておりますし、先ほどの議論でも何度か出てきました。簡単に言うと、昨今の土地高騰によって今度の、来年度の評価額の見直しによ...全文を見る
○高井和伸君 今のことは今まで聞いたとおりでございますけれども、自治省で編さんなさっている本をちょっと読んでみますと、固定資産税の解説の文言はこのようになっているんです。土地、家屋及び償却資産の資産価値に着目して課せられる一種の財産税的性格を有する収益税であると。ちょっと誤植だと...全文を見る
○高井和伸君 また端的な質問ですが、住民の方々、税金を払っている方々がそういう認識をお持ちでしょうか、そのようにお持ちだとお思いでしょうか。
○高井和伸君 先ほど佐藤委員が御質問だった、居住用の資産については固定資産税をかけるな、かけるなら減免せよというか、適正規模のものにはそれらしい安い税金にしろというような御意見でございました。私は、それに異論を差し挟む気はないわけでございますけれども、それは別の政策目的によってや...全文を見る
○高井和伸君 今の説明はよくわかりました。  しかしながら、また常識的な世界に戻って、例えば固定資産税について、非常に大きい資産を持っておられる方、これは生活のための居住と違って大土地保有というようなことになると思いますけれども、そういった方には特に税率を幾らか累進制を与えて課...全文を見る
○高井和伸君 今までの議論の最終結論はやはり固定資産税の評価額というものに対する私の意見の中心を述べる際の前提になるわけですが、固定資産税評価額というのは、基本的には税の財源として見ていくという、不動産ないし家屋、土地、償却資産というようなものを課税対象物件として見ていくわけです...全文を見る
○高井和伸君 さすれば、国土庁のやっておられる公示価格、あれは今おっしゃったような端境物がいっぱい入り過ぎたものとお考えなんでしょうか。もう一つ、大蔵省がおやりの路線価格、あれはいかがでしょうか。
○高井和伸君 わかりました。地価高騰が余りにも激しいというのはこれはノーマルな状況じゃないんだから、ノーマルじゃない状況は考慮外なんだ、こうおっしゃるんですが、現実的に動いているのはノーマルもアブノーマルもないわけでして、現実的にそのまま動いているわけです。そういった面が結果的に...全文を見る
○高井和伸君 次に、ちょっと選挙制度についてお尋ねしたいと思います。  実は、私どもも選挙制度審議会から求められておりまして、いろんな面でそこで述べたいと思うんですが、その前提事実について、私の勉強不足を棚に上げて、当局の集められました膨大な優秀なスタッフと膨大な経費をもって集...全文を見る
○高井和伸君 あと参議院の問題でいろいろ、時間もありませんので、ちょっと絞ってお尋ねいたしますけれども、諸外国で、主にフランス、西ドイツ、イギリス程度で結構ですけれども、兼職の問題でどんな規制がなされているのかということが質問の一つなんですが、フランスなど、制度の違いはあると思い...全文を見る
○高井和伸君 あと一点、政党法というものの具体的なイメージがわかないのでございますが、西ドイツに立派な政党法があるということでそれなりの文言を読んでいるんですけれども、そこらの点についてぱちっと簡潔に御説明ください。
○高井和伸君 ありがとうございました。  続きまして、国庫補助負担金のカットの点をお尋ねしたいんですが、私の田舎の方の中学校の事務職員が非常に心配しておりまして、職場に安心していられない。事務職員がやめていくとその後補充がない、後に来るのは非常勤ばかりというような点が言われてお...全文を見る
○高井和伸君 大臣に一点お尋ねしたいと思います。  先ほどから東京一極集中ということで、いろんな問題が多い、もっと分散させろ、追い出し税とは言わぬけれども事業所税はどうかというようなお話がございました。税制をもって東京一極集中を打破するということはできないだろうと思うんですが、...全文を見る
○高井和伸君 最後の質問にいたします。  東京は集積が集積を呼ぶということで、JR東海の本社も名古屋の方から東京に引っ越してくる、こういった新聞のニュースもございまして、まさにお言葉のことが現実に怒濤のごとく押し寄せた東京になりつつあるという現状はまことに壮観、このように考えま...全文を見る
○高井和伸君 さらなる法改正が待っているときに議論をしたいと思いますけれども、今度の法改正はわりかし優しい法改正で、一割もぱっとふえているというようなこの状況に本当に対処できるのかどうか、すぐ手直しをしなきゃいかぬのではないかというような感想を持っておりますが、御健闘を祈りまして...全文を見る
06月19日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第7号
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○高井和伸君 過労死についてお尋ねいたします。  自治省の関係だけで結構でございますが、先ほどの六十三年度の認定件数は脳疾患で九件、心疾患で十件というようなことでございました。これの申請件数というのはわかるんでしょうか。
○高井和伸君 町田千秋さんは見えないんですか。
○高井和伸君 基金の町田理事さんにお尋ねしたいんですが、六十三年度のいわゆる過労死の認定申請というものは何件くらいあったのかおわかりでしょうか。
○高井和伸君 認定したのでなくて、申請が三十一件ですか。
○高井和伸君 八十六件。今そして認定が三十一件とおっしゃいましたですね。それで、先ほどの公務員部長さんの数字とはどういう整合性をとればいいですか。
