武田一夫

たけだかずお



当選回数回

武田一夫の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○武田分科員 私は、体育の問題から、ひとつお伺いしたいと思います。  いま知育、徳育、体育と言われておりますように、どうも知育、学力偏重というような傾向が余りにも強い。ところが、小学校、高校あるいは大学に至っても、いろいろのケースに非常に体力の弱い子供が多過ぎる。私の学校であり...全文を見る
○武田分科員 大学の施設の開放は非常に進まない。ところが実際問題としまして、どこの県でもそうでしょうが、もう膨大な広場、運動場、そういう施設があるのが大学でございます。手をつけたくないというような気がしてなりませんけれども、市民あるいは県民とのつながりを持つ意味で、大学の所持して...全文を見る
○武田分科員 ひとつその開放が一層進むようにお願いをいたします。  次に、スポーツの振興が進むにつれまして、指導員というものが問題になってくると思いますが、もう十年近くも指導員という立場でがんばっておられる方がおります。当初は余りスポーツというか、そういうものを一生懸命やるよう...全文を見る
○武田分科員 それでは、体育関係はそのくらいにしまして、特殊教育の問題、特に重症心身障害者等、あるいはまた、それに準ずる心身障害者が、いわゆる家において治療しているというか、静養しているというケースが非常に多いわけでございます。そういう方々に対する教育はどういうふうになっておるか...全文を見る
○武田分科員 義務教育、これはぜひ早くやっていただきたいと思いますが、その義務教育以後の問題もあると思います。といいますのは、いままではどちらかというと、特に農村の方などは、そういう子供が生まれると隠しておきまして、そのうちに教育を受ける機会がなくなった。もし何らかの機会に教育を...全文を見る
○武田分科員 現在、そういう方がある場合は、どういうふうにしてそういう方々に教育の機会を与えようとなさるおつもりでしょうか。
○武田分科員 本格的にそういう方々に教育の機会を与えていける見通しなんというのは、いまのところどうでしょうか。
○武田分科員 ひとつその点も早急に御配慮いただきたいと思います。  大臣にちょっとお尋ねいたします。  大臣は早稲田出身で、私学を御経験なさったわけでございます。私も七年私学の教員として教鞭をとってまいりました。御承知のとおり、これは大変な現況でございます。大学も大変ですが、...全文を見る
○武田分科員 経営上の問題はもうずっと継続して起こっているわけでございます。学校によっては、中央にあったのが全部土地を売って山の中に引っ込んでいって、それでもって経営不振の赤字などの埋め合わせをする。こういうケースが非常に多いわけです。それだけでなく、大事な運動場を切り売りして、...全文を見る
○武田分科員 そういう地域、あるいはそういう学校、そういうところに対する助成というような問題も含めまして、やはりこれは真剣に討議していただき、そして安心して学校経営ができ、地域社会に貢献している私学の存在というものを絶やさないように私はお願いしたいのでございます。  それともう...全文を見る
○武田分科員 どうかひとつ、私学が危機に瀕する、そういう状況を回復させていただきたいという願いを込めて、次の問題に移ります。  最後に専修学校、この問題について伺いますが、これは私は非常に大事な学校だと思っています。実技を身につけて社会の中核として生きた学問をしている分野だと私...全文を見る
○武田分科員 その社会的信望という問題ですが、本当に信望があるかどうかというのは、これは調べればわかるのです、やってきているわけですから。それがどうも信望もありそうでなさそうで、そうしてやっているうちにもうけ主義に走っているというようなものは、厳重に取り締まるか何かしなければ私は...全文を見る
○武田分科員 終わります。
03月14日第80回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○武田分科員 私は、冷害の問題につきましてお聞きいたしたいと思います。  御承知のとおり、大臣は岩手県、私は宮城県、隣の県でございますし、冷害で非常に騒いだ大変な地域でございます。そのほか雪もございまして、東北、北海道そしてまた四国などでも最近非常な損害が出ておりまして、これは...全文を見る
○武田分科員 ひとつこの問題は徹底して検討していただきたいと思います。  もう一つ関連ある損害評価の問題をちょっとお伺いしたいと思いますが、この損害評価について非常に差があり過ぎる。すなわち、組合段階での評価と連合会と国の最後の認定との間、そこにどうも不満が非常にあるんではない...全文を見る
○武田分科員 それではもう一点お聞きいたしますけれども、いわゆる組合等で出している評価員ですね、こういう方々はいまいろいろ改善なさって、これから実測という方向に持っていくとかいろいろありますが、これはぜひやっていただかないと困るわけです。というのは、要するに村の方々あるいは農家の...全文を見る
○武田分科員 ひとつその努力の実るようにお願い申し上げまして、次に気象庁の方々にお伺いしたいと思います。  いろいろな産業の中でやはり農業ほど気象というものに左右されるものはないということで、気象というのは非常に大事な存在である。日本はその面では世界的にも非常に高い地位にあって...全文を見る
○武田分科員 アメリカなどは、要するに農業気象サービスの専門分野があり、そこで天気予報等が農業の面に非常に生かされているという事実があるわけですが、日本のように零細農家が非常に多いところは、アメリカ以上にそういう体制が完璧化されていく方向が望ましいのではないか、私はそう考えます。...全文を見る
○武田分科員 ひとつ一層の努力をして何とかそういう期待にこたえられるようにお願いしたい、こう思いまして、次に大臣にお伺いいたします。  そういう冷害とか災害が起こりますと、対策本部をつくるのが非常に慎重に過ぎてどうも遅きに失する場合が多い、こういう傾向は否定できません。そういう...全文を見る
○武田分科員 青森県は御承知のとおり雪で大変でございましたし、昨年の冷害と関係ありまして、すでに三月一日に県独自として異常気象対策本部をつくりまして、県としては慎重に対処していく、こういうような動きを示しておるわけでございますので、どうか慎重に検討した上での実現をお願いしたいと思...全文を見る
○武田分科員 どうもありがとうございました。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
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○武田分科員 私は、戦後最大の不況の中で、いまだに低迷状態から脱出できない中小零細企業、特にその中でも下請の企業の方々の苦労というのは、これは痛くはだで感じている一人でございますし、私のいる宮城県というのは東北の中心とは言いながら典型的な中小零細企業の県でございます。そういう多く...全文を見る
○武田分科員 時間がありませんので大臣にもう一つお聞きしますが、昨日不況対策の一環として公定歩合を〇・五%引き下げた。今後さらに〇・五%再引き下げの要求が高まっているということですが、大臣としてこれはどういうふうにお考えになられるか、簡単で結構ですが、お考えをひとつお願いしたいと...全文を見る
○武田分科員 次に移りますが、最近の金融機関等の中小企業景気状況調査をいろいろ見ますと、どうも需要不振による倒産というのが目立っておる。そこで、中小企業の仕事の量を確保してやるということがこれは大事な問題でございます。そういう意味で、どうしてもそのしわ寄せがそういう下の方、下の方...全文を見る
○武田分科員 それはひとつ一日も早く実現をして、安心して仕事が手に入るというような体制をお願いしたいと思います。  ところで、こうした不況が長引きますと、どうしてもやはり、大企業より下請の再編成というのが静かに、深く進められておるようでございます。特に、業種によっては不況の影響...全文を見る
○武田分科員 そういう仕事の問題と同時に、これはもう一つ大きな問題は代金の問題です。これもやはり宮城県の例を申し上げますと、どうも親事業者というのに指導の徹底というのがなされていないのじゃないかというような感じがしてなりません。五十一年十月のアンケートによりますと、支払い内容は全...全文を見る
