滝実
たきまこと
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月26日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 一番最後になりまして、恐縮でございますけれども、三十分間時間をいただきましたので、おおよそ二つぐらいのテーマで御質問をさせていただきたいと思います。 まず、今回の血液製剤によるC型肝炎問題、これのいわば訴訟に関連した問題がずっと新聞あ...全文を見る |
○滝委員 なぜこういうことを刑事局の方から御回答いただくかといいますと、どうも賠償問題、賠償問題ということだけが前面に出ていますと、厚生労働省からいろいろな情報が得られる、あるいはマスコミを通じて情報が入ってくる、それに対して、医療機関が必ずしも的確に対応しているかどうか、甚だ怪...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。 そこで、今のお話のように、古くは六十年代の初めに集団的に発生した、こういうことでございますし、その当時は、これが血液製剤によるものかどうか、C型肝炎ということさえもわからない時代でございますから、これはもうしようがない、こうなるわけですよね...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。 そこで、昨年の十一月七日に厚生労働省が各医療機関に文書をお出しになって、いわば調査というか、題名は協力依頼という名前だったんじゃないかと思いますけれども、そこでいろいろ調査を依頼すると同時に、患者さんに対して、要するに注意を喚起する、あるい...全文を見る | ||
○滝委員 私の仄聞するところによりますと、この文書はなかなかよくできていて、要するに、カルテの保存期限は原則五年ではありますけれども、いろいろな、カルテを初め、期限を過ぎていても残っているカルテ、あるいは病院、医療機関に残っているその他の資料といいますか、その保存を指示しているん...全文を見る | ||
○滝委員 既に古い話でございますから、患者さんの中には、C型肝炎がかなり悪化して、肝臓がんになって苦しんでいるとか、あるいはもう既に命を失っているとか、そういうような最悪の事態も、それはそれなりに当然、年齢、高齢化とともに出てくるんですよね。 それに対して、そういういろいろな...全文を見る | ||
○滝委員 これは、単純に協力依頼というよりも、私は、医師法二十四条の二の指示という格好できちんとした対応を厚生労働省がおとりになった方が、もう少しぴんとくるんじゃないだろうかな、こういうふうに思いますので、その辺も含めて、改めてもう少し徹底するような、単なる協力依頼ですと、協力し...全文を見る | ||
○滝委員 なぜこういうことを問題にするかと申しますと、今お話にございました会社法の制定の際に、企業の乗っ取り、買収ということに関連して、あのときも、外資からどうやって守るかということが大きな課題となって、そしてこの点については一年間の施行猶予、こういうことをやりましたよね。その間...全文を見る | ||
○滝委員 今、航空局からそういうお答えをいただきましたけれども、平成十七年の会社法の議論の延長線で考えますと、今のような理由はまことに薄弱と言わざるを得ないと思うんです。私も、どっちがいいかというのは別問題、しばらく棚に置いておくとしても、あのときの要するに企業買収の対抗要件につ...全文を見る | ||
○滝委員 民事局長は甚だ苦しい御答弁をされたようでございますけれども、あの会社法のときも、基本的には外資からの企業乗っ取りをどうやって防御するか、こういうことで始まった議論でございます。したがって、会社法の防御方法と、国策として外資の規制をどうするかとは違うといっても、国策として...全文を見る | ||
○滝委員 大変ありがとうございました。 以上で終わりたいと思います。ありがとうございます。 | ||
03月25日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 時間をいただきましたので、一年後に迫っております裁判員制度に関連して幾つかお聞きをいたしたいと存じます。 まず、今もお話がございましたけれども、録音、録画の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 二年ほど前から検察庁が...全文を見る |
○滝委員 法務大臣も常々、捜査過程全体の録音、録画は、これはいわば不可能に近い、あるいは好ましくないということをおっしゃっておられるわけでございますけれども、しかし、今回考えられてきた録音、録画というのは、極めて部分的な、いわば結果だけを録音、録画という格好で公判廷に持ち出すわけ...全文を見る | ||