○高井和伸君 申請件数ですか。
○高井和伸君 脳血管疾患だとか虚血性心疾患等というようなことで通達など流れているということで理解しておりますけれども、私の知りたいのは、今のように三十二件申請で十九件認定ということです。仕事で、公務の上でお亡くなりになるなんということは通常考えられないことが起きているわけで、それ...全文を見る
○高井和伸君 そうしますと、今のお話を聞いておりますと、基本的には業務上の問題で過重な労働があったかどうかということが中心なんだ、それが直近一日、さらに一週間というふうにさかのぼって中身を検討しているんだ、こういうお話でございました。私の知りたいのは、やはりそういった個々の具体的...全文を見る
○高井和伸君 公務災害における今の心疾患、脳疾患によって亡くなられるということはこれは例外的な現象と認識されておるんでしょうか、その一点だけちょっと。
○高井和伸君 例外的だというような御意見だろうと思うんですが、私の申し上げたいことは、非常にこういった近代社会というか現代社会というところでストレスの多い職場環境になってきて、世の中の動きがGNPが大きくなるに従って非常に激しい組織内改組だとか、新しい仕事がふえる。そして、コンピ...全文を見る
○高井和伸君 時間がなくなりまして、先ほどの質問の中にも健康診断の話が出ておりましたが、さらにその前に勤務時間というか労働時間がやはり非常な大きな面でこういった過労死的な側面をなくする一番根源的なところにあるんじゃなかろうか。健康診断をたくさんしたところで、基本的に働き過ぎはいけ...全文を見る
06月22日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
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○高井和伸君 まず、道交法改正につきましてお尋ねしますが、放置車両に対する使用者責任の追及というテーマで今度の改正がなっております。他方、通称車庫法の中身を見ますと、保有者に対する措置というようなことになっております。これの大きな落差はどう理解したらいいのか、ちょっと教えてくださ...全文を見る
○高井和伸君 法律を読む人は素人でございますから、素人がわかりやすい概念としては、今のお話を聞いていますと、保有者と使用者は基本的には一緒だと言うんですが、いろんな過去の法令の制定の仕方の流れの中から、従前の流れの規定をパラレルに使って立法なさったというふうに理解するんですが、ち...全文を見る
○高井和伸君 わかりました。そうしますと、ちょっと車庫法に行ってしまいましたんですが、車庫法で処罰を受ける場面においては、リース会社のリースをして使わせている車、普通月賦販売とほとんど変わらないんですが、そうすると処罰を受ける人は保有者ですからリース会社である、このような理解でよ...全文を見る
○高井和伸君 これは先ほどの道交法の中の所有者と使用者の落差と同じだろうと思いますが、そこで道交法の方の使用者にペナルティーを科すという法律体系と、車庫法になると途端にそうじゃないんだというこの落差はちょっと奇異に感じておりますが、これはリースで借りている所有者的な使用者に本来ペ...全文を見る
○高井和伸君 そうすると、リース会社から建設会社がダンプカーを借りてきました、きっと「わ」のナンバーだと思いますが。建設会社がさらにそれを現場へ持っていく。現場で車が車庫の問題でトラブった場合は、やはりそのリース会社の方に基本的に車庫があるかないかということでいろんな場面が処理さ...全文を見る
○高井和伸君 そうするとますますおかしくなるんですが、そうしますと、リース会社から借りた建設会社は場所を変えましたという変更届けを自分の車でもないのにやらなきゃいけないということになりますね。その理論はおかしいから、結局はリース会社が貸した先のところに場所を変えましたと、車庫を変...全文を見る
○高井和伸君 私、誠実に法案の中身を一生懸命検討したつもりですが、頭がこんがらがってしまっていろいろなところでわけのわからぬことを言っておりまして失礼いたしております。  もとへ戻りまして、道路交通法の中身の五十一条の三についてちょっと詳しくお尋ねしたいと思います。ここでは放置...全文を見る
○高井和伸君 停車と駐車の概念は長いのが駐車で短いのが停車と、このような一般的な理解で間違っていないと思うんですが、なぜにここに違法駐車に対する措置というような立法にならずに停車に対する措置というふうになってしまったのか、そこの落差をちょっと解説してください。
○高井和伸君 わかりました。結構です。  そうすると、この停車に対しても臨機応変な措置を早目にとろうという趣旨で立法なさったということになりました。そうすると、この五十条の二の中の「警察官等は、」という「等」はだれを指すんでしょうか、どこかの条文見ればあるんでしょうけれども。
○高井和伸君 そこで、交通巡視員について先取り的な質問になりますが、後ほど質問しようと思っていたんですが出たところで質問しますが、地域交通安全活動推進委員と名前としてはかなり性格的にも似たところの立場にあるんじゃなかろうかと推測するんですが、もちろんこれはかなりの権限をお持ちのよ...全文を見る
○高井和伸君 それでは、道路交通法五十条の二に戻りまして質問いたしますと、停車に対して場所を移動するなどのことを命ずることができると。命ずることができるわけですから、それに対して罰則があって三月以下の懲役、五万円以下の罰金というようなかなり重いところで規定されております。  こ...全文を見る
