高野博師
たかのひろし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月12日 | 第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号 議事録を見る | ○高野博師君 FTAについてお二人に一つだけお伺いしたいと思うんですが、実は今日チリの大統領が来るんですが、主な目的は日本とFTAを結びたいということなんですが、日本は結べませんというこういう結論なんですね。そこで、例えばチリの場合だとサケが日本に輸出しているんですが、元々あのサ...全文を見る |
02月26日 | 第156回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○高野博師君 このFTAに関して、私も何度か質問をしてきたものですから、これまでの参考人も、若干繰り返しになるんですが、一つだけお二人にお伺いしたいのは、朝鮮半島を、北朝鮮がいずれ遠い将来か近い将来か、そんな遠くない将来に朝鮮半島が統一が成ったときに、これは私は東アジア自由貿易圏...全文を見る |
○高野博師君 ありがとうございました。 | ||
03月12日 | 第156回国会 参議院 憲法調査会 第4号 議事録を見る | ○高野博師君 四人の参考人には貴重な御意見をありがとうございます。 全員の方に質問できるかどうか分かりませんが、最初に秋辺参考人にお伺いをいたします。 大変印象的なお話を伺いまして、アイヌ民族が誇りが持てなくなってしまう危機的な状況にあるということで、大変心が痛むお話であ...全文を見る |
○高野博師君 ありがとうございました。 それでは、目々澤参考人に子どもの権利条約に関して一つだけお伺いいたします。 この子どもの権利条約については行政側が大変、まあ大変といいますか、ある意味では消極的なところがありまして、しかも縦割り行政の弊害もかなりありまして、例えば児...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは、東澤参考人にお伺いいたしますが、外国人労働者の権利の保障の問題なんですが、私は今、FTAというか、WTO、FTO、東アジアでの自由貿易圏といいますか自由貿易協定を進めるべきだ、促進すべきだということを言っておるんですが、これができたときに、あるいはできるに...全文を見る | ||
○高野博師君 時間ですので、終わります。 | ||
03月20日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号 議事録を見る | ○高野博師君 イラク問題について何点かお伺いしたいと思います。若干、同僚議員の質問と重複するところがあるかもしれませんが、お伺いいたします。 まず、イラクの問題について、このイラクの問題の本質は何だとお考えでしょうか、外務大臣にお伺いいたします。 |
○高野博師君 そういうことであれば、このイラク問題に対する国際社会の対応というものが適切な対応でなければ、この大量破壊兵器がテロ組織あるいはテロリスト、その手に渡るという、あるいはその彼らに対して誤ったメッセージというものを送ることにならないかということを懸念しているわけでありま...全文を見る | ||
○高野博師君 アメリカは最後通告を突き付けましたけれども、武力攻撃も時間の問題ということでありますが、その武力攻撃の法的根拠は何かと、国際法違反だという声もかなりありますが、また、アナン事務総長が武力行使の正当性には疑問があるという発言もしておりますが、これについてはどうとらえて...全文を見る | ||
○高野博師君 ちょっと確認したいんですが、レジティマシーというのは正当性という訳と違うんでしょうか、今、合法性とおっしゃいましたけれども。 | ||
○高野博師君 したがって、アナン事務総長は、これは違法だという言い方はしていないということですね。 | ||
○高野博師君 十八日の夜にイラクのサブリ外相が、この日のために準備してきたというような発言をしているんでありますが、この先制攻撃かあるいは予防攻撃なのか、こういう点、この点についてはどうお考えでしょうか。 | ||
