高見裕一

たかみゆういち



当選回数回

高見裕一の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月17日第136回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○高見委員 本日は大気汚染防止法改正案に対する審議ということでございますが、大気の問題は化学物質に限らず温暖化やオゾン層破壊など多岐にわたっております。その意味で、今回は全般的な問題とりわけフロンの問題も含めて質問をさせていただきたく思います。  まず、この法案の一番話題になっ...全文を見る
○高見委員 なるほど、十分の一から三十分の一というのは非常に着目するべき数字だろうと思いますし、当然建てかえ、改良工事の対策を進めていただけるものと確信しております。  有害大気汚染物質のうち、遺伝毒性のある発がん性物質は、ある暴露量以下では影響が起こらないとされる量が存在しな...全文を見る
○高見委員 それでは続いて、フロンの問題について質問をさせていただきます。  先般の総務庁の行政監察結果でも明らかなように、オゾン層の破壊物質であるフロンを回収する取り組みはいまだ十分であるとは言えない、端的に、不十分であるという状況であろうかと思います。回収を促進するためにも...全文を見る
○高見委員 フロンの回収率四〇%、その裏づけはまた後でもう少し詳しく教えていただきたく思いますが、建設省の方にあわせてお尋ねをいたします。  ビル用の空調機器について同様の質問をさせていただくとすれば、ビル用の空調機器は一カ所で大量のフロンを使用しており、回収した場合の効果も大...全文を見る
○高見委員 長官もお聞きいただいたかと思いますが、現時点で十分な調査は行われていないということを確認させていただきたいと思います。  オゾン層破壊の問題が明らかになり、かなりの時間が経過しております。関心も高まっているはずでございますが、なかなかフロンの回収促進が進みません。先...全文を見る
○高見委員 極めてもっともな御回答であろうかと思いますが、結局は中身がどのように具体的に伴うのかというところがポイントかと存じます。  さて、フロンの破壊技術に関してもお尋ねをいたします。  今後のフロンの回収を促進するためにも、フロンの破壊技術の確立は必須の条件であろうと存...全文を見る
○高見委員 お互いが切磋琢磨するのは大変すばらしいことでございますが、どうぞ省庁間の縦割りの弊害がそんなところに出ないようにひとつ御留意をいただきつつ、研究を進めていただきたい。これは、本当に国家国民を超えて人類のためであろうかと思います。  今回の法案は三年をめどに見直しを行...全文を見る
05月24日第136回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○高見委員 水質汚濁防止法に関してお尋ねを申し上げます。  まず、現状把握でございます。これは水質保全局長さんあたりかと思いますが、まず水質汚濁の現状についてお尋ねをいたします。  環境庁の調査によれば、有機塩素系物質による汚染が判明しているのは千百五十一カ所とされております...全文を見る
○高見委員 地下水が汚染されるケースとしては、土壌汚染を起源とした地下水汚染も当然考えられます。このような場合においても汚染の回復措置は必要不可欠であると考えますが、土壌汚染を起源とした地下水汚染の場合には、今回の改正案で土壌汚染の回復が果たして担保されているのか、ここが非常によ...全文を見る
○高見委員 それはそうですわな。原因である土壌汚染が取り除かれずに水質汚染が取り除かれるということは世の中にあり得ない話で、土壌汚染をしっかり取り除くように措置するというのはイロハのイということで、これはそのように確認をさせていただくということでよろしゅうございますね。——大きく...全文を見る
○高見委員 それは当然、今まで以上に積極的な情報交換をしていこうということも含めという意味でございますよね、三本木さん。(三本木説明員「はい」と呼ぶ)  さて、水質保全局長に、続けてもう少しお尋ねをいたします。  今回の、汚染された地下水の浄化制度の導入については、PPP原則...全文を見る
○高見委員 地方公共団体が責任を持ってやるように指導するということですね。  続いて、自治体の対応についてでございますが、特に自治体への周知や支援策についてお伺いをしたく存じます。  水質汚濁防止法に基づく地下水汚染の基礎調査は、自治体の負担で行うということとなっております。...全文を見る
○高見委員 浄化の際の技術基準でございますが、汚染された地下水の浄化については、汚染物質の処理の際に、活性炭に汚染物質を吸着させるなどの措置によって、汚染物質が大気中に放出されることがないような対策を講ずることが必要でございましょう。浄化対策技術の技術基準や、浄化の際の指針を細か...全文を見る
○高見委員 汚染された地下水の浄化を行う際に、トリクロロエタンやトリクロロエチレン、テトラクロロエチレンなどが大気中に放出されることになれば、結局空気中から人体に入る可能性は残り、汚染されているものが水から大気に変わっただけであり、何の意味もない。そして、これらの物質に対する大気...全文を見る
○高見委員 トリクロロエチレンなどの有機塩素系化合物は、大気や地下水、土壌と、皆違う法体系のもとで規制措置が講じられています。しかし、そのような有害化学物質については本来、総括、包括的なリスク管理が必要であり、統一的な法制度のもとでの管理をしなければならないものと考えます。環境基...全文を見る
○高見委員 せっかく岩垂環境庁長官にお尋ねをするのでありますから、もう一歩、私はぜひお尋ねを申し上げたく思います。  環境庁の組織体制に関してでございます。今、水の問題をやっているわけですが、水の問題は、人の健康の問題だけではなく、自然環境を初めとして生物の多様性、大気、土壌の...全文を見る
○高見委員 実に岩垂さんらしからぬおとなしい答弁で終わりました。私の質問がおとなしかったのかなと反省をしつつ、またネクストチャンスを期待したいと思います。ありがとうございました。