高嶋良充

たかしまよしみつ



当選回数回

高嶋良充の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第147回国会 参議院 憲法調査会 第2号
議事録を見る
○高嶋良充君 御指名いただいてありがとうございます。  先ほど世耕委員が若者の代表ということで発言をされましたが、私はもう既に若者ではございませんでして、ちょうど戦時中の生まれでございまして、戦後新しい教育を最初に受けた、こういうことでございます。そういう意味では、現憲法に非常...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第5号
議事録を見る
○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございます。  私は、介護労働分野での雇用創出ということに焦点を当てて質問をさせていただきたいというふうに思っております。  まず、労働大臣にお伺いをしたいわけですけれども、政府の雇用対策の基本というのは、雇用と産業競争力強化策を一体...全文を見る
○高嶋良充君 今、大臣答弁をされて、福祉・介護分野をかなり強調されているわけでありますけれども、ただ、最近の政府の雇用対策の概要というのを見せてもらいましたけれども、この中では、公共事業とか、それから今花形だと言われている情報関連分野、それらと比較をすると、どうしてもこの福祉分野...全文を見る
○高嶋良充君 わざわざ厚生政務次官にもおいでをいただきました。厚生省の側から見た介護労働の関係についてお伺いをしたいというふうに思います。  この今審議している法律も含めて、平成四年、一九九二年ぐらいからマンパワーの確保ということでかなり施策を充実はされてきたというふうに思うん...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、将来の見通しを含めてお伺いしたいんですけれども、政府の方で新ゴールドプランを含めた計画をつくっておられますけれども、今後どれぐらいこの分野での雇用増が見込まれるのか、次官、お願いいたします。
○高嶋良充君 そこで、再度労働大臣に決意も含めてお伺いしたいんですけれども、雇用政策を先ほどから言っていますように福祉重点に転換させるということは、僕は非常に重要な課題だしそうする必要があるのではないか、こういうふうに思っているんです。  今、厚生省の大野政務次官からゴールドプ...全文を見る
○高嶋良充君 ぜひ一層の努力を要望しておきたいというふうに思います。  そこで、今回の法律とそれから労働条件との関係についてお尋ねをしておきたいというふうに思います。  労働政務次官にお伺いしますけれども、介護労働者法の目的というのは、当然のこととして介護労働分野への労働力の...全文を見る
○高嶋良充君 「雇用管理の改善」という法律名もついているんですが、今も雇用管理の改善ということを言われましたけれども、雇用管理の定義というのはどういうふうにとらえればいいんでしょうか。
○高嶋良充君 じゃ、採用から退職までということですから、当然のこととしてその中の賃金、労働条件も含まれているというふうに解してよいわけですか。
○高嶋良充君 じゃそこで、労働条件、とりわけ賃金の問題に絞って御質問したいというふうに思うんです。  調査室の方からいただきました法律案の参考資料なんですが、先ほども大野委員からも質問がその中でありましたけれども、日本労働研究機構のホームヘルパーの調査結果が掲載されているわけで...全文を見る
○高嶋良充君 大臣にお伺いしたいんですが、今政務次官の方から調査結果も含めて介護労働者の労働実態は非常に厳しいということが実態としても指摘されたわけです。  その上に立って、どのように改善されてきたのかということについてお伺いしたいんですが、この法律は八年前に雇用管理の改善とい...全文を見る
○高嶋良充君 今次官から、一定改善できているという、そういう御答弁だったように思います。  ただ、その中身も、家政婦の紹介関係を含めた分野と、それとやっぱりホームヘルパーの確保というそういうところにこの八年間は焦点を置かれてきたのかなというふうに思うんです。その上に立って、今度...全文を見る
○高嶋良充君 具体的な説明をいただきました。  ちょっとわかりやすくお聞きしたいんですが、一般職の国家公務員と比較してどのぐらい、何%ぐらい上がったんでしょうか。