○滝委員 非常に懇切なお答えをいただきました。 やはり、具体的に裁判員制度はこれからスタートするというようなことも大事でございますけれども、そのときに指名された裁判員が、どういう基本的な考え方、物の判断の基準をどういう格好で身につけるかということがやはり問われなきゃいけないと...全文を見る | ||
○滝委員 時間も参りましたけれども、最後に、法務大臣に一言だけ感想をお聞きしたいと思うんです。 やはり、この裁判員制度というのは、司法の世界、今まで国民が経験したことのない世界でございます。だから、もちろん裁判所も、検察側も、弁護士会も、恐らく、どうするのかというのは、実際に...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。終わります。 | ||
04月04日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 十五分間時間をいただきましたので、今回のこの法案について、具体的な例を挙げてお尋ねをしたいと思います。 今から八年ほど前に、交通事故が原因で死亡した事件がございます。この相手方というか加害者は宅配業者で全国大手、被害者の方は国立高専の...全文を見る |
○滝委員 今交通局長から、警察の初動捜査についての通達を出された、こういうことでございますから、それに期待をしたいと思います。 この事件のように、実は起訴をしてもらうまでに二年間かかっているんですよね。そうすると、今度のこの法案によって明らかなように、どうもすべての期間をカバ...全文を見る | ||
○滝委員 今の刑事局長さんの御答弁によれば、とにかく事故発生直後から相談はできる、特に日弁連のシステムを活用できる、こういうような趣旨というふうに受けとめさせていただきました。 しかし、それにいたしましても、弁護士の費用だけじゃなく、事件の真相を遺族の方が明らかにするためには...全文を見る | ||
○滝委員 時間が参りましたので、終わります。ありがとうございました。 | ||
04月11日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 きょうは、大変長い時間をちょうだいいたしましたので、少し今までと違ったことを質問させていただきたいと思います。 まず、最近また、あちらこちらで振り込め詐欺の新たなものが出てきているように思うんです。そこで、警察庁の方からきょうは刑事局...全文を見る |
○滝委員 それで大体わかりました。 私の知った事件も、税金の還付金じゃなくて、年金の支払いが計算違いで抜けておりました、一年間抜けておったのでそれを支払います、こういうことでございますから、その電話を受け取った方は、ああ、そうか、考えてみたらそうかもしらぬといって、行くんです...全文を見る | ||
○滝委員 とにかく、また景気の方が落ち目になってくるし、それからまた年金の問題が出てくる、こうなってくると、ちょうどいい舞台装置ができ上がった状況になってきておりますので、できるだけ警察の方もこういう人たちと一緒に対応してもらうような宣伝を、やはりこれは警察が動いているよというこ...全文を見る | ||
○滝委員 刑務所の中のいわば受刑者もだんだん高齢者が多くなってくる、その一方では、今度は刑務所の所内でやる仕事もなかなか新しく開拓しにくい、こういう時代になってきて、今お聞きしますと、新しい分野が出てきているというのはなかなか大したものだな、こういう感じがいたします。 そうい...全文を見る | ||
○滝委員 いろいろ工夫をされているということでございますけれども、昔、いわば相当中心的な刑務作業であったものが衰退している、それをもう一遍やはり見直すということも必要じゃないだろうかな、こういうふうに思っております。 次に、今、四月から後期高齢者医療制度がスタートしたわけでご...全文を見る | ||
○滝委員 厚生労働省は、今度の後期高齢者医療制度で、これから二十年間で、今の七十五歳以上の人たちの医療費十一兆円を、このままいってしまうと三十六兆円になる、それを二十兆円ぐらいまでに抑えよう、こういう計画のようですね、そのとおりいくかどうか知りませんけれども。だから、高齢者に対す...全文を見る | ||
○滝委員 今のお話を聞いてわかるんですけれども、刑務官の仕事というのはやはり年期が入ってこないとなかなか受刑者との接触が難しい、こういう世界ですから、そういう意味では、再任用というのはなかなかの制度だと思いますので、そういうふうな格好で刑務所の中の管理が承継されていくというのはい...全文を見る | ||