○高野博師君 ブッシュ大統領が国家安全保障を確保する権限があるという発言をしておりますが、アメリカは、国益ということに関しては国防政策の中で幾つか、四つぐらいのカテゴリーに分けておりまして、バイタルな、死活的な国益あるいは重要な国益、それ以下の国益、幾つか分けた中で、バイタルな国...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは、アメリカの、アメリカとまた一方の、米英と仏独、これが安保理の中で対立をしたわけですが、査察を継続するかどうかというような、これをめぐってのその背景に、アメリカのユニラテラリズムと、あるいは仏独のそれに対する反発といいますか、そういうものが背景にあるんではな...全文を見る | ||
○高野博師君 我が国は、自国の平和と安全、繁栄を国連中心主義という、この国連中心主義あるいは国際協調主義という形を取ってきたわけですが、今回の米英等の行動によって国連中心主義、我が国の国連中心主義が影響を受けないかどうか。あるいは、今、国連のシステムというそのものに、今回、国際社...全文を見る | ||
○高野博師君 先般、アナン国連事務総長にうちの神崎代表と一緒に会って、平和的な解決の要求したんですが、そのときに事務総長の方から、もし武力攻撃が起これば、直後に約一千万人の人が食糧問題に直面する、それから二百万人の国内避難民が出る、あるいは百二十万人の難民が出る、五百万人が水不足...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは、国際テロの脅威という点でお伺いしますが、そもそもテロリストというのはどのぐらいの数がいるんでしょうか、世界には。テロリズム、テロそのものの定義というのはきちんとできていないんですが、アメリカは二十八をテロ組織として指定しておりますが、これも含めまして、どう...全文を見る | ||
○高野博師君 僕の計算でも大体五万から八万五千ぐらいという数字が出ておりますが、そのテロリストのシンパというのかサポーターというのかエージェントというのか、これが相当の数いると推定されますので、私はやっぱりテロリストというのは数十万人、十数万は少なくともいるかなと、あるいはその倍...全文を見る | ||
○高野博師君 テロリストと大量破壊兵器の関係という点から見ますと、北朝鮮もテロ支援国家という指定がアメリカによってなされていると。北朝鮮も核ミサイルあるいは生物化学兵器も持っていると、こう言われているわけですが、すぐ日本の身近なところでこの問題があるということについて、防衛庁長官...全文を見る | ||
○高野博師君 北朝鮮に対しては我が国は対話と抑止という基本的な政策を取っていると思いますが、先ほども若干議論の中に出ましたが、アメリカが北朝鮮に対して先制攻撃みたいなことをやるということは恐らく私はないだろうというふうに見ております。 それは、アメリカがあの北東アジアで単独で...全文を見る | ||
○高野博師君 終わります。 | ||
03月21日 | 第156回国会 参議院 本会議 第12号 議事録を見る | ○高野博師君 私は、公明党を代表して、イラク問題に関して総理に質問いたします。 今般、国連安保理において新決議案が取り下げられ、アメリカ等が対イラク武力行使に至ったことは誠に残念であります。我が党としても、平和的解決を目指し、神崎代表を中心に、アナン国連事務総長や米国のアーミ...全文を見る |
03月26日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号 議事録を見る | ○高野博師君 それでは、北朝鮮の問題についてお伺いをいたします。 まず最初に、韓国の金大中大統領の太陽政策についての評価についてお伺いをしたいと思います。 |
○高野博師君 今のお話だと評価しているということでしょうか。 | ||
○高野博師君 私は、これは評価はしておりませんで、むしろ失敗ではなかったかと思っております。というのは、正に今、大臣がおっしゃったように、安全保障に関する合意というのは、二〇〇〇年の六月十五日の南北共同宣言には全く入っておりません。正にそこが問題だと思うんですね。この安全保障に関...全文を見る | ||
○高野博師君 恐らく、盧武鉉政権ではその辺も踏まえてきちんと対応するんだと思いますが、平壌宣言の評価あるいは意義にもかかわってくると思うので、僕は太陽政策についてはきちんとした評価が必要かなと思っております。 もう一つ、この間、今月初めに神崎代表とアメリカに行きまして、アナン...全文を見る | ||
