高岡大輔

たかおかだいすけ



当選回数回

高岡大輔の1952年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月29日第15回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○高岡委員 私は、ただいま議題になつております日本国とアメリカ合衆国との間の船舶貸借協定についてお伺いしたいのでありますが、この協定文を大観して参りますと、どこかに再軍備にこれが備えられておるような感じを受けるのであります。ところで、ここにあります四月二十四日の外務大臣としての吉...全文を見る
○高岡委員 なるほど、ただいまの御答弁ではやらぬつもりだとおつしやいますが、私がさつき申し上げたように、やらぬとおつしやつたところで、向うから発砲して来る場合が私はあり得ると思う。向うから発砲したときでも、われわれは撃たないのだということをおつしやるのでありましようか。最後までお...全文を見る
○高岡委員 ただいま、事態が発生した場合には外交交渉による、こうおつしやつておりますが、その外交交渉の段階に入る前に、その場で発砲するような事態が起きはしないか。これをいくらお尋ねしてみたところで、あるいはそういうことはしないつもりだとおつしやるのでありましようから、水かけ論でい...全文を見る
○高岡委員 それは非常な甘い見方であつて、現に南方諸国は、日本のこうしたことに対しては、再軍備を着々やつているのだということを言つているのです。これは考え方でありますけれども、たとえていうならば、除幕式がないまでは、どんな銅像ができるかは一般の人にはわからない。しかし頭のいい者は...全文を見る
○高岡委員 まことにあつさりした御答弁で恐縮であります。それは長官としては発砲するなとおつしやつてもおりましようし、そういう命令もお出しになるでありましようが、さてそこにおります船長——これは船舶だから船長ということになりましようが、その船長は必ずしも長官と同じお気持の方ばかりと...全文を見る
○高岡委員 それならひとつ次のことをお尋ねしたいのであります。これはあらかじめ少くともアメリカの方には了解を願えることは現実の問題でありましようが、私はさらに進んで南鮮の大韓民国でありますとか、あるいは台湾における今の国民政府でありますとか、あるいはインド連邦でありますとか、セイ...全文を見る
○高岡委員 機会あるごとにというお言葉でありますけれども、これは機会あることでなくして、日本から積極的になさらなければならないのではないか、ということは、これは日本が積極的にそういう了解を各国に求めておきますことが、日本の平和に対する真意のあるところが買われて来るのでありまして、...全文を見る
○高岡委員 残余の質問は保留さしていただきます。
○高岡委員 先ほどの質疑に続いてお尋ねしますが、李承晩ラインというものが世にいわれておるのでありますが、この問題について御存じの範囲内で御説明願いたい。
○高岡委員 ただいまの政府委員の御説明では、李承晩ラインなるものは、日本としては認めていないということを明らかにされたのでありますが、もしもそのような現実であるとしますれば、日本の漁船が李承晩ラインに入つて海中の漁獲をやつた場合に、トラブルが起き得るという感じはお持ちにならぬので...全文を見る
○高岡委員 その紛争に対して、例のパトロールはどう解釈されているのですか。これは増原政府委員からひとつ。
○高岡委員 ただいまの御説明はちよつと明確を欠いておるといいますか、私には理解しかねたのでありますが、そうすると、漁船が李承晩ラインを侵したということで先方に拿捕された場合でも、これは巡邏の範囲を越えているものとして見のがすわけですか。
○高岡委員 そういたしますと、同僚安東委員がおつしやつたように、写真をとりに行くだけの船でありますか。私は写真をとりに行くだけの船とは、どうしても考えられないのでありますが、あくまでも写真とりの撮影船としか考えられないのですか。それだつたら今同僚並木委員が言われたように、飛行機の...全文を見る
○高岡委員 しからば、そこで問題が出て来るのであります。話を聞きますと、なるほど増原次長のおつしやいますことは、お言葉の通りでありますが、先方は威嚇と考えて来るだろうと思う。いわゆる日本の漁船に対する警備といいましようか、そういつたような考え方をして来ました場合に、これはただ単に...全文を見る
○高岡委員 それならば対外的な問題はせいぜい政府に御努力を願うことにしますが、それにしましても気をつけていただかなければならぬことは、日本はアジアの孤児になつたわけではないというようなことを、外務大臣はこの前の施政方針の演説の質疑応答のときに言われておるのでありますが、このアジア...全文を見る
○高岡委員 今アジアの経済開発をやりたい、こうおつしやつたのでありますが、これは日本人が聞くと非常に喜ぶのであります。ところが先様から言わせると、これは経済侵略と考えるのであつて、この言葉こそアジアの諸国を刺激する言葉であつて、対外的には慎まなければならない言葉であります。外務政...全文を見る
○高岡委員 そうしますと、非常に平和的に進むのでまことにありがたいのでありますが、ここにひとつ私増原政府委員にお聞きしたいことは、この五十隻の上陸支援艇というのは、どういう場合にこれを使うか。これを使う場合のものを想定して、こういう場合にはこういうふうに使うのだ、というようなこと...全文を見る
○高岡委員 そうすると、この上陸というのは、結局日本の国に上陸することを意味するのですか。
○高岡委員 そうすると、向うでパトロールのフリゲートをうんと貸してくれればいいけれども、それを借りると、返す場合に金がかかるし、安い上陸支援艇を借りておいてそれをその方に使おう、こういう意味ですか。向うの都合で、こういう小さなものを貸して、これで間に合せるというのか、大きなのが借...全文を見る
○高岡委員 だからそれを使う場合の、こういうときに使うのだというような点を、ひとつ御説明願われませんか。それとも来てみて使つてみないと見当がつかないのですか。