○高嶋良充君 専門職、さらに重労働というようなことも含めて福祉職俸給表を新設されたことは私どもも歓迎をするわけですし、こういう形で給与をアップして処遇をするということも人材確保にもなるということで評価はしています。  そこで、この福祉職俸給表の目的、先ほど言われましたけれども、...全文を見る
○高嶋良充君 人事院にもう一つお尋ねしたいんですが、この種の公務員の賃金に関する勧告は、一般的に言ったらなんですけれども、最近はずっと労働側の要望によってなされてくるという傾向が強かったというふうに思うんですけれども、どうも聞いてみると今回のものは労働側が要求はしていないんですよ...全文を見る
○高嶋良充君 厚生政務次官にお伺いしますけれども、私は、これは平成四年の部分ですけれども、厚生大臣が人事院の総裁にあてられた要望書を今持っているんですが、平成四年というと今回の法律ができた年でもあるんですけれども、いずれにしてもマンパワーの確保ということが叫ばれていた時代ですが。...全文を見る
○高嶋良充君 人事院の場合は、当然国家公務員に対する第三者機関としての給与改善を勧告する機関ですから、それはそれで先ほどの御答弁でいいというふうに思うんですが。厚生省がこれだけ長きにわたって働きかけを大臣要望書まで出して、ある年は、これは橋本総理のときですか、橋本総理から総理答弁...全文を見る
○高嶋良充君 次官から言われるように、民間の賃金というのは当然労使の間で合意をされて決まるという、これはもう大前提ですから、そこに厚生省や労働省、政府が介入するということにはならないと思うんですね。  ただ、先ほど御答弁がありましたように、この福祉職俸給表ができたことによって国...全文を見る
○高嶋良充君 そういうことですからぜひ要望しておきたいんですが、国が税金でそういう措置費を含めて福祉職俸給表ができたことによってそれだけの措置をするわけですから、労使の問題まで介入できませんけれども、しかし民間の事業者に対して、この福祉職俸給表が先ほどの経緯も含めて創設をされた本...全文を見る
○高嶋良充君 ぜひよろしくお願いをしておきたいと思います。  次に、この福祉職俸給表と、介護保険が導入されるわけですけれども、その関連について厚生政務次官にお伺いをします。  介護保険の導入によって、ホームヘルプ事業もそうですし、特養老人ホームですね、そこに働く皆さん方の労働...全文を見る
○高嶋良充君 この新聞なりそこの労働組合の調査によると、介護保険の導入によって、ホームヘルプ事業でいうと、人件費補助方式から事業者補助方式に切りかえられたことによって、そういう原因があるんだという意見も出ているわけですね。  今、そのアンケートの中で、介護保険の導入で一番不安な...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、そこでお伺いしたいんですけれども、その介護報酬単価ですね、全国の介護労働者の実態、平均だと、こういうふうに言われました。その平均の中に先ほど申し上げました福祉職俸給表を前提にしてその単価の計算はされていますか。
○高嶋良充君 民間の関係で措置費にかかわる部分については約十八億ほどの措置費補助金を出されて、先ほど申し上げたようにそれがやっぱり私は波及をしていくと思うんですよね。じゃ、介護保険の分野では、これは今のを聞いていると、その波及効果は全くないと、こういうふうに理解していいんでしょう...全文を見る
○高嶋良充君 次の介護報酬単価の見直しの時期というのは多分三年先だったというふうに思うんですけれども、それまで反映されないと、こういう御答弁だというふうに思うんですが、私は、福祉職俸給表が国家公務員あるいは地方公務員の介護労働者の賃金をアップして、そして民間の介護労働者の措置費の...全文を見る
○高嶋良充君 心強い御答弁をいただいたんですが、緊急を要すると思いますので、ぜひ早急にまず調査をしていただいて、問題のあるところはやっぱり改善措置等も含めて御検討いただきたいと、こういうふうに思っています。  時間が参りましたので、あと二問、一括して御質問を申し上げますので、労...全文を見る
○高嶋良充君 ありがとうございました。終わります。
