高崎裕子

たかさきゆうこ



当選回数回

高崎裕子の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第118回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○高崎裕子君 この二十日、清算事業団職員に対し解雇予告がなされました。地方労働委員会の地元JRのもとの職場に戻せという命令が出ているのに解雇というのは全く不当であり、政府の責任は重大です。この清算事業団職員の雇用問題を考える上での核心は、どうしてこの問題が発生したのかということで...全文を見る
○高崎裕子君 労働者が全部勝ってJRが全部負けているということなんですね。JRの事件だけで二百五十四件あり、これは全国の一年間の地労委の事件の半分以上を占め、しかも出された命令八十一件に対しすべて従わないというもので、私は弁護士としてもその異常さに大変驚いています。朝日新聞の社説...全文を見る
○高崎裕子君 その命令ではどう救済せよと述べていますか。
○高崎裕子君 採用差別事件ではこのような命令が全国で既に十九件出され、すべて顕著な組合差別があった、地元JRのもとの職場に戻せと命じています。ところがJRは、中央労働委員会に申し立てていることを理由にこの命令に従おうとしていません。しかし、労働組合法二十七条五項では、中労委に再審...全文を見る
○高崎裕子君 大臣、質問に答えてください。義務違反の状態を続けていることになることについて答えてください。
○高崎裕子君 質問に端的に答えてください。義務違反の状態を続けているかどうかを質問しているんですよ。
○高崎裕子君 公法上の義務があるから義務違反ということですねと。
○高崎裕子君 命令に従う公法上の義務があるのだから義務違反ということになるわけで、事前説明では明確にそのことを確認されていたはずなんです。  次に移ります。  労働委員会規則四十五条でも、「使用者は、遅滞なくその命令を履行しなければならない。」と明記しています。JRがこの義務...全文を見る
○高崎裕子君 雇用あっせんに努力したと今言われましたけれども、実態は、例えばある労働者に対する清算事業団の求人の紹介では、年齢制限などで該当するものが二カ所しかなかった。連絡をしたところ、一カ所は現在は募集もしていないし、事業団に依頼もしていませんというものでした。もう一カ所はこ...全文を見る
○高崎裕子君 基本計画の職員数と、現在ではどうなっていますかという質問ですよ。
○高崎裕子君 済みません、ちょっともう一回教えてください。
○高崎裕子君 もう一回言ってください。
○高崎裕子君 つまりJR北海道では基本計画の職員数に対し二百七十名、JR九州では三百二十名のいわば欠員が出ているわけです。  その上、組合や私どもの調査では、北海道の場合年金法改正に関連し、整理退職募集で約四百五十名を超える退職者が出る見込みです。定年退職の方も含めるとこの四月...全文を見る
○高崎裕子君 地元JRに採用せよと指導するかどうかについて答弁がないんですよ。指導するのかしないのか、その点の……
○高崎裕子君 質問に答えていないんですよ、地元JRに採用せよという指導をされるのかどうか。
○高崎裕子君 いや、質問に答えていないから今も言っているんですよ。質問に答えてください。
○高崎裕子君 いや、答えていませんよ。地元JRに採用せよと指導すべきだという質問に対して、するかどうかの答えがないですよ。(「そういうことも立ってやってくださいよ」と呼ぶ者あり)いや、だけれども、もうそれは質問しているんですから。
○高崎裕子君 地元JRに採用せよと指導すべきと考えますが、その点いかがですか。
○高崎裕子君 地元JRに戻しなさいという命令が出されて、その意思を明確にしている人たちにかたくなというのは、これは当たらないと思います。それは重大な答弁だと思います。  赤字の会社や倒産寸前の会社にさえ雇用させていて、それなのにJR北海道や九州にたった一人もあっせんしない、たっ...全文を見る
○高崎裕子君 不当な解雇をやめさせ地元JRのもとの職場に戻せという救済命令を守ること、このことを抜きに清算事業団職員の雇用問題は絶対解決しないことを述べて、私の質問を終わります。
03月29日第118回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○高崎裕子君 私はこの基金の創設が、現在の国家予算の〇・〇六%という貧困な文化予算の改善に少しでも役立つことを心から願っております。しかし、この基金によって運用できる金額は当面三十億円にすぎない、現状を改善するにはほど遠い金額であるということで、ただいま大臣の御決意もありましたが...全文を見る
○高崎裕子君 増額して基金に設置される予定ということですが、たとえ名目が変わりこれまでの助成は基金の方に移すからといって、文化庁の予算としては明らかに削減となっているわけで、その変わった理由の一つに基金ができるということが挙げられているわけです。  基金の創設が予算削減の口実に...全文を見る
○高崎裕子君 次に、基金についてお尋ねいたします。  私のところに北海道の子ども劇場おやこ劇場連絡会の方から、この基金の創設に当たっての要望が来ています。その中で切実な問題として、子供のための舞台芸術公演に要する旅費、宿泊費、運搬費の軽減をしてほしいということが挙げられています...全文を見る
○高崎裕子君 その鑑賞団体についての考え方はわかりました。しかし必要性からいって、文化庁としてもぜひ今後、研究、検討していただきたい、この基金の対象の問題としてしていただきたいという要望にとめておきます。  ただ、こういう劇団に対しての助成は対象になるわけですね。
○高崎裕子君 次に、基金には民間資金の導入が予定され、企業を中心に百億円の寄附が行われるとのことです。民間資金の導入を否定するものでは決してありませんが、企業などの基金提供者が芸術家や芸術団体、鑑賞団体などに影響を及ぼすことは、芸術や文化の自主性を守る上でも絶対に避けるべきと考え...全文を見る
○高崎裕子君 次に、基金からの助成については今後、運営委員会、仮称ですが、ここで具体化されると思いますが、この際文化庁の考え方をお聞きしたいわけです。  ことしの一月四日付の毎日新聞で、文化庁は平成三年秋から、国際的なオーケストラやオペラ、バレエなどの舞台芸術や絵画、彫刻などの...全文を見る
○高崎裕子君 イベント中心にすることは考えていない、底辺を広げることに役立てたいということで、ぜひそういう方向でやっていただきたいと思います。  時間の関係で二点続けてお尋ねしたいと思いますが、まず一点目は、基金からの助成を行うに当たっては運営委員会をつくるわけですが、この運営...全文を見る
○高崎裕子君 これで質問を終わりますが、本来、補正予算は義務的経費、必要やむを得ない経費に限るとした財政法二十九条から見ても、今回の改正は全く新規の施策を行おうとするものであり、そして海部内閣の独自のカラーをねらって宣伝もされてきたという経緯から見ても極めて問題がある点を指摘して...全文を見る
