高野博師

たかのひろし



当選回数回

高野博師の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○高野博師君 公明党の高野でございます。  何点か御質問をさせていただきます。  まず最初に、最近、一連のいろんな事件、事故等が起きているのでありますが、耐震強度偽装事件とかライブドア問題とか、あるいは今回の防衛施設庁等一連の事件に共通しているのは、モラルが極めて欠如している...全文を見る
○高野博師君 八年前の調達本部の背任事件のときも私も何度も質問をさせていただきました。そのときの教訓が生かされていないのかなと、体質が基本的にはあんまり変わっていないのかなという感じがいたしますが。  そこで、一つだけお伺いしたいんですが、当時の調達実施本部があの事件があった後...全文を見る
○高野博師君 外部のチェック機関があるということでありますが、ここは本当に厳重に対応してもらいたいなと。同じような事件が起こったら本当にどういうことになるのかなと、私はちょっと若干の懸念を持っております。  そこで、防衛施設庁の解体という問題、私も先ほどの同僚議員と同じような視...全文を見る
○高野博師君 解体的出直しという言葉が出てくるのが随分早かったなという感じを私も持っていまして、十分検討した上で解体ということを言われたのかなという、そこは私は疑問を持っておりますが。  逮捕日の一月三十日に那覇防衛施設局長の人事異動をやっていると。解体ということと、しかしこの...全文を見る
○高野博師君 防衛庁側には、施設庁の現地での対応、在日米軍再編に関する地元の調整等について不満があるというような情報も新聞報道にありますけれども、今回のこの事件と防衛施設庁を解体しそして統合するという、これを連動させた上で防衛省昇格という議論が出てくるのは若干違和感が私はありまし...全文を見る
○高野博師君 防衛庁あるいは制服組のOBの天下りまで面倒見てたとすると、防衛庁の方の幹部もこの事件を黙認してたということが、これはもう疑わざるを得ないと思うんですね。そこは検討委員会でいろいろ調査するんでしょうが、内部の検討機関ですから、当然これは限界があると思うんですね。したが...全文を見る
○高野博師君 北原長官には質問通告してありませんが、防衛庁から行かれて、その自分の部下がこういう事件を起こした、あるいはそういう官製談合をやっているというような情報等は全く入っていなかったんでしょうか。
○高野博師君 いずれにしても、解体と統合という問題については十分慎重に検討した上で私はやるべきだと思っております。  公正取引委員会にちょっとお伺いしたいんですが、会計検査院にも聞こうと思ったんですが、会計検査院の方は官製談合は関係ないと、契約をした後のお金の使い方についてはチ...全文を見る
○高野博師君 簡単にお願いします。
○高野博師君 時間がないんで最後の質問にしますが、検察とか警察、司法の手によらなければ改革ができないというのは大変恥ずかしいことではないかと思っておりまして、今回を本当に教訓にできるのかどうか、きちんとこれは私は見ていきたいと、注視していきたいと思っておりますが、まあ天下りの問題...全文を見る
○高野博師君 終わります。
02月22日第164回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○高野博師君 両先生には貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  まず最初に、山谷先生にお伺いしたいと思いますが、今評価の難しいということはよく分かるんですが、法人そのもの、独立行政法人そのものの必要性までの評価というのはなかなか見えてこないというお話でありました...全文を見る
○高野博師君 北沢参考人にお伺いしますが、先生のお話を伺うと、小泉改革、官から民へというような改革そのものは一体どういうことなんだと疑問に思ってしまうんですが、与党にいるから余り言いませんが。この天下りあるいは補助金の問題、基本的に何にも変わってないなという印象なんですね。  ...全文を見る
○高野博師君 公益法人等も、今防衛施設庁の問題なんかありまして、特殊法人あるいは独法と同じような天下りの問題あるいは補助金の問題と抱えているわけですが、もう一つは、地方が相当財政赤字抱えているわけですね。地方も同じような法人をたくさん抱えていまして、そこも天下りを相当していて、そ...全文を見る
○高野博師君 終わります。ありがとうございました。
○高野博師君 済みません、一つだけお伺いしたいんですが、この特殊法人あるいは独立行政法人、これがもっと効率的に機能すれば全体として日本の経済社会の活性化に大きく役に立つんだろうと思うんですが、山谷先生が先ほどおっしゃっていた、法人の中には歴史的な使命が終わったものもある、必要性が...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございました。
03月03日第164回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○高野博師君 公明党の高野でございます。  最初に北朝鮮問題についてお伺いしたいと思いますが、安倍長官が間もなく出られるということなので、最初に一問だけお伺いしたいと思います。  北朝鮮問題については、安倍長官はずっと一貫してこの問題に真剣に取り組んでこられた日本側のキーパー...全文を見る
○高野博師君 北朝鮮による拉致問題については、先般、辛光洙容疑者あるいはチェ・スンチョル両工作員に対して逮捕状が出されたと、そして北朝鮮に対しては引渡しも要求されたわけであります。蓮池さん、地村さん夫妻、あるいは横田めぐみさんも、この犯行にかかわっていたんではないかと、こう言われ...全文を見る
○高野博師君 韓国の盧武鉉大統領が、まあ国内支持率はかなり低下しつつあるようでありますが、先日、対日批判、この靖国問題あるいは憲法改正問題について批判をしましたけれども、総理それから官房長官の反論というのは当然で、私は適切だったというふうに思っております。  一般的に、国内問題...全文を見る
○高野博師君 それでは、麻生大臣にひとつお伺いしたいと思いますが、中国は脅威ではないというのは政府の公式な見解だと思いますが、それでは北朝鮮というのは脅威なんでしょうか、それともそうじゃないんでしょうか。
○高野博師君 脅威か脅威でないかというのは政府の立場としては明言しない方が適当かと思いますが、いろんな、野党の方もそうですが、脅威論というのが結構盛んに行われておりまして、その攻撃の意図があるのか、能力があるのかどうかということでの議論でありますが、攻撃の能力が一体どの程度あった...全文を見る
○高野博師君 ODAについての海外の評価は非常に高いものがあるということは私も認識しておりますが、今回のこの検討会の提言でありますが、国際協力銀行、JBICの円借部門を、これをJICAに移す、あるいは外務省が持っている無償資金協力の一部をJICAに移すと、それだけの話。  しか...全文を見る
