高嶋良充

たかしまよしみつ



当選回数回

高嶋良充の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第154回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○高嶋良充君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました平成十三年度第二次補正予算二案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  小泉内閣発足以降、景気は一段と悪化の度を強めています。今年に入ると二月危機、三月危機が公然とささやかれ、失業率も史上最高を更...全文を見る
03月15日第154回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○高嶋良充君 今日は早朝から、参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  貴重な御意見を拝聴いたしまして今後の審議に生かしていきたいというふうに思っておりますが、私は、現在の四号訴訟にも問題点があるのである程度の改正は必要ではあるというふうに考えているわけでありますけれども...全文を見る
○高嶋良充君 高橋参考人にお伺いをいたしますが、住民訴訟の九割が政策判断を争っているという、そういう統計になっているんですけれども、そのことから派生してきている問題が、地方公共団体が団体の意思として決定した政策、あるいは議会の議決、承認を得た案件、こういうものまでも首長や職員に責...全文を見る
○高嶋良充君 高橋参考人、もう一点今のことに関連して、私どもの民主党としては、この議会の承認を得て団体として行った政策判断、一応まあ正当な政策判断と、こういう位置付けをした場合では、これは四号訴訟の対象から外すべきではないかという、そういう考え方に立っているんですけれども、その点...全文を見る
○高嶋良充君 松浦参考人と田中参考人にお伺いをします。  私も自治体の出身でございますので、皆さん方もそうだと、松浦さんは市長ですけれども。  そこで、この四号訴訟のもう一つの、現在の四号訴訟のもう一つの問題点として、思い切った政策判断というか、住民のニーズに応じた政策判断が...全文を見る
○高嶋良充君 ありがとうございました。  終わります。
03月15日第154回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○高嶋良充君 私は、政と官の在り方をテーマにして御質問をしていきたいというふうに思います。  まず、川口大臣、お伺いをしたいんですが、今回の鈴木宗男代議士の問題で、政と官の癒着が国民の前に明らかになったわけでありますけれども、この問題の本質はどこにあるというふうにお考えですか。
○高嶋良充君 今の御答弁は、外務省内部というか、具体論的にはそういうことで僕は間違いはないだろうというふうに思うんですが、問題はやっぱり大きな視点で見た場合に、私は二つ問題を抱えているというふうに思うんです。  一つは、説明責任を持たない政治家が政策を裏で操っているという、こう...全文を見る
○高嶋良充君 小泉総理がこの予算委員会で答弁をされていましたね。政治家の意見については適切であるかどうか、適切なものは受け入れて不適切なものは受け入れないという、これは役所、官僚が判断すべきだと、こういう答弁をされていました。  外務省の今までの皆さん方の鈴木さんとの対応を見て...全文を見る
○高嶋良充君 わかりました。  人事院、来ていただいておりますね。人事院にお伺いしますけれども、この間のような問題は国家公務員法等々では問題はあるのかどうかと。多分問題ないんだろうというふうに思いますが、ただ、地方公務員ということになりますと、地方自治法の第二百四十二条の二項、...全文を見る
○高嶋良充君 それだけに、川口大臣、やっぱり大臣が自らその信賞必罰といいますか、その辺の厳正な処分を国民に代わって考え実施をしていくという、そういう必要があろうかということを申し上げておきたいというふうに思います。  そこで、若干具体的な部分でお伺いしますけれども、一月二十四日...全文を見る
○高嶋良充君 一般論ではそのとおりですね。ただ、鈴木宗男代議士ということになりますと、これはどうも業者の利害関係を代弁しているという利害関係者、利害関係者等という等の部分に入るのではないかというふうに私は思うんですけれども、人事院はどのようにお考えでしょうね。
○高嶋良充君 ということは、各省庁の自浄能力に頼らざるを得ないというふうに思うんですが。  農水省では鈴木問題を契機に政治家との飲食を禁止されたというふうに報道で承ったんですが、事実かどうか、そして実効が上がっているのかどうか、お答えください。
○高嶋良充君 官房長官、農水省禁止しておりますが、全省庁にこれを広げるというようなお考えはありませんか。
○高嶋良充君 人事院にお伺いしますけれども、佐藤優さんが鈴木氏負担の旅費で旅行されたんですね。外務省の方は出張だと、こういうふうに言っておられますけれども、これは倫理規程の第三条九項違反ではないかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
○高嶋良充君 出張命令イコール出張旅費という考え方はどうなんですか。
○高嶋良充君 官房長官にお伺いしますけれども、政治家と官僚の在り方について、官房長官は三月五日の記者会見で、政党も考えてもらわなければというふうに述べられておりますけれども、その点は私も同感なんですが、長官は政党に何を求めておられるんでしょうか。
○高嶋良充君 私は、族議員なり事前承認制を廃止をしようという、そういう考え方をお持ちだったのかというふうに思っているんですが、それは後でお聞きしましょう。  私は、やっぱりこの族議員というのは最大の問題だというふうに思うんですが、族議員が多いと言われる各省庁の大臣にお伺いをしま...全文を見る
○高嶋良充君 厚生労働省の関係は、また一番最後にお伺いをいたしたいというふうに思っております。  官房長官、自民党の国家戦略本部が事前承認制等の廃止を提言していますけれども、どのように評価されますか。
○高嶋良充君 人事院総裁にお伺いしますが、資料はお配りさしていただきますけれども、平成十二年度の公務員白書の中では、政と官の役割について提言をされていますが、その提言をされた意義と、政と官の在り方についての総裁としてのお考えをお述べください。
○高嶋良充君 いい御意見を拝聴したんですが、私は自民党の戦略委の提言、自民党にしてはと言ったら怒られますけれども、自民党として立派な提言、提案ですか、まだ反発もあるようですけれども、提案をされたというふうに思う。ただ、残念ながら一つ弱点があるのは、国会議員をやっぱり地元の利権から...全文を見る
○高嶋良充君 石原大臣、お尋ねしますけれども、石原大臣はこの問題で、記者会見で、公務員制度改革の中で検討したいというふうに報道にあるんですけれども、具体的にはどのようなことを考えられておるんでしょうか。