04月20日第118回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
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○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いいたします。  最初に、小山参考人にお尋ねいたしますが、先 ほど来何人かからも出されているのですけれども、日本の流通機構の特徴として多数性、小規模性、多段階性ということを言われましたが、これが必ずしも非効率性にはつながらないと...全文を見る
○高崎裕子君 重ねて小山参考人にお尋ねしますが、中小零細の小売商の果たした役割は大きい、しかし一方でフェアな競争政策が望ましいというお話でしたが、アメリカのロビンソン・パットマン法の二条では明確に、同等同質の商品の異なる需要者間に価格の面で差別することは違法である、そういう規定が...全文を見る
○高崎裕子君 次に、菊地参考人にお尋ねしますが、大店法は御承知のとおり、消費者の利益を配慮しながら大型店と中小小売商との共存共栄を図る、これを基本としています。「九〇年代流通ビジョン」あるいは今の日米構造協議等々で大店法の規制緩和等が打ち出されてきたわけですけれども、そうなると大...全文を見る
○高崎裕子君 山本参考人にお尋ねしますが、先日私、北海道の商店街振興組合連合会の副理事長をされて、札幌市商連の会長をされています田中公さんにお会いする機会があったんですけれども、田中さんいろいろ言われましたが、中でも中小零細の小売店は、店舗、人材、労働力、あるいは後継者の問題、そ...全文を見る
○高崎裕子君 次に、加藤さんにお尋ねします。  先ほど商調協の消費者代表という立場でお話を伺ったのですけれども、ここでは唯一消費者側の参考人ということですので、先ほどのお話とは、直接商調協との関係ではないんですけれども、消費者の立場でぜひお答えいただきたいんです。  大型店が...全文を見る
○高崎裕子君 これは、時間の関係がございますので小山さんと加藤さんにお尋ねしますが、簡潔にお答えください。  流通や小売が一部の大企業に集中して寡占状態になると価格は上昇するということで、これはアメリカのウィスコンシン大学のマリオン教授が、御自分の七〇年代、八〇年代のスーパーの...全文を見る
○高崎裕子君 どうもありがとうございました。
04月25日第118回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号
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○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いいたします。  最初に、唯是参考人にお尋ねいたします。  参考人は一九八六年に、日本が米を自由化した場合どうなるかというシミュレーション分析をされているんですけれども、それによると、八六年から段階的に自由化して九〇年に完全自由...全文を見る
○高崎裕子君 次に、これは唯是、今村両参考人にお尋ねしたいんですけれども、唯是参考人の著書で「日本のコメ戦略」、これを読ませていただきましたが、その中でこう述べられています。「一一〇〇万トンの日本のコメ消費量全量を、ジャポニカの輸入で置き換えるというような生産余力は世界にはない」...全文を見る
○高崎裕子君 はい。
○高崎裕子君 続いて今村参考人にお尋ねしますが、昨年の十一月二十日に朝日新聞に談話を寄せておられます。    〔会長退席、理事及川一夫君着席〕 その中で、ECでは「たとえ、非効率なところがあっても国内の農業を守ろうという国民全体の合意みたいなものがあります。」と言われておられ...全文を見る
○高崎裕子君 国民的な合意が日本の場合はできない、その理由について端的に言っていただければ。
○高崎裕子君 続けて今村参考人にお尋ねしますが、これは今村さんの本の中にも引用されているんですけれども、六十二年九月の総理府の「食生活・農村の役割」に関する世論調査、この中で、外国産より高くても米などの「基本食料」について国内でつくる方がいいという自給派が七一・二%で、しかも米に...全文を見る
○高崎裕子君 次に、唯是参考人にお尋ねします。  参考人は、ミニマムアクセスを拒否すればガット規約違反になるから一粒も入れないといったたぐいの発言は非常に危険だと、こう言われましたけれども、やはり北農中央会の方々からいただいた資料だとかお話を伺っても、日本の農産物の輸入は年々拡...全文を見る
○高崎裕子君 どうもありがとうございました。
05月24日第118回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○高崎裕子君 義務教育における教科書ですけれども、これは言うまでもなくすべての子供の人間形成と文化の伝達に大きな影響を持つものです。多様な可能性を持つ子供の能力と感性を自由に発達させ、基本的人権尊重の精神に基づいて性にとらわれない男女平等の教育が行われなければなりません。教科書も...全文を見る
○高崎裕子君 尊重して実行していかれるということで大変心強いお言葉ですが、それを受けて文部省にお尋ねいたします。  この勧告案IIIでは、主に教育の分野における問題について勧告をしています。文部省もこの勧告案の内容を承知していると聞いていますが、勧告が決議された場合、文部省とし...全文を見る
○高崎裕子君 今局長も言われましたが、この勧告案IIIの中で、性に関し偏見のある表現を除去すべく、速やかに、できれば一九九五年という期限を示して、それまでに教科書の改訂を完了すべきであるということで、この精神にのっとって尊重されるということで大変心強いお言葉でしたが、この教科書に...全文を見る
○高崎裕子君 大変心強いお話で、私ども日弁連の会員も喜ぶことと思います。  次の質問に移りますが、文部大臣は所信表明で、障害児教育に関しては「特殊教育の充実などにも積極的に取り組んでまいります。」と、ごく簡単に触れておられますので、この機会に改めて障害児教育に対する大臣の所信、...全文を見る
○高崎裕子君 そこでさらにお伺いしたいのですが、障害児に対して教育を受ける権利を保障するという観点から見て、現在は養護学校の義務化の段階から後期中等教育をどう保障するかという段階に来ていると考えるわけですが、この点での大臣の認識はいかがでしょうか。
○高崎裕子君 そこで、後期中等教育に関して具体的に伺いたいと思います。  養護学校中等部卒業生の高等部への進学率及び障害児学級卒業生の進学率は、全国的にどうなっておりますか。県によってかなりアンバランスがあると思いますが、これはいかがでしょうか。また、精神薄弱、肢体不自由、病弱...全文を見る
○高崎裕子君 高等学校への進学率が九四・七%、また今言われましたように、盲学校が九五・一%、聾学校で九七・一%という中で、養護学校中等部及び障害児学級の進学率は年々増加しているとはいえ、中等部で六七・八%、障害児学級で五五・〇%と、まだまだ低い状況にあるわけです。しかも、養護学校...全文を見る