○高野博師君 具体的な例は挙げられないようでありますが、戦略的利用というのは、透明性とか公開性という点とやっぱり反する部分もありますので、そうは簡単に言えないんだと思いますが。  しかし、そもそも日本に国家戦略というのがあるのかと、国家戦略がない中でどうしてODAだけ戦略的な利...全文を見る
○高野博師君 私はそういうことを言っているんではありません。日本のODAが各国でこれは高い評価を得ているというのは、私もそれをよく認識しております。しかし、このODAの戦略的利用と、これ何度も何度も政府のペーパーに出てくるんです。だから、どこが戦略的なんだと。  そもそも戦略と...全文を見る
○高野博師君 基本法について、基本法。
○高野博師君 是非、基本法を作る方向でやっていただきたいと思います。  それから、NHKの改革について、一つ二つお伺いしたいと思います。  総務大臣の下で通信・放送の在り方に関する懇談会ということでNHKの改革が進められておりまして、御存じのとおり、不祥事によって国民の受信料...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。そういう方向で進めていただきたいと思います。  それでは、アジア全般の問題について若干お伺いしたいと思います。  今、アジアは非常に流動的になっているのではないかと思います。フィリピンでは非常事態宣言が出されている。あるいはタイではタクシン...全文を見る
○高野博師君 もう時間がないので、最後に環境問題についてお伺いしたいと思います。  地球温暖化の現状というのは大変今深刻になりつつあります。毎日数万ヘクタールの森林が消滅している、あるいは五万ヘクタールの砂漠が毎日できている、それから毎日二百種類以上の動植物、生物が絶滅をしてい...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。終わります。
03月16日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○高野博師君 最初に、日中関係について幾つか御質問したいと思いますが、外務大臣の方に。    〔委員長退席、理事浅野勝人君着席〕  私のテーマも戦略ということなんでありますが、同僚議員、同僚の議員から指摘がありました点について私も大変関心を持っておりまして、この間の決算委員会...全文を見る
○高野博師君 もう一つ、安保理改革の件ですが、これも昨年の一連の動きの中で結果的にはうまくいかなかったと。私は環境省にいたものですから副大臣会議でも何度か発言したんですが、この安保理改革、常任理事国入りの問題については、外務省だけではなくて、全閣僚、全副大臣、政務官含めて、あるい...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。  今後の手続なんですが、これは市の方からの申請書が施設庁とそれから財務省に出されなくてはならないわけですが、この辺の手続についてどういうふうに進めていくのか、お伺いしたいと思います。
○高野博師君 市側の市長さん、市当局あるいは議会が一番心配しているのは、この道路の建設の仕方によっては地下に潜らせるということもあり得るものですから、膨大な費用になるんではないか、費用が要るんではないか、その財政負担が市にとって大きくなり過ぎるとこれは難しくなるということで、でき...全文を見る
○高野博師君 これは長年の懸案でありますので、できれば来年の四月ぐらいから工事が始められるように、是非前向きに、迅速に対応していただきたいということをお願いしまして、質問を終わります。
03月22日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○高野博師君 同僚議員からも質問がありましたが、日米豪の戦略対話についてまずお伺いしたいと思います。  まず、この三か国の対話の目的は何かということ、なぜ日米豪の三か国なのかということをお伺いいたします。共同ステートメントの中では、アジア太平洋地域の平和と安定の促進へ共通の戦略...全文を見る
○高野博師君 もう少し戦略的な発想というか、考えがあるのかなと思っているんですが。  基本的には、アジア太平洋の中の中国、北朝鮮というのが、いろんな懸念材料があると思うんですが、特に中国の軍拡、これがもう第一義的に共通の戦略的なこの利益を守るということにつながるのかと思うんです...全文を見る
○高野博師君 日米豪にイギリスを加えて海洋同盟だと、そういう指摘もあるようでありますが、実は去年の四月に私、ニューヨークに行きまして、三月だったかな、オーストラリアの環境大臣と会談をしまして、環境問題が主だったんですが、その機会に、日本とオーストラリアは正に自由とか民主主義とかと...全文を見る
○高野博師君 日米豪の関係が強化されると、今度はロシアと中国の関係も強化されて、こういう対抗的なものにならなければいいなという若干の心配はありますが、この点についてはまた別な機会にお話をお伺いしたいと思いますが、今日はアメリカの新国家安全保障戦略について外務大臣と防衛庁長官にお伺...全文を見る
○高野博師君 正にそのとおりだと思うんですが、一つはやっぱり先制攻撃というこの選択肢を依然として保つと、ここのところは、要するに差し迫った脅威、差し迫っていない脅威へのこの予防措置として拡大される危険性はないのかどうか、こういう指摘もされております。  イランを米国の最大の脅威...全文を見る
○高野博師君 それでは、中東問題、イラクの問題についてお伺いいたします。  イラクの今の現状をどういうふうにとらえているのか、簡潔にお願いいたします。
○高野博師君 イラクの現状はやっぱり三つぐらいにとらえることができるんではないかと思うんですね、三つ。  一つは、やっぱりイラク人同士の戦い、対立、武力衝突、これが非常に拡大していると。それからもう一つは、これはもうシーア派の勢力が台頭しているということもあって、イスラム勢力、...全文を見る
○高野博師君 イラクの地元の住民あるいはイラクの政府の自衛隊の人道復興支援に対しては、感謝をし、評価をしているということはそのとおりだと思います。  日本国内での世論調査によれば、高く評価する日本国民は一〇・五%、評価するというのは四六%、合わせて五六・五%は評価していると。そ...全文を見る
○高野博師君 時間ですので最後に、イスラム世界の動向と我が国の対応といいますか、それについて外務大臣にお伺いしたいと思います。  対中東石油の依存度というのが九〇%、これはますます高まっているというのは、日本の安全保障上これは対応する必要があると思うんですが、こういう問題、中東...全文を見る
○高野博師君 はい。  そういう中で、このイスラム世界とどういうふうに向き合っていくのかということは日本にとっては非常に重要になると思うんですが、時間の関係もありますので簡潔にお答え願いたいと思います。
○高野博師君 終わります。
03月28日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○高野博師君 それでは最初に、外務大臣に在日米軍駐留経費負担特別協定の意義についてお伺いいたします。  防衛関係費全体に占める在日米軍駐留経費の割合というのは八・六%、これ十八年度で約四千百三十五億円であります。また、各国における米軍の駐留経費負担額と比較しても、ドイツの約三倍...全文を見る