○高嶋良充君 一般的、一般的というか、石原大臣の答弁、私は間違っていないというふうに思うんですが、ただ、危惧するのは、公務員制度改革大綱というのが十二月の二十五日に閣議決定されましたけれども、その作成過程の中で一部政治家の圧力があったんではないかというふうに言われているんですが、...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、具体的に伺いたいというふうに思いますが、ここのところ、業界誌や週刊誌で公務員制度改革の裏事情みたいなものが誌面をにぎわしているわけでありますけれども、選択の二月号、それから週刊現代の二月二十三日号、産経新聞の「正論」欄、これらについて大臣はいずれも目を通されま...全文を見る
○高嶋良充君 経済産業省のことも書かれているんですけれども、平沼大臣、目を通されました。
○高嶋良充君 この中で共通に指摘されていることがあるんですね。  これは、今回の公務員制度改革は自民党の有力議員と経済産業省の一部の官僚が手を結んで裏工作を進めながら準備を進めたこと、政府の行革推進事務局は単なる表部隊にすぎず、経済産業省に裏部隊が作られ、そこが自民党の有力議員...全文を見る
○高嶋良充君 平沼大臣、どうぞ。
○高嶋良充君 じゃ、石原大臣も平沼大臣も真偽についての事実関係調査というのは全くやられなかったと、そういうふうに理解してよろしいですか。
○高嶋良充君 石原大臣は若干調査された、平沼大臣は調査されていないということですが、この週刊現代の中に、内部からの告発文書があるということが書かれているんですが、その文書の存在は御承知ですか、石原大臣。
○高嶋良充君 今、私の手元にこれぐらい分厚い、これはコピーですけれども、告発文書がございます。公務員制度放浪記というふうに題は付いているわけでありますけれども、この中で、申し上げますと、これを書いた方は経団連の推薦で民間企業から行革推進事務局に派遣された、今の段階では某氏と言って...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、具体的に伺いますけれども、この文書の中にあるT参事官というのは高原一郎参事官だというふうに思いますし、H室長というのは春田謙室長だというふうに思います。  今日、予算の理事会で、私はこのお二人の政府参考人を要請したんですけれども、協議が調わずに今日は来ておら...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、私の持っているのと全然違うということですか、石原大臣。
○高嶋良充君 人事の介入についても生々しく記載されているわけですけれども、ちょうどこれは人事院の総裁も来られていますが、この人事問題というのは人事院から行革推進事務局公務員制度改革室に派遣をする人事をめぐっての問題ですけれども、人事院総裁、人事院から派遣しようとした審議官クラスが...全文を見る
○高嶋良充君 石原大臣、実際にここに書かれておることが、今、人事院総裁も言っていますけれども、人事院総裁、全く理由を聞かされないで派遣する人事を凍結というか変更されたと、こういうことなんでしょうけれども、そういう事実について調査をされるべきだというふうに思うんですけれども、その点...全文を見る
○高嶋良充君 全然答弁が合っていないじゃないですか。石原大臣も実際は、この人事がどこでそういうふうに差し替えられたか、ストップしたかというのは本来は知らなかったんでしょう、別のところでそういうものが決まったわけですから。これはまあそこに、ここに書いておるわけですが。だから、そうい...全文を見る
○高嶋良充君 いずれにしても、人事院総裁との答弁は食い違っています。是非、具体的な調査をしていただいて、本委員会に報告するよう委員長の方で取り計らっていただきたいと思います。
○高嶋良充君 いずれにしても、先ほど私が言いましたようなT参事官とかH室長に聞いていただいたら分かることだというふうに思いますので、緊急に、早急にお出しをいただきたい。できれば十八日の私どもの次の質問のときまでにお願いしたいというふうに思いますし、もしそういう報告がいただけないと...全文を見る
○高嶋良充君 知らないということですか。  じゃ、厚生省の病院部長、来ておられると思いますが、お答えください。
○高嶋良充君 その情報は省内ではどの辺まで御存じなんでしょうか。大臣は知らないと言っておられますが。
○高嶋良充君 公取委にも来ていただいておりますけれども、通報は受けておられるわけですか。
○高嶋良充君 じゃ、まず厚生省で調査をされるというのがこの筋道だというふうに思うんですが、どのような調査をされて、事実経過はどうだったんでしょうか。
○高嶋良充君 直接業者に聞いて、談合したと言うところはどこにもないと思うんですが、それ以外のところはどういう調査をされました。
○高嶋良充君 その情報、談合情報があるということはどういうふうに厚生省に来たんでしょうか。件数も含めてお願いします。個々、答えてください。
○高嶋良充君 熊本はありませんでしたか。
○高嶋良充君 今の情報はすべてそういう匿名とか週刊誌と、こういうことですね。  二月の段階で、事前に、我が党の釘宮磐代議士が、これは精度の高い情報だとして厚生労働省に提供して、何とか入札までに談合を阻止するための方策を講じないと駄目なんではないかということで、そういう要請をして...全文を見る
○高嶋良充君 私の手元にこういう資料がございます。これは一昨日、十三日に釘宮代議士より私がいただいたものでございますけれども、これによりますと、地方厚生局などが発注している国立病院関係の工事での落札予定業者がメモ書きで書かれています。  私は、この中で一番最初に入札があったのは...全文を見る
○高嶋良充君 病院部長は見ておられないかもわかりません。それ以上の幹部だと、こういうことで今日は名前を伏せておきましょう。  そこで、具体的にお尋ねをいたします。  まず、三月十二日の四国がん病院の入札の落札企業はどこですか。
○高嶋良充君 三社でジョイントを組んでいる、こういうことですね。
○高嶋良充君 私のこの資料によると、落札予定業者、住友、そして元施工の大成、そして戸田が入ると、こうなっているんですけれども、残念ながら戸田建設はあの業際研の問題で贈賄罪に問われて今指名停止中でございまして、急遽これは入札に参加できなかった。それで五洋と組んだのだというふうに思い...全文を見る
○高嶋良充君 大林の企業体だと。予定どおりじゃないですか。豊橋東病院は私の資料では竹中、鴻池企業体又は清水というふうになっていますけれども、どこが落札しましたか。
○高嶋良充君 清水は落ちておりますけれども、これも竹中、鴻池が入っていると、ほぼ予定どおりですね。  長良病院、私の資料では前田、住友となっていますけれども、どこが落札しましたか。
○高嶋良充君 ぴったしかんかんというかですね、これ、だれかが予想をして表を出したと、これは高島易断でもこんな表は出せないですよね。  こういうことを事前に知りながら、通り一遍の調査だけでしか済ませてないということになりませんか。この結果を見てどう思われますか、厚生労働大臣、お答...全文を見る
○高嶋良充君 決意のある言葉を聞いて若干安心しましたけれども、ということは、今まで十二、十四の入札した部分についても当面保留するということですね、契約等についても。