○高崎裕子君 このアンバランスの問題については、基本的には国の考え方の問題だというふうに私も考えておるわけで、例えば北海道の進学率は三四・一%と全国でも下から四番目といういわゆる最低グループのところにあるわけです。その原因としては、先ほど答弁の中でもありましたが、これまで北海道と...全文を見る
○高崎裕子君 今御答弁の北海道のケースは二年先の問題であるということで、今の高等部増設を求める父母の声にはまだまだこたえ切れていないという問題があるわけですね。障害児に対して高等部への進学を保障していくということになれば、当然養護学校高等部を増設する必要があるということになるわけ...全文を見る
○高崎裕子君 次に、高等部の重複障害児学級について伺いますが、重複障害児学級の設置も各県によって大変なアンバランスがあるのではないかと思いますが、実態はどうなっていますか。
○高崎裕子君 全国的な設置状況を見ますと、例えば広島のように学級総数百九十七学級に対して百五十一学級が重複障害児学級のところもあれば、北海道のように学級総数百十学級に対してわずか三学級しかないという、極端に低いところもあるわけですね。特殊教育の改善に関する調査研究会が一九七五年に...全文を見る
○高崎裕子君 これは義務制のことだという御答弁でしたけれども、定数法を見ましても高等部における重複障害学級の基準を定めているわけで、この報告は当然高等部にも準用されるわけです。重複障害児がいるという実態があれば、それはもう障害児学級を設置していく考えだというふうに先ほどの答弁を伺...全文を見る
○高崎裕子君 障害の重い子供に対しても後期中等教育を保障するために高等部の重複障害児学級の増設がどうしても必要なわけで、おくれているところに対して、特に北海道のように大変おくれているところに対して指導を強化することを強く要望して、時間ですが厚生省に来ていただいておりますので最後の...全文を見る
○高崎裕子君 ありがとうございました。終わります。
05月25日第118回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第5号
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○高崎裕子君 日本共産党の高崎です。よろしくお願いします。  四点ほど伺いたいんですが、市場の閉鎖性の問題について関連してお尋ねしたいんですけれども、日本の市場は閉鎖的だという攻撃が特にアメリカから聞かれるわけです。市場が閉鎖的か開放的かという場合にいろいろメルクマールがあると...全文を見る
○高崎裕子君 先ほど澤田参考人からだと思いましたが、大型店舗をふやすことが市場を拡大することになるんだというお話があったかと思うんです。大店法との関係で少しお聞かせいただきたいんですが、大店法の存在が自由な競争を妨げて日本の近代化を阻害しているんだという意見があるわけですけれども...全文を見る
○高崎裕子君 大型店舗が輸入品をたくさん売っている、だから大型店がふえれば輸入品がどんどん売れる、そして貿易インバランスが解決するという意見が一部聞かれるわけですが、マーケティング論を専門にされている関西大学の保田教授が、これは消費財についてなんですけれども、スーパーと百貨店では...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○高崎裕子君 最初に文部大臣にお伺いいたします。  日本と朝鮮半島との過去の歴史認識についてでございますが、小林委員の質問に答えて、日本と南朝鮮の関係について、歴史の一時期反省すべきことがあった、こう述べられました。具体的にお尋ねしますが、大臣は日本が三十五年にわたって朝鮮を侵...全文を見る
○高崎裕子君 さらに具体的にお尋ねしますが、日韓併合は日本による朝鮮侵略そのものであり、朝鮮の植民地化を完成させたものであるわけですが、したがって、こうしたことは誤りであり、二度と繰り返してはならない、また日本によって実施された植民地政策、例えば朝鮮人から朝鮮人としての存在を奪っ...全文を見る
○高崎裕子君 重ねてお尋ねしますが、私が今具体的に摘示した創氏改名や強制連行、強制労働などについて、誤りである、日韓併合等についても、植民地支配であった、これは繰り返してはならないという認識だというふうに伺ってよろしいわけですね。
○高崎裕子君 文部省はこの五月二十九日に日本と朝鮮との過去の歴史教育について見解をまとめたわけですが、これは、日本の過去の朝鮮侵略、植民地支配の歴史的事実を、具体的な例を挙げながらきちんと学校教育の場において教えようということでしょうか。
○高崎裕子君 五月二十七日付の読売新聞の報道によると、文部省としては、「授業では、日韓併合による植民地支配によって、韓国の人々が日本風の氏名に改名させられたりした「不幸な過去」や現在も残る問題の具体例を挙げながら教え、未来志向の関係構築の重要性を理解させたい、としている。」、こう...全文を見る
○高崎裕子君 このような具体的な例が教えられない場合、文部省のこのたびの方針にのっとったことになるのかならないのかということについてはいかがでしょうか。
○高崎裕子君 時間の関係もありますので、教育の現場で具体的な例が教えられて初めて文部省のこのたびの方針が貫徹されるということになりますので、そのように御指導をお願いしたいと思います。  次に、現在使われております教科書の中には、日本の過去の朝鮮侵略、植民地支配の歴史的事実を記述...全文を見る
○高崎裕子君 この教科書の記述で十分教えられるかどうかということについての質問なわけで、しかも大臣に既にコピーで現物をお渡ししてもおりますので、この際大臣に、これで教えることができるとお考えかどうかの見解をお尋ねいたします。
○高崎裕子君 この教科書は、日韓併合については、他の教科書が植民地支配あるいは侵略と書いているのと違い、全くそれについては記述がない。あるいは強制連行の記述も、他の教科書は連行者の数まで挙げて具体的に述べているのに対し、全く記述がない。あるいは実態は朝鮮人の土地取り上げであった土...全文を見る
○高崎裕子君 この問題は、文部行政の責任者である文部大臣のリーダーシップも問われる極めて重大な問題だと思いますので、その指導力を発揮されるように期待して、次の質問に移りたいと思います。  二十四日の文教委員会に続いて、障害児教育の問題について質問したいと思うんですが、障害児学校...全文を見る
○高崎裕子君 義務制実施以降、重度の重複障害の児童生徒が教育を受けるという実態が現実にふえている中で、障害児学校の教職員の腰痛、頚肩腕症候群、妊娠障害などの疾病や健康破壊が進行していると思いますが、その実態はどうなっていますか。
○高崎裕子君 この実態調査は、五十四年と五十九年と行われているわけですが、その後の調査の予定についてはどのようになっていますか。
○高崎裕子君 そこできょうは、障害児学校の寄宿舎で働く寮母の問題を中心に質問したいと思います。  文部省は、寮母が週に何回くらい宿直をしているか実態を把握されていますでしょうか。