○武田分科員 ひとつ一生懸命勉強して答えを出していただきたい、こう思います。  さらに、現行の下請法では親事業者が下請事業者から物品などを受け取った日から六十日以内で下請代金の支払いを義務づけてあると思います。ですが、これもまた大変に違反が多い。たとえば、アンケートによりますと...全文を見る
○武田分科員 大臣にお聞きしますが、去る二月三日ですか、中小企業庁が中小企業の倒産防止の総合対策としまして、一つ、中小企業金融三機関の融資を上期に集中させるというのが一点、それから二点は、倒産関連特別保証制度の指定の弾力化、小口倒産に都道府県の制度融資を受けやすいようにする、こう...全文を見る
○武田分科員 最後に不況下における雇用対策についてお聞きしたいのですが、春闘の声が聞かれていまして、いろいろとこれからまだ話題がたくさん出てまいりますけれども、倒産して職を失った方々はそんな騒ぎどころではないわけでございます。そういうたくさんの職を失った方々に対する雇用対策につき...全文を見る
○武田分科員 時間がまだ三分ばかりありますので、ひとつこれは追加してお聞きしたいのですが、これは下請企業の問題と関係あるアメリカのカラーテレビの問題です。これは大企業などは、大手メーカーはそういうことを予想してある程度準備していたんじゃないかと私は思いますが、東北などはそういう下...全文を見る
○武田分科員 以上で終わります。どうもありがとうございました。
03月22日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○武田委員 私から二、三お尋ねしますが、いろいろと各委員の質問、それに対する答えを聞いておりますと、スミチオン、名のとおり、どうも黒々とした「墨チオン」であるような感じがしてなりません。これは「澄みチオン」にしたい、私はこう思います。そういう意味で、いまハチみつの問題が出ましたけ...全文を見る
○武田委員 長官は、ミツバチが広域昆虫という名前のつけられていることを御存じですか。
○武田委員 広い地域にわたるという……。
○武田委員 なぜそういう名前がつけられましたか。どうしてそういう名前がつけられておりますか。
○武田委員 これは交配のときに、花から花に舞いますわね。そしてそれは植物、果樹にかなりの影響力があるわけです。そのときにこういう散布がされますと、当然、先ほどの質問にもありましたように、その期間ハチを移動させたとしても、その期間に花が実を結ぶ時期であるならば、果樹に対する影響とい...全文を見る
○武田委員 そうした万全の対策というものを考えないでこうした重大な問題を性急にやるというのは、これはもってのほかだと私は思います。まあこれはこの辺にしておきます。  次に、もう一つ水産庁に伺いますが、水産庁としましては、このスミチオンを使用した場合、海の方ももちろん、川、沼等に...全文を見る
○武田委員 現実にエビ類には被害があったあるいはあるらしいという情報が、ニュースがあるわけです。それで、私、地元の水産試験場の方にちょっと聞いたのですが、こういうふうな文書を私手にしましたので、ちょっと読んでみます。  これは「水産庁に対する緊急要望」というタイトルです。そうし...全文を見る
○武田委員 ある試験場の場長さんは、これはもう非常に有害であると私は確信している、そういう意味で私も非常にこのことは心配している、こういうふうな方がいるわけです。これは全国的にそういう方がいるのではないか。そういうことを考えたときに、水産庁としては本当にこれが間違いがなく、魚介類...全文を見る
○武田委員 五年間やるわけですから、よく私も見ていまして、もしそういう種類のものが出たとき水産庁に持ってまいります。シャコエビというのを御存じですね。すしのいいネタとしておいしい、これもわが宮城県の近海ではとれておりますので、そういうものが万が一被害があったときには大変だというの...全文を見る
○武田委員 宮城県に石巻という市がございます。その周辺には有名な松島、松があって松島でございます。松がなければ島松島になるんじゃないかと周辺の方が非常に心配しておりますが、そういう地域において、初期の段階においては枯れた松の三割ぐらいには線虫が見つからなかった、これは昭和四十八年...全文を見る
○武田委員 そうしますと、いずれにしても線虫説というのはこれはもう間違いない、こういうことだと思うのですが、この間のサンケイの「アピール」の欄に対して、林野庁の森林保全課で、これもやはりいま長官の言われたように、松くい虫というのは大気汚染でないというふうな、そうして確信を持った答...全文を見る
○武田委員 それでは長官に聞きますけれども、冬枯れとか夏枯れというものが松にあることは御存じだと思いますが、どういう状況になりますか。
○武田委員 これは調べたところによりますと、冬枯れの松は黄色っぽくあるいは青っぽく枯れる、そして夏枯れというのは赤っぽく枯れる。  これは岡山県林業試験場の報告、岡山県農林部林政課長のきちっとした判こもあります。吉岡博士が調べを依頼して、その答えとして返ってきた文書ですが、これ...全文を見る
○武田委員 三木前総理が環境庁長官のときに、昭和四十八年の六月ですが、大気汚染が松の樹勢を弱め、その結果線虫をはびこらせる重要な要因になっている、こういうふうな答弁をされています。ここに私はやはり大気汚染との因果関係というのは否定できない問題として当時の三木環境庁長官はこういう答...全文を見る
○武田委員 原因については私はそんな単純な問題ではないというふうに考えますが、時間の関係上次に移ります。  それでは、ダニと線虫との関係についてちょっとお聞きしたいのでございますが、どういう因果関係がございますか。
○武田委員 つかんでいないとすれば、いまそういうものを研究しながらあるいはいろんな学説等発表したりしている方々の意見というのはある程度聞いていると思いますが、これは天敵の役割りということを過小評価しているんじゃないかと私は思う。  その一つの例としまして、松山にいる石川教授の論...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたから、最後に、成果が上がっているというのは一応認めたといたしましても、その成果の後に来るものがどういうものかという、そういうだれでも納得できるような研究成果というもの、原因究明というものがなされないでこうしたものを空中から散布するということは私は非常に問...全文を見る
○武田委員 以上で終わります。
03月30日第80回国会 衆議院 農林水産委員会畜産問題に関する小委員会 第4号
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○武田小委員 まず二、三の点についてお聞きいたしたいと思いますが、農林省が二十八日に五十二年度の豚肉並びに牛肉の安定基準価格あるいは安定上位価格を示しましたが、御承知のとおりこれは非常に引き上げ率が低い。二・四%とか三・一%というのは昨年度の例から見ると半分以下である。またきょう...全文を見る
○武田小委員 現在、日ソ漁業交渉も非常に厳しい段階でございます。考えてみますと、これからのたん白源というのは魚から畜産に移るのではないかとまで言われております。また、日本というのはこれから異常気象が非常に続くのではないか、飢饉の心配もあるというのが気象関係者また農業関係者の心配の...全文を見る
○武田小委員 私は、算定方式に問題があるのではないか、こう思うわけです。たとえば肉豚の販売価格は三百五十円、これは実際値の平均価格ではなくて、肉豚販売価格が上位価格以上の月の場合は上位価格に見合うような、そういう販売価格に置きかえて計算している。実際値、たとえば三百七十何円、これ...全文を見る
○武田小委員 そうすると、今後そういうような異常な事態というものはないという確信のもとに、今後こういう方向で行くという考えでございますか。
○武田小委員 また生産性向上のメリットというのが反映されていないということは非常に問題だと思います。五十二年度の推定生産費を用いるなどということは、これは米や加工原料乳などでもやっておりません。生産費指数の算定においては、五十二年度の推定生産費を求めるに、過去五年閥、四十七年から...全文を見る
○武田小委員 仮に五十二年度の推定生殖費を用いるとすれば、当然物価指数というものも考慮に入れて考えていかなければならないと私は思いますが、その点はどうでしょうか。