○高野博師君 その中で拉致問題というのを取り上げたのかどうか、是非確認していただきたいと思っております。 北朝鮮が日本よりもアメリカとの交渉を重視しているということは言えるんでありますが、ちょっとこの拉致の問題でいいますと、この間、拉致家族の会の皆さんと外務大臣が懇談をされた...全文を見る | ||
○高野博師君 そうすると、その法律の中にはテロリズムとは何かという定義はないということでしょうか。 | ||
○高野博師君 しかし、拉致はテロだと認めているということなんですが、外務大臣は、拉致はテロかそうでないかということについては、念のため確認をしたいと思いますが。 | ||
○高野博師君 そこで、今、イラクとの問題でいいますと、大量破壊兵器の拡散というのが、これは世界の平和にとって大変重大な脅威になっているわけですが、その大量破壊兵器がテロリストに渡るということが最も懸念されるわけですが、いろんな状況を考えますと、日本もそのターゲットに十分なり得ると...全文を見る | ||
○高野博師君 是非、そういう方向性で御尽力をいただきたいと思います。 それでは、もう一つ。今後、北朝鮮がテポドン等の弾道ミサイルを発射したとかあるいは核の開発をまた進めるというようなことがあったときに経済的措置を発動するという、そのために政府が黒田内閣官房参与をアメリカに派遣...全文を見る | ||
○高野博師君 そうすると、これは誤報なんでしょうか。 | ||
○高野博師君 分かりました。 それでは、黒田参与が行ったことは別にしまして、そういうことを日本としてやる意思があるのかどうかということについてお伺いしたいと思います。 | ||
○高野博師君 北朝鮮の大量破壊兵器の開発等については、やはり資金というのは非常に大きな意味を持っているわけで、私は経済制裁なりをきちんと毅然とやる必要があるのではないかということを申し上げたいと思います。 もう一つ北朝鮮との関係で、IAEAが二月の十二日に緊急理事会で、北朝鮮...全文を見る | ||
○高野博師君 これに対する北朝鮮の反応は、何か情報はお持ちでしょうか。例えば、これを宣戦布告とみなすとかという報道が若干ありましたけれども、いかがでしょうか。 | ||
○高野博師君 それでは、イラク攻撃、イラク問題との関係で、これが北朝鮮にどういう影響を与えるのか、あるいは連動するのかということについて。 日本政府は米英の行動を支持すると。それは、大量破壊兵器の拡散を阻止する、あるいはテロの脅威に対応する、そういう中で日米同盟の信頼関係を、...全文を見る | ||
○高野博師君 この点については私は、抑止という点から北朝鮮に対しては牽制、抑止力がむしろ、日米同盟を前面に出すというのはより抑止力を高めるという、そういう見方をしております。 いずれにしても、北朝鮮との関係でいいますと対話と抑止というのが基本的な日本側の政策ですから、そういう...全文を見る | ||
04月22日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号 議事録を見る | ○高野博師君 防衛庁長官に幾つか基本的なことをお伺いしたいと思いますが、先ほどの防衛力の本質は抑止だと、こういうお話がありまして、私は、果たしてそうかなという疑問を持っておりますが、それは後ほどお伺いしますが、今日のお話は、ポイントはここに絞りたいと思いますが。 新聞報道によ...全文を見る |
○高野博師君 分かりました。 しかし、署名入りの記事で大新聞の第一面に出ていて、これが全く事実無根だと。これは本当に、マスコミというか新聞の信頼性というのは、これは相当下げるものだなと思いますが、いずれにしても、中身は非常に重要な話でありますので十分議論する必要があると思いま...全文を見る | ||
○高野博師君 そこで、先ほども同僚議員からお話がありましたが、これを踏まえて、必要最小限度の防衛力を保有するという防衛大綱の基本的な考え方、これも国民に広く受け入れられているわけですが、しかし、この必要最小限度の防衛力という、この必要最小限度という表現がだんだん使われなくなってき...全文を見る | ||
○高野博師君 言葉は厳密に使っていると思いますが、私、防衛関係の資料を読むたびに非常に感じるんです、その変化を。 必要最小限とか適正というのは、これはどちらかというと量的な概念がちょっと強いのかなと。効率的、コンパクトというのは質的な概念の意味合いがかなり強いのかなと。それか...全文を見る | ||