○高嶋良充君 坂口大臣、これからも引き続いて三月の十九日に東北厚生局で二件入札がされます。それは、道川とそれから福島、道川と福島の病院ですね。これは三十億と二十億の工事、これはちょっと安いんですけれども。それと三月の二十二日、熊本の病院でこれが入札をされます。これは非常に大きい、...全文を見る
○高嶋良充君 お願いして、終わります。
03月19日第154回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございます。  私は、住民投票制度について数点にわたって御質問をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。  今回提案をされているのは、市町村合併の法定協議会の設置について住民投票制度を導入しようというふうにされているわけでござい...全文を見る
○高嶋良充君 確かに、住民投票制度、ある程度進んでいるところと、まだまだ進められていないという部分があるんです。そういう意味では、いろんな方に聞きましても、制度化が必要だという積極的な意見と、しかし、やっぱり間接民主制という部分等々も含めて、いろんな問題点もあるんではないかと言わ...全文を見る
○高嶋良充君 総務大臣にお伺いしたいんですけれども、条例で定めて住民投票を行うということについては、私は地域の自主決定という観点、あるいは地方分権の趣旨からいっても望ましいことだというふうに思っているんですね。そういう観点では、この現行の制度上も住民投票というのは可能であるわけで...全文を見る
○高嶋良充君 確かに大臣が言われるように、せっかく住民投票をやってある程度の住民の意思が出ても、その法的拘束力がないというのは、確かに今、現行の法的には問題だというふうに思います。  そういう観点であれば、私は、直接やっぱりそういう市町村合併等々についての住民の意見を聞いて、そ...全文を見る
○高嶋良充君 住民投票制度というのはかなりもう古くから議論されてきているわけですね。なかなか実現をしないんですけれども、二十五年ぐらい前、一九七六年に地方制度調査会の第十六次答申を出されている部分でも、この住民投票制度の導入の必要性について触れているわけです。  それ以降も様々...全文を見る
○高嶋良充君 今、地制調の関係についていろいろその経過を御答弁いただいたんですけれども、それ以外でも第二次の行革審や地方分権推進委員会などからも答申が出されているというふうに思うんですけれども、そういう意味では、地制調以外のいろんなところでもこの住民投票制度の意見が出されて検討さ...全文を見る
○高嶋良充君 意義を認めながらもまだまだ問題点があるのでなかなか前に進まないと、そういう認識だろうというふうに思うんですが、最後に大臣に積極的な御答弁をいただきたいというふうに思うんですけれども。  地方分権一括法がもう施行されて二年が経過しました。最初はどうなることかなという...全文を見る
○高嶋良充君 大臣の方から御答弁をいただいたんですが、いずれにしても、非常に重要な問題ですから十分な議論が必要だろうというふうに思うんですが、そういう観点では、住民投票の一般制度化を実現をすべきといういろんな意見を十分に認識をいただいて、それで地方制度調査会等の議論も踏まえてもら...全文を見る
○高嶋良充君 終わります。
03月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○高嶋良充君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました平成十四年度予算三案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  まず、討論に当たり、一言申し上げなければなりません。  十四年度予算審議の過程で、自民党の構造的な政官業の癒着体質を証左するような鈴...全文を見る
03月28日第154回国会 参議院 総務委員会 第7号
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○高嶋良充君 まず、受信料収入の課題について伺いたいというふうに思いますが、私は受信料の契約率というか、あるいは納入率といいますか、これはNHKに対する視聴者の期待度とか信頼度のバロメーターではないかというふうに思っているわけですが、そのためには契約率を上げる、あるいは収入を増や...全文を見る
○高嶋良充君 増収を図っていくという意味では、営業面の徴収環境をやっぱり強化をするということが必要だろうというふうに思っているんですが、先ほども自民党の委員の質問に営業対策を強化していきたいという御答弁もありまして、今もそういう御答弁をいただいたんですが、ただ、実態的には、口では...全文を見る
○高嶋良充君 収入増を図る、契約率を上げるということで、放送内容の向上も必要ですけれども、今言われているように営業面の強化ということがまた大事だろうというふうに思いますので、是非強化を図っていただくように御要望しておきたいというふうに思います。  次に、スポーツ放送の関係につい...全文を見る
○高嶋良充君 最近、イチローフィーバーということもありますけれども、世界的にスポーツの放映権料が相当高騰化をしているというふうに聞いているんですが、またNHKも今年からは巨人戦もかなり幅を広げて放映されるということで、巨人戦も非常にこの放映権料は高いというふうに思うんですが、僕は...全文を見る
○高嶋良充君 BSデジタルの普及の問題について質問させていただきたいと思いますが、僕は、BSデジタルを普及させることが、先ほど内藤委員が質問しましたけれども、地上波のデジタルの促進にもつながるんではないかなというふうに思っているんですが、ただ、普及はいま一つだというふうに聞いてい...全文を見る
05月21日第154回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございます。  私はまず、本法案が恣意的な人事採用につながらないかということを危惧をしておりまして、そういう面では、地方自治体においても中立公正な人事行政をこれからも堅持をしていくんだという、そういう基本原則の観点から質問をいたしたいと...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、総務省に伺いますけれども、今回の場合、地方自治体では国と同じような措置をどのような形で確保しようとされているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○高嶋良充君 人事委員会が設置をされている自治体については、今、若松副大臣の方から答弁をいただきましたので、これはある程度理解ができます。  ただ、約三千に近い地方公共団体、市町村は人事委員会を設置をしていないわけですね。ということは、大半の市町村が人事委員会制度がないと、こう...全文を見る
○高嶋良充君 総務省からの助言、指導も結構かというふうに思いますが、先ほど、成績主義の原則に基づく任用が確立をしている、あるいはしてきていると、こういうふうに言われました。私もそれを否定するものではありません。  ただ、地方公務員法の解釈等々を見てみますと、その中で、成績主義の...全文を見る