04月27日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第9号
議事録を見る
○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございます。  私は、前回、先輩議員の長谷川議員の方から雇用保険を中心に質問をされましたので、きょうは、いただきました時間、高齢者雇用安定法に焦点を当てて質問をしてまいりたいというふうに思いますが、雇用保険にかかわる部分も若干出てくると...全文を見る
○高嶋良充君 今の大臣の答弁を聞いていますと、私自身は雇用不安を払拭し切れたというふうに確信は持てないんですが、雇用保険の関係は別にして、高齢者の雇用安定法の方は、基本的には、今までから政府の政策で言われている失業なき労働移動という、そういう面で私は評価をしているんですけれども、...全文を見る
○高嶋良充君 非常に長い答弁で、御説明をいただいたんですが、ちょっとその中身もわからない部分があるんですけれども。  私が言いたいのは、政府がとっておられる施策が基本的には失業なき労働移動という形で、この高齢者法も含めて、一たん失業しなくてもそのまま別のところの会社に移れるとい...全文を見る
○高嶋良充君 首になるようなことは避けたい、こういうことですから、失業なき労働移動というものについては構造改革のグローバル化の中では非常にやむを得ないというふうに思っていますから、その辺はやっぱりきちっとこの高齢者雇用安定法が生かされるような、そういう運用をぜひお願いしておきたい...全文を見る
○高嶋良充君 前回参考人でお呼びをいたしました日経連の成瀬常務理事が言っておられますけれども、日経連としては、六十五歳定年制ということではなくて六十五歳までの雇用延長を目指すんだ、こういうことで定年制という部分ではかなり消極的な発言をされていました。それと、五十五歳から六十歳に定...全文を見る
○高嶋良充君 言っておられることは非常に理解できるんですが、私が心配するのは、そういう措置だけで実効性が伴うのかどうかという部分を非常に心配しております。  いろんな調査によると、雇用管理調査というのがあるんですけれども、そこでは、希望者全員を六十五歳まで雇用を確保する企業の割...全文を見る
○高嶋良充君 いずれにしても、義務化は当面難しいにしても、定年の引き上げという問題と、とりわけ、希望する人全員が継続雇用されるというその状況というのは、年金との絡み、接続の問題からいえば非常に死活問題になってきておりますから、ぜひその辺については前向きに御検討いただきたいというふ...全文を見る
○高嶋良充君 次に、中高年齢者の求人開拓の関係に絞って質問をさせていただきたいというふうに思うんです。  これは十二月のマスコミの記事なんですけれども、東京都の職業相談部長が語っておられるんです。「年齢制限のない求人はほとんどない。四十五歳を境目に、求人数はガクンと落ちる」とい...全文を見る
○高嶋良充君 御承知のように、アメリカでは年齢差別禁止法というのが導入をされておるわけです。しかし、日本の今までの年功的な雇用慣行という意味からいくと導入の難しさというのはあるのかなというふうに、これは理解できます。ただ、日経連の常務理事が参考人で来られたときに、もう既にそういう...全文を見る
○高嶋良充君 法とか制度化というのは難しい部分もあるんですけれども、努力規定というか、そういう部分は非常に必要なのかなというふうに思っているんです。とりわけ、中職審の建議にも、募集時における年齢制限の緩和に向けた指導、啓発、このことが出されているわけです。  中高年齢者の円滑な...全文を見る
○高嶋良充君 この法律の観念からいえば、そこが一番やっぱり求人開拓という部分も含めて非常に重要なところですから、幾ら法律をつくっても受け皿がなければ活用できない、こういうことですから、ぜひよろしくお願いをしておきたいというふうに思っております。  そこで、再就職援助計画の関係に...全文を見る
○高嶋良充君 この問題についてはまた後で同僚議員の川橋議員の方からも出ますから、次に進みたいというふうに思います。  もう一つは、再就職援助計画がリストラ促進になるのではないかという危惧がされているんです。計画作成との関連でいえば、労働組合のあるところは労組とか労働者代表という...全文を見る