○高野博師君 私も同じように認識をしておりまして、日米同盟の重要性、その信頼性を担保するという意味でも、できるだけ米側の負担を軽くするという配慮があってもいいのかなと。しかし、それはある程度限度があるんではないかなというふうに思いますし、東アジアの不安定な安保情勢かんがみても、日...全文を見る
○高野博師君 そんなにたくさん説明は要りませんで、要するに、防衛の本質は何かと聞いているんですね。そんなに一杯しゃべらなくちゃ説明できないものなのかどうか。  僕が、これ平成十五年三月十四日の石破防衛庁長官の所信の中で、防衛とは抑止力を本質とするものでありますと、組織、法制も戦...全文を見る
○高野博師君 それでは、石破長官が言っておられた、防衛の本質は抑止力にあるという考えは変えたんでしょうか、変えてないんでしょうか。
○高野博師君 ですから、防衛庁が一貫して言っていた、防衛の本質は抑止力にあるという考えは変わってないと見ていいんでしょうか。
○高野博師君 本質が簡単に変わるわけはないわけです。  私は、当時の長官が言っておられた、できるだけ武力は使わない、武力そのものを持っていることが抑止になって、これが要するにまあ防衛の本質だというところは、ある程度は私は理解はできるんですが、しかし、それは理想論であると、ある意...全文を見る
○高野博師君 平成十五年、十六年の所信と十七年、十八年、今回の長官の所信は大きく変わっているんですね。それは、何が変わったかというと抑止に対する考え方が変わっている。在日米軍の抑止力というのは大野長官のときも言及しておりますが、石破長官のときのような言及、本質論的なものはこれは消...全文を見る
○高野博師君 それでは、在日米軍の抑止力というのを、これは大臣も言及されましたが、在日米軍の抑止力、これを持つ、抑止力を持つとする根拠は何でしょうか。
○高野博師君 ちょっと違うんですね。抑止力を、米軍が抑止力を持つとする根拠とは何かということなんです。それは、米軍が正に攻撃に対して対処能力を持っているということだと思うんですね。しかし、それで、防衛大綱の基本方針の中には、「核兵器の脅威に対しては、米国の核抑止力に依存する。」と...全文を見る
○高野博師君 若干かみ合わないんですが、米国の核抑止力というのは、日本に核兵器を持ち込んでなければ、これはアメリカにある核。これが、要するに日本はその核の傘の下にある、したがってその抑止力が働いていると、そういう理解になるのと違いますか。
○高野博師君 それでは、その抑止力というのは、米軍が持っている抑止力というのはどの範囲まで及んでいるんでしょうか。
○高野博師君 ちょっと待ってください。それは極東の範囲だけでしょうか。これは九七年の新しいガイドラインで、アジア太平洋の平和と安定、これに帰するということに変えたんじゃないでしょうか。そこはどうなんでしょうか。
○高野博師君 ということは、米軍の抑止力というのはアジア太平洋には及ばないと、極東だけであるという理解でいいんでしょうか。
○高野博師君 神学論争になるからこの辺でやめておきますが、世界の中の日米同盟というようなことを盛んにこれは川口大臣のときから言っているんですが、僕は若干疑問がずっと持ち続けているんでありますが、しかし、今長官が言われたように、日本を守るための米軍の抑止力の範囲ということであれば、...全文を見る
○高野博師君 外交努力を通じて対話による解決を図るということについては、考え方は日本も恐らく同じだろうと思いますが、しかし、必ずしも中ロの対応に同調するわけにもいかない部分も出てくるのかなというふうに思います。  そこで、イランのアザデガン油田のこの開発の中止をアメリカが求めて...全文を見る
○高野博師君 日本は原油の輸入の一四%か一五%ですか、イランに依存しているという中で、もし安保理で経済制裁等がされた場合に、この油田の開発というのは中止に追い込まれるのか、あるいは日本はそれには応じないということになるのか、非常に難しい対応を迫られると思うんですが、どうお考えでし...全文を見る
○高野博師君 政府の立場はよく理解できました。私もそうだろうと思います。  しかし、一方で、原油の輸入先をもっと多角化するという努力を相当進めないと、備蓄だけでこれは数か月しかもたないわけですから、こういうことも考えると、中東に対する依存度がどんどん高まっているという現状があり...全文を見る
○高野博師君 それでは最後に、対中国円借款について若干お伺いしたいと思います。  対中円借款は二〇〇八年までこれは供与を続けるということが一応決定していると理解をしておりますが、今回決定を持ち越した、持ち越しについて麻生大臣が決定を下したと、こう言われているんですが、それはなぜ...全文を見る
○高野博師君 基本的に私もその決定でいいのかなと思いますが、まあ円借款でやる分野は主に環境分野なものですから、中国の環境問題というのは相当深刻になっているということもありますんで、技術供与も含めて円借款はあってもいいのかなと思います。  ただし、これは私の、党の考えではありませ...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございました。終わります。
04月04日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○高野博師君 それでは、租税条約に関連して、この二つの日英租税条約それから日印租税条約、これは賛成であります。この関係で、イギリスとインドについて、ちょっと何点か質問をしたいと思います。  そもそも、イギリスという国はどういう国なのか、イギリスのアイデンティティーというのは何な...全文を見る
○高野博師君 八〇年代の初めに、アルゼンチンとフォークランド紛争、マルビーナスの戦争があったんですが、その戦争直後に僕はアルゼンチンに行きまして、アルゼンチンの特にブエノスアイレスの市民は、イギリスが本当にミサイルを撃ち込んでくるんではないかという、あるいは核を使うんじゃないかと...全文を見る
○高野博師君 コモンウエルスは一九六九年から二年ごとにサミットをやっている。それから、コモンウエルス・ゲームズというか英連邦スポーツ競技大会、これも開催している。コモンウエルス・デーというのもあると。この英連邦、コモンウエルスが五十三か国あって、総人口が十八億人、地球全体の三分の...全文を見る
○高野博師君 あと五、六分の時間ですので、インドについてお伺いしたいと思いますが、これも同じようにインドというのはどういう国かと、インドのアイデンティティーは何かと。いろんな人に聞いたんですが、なかなか明快な答えはない。一言で言えませんというのがほとんどなんですが、一人だけ、ある...全文を見る
○高野博師君 もう少し時間がありますんで。  アジアの大国としてIT産業、医療関係、もう相当進んでいる国でありますし、今大臣おっしゃったように世界最大の民主主義国家だという、まあ価値観を共有していると。そして、人口も五四%はもう二十五歳以下だと、若い国だと。で、中産階級が多いか...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。