○武田小委員 時間がございませんので次に移りますが、労賃の評価、これは先ほども質問がありましたが、非常に納得のいかないものがあります。差別した労賃評価というものは、是正しなければならない。これは生産者の切なる願いだと思いますが、その点についての見解をもう一度お伺いしたいと思います...全文を見る
○武田小委員 政務次官に聞きます。いま、内部においてコンセンサスがまとまらない、分かれているということですが、政務次官個人の意見としましては、これはどうしなければならない、どういうふうな方向に行った方がいいとお考えですか。
○武田小委員 自給飼料生産の家族労働評価を飼育家族労働評価で政府が試算しますと、一時間当たりが七百二十九円三十銭、こういうふうに試算すると、八十七円から八十八円のアップ。ところが、一年間の平均の一道一県の製造業労賃によって評価すれば百十九円、こういうふうに余りに差が開き過ぎている...全文を見る
○武田小委員 次に、牛乳の問題ですが、非常にだぶついている、こう言っておるのですが、政府の資料でも、約百万トン輸入している。さらにまた、疑似乳製品を含めた場合は、生産者団体に言わせると、二百万トン近いものが輸入されている、こういうふうなことが言われておりますが、これは乳価を抑える...全文を見る
○武田小委員 時間も余りなくなりましたので、最後に今後の日本の重要資源としてのたん白源を支える畜産界の健全な発展、そのためにやはり農政全般に見られるような非常に行き当たりばったりと申しますか、困ったときに部分的な対処しかしないというような行き方をこの辺で根本的に改めて、先ほど初め...全文を見る
○武田小委員 どうか生産農家が誇りを持ってこの仕事に従事できる、そしてまた危機の不安というものが一掃される、そういう畜産業というものを振興するために一層の努力をお願いして私の質問を終わります。  ありがとうございました。
04月07日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○武田委員 政府の「総合食糧政策の展開」、この点について最初に、これは政務次官にお尋ねいたします。  政府が七五年八月に発表した「総合食糧政策の展開」で、私は新しい農政の路線が一応これで出されたのではないかと思いますが、その中で私は何点か伺いたいと思うのであります。  過去の...全文を見る
○武田委員 政府が七五年八月に発表した「総合食糧政策の展開」その柱となるもの、これは食糧自給度の向上あるいはまた農業生産の増強というものを農政の中心にしようとしている、こういうふうに伺っておりますが、その点はいかがでしょうか。
○武田委員 それでは、その柱に九つの柱があるように聞いておりますが、その中に農業基盤の整備の促進とか、あるいは麦対策、米対策、いろいろありますが、その中の二、三の点につきましてまずお伺いいたします。  第一番目に、粗飼料生産対策について伺いたいと思います。ここでは草地の開発のほ...全文を見る
○武田委員 国内生産の濃厚飼料供給量が、これは基準年の一九七二年度、昭和四十七年の五百六十二万八千トンに対しまして、昭和六十年、一九八五年に五百八十三万七千トン、これはパーセントにすると三・七%の増加しか見込んでいない。ところが反面、輸入濃厚飼料が、これは同じ時点で九百八十八万八...全文を見る
○武田委員 そういう状況ですが、私はそれだけではないと思うのです。その姿勢の問題だと思うのです。というのは、七五年に農政審議会が今後の食糧政策の基本方向なる建議を総理大臣に出しておりますけれども、その中で濃厚飼料につきましてこういうふうに言っているのです。「飼料穀物、とくにとうも...全文を見る
○武田委員 それはそのくらいにしまして、それと並行して技術指導の強化という点ですが、いま大麦の話が出てきましたので、それと関係してちょっとお聞きします。  技術指導の強化という点、その問題もまた不可解なところがある。自給力を高めるということはいまの農政の柱の一つであるということ...全文を見る
○武田委員 次に、国有林野の活用という点ですけれども、昭和四十四年の土地改良の補足調査によりますと、今後草地に振り向け可能な国有林の面積、これは土地造成に直しますと二十二万七千二百三十五ヘクタールある。ところが、現在時点でそれが草地に活用されている分は幾らかとなりますと、わずか二...全文を見る
○武田委員 それでは、九つの柱の中の一つとして中核的農家の育成、中核的農家の担い手の問題についてお伺いします。  基本法では、初めは御承知のとおり自立経営、こういうことを非常に強調してました。ところが、いつの間にか中核農業というものに変わってきた。これは、農林省が自立経営という...全文を見る
○武田委員 それではもう一つ伺いますが、農業に大事な問題は、やる気があるということだと思うのです。またやる気を起こさせる農業をつくることだと思います。  いま、いろいろ土地が遊んでおりますが、土地はあっても農業をしないというのがいろいろなところで見られます。ところが、反面、もと...全文を見る
○武田委員 もう一点、その中核的担い手の育成という問題に関係のあるいわゆる将来に向かっての一つの方向づけとして、都道府県における青年農業士、指導農業士というものをつくって称号を贈る、そしてそういう方々への研さん事業を助成するという問題をこの法案の中で取り上げておりますけれども、ど...全文を見る
○武田委員 現実問題として、私ども宮城県の例ですが、ある郡の四町村で今回指導農業士という立場になる方が二人しか出てこない。それでもってその二人の方がたばこと牛、四町村見なくてはいけない。しかもそういう方々は中核的な、本当に模範的な農業をしながら、地域では信頼のある方々です。そうい...全文を見る
○武田委員 ひとつそのおしるしを中身の濃いものにして、本当に実りある、効果あるような、そういう指導士の育成というものを私はお願いしたい、こう思います。  今度は普及員の問題に移ります。またこれが大変です。普及員、こんな大変なものないと私つくづく思いました。不眠不休員というんです...全文を見る
○武田委員 非常に劣悪な条件の中で苦労しながら一生懸命やっている、そういう現実をひとつまず認識した上で聞いていただきたいのですけれども、最近この行政事務が非常に膨大になってきた。何でもしなくちゃならない。書類を作成する、資金の問題についても相談されれば断るわけにいかないというよう...全文を見る
○武田委員 大体どの程度のものを一人の普及員の方に担当させる、そういう基準というものは特に考えていないわけですか。
○武田委員 それじゃみんな苦労しますよ。たとえば私の県の場合を例にとりますと、農業改良普及員一人当たりが約五百戸、生活改良普及員の場合は何と五千戸です。これ現実問題としてできますか、五千戸ですよ。しかも、生活改良普及員の場合は女性が多いでしょう。これはもう肝心かなめの庭先指導が全...全文を見る
○武田委員 これは一つには大きな問題というのは毎年のように人員の削減がある、あるいはまた仕事が大変多くなってきたけれども、依然として全然人数がふえない、こういうような問題が必ずそこに出てまいります。要するに、ずっとデータを取り上げましても毎年とにかく三十人、四十人と減っています。...全文を見る
○武田委員 その問題はぜひやっていただきたいと思います。  それで、いま待遇の問題も出ましたが、普及員の間では、仕事は大名、待遇は足軽、そういうことを言っている人もいます。仕事は大名、待遇は足軽、これは逆にして、それでなかったら、それにふさわしいようにしなければならぬということ...全文を見る
○武田委員 そうすると、現在よりは悪くはならない、安心しなさい、こういうことですね。
○武田委員 それは重大問題ですよ。もし給料が一銭でも下がったら騒ぎます。ですから、上げればいいのです。上げるわけにいかないとなれば、現状と同じ線で送ってやるということは当然のことですので、これはやはりきつく監督をして、そうならないようにすべきだと私は思うのです。  時間がないで...全文を見る
○武田委員 これはそういう例があるとかないとかということは、あるところはいいが、ない例があって、もし万が一事故があったらどうするかという、これは重大な問題じゃないですか。たとえばガソリンの問題にしても、やっている県もある、やってない県もあるなどという、こんないいかげんなものであっ...全文を見る
○武田委員 これはぜひ早くお願いします。  時間がないので次に移ります。後継者の育成の問題について、これは日本の農業にとっては非常に問題な点です。後継者が年々歳々減っている。ところで、その減っている後継者を確保するためにいろいろ努力をする、対策を講ずるというわけですけれども、ま...全文を見る