○高嶋良充君 今、副大臣の方から言われました、平成十一年四月に地方公務員制度調査会の報告が出されています。  そこで伺いたいんですが、その報告に基づいて平成十一年の十月八日に開かれた第二十六回の地方公務員制度調査研究会において、人事委員会、公平委員会制度に係る地方公務員法等の改...全文を見る
○高嶋良充君 いずれにしても、未定稿であっても一定の骨子が出ている部分ですし、公務員制度改革との絡みもありますけれども、この種の任期付の職員採用あるいは研究員採用等々、いろんな課題が出てきているわけですから、是非、人事委員会、とりわけ公平委員会の機能強化のための法改正は是非お願い...全文を見る
○高嶋良充君 どうも抽象的で分かりにくいんですが、具体的に言うと、運用について助言を行うと、こういうことを言われているんだというふうに思いますが、その具体的な助言の中身というのは国でいう人事院事務総長通知のような内容のものを想定をされているわけですか。
○高嶋良充君 ケースを限定する導入の仕組みは不要と、こういうふうに言われましたけれども、ただ、助言、指導でそういうことを行っていくということですから、できるだけ抽象的でなしに、個々のケースについて具体的に助言をされるようにお願いをしておきたいというふうに思います。  次に、人事...全文を見る
○高嶋良充君 これはあくまで想定なんですけれども、総務省にお伺いしますが、もし、今、総裁が言われたように、公務員制度改革大綱に基づいて国の方で事後チェックにするというように法律が改正をされた、変更された場合、自治体の場合はどのようにされるんでしょうか。
○高嶋良充君 地方公共団体の場合は、この種の任用というか採用については、かなりいろんな現行の制度を活用して柔軟に対応してきているというふうに思うんですが、私は、今回の問題、今回の任期付採用の問題も、今までの現行制度、例えば特別職の非常勤職員制度というものがあるわけですけれども、そ...全文を見る
○高嶋良充君 服務規程の関係からいうと、確かに特別職の非常勤というのは今言われたとおりだというふうに思います。ただ、もう一つ採用の形態として一般職の非常勤職員というのもあるわけですけれども、そういう意味では地公法の十七条によって任用することも可能ではないかと思うんですが、その辺の...全文を見る
○高嶋良充君 そこで、臨時・非常勤、それから短時間勤務職員ですね、その関係についてお伺いしたいと思いますが、今回の任期付採用の法案も、先ほども出ていましたけれども、平成十一年四月にまとめられた地方公務員制度調査研究会報告から出されてきたものなんですけれども、この報告が出されたとき...全文を見る
○高嶋良充君 短時間勤務職員は、今、行政改革の絡みもあって、常勤職員の三割近くに達しているという数字が地方自治体では出ているんですね。そういう意味からいうと、この短時間勤務職員の存在を抜きにして今や自治体行政というのは考えられないのではないかという、そういうふうにも言われてきてい...全文を見る
○高嶋良充君 市町村長よりも高い給与はないんではないかというふうに、しかしいずれにしても指定職の俸給表を可能だと、こういうことになっています。御承知のように、今、行政職員の最高の給与、俸給額というのは五十九万七千三百円ですね。それで、指定職となると百三十七万五千円まで行けると、こ...全文を見る
○高嶋良充君 業績手当の関係なんですが、業績手当については、客観的な評価に基づく必要から、専門家というか外部の意見も聞くべきだというのが総務省の見解だというふうに伺っているんですが、もしそのような評価機関を設置しなかった場合は業績手当については支給すべきでないと、そういうふうに解...全文を見る
○高嶋良充君 最後に、総務大臣に決意を伺っておきたいんですが、私が最初に申し上げましたように、この法案でやっぱり一番危惧するのは、市町村長、とりわけ任命権者が情実人事あるいは政治的任用を行わないかという、そういう部分があると思うんです。  今までは、大半が競争試験、公募制という...全文を見る
○高嶋良充君 ありがとうございました。  終わります。
05月27日第154回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○高嶋良充君 高嶋良充でございます。  総理は、先ほど、昨年よりはまだ元気だというふうに言われましたけれども、確かに昨日はダービーに行かれて上機嫌だったようでございますけれども、しかし、昨年よりはやっぱり元気をなくしておられるのではないかと。もっと昨年は元気があったのではないか...全文を見る
○高嶋良充君 総理、貴乃花の再起、みんなこれはしてもらいたいというふうに思っています。横綱は再起できる可能性がやっぱりあるわけですよ、幾ら休んでもその地位から落ちないわけですから。セーフティーネットが完備しているんですね。  総理、国民に対しては痛みに耐えろと言う以上、やっぱり...全文を見る
○高嶋良充君 浅井氏はどのような経緯で登用されたんですかね。私は、聞くところによりますと、杉浦副大臣の推薦があったとか、あるいは中谷防衛庁長官の叔母様だということがあるんですが、これでは縁故採用だというふうに言われても仕方がないんじゃないですか。
○高嶋良充君 どうも、今聞いておりましても選考が不透明なようですね。  私の手元にこういう資料もあるんですけれども、これから夏までに、先ほど言われましたけれども、民間大使を十人程度登用されるということですが、今検討されている中で、チリの大使にさきの総選挙で落選をした元代議士を起...全文を見る
○高嶋良充君 採用が不透明、選考が不透明だから聞いているんですが、私が今聞いたような落選をした代議士を南米方面の大使に登用する、起用するというような検討はされていないんですか、されているんですか、どちらですか。
○高嶋良充君 検討しているかと聞いているんです。
○高嶋良充君 全然答弁になってないですよ。  あのね、もう既に資料等あるいはマスコミも含めて、若干のマスコミですけれども、記事も出ているわけでしょう。民間大使として、名前は一応伏せましょう、前衆議院議員の起用を検討していることが明らかになったと、南米などスペイン、ポルトガル語圏...全文を見る
○高嶋良充君 私が質問したことに対して、その事実を否定をされないということは、検討をされているんでしょう。そう理解させていただきます。  大臣、外務省改革の目玉が落選議員の再就職口になるというのは、本当にあきれますね。天皇陛下が認証される大使ですよ。その選考が決して情実や政治に...全文を見る
○高嶋良充君 ガーナ大使の関係も調査をしないと、こういうことですけれども、一般常識的に考えて、この仕手に参加するような会社の監査役であるという、監査役であるということは経歴に載っているわけですから、ということは、仕手に参加するような監査役というのは財務を違法に処理するというような...全文を見る
○高嶋良充君 次に移りますが、井上前議長の秘書が公共工事の入札に絡んで業者から六千四百万円を受け取ったという入札妨害事件についてですけれども、当初、井上前議長は、業者に脅迫をされたといううその弁明を行って、国会の権威の失墜と、それと政治不信を、国民の政治不信を増大をさせたというこ...全文を見る