○高崎裕子君 月平均五日というと、週平均一・二五日ということになるわけですが、私の手元に東京の調査の結果があるんですが、多いところで週二回、少ないところでも一・四回という結果です。労基法上は週一回を基準とすべきというふうになっているにもかかわらず、こういう実態ですが、早急にこれは...全文を見る
○高崎裕子君 文部省の認識としては、週一回以上になってもやむを得ないという考えではないというふうに伺っておいてよろしいわけですね。
○高崎裕子君 私のところに北海道のある養護学校の寄宿舎の勤務実態表があります。これによると、朝の起床時から登校までは、子供四十七名に対し寮母は三名しかいない。下校時は、四十七名に対し寮母七から九名。夕食時は、四十七名に対し五から七名という実態です。ここは精神薄弱の養護学校ですから...全文を見る
○高崎裕子君 第五次定数改善計画は九一年度で終了するわけですが、障害児学校で言えば改善率は六四・一%にしか達していないわけですね。来年度で残りの定数増を一〇〇%やるという見通しはあるんでしょうか。必ずやりますと約束していただきたいわけですけれども、その点いかがでしょうか。
○高崎裕子君 法律で十二カ年と、こう決めているわけで、だからこそ皆さんも期待をしているわけで、文部省の責任は大変大きいわけですから、これをきちんとやり遂げるということで、もうぜひぜひ努力をしていただきたい、そう要望をしまして、人事院に来ていただいていますので、先にその関連の質問に...全文を見る
○高崎裕子君 寮母は、他の教員とともに障害児学校の教育に欠くことのできない大変重要な役割を担っておられるわけです。それにもかかわらず、賃金の面では教育職一級が適用されています。このため、同じ教育職員である教育職二級の教諭と比較して、四十歳代で頭打ちとなるなど、退職金あるいは退職年...全文を見る
○高崎裕子君 時間ですので質問をやめますが、この号俸の延長等を含めて寮母さんの問題は、賃金の問題でもあるいは妊娠障害等々の問題でも、大変労働条件としては厳しいものがありますので、この点については引き続きまた質問をしていきたいと思います。  ありがとうございました。
06月12日第118回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○高崎裕子君 それでは北陸先端科学技術大学院大学についてお尋ねいたします。  この法案の審議に当たり、この大学の創設準備室または準備委員会がまとめたものがないのかどうかということで、文部省に対しては再三にわたってお願いしたんですけれども、お願いしてお願いして、やっと最近いただい...全文を見る
○高崎裕子君 この冊子以外にはないというお話でしたけれども、実は、準備室あるいは準備委員会で出したものの中に、私は石川県の方に直接いただいたんですけれども、昨年十月にこの「先端科学技術大学院(石川)(仮称)の構想」というパンフがあるわけなんですね。  昭和六十二年の六月にこの先...全文を見る
○高崎裕子君 これでやりとりをすると時間がなくなりますけれども、経過的なものも含めてすべて資料になるものを出していただかないと審議をすることはできないのではないかということで、再三にわたってお願いもしてきたわけなので、それについてはやっぱりあるわけですから、それを出していただきた...全文を見る
○高崎裕子君 その五つずつ十講座ということは、現在も十講座というふうに予定されているということなんでしょうか。
○高崎裕子君 そうであればさらにお尋ねしたいんですが、寄附講座は大学とそして企業との話し合いで具体的に決まっていくということですけれども、企業からの申し入れがあれば、大学側では積極的に受け入れるというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。企業からの申し出があれば、何講座でもどんど...全文を見る
○高崎裕子君 今のお話では、キャパシティーがある限りは受け入れるということのようですが、何度も言いますが、昨年の十月の準備室のパンフを見ますと、当面寄附講座としては十講座を挙げているけれども、寄附講座は、「これらのほかにも積極的に受け入れるようにします。」と、こう具体的に書いてあ...全文を見る
○高崎裕子君 今の答弁ではちょっと納得できないんです。限界はあるけれども、許される限りは受け入れるというお考えでいるというふうに確認させてもらってよろしいわけですね。
○高崎裕子君 石川県の方では、この大学院ができる辰口町に百八十ヘクタールの用地を用意しているわけで、この中に大学院の分はわずか二十ヘクタールくらいなんですけれども、この百八十ヘクタールの中にいろんな企業の研究所や研修所などを誘致する計画が進んでいるわけです。そうなると、こうした企...全文を見る
○高崎裕子君 寄附講座について、多いところでは企業からの出資額は一億数千万というふうになっています。例えば筑波大学に開設されているこれは企業の冠講座の典型なんですけれども、山一証券ファイナンス寄附講座、これは教育研究内容が金融分析、財務管理というもので、山一証券の企業目的に沿った...全文を見る
○高崎裕子君 例はなくはないにしても、経常経費が五十億円の中で十億円になるというのは異常だということを指摘して、次の質問に移りたいと思うんです。  「北陸先端科学技術大学院大学の構想の概要について」という冊子の中で、「寄附講座の開設、民間等からの受託研究、奨学寄附金の受入れ、後...全文を見る
○高崎裕子君 次に、この大学院の教員についてお伺いします。  準備委員会のパンフでは、「教員は、広く各界から人材を登用する」、「民間の第一線の研究者を採用する」とありますが、具体的にはどういうところから教員を採用するのでしょうか。
○高崎裕子君 大学ができてから具体的なところは煮詰まっていくということはあっても、こういう大学をつくりますということを審議するときに、具体的な中身がわからないと、いいのか悪いのかということがやはり国民にとっても判断できないということで質問を続けているわけなんですけれども、この大学...全文を見る
○高崎裕子君 企業の研究者、技術者を受け入れる場合、企業が例えば三年も継続して出せない、後期課程の場合に出せないという場合に、研究者が、必要な期間だけ大学院にいて、目的を果たしたら企業に戻る、さらにまた必要になったら大学院に来るというようなこともできるのでしょうか。
○高崎裕子君 三年でも出せないという場合にいかがでしょうかということでお尋ねしたんですが、時間の関係がありますので。  これも石川県の直接かかわった方から伺った話ですが、この大学の特色は社会に開かれた大学である、だから企業の必要に応じて大学を利用できることも検討されたというふう...全文を見る
○高崎裕子君 制度としては考えられないというお話ですが、これも創設準備委員会では、任期制について今すぐどうするかということは別としても、五年くらいで、教員の研究を評価して、場合によっては勧告もするということが検討されたと、これも関係者から伺っているわけなんです。  そこで、放送...全文を見る
○高崎裕子君 もう時間ですので終わりますが、最後に、この大学院は社会に開かれた大学と言いますが、結局その内容は民間からの資金をどんどん導入する、教員も民間から受け入れるということで、これまでの大学院とは異なったことが考えられているわけで、そういう点で極めて問題が多いということを指...全文を見る