○高嶋良充君 では、次に職安の機能強化という観点で何点か質問をさせていただきたいんです。  先ほどから言っていますように、厳しい状況にある中高年齢者の求人開拓というのは非常に職安の皆さん方も御苦労いただいているというふうに思うんですけれども、現在、高齢者の求人を専門に扱うために...全文を見る
○高嶋良充君 促進員は全国で四十八人ということが言われました。職安の本所というのは全国で四百七十八ぐらいあるんですかね。それからいうと、職安十カ所に一人しか配置をされていないという割合ですね。  それから、市町村に置かれている高年齢者職業相談室は三百十四カ所で、九百九十名だと、...全文を見る
○高嶋良充君 最後に、大臣の方に決意も含めてお伺いをしたいんです。  総論的な部分は先ほど聞きました。この公共職業安定所の機能強化という部分でお願いをしたいんですけれども、これは、私の関係する東京都の公共職業安定所の状況をちょっと調べさせていただきましたら、東京の場合は全国の一...全文を見る
○高嶋良充君 ありがとうございました。
05月18日第147回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第13号
議事録を見る
○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございます。  時間の割には欲張った質問をたくさん通告しておりますので、私の方も単刀直入に質問を申し上げますから、答弁の方も簡潔でしかも核心に触れる答弁をぜひお願いいたしたいというふうに思います。  最初に、労働大臣にお伺いをいたしま...全文を見る
○高嶋良充君 リストラの促進につながらない、こういうことと同時に、後で質問を申し上げますけれども、労働契約承継法によって労働者を保護する、こういうことを言われようとしたんだというように思います。  そこで、お忙しい中、来ていただきました山本法務政務次官に、リストラという観点で数...全文を見る
○高嶋良充君 債務超過がある場合は分割できないと、こういうことですね。  先ほど三百七十四条ですか、御説明いただきましたけれども、債務の履行の見込みの有無という部分ですね、これ具体的にどのような状態を指すのか、御説明いただけませんか。
○高嶋良充君 あくまでも帳簿上でそれを見る、こういうことなんですけれども、その中で将来の収益予測も含まれると、こういうことですね。  将来収益が落ち込んで赤字になるような会社もこれは分割できないというふうに私は理解をしているんですが、将来落ち込むかどうかという部分についてはその...全文を見る
○高嶋良充君 ということは、費用が赤字の状態では分割することもできないし、将来赤字が予測される場合も分割はしてはならない、そういうふうにとらえるということは、基本的には不採算部門は一切切り離しはできないと、そういうふうにとらえてよろしいですか。
○高嶋良充君 分割法の中に、簡易分割もできるというふうになっていますね。これは株主総会の特別決議を必要としないということですから、株主はそれらの部分については基本的にはチェックできないと、こういうことなんですけれども、そういう簡易分割を、あの法では資産の二十分の一ですか、それを何...全文を見る
○高嶋良充君 山本次官の答弁を聞いていると安心できるのかなというふうに思うんですが、私は非常に悲観主義者ですから、それでも大丈夫かなというふうに思うんですが、ある経済誌の特集で、会社分割法によって企業はますます不採算部門や子会社を売却する動きが加速するんではないかということがこの...全文を見る
○高嶋良充君 ということは、結論的に申し上げれば、不採算部門は切り離しもできないし、逆に黒字部門を切り離して不採算部門を残すということも、これもできない。と同時に、人をつけないで工場設備だけを分割するということもできない、そういうふうに解釈してよろしいですね。  それと、脱法的...全文を見る
○高嶋良充君 ぜひ企業経営者への周知徹底というのは強く要請をしておきたいというふうに思います。  次官、大変忙しい中、来ていただいてありがとうございました。席を外していただいて結構でございます。  じゃ、本題の労働契約承継法の方の質問に入らせていただきますが、ちょっと時間があ...全文を見る