○高嶋良充君 検察が任意で呼んで出てきたのか、あるいは正に自首という、自ら出頭してきたのかというのが今の答弁では不透明なんですけれども、いずれにしても、捜査上のことで言われないんでしょう。私は、それまでに事情聴取があって、当然のこととして半田秘書が捜査が身辺に及ぶことを察知をして...全文を見る
○高嶋良充君 坂口厚生労働大臣に伺います。  私が、去る三月十五日の予算委員会で国立病院工事の談合疑惑についてこの資料を示して追及した際に、坂口大臣は、入札を全部白紙撤回をする、やり直すと、そういうふうに強い決意を示されましたけれども、約束どおり、白紙撤回して入札をやり直しして...全文を見る
○高嶋良充君 調査は灰色だったけれども工事は白紙撤回をして入札をやり直すと、こういう御答弁であります。  大臣、この談合の手数料は、こういう資料によると一%だというふうに言われているんですね。この件の工事総額は十件で六百億円、一%で六億円ですね。ということは、六億円もの血税が食...全文を見る
○高嶋良充君 告発文書では厚生省OBや政治家の秘書の名前が取りざたされているんですよ。  そこで、厚生省、明らかにしていただきたいんですが、国立病院部からゼネコンにどれぐらい天下りを行っていますか、簡単に人数だけお答えください。
○高嶋良充君 十三人も天下っているということなんですよ。私の資料、ここにありますけれども、この資料によると、十三人全員が大手建設会社の営業本部長か営業部長など営業担当の幹部になっているんですね。技官がですよ、営業をやっておる。  坂口大臣、この際、営繕技官のゼネコンへの天下りを...全文を見る
○高嶋良充君 絶対にしないということでございます。  総理、総理にも決意を伺っておきたいんですが、天下りというのはキャリア官僚の特権なんですよね。その特権が今、国民から大きな批判を受けているというのはもう御承知のとおりです。更にそこへ、政官業癒着につながっているとしたら、これは...全文を見る
○高嶋良充君 総理、そこで具体的にお聞きしたいんですが、五月の二十日に二十一世紀臨調が政府の公務員制度改革の問題点を指摘をして、国民の立場からの改革案を総理に提言をされましたね。その際、総理は次のような発言をされています。官僚の早期退職慣行は見直していかねばならない。局長になりそ...全文を見る
○高嶋良充君 ということは、早期勧奨退職をなくすということは、先ほど総理も言っておられますように、その結果として天下りもなくすんだと、そう受け止めてよろしいですね。
○高嶋良充君 私も総理の言われるとおりだと思いますよ。しかし、総理、政府の決定と矛盾があるわけですよ。この間決められた公務員制度改革大綱ではこの早期勧奨退職の廃止には全く触れていないんですね。そして、逆に、天下りを容認をしているわけですよ。  この際、この大綱を見直すということ...全文を見る
○高嶋良充君 私は、大綱を見直さないで今の総理の言っておられることを実現するのは非常に難しいと思いますよ。それをやればまただれかに独裁者というふうに言われますよ。まず、閣議決定した大綱の見直しを担当大臣に指示されたらどうですか。
○高嶋良充君 最後に一言申し上げておきますが、今、総理が言われたことは、基本的には今の制度よりも天下りの規制を緩和をすると、そういうことをうたっているというようにどこのマスコミも行政学者もとらえて批判をしているわけです。だから、この間の提言が出たわけですから、是非この大綱を見直し...全文を見る
07月18日第154回国会 参議院 総務委員会 第22号
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○高嶋良充君 民主党の高嶋でございます。  民主党は、本法案の衆院通過に当たって、幹事長コメントという形で郵政事業改革の基本姿勢を改めて確認をいたしました。  それは、まず第一に、国民、利用者の立場からユニバーサルサービスを確保する、二つ目に、そのために公社の経営安定を図る、...全文を見る
○高嶋良充君 私もそういうふうに理解を当時はしていたわけですけれども、だから、ああいう自治体の一〇〇%近い決議が功を奏して、あの時点では一応民営化論議というのは打ち止めだと、そういう考え方で基本法にも附則が設けられたというふうに思うんですが。  じゃ、そこで伺いますけれども、こ...全文を見る
○高嶋良充君 民主党は、この郵政事業改革については党内でいろいろな意見があるんですが、公社化法案でまとまっている基本的な考え方が二つあるんです。  その一つは、郵政公社発足時の改革については、郵便事業に関する民間参入について全面的な民間企業の参入を認めるけれども、参入企業に対し...全文を見る
○高嶋良充君 新しくできる郵政公社は公共性と企業性を両立をさせていかねばならないと、こういうことになっているわけですけれども、この公共性と企業性の両立をどのように考えておられるのかということをお尋ねしたいんですが。  私が申し上げたいのは、独立採算のときの国営のときには十分にこ...全文を見る
○高嶋良充君 よく国営か民営かという対立した議論がなされるんですけれども、私は、この公社の問題というのは、公と民が対立している図式で考えるとやっぱり不幸なことになるんではないかというふうに思っておりまして、そういう意味では、むしろ公と民が両立をする、併存をするという、そういう考え...全文を見る
○高嶋良充君 総論はそれぐらいにしておきまして、具体的な法案の中身について質問していきたいというふうに思いますが。  郵政公社の総裁や監事の任命あるいは解任という部分については総務大臣が行うと、こういうことになっております。公社の役員人事に対する強大な権限が総務大臣にゆだねられ...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、役員の部分でお尋ねをしますけれども、役員数が多いのではないかという意見もあるんですが、役員数を決められた考え方というか、基準はどういう基準だったのかということと、現在の指定職の数と比較をして多いのか少ないのか、その点についてお答えください。
○高嶋良充君 この役員の中に理事、監事、それぞれに一定数以上の外部の役員を登用するということが制度化されているわけですけれども、その選考基準というのは具体的になっているんでしょうか。  その考え方をお聞きをしたいということと同時に、後でも申し上げますし、先ほども沓掛先生の方から...全文を見る
○高嶋良充君 是非前向きに御検討いただきたいというふうに思っております。  次に、天下り問題についてお尋ねをしたいんですが、私は、予算委員会等含めて、国会で機会あるごとに官僚の天下り禁止を訴えているんですけれども、それは、天下りが政官業癒着の大きな原因に現状ではなっているという...全文を見る
○高嶋良充君 人事院総裁に伺いますけれども、こういう公社が出資をした企業も当然天下り規制の対象になるというふうに思っているんですけれども、人事院総裁の認識はいかがでしょうか。
○高嶋良充君 内閣府から熊代副大臣にも来ていただいているんですが、この際、この天下り問題、公務員制度改革大綱でも改革の方向が示されているんですけれども、そこでは天下りについてどのような規制を考えておられるんでしょうか。