○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表して、この国立学校設置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  東京工業大学生命理工学部の設置、茨城大学工業短期大学部及び山口大学工業短期大学部の廃止については賛成です。しかし、今回の法案の最大の眼目である北陸先端科学技術大学院大学...全文を見る
06月15日第118回国会 参議院 環境特別委員会 第7号
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○高崎裕子君 法案の第一条の目的では、スパイクタイヤの使用を規制し、スパイクタイヤ粉じんの発生を防止するとし、第三条ではそのための国民の責務、第四条では国及び自治体の責務をそれぞれ規定しています。  これらの規定は、指定地域の内外を問わず乾燥路、混在路についてスパイクタイヤは原...全文を見る
○高崎裕子君 そこで、整理をさせていただきたいのですけれども、法律上は、指定地域内での乾燥路、混在路でスパイクタイヤを使用した場合、これは七条違反で罰則が科せられる、それから指定地域外で乾燥路、混在路でスパイクを使用した場合は三条違反になる、だから罰則が科せられないだけだ、そうい...全文を見る
○高崎裕子君 先ほどの竹村委員に対する答弁で、指定地域内ではスパイク禁止、こういうふうに言われたわけですが、実際は先ほども局長が答弁されておりましたが、積雪路だけという場合はまずほとんどないわけなんです。混在路で一々履きかえるということも実際問題としては不可能だというふうに考える...全文を見る
○高崎裕子君 法文上はなかなか読みにくいところがありまして、指定地域外はスパイクを使用してもよいと解釈する方が意外に多いわけなんです。指定地域外では罰則はかからないけれども三条違反に当たるというわけですから、今局長が再三にわたって答弁されたように、乾燥路、それから混在路でも禁止で...全文を見る
○高崎裕子君 今具体的な対応についてお尋ねしたので、もう少しちょっと聞きたいんですけれども、シートベルトを義務づけるときに、それぞれ例えば自治体等では街頭まで出て指導をするとか、警察でも街頭で指導されてかなり効果があったというふうに伺っているんですけれども、この具体的な対応の中で...全文を見る
○高崎裕子君 これは指定地域の内外を問わず原則禁止なわけですから、その地域にこだわらず周知徹底していただきたいということをお願いして、次の質問に移ります。  混在路の判断基準でございます。  単刀直入にお尋ねしますけれども、わずかな乾燥路が混在している場合でもスパイク使用は違...全文を見る
○高崎裕子君 ただ、そういう場合だけではなくていろいろなケースが混在路というのはあるわけで、例えば交差点の中だけが乾燥していてそのあとのところは積雪状態であるとかいろいろあるわけで、七条対象として罰則がかかるかどうかというのは別としても、乾燥路、混在している場合はスパイクは指定地...全文を見る
○高崎裕子君 次に、スパイクタイヤによる粉じん防止を目的にするというのであればスパイクタイヤの全面的な使用禁止というのが最も本来効果を上げ得るということになると思うんです。しかも、そのスパイクタイヤにかわり得るタイヤの開発が現に進み、試され済みでもあるという状態です。  そこで...全文を見る
○高崎裕子君 通産省も同じ、そのとおり実施してもらうという認識でよろしいですね。
○高崎裕子君 次に、通産省にお尋ねいたします。  この調停合意によって国内タイヤは来年三月に販売中止となるわけです。問題は輸入タイヤなんですね。国内タイヤを販売中止しておいて輸入を放置するということになっては、これはやっぱりこの調停をそのとおり実施してもらうという認識に立ってい...全文を見る
○高崎裕子君 自粛していく輸入業者に合わせて通産省としても強力に指導していかれるというその意味は、国内タイヤを来年三月でもう販売中止という国内の規制に合わせて対応するというふうに伺ってよろしいわけですね。
○高崎裕子君 次に、これも通産省に伺いますが、ピンを打ち込めばスパイクタイヤになる穴あきタイヤというのがあるんですが、これもスパイクタイヤと見なすというふうに理解してよろしいですね。したがって、その上で、これも来年三月で販売中止というふうに見なしてよろしいでしょうか。
○高崎裕子君 次に、地域指定に関してお尋ねいたします。  自動車の広域性、通過性の特性からいって、地域指定に当たっては極力広く指定することが重要となっていると思います。  まず、脱スパイクを目指し運動の先頭に立ってきた自治体、とりわけノースパイク都市づくり推進協議会に参加して...全文を見る
○高崎裕子君 そうすると、この百九十市の相当の部分については指定をされるというふうに理解してよろしいわけですね。
○高崎裕子君 全面禁止ということで国民の責務が強調されているわけですから、それに即応して積極的に環境庁としても対応していただきたい、そう思います。  次に、大型車についてお尋ねしますが、大型車は第七条、第八条の適用除外になっています。しかし、スパイク粉じん発生の大きな要因となっ...全文を見る
○高崎裕子君 三年より短くなればありがたいことだという意味は、開発できればもう三年以内に積極的に政令改正を行いますという姿勢を持たれているというふうに理解してよろしいでしょうか。
○高崎裕子君 積極的な姿勢を示されたというふうに理解をさせていただいて、次の質問に移りたいと思います。  条例との関係なんですが、法案と条例を比較した場合、法案が厳しい部分もあれば逆に条例が厳しい部分もあるということがありますが、条例が法案より緩いのであってはこれ条例の果たす役...全文を見る
○高崎裕子君 環境庁の、この法律でスパイクがもう禁止できるという、この法律にかける並み並みならない決意と自信を改めて感じとったわけですけれども、要するに、しかしもっといろいろ検討して厳しい規制をしたいという場合の横出し、上乗せについて自治体の方で積極的にやるということについて、そ...全文を見る
○高崎裕子君 次に、スパイクにかわるスタッドレスの開発普及は非常に進んでおり、スパイク全面禁止の方向では一致していると思うわけです。私たちは、全面禁止に向けて見直しをすべきというふうに考えているわけです。  私自身も車を運転してもう九年、スタッドレスで四年、札幌市でいうと盤渓と...全文を見る
○高崎裕子君 脱スパイクの状況を見て、法の施行状況を見た上で判断していくべき問題だというふうに答弁されていたというふうに理解してよろしいわけですね。
○高崎裕子君 それでは最後に、大臣にお尋ねいたします。  これまで局長がいろいろと答弁をされましたが、この法律の目的、そして国民のあるいは国、地方自治体の義務から見てもスパイクタイヤ全面使用禁止ということになるわけで、その実効性を上げるために最大の努力をしていただきたい、こう思...全文を見る