○武田委員 私は、こういう新規労働力というのを獲得するというこの問題は農業後継者の問題に非常に大事な問題になってくるわけですが、大体その後継者が後継者たらんとしない理由というのはいろいろありますが、その一番大きな問題というのは農業経営の不安定というものがある。他産業の勤労者、労働...全文を見る
○武田委員 そのために最大限の努力を払っているのだということが農村の青年に、家庭にわかれば、私はそんな農業離れはないと思うのです。私も農村出の一人です。ですから、農家に行きますと、一生懸命農業に誇りを持っている青年もおります。     〔菅波委員長代理退席、今井委員長代理着席〕...全文を見る
○武田委員 昔、学有田とか学有畑ですか、こういうものを農学校は持っておりまして、そこで、土に親しみながら、生活をしながら覚えてきたというものが必要でないか、私はそういうふうな感じがしてなりません。ですから、そういうような制度の復活というものをこれから考えて、やはり何でもなれるとい...全文を見る
○武田委員 それではひとつ検討して、それはやっていただきたい。これは現場の先生方の共通の声です。やらなかったら大変なことになります。そのとおりだと言っておりましたと私は言っておきます。  最後に、嫁さん対策、嫁が来ないというのはこれは深刻な問題です。もう嫁さんを集めるために高砂...全文を見る
04月13日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○武田委員 まず最初にソ連の二百海里水域問題に関して一点お聞きいたします。  これは新聞でも御承知と思いますが、四月七日、釧路の沖合いで地元の船が四十一隻あるいは三十八隻、韓国漁船が九隻その辺で操業している。それがなかなかずうずうしく操業している。しかもこれは十キロ、十一キロと...全文を見る
○武田委員 私が聞いているのは、地元の船がこういうふうな海上デモをして追い出したということは、要するに幾ら陳情してもやってくれなかったというそのじれったさがこういう行動に駆り立てたんだということを聞いているわけです。だとすれば、今後またそういうことが起こった場合に、そういう方々は...全文を見る
○武田委員 それじゃ、そのとおり信頼して、次の問題へ移ります。  地すべり災害について二、三お聞きいたしますが、最近新聞紙上で見ますと、大変地すべりや落石の事故が発生しております。これから梅雨、こういう時期になりますと、非常に心配でございます。また地域によっては雪解けのなだれ現...全文を見る
○武田委員 ところで、ことしの三月二十九日、富山県の氷見市五十谷地区、ここで地すべり災害が発生しておりまして、五世帯二十四人の被災、被害総額約十二億、田畑十四ヘクタール、山林二十ヘクタール等の被害がございました。この地域はどういう地域でございますか。
○武田委員 わが党から調査団が出まして、現地の情報を聞きますと、どうもこれはそういうものではない。というのは、実は三月十八日に水田に幅十センチ、長さ二十センチの亀裂が数カ所に発見された。それで地元の方々が、これは大変だということで通報して担当官に来てもらって調査してもらったが、そ...全文を見る
○武田委員 こうした危険区域指定地域がたくさんあるわけです。そういう意味で、総点検をしながらこうした事故が未然に防げる体制をまずお願い申し上げたい。さらにもう一つは、対策事業費というのが非常に少ないような感じがしますので、その増額も考えなければいけない。さらにまた今回のその五十谷...全文を見る
○武田委員 何か一説によりますと、戦後約二億トン投下されたのではないかということでございますが、こうした大量の化学肥料、農薬の使用に対する農林省としての基本的な考え、特に安全性という問題からどのように考えておるか、お聞きしたいと思います。
○武田委員 昨年の六、七月ごろでしたか、東京都あるいは横浜等において野菜の中から高度の硝酸塩というのが発見された。しかもそれは異常な高濃度でありまして、たとえばホウレンソウの茎から最高五〇九五ppm、コマツナの茎からは七五三一ppm、そのほか、最近よく食べますセロリ、パセリ、こう...全文を見る
○武田委員 この硝酸塩が体内に入ると亜硝酸塩となる、こういうふうな変化を起こしますが、これは魚や肉、ハムなどでは五〇ppmですか、あるいは食肉ハムの場合七〇でしたか、そういうふうに使用量というのは制限され、たとえばタラコの場合、これは厳禁されているというわけです。ですから、野菜の...全文を見る
○武田委員 私はそういうような答えをいただいたとしても、たとえばこういうような一つの心配がある場合は、まあ恐らくいまずっと研究などもしていると思いますが、一つは常時検査するというふうな体制、さらにまた化学肥料を使った場合と使わない場合の硝酸塩の含有量を探るための栽培実験をするとか...全文を見る
○武田委員 これはイギリスの例ですが、ある学校の給食に化学肥料を使った野菜を出していたときの子供というのは非常に病気が多かった。それをやめて自然の肥料にかえたら元気になって病気をしない子が多くなったというような外国の例もありますが、私はこれは外国の例だけで済まされない問題だと思う...全文を見る
○武田委員 肥料の量が非常にたくさん使われるようになったということを考えると、これは農林省の関係として専門技術員や普及員等の機関を通して何らかの指導体制を強化しながら、こうしたものが何らかの形で安心して栽培できるような形態といいますか体制というものは必要だと思うのです。そういう点...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので最後に、今後の農業というのを考えたとき、やはり化学肥料にかわる肥料というのを考える必要があるし、また研究もなされておりますが、そういう今後のビジョンと言いますか、そういうものについて農林省の方にお聞きして私の質問を終わりにしたいと思います。
04月21日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○武田委員 最初に領海問題につきましてお尋ねいたしますが、その前に、大臣が十三日記者会見をされた席上におきまして、いま北方領土も漁業問題もどちらも傷つけることはできない、悪戦苦闘の状態である、こういうふうに述べられたそうでございますが、私、地元の石巻という漁協に帰りましたら、その...全文を見る
○武田委員 政府が一部の海峡を現状凍結する、自由航行としようとするねらいは、マラッカ海峡の自由航行が必要だということを強調するわけでありますけれども、現在その海峡におきましては、マレーシアあるいはシンガポール、インドネシアなどが通航規制に踏み切っている、こう考えますと、政府はこの...全文を見る
○武田委員 私たちは、全海域を無条件に十二海里として、国際的通航に使用される海峡は現行の領海条約の規定に基づく無害通航とするというような、こうした方法をなぜ政府がとろうとしないのか疑問なんでございますが、その点についてもう一度、こうした方法というのは政府はとろうとしないのか、反対...全文を見る
○武田委員 無害通航というのはすべての外国船舶の通航を一切シャットアウトするというわけではない、これは明らかでありますが、こういうような問題というものは沿岸国の自国の安全保障あるいは経済、政治上のいろんな判断によって規制できるのではないか、こういうふうに考えておりますが、政府の見...全文を見る
○武田委員 われわれは、政府が非核三原則の適用というものを回避するために変則的なそうした領海制度の設定をして日本の主権的な権利の放棄にいこうというような動きを感じてならない。この際、先ほど初めに申し上げましたように、こうした非核三原則という問題の厳格な適用を貫徹するという観点から...全文を見る
○武田委員 次に、わが国が領海十二海里あるいは漁業水域二百海里の実施をするその両法案が今国会で成立するとしたときに、こうした法案の成立というのが対ソ漁業交渉に当たって具体的に何らかのメリットをわが国に与えるものかどうか、その点についての見解を伺いたいと思います。
○武田委員 先日外務省が二百海里法が成立しても甘さは禁物という見出しの内容の話をしておりました。現況から考えますと、二百海里の問題がそうした交渉の決め手になるというのは疑問であるというようなことを言っておりますが、そういうことに対する大臣のお考えとしては、これは間違いなく今後の交...全文を見る