○滝委員 民間の保護施設もなかなか最近は立派なものに改築されているんですけれども、問題は、そこへ入っても就職先がないというのがやはりネックになって、なかなかそこにずっとい続けるということができない状況なんですよね。ですから、やはり就労対策というのを相当骨を折っていただかないと、こ...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。終わります。 ————◇————— | ||
04月18日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 百十年続いた保険に関連する商法の規定を改正しよう、こういうことでございますから、質問させていただく機会をいただきましたことを私も大変光栄に存じている次第でございます。 そこで、百十年前の時代を振り返ってみますと、保険といっても、いわば...全文を見る |
○滝委員 そういうことは教科書に書いてあると思うのでございますけれども、基本的に、それは保険料率の設定の問題なんですね。要するに、実損方式でやるのか案分方式でやるのか、それによって当然保険料率が変わってくるわけですから、保険料率を変えれば当然、どちらが公平じゃないとかそういう問題...全文を見る | ||
○滝委員 なぜこういうことを取り上げるかと申しますと、昨年、カンヌの映画祭でグランプリをとったマイケル・ムーアの「シッコ」という映画に、アメリカの医療保険に関連しまして強烈な場面があるんですね。すべて告知義務違反で保険を審査する医者が一つ一つあげつらって、極めてささいな病気を本人...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。 とにかく、百十年前と違って、今や大衆の時代の保険でございますから、やはりわかりやすい、あるいは何とか保険契約者の意図が実際問題として実現するような格好での運用を望みたいと思います。 次に、保険金詐欺の問題です。 これは、火つけ、放火...全文を見る | ||
○滝委員 基本的に、保険金殺人の場合、トリカブト事件で問題になったのは、結局、捜査の決め手がない場合が多いんですね。三億とか九億の保険金を掛けながら心不全で死んでしまった、しかし後に何もない。とにかくトリカブトというのは、後に何も残らない、心不全という結果だけが残る、こういう事件...全文を見る | ||
○滝委員 その辺のところはよく宣伝をしていただきたいと思います。あくまでも犯罪を防ぐためには、とにかくアナウンス効果というのがなければこれはなかなか徹底しないと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから、最後になりましたけれども、実は、高齢者が病院とかいろ...全文を見る | ||
○滝委員 最後に、これは金融庁に対する御要望になりますけれども、交通事故なんかの保険金の査定の問題で、どうも保険会社が保険金の査定の基準というものを余り公開していないんですね。ですから、事故が起きたときに保険会社に来てもらいますけれども、中身がよくわからないまま金額が査定されてい...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。終わります。 | ||
04月25日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第11号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 保険法の最後の質問者としてお許しをいただきまして、まことにありがとうございます。 大体大きく分けて、税金の問題それから現物給付に関連する問題、そういう点からお尋ねをしてまいりたいと思います。 今回のこの保険法の新しい制定によって、...全文を見る |
○滝委員 ありがとうございました。 なぜこういうことを申し上げるかといいますと、所得税法の九条第一項第十六号という規定がありますね。そこに出てくるのは、要するに損害保険契約に基づく保険金は非課税というように分類されているわけです。 ところが、所得税法の九条一項十六号を受け...全文を見る | ||
○滝委員 要するに、短期の保険金については、金融商品としてこれは別だ、こういう考え方が今の御答弁だと思います。 次に、今度は個人年金です。この個人年金は、当然のことながら、普通の公的年金と同じに合わせれば雑所得、こうなると思うのです。これについての計算方法というのは公的年金の...全文を見る | ||
○滝委員 ただいまの雑所得それから一時所得、これはいずれも受け取った保険金の額からこれまで振り込んだ保険の掛金を引いたもの、一時所得の場合にはさらにそれから五十万円を引くのですけれども、雑所得の場合も五十万円さらに引くのでしょうか。 | ||