○高井和伸君 私の質問の大体のスタンスは、普通の市民ないしは商売屋さんが通常の道具として使っている車両について質問しているわけでございますので、余り考えられない世界だということでございますが、私が心配するのは、こういう規定を見ると普通の人はびっくり仰天してしまって、そこらのところ...全文を見る
○高井和伸君 そうしますと、具体的にこれの条文で処罰するとなりゃ大変な捜査記録をつけて、事実認定を裁判所で受けられるだけの立証証拠をずらっと並べないことにはこの五十条の二によって処罰される場面は余りないと。したがって先ほどのような例で、警察当局も構えておられるような場面に、あらか...全文を見る
○高井和伸君 それでは戻りまして、五十一条の三の本論の方に入りますと、ここでは主体が、公安委員会が使用者に対して必要な措置を指示するということになります。この公安委員会という機関が抽象的に書いてありますが、具体的にはどんな方法で、文書で書いて渡すのか、それとも定型的な切符みたいな...全文を見る
○高井和伸君 そうしますと、その書面というのはどこそこの何番地の場所にあなたが使用している何番のどんな車がいつからいつまで放置されておる、これを速やかに移動しなさいというようなことを書くわけですか。ちょっとそこのところをイメージとして聞いているわけです。
○高井和伸君 そうしますと、今のお話を聞くとますます七十五条の二へ持っていくためには、そういった駐車料金を持たせてくださいだとか駐車場の地図を、どこへとめたらいいか、そういう地図を持たせてくださいだとかということの履行条項が、そんなに軽やかに事実認定としてこの七十五条の二へ持って...全文を見る
○高井和伸君 よくわかりました。  それで、最後の伝家の宝刀のところへいきまして、七十五条の二のところでございまずが、この七十五条の二の規定が三カ月を超えない範囲で期間を定めて、その自動車を使わせないように命ずることができると、この命令違反に対しては刑罰が来るということに装置と...全文を見る
○高井和伸君 わかりました。  地域交通安全活動推進委員についてちょっとお尋ねいたします。  これもイメージとして描いていただきたいという質問になりますが、今までの質疑の中で聞いておりますと、一警察署について十名程度というようなことで、ここに道路における適正な車両の駐車などと...全文を見る
○高井和伸君 警察にお勤めになって引退なさった方などなどがまた一つ要件に加わるというような御説明だと考えておりますが、この中で、先ほどからいろいろ委員の性格の問題で出てきておりましたけれども、百十四条の五の三項、「名誉職とする。」というこの一項は、私の方で言えばある意味ではこうい...全文を見る
○高井和伸君 もう少しイメージをわかせますと、交通巡視員という方々の規定を見ますと、制服だとか帽子だとか腕章だとか、そんなものの貸与が義務づけられて、外形上も先ほどおっしゃられたとおり公権力の行使的な側面がございますから、身なりもそれなりにやっておられるということになりますが、こ...全文を見る
○高井和伸君 続きまして車庫法について質問いたします。  これも具体的にイメージをわかせて答弁をお願いしたいんですが、軽自動車という言葉がこの車庫法の中に出てくるのでございますが、これはどこかで概念規定があるんでしょうか。質問をきちっといたしますと、車庫法の新五条の頭に「軽自動...全文を見る
○高井和伸君 引っ張っておる条文があるんですかということでございますね。何かひとり浮き上がっている感じがする。
○高井和伸君 出てきておりませんね。そこでは自動車だけの概念規定じゃありませんか。
○高井和伸君 しかしながら、自動車保管法の二条の自動車の規定の援用している条文は、「第二条第二項に規定する自動車」といっているわけでございまして——じゃいいのかな、はい、わかりました。という迂遠なことをしないと出てこないということでございますね。  途中のところでございますが、...全文を見る
○高井和伸君 そのように希望いたします。  続きまして、車庫法の具体的な条文についてお尋ねしますが、一番今軽四を持っておられる方が、今まで売っておいていきなり車庫を持てとはけしからぬということじゃありませんが、それは禁反言じゃないかというようなせりふが出てくるわけでございます。...全文を見る
○高井和伸君 結果的にはこれに対する届け出懈怠というか怠ること、それから場所変更の届け出を怠ることに対するある種の制裁がないわけでございますから、今言ったとおりぺたんと張っておくことによって、この車に乗っている人はちゃんと車庫を持って運転している人で、日本国民としては立派な人であ...全文を見る
○高井和伸君 それからあとは、車庫証明を出すときに今度は、標章という言葉は難しいんでワッペンと言いますが、きっとワッペンと同じようなものができると思うんですが、今車検が終わりますと数字の入った色がついたのを車のフロントガラスに張りますね。あれと大体同じようなイメージをわかせればよ...全文を見る
○高井和伸君 国家公安委員会規則でそれが詳細に制定されるというふうに立法がなっておりますのですが、いろんな取り締まり上の便宜のために今のようなことをおっしゃったんだろうと理解しております。  それで、今度はもとへ戻って、基本的なことで警察庁長官にちょっとお尋ねしますが、普通世間...全文を見る