○高野博師君 私もそうだと思うんですが、しかし、例えば予算の審議をする中で防衛力の議論をする、審議をする。しかし、正しい判断をするには正確な情報がなくてはいけないわけで、これはきちんと情報を公開してもらわないと判断できないわけですね。 例えば、クラスター爆弾についても、これは...全文を見る | ||
○高野博師君 防衛の装備も、あるいは軍事的な攻撃能力、もう年々、日進月歩のように開発され、高度化されている。したがって、今、適正あるいは必要最小限度だという判断がされたとしても、しかし、一年後は十分でないかもしれない。これは正に相対的なものでありまして、あるいはアメリカ、同盟国で...全文を見る | ||
○高野博師君 そこで、防衛力の本質は抑止力にあるという、この長官の考え方に若干反論したいと思うんですが、抑止というのは国と国との関係あるいは国家間の関係で働くものだと、つまり国家には守るべき国民がい、財産があると、したがって、お互いにそこで抑止が作用するんだと僕は思うんですが、そ...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは、テロリズムの場合、どうかと。テロリストには守るべき仲間はいるかもしれません、しかし領土も国家もない、姿も見えない、国境もないと。こういう彼らが大量破壊兵器を持つと、あるいは、いうおそれももちろんあるんですが、こういうテロリストに対して、例えば敵基地攻撃能力...全文を見る | ||
○高野博師君 ミサイルディフェンスと、これも抑止力として働くということはありますが、最大の抑止力というのは恐らく核兵器なんだろうと思うんです。 長官のこの考え方を突き詰めていくと、そんなら核兵器を持った方が一番安く、コンパクトでもあるし、抑止力も利くしと、こういう考え方につな...全文を見る | ||
○高野博師君 長官の御意見を伺って少し安心いたしました。 いずれにしても、新しいこの世界情勢、テロリズム等の脅威にどう対抗していくかということも含めて、新しいこの抑止論というのも、私も十分考える必要があるのかなと思っておりますが、今日はこのぐらいで終わりにしたいと思います。 | ||
05月13日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号 議事録を見る | ○高野博師君 それでは、子どもの権利条約に関係して幾つか質問したいと思います。 まず、外務大臣に、この子どもの権利条約の重要性というか、どういう認識をされているのか、お伺いしたいと思います。 |
○高野博師君 もう少しこの条約の中身についての認識を聞かせていただけませんか。──いや、外務大臣、外務大臣。ちょっと、じゃ要らないです。 この権利の条約は、要するに子供の最善の利益を優先する、そして子供の意見表明権とか、非常に重要な規定がたくさんありまして、特に何よりも、教育...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは、今回の改正で権利委員会の委員が十名から十八名になるということでありますが、これまで日本は委員を推薦してはこなかったんですが、国連重視主義とか人権、人道、これを重視する外交方針からして余り理解できないし、意欲も熱心も余り感じられないんでありますが、この次は日...全文を見る | ||
○高野博師君 日本にも人権感覚に優れた学者等がたくさんいますので、是非、それは適当な人を選んで推薦をしていただきたいと思います。 それでは、この条約が批准されてから九年たちましたけれども、日本の子供をめぐる環境というのはこれは改善されているんでしょうか。どういう認識をお持ちで...全文を見る | ||
○高野博師君 言っていることはいいんですが、実際にこの条約が批准されてから、例えば不登校の問題、もう十四万にもなっている、それからいじめの問題、あるいは児童虐待の問題、相当子供を取り巻く環境が悪くなっている、悪化しているということなんですね。したがって、これは条約の趣旨からすると...全文を見る | ||
○高野博師君 この子供の問題については、児童福祉は厚生労働省、あるいは少年犯罪あるいは少年法は警察と法務省とか、学級崩壊あるいは不登校等の問題は文部科学省、条約に関しての報告書は外務省がまとめていると。それぞればらばらにやっている、縦割り行政の最たるもの、弊害の最たるもの、これが...全文を見る | ||