○高嶋良充君 いろいろ説明をいただきましたけれども、大綱で言う結論的には、今、人事院がやっている天下りの承認を今後は大臣承認制に変更すると、こういうふうに理解をしているんですけれども、そういうことになると、逆に内閣でいろいろ設けると、こう言われましたけれども、基本的には大臣承認制...全文を見る
○高嶋良充君 この問題、今日の本論ではございませんから、私としては基本的に、一般論としてマスコミやなんかでも報道されているように、天下りをするときの承認が第三者機関の人事院を説得するよりもその同じ省庁の大臣を説得する方がやっぱりやりやすい、これはやっぱり天下りの緩和につながるんだ...全文を見る
○高嶋良充君 特定郵便局長の方は。
○高嶋良充君 中立公正という立場から、この郵政公社の採用試験の関係について人事院としては関与はされるんでしょうか、されないんでしょうか。もし関与されるとしたら、どのような指導方針を持っておられるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○高嶋良充君 ということは、国家公務員だけれども人事院が関与をしながら郵政公社が人事院の委嘱を受けて採用試験をすると、こういうことになるんだろうというふうに思いますが。  そこで、若干これも公務員制度改革の大綱にもかかわる部分なんですけれども、最近、内閣府行政改革推進事務局から...全文を見る
○高嶋良充君 総務省に伺いたいんですが、先ほどの副大臣の答弁の中にも、採用試験でⅠ種、Ⅱ種の採用というのはなくしていくんだと、新たに総合職と一般職を今度新設をするということを、まだ検討中だということですけれども、仮称ということも含めて言われました。  ということは、現行のⅠ種、...全文を見る
○高嶋良充君 私は、公社としてⅠ種、Ⅱ種をなくして総合職、仮称ですけれども、そういう方向で採用試験をされるということは非常にいいことだという、そういう意味で御質問させていただいているんですが、やっぱりキャリア制度というのはいろいろな弊害があるというか、もう出てきているというふうに...全文を見る
○高嶋良充君 私は、キャリア制度の問題というのは、採用という最初の選抜のところだけで論ずるのは、これはやっぱり間違いだというふうに思っていまして、今のような総合職採用という部分も一つの大きな改善点だという、そういうとらまえ方をしています。  そういう観点からいえば、最初の選抜と...全文を見る
○高嶋良充君 内閣府でも是非、郵政公社が取り入れようとしている、民間ではもう総合職ということが大方のところでやられているんですけれども、やっぱり総合職システムというか、そういうものを国家公務員というか霞が関全体に波及をさせるという、そういう方向で一つの実験というかモデルとして御検...全文を見る
○高嶋良充君 是非、これからは仮称郵政一般職として採用すると、こういうことで、その中で内務職と外務職ぐらいに分けられるんだと思いますけれども、いずれにしても、郵政一般職の採用の部分については外国籍の皆さん方全体にこの門戸を開いていただくと、これは御要望として申し上げておきたいとい...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、若干具体的にお尋ねしますけれども、来年のこの公社設立に向けて設立委員会というのを設置をされると、こういうことに法案が通ればなるわけですけれども、やっぱり設立に向けても、関係労働組合の意見を設立委員会という立場できちっと聞いていくということが必要なんではないかな...全文を見る
○高嶋良充君 是非、関係労働組合との設立に当たってのやっぱり十分な意思疎通というものを図っていただくように要望しておきたいというふうに思います。  それから、最後になりますけれども、やっぱり郵政公社として自律的で弾力的な経営を行うということが必要になってくるというふうに思うんで...全文を見る
○高嶋良充君 ありがとうございました。
11月14日第155回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございますが、私は、今回の人勧と給与法で明らかになっています二つの問題、すなわちマイナス人勧と減額調整措置を中心に政府と人事院の見解をただしてまいりたいというふうに思っております。  まず、総務大臣、マイナス給与改定が景気に与える影響に...全文を見る
○高嶋良充君 私は何も公務員の賃金が民間準拠であることを否定をしているわけではないんですけれども、ただ、大臣、マイナス人勧の要因が政府の経済政策から出てきたデフレだというのが一番やっぱり大きな要因だというふうに思っているんですよ。景気が悪化をして、先ほど大臣も言われましたけれども...全文を見る
○高嶋良充君 私は、雇用対策も含めて大型の補正予算を早急に組むべきであると再度大臣に要請をしておきたいというふうに思います。  次に、大臣、本題に入りますけれども、四月からの年間給与の均衡を図るんだと、こういうことで十二月の期末手当で減額調整措置というようなことを講じられようと...全文を見る
○高嶋良充君 どうも大臣の答弁を聞いていると、主体的にやったのではなしに、人事院の勧告があったからだと、こういうことなんですが、人事院総裁、見解はどうですか。
○高嶋良充君 私は、何も年間の給与を均衡することを否定をしているわけではありませんし、そのこと自身に反対をしているわけではないんですね。  人事院総裁が言われたけれども、プラスの改定のときには四月にさかのぼってもらっておいて、それでマイナスになったらそれは駄目だというのはおかし...全文を見る
○高嶋良充君 ということは、法制局としては、適法に支払われた給与を不利益には変更できないんだと、裏返して言えばですよ、そういう見解を持っておられるというふうに受け止めてよろしいですね。
○高嶋良充君 どうもよく答弁分からないんです。言っておられることは、相当の理由があれば遡及も可能だと、そういうことで、端的に言えばそういうことですか。
○高嶋良充君 私が聞いているのは、今の、既に適法で支払われた給与でない、将来発生する給与から、期末手当から引き去るんだから、これは遡及適用ではないというのは先ほど言われましたね。  じゃ、一般論として、四月にさかのぼって給与を遡及すると、こういうことにした場合は、それはできるん...全文を見る
○高嶋良充君 私も法律の専門家ではないんで勉強してきたんですけれども、有斐閣が発行している新法律学辞典では、不利益不遡及という、そういう定義はないんですよね。法律の不遡及という定義があるんですけれどもね。そこで言うと、新法の方が関係者に有利な場合はもとより、既得権を大して侵害しな...全文を見る
○高嶋良充君 しかし、いずれにしてもやっぱり法的な部分は当然総裁の頭の中にあって、こういう第二次的な、二義的な方法を取られたんだというふうに私は思うんですよ。そうでなければ、何も施行日が十二月一日を想定されるような勧告を行うということ自体がまたおかしいわけですから、本来はいつも四...全文を見る
○高嶋良充君 それは局長、詭弁ですよ。  給与改正後の将来に発生する給与から減額するのだから遡及適用ではないと、あくまでも期末手当からやるんだと、こういうことのようですけれども、では聞きますけれども、今回の減額調整をされる減額の計算方法と、もし四月に遡及した場合の計算方法と、減...全文を見る
○高嶋良充君 全く同じだということでしょう。
