高崎裕子

たかさきゆうこ



当選回数回

高崎裕子の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月26日第115回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
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○高崎裕子君 私も初質問になりますので、よろしくお願いいたします。  早速ですが、今年度は既に指摘されておりますとおり、第八次政策の三年目の中間点に当たります。二年目の昭和六十三年度の生産量は大手合計で一千五十八万トン、これは雑炭を除いての合計ですが、これに今年度計画のうち、わ...全文を見る
○高崎裕子君 特別な手だて、対策を含めて検討をしていただけるというふうに伺ってよろしいわけですね。
○高崎裕子君 今後の需給動向を勘案しながら検討していただけるということで、対策を特別に講じていただく希望を述べて、次の質問に移りたいと思います。  私は、二年前の北炭真谷地炭鉱の閉山通告のときから、炭鉱労働者の皆さんの闘いに深くかかわってまいりました。閉山通告を受けた炭鉱労働者...全文を見る
○高崎裕子君 最後の点については私もよく承知しているところで、トータルとしては交付金とイコールか、あるいはそれを上回るというケースが多いこともよく知っておりますが、少なくとも会社の姿勢として、閉山交付金の基準を下回っている回答であるという点での厳しい指導を強くお願いしまして、次の...全文を見る
○高崎裕子君 五十四名ということですが、ところで、本年度の空知炭鉱の合理化計画では、既にこの四月下請労働者を二十五名削減していると聞いていますが、これは事実ですね。
○高崎裕子君 空知炭鉱が厳しい経営の中で五十四人採用するということは、これを実行していただければ大変結構なことなのですが、しかし、これも私どもの調査では、空知炭鉱は人員の増加はしないということです。つまり、減員分しか補充しないという考え方ですから、五十四人採用するためには五十四人...全文を見る
○高崎裕子君 新たな合理化に結びつかないような、とりわけ強い厳しい指導をお願いしまして、最後の質問に移ります。  下請離職者退職支援金制度が本年度からつくられました。私も当時の田村通産大臣と直接山元の労働者と何度もお会いをしてもまいりましたが、おれたちだつて人間なんだ、人間らし...全文を見る
10月31日第116回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第1号
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○高崎裕子君 大変大きな問題について短時間でお話を伺うということですので、きょうは基本的な立場についてお聞かせいただきたいと思うんですけれども、日米間の貿易摩擦がこの二十年来断続的に続いてきたわけですけれども、従来はこれを解決するために個別の通商交渉で行われてまいりましたが、これ...全文を見る
○高崎裕子君 それでは次に、日米貿易収支不均 衡を真に正そうとする場合に、一つはアメリカ側の要因と、それからもう一方で日本側の要因と、日米双方の要因についてやはりメスを入れなければならないと思うんですけれども、アメリカ側の要因については、一点目としては、やはり何と言っても巨大な...全文を見る
○高崎裕子君 貿易収支の不均衡を是正するというなら、既に述べましたけれども、日米双方の要因にメスを入れなければならないと思うわけですが、外務省、通産省にそれぞれ質問いたしますが、日本側の挙げた七項目は、基本的にはその方向に沿っていると思われるんですが、その原因にまで立ち入っての指...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○高崎裕子君 十一月二十日の国連本会議で子供の権利条約が採択されました。日本政府としても賛成されたということで、これは大変結構なことだと思います。  先ほど森委員の質問に対して、批准については国内法との詳細な検討をということで、なるべく早くという御答弁がございましたが、法的に見...全文を見る
○高崎裕子君 先ほども出ましたが、国内的には児童生徒の売春問題、あるいは幼児の虐待、体罰、いじめ、それから、これから質問したいと思いますが登校拒否の問題など、日本の子供たちの人権が著しく侵害されているという大変深刻な状況にあることを見据えて、今、文部大臣は主体的にということで批准...全文を見る