○高野博師君 そういう調整能力では不十分だから子供室のようなのを作ったらどうかということを言っているんですね。ほかの国には子供・女性省なんて省までできているわけです。日本は随分そういう意味では後れていると思うんですが、そういうこの、きちんと子供の位置付けというか、日本の将来をどう...全文を見る | ||
○高野博師君 だから、是非こういうものを作るのに御努力をいただきたいと、外務大臣、お願いしておきますが、一言お願いします。 | ||
○高野博師君 それでは外務大臣に、教育基本法の改正の議論が憲法論議と表裏の関係にあるということで議論が盛んに行われつつありますが、中教審の答申の中に愛国心の涵養とか公共心の涵養とかと、こういうことがかなり前面に出てきていると思うんですが、子どもの権利条約の本来の趣旨というかあるい...全文を見る | ||
○高野博師君 教育基本法の改正の問題というのは、外務大臣という立場を抜きにしても、政治家としては非常にこれは大事な、日本の将来を決定する重要な問題でありますので、是非この問題についても関心を持っていただいた上でこの子どもの権利条約というのをもう一回私は再認識をすべきではないかとい...全文を見る | ||
○高野博師君 対話と圧力が外交の基本だということを今おっしゃいましたけれども、従来からそうやってきたということですが、私は対話と抑止というのが北朝鮮に対しての基本的な考え方だとずっと思っておったんですが、対話と圧力というのは全然違う次元ではないかと思うんですが。 この圧力とい...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは、その外交的な働き掛けの中身について教えていただきたいと思うんですが。 盧武鉉大統領が訪米をしてこれからブッシュ大統領と会談をされると。その中で、盧武鉉政権の平和繁栄政策、これは金大中政権の太陽政策を継承したと、こう言われているんでありますが、北の、北朝...全文を見る | ||
○高野博師君 もう少し中身の具体的なのを聞かせてもらいたいと言ったんですが、どういう経済的なあるいは制裁なり圧力なりを加えていくのか、何をやろうとしているのか、その中身をお聞かせください。 | ||
○高野博師君 そうすると、中身、何にもないということじゃないんでしょうか、そうしたら。対話のテーブルに着かせるためにどういう外交的な働き掛けをするのかという中身を聞いているんですよ。何にもないと、何にも考えていないと、そういうことじゃ外交にならないんじゃないでしょうか。 新聞...全文を見る | ||
05月14日 | 第156回国会 参議院 憲法調査会 第7号 議事録を見る | ○高野博師君 それでは最初に、坂本参考人にお伺いをいたします。 先生が書かれた「テロと「文明」の政治学」という論文を読ませていただきまして、大変興味深く読ませていただきまして、自分の思索も若干深めることができました。それで、あの論文はイラク戦争の前に書かれたと思うんですが、先...全文を見る |
○高野博師君 はい、結構です。 それでは、国際的責務を果たすために別組織を作るべきだというお考えですが、この別組織は、日の丸のデモンストレーションとか、あるいは常任理事国の席を獲得するためとか、そういう考えではなくて、日本の市民が、日本のアイデンティティーあるいは国際的なプレ...全文を見る | ||
○高野博師君 ありがとうございます。 時間の都合で、明石参考人にお伺いしたいと思います。 この憲法九条が日本人の平和観に与えた影響というのは、私はある程度あるんではないかと見ておりまして、それは、敗戦のショックで、その復興の過程の中で東西の冷戦があった、アメリカの傘の下で...全文を見る | ||
○高野博師君 ありがとうございます。 それでは最後に、五百旗頭参考人にお伺いいたします。 この数年に日本の安全保障に関する議論も相当盛んになってきまして、ガイドラインができ、周辺事態対処法もでき、テロ特措法ができ、そして今、有事法制と。この後は集団的自衛権の行使の議論が恐...全文を見る | ||
○高野博師君 ありがとうございました。 終わります。 | ||
06月10日 | 第156回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号 議事録を見る | ○高野博師君 最初に、特定通常兵器使用禁止制限条約について若干お伺いいたします。 大量破壊兵器とかあるいは特定通常兵器以外の通常兵器によって殺されている、亡くなっている数というのは年間どのぐらいあるんでしょうか。 |