○高嶋良充君 もし仮に会社分割に伴って労働者が解雇された場合、これは想定されぬことではないというふうに思うんです。その場合の労働者の保護というのは、今御答弁の中で都道府県労働局長の紛争解決援助制度ですか、等々言われましたけれども、そういう助言、指導というのも大切なんですけれども、...全文を見る
○高嶋良充君 整理解雇の関係について、先ほど、整理解雇四要件の判例が確定しているので、これらも含めた周知徹底を図っていきたい、こういう御答弁をいただきました。それはそれで非常に結構なことなんですけれども、最近、産業界ではこの整理解雇の四要件が厳し過ぎるのではないかというような指摘...全文を見る
○高嶋良充君 いずれにしても政府としては、この整理解雇四要件というのは経営側のそういう姿勢に対して一定の、一定のというかかなり大きな歯どめ効果というのは持っている、こういうふうにとらえてよろしいですか。
○高嶋良充君 しかし、これは判例が確定をしているということで、基本的には今言われたように歯どめ効果だという積極面もありますけれども、消極的にとらえれば歯どめ効果の側面しか持っていない、こういうふうにもとらえられるわけですね。  そこで、次官も労働問題には非常に達見した知識を持っ...全文を見る
○高嶋良充君 四要件が判例で確定をしているから大丈夫だといっても、これは立法化とかを比較すれば強制力という部分も含めてかなり違うという部分があるので、その辺については我々納得できないんですが。  解雇にかかわる立法化は問題ありと、こういうことでしょうけれども、そういう立法化を行...全文を見る
○高嶋良充君 労働大臣にお尋ねをしたいと思います。  労働大臣のもとに、これは総理のところにも届いておるはずですけれども、現在の時点で東京、大阪それから愛知、京都、北海道、秋田、福島、三重の各都道府県議会で、労働者保護のために一層の法整備を解雇規制も含めて求めるとの意見書が採択...全文を見る
○高嶋良充君 ぜひ意見書の観点を重く受けとめていただいて、検討については早急にお願いをいたしたいと思います。これはまた次の委員会でも同僚議員からの追及もあると思いますので、よろしくお願いをしておきます。  長勢次官にもう一問だけお伺いしたいんですが、本法案が基本的に、最初から言...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ最後に労働大臣、トップの質問とも関連をして、ぜひ労働大臣のお考え方をお聞きしたいというふうに思います。  私は、このような大競争時代だといっても、あるいは幾ら市場経済万能主義だというふうにいっても、やっぱりいつの時代も人というのは物や金と同列に扱ってはならない...全文を見る
○高嶋良充君 終わります。
08月30日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
議事録を見る
○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋でございます。  私は、まず財政健全化の問題について、きのうもかなり発言をされていますから、二、三点にわたって質問を申し上げたいというふうに思います。  まず、バブル経済の後始末に費やした歳月というのを失われた十年というふうに言われているわ...全文を見る
○高嶋良充君 今、三つの基準を言われました。今のところはまだそう大きな影響はと、こういうことですけれども、しかし将来にわたっての課題もございました。私はこの際、財政構造改革に踏み出すべきではないかなというふうに思っているんですが、そこで次に大蔵大臣にお伺いをします。  昨日の大...全文を見る
○高嶋良充君 宮澤大蔵大臣が以前から言われているマクロモデルの関係については、後で地方財政のところとも関連をしますので、そこでまた詳しくお伺いをしたいと思います。  しかし、いずれにしても、財政再建に取り組んでも大丈夫な経済状況というのは、多分経済成長率二%ぐらいを想定されてお...全文を見る
○高嶋良充君 外形標準課税の検討を進める、こういうことです。  これは確かに二都市が導入したというのは、やっぱり国が長年外形標準課税の導入を先送りしてきたということに対する抗議の意味も込められているのではないかなというふうに思うんですけれども。  そこで、外形標準課税の導入時...全文を見る
○高嶋良充君 通産省にお伺いしたいんですけれども、通産省は外形標準課税の導入に反対とは言われていないんですが、非常に消極的というふうに聞いておるんですが、通産省の考え方をお聞かせいただけませんか。