04月05日第164回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○高野博師君 今日はロシア、日ロ関係について、何点か大臣にお伺いしたいと思っております。決算委員会でありますけれども、数字は余り問いませんが、外交政策の決算というか検証、総括と、そういう意味での質問をさせてもらいたいと思います。  日ロ関係をなぜ取り上げるかということであります...全文を見る
○高野博師君 今大臣がおっしゃられたように、双頭のワシというのが国の紋章になっているんですが、実は二月にパキスタンへ行ったときにガンダーラの遺跡を見てまいりました、世界遺産になっているんですが。そのガンダーラの遺跡に双頭のワシがかかれてありまして、そんなアレキサンダーの時代から双...全文を見る
○高野博師君 日ロ行動計画の中で、北方領土問題については一九五六年の日ソ共同宣言、これはちょうど今から五十年前、もう今年は五十周年になるわけですが、この日ソ共同宣言と一九九三年の東京宣言、そして二〇〇一年のイルクーツク宣言、この三つの合意文書が基礎になるということを明記しているわ...全文を見る
○高野博師君 それでは、北方領土問題についてもう少し突っ込んでお伺いしたいと思いますが、去年の七月でしたか、知床が世界遺産に登録をされたので、私も環境省にいたんで現地を見てまいりました。知床の方から見ると国後島がこんなに近いものかというのにちょっと驚きまして、これが北方領土なのか...全文を見る
○高野博師君 ロシア側は北方領土を最初に発見したのは我々だと、こう言っているんです。太古からの領土だと、こういう言い方をしているんですが、歴史的にも国際法上的にも我々はこれは日本の領土だろうとずっと主張しておりますが、ヨーロッパでは国境線というのはしょっちゅう歴史的に見ると変わっ...全文を見る
○高野博師君 正にその帰属が、返すということについてロシア側は、これを返すというのはこれはもうルーズだと、要するに敗北だというとらえ方を恐らくするだろうと思うんですね。したがって、そうは簡単に返せないと。  一九五六年の日ソ共同宣言では、これは両方の議会が批准していますから、こ...全文を見る
○高野博師君 このやり方はフィフティー・フィフティー方式を取ったと、こう言われていまして、中央アジアと中国も、これも同じように、いずれも必ずしも等分ではないんだが、フィフティー・フィフティーというやり方をしたと。それは法的な根拠はないんです。政治的な妥協と現実的な利益に基づいてこ...全文を見る
○高野博師君 是非、今の考え方も含めて、北方領土問題の解決に全力を尽くしてもらいたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。  終わります。
04月12日第164回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○高野博師君 加藤委員がおっしゃったODAの戦略的利用という点について若干、これはほかの国はどうしているのかということで、これは戦略性ですからほかの国が明らかにするわけはないんですが、これは客観的に見るとそういう使い方をしているんではないかなと思う例がありますんで、そこをちょっと...全文を見る
○高野博師君 一言だけ。
○高野博師君 今、加藤先生おっしゃったように、イギリスとかスペインとかフランスは過去の負の遺産を逆にうまく利用して、そしてその戦略に結び付けているというところがやっぱりすごいなということだと思うんですね。日本は、謝罪と何か歴史認識ばっかり突き付けられて、うまくいってないということ...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○高野博師君 この法案については賛成でございます。  二、三、中国の問題とイランの問題についてお伺いしたいと思います。  まず最初に、中国との関係ですが、東シナ海の航行禁止措置について事実関係をお伺いしたいと思いますが、平湖ガス田の拡張工事のために三月一日から九月末まで中国の...全文を見る
○高野博師君 これは国際法上、中国の禁止海域の設定というのは問題ないんでしょうか、中間線を越えていないにしても。ここはどうでしょうか。
○高野博師君 これは、国連海洋法上は中間線の向こう側、中国側であっても公海でありますから、これは沿岸国の同意を得てそれを設定するということになっていると私は理解しておりますし、それからIMOの規定によれば通報の義務というのがあるわけですから、それが何にもなく一方的にウェブサイトに...全文を見る
○高野博師君 まあいずれにしましても、三月の六日、七日と中国、北京でガス田開発をめぐっての協議がされたわけですから、そこに何にも中国側から出されなかったというのは、大変これは信義に反する問題があるなという感じがいたします。こういう国際法に違反するような行為があった場合には厳重に抗...全文を見る
○高野博師君 そこで、中国の一人当たりGDPは今年は千七百ドルだという発表がされておりますが、我が国が無償資金供与をする基準というのは世銀の融資指針を参考にしているということでありまして、これは千四百ドル以下ということだと思いますが、中国は当然この基準からいうともう既に超えている...全文を見る
○高野博師君 中国は外貨準備高も日本を抜いて世界一だと、それから中国自身が途上国に対して相当な援助をやっているというような事実にかんがみれば、もう既に日本が無償援助をやるということではないんではないか。円借款については二〇〇八年までという方針がありますんでそれはいいと思うんですが...全文を見る
○高野博師君 時間ですので、終わります。
04月20日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○高野博師君 最初に胡錦濤主席の訪米についてお伺いしようと思ったんですが、時間の都合もありますので、まず最初に日米同盟についてお伺いをして、時間があれば胡錦濤の訪米についてお伺いしたいと思います。  まず最初に、小泉総理が、日米同盟が強固ならばすべてうまくいくと、こういうことを...全文を見る
○高野博師君 日米同盟は日本の外交の根幹にかかわるテーマだと思います。十五分ぐらいの簡単な短時間でこの大それた質問は若干控えたいとは思っているんですが、今日は第一ラウンドとして幾つか御質問したいと思います。  そもそも同盟とは何なのかと。パートナーシップとの違いを頭に入れればあ...全文を見る
○高野博師君 同盟というのは、同盟の根拠となる条約なり協定なり約束というのがあると思います。そして、共通の利害といいますか共同して守るべき利益がある、あるいは共同して立ち向かうべき相手がある、何よりも長期的、戦略的な大義というのが、この大義を共有するということが必要ではないかと。...全文を見る
○高野博師君 それはそうなんですが、もう少し具体的に言いますと、やっぱり第一次世界大戦のときにイギリスが再三日本の陸軍をヨーロッパに派遣してくれと要求をしたと、それを日本は断ってきたというようなことがあって日英同盟が崩壊していったとも言われていますが、孤立した日本が今度はドイツと...全文を見る