○滝委員 とにかく、そういうことで、この二つの似たようなものを比較するだけでも少し違った扱いが出ているということだろうと思います。 そこで、三番目ですけれども、それでは、介護年金あるいは介護一時金は所得税法九条の十六号によって非課税、こういうふうになるわけでございますけれども...全文を見る | ||
○滝委員 個別の問題で、最後、四番目に、傷害疾病定額保険の保険金、これも今の分類でいけば所得税法の九条十六号に該当しますので当然非課税、こうなるわけですね。 そこで、問題になるのは、先ほど三番目に挙げました介護年金でございます。 介護年金の実際の保険会社の宣伝の資料を見ま...全文を見る | ||
○滝委員 納税者の担税力に注目して非課税とするというのは、これはちょっと粗っぽい話ではないでしょうか。それはちょっと理屈にはならないと思うのです。 もともと、この保険をめぐる税金の基本的な考え方というのは、これは教科書のどこにも書いていないわけでございますけれども、先ほど申し...全文を見る | ||
○滝委員 私も実はこの保険に入っているものですから、これをぎりぎりやられると私は個人的に困るのですけれども、税制の立場からすると理屈がないように思うのです。無条件でこういうものを非課税に扱うというのは、いかがなものだろうか。 何かほかの理由があるというならわかりますよ。例えば...全文を見る | ||
○滝委員 先ほど来申し上げておりますように、介護保険の個人負担の部分を保険で裏押しするというのは理屈が通っているし、通っていなくても保険としては成立すると思うのですね。 ただ、問題になるのは、それを税制上どう扱うかというのはまた別問題ですが、厚生省として、こういうものが一般的...全文を見る | ||
○滝委員 これは通告してありませんけれども、最後に、法務大臣から御感想をいただきたいと思うのです。 基本的に、公的な保険制度、あるいは民間保険制度も含めて、やはり保険というのは、これからもいろいろな新しいものが出てくるだろうと思うのですね。その中で、やはりそういうふうな金銭で...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。終わります。 | ||
05月23日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第12号 議事録を見る | ○滝委員 衆議院の無所属、滝実でございます。 きょうも三十分の質問時間をお認めいただきまして、感謝をまず申し上げておきたいと思います。 質問の内容は二つに分かれるのでございますけれども、その第一点は、国の利害に関係のある訴訟についての法務大臣の権限等に関する法律、そういう...全文を見る |
○滝委員 ありがとうございました。 これについては、最高裁の決定が出る前からも、長野県の根津八紘医師のもとで既に百五十件近く日本でもこの代理出産が行われているということを根津先生みずからが発表し、それに対して学界でも賛否両論が起こり出した、こういうことでございます。 しか...全文を見る | ||
○滝委員 いずれにいたしましても、最高裁の決定は、このままほうっておいたらやはりまずいという後ろめたさが恐らくあって、三人の裁判官が補足意見で、立法的解決をしてくれ、こういう声を上げているんだろうと思うんです。所感は幅広く出るということも補足意見の中であえて言っているわけですよね...全文を見る | ||
○滝委員 これがおくれたために、四月一日以降、保険証を持たない人は昔の保険証を持っていったら医療機関にかかれる、こういうばかなことがいわばまかり通ったんですね。要するに、有効期限が切れた保険証を持ってお年寄りが医療機関に行かなければかかれない、そういう法治国家としては非常に恥ずか...全文を見る | ||
○滝委員 代理出産の問題は倫理的な問題がありますから、確かにそれは政治的な決着もしなきゃいけませんけれども、基本的にはやはりそれまでの国民感情というか、そういう問題もありますから、臓器移植法のときと同じように時間がかかるし、そして党の立場でどうこうという問題を超えているところがあ...全文を見る | ||
○滝委員 大臣からも御答弁いただきましたので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 | ||
05月27日 | 第169回国会 衆議院 法務委員会 第13号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 本日は、ありがたいことに二十分も時間をいただいておりますので、少しばかりお話をさせていただきたいと思います。 きょうの法務委員会はいつになく根本論議が続いておりますので、私も、その影響を受けて、少しばかり質問をさせていただきたいと思っ...全文を見る |