○高嶋良充君 自治省では具体的な外形標準課税の検討に入られたということも報道でされていたんですけれども、課税基準や税率という問題と同時に、今通産省からも問題点等も指摘されていますけれども、とりわけ全国知事会も要望していますが、スムーズな導入を図るためにも赤字法人や中小企業などの負...全文を見る
○高嶋良充君 この問題の最後に大蔵大臣にぜひお願いして考え方をお聞きしたいんですが、これは御承知のように、一九四九年のシャウプ勧告以来の地方自治体の東京側にとっては非常に切望している課題なんですけれども、都道府県財政が非常に空前の危機に立っているということと同時に、先ほども出てい...全文を見る
○高嶋良充君 ぜひよろしくお願いしておきたいというふうに思います。  次に、これに関連して地方財政の健全化について伺いたいというふうに思いますが、平成十年度の地方自治体の決算報告書では、もう地方自治体の財政というのは深刻な状況になっているというふうに思うんですが、どのように認識...全文を見る
○高嶋良充君 非常に深刻な状況になっているんですけれども、やっぱりこの原因は何といっても、先ほどからも出ていますけれども、不況による法人関連の税収の落ち込みというのと、もう一つは国の政策としての景気対策に地方自治体も動員をされた、その二つが原因ではないかというふうに思うんですが、...全文を見る
○高嶋良充君 地方財政の再建策について、一つは景気が回復をして税収増になればという、こういうことが言われます。ただ、これは私もいつも委員会でも言わせていただいているんですが、今までの地方財政危機は戦後三回ほどありましたけれども、これはすべてその後の高度成長で税収が回復をして、基本...全文を見る
○高嶋良充君 そこで、ちょっと時期の問題もあるんですが、大蔵大臣、先ほどマクロモデルという言葉を、きのうからも使っておられますが、「閣僚に聞く」という部分でもそういうことを言っておられるんですが、中央と地方の関係、税制、財政含めて、それらも含めてマクロモデルをつくって国民に選択肢...全文を見る
○高嶋良充君 時間の関係もありますので、自治大臣には最後に決意をお伺いさせていただくということで、次に、もう一つの回路の課税自主権の関係なんですけれども、今各地方自治体では環境税的なものに関連する自治体独自の課税を検討されておるとか、この間テレビを見ていましたら、河口湖に関係する...全文を見る
○高嶋良充君 課税自主権という観点からは、体制づくりのためにいろんな手だてを自治省が寄与されるということについては私は評価をしておきたいと思います。  ただ、どう創意工夫を凝らしても、今の地方財政百八十四兆円の借金残高を二〇〇〇年度末には抱える、こういうことなんですけれども、焼...全文を見る
11月14日第150回国会 参議院 総務委員会 第4号
議事録を見る
○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋でございます。  人事院勧告の内容も含めて、本年はこの参議院ではきょうの委員会が最初でございますので、若干人事院勧告の内容について、まず人事院総裁にお伺いをいたしたいというふうに思っています。  本年度の給与勧告につきましては、公務員の生活...全文を見る
○高嶋良充君 今の所感を聞いておりますと、俸給表を据え置いて扶養手当で措置をしたというのは、世代間の較差というか、とりわけ生活防衛を図らなければならない今一番出費の多い部分にだけを何とか措置をしたいという、そういう意図と受け取れるわけですけれども、率直にそういうふうにとらせていた...全文を見る
○高嶋良充君 今日まで人事院勧告というのは、昭和三十八年以来民間準拠ということが定着をしてきておりますから、そういう意味では、経済不況のもとでの民間の厳しい賃金実態のもとでこのような人勧が正確に民間調査を把握されてやられてきているということについてはこれはもうやむを得ないというふ...全文を見る
○高嶋良充君 人事院総裁からは力強い決意は伺ったわけですけれども、総務庁長官にもこの問題でお伺いをしたいというふうに思います。  大変厳しい給与勧告の内容でありますけれども、勧告そのものは勧告どおり閣議決定をされて、給与法も速やかに国会に提出されたということについては評価をした...全文を見る