○高野博師君 私もそうだろうと思います。  共通の価値観に基づいていると、そしてアジア太平洋の平和と安定に寄与する、それが両国にとって国益になるということだろうと思いますが、そこで、これも何回か取り上げてはいるんですが、世界の中の日米同盟という言い方を日本がしておりますが、アメ...全文を見る
○高野博師君 要するに、世界の中の日米同盟という表現をしているという理解でいいですか。そういう表現そのもの。
○高野博師君 日本側の勝手な思い込みではないということだと思いますが、日米同盟、日米関係は問題ないと思っていること自体は大丈夫なのかなと。同盟関係というのはやっぱり絶えず検証する必要があるんではないかと思います。  そこで今、日米関係、両方、日米双方にとってのいろんな様々な難し...全文を見る
○高野博師君 もう時間ですので、この続きはまたの機会にしたいと思いますが、日米同盟が必要条件であるけれども、十分ではないと。だから、十分でない部分をどうやって埋めるのかということは十分考える必要があると思うんですね。同盟と集団的安全保障というこの関係をうまく組み合わせるというのが...全文を見る
04月27日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○高野博師君 最初に、テロ特措法の基本計画の変更について幾つか質問をしたいと思います。その後、在日米軍の再編の問題についても質問させていただきます。  まず最初に、今のアフガン、アフガニスタンの現状というのはどうなっているのか。政治、経済、社会状況、これについて簡単にお伺いいた...全文を見る
○高野博師君 タリバン政権時代とその後で民生が安定しているのかどうか、国民生活は向上しているのかどうかと。治安はそれほど良くなっているとは言えないということかと思いますが、アフガニスタンでタリバン政権後に麻薬の生産というのが非常に多くなっていると。一番簡単に換金できる作物として麻...全文を見る
○高野博師君 それでは、今、国際社会として不朽の自由作戦というのを進めているわけですが、これについて各国はあるいはヨーロッパの先進国はどういう評価をしているのか、これについてお伺いしたいと思います。
○高野博師君 各国も継続的に今の作戦をする必要があるというふうに思っているんだと思いますが、これはいつまでこの対テロ作戦を継続しなくてはいけないのか。そういう見通しについては、我が国も自衛隊を派遣して給油活動等いろいろやっているんですが、そのほかにもODAというような形でのテロ対...全文を見る
○高野博師君 先ほど額賀長官がテロに対しての抑止力ということを言われまして、僕はしょっちゅう抑止力について質問しているんですが、やはり新しい脅威ということでの抑止力は、先ほどアフガニスタンでいろんな形での先進国を含めて国際的な協力をやっているというのがテロリストに対する抑止になっ...全文を見る
○高野博師君 テロ対策が相当長期間に及ぶというか、やらなくちゃいけないということは分かりますが、必ずしも貧困というのがその温床になっているとは言えないと思うんですね。テロリストがあれほどまでに絶望的な、自分の命を懸けてまでテロを実行すると。その憎悪とかあるいは怨念とか怒りとかとい...全文を見る
○高野博師君 時間がないので、在日米軍の再編の問題について簡単にお伺いしたいと思います。  グアムの移転経費については、これはもう皆さん御承知のとおりなので触れませんが、そもそも在日米軍も含めて、アメリカの世界戦略として再編をやっていくということの中での在日米軍の再編だと思うん...全文を見る
○高野博師君 終わります。
05月10日第164回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○高野博師君 共謀罪についてお伺いしたいと思います。  この共謀罪については、まだ参議院の法務委員会でも審議がされておりませんが、私は今重大な、重要な局面にあるのかなという認識がありまして、幾つか私が疑問に思っている点についてお伺いをしたいと思います。  まず、組織犯罪処罰法...全文を見る
○高野博師君 人数、数なんですが、例えば三人で何か国会議事堂を爆破してやろうと共謀しました。そのうちの一人が、おれやめておくということで自首したと。そうすると残り二人ですが、この二人で、この組織という認識の下でこれは共謀罪が適用されるんでしょうか。その適用される場合に、もし、いや...全文を見る
○高野博師君 なぜそういうことを聞いたかといいますと、テロというのは一人でも二人でもできるというような事実がありまして、そういう中で、この三人あるいは二人というのが適用されるのかどうかということをお伺いしたわけであります。  そこで、共謀罪の前に、国際組織犯罪防止条約の趣旨をお...全文を見る
○高野博師君 この条約の趣旨は、世界各国が協力して国際組織犯罪、これを防止すると、そのために共謀罪を制度化しようということになっているわけですが、国際的な犯罪であるかどうかにかかわらず、重大な犯罪については共謀を犯罪としなければならないということが条約にうたわれてありますが、組織...全文を見る
○高野博師君 今答弁されたように、日本の場合は、法体系は、犯罪行為に着手してからこれ処罰するというのが原則になっておりまして、殺人とか強盗とか、あるいは爆弾とかというような重大事件についてだけ予備罪、予備段階で処罰するということになっているわけですが、この共謀罪を導入するというか...全文を見る
○高野博師君 答弁をしっかり読まれちゃうとあんまり面白くないんで、もう少し強弱を付けて、分かりやすく答弁していただきたいと思いますが。  それでは、要するに、この共謀罪を導入することによって六百二十もの犯罪にこれがかかわってくるというのは、条約の本来の趣旨、目的から相当要するに...全文を見る
○高野博師君 その認定の段階で警察、検察あるいは最終的には裁判所ということでのチェック機能はきちんと働いているという理解でよろしいでしょうか。  そこで、この共謀罪についてはいろんな誤解が、非常に誤解がなされていると。新聞報道等のいろんな記事を読んでみても、本当にそうなのかとい...全文を見る
○高野博師君 よく分かりました。  そこで問題は、組織的な犯罪集団というのは、今言ったようなケースではなくて、実際には会社とかNPO法人とかそういう法的に一見問題ない組織を利用して、あるいはそういうものを隠れみのにして、カムフラージュとして使いながら何らかの形で犯罪をやろうとい...全文を見る
○高野博師君 じゃ、時間があったら、後でいいです。
○高野博師君 新たな捜査手段等は導入しないと、今の現行の体制でやれるということなんですが、それだけで本当にできるのかなという感じがするんですね。  実は、僕はある国の、この盗聴のシステムがある国の現場を見たんですが、小さい部屋に盗聴器が一杯ありまして、二人の女性があちこちひねっ...全文を見る
○高野博師君 ちょっとそれではほかの国の法体系との関係、ちょっとお答えいただきたいと思います。
○高野博師君 もう一つ、共謀罪で当局が逮捕するなり何らかの行動を取るときに、証拠なんですが、証拠物件というのはどういうものになるんでしょうか。例えば、何らかの合意ができたと、その具体的、現実的な犯罪を犯そうという合意があったと。これは暗黙の連絡でもいいし、目くばせでも成立するんだ...全文を見る
