高野博師

たかのひろし



当選回数回

高野博師の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○高野博師君 下村参考人、三浦参考人に、貴重な御意見をありがとうございます。  私が質問したかったことはほぼ先生方の意見の陳述の中にありましたのですが、何点かちょっと確認をする意味で質問させていただきたいと思います。  ODAが日本の外交の唯一の手段だということはもう議論の余...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございました。
02月27日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○高野博師君 いいですか。
○高野博師君 それでは、せっかくですので一つお伺いしたいと思うんですが、ODAが間接的に、あるいは広い意味で平和の構築に役に立たないということは恐らくないんだろうと思うんですね。ODAをやったことによって戦争が起きたとか紛争になったということはまずないんだろうと思うんです。  ...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○高野博師君 それでは、今日はFTA、EPAについて何点かお伺いしたいと思います。経産省、農水省からもおいででありますんで、関連の質問もさしてもらいたいと思います。  FTAにつきましては、私、六、七年前にここで取り上げまして、そのときはまだEPAというような言葉も使われてなか...全文を見る
○高野博師君 基本的にはWTOを補完しながらということで、資源エネルギーの安定供給を含める、あるいは先方の市場に入っていく、いろいろ今御指摘がありましたんですが、ODAは日本の外交の手段だと、唯一の手段だと、こういう位置付けかと思いますが、このFTA、EPAというものをODAとう...全文を見る
○高野博師君 それでは、ちょっと具体的に、メキシコとのEPAによって貿易投資の増大等も含めて、具体的な経済交流が拡大しているのかどうか、何か数値がもしあれば教えてもらいたいと思います。
○高野博師君 相当、恐らくはEPAによってこれだけ貿易投資が拡大しているという数値が出ているわけでありますが、それでは農業関係でいいますと、これはマイナスの影響は出ているんでしょうか。特に農産物あるいはいろんな肉類を含めまして、それはどうでしょうか。
○高野博師君 今の数値を見ますと、国内の農業関係はそれほど影響は受けてないという、今のところ、という見方でよろしいでしょうか。
○高野博師君 実は私、埼玉なんですが、我が党の埼玉県の中に農業活性化対策本部というのをつくりまして、私その本部長をやっているんですが、いろんな視察を現場でやっておりますが、農業問題というのは相当深刻だと。特にもう御存じのとおり、後継者問題、あるいは農産物の価格の問題、あるいは遊休...全文を見る
○高野博師君 それでは、ほかの国は、例えばEU、ドイツとかフランス、これはEU全体としてやっているんだと思いますが、フランスは食料の自給率が百数十%、ドイツは九七%かそのぐらいでありますが、これをFTAを推進した場合には、これEU全体でありますが、EUの中には農業国もたくさんあり...全文を見る
○高野博師君 まあ中国の場合には農村部と都市部の格差が約十倍だと、こう言われておりまして、農業政策の中で、これはちょっと余談になりますが農民税を廃止したと、去年で。農民の子弟の教育費も無償にしたと、こういうことをやっているんですね。それが意味するところは、農民税に頼らなくても中国...全文を見る
○高野博師君 これで終わりますが、正に大臣が指摘されたように、日本が一番弱いのは競争にさらされてこなかった金融部門あるいは農業部門ということだと思うんですが、そういう観点からすると、農業もこれは一方的な防戦ばかりではなくて、積極的に農業の構造改革を進めるということが必要だろうと思...全文を見る
○高野博師君 終わります。
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○高野博師君 公明党の高野博師でございます。  今日は農業問題について幾つか松岡大臣にお伺いをしたいと思っております。  実は、我が党の埼玉県本部の中に農業活性化対策本部というのをつくりまして、私、本部長をやっておりますが、本格的に農業問題に取り組もうということで、現地調査を...全文を見る
○高野博師君 それでは、後継者問題、後継者不足についてお伺いしたいと思いますが、アンケートの一つに、八代続いた農業を息子が継がないのでもうやめることにしたと、農業を、こういうアンケートもありました。なぜ後継者がいないかということは割と単純でありまして、労多くして収入が少ないという...全文を見る
○高野博師君 是非、後継者問題については政策を充実させていただきたいと思いますが、いずれにしましても、農業の担い手あるいは農業従事者が減少しているという現実があるわけでありますが、それとの関連でいいますと、外国人労働者を受け入れることについてお伺いしたいと思いますが、単純労働者は...全文を見る