○武田委員 交渉に当たって、ソ連側の態度から見て魚と領土問題を絡ませてきているわけですけれども、これを絡ませないでの妥協が可能であるかという問題についての今後の見通しをどういうぐあいにお考えになっておりますか。
○武田委員 五月にまた再開されるわけですが、再交渉がどういう形で進められるかというのは一つの大きな注目すべき事柄であります。その際、ソ連側がいままで出してきた線引きの問題について譲歩するというような見通しがあるかどうか、その点についてお聞きしたいと思います。
○武田委員 いま大臣が言われたように総合的に国内挙げての一致協力体制の中で交渉が期待どおりにいくことを私は祈るわけでございますけれども、しかしながら万が一譲歩がないということで妥結が思わしくないということを考えた場合に、政府としては、その際の対応も考える必要があるのじゃないかとい...全文を見る
○武田委員 力強い決意をお聞きしまして非常に心強く思います。  ソ連側が自国内での日本の漁船の操業を認めるかわりに、日本の十二海里内でのソ連漁船の操業を認めよという提案がされておりましたけれども、これに対する政府の正式な見解をお伺いしたいと思います。
○武田委員 わが国の漁業水域二百海里内で万一外国軍隊等による演習、あるいはまた通過などは自由に行うということができるものかどうか、そういうことを現実の問題として考えることもできるのではないかと思いますが、その点についてのお考えをひとつお伺いしたいと思います。
○武田委員 次に伺いますが、サケ・マス交渉の結果が、六万二千トン、水産庁は、ほぼ満足の数量である、こういうふうなことでございますが、この結果について、そのとおり満足なものとして受け取っていいものかどうか、ひとつ伺いたいと思います。
○武田委員 この結果が、こういうようなものは、要するに漁期を失うよりもこういうもので妥協した方がいいんじゃないかというような動きがあったのではないかということも言われていますが、もしこれがこのままいきますと、日ソ漁業条約よりも二百海里時代の新秩序の方が優先するのではないか、それは...全文を見る
○武田委員 このサケ・マス交渉の結果、流し網漁船等は出漁のパスポートを手に入れた。ところが、母船式船団というのは港にストップだ。こうなりますと片一方は操業できる、片一方が操業できないで指をくわえて見ていなければならないということで、業界内におけるいろいろないざこざといいますか、混...全文を見る
○武田委員 これは大臣にひとつお願いというか提案なんでございますが、私はあちこちの漁場あるいは漁業関係者等にお会いいたしますと、こうした漁業交渉が長引いているためにそういう方々の心労といいますか、苦労というのは極限に近い状態、そういうものを感じます。ある漁民の方などは、私のこの血...全文を見る
○武田委員 もう一問質問して午前の部を終わらしていただきたいと思いますが、いよいよ二百海里時代を迎えるに当たりまして、二百海里時代の課題となるべきものはどのようなものがその課題となっていくか、考えられている点がありましたらお聞かせ願いたいと思います。
○武田委員 それじゃいま大臣が答弁なさった問題点を午後から質問させていただくことにいたしまして、午前の部はこれで終わらせていただきたいと思います。
○武田委員 まず最初に海上保安庁に伺います。  最近のことでございますが、福島県の新栄丸という三百五十トンの北転船が幌筵島というところにある柏原というところに出かけていったわけであります。約二十人の乗組員が乗っておりまして、これは同僚がけがで現地で手当てしていたのが治った、迎え...全文を見る
○武田委員 私は善意にとりまして、こういう事態で保安の体制が非常に手薄なのでやむを得ざるものではなかったのか、こういうふうに思っているのですが、今後二百海里水域となりまして監視する場所は非常に広くなってまいりますと、私は、そういう現在の体制の中ではどうも不十分だと思われる点が多少...全文を見る
○武田委員 次に移りますけれども、去る十五日、政府が二百海里問題に伴う漁船や関係業者の労働者の雇用対策などにつきまして関係省庁と連絡会議を持ったようでありますけれども、その中でどういうことが取り上げられ、そしていまどういうような作業、対策を講じられているか、その問題について最初に...全文を見る
○武田委員 いま二、三のそういう処置についてお話ございましたけれども、現実問題として具体的にたとえば加工業者が大変な苦労をしている原料不足、それに、たとえば石巻の場合なんかを例にとりますと、大体七割程度は銀行の融資などもできないような状態で苦労している。これは大変でございます。そ...全文を見る
○武田委員 正直言いまして、この問題はどちらかというと加工業者の方が深刻です。ですから、若干おくれるというような話がありますけれども、この問題は特に東北、北海道、それから焼津等がありますけれども、ひとつ緊急な何らかの措置を講じていただかないと、大変な事態になるということを私どもは...全文を見る
○武田委員 私は心配するわけですが、どうもモスクワの方なんかに出かけていって魚を輸入しようとする動きが出ているようだ。大手の水産業者の方々などはつい口を漏らしまして、いまのうちにひとつ云々というようなことを言っているというようなことも新聞その他で見るわけでございますが、そういうこ...全文を見る
○武田委員 最近の「エコノミスト」その他雑誌の中では、大手の水産業者が非常にもうかって笑いがとまらないということが載っております。魚価が軒並みの暴騰をしたための現象であるというようなことがありまして、A社が昨年期の五倍に当たる二十一億の利益を上げているとか、B社は七倍の七十億もう...全文を見る
○武田委員 もう一つ関連ある問題ですが、便宜置籍船というものが商船の場合は慣行として認められておるそうですが、漁船の場合はどうなっているわけでしょうか。
○武田委員 風評ですが、韓国の方にもそれが出没しているらしい。事実、船を売るものがいれば、船をまるまる買いたいというような働きかけが東北の方でちらっとあるわけです。そういうことですから、これはちょっと調べておいて——これからもう見込みがない、韓国の方に売ってしまえ、そうするとそれ...全文を見る
○武田委員 次の問題に移りますが、沿岸漁業対策ですが、今後の一つの大事な問題は沿岸漁業の問題だと思います。ところが、御承知のとおり高度経済成長の一つの影響としまして、沿岸漁場が非常に汚されております。きれいな水がどんどんなくなっているということで、私はこうした問題が発展の大きな妨...全文を見る
○武田委員 それから同時に大事な問題は、とる漁業からつくる漁業へ、これは何度も言われておるわけでありますけれども、栽培漁業あるいは養殖漁業といいますか、特に栽培漁業の状況はどうなっておりますか、簡単に現況をお話し願いたいと思います。
○武田委員 私は二、三の水産試験場を訪ねまして状況を聞いてみました。きょうは私は二つ取り上げたいと思うのですが、一つは、たとえばアイナメのような魚は二、三十キロぐらいしか移動しない、ところが、ほかのは放流しましてどこへ行っちゃったかわからない、そうすると、その県だけで問題解決がで...全文を見る
○武田委員 では終わります。
04月22日第80回国会 衆議院 本会議 第21号
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○武田一夫君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま提案されました漁業水域に関する暫定措置法案について、総理並びに関係各大臣に質問いたします。  過去数世紀にわたる公海自由という海洋秩序の原則が、海洋分割という世界の大勢によって崩れ、新しい海の秩序づくりに向かって大...全文を見る
05月17日第80回国会 衆議院 農林水産委員会 第26号
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○武田委員 私はまず最初に、厚生省にお伺いいたします。  年金全体の問題に対しましてお伺いいたしますが、わが国の年金制度が昭和四十八年の改正によりまして、いわゆる夫婦五万円年金という時代を迎え、政府は国際的にもひけをとらないような年金というものに入った、こう言ってきたわけでござ...全文を見る
○武田委員 私は、国際的にひけをとらないという年金、その中身を早くつくっていただくことが、これは国民のひとしい願いだと思います。  そこで、日本の制度の中で欠陥がいろいろあると思うのですが、たとえば年金権の確保が完全に図られていないという点、妻の場合は特にそういう問題がございま...全文を見る