○高嶋良充君 いずれにしても、公務員にとりましては年間総収入がマイナスとなる極めて厳しい給与法の改正であるわけですけれども、先ほど人事院総裁も、そして総務庁長官も表明されましたように、労働基本権の代償措置であるこの人事院勧告制度というもの、とりわけ賃金、労働条件決定制度であるわけ...全文を見る
○高嶋良充君 ことしはマイナス人勧、とりわけ一時金がまた〇・二カ月下がるということですから、職員、公務員の皆さん方は逆にボーナス支給までにこの法案が決まらなければボーナスは削減をされないという、そういうことにもなるからこの早期支給というものに余り関心はないと思うんですが、これは本...全文を見る
○高嶋良充君 ルール化の検討ということも非常に大切なんですけれども、これは一つの提案なんですが、国公法に政府の人事院勧告の尊重義務規定、私は労働基本権を制約したその代償措置の人事院勧告、これは確かに国会承認が必要な部分も財政の関係からいえば出てくるのもわからないことはないんですけ...全文を見る
○高嶋良充君 法律に明記しなくても政府の姿勢、立場として尊重するのは当然だと、こういうことでしょうけれども、しかし今日までの経過の中では、いろいろ先ほども申し上げましたけれども、なかなかその尊重ができなかったという政治の場での問題もあるわけですから、今後の課題として御検討いただき...全文を見る
○高嶋良充君 昨年と本年度で削減された人件費というのは、昨年が千二百三十九億円、ことしが約九百四十三億円、これは一体どのような処置というか処理をされたのか、あるいはこれからされようとしているのか、本年度の分については、お伺いしたいと思います。
○高嶋良充君 昨年度も本年度もその年度途中に減額補正をする、こういうことだというふうに今お伺いをしました。  ということは、今回の補正予算で一緒に提案をされてきています財政法六条改定云々とは、この給与削減の関係については関係ない、そういう理解をしてよろしいでしょうか。
○高嶋良充君 では、財政法六条に関係なくとも、この昨年の二千百億円、本年度の千六百九十五億円、これは政府の裁量で、大蔵省の裁量というんですか、補正予算に充当される、されたということでございます。  そこで、総務庁長官に見解をお伺いしたいんですけれども、今、大蔵省としてはこれらを...全文を見る
○高嶋良充君 予算上の制度という部分からはやむを得ないというふうに思います。  とりわけ今回の補正予算の絡みについては、財政再建とばらまき的な補正予算という面では非常に国民も注目をしている部分ですから、この問題については、補正予算案も上程をされてきておりますから、また時間があれ...全文を見る
○高嶋良充君 かなり詳しく動向は把握をされているようであります。  ただ、白紙だということですけれども、私は、行革のためにスト権を付与するとか身分保障を廃止するとかというのが事実であれば、やっぱり動機が不純ではないかというふうに思うんです。本来、公務員のスト権というのは憲法二十...全文を見る
○高嶋良充君 今の考え方、先ほどの質問も含めて人事院総裁の所感を伺いたいというふうに思います。
○高嶋良充君 そこで、総務庁長官にお伺いしたいんですが、公務員制度調査会というのを、これはもう三年か四年ほど前に設置をされて、政府内というか総務庁を含めて、学識経験者も入れて公務員制度の改革についての議論を行われていますね。この議論というのは、身分制度的なものは大枠現行制度を変え...全文を見る
○高嶋良充君 ということは、公務員制度調査会と同時に、そのもとに労使関係検討グループというのも設置をされていますけれども、基本的にはそれらの調査会等はこれから議論を進めていくと、こういうふうに受け取らせていただきたいというふうに思います。  そこで、この労使関係検討グループにつ...全文を見る
○高嶋良充君 政治の方からかなり急ピッチで公務員の制度改革の議論がされているというもとで、十三年度、再来年の三月までに結論というのは、そういう意味ではかなり遅いのではないかなという危惧も持っているわけですけれども、私は先ほどから申し上げていますように、何といっても公務員の労使関係...全文を見る
○高嶋良充君 時間が参りましたので、最後にお伺いしたいと思います。  先ほど海老原次官の方から、人事評価システムの関係については職員側との協議の場を設けていくんだ、こういうお話がありました。そこで、人事管理の改革という面で全体的にお伺いしたいと思うんですが、この公務員の労働とい...全文を見る