○高嶋良充君 びた一文違わないんですよね。  確かに、形式論としては、既に支給された給与を直接減額調整するものではないということは、これは形式論としては分かります。しかし、計算方法では、四月からの賃金に遡及適用した場合と実質的に同じ効果を持つことになっているということなんです。...全文を見る
○高嶋良充君 だれも納得していないじゃないですか。だから組合だって納得していないんですよ、そんなことを言っておるから。  じゃ、もう一度聞きますけれども、これは、先ほども公務員制度改革で公明党の山下委員からも発言がありますけれども、権利問題からいっても法改正後の将来発生する給与...全文を見る
○高嶋良充君 全く私の質問に答えていないというんですか、もう時間の関係もありますから、次に進みます。  私は、何もマイナスの場合の官民給与の年間均衡を取るなというふうに言っているんじゃないんですよ。だれが見ても不利益の遡及としか認識できないような方法は理解と納得が得られないです...全文を見る
○高嶋良充君 衆議院の答弁では、何か職員側と百回も会ったと、こういう答弁をされたようですけれども、何回会っても、いろんな意見も聞いて、そして政府側、人事院側にもそれをやっぱり取り入れて聞く耳持たないと、理解だけではなしに納得も得てもらわないかぬという、そういうことですから、そこは...全文を見る
○高嶋良充君 国会審議の催促的なことを言われると、これはもう越権行為ですから了解できないんですけれども、いずれにしても、この法案が十二月一日までに成立するかどうかというのは我々側のサイドの問題でありまして、それは言ってもらう必要がないんだと。もし成立しなかったらどうかと、仮定の話...全文を見る
○高嶋良充君 分かりました。大臣の言われるとおりだというふうに私も思います。  そこで、再度伺いますけれども、地方公務員、とりわけ地方公営企業法を適用又は準用される職員、今言われましたけれども、この給与決定というか、今回の調整方法もそうですけれども、それに当たっては国営企業方式...全文を見る
○高嶋良充君 何も一般の地方公務員、行政職員と別の給与を決めるべきだと、そういう意味で言っているんではないですよ。だけれども、労働法的には現業、公営企業の職員の方が優位性を持っているわけですから、そこをやっぱり大臣としては認識をしておいていただきたいということでございます。  ...全文を見る
○高嶋良充君 大臣、もう一つ確認をさせてください。  今回の減額調整措置、これは公務員の賃金、労働条件の決定システムそれ自体からくる私は、この特有のものというか、固有のものだというふうに理解をしておるわけですけれども、ということは、このことによって民間などに波及をする、あるいは...全文を見る
○高嶋良充君 分かりました。  じゃ、大臣、やっぱり今回の問題の本質は、先ほども言っていますけれども、公務員の賃金決定の仕組みに問題があるというふうに思っているんですね。今までのように、右肩上がりで賃金が少しでも上がっているときにはこういう問題というのは起こらなかったわけですけ...全文を見る
○高嶋良充君 もう大臣の方から基本権問題も含めて争議権はということだけれども、しかし協約権ぐらいはと、こういう話もありました。私は、そういうことも含めてきちっとやっぱり議論をしていく、政府側として、あるいは政府側としても議論をしていく必要があるんではないかというふうに思っているん...全文を見る
○高嶋良充君 内閣と人事院の機能分担というか、そういうことではないかというふうに聞いているんですけれども、今の答弁からいうと、大体そういうことだろうというふうに理解をいたします。  じゃ、お尋ねしますけれども、労働基本権制約の代償措置の確保というふうにこのペーパーの中に書かれて...全文を見る
○高嶋良充君 詳しく答弁いただいたんですが、私が聞いているのは、相応の措置と同じかと、こう聞いたんですが、相応の措置という公務員制度改革大綱を具体的にしたのが代償措置の確保だと、こういうふうに理解をさせていただきます。  そこで、これがそういうことであれば、中身的には今ちょっと...全文を見る
○高嶋良充君 総裁、私はもう一つ聞いているのは、憲法問題としてはどうですかということなんです。その辺はどうでしょうね。
○高嶋良充君 総務大臣、人事院総裁からも、使用者の立場に立つ内閣が勤務条件を、これを政令で定めるというふうなことをやっていくと、やっぱり憲法上の疑念が生じるんではないかと、労働基本権との関係で、そういう見解を示されているわけですね。これは、この間、十一日に参議院の行政監視委員会で...全文を見る
○高嶋良充君 正に労働基本権問題がこれから焦点になってくるんですが、その辺も含めて、内閣と人事院の機能と労働基本権と、それが憲法に対してどうなのかということをやっぱりきちっと議論をしていってもらわないかぬ。  ただ、今回のようなたたき台は、大臣も言われましたけれども、たたけばい...全文を見る
○高嶋良充君 そういう答弁になるんでしょう。非公開だから、承知をしていてもここでは言えないと、こういうことなんですけれども、私は、個別に入手した情報で言うと、この記事は非常に真実性があるというか事実性が高いと、そういうふうに聞いています。  そこで、総務省に伺いたいんですが、こ...全文を見る
○高嶋良充君 出てから検討すると、こういうことでしょうけれども、いずれにしても、ILOの勧告は重い意味を持っているわけですから、尊重するのは当然ですけれども、それをやっぱり実施をするという、そういう方向で前向きな検討を是非お願いをしておきたいというふうに思っております。  最後...全文を見る
○高嶋良充君 終わります。
11月18日第155回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○高嶋良充君 民主党・新緑風会の高嶋良充でございます。  副大臣、先ほどからも、林委員からも出ていますけれども、私は、今般の行革推進事務局で進められている公務員制度改革の法案作業といいますか、作業というのは非常に各界から評判が悪いというふうに思っているんです。  それで、先ほ...全文を見る
○高嶋良充君 理解をされていない部分もあるので十分理解をしてもらうように努めるんだと、こういう趣旨のことも言われました。  私、マスコミなり有識者の方から出されている批判というのは、政府の考え方を十分に理解をした上で批判をされている部分が圧倒的だというふうに思っているんです。 ...全文を見る
○高嶋良充君 是非やっぱり批判に耳を傾けて、総理が言われるように批判に耳を傾けて、それを参考にして、そして国民の多数が納得をする、そういうやっぱり改革案を国会に提起をされるようにお願いをしておきたいというふうに思っております。  そこで、これも林委員の方からも出されました。十一...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、人事院総裁に伺いますが、今副大臣の方から内閣と人事院、機能の分担のところが人事院として非常に問題視をされているんだと、こういうことですけれども、今のコメントも含めて、この間の所見を更に踏まえて率直な人事院としての考え方を聞かせていただきたい。