○高野博師君 この共謀罪については一般国民が大変不安を持っていると。マスコミの報道もかなりセンセーショナルな言い方をしているもんですから、政府としては是非これはきちんと分かりやすく説明をしていただきたいと思います。  今、テロとかあるいは麻薬とか、新たな脅威というものが国際的な...全文を見る
05月12日第164回国会 参議院 本会議 第23号
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○高野博師君 私は、公明党を代表して、ただいまの報告に対し、小泉総理始め関係大臣に質問いたします。  世界的な米軍再編の総仕上げとしての在日米軍再編の最終取りまとめが先般の日米安保協議委員会、2プラス2で合意されました。小泉総理、麻生外務大臣、額賀防衛庁長官の政治的指導力の発揮...全文を見る
05月16日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○高野博師君 最初に、日韓刑事共助条約についてお伺いいたします。  もう同僚議員から同じような私が質問したいと思ったことも聞かれていますので、繰り返しは避けたいと思いますが、警察庁に来ていただいているので、若干お伺いしたいと思います。  来日外国人の刑法犯、あるいはこれは国別...全文を見る
○高野博師君 外交の重点政策の中で、新たな脅威への対応の一つの柱が国際犯罪対策の強化ということで、刑事共助条約の実施・締結ということがうたわれておりますが、犯罪人引渡条約とか、あるいはこの刑事共助条約、今警察庁からお話のあった中国とかブラジルとか、あるいはほかの国ともこれを結んで...全文を見る
○高野博師君 昨日、北朝鮮の麻薬密輸ルートについても聞きますと言ったんですが、取り下げるということも通告をしてありましたが、結構でございます。警察庁は結構でございます。  日韓関係について外務大臣に幾つかお伺いしたいと思いますが、韓国は隣の国でありますが、先般、アナン国連事務総...全文を見る
○高野博師君 私も言いたかったことをみんな言われてしまったんですが。  韓国はハンの文化だと、こう言われていますが、ハンという言葉に恨みという言葉を当てると、これは日本の場合の恨むと全然違う概念で、日本の場合は他人あるいは自分の外部の何かについての感情、怒りのようなもの、恨みの...全文を見る
○高野博師君 それでは、潘基文外交通商相が国連事務総長に立候補すると、こう言われていますが、アメリカは反対をしておりますが、まあアジアの番だろうと、こうも言われておりますが、この韓国の外務大臣が立候補することについて、日本政府は検討されているんでしょうか。私は、ギブ・アンド・テー...全文を見る
○高野博師君 もう一つ、若干細かい話ですが、外務省の韓国の情勢分析の報告書が、要するに内部文書がこれはもう韓国側にもう漏れているという報道がありますが、外務省が分析した、これは外務省の文書かどうか明らかにしていないということですが、まあ間違いなくそうだろうと私は思いますが、分析の...全文を見る
○高野博師君 それでは、最後に、韓国の対北朝鮮政策と関連付けて、六か国協議の見通しについてお伺いしたいと思いますが、今、横田滋さんが韓国を訪問されていると。そこで金英男さんの家族ともお会いされるということでありますが、韓国は対北融和政策を取っているという関係もあって、李統一相は横...全文を見る
○高野博師君 終わります。
05月23日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○高野博師君 それでは、最初に防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に対する質問をさせていただきます。    〔委員長退席、理事浅野勝人君着席〕  改正案の中の中央即応集団について何点かお伺いしたいと思います。  この中央即応集団は、テロやゲリラ等新たな脅威あるいは多様な事態...全文を見る
○高野博師君 そこがよく分からないんですが、これによってどこが対処能力が高まったと言えるんでしょうか。  というのは、それじゃちょっとお伺いしますが、資料によると、数分とか数時間で即応する場合の、これにも対応できるようになるというんですが、これはどういうことなのか。例えば、何ら...全文を見る
○高野博師君 それでは、この中央即応集団の隷下部隊、これは各地に散在しているんですね。習志野駐屯地、木更津駐屯地あるいは大宮駐屯地、そして司令部は朝霞駐屯地にあると。一つの部隊といいながら隷下部隊はばらばらに存在していると。これはどういうことで機能が強化されるんでしょうか。ばらば...全文を見る
○高野博師君 それでは、例えば近隣諸国からミサイルが発射されたという情報はここに入るんでしょうか。どこに入るんでしょうか。
○高野博師君 じゃ、例えばサリン事件が起きたというような場合はどこが対応するんでしょうか。
○高野博師君 そうしますと、テロ等の規模でこれは中央即応集団が対応できないというような恐らく範囲というのがあると思うんですが、その大規模テロの場合、これは防衛出動になるのかあるいは中央即応集団が対応するのか、そこはだれがどこまでだと判断するのか、情報の入り方はどうなっているのか、...全文を見る
○高野博師君 例えば数分で対処できる高い即応性が求められると。数分で対応しなくちゃいかぬときにだれがどう判断するんでしょうか。この大きな、あるいはこの事件は中央即応集団では対応できないというようなことはだれが判断するんでしょうか。司令官ですか、長官ですか。
○高野博師君 数分で間に合うんでしょうか、そんなことが。要するに、情報が入ってきたと、何らかの事件が起きたという、その情報を分析しなくちゃいけない、評価して判断しなくちゃいけない、で、対応という決断をしなくちゃいかぬわけですね。そういう手続的なところは、また現場に指示を出さなくち...全文を見る
○高野博師君 余り追及しないでこの辺でやめておきますが、なぜ司令部を将来、日米の陸軍、キャンプ座間に移すんでしょうか。なぜ。
○高野博師君 そうすると、余計分かんなくなるんですが、なぜ、一緒にいるということは、要するに情報の交換とか共有とか一緒に行動するとかということになると思うんですが、そうなると、中央即応集団がやる範囲をもう超えている日米の共同対処というようなことになってくると。これは、さっき言った...全文を見る
○高野博師君 それではちょっと別な質問にしたいと、もうこの辺にしておきますが、米軍再編の問題、今出ましたので、グアム島の戦略的な、地理的な位置付けというか、利点というか、そこについてちょっとお伺いしたいと思うんですが、なぜ在沖縄の海兵隊はグアムに移転するのか。ハワイもあり得るだろ...全文を見る
○高野博師君 あるちょっと物の本によると、アメリカの米軍再編、トランスフォーメーションというのは、簡単に言えば米軍を本土に引き揚げることなんだと。中国の軍事力の増強が怖いとか恐れるとか、もし米軍を必要とするならおまえのところで金払えよと、これが米側の本音だというふうなことをだれか...全文を見る