○武田委員 そのりっぱな先生方のりっぱな回答をわれわれは期待しています。ぜひそういう意味でこうしたおくれをとっている年金の充実をまずお願い申し上げます。  次に農林年金ですが、パンク寸前と言われている。聞くところによると一兆円の財源が必要なのに三千億しかない。すでに七千億という...全文を見る
○武田委員 では、年金制度の問題に入っていきたいと思います。  この農業者年金制度が発足して六年余り過ぎまして、制度的にも過去二回改正され、加入者も非常に強い関心を持ってきておるのは事実でございます。しかし、非常に問題を抱えておることもまた事実でございまして、農業者の期待にまだ...全文を見る
○武田委員 それは有資格者の何%ぐらいに当たるわけですか。
○武田委員 そういう人たちが加入していないで今日まで来ている理由とか原因とか、いろいろあると思いますが、どの点にそれがあると思っておりますか。また、そういうものに対してどういうような指導といいますか対策を講じてきているか、その点について……。
○武田委員 確かに二九%は制度を知らなかった。私はもっと多いと思います。なぜ知らないのか、知らない理由というのはどこにあると思いますか。PRが本当に足らないのか。私は別にPRだけではないと思います。その点どうでしょうか。
○武田委員 加入しようと思ったら資格がなかったという方が非常に心配をしています。ところが私はこの問題をいろいろな方に聞こうと思って、農協のおえらい——おえらいという言葉を使わしていただきます。非常におえらい方、そういう方々に伺おうと思ったらみんな勘弁してくれと言って逃げるわけです...全文を見る
○武田委員 これは絶対怠らず指導監督してください。いかに指導徹底が行き届かないかという例を後でもう一つ移譲年金のところで出しますが、ひとつその点は心に刻みつけて実践に移していただきたいことをお願いします。次に、高齢者の未加入者の救済ということについてどういうふうに考えているか、こ...全文を見る
○武田委員 それではそれは努力にまつことにいたしまして、いまのような加入できなかったというような方がないようにひとつ極力努力していただきたいと思います。  ところで、農業人口が年々減少しています。これは間違いない事実ですが、さらに農村における老齢化というのも非常に高くなってきま...全文を見る
○武田委員 それで、特定後継者の問題を伺いますが、これは五十一年の五月ですか、法改正が行われましたね。ことしの一月から適用される。いまそれに当てはまるような方々の数は大体どのくらいなんですか。まずお聞きしたいと思います。
○武田委員 一月から適用されるわけです。それで昨年からもう半年、その年でも半年はたって、さらにもう半年、約一年たつわけですが、これは非常に積極的でないように思うのですが、どうですか。というのは、わが宮城県の場合を申し上げて恐縮なんですが、そのPRをことし始めたというのですよ。こと...全文を見る
○武田委員 感じたら、相手にも感じさせるようにひとつお願いしたい。  それから、そのための四条件がありますけれども、これが厳しいのじゃないかということが出ています。たとえば宮城県だと百二十アールですか、それくらいの農地面積を持っていなくちゃいけない。ところがこれは実情に合わない...全文を見る
○武田委員 これは問題があるのでまた後で質問しますが、次に、経営移譲年金の問題を取り上げてみたいと思うのです。  これは非常に富んでおります。御承知のとおり、これは老後の生活の保障にもなるし、経営の若返り、近代化をねらったものでございますが、ただ、その、実効性を阻害する要素が何...全文を見る
○武田委員 これがもし一%上がった場合、掛金の寄与率といいますか、それはどの程度と見ておりますか。
○武田委員 今後のことを考えると、これは見積もりが何か非常に低いのではないかという気がしてなりません。現在のところそういうふうな感じですが、この農業者年金の場合、他の年金以上に加入者の年齢が、先ほど言いましたように若年層が非常に少ないという特徴から考えますと、十年、二十年後のこと...全文を見る
○武田委員 この移譲年金は五十一年から大正五年の人がもらい始めた。これは非常に喜んでいるという話も聞いています。しかしながら、先ほど言いましたように老後の生活の保障とか経営の若返り、近代化ということで考えますと、これはその金がもらえる期間が短過ぎるのではないか、また十分の一という...全文を見る
○武田委員 それで、老齢年金のところにちょっと入っていきますけれども、経営移譲ができない人が出ているのです。また、これは出てくるはずです。息子が土地も要らない、また売るにしても買い手がつかないし、そのままいくというケースがあるとすれば、移譲できる人とできない人の間に相当な開きが出...全文を見る
○武田委員 先ほど聞きますと、移譲される率が四〇%という話です。六〇%の人が移譲できない可能性を含んでいる。また現在そういうような現実があるとすれば、こんなに開きがあるとすれば、移譲することができない人はお気の毒ですね。何かその人たちに対して、同じ農業者として一生懸命日本の農業を...全文を見る
○武田委員 そうしますと、老齢年金の引き上げということを先ほど何回も言っていますけれども、これはやはり考えてあげることはどうしても必要だと思いますね。どうでしょうか、その点は。
○武田委員 次に、遺族年金の制度というものを創設する考えはないかどうか、その点をお聞きします。
○武田委員 農業というものを考えたときには、やはり家族の協力というのはこれは絶対必要。特に妻やその嫁という立場の、要するに女性の力があずかって大きい現在でございます。いまの答弁を伺いまして私はそういう方々が希望ある日が近いのだということを確信しておるのですが、そのとおり確信してよ...全文を見る
○武田委員 努力しないと農業離れがはなはだしくなりまして、食べ物がつくられなくなるような事態がないとは言えないわけです。現実に、この間千葉のあるところに行ってまいりましたら、非常に大変な状態です。私どもの宮城県においてもそういう農家離れというのはどんどん激しくなりまして、土地とい...全文を見る
○武田委員 その問題はそのくらいにしまして、経営移譲年金というのは、農業経営主とそれから農業生産法人といいますか、その構成員がその対象となっているわけですけれども、この農業生産法人の位置づけを日本の農政の中でどのように考えているのか、まずその点をお聞きいたします。
○武田委員 そうすると、今後もそれは積極的に推し進めていく方向だということですね。  それでは、その生産法人の構成員の経営移譲の要件というのはどういうふうになっていますか。
○武田委員 ところがその面積要件を満足させるのは非常に困難だというところもあるのです。そしてまた、そのために生産法人を解体した方がいいんじゃないか——現実に解散してしまった農家もあるというふうに聞いておりますが、その実態はどうですか。そういう実態はないでしょうか。私はそういうこと...全文を見る
○武田委員 せっかくこれを進めていこうというのですから、よく調査した上で、その要件が果たして本当に厳しい要件ではないかどうか、大丈夫かという点もあわせて検討なさるべきだと私は思うのでございます。その点をお願いして次の問題に移りますが、税金の問題です。  生前一括贈与ということに...全文を見る
○武田委員 それをやはり変える必要があるんじゃないでしょうかね。これからそういう寿命が伸びていきまして、そういうものが出てくるということを考えるとこれは検討する必要があると思うのですが、どうでしょうか。
○武田委員 時間がなくなりましたので次に移ります。  いわゆる農林漁業団体職員の問題、これについて農林大臣にちょっとお聞きしたいと思うのですが、この団体職員の役割り、使命というものを政府はどのように認識しておりますか、ちょっとお聞かせいただきたいと思うのです。
○武田委員 それでは農林省の関係の方にお聞きしますが、農協あるいは漁協の実態というのはよく知っているはずだと思いますが、先ほども社会党の委員の方から指摘があったように、まず給料は非常に低いのが通例です。農協も低いのですが、漁協というのはもっとひどい。まあ一度全国の漁協の特に本来の...全文を見る