○高嶋良充君 今、総裁の方から、ただ単なる機能分担だけの問題ではないんだ、思想の問題と、こういうふうに言われました。当然、中身によっては憲法問題にも発展をする課題も内包しているわけですけれども、いずれにしても、今、人事院と行革事務局の考え方というのは、基本的に、基本線で、具体論じ...全文を見る
○高嶋良充君 質問に答えてください。
○高嶋良充君 前段の部分はもう分かっていることですから説明してもらわなくてもいいんですけれども、私が聞いているのは、今人事院と行革推進事務局の考え方が違っているわけですが、基本線も含めて。そこをきちっと意思統一をしないと、国会に出してきてもそんなの審議の対象にできないですよと、こ...全文を見る
○高嶋良充君 人事院総裁どうですか。人事院は意見統一を図るための努力を冷静になってもらってという話で、冷静だと思いますけれども、人事院総裁、どうお考えですか。
○高嶋良充君 私は、この問題で口を酸っぱくして言いたいのは、労働基本権の代償措置という問題との絡みで、これは憲法問題を惹起するというようなことも含めてあるわけですからしつこく言っているんですけれども、仮に労働基本権の制約を維持をするということにした場合に、大綱ではそうなっているん...全文を見る
○高嶋良充君 あのね副大臣、私が憲法上のことも含めて申し上げているのは、労働基本権の代償措置という部分からいえば、公務員であっても労働者であるわけですから、憲法二十八条で労働基本権を保障されているわけです。しかし、諸般の事情でそれが制約をされていると。その代わりに人事院という第三...全文を見る
○高嶋良充君 じゃ、副大臣、具体的に聞きますよ。現在の公務員制度では、公務員の労働条件に関することは人事院が労使双方の間に入って中身を決めるという、そういう仕組みになっていますね。それはもう御承知のとおりなんです。  しかし、先般、たたき台というふうに言われる部分ですけれども、...全文を見る
○高嶋良充君 労働団体はILOに訴えていますけれども、十一月末にILOの勧告が出されるようですけれども、ILOの勧告、世界的に見ても日本の公務員の労働基本権問題、逆にこの代償措置が狭められるということであれば、当然、労働基本権にかかわる部分の制約を解けと、こういうことになるのはこ...全文を見る
○高嶋良充君 私はこの案を見せられたとき、私も地方自治体の出身ですから、地方自治体、地方分権の下で非常に、国とは違ってまた新しい住民ニーズに合ったことを、いろんな施策をやっているんですけれども、地方自治体で私は一番問題があるというふうに思っているのは、首長は大統領制みたいなものな...全文を見る
○高嶋良充君 だれを採用するかどうかという部分は企画立案の中には入っていませんからあれですけれども、藤波さんの例を挙げると基本的に企画立案の部分を聞いておられるわけですね。リクルート社が、公務員の採用試験の時期が早まると青田買いが激化をするから自分のところの就職情報誌に悪影響が出...全文を見る
○高嶋良充君 この問題の良かったところは、人事院が第三者機関ですから藤波さんのそういう問いをきちっとはね付けられているからいいんですけれども、そういうはね付けることが内閣でやっていると官房長官自らそれは知っているわけですから、こういう問題以上のことが起こるんではないですかと、こう...全文を見る
○高嶋良充君 今の問題で一言だけ申し上げておきます。  私は何も内閣主導で、あるいは政治、内閣というか政治主導で政策を作っていったら駄目だと、こう言っているんじゃないんですよ。逆に、やっぱり政治主導でやらなければならないと。だから、公務員も政治主導で幾らでもそういうことでやれる...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○高嶋良充君 私は地方公務員災害補償法について伺いたいというふうに思いますが、今回の法改正は国の関与を縮小するということを要旨としておりますから、基本的には評価をしたいというふうに思っております。  ところで、大臣、本法案によって地方公務員災害補償制度が実務的に、あるいは機能的...全文を見る
○高嶋良充君 基金の理事長にもお越しをいただいているんですけれども、今、大臣の方から基金の自主性が発揮されることになるんだと、こういう答弁がありました。私も是非、地方自治体が主体になっている組織になるわけですから、その辺は基金の自主性を発揮をしていただいて、よりスムーズな業務運営...全文を見る
○高嶋良充君 是非、迅速な処理をしていただけるように御要望申し上げておきたいというふうに思っております。  次に、自治体におけるメンタルヘルスの関係についてお尋ねしたいんですが、このメンタルヘルスというのは自治体の対応が非常に遅れているということが指摘をされています。これに対し...全文を見る
○高嶋良充君 地方自治体の安全衛生管理組織の関係についてお伺いしますけれども、町村等では必ずしも法令に基づく基準が遵守されていない状況にあるというふうに聞いているわけであります。これらの安全衛生体制の不十分さ、あるいはとりわけ町村における整備状況を総務省としてはどのように認識をさ...全文を見る
○高嶋良充君 法を守らなければならない地方自治体が法を守れないというような状況になっているということでございますから、是非その辺は助言あるいは財政的な援助も含めてお願いをしておきたいというふうに思っております。  次に、消防の公務災害の問題についてお尋ねをしたいというふうに思っ...全文を見る
○高嶋良充君 国土交通省の鉄道局長にもおいでいただいているんですけれども、国土交通省は、今の答弁のように、消防庁の依頼を受けて鉄道事業者に周知されたはずだというふうに思うんですが、どのように周知をされていたのかということと、この事故を受けて、航空・鉄道事故調査委員会でも調査をされ...全文を見る
○高嶋良充君 今回の事故は、マスコミ報道等によると、過密ダイヤによる運転再開を優先したために招かれた事故だという見方が強いんですが、是非一刻も早い原因究明を国土交通省には要望しておきたいというふうに思っております。  そこで、消防庁長官、軌道敷内の消防活動というのは、基本的には...全文を見る
○高嶋良充君 最後に、総務大臣、このような不幸な事故というのは二度と起こしてはならないというふうに思うんですが、今聞いておられて、この間の事故も鉄道と警察と消防の三者が現場にいててこの事故が起こったと、こういうことです。そういうことからいっていくと、日ごろから鉄道、警察、消防とい...全文を見る
○高嶋良充君 終わります。
12月02日第155回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○高嶋良充君 私は、民主党・新緑風会を代表して、公務員制度改革に対する意見を申し述べたいと思います。  現在、政府が進めている公務員制度改革大綱に基づく検討作業は、国民の視点に立って公務員制度を抜本的に見直す姿勢が極めて不十分であると言わざるを得ないと思います。  今、国民の...全文を見る
○高嶋良充君 私は、今までの各委員の皆さん方の意見を聞かせていただいて、まず第一に総論的な部分、とりわけ公務員制度改革の必要性とその目的についてはほぼ一致をしているんではないかなというふうに思っています。  しかし、各論といいますか具体的な改革案の部分では、各委員の、そんなに大...全文を見る