○高井和伸君 車庫法の条文の中で中心になる条文が八条から始まるというふうに理解しておりますが、この八条で警察署長が通知をいたします。公安委員会に対して、保管場所標章が表示されていないことその他の理由により、道路上の場所以外の場所に保管場所が確保されていないおそれがあるものと認めた...全文を見る
○高井和伸君 したがって、簡単に、先ほど難しい条文を読みましたけれども、車庫がないという車はさっき言ったワッペンで識別するということが最大のワッペンの効果だろうと、このように考えております。  そこで、あと第十条の聴聞のところに今お話が及びました。本人に通知するんだけれども、通...全文を見る
○高井和伸君 そうすると、一般の場合と同じということは書留郵便でやるんですか。また後で教えてください。  十条の二項によりますと、その通知が届かない場合であってもいろんな場面の要件を満たした場合は聴聞を行わないで前項前段に規定する命令をすることができるというようなことになります...全文を見る
○高井和伸君 それを二、三回こすれば落ちるような方向にぜひ改良を希望いたしておきたいと思います。これは、やっぱり車に乗っている人もいろいろな都合で置かざるを得ない側面があるわけで、反省するときにこんちくしょうと思い過ぎないように、素直に反省できるように、洗い落とすときに、ああこれ...全文を見る
10月03日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○高井和伸君 私は、六十二年度決算に係る問題で、行政改革という視点から、総務庁を中心にして行われております行政手続法問題に関する進捗状況について伺いたいと思います。  前回、前回というのは昨年度におきましても、行政手続法研究会という機関から出されました報告書がございました。その...全文を見る
○高井和伸君 お伺いしますと、一歩二歩三歩前進中であると。しかしながら、テーマが非常に大きくて、抽象的というか具体化するまでにはかなり時間がかかるようなお話がありました簡単に言えば現在行われている実体法の洗い直し作業自身が大変かかると、このようなお話でございましたし、また、各地方...全文を見る
○高井和伸君 これからの手続の中で検討中であるという話でございますけれども、私、これまでの報告書などを読んでみますと、言葉はおかしいんですが、やはり現場というか各省庁、実際にいろんな各個別法を運用なさっておられる各省庁におかれましては、かなりいろんな御意見が多々出ているというふう...全文を見る
○高井和伸君 各省庁の協力の受け方の問題を今後とも鋭意御検討願って、当初目的達成の方向に行くことを期待しております。  続きまして、私、こうやって質問する趣旨は、やはり立法府の一議員といたしまして、何らかの役割分担ができないものか、そういう趣旨が一つございまして質問しているわけ...全文を見る
○高井和伸君 各実体法が個別法で各省庁の担当であるのが現実であると、そのようなお話でございますが、特に今までの検討された経緯の中で、学問上も実態上も、諸外国も同じようにテーマとされているのは各国民の利害に関する行政処分、特に不利益処分的なものを中心に侵害処分というような言葉で学問...全文を見る
○高井和伸君 今のような実際の数字を見ての感想を申し上げますと、それぞれの個別法が制定されたときはそれなりに一生懸命つくられたんだろうというふうに予測するわけでございますが、結果的に見ますと、取り消し処分などの手続の具体的な内容が書いていないという法律というのは、これは本来まずい...全文を見る
○高井和伸君 大臣の答弁を求めたいと思います。  前回も同じようなことを聞いておりましてまた同じようなことを聞くわけでございますが、私もその後いろいろ勉強しておりますと、やはり行政手続法を制定するということは、行政の透明性だとか公平性というような言葉で抽象的に概念的に言われてお...全文を見る
10月04日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○高井和伸君 前回は行政手続法制定への動きの中の行政処分を中心に伺いましたけれども、きょうはその続編で、行政指導を中心に伺いたいと思います。  きょうの今までの議論の中でも、行政各庁のいろんな行政指導的な側面の言葉もたくさん出てきました。一般的に行政指導というのは、行政庁がある...全文を見る
○高井和伸君 研究会の考え方はそれなりに文書も見ておりますので理解できます。それで、こういったことが問題にされるきっかけというか、もちろん総務庁ないしはそういった研究会は早くから気づいていたわけでございますが、時あたかも昨年の日米構造協議、ことしに入りましての日米構造協議において...全文を見る
○高井和伸君 先ほどの研究会における、文書による行政指導、そして今もここにありましたように、一定の場合を制限はしつつも基本的には文書による行政指導をするということで、行政指導の透明性が双方図られているというふうに理解するわけでございますけれども、今のは非常に抽象的な、総論的な研究...全文を見る
○高井和伸君 簡潔な質問ですが、今後とも実態を把握する必要があるのじゃなかろうかと思いますが、いかがでしょうか。
○高井和伸君 先ほど、総務庁の方々がおられないときに、近藤委員がティピーシーという海外商品取引会社がいろんな事故を起こしている、それに関して、大蔵省の銀行局がその某都市銀行とその会社との間の紛争解決にもう少し行政指導をしたらどうかと、そういうような質問があったりしまして、現実的に...全文を見る