○高崎裕子君 私は日本共産党を代表して、本案に対し、修正の動議を提出いたします。  その内容はお手元に配付されております案文のとおりでございます。  これよりその趣旨について御説明申し上げます。  その内容は、第一に、原案の第五条第一項の地域の指定について、「スパイクタイヤ...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○高崎裕子君 きょうは、本案についての一回目の質問ですので、法案の内容に即してお尋ねしたいと思います。  まず、地域生涯学習振興基本構想についてお尋ねしますが、ここに出てくる民間事業者の定義ですけれども、この法案でいう民間事業者とは一体何をいうのでしょうか。そして、民間事業者に...全文を見る
○高崎裕子君 商社、銀行についてはお答えになっておりませんが、含まれないというふうに伺ってよろしいですか。
○高崎裕子君 そうすると、今二十兆円産業と言われる学習、文化、スポーツ分野、これに関連する事業であればすべて含まれるというふうに理解してよろしいわけですね。そして、商社、不動産業などが本来の業務と違ってこの文化、スポーツ分野等の事業をやる、あるいは別会社をつくる、系列会社で行うと...全文を見る
○高崎裕子君 そこで、この基本構想は、「民間事業者の能力を活用しつつ行うことに関する基本的な構想」と、こう法文上規定されております。これは民間事業者の参画は任意ではなく、民間事業者の参画を前提としているのではないでしょうか。したがって、この法律でやろうとすれば、民間事業者の参画は...全文を見る
○高崎裕子君 つまり、この法律でやろうとすれば必要なものであるということですが、民間事業者の能力活用は、今御答弁ありましたように法文上にも書かれているわけです。  ところが、それに対して行政の任務ということについては全く書かれていないということで、基本構想において肝心の公共的役...全文を見る
○高崎裕子君 今私が質問したのは、社会教育を軽視しているのではないかという趣旨の質問ではなくて、社会教育法でも条件整備等国及び自治体の責務について当然のこととして規定がある。しかし、なぜこれについてはそれがないのかということを私はお尋ねしているので、総合的なものについて書かれてい...全文を見る
○高崎裕子君 条件整備という場合には、物的なものと人的なもの、それについてどうするかということが明確になって初めて条件整備の最低のものだというふうに理解しているわけですから、その答弁では全く民活だけが強調されて行政の責任が考えられていないと言わざるを得ないと思うんです。民活を強調...全文を見る
○高崎裕子君 私は決して根拠なくして懸念しているわけではないんですね。きょうは傍聴席にも社会教育にかかわる方々それから教育にかかわる方々がたくさん心配でお見えになっているんですけれども、リゾート法をめぐる事態がまさにこのことを教えていると思うんです。  本法案の基本構想にかかわ...全文を見る
○高崎裕子君 そうならない願いを持っておられるという気持ちはわかりますけれども、今の御答弁では全くそうならないという保証は出てこないというふうに思うんですね。企業である以上、これはもう営利を目的としているわけですから、営利が対象と考えられないということはちょっと納得できないと言わ...全文を見る
○高崎裕子君 今の答弁は大変重大な答弁だと思います。そのような解説書に書かれている、それが今も文部省として基本的にこの立法趣旨と理解していいのかどうかという質問で、それは当時のものというふうに言われるのでは、これは大変な答弁だと思います。いかがですか。
○高崎裕子君 また、だからこそ不必要な拘束や干渉にわたるような規定を設けることは避けたのだというふうにも続けて言っておられるんですけれども、この法案の生涯学習の定義については、衆議院の文教委員会でも大変問題になりました。この点については、生涯学習は家庭教育、学校教育、社会教育、文...全文を見る
○高崎裕子君 現行の社会教育法、教育基本法の基本的な視点というのは、国は条件整備はするけれども、教育内容に干渉しないということをうたっているわけですけれども、本法案というのは国が本来行ってはならないことが規定されていると言わざるを得ないと思うんです。都道府県によるこの基本構想の是...全文を見る
○高崎裕子君 この承認に当たっては、五条第五項で書かれていますが、関係行政機関の長に協議し、文部大臣は生涯学習審議会、通産大臣は産業構造審議会にそれぞれ聞かなければならないとなっています。なぜこのように多重的に聞かなければならないのかというのがわからないのですが、それぞれ承認に当...全文を見る
○高崎裕子君 意見が違った場合にどうなるのでしょうか。
○高崎裕子君 それでは、次に承認基準に関連してお尋ねしますが、その基準に適合するものとして五項目定めています。この基準というのは法文が極めて簡単で、何を言っているかほとんどわからないという状態なんですけれども、具体的にどのような内容になっているのでしょうか。
○高崎裕子君 国が示した基準に合致しなければ承認しないということはあるのでしょうか。
○高崎裕子君 承認しない場合もあり得るということになると、これは大変な内容になってくると思うのですが、第六条の一項の三号では、これは教育内容に関する基本的事項ということになるわけですから、そこが行う教育の内容まで含まれているということになって、結局この基準に基づく承認ということは...全文を見る
○高崎裕子君 市町村をないがしろにしていないというふうにおっしゃるわけですけれども、実際には国がもう既に生涯学習ということで旗振りをされている。もうそれで生涯学習でなければ夜も明けないというような状態で、実際に私ども現場の方のお話を伺ってきたんですけれども、現場では社会教育という...全文を見る
○高崎裕子君 時間ですのできょうの質問はこれで終わりますが、社会教育あるいは生涯学習審議会の関係については次回に質問したいと思います。  最後に委員長に御要望したいんですけれども、生涯学習の振興というのは国民一人一人にとって非常に重大な内容を持つ法案だということが一層明らかにな...全文を見る
06月25日第118回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○高崎裕子君 時間の関係で、全員の参考人にお尋ねできないかもしれませんことをあらかじめおわびしたいと思います。  まず最初に、山本隆一参考人にお聞きいたします。  今回の法案では、先ほど御指摘のとおり、生涯学習について、理念それから定義、目的がうたわれていないわけです。山本隆...全文を見る
○高崎裕子君 次に、北條、山本隆一両参考人にお聞きします。  今山本さんからも御指摘あったんですけれども、この法案が国及び都道府県主導の生涯学習となっているわけで、国が基準をつくり承認をする、そして都道府県が事業を行うということになれば、市町村の教育委員会を主体として住民の多様...全文を見る
○高崎裕子君 重ねて恐縮ですけれども山本隆一参考人にお聞きします。  臨調行革や民活導入によって福祉、教育が後退させられ、社会的弱者が切り捨てられてきた。この法案でも民間能力の活用が挙げられていて、この民間能力の活用をうたうことによって行政の責任が放棄され、ひいては学習者の権利...全文を見る