○武田委員 先ほどこういう団体職員の役割り、使命というのは非常に重要なものであるということをお聞きしました。農業が本当に農家の方々とともに発展していくかどうか、そういう側面から、あるいはいろいろな角度から支えていく力になる優秀な人間がどんどんそういうところに入っていかなければなら...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、以上で終わります。  どうもありがとうございました。
10月27日第82回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○武田委員 私は、いま政府が計画されようとしております米需給均衡対策、この問題につきまして若干の質問をいたしたいと思います。  いま、東北、北海道等収穫期の真っ盛りでございます。実りの秋でございますから張り切って仕事をやる、そういう状況が見られていいわけでございますが、働く皆さ...全文を見る
○武田委員 大臣からは先ほど、この事業を行うためには多くの農家の皆さんたちの協力が必要であるという言葉がたびたび出てまいりました。となれば、協力をいただくだけのいろいろな要素というものがどうしても欠かせない重大なかぎだと私は思うわけでございます。農家の方々がどういうようにこの事態...全文を見る
○武田委員 いままでのとってきた政策というか施策というのが、いろいろのところで失敗といいますか、破綻といいますか、そういうものを見せつけて、何度かこうした問題が、そのたびごとに農家の方々を悩ましてきたわけでございます。いま大臣がいろいろと申されましたが、本当に今後十年あるいは二十...全文を見る
○武田委員 いま話を聞きますと、これが一つの目安だということでございます。とすれば、かなり問題があるということだと思うのです。というのは、まずこれには需要と生産の長期見通しはありますけれども、やはりそれとあわせて農家の経済というか、要するに農家の方々がこういうものを通して安心して...全文を見る
○武田委員 いずれにしましても、いろいろと何やかやと説明があったようですが、こういう見れば見るほど心配になりそうな計画の中でこれが行われるとすれば、非常な問題である。それだけ大きな事業をそうせっかちに来年度から実現していくのだ、実行していくのだというような考えの前に、もっと綿密な...全文を見る
○武田委員 私はそういう理由の前に、これは要するに農家の方々にとっては価格の面で何としても米以外に頼るべきものがなかったという、そういう問題があるんじゃないか、こう思います。農家にとっては最も安定した収入という、その収入源でございますし、これがほかの作物と比較して何よりも魅力であ...全文を見る
○武田委員 これは新聞でちょっと見たのですが、いつまでも奨励金云々というようなものは農家にとってもありがたくないわけでございます。ですから、やはり本体が米と見合うような、そういうものであればという農家の期待をくすぐるかのような話が新聞に載っておりましたが、澤邊官房長が、将来は奨励...全文を見る
○武田委員 この問題はそのまま素通りできない問題でございますから、私はこの事業を始める肝心かなめの問題として、本当に温かい配慮をしてひとつ検討していただきたいということをお願いする次第でございます。  そこで、ちょっと聞いたのですが、どうも何か来年の米価を上げないようにしようと...全文を見る
○武田委員 農家の方々が神経がぴりぴりしているときでございますから、不用意だと私思うのですが、そういう生産意欲を失わせるような、神経をとがらすようなことはひとつ慎重に対処していただきたい。これはこの点でとどめておきます。  次に移りますけれども、生産者の皆さん方にいろいろと協力...全文を見る
○武田委員 その弁当給食についてちょっと聞きますが、これは教育上非常にいいという方々が多うございます。御飯を炊く、そうすれば子供が弁当を持っていくということだけでなく、それと関連をして親も御飯を食べるようになるのではないかという波及効果は大きい。ところが、この点は文部省が物すごく...全文を見る
○武田委員 それから、一般の消費の拡大につきまして、ある県などでは県知事さんのあれなのでしょうか、何か一日は食堂では米しか出さないようにしている、そういうところもあるんだそうでございますが、そういう姿勢というのは、いろいろ評価されるでしょうけれども、私は米の消費を拡大していこうと...全文を見る
○武田委員 もう時間もありませんので、次に移りますが、この案の中に「農協等による水田の管理転作、地域ぐるみで計画的に行う転作等」云々という項がございますが、この農協等による水田管理の問題について二、三お聞きしたいと思うわけであります。  その前に、これは昭和五十一年度の水田総合...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後に一つ。  いろいろとこのほか問題がたくさんあるような計画だと私は思うわけでありますけれども、こうした計画を実施するには、どうしてもそうしたいろんな問題というものをきちっと整理し、それの解決をめどにした実施でなければ、私は安易にこの計画という...全文を見る
○武田委員 以上で終わります。
11月17日第82回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○武田委員 いよいよあす県への配分が行われるということが聞かれておりますが、そうなりますと、きょうはまさにその配分の前夜であるということで、これは各地域におきまして農家の皆さんは戦々恐々としておるというのが現実の生産調整の問題でございます。  私の宮城県では、これはもう絶対反対...全文を見る
○武田委員 そうしますと、地域のいろいろな実情等々を考え、また農家の意見、各市町村のそういう要望等を考えた上で、要するに無理のない状況の中で行われるであろうということは、これはかたくはないと私はいまの話から想像するのですが、そう理解してよろしゅうございますか。
○武田委員 それはスムーズに行くことを私は期待するのですが、もし万が一なかなか思うように進まないということで、作業に当たる過程の中において配分がきちっと計画どおりにいかないということが裏目に出て、そのために強制的なような、たとえばペナルティーですか、要するにことしやらない分は来年...全文を見る
○武田委員 それで、実は東北市長会で、この問題についてはもうどうしようもないということで、農家と直接接触するわれわれにとって、今回の国の案ではとても農家を納得させる自信がない、農林省に農家を納得させるとらの巻を要求したい、こういう苦悩の発言が出ました。また、ある会合で農協の組合長...全文を見る
○武田委員 その圃場整備が、この目標から非常におくれていますね。大体この目標の半分くらいしか達成していないというのが最近の傾向ですが、これを挽回できるという見通しがあるわけですか。
○武田委員 いずれにしましても、その条件づくりのための整備事業というのは一番大事だと思いますので、その点農家の方が本当に安心できるような体制を私はきちんと示してほしいという要望だけにして、次の問題を質問します。  政府は、転作は第一次減反政策の中でも定着できなかったということは...全文を見る
○武田委員 このデータによりますと、昭和四十八年ごろから作目別の推移をずっと見てみますと、大体、飼料作物も野菜も豆も、その他作物等についてもずっと減ってきています。特に飼料作物については、東北の場合二五%、北陸で三五%、これは五十年度の稲作転換の実施状況、食糧管理月報の資料により...全文を見る
○武田委員 決意どおり、農家の期待のとおりきちっとやっていただきたいと思います。  次に移ります。政府は、農林省は米が余っている、こう言うわけでございますが、余らないようにすれば一番いいわけです。その方法をいろいろ考えているわけですが、われわれ宮城県に住んでいる、また、そこで農...全文を見る
○武田委員 ということは、ひとつおいしい米を各地の生産環境に合わせてどんどんつくって国民に提供してほしいということになるわけだと思います。とすれば、これは大変な努力が要ります。収穫にしましても二割から三割五分くらいは減るわけでございます。消毒するにしても手間も大変かかります。苦労...全文を見る
○武田委員 では、そのくらいにしておきまして、次にちょっと転作作物の技術的な問題をお伺いしたいと思います。  麦あるいは大豆その他いろいろな飼料作物等々、そういう転作作物に対するいろいろな技術指導というのは非常に大事だと私は考えておりますが、そういう技術研究、これはたとえば麦と...全文を見る