○高井和伸君 あと一分ほど時間ありますので。  今のお話を聞いておりまして感想を述べますと、やはりある種の哲学が要るのじゃなかろうか。今お上のことは正しいとおっしゃられました。やはりお上のやっていることについては従うという日本の精神的な風土があったからいいんだろうけれども、それ...全文を見る
10月09日第118回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○高井和伸君 ただいま税理士の問題が出ましたけれども、私は、前回の全般的な質疑でも質問いたしました大蔵省所管の事項の中で、行政手続法の中の行政処分あるいは行政指導という側面から、大蔵省の御担当についての実際を伺いたいと思います。  それで、私の持ち時間を有効に使うということで、...全文を見る
○高井和伸君 今のは規定を読めばわかるというような側面もありましたのですが、ちょっとだけ念のために聞きますが、公認会計士法では処分の理由付記というのは具体的には何条に書いてあるんでしょうか。私が見た限りちょっと目につかなかったんですが。
○高井和伸君 それでは、酒税につきましても理由付記は同様の趣旨でございますか。
○高井和伸君 今のをまとめてみますと、銀行法関係については弁明、聴聞の機会を与えるという条項はない。それから処分するときの理由付記については、公認会計士法では規定はないけれども実態としてやっている。税理士法にはある、酒税法にはある。それから文書閲覧については公認会計士法だけがあっ...全文を見る
○高井和伸君 ちょっと、今の業務改善命令というのはこれは一種の処分だろうと思いますが、時間もありませんので、次の点へ行きます。  公認会計士、税理士、それから酒税の方の関係でそういった侵害処分を行った実績はおありなんでしょうか。あると思いますが、大体件数、規模、そういったものに...全文を見る
○高井和伸君 続いて行政指導について、私もあらかじめどんな行政指導が大蔵省で行われているのかというようなことでお尋ねしましたならば、最近行われた三つのことが紹介されました。一つは土地関連融資の抑制のこと、二つ目は顧客の行ういわゆる仮名取引の受託、要するに架空の口座を設けて取引をす...全文を見る
○高井和伸君 終わります。
10月31日第119回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○高井和伸君 私は、行政手続法制定への内閣の取り組みということで、きょうは厚生省を中心にお尋ねいたします。環境庁長官、労働大臣もおられますのでちょっと前置きのところで申し上げますが、きょう私二十分しかないものですから、環境庁関係、労働省関係につきましては質問できませんけれども、ま...全文を見る
○高井和伸君 ただいまの質問した中ではっきりしたことは、文書閲覧規定はない。それから理由付記については、規定はないけれども実際はやっている、こういうお話だというふうに承っておきます。  次に、薬事法についてお尋ねしますけれども、これも大変詳しい資料をいただきましたので二重手間に...全文を見る
○高井和伸君 今の御答弁の中でちょっと、もう少し追加的に答えていただきたかったのは、立入検査の件数が大変多い。この実態は具体的には例えばどんなことなんだろうかという興味が私にあるわけでございまして、その実情についてちょっとお教え願いたいということでございまして、先ほどの事前手続の...全文を見る
○高井和伸君 では一点、立入検査については事前手続はないということで、規定上もないし現実的にもやっていないと、こういうことでよろしゅうございますか。
○高井和伸君 それでは次に、医療法についてお尋ねします。  これは医療法人の設立を許可しておいたのを取り消すというような場面のところだけで結構でございます。具体例がこれには載っていないということでございますので、規定だけの点で結構でございますけれども、この医療法人の設立を一たん...全文を見る
○高井和伸君 あと一つ、この手続の面で医師法にも出てきますし医療法にも出てきますが、医道審議会だとかそれから医療審議会だとか、そういったところの意見を聞くというふうになっておりますが、そこでわかったらで結構でございますが、医師法の方の医師免許の取り消しあるいは医業の停止の場面にお...全文を見る
○高井和伸君 そうしますと、実質的にかなり微に入り細に入り、事実上の判断をその審議会がなさっていると、そういうふうな実態であるということで間違いございませんね。――それでは次に行きます。  やはり行政手続の一場面で行政指導という側面がありまして、先ほどの木庭委員の質問にもありま...全文を見る
○高井和伸君 続きまして、厚生省にあらかじめ、行政指導の実態についてどんなものをなさいましたかということでお聞きしましたら、薬の副作用関連の行政指導が二つあるということで例示をしていただきました。その一つがバトロキソビンに関する緊急安全性情報の配布指示というもの、それからもう一つ...全文を見る
○高井和伸君 厚生省の所管のお仕事の中で、生命に関する非常にいろんな事故が起きる、それに対して素早く対応しなきゃいけない、そういった場面での行政指導というのは素早くやらなきゃいけない。そのためには余り法令だとかなんとかかんとか言う前に、人道上の立場だとか生命を維持する立場だとか、...全文を見る
○高井和伸君 終わります。
11月14日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○高井和伸君 私は、決算委員会でずっと行政手続関係の問題につきまして各省庁の実態、それから方向などをお聞きしております。それで、きょう今から通産省、経済企画庁そして科学技術庁の皆さんに御質問するわけでございますが、時間の関係から、私の趣旨を冒頭に申し上げまして、あと質問は具体的に...全文を見る