○高野博師君 私は、先ほど言ったように、抑止力というのはもう逆に強まったと、強まるというふうに見ておりまして、そこで、グアム島でこれから日米の共同訓練等はやるんでしょうか、あるいはインフラ整備等でこれは日系企業が請け負うということになるんでしょうか。差し支えない範囲でお答え願いた...全文を見る
○高野博師君 米軍再編後の日米同盟というのは、ある意味で軍事的には非常に協力関係あるいは一体化というのは進展するんだと思いますし、グアム島というのがこの日米同盟あるいは日米協力の新たなシンボルというか、拠点基地になるんではないかと思いますが、それとの関連でミサイル防衛についての日...全文を見る
○高野博師君 それでは、集団的自衛権と日米同盟について、できれば長官にお答えいただきたいと思いますが、日米安保体制というのはアジア太平洋の平和と安定と。これは日米の防衛協力ガイドラインあるいは周辺事態法ということによって、これはもう九七年の時点で日米両国で合意が得られたものであり...全文を見る
○高野博師君 終わります。
05月29日第164回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○高野博師君 今日は決算委員会ですので、予備費について最初何点かお伺いしたいと思います。  これイラクとの関係なんですが、一般会計予備費使用という中で、これは内閣府ですが、イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に必要な経費、これが平成十六年度約九十八億あります...全文を見る
○高野博師君 それ、なぜ土地の使用を協力者に対する謝礼という形にしないのか、土地の借り上げ代なりということはできないんでしょうか。全部これそうですか。
○高野博師君 その協力の内容なんですが、それは情報提供とか、あるいは何らかの便宜供与か、そこは、その内訳はどんな感じですか。
○高野博師君 そういう協力に対してはお金を払う必要があるんでしょうか。それから、領収書はもらっているんでしょうか。
○高野博師君 これは調べておいていただきたいと思います。領収書がないお金をどのぐらい出しているのか、これは決算委員会で重要な役目であるものですから。しかし、領収書がなければ、ちゃんとした省内の決裁等得た上でやっているんだと思いますが、この辺はきちんとしていただきたいと思います。こ...全文を見る
○高野博師君 イラクへの支援策ですが、イラクには本格政権ができたと。しかし、まだ国防、内務大臣は任命されてないわけでありますが、先般、駐日のオーストラリア大使にお会いしたときに、オーストラリア軍は自衛隊を置いたままで撤退することはないということを明言しておきたいと、こう言っておら...全文を見る
○高野博師君 是非支援の拡充をお願いしたいと思います。  今日は文科大臣にもおいでいただいておりますんで、時間が余りないので、十分ぐらいで何点かお伺いしたいと思います。  教育基本法の改正との関係で、そもそも教育とは何かということでありますが、この改正案の前文を見ても、あるい...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。  これで終わりたいと思いますが、私は、中国あるいはアジアの反日教育とかあるいは歴史認識とかナショナリズムとか、そういうところについてこれから聞こうと思っていたところでありますが、次の機会にしたいと思います。  ありがとうございました。
06月13日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第22号
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○高野博師君 最初に、ドミニカの移民訴訟について二、三お伺いしたいと思います。    〔委員長退席、理事浅野勝人君着席〕  今、同僚議員からも質問がありましたので繰り返さないようにしたいと思いますが、先般の判決で日本政府の違法行為という、こういう判断がされたわけでありますが、...全文を見る
○高野博師君 この点についてはしっかり対応していただきたいと思います。  もう一つ、ドミニカばかりじゃなくて、移住という問題についてもう一回、今までの移住政策もきちんと総括をした上で日系社会というものの位置付けを、これは私の持論であるんですが、もう一回見直す必要があるんではない...全文を見る
○高野博師君 この日系社会についても、是非、政府としてきちんと議論をして対応していただきたいなと思います。    〔理事浅野勝人君退席、委員長着席〕  それでは、若干重い話なんですが、中国の反日教育について幾つかお伺いしたいと思います。  実は先々週、インドネシアのジャカル...全文を見る
○高野博師君 たしかドイツとポーランドは歴史教科書の共同研究というか、共同作成というようなことをやっていたかと思いますが、中国の歴史教科書の実態はきちんと把握をしておく必要があるのではないかと思うんですが、例えば小学生が知らなくてはならない中国の十の話の中に、そのうちの一つは南京...全文を見る
○高野博師君 まだやってないということですね。是非これは、歴史の共同研究と併せて教科書の共同研究も、これは中国側に全面的に協力をしてもらってきちんとやるということが本当の日中友好、あるいはアジアの平和と安定につながると私は思いますので、是非それはお願いしたいと思います。  何か...全文を見る
○高野博師君 終わります。
10月11日第165回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○高野博師君 質疑に入る前に、午前中の民主党の森ゆうこ議員の質疑におきまして、御本人も今見たばかりで内容をよく把握していないという週刊誌の記事に基づき、事実関係を把握しないで安倍総理を誹謗するような質問がなされたことは問題であると考えますので、委員長において議事録を精査の上、適切...全文を見る
○高野博師君 日中間で協力すべきテーマはたくさんあると思います。環境の問題、あるいはエネルギーの問題、あるいは感染症、犯罪の問題、あるいは領海を含めての東シナ海での油田、ガス油田開発等の問題、相互の理解の上での協力関係を築いていくべき分野はたくさんあると思います。日中両国は、世界...全文を見る
○高野博師君 こういう核の問題の、東アジアの状況の中で、日米同盟というのは我が国にとって死活的な重要性を持っているだろうと思います。そういう意味では、アメリカが、同盟国が攻撃された場合には自国に対する攻撃と同じだとみなすということを、これは今回も明言をしております。  北朝鮮に...全文を見る
○高野博師君 それでは、今日はロシア関係についてお伺いしたいと思います。  総理が歴史に名を残す仕事をするとすれば、私は、一つは北方領土の問題ではないかというふうに思っております。中国、韓国と並びまして、ロシアは日本の隣国であります。六か国協議の一角を成している。北朝鮮から核実...全文を見る
○高野博師君 是非、北方領土問題について取り組んでいただきたいと思っております。  それでは最後に、外交力の強化という観点について総理並びに外務大臣にもお伺いしたいと思います。  今回の北朝鮮による核実験の実施の発表、あるいは中国、韓国等、近隣諸国との信頼関係の強化等々、喫緊...全文を見る