○高野博師君 食料自給率の大幅なアップということを考えますと、当然ながら人手が必要だと。これは、農業分野にかかわらず、これからの日本の社会の中で単純労働者も含めて外国人労働者を受け入れると。これはOECDの勧告にもありますように、ヨーロッパでは大体一〇%労働力は外国人でありますが...全文を見る
○高野博師君 これもしっかり対応してもらいたいと思います。  次に、農産物の輸出についてお伺いしたいと思いますが、農水省は、攻めの農政だということで、中国始め東アジアに日本の農産品を輸出するという戦略を持っているようでありますが、特に中国富裕層向けにリンゴ、ナシ、近々米の対中輸...全文を見る
○高野博師君 次に、遊休農地について少しお伺いしたいと思いますが、遊休農地が年々増大し続けていると、これは離農者が増えているのは当然でありますので。しかし、今、都市と農村との交流とかあるいは団塊世代の農村志向、あるいはサラリーマンが農業をしてみたいというような希望者も増えている。...全文を見る
○高野博師君 これもよろしくお願いしたいと思います。  もう一つ、農業従事者の健康問題でありますが、これはアンケートによりますと、先ほど言いましたように、病気になっても有給休暇が取れるわけではないということ、けががあっても労災があるわけじゃない、国民保険も三割負担だと、それから...全文を見る
○高野博師君 時間がありませんので、最後に魅力ある農業ということで、日本の農業というのはなぜここまで衰退するまで対策を取ってこなかったのか。これはもう政治の責任だろうと思いますが、農水省の責任もないとは言えないと思いますが、地球全体として、各国で農業が衰退し、危機に瀕しているとい...全文を見る
○高野博師君 終わります。
03月22日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第6号
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○高野博師君 それでは、まず外務大臣に、価値の外交と、自由と繁栄の弧と、それとODAの関係についてお伺いしたいと思いますが、その前に若干、頭の整理も含めてお伺いしたいと思います。  価値の外交というのを日本の外交の柱の一つにしたということで、これは新しい発想、新しい戦略で、非常...全文を見る
○高野博師君 日本の外交には、外交方針はあったけれども、私は理念というのは明確に出してこなかったんではないかと思うんですね。要するに、理念というのは哲学でありますから、今大臣がおっしゃられたように。それは、何に最も価値を置いて外交をやるのかということだと思うんですね。そうすると、...全文を見る
○高野博師君 アメリカ以外にはないんではないかと私も思うんですが、これは詳細に調べたわけではありません。  そこで、価値観といってもこれはもう多様でありますから、アメリカ、日本を比べても、それは世界観、人生観、歴史観、倫理観、これも全然違うものがあります。しかし、体制としては自...全文を見る
○高野博師君 それで、普遍的価値を掲げるんであれば、これは全世界に向けて発信すべきであって、なぜユーラシア大陸の外周部分を弧という形で限定するのかということなんです。  グルジアとかウクライナとか、あるいは中央アジア、カスピ海沿岸国、極めて重要でありますし、しかし非常にデリケー...全文を見る
○高野博師君 それでは、自由と繁栄の弧の外交を展開する場合に、あの地域、大使館も余りないと、ないところが多い。それから、ODAというのはどういう考えであそこにやっていくのか。それから、あの地域、特に中央アジア、私も十年前にカザフスタンとウズベキスタンへ行きました。あの地域の専門家...全文を見る
○高野博師君 それでは、先ほどの続きは別の機会にと思いますが、アフリカに対するODAについてお伺いしたいと思います。  先般、この委員会で参考人からの意見を聞きました。私は発言の機会はなかったんですが、そのときに、援助の理念として人間としての共感だということを強調されたんですね...全文を見る
○高野博師君 あと二、三分しかないので、ちょっと中南米に対するODAなんですが、どうも金の切れ目が縁の切れ目にならないように外交をやってもらいたいと思うんですね。中南米三十数か国は非常に親日的なんですね。日本に対して国際機関でも非常に今までずっと応援をしてくれたところであります。...全文を見る
○高野博師君 終わります。
03月29日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○高野博師君 在外公館に関して、常日ごろ感じていることも含めて若干お伺いしたいと思います。  外交力強化と人材育成という点についてお伺いしたいと思いますが、在外公館を増設する、あるいは館員を増加する、ODAを拡充する、いろんな形での外交力強化に努力されていると思いますが、その関...全文を見る