○高井和伸君 大臣には後でまとめてこういった行政手続の実態についての御所見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、行政指導につきまして、あらかじめお聞きしました四点の点につきましてどのように行われているのかという実態を先ほど指摘した視点からお答え願いたい...全文を見る
○高井和伸君 大臣にお尋ねしますが、日米構造協議などにおきましても行政指導の透明性、公平性というようなこともまとめられておられます。そして、侵害処分ということにつきましては非常に詳しく事前に調べていただきまして、法律の数だけでも全部で通産省の場合六十二にわたって国民の権利義務にあ...全文を見る
○高井和伸君 ありがとうございました。通産関係はこれで終わりにします。  次に、経済企画庁について、御報告を受けました侵害処分の実態は二つある。その二つは、実は中身を見ますと非常に強烈な侵害処分というかそういったものでございまして、その一つとしては国民生活安定緊急措置法に基づく...全文を見る
○高井和伸君 時間もありませんので、きょうは経済企画庁はこの程度にいたしたいと思います。  続きまして科学技術庁にお尋ねいたしますけれども、いろいろ処分規定の問題については十ほどの法律があるというふうに報告を受けましたけれども、非常に技術的な問題が多々ありますので、行政指導につ...全文を見る
11月15日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○高井和伸君 私は、農林水産省と法務省に対しまして、基本的には同じテーマについて、各省庁の御担当の中身についてそれぞれ御答弁いただきたいという立場で質問いたします。  私は、行政手続法(仮称)と呼んでいます、政府部内においても検討されています行政手続の一般ルールについて、法制へ...全文を見る
○高井和伸君 理由付記については、ある意味では法制以上の具体的な実施の段階で行っている、こういうふうに聞いておけばよろしいわけでございますね。  それでは次の問題で、獣医師法に定められている獣医師免許の取り消しは、どのような手続で行われているのか。今と同一の観点から。
○高井和伸君 続きまして、日本農林規格に関する、いわゆるJASの規格承認工場の承認取り消しという手続においてはどのようにたっているのか。
○高井和伸君 ただいまの御回答を聞いておりますと、幾らかばらつきはあるにしろ、事前手続の側面でほかなり充実した法令である。しかしながら、他の五十五もあるたくさんの法令の中、いろいろ見ていますと、ほとんどこういった事前手続がやや欠けているという側面があるという事実もございます。しか...全文を見る
○高井和伸君 続きまして、農道管理者に対する交通安全の行政指導はどのように行われたのか、お尋ねします。
○高井和伸君 それからもう一つは、輸入合板のJASの格付の推進についての行政指導はどのように行われたのか、お尋ねします。
○高井和伸君 今の点で一点だけ追加で聞いておきますけれども、この格付を輸入業者が任意に協力して行うとすると、どのぐらいの負担が業者にかかるんでしょうか。
○高井和伸君 農林大臣にお尋ねしますけれども、今までの議論を聞いてどうのという立場ではなかなか議論は進んでおりませんでしたけれども、閣議の了解事項でもあると思いますが、行政手続法制、統一的な法制をつくる、整備するということについてのお考え、今後どう取り組むかというお考えがあれば一...全文を見る
○高井和伸君 続きまして法務省にお尋ねします。  侵害処分についてあらかじめお尋ねしましたところ、八件あるという報告を受けておりまして、その中から、時間のある限り、順次質問させていただきます。さらに、行政指導について質問しましたところ、最近行政指導を、過去三年やったことがない、...全文を見る
○高井和伸君 続きまして、その退去強制事由該当の外国人を収容する規定がございます。この規定の運用はどのようになっておるのでしょう。
○高井和伸君 これについて一点だけ。  事前手続がなされないようになっております。事の性質上、事前にあなたをこうこうこういう理由で収容しますよなんということを言っちゃうと、逃亡されるというのか、収容の効果が上がらない、そういう側面で事前手続がないんでしょうか。先ほどの手続と比べ...全文を見る
○高井和伸君 時間が参りましたので、まだ予定しておりましたけれどもこれまでにいたします。  法務大臣に一つお願いでございますけれども、行政法統一への道のり、閣議の一つの努力目標が出ております。法制の面では法務省というのはある意味では法律の執行者としてほかなり中心的な位置にあられ...全文を見る
11月20日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○高井和伸君 外務省、防衛庁、防衛施設庁にお尋ねいたしますが、私の関心を持っているのは、政府でも前向きに検討されております行政手続の一般規定の制定という側面から、特にそのうちの国民の権利義務に関与する侵害処分というところについてお尋ねしたいと思います。  まず、外務省でございま...全文を見る
○高井和伸君 十三条の関連で、その発給しないときの理由として挙げられたうちの一項五号の、「日本国の利益又は公安を害する行為を行う虞があると認めるに足りる相当の理由がある者」、こういった条項がある意味では抽象的な一般条項的なことで規定されているわけですが、こういったものの事実認定は...全文を見る
