高見裕一

たかみゆういち



当選回数回

高見裕一の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月03日第129回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○高見委員 長官、御就任おめでとうございます。新長官に初めて御質問させていただきます。  その前に、長官は、環境への負荷の少ない持続的発展の可能な社会の構築に向けての新たな取り組みの展開が必要というふうにおっしゃっておられますが、建設の是非についていろいろと議論の的になっている...全文を見る
○高見委員 ありがとうございます。  少々読ませていただきます。  建設大臣 五十嵐広三殿     要 望 書   本日、長良川河口堰建設事業に関し、下記の事項を要望する。        記  1.長良川河口堰調査委員会は、調査に先立ち、建設現地の伊勢湾台風等の被災の...全文を見る
○高見委員 同じく調査項目中の「塩分」という部分について質問をしたいと存じます。  建設省は、いわゆる建設省自身で発行しておられるこの青パンと呼ばれるもので「塩害」と言っておられたにもかかわらず、この調査項目表中では「塩分」というふうに言いかえておられます。これは、塩害がこの事...全文を見る
○高見委員 建設省の主張によれば、大規模塩害が発生するから河口堰が必要だということになっておりますが、このことに対して多くの疑問があるとして問題になっているわけであります。建設省は、もっと真剣にこの問題に対して調査をして、科学的なデータを示すべきではないかと存じます。現在行われて...全文を見る
○高見委員 導水事業についてもあわせて質問を行います。  河口堰本体は実質的に九四%できてしまったという現実はございますが、事業総体としてはこれから行われる導水管事業などを考えると、まだ道三分にも満たない。したがって、水需要に関するフルプランを検討し直すことも調査の項目としては...全文を見る
○高見委員 二点目の私の問いにも答えていただきたいと存じます。  調査委員会での調査経過、特に繰り返しますが、塩害や水需要に関する調査というものをやらないとこの調査の意味がない、ぜひやるべきである、そして、その結果によってはこの事業の推進そのものを見直す、つまり、堰完成後の堰運...全文を見る
○高見委員 ですから、しゅんせつによって三千ヘクタール余りに影響が及ぶとする根拠や被害予想額及び減反面積など、それに対する幾つか考え得る代替案というふうなことに対する証明がこの委員会の中でできるということは、まだこれからの課題なわけでしょう。そこで、できなかった、この河口堰はこれ...全文を見る
○高見委員 極めて遺憾な答えでございますが、調査というものは、本来、その事業の推進あるいは中止というもの、根本を見詰めたものでないと、その調査の意味がない、私はこう思います。水は余っているというデータは山ほどございます。そして、その上で導水事業を行うということに関してのナンセンス...全文を見る
○高見委員 審議会を公開しない、調査委員会を公開しないというようなある種の閉鎖性というものが行政に対する不信を非常に大きなものにしている。この河口堰ももともとはそういう行政の姿勢そのもの、よく言われるところの知らしむべからず、よらしむべしというようなその姿勢そのものが根本的な原因...全文を見る
○高見委員 環境基本計画は国家、日本国としての環境計画であり、環境政策大綱は建設省としての大綱でございます。もし両者の間にそごが生じることがあれば、環境基本計画が優先されるべきであると考えますが、いかがなものでございましょうか。これは環境庁、建設省、両方からお聞きしたい。
○高見委員 続いて、フロンの問題をちょっとお尋ねいたします。  現在、環境問題が地球的な規模で問題になっております。その中の一つにフロンガスの問題がございます。気象庁では現在四カ所の観測地点を設けて紫外線の量を測定しておりますが、観測地点において紫外線の量が増加傾向にあるという...全文を見る
○高見委員 フロンガスの問題というのは、一九七四年六月にローランド教授とモリナ教授によりフロンガスのオゾン層破壊への影響に関する仮説が発表された。一九八四年にはジョージ・ファーマン氏が南極上空のオゾンの減少を指摘した。少なくとも南極のオゾンホール発見から十年が経過しております。南...全文を見る
○高見委員 観測をするということには、ただ単なる科学的見地だけではなく、国民の皆さんに対する啓発的な見地というものも十分に踏まえて考えなければならないと思います。まだ大気中に大量のフロンガスが残っており、今でもまだ垂れ流しが続いているわけでございます。紫外線量の増加が確実に予想さ...全文を見る
○高見委員 それでは、環境庁の答弁をお願いいたします。