○高野博師君 海外に出張したときに一番心配なのは、通訳は大丈夫かと。党の派遣で行くときも、現地にいい通訳がいればいいんですが、通訳が全くいないというところもありまして、去年の二月にある国に行ったときは、一人いるということで、大使館がその人を雇ってくれたんですね。これ旅行エージェン...全文を見る
○高野博師君 中国とかロシアへ行きますと、向こうの政府が用意している通訳というのはすばらしい通訳なんですね。そういうことも含めると、やっぱり我が方もこの辺の語学力というのは相当充実させる必要があるんではないかと思います。  それから、情報関連でいいますと、報償費というのが不正使...全文を見る
○高野博師君 時間がないので、ちょっと、大使公邸あるいは総領事公邸、公邸についてちょっとお伺いしたいと思うんですが。  大使館、事務所も含めまして、あるいは公邸というのは、日本の政治力、経済力あるいは文化力、ある意味で国としての象徴的な存在ではないかと思うんですね。当然、国とし...全文を見る
○高野博師君 分かりました。  いずれにしても、こういう点も充実さしてもらいたいなというふうに思っております。  もう一つ、公邸料理人の話なんですが、高級ワインを飲むと批判されるような時代ではありますが、日本の食文化をやっぱり代表しているという、大使公邸で出す料理はそういう面...全文を見る
○高野博師君 時間で終わりますが、是非充実をさせていただきたいと思います。
04月10日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○高野博師君 ちょっと質問の順序を変えまして、最初に防衛大臣に二、三お伺いしたいと思います。私も余りこういう質問はしたくはないんですが、もう余りにもひど過ぎるなということで何点かお伺いしたいと思います。  私、もう十年前から、防衛庁時代から、調達本部の問題あるいは様々な不祥事の...全文を見る
○高野博師君 どうしてこういうことが起こるのかなという感じなんですね。不法滞在の女性と結婚していたと、これが事実であるとすると、公務員としての国の防衛に当たる人間が、国家機密とか防衛秘密とかということが漏れるというようなことがあり得るのかなと。これは結婚の自由ですから、だれと結婚...全文を見る
○高野博師君 少なくとも、不法滞在者と結婚しているというのは、これは法的に云々ではなくてモラルの問題も含めて問題ないのかどうか、これは内部的に検討してもらいたいと思います。ここは私、質問のあれに入れてませんでしたから。
○高野博師君 自衛隊員の無断海外渡航なんということも、これ何十件でしたか、私新聞で見ただけなんで正確な数字は持っていませんが、すさまじい数があるんですね。こういうことが本当に、要するに日常的に行われているということだと思うんですね。許可制度、取ってないんでしょうか。
○高野博師君 先ほど構造的な問題があるんではないかということを言って、同僚議員からの質問がありましたが、私も同じような認識を持っていまして、なぜこんなに次々と起きてくるのかと。これは国民の生命、財産を守るとか、防衛省、自衛隊、重大な役割を持っているわけでありますが、この組織の規律...全文を見る
○高野博師君 だから、立場にない人間が持っているというのは構造的に問題があるんじゃないかと言っているんですよね。そこなんですよ。遺憾でありますなんという話じゃないでしょうが。ちょっとひど過ぎるんですよ。どうですか、その辺は。大臣、どうでしょうか。
○高野博師君 防衛省の中にスパイというような何らかの形で入り込んでいないのかどうかという、僕はちょっと心配になりますね。いずれにしましても、私はやっぱり日本もきちんとスパイ防止法というのを作るということも検討する必要があるんだと思いますが。  今までの改革、何度もやりますやりま...全文を見る
○高野博師君 これはまたどこかで議論したいと思いますが、いずれにしても、もう余りにも実態がひど過ぎるということの認識が、大臣にそういう認識がないんじゃないかという私は気がしているんですね。  今日はこれで終わりにしたいと思いますが。どうぞ、退出されて結構ですので。  それでは...全文を見る
○高野博師君 そこで、先般、日豪の安保共同宣言がなされたということで、日豪関係は準同盟国だと、こういう表現がされているんですが、そういう位置付けでいいんでしょうか。
○高野博師君 余り時間がないんで。  そこで、日豪関係にアメリカを加えて日米豪と、こういう関係、日本はそこにもインドも入れたいような発言も政府要人にあるようでありますが、アメリカがこれを後押ししていると、日米韓の軍事的な戦略の軸足が日米豪に移ってきたと、こういう見方もあるんです...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございました。終わります。
05月16日第166回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第7号