○高井和伸君 この五号の認定を受けた国民の立場からすれば、何でおれがこういうふうに旅券が発給されないんだろう、こういう疑念を持つ立場にあるわけですが、そういった当事者に対する事前手続、こうこうこういう理由であなたはふさわしくない、発給しませんよ、何か弁明あるなら言いなさいよという...全文を見る
○高井和伸君 もう一つ。発給を拒否するときは理由を付すというわけでございますけれども、例えば先ほどの、十三条一項五号に該当するなんという、そういう単純な理由付記なんですか。それとも、あなたは過去こうこうこんなようなことでいろんな不穏なことをなさった、こういったことについてはやっぱ...全文を見る
○高井和伸君 続いて、防衛庁にお尋ねします。  自衛隊法の第百三条に、「防衛出動時における物資の収用等」ということで、せんだっての国連平和協力法案にもありましたように、かなりの面で国民の施設を使うことができるというような規定がございます。この中に、有事の際に診療所だとか病院だと...全文を見る
○高井和伸君 この中に、百三条の一項でこういったいろんなことをなす主体が書いてあるわけですが、その主体は、「都道府県知事は、長官又は政令で定める者の要請に基き」いろいろするというふうな書き方をなされています。この「政令で定める者の要請」というこの政令が定まっているのかと聞きました...全文を見る
○高井和伸君 私の興味は、行政手続がかっちりなされるかどうかというところが中心なものですから、こんな政令を定めていないのは行政責任があるんじゃなかろうかだとか、自衛隊法の存在そのものは別として、有事のときどうするんだというようなことに質問が展開するわけですが、それは私はいたしませ...全文を見る
○高井和伸君 有事の際に来援しました米軍が土地などを使う場合、この自衛隊法の百三条は適用されるのか。それとも別に百三条と同等な規定がどこかにあるのか、お尋ねします。
○高井和伸君 米軍が日本の防衛のためにいろいろ日本の土地などを使いたいということは現実的にあろうかと思うのですが、それに対応する法制は存在するのでしょうか。
○高井和伸君 続きまして、在日米軍の使用する施設の民有地を使う場合の、どのように米軍のために民有地を使うようにするのか、その使用権限の取得の、その基本的な現行の政府のスタンスはどうなっているのか、お尋ねします。
○高井和伸君 合意ができないときはどのようにするんですか。
○高井和伸君 あらかじめいただきました今の特措法の強制的に収用する手続は、行政手続法が本来持たなきゃいけない事前手続の規定がかなりしっかりしておりますし、さらに収用するときの理由の付記もきっちりしておりますし、さらに文書の閲覧についてもそれなりに規定がなされているというふうに理解...全文を見る
○高井和伸君 そこでお尋ねしますが、先ほどおっしゃられたいわゆる特別措置法の規定が非常に丁寧に規定されている反面、先ほどの自衛隊法百三条の有事の際のいろんな施設を使うという規定については今検討中であるというような回答で、非常にバランスの悪い政府の対応になっているのは、我々は何と理...全文を見る
○高井和伸君 防衛庁長官にお尋ねしますけれども、国連平和協力法のときにも多数の事項が政令委任でございました。先ほどの百三条の中も、かなりの面で政令委任という規定になっております。  湾岸危機の場面においては、政府としては国連平和協力隊は早急にそれなりに派遣される予定だっただろう...全文を見る
○高井和伸君 終わります。
11月21日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○高井和伸君 私は、運輸省と郵政省両方に共通のテーマで御質問いたします。  第一は、行政手続に関する統一法制の必要性の前提条件として、各省所管の手続について具体的な実態をお尋ねしたい。二つ目は、行政指導の手続においてその手続の実態をお尋ねしたいということでございます。  質問...全文を見る
○高井和伸君 今具体的に示されました規定を見ますと、聴聞の場合におきましても必ずしも義務的規定じゃなくて、「することができる」というようなことで道路運送法の方では任意規定になっておりますし、それから道路運送車両法における聴聞規定は、これは「あらかじめ」「公開による聴聞をしなければ...全文を見る
○高井和伸君 御丁寧な御答弁をいただいているうちに時間が過ぎてきましたが、運輸大臣にお尋ねしたいわけでございますが、最終的には今臨時行革審でも討議されているように、行政手続における透明性という側面から政府も閣議了解事項のように一歩前進、二歩前進という段階できていると思いますけれど...全文を見る
○高井和伸君 郵政省に質問する予定でございましたけれども、時間がございませんので、今から少し私のおしゃべりだけをして、次回に譲りたいと思います。  郵政省におきましてもあらかじめ、先ほども申し上げました侵害処分などについて法令を調べていただきましたら、十二件ございました。さらに...全文を見る
11月28日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○高井和伸君 私は、行政手続法制定に向けて、建設省、総務庁、国土庁に、簡潔に幾つかの質問をさせていただきます。あらかじめ資料はいただいておりますので、質問事項に対して簡潔にお願いいたします。  まず建設省に対しまして、侵害処分につきまして法律の本数、六十本規定されている法律があ...全文を見る