○高嶋良充君 終わります。
11月15日第150回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋でございます。  この間の本会議の質疑で、発議者の尾身幸次衆議院議員が、この法案、本法案こそが将来にたえ得る法案であり、百点満点、ベストであるというふうに胸を張られました。私も確かに、その後趣旨説明を再度ここでお聞きしたときの、この趣旨説明の...全文を見る
○高嶋良充君 非常に見識の高い御回答をいただきました。  私も、金が絡んだ政治家の不祥事というのはこの間後を絶たないという状況ですから、政治腐敗防止と政治への国民の信頼を回復していくというためには、政治家としては恥ずかしいことですけれども、こういう、あるいはもっと厳罰の法律が必...全文を見る
○高嶋良充君 政治活動との調和を優先させるということも含めて御回答いただいたんですが、私は、趣旨説明の前文に書いておられるように、陳情行政の行き過ぎというものを解決していくためには、この法律だけでなしにやはり政治のあり方の問題も含めてきちっと整理をしていく必要があるのではないかな...全文を見る
○高嶋良充君 総務庁から、海老原総括政務次官にお越しをいただいています。  海老原次官は長年の官僚経験豊かな方でございますので、ぜひ長い官僚経験も生かして御答弁をいただきたいというふうに思うんですが、今人事院総裁から言われています裁量権との絡みで、詳細な基準の設定とか行政手続の...全文を見る
○高嶋良充君 情報公開と透明性ということを、ぜひ具体的にその装置として生かせるように御検討をしていただいて、実現をさせていただきたいというふうに思っています。  もう一点、質問通告をしていなかったんですけれども、私ども地方行政に携わっているときに、政治家の口ききが余りにもひどい...全文を見る
○高嶋良充君 ちょっと期待をしたような御答弁がなくて、質問通告しておりませんから結構でございます。  来年一月から省庁再編がされるということで、まさに政治主導のもとに内閣機能を強化していく、こういうことなんです。そうなりますと、当然のこととして副大臣や政務官が多数行政府内に入っ...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、大臣あるいは副大臣、政務官で民間から登用するという場合が当然出てくるというふうに思いますけれども、この場合はあっせん収賄罪だけの適用になるんでしょうか。
○高嶋良充君 そこで官房副長官、お忙しい中来ていただきました。  行政府内の政治家、先ほど言いましたように大臣以下政務官も含まれると、こういうことになるんですが、これは選挙で選出された政治家というふうにとらえていただいていいと思いますが、こういう皆さん方は行政機関が業務を遂行す...全文を見る
○高嶋良充君 官房副長官、それを検討されて、検討作業の終了した段階では行動規範というものをぜひつくりたい、つくるという、そういう決意として受け取らせていただいたらいいんでしょうかね、もう少し詳しく。
○高嶋良充君 一月からの省庁再編、そして十二月が内閣改造と、こういう日程で進められているようですから、省庁再編で副大臣や政務官が行政府内に入られるときまでにはこのような行動規範をぜひ実現していただきたいというふうに思っております。  そこでもう一問、官房副長官にお伺いをいたした...全文を見る
○高嶋良充君 もう時間がないようですので御答弁は結構ですから、御要望だけ申し上げておきます。  いずれにしても、先ほど申し上げましたような政治に対する国民の批判が非常に厳しいということと同時に、日本の政治風土が、まさに政官財ですか、そのことがあっせん、あるいはあっせん利得という...全文を見る
11月22日第150回国会 参議院 本会議 第12号
議事録を見る
○高嶋良充君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました平成十二年度補正予算三案に反対の立場から討論を行います。  一昨日、野党四党が提出をいたしました内閣不信任案は、自民党内の大きな混乱を伴いながらも、残念ながら否決をされました。しかし、このことによって森内閣は...全文を見る