○高崎裕子君 積極的に重要な課題にされるということで、大変心強く思うわけです。  次に、小中学校で基礎学力での落ちこぼしを出さないためにはその原因を取り除くということが極めて大切です。その原因はいろいろあると思うのですけれども、私は大きな原因として三点取り上げたいと思います。 ...全文を見る
○高崎裕子君 一年生になぜ「分」を持ってきたのか、講習会でどのように御説明されたのか、ちょっと簡潔にお答えいただけますか。
○高崎裕子君 この講習会では答えられないというような説明をされているというふうに伺っているのですが、この点についてはさらにお聞きしますと時間がありませんので後にいたします。  今、専門家の御意見を聞いて「分」を一年生にというお話でしたけれども、専門家と言われるのであれば、現場で...全文を見る
○高崎裕子君 いえ、結構です、時間の関係がありますから。――では一言で。
○高崎裕子君 今の御説明ではとても現場の先生方を納得させるだけのお答えにはなっていないと思います。  そして先ほども示しましたように、一九八七年三月、日本数学教育学会で児童の算数に対する意識調査、中間報告が発表されたわけですが、学年が進むにつれて算数がわからない児童がふえている...全文を見る
○高崎裕子君 これはやはり実態を調査してこそ適切な方向が生み出されるということで、その調査研究について適切な措置をとっていただきたいし、財政が足りないということであれば、文部省としても予算的な要求も含めて積極的に対応していただきたいという要望を述べまして、次の質問に移りたいと思い...全文を見る
○高崎裕子君 そうすると、遺伝で決まるということではなく、環境、教育によって子供の能力というのは引き上がるものだというお考えである、こういうふうに伺ってよろしいわけですね。
○高崎裕子君 大変結構な話で、実はこの点については国立遺伝学研究所の元所長である田島弥太郎さんが、環境は遺伝にどう影響するかという中で、遺伝に大きく支配されるけれども知能というのは環境の影響もまた大きく受ける、最終的な知能の高さは遺伝と環境両者の相互作用によって決まるわけである、...全文を見る
12月07日第116回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○高崎裕子君 それでは質問いたします。  今回、社会科を解体して地歴と公民に分けるという問題について、これは社会科の理念からいっても大変な問題である、そう考えるわけです。そこで、私はまず社会科の理念についてお尋ねしたいと思います。  戦後の新しい社会科の理念は何であったか。戦...全文を見る
○高崎裕子君 そこで、午前中も出ましたけれども、昭和二十二年五月二十日の戦後の最初の学習指導要領社会科編というものがございます。これを今回、私は改めて読んでみました。戦前の教育の反省に立って民主主義社会を建設していくのだという熱い思いが伝わってくるということで私は大変感動したわけ...全文を見る
○高崎裕子君 今、指摘した観点が大切であるということを御確認できたと思いますが、続けてこの指導要領社会科編ではさらにこうも述べているんです。   社会生活がいかなるものかを理解させ、これに参与し、その進展に貢献する能力を養うということは、そもそも教育全体の仕事であり、従来も修身...全文を見る
○高崎裕子君 私は、戦後の社会科の理念を貫く上で大切なのは、一つ一つの科目をばらばらにすることではなくて、それをすべて必修として総合的に学ぶということが不可欠だったと思うのです。そして、だからこそ必修だと、そして、総合してやるのだということではなかったかということで質問したのです...全文を見る
○高崎裕子君 それでは、高校の社会科についてお尋ねいたします。  今回、社会を解体して地歴と公民にするというのは系統性と専門性を深めるためである、これが大きな理由であるということでございましたが、これまで長く私も引用し、そしてそのとおりであるとお答えもいただきましたこの昭和二十...全文を見る
○高崎裕子君 基本的には引き継いでいないということについては後で憲法との関係でまた質問もしたいと思うのですが、次の質問に移ります。  戦後四十年間の教育現場での実践あるいは研究でどうだったかという点からお聞きしたいのですが、社会科として現に現場で教えてこられた教師の方々、あるい...全文を見る
○高崎裕子君 この社会科の解体に反対をしている方々のその理由、どのような理由で反対されているのか、具体的にお聞かせください。