○高見委員 私、各省庁随分訪ねて、こういった調査がないのかということでお尋ねをしましたが、実際極めて微々たる調査しか行われておらないというのが実態のようにお見受けいたします。国民生活にとって非常に重要な問題でございます。あるいは、人間が生きていくということにおいて重要な問題でござ...全文を見る
10月28日第131回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○高見委員 地球環境問題の中でも、私の認識の中で特に緊急を要するというふうに感じておりますオゾン層の問題に関して少々御質問申し上げたく存じます。  まず、気象庁の方にでございますが、ことしは南極上空のオゾンホールが過去最大となり、オゾンの全量も平年値を大幅に下回っているという事...全文を見る
○高見委員 平成六年十月二十日のオゾン層の観測速報というものによれば、昭和基地では九月としては観測開始以来の最小値を記録したとなっております。さらに、昭和基地では、ことし二月以降のオゾンの全量というものは、観測史上最低で推移をしております。  確かに、WMOのオゾン減少の科学的...全文を見る
○高見委員 気象庁の解析によると、オゾン以外の条件が変わらなければ、オゾン層の減少に伴いUVlB、ウルトラバイオレットBの地上照射量が増加することが確認されているとのことでございますね。さらに、異常気象レポートによれば、日本付近において夏至、夏場にオゾン全量が一%減少したときには...全文を見る
○高見委員 天候で左右される、こういうふうに聞き取れました。しかし、もう一つやはり観測期間というものがまだ大変短いというふうなこともあるのではないかと思うが、その辺はいかがでしょうか。
○高見委員 そうすると、最初にお答えいただいた紫外線量の増加傾向というものが見られないという断言は大変おかしなことになる。増加していないということではなく、まだよくわからないと言う方が正解なのではないかな、素朴にそう思いますがいかがでしょうか。
○高見委員 晴れた日、いわゆる天候に左右されるということでございますが、もう一度尋ねますが、それだったらば、増加していないと言い切るのはどうもおかしいような気がしてならないのですが。  と申しますのは、オゾン層の破壊というものがもたらす人間の生活への影響、あるいは今、健康への影...全文を見る
○高見委員 ということは、科学的データとしてはオゾン層の減少が確認をされており、当然その帰結として紫外線量が増加するとなるのだけれども、現実にはそうなっていないんだ、UV−Bの照射量というのは平均をすると全くふえていないんだ、そういうことですか。
○高見委員 有害紫外線に対する情報提供について、もう少しお聞きをいたします。  アメリカやカナダでは、毎日の有害紫外線量の予想や日焼け指数、いわゆるバーンタイムとか言われておるようですが、それを示したり、国民への啓蒙活動が盛んに行われておるようでありますが、日本でもこのようなこ...全文を見る
○高見委員 今後の動向を見ながらということは少し前向きなのかなと思いつつ、もう一遍聞きたいのですが、長期的な増加傾向は見られないというふうに今断言をしておられましたね。しかし、四年で、長期的な増加傾向が見られないと断言していいんでしょうか。
○高見委員 四年は科学の世界では長期とは言わないと思いますよ。ですから、まだ増加傾向が見られないということを四年で断言すると、国民がそれに惑わされてしまう。そういう意味では、まだよくわからないんだといっただし書きはぜひつけられるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○高見委員 これからますます紫外線量が増加してくると、単に人間の体への影響だけではなく、例えば建物に対する影響あるいは生態系総体、植物の発育への悪影響であるとか、海洋のプランクトンヘの影響であるとかということがますます不安、心配になってくるわけであります。そういうときに観測者であ...全文を見る
○高見委員 広報、啓蒙活動にしっかり努めていくという言葉、しっかりお聞きいたしましたので、よろしくお願いをしたいと思います。  これはまた改めて、もう少しデータをそろえてやりたいと思いますが、続きまして、フロンの回収状況についてお尋ねをしたいと思います。  現在のフロンの回収...全文を見る
○高見委員 しっかり頑張っているんだぞというふうに聞こえましたが、通産省は日ごろから、フロンの回収というものは市場原理を使って行うという発言をしていらっしゃると聞き及んでおります。市場原理というものはうまく機能しておられるのかどうか、これをまずお尋ねをしたい。  そのように市場...全文を見る
○高見委員 市場の混乱という言葉がございましたので、ちょっとこれだけは言っておきたいことがございますが、今のお話は、需給が逼迫をして市場の混乱が起こったという御趣旨がと思います。ゆえに増産を許可をした。しかし、需給の逼迫というものはあくまでもストックが増加して流通が阻害されたとい...全文を見る