06月26日第118回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○高崎裕子君 先日の委員会に続いて質問をいたします。  生涯学習審議会についてお聞きしますが、これまでの社会教育審議会と今回の生涯学習審議会との違いはどこにありますか。
○高崎裕子君 今の御答弁では法律上の位置づけについての御説明は非常にわかりにくいと思うんですけれども、生涯学習審議会が社会教育審議会と違うのは、中央教育審議会と同様に、これは法定された審議会である、審議会の委員は文部大臣が内閣の承認を経て任命するようになっているわけです。しかも、...全文を見る
○高崎裕子君 社会教育法の改正が審議されることもあり得るということで伺ってよろしいわけですね。——うなずいておられるのでそうということで。  横瀬局長は、学園書房というところが出している「学園随筆」という本がありますが、ここで、「生涯学習の方向と問題点」と題して対談をされていま...全文を見る
○高崎裕子君 この問題は大変大切な問題だと思うわけで、ここは特に大臣にお尋ねしたいと思います。  私は先日の委員会でも、北海道の社会教育に携わっておられる現場の関係者の方々のお話として、この法案ができることによって、地域住民に密着した市町村教育委員会を主体とした社会教育から、都...全文を見る
○高崎裕子君 社会教育法をしっかり守っていただきたいということを強く要望して、次に、この審議会では、学校教育に関する問題についても調査、審議するということになるのでしょうか。  それから、臨教審は学校中心の考え方を改め、生涯学習体系への移行を主軸とする教育体系の総合的再編成とい...全文を見る
○高崎裕子君 今いろいろ言われたわけですけれども、生涯学習審議会というのは、学校教育、家庭教育、社会教育、そして労働者教育など、生涯学習という非常に広範な分野、いわば教育全般について調査、審議をする、必要とあれば文部大臣を初め関係する各省庁に建議することもできるという非常に大きな...全文を見る
○高崎裕子君 本法案は生涯学習という教育全体にかかわる重要な内容を持っており、国民の教育を受ける権利にかかわる重大な法案です。したがって十分に慎重審議をすべきものだと考えます。  しかし、この法案の審議は参考人質疑を除いてわずか二日間、時間にして九時間しか行っていません。衆議院...全文を見る
○高崎裕子君 私は、日本共産党を代表し、生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律案に反対の立場から討論を行います。  本法案に反対する理由の第一は、学習推進体制の中央集権化が図られており、国民の学習活動が上から統制される懸念があることです。  本法案では、生涯...全文を見る
11月15日第119回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○高崎裕子君 最初に、最高裁にお尋ねいたします。  近年、消費者信用の急増が論じられ、それに伴う争いが消費者信用訴訟という形で裁判所に持ち込まれるようになっております。とりわけ簡易裁判所において急増していると言われておりまして、私の所属する日本弁護士連合会においても、この問題に...全文を見る
○高崎裕子君 次に、訴状ないし支払い命令の正本が送達できないで返戻される割合というのは、全送達件数中およそ三割前後で、その送達できない理由としては、一、全戸不在、二、転居先不明、三、あてどころに尋ね当たらず、四、あて名不完全がありますが、そのうち全戸不在、つまり受取人不在、これが...全文を見る
○高崎裕子君 簡裁の消費者信用関係訴訟の新受件数が七割以上にもなるという高さ、それから既済事件中の欠席判決が半数近くになっている、これは信販、クレジット、それからサラ金関係の事件で裁判が行われていること自体知らない、あるいは自分に判決が出ているということも知らないで、突然給料が差...全文を見る
○高崎裕子君 そうすると、一般事件と信販関係事件とは区別はなく同じだ、つまりいずれも慎重に扱えという考えたと。それは一般事件の運用基準で行うというふうに最高裁としては考えておられるというふうに伺ってよろしいんでしょうか。
○高崎裕子君 そうすると、一般事件と同じように運用されているかどうかについて、今度はその指導が徹底されていくということが極めて大切になってくると思うんですが、その点、例えば各庁が最高裁の運用基準に従ってそれぞれ申し合わせ協議事項をつくるなどされているわけですけれども、その事項につ...全文を見る
○高崎裕子君 最高裁としてはいろいろと協議をするということで御努力もされているという御答弁ですけれども、例えば「判例タイムズ」の六百三十九号でも出された、債権者が債務者の就業先を知りながらこれを秘匿して虚偽の上申書を提出して、これで裁判所が付郵便を行うというような、これはもうかな...全文を見る
○高崎裕子君 一般事件と区別をしないということであれば、先ほど御指摘をいたしました区別をするような記載については、むしろ誤解を招くということで撤回すべきではないかと思うんですけれども、その点御検討いただけないんでしょうか。
○高崎裕子君 これは国民の裁判を受ける権利を保障するという観点で極めて重要な問題だと理解しておりますので、最高裁が指導性を発揮していただくということを強く要望いたします。  次に、農水省への質問に移りたいと思います。  最初に、ウルグアイ・ラウンドの農業交渉でございますが、米...全文を見る
○高崎裕子君 ぜひそのことを堅持していただきたい。従来の方針と変わらないということを心強く確認をさせていただきます。  私のおります北海道は、稲作について恵まれた土地資源を生かしながら、例えば、きらら三九七というような、厳しい寒さに耐える品質改良を重ねて、それは筆舌に尽くせない...全文を見る
○高崎裕子君 北海道の稲作単一経営の農業収支は、農家経済調査、これで見ますと、一九七五年から一九八八年の十三年間に農業粗収入はほとんど変化がないわけです。他方で農業経営費、これは七〇%上がり、借入金が二倍にふえた。この結果農業所得は一九七五年を一〇〇とすると五八にまで落ち込み、約...全文を見る
○高崎裕子君 ぜひ方針を曲げないで、今の制度を堅持していただきたい、そう思います。  さて、次の質問でございますが、北海道の畑作地帯のうちで十勝地方を初め網走、釧路など道東方面で九月から十月に台風があり、そして長雨が続くということで、バレイショ、てん菜など、被害見込み額で約八十...全文を見る
○高崎裕子君 ぜひその点をよろしくお願いいたします。  次に、酪農等についてお尋ねいたします。  北海道では肉用牛のうち約七割が乳用種ですが、酪農家の貴重な副収入となっているぬれ子や乳廃牛の販売価格、これが来年四月の牛肉完全自由化を前に大暴落をしているという問題があるわけです...全文を見る