○高野博師君 年間五十万人もの人間がこの小型武器によって亡くなっていると、これと大量破壊兵器とどこが違うのかと。 特定通常兵器使用禁止条約、クラスターとか対人地雷とか焼夷兵器とかレーザー兵器とか、過度に傷害を与え、又は無差別に効果を及ぼすと認められる通常兵器、先ほど外務大臣の...全文を見る | ||
○高野博師君 是非、我が国政府としてもそういう努力をしていただきたいと思います。 今回の条約の改正の主な点は内戦にも適用されるということでありますが、締約国内での内戦の場合に、政府軍と反政府軍という、こういう紛争の場合が多いんではないかと思うんですが、そうすると、政府軍の場合...全文を見る | ||
○高野博師君 九・一一の同時多発テロというのは大量破壊兵器とかあるいは通常兵器を使ったわけではありませんで、ナイフ一本でやったわけでありますが、テロリストにとってはこういう条約は全く意味を持たない、テロを実行しようという意図がある者にとっては何でも武器になり得るという、こういう現...全文を見る | ||
○高野博師君 ホンジュラス政府が調査をしているというよりも、ホンジュラス政府自体が犯行をやっているという、こういう指摘が国連の人権委とか、あるいは米州機構の人権委から指摘をされているわけでありまして、むしろ、こういう事態に対して日本政府としてホンジュラス政府にきちんと物を言うこと...全文を見る | ||
○高野博師君 是非、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、日韓首脳会談について若干お伺いをしたいと思います。 先ほども同僚議員から質問がありましたが、対話と圧力というこの政策と、それから韓国側の平和繁栄政策、この日韓首脳会談で若干のずれがあるとかあるいは温度差がある...全文を見る | ||
○高野博師君 そうでしょうか。正に日米韓が連携して、そして北朝鮮に対応していこうということでありますから、温度差があるとかずれがあるということは正に相手に付け入るすきを与えはしないかというのが私の懸念であります。 基本的な考えとして、核の問題、ミサイルの問題あるいは拉致の問題...全文を見る | ||
○高野博師君 終わります。 | ||
07月09日 | 第156回国会 参議院 憲法調査会 第8号 議事録を見る | ○高野博師君 まず最初に、植村参考人に二つほどお伺いいたします。 参考人の「自衛隊は誰のものか」という著書の抜粋を読ませていただきまして、かなりの部分共鳴をしたわけでありますが、これの関係でお伺いいたしますが、九・一一のテロは、アメリカの経済のシンボルである、経済力のシンボル...全文を見る |
○高野博師君 九七年に日米安保の再定義をやったと。これは、アジア太平洋の平和と安定に寄与するという、そういう再定義をしたんですが、アフガンの戦争あるいはイラクの戦争から、日米安保の再々定義が必要だというアメリカ側の考えがあると。 自衛隊はだれのものかと、これは、先生の論文によ...全文を見る | ||
○高野博師君 ありがとうございます。 それでは、志方参考人にお伺いいたします。 先ほど、日本の情報収集能力、これがもう対米依存だというか、アメリカから情報はみんなもらっている、もっとこの情報収集能力を高めるためにもっと投資をすべきだと、こういうようなお話だったんですが、防...全文を見る | ||
○高野博師君 もう一つだけ簡単にお伺いいたしますが、日本の防衛の構造は四階建ての建物だと、こういうお考えですが、基礎になる憲法の中に国家緊急事態条項というのがないままに、有事法制はもう既にできている、あるいは自衛隊法、あるいは防衛庁設置法、その上に自衛隊そのものがもう存在している...全文を見る | ||
○高野博師君 ありがとうございました。 それでは、渡辺参考人に、余り時間がないんですが、一点だけお伺いしたいと思います。 この参考資料の中で「朝鮮半島有事への対処は政治問題」だと、こういう表題で書かれてあるんですが、朝鮮半島有事に日本はどのようにかかわるべきか、これは日本...全文を見る | ||
○高野博師君 ありがとうございました。 | ||
10月09日 | 第157回国会 参議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○高野博師君 公明党の高野でございます。 総理、ASEAN訪問お疲れさまでした。お疲れのところ恐縮ですが、まず冒頭、北朝鮮の問題についてお伺いいたします。 北朝鮮の拉致については、これは防衛庁長官も外務大臣も拉致はテロだという、テロだと言えるということをおっしゃいました。...全文を見る |