○高野博師君 外交力の強化という点では、民間人も含めてこの国際平和に貢献できる専門家等の育成等も必要ではないかというふうに思っております。対日理解を促進させるための広報外交、こういうことにもやっぱり人材を育成する必要があろうと思いますが、全体的に見まして外交力の強化という点で総理...全文を見る
○高野博師君 終わります。
11月07日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○高野博師君 それでは、JICA法の改正について、何点かお伺いいたします。  昭和四十九年に国際協力事業団ができまして、それからもう三十数年、四十年近くになりますが、新しい、今回新しいJICAになるということであれば、これまでのJICAについての総括、評価、これはどういうものな...全文を見る
○高野博師君 ODAの円滑な実施という点でのJICAの役割は大きかったかなと思いますし、被援助国でのJICAに対する評価、感謝というのは非常に高いものがあるというふうに思っておりますが、今大臣がおっしゃられたように、顔の見える援助という点ではやっぱり若干弱かったんではないかなとい...全文を見る
○高野博師君 それでは、ODAの広報についてちょっとお伺いしたいんですが、被援助国一般にはJICAとかJBICという名前はかなり浸透している部分もあると。しかし、必ずしもこれがジャパンだということを分かっている人がどのぐらいいるのかなという気がしまして、海外に行くたびに、JICA...全文を見る
○高野博師君 もう少しそこの話を、議論を進めたいんですが、ちょっと別なのを用意してありますので、もうちょっとお伺いしたいと思います。  六か国協議との関係でいいますと、昨日、バーンズ国務次官と大臣は会談をされたかと思うんですが、北朝鮮を核保有国として参加させることには反対だと、...全文を見る
○高野博師君 昨日、潘基文韓国外務大臣と私も太田代表と会いました。で、国連改革とか在日外国人の地方参政権の問題とか、北の核、ミサイル、拉致、こういう問題にも言及しました。短時間でありましたが、非常に好人物だなと、人柄もいいなという感じを受けたんですが、テレビのインタビューで、この...全文を見る
○高野博師君 それでは、あと二分ぐらいありますので、一問だけお伺いしたいと思います。  イラクの元フセイン大統領に対する判決が出ました。人道に対する罪ということで絞首刑だと、こういうことであります。  いろんな評価があると思うんですが、アメリカの中間選挙の直前でもあると、何ら...全文を見る
○高野博師君 終わります。
12月12日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○高野博師君 両参考人の貴重な御意見、ありがとうございます。  まず最初に、森本参考人に幾つかお伺いしたいと思います。特に憲法との関係なんですが、森本参考人の御意見は、幾つかの点については憲法改正を前提としなくてはならない点もあるのかなという気がいたしますが、今回の法改正はあく...全文を見る
○高野博師君 はい、分かりました。ありがとうございます。  もう一つ集団的自衛権についてでありますが、森本参考人は集団的自衛権を認めるべきだというお考えだと理解をしておりますが、集団的自衛権は当然憲法上の問題をクリアしなくてはいけないと思いますが、それがクリアできたとした場合に...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。  水島参考人に、時間が短くなって恐縮なんですが、先ほどドイツのお話がありまして、ドイツが海外派遣ということ、その前に基本法を改正、これはもう冷戦時代ですが、基本法を改正したと。それはもう当然ソ連の、当時のソ連の脅威があったということがありま...全文を見る
○高野博師君 終わります。ありがとうございました。
○高野博師君 それでは、最初に防衛庁長官に何点かお伺いしたいと思います。  防衛庁が省に移行して何が変わるのかなというところでありますが、いずれにしましても、新しく生まれ変わるというこの意識の改革も必要ではないかなと。トップの士気というのはもう自衛隊の末端まで影響を与えると思う...全文を見る
○高野博師君 ということは、防衛については、防衛に関しては本気だというメッセージを送れるという認識でいいんですね。
○高野博師君 それから、海外任務を本来任務にするということも、これは国際社会にとってはポジティブなメッセージを送れるのかなと。そこはどういう認識でしょう、簡単で結構です。
○高野博師君 防衛力の本質は抑止力と対応能力だと思うんですが、その防衛力の本質が変わる一つのきっかけになるのかなという感じがするんですね。  専守防衛ということについては、防衛力は必要最小限度と、これが憲法にかなっているということでありましたが、自衛隊は、従来から防衛庁は、適正...全文を見る
○高野博師君 それでは、集団的自衛権と海外任務の点について長官のお考えをお伺いしたいと思いますが。  集団的自衛権についてはどう考えるかということでありますが、基本的には憲法を改正しなくては無理ではないかというふうに私は思っておりますが、今朝、森本参考人に、集団的自衛権を限定的...全文を見る
○高野博師君 それではもう一つだけ、自衛隊の海外派遣と一般法というか恒久法の制定についてお伺いしたいと思いますが、テロ特措法とかイラク特措法という形でこれまで国際協力をやってきたんですが、これは国会で十分議論をし、審議をし、そして時限立法的に自衛隊の規模、派遣地域、任務等その都度...全文を見る
○高野博師君 それでは、外務大臣に何点かお伺いしたいと思います。  自由と繁栄の弧というこの新しい政策について先般講演をされたそうであります。同僚議員からも質問があったようでありますが、いわゆる不安定の弧に倣ったのかどうかは分かりませんが、日米同盟強化とそれから近隣諸国との外交...全文を見る
○高野博師君 かつてカーターの人権外交のときも、やっぱり武力が背景に持っていたということがあると思うんですね。ブッシュ大統領も、世界を民主化するんだというその背景には、やっぱり武力の、いざとなったら武力の行使ということもあるわけですが、日本が、今度は価値といっても、価値の外交とい...全文を見る
○高野博師君 中南米は元々階級社会的な、貧富の差の大きいところでありましたが、やっぱり九〇年代の保守中道政権の時代に民営化が相当進んだと、規制緩和もやったという中で、要するに新自由主義によって相当貧富の差が拡大したと。ジニ係数でいうと、もう日本なんか比較にならないほどの貧富の差が...全文を見る
○高野博師君 それでは最後に、中国残留孤児の問題についてお伺いしたいと思います。  先般、神戸地裁で判決が出されまして、国の責任が厳しく問われたわけでありまして、帰国残留邦人の自立支援義務を怠ったとか、あるいは国交正常化後も孤児の救済責任を果たそうとしなかった国の無策と、それか...全文を見る
○高野博師君 いずれにしましても、是非、政府としましても、麻生外務大臣としても前向きにこの問題に取り組んでいただきたいと思います。  終わります。