○高崎裕子君 解体に反対という意見は、あるいは声明あるいは要望書という形で寄せられていると思うのですけれども、具体的にはそれは見ておられないのでしょうか。
○高崎裕子君 それは先ほど簡単に言われましたけれども、もう少し詳しく、そこで触れられている理由について述べてください。
○高崎裕子君 今、言われたような中身の要望書あるいは声明というのは本当にたくさんあるわけですけれども、例えば一九八七年十一月五日、歴史教育者協議会からは、私が先ほど引用しました二十二年の学習指導要領など、四十年間のそれに基づいて「つくりあげてきた社会科から、歴史をきりはなしてゆく...全文を見る
○高崎裕子君 どの程度になるかという数字としての予測は出ないでしょうか。
○高崎裕子君 出ないということですね。  次にお尋ねしますが、現在、現代社会の中で中核とも言うべき憲法の学習なのですけれども、これはどこで教えられているのか、その学習体系についてお答えいただきたいと思います。
○高崎裕子君 高校の現代社会の憲法の学習は今言われたとおりなのですが、学習体系として、小中高校ということでこの憲法の学習をお尋ねしたわけなんです。その点では、小学校六年の政治単元で、民主政治、日本国憲法、それから国際理解という点で憲法を学びます。そして中学校では、高校受験の勉強で...全文を見る
12月12日第116回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○高崎裕子君 日本共産党の高崎と申します。よろしくお願いいたします。  私は時間が十分間ということで限られておりますのですべての参考人にはお伺いできませんので、あらかじめ御了承ください。  まず木村参考人にお伺いしたいと思います。  社会科を地歴科と公民科に区別するというこ...全文を見る
○高崎裕子君 それでは次に、臼井参考人にお伺いしたいと思います。  臼井参考人には二点お尋ねしたいと思うのですが、まず第一点目は、高校生にとって社会科はなぜ重要なのでしょうか。  それから第二点目ですが、歴史というのは人文科学としての性格を持っている、だから社会科学としての性...全文を見る
○高崎裕子君 それでは次に、市川参考人にお尋ねしたいと思います。  社会科を地歴科と公民科に区分することについて、これはいろいろなプロセスがあっても教育課程審議会で結論が出たとの見解があるわけですけれども、この点についてどのように思われますでしょうか。
○高崎裕子君 終わります。
○高崎裕子君 本日は私学共済年金法案についての質疑ではありますが、その私学共済年金を支える私学が今後の生徒の急減によって経営危機を迎えようとしています。これから迎えるこの生徒の急減期対策を抜本的にとらなければ私学共済の発展もないという立場から、急減期対策について政府の見解をお伺い...全文を見る
○高崎裕子君 先日の衆議院の文教委員会の議事録も見せていただきました。私は文部省は極めて消極的な姿勢であるということで、正直に言って、残念というよりはむしろその姿勢に憤りさえ覚えたわけです。  今のお答えも、私学助成の増額で一応対応していくのだということのようですけれども、私学...全文を見る
○高崎裕子君 衆議院の文教委員会での御答弁の域を出ないということで、本当に明快な答弁がいただけないという思いでいっぱいでおります。  私立学校振興助成法の目的を見ますともうはっきり書かれているのですけれども、この法律は学校教育における私立学校の果たす重要な役割にかんがみて、一点...全文を見る
○高崎裕子君 同じ答弁の繰り返しなわけですけれども、私は端的に伺ったのですが、このような状況の中で淘汰されていくこともやむを得ないというふうに文部省としては考えていないというふうに伺ってもよろしいのでしょうか。
○高崎裕子君 私がおります北海道の過疎の町に北星余市高校というのがございます。ここは一九八八年、昨年の春ですけれども、高校中退者もやめた学年から受け入れるという、これは恐らく全国でも初めてであろうと思われる「小さな学校の大きな挑戦」という取り組みをしています。このような表現は朝日...全文を見る
○高崎裕子君 時間がありませんのであれですけれども、要するに急減問題というのはもはや通常の問題ではなくて特殊な社会現象である。ですか ら、過疎地の私学特別補助並みの急減期に対応する特別助成対策というものがどうしても心要ではないかというふうに考えるわけで、その点強く要望して、次の...全文を見る
○高崎裕子君 時間ですので質問はもう終わりたいと思うのですが、四月六日の参議院の大蔵委員会で西岡文部大臣は、この点では推進の努力をしたい、基本的な検討が必要とも答えておりますので、ぜひその方向で進めていただきたいと思います。  それで最後に、これは委員長に御要望なんですけれども...全文を見る