○高野博師君 アメリカは、北朝鮮はテロ支援国家だと、の一つだと、こう認めておりますが、日本は北朝鮮に対しては対話と圧力という方針で臨むと言っておりますが、圧力がほとんど掛かっていないんではないか。私は、北朝鮮をテロ国家と認めることが最大の圧力になるんではないかと思いますが、いかが...全文を見る | ||
○高野博師君 そういう制度があるかないかは別にして、これは法治国家として、北朝鮮の違法行為、不正行為に対してきちんと毅然とした態度を取っていく。そういう中で、やはりきちんと私はもうテロ国家と日本は認めるべきではないかということを指摘しておきたいと思います。 それでは、本題の方...全文を見る | ||
○高野博師君 私はこれを否定的に見ているわけではありません。我が党が掲げる新しい平和主義というのも同じような方向性を持っております。しかし、同盟関係というのは、これは、特に日米同盟、唯一の日本が持っている同盟でありますが、これは日本にとっては死活的な重要性を持っているということだ...全文を見る | ||
○高野博師君 私は、こういう、この問題に対して、地球的な問題の中で、やはり人間の尊厳というのが一番侵害されている。したがって、私は、人間の安全保障というのはこの基本の理念としてこれは据えるべきではないかなと、こう思っております。 そこで、日米同盟と国際協調ですが、私は、問題に...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは時間ですので、最後に一つ、テロ特措法との関係でテロについてお伺いしたいと思います。 テロリストは増加傾向にあると、全世界で二十万から三十万人いるとも言われている。イラクがもし混乱すれば、世界のテロリストがこれを本拠地としてテロを輸出するという、そういう見...全文を見る | ||
○高野博師君 終わります。 | ||
12月16日 | 第158回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○高野博師君 公明党の高野博師でございます。 まず最初に、イラクで亡くなられた二人の外交官と現地の職員に対しまして、心から哀悼の意を表したいと思います。 まず最初に、サダム・フセインの拘束に関連して二、三お伺いしたいと思います。 拘束前に政府が自衛隊の派遣を決定したと...全文を見る |
○高野博師君 こういう問題は迅速に対応することが第一なので、やはりターゲット、テロリストのターゲットになっているという前提で対応していくということは、私は事件を未然に防ぐという観点から重要ではないかと思います。 先ほど同僚議員も取り上げましたが、このサダム・フセインの裁き方は...全文を見る | ||
○高野博師君 それでは次に、ブッシュ大統領が中東の民主化革命という演説を先般やりました。その中で、中東の心臓部に自由なイラクを確立すれば世界民主化革命の分岐点になると、こういうことを言っておりますし、民主主義が国家の成功と尊厳に向けた唯一の道だということも強調されておりました。 ...全文を見る | ||
○高野博師君 大変慎重な発言で、北朝鮮という言葉は一言も使っていないんでありますが、もしこういう近隣諸国との関係に関係なく自衛隊のイラク派遣を決定したと、日米同盟、国際貢献あるいは国益、地域の安定、そういうことであるとすれば、そういう状況は今まで幾つもあったわけです。アフガンもそ...全文を見る | ||
○高野博師君 分かりました。 今回のイラク派遣、自衛隊の派遣というのは歴史的な一つの出来事であるという言われ方をしておりますが、これからの国際社会の中で日本の在り方というのも問われているんではないかというふうに思っておりますが、小泉総理がよく言われるのは、アメリカは唯一の、日...全文を見る | ||
○高野博師君 時間がないので、若干具体的な問題についてお伺いしたいと思います。 先般、政府がイラクに調査団を派遣して、その報告を聞いたんでありますが、そのときに、そのときに自衛隊歓迎の横断幕があったということで報告を聞いたんですが、私はその場で、本当にそうかと、そんなに歓迎さ...全文を見る | ||
○高野博師君 いずれにしましても、現地の治安状況を見極めた上で慎重に派遣していただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。 |