○武田委員 それで、先に答弁いただいた方にお聞きしますが、そういういろいろな研究をいろいろ進めている過程で、今回のこの生産調整の中で、いろいろ転作作物が植えられて、果たして期待するような成果が十分に上げ得るという確信がある、また、そういう技術あるいは研究者等の指導を通して、農家の...全文を見る
○武田委員 そうしますと、いまの条件にかなう、たとえば東北だけを例にとっても結構ですが、いまの条件にかなうような水田というのは、東北にはどのくらいあると見ておりますか、概数で大体わかれば……。
○武田委員 それでは、次に移らしていただきますが、普及員の問題で、かなりオーバーウエート、仕事が過重であるということは、前にちょっと質問いたしまして、その過重負担を解消してほしいということを私要望して、いろいろとそのための努力をしているようなことは聞きましたけれども、この話が出て...全文を見る
○武田委員 もう一つ関連して聞きますが、たとえば全然そういう経験がなかった普及員等が、そういう作物の指導あるいは教育というものに当たる場合、やはり二カ月とか半年とかあるいは一年とかという、何かきちっとマスターして、そういうものを安心して農家の人に指導できる、教育できるという、そう...全文を見る
○武田委員 聞きますと、約一万数千人の普及員の職員の方がいるということですが、人数をふやさないといういまの政府の行き方からすれば、減らしてもらっては困るのですが、これはふやさないということになると、その中でフル回転してどの程度実効あらしめることができるかというと非常に心配だし、ま...全文を見る
○武田委員 そうすると、その基準の中に、そういうものも県によってあるいは話し合いでいいだろうとなれば、これはきちっと国の方としての転作奨励金のそういう適用の中に入るということですね。
○武田委員 それをだれか転作をする人を探してさせるわけです。いなければ農協で、荒らさないようにきちっと手入れをする、管理するという人を探さなくてはいけない。そういうのができない、不可能だというような場合、どうなりますか。
○武田委員 それじゃもう一つ聞きますが、この管理費ですね。大体、転作する人が出ないとなると、管理させる管理費というのが必要になってくる。これは何か聞きますと、各地域の農協単位で決めてほしい、要するに農家の間で話し合いをして決めてほしいと、こういうことですが、そうなりますと、いろい...全文を見る
○武田委員 ひとつトラブルのないようにやっていただきたい。これはお互いに近くに住んでいるわけですから、そういう金の問題になりますと、つい隣の親しい仲も何とやら、こうですから、特にこの点についてはお互いが納得いくような、そういう体制で行われるような監督、指導をぜひ強化していただきた...全文を見る
○武田委員 それでは、時間が来たのですが、一つだけ最後に。  いまの件ですが、そうしますと、減船対象の措置、処理決定、これは見通しというのは、各そういう会社なりあるいは企業の方には指示してちゃんと教えていただけるわけですか。  それから、もう一つ、スクラップの問題が出ましたが...全文を見る
○武田委員 どうもありがとうございました。
11月22日第82回国会 衆議院 農林水産委員会 第9号
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○武田説明員 本法が施行されましたときに、農林漁業金融公庫としてそれに対応する準備ができておるかという御質問でございます。  先生御承知のように、水産関係の融資につきましては、私ども公庫発足当時以来相当幅広く行ってまいっております。水産関係の専門家も多数養成されておりますし、ま...全文を見る
○武田説明員 今度の資金につきまして、私ども農林漁業金融公庫が融資の窓口として指定されることになろうとしておるわけでありますが、これについては、公庫で扱ったらどうかという水産加工業者の多年の御意思が一部実現されたものだと思って、私どもとしては非常に一生懸命この融資について取り組ん...全文を見る
○武田委員 法案につきまして、私は宮城県塩竈の問題を中心に、大臣に二、三質問をいたしたいと思います。  御承知のとおり、二百海里、そして北転船の問題で、全国的に影響が非常に多かったのは東北、北海道、なかんずく塩竈じゃなかろうかということをいろいろな角度からぜひ知っていただきたい...全文を見る
○武田委員 それでは、その「寒天」の下にある「その他の加工食品」、この「その他」というのはどういう種類ですか。これは全部、できれば、種類が少なければ明示してほしいと思います。
○武田委員 長官、ちょっとお聞きしますけれども、焼き魚というものを知っておりますか。
○武田委員 塩竈ではこの焼き魚業者というのが約五十業者おります。この五十軒が一般の加工業に占めるウエートが非常に高いわけでありますけれども、これはカレイ類を焼いているわけでありまして、非常においしいわけでございます。しかしながら、こういう業者というのは非常に零細の中の零細、ところ...全文を見る
○武田委員 この焼き魚業者が外されるという理由には、どうも名前として焼き魚業者というものがないからだ、焼き魚業者というのが不適当であるならば、名前を変えて、この業種の中にはっきりと示しておいてもらえば、われわれは肩身の狭い思いをしないで借りられるんだということで、何とか特認事項と...全文を見る
○武田委員 それじゃ、次にお願いしますが、一項の中に「水産加工品の製造又は加工のための施設の改良、造成」云々というようにありますが、塩竈にはまた流通業者というものがたくさんいるわけでございます。流通業者というのは何だと聞いたら、大体わからないと思います。正確に流通業者とは何だと聞...全文を見る
○武田委員 こういう方々は、品物を買っておかなければならないわけです。でないと、いま大手の皆さん方によってもうわれ勝ちに買い占めということも行われておりまして、そういう方々が、たとえばギンダラとかそういうものは、もうこの間行ったらわれわれにはいままでの三分の一しか入らないというよ...全文を見る
○武田委員 いまそういうお話がありましたけれども、いろいろ前回の経過などを踏まえますと、やはり地元の皆さんにとりましては、万が一のことを考えておかなければならない、そういう厳しい状況の中で交渉が進められていくと思います。  そこで、万々が一今後そういうことでさらに第二次の減船と...全文を見る
○武田委員 水産庁、今回の減船につきまして、その船主に対してどのくらいの補償金を平均して払っているわけですか。
○武田委員 北転船の場合は、それじゃどうなっておりますか。
○武田委員 水産庁長官、これは非常に大変な問題だったのです。ですから、実際問題として頭の中にそのくらいの金はぽんと入っていてほしいと思うのです。三億一千万、一億七千万と一億四千万とあるのだというくらい、ちゃんと出てこないと、一生懸命になって考えたということは私は言えないと思うので...全文を見る
○武田委員 そこで、一億七千万円の中の船員の給与、退職金というものはどのくらいが一つのめどだったでしょうか。たとえば、仕込み料とか修理等々のそういう経費を引いた船員の給与、退職金、これはどのくらいの金額……。
○武田委員 いろいろと船主側あるいは乗組員の皆さんの話を聞きますと、船主の方では、この間、乗組員一人につき固定給の六カ月分を上限に勤続年数に応じて傾斜配分をする、そういう案を出したそうですか、それが最近になって撤回されて、一律固定給の六カ月分、平均にしまして八十六万八千八百円、こ...全文を見る
○武田委員 大臣、何か大臣として、こうしたらいいんじゃないかという妙案はないでしょうか。これは時間が長くなるにつれて非常に険悪の度合が強くなります。いままで親しかった仲も、また静かな漁村も、そういう金というものを媒介として険悪になってくる、これはゆゆしき問題です。人数は百人か百五...全文を見る
○武田委員 時間がなくなりましたので、最後に、これまた塩竈にとっては死活問題でもある水産加工団地の問題でございます。  大臣も塩竈の水産加工団地をごらんになったと思うのですが、昭和四十二年、これは全国の初めてのケースとして、モデル地域として大いなる期待を受けて始まった注目の事業...全文を見る
○武田委員 時間が来ましたので、最後にお願いしますが、この加工団地がこういう状況になったのは、一つにはやはり石油ショック、さらに二百海里の結果による問題というのが相当な比重があるということも十分勘案した上で、いま大臣が答えられた前向きの姿勢を加工団地のためにぜひお願い申し上げまし...全文を見る