12月13日第116回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第2号
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○高崎裕子君 日本共産党の高崎と申します。よろしくお願いいたします。  私に与えられた時間は十五分ということですので、大変恐縮ですけれども簡潔にお答えいただきたいと思います。  まず、吉冨参考人に三点お尋ねしたいと思います。  一点目は、アメリカの貿易赤字は一九八七年の一千...全文を見る
○高崎裕子君 どうもありがとうございました。  それでは、シーグ参考人にお尋ねしたいと思います。二点お尋ねしたいんですが、まず第一点目ですけれども、アメリカ大統領の経済諮問委員会にジョン・B・テイラーさんという方がおられるんですけれども、この方が雑誌の「政界往来」、八九年十二月...全文を見る
○高崎裕子君 終わります。
12月14日第116回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○高崎裕子君 十二日に参考人も述べられましたが、戦後の社会科、とりわけ高校社会科もそうですが、子供を民主社会の主権者としてはぐくむために科学的で総合的な教科として生まれたものであると言われました。ばらばらに教えられる独立教科ではなく、地理的、歴史的、公民的な諸領域を相互に関連づけ...全文を見る
○高崎裕子君 高等学校分科会の座長である諸沢さんは、御自分が出席した雑誌「現代のエスプリ」の座談会でこう述べているわけです。  一般に歴史学者は地歴独立とは言わないと思います。だけど、時間的にも大変切迫したこともありましたし、委員の西洋史の専門の方も、地理と歴史は密接な関係があ...全文を見る
○高崎裕子君 高等学校分科会の座長である諸沢さんはここまではっきりと事実を述べられているわけですけれども、これは承知しているわけですね。
○高崎裕子君 この「現代のエスプリ」については衆議院の教免法の審議の際に資料としても配られておりますし、目を通されていないというはずはないんですね。ですからちょっと今のお答えは納得できませんが、時間がございませんので次に進みたいと思います。  戦後の社会科は民主社会の主権者をは...全文を見る
○高崎裕子君 市川参考人が述べられたこのことについて事実そのとおりだったのかどうかという質問についてはお答えいただけなかったのですが、その点はいかがですか。
○高崎裕子君 お答えできないということなわけですね。  十一月四日に、専門家意見聴取ということで設けられた公的でもない全くの私的懇談会で、しかも深い議論も行われず結論が出された、私的諮問機関で結論を出したということでこれは大変問題だというふうに考えるわけですけれども、この点はい...全文を見る
○高崎裕子君 説明がどうも繰り返しでよく理解できないので私も繰り返しの質問になるわけですけれども、違う角度からお尋ねいたします。  八六年の十月二十日に教育課程審議会の中間まとめ、それから八七年六月二十六日に教課審社会委員会のまとめ、この段階では論議が分かれているわけですね。そ...全文を見る
○高崎裕子君 それは前回、高木先生の質疑でお答えいただいていますので、結論だけお願いします。
○高崎裕子君 私がお尋ねしているのは経過ではなくて、戦後四十年、本当に民主社会の主権者を形成する理念を持って社会科がずっと積み重ねられてきた。それが地歴と公民に解体されるということについては国民にとって極めて重大な問題である、憲法の教育が後退するということも含めて極めて問題である...全文を見る
○高崎裕子君 もう時間ですので質問をやめなければなりませんが、どなたがどういう意見をおっしゃったかということを私たちは知りたいのではなくて、どんな内容で議論をされてこの結論に至ったのかということこそ知りたいわけですね。  そうであれば、だれがどの意見を言ったかということについて...全文を見る
○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表して、本法律案に対して反対討論を行います。  本論に入る前にぜひ指摘しなければならないことは、本法案の衆参両院での審議及び参考人の意見聴取を通し、本案の核心とも言うべき高校社会科の分離について、なぜ地理歴史科と公民科に分けなければならないのか...全文を見る