○高崎裕子君 いろいろ原因を挙げられましたが、つまるところ、私どもはやっぱり輸入牛肉の過剰在庫が原因ではないかというふうに思うわけです。  そこで、畜産振興事業団の方もお見えになっていますのであわせてお答えいただきたいと思うんですが、今年度の輸入牛肉は、年間割り当て量が前年度に...全文を見る
○高崎裕子君 そうすると、安売り、投げ売りはしない、価格安定をさせながら行っていくということであるということで確認させていただきまして……
○高崎裕子君 要するに、一挙に放出して安売り、投げ売りということで混乱をさせない、こういうことでやっていただけるというふうに確認をして、次の質問に移りたいと思います。  学校給食牛乳でございますが、学校給食牛乳の供給総量は一九八八年度で約六十一万トン、それから飲用牛乳の一二%を...全文を見る
○高崎裕子君 それでは、厚生省にせっかく来ていただいていますので、簡単に一問だけ、お尋ねしたいと思います。  いわゆるポストハーベストの件で、先ごろ輸入レモンから除草剤の2・4Dが検出されて、この点について厚生省は事前にこの事実をつかんでいなかった。民間団体の子孫基金がアメリカ...全文を見る
○高崎裕子君 終わります。
12月04日第119回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
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○高崎裕子君 石油の元売各社が、イラクのクウェート侵略を契機とした国際的な原油価格の高騰を理由に、九月十七日以降、これは主に民生用ですが、毎月石油製品の卸売価格を、十一月は四社のみですけれども、値上げしてまいりました。その影響は今や石油化学製品にとどまらず、すべての商品に広がって...全文を見る
○高崎裕子君 その答弁に重ねて、国の施策の中での位置づけ、財源措置のあり方が明確でない以上は個別の財源措置はできないと。これは逆に言えば、国の施策が明確になれば自治省としてもできるんだという考えにつながると思うんですね。  それで、あわせて厚生省にも伺いたいんですが、六十三年四...全文を見る
○高崎裕子君 従来の答弁の域を出ないということで、この事態が大変深刻だということをどう受けとめておられるのかということを私は改めて言いたいわけですけれども、こういう事態に関係省庁がそれぞれなすり合いをするのではなくて、それぞれが力を合わせて事態を解決していっていただきたいというこ...全文を見る
○高崎裕子君 十八リットル当たり千二百円という単価については、これは寒冷地別に一級から五級まであって、ストーブ一基分幾らという形で算定をしておりまして、これはそれからいきますとどうも十八リットル当たり千二百円というふうにはならないと私たちは理解しているんですけれども、今現実に暖房...全文を見る
○高崎裕子君 そこで、さらにパンフは、当面の元売卸売価格の改定の前提となるコスト変動では、人件費など企業努力に吸収してもらうものはもらうとした上で、計算方法として輸人原油のCIF価格の変化、それから自家燃費、それから金利などこれを繰り込んでみると、そしてかつ輸入石油製品も多いわけ...全文を見る
○高崎裕子君 これを議論するとちょっと時間がありませんので、また別途個々についてはやりたいと思うんですけれども、石油会社が現実にコストアップになっていないのにいずれそうなるとして先取り的に値上げをしているということは通産省としても認めざるを得ない事実だと私は思うわけです。パンフで...全文を見る
○高崎裕子君 時間ですので終わります。
○高崎裕子君 それでは、まず古垣参考人にお伺いいたします。  我が国のエネルギー問題を考える場合に、地球環境問題も念頭に入れて考えるとエネルギーの効率的な利用が当然問題になるというふうに思うわけです。先ほど来言われておりますが、我が国は七三年のオイルショック以来先進諸国の中では...全文を見る
○高崎裕子君 次に、垣田、槌屋、海野参考人にそれぞれお伺いいたします。  先ほども出たわけですけれども、エネルギーの効率的な利用とか合理的な利用を考える場合に、用途に応じてさまざまなエネルギー源を組み合わせてシステム化していく、そういう利用が重要ではないかというふうに思うわけで...全文を見る
○高崎裕子君 重ねて恐縮ですけれども、垣田参考人にお尋ねいたします。  エネルギーバランスという観点から感じますことは、一次エネルギーの最大の消費者は電力である。それは約三分の二が廃熱として捨てられてしまう、利用されていないという結果があるわけで、効率という点では極めて悪い例の...全文を見る
○高崎裕子君 時間がありませんので、最後に槌屋参考人にお尋ねいたします。  日本の二酸化炭素の排出量を二〇〇〇年時点で一九八八年の水準以下に削減可能だということで四つの点について詳細に御指摘もされているわけですけれども、その中で特にライフスタイルの問題と、エネルギーの大量消費を...全文を見る
○高崎裕子君 ありがとうございました。
12月18日第120回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○高崎裕子君 まず、国のスポーツ振興の理念についてお尋ねいたします。  政府は、法案提出の目的として、我が国スポーツの競技水準の向上を目指すスポーツ団体の選手強化事業等を資金面で支援するためと、こう明記しております。競技力向上に対して国が必要な援助をするということは諸外国でも一...全文を見る
○高崎裕子君 競技水準の向上だけではなくすそ野を広げる事業にも援助をされるということで、大変心強い御答弁でした。まさにそこが必要だとふうに思うわけです。  そうなりますと、ポイントは基金の運用になるわけですけれども、法案では基金の運用面の規定には全く触れていないわけです。言うま...全文を見る
○高崎裕子君 その構想あるいは運営等は大まかに既に施行されている芸術文化振興基金に準ずるというふうに伺っているわけです。  そこで、具体的に芸術文化振興基金の実施状況についてお尋ねしたいと思います。  この助成金二十八億円の配分は、音楽議員連盟振興会のニュースによりますと、芸...全文を見る
○高崎裕子君 これは全国高校総合文化祭優秀校東京公演への三千万円の助成も含めて、もうあらかじめ決められているというふうに先ほどのニュースでも述べられているわけで、今近々にというお話でしたけれども、これは事実としてはもう既に決められているということで、大枠でさきに述べたような分野別...全文を見る
○高崎裕子君 ここでやりとりしていると時間もありませんので、公正、民主的な運営をぜひお願いしたいということの要望とあわせまして、発足するこのスポーツ振興基金でも、文字どおり公正で民主的な運営委員会の確立、それから補助金の公正な配分が保証されるよう強く要望して次の質問に移りたいと思...全文を見る
○高崎裕子君 今後の基金の充実について。
○高崎裕子君 時間ですので質問はこれでやめたいと思いますが、すそ野を広くということであれば、特に地域住民が身近に利用できるスポーツ施設、公共スポーツ施設の充実と指導員が著しく少ないという点から、特に専任の指導員が少ないという点が従来から指摘もされておりますので、指導員の配置基準あ...全文を見る