○滝委員 少年審判は懇切で和やかな雰囲気、こうなっているんですね。それはあくまでも加害少年に対する原則なんですね。ところが、被害者の方は、必ずしもそれが当てはまらないと思うんです。 今局長がおっしゃったように、記録を読むにしても、現在では、おかげさまで司法支援センターがありま...全文を見る | ||
○滝委員 被害者も意見陳述が法律上認められているんですけれども、その意見陳述は、今までは、要するに審判廷に在席できませんから、結局、記録だとか人から話を聞くとか、そういう格好で、想像して意見陳述をする、こういうのしかないんですね。 今度も、恐らく、国会のように委員会が開かれた...全文を見る | ||
○滝委員 そこで、調査官の存在が甚だよくわからないんですね。調査官というのは加害少年のために存在するとしか思われませんね。基本的に、少年審判は対立軸で構成していないんですね。専ら加害少年の教育あるいは健全育成という感じでございますから、被害者の立場になって調査官が動くというふうに...全文を見る | ||
○滝委員 私はそうだと思いますよ、それは。本当のところ、事件の真相、本当の加害少年のそのときの心理状況を正確に把握しないことには処遇の選択なんというのはできないわけですから、当然それはそうなんです。恐らく、被害者側が家庭裁判所へ行く限りにおいては、なかなか親切に扱ってもらっていな...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。 そうしますと、そういうふうな損害賠償訴訟を通じて本人の審判廷における行動が全部世の中に出てくるということもあり得る、それは五条の二の三項には抵触しない、こういうことになりますね。めったにない話だと思いますけれども、そこら辺のところはやはりこ...全文を見る | ||
○滝委員 ありがとうございました。終わります。 | ||
11月18日 | 第170回国会 衆議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○滝委員 無所属の滝実でございます。 これまでのいきさつについて、まず民事局長からお聞きをいたしたいと思います。 血統主義という原則を掲げる我が国の国籍法の立場からすれば、今回の最高裁判決の案件というのは、本来的には当然国籍を付与されるという筋合いのものだろうと思うんです...全文を見る |
○滝委員 今の説明では、これまでどういう格好で訴訟を続けてきたか、なぜ三条一項が必要なのかということの裁判における法務省の主張が必ずしも明らかじゃないんですね。要するに、一つは、仮装認知が出てくるおそれがある、こういうようなことは当然だろうと思うんですけれども、あと、要するに父と...全文を見る | ||
○滝委員 仮装認知に関連いたしまして、当局の方からは、例えばDNA鑑定などを求めるのはおかしいとか、そういうような開陳はございました。問題は、当事者の方からそういうものが出てきたときにはどういうふうにされるつもりですか。 | ||
○滝委員 その場合に、DNA鑑定にしても、いろいろな方法というかやり方があるようですね。だから、今のような一般論でいくと、恐らくは一番安い、一件当たり五万円とか六万円とか、あるいは十万円とか、いろいろ段階があるようですけれども、そういうようなことをやって窓口に来たときに、窓口がど...全文を見る | ||
○滝委員 この辺のところは法務省においても少しガイドラインみたいなものを示しておいた方がよさそうな感じは受けますので、混乱のないように対応されることを望みたいと思います。 少しそれるんですけれども、この三条一項のような格好、今回のような格好で国籍を認めるということになってまい...全文を見る | ||
○滝委員 最後になりますけれども、日本の国籍法はフランスあるいはドイツの血統主義を主体とする国籍法をずっと見習ってきた、こういうふうに言われていますね。日本の今回の問題になった三条一項のような条文は、そもそもドイツ法あるいはフランス法にあるのでしょうか。 | ||
○滝委員 ドイツの場合には、きょうの産経新聞にもありましたように、子供が国籍を取得すると母親までが国籍を取得する、こういうことで不祥事件が起きているように報道されて、これについての法改正が行われる、こういうことですけれども、フランスやドイツ、同じ血統主義をとっている、日本のお手本...全文を見る | ||
○滝委員 ドイツの場合には、子供が国籍を取得した場合には母親が、あるいは父親が自動的に国籍を取得する、そういうことに関する偽装事件じゃないんですか。 | ||
○滝委員 突然お尋ねしましたので、さすがの民事局長さんも概要は、いきなりのことでございますから、御無礼をいたしました。 いずれにいたしましても、実際のこの法律が成立した場合の後の手続は、やはりもう少し時間をかけて具体的な内容を示していかないと、窓口で混乱する、そういう事態が発...全文を見る |