○高見委員 その努力は歩といたしますが、現段階でほぼ十分であると認識をしておられますか。
○高見委員 総枠規制をより一層前倒しを早めて強化していくという姿勢は十分におありというふうに受け取れましたが、いかがでしょうか。
○高見委員 真に必要なもの、要するにエッセンシャルユースですね。真に必要なものの認定をより厳しくしていくという方向に関する努力をなさるおつもりはございますか。
○高見委員 現状では排出は野放しに近いものでございます。このままの仕組みで回収が進むとはなかなか考えにくうございます。回収を義務化し、オゾン層を保護する、そういう施策を推進することが世界第二のフロン生産国としての責務、重要な責任であるというふうに私は考えます。日本は地球環境問題に...全文を見る
○高見委員 時間がなくなったようでございますから、これで終わりますが、フロンの問題、要するにUV−Bの増加問題というのはなまなかなことで解決ができる問題ではない、多分長官もそう認識をしていただいているのではないかと思います。これはある意味では国家の価値観の問題かと思います。今価値...全文を見る
11月16日第131回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○高見委員 それでは質問をさせていただきます。  まず、現在の社会状況において、国民が求める社会資本というものは高度成長期のそれとは異なってきておるはずでございます。ところが、実際には、省庁別の公共事業のシェア配分は一九六〇年代からほとんど固定的でございまして、時代の要求にそぐ...全文を見る
○高見委員 全く同感をする部分が大変多いのでございますが、今の点に関連してもう一歩突っ込んでお伺いいたしたいと思います。  運輸の予算というものを見てみますと、整備新幹線に予算を重点配分をせざるを得なかったこともこれあり、空港や港湾などの予算が若干抑制をされているニュアンスはあ...全文を見る
○高見委員 ぜひめり張りのきいた投資をお願いをしたい、また、私どももそれに向けて努力をしていきたい、そのように思う次第でございます。  さて、ちょっと環境問題の方に視点を移しまして、運輸省には気象庁もございますことですから、現在地球環境問題が著しく顕在化してきております用地球温...全文を見る
○高見委員 ありがとうございます。  地球環境問題に対処するためには、今までの公共事業のあり方を根本的に見直す時期に来ていると思います。モーダルシフトの推進など環境に配慮した公共投資、これも十分に推進するべきであると考えますが、いかがでございましょうか。
○高見委員 ついせんだって、世界初の観光サミットが、世界観光大臣会議が大阪において開催をされました。観光部の皆さんはもちろん、国際観光振興会を初めとするスタッフの皆さんの、本当に獅子奮迅とも言える、夜を日に継いだ働きが大きく実を結ばれた結果であろうかと思いますが、他の国際会議にお...全文を見る
○高見委員 全く同感でございます。この世界観光大臣会議が大成功をおさめたことからもわかるように、観光あるいは観光産業が今後果たしていくべき役割というものについては、世界から熱い期待が寄せられております。また、世界観光大臣会議を受けて、十一月十日の日経新聞の社説に、観光大国こそ日本...全文を見る
○高見委員 ちょっと貿易の方に話を移したいと思いますが、日本は国際貿易を通じて成り立っている、先ほど大臣もおっしゃっておられました、そういう国でございます、石油などの基本的な物資の輸送に必要不可欠でありますから、海運業は、その意味で非常に重要な産業であるのは論をまちません。  ...全文を見る
○高見委員 より一層努力をしていただきたいと切に願う次第でございます。  我が国は海洋国家であります。そして、国外ということだけでなく、主な国内の生産地域や消費地域も臨海部に立地をしている場合が大半でありまして、すべての消費や生産には物流が伴います。内航海運、国内の海運業界の果...全文を見る
○高見委員 また、内航海運業者の非常に重要な資産である船舶は非常に高価でございまして、例えば、内航で最も多く使用されていると言われている四百九十九総トンの船でも、その価格は四億円をはるかに超えると聞いております。そういう零細資本しか持たない中小企業が、何億円もする多額の資産を保有...全文を見る
○高見委員 船舶整備公団の果たしておる役割あるいは位置づけというふうなものをもう少ししっかりと広報なさった方がよいかもしれませんね。  さて、飛行場のこともちょっとお尋ねをしたいのですが、成田空港に国立病院をつくってくれないかという陳情がございました。よくお話を聞いてみますと、...全文を見る
○高見委員 さまざまな改善にお努めになっていらっしゃるということは認識をできました。しかし、それで十分というわけではもちろん思っていらっしゃらないことと思いますが、より一層救急体制、日本の何しろ本当に玄関口でございます。多くの海外の方にも不安を与えることのないように、一層努力をし...全文を見る