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○高野博師君 まず最初に、谷山参考人にお伺いしたいと思います。  実は、去年、私の友人の知り合いが亡くなりまして財産が残ったんです、遺産がありまして。その遺産のうちの一部、数億を子供のために使ってほしいという遺言があったので、このお金を何とか有効に使いたいと。そこで、NGO等を...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございました。是非頑張っていただきたいと思います。  それでは、山田参考人にお伺いしたいと思いますが、ベトナムについてですね。日本にとっては東南アジアを戦略的にどうするかということも含めてベトナムというのは非常に重要だと思うんですね。  そこで、日本の...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。
05月22日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○高野博師君 公明党の高野博師です。  まず最初に、集団的自衛権について何点かお伺いしたいと思います。  まず、これまで、戦後ですが、集団的自衛権を行使したという、あるいは戦争、あるいは武力の行使の例というのはどのぐらいあるんでしょうか。
○高野博師君 自衛権、個別的、集団的自衛権を行使したときは、国連の加盟国はすべて五十一条に基づいて報告をするということになっているんですね。この報告はアメリカだけが出しておりまして、アメリカは個別的、集団的自衛権の行使を開始したという報告をしているだけでありまして、ほかの国は出し...全文を見る
○高野博師君 今、有識者会議でその検討をされているわけでありますが、そもそも集団的自衛権を認めないと日米同盟というのは維持できないのか、あるいは国民の生命、財産あるいは日本の安全保障を守れないのかどうか、あるいは国際貢献ができないのかどうかということだと思うんですね。そこで、今お...全文を見る
○高野博師君 四つの類型についても、本当にそれが現実的かなという感じがします。  例えば、公海上でアメリカの艦船と日本の艦船が一緒に航行していると、そこでアメリカの艦船が攻撃されたとき日本は何もできない、そしてその場合には日米同盟が崩壊するんではないかというような議論も結構なさ...全文を見る
○高野博師君 正に日本が国際社会の中で何ができるかというときに、理念としてやっぱり人間の安全保障というのがなくてはならないだろうと思っております。  日米同盟について若干お伺いしたいと思います。  国際情勢、安全保障の環境が非常に変化しているという中で、日米同盟の在り方につい...全文を見る
○高野博師君 それでは、環境アセスも含めて、この住民の要望については柔軟に対応するという理解でよろしいですね。
○高野博師君 合理的な理由は恐らくあるんだろうと、住民の声の中には。そこはよく耳を傾けていただきたいと思います。  もうあと一分しかないので、最後に、私の地元の所沢の米軍通信基地なんでありますが、若干グローバルな話からローカルな話に移って恐縮ですが、大事な話なんです。  もう...全文を見る
○高野博師君 是非よろしくお願いいたします。  終わります。
06月07日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○高野博師君 公明党の高野でございます。  まず、自衛隊のことにつきまして、実は私、先日、地元の自衛隊の大宮駐屯地とそれから入間の基地を視察をしてまいりました。  大宮の駐屯地には約千二百名の自衛隊員がいるんでありますが、今までイラク、特にサマワについては約十五名派遣されてき...全文を見る
○高野博師君 よく分かりました。  それでは、イラク特措法の改正案について何点かお伺いしたいと思いますが、サマワから陸上自衛隊が撤退した後、航空自衛隊がクウェートを拠点にいろいろな活動をされていると。特にこれは多国籍軍の兵士とか国連職員の輸送等も当たっておるということで、アメリ...全文を見る
○高野博師君 それからもう一つ、アメリカのイラク政策といいますか、このイラクの問題、これはいろんな意見があるものですから私も確信が持てないんです、そうかどうかということは。アメリカのイラク政策、イラク戦争というのは、最初は大量破壊兵器が存在するんだというそういう大義があったと。し...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。  それでは、ちょっとオーストラリアとの関係、昨日2プラス2の会合があったと思いますが、実は昨日のお昼に我々もネルソン国防相とダウナー外務大臣とお昼を食べながらいろんな懇談をしまして、やっぱり基本的価値観を共有している国の人間とは非常に話しや...全文を見る
○高野博師君 ありがとうございます。  それでは、最後にちょっと集団的自衛権についてお伺いしたいと思いますが、先般、安倍総理にも質問をいたしたのでありますが、そもそも集団的自衛権という名目で武力の行使をした、戦争したという前例があるのかという私の質問に対して、安倍総理はアフガン...全文を見る
○高野博師君 終わります。ありがとうございます。