○高井和伸君 これは突然の質問で困惑されるかもしれませんが、例えば手抜き工事で、凝固剤を手抜きしておりました熊谷組などに対する処分があるとすると、この条項の発動ということになるんでしょうか。
○高井和伸君 続きまして宅建築法、宅地建物取引業法について、この取引業者に対する侵害処分としてある種の指示あるいは業務の停止、それから免許の取り消し処分、こういった処分における事前手続を含めた法律上の手続の運用あるいは実態はどうなっているのか、お尋ねします。
○高井和伸君 続きまして、やはり行政手続の中で行政指導というものがどのように行われているのかということで関心を持っております。あらかじめどんな行政指導が行われたかということを聞いておりまして、そのうち二つ質問する予定でしたけれども、時間がなくなるようなので、一つだけに絞らせていた...全文を見る
○高井和伸君 続きまして総務庁にお尋ねします。  やはり行政手続法の制定の関係ではある意味では主管官庁というふうな理解もしておるわけですが、私のきょうの視点は、情報公開制度との関係で総務庁はどのような態度をおとりになっているのかという点でございます。  それで、まず、ことしの...全文を見る
○高井和伸君 この文書の性質はわかりましたけれども、そういった問題点あるいは克服すべき問題のテーマは何かというようなことでございますが、そうしますと、総務庁自身はこの情報公開制度に対してはどういうスタンスで立ち向かわれるんでしょうか。そのときにこの文書はどのようにドッキングするん...全文を見る
○高井和伸君 あと一点ですが、特に情報公開の必要性、前向きにやるという視点があるわけですが、根本的な情報公開の必要性というか情報公開制度の目的をどのように総務庁はお考えになっているのか。この報告書によれば、「行政の監視」だとか「行政への参加」だとか「国民の権利利益の救済」だとか「...全文を見る
○高井和伸君 今公開の具体的な目的についてまでは述べられませんでしたけれども、複合的な目的だろうと私は一応理解しておきます。  それで、私がこの決算委員会を通じまして、情報公開に関連する行政手続のことにつきまして、各省庁の侵害処分などに絡みまして、文書閲覧規定があるかないかとい...全文を見る
○高井和伸君 私の行政手続の中の侵害処分の世界から申し上げますと、侵害処分をするときに、やはり最大の争点は事実認定なんだろうと思うんですよ、前提となる。その事実認定にかかわる行政側がどんな事実認定をしたか、その手のうちを示さずに処分するのはいけないということになって文書を公開、そ...全文を見る
○高井和伸君 簡潔に質問しますので。  続いて、行政指導について国土庁で幾つか最近行われたものを御指示いただきました。そのうちの一つ、不動産鑑定評価基準について行政指導をなさったということでございますが、その具体的な内容についてお尋ねします。
○高井和伸君 最後の質問にさせていただきます。  建設省、それから総務庁、国土庁の長官、各大臣おられまして、聞いていていただいたと思いますけれども、大変深まらない議論で大臣に質問するのも失礼かと思います。しかしながら、総務庁長官だけはもう事の本質上いろいろおわかりだと思いますの...全文を見る
○高井和伸君 ありがとうございました。  終わります。
12月18日第120回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
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○高井和伸君 既に岩本委員、神谷委員からお尋ねありました点でございますが、来年度の地方交付金をカットするという点について、ちょっと角度を変えてお尋ねしますが、まずこういった自治省と大蔵省の話し合いは現実的にはどんなふうに進んでいるんでしょうか。
○高井和伸君 法律用語的に言うと、特例減額という制度は、これはどちらかが申し入れすれば他方がそれを受けない場合はそれなりのペナルティーがあるというような制度なんでしょうか。具体的に地方交付税法の条文を示しながら簡潔に説明してください。
○高井和伸君 そうしますと、この附則三条の中身は裏っ側の読み方で行われているんだろうという自治省の見解だというふうに理解しておきます。  この主語は「政府は、」ということですから、政府の内部で決まれば実行するしないということは政府の事項だろうということはわかりました。  その...全文を見る
○高井和伸君 そこで、大臣に一言。こういった特例減額の制度は適用あってはならぬということは、きょうの委員会におきます大臣の答弁の節々にも聞こえたわけでございますけれども、こういった特例減額は政府の方針としてもあり得ないし、自治大臣としてもそのように頑張るつもりだということだろうと...全文を見る
○高井和伸君 続きまして、ちょっと時間がありますので本件についてお尋ねしますけれども、先ほどの固定資産税の評価がえの中で財政格差が出るんじゃなかろうか、そういったものは交付税の制度の中で調整するというふうな答弁がございました。他方、私の地元の岐阜県なんかの市町村長に聞きますと、う...全文を見る
○高井和伸君 それが地方交付税の単位費用のどこにあるかというのは聞きたいところですけれども、時間もありませんので次回にします。  もう一つ、今度の交付税の中の利子三百五十三億円を支払いに充てるというところで、金利がアップになったということですが、これは市場原理でいえば固定金利で...全文を見る
○高井和伸君 終わります。