○高岡委員 そうしますと、この上陸支援艇に乗つておる者は、ただフリゲートに乗り切れないからこれに乗せておいて、そうしてぶらぶら歩く、こういうわけですか。ひとつほんとうのところを聞かしてください。
○高岡委員 そうすると、これは難船した場合に救助してここに乗せて来る、こういうふうにわれわれは軽く考えていいわけでありますか。
○高岡委員 どうも先ほどからお話をしておりまても、私にはだんだんわからなくなるだけであれでありますが、一体これを借りるということは、吉田さんのこの手紙にも書いてありますように、日本で今のところなかなかそう行かないからというのでありますが、予算が許して行けば、今後日本で建造してふや...全文を見る
○高岡委員 時間もありませんから、私の質問はこの程度でやめまして、何か問題が起きました場合に関連して質問さしていただくことを条件として、私の質問を終ります。
12月08日第15回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○高岡委員 関連して……。この前のことについてちよつとお尋ねしたいのです。それは陸上保安隊の武器が、先ほど種類がどうとかというようなことが質問されておりましたが、この前のお話では、現地調達で行くというお話がありましたが、現地調達という権限は一体だれが持つのですか。といいますことは...全文を見る
○高岡委員 陸上保安隊の、今駐留軍から借りておりますその借り方は、法的にはどういう根拠によるかということであります。
○高岡委員 それは行政協定の範囲内ということになるのでありますか、その点をひとつ伺いたい。
○高岡委員 ただいま安東委員からいろいろと質問があつたのでありますが、今問題になつておりますフリゲート並びに上陸支援艇は、千九百四十八年の海上における人命の安全のための国際条約の第三規則の適用除外の中に入るとお考えになるのでしようか。
○高岡委員 そうしまずと、五百トン以下のはいいとして、五百トン以上の——現在フリゲートは千トン以上でありますから、当然この除外には入らないと思います。そうしますと、客船か、貨物船か、ないしは軍艦ということになるのでありますが、フリゲート船は一体そのうちの何に該当するのですか。
○高岡委員 今のその場合でありますが、逆もどりするわけでなく私お聞きするのでありますが、私は外国が、日本のフリゲートをもつてする巡邏を不法とみなす場合が起るのではないか。そういうことがあり得るような気もしますことは、千九百四十八年の海上における人命の安全のための国際条約、これの第...全文を見る
○高岡委員 そうしますと、この第五章の第一規則適用というのによつて、それと保安庁の規則とに多少の誤差があるような、まだその点政府の説明がはつきりしていないのでありますが、そういつたようなことで向うが日本のフリゲートを撃滅するといいますか、撃ち沈めるようなことがあり得るような気がす...全文を見る
○高岡委員 私の言うのは少し乱暴な言い方かもしれませんけれども、とにかくこつちはちやんと規則とでもいいますか、それによつて巡邏をしているのだけれども、先方ではそうとらない場合がある。たとえていいますと、日本の漁船が相当深く入つて行くというような場合に、これはやはり援護するというよ...全文を見る
12月10日第15回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○高岡委員 ちよつとお伺いしますが、国際条約は、国内法も何も定めのない場合は、国内法にない場合だけは、そこへ入つて来ましようけれども、国内法の、いわゆる保安庁法というものがあつて、その保安庁法に、除外するという一つのきめをつくつたところへ、どうして条約が入つて来るのですか。そこが...全文を見る
○高岡委員 私お尋ねしたいことを今中断したのでありますが、保安庁法等八十七条から九条までを除外された。これは前々国会でこの法案ができたのでありまして、国会において審議決定したものではありますが、私はその当時まだ国会議員でなかつたので、その前後のことがわかりませんのでお尋ねするので...全文を見る
○高岡委員 そうしますと、条約は遵守する、しかしちよつとぐあいが悪いところがあるから除外しておこう、何かそこは無理なことがあるということを意識して除外をなすつたように聞えるのですし、事実そうではないかという疑いも生じて来るのであります。そういつたごまかそうという気持で、しかも当時...全文を見る
○高岡委員 今別に意図があるわけではないとおつしやつたのでありますが、私は意図があると思うのです。意図がなければそんな無理をなさる必要がないのではないか、すなわち当時の保安庁をつくりますころは、昭和十年七月一日の条約——すなわち昭和二十三年にできましたのはこの十一月の十九日から効...全文を見る
12月24日第15回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○高岡委員 関連してちよつとお伺いしたいのですが、インドに、これはナーグプールかラクノーか、ちよつと私記憶が確かでないのでありますが、そこの大学で日本語講座というものが開かれたのであります。それでおそらく外務省では御存じだろうと思うのでありますが、これには瀧照道君が師として行つて...全文を見る
○高岡委員 そのお手伝いということは、外務省が金を出すという意味なのですか、それともあなた方のお声がかりで、どこかの民間団体から金を出させようと、こうおつしやるのですか、とにかく大学での月給とでもいいましようか、非常に少いので、話を聞くと二万ルーピでありますが、そういうようなわず...全文を見る
○高岡委員 私は政府当局にお伺いする前に、一言これは委員長に申し上げておきたいのでありますが、過般の本会議において、同じ外務委員である大橋委員が、これも同じ外務委員である中村委員に対しての言葉であります。私も大橋委員が指摘されたような同じ追放者であります。追放者が何かそういうこと...全文を見る
○高岡委員 ただいま委員長からの御注意がありましたから、一言だけ申し上げて、私の質問を打切りたいと思います。それはかつて日支事変当時でありましたが、蒋介石のもとから一人の学者が、インドにおけるタゴールのサンチニケタンの林間大学に行つております。この方が支那から見た東洋史